JP2005269264A - 変換サーバ、通信システム、及び試験方法 - Google Patents

変換サーバ、通信システム、及び試験方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 ユーザーの移動端末から変換サーバが正常に動作しているか確認することができる変換サーバを提供すること。
【解決手段】 この変換サーバ20は、移動端末から送信されるメッセージを受信する第1メッセージングシステムインタフェイス部201と、当該受信したメッセージを第2メッセージングシステムで取り扱うことのできる形式に変換する変換処理部205と、当該変換が正常に行われているか否かを判断する制御部203と、当該判断の結果に基づいて移動端末に通知するための報告メールを作成する試験メッセージ作成部206と、を備える。
【選択図】 図4

Description

本発明は、配下の第1通信端末にメッセージ送受信サービスを提供する第1メッセージ提供システムと、配下の第2通信端末にメッセージ送受信サービスを提供する第2メッセージ提供システムとの間に配置される変換サーバ、その変換サーバを含む通信システム、及びその試験方法に関する。
異なるメッセージングシステムにおいて、それぞれのメッセージングシステム配下の移動端末が利用可能なファイル形式や表示可能なメールの文字コードが異なる場合に、それぞれのメッセージングシステムの間に変換サーバが設置される。この変換サーバは、メールの送信先に応じてファイル形式や文字コードを変換する機能を有する。異なるメッセージングシステムを跨ってメールの送受信が行われる場合には、この変換サーバが正常に動作し、かつ移動端末から変換サーバまでの間においてメールの送受信が可能である必要がある。そこで、移動端末から変換サーバまでの間においてメールの送受信が可能であるか否かを確認する方法として、宛先となる移動端末等へパケット信号を送信し、このパケット信号を受信した移動端末から送信元の移動端末へパケット信号を返送するループバック試験方法が知られている。
ループバック試験方法の代表的な試験方法として、pingを用いたループバック試験がある。pingは、IPの上位プロトコルの一種であるICMPを用いて、相手先ホストコンピュータに対して返答要求を送信するプログラムである。このpingを宛先となる処理装置に送信し、信号が返信されてくることによりループバック試験を行い、経路の接続を確認する方法が知られている(例えば下記非特許文献1参照)。
pingによるループバック試験の他にも、IPルーティング装置を使用した通信網において、障害発生箇所を特定すること及びネットワークの状態把握をすること目的として、保守用端末(OAM)から、Q&Mパケットを各ノードに送信し、基地局等の各ノードのパケット処理部は、Q&Mパケットを識別し、保守用端末への返信と時間を挿入し、保守用端末へQ&Mパケットを送信することによって、遅延測定、正常性を確認する技術が提唱されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、パケット交換機内に個別の加入者回線についてパケットを返信する設定を行い、加入者回路からのパケットのコピーを折り返すことにより、加入者回路対応のパケットデータ通過経路の正常性を検装することが提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−101581号公報 特開平7−162456号公報 日経BP出版局「情報・通信新語辞典」日経BP社、2001年4月10日、P.528
しかし、pingや上記各文献記載の技術は、装置相互間の接続を確認し、物理的に通信が可能であるかを判定するものであって、パケットを処理する装置が正常に動作しているか否かを確認できるものではなかった。すなわち、メッセージングシステム、変換サーバ、他のメッセージングシステムにおける各サーバ等までの接続を確認することはできるが、各サーバの処理が正常であるか否かを確認することはできなかった。
そこで本発明では、ユーザーが自ら、自己の端末から変換サーバまで接続が確立されているか及び、ユーザーの端末から変換サーバが正常に動作しているか確認することができる、メールを用いたループバック試験を行う機能を有する変換サーバ、通信システム、及び試験方法を提供することを目的とする。
上述の課題を解決するために本発明者らはより詳細に検討を行った。引き続いてその検討内容について説明する。自己の移動端末が属するメールサーバが正常に作動していることを確認するために、移動端末から自己の移動端末宛にメールを送信し、送信したメールを受信することにより、自己の移動端末が属するメールサーバが正常に動作していることを確認することが可能である。
しかし、この手段によっては、自己のメールサーバから外部への接続が正常であるか、メッセージングシステム間に存在する変換サーバと自己のメールサーバと外部のインターネット網の間に変換処理装置が含まれる場合などに、そのような処理装置が正常に動作しているか確認することができなかった。
そこで、自己のメールサーバから外部への接続が正常であるか、変換サーバが正常に動作しているか確認を確認するためには、送信先に向けて実際にメールを送信し、相手方にメールが送信されることを確認する必要がある。
しかし、この方法によったのでは試験をするために、メールの送信先の相手方が常に必要になり、メールの宛先のメッセージシステムに属する端末のメールアドレスを有しない限り、エンドユーザーが自ら試験を行うことは困難であった。さらに、この方法による試験では、試験の結果送信先にメールが送信されなかったとしても、その原因として、自己のメールサーバに不具合があるのか、送信先のサーバに不具合があるのか区別することができず、故障箇所を切り分けることができなかった。
特に、メールの送信先のメッセージングシステムが外国に存しており、当該国においてのみメールの受信が可能である場合に、前述のようにメールを送信先の相手方に送信することによって、自己のメールサーバから外部への接続が正常であるか、変換サーバが正常に動作しているかを確認するには、送信先の当該国においてメールアドレスをもった移動端末と、メールの受信を確認するユーザーが必要となる。このため、ユーザーが相手方にメールを送信することによって自己のメールサーバから外部への接続が正常であるか、変換サーバが正常に動作しているか確認することは極めて困難である。
これに加えて、前述のようにメールを相手方に送信することにより、あるいは、自己へ返送し、そのメールを自己又は相手方が受信したことによっては、メールを処理できていることは確認できても、遅延の発生など処理装置が正常に作動しているということまで同時に確認できなかった。本発明はこれらの知見に基づいてなされたものである。
本発明の変換サーバは、配下の第1通信端末にメッセージ送受信サービスを提供する第1メッセージ提供システムと、配下の第2通信端末にメッセージ送受信サービスを提供する第2メッセージ提供システムとの間に配置され、(1)第1通信端末から送信されるメッセージを受信する第1受信手段と、(2)当該受信したメッセージを第2メッセージ提供システムで取り扱うことのできる形式に変換する変換処理手段と、(3)当該変換が正常に行われているか否かを判断する制御手段と、(4)当該判断の結果に基づいて第1通信端末に通知するための報告メールを作成する試験メッセージ作成手段と、(5)当該作成した報告メールを第1通信端末に送信する第1送信手段と、を備える。
本発明の試験方法は、配下の第1通信端末にメッセージ送受信サービスを提供する第1メッセージ提供システムと、配下の第2通信端末にメッセージ送受信サービスを提供する第2メッセージ提供システムとの間に配置される変換サーバの正常性を試験するものであって、(6)第1通信端末から送信されるメッセージを受信する受信ステップと、(7)変換サーバ内の変換処理手段が、当該受信したメッセージを第2メッセージ提供システムで取り扱うことのできる形式に変換する変換ステップと、(8)当該変換が正常に行われているか否かを判断する判断ステップと、(9)当該判断の結果に基づいて第1通信端末に通知するための報告メールを作成するメッセージ作成ステップと、(10)当該作成した報告メールを第1通信端末に送信する送信ステップと、を含む。
本発明によれば、第1メッセージ提供システム配下の第1通信端末から送信されるメッセージを第2メッセージ提供システムで取り扱うことのできる形式に変換し、その変換の成否の結果を第1通信端末に通知するので、第1通信端末のユーザーは変換サーバが正常に稼動しているのかを知ることができる。
また本発明の変換サーバは、第1受信手段が受信したメッセージが、試験対象か否かを判断する試験移動機管理手段を備え、当該判断の結果が試験対象である旨のものである場合に、制御手段は変換の正常性の判断をし、試験メッセージ作成手段は報告メールを作成することも好ましい。また本発明の試験方法は、判断ステップに先立って、第1受信手段が受信したメッセージが試験対象か否かを判断する対象判断ステップを含み、当該判断の結果が試験対象である旨のものである場合に、判断ステップ及びメッセージ作成ステップの処理を実行することも好ましい。
この本発明の好ましい態様によれば、送信されてくるメッセージが試験対象のものであると判断した場合にのみ変換サーバの正常性の試験を行うので、ユーザーはこの試験対象となるメッセージを送信することで試験の実行を指令できる。
また本発明の変換サーバでは、試験移動機管理手段は、第1受信手段が受信したメッセージの送信元及び送信先の少なくとも一方が、試験対象の送信元又は試験対象の送信先として登録されている場合に、該メッセージが試験対象であると判断することも好ましい。この本発明の好ましい態様によれば、試験対象のメッセージであるか否かを、そのメッセージの送信元又は送信先が試験対象として登録されているか否かで判断するので、試験対象のメッセージであるか否かをそのメッセージの内容にかかわらず容易に判断できる。
また本発明の変換サーバでは、試験移動機管理手段が、第1通信端末から送信される指示情報に基づいて、試験対象の送信元及び試験対象の送信先の登録及び解除を行うことも好ましい。この本発明の好ましい態様によれば、ユーザーからの指示情報に基づいて送信先や送信元の設定を登録したり、解除したりできる。
本発明によれば、ユーザーが自ら、自己の端末から変換サーバまで接続が確立されているか及び、ユーザーの端末から変換サーバが正常に動作しているか確認することができる。
本発明の知見は、例示のみのために示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理解することができる。引き続いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
図1に本実施形態である通信システムの構成図を示す。図1に示すように、通信システム1は、第1メッセージングシステム10(第1メッセージ提供システム)と、変換サーバ20と、第2メッセージングシステム30(第2メッセージ提供システム)とを備える。通信システム1は、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30とを変換サーバ20を介して接続した通信システムである。
第1メッセージングシステム10は、移動通信サービスを行うシステムである。第1メッセージングシステム10は、移動端末10a(第1通信端末)と、無線基地局10bと、メッセージサーバ10dとを備える。メッセージサーバ10dとしては、例えば、メールサーバを用いることができる。
第2メッセージングシステム30も、第1メッセージングシステム10と同様に移動通信サービスを行うシステムである。第2メッセージングシステム30は、移動端末30aと、無線基地局30bと、移動通信パケット通信網30cと、メッセージサーバ30dとを備える。
第1メッセージングシステム10における移動端末10a及び第2メッセージングシステム30における移動端末30aは、それぞれの移動通信サービスを受けることが可能な移動端末である。移動端末10a及び移動端末30aは、移動端末、PHS、パソコン、PDAに対してメールの送受信を行うことができる。メールには、一般にパソコン間、移動通信端末間等で利用されている電子メール、移動通信端末間で用いられるショートメッセージサービスなど、図1記載の通信システムを用いて文章等を送受信可能な通信手段であれば何れであってもよい。
第1メッセージングシステム10におけるメッセージサーバ10d及び第2メッセージングシステム30におけるメッセージサーバ30dは、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30のそれぞれの配下にある移動端末が通信するメールのサーバである。
変換サーバ20は、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30の間に位置するサーバである。変換サーバ20は、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30のそれぞれに属する移動端末が利用可能なファイル形式や表示可能なメールの文字コードが異なる場合に、メールの送信先に応じてそれらを変換する機能を有する。変換サーバ20には、予め第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30のそれぞれにおいて用いられるメールの文字コード、添付可能なファイルの形式、メールの本文の制限、メールの容量の制限、添付可能なファイルの容量の制限、メールと添付ファイルを合わせた容量の制限など、それぞれのメッセージングシステムの規約、制限を認識しているものとする。変換サーバ20は、第1メッセージングシステム10あるいは第2メッセージングシステム30の何れから送信されてくるメールの送信先についての前記規約、制限に応じて変換処理を行い、変換後のメールを送信先の移動端末が属するメッセージングシステムのメッセージサーバに送信する。
さらに変換サーバ20は、変換サーバ20における変換処理が正常に行われているか判断する機能を有する。変換サーバ20は、メールの送信元のメールアドレス、電話番号、IPアドレス等の固有の符号が、ループバック試験を行うように予め登録されているか否かを管理している。さらに、ループバック試験を行うように予め登録されている送信元が、特定の送信先についてのみループバック試験を行うように予め登録されているか否かを管理している。ここで登録は、変換サーバに接続された保守端末(図示せず)から変換サーバ20への入力によりループバック試験を行うか否かを登録してもよく、また移動端末からサーバに対して各メッセージングシステムを介してループバック試験を行うか否かを登録してもよい。
メールが各メッセージシステムのメッセージサーバから変換サーバ20に送信されてきた場合に、変換サーバ20は、メールの送信元のメールアドレス、電話番号、IPアドレス等の固有の符号が、ループバック試験を行うように予め登録されているか否かを判断する。さらに、ループバック試験を行うように予め登録されている送信元からのメールであった場合に、該メールの送信先を認識し、当該送信元から該送信先へのメールが、ループバック試験を行う対象として予め登録されているか否かを判断する。この結果、該メールが、ループバック試験の対象となるメールであると判断された場合には、変換サーバ20は、送信元から送信されてきたメールを変換し、変換後のメールを点検し、前述の変換処理が正常に行われているか否かを判定する。変換サーバ20は、判定結果を記載したメールを作成し、メールの送信元にメールを返信する。このように変換サーバ20が判断結果を示したメールを送信することによって、ユーザーは、ユーザーの端末から変換サーバまでの経路が接続されており、かつ変換サーバが正常に処理を行っていることを確認することができる。
図1及び図2を参照しながら、第1メッセージングシステム10に存するメッセージサーバ10dの配下にある移動端末10aから第2メッセージングシステム30に存するメッセージサーバ30dの配下にある移動端末30a宛にメールを送信した場合における、第1メッセージングシステム10及び変換サーバ20の処理の態様について説明する。第1メッセージングシステム10に存するメッセージサーバ10dの配下にある移動端末10aから送信されるメールをユーザーが作成する(S100)。
作成されたメールは第2メッセージングシステム30に存するメールサーバの配下にある移動端末30a宛に送信される(S101)。ここで、送信されるメールについては、メールの題名、本文の内容に限定はない。メールには、第1メッセージングシステム10に存するメールサーバの配下にある端末の機能的な制限の範囲内で、かつ第1メッセージングシステム10の制限の範囲内で、可能な形式のファイルを添付することができる。添付ファイルとしては、画像ファイルとしてJPEG、GIF、動画ファイルとしては、MPEG4、MP4等が考えられる。また、文章ファイルであるテキスト形式のファイルや音声を保存したファイルなどを添付することができる。
メールは、移動端末10aから無線通信を介して無線基地局に送信され、通信網を通じてメッセージサーバ10dに到達する。次に、メッセージサーバ10dは、移動端末10aから送信されてきたメール送信先が第2メッセージングシステム30に存するメールサーバ30dの配下にある端末であることを確認し、変換サーバ20にメールを転送する(S102)。
変換サーバ20は、メールが送信されてきた場合に、メールの送信元のメールアドレス、電話番号、IPアドレス等の固有の符号が、ループバック試験を行うように予め登録されているか否かを管理しており、変換サーバ20は、メールの送信元を特定し、メールの送信元がループバック試験を行うように予め登録されているか否かを判断する。さらに、ループバック試験を行うように予め登録されている送信元からのメールであった場合に、該メールの宛先を認識し、当該送信元から該送信先へのメールが、ループバック試験を行う対象として予め登録されているか否かを判断する。(S103)。ここで、ループバック試験を行うように予め登録した送信元及び送信先であるか否かの判断を行う基準となるものは、電話番号、メールアドレス、IPアドレス等の固有の符号であって、メールの送信元を特定可能なものであれば何れであってもよい。
次に変換サーバ20は、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30の端末において、利用可能なファイル形式や表示可能なメールの文字コード、メール又はメールに添付された添付ファイルの容量、又はメールと添付ファイルを合わせた全体の容量の制限が異なる場合に、メールの送信先に応じてこれらの変換を行う(S104)。変換されたメールの送信元がループバック試験を行うように予め設定されていないとS103において判断されている場合には、変換サーバは、変換処理後のメールを第2メッセージングシステム30のメッセージサーバ30dに転送する(S105)。転送されたメールは、第2メッセージングシステム30のメッセージサーバ30dから通信網を介し、さらに無線基地局から無線通信により宛先である移動端末30aに送信される。
一方、変換されたメールがループバック試験の対象であるとS103において判断されている場合には、変換サーバ20は、変換サーバ20内での変換処理が正常に行われているか否かを判定し、判定結果を記載したメールを作成する(S106)。あわせて移動端末10aから送信され、変換サーバ20において変換されたメールは、削除される。判定は、例えば一連の処理中でルーチン内の返り値か正か否かにより行う。判定項目は、変換処理される内容に応じて変更される。作成されるメールは、例えば図3に示すものであり、メールを送信したユーザーが変換サーバにおいて正常に処理が行われていること、あるいは正常に処理されていないことを認識できるのであれば、メールの題名、メールの本文は、何れであってもよく、また変換処理後の添付ファイルが添付されていてもよい。また、メールには変換処理過程に応じて、変換処理毎に変換処理が正常であったか否か記載されていてもよく、その処理状況を示すパラメータを表示してもよい。
変換サーバ20は、判定結果を記載したメールを変換サーバ20から第1メッセージングシステム10のメッセージサーバ10dに転送する(S107)。次に、メッセージサーバ10dは、その通知を移動端末10aに送信する(S108)。あるいは端末からのメール受信要求があるまでの所定の期間、通知をメッセージサーバ10dに保持する。このように、ユーザーは、自己の移動端末10aからメールを送信することによって、移動端末10aから変換サーバ20まで接続が確立されているか及びユーザーの移動端末10aから変換サーバ20が正常に動作しているか確認することができる。さらに、特定の宛先についてのみループバック試験を行うことにより、ユーザーは、自己が希望する宛先についてのみ試験の対象とし、他の宛先については、通常のメールの送受信をすることができるため、メールの送受信のサービスを維持しながら、試験を行うことが可能となる。くわえて、特定の送信先へのメールの変換処理が正常に行われているか確認することが可能となり、送信先の多様化にしている状況においても適切な試験を行うことが可能となる。
変換サーバ20の機能的な構成を図4に示す。変換サーバ20は、第1メッセージングシステムインターフェイス部201(第1受信手段、第1送信手段)、第2メッセージングシステムインターフェイス部202、制御部203(制御手段)、試験移動機管理部204(試験移動機管理手段)、変換処理部205(変換処理手段)、試験メッセージ作成部206(試験メッセージ作成手段)、管理テーブル格納部207から構成される。
第1メッセージングシステムインターフェイス部201は、第1メッセージングシステム10のメッセージサーバ10dとのインターフェイスである。第1メッセージングシステムインターフェース部201は、メッセージ受信部(第1受信手段)と、メッセージ送信部(第1送信手段)とを備える(図示せず)。メッセージ受信部は、第1メッセージングシステム10からのメールを受信し、メッセージ送信部は、変換サーバ20から第1メッセージングシステム10へメールを送信する。
第2メッセージングシステムインターフェイス部202は、第2メッセージングシステム30のメッセージサーバ30dとのインターフェイスである。第2メッセージングシステムインターフェイス部202は、メッセージ受信部と、メッセージ送信部とを備える(図示せず)。メッセージ受信部は、第2メッセージングシステム30からのメールを受信し、メッセージ送信部は、変換サーバ20から第2メッセージングシステム30へメールを送信する。
制御部203は、第1メッセージングシステムインターフェイス部201或いは第2メッセージングシステムインターフェイス部202で受信したメールの送信元・送信先を認識し、特定する機能を有する。試験移動機管理部204が、特定したメールの送信元がループバック試験を行うように予め登録されているか否か、さらに、受信したメールの送信元がループバック試験を行うように予め登録されていた場合に、該送信元から該メールの送信先へのメールが、ループバック試験を行う対象として予め登録されているか否かを判断するために、制御部203は、特定したメールの送信元、送信先を試験移動機管理部204に通知する機能を有する。
制御部203は、試験移動機管理部204に問い合わせた結果、各インターフェイス部から制御部203に入力されたメールがループバック試験の対象とならないメールの場合には、該メールを変換処理部205において変換処理した後、変換後のメールを宛先側のインターフェイス部に送信する機能を有する。
さらに、制御部203は、変換処理部205において変換処理が行われた後のメールが正常に処理されているか判定する機能を有する。判定は、例えば一連の処理中でルーチン内の返り値か否かにより行う。判定項目は、変換処理される内容に応じて変更される。加えて制御部203は、変換処理部205において変換処理が行われた後のメールが正常に処理されているかについての判定結果を試験メッセージ作成部206に通知し、試験メッセージ作成部206が通知に基づいて作成したメールを送信元の属するメッセージングシステムに接続されたインターフェイス部に送信する機能を有する。
試験移動機管理部204は、管理テーブル格納部207に格納されているテーブルに基づいて、メールの送信元が、ループバック試験を行うか否かを管理する機能を有する。さらに、試験移動機管理部204は、送信元がループバック試験の対象として登録されている場合に、当該送信元から特定の送信先へのメールのみをループバック試験の対象となるか否かを管理する機能を有する。図5に管理テーブル格納部207に格納されている情報の例を示す。図5に示す例によれば、テーブルの左側「FROM」の欄には、メールの送信元となるアドレスが入力される。ここに入力されているメールアドレスは、ループバック試験の対象となるメールの送信元である。「TO(1)」、「TO(2)」・・・「TO(n)」の欄には、左側の「FROM」の欄に記載された送信元からのメールのうち、ループバックの対象となるメールの送信先のアドレスが入力される。「FROM」の欄に記載されたアドレスからのメールうち、「TO(1)」、「TO(2)」・・・「TO(n)」に記載されたアドレス宛のメールのみが、ループバック試験の対象となるメールとなる。一方、「FROM」の欄に記載されたアドレスからのメールうち、「TO(1)」、「TO(2)」・・・「TO(n)」に記載されていないアドレス宛のメールは、ループバック試験の保護対象とならない。ただし、「FROM」の欄にアドレスが記載されているが、「TO(1)」、「TO(2)」・・・「TO(n)」に全くアドレスが記載されていない場合には、「FROM」の欄に記載されたアドレスからのメールは、全てループバックの対象となる。
図5のテーブルにおいて、「0123456789@aaa.ccc.com」が送信元であるメールのうち、「9876543210@bbb.ddd.tl」と「xyzdghksjiru@ddd.eee.jp」宛のメールはループバック試験の対象となり、「0123456789@aaa.ccc.com」から他の宛先に送信されているメールは、ループバック試験の対象とはならない。「abcdefghijk@aaa.ccc.co.jp」が送信元であるメールは、全てループバック試験の対象となる。
図5では、メールアドレス毎にループバック試験を行う否か管理しているが、ループバック試験を行う送信元、送信先であるか否かの登録の単位は、メールの送信元、送信先及び移動端末の電話番号、メールアドレス、IPアドレス等の固有の符号であって、送信元、送信先を特定できるものであればよい。試験移動機管理部204は、制御部203から通知されたメールの送信元、送信先のメールアドレスを管理テーブル格納部207に格納されているテーブルと照らし合わせ、当該メールがループバック試験の対象として予め登録されているか否かを制御部203に通知する機能を有する。
変換処理部205は、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30の端末において利用可能なファイル形式や表示可能なメールの文字コード、メール又はメールに添付された添付ファイルの容量、又はメールと添付ファイルを合わせた全体の容量の制限が異なる場合に、メールの送信先に応じて、送信先の端末で表示可能なように文字コードの変換、ファイル形式の変換を行う機能を有する。
試験メッセージ作成部206は、ループバック試験を行うように予め登録された送信元からのメールが、正常に変換処理されたか否かの判定結果を制御部203から通知され、その通知結果を記入したメールを作成する。図6に示すように、制御部203から通知される処理結果に対応した結果通知を記載したメールを作成する。作成された結果通知を記載したメールは、制御部203に送信され、各インターフェイス部を介してメールの送信元端末に送信される。作成されるメールは、メールを送信したユーザーが変換サーバにおいて正常に処理が行われていること、あるいは正常に処理されていないことを認識できるのであれば、メールの題名、メールの本文は、何れであってもよく、また変換処理後の添付ファイルが添付されていてもよい。また、メールには変換処理過程に応じて、変換処理毎に変換処理が正常であったか否か記載されていてもよく、その処理状況を示すパラメータを表示してもよい。
図1、図4、図7を参照しながら、第1メッセージングシステム10のメッセージサーバ10dの配下にある移動端末10aから第2メッセージングシステム30に存するメッセージサーバ30dの配下にある移動端末30d宛にメールを送信した場合の変換サーバ20内の処理の態様を説明する。
第1メッセージングシステム10に存するメッセージサーバ10dの配下にある移動端末10aから、第2メッセージングシステム30に存するメッセージサーバ30dの配下にある移動端末30a宛にメールを送信すると、送信されたメールは、第1メッセージングシステム10内の無線基地局10b、メッセージサーバ10dを介して、第1メッセージングシステムインターフェイス部201に受信される(S200)。
制御部203は、受信したメールの送信元、送信先を特定する(S201)。制御部203は、メールの送信元、送信先の端末のメールアドレス、電話番号、IPアドレス等の固有の符号であって、送信元、送信先を確認可能な項目であり、かつ試験移動機管理部4で管理されているループバック試験を行うか否かを記録した図5のテーブルにおいて対応付けが可能な項目をメールから特定する。制御部3は、確認された送信元、送信先についての情報を試験移動機管理部204に通知する。
試験移動機管理部204は、制御部203から通知された送信元、送信先についての情報と、試験移動機管理部204が管理する図5のテーブルの照らし合わせを行い、受信したメールがループバック試験の対象となるか判断し、その結果を制御部203に通知する(S202)。
より具体的には、試験移動機管理部204は、図5に示すテーブルに基づき受信したメールがループバック試験の対象となるかどうか判断する。まず、制御部203より通知されたメールアドレスが、図5のテーブルの左側「FROM」の欄に入力されているか否か判断する。ここに入力されているメールアドレスは、ループバック試験の対象となるメールの送信元である。「FROM」の欄に受信したメールの送信元のアドレスが記載されていないと判断された場合には、当該メールは、ループバック試験の対象とならない旨、制御部203に通知する。一方、「FROM」の欄に受信したメールの送信元のアドレスが記載されていると判断された場合には、試験移動機管理部204は、受信したメールアドレスに対応した送信先の欄(「TO」の欄)に、メールアドレスが入力されているか判断する。ここで、送信先の欄に全くメールアドレスが入力されていない場合には、「FROM」の欄に入力されたメールアドレスを送信元とするメールの全てが、ループバック試験の対象となる。送信先の欄に全くメールアドレスが入力されていない場合には、試験移動機管理部204は、制御部203に対して、受信したメールがループバック試験の対象となる旨を通知する。
受信したメールアドレスに対応した左側の「FROM」の欄に対応した右側の「TO(1)」といった送信先の欄に、メールアドレスが入力されている場合には、送信先の欄に記載されたメールアドレスと、制御部203から通知された当該メールの送信先のアドレスを照らし合わせ、制御部203から通知された当該メールの送信先のアドレスが、送信先の欄に記載されたメールアドレスと一致した場合には、制御部203に対して、当該メールがループバック試験の対象となる旨を通知する。
一方、制御部203から通知された当該メールの送信先のアドレスが、送信先の欄に記載されたメールアドレスと一致しない場合には、試験移動機管理部204は、制御部203に対して、当該メールがループバック試験の対象とならない旨を通知する。
ここで、ループバック試験を行う送信元、送信先であるか否かの登録の単位は、メールの送信元、送信先及び移動端末の電話番号、メールアドレス、IPアドレス等の固有の符号であって、送信元、送信先を特定できるものであれば何れであってもよい。
変換処理部205は、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30に属する端末において利用可能なファイル形式や表示可能なメールの文字コード、メール又はメールに添付された添付ファイルの容量などが異なる場合に、メールの送信先に応じて、送信先の端末で表示可能なように文字コードの変換等を行う機能を有する。次に受信されたメールは、変換処理部5において前記条件に応じて変換処理をされる(S203)。
次に、S202で、受信したメールは、ループバック試験の対象とならないメールであると判定されている場合には、変換処理後のメールは、第二メッセージングシステム30のメッセージサーバ30dに転送され、通信網を介して、無線基地局から無線通信により宛先端末に送信される(S204)。
一方、S202において、受信したメールがループバック試験の対象となるメールと判定されている場合には、制御部は、前記変換処理が正常に行われているか否かを判定する(S205)。判定は、例えば一連の処理中でルーチン内の返り値が、正か否かにより行う。判定項目は、変換処理される内容に応じて変更される。
S205において、変換処理が正常に行われていると判定された場合には、制御部203は、その結果を試験メッセージ作成部6に通知し、試験メッセージ作成部206は、変換処理が正常に行われている旨を示したメールを作成する(S206)。一方、S205において変換処理が正常に行われていないと判定された場合には、制御部203は、その結果を試験メッセージ作成部206に通知し、試験メッセージ作成部206は、その旨を示したメールを作成する(S207)。ここで作成されるメールは、図6に示すように端末からのメールの送信元のユーザーにおいて、正常に変換処理が行われていること、あるいは正常に変換処理されていないことを認識できるのであればメールの題名、メールの本文は何れであってもよく、また変換処理後の添付ファイルが添付されていてもよい。また、メールには変換処理過程に応じて、変換処理毎に変換処理が正常であったか否か記載されていてもよく、その処理状況を示すパラメータを表示してもよい。
最後に、正常に処理された旨あるいは正常に処理されなかった旨を記載したメールは、変換サーバ20から第1メッセージングシステム10のメッセージサーバ10dに転送され、通信網を介して、無線基地局から無線通信によりメールの送信元の移動端末10aに送信される(S208)。ユーザーは、変換サーバ20からの送信された処理結果を示したメールを受信することによって変換サーバにおいてメールが正常に処理されていることを確認することができる。
次に、ループバック試験の対象となるメールの送信元、送信先の設定と解除について説明する。保守用端末(図示せず)からループバック試験の対象となるメールの送信元を変換サーバ20に登録する処理の態様を説明する。保守用端末は直接、あるいはネットワークを介して変換サーバ20に接続され、管理テーブル格納部207に格納されているテーブルを修正する。これにより、特定のメールの送信元から送信されたメールがループバック試験の対象となるか否かを設定することができる。さらに、特定の送信元から特定の送信先へのメールのみをループバック試験の対象となるか否かを設定することができる。
図8、図4を用いて、ループバック試験の対象となるメールの送信元、送信先を移動端末10aから変換サーバ20に登録する処理の態様を説明する。ループバック試験を希望するメールの送信元を保持するユーザーは、メールの送信元及び送信先がループバック試験の対象となるように指示を移動端末10aに入力する(S300)。ここで、送信元、送信先を特定する単位は、電話番号、メールアドレス、IPアドレスなど送信元、送信先を特定でき、かつ当該送信元からのメールから認識可能なものであれば何れを用いてもよい。また、送信元の設定は、一つの端末が複数のメールアドレスなど、複数の送信元を有する場合には、そのうちのいずれか一つであってもよい。入力された結果を伝える媒体は、移動端末に予め設定された機能、あるいはユーザーが移動端末からウェブサイトを閲覧し、所定のサイト上で指示を入力してもよい。入力結果は、ループバック試験登録要求として送信する(S301)。送信されたループバック試験登録要求は、メッセージサーバ10d、通信網を介して変換サーバ20に到達する(S302)。
次に、変換サーバ20は、ループバック試験登録要求を受信すると、ループバック試験登録要求で指示されている送信元、送信先がループバック試験の対象として登録されているか確認を行う。データと照らし合わせた結果、当該送信元あるいは送信先がループバック試験の対象として登録されていない場合には、当該送信元をループバック試験の対象として登録する(S303)。変換サーバ20は、S303の処理結果を示した通知を作成する(S304)。変換サーバ20は、前記通知をメッセージサーバ10dに送信する(S305)。メッセージサーバ10dは、通信網を介して前記通知を移動端末10aに送信する(S306)。
このようにして、ユーザーの指定したメールの送信元は、ループバック試験の対象と変換サーバ20で取り扱われ、以後ユーザーが変換サーバ20を介する宛先にメールを送付した場合には前記ループバック試験が行われる。
図9、図4を用いて、図8に示したループバック試験の対象となるメールの送信元、送信先を移動端末から変換サーバに登録する際の変換サーバ20内の処理の態様を説明する。移動端末10aから送信されたループバック試験登録要求は、メッセージサーバ10dを介して、第1メッセージングシステムインターフェイス部201に受信される(S400)。制御部203は、ループバック試験登録要求の送信元の確認を行う(S401)。制御部203は、ループバック試験登録要求から、対象となるメールの送信元、送信先を特定する。特定する単位は、メールアドレス、電話番号、IPアドレス等の固有の符号であって、送信元を確認可能な項目であり、かつ試験移動機管理部204で管理しているループバック試験を行うか否かを記録した図5のテーブルにおいて対応付けが可能な項目である。
制御部203は、確認された送信元についての情報を試験移動機管理部204に通知する。試験移動機管理部204は、制御部203から通知された送信元についての情報と、試験移動機管理部204が管理する図5のテーブルの照らし合わせを行い、ユーザーがループバック試験登録要求の対象としたメールの送信元、送信先がループバック試験の対象として登録されているか判定する(S402)。
S402において、ユーザーがループバック試験登録要求の対象とした送信元、送信先がループバック試験を行うように予め登録されていないと判定された場合には、試験移動機管理部204は、ユーザーがループバック試験登録要求の対象とした送信元、送信先をループバック試験の対象として管理テーブル格納部207に登録し、あわせてその旨を制御部203に通知する(S403)。制御部203は、ユーザーがループバック試験登録要求の対象とした送信元、送信先からのメールがループバック試験を行うように登録された旨を端末に通知する(S404)。このようにして、ユーザーがループバック試験登録要求の対象とした送信元、送信先のメールは、ループバック試験の対象として変換サーバで取り扱われ、ユーザーがメールを送付した場合にはループバック試験が行われる。
S402において、ユーザーがループバック試験登録要求の対象としたメールの送信元、送信先が、既にループバック試験を行うように予め登録されている判定された場合には、制御部203はその結果を移動端末10aに通知する(S404)。
図10にループバック試験の登録解除を端末から変換サーバ20に登録する際の処理の態様を示す。以下図1、図10を参照しながら、処理の態様を説明する。
ユーザーは、移動端末10aにループバック試験登録解除を希望する送信元、送信先を指定し送信する。送信された通知はループバック試験登録解除要求として変換サーバ20に到達する(S500)。以後の処理は、図10に示すように、ループバック試験の対象として登録する場合と同様の処理を行う。すなわち、ループバック試験登録解除を希望するメールの送信元を保持するユーザーは、メールの送信元及び送信先がループバック試験登録解除の対象となるように指示を移動端末10aに入力する(S500)。ここで、送信元、送信先を特定する単位は、電話番号、メールアドレス、IPアドレスなど送信元、送信先を特定でき、かつ当該送信元からのメールから認識可能なものであれば何れを用いてもよい。また、送信元の設定は、一つの端末が複数のメールアドレスなど、複数の送信元を有する場合には、そのうちのいずれか一つであってもよい。入力された結果を伝える媒体は、移動端末に予め設定された機能、あるいはユーザーが移動端末からウェブサイトを閲覧し、所定のサイト上で指示を入力してもよい。入力結果は、ループバック試験登録解除要求として送信する(S501)。送信されたループバック試験登録解除要求は、メッセージサーバ10d、通信網を介して変換サーバ20に到達する(S502)。
次に、変換サーバ20は、ループバック試験登録解除要求を受信すると、ループバック試験登録解除要求で指示されている送信元、送信先がループバック試験の対象として登録されているか確認を行う。データと照らし合わせた結果、当該送信元あるいは送信先がループバック試験の対象として登録されている場合には、当該送信元をループバック試験の対象から削除する(S503)。変換サーバ20は、S503の処理結果を示した通知を作成する(S504)。変換サーバ20は、前記通知をメッセージサーバ10dに送信する(S505)。メッセージサーバ10dは、通信網を介して前記通知を移動端末10aに送信する(S506)。
このようにして、ユーザーが指定したループバック試験登録解除要求の対象としたメールの送信元、送信先がループバック試験の対象ではないと変換サーバ20で取り扱われ、以後ユーザーがメールを送付した場合には前記ループバック試験が行われることはない。
図11にループバック試験の登録解除を移動端末から変換サーバに登録する際の変換サーバ内の処理の態様を示す。移動端末10aから送信されたループバック試験登録解除要求は、メッセージサーバ10dを介して、第1メッセージングシステムインターフェイス部201に受信される(S600)。制御部203は、ループバック試験登録解除要求の送信元の確認を行う(S601)。制御部203は、ループバック試験登録解除要求から、対象となるメールの送信元、送信先を特定する。特定する単位は、メールアドレス、電話番号、IPアドレス等の固有の符号であって、送信元を確認可能な項目であり、かつ試験移動機管理部204で管理しているループバック試験を行うか否かを記録した図5のテーブルにおいて対応付けが可能な項目である。
制御部203は、確認された送信元についての情報を試験移動機管理部204に通知する。試験移動機管理部204は、制御部203から通知された送信元についての情報と、試験移動機管理部204が管理する図5のテーブルの照らし合わせを行い、ユーザーがループバック試験登録要求の対象としたメールの送信元、送信先がループバック試験の対象として登録されているか判定する(S602)。
S602において、ユーザーがループバック試験登録解除要求の対象とした送信元、送信先がループバック試験を行うように予め登録されていると判定された場合には、試験移動機管理部204は、ユーザーがループバック試験登録解除要求の対象とした送信元、送信先をループバック試験の対象から削除するように管理テーブル格納部207に登録し、あわせてその旨を制御部203に通知する(S603)。制御部203は、ユーザーがループバック試験登録解除要求の対象とした送信元、送信先からのメールがループバック試験を行わないように登録された旨を端末に通知する(S604)。
S602において、ユーザーがループバック試験登録解除要求の対象としたメールの送信元、送信先が、既にループバック試験を行うように登録されていないと判定された場合には、制御部203はその結果を移動端末10aに通知する(S604)。
このようにして、ユーザーが指定したループバック試験登録解除要求の対象としたメールの送信元、送信先はループバック試験の対象でないと変換サーバで取り扱われ、以後ユーザーがメールを送付した場合には前記ループバック試験が行われることはない。
本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。例えば、図1では第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30が接続されている例を示したが、変換サーバ20に3以上のメッセージングシステムが接続されていてもよい。さらに、変換サーバ20からインターネットに接続されていてもよい。
また、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30は、携帯電話網に限られず、PHS通信網、衛星携帯電話網であってもよい。
さらに、上記実施の形態では、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30として移動通信を示したが、第1メッセージングシステム10と第2メッセージングシステム30における通信網は、いずれか一方、又は双方が固定回線により提供される公衆網によるメッセージングシステムであってもよい。
上記実施形態においては、一つの端末が複数のメールアドレス、電話番号等を有するなど、試験移動機管理部204が特定可能な送信元を一つの端末が複数有する場合には、一つの端末からのメールであってもループバック試験の対象となる送信元によるメールをループバック試験の対象とし、対象とならない送信元からのメールを通常の変換処理を行い宛先サーバに送信してもよい。
以上説明したように、本実施形態によれば、従来技術と異なり目的サーバとしての変換サーバ20までの物理的な接続が確認できるだけでなく、変換サーバ20の処理の正常性も確認することができる。ユーザーは、変換サーバ20からの送信された処理結果を示したメールを受信することによって変換サーバ20においてメールが正常に処理されていることを確認することができる。これにくわえ、変換サーバ20内の処理の具体的な結果をループバック試験の結果通知に記載することによって、具体的な故障箇所を知ることも可能となる。
その結果、メールを送信先である相手方に送信し、相手方に正常に受信したか確認することなく、ユーザー自身で自己の移動端末から変換サーバ20まで接続が確立されているか及び、ユーザーの端末から変換サーバ20が正常に動作しているか、極めて容易に確認することができる。また、メールの送信先が、外国のメッセージングシステムである場合など、メールの送信先に問い合わせて正常にメールを受信したか判断することが困難な状況や、送信先の国においてユーザーが送信したメールを確認する者が存しない状況であっても、送信者自信で、変換サーバ20の処理の正常性を確認することができる。
さらに、本実施形態によれば、ループバック試験の対象となる送信元、送信先は、変換サーバ20においてのみ管理がなされるものであるため、送信元、送信先を特定してメールを送受信することが可能であり、変換サーバ20に接続されたメッセージングシステムを介してメールの送受信を行うものであれば、何れであってもループバック試験の対象とすることができる。つまり、ループバック試験を行うメール送信元の移動端末は、メールの送受信が可能な装置であれば何れであってもよいのである。このため、変換サーバ20の保守に着目した場合には、変換サーバ20の正常性を確認するために特殊な専用装置を用いることなく汎用の移動端末を用いることが可能となり、低廉かつ極めて容易に変換サーバ20の保守点検を行うことが可能となる。
本発明によれば、移動端末のユーザー又は変換サーバ20の保守者が自らメールの送信元、送信先を設定することによってループバック試験の対象を随時登録、解除することが可能となる。これにより、従来技術のようにサービスを画一的に中断することなく、必要に応じて随時試験を行うことが可能となる。特にブラウザ機能を備えた移動端末などを用いた場合には、試験者が容易にループバック試験の登録解除を行い、自ら変換サーバ20の正常性等を確認することができる。
本発明が適用される通信システムの構成図である。 本発明の一実施形態にかかる図1の通信システムにおけるループバック試験方法の手順を示すフロー図である。 変換サーバからの結果通知を示す図である。 変換サーバの構成を示すブロック図である。 試験移動機管理部が管理するデータベースを示す図である。 試験メッセージ作成部で管理するデータベースを示す図である。 変換サーバ内の処理フローを示す図である。 本発明の一実施形態にかかる図1の通信システムにおけるループバック試験の対象となるメールの送信元、送信先を登録する手順を示すフロー図である。 変換サーバ内におけるループバック試験の対象となるメールの送信元、送信先を登録する手順を示すフロー図である。 本発明の一実施形態にかかる図1の通信システムにおけるループバック試験の対象となるメールの送信元、送信先を解除する手順を示すフロー図である。 変換サーバ内におけるループバック試験の対象となるメールの送信元、送信先を解除する手順を示すフロー図である。
符号の説明
1a…通信システム、10…第1メッセージングシステム、10a…移動端末、10b…無線基地局、10d…メッセージサーバ、20…変換サーバ、30…第2メッセージングシステム、30a…移動端末、30b…無線基地局、201…第1メッセージングシステムインタフェイス部、202…第2メッセージングシステムインタフェイス部、203…制御部、204…試験移動機管理部、205…変換処理部、206…試験メッセージ作成部、207…管理テーブル格納部。

Claims (6)

  1. 配下の第1通信端末にメッセージ送受信サービスを提供する第1メッセージ提供システムと、配下の第2通信端末にメッセージ送受信サービスを提供する第2メッセージ提供システムとの間に配置される変換サーバであって、
    前記第1通信端末から送信されるメッセージを受信する第1受信手段と、
    当該受信したメッセージを前記第2メッセージ提供システムで取り扱うことのできる形式に変換する変換処理手段と、
    当該変換が正常に行われているか否かを判断する制御手段と、
    当該判断の結果に基づいて前記第1通信端末に通知するための報告メールを作成する試験メッセージ作成手段と、
    当該作成した報告メールを前記第1通信端末に送信する第1送信手段と、
    を備える変換サーバ。
  2. 前記第1受信手段が受信したメッセージが、試験対象か否かを判断する試験移動機管理手段を備え、
    当該判断の結果が試験対象である旨のものである場合に、前記制御手段は変換の正常性の判断をし、前記試験メッセージ作成手段は前記報告メールを作成する、請求項1に記載の変換サーバ。
  3. 前記試験移動機管理手段は、前記第1受信手段が受信したメッセージの送信元及び送信先の少なくとも一方が、試験対象の送信元又は試験対象の送信先として登録されている場合に、該メッセージが試験対象であると判断する、請求項2に記載の変換サーバ。
  4. 前記試験移動機管理手段は、前記第1通信端末から送信される指示情報に基づいて、前記試験対象の送信元及び前記試験対象の送信先の登録及び解除を行う、請求項3に記載の変換サーバ。
  5. 配下の第1通信端末にメッセージ送受信サービスを提供する第1メッセージ提供システムと、配下の第2通信端末にメッセージ送受信サービスを提供する第2メッセージ提供システムとの間に配置される変換サーバの正常性を試験する試験方法であって、
    前記第1通信端末から送信されるメッセージを受信する受信ステップと、
    前記変換サーバ内の変換処理手段が、当該受信したメッセージを前記第2メッセージ提供システムで取り扱うことのできる形式に変換する変換ステップと、
    当該変換が正常に行われているか否かを判断する判断ステップと、
    当該判断の結果に基づいて前記第1通信端末に通知するための報告メールを作成するメッセージ作成ステップと、
    当該作成した報告メールを前記第1通信端末に送信する送信ステップと、
    を含む試験方法。
  6. 前記判断ステップに先立って、前記第1受信手段が受信したメッセージが試験対象か否かを判断する対象判断ステップを含み、
    当該判断の結果が試験対象である旨のものである場合に、前記判断ステップ及び前記メッセージ作成ステップの処理を実行する、請求項5に記載の試験方法。
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