JP2004318529A - プレゼンス情報管理装置及びユーザ端末 - Google Patents
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Abstract
【課題】自動的にプレゼンス情報を更新できるプレゼンス情報管理装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るプレゼンス情報管理装置1は、ユーザ端末40と接続され、ユーザのプレゼンス情報を更新管理する装置であって、ユーザのプレゼンス情報を格納するプレゼンス情報DB16と、キーワードとプレゼンス情報とを関連付けて格納したプレゼンス情報変換テーブル14と、ユーザ端末40から送信されるメールを受信するメール受信手段11と、メール受信手段11によって受信したメール本文からキーワードを抽出するキーワード抽出手段12と、プレゼンス情報変換テーブル14を参照し、キーワード抽出手段12によって抽出されたキーワードをプレゼンス情報に変換する変換手段13と、変換手段13によって変換されたプレゼンス情報によってプレゼンス情報DB16を更新するプレゼンス情報更新手段17と、を備える。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明に係るプレゼンス情報管理装置1は、ユーザ端末40と接続され、ユーザのプレゼンス情報を更新管理する装置であって、ユーザのプレゼンス情報を格納するプレゼンス情報DB16と、キーワードとプレゼンス情報とを関連付けて格納したプレゼンス情報変換テーブル14と、ユーザ端末40から送信されるメールを受信するメール受信手段11と、メール受信手段11によって受信したメール本文からキーワードを抽出するキーワード抽出手段12と、プレゼンス情報変換テーブル14を参照し、キーワード抽出手段12によって抽出されたキーワードをプレゼンス情報に変換する変換手段13と、変換手段13によって変換されたプレゼンス情報によってプレゼンス情報DB16を更新するプレゼンス情報更新手段17と、を備える。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレゼンス情報を管理するプレゼンス情報管理装置、及びこれに適用されるユーザ端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やFTTH(Fiber to the Home)、携帯電話などあらゆる通信インフラが整備され、ユーザが常時いずれかの方法でインターネットに接続できる環境が整いつつある。一方で、インターネット通信のひとつには、例えば、電子メールやチャットなどのように、人間同士のコミュニケーションやネットサーフィンが大部分を占めている。しかし、今後は「相手がどこにいてどのような状態にあるのか」を第三者にプレゼンスする情報発信型コミュニケーションの時代へと進化していくものと推測される。
【0003】
このようなプレゼンスサービスとしては、SIP(Session Initiation Protocol)が現在知られている。例えば、SIPを用いたシステムとしては、Windows(登録商標) Messengerが存在する。なお、SIPは、種々のシステムにおいて利用されている。例えば、下記特許文献1には、SIPを用いて分散オブジェクト間の通信を確立する技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−22250号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したサービスにおいては、自己の状態(作業内容や個人の状態)を第三者にプレゼンスするためには、ユーザが手入力で現在の行動等を登録しなければならず面倒であった。また、急な離席の場合などには、ユーザが自分の行動を手入力できるとは限らず、実際の自己の状態とプレゼンス情報の内容とをリアルタイムに一致させることは困難であった。
【0006】
本発明は上記課題を解決し、自動的にプレゼンス情報を更新できるプレゼンス情報管理装置、及びこれに適用されるユーザ端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプレゼンス情報管理装置は、ユーザが使用するユーザ端末と接続され、ユーザのプレゼンス情報を更新管理する装置であって、ユーザのプレゼンス情報を格納するプレゼンス情報格納手段と、キーワードとプレゼンス情報とを関連付けて格納したプレゼンス情報変換テーブルと、ユーザ端末から送信されるメールを受信するメール受信手段と、メール受信手段によって受信したメールの本文からキーワードを抽出するキーワード抽出手段と、プレゼンス情報変換テーブルを参照し、キーワード抽出手段によって抽出されたキーワードを対応するプレゼンス情報に変換する変換手段と、プレゼンス情報格納手段に格納されたユーザのプレゼンス情報を、変換手段によって変換されたプレゼンス情報によって更新するプレゼンス情報更新手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、メール受信手段によってユーザが普段送信するメールを受信し、キーワード抽出手段がメールの本文からキーワードを抽出し、変換手段がキーワードをプレゼンス情報に変換する構成により、ユーザが通常送信するメールに基づいてユーザのプレゼンス情報を取得することができる。従って、ユーザが特に意識してプレゼンス情報を入力しなくても、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報が逐次更新される。第三者の端末からユーザのプレゼンス情報を問合せ要求された場合には、プレゼンス情報管理装置は、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を読み出して当該第三者の端末にプレゼンス情報を送信することができる。プレゼンス情報変換テーブルに格納されたキーワードには、例えば「昨日」「今朝」「さっき」など時刻に関するキーワードや、「うれしい」「楽しい」「会議中」「出張中」などのユーザの感情・状態に関するキーワードが含まれるほか、絵文字や顔文字なども含まれる。図16(a)に絵文字の例を、図16(b)に顔文字の例をそれぞれ示す。また、「メール受信手段」には、本発明のプレゼンス情報管理装置自体がメールを中継する機能を有してユーザ端末からメールを受信する場合と、メールを中継するメールサーバを通過したユーザのメールをメールサーバから転送して受信する場合のいずれも含む。
【0009】
上記プレゼンス情報管理装置において、プレゼンス情報変換テーブルに格納されたプレゼンス情報は時刻に関するプレゼンス情報を含み、変換手段によって変換された時刻に関するプレゼンス情報に基づいて、最新のプレゼンス情報を含むセンテンスをメールの本文から抽出するセンテンス抽出手段をさらに備え、プレゼンス情報更新手段は、センテンス抽出手段によって抽出されたセンテンスに含まれるプレゼンス情報によって、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新することをさらなる特徴とする。
【0010】
センテンス抽出手段がメール本文から最新のプレゼンス情報を含むセンテンスを抽出し、そのセンテンスに含まれるキーワードをプレゼンス情報に変換することにより、現在の状態により近いプレゼンス情報に更新することができる。
【0011】
上記プレゼンス情報管理装置は、センテンス抽出手段によって抽出されたセンテンスに含まれる時刻に関するプレゼンス情報が、所定の時刻以前のプレゼンス情報である場合に、プレゼンス情報更新手段は、プレゼンス情報を更新しないことをさらなる特徴とする。
【0012】
センテンス抽出手段によって抽出されたセンテンスに含まれるプレゼンス情報が示す時刻が、所定の時刻より以前の場合には、プレゼンス情報として相応しくないので、プレゼンス情報更新手段は更新しないことが好ましい。
【0013】
上記プレゼンス情報管理装置において、メール受信手段によって受信するメールには、そのメールに基づくプレゼンス情報の更新を許可するか否かを示す更新可否情報が付加され、メール受信手段によって受信したメールに付加された更新可否情報に基づいてプレゼンス情報の更新が許可されているか否かを判定し、その判定結果をキーワード抽出手段に通知する更新可否判定手段をさらに備え、キーワード抽出手段は、更新可否判定手段から更新許可の通知を受けたときにキーワードの抽出処理を開始することをさらなる特徴とする。
【0014】
ユーザ端末から送信されるメールに付加された更新可否情報に基づいて、そのメールをプレゼンス情報の更新に用いるか否かを判定する構成により、ユーザはプレゼンス情報を更新するか否か選択することができる。メールには、送信先の相手以外には知られたくないような内容が含まれる場合もあり、そのようなときにはプレゼンス情報として更新されないように選択できることが好ましい。
【0015】
上記プレゼンス情報管理装置において、プレゼンス情報更新手段は、プレゼンス情報の更新を許可するか否かの確認メールをユーザ端末に送信する確認メール送信手段と、ユーザ端末から送信される確認メールに対する応答メールを受信する応答メール受信手段と、応答メール受信手段によって受信した応答メールに基づいて、プレゼンス情報の更新を許可するか否か判定する更新可否判定手段と、を備え、更新可否判定手段によってプレゼンス情報の更新を許可すると判定された場合に、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新することをさらなる特徴とする。
【0016】
このような構成を採用することにより、プレゼンス情報更新手段によってプレゼンス情報を更新する前にプレゼンス情報の更新を許可するか否かユーザに確認させることができる。キーワードの抽出、及びその変換によって決定されたプレゼンス情報が事実と一致しているか否かをユーザに確認させることでプレゼンス情報の精度を高めることができる。
【0017】
上記プレゼンス情報管理装置は、電話交換機、又はサービス制御ノードとネットワークによって接続され、電話中、留守番電話モード、ドライブモードを示す電話通話状態、及び、圏外又は電源断を示す端末状態、及び、ネットワークのデータ通信状態をステータス情報として、電話交換機又はサービス制御ノードから取得するステータス情報受信手段をさらに備え、プレゼンス情報更新手段は、ステータス情報受信手段によって受信した情報に基づいて、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新する、ことをさらなる特徴とする。
【0018】
電話交換機又はサービス制御ノードからステータス情報を受信することにより、ユーザのステータス情報を用いて自動的にプレゼンス情報を更新することができる。なお、「ドライブモード」とは、運転中に設定される運転中マナーモードである。
【0019】
本発明に係るユーザ端末は、ユーザのプレゼンス情報を管理するプレゼンス情報管理装置と接続されるユーザ端末であって、メールの送信画面において、そのメールの内容に基づいてプレゼンス情報を更新することを許可するか否かを確認するメッセージを表示する表示手段と、ユーザによって入力された更新可否に関する情報をプレゼンス情報管理装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0020】
メールの送信画面において、そのメールに基づいてプレゼンス情報を更新することを許可するか否かを確認させることにより、ユーザはプレゼンス情報を更新するか否か選択することができる。メールには、送信先の相手以外には知られたくないような内容が含まれる場合もあり、そのようなときにはプレゼンス情報として更新されないように選択できることが好ましい。
【0021】
また、本発明に係るユーザ端末は、ユーザのプレゼンス情報を管理するプレゼンス情報管理装置と接続されるユーザ端末であって、プレゼンス情報管理装置から送信されるプレゼンス情報更新の確認メールを受信する受信手段と、受信手段によって確認メールを受信した際に、プレゼンス情報を更新することを許可するか否かを確認するメッセージを表示する表示手段と、入力された更新可否に関する情報をプレゼンス情報管理装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0022】
このような構成を採用することにより、プレゼンス情報を更新する前にユーザ端末において更新の確認を行うことができるので、更新しようとするプレゼンス情報が事実と一致しているか否かをユーザに確認させることでプレゼンス情報の精度を高めることができる。
【0023】
本発明に係るプレゼンス情報管理システムは、上記プレゼンス情報管理装置と、ユーザ端末と、を備えることを特徴とする。
【0024】
上記プレゼンス情報管理装置を備えるプレゼンス情報管理システムは、ユーザ端末から送信されるメールに基づいて自動的にプレゼンス情報を更新管理することができる。
【0025】
本発明に係るプレゼンス情報管理方法は、ユーザのプレゼンス情報を格納するプレゼンス情報格納手段を有してユーザのプレゼンス情報を更新管理するプレゼンス情報管理装置と、ユーザが使用するユーザ端末とが接続されたプレゼンス情報管理システムにおいて、ユーザ端末がメールを送信するメール送信ステップと、メール送信ステップにおいてユーザ端末から送信されたメールをプレゼンス情報管理装置が受信するメール受信ステップと、メール送信ステップにおいて送信されたメールの本文から、プレゼンス情報管理装置がキーワードを抽出するキーワード抽出ステップと、あらかじめキーワードとプレゼンス情報とを関連付けて格納されたプレゼンス情報変換テーブルを参照し、キーワード抽出ステップにおいて抽出されたキーワードを対応するプレゼンス情報に変換する変換ステップと、プレゼンス情報格納手段に格納されたユーザのプレゼンス情報を、変換ステップにおいて変換されたプレゼンス情報によって更新するプレゼンス情報更新ステップと、を備えることを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、ユーザが普段送信するメールをメール受信ステップにおいて受信し、キーワード抽出ステップにおいてメールの本文からキーワードを抽出し、変換ステップにおいてキーワードをプレゼンス情報に変換することにより、ユーザが通常送信するメールに基づいてユーザのプレゼンス情報を取得することができる。従って、ユーザが特に意識してプレゼンス情報を入力しなくても、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報が更新される。
【0027】
上記プレゼンス情報管理方法において、プレゼンス情報変換テーブルに格納されたプレゼンス情報は時刻に関するプレゼンス情報を含み、変換ステップにおいて変換された時刻に関するプレゼンス情報に基づいて、最新のプレゼンス情報を含むセンテンスをメールの本文から抽出するセンテンス抽出ステップをさらに備え、プレゼンス情報更新ステップは、センテンス抽出ステップにおいて抽出されたセンテンスに含まれるプレゼンス情報によって、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新することをさらなる特徴とする。
【0028】
センテンス抽出ステップにおいてメール本文から最新のプレゼンス情報を含むセンテンスを抽出し、そのセンテンスに含まれるキーワードを変換ステップにおいてプレゼンス情報に変換することにより、現在の状態により近いプレゼンス情報に更新することができる。
【0029】
上記プレゼンス情報管理方法は、センテンス抽出ステップにおいて抽出されたセンテンスに含まれる時刻に関するプレゼンス情報が所定の時刻以前のプレゼンス情報である場合に、プレゼンス情報更新ステップにおいてプレゼンス情報を更新しないことをさらなる特徴とする。
【0030】
センテンス抽出ステップにおいて抽出されたセンテンスに含まれるプレゼンス情報が示す時刻が、所定の時刻より以前の場合には、プレゼンス情報として相応しくないので、プレゼンス情報更新ステップでプレゼンス情報を更新しないことが好ましい。
【0031】
上記プレゼンス情報管理方法は、メール受信ステップにおいて受信するメールには、そのメールに基づくプレゼンス情報の更新を許可するか否かを示す更新可否情報が付加され、メール受信ステップにおいて受信したメールに付加された更新可否情報に基づいて、プレゼンス情報の更新が許可されているか否かをプレゼンス情報管理装置が判定する更新可否判定ステップをさらに備え、更新可否判定ステップにおいて更新が許可されていると判定された場合に、キーワード抽出ステップでのキーワードの抽出処理を開始することをさらなる特徴とする。
【0032】
ユーザ端末から送信されるメールに付加された更新可否情報に基づいて、更新可否判定ステップにおいて、そのメールをプレゼンス情報の更新に用いるか否かを判定することにより、ユーザはプレゼンス情報を更新するか否か選択することができる。メールには、送信先の相手以外には知られたくないような内容が含まれる場合もあり、そのようなときにはプレゼンス情報として更新されないように選択できることが好ましい。
【0033】
上記プレゼンス情報管理方法において、プレゼンス情報更新ステップは、プレゼンス情報の更新を許可するか否かの確認メールをプレゼンス情報管理装置がユーザ端末に送信する確認メール送信ステップと、ユーザ端末から送信される確認メールに対する応答メールをプレゼンス情報管理装置が受信する応答メール受信ステップと、応答メール受信ステップにおいて受信した応答メールに基づいて、プレゼンス情報の更新を許可するか否かをプレゼンス情報管理装置が判定する判定ステップと、を備え、判定ステップにおいてプレゼンス情報の更新を許可すると判定された場合に、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新することをさらなる特徴とする。
【0034】
このような方法を採用することにより、プレゼンス情報更新ステップにおいてプレゼンス情報を更新する前にプレゼンス情報の更新を許可するか否かユーザに確認させることができる。キーワードの抽出、及びその変換によって決定されたプレゼンス情報が事実と一致しているか否かをユーザに確認させることでプレゼンス情報の精度を高めることができる。
【0035】
上記プレゼンス情報管理方法において、プレゼンス情報管理装置に接続された電話交換機から又はサービス制御ノードから送信される、電話中、留守番電話モード、ドライブモードを示す電話通話状態、及び、圏外又は電源断を示す端末状態、ネットワークのデータ通信状態をプレゼンス情報管理装置が受信するステータス情報受信ステップをさらに備え、プレゼンス情報更新ステップでは、ステータス情報受信ステップにおいて受信したステータス情報に基づいて、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新することをさらなる特徴とする。
【0036】
電話交換機又はサービス制御ノードからステータス情報を受信することにより、ユーザのステータス情報を用いて自動的にプレゼンス情報を更新することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明に係るプレゼンス情報管理システムの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0038】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、プレゼンス情報管理システム1は、ユーザ端末40とメールサーバ30とがネットワークを介して接続され、プレゼンス情報管理装置10がメールサーバ30に接続されて構成されている。メールサーバ30は、ユーザ端末40から送信されるメールをその宛先のメール受信端末50に送信する機能を有する。なお、メールサーバ30は、ユーザ端末40を宛先として送信されたメールを中継する機能も有する。
【0039】
プレゼンス情報管理装置10は、メール受信手段11、キーワード抽出手段12、変換手段13、プレゼンス情報変換テーブル14、センテンス抽出手段15、プレゼンス情報データベース(以下「プレゼンス情報DB」という)16、プレゼンス情報更新手段17、プレゼンス情報通知手段18、ステータス情報受信手段19、を備えている。
【0040】
メール受信手段11は、メールサーバ30から送信されるメールを受信する機能を有する。
【0041】
プレゼンス情報変換テーブル14は、メール本文に用いられるキーワードと、そのキーワードが示すプレゼンス情報とを関連付けて格納したデータベースである。図2(a)及び図2(b)はプレゼンス情報変換テーブル14に格納されたデータの例を示す図である。図2(a)は時刻に関するキーワード(以下、「時刻キーワード」という)が格納された例、図2(b)は状態に関するキーワード(以下、「状態キーワード」という)が格納された例を示す。時刻キーワードは、そのままプレゼンス情報を表す(すなわち、時刻キーワード=プレゼンス情報)。また、図2(a)に示されるように、時刻キーワードには「結果」の項目が関連付けられている。「結果」の項目は、そのキーワードを含むセンテンスをプレゼンス情報として反映するか否かを判定するために用いられる。「結果」の項目がOKの場合には、その時刻キーワードを含むセンテンスをプレゼンス情報反映のために用いることができると判定され、「結果」の項目がNGの場合には、その時刻キーワードを含むセンテンスをプレゼンス情報反映のために用いることができないと判定される。この項目を有することにより、センテンスの内容が所定時間以上経過している場合にその情報をプレゼンス情報として反映させないことができる。図2(b)に示されるように、状態キーワードには、プレゼンス情報が関連付けられて格納されている。状態キーワードは、「キーワード1」と「キーワード2」に分けられている。キーワード1は通常のワードであり、例えば、「うれしい」「楽しい」などのキーワードは、「ご機嫌」というプレゼンス情報に関連付けられている。キーワード2は絵文字であり、例えば音符マークは、「ご機嫌」というプレゼンス情報に関連付けられている。
【0042】
キーワード抽出手段12は、受信したメールの本文からキーワードを抽出する機能を有する。キーワード抽出手段12は、メール本文からプレゼンス情報変換テーブル14に格納されたキーワードと同じキーワード又はそれに近いキーワードを抽出する。
【0043】
変換手段13は、キーワード抽出手段12によって抽出されたキーワードをプレゼンス情報に変換する機能を有する。変換手段13は、プレゼンス情報変換テーブル14に格納されたキーワードを参照して、対応するプレゼンス情報に変換する。
【0044】
センテンス抽出手段15は、メールの本文に含まれる複数のセンテンスのうち、プレゼンス情報の更新に用いるための直近のセンテンスを抽出する機能を有する。どれが直近の事柄を表すセンテンスであるかを解析する方法としては様々な方法を用いることができるが、一例としては、時刻キーワードとその評価順序とを関連付けて格納した図3に示されるようなデータベースを準備しておき、センテンスに含まれる時刻キーワードを評価することによって直近のセンテンスを抽出する方法がある。具体的に説明すると、図3に示されるデータベースによれば、「今」という時刻キーワードが最も直近であると評価され、「さっき」という時刻キーワードは2番目に直近であると評価される。従って、「今」という時刻キーワードが含まれたセンテンスと「さっき」という時刻キーワードが含まれたセンテンスとを比較した場合には、「今」という時刻キーワードを含むセンテンスを直近のセンテンスとして抽出することとなる。
【0045】
プレゼンス情報DB16は、ユーザのプレゼンス情報を格納するデータベースである。図4は、プレゼンス情報DB16に格納されたデータの例を示す図である。プレゼンス情報DB16には、「ユーザID」「ユーザ端末識別子」「ユニークネーム」「プレゼンス情報種別」「プレゼンスデータ」の各項目についてデータが格納されている。「ユーザID」は、ユーザを特定するための識別子である。プレゼンス情報DB16は、このユーザIDによって特定されたユーザに関するプレゼンス情報を格納する。「ユーザ端末識別子」はユーザが使用するユーザ端末40を識別するための情報であり、メールアドレスや携帯電話の番号などによって識別される。メールアドレスの場合には「Mail」、携帯電話の場合には「Phone」というように分類されている。「ユニークネーム」はユーザの表示名であり、ユーザは所望の名前を決めることができる。プレゼンス情報種別は、どのようにして得られたプレゼンス情報であるかを示す情報である。すなわち、「メール予測変換」である場合には、メール本文のキーワードから自動的に変換抽出されたプレゼンス情報であり、「交換機情報」である場合には、交換機から取得したプレゼンス情報であり、「手動登録」である場合には、ユーザが手入力したプレゼンス情報であることがわかる。すなわち、本実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1では、メールからプレゼンス情報を抽出する方法のほか、手動によってプレゼンス情報を入力する方法も許容している。「プレゼンスデータ」は、ユーザのプレゼンス情報に関するデータであり、「日時」「場所」「状態」の3つの内容が格納されている。「日時」は、メール本文からのプレゼンス情報変換の場合、メールの送信時間などを用いてもよい。「場所」は、携帯電話のような移動通信システムにおいては、基地局エリアに基づいた位置情報を用いることが好ましい。「状態」は、メール本文から抽出変換したプレゼンス情報であってもよいし、ユーザが手動によって登録したプレゼンス情報であってもよい。なお、上記「場所」は、GPSなどの測位システムを用いて取得した位置情報であっても良いし、交換機やサービス制御ノードから取得した位置情報であってもよい。
【0046】
プレゼンス情報更新手段17は、プレゼンス情報DB16を更新する機能を有する。センテンス抽出手段15によって抽出された直近のセンテンスに含まれるキーワードを変換してユーザのプレゼンス情報を求め、そのプレゼンス情報によってそのユーザのプレゼンス情報を更新する。
【0047】
プレゼンス情報通知手段18は、第三の端末(以下「問合せ端末」という)60からのプレゼンス情報の問合せに応じてプレゼンス情報を通知する機能を有する。問合せ端末60はプレゼンス情報を知りたいユーザを特定した問合せをプレゼンス情報管理装置10に送信し、プレゼンス情報通知手段18はその問合せに対して、当該ユーザのプレゼンス情報をプレゼンス情報DB16から読み出して問合せ端末60に送信する。
【0048】
次に、ユーザ端末40について説明する。ユーザ端末40は、通常のインターネットや携帯網などを通じてメール送信が可能な携帯電話や通常のPCにより構成されている。
【0049】
続いて、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1の動作について図5及び図6を参照しながら説明し、併せて本発明のプレゼンス情報管理方法の実施形態について説明する。図5はプレゼンス情報管理システム1の動作を示すフローチャート、図6はメール本文の解析について説明するためのフローチャートである。
【0050】
まず、ユーザ端末40が所定の宛先に対してメールを送信する(S12)。メールサーバ30は、ユーザ端末40から送信されたメールを受信し、宛先のアドレスにメールを送信する(S14)。この動作はメールサーバ30の本来の機能によって実現される。次に、メールサーバ30は、ユーザ端末40から送信されたメールをプレゼンス情報管理装置10に送信する(S16)。プレゼンス情報管理装置10は、メール受信手段11によってメールを受信する(S18)。
【0051】
プレゼンス情報管理装置10のメール受信手段11は、受信したメールの送信元のユーザ端末40を特定し、これによりプレゼンス情報更新の対象となるユーザを特定する(S22)。続いて、メール受信手段11は、受信したメールの本文の内容をキーワード抽出手段12に入力する。キーワード抽出手段12は、入力されたメール本文からキーワードを抽出する(S24)。続いて、抽出されたキーワードを変換手段13によってプレゼンス情報に変換し(S26)、変換されたプレゼンス情報に基づいてセンテンス抽出手段15が直近のセンテンスを抽出する(S28)。ここで、キーワードの抽出からセンテンスの抽出までのフローを、図6を参照しながら具体例を挙げて説明する。ここでは、受信したメール本文の内容は、「今日は天気が良くて、すごい気持ちがいいよね。昨日の雷雨とは大違いだね。」であったとする(S50)。キーワード抽出手段12は、時刻キーワードとして「昨日」「今日」、状態キーワードとして「気持ちがいい」というキーワードを抽出する。これらをプレゼンス情報に変換すると、時刻キーワードはそのままプレゼンス情報となり、「気持ちがいい」という状態キーワードはプレゼンス情報変換テーブル14(図2(b)参照)を参照して、「ご機嫌」というプレゼンス情報に変換される。
【0052】
次に、センテンス抽出手段15は、直近センテンスを抽出する(S52)。ここでは、時刻キーワードとして「昨日」を含むセンテンスと「今日」を含むセンテンスとが存在するが、図3に示すデータベースによれば、「昨日」より「今日」の方が直近であると評価される(S54)ので、「今日」を含むセンテンスを直近センテンスとして決定され(S56)、プレゼンス情報を更新するための対象センテンスが「今日は天気が良くて、すごい気持ちがいいよね。」に決定される。この結果に基づいてメール本文にフィルタ処理をし(S58)、そのセンテンスのみを残し(S60)、センテンスの抽出が完了する。
【0053】
次に、プレゼンス情報更新手段17は、センテンス抽出手段15によって抽出されたセンテンスに基づいてプレゼンス情報を更新するか否か判定する(S30)。ここで、抽出されたセンテンスに含まれる時刻キーワードが所定の時刻以前を示す場合には、プレゼンス情報として相応しくないのでプレゼンス情報を更新しないと判定する。プレゼンス情報を更新しないと判定された場合には、プレゼンス情報を更新しないでプレゼンス情報管理装置10の動作は終了する。プレゼンス情報を更新すると判定された場合には、プレゼンス情報を更新するステップS44に移行する。本例では、抽出されたセンテンスに含まれる時刻キーワードは「今日」であるので、このセンテンスに基づいてプレゼンス情報を更新すると判定され(図2参照)、上記の抽出センテンスに基づいてプレゼンス情報が更新される。具体的には、抽出されたセンテンスに含まれる状態キーワード「気持ちがいい」を変換してプレゼンス情報「ご機嫌」を取得し、このプレゼンス情報によってメール送信元のユーザのプレゼンス情報を更新する(S44)。なお、ステップS44においてプレゼンス情報を更新する際には、交換機32及びサービス制御ノード34から送信される当該ユーザのステータス情報をステータス情報受信手段19によって受信し、そのステータス情報に基づいてユーザのプレゼンス情報を更新することが好ましい。なお、ここで受信されるステータス情報には、(1)電話中、留守番電話モード、ドライブモードを示す電話通話状態、(2)圏外又は電源断を示す端末状態、(3)ネットワークのデータ通信状態、等がある。
【0054】
本実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1及びプレゼンス情報管理方法によれば、ユーザ端末40から送信されたメールからキーワードを抽出し、抽出されたキーワードに応じたプレゼンス情報によってプレゼンス情報DB16を更新するので、ユーザはプレゼンス情報を更新することを意識しなくても自動的にプレゼンス情報が更新され、便利である。
【0055】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2について説明する。第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2は、プレゼンス情報管理装置10aのメール受信手段11が更新可否判定手段11aを備えている点が、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1と異なる。また、これに伴いユーザ端末40の構成も異なる。以下、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1との相違点について説明する。
【0056】
図7は、第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2の構成を示すブロック図である。第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2においては、プレゼンス情報管理装置10aのメール受信手段11は、更新可否判定手段11aを有している。更新可否判定手段11aは、メールサーバ30から受信したメールに基づいてプレゼンス情報を更新することが許可されているか否かを判定する機能を有する。この判定はユーザ端末40からメールと共に送信される更新可否情報に基づいて行われ、メール受信手段11は、更新可否判定手段11aによってプレゼンス情報更新許可と判定された場合のみキーワード抽出手段12に受信したメールの内容を通知する。
【0057】
次に、ユーザ端末40について説明する。ユーザ端末40は、図8(a)に示されるように、メールを送信する際にそのメールに基づいてプレゼンス情報を更新してよいかどうかを確認させるための表示手段41と、その表示手段41によって入力された更新可否情報を付加してメールを送信する送信手段42と、を備えている。なお、ユーザ端末40は携帯電話や通常のPCなどによって構成される。図8(a)では記載を省略しているが、携帯電話やPCを構成する通常の入力手段やCPUなどを有している。
【0058】
次に、第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2の動作について図9を参照しながら説明し、併せて本発明のプレゼンス情報管理方法の実施形態について説明する。まず、ユーザ端末40はメールを所定の宛先に対して送信する。このときの動作をより詳しく説明すると、ユーザはユーザ端末40においてメール本文を作成し、メール本文の作成後、メールを送信することを決定する。この際、ユーザ端末40では、表示手段41によって図8(b)に示されるような画面を表示し、単にメールを送信するか、あるいはメールを送信すると共にそのメールの内容を本発明による方法によってプレゼンス情報へ反映させるかをユーザに選択させる(S10)。ユーザ端末40の送信手段42は、ユーザによって単にメールを送信することが選択された場合、すなわちボタン41aが押された場合には更新可否情報としてプレゼンス情報の更新不許可をメールに付加し、ユーザによってプレゼンス情報更新を選択された場合、すなわちボタン41bが押された場合には更新可否情報としてプレゼンス情報の更新許可をメールに付加してメール送信を行う(S12)。
【0059】
次に、メールサーバ30は、ユーザ端末40から送信されたメールを受信し、その宛先アドレスにメールを送信する(S14)。その後、メールサーバ30は、ユーザ端末40から送信されたメールを付加情報である更新可否情報と共にプレゼンス情報管理装置10aに送信する(S16)。プレゼンス情報管理装置10aは、メール受信手段11によってメール及び更新可否情報を受信する(S18)。プレゼンス情報管理装置10aは、メール受信手段11によって受信した更新可否情報によってメールの内容に基づくプレゼンス情報の更新が許可されているか否か判定する(S20)。この結果、更新が許可されていない場合には、プレゼンス情報管理装置10aの動作は終了する。プレゼンス情報の更新が許可されている場合には、メール受信手段11は、受信したメールの送信元のユーザを特定し、受信したメールの本文の内容をキーワード抽出手段12に入力する。
【0060】
以下、ユーザを特定し(S22)、キーワード抽出手段12によってメール本文からキーワードを抽出し(S24)、そのキーワードを変換手段13によってプレゼンス情報を取得して更新する(S44)までの動作は、第1実施形態に係るプレゼンス情報更新システムと同じである。
【0061】
第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2及びプレゼンス情報管理方法によれば、ユーザがメールの内容に基づいてプレゼンス情報を更新することを許可すれば、ユーザが送信したメール本文からプレゼンス情報を抽出して自動的に更新するので便利である。
【0062】
また、第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2及びプレゼンス情報管理方法によれば、ユーザ端末40においてメールを送信する際に、そのメールの内容に基づいてプレゼンス情報を更新してよいかどうかを確認し、プレゼンス情報の更新が許可された場合にのみメールの内容に基づいてプレゼンス情報の更新を行うので、ユーザ端末40のユーザはプレゼンス情報を更新するか否か選択することができる。これにより、ユーザは自分のプライバシーを守ることができる。
【0063】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3について説明する。第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3は、プレゼンス情報管理装置10bのプレゼンス情報更新手段17が確認メール送信手段17a、応答メール受信手段17b、及び更新可否判定手段17cを備えている点が、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1と異なる。また、これに伴いユーザ端末40の構成も異なる。以下、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1との相違点について説明する。
【0064】
図10は、第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3の構成を示すブロック図である。第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3は、プレゼンス情報更新手段17が、確認メール送信手段17a、応答メール受信手段17b、更新可否判定手段17cを有している。確認メール送信手段17aは、メール本文から抽出されたプレゼンス情報の内容でプレゼンス情報を更新してよいかどうかを確認する確認メールをユーザ端末40に対して送信する機能を有する。応答メール受信手段17bは、確認メールに応じてユーザ端末40から送信される応答メールを受信する機能を有する。更新可否判定手段17cは、応答メール受信手段17bによって受信した応答メールに基づいてプレゼンス情報を更新してよいかどうか判定する機能を有する。
【0065】
次に、ユーザ端末40について説明する。ユーザ端末40は、図11(a)に示されるように、プレゼンス情報管理装置10bから送信されるメールを受信する受信手段43、受信手段43によって受信したメールに基づいて更新しようとしているプレゼンス情報の内容を表示すると共に、そのプレゼンス情報で更新してよいかどうかを入力させる表示手段41と、確認メールに対する応答メールを送信する送信手段42と、を有している。なお、ユーザ端末40は携帯電話や通常のPCなどによって構成される。図11(a)では記載を省略しているが、携帯電話やPCを構成する通常の入力手段やCPUなどを有している。また、送信手段42及び受信手段43のハードウェア構成は、通常のメール等を送受信するための送信手段及び受信手段を兼ねるものである。
【0066】
次に、第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3の動作について図12を参照しながら説明し、併せて本発明のプレゼンス情報管理方法の実施形態について説明する。第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3の動作は、直近センテンスを抽出するステップS28まで第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1の動作と同じである。直近のセンテンスを抽出した後、プレゼンス情報管理装置10bは、確認メールをユーザ端末40に送信する(S32)。確認メールは、メールから抽出されたプレゼンス情報の内容を含む。ユーザ端末40は、プレゼンス情報管理装置10bから送信された確認メールを受信する(S34)と、受信した確認メールに含まれるプレゼンス情報を表示手段41によって表示し、図11(b)に示されるように、そのプレゼンス情報で更新を許可するかどうかを選択入力させる(S36)。反映ボタン41cが押下された場合には更新を許可し、修正ボタン41dが押下された場合には更新は許可しない。または、プレゼンス情報の修正画面に遷移させ、プレゼンス情報の手動修正を促してもよい。そして、ユーザ端末40はユーザによる入力に基づいて確認メールに対する応答メールをプレゼンス情報管理装置10bに送信する(S38)。プレゼンス情報管理装置10bは、ユーザ端末40から送信された応答メールを受信する(S40)と、その応答メールに基づいてプレゼンス情報の更新が許可されたかどうか判定し(S42)、更新が許可されたと判定された場合には、プレゼンス情報DB16に格納されたプレゼンス情報を更新する(S44)。更新が許可されなかった場合には、プレゼンス情報を更新しないでプレゼンス情報管理システム3の動作は終了する。
【0067】
第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3及びプレゼンス情報管理方法によれば、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1と同様に、ユーザがメールの内容に基づいてプレゼンス情報を更新することを許容すれば、ユーザが送信したメール本文からプレゼンス情報を抽出して自動的に更新するので便利である。
【0068】
第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3及びプレゼンス情報管理方法によれば、プレゼンス情報を更新する前に、更新しようとしているプレゼンス情報の内容を確認メールに含めてユーザ端末40に送信し、ユーザにプレゼンス情報の内容を確認させているので、メールから自動的に作成されたプレゼンス情報がユーザの実際の状態から乖離していた場合には、プレゼンス情報の反映を停止する、または手動修正して適切なプレゼンス情報を反映することができる。これにより、プレゼンス情報の精度を高めることができる。
【0069】
以上、本発明のプレゼンス情報管理システム、プレゼンス情報管理装置、及びプレゼンス情報管理方法について、実施形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0070】
上記実施形態においては、プレゼンス情報管理装置10をメールサーバ30と独立に構成したが、メールサーバ30の機能を有するメール中継手段30aをプレゼンス情報管理装置10cに含め、図13に示されるようにプレゼンス情報管理システム4を構成することとしてもよい。このプレゼンス情報管理装置10cでは、メール中継手段30aが更新可否を判定する更新可否判定手段30bを有している。図13に示すプレゼンス情報管理システム4の動作について図14を参照しながら説明する。
【0071】
このプレゼンス情報管理システム4では、第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2の動作と同様に、ユーザ端末40は更新可否情報が付加されたメールを送信し(S12)、プレゼンス情報管理システム4のメール中継手段30aがユーザ端末40から送信されたメールを受信すると、その宛先アドレスにメールを送信する(S14)。次に、メール中継手段30aは、メールに付加された更新可否情報に基づいてプレゼンス情報の更新が許可されているかどうか更新可否判定手段30bによって判定し(S20)、更新許可されていると判定された場合には、メールの送信元のユーザ端末40を特定してユーザを特定し(S22)、メール本文をキーワード抽出手段12に入力する。以下の動作については、第2実施形態にプレゼンス情報管理システム2の動作と同じである。
【0072】
また、上記実施形態においては、メール本文から複数のプレゼンス情報を抽出した場合には、直近のセンテンスから得られたプレゼンス情報を用いてプレゼンス情報を更新することとしたが、プレゼンス情報を選択させることとしてもよい。例えば、図15(a)に示されるようなメールを送信した場合には、2個のプレゼンス情報が抽出される。このような場合に、第3実施形態で説明した確認メールを送信する際に両方のプレゼンス情報を送信し、ユーザ端末40において図15(b)に示されるような確認画面を表示することによって、ユーザにどちらのプレゼンス情報を反映させるか選択させることができる。このような処理は、特に、直近のセンテンスを検出できない場合には有効である。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、メール受信手段によってユーザが普段送信するメールを受信し、キーワード抽出手段がメールの本文からキーワードを抽出し、変換手段がキーワードをプレゼンス情報に変換する構成により、ユーザが通常送信するメールに基づいてユーザのプレゼンス情報を取得することができるので、ユーザが特に意識してプレゼンス情報を入力しなくても、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報が適時更新される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】プレゼンス情報変換テーブルを示す図である。
【図3】最新のセンテンスを抽出する方法について説明する図である。
【図4】プレゼンス情報DBに格納されたデータの例を示す図である。
【図5】第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システムの動作を示すフローチャートである。
【図6】メール本文の解析について説明するためのフローチャートである。
【図7】第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【図8】(a)はユーザ端末の構成を示す図、(b)はユーザ端末に表示される画面を示す図である。
【図9】第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システムの動作を示すフローチャートである。
【図10】第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【図11】(a)はユーザ端末の構成を示す図、(b)はユーザ端末に表示される画面を示す図である。
【図12】第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システムの動作を示すフローチャートである。
【図13】プレゼンス情報管理システムの変形例の構成を示すブロック図である。
【図14】プレゼンス情報管理システムの変形例の動作を示すフローチャートである。
【図15】プレゼンス情報を選択させる例について説明する図である。
【図16】絵文字、顔文字の例を示す図である。
【符号の説明】
1〜4・・・プレゼンス情報管理システム、10、10a〜10c・・・プレゼンス情報管理装置、11・・・メール受信手段、12・・・キーワード抽出手段、13・・・変換手段、14・・・プレゼンス情報変換テーブル、15・・・センテンス抽出手段、16・・・プレゼンス情報DB、17・・・プレゼンス情報更新手段、18・・・プレゼンス情報通知手段、19・・・ステータス情報受信手段、30・・・メールサーバ、40・・・ユーザ端末。
【発明の属する技術分野】
本発明は、プレゼンス情報を管理するプレゼンス情報管理装置、及びこれに適用されるユーザ端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やFTTH(Fiber to the Home)、携帯電話などあらゆる通信インフラが整備され、ユーザが常時いずれかの方法でインターネットに接続できる環境が整いつつある。一方で、インターネット通信のひとつには、例えば、電子メールやチャットなどのように、人間同士のコミュニケーションやネットサーフィンが大部分を占めている。しかし、今後は「相手がどこにいてどのような状態にあるのか」を第三者にプレゼンスする情報発信型コミュニケーションの時代へと進化していくものと推測される。
【0003】
このようなプレゼンスサービスとしては、SIP(Session Initiation Protocol)が現在知られている。例えば、SIPを用いたシステムとしては、Windows(登録商標) Messengerが存在する。なお、SIPは、種々のシステムにおいて利用されている。例えば、下記特許文献1には、SIPを用いて分散オブジェクト間の通信を確立する技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開2003−22250号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記したサービスにおいては、自己の状態(作業内容や個人の状態)を第三者にプレゼンスするためには、ユーザが手入力で現在の行動等を登録しなければならず面倒であった。また、急な離席の場合などには、ユーザが自分の行動を手入力できるとは限らず、実際の自己の状態とプレゼンス情報の内容とをリアルタイムに一致させることは困難であった。
【0006】
本発明は上記課題を解決し、自動的にプレゼンス情報を更新できるプレゼンス情報管理装置、及びこれに適用されるユーザ端末を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るプレゼンス情報管理装置は、ユーザが使用するユーザ端末と接続され、ユーザのプレゼンス情報を更新管理する装置であって、ユーザのプレゼンス情報を格納するプレゼンス情報格納手段と、キーワードとプレゼンス情報とを関連付けて格納したプレゼンス情報変換テーブルと、ユーザ端末から送信されるメールを受信するメール受信手段と、メール受信手段によって受信したメールの本文からキーワードを抽出するキーワード抽出手段と、プレゼンス情報変換テーブルを参照し、キーワード抽出手段によって抽出されたキーワードを対応するプレゼンス情報に変換する変換手段と、プレゼンス情報格納手段に格納されたユーザのプレゼンス情報を、変換手段によって変換されたプレゼンス情報によって更新するプレゼンス情報更新手段と、を備えることを特徴とする。
【0008】
本発明によれば、メール受信手段によってユーザが普段送信するメールを受信し、キーワード抽出手段がメールの本文からキーワードを抽出し、変換手段がキーワードをプレゼンス情報に変換する構成により、ユーザが通常送信するメールに基づいてユーザのプレゼンス情報を取得することができる。従って、ユーザが特に意識してプレゼンス情報を入力しなくても、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報が逐次更新される。第三者の端末からユーザのプレゼンス情報を問合せ要求された場合には、プレゼンス情報管理装置は、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を読み出して当該第三者の端末にプレゼンス情報を送信することができる。プレゼンス情報変換テーブルに格納されたキーワードには、例えば「昨日」「今朝」「さっき」など時刻に関するキーワードや、「うれしい」「楽しい」「会議中」「出張中」などのユーザの感情・状態に関するキーワードが含まれるほか、絵文字や顔文字なども含まれる。図16(a)に絵文字の例を、図16(b)に顔文字の例をそれぞれ示す。また、「メール受信手段」には、本発明のプレゼンス情報管理装置自体がメールを中継する機能を有してユーザ端末からメールを受信する場合と、メールを中継するメールサーバを通過したユーザのメールをメールサーバから転送して受信する場合のいずれも含む。
【0009】
上記プレゼンス情報管理装置において、プレゼンス情報変換テーブルに格納されたプレゼンス情報は時刻に関するプレゼンス情報を含み、変換手段によって変換された時刻に関するプレゼンス情報に基づいて、最新のプレゼンス情報を含むセンテンスをメールの本文から抽出するセンテンス抽出手段をさらに備え、プレゼンス情報更新手段は、センテンス抽出手段によって抽出されたセンテンスに含まれるプレゼンス情報によって、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新することをさらなる特徴とする。
【0010】
センテンス抽出手段がメール本文から最新のプレゼンス情報を含むセンテンスを抽出し、そのセンテンスに含まれるキーワードをプレゼンス情報に変換することにより、現在の状態により近いプレゼンス情報に更新することができる。
【0011】
上記プレゼンス情報管理装置は、センテンス抽出手段によって抽出されたセンテンスに含まれる時刻に関するプレゼンス情報が、所定の時刻以前のプレゼンス情報である場合に、プレゼンス情報更新手段は、プレゼンス情報を更新しないことをさらなる特徴とする。
【0012】
センテンス抽出手段によって抽出されたセンテンスに含まれるプレゼンス情報が示す時刻が、所定の時刻より以前の場合には、プレゼンス情報として相応しくないので、プレゼンス情報更新手段は更新しないことが好ましい。
【0013】
上記プレゼンス情報管理装置において、メール受信手段によって受信するメールには、そのメールに基づくプレゼンス情報の更新を許可するか否かを示す更新可否情報が付加され、メール受信手段によって受信したメールに付加された更新可否情報に基づいてプレゼンス情報の更新が許可されているか否かを判定し、その判定結果をキーワード抽出手段に通知する更新可否判定手段をさらに備え、キーワード抽出手段は、更新可否判定手段から更新許可の通知を受けたときにキーワードの抽出処理を開始することをさらなる特徴とする。
【0014】
ユーザ端末から送信されるメールに付加された更新可否情報に基づいて、そのメールをプレゼンス情報の更新に用いるか否かを判定する構成により、ユーザはプレゼンス情報を更新するか否か選択することができる。メールには、送信先の相手以外には知られたくないような内容が含まれる場合もあり、そのようなときにはプレゼンス情報として更新されないように選択できることが好ましい。
【0015】
上記プレゼンス情報管理装置において、プレゼンス情報更新手段は、プレゼンス情報の更新を許可するか否かの確認メールをユーザ端末に送信する確認メール送信手段と、ユーザ端末から送信される確認メールに対する応答メールを受信する応答メール受信手段と、応答メール受信手段によって受信した応答メールに基づいて、プレゼンス情報の更新を許可するか否か判定する更新可否判定手段と、を備え、更新可否判定手段によってプレゼンス情報の更新を許可すると判定された場合に、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新することをさらなる特徴とする。
【0016】
このような構成を採用することにより、プレゼンス情報更新手段によってプレゼンス情報を更新する前にプレゼンス情報の更新を許可するか否かユーザに確認させることができる。キーワードの抽出、及びその変換によって決定されたプレゼンス情報が事実と一致しているか否かをユーザに確認させることでプレゼンス情報の精度を高めることができる。
【0017】
上記プレゼンス情報管理装置は、電話交換機、又はサービス制御ノードとネットワークによって接続され、電話中、留守番電話モード、ドライブモードを示す電話通話状態、及び、圏外又は電源断を示す端末状態、及び、ネットワークのデータ通信状態をステータス情報として、電話交換機又はサービス制御ノードから取得するステータス情報受信手段をさらに備え、プレゼンス情報更新手段は、ステータス情報受信手段によって受信した情報に基づいて、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新する、ことをさらなる特徴とする。
【0018】
電話交換機又はサービス制御ノードからステータス情報を受信することにより、ユーザのステータス情報を用いて自動的にプレゼンス情報を更新することができる。なお、「ドライブモード」とは、運転中に設定される運転中マナーモードである。
【0019】
本発明に係るユーザ端末は、ユーザのプレゼンス情報を管理するプレゼンス情報管理装置と接続されるユーザ端末であって、メールの送信画面において、そのメールの内容に基づいてプレゼンス情報を更新することを許可するか否かを確認するメッセージを表示する表示手段と、ユーザによって入力された更新可否に関する情報をプレゼンス情報管理装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0020】
メールの送信画面において、そのメールに基づいてプレゼンス情報を更新することを許可するか否かを確認させることにより、ユーザはプレゼンス情報を更新するか否か選択することができる。メールには、送信先の相手以外には知られたくないような内容が含まれる場合もあり、そのようなときにはプレゼンス情報として更新されないように選択できることが好ましい。
【0021】
また、本発明に係るユーザ端末は、ユーザのプレゼンス情報を管理するプレゼンス情報管理装置と接続されるユーザ端末であって、プレゼンス情報管理装置から送信されるプレゼンス情報更新の確認メールを受信する受信手段と、受信手段によって確認メールを受信した際に、プレゼンス情報を更新することを許可するか否かを確認するメッセージを表示する表示手段と、入力された更新可否に関する情報をプレゼンス情報管理装置に送信する送信手段と、を備えることを特徴とする。
【0022】
このような構成を採用することにより、プレゼンス情報を更新する前にユーザ端末において更新の確認を行うことができるので、更新しようとするプレゼンス情報が事実と一致しているか否かをユーザに確認させることでプレゼンス情報の精度を高めることができる。
【0023】
本発明に係るプレゼンス情報管理システムは、上記プレゼンス情報管理装置と、ユーザ端末と、を備えることを特徴とする。
【0024】
上記プレゼンス情報管理装置を備えるプレゼンス情報管理システムは、ユーザ端末から送信されるメールに基づいて自動的にプレゼンス情報を更新管理することができる。
【0025】
本発明に係るプレゼンス情報管理方法は、ユーザのプレゼンス情報を格納するプレゼンス情報格納手段を有してユーザのプレゼンス情報を更新管理するプレゼンス情報管理装置と、ユーザが使用するユーザ端末とが接続されたプレゼンス情報管理システムにおいて、ユーザ端末がメールを送信するメール送信ステップと、メール送信ステップにおいてユーザ端末から送信されたメールをプレゼンス情報管理装置が受信するメール受信ステップと、メール送信ステップにおいて送信されたメールの本文から、プレゼンス情報管理装置がキーワードを抽出するキーワード抽出ステップと、あらかじめキーワードとプレゼンス情報とを関連付けて格納されたプレゼンス情報変換テーブルを参照し、キーワード抽出ステップにおいて抽出されたキーワードを対応するプレゼンス情報に変換する変換ステップと、プレゼンス情報格納手段に格納されたユーザのプレゼンス情報を、変換ステップにおいて変換されたプレゼンス情報によって更新するプレゼンス情報更新ステップと、を備えることを特徴とする。
【0026】
本発明によれば、ユーザが普段送信するメールをメール受信ステップにおいて受信し、キーワード抽出ステップにおいてメールの本文からキーワードを抽出し、変換ステップにおいてキーワードをプレゼンス情報に変換することにより、ユーザが通常送信するメールに基づいてユーザのプレゼンス情報を取得することができる。従って、ユーザが特に意識してプレゼンス情報を入力しなくても、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報が更新される。
【0027】
上記プレゼンス情報管理方法において、プレゼンス情報変換テーブルに格納されたプレゼンス情報は時刻に関するプレゼンス情報を含み、変換ステップにおいて変換された時刻に関するプレゼンス情報に基づいて、最新のプレゼンス情報を含むセンテンスをメールの本文から抽出するセンテンス抽出ステップをさらに備え、プレゼンス情報更新ステップは、センテンス抽出ステップにおいて抽出されたセンテンスに含まれるプレゼンス情報によって、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新することをさらなる特徴とする。
【0028】
センテンス抽出ステップにおいてメール本文から最新のプレゼンス情報を含むセンテンスを抽出し、そのセンテンスに含まれるキーワードを変換ステップにおいてプレゼンス情報に変換することにより、現在の状態により近いプレゼンス情報に更新することができる。
【0029】
上記プレゼンス情報管理方法は、センテンス抽出ステップにおいて抽出されたセンテンスに含まれる時刻に関するプレゼンス情報が所定の時刻以前のプレゼンス情報である場合に、プレゼンス情報更新ステップにおいてプレゼンス情報を更新しないことをさらなる特徴とする。
【0030】
センテンス抽出ステップにおいて抽出されたセンテンスに含まれるプレゼンス情報が示す時刻が、所定の時刻より以前の場合には、プレゼンス情報として相応しくないので、プレゼンス情報更新ステップでプレゼンス情報を更新しないことが好ましい。
【0031】
上記プレゼンス情報管理方法は、メール受信ステップにおいて受信するメールには、そのメールに基づくプレゼンス情報の更新を許可するか否かを示す更新可否情報が付加され、メール受信ステップにおいて受信したメールに付加された更新可否情報に基づいて、プレゼンス情報の更新が許可されているか否かをプレゼンス情報管理装置が判定する更新可否判定ステップをさらに備え、更新可否判定ステップにおいて更新が許可されていると判定された場合に、キーワード抽出ステップでのキーワードの抽出処理を開始することをさらなる特徴とする。
【0032】
ユーザ端末から送信されるメールに付加された更新可否情報に基づいて、更新可否判定ステップにおいて、そのメールをプレゼンス情報の更新に用いるか否かを判定することにより、ユーザはプレゼンス情報を更新するか否か選択することができる。メールには、送信先の相手以外には知られたくないような内容が含まれる場合もあり、そのようなときにはプレゼンス情報として更新されないように選択できることが好ましい。
【0033】
上記プレゼンス情報管理方法において、プレゼンス情報更新ステップは、プレゼンス情報の更新を許可するか否かの確認メールをプレゼンス情報管理装置がユーザ端末に送信する確認メール送信ステップと、ユーザ端末から送信される確認メールに対する応答メールをプレゼンス情報管理装置が受信する応答メール受信ステップと、応答メール受信ステップにおいて受信した応答メールに基づいて、プレゼンス情報の更新を許可するか否かをプレゼンス情報管理装置が判定する判定ステップと、を備え、判定ステップにおいてプレゼンス情報の更新を許可すると判定された場合に、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新することをさらなる特徴とする。
【0034】
このような方法を採用することにより、プレゼンス情報更新ステップにおいてプレゼンス情報を更新する前にプレゼンス情報の更新を許可するか否かユーザに確認させることができる。キーワードの抽出、及びその変換によって決定されたプレゼンス情報が事実と一致しているか否かをユーザに確認させることでプレゼンス情報の精度を高めることができる。
【0035】
上記プレゼンス情報管理方法において、プレゼンス情報管理装置に接続された電話交換機から又はサービス制御ノードから送信される、電話中、留守番電話モード、ドライブモードを示す電話通話状態、及び、圏外又は電源断を示す端末状態、ネットワークのデータ通信状態をプレゼンス情報管理装置が受信するステータス情報受信ステップをさらに備え、プレゼンス情報更新ステップでは、ステータス情報受信ステップにおいて受信したステータス情報に基づいて、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新することをさらなる特徴とする。
【0036】
電話交換機又はサービス制御ノードからステータス情報を受信することにより、ユーザのステータス情報を用いて自動的にプレゼンス情報を更新することができる。
【0037】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明に係るプレゼンス情報管理システムの好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
【0038】
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1の構成を示すブロック図である。図1に示されるように、プレゼンス情報管理システム1は、ユーザ端末40とメールサーバ30とがネットワークを介して接続され、プレゼンス情報管理装置10がメールサーバ30に接続されて構成されている。メールサーバ30は、ユーザ端末40から送信されるメールをその宛先のメール受信端末50に送信する機能を有する。なお、メールサーバ30は、ユーザ端末40を宛先として送信されたメールを中継する機能も有する。
【0039】
プレゼンス情報管理装置10は、メール受信手段11、キーワード抽出手段12、変換手段13、プレゼンス情報変換テーブル14、センテンス抽出手段15、プレゼンス情報データベース(以下「プレゼンス情報DB」という)16、プレゼンス情報更新手段17、プレゼンス情報通知手段18、ステータス情報受信手段19、を備えている。
【0040】
メール受信手段11は、メールサーバ30から送信されるメールを受信する機能を有する。
【0041】
プレゼンス情報変換テーブル14は、メール本文に用いられるキーワードと、そのキーワードが示すプレゼンス情報とを関連付けて格納したデータベースである。図2(a)及び図2(b)はプレゼンス情報変換テーブル14に格納されたデータの例を示す図である。図2(a)は時刻に関するキーワード(以下、「時刻キーワード」という)が格納された例、図2(b)は状態に関するキーワード(以下、「状態キーワード」という)が格納された例を示す。時刻キーワードは、そのままプレゼンス情報を表す(すなわち、時刻キーワード=プレゼンス情報)。また、図2(a)に示されるように、時刻キーワードには「結果」の項目が関連付けられている。「結果」の項目は、そのキーワードを含むセンテンスをプレゼンス情報として反映するか否かを判定するために用いられる。「結果」の項目がOKの場合には、その時刻キーワードを含むセンテンスをプレゼンス情報反映のために用いることができると判定され、「結果」の項目がNGの場合には、その時刻キーワードを含むセンテンスをプレゼンス情報反映のために用いることができないと判定される。この項目を有することにより、センテンスの内容が所定時間以上経過している場合にその情報をプレゼンス情報として反映させないことができる。図2(b)に示されるように、状態キーワードには、プレゼンス情報が関連付けられて格納されている。状態キーワードは、「キーワード1」と「キーワード2」に分けられている。キーワード1は通常のワードであり、例えば、「うれしい」「楽しい」などのキーワードは、「ご機嫌」というプレゼンス情報に関連付けられている。キーワード2は絵文字であり、例えば音符マークは、「ご機嫌」というプレゼンス情報に関連付けられている。
【0042】
キーワード抽出手段12は、受信したメールの本文からキーワードを抽出する機能を有する。キーワード抽出手段12は、メール本文からプレゼンス情報変換テーブル14に格納されたキーワードと同じキーワード又はそれに近いキーワードを抽出する。
【0043】
変換手段13は、キーワード抽出手段12によって抽出されたキーワードをプレゼンス情報に変換する機能を有する。変換手段13は、プレゼンス情報変換テーブル14に格納されたキーワードを参照して、対応するプレゼンス情報に変換する。
【0044】
センテンス抽出手段15は、メールの本文に含まれる複数のセンテンスのうち、プレゼンス情報の更新に用いるための直近のセンテンスを抽出する機能を有する。どれが直近の事柄を表すセンテンスであるかを解析する方法としては様々な方法を用いることができるが、一例としては、時刻キーワードとその評価順序とを関連付けて格納した図3に示されるようなデータベースを準備しておき、センテンスに含まれる時刻キーワードを評価することによって直近のセンテンスを抽出する方法がある。具体的に説明すると、図3に示されるデータベースによれば、「今」という時刻キーワードが最も直近であると評価され、「さっき」という時刻キーワードは2番目に直近であると評価される。従って、「今」という時刻キーワードが含まれたセンテンスと「さっき」という時刻キーワードが含まれたセンテンスとを比較した場合には、「今」という時刻キーワードを含むセンテンスを直近のセンテンスとして抽出することとなる。
【0045】
プレゼンス情報DB16は、ユーザのプレゼンス情報を格納するデータベースである。図4は、プレゼンス情報DB16に格納されたデータの例を示す図である。プレゼンス情報DB16には、「ユーザID」「ユーザ端末識別子」「ユニークネーム」「プレゼンス情報種別」「プレゼンスデータ」の各項目についてデータが格納されている。「ユーザID」は、ユーザを特定するための識別子である。プレゼンス情報DB16は、このユーザIDによって特定されたユーザに関するプレゼンス情報を格納する。「ユーザ端末識別子」はユーザが使用するユーザ端末40を識別するための情報であり、メールアドレスや携帯電話の番号などによって識別される。メールアドレスの場合には「Mail」、携帯電話の場合には「Phone」というように分類されている。「ユニークネーム」はユーザの表示名であり、ユーザは所望の名前を決めることができる。プレゼンス情報種別は、どのようにして得られたプレゼンス情報であるかを示す情報である。すなわち、「メール予測変換」である場合には、メール本文のキーワードから自動的に変換抽出されたプレゼンス情報であり、「交換機情報」である場合には、交換機から取得したプレゼンス情報であり、「手動登録」である場合には、ユーザが手入力したプレゼンス情報であることがわかる。すなわち、本実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1では、メールからプレゼンス情報を抽出する方法のほか、手動によってプレゼンス情報を入力する方法も許容している。「プレゼンスデータ」は、ユーザのプレゼンス情報に関するデータであり、「日時」「場所」「状態」の3つの内容が格納されている。「日時」は、メール本文からのプレゼンス情報変換の場合、メールの送信時間などを用いてもよい。「場所」は、携帯電話のような移動通信システムにおいては、基地局エリアに基づいた位置情報を用いることが好ましい。「状態」は、メール本文から抽出変換したプレゼンス情報であってもよいし、ユーザが手動によって登録したプレゼンス情報であってもよい。なお、上記「場所」は、GPSなどの測位システムを用いて取得した位置情報であっても良いし、交換機やサービス制御ノードから取得した位置情報であってもよい。
【0046】
プレゼンス情報更新手段17は、プレゼンス情報DB16を更新する機能を有する。センテンス抽出手段15によって抽出された直近のセンテンスに含まれるキーワードを変換してユーザのプレゼンス情報を求め、そのプレゼンス情報によってそのユーザのプレゼンス情報を更新する。
【0047】
プレゼンス情報通知手段18は、第三の端末(以下「問合せ端末」という)60からのプレゼンス情報の問合せに応じてプレゼンス情報を通知する機能を有する。問合せ端末60はプレゼンス情報を知りたいユーザを特定した問合せをプレゼンス情報管理装置10に送信し、プレゼンス情報通知手段18はその問合せに対して、当該ユーザのプレゼンス情報をプレゼンス情報DB16から読み出して問合せ端末60に送信する。
【0048】
次に、ユーザ端末40について説明する。ユーザ端末40は、通常のインターネットや携帯網などを通じてメール送信が可能な携帯電話や通常のPCにより構成されている。
【0049】
続いて、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1の動作について図5及び図6を参照しながら説明し、併せて本発明のプレゼンス情報管理方法の実施形態について説明する。図5はプレゼンス情報管理システム1の動作を示すフローチャート、図6はメール本文の解析について説明するためのフローチャートである。
【0050】
まず、ユーザ端末40が所定の宛先に対してメールを送信する(S12)。メールサーバ30は、ユーザ端末40から送信されたメールを受信し、宛先のアドレスにメールを送信する(S14)。この動作はメールサーバ30の本来の機能によって実現される。次に、メールサーバ30は、ユーザ端末40から送信されたメールをプレゼンス情報管理装置10に送信する(S16)。プレゼンス情報管理装置10は、メール受信手段11によってメールを受信する(S18)。
【0051】
プレゼンス情報管理装置10のメール受信手段11は、受信したメールの送信元のユーザ端末40を特定し、これによりプレゼンス情報更新の対象となるユーザを特定する(S22)。続いて、メール受信手段11は、受信したメールの本文の内容をキーワード抽出手段12に入力する。キーワード抽出手段12は、入力されたメール本文からキーワードを抽出する(S24)。続いて、抽出されたキーワードを変換手段13によってプレゼンス情報に変換し(S26)、変換されたプレゼンス情報に基づいてセンテンス抽出手段15が直近のセンテンスを抽出する(S28)。ここで、キーワードの抽出からセンテンスの抽出までのフローを、図6を参照しながら具体例を挙げて説明する。ここでは、受信したメール本文の内容は、「今日は天気が良くて、すごい気持ちがいいよね。昨日の雷雨とは大違いだね。」であったとする(S50)。キーワード抽出手段12は、時刻キーワードとして「昨日」「今日」、状態キーワードとして「気持ちがいい」というキーワードを抽出する。これらをプレゼンス情報に変換すると、時刻キーワードはそのままプレゼンス情報となり、「気持ちがいい」という状態キーワードはプレゼンス情報変換テーブル14(図2(b)参照)を参照して、「ご機嫌」というプレゼンス情報に変換される。
【0052】
次に、センテンス抽出手段15は、直近センテンスを抽出する(S52)。ここでは、時刻キーワードとして「昨日」を含むセンテンスと「今日」を含むセンテンスとが存在するが、図3に示すデータベースによれば、「昨日」より「今日」の方が直近であると評価される(S54)ので、「今日」を含むセンテンスを直近センテンスとして決定され(S56)、プレゼンス情報を更新するための対象センテンスが「今日は天気が良くて、すごい気持ちがいいよね。」に決定される。この結果に基づいてメール本文にフィルタ処理をし(S58)、そのセンテンスのみを残し(S60)、センテンスの抽出が完了する。
【0053】
次に、プレゼンス情報更新手段17は、センテンス抽出手段15によって抽出されたセンテンスに基づいてプレゼンス情報を更新するか否か判定する(S30)。ここで、抽出されたセンテンスに含まれる時刻キーワードが所定の時刻以前を示す場合には、プレゼンス情報として相応しくないのでプレゼンス情報を更新しないと判定する。プレゼンス情報を更新しないと判定された場合には、プレゼンス情報を更新しないでプレゼンス情報管理装置10の動作は終了する。プレゼンス情報を更新すると判定された場合には、プレゼンス情報を更新するステップS44に移行する。本例では、抽出されたセンテンスに含まれる時刻キーワードは「今日」であるので、このセンテンスに基づいてプレゼンス情報を更新すると判定され(図2参照)、上記の抽出センテンスに基づいてプレゼンス情報が更新される。具体的には、抽出されたセンテンスに含まれる状態キーワード「気持ちがいい」を変換してプレゼンス情報「ご機嫌」を取得し、このプレゼンス情報によってメール送信元のユーザのプレゼンス情報を更新する(S44)。なお、ステップS44においてプレゼンス情報を更新する際には、交換機32及びサービス制御ノード34から送信される当該ユーザのステータス情報をステータス情報受信手段19によって受信し、そのステータス情報に基づいてユーザのプレゼンス情報を更新することが好ましい。なお、ここで受信されるステータス情報には、(1)電話中、留守番電話モード、ドライブモードを示す電話通話状態、(2)圏外又は電源断を示す端末状態、(3)ネットワークのデータ通信状態、等がある。
【0054】
本実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1及びプレゼンス情報管理方法によれば、ユーザ端末40から送信されたメールからキーワードを抽出し、抽出されたキーワードに応じたプレゼンス情報によってプレゼンス情報DB16を更新するので、ユーザはプレゼンス情報を更新することを意識しなくても自動的にプレゼンス情報が更新され、便利である。
【0055】
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2について説明する。第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2は、プレゼンス情報管理装置10aのメール受信手段11が更新可否判定手段11aを備えている点が、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1と異なる。また、これに伴いユーザ端末40の構成も異なる。以下、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1との相違点について説明する。
【0056】
図7は、第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2の構成を示すブロック図である。第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2においては、プレゼンス情報管理装置10aのメール受信手段11は、更新可否判定手段11aを有している。更新可否判定手段11aは、メールサーバ30から受信したメールに基づいてプレゼンス情報を更新することが許可されているか否かを判定する機能を有する。この判定はユーザ端末40からメールと共に送信される更新可否情報に基づいて行われ、メール受信手段11は、更新可否判定手段11aによってプレゼンス情報更新許可と判定された場合のみキーワード抽出手段12に受信したメールの内容を通知する。
【0057】
次に、ユーザ端末40について説明する。ユーザ端末40は、図8(a)に示されるように、メールを送信する際にそのメールに基づいてプレゼンス情報を更新してよいかどうかを確認させるための表示手段41と、その表示手段41によって入力された更新可否情報を付加してメールを送信する送信手段42と、を備えている。なお、ユーザ端末40は携帯電話や通常のPCなどによって構成される。図8(a)では記載を省略しているが、携帯電話やPCを構成する通常の入力手段やCPUなどを有している。
【0058】
次に、第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2の動作について図9を参照しながら説明し、併せて本発明のプレゼンス情報管理方法の実施形態について説明する。まず、ユーザ端末40はメールを所定の宛先に対して送信する。このときの動作をより詳しく説明すると、ユーザはユーザ端末40においてメール本文を作成し、メール本文の作成後、メールを送信することを決定する。この際、ユーザ端末40では、表示手段41によって図8(b)に示されるような画面を表示し、単にメールを送信するか、あるいはメールを送信すると共にそのメールの内容を本発明による方法によってプレゼンス情報へ反映させるかをユーザに選択させる(S10)。ユーザ端末40の送信手段42は、ユーザによって単にメールを送信することが選択された場合、すなわちボタン41aが押された場合には更新可否情報としてプレゼンス情報の更新不許可をメールに付加し、ユーザによってプレゼンス情報更新を選択された場合、すなわちボタン41bが押された場合には更新可否情報としてプレゼンス情報の更新許可をメールに付加してメール送信を行う(S12)。
【0059】
次に、メールサーバ30は、ユーザ端末40から送信されたメールを受信し、その宛先アドレスにメールを送信する(S14)。その後、メールサーバ30は、ユーザ端末40から送信されたメールを付加情報である更新可否情報と共にプレゼンス情報管理装置10aに送信する(S16)。プレゼンス情報管理装置10aは、メール受信手段11によってメール及び更新可否情報を受信する(S18)。プレゼンス情報管理装置10aは、メール受信手段11によって受信した更新可否情報によってメールの内容に基づくプレゼンス情報の更新が許可されているか否か判定する(S20)。この結果、更新が許可されていない場合には、プレゼンス情報管理装置10aの動作は終了する。プレゼンス情報の更新が許可されている場合には、メール受信手段11は、受信したメールの送信元のユーザを特定し、受信したメールの本文の内容をキーワード抽出手段12に入力する。
【0060】
以下、ユーザを特定し(S22)、キーワード抽出手段12によってメール本文からキーワードを抽出し(S24)、そのキーワードを変換手段13によってプレゼンス情報を取得して更新する(S44)までの動作は、第1実施形態に係るプレゼンス情報更新システムと同じである。
【0061】
第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2及びプレゼンス情報管理方法によれば、ユーザがメールの内容に基づいてプレゼンス情報を更新することを許可すれば、ユーザが送信したメール本文からプレゼンス情報を抽出して自動的に更新するので便利である。
【0062】
また、第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2及びプレゼンス情報管理方法によれば、ユーザ端末40においてメールを送信する際に、そのメールの内容に基づいてプレゼンス情報を更新してよいかどうかを確認し、プレゼンス情報の更新が許可された場合にのみメールの内容に基づいてプレゼンス情報の更新を行うので、ユーザ端末40のユーザはプレゼンス情報を更新するか否か選択することができる。これにより、ユーザは自分のプライバシーを守ることができる。
【0063】
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3について説明する。第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3は、プレゼンス情報管理装置10bのプレゼンス情報更新手段17が確認メール送信手段17a、応答メール受信手段17b、及び更新可否判定手段17cを備えている点が、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1と異なる。また、これに伴いユーザ端末40の構成も異なる。以下、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1との相違点について説明する。
【0064】
図10は、第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3の構成を示すブロック図である。第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3は、プレゼンス情報更新手段17が、確認メール送信手段17a、応答メール受信手段17b、更新可否判定手段17cを有している。確認メール送信手段17aは、メール本文から抽出されたプレゼンス情報の内容でプレゼンス情報を更新してよいかどうかを確認する確認メールをユーザ端末40に対して送信する機能を有する。応答メール受信手段17bは、確認メールに応じてユーザ端末40から送信される応答メールを受信する機能を有する。更新可否判定手段17cは、応答メール受信手段17bによって受信した応答メールに基づいてプレゼンス情報を更新してよいかどうか判定する機能を有する。
【0065】
次に、ユーザ端末40について説明する。ユーザ端末40は、図11(a)に示されるように、プレゼンス情報管理装置10bから送信されるメールを受信する受信手段43、受信手段43によって受信したメールに基づいて更新しようとしているプレゼンス情報の内容を表示すると共に、そのプレゼンス情報で更新してよいかどうかを入力させる表示手段41と、確認メールに対する応答メールを送信する送信手段42と、を有している。なお、ユーザ端末40は携帯電話や通常のPCなどによって構成される。図11(a)では記載を省略しているが、携帯電話やPCを構成する通常の入力手段やCPUなどを有している。また、送信手段42及び受信手段43のハードウェア構成は、通常のメール等を送受信するための送信手段及び受信手段を兼ねるものである。
【0066】
次に、第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3の動作について図12を参照しながら説明し、併せて本発明のプレゼンス情報管理方法の実施形態について説明する。第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3の動作は、直近センテンスを抽出するステップS28まで第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1の動作と同じである。直近のセンテンスを抽出した後、プレゼンス情報管理装置10bは、確認メールをユーザ端末40に送信する(S32)。確認メールは、メールから抽出されたプレゼンス情報の内容を含む。ユーザ端末40は、プレゼンス情報管理装置10bから送信された確認メールを受信する(S34)と、受信した確認メールに含まれるプレゼンス情報を表示手段41によって表示し、図11(b)に示されるように、そのプレゼンス情報で更新を許可するかどうかを選択入力させる(S36)。反映ボタン41cが押下された場合には更新を許可し、修正ボタン41dが押下された場合には更新は許可しない。または、プレゼンス情報の修正画面に遷移させ、プレゼンス情報の手動修正を促してもよい。そして、ユーザ端末40はユーザによる入力に基づいて確認メールに対する応答メールをプレゼンス情報管理装置10bに送信する(S38)。プレゼンス情報管理装置10bは、ユーザ端末40から送信された応答メールを受信する(S40)と、その応答メールに基づいてプレゼンス情報の更新が許可されたかどうか判定し(S42)、更新が許可されたと判定された場合には、プレゼンス情報DB16に格納されたプレゼンス情報を更新する(S44)。更新が許可されなかった場合には、プレゼンス情報を更新しないでプレゼンス情報管理システム3の動作は終了する。
【0067】
第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3及びプレゼンス情報管理方法によれば、第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システム1と同様に、ユーザがメールの内容に基づいてプレゼンス情報を更新することを許容すれば、ユーザが送信したメール本文からプレゼンス情報を抽出して自動的に更新するので便利である。
【0068】
第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システム3及びプレゼンス情報管理方法によれば、プレゼンス情報を更新する前に、更新しようとしているプレゼンス情報の内容を確認メールに含めてユーザ端末40に送信し、ユーザにプレゼンス情報の内容を確認させているので、メールから自動的に作成されたプレゼンス情報がユーザの実際の状態から乖離していた場合には、プレゼンス情報の反映を停止する、または手動修正して適切なプレゼンス情報を反映することができる。これにより、プレゼンス情報の精度を高めることができる。
【0069】
以上、本発明のプレゼンス情報管理システム、プレゼンス情報管理装置、及びプレゼンス情報管理方法について、実施形態を挙げて詳細に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。
【0070】
上記実施形態においては、プレゼンス情報管理装置10をメールサーバ30と独立に構成したが、メールサーバ30の機能を有するメール中継手段30aをプレゼンス情報管理装置10cに含め、図13に示されるようにプレゼンス情報管理システム4を構成することとしてもよい。このプレゼンス情報管理装置10cでは、メール中継手段30aが更新可否を判定する更新可否判定手段30bを有している。図13に示すプレゼンス情報管理システム4の動作について図14を参照しながら説明する。
【0071】
このプレゼンス情報管理システム4では、第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システム2の動作と同様に、ユーザ端末40は更新可否情報が付加されたメールを送信し(S12)、プレゼンス情報管理システム4のメール中継手段30aがユーザ端末40から送信されたメールを受信すると、その宛先アドレスにメールを送信する(S14)。次に、メール中継手段30aは、メールに付加された更新可否情報に基づいてプレゼンス情報の更新が許可されているかどうか更新可否判定手段30bによって判定し(S20)、更新許可されていると判定された場合には、メールの送信元のユーザ端末40を特定してユーザを特定し(S22)、メール本文をキーワード抽出手段12に入力する。以下の動作については、第2実施形態にプレゼンス情報管理システム2の動作と同じである。
【0072】
また、上記実施形態においては、メール本文から複数のプレゼンス情報を抽出した場合には、直近のセンテンスから得られたプレゼンス情報を用いてプレゼンス情報を更新することとしたが、プレゼンス情報を選択させることとしてもよい。例えば、図15(a)に示されるようなメールを送信した場合には、2個のプレゼンス情報が抽出される。このような場合に、第3実施形態で説明した確認メールを送信する際に両方のプレゼンス情報を送信し、ユーザ端末40において図15(b)に示されるような確認画面を表示することによって、ユーザにどちらのプレゼンス情報を反映させるか選択させることができる。このような処理は、特に、直近のセンテンスを検出できない場合には有効である。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、メール受信手段によってユーザが普段送信するメールを受信し、キーワード抽出手段がメールの本文からキーワードを抽出し、変換手段がキーワードをプレゼンス情報に変換する構成により、ユーザが通常送信するメールに基づいてユーザのプレゼンス情報を取得することができるので、ユーザが特に意識してプレゼンス情報を入力しなくても、プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報が適時更新される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【図2】プレゼンス情報変換テーブルを示す図である。
【図3】最新のセンテンスを抽出する方法について説明する図である。
【図4】プレゼンス情報DBに格納されたデータの例を示す図である。
【図5】第1実施形態に係るプレゼンス情報管理システムの動作を示すフローチャートである。
【図6】メール本文の解析について説明するためのフローチャートである。
【図7】第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【図8】(a)はユーザ端末の構成を示す図、(b)はユーザ端末に表示される画面を示す図である。
【図9】第2実施形態に係るプレゼンス情報管理システムの動作を示すフローチャートである。
【図10】第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システムの構成を示すブロック図である。
【図11】(a)はユーザ端末の構成を示す図、(b)はユーザ端末に表示される画面を示す図である。
【図12】第3実施形態に係るプレゼンス情報管理システムの動作を示すフローチャートである。
【図13】プレゼンス情報管理システムの変形例の構成を示すブロック図である。
【図14】プレゼンス情報管理システムの変形例の動作を示すフローチャートである。
【図15】プレゼンス情報を選択させる例について説明する図である。
【図16】絵文字、顔文字の例を示す図である。
【符号の説明】
1〜4・・・プレゼンス情報管理システム、10、10a〜10c・・・プレゼンス情報管理装置、11・・・メール受信手段、12・・・キーワード抽出手段、13・・・変換手段、14・・・プレゼンス情報変換テーブル、15・・・センテンス抽出手段、16・・・プレゼンス情報DB、17・・・プレゼンス情報更新手段、18・・・プレゼンス情報通知手段、19・・・ステータス情報受信手段、30・・・メールサーバ、40・・・ユーザ端末。
Claims (8)
- ユーザが使用するユーザ端末と接続され、ユーザのプレゼンス情報を更新管理する装置であって、
ユーザのプレゼンス情報を格納するプレゼンス情報格納手段と、
キーワードとプレゼンス情報とを関連付けて格納したプレゼンス情報変換テーブルと、
前記ユーザ端末から送信されるメールを受信するメール受信手段と、
前記メール受信手段によって受信したメールの本文からキーワードを抽出するキーワード抽出手段と、
前記プレゼンス情報変換テーブルを参照し、前記キーワード抽出手段によって抽出されたキーワードを対応するプレゼンス情報に変換する変換手段と、
前記プレゼンス情報格納手段に格納されたユーザのプレゼンス情報を、前記変換手段によって変換されたプレゼンス情報によって更新するプレゼンス情報更新手段と、
を備えることを特徴とするプレゼンス情報管理装置。 - 前記プレゼンス情報変換テーブルに格納されたプレゼンス情報は時刻に関するプレゼンス情報を含み、
前記変換手段によって変換された時刻に関するプレゼンス情報に基づいて、最新のプレゼンス情報を含むセンテンスをメールの本文から抽出するセンテンス抽出手段をさらに備え、
前記プレゼンス情報更新手段は、前記センテンス抽出手段によって抽出されたセンテンスに含まれるプレゼンス情報によって、前記プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新する、
ことを特徴とする請求項1に記載のプレゼンス情報管理装置。 - 前記センテンス抽出手段によって抽出されたセンテンスに含まれる時刻に関するプレゼンス情報が、所定の時刻以前のプレゼンス情報である場合に、前記プレゼンス情報更新手段は、プレゼンス情報を更新しないことを特徴とする請求項2に記載のプレゼンス情報管理装置。
- 前記メール受信手段によって受信するメールには、そのメールに基づくプレゼンス情報の更新を許可するか否かを示す更新可否情報が付加され、
前記メール受信手段によって受信したメールに付加された更新可否情報に基づいてプレゼンス情報の更新が許可されているか否かを判定し、その判定結果をキーワード抽出手段に通知する更新可否判定手段をさらに備え、
前記キーワード抽出手段は、前記更新可否判定手段から更新許可の通知を受けたときにキーワードの抽出処理を開始する、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプレゼンス情報管理装置。 - 前記プレゼンス情報更新手段は、
プレゼンス情報の更新を許可するか否かの確認メールを前記ユーザ端末に送信する確認メール送信手段と、
前記ユーザ端末から送信される確認メールに対する応答メールを受信する応答メール受信手段と、
前記応答メール受信手段によって受信した応答メールに基づいて、プレゼンス情報の更新を許可するか否か判定する更新可否判定手段と、
を備え、
前記更新可否判定手段によってプレゼンス情報の更新を許可すると判定された場合に、前記プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新する、
ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のプレゼンス情報管理装置。 - 電話交換機、又はサービス制御ノードとネットワークによって接続され、
電話中、留守番電話モード、ドライブモードを示す電話通話状態、及び、圏外又は電源断を示す端末状態、及び、ネットワークのデータ通信状態をステータス情報として、前記電話交換機又は前記サービス制御ノードから取得するステータス情報受信手段をさらに備え、
前記プレゼンス情報更新手段は、前記ステータス情報受信手段によって受信した情報に基づいて、前記プレゼンス情報格納手段に格納されたプレゼンス情報を更新する、
ことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のプレゼンス情報管理装置。 - ユーザのプレゼンス情報を管理するプレゼンス情報管理装置と接続されるユーザ端末であって、
メールの送信画面において、そのメールの内容に基づいてプレゼンス情報を更新することを許可するか否かを確認するメッセージを表示する表示手段と、
ユーザによって入力された更新可否に関する情報を前記プレゼンス情報管理装置に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とするユーザ端末。 - ユーザのプレゼンス情報を管理するプレゼンス情報管理装置と接続されるユーザ端末であって、
前記プレゼンス情報管理装置から送信されるプレゼンス情報更新の確認メールを受信する受信手段と、
前記受信手段によって前記確認メールを受信した際に、プレゼンス情報を更新することを許可するか否かを確認するメッセージを表示する表示手段と、
入力された更新可否に関する情報を前記プレゼンス情報管理装置に送信する送信手段と、
を備えることを特徴とするユーザ端末。
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