JP2005269182A - Ofdm信号受信装置 - Google Patents

Ofdm信号受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005269182A
JP2005269182A JP2004077978A JP2004077978A JP2005269182A JP 2005269182 A JP2005269182 A JP 2005269182A JP 2004077978 A JP2004077978 A JP 2004077978A JP 2004077978 A JP2004077978 A JP 2004077978A JP 2005269182 A JP2005269182 A JP 2005269182A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
frequency
signal
band
power
low
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004077978A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4067505B2 (ja
Inventor
Masakazu Mori
昌和 森
Jun Ido
純 井戸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2004077978A priority Critical patent/JP4067505B2/ja
Publication of JP2005269182A publication Critical patent/JP2005269182A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4067505B2 publication Critical patent/JP4067505B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 受信信号の信号スペクトルが歪んでいる場合であっても、搬送波の大まかな周波数誤差を正しく検出できるOFDM受信装置を提供する。
【解決手段】 搬送波の概略の周波数誤差を表す概略周波数誤差情報を生成するガードバンド検出部18と、フーリエ変換部13から出力されるOFDM周波数ドメイン信号、パイロット搬送波の周波数軸上の位置を示すパイロット搬送波配置情報、及び上記概略周波数誤差情報に基づき、各搬送波の所定の搬送波周波数間隔の整数倍の周波数誤差を検出する整数倍周波数誤差検出部19とを有する整数倍周波数誤差検出手段10を備える。ガードバンド検出部は、チャネルの本来の信号帯域の最小周波数位置を含む周波数範囲内に周波数の高低順に並ぶ複数の低域側領域及び該チャネルの本来の信号帯域の最大周波数位置を含む周波数範囲内に周波数の高低順に並ぶ複数の高域側領域のうち、両側に隣接する領域における受信電力の差が最も大きい領域を検出する。
【選択図】 図1


Description

この発明は、直交周波数分割多重信号(OFDM信号)受信装置に関する。
直交周波数分割多重信号方式(OFDM)は、デジタル変調方式の一つであり、地上波デジタル放送、IEEE802.11aなどの無線LAN、電力線モデムなどの伝送方式に採用されている。従来の周波数分割多重方式(FDM)では高速なデータ信号を低速で狭帯域なデータ信号に変換し周波数軸上で並列に伝送するが、OFDMではさらに搬送波の直交性を利用し、周波数軸上でのオーバーラップを許容している。複数の搬送波を一部重なりあいながらも互いに干渉することなく密に並べることができることから、狭い周波数の範囲を効率的に利用した広帯域伝送を実現し、周波数の利用効率を上げることができる。
OFDMでは、まず送信データを複数の搬送波に割り振り、各搬送波でQPSK(4位相偏移変調)やQAM(直交振幅変調)またはDQPSK(差分4位相偏移変調)等のデジタル変調を行い、これらを多重化する。具体的には、各搬送波毎に信号点配置に応じて伝送データを複素平面にマッピングし、これらを逆離散フーリエ変換し、逆離散フーリエ変換後の信号の最後部を同じ信号の先頭にコピーする。この部分はガードインターバルと呼ばれ、このようなガードインターバルを設けることによって、遅延波が発生する場合であっても、その遅延時間がガードインターバル長以下であれば、受信側ではシンボル間干渉は発生せず、信号を正しく再生することができる。尚、多重化されたOFDM信号は周波数変換され、送信される。
受信側において受信信号から送信データを正しく再生するためには、送信側における搬送波の周波数と受信側で再生される搬送波の周波数とが一致している必要がある。送信側と受信側とで搬送波周波数に差があると送信データを誤って再生する確率が増大し、伝送品質が劣化する。従って、OFDMにおいては、受信側で再生した搬送波周波数を補正する必要がある。
搬送波周波数を補正するためには周波数誤差を検出する必要があるが、OFDMでは周波数誤差を搬送波の配列間隔(以下、搬送波周波数間隔という)の整数倍の部分と残りの小数倍の部分とに分離し、それらを個別に求めることが一般的である。
小数倍の部分の周波数誤差は、例えば特許文献1に記載されているように、受信したOFDM信号のガードインターバル部分と該信号の有効シンボルの最後部との相関から求めることができる。
一方、整数倍の周波数誤差については、伝送パラメメータ、伝送制御に関する付加情報、及び既知データを伝送するパイロット搬送波を利用して推定する方法が知られている。この方法では、OFDM周波数ドメイン信号を、それぞれ周波数軸上に所定の搬送波周波数間隔を置いて並ぶ複数の搬送波を含む複数のグループに分割し、各グループの周波数軸上の特定の周波数位置にパイロット搬送波を配置する。パイロット搬送波は他の通常の搬送波より大きい電力で送信される。従って、受信側では各周波数位置での受信電力を互いに比較することによりパイロット搬送波を特定し、特定したパイロット搬送波のグループ内での周波数位置と本来パイロット搬送波が存在すべき周波数位置とのずれから、上記整数倍の周波数誤差を検出することができる(例えば特許文献2参照)。
また、上記のようにパイロット搬送波を用いて整数倍の周波数誤差を検出する整数倍誤差検出部の回路規模を小さくするため、ガードバンド(隣接チャネルとの干渉を防止するため、チャネル有効帯域の高域側及び低域側に設けられる無信号帯域)を利用して受信したOFDM信号の大まかな周波数誤差を求め、これを整数倍誤差検出部に供給する方法も知られている(例えば特許文献3参照)。この方法は、ガードバンドにおける受信電力は周波数誤差がなければその全ての領域にわたってゼロとなるが、周波数誤差が発生するとガードバンド中の一部の領域で大きな受信電力が検出されることを利用したものである。
特開平10−294713号公報「直交周波数分割多重化伝送システムの搬送波周波数同期方法及び同期装置」(第1−7頁、図1) 特開2002−280993号「デジタル信号復調装置」(第1−10頁、図1) 特開2003−179571号「直交周波数分割多重信号受信機」(第1−21頁、図1)
特許文献3に記載の技術によれば受信したOFDM信号の概略の周波数誤差を求めることが可能であり、それにより受信電力を検出する必要のある周波数範囲を限定できるので整数倍誤差検出回路の回路規模を小さくできる。しかしながらフーリエ変換により時間ドメイン信号から周波数ドメイン信号に変換された受信信号のスペクトルが伝送路歪等により非線形に歪んでいる場合には、特許文献3に記載の技術では周波数誤差の誤検出が発生するという問題があった。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、受信信号の信号スペクトルが伝送路歪等により歪んでいる場合であっても、誤検出を起こすことなく、搬送波の大まかな周波数誤差を正しく検出できるOFDM受信装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明によれば、受信したOFDM時間ドメイン信号を周波数変換する周波数変換部と、周波数変換されたOFDM時間ドメイン信号を、隣接するチャネルの間にガードバンドが設けられ、所定の搬送波周波数間隔を置いて複数のパイロット搬送波を含む複数の搬送波が周波数軸上に並ぶOFDM周波数ドメイン信号に変換するフーリエ変換部と、OFDM周波数ドメイン信号を復調する復調部とを有するOFDM信号受信装置であって、
各搬送波の概略の周波数誤差を表す概略周波数誤差情報を生成するガードバンド検出部と、前記フーリエ変換部から出力されるOFDM周波数ドメイン信号、前記パイロット搬送波の周波数軸上の位置を示すパイロット搬送波配置情報、及び前記概略周波数誤差情報に基づき、前記各搬送波の前記所定の搬送波周波数間隔の整数倍の周波数誤差を検出する整数倍周波数誤差検出部とを有する整数倍周波数誤差検出手段を備え、
前記ガードバンド検出部は、
チャネルの本来の信号帯域の最小周波数位置を含む周波数範囲内に周波数の高低順に並ぶ複数の低域側領域と該チャネルの本来の信号帯域の最大周波数位置を含む周波数範囲内に周波数の高低順に並ぶ複数の高域側領域のうち、両側に隣接する領域における受信電力の差が最も大きい領域を検出し、該検出した領域の周波数位置を示す情報を前記概略周波数誤差情報として前記整数倍誤差検出部に出力することを特徴とするOFDM信号受信装置が提供される。
本発明によれば、受信信号の信号スペクトルが伝送路歪等により歪んでいる場合であっても、誤検出を起こすことなく、搬送波の大まかな周波数誤差を正しく検出できるので、OFDM信号の伝送品質を向上させることができる。
以下、この発明をその実施の形態を示す図面に基づいて具体的に説明する。
図1は本発明の実施の形態1に係るOFDM信号受信装置の構成を示すブロック図である。同図に示すように、この受信装置は受信したOFDM時間ドメイン信号(時系列信号)を所定の周波数に変換する周波数変換部11、周波数変換部11から出力される信号の周波数を補正する周波数補正部12、周波数補正部12から出力される信号をフーリエ変換し、周波数ドメイン信号として出力するフーリエ変換部13、フーリエ変換部13から出力される周波数ドメイン信号を復調し、送信データを再生する復調部14、受信信号中の搬送波周波数誤差のうち、搬送波周波数間隔の整数倍の成分を検出する整数倍周波数誤差検出手段10、搬送波周波数誤差のうち、搬送波周波数間隔未満の小数倍周波数誤差を検出する小数倍周波数誤差検出部15を含む。
整数倍周波数誤差検出手段10は、フーリエ変換部13から出力される周波数ドメイン信号の先頭位置(最も周波数の低い搬送波の周波数位置)を示すヘッダ信号からフーリエ変換部13の出力を処理する際に必要となるタイミング信号(以下、イネーブル信号という)を生成するタイミング生成部17、フーリエ変換部13から出力される周波数ドメイン信号及びタイミング生成部17から出力されるイネーブル信号を受け取り、受信信号中のガードバンドを利用して搬送波の大まかな周波数誤差を求めるガードバンド検出部18、フーリエ変換部13から出力される周波数ドメイン信号及びガードバンド検出部18から出力される受信信号の大まかな周波数誤差を示す信号を受け取り、パイロット搬送波の配置情報(パイロット搬送波の周波数位置を表す情報)を利用して搬送波の整数倍周波数誤差を求める整数倍周波数誤差検出部19を含む。
周波数補正部12は、整数倍周波数誤差検出部19から出力される整数倍周波数誤差の値及び小数倍周波数誤差検出部15から出力される小数倍周波数誤差の値に基づき、周波数変換部11から出力される信号の周波数を補正する。
本実施形態の受信装置は、ガードバンド検出部18に主たる特徴を有するものであるが、本実施形態のガードバンド検出部18の構成及び動作の理解を容易にするため、先ず、特許文献3等に記載の従来のOFDM受信装置に用いられている一般的なガードバンド検出部の構成及び動作を図2、図3及び図4を参照して説明する。
図2に示すように、OFDMにおいては、チャネル間の干渉を防止するため、無信号帯域であるガードバンドが隣接チャネル間に設けられている。
図3(a)は、搬送波周波数誤差が存在する場合の受信信号の信号スペクトルの概念図、図3(b)は搬送波周波数誤差が存在しない場合の受信信号の信号スペクトルの概念図である。図3(a)では、受信チャネルの信号帯域が搬送波周波数誤差分だけ低域側にずれ、左側(低域側)のガードバンドにずれ込み、また、右側のガードバンドには、抑圧された隣接チャネルの信号帯域がずれ込んでいる。
ここで、低域側のガードバンド(以下、「低域側ガードバンド」とする)及び高域側のガードバンド(以下、「高域側ガードバンド」とする)をそれぞれ複数の領域に分けて考える。
チャネルの本来の信号帯域の最小周波数位置から所定周波数だけ低域側に伸びる領域を領域c1とする。また、チャネルの本来の信号帯域の最大周波数位置から所定周波数だけ高域側に伸びる領域を領域c2とする。この2つの領域を1つのペアと考える(以下、「ペアc1−c2」とする)。搬送波周波数誤差がない場合は、領域c1および領域c2はそれぞれ無信号帯域となるので、領域c1、c2のそれぞれの受信電力は理想的にはそれぞれゼロである。
領域c1および領域c2に対して、所定の周波数だけそれぞれ低域側に周波数シフトしている領域を領域b1及び領域b2とする(以下、このペアを「ペアb1−b2」とする)。搬送波周波数誤差がない場合は、領域b1は無信号帯域内にあり、その受信電力はゼロである。一方、領域b2は一部が受信信号帯域と重なるのでその領域における受信電力は正の値をとる。
同様に、領域c1および領域c2に対して、所定の周波数だけそれぞれ高域側に周波数シフトした領域を領域d1及び領域d2とする(以下、このペアを「ペアd1−d2」とする)。ただし、領域b1と領域d1および領域b2と領域d2は、それぞれ領域c1およびc2に関して対称な位置にあるものとする。搬送波周波数誤差がない場合は、領域d1は一部が受信信号帯域と重なるのでその受信電力は正の値をとる。一方、領域d2は無信号帯域内にあるため、その受信電力はゼロである。
更に、領域b1および領域b2に対して、所定の周波数だけ低域側に周波数シフトした領域を領域a1および領域a2(以下、このペアを「ペアa1−a2」とする)とし、また、領域d1および領域d2に対して、所定の周波数だけそれぞれ高域側に周波数シフトした領域を領域e1および領域e2(以下、このペアを「ペアe1−e2」とする)とする。
次に、各領域における受信電力を計算する。このとき、領域a1、a2、b1、b2、c1、c2、d1、d2、e1、e2における受信電力をそれぞれPa1、Pa2、Pb1、Pb2、Pc1、Pc2、Pd1、Pd2、Pe1、Pe2とする。尚、低域側ガードバンドにおける領域a1〜領域e1の範囲を「低域側ガードバンド検出可能範囲」と呼び、領域a2〜領域e2の範囲を「高域側ガードバンド検出可能範囲」と呼ぶ。図3(b)から分かるように、搬送波周波数誤差がない場合にはペアc1−c2の領域における受信電力の和(Pc1+Pc2)はほぼ0となり、各ペアの中で最小となる。一方、図3(a)から明らかなように搬送波周波数誤差が存在する場合は、ペアa1−a2の領域における受信電力の和(Pa1+Pa2)はほぼ0となり、各ペアの中で最小となる。
したがって、受信電力の和を各ペアについて計算し、最小値を取るのペアを検出することによって、受信信号が本来の周波数からどの程度ずれているかが分かり、それにより搬送波の概略の周波数誤差を知ることができる。
図4に上記の考えに基づくガードバンド検出部の構成例を示す。ただし、この図では説明を簡単にするため、領域のペア数を4としている。
図4において、第1の低域側電力計算部101は入力される各搬送波の電力値およびイネーブル信号から、低域側ガードバンド検出可能範囲にある最も周波数の低い領域における受信電力を計算する。第1の高域側電力計算部102は入力される各搬送波の電力値およびイネーブル信号から、高域側ガードバンド検出可能範囲にある最も周波数の低い領域における受信電力を計算する。第1の低域側電力計算部101および第1の高域側電力計算部102の出力は第1の加算部120で加算され、最小位置判定部124に出力される。
第2の低域側電力計算部103は入力される各搬送波の電力値およびイネーブル信号から、第1の低域側電力計算部101が参照した領域よりも所定の周波数だけ高い周波数位置にある領域における受信電力を計算する。第2の高域側電力計算部104は入力される各搬送波の電力値およびイネーブル信号から、第1の高域側電力計算部102が参照した領域よりも所定の周波数だけ高い周波数位置にある領域における受信電力を計算する。第2の低域側電力計算部103および第2の高域側電力計算部104の出力は、第2の加算部121で加算され、最小位置判定部124に出力される。
第3の低域側電力計算部105は入力される各搬送波の電力値およびイネーブル信号から、第2の低域側電力計算部103が参照した領域よりも所定の周波数だけ高い周波数位置にある領域における受信電力を計算する。第3の高域側電力計算部106は入力される各搬送波の電力値およびイネーブル信号から、第2の高域側電力計算部104が参照した領域よりも所定の周波数だけ高い周波数位置にある領域における受信電力を計算する。第3の低域側電力計算部105および第3の高域側電力計算部106の出力は、第3の加算部122で加算され、最小位置判定部124に出力される。
第4の低域側電力計算部7は入力される各搬送波の電力値およびイネーブル信号から、第3の低域側電力計算部105が参照した領域よりも所定の周波数だけ高い周波数位置にある領域における受信電力計算する。第4の高域側電力計算部108は各搬送波の電力値およびイネーブル信号から、第3の高域側電力計算部106が参照した領域よりも所定の周波数だけ高い周波数位置にある領域における受信電力を計算する。第4の低域側電力計算部107および第4の高域側電力計算部108の出力は、第4の加算部123で加算され、最小位置判定部124に出力される。
最小位置判定部124では、第1の加算部120、第2の加算部121、第3の加算部122、第4の加算部123の出力を受け取り、最小値を示すペア領域を特定し、該領域の周波数軸上の位置を示す情報をガードバンド検出位置信号として出力する。
尚、第1の低域側電力計算部101、第2の低域側電力計算部103、第3の低域側電力計算部105、及び第4の低域側電力計算部107が低域側電力計算手段を構成し、第1の高域側電力計算部102、第2の高域側電力計算部104、第3の高域側電力計算部106、及び第4の高域側電力計算部108が高域側電力計算手段を構成する。また、第1の加算部、第2の加算部、第3の加算部及び第4の加算部が電力加算手段を構成し、最小位置判定部124が最小値判定手段を構成する。
上記のような構成を有するガードバンド検出部では、各ペア領域における受信電力の和を計算し、最小値を取るペア領域の周波数軸上の位置から概略搬送波周波数誤差を求めているため、伝送路歪等の理由により受信信号スペクトルが一様ではなく、図5に示すように歪んでいる場合には誤検出する場合がある。
図5(a)は搬送波周波数誤差が存在し、かつ伝送路歪等の理由によりその信号スペクトルが歪んでいる周波数ドメイン信号の概念図である。この図では、搬送波周波数誤差によって受信チャネルの信号帯域が低域側にずれており、スペクトルの低域側、特に領域d1の受信電力がほぼゼロになっている。このため、スペクトルの低域側と高域側とでは、受信電力に大きな差異が生じる。図5(a)の場合、ペアb1−b2が受信電力和の最小値を取る領域として検出されるべきであるが、信号スペクトルの歪によりペアb1−b2領域の信号電力の和(Pb1+Pb2)とペアd1−d2の領域での信号電力の和(Pd1+Pd2)との関係は(Pb1+Pb2)>(Pd1+Pd2)となるため、ペア領域d1−d2が最小値を取る領域として誤検出され、誤った情報が出力されてしまう。
以下に説明する本実施形態のOFDM受信装置に使用されるガードバンド検出部は、チャネルの本来の信号帯域の最小周波数位置を含む周波数範囲内に周波数の高低順に並ぶ第1、第2、第3及び第4の低域側領域のそれぞれにおける受信電力を計算する低域側電力計算手段と、前記チャネルの本来の信号帯域の最大周波数位置を含む周波数範囲に周波数の高低順に並ぶ第1から第4の高域側領域のそれぞれにおける受信電力を計算する高域側電力計算手段と、前記第1の低域側領域の受信電力と前記第3の低域側領域の受信電力の差分、及び前記第2の低域側領域の受信電力と前記第4の低域側領域の受信電力の差分を算出する低域側減算手段と、前記第1の高域側領域の受信電力と前記第3の高域側領域の受信電力の差分、及び前記第2の高域側領域の受信電力と前記第4の高域側領域の受信電力差分を算出する高域側減算手段と、前記低域側減算手段から出力される差分のうち、値の大きい方を出力する低域側最大値検出手段と、前記高域側減算手段から出力される差分のうち、値の大きい方を出力する高域域側最大値検出手段と、前記低域側最大値検出手段の出力と前記高域側最大値検出手段の出力のいずれが大きいかを判定する最大値判定手段とを有し、該最大値判定手段の判定結果に基づき、前記概略周波数誤差情報を生成することを特徴とするものである。
本実施形態におけるガードバンド検出部18は、伝送路歪等の理由により受信信号の信号スペクトルが歪んでいる場合にも、誤検出することなく搬送波の概略の周波数誤差を表す情報をガードバンド検出位置信号として出力することができる。
図6にガードバンド検出部18の具体的な回路構成例を示す。同図において、第1〜第4の低域側及び高域側電力計算部101〜108は、図4に示したガードバンド検出部と同様な構成のため説明は省略する。
図6において、第1の低域側減算部109は入力される第3の低域側電力計算部105の出力値から第1の低域側電力計算部101の出力値を減算し、減算結果を第1の最大値検出部113へ出力する。第2の低域側減算部110は第4の低域側電力計算部107の出力値から第2の低域側電力計算部103の出力値を減算し、減算結果を第1の最大値検出部113へ出力する。第1の最大値検出部113は、第1の低域側減算部109の出力値と第2の低域側減算部110の出力値とを受け取ると最大値検出を行い、大きい方を後段の最大位置判定部115に出力する。
同様に第1の高域側減算部111は第1の高域側電力計算部102の出力値から第3の高域側電力計算部106の出力値を減算し、減算結果を第2の最大値検出部114へ出力する。また、第2の高域側減算部112は入力される第2の高域側電力計算部104の出力値から第4の高域側電力計算部108の出力値を減算し、減算結果を第2の最大値検出部114へ出力する。第2の最大値検出部114は、第1の高域側減算部111の出力値と第2の高域側減算部112の出力値とを受け取ると最大値検出を行い、大きい方を後段の最大位置判定部115に出力する。
最大位置判定部115では、第1の最大値検出部113からの出力値と第2の最大値検出部114からの出力値を受け取ると最大値を示す領域を判定し、判定された領域の周波数位置を示す情報をガードバンド検出位置信号として出力する。
尚、低域側及び高域側電力計算部101〜108は、それぞれの領域の平均の受信電力を計算するものであってもよい。
上記構成において、第1の低域側電力計算部101、第2の低域側電力計算部103、第3の低域側電力計算部105、及び第4の低域側電力計算部107が低域側電力計算手段を構成し、第1の高域側電力計算部102、第2の高域側電力計算部104、第3の高域側電力計算部106、及び第4の高域側電力計算部108が高域側電力計算手段を構成する。また、第1の低域側減算部109及び第2の低域側減算部110が低域側減算手段を構成し、第1の高域側減算部111及び第2の高域側減算部112が高域側減算手段を構成し、第1の最大値検出部113が低域側最大値検出手段を構成し、第2の最大値検出部114が高域側最大値検出手段を構成し、最大位置判定部115が最大値判定手段を構成する。
以下に、図5(a)に示したような信号スペクトルが歪んでいる周波数ドメイン信号についてガードバンド検出を行なう場合について説明する。
低域側ガードバンド検出可能範囲において、領域c1と領域a1の間の受信電力差分値(Pc1-Pa1)をδc1a1、領域d1と領域b1の間の受信電力差分値(Pd1-Pb1)をδd1b1、領域e1と領域c1の間の受信電力差分値(Pe1-Pc1)をδe1c1とする時、これらの受信電力差分値の中ではδe1c1が最大となる。同様に、高域側ガードバンド検出可能範囲において、領域a2と領域c2の間の受信電力差分値(Pa2-Pc2)をδa2c2、領域b2と領域d2の間の受信電力差分値(Pb2-Pd2)をδb2d2、領域c2と領域e2の間の受信電力差分値(Pc2-Pe2)をδc2e2とする時、これらの受信電力差分値の中ではδa2c2が最大となる。
ここで、δe1c1とδa2c2との関係はδe1c1<δa2c2となるため、a2−c2間の領域、即ち領域b2が特定され、領域b2の周波数位置を示す情報が出力される。
以上説明したように、本発明の実施の形態1は、受信電力の差が最も大きい2つの領域に挟まれた位置にある領域を判定し、判定結果を大まかな搬送波周波数誤差を示すガードバンド検出位置信号として出力する。従って、低域側と高域側との間に大きな受信電力の差異を生じさせるような歪んだ信号スペクトルを有する周波数ドメイン信号が入力された場合にも誤検出する事なく、搬送波周波数の大まかな誤差を示す正しい情報を得ることができるという効果を有する。
実施の形態2.
図7に本発明の実施の形態2のOFDM受信装置に用いられるガードバンド検出部の構成を示す。実施の形態2の受信装置の構成は、ガードバンド検出部以外は図1に示した実施の形態1と同じであるので説明は省略する。
図7において、第1〜第4の低域側及び高域側電力計算部101〜108、第1〜第2の低域側及び高域側減算部109〜112、第1〜第4の加算部120〜123、第1及び第2の最大値検出部113,114、最大位置判定部115、及び最小位置判定部124は図4に示した従来のガードバンド検出部または図6に示した実施の形態1のガードバンド検出部と同じであるので説明は省略する。
図7において、低域側総加算部125では第1〜4の低域側電力計算部の出力値を受け取り、低域側ガードバンド検出可能範囲内の各領域における電力の総和を演算し、出力する。また、高域側総加算部126では第1〜4の高域側電力計算部の出力値を受け取り、高域側ガードバンド検出可能範囲内の各領域における電力の総和を演算し、出力する。
差分演算器127では、低域側総加算部125と高域側総加算部126からの出力信号を受け取り、差分値を求めて出力する。アルゴリズム切り替え手段としてのアルゴリズム切り替え判定部128は、最大位置判定部115の出力値または最小位置判定部124の出力値のいずれをガードバンド検出位置信号として出力すべきかを、差分演算器127の出力値と所定の閾値との比較結果に基づき適応的に判定する。即ち、差分演算部127の出力値が小さい場合には、受信信号スペクトルの歪は小さいと判断し、図4を参照して説明した従来のアルゴリズムによる検出を行い、一方、差分演算部137の出力値が大きい場合には、受信信号スペクトルの歪は大きいと判断し、図6を参照して説明した実施の形態1で行うアルゴリズムによる検出を行う。
尚、第1〜第4の低域側及び高域側電力計算部101〜108、第1〜第2の低域側及び高域側減残部109〜112、第1〜第2の最大値検出部113,114、及び最大位置判定部115が第1の検出手段を構成する。また、第1〜第4の低域側及び高域側電力計算部101〜108、第1〜第4の加算部120〜123、及び最小位置判定部124が第2の検出手段を構成する。
以上説明したように、本実施の形態2によれば、入力信号の低域側ガードバンド付近の受信電力と高域側ガードバンド付近の受信電力の差に応じて、従来のアルゴリズムを使用するか、あるいは本発明の実施の形態1によるアルゴリズムを使用するかを判断し、これらのアルゴリズムによる検出結果を適応的に切り替えて後段回路に出力するように構成したので、入力信号の特性に合わせて最適なアルゴリズムを選択でき、搬送波の周波数誤差の検出の信頼性が向上するという効果が得られる。
本発明の実施の形態1に係るOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。 チャネル間の干渉を防止するためにガードバンドが隣接チャネル間に設けられているOFDM信号を模式的に示す図である。 従来のガードバンド検出部の検出動作を説明する図である。 OFDM受信装置に用いられる従来のガードバンド検出部の構成を示すブロック図である。 受信信号が歪んだ信号スペクトルを有する場合のガードバンド検出部の動作を説明する図である。 実施の形態1の受信装置のガードバンド検出部の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係るOFDM受信装置のガードバンド検出部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 整数倍周波数誤差検出手段、 11 周波数変換部、 12 周波数補正部、 13 フーリエ変換部、 14 復調部、 15 小数倍周波数誤差検出部、 17 タイミング生成部、 18 ガードバンド検出部、 19 整数倍周波数誤差検出部、 101 第1の低域側電力計算部、 102 第1の高域側電力計算部、 103 第2の低域側電力計算部、 104 第2の高域側電力計算部、 105 第3の低域側電力計算部、 106 第3の高域側電力計算部、 107 第4の低域側電力計算部、 108 第4の高域側電力計算部、 109 第1の低域側減算部、 110 第2の低域側減算部、 111 第1の高域側減算部、 112 第2の高域側減算部、 113 第1の最大値検出部、 114 第2の最大値検出部、 115 最大位置判定部、 120 第1の加算部、 121 第2の加算部、 122 第3の加算部、 123 第4の加算部、 124 最小位置判定部、 125 低域側総加算部、 126 高域側総加算部、 127 差分演算部、 128 アルゴリズム切り替え判定部。


Claims (7)

  1. 受信したOFDM時間ドメイン信号を周波数変換する周波数変換部と、周波数変換されたOFDM時間ドメイン信号を、隣接するチャネルの間にガードバンドが設けられ、所定の搬送波周波数間隔を置いて複数のパイロット搬送波を含む複数の搬送波が周波数軸上に並ぶOFDM周波数ドメイン信号に変換するフーリエ変換部と、OFDM周波数ドメイン信号を復調する復調部とを有するOFDM信号受信装置において、
    各搬送波の概略の周波数誤差を表す概略周波数誤差情報を生成するガードバンド検出部と、前記フーリエ変換部から出力されるOFDM周波数ドメイン信号、前記パイロット搬送波の周波数軸上の位置を示すパイロット搬送波配置情報、及び前記概略周波数誤差情報に基づき、前記各搬送波の前記所定の搬送波周波数間隔の整数倍の周波数誤差を検出する整数倍周波数誤差検出部とを有する整数倍周波数誤差検出手段を備え、
    前記ガードバンド検出部は、
    チャネルの本来の信号帯域の最小周波数位置を含む周波数範囲内に周波数の高低順に並ぶ複数の低域側領域と該チャネルの本来の信号帯域の最大周波数位置を含む周波数範囲内に周波数の高低順に並ぶ複数の高域側領域のうち、両側に隣接する領域における受信電力の差が最も大きい領域を検出し、該検出した領域の周波数位置を示す情報を前記概略周波数誤差情報として前記整数倍周波数誤差検出部に出力することを特徴とするOFDM信号受信装置。
  2. 前記ガードバンド検出部は、
    チャネルの本来の信号帯域の最小周波数位置を含む周波数範囲内に周波数の高低順に並ぶ第1、第2、第3及び第4の低域側領域のそれぞれにおける受信電力を計算する低域側電力計算手段と、
    前記チャネルの本来の信号帯域の最大周波数位置を含む周波数範囲に周波数の高低順に並ぶ第1から第4の高域側領域のそれぞれにおける受信電力を計算する高域側電力計算手段と、
    前記第1の低域側領域の受信電力と前記第3の低域側領域の受信電力の差分、及び前記第2の低域側領域の受信電力と前記第4の低域側領域の受信電力の差分を計算する低域側減算手段と、
    前記第1の高域側領域の受信電力と前記第3の高域側領域の受信電力の差分、及び前記第2の高域側領域の受信電力と前記第4の高域側領域の受信電力の差分を計算する高域側減算手段と、
    前記低域側減算手段から出力される差分のうち、値の大きい方を出力する低域側最大値検出手段と、
    前記高域側減算手段から出力される差分のうち、値の大きい方を出力する高域域側最大値検出手段と、
    前記低域側最大値検出手段の出力と前記高域側最大値検出手段の出力のいずれが大きいかを判定する最大値判定手段と
    を有し、該最大値判定手段の判定結果に基づき、前記概略周波数誤差情報を生成することを特徴とする請求項1に記載のOFDM信号受信装置。
  3. 受信したOFDM時間ドメイン信号を周波数変換する周波数変換部と、周波数変換されたOFDM時間ドメイン信号を、隣接するチャネルの間にガードバンドが設けられ、所定の搬送波周波数間隔を置いて複数のパイロット搬送波を含む複数の搬送波が周波数軸上に並ぶOFDM周波数ドメイン信号に変換するフーリエ変換部と、OFDM周波数ドメイン信号を復調する復調部とを有するOFDM信号受信装置において、
    各搬送波の概略の周波数誤差を表す概略周波数誤差情報を生成するガードバンド検出部と、前記フーリエ変換部から出力されるOFDM周波数ドメイン信号、前記パイロット搬送波の周波数軸上の位置を示すパイロット搬送波配置情報、及び前記概略周波数誤差情報に基づき、前記各搬送波の前記所定の搬送波周波数間隔の整数倍の周波数誤差を検出する整数倍周波数誤差検出部とを有する整数倍周波数誤差検出手段を備え、
    前記ガードバンド検出部は、
    チャネルの本来の信号帯域の最小周波数位置を含む第1の周波数範囲内に周波数の高低順に並ぶ複数の低域側領域と該チャネルの本来の信号帯域の最大周波数位置を含む第2の周波数範囲内に周波数の高低順に並ぶ複数の高域側領域のうち、両側に隣接する領域における受信電力の差が最も大きい領域を検出する第1の検出手段と、
    前記第1の周波数範囲及び前記第2の周波数範囲にそれぞれ含まれ、前記最小周波数位置及び前記最大周波数位置からの距離が相等しい一組の低域側領域及び高域側領域における受信電力の和を、前記複数の低域側領域側及び前記高域側領域の全てについて算出し、算出した受信電力の和が最小となる一組の低域側領域及び高域側領域を検出する第2の検出手段と、
    前記複数の低域側領域における受信電力の総和と前記複数の高域側領域における受信電力の総和との差を所定の閾値と比較し、比較結果に基づき、前記第1の検出手段が検出した領域の周波数位置を示す情報及び前記第2の検出手段が検出した一組の低域側領域及び高域側領域の周波数位置を示す情報のいずれかを選択し、前記概略周波数誤差情報として前記整数倍周波数誤差検出部に出力するアルゴリズム切り替え手段と
    を備えることを特徴とするOFDM信号受信装置。
  4. 前記第1の検出手段は、
    チャネルの本来の信号帯域の最小周波数位置を含む周波数範囲内に周波数の高低順に並ぶ第1、第2、第3及び第4の低域側領域のそれぞれにおける受信電力を計算する低域側電力計算手段と、
    前記チャネルの本来の信号帯域の最大周波数位置を含む周波数範囲に周波数の高低順に並ぶ第1から第4の高域側領域のそれぞれにおける受信電力を計算する高域側電力計算手段と、
    前記第1の低域側領域の受信電力と前記第3の低域側領域の受信電力の差分、及び前記第2の低域側領域の受信電力と前記第4の低域側領域の受信電力の差分を計算する低域側減算手段と、
    前記第1の高域側領域の受信電力と前記第3の高域側領域の受信電力の差分、及び前記第2の高域側領域の受信電力と前記第4の高域側領域の受信電力の差分を計算する高域側減算手段と、
    前記低域側減算手段から出力される差分のうち、値の大きい方を出力する低域側最大値検出手段と、
    前記高域側減算手段から出力される差分のうち、値の大きい方を出力する高域域側最大値検出手段と、
    前記低域側最大値検出手段の出力と前記高域側最大値検出手段の出力のいずれが大きいかを判定する最大値判定手段と
    を有し、該最大値判定手段の判定結果に基づき、前記概略周波数誤差情報を生成することを特徴とする請求項3に記載のOFDM信号受信装置。
  5. 前記第2の検出手段は、
    前記低域側電力計算手段によりそれぞれ計算された、前記第1の低域側領域における受信電力と前記第1の高域側領域における受信電力との和、前記第2の低域側領域における受信電力と前記第2の高域側領域における受信電力の和、前記第3の低域側領域における受信電力と前記第3の高域側領域における受信電力の和、及び前記第4の低域側領域における受信電力と前記第4の高域側領域における受信電力の和を計算する電力加算手段と、
    前記電力加算手段により計算された受信電力の和のうち、いずれが最小であるかを判定する最小値判定手段と
    を有し、該最小値判定手段の判定結果に基づき前記概略周波数誤差情報を生成することを特徴とする請求項4に記載のOFDM信号受信装置。
  6. 前記周波数変換部は、前記整数倍周波数誤差検出部が検出した搬送波周波数間隔の整数倍の周波数誤差に応じて周波数変換後のOFDM時間ドメイン信号の周波数を補正する周波数補正部を有することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のOFDM信号受信装置。
  7. 直交周波数分割多重され、かつその信号帯域の両側に無信号帯域であるガードバンドが設けられている信号を受信し、送信データを再生するOFDM信号受信装置において、
    入力される受信信号に対してフーリエ変換を行うフーリエ変換手段と、該フーリエ変換手段より出力されるヘッダ信号を基に、後段の信号処理タイミングを生成するタイミング生成手段と、該タイミング生成手段から出力されるイネーブル信号と、上記フーリエ変換手段から出力される信号を入力とし、ガードバンド位置を検出することによって入力信号帯域の所定の本来の信号帯域に対するずれを検出するガードバンド検出手段と、上記フーリエ変換手段の出力を入力とし、該ガードバンド検出手段から出力されるガードバンド検出情報、及び外部から入力される既知であるパイロット搬送波配置情報を基に、搬送波周波数間隔の整数倍の搬送波周波数誤差を検出する整数倍周波数誤差検出手段とを備え、
    上記ガードバンド検出手段は、
    本来の信号帯域の低域側に存在するガードバンドのうち、最も周波数が高い信号成分から所定の周波数だけ低い信号成分までの信号帯域における信号電力の和または平均値を計算する第3の低域側電力計算手段と、本来の信号帯域の高域側に存在するガードバンドのうち、最も周波数が低い信号成分から所定の周波数だけ高い信号成分までの信号帯域における信号電力の和または平均値を計算する第3の高域側電力計算手段と、上記第3の低域側電力計算手段が参照する信号帯域に対して、所定の周波数だけ低い周波数帯域における信号電力の和または平均値を計算する第2の低域側電力計算手段と、上記第3の高域側電力計算手段が参照する信号帯域に対して所定の周波数だけ低い周波数帯域における信号電力の和または平均値を計算する第2の高域側電力計算手段と、上記第2の低域側電力計算手段が参照する信号帯域に対して、所定の周波数だけ低い周波数帯域における信号電力の和または平均値を計算する第1の低域側電力計算手段と、上記第2の高域側電力計算手段が参照する信号帯域に対して所定の周波数だけ低い周波数帯域における信号電力の和または平均値を計算する第1の高域側電力計算手段と、上記第3の低域側電力計算手段が参照する信号帯域に対して、所定の周波数だけ高い周波数帯域における信号電力の和または平均値を計算する第4の低域側電力計算手段と、上記第3の高域側電力計算手段が参照する信号帯域に対して所定の周波数だけ高い周波数帯域における信号電力の和または平均値を計算する第4の高域側電力計算手段と、該第1の低域側電力計算手段および上記第3の低域側電力計算手段の出力を入力とする第1の低域側減算手段と、該第2の低域側電力計算手段および上記第4の低域側電力計算手段の出力を入力とする第2の低域側減算手段と、該第1の高域側電力計算手段および上記第3の高域側電力計算手段の出力を入力とする第1の高域側減算手段と、該第2の高域側電力計算手段および上記第4の高域側電力計算手段の出力を入力とする第2の高域側減算手段と、該第1の低域側減算手段および該第2の低域側減算手段の出力を入力とし、最も大きい入力値を検出する第1の最大値検出手段と、該第1の高域側減算手段および該第2の高域側減算手段の出力を入力とし、最も大きい入力値を検出する第2の最大値検出手段と、該第1の最大値検出手段、及び、該第2の最大値検出手段の出力を入力とし、最も大きい信号を検出することによって、入力の信号帯域の、所定の帯域に対してのズレを検出する最大位置判定手段とから構成されることを特徴とするOFDM信号受信装置。
JP2004077978A 2004-03-18 2004-03-18 Ofdm信号受信装置 Expired - Fee Related JP4067505B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004077978A JP4067505B2 (ja) 2004-03-18 2004-03-18 Ofdm信号受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004077978A JP4067505B2 (ja) 2004-03-18 2004-03-18 Ofdm信号受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005269182A true JP2005269182A (ja) 2005-09-29
JP4067505B2 JP4067505B2 (ja) 2008-03-26

Family

ID=35093257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004077978A Expired - Fee Related JP4067505B2 (ja) 2004-03-18 2004-03-18 Ofdm信号受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4067505B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4782113B2 (ja) * 2004-06-28 2011-09-28 ノキア コーポレイション Ofdm信号のためのfft搬送波周波数オフセット推定

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4782113B2 (ja) * 2004-06-28 2011-09-28 ノキア コーポレイション Ofdm信号のためのfft搬送波周波数オフセット推定

Also Published As

Publication number Publication date
JP4067505B2 (ja) 2008-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1349337B1 (en) Multicarrier reception with interference detection
JP3582139B2 (ja) データ復調装置およびデータ伝送方法
JP2005322998A (ja) 無線通信システム、無線送信機及び無線受信機
US8428190B2 (en) Radio receiving apparatus and radio receiving method
JP6200802B2 (ja) 無線通信装置及び無線通信方法
JP2004228853A (ja) Ofdm受信装置及びデータ復調方法
JP4157159B1 (ja) 受信装置及び受信方法
JP2007028054A (ja) 干渉キャンセル装置および干渉キャンセル方法
JP2009232238A (ja) 位相トラッキング回路、無線受信機、信号処理方法、及び信号処理に用いるプログラム
KR100778919B1 (ko) 패턴 시퀀스의 동기화
KR20040035291A (ko) 주파수영역에 파일럿 톤을 삽입한 다중 반송파 송신시스템 및 그의 파일럿 삽입방법
JP4067505B2 (ja) Ofdm信号受信装置
JP4567088B2 (ja) Ofdm信号受信装置および受信方法
JP2010068194A (ja) 搬送波周波数誤差検出装置
JP5055239B2 (ja) Ofdm復調装置
JP2005318052A (ja) ブランチメトリック演算方法
US11405254B2 (en) Spread OFDM for radio frequency communications
JP4623684B2 (ja) Ofdm信号受信装置及びofdm信号受信方法
JP2004304473A (ja) マルチキャリア受信装置及び回線補償方法
JP6022089B2 (ja) 受信装置および受信方法
JP3631200B2 (ja) 直交周波数分割多重信号受信装置
JP4059235B2 (ja) Ofdm受信装置、およびofdm受信プログラム
JP3688260B2 (ja) Ofdm信号復調装置の搬送波周波数同期方法および搬送波周波数同期回路
TWI713851B (zh) 無線傳送裝置、無線接收裝置及無線通訊系統
JP2004140739A (ja) Ofdm受信装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050620

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071217

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080108

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080108

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110118

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120118

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130118

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees