JP2005269550A - ピーク電力抑圧装置およびピーク電力抑圧方法 - Google Patents

ピーク電力抑圧装置およびピーク電力抑圧方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 装置規模の増大および記憶領域の利用効率の低下を伴うことなく所望のピークファクタの実現を容易にすること。
【解決手段】 クリッピング部102は、クリッピング係数aに基づいて、送信信号のピーク電力を抑圧する。フィルタ部103は、クリッピング部102によりピーク電力が抑圧された送信信号の帯域を制限する。係数修正信号生成部111は、クリッピング部102に入力された送信信号の瞬時入力電力Pinおよびフィルタ部103から出力された瞬時出力電力Poutをそれぞれ検知する。また、係数修正信号生成部111は、瞬時入力電力Pinおよび瞬時出力電力Poutに基づいて、クリッピング係数aの係数変更量Δaを算出する。係数設定部108は、算出された係数変更量Δaに基づいて、クリッピング係数aを変更する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えばマルチキャリア信号などのピーク電力を抑圧するピーク電力抑圧装置およびピーク電力抑圧方法に関する。
近年、高速無線伝送を実現可能な通信方式として、マルチパスやフェージングに強いマルチキャリア方式が注目を集めている。一般に、マルチキャリア方式では、複数のキャリアに重畳された送信信号が時間軸上で加算されるため、高いピーク電力が生じ得る。このようなマルチキャリア信号の高いピーク電力を抑圧するために、電力の上限を制限するクリッピングと呼ばれる処理が行われることがある。
図18は、クリッピングによりピーク抑圧を行う一般的なピーク電力抑圧装置の構成の例を示すブロック図である。図18のピーク電力抑圧装置では、変調部11で生成した変調信号に対して、クリッピング部12でクリッピングを行う。フィルタ部13では、クリッピングが施された変調信号の帯域制限を行う。帯域制限された変調信号は、ディジタルアナログ変換部(D/A変換部)14でディジタルアナログ変換され、周波数変換部15で高周波信号に変換され、送信増幅部16で増幅され、アンテナ17を介して無線送信される(例えば、非特許文献1参照)。
上述のようなピーク電力抑圧装置においては、変調信号に対してクリッピングを行うことによりピーク電力を制限し(図19)、クリッピングによって発生する不要な帯域外成分をフィルタにより除去することで、周波数スペクトラムの劣化を抑えつつピーク電力を抑圧するが、制限された電力の上限値(閾値)を超えるピーク電力が、帯域外成分除去の結果として再び発生し得る(図20)。
再生成されるピーク電力を低減させ所望のピーク電力対平均電力(ピークファクタ)を実現することを目的とした従来のピーク電力抑圧装置としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。図21は、このピーク電力抑制装置の構成の例を示すブロック図である。図21のピーク電力抑圧装置では、包絡線検出部21で、入力信号の包絡線を検出し、比較部22で、閾値設定部23に格納され予め設定されている複数の閾値と包絡線を比較し、乗算器25で、係数設定部24に格納され各閾値に対応した抑圧係数を入力信号に乗じる。このようにして、フィルタおよび増幅器の出力においてピークファクタを制御し且つ不要帯域外輻射を抑えることを可能にしている。
特開2003−298549号公報(第8頁、第8図) "Effects of clipping and filtering on the performance of OFDM", Li, Xiaodong, IEEE Communications Letters, Vol.2, No.5, pp.131-133, May 1998
しかしながら、従来のピーク電力抑圧装置においては、次のような問題がある。すなわち、従来のピーク電力抑圧装置では、送信される信号に所望の電力特性を持たせるために、抑圧係数のリストをテーブルとして一元的に記憶しておく必要がある。このため、ピーク電力と閾値の電力との差が大きい信号に対して高精度に電力制限を加えようとすると、テーブルのサイズが膨大になる。これに伴ってテーブルの記憶領域を大きくすると、装置規模が増大してしまう。ところが、瞬時電力としてピーク電力に近い電力が発生する確率が非常に低い(例えば10万分の1〜100万分の1以下)ため、このようなテーブルを記憶しておいたとしてもその記憶領域の利用効率は低い。
さらに、従来のピーク電力抑圧装置では、ピーク抑圧処理段のみの入出力電力特性を考慮に入れたピークファクタの制御が行われている。換言すれば、その他の処理段での入出力電力特性を考慮に入れたピークファクタの制御が行われていない。したがって、出力電力の最大値が閾値電力を超過する「抑圧不足状態」が発生したり、閾値電力を超過した入力電力に対応する出力電力が閾値電力よりも小さくなる「過剰抑圧状態」が発生したりするため、所望のピークファクタを実現することが容易でない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、装置規模の増大および記憶領域の利用効率の低下を伴うことなく所望のピークファクタの実現を容易にすることができるピーク電力抑圧装置およびピーク電力抑圧方法を提供することを目的とする。
本発明のピーク電力抑圧装置は、所定の抑圧係数に基づいて、送信信号のピーク電力を抑圧する抑圧手段と、前記抑圧手段によりピーク電力が抑圧された送信信号の帯域を制限する制限手段と、前記抑圧手段に入力された送信信号の入力電力および前記制限手段から出力された送信信号の出力電力をそれぞれ検知する検知手段と、検知された入力電力および出力電力に基づいて、前記抑圧係数の変更量を算出する算出手段と、算出された変更量に基づいて、前記抑圧係数を変更する変更手段と、を有する構成を採る。
この構成によれば、送信信号のピーク電力を所定の抑圧係数に基づいて抑圧する抑圧手段(例えばクリッピング部)に入力された送信信号の入力電力およびピーク電力が抑圧された送信信号の帯域を制限する制限手段(例えばフィルタ部)から出力された送信信号の出力電力に基づいて、抑圧係数の変更量を算出するため、抑圧係数用の膨大なテーブルが不要となり、抑圧手段および制限手段の組合せに対応した入出力電力特性を考慮に入れたピークファクタの制御が可能となり、さらに、入力電力および出力電力の実測値に基づく抑圧係数を使用することが可能となり、よって、装置規模の増大および記憶領域の利用効率の低下を伴うことなく所望のピークファクタの実現を容易にすることができる。
本発明のピーク電力抑圧装置は、上記構成において、前記算出手段は、検知された入力電力および出力電力に基づいて、前記抑圧手段によるピーク電力抑圧の不足状態および過剰状態の少なくともいずれか一方を示す数値を算出する状態値算出手段を有し、算出された数値に基づいて、前記抑圧係数の変更量の算出を行う、構成を採る。
この構成によれば、抑圧不足状態および過剰抑圧状態が解消されるような抑圧係数を算出することができる。
本発明のピーク電力抑圧装置は、上記構成において、前記状態値算出手段は、検知された入力電力および出力電力に対して所定の線形近似を行うことにより、前記数値の算出を行う、構成を採る。
この構成によれば、抑圧不足状態および過剰抑圧状態を線形近似するため、線形近似の結果から適切な抑圧係数を効率的に導出することができる。
本発明のピーク電力抑圧装置は、上記構成において、前記算出手段は、検知された入力電力が所定の範囲内であるか否かを判定する判定手段を有し、前記状態値算出手段は、検知された入力電力および出力電力のうち、前記範囲内の入力電力および当該入力電力に対応する出力電力に基づいて、前記数値の算出を行う、構成を採る。
この構成によれば、例えば比較的出現頻度の高い電力範囲のみを変更量算出の対象とすることができ、変更量算出を省力化することができる。
本発明のピーク電力抑圧装置は、上記構成において、前記変更手段は、算出された変更量に基づいて、前記抑圧係数を更新する更新手段を有する、構成を採る。
この構成によれば、抑圧係数の変更を簡略化することができ、装置の負荷を軽減するとともに、抑制手段および制限手段の組合せにおける入出力電力特性の経時変動に対して、追従性良く抑圧係数の変更を行うことができる。
本発明のピーク電力抑圧装置は、上記構成において、可変の入出力電力特性を有する変調手段を有し、前記変更手段は、前記入出力電力特性に応じた抑圧係数を係数テーブルとして記憶する記憶手段を有し、前記変調手段の入出力電力特性が切り替えられた場合に、前記記憶手段に記憶された係数テーブルに基づいて、前記抑圧係数を変更する、構成を採る。
この構成によれば、例えば変調方式の変更による入出力電力特性の切り替えに対して、追従性良く抑圧係数を変更することができる。
本発明のピーク電力抑圧装置は、上記構成において、前記制限手段は、可変の入出力電力特性を有し、前記変更手段は、前記入出力電力特性に応じた抑圧係数を係数テーブルとして記憶する記憶手段を有し、前記制限手段の入出力電力特性が切り替えられた場合に、前記記憶手段に記憶された係数テーブルに基づいて、前記抑圧係数を変更する、構成を採る。
この構成によれば、制限手段の入出力電力特性の切り替えに対して、追従性良く抑圧係数を変更することができる。
本発明のピーク電力抑圧装置は、上記構成において、前記変更手段は、変更量算出の休止を示す休止信号を受信する受信手段を有し、前記休止信号が受信された場合、変更量の算出を休止する、構成を採る。
この構成によれば、所望のタイミングで、変更量の算出を休止させ、ひいては抑圧係数の変更を休止させることができ、装置全体の消費電力を抑えることができる。
本発明のピーク電力抑圧装置は、上記構成において、算出された変更量が所定レベルよりも小さい状態で安定していることを検出する安定検出手段と、算出された変更量の安定が検出された場合に、前記休止信号を前記受信手段に送信する送信手段と、を有する構成を採る。
この構成によれば、精度の良い状態で抑圧係数が安定しているときに抑圧係数の変更を休止させることができる。
本発明の無線送信装置は、上記のピーク電力抑圧装置を有する構成を採る。
この構成によれば、上記と同様の作用効果を、無線送信装置において実現することができる。
本発明のピーク電力抑圧方法は、所定の抑圧係数に基づいて、送信信号のピーク電力を抑圧する抑圧ステップと、前記抑圧ステップでピーク電力が抑圧された送信信号の帯域を制限する制限ステップと、前記抑圧ステップでピーク電力が抑圧される前の送信信号の入力電力および前記制限ステップで帯域が制限された後の送信信号の出力電力をそれぞれ検知する検知ステップと、前記検知ステップで検知した入力電力および出力電力に基づいて、前記抑圧係数の変更量を算出する算出ステップと、前記算出ステップで算出した変更量に基づいて、前記抑圧係数を変更する変更ステップと、を有する構成を採る。
この方法によれば、所定の抑圧係数に基づいてピーク電力が抑圧される前の送信信号の入力電力およびピーク電力が抑圧された送信信号の帯域が制限された後の送信信号の出力電力に基づいて、抑圧係数の変更量を算出するため、抑圧係数用の膨大なテーブルが不要となり、抑圧手段および制限手段の組合せに対応した入出力電力特性を考慮に入れたピークファクタの制御が可能となり、さらに、入力電力および出力電力の実測値に基づく抑圧係数を使用することが可能となり、よって、装置規模の増大および記憶領域の利用効率の低下を伴うことなく所望のピークファクタの実現を容易にすることができる。
以上説明したように、本発明によれば、装置規模の増大および記憶領域の利用効率の低下を伴うことなく所望のピークファクタを実現することができる。
本発明の骨子は、送信信号のピーク電力を所定の抑圧係数に基づいて抑圧する抑圧手段に入力された送信信号の入力電力およびピーク電力が抑圧された送信信号の帯域を制限する制限手段から出力された送信信号の出力電力に基づいて、抑圧係数の変更量を算出することである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るピーク電力抑圧装置を適用した無線送信装置の構成を示すブロック図である。
図1の無線送信装置100は、送信データを変調する変調部101と、クリッピング係数に基づいて変調信号に対してクリッピングを行うクリッピング部102と、切替可能な複数の入出力電力特性を有し、クリッピングされた変調信号の帯域を制限するフィルタ部103と、帯域制限された変調信号をディジタルアナログ変換するD/A変換部104と、ディジタルアナログ変換された変調信号を高周波信号に変換する周波数変換部105と、周波数変換された変調信号を増幅する送信増幅部106と、クリッピング部102でのクリッピングに使用されるクリッピング係数の設定および変更を行う係数設定部108と、システム(本実施の形態では、変調部101およびフィルタ部103の組合せ)の切り替えに基づく制御を行うシステム切替部109と、クリッピング係数の修正の実行および休止を制御する係数修正制御部110と、クリッピング部102に入力される変調信号の入力電力およびフィルタ部103から出力される変調信号の出力電力を検知してクリッピング係数の修正量を算出する係数修正信号生成部111と、を有する。
また、図2は、変調部101の内部構成を示すブロック図である。変調部101は、切替可能な複数の変調方式を有しすなわち切替可能な複数の入出力電力特性を有し送信データに対して一次変調を施す一次変調部121と、一次変調により得られた変調信号をシリアルパラレル変換するシリアルパラレル変換部(S/P変換部)122と、シリアルパラレル変換された変調信号に対して逆離散フーリエ変換を施す逆離散フーリエ変換部(IDFT部)123と、逆離散フーリエ変換された変調信号をパラレルシリアル変換するパラレルシリアル変換部(P/S変換部)124と、パラレルシリアル変換された変調信号にガードインターバルを付加するガードインターバル付加部125と、変調信号に付加されたガードインターバルに対して所定のランプガード処理を施すランプガード処理部126と、を有する。すなわち、本実施の形態の変調部101ではOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)信号が生成される。
また、図3は、クリッピング部102の内部構成を示すブロック図である。クリッピング部102は、変調部101から入力されたOFDM信号の入力電力を検知する電力検知部131と、所定の閾値を記憶する閾値記憶部132と、電力検知部131により検知された入力電力の値から閾値記憶部132に記憶された閾値を減算する第一の減算器133と、第一の減算器133の減算結果と係数設定部108から入力されるクリッピング係数との積を算出する第一の乗算器134と、閾値記憶部132に記憶された閾値から第一の乗算器134の乗算結果を減算する第二の減算器135と、第一の減算器133の減算結果の正負(本実施の形態では、ゼロ以上か否か)に応じて、電力検知部131により検知された入力電力および第二の減算器135の減算結果のいずれかを選択し出力するセレクタ136と、電力検知部131により検出された入力電力でセレクタ136の出力を除算する除算器137と、除算器137の除算結果を重みとして、当該重みを変調部101から入力されたOFDM信号に乗算する第二の乗算器138と、を有する。
また、図4は、係数修正信号生成部111の内部構成を示すブロック図である。係数修正信号生成部111は、変調部101から入力されたOFDM信号の入力電力を検知する第一の信号電力検知部141と、当該OFDM信号に対応し且つフィルタ部103から出力されたOFDM信号の出力電力を検知する第二の信号電力検知部142と、所定の閾値を記憶する閾値記憶部143と、第一の信号電力検知部141により検知された入力電力から閾値記憶部143に記憶された閾値を減算する第一の減算器144と、第二の信号電力検知部142により検知された出力電力から閾値記憶部143に記憶された閾値を減算する第二の減算器145と、第一の減算器144の減算結果の正負(本実施の形態では、ゼロよりも大か否か)を判定する正負判定部146と、第一の減算器144の減算結果が正であるときに第一の減算器144の減算結果で第二の減算器145の減算結果を除算する除算器147と、除算器147の除算結果を最大値記憶部149に記憶された最大値と比較する大小比較部148と、当該最大値を記憶する最大値記憶部149と、除算器147の除算結果が最大値記憶部149に記憶された最大値よりも大きい場合に、当該除算結果で当該最大値を更新して設定する最大値設定部150と、最大値記憶部149に記憶された最大値を所定の時間間隔にて取得する最大値取得部151と、所定のフィードバック係数を記憶するフィードバック係数記憶部152と、最大値取得部151により取得された最大値にフィードバック係数を乗算し、この乗算結果を示すクリッピング係数修正信号を係数修正制御部110に出力する乗算器153と、係数修正制御部110から入力された休止信号を受信し、これを受信したときにクリッピング係数修正信号の生成動作を休止させる一方、これを受信しないときにクリッピング係数修正信号の生成動作を実行させる動作制御部154と、を有する。
また、図5は、係数修正制御部110の内部構成を示すブロック図である。係数修正制御部110は、所定の閾値を記憶する閾値記憶部161と、係数修正信号生成部111から入力されたクリッピング係数修正信号を閾値記憶部161に記憶された閾値と比較する比較部162と、入力されたクリッピング係数修正信号に示された値が当該閾値よりも小であるという比較結果が得られた回数を計数し合計値を出力するカウンタ163と、カウンタ163の出力が所定の閾値を超過したか否かを判定し、当該出力が閾値を超過しているときに1を、そうでないときは0をそれぞれ継続的に出力する判定部164と、判定部164の出力値が継続的に1であるときにその時間長を測定し、測定された時間長が規定の長さになったときに1を出力し、そうでないときは常に0を出力するタイマー部166と、外部から入力される休止指示信号(1または0を示す)と判定部164の出力との論理和を出力するOR回路167と、タイマー部166の出力が1になったときにカウンタ163および休止信号記憶部169に保持された値をリセットして0にするリセット部165と、OR回路167の出力を記憶するとともに休止信号(1または0を示す)として係数修正信号生成部111に出力する休止信号記憶部169と、ゼロ信号を生成し出力するゼロ信号生成部168と、休止信号記憶部169の出力が1であるときにゼロ信号生成部168の出力をクリッピング係数修正信号として選択する一方、休止信号記憶部169の出力が0であるときに係数修正信号生成部111からのクリッピング係数修正信号を選択し、選択された信号を係数設定部108に出力するセレクタ170と、を有する。
また、図6は、係数設定部108の内部構成を示すブロック図である。係数設定部108は、変調部101の個々の変調方式およびフィルタ部103の個々の入出力電力特性の組合せに対して予め計算されたクリッピング係数(初期値)のリストをテーブルとして格納し、システム切替部109から入力されたシステム切替信号に応じたクリッピング係数を当該テーブルの中から読み出して出力するクリッピング係数テーブル記憶部181と、クリッピング係数記憶部184に記憶された値および係数修正制御部110から入力されたクリッピング係数修正信号に示された値の和を算出し出力する加算器182と、システム切替部109からシステム切替信号が入力されたときにはクリッピング係数テーブル記憶部181の出力を選択する一方、そうでないときには加算器182の出力を選択するセレクタ183と、元の値をセレクタ183の選択値に置き換え当該選択値を記憶することによりクリッピング係数を更新するとともに、当該選択値をクリッピング係数としてクリッピング部102に出力するクリッピング係数記憶部184と、を有する。
次いで、上記構成を有する無線送信装置100における動作について説明する。まず、クリッピング係数の修正動作について説明する。
まず、変調部101でOFDM信号が生成されクリッピング部102に入力される。このとき、係数修正信号生成部111の第一の信号電力検知部141で、入力されたときのOFDM信号の電力(以下「瞬時入力電力Pin」と言う)が検知される。
一方、このときクリッピング部102では、電力検知部131で、入力されたときのOFDM信号の電力(以下「瞬時入力電力P」と言う)が検知される。なお、瞬時入力電力Pと瞬時入力電力Pinとは実質的に同値である。そして、第一の減算器133では、検知された瞬時入力電力Pと閾値記憶部132に記憶されている閾値Pthとの差分P−Pthを算出する。そして、第一の乗算器134で、係数設定部108内のクリッピング係数記憶部184から与えられたクリッピング係数aと差分P−Pthとの積(以下「電力修正量Δp」と言う)を次の(式1)により算出する。
Δp=a×(P−Pth)…(式1)
そして、第二の減算器135にて、閾値Pthから電力修正量Δpを次の(式2)を用いて差し引くことにより修正電力P’を算出する。
P’=Pth−Δp …(式2)
そして、セレクタ136にて、差分P−Pth≧0のときはP’を、差分P−Pth<0のときにはPを、選択して出力する。そして、除算器137で、セレクタ136の出力を瞬時入力電力Pで割ることにより重みを算出する。そして、第二の乗算器138で、算出された重みを、変調部101から入力されたOFDM信号に乗じる。そして、第二の乗算器138での乗算結果物たるOFDM信号がフィルタ部103に出力される。このようにして、OFDM信号の電力をセレクタ136の出力値でクリッピングしたことと同等の効果が得られる。
フィルタ部103では、クリッピング部102から入力されたOFDM信号の帯域を制限することにより、クリッピング部102でのクリッピングの際に生じた不要帯域外成分を除去する。そして、帯域制限されたOFDM信号はD/A変換部104に出力される。このとき、係数修正信号生成部111の第二の信号電力検知部142で、出力されたときのOFDM信号の電力(以下「瞬時出力電力Pout」と言う)を検知する。
係数修正信号生成部111において、第一の信号電力検知部141で検知された瞬時入力電力Pinは、第一の減算器144に入力されるとともに、第二の信号電力検知部142で検知された瞬時出力電力Poutは、第二の減算器145に入力される。第一の減算器144では、次の(式3)を用いて、瞬時入力電力Pinと閾値記憶部143に記憶された閾値Pthとの差分ΔPinを算出する。一方、第二の減算器145では、次の(式4)を用いて、瞬時出力電力Poutと閾値Pthとの差分ΔPoutを算出する。
ΔPin=Pin−Pth …(式3)
ΔPout=Pout−Pth …(式4)
そして、正負判定部146で、ΔPinが正の値であるか否かの判定が行われる。正であると判定された場合、正負判定部146は除算器147を動作させる。除算器147は、次の(式5)を用いて、第二の減算器145の減算結果を第一の減算器144の減算結果で除算する。これにより、クリッピング部102での抑圧不足状態および過剰抑圧状態を検出する。すなわち、検出される抑圧不足状態や過剰抑圧状態は、クリッピング部102およびフィルタ部103の組合せに対応する入出力電力特性における傾き成分(以下「傾きx」と言う)として表される。よって、傾きxに対応する修正量を算出した場合に、これらの状態が解消されるようなクリッピング係数aを算出することが可能となる。
x=ΔPout/ΔPin …(式5)
そして、大小比較部148で、最大値記憶部149に記憶されている値と傾きxとを比較する。比較の結果、傾きxの方が大きいとき、最大値設定部150は、最大値記憶部149に記憶されている値を傾きxに更新する。このような処理を所定期間継続することにより当該所定期間内の傾きxの最大値yが求められる。最大値取得部151は、所定の時間間隔にて最大値記憶部149に記憶されている最大値yを取り出す。取り出された最大値yは、乗算器153にて、次の(式6)により、フィードバック係数記憶部152に記憶されている所定のフィードバック係数mと乗算される。この乗算結果はクリッピング係数aの修正量(以下「係数修正量Δa」と言う)であり、係数修正量Δaを示すクリッピング係数修正信号が、係数修正制御部110に出力される。
Δa=m×y …(式6)
係数修正制御部110においては、係数修正信号生成部111から入力されたクリッピング係数修正信号に対して、後述する係数修正制御が行われ、係数修正制御されたクリッピング係数修正信号が、係数設定部108に出力される。
係数設定部108においては、加算器182で、係数修正制御部110から入力されたクリッピング係数修正信号に示された係数修正量Δaが、次の(式7)により、クリッピング係数記憶部184に記憶されているクリッピング係数aに加算され、新たなクリッピング係数aとされる。システム切替部109からシステム切替信号が入力されないとき、加算結果としてのクリッピング係数aは、セレクタ183によって選択され、クリッピング係数記憶部184に出力される。クリッピング係数記憶部184は、セレクタ183からクリッピング係数aが入力されたとき、そのときまで記憶されていたクリッピング係数aを新たに入力されたクリッピング係数aで更新し、入力されたクリッピング係数aを記憶する。このとき、クリッピング係数記憶部184に入力されたクリッピング係数aは、係数修正動作により得られた適正な係数として、クリッピング部102の第一の乗算器134に出力される。
a+Δa=a …(式7)
このように、クリッピング係数aの更新処理を行うことにより、繰り返し行われるクリッピング係数aの修正処理を簡略化することができ、無線送信装置100全体の負荷を軽減するとともに、クリッピング部102およびフィルタ部103の組合せに対応する入出力電力特性の経時変動に対して、追従性良くクリッピング係数aの修正を行うことができる。
ところで、システム切替部109からシステム切替信号が入力されたときは、当該システム切替信号に示された情報に応じたクリッピング係数aが、クリッピング係数テーブル記憶部181からセレクタ183に入力される。この場合、セレクタ183は、クリッピング係数テーブル記憶部181から入力されたクリッピング係数aを選択し、クリッピング係数記憶部184に出力する。
例えば、変調部101における変調方式が変更された場合、これに伴って入出力電力特性が切り替えられる。このとき、切替後の入出力電力特性に応じたクリッピング係数aが選択される。よって、変調方式の変更による入出力電力特性の切替に対して、追従性良くクリッピング係数aを修正することができる。また、例えば、フィルタ部103の入出力電力特性が切り替えられた場合も、切替後の入出力電力特性に応じたクリッピング係数aが選択される。よって、フィルタ部103の入出力電力特性の切替に対して、追従性良くクリッピング係数aを修正することができる。
上述の係数修正によりクリッピング係数が最適化され適切なクリッピングが行われることは、OFDM信号の入出力電力特性図を用いて説明すると明確となる。以下、クリッピング係数を、初期値(a=0)から最適値に修正する場合について説明する。
クリッピング係数aが初期状態すなわち0のとき、クリッピング部102では一定のクリッピングレベル(閾値Pth)にて電力制限が施されるため、クリッピング部102に対応する入出力電力特性において、瞬時入力電力Pが閾値Pthを超過するときにフィルタ部103に出力されるOFDM信号の修正電力P’はPthで一定となる(図7(a))。
このとき、クリッピング部102およびフィルタ部103の組合せに対応する入出力電力特性では、図7(b)に示すように、瞬時入力電力Pが閾値Pthを超過する領域において傾き成分(ここでは「傾きk」と言う)が発生することとなる。この傾きkはフィルタ部103により再生成された電力成分(クリッピング部102で抑圧された電力成分の一部または全部)を表している。
これに対処するために、係数修正信号生成部111では、傾きkを検出することにより、これを解消するような係数修正量Δaが計算され、係数設定部108では、次のクリッピング係数a(=0+Δa)が計算される。このようにクリッピング係数aの修正を繰り返すことにより、最適なクリッピング係数aが求められる。
最適なクリッピング係数aが算出されたとき、クリッピング部102の前後の入出力電力特性は、図8(a)に示すように、瞬時入力電力Pが閾値Pthを超過する領域において、傾きkと逆方向の傾きを持つ成分(以下「傾きk’」と言う)を有することとなる。
この傾きk’に関して、好ましくはk’=−kである。この場合、フィルタ部103でのフィルタ処理の結果として電力成分が再生成されても、k+k’=0であるため、クリッピング部102およびフィルタ部103の組合せに対応する入出力電力特性は、瞬時入力電力Pが閾値Pthを超過する領域において、瞬時出力電力Poutが閾値Pthと等しいレベルとなる(図8(b))。
また、傾きkに関して、発生した傾きkが正の値を有する場合と負の値を有する場合とがある。図9に示すように、正の値を有する傾きkは、クリッピング係数aの現在値が最適値よりも小であること、すなわち、抑圧量が不足した状態にあることを示している。さらに、傾きkの絶対値は、抑圧不足状態の程度を表し、現在値と最適値との乖離(係数の不足分)に比例する。一方、図10に示すように、負の値を有する傾きkは、クリッピング係数aの現在値が最適値よりも大であること、すなわち、抑圧量が過剰の状態にあることを示している。さらに、傾きkの絶対値は、抑圧過剰状態の程度を表し、現在値と最適値との乖離(係数の過剰分)に比例する。
したがって、上述の係数修正を行うことにより、クリッピング係数aは最適値に近づけられていくこととなる。本実施の形態では、係数修正量Δaは、検出された傾きkの最大値に所定のフィードバック係数mを乗算することにより算出される。すなわち、フィードバック係数mは、検出された傾きkからクリッピング係数aを最適値に近づけるような値に設定されている。
続いて、クリッピング係数aが最適化され適切なクリッピングが行われるときの、OFDM信号の波形の変化について説明する。変調部101で生成されたOFDM信号が、図11に示すように、時間軸上で、閾値Pthを超過する瞬時入力電力P(ピーク電力)を部分的に持つと仮定する。このとき、クリッピング部102では、時間軸上で閾値Pthを超過していた部分に対して(換言すれば、瞬時入力電力Pが閾値Pthを超過する時刻にて)クリッピングが施される。このクリッピングの結果、この部分は、図12に示すように、Pth−Δpの電力(つまり閾値Pthよりも小さい電力)を有することとなる。そして、クリッピング後のOFDM信号は帯域制限される。電力修正量Δpは、フィルタ部103で再生成される電力成分の大きさを考慮に入れている。したがって、フィルタ部103でのフィルタ処理の結果として電力成分が再生成されても、閾値Pthを超過していた部分の瞬時出力電力Poutは最終的に閾値Pthに略等しくなる(図13)。
次いで、係数修正制御部110での係数修正制御について説明する。
まず、係数修正信号生成部111で生成されたクリッピング係数修正信号は比較部162およびセレクタ170に入力される。比較部162では、クリッピング係数修正信号に示された係数修正量Δaを、閾値記憶部161に記憶された閾値athと比較する。比較の結果として、Δa<athのときは1が、Δa≧athのときは0が、出力される。カウンタ163は、比較部162の出力値を計数し合計値を出力する。
そして、判定部164は、カウンタ163の出力が規定の閾値を超過したか否かを判定する。判定の結果、カウンタ163の出力が規定の閾値を超過したとき、その持続時間がタイマー部166で計測される。計測された持続時間が規定時間に到達した場合、その旨がOR回路167を経由して休止信号記憶部169に通知され、さらにセレクタ170にも通知される。この場合、セレクタ170は、入力されたクリッピング係数修正信号の代わりに、ゼロ信号生成部168からのゼロ信号を選択し、これをクリッピング係数修正信号として係数設定部108に出力する。つまり、係数修正量Δaが、規定時間にわたり安定的に低レベルの状態を維持した場合は、係数修正量Δaの値を0とする。これによりクリッピング係数aが修正されなくなる。したがって、精度の良い状態でクリッピング係数aが安定しているときには、クリッピング係数aの修正処理を休止させることができ、無線送信装置100全体の消費電力を抑えることができる。
また、外部から休止指示信号が入力された場合は、その旨がOR回路167を経由して休止信号記憶部169に通知され、さらにセレクタ170にも通知される。これ以降の動作は上記と同様である。
また、上述のようなOR回路167から休止信号記憶部169への通知が発生した場合、休止信号記憶部169は、休止信号を係数修正信号生成部111に出力する。休止信号は、係数修正信号生成部111にクリッピング係数修正信号生成動作を休止させるための信号である。休止信号は、係数修正信号生成部111の動作制御部154によって受信され、このとき、動作制御部154は、上述のクリッピング係数修正信号生成動作を休止させる。このようにして、所望のタイミングで係数変更量Δaの算出を休止させ、ひいてはクリッピング係数aの修正処理を休止させることができ、無線送信装置100全体の消費電力を抑えることができる。
一方、上述のようなOR回路167から休止信号記憶部169への通知が発生しない場合、係数修正量Δaが低レベルの状態で安定していないと認識される。したがって、休止信号記憶部169による休止信号の出力が行われないので、係数修正信号生成部111でのクリッピング係数修正信号生成動作は実行される。また、係数修正制御部110のセレクタ170は、係数修正信号生成部111から入力されたクリッピング係数修正信号をそのまま係数設定部108に出力する。
このように、本実施の形態によれば、瞬時入力電力P(Pin)および瞬時出力電力Poutに基づいて、クリッピング係数aの係数修正量Δaを算出するため、抑圧係数用の膨大なテーブルが不要となり、クリッピング部102およびフィルタ部103の組合せに対応する入出力電力特性を考慮に入れたピークファクタの制御が可能となり、さらに、瞬時の実測値である瞬時入力電力P(Pin)および瞬時出力電力Poutに基づくクリッピング係数aを使用することが可能となり、よって、装置規模の増大および記憶領域の利用効率の低下を伴うことなく所望のピークファクタの実現を容易にすることができる。
なお、電力差の算出に関して、単位としてdBを用いても良いし、真値を用いた計算が行われても良い。
また、処理される送信データは、単純なシンボルの列であっても良いし、符号分割多元接続(CDMA)信号であっても良い。
(実施の形態2)
図14は、本発明の実施の形態2に係る無線送信装置における係数修正信号生成部の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態で説明する無線送信装置は実施の形態1で説明した図1の無線送信装置と同一の基本的構成を有する。また、本実施の形態の係数修正信号生成部も、実施の形態1で説明したものと同様の基本的構成を有する。よって、実施の形態1で説明したものと同一のまたは対応する構成要素には同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図14の係数修正信号生成部111は、実施の形態1で説明した第一の信号電力検知部141、第二の信号電力検知部142、閾値記憶部143、第一の減算器144、第二の減算器145、フィードバック係数記憶部152、乗算器153および動作制御部154を有する。これら以外に、係数修正信号生成部111は、予め設定された電力範囲を記憶する範囲設定部203と、第一の減算器144の減算結果を当該電力範囲と比較することにより当該減算結果が当該電力範囲内にあるか否かを判定する比較部201と、最大値記憶部204に記憶された値のうち第一の減算器144の減算結果に対応するものと第二の減算器145の減算結果との互いの大小を比較する大小比較部202と、大小比較部202による比較の結果として第二の減算器145の減算結果の方が大きいときに、第一の減算器144の減算結果に対応する最大値記憶部204の値を更新する最大値設定部206と、第二の減算器145の減算結果の最大値を第一の減算器144の減算結果に対応づけてテーブルとして記憶する最大値記憶部204と、所定の時間間隔にて、最大値記憶部204に記憶された値に対して線形近似を行う線形近似部205と、を有する。
次いで、上記構成を有する係数修正信号生成部111におけるクリッピング係数修正信号生成動作について説明する。
範囲設定部203に記憶されている電力範囲は、例えば、瞬時入力電力Pinが比較的出現頻度の高い値を有しているか否かを判定できるような値に、予め設定されている。この場合、瞬時入力電力Pinが比較的出現頻度の高い値を有しているとき、第一の減算器144の減算結果である差分ΔPinはその電力範囲に属することとなる。これにより、比較的出現頻度の高い電力範囲のみを係数変更量Δaの算出の対象とすることができ、算出処理を省力化することができる。
また、線形近似部205では、最大値記憶部204に記憶された値に対する線形近似が行われる。この線形近似により、抑圧不足状態および過剰抑圧状態が、一次関数の傾き成分(つまり傾きy)として算出される。なお、線形近似の方法としては、例えば最小二乗法が挙げられるが、これに限定されるものではない。
このように、本実施の形態によれば、抑圧不足状態および過剰抑圧状態を線形近似するため、線形近似の結果(傾きy)から適切なクリッピング係数aを効率的に導出することができる。
なお、処理される送信データは、単純なシンボルの列であっても良いし、符号分割多元接続(CDMA)信号であっても良い。
(実施の形態3)
図15は、本発明の実施の形態3に係る無線送信装置における変調部の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態の無線送信装置は、実施の形態1で説明した図1の無線送信装置と同一の基本的構成を有する。よって、実施の形態1で説明したものと同一のまたは対応する構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図15の変調部101は、シリアルデータである送信データを1個以上(本実施の形態では、n個とする)のパラレルデータに変換するS/P変換部301と、送信データにおける個々のパラレルデータをそれぞれ拡散処理する拡散部302−1、302−2、302−3、…、302−nと、各拡散部302−1〜302−nによる拡散処理結果に対してそれぞれ変調処理を行う変調器303−1、303−2、303−3、…、303−nと、各変調器303−1〜303−nによる変調結果を合成する合成部304と、を有する。
上記構成を有する変調部101において、パラレルデータに変換された送信データが拡散部302−1〜302−nで拡散されることにより、各パラレルデータの信号帯域幅が広げられる。そして、各変調器303−1〜303−nにて、異なる周波数を有する信号を、各拡散部302−1〜302−nの出力で変調する。そして、合成部304でその変調結果が合成され、直接拡散マルチキャリア信号としてクリッピング部102に出力される。
このように、本実施の形態によれば、ピークファクタの大きい直接拡散マルチキャリア信号を無線送信する場合において、所望のピークファクタの実現を容易にすることができる。
なお、処理される送信データは、単純なシンボルの列であっても良いし、符号分割多元接続(CDMA)信号であっても良い。
(実施の形態4)
図16は、本発明の実施の形態4に係る無線送信装置における変調部の構成を示すブロック図である。なお、本実施の形態の無線送信装置は、実施の形態1で説明した図1に無線送信装置と同一の基本的構成を有する。よって、実施の形態1で説明したものと同一のまたは対応する構成要素には、同一の参照符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図16の変調部101は、シリアルデータである送信データを1個以上(本実施の形態では、n個とする)のパラレルデータに変換するS/P変換部401と、送信データにおける個々のパラレルデータに対してそれぞれ変調処理を行う変調器402−1、402−2、402−3、…、402−nと、各変調器402−1〜402−nによる変調結果を合成する合成部403と、を有する。
上記構成を有する変調部101では、各変調器402−1〜402−nにて、異なる周波数を有する信号を、送信データの個々のパラレルデータで変調する。そして、合成部403でその変調結果が合成され、マルチキャリア信号としてクリッピング部102に出力される。
このように、本実施の形態によれば、ピークファクタの大きいマルチキャリア信号を無線送信する場合において、所望のピークファクタの実現を容易にすることができる。
なお、処理される送信データは、単純なシンボルの列であっても良いし、符号分割多元接続(CDMA)信号であっても良い。
(実施の形態5)
図17は、本発明の実施の形態5に係る無線送信装置におけるクリッピング処理動作を説明するためのフロー図である。なお、本実施の形態の無線送信装置は、実施の形態1で説明した無線送信装置と同一の基本的構成を有する。よって、各構成要素の詳細な説明を省略する。
ステップST1000では、変調信号の1サンプル(処理サンプル)について、瞬時入力電力Pが検知される。なお、この変調信号は、時間離散的(ディジタル)な変調信号である。
そして、ステップST1010では、閾値Pthを用いて、検知された瞬時入力電力Pと閾値Pthとの差分P−Pthを算出する。そして、ステップST1020では、差分P−Pthの正負を判定する。差分P−Pthが正でない場合、このサンプルに対する処理フローは終了する。一方、差分P−Pthが正の場合、ステップST1030に進む。
ステップST1030では、算出されたクリッピング係数aを用いて、差分P−Pthとクリッピング係数aとの積を算出する。これにより抑圧レベルである電力修正量Δpが算出される。そして、ステップST1040では、閾値Pthを用いて、閾値Pthから電力修正量Δpを差し引くことにより、クリッピング部102からの出力電力である修正電力P’を算出する。
そして、ステップST1050では、修正電力P’と瞬時入力電力Pとの比を計算することによりクリッピング重みを取得する。続いて、ステップST1060では、取得されたクリッピング重みを、処理サンプルに掛け合わせることで、元の変調信号の瞬時電力をP’に変換する。
なお、クリッピング係数aは、クリッピング部102およびフィルタ部103の組合せに対応する入出力電力特性が意図したピークファクタとなるように、例えば上記の実施の形態で説明した方法に従い、一次関数の形で適応的に求められたものである。
このように、本実施の形態によれば、一次関数の形で適応的に求められた最適なクリッピング係数aに基づいてクリッピングを行うことにより、ピークファクタの大きい変調信号を無線送信する場合において、所望のピークファクタの実現を容易にすることができる。
本発明のピーク電力抑圧装置およびピーク電力抑圧方法は、装置規模の増大および記憶領域の利用効率の低下を伴うことなく所望のピークファクタの実現を容易にする効果を有し、例えばマルチキャリア信号などのピーク電力の抑圧において有用である。
本発明の実施の形態1に係る無線送信装置の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る無線送信装置における変調部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る無線送信装置におけるクリッピング部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る無線送信装置における係数修正信号生成部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る無線送信装置における係数修正制御部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1に係る無線送信装置における係数設定部の構成を示すブロック図 (a)初期状態のクリッピング係数を用いたときのクリッピング部に対応する入出力電力特性を表す図、(b)初期状態のクリッピング係数を用いたときのクリッピング部およびフィルタ部の組合せに対応する入出力電力特性を表す図 (a)最適なクリッピング係数を用いたときのクリッピング部に対応する入出力電力特性を表す図、(b)最適なクリッピング係数を用いたときのクリッピング部およびフィルタ部の組合せに対応する入出力電力特性を表す図 抑圧不足状態が発生したときのクリッピング部およびフィルタ部の組合せに対応する入出力電力特性を表す図 過剰抑圧状態が発生したときのクリッピング部およびフィルタ部の組合せに対応する入出力電力特性を表す図 本発明の実施の形態1において、クリッピング部に入力されるOFDM信号の入力波形を示す図 本発明の実施の形態1において、クリッピング部から出力されるOFDM信号の出力波形を示す図 本発明の実施の形態1において、フィルタ部から出力されるOFDM信号の出力波形を示す図 本発明の実施の形態2に係る無線送信装置における係数修正信号生成部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態3に係る無線送信装置における変調部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態4に係る無線送信装置における変調部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態5に係る無線送信装置におけるクリッピング動作を説明するフロー図 従来のピーク電力抑圧装置の構成の例を示すブロック図 従来のピーク電力抑圧装置におけるクリッピング部の出力波形の例を示す図 従来のピーク電力抑圧装置におけるフィルタ部の出力波形の例を示す図 従来のピーク電力抑圧装置の構成の他の例を示すブロック図
符号の説明
100 無線送信装置
101 変調部
102 クリッピング部
103 フィルタ部
104 D/A変換部
105 周波数変換部
106 送信増幅部
107 アンテナ
108 係数設定部
109 システム切替部
110 係数修正制御部
111 係数修正信号生成部
141 第一の信号電力検知部
142 第二の信号電力検知部
143、161 閾値記憶部
144 第一の減算器
145 第二の減算器
146 正負判定部
147 除算器
148、202 大小比較部
149、204 最大値記憶部
150、206 最大値設定部
151 最大値取得部
152 フィードバック係数記憶部
153 乗算器
154 動作制御部
162、201 比較部
163 カウンタ
164 判定部
165 リセット部
166 タイマー部
167 OR回路
168 ゼロ信号生成部
169 休止信号記憶部
170、183 セレクタ
181 クリッピング係数テーブル記憶部
182 加算器
184 クリッピング係数記憶部
203 範囲設定部
205 線形近似部

Claims (11)

  1. 所定の抑圧係数に基づいて、送信信号のピーク電力を抑圧する抑圧手段と、
    前記抑圧手段によりピーク電力が抑圧された送信信号の帯域を制限する制限手段と、
    前記抑圧手段に入力された送信信号の入力電力および前記制限手段から出力された送信信号の出力電力をそれぞれ検知する検知手段と、
    検知された入力電力および出力電力に基づいて、前記抑圧係数の変更量を算出する算出手段と、
    算出された変更量に基づいて、前記抑圧係数を変更する変更手段と、
    を有することを特徴とするピーク電力抑圧装置。
  2. 前記算出手段は、
    検知された入力電力および出力電力に基づいて、前記抑圧手段によるピーク電力抑圧の不足状態および過剰状態の少なくともいずれか一方を示す数値を算出する状態値算出手段を有し、
    算出された数値に基づいて、前記抑圧係数の変更量の算出を行う、
    ことを特徴とする請求項1記載のピーク電力抑圧装置。
  3. 前記状態値算出手段は、
    検知された入力電力および出力電力に対して所定の線形近似を行うことにより、前記数値の算出を行う、
    ことを特徴とする請求項2記載のピーク電力抑圧装置。
  4. 前記算出手段は、
    検知された入力電力が所定の範囲内であるか否かを判定する判定手段を有し、
    前記状態値算出手段は、
    検知された入力電力および出力電力のうち、前記範囲内の入力電力および当該入力電力に対応する出力電力に基づいて、前記数値の算出を行う、
    ことを特徴とする請求項2記載のピーク電力抑圧装置。
  5. 前記変更手段は、
    算出された変更量に基づいて、前記抑圧係数を更新する更新手段を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載のピーク電力抑圧装置。
  6. 可変の入出力電力特性を有する変調手段を有し、
    前記変更手段は、
    前記入出力電力特性に応じた抑圧係数を係数テーブルとして記憶する記憶手段を有し、
    前記変調手段の入出力電力特性が切り替えられた場合に、前記記憶手段に記憶された係数テーブルに基づいて、前記抑圧係数を変更する、
    ことを特徴とする請求項1記載のピーク電力抑圧装置。
  7. 前記制限手段は、可変の入出力電力特性を有し、
    前記変更手段は、
    前記入出力電力特性に応じた抑圧係数を係数テーブルとして記憶する記憶手段を有し、
    前記制限手段の入出力電力特性が切り替えられた場合に、前記記憶手段に記憶された係数テーブルに基づいて、前記抑圧係数を変更する、
    ことを特徴とする請求項1記載のピーク電力抑圧装置。
  8. 前記変更手段は、
    変更量算出の休止を示す休止信号を受信する受信手段を有し、
    前記休止信号が受信された場合、変更量の算出を休止する、
    ことを特徴とする請求項1記載のピーク電力抑圧装置。
  9. 算出された変更量が所定レベルよりも小さい状態で安定していることを検出する安定検出手段と、
    算出された変更量の安定が検出された場合に、前記休止信号を前記受信手段に送信する送信手段と、
    を有することを特徴とする請求項1記載のピーク電力抑圧装置。
  10. 請求項1記載のピーク電力抑圧装置を有することを特徴とする無線送信装置。
  11. 所定の抑圧係数に基づいて、送信信号のピーク電力を抑圧する抑圧ステップと、
    前記抑圧ステップでピーク電力が抑圧された送信信号の帯域を制限する制限ステップと、
    前記抑圧ステップでピーク電力が抑圧される前の送信信号の入力電力および前記制限ステップで帯域が制限された後の送信信号の出力電力をそれぞれ検知する検知ステップと、
    前記検知ステップで検知した入力電力および出力電力に基づいて、前記抑圧係数の変更量を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで算出した変更量に基づいて、前記抑圧係数を変更する変更ステップと、
    を有することを特徴とするピーク電力抑圧方法。
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