JPH06299712A - 家 屋 - Google Patents

家 屋

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JPH06299712A
JPH06299712A JP5109962A JP10996293A JPH06299712A JP H06299712 A JPH06299712 A JP H06299712A JP 5109962 A JP5109962 A JP 5109962A JP 10996293 A JP10996293 A JP 10996293A JP H06299712 A JPH06299712 A JP H06299712A
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JP
Japan
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space
heat
floor
wall
air
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JP5109962A
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English (en)
Inventor
Hideki Takiguchi
英喜 滝口
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IG Technical Research Inc
Original Assignee
IG Technical Research Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24TGEOTHERMAL COLLECTORS; GEOTHERMAL SYSTEMS
    • F24T10/00Geothermal collectors
    • F24T10/10Geothermal collectors with circulation of working fluids through underground channels, the working fluids not coming into direct contact with the ground
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/10Geothermal energy

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Residential Or Office Buildings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自然エネルギー(地熱、水、ソーラ)を高断
熱、高気密家屋にクリーンな補助エネルギーとして活用
し、居住性、エネルギーコストの低減を図ることであ
る。 【構成】 高断熱、高気密構造の家屋において、前記土
間もしくは土間と床18間の空間に床下空間暖房部8を
設け、かつ土間の一部に補助熱源となるクリーンエネル
ギー供給部28を形成し、また、内壁19、床18、天
井17等に通気口20を形成して居住空間2と床下空間
3、壁内空間7、および小屋裏空間1を連通化し、かつ
前記居住空間2の少なくとも1ケ所に排気口22を設
け、排気口22と外部および外部と床下空間3の壁内空
間7の間に熱交換型換気扇23を一体に連結した家屋A
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高断熱、高気密構造の家
屋において、夏、冬ともクリーンエネルギーの補助熱源
で省エネルギーを図ると共に、ダニ、カビの発生もな
く、しかも酸素濃度も確実に維持でき、さらに居住空間
内の天井、床間の温度差も少なくて快適で安全で衛生的
なセントラル換気型の家屋に係るものである。
【0002】
【従来の技術】高断熱、高気密構造の家屋は省エネルギ
ーが図れ、かつ換気思想を持つ家屋としては、特公昭
64−6367号公報、特開昭64−58949号公
報、実開平1−158038号公報、特開平3−9
9147号公報、特開平4−216738号公報が知
られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
たような家屋には下記するような諸点において不利があ
った。すなわち、前記では小屋裏空間と床下空間を連
結したダクトの小屋裏空間に切替弁付の通気ファンを設
け、しかも冬の暖房の熱源として太陽熱を利用し、夏場
の冷房法としては小屋裏の排熱と北側の冷気の利用を図
る構造のためその温度低下(冷房)は最大でも外気温ま
でであり、快適な涼しさを得るには無理があった。勿
論、冬場、寒冷地においてはソーラ熱だけの熱源による
暖房は不十分であり、主暖房としてのストーブ等の排気
ガスの発生を考慮すると安全、衛生上セントラル換気が
不可欠であった。
【0004】また、前記は大要量の小屋裏空間を利用
せず、しかも内、外壁間の通気路の活用も全くなく、地
熱を居住空間に放出し、換気と排熱利用を図った構造で
ある。この構造では木造、鉄骨に活用できず、設備費が
膨大で、維持費も高くなる不利があった。
【0005】さらに前記は断熱構造の建物で熱交換を
行う構成だけであり、前記はソーラと生活排熱の活用
と蓄熱材としての床下空間の利用等であり、地下空間の
冷気を夏季に利用し、快適居住空間としたり、ダニ、カ
ビの発生しない構造も付加されない家屋である。
【0006】前記は冬季に対し十分な対策が採られて
いるが夏、冬季の省エネルギーに地熱を利用する思想が
全く存在せず、さらに梅雨時、夏季の快適性、省エネル
ギーのメリットも享受できない不利があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するため、家屋全体を高断熱、高気密構造とし、
かつセントラル換気と熱交換型換気扇による有効な廃熱
利用と安全性の強化を図り、さらに年間の平均温度が約
5〜15℃の地熱を活用してより省エネルギーを強化す
ると共に、自然の温度による快適な居住空間とした家屋
を提案するものである。
【0008】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る家屋につ
いて詳細に説明する。図1は上記家屋Aの代表的な一実
施例を示す説明図であり、1は小屋裏空間、2は居住空
間、3は床下空間で、それぞれ天井17、床18、内壁
19によって区切られた家屋Aの内部空間である。
【0009】4は断熱層で少なくとも家屋Aの内部と外
部aの熱の出入を遮断するものであり、副次的に防音
性、気密性、防火性を有するものである。さらに説明す
ると、断熱層4は屋根断熱層5と外壁断熱層6とからな
り、それぞれボード状、マット状、シート状の部材、
あるいは屋根材5a、外壁材6aと一体になった部
材、もしくは現場吹付のポリウレタンフォーム、ポリイ
ソシアヌレートフォーム等である。
【0010】具体的に説明すると、上記としてはポリ
スチレンボード、ポリウレタンボード、ポリイソシアヌ
レートフォームボード、フェノールフォームボード、塩
ビフォームボード等の単体、もしくはこれらの少なくと
も片面にシート材を一体に固着した部材等である。
【0011】また、上記としてはの少なくとも片面
に表面処理鋼板、アルミ亜鉛合金メッキ鋼板(アルミ含
有量55%、5%位のwt%)、ステンレス板、アルミ
ニウム板、チタン合金板、銅板等の1種以上を一体に接
着した複合板(カナッペ構造、サンドイッチ構造等)で
ある。なお、屋根材5aとしては金属系、瓦、コンクリ
ート系、セメント系のいずれでもよく、外壁材6aとし
ては金属系、窯業系、ALC系、木毛系の1種からなる
ものである。
【0012】さらに、屋根断熱層5、外壁断熱層6を形
成するには垂木、母屋上、または主柱、間柱等の躯体B
上に直接、もしくは後記する防湿シートを介在し、かつ
高気密を有して施工するものである。
【0013】7は壁内空間で図2に示すように外壁断熱
層6と内壁19間に躯体B間の空間を利用して形成した
ものであり、小屋裏空間1と床下空間3とを連通化し、
自然対流等によって空気が流れる空間であり、冬期にお
いて床下空間暖房部8によって加温された空気によっ
て、内壁19面から居住空間2を暖房するのに役立つも
のである。
【0014】床下空間暖房部8は冬期において床下空間
3内を加温すると共に、地面からの湿気の侵入を遮断す
るものであり、この床下空間暖房部8は例えば図3に抽
出して示すように土間断熱層9、コンクリート層10、
熱媒体用パイプ13から構成されたものである。さらに
説明を加えると、土間断熱層9は、ポリスチレンフォー
ム、ポリウレタンフォーム、フェノールフォーム等の硬
質プラスチックフォームで独立気泡発泡組織で密度が3
0〜100kg/m3 程度の圧縮強度のあるもの、ある
いはALC板、木片セメント板、木毛セメント板等の少
なくとも一種からなり、厚さが10〜100mm程度の
ものである。この土間断熱層9は熱媒体用パイプ13内
に温水等の熱媒体を通して土間暖房を行う場合、この熱
が地面に放出されるのを阻止するためのものである。な
お、土間断熱層9は独立気泡発泡組織の硬質プラスチッ
クフォーム等からなる場合には防湿性を有し、地面から
の水分が家屋A内に侵入することがないが、ALC板、
木毛セメント板のように浸湿性の素材を用いた場合は、
2点鎖線で示すように、あるいは土間断熱層9とコンク
リート層10の中間(図示せず)に防湿シート14を敷
設することが好ましいものである。勿論、硬質プラスチ
ックフォームと防湿シート14を併用することも可能で
ある。
【0015】コンクリート層10は、蓄熱材、熱媒体用
パイプ13からの熱の分散、放熱材として機能すると共
に熱媒体用パイプ13を埋設することにより、熱媒体用
パイプ13内に万一水が貯留し、これが凍った際に熱媒
体用パイプ13が破裂するのを防止するのにも役立つも
のである。熱媒体用パイプ13は、例えば図4、図5に
示すように配管するものであり、ボイラー等の熱源15
から補強ベースコンクリート層11上の出入口までは、
断熱材16で被覆することが好ましいものである。
【0016】この熱媒体用パイプ13は、鋼管、プラス
チック管等からなり、内部に不凍液、熱媒体ガス等の熱
媒体を通すことにより、土間暖房を行うものである。な
お、熱媒体用パイプ13は土間断熱層9上に配設し、こ
れをコンクリート層10にて埋設したり、図3に示すよ
うに、コンクリート層10を便宜上補強ベースコンクリ
ート層11と土間コンクリート層12に区分し、補強ベ
ースコンクリート層11上に配設し、土間コンクリート
層12で埋設することも可能である。特に後者の場合、
補強ベースコンクリート層11はコンクリートの打込だ
けでなく、PC板を用いることも可能である。
【0017】また、床下空間暖房部8としてはコンクリ
ート層10上に図6に示すようにFFストーブ、パネル
ヒータのように排気ガスを外部aへ導出するか、排気ガ
スを排出しない放熱機Cを載置し、この熱源を必要によ
りパイプ等で床下空間3に分散して送給することもでき
る。
【0018】さらに説明を加えると、床下空間暖房部8
によって加温された床下空間3の空気は、床18面から
居住空間2を暖房すると共に、加温されたことによる上
昇力によって壁内空間7を小屋裏空間1に向かって上昇
する。この際、内壁19を介して居住空間2を暖房す
る。このため居住空間2では床18、内壁19の相方か
ら暖房されることになり、ほぼ均一に暖房されることに
なる。しかも家屋A内の居住空間2全体に暖房が施され
るため、各部室が一様な温度となり、ヒートショックも
防止でき、快適な居住空間2となる。
【0019】20は通気口で、内壁19、床18、天井
17等に形成し、居住空間2と床下空間3、小屋裏空間
1、壁内空間7を連通化し、床下空間暖房部8によって
加温された空気の一部を直接居住空間2へ取り入れるた
めのものである。特に通気口20を図1のように窓21
の下部に設けた場合は居住空間2に床下空間暖房部8で
加温された空気を直接取り入れると共に、壁内空間7を
上昇する空気が窓21によって上昇を止められ、停滞す
るのを防止し、内壁19の温度ムラを阻止するためのも
のである。なお、通気口20にはルーバー、開閉機構、
ファン等を内蔵することも可能である。
【0020】22は排気口であり、例えば天井17に少
なくとも1ケ所配設すると共にパイプ24によって熱交
換型換気扇23と結ばれたものである。この排気口22
は居住空間2で発生した汚れた空気を排出するためのも
のであり、通気口20と共に居住空間2を空気の循環の
1経路とすることにより換気を行うものである。
【0021】熱交換型換気扇23は小屋裏空間1、床下
空間3等の家屋A内の任意位置に配設し、居住空間2か
ら外部aへ放出する空気と、外部aから家屋A内に取り
入れる空気との間で熱交換を行うものである。なお、熱
交換型換気扇23を介して取り入れられた空気はパイプ
25によって床下空間3に放出する。これは床下空間3
の空気は床下空間暖房部8によって加温され、壁内空間
7を上昇するが、この上昇力を助長すると共に、通気口
20を介して居住空間2に新鮮な空気を供給するための
ものである。また、熱交換型換気扇23自身には吸、排
気用のファンを内蔵しているが、補助的に排気口22、
パイプ24、25にファンを配することもできる。
【0022】またパイプ25の床下空間3側には図7、
図8(a)〜(h)に示すような分散ダクト26を取り
付け、熱交換型換気扇23を介して取り入れた外部aの
空気の放出を広範囲で行うことが好ましいものである。
すなわち、図7は金属、プラスチックからなるパイプ状
のものをアンテナ状、あるいは図示しないが、渦巻状等
に形成し、四角形状、円形状、長円形状等のスリット2
6aを有するものである。また図8(a)、(h)は連
通組織からなる空隙を有する素材、例えばグラスファイ
バー、プラスチックファイバー、鉱物繊維、金属繊維等
の繊維質材料、連通気泡組織のポリウレタンフォーム、
ポリウレアフォーム等の合成樹脂発泡体、多孔質セラミ
ック等を断面リング状、四角性状、三角形状、多角形状
等のパイプ状に形成したものからなり、これを図9
(a)、(b)に示すように配したものである。この場
合、連通組織の空隙がスリット26aの役目を果たすた
め、均一的な吸引、放出を行うことができるものとな
る。
【0023】27はセンサーで、主に温度を測定し、副
次的に湿度、空気の汚染度等を計測するものである。こ
のセンサー27は居住空間2の温度の変化等に応じて熱
交換型換気扇23を制御するためのものである。すなわ
ち、日射量が多い時、あるいは床下空間暖房部8を加温
しすぎた場合、居住空間2における温度が高くなってし
まうが、この場合、熱交換型換気扇23を熱交換換気か
ら通常換気に切り換え、かつ、換気量を増大させること
により冷たい外気を取り入れ速やかに設定温度に戻すた
めのものである。また居住空間2の空気がタバコ等によ
って汚染されたり、湿度が外部aより高くなった場合は
熱交換型換気扇23の換気量を増大させることにより、
これらを解消することができる。なお、このセンサー2
7は床下空間暖房部8の制御も行い兼用することも可能
である。またパイプ24、25、排気口22等にファン
を装着した場合は連動させることもできる。
【0024】28はクリーンエネルギー供給部(以下、
単に供給部という)で、例えば地熱、水等のクリーンエ
ネルギーを例えば地下室的空間から集熱するように家屋
Aの土間コンクリート層12の一部、例えば図1に示す
位置、もしくは土間コンクリート層12の外部a、例え
ば敷地内に防水、防湿構造で図10に示すように形成し
たものである。この供給部28は平均の年間温度が5〜
15℃内の例えば地熱Dを冬は暖房に、夏は冷房用に活
用する空気を供給する集熱空間凹部Eであり、容積は地
域によって約3〜100m3 位の大きさとし、構造例と
しては図10に示すように地下室的空間29に開閉可能
な蓋30を設置し、かつこの蓋30に、もしくは一点鎖
線で示すように地下室的空間29の外に設置した送風機
31a、あるいは除湿機付送風機もしくは熱交換型換気
扇等の送風機31を装着し、地熱Dを家屋A内の各空間
1、2、3、7に送給し、これら空間の温度を上昇、も
しくは低下させて快適にするものである。なお、効率の
強化を図るためには目的位置までの導出パイプ32を植
設するものである。また、前記凹部壁内は断熱層4、コ
ンクリート層10によって形成された槽状のものであ
る。
【0025】ここで空気の流れについて簡単に説明す
る。まず冬期においては、図1に示すように外部aから
取り入れた空気は熱交換型換気扇23を通って床下空間
3に放出される。床下空間3では床下空間暖房部8によ
る加温と、供給部28からの地熱D(約13℃)による
加温および熱交換型換気扇23からの空気の供給によっ
て圧力が加わるため、床下空間3内の加温された空気は
壁内空間7を上昇し、小屋裏空間1、および通気口20
を通って居住空間2に移動する。居住空間2に移動した
空気は拡散し、最終的には排気口22を通り熱交換型換
気扇23を介して外部aへ放出される。なお、熱交換型
換気扇23では外部aから取り入れる空気と、外部aへ
放出する空気とで熱交換が行われる。夏期においては、
床下空間暖房部8を停止し、熱交換型換気扇23による
換気を行う。なお、居住空間2より外気温が低い初秋、
晩春は熱交換換気扇23の稼動を停止させ、必要により
供給部28の送風機31を稼動させ、自然環境による快
適空間とするものである。
【0026】以上説明したのは本発明に係る家屋Aの一
実施例にすぎず、図1に点線で示すように、小屋裏空間
1に集気ダクト33を配設し、小屋裏空間1の空気を居
住空間2の空気と共に熱交換型換気扇23を介して外部
aへ放出することも可能である。また図11に示すよう
に小屋裏空間1から床下空間3にダクト34を配設し、
ファン(図示せず)によって冬期は小屋裏空間1の空気
を床下空間3に送風したり、また夏期において床下空間
3の空気を小屋裏空間1に送風することによって、冷暖
房の助長を行うこともできる。さらに、図11に点線で
示すように、居住空間2の中で浴室、台所のように湿気
を多く発生する場所に換気扇35を配設し、外部aへ直
接水分を放出することも可能である。この場合、熱交換
型換気扇23で熱交換を行う際に、外部aへ放出する空
気に水分が多く含まれていると熱交換型換気扇23内で
結露が発生し、効率の低下を招くので、これを阻止する
ことを可能とすると共に、台所、浴室で発生した水分が
居住空間2全体に拡がるのを阻止し、居住性、家屋Aの
耐久性の向上を図るのにも役立つものである。なお、換
気扇35は熱交換型換気扇23を用いることが好ましい
ものである。また、換気扇35は湿気センサーによっ
て、湿度が高くなった時のみ稼動させることも可能であ
る。また床下空間3に開閉機構付きの床下換気口36、
小屋裏空間1に開閉機構付きの小屋裏換気口(図示せ
ず)を設け、夏期に自然対流による換気を行うようにす
ることも可能である。
【0027】また、集熱空間凹部Eは図11に示すよう
に家屋A外へ形成し、外気Fを閉塞された上記集熱空間
凹部Eに除湿機付の送風機31、パイプ37を介して供
給し、この集熱空間凹部E内の冷気、あるいは暖気を送
風機31、パイプ37を経て土間コンクリート層10上
に配した複数のスリットを有するパイプ37a、もしく
はパイプ25へ直結して熱交換型換気扇23へ送給し冷
房、暖房の各機能を季節によって発揮するものである。
【0028】さらに、その他の地下室的空間29の実施
例としては図12、図13、図14および図15の構造
に形成することもできるものである。すなわち、図12
は土間断熱層9とコンクリート層10とした土間の一
部、もしくは全体面積の1/3位に空気、水等の1種以
上を循環する埋設パイプ38に送風機、あるいは送水ポ
ンプ等の供給機39を直結したり、図13に示すように
地中に埋設した中空パイプ40の外周面に水、空気を循
環させるパイプ41を複数本土中に埋設し、これらを連
続して床下空間3を冷、暖房する構造にすることもでき
る。なお、供給機39(除湿機付も含む)は外部aのメ
ンテナンス容易なところへの設置が好ましい。
【0029】図14は土間上に防湿シート14と蓄熱材
42を積層した土間である。図15は家屋Aの土間の外
部a、もしくはその近傍に集熱空間凹部Eを設け、この
集熱空間凹部Eに水Gを約半分以上供給して循環させ、
この水中もしくは水面から蓋30までの空間Hに導出パ
イプ32を介在し、水、冷気による暖房、冷房を補助的
に作用する構造としたものである。なお、この場合ヒー
トポンプ43、除湿送風機44、水供給機45は目的に
応じて設置するものである。
【0030】さらに、図16に示すようにソーラ46を
利用し、その熱エネルギーを空気、水等に置換、伝導す
ると共に、床下空間3の冷、暖房に活用することもでき
る。なお、47は水あるいはエアの導管、48はポン
プ、49は循環パイプ25、50はポンプである。
【0031】
【発明の効果】上述したように本発明に係る家屋によれ
ば、(1)高断熱、高気密構造とし、かつクリーンエネ
ルギーの地熱、水等をクリーンエネルギー供給部によっ
て年間に亘り、システムの中に組み込まれるため、安全
で、快適な、その上、省エネルギーとランニングコスト
の大幅な改善が図れる。(2)クリーンエネルギー、無
尽蔵エネルギーで、かつ各地域に対応した熱源を使用す
るため自然環境とマッチングする。(3)空気循環シス
テムに地熱等のクリーンエネルギーを補助熱源として採
用したため快適性がより強化される。(4)結露、ダ
ニ、カビの発生もなく、家屋の腐食もなく、耐久性に富
む。等の特徴、効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る家屋の代表的な一例を示す説明図
である。
【図2】図1における壁構造の一例を示す斜視図であ
る。
【図3】図1における床下空間暖房部を示す説明図であ
る。
【図4】床下空間暖房部における熱媒体用パイプの配設
例を示す説明図である。
【図5】床下空間暖房部における熱媒体用パイプの配設
例を示す説明図である。
【図6】床下空間暖房部のその他の実施例を示す説明図
である。
【図7】床下空間に配設される分散ダクトの例を示す説
明図である。
【図8】床下空間に配設される分散ダクトの例を示す説
明図である。
【図9】床下空間に配設される分散ダクトの例を示す説
明図である。
【図10】気密可能な地下室的空間の一例を示す説明図
である。
【図11】本発明に係る家屋のその他の例を示す説明図
である。
【図12】本発明に係る家屋の地下室的空間のその他の
実施例を示す説明図である。
【図13】本発明に係る家屋の地下室的空間の空間を極
少とし、受熱面を大きくした一例を示す説明図である。
【図14】本発明に係る家屋の床下、土間構成の一例を
示す説明図である。
【図15】本発明に係る地下室的空間(水を活用)のそ
の他の実施例を示す説明図である。
【図16】本発明に係る家屋においてソーラをも地下室
的空間に活用した一例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 小屋裏空間 2 居住空間 3 床下空間 7 壁内空間 8 床下空間暖房部 20 通気口 22 排気口 23 熱交換型換気扇 27 センサー 28 クリーンエネルギー供給部 29 地下室的空間 31 送風機 32 導出パイプ 38 埋設パイプ 39 供給機 43 ヒートポンプ A 家屋 B 躯体 C 放熱機 D 地熱 E 集熱空間凹部 F 外気 G 水 H 空間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 小屋裏空間、居住空間、床下空間からな
    り、かつ小屋裏空間、床下空間、および内、外壁間等を
    連通化すると共に、外壁材および屋根材の内側と土間上
    に断熱層等を設けた高断熱、高気密構造の家屋におい
    て、前記土間もしくは土間と床間の空間に床下空間暖房
    部を設け、かつ土間の一部に補助熱源となるクリーンエ
    ネルギー供給部を形成し、また、内壁、床、天井等に通
    気口を形成して居住空間と床下空間、壁内空間、および
    小屋裏空間を連通化し、かつ前記居住空間の少なくとも
    1ケ所に排気口を設け、該排気口と外部および外部と床
    下空間の壁内空間の間に熱交換型換気扇を一体に連結し
    たことを特徴とする家屋。
JP5109962A 1993-04-12 1993-04-12 家 屋 Pending JPH06299712A (ja)

Priority Applications (1)

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JP5109962A JPH06299712A (ja) 1993-04-12 1993-04-12 家 屋

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7234314B1 (en) * 2003-01-14 2007-06-26 Earth To Air Systems, Llc Geothermal heating and cooling system with solar heating
JP2008185323A (ja) * 2007-01-26 2008-08-14 Takahashi Kanri:Kk アース・ソーラーシステム(二槽式)
JP2011226692A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Sekisui Chem Co Ltd 地熱利用システム、地中壁パネル、及び地下用ユニット
JP2012167453A (ja) * 2011-02-10 2012-09-06 Daiken Corp 防湿蓄熱材及び防湿蓄熱性断熱材
JP2013036694A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Nakamura Bussan Kk 地熱利用構造および地熱熱交換器埋設構造

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