JP2004304473A - マルチキャリア受信装置及び回線補償方法 - Google Patents

マルチキャリア受信装置及び回線補償方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数のサブキャリアを用いて1単位の情報伝送を行うマルチキャリア通信において、周波数選択性が弱い場合に、受信特性の劣化を回避すること。
【解決手段】周波数選択性推定部107により周波数選択性の程度を推定し、回線補償方法決定部108により周波数選択性の程度に応じて位相変動及び振幅変動の両方を補償するか、または位相変動のみを補償するかを決定する。回線補償係数算出部109は位相変動及び振幅変動の両方を補償するための補償係数、または位相変動のみを補償するための補償係数を算出する。そして回線補償部110では、周波数選択性が強い場合には位相変動及び振幅変動の両方が補償され、周波数選択性が弱い場合には位相変動のみが補償される。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数のサブキャリア信号を用いて1単位の情報伝送を行うマルチキャリア通信におけるマルチキャリア受信装置及び回線補償方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
OFDM方式は、直交する多数のサブキャリアを用いて伝送する方式であり、高速な伝送を実現するものである。また、マルチパス干渉に強い方式として知られている。
【0003】
図9は、従来のOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplex)送信装置の構成を示すブロック図である。この図において、パターン変換部11は、テーブル記憶部12から記憶された所定のパターンを読み出し、送信データを読み出した所定のパターンで変換し、変換した信号をディジタル変調部13に出力する。
【0004】
テーブル記憶部12は、送信データを変換するパターンが複数記憶されており、記憶されたパターンがパターン変換部11により読み出される。
【0005】
ディジタル変調部13は、パターン変換部11から出力されたベースバンド信号をディジタル変調し、シンボル単位の信号に変換する。変調後の信号はS/P(シリアルパラレル)変換部14に出力される。
【0006】
S/P変換部14は、ディジタル変調部13から出力されたシリアル信号をパラレル信号に変換し、パラレル信号をIDFT(Inverse Discrete Fourier Transform)部15に出力する。
【0007】
IDFT部15は、S/P変換部14から出力されたパラレル信号に逆離散フーリエ変換を施し、OFDMシンボルの標本値を生成する。生成された標本値はP/S変換部16に出力される。
【0008】
P/S変換部16は、IDFT部15から出力された標本値をシリアル変換し、時系列のベースバンドOFDM信号を生成する。生成されたベースバンドOFDM信号はGI(Guard Interval)挿入部17に出力される。
【0009】
GI挿入部17は、P/S変換部16から出力されたベースバンドOFDM信号にGIを挿入し、GI挿入後の信号を送信RF部18に出力する。
【0010】
送信RF部18は、GI挿入部17から出力された信号に所定の送信処理(アップコンバートやD/A変換等)を施し、送信処理後の信号を、アンテナを介して通信相手に送信する。
【0011】
図10は、従来のOFDM受信装置の構成を示すブロック図である。この図において、受信RF部21は、通信相手から送信された信号を、アンテナを介して受信し、受信した信号に所定の受信処理(A/D変換やダウンコンバート等)を施し、受信処理後の信号をGI除去部22に出力する。
【0012】
GI除去部22は、受信RF部21から出力された信号からGIを除去し、GIが除去された信号をS/P変換部23に出力する。
【0013】
S/P変換部23は、GI除去部22から出力されたシリアル信号をパラレル変換し、パラレル信号をDFT(Discrete Fourier Transform)部24に出力する。
【0014】
DFT部24は、S/P変換部23から出力されたパラレル信号に離散フーリエ変換を施し、変換後のパラレル信号をP/S変換部25に出力する。
【0015】
P/S変換部25は、DFT部24から出力されたパラレル信号をシリアル変換し、シリアル信号を回線推定部26と回線補償部28に出力する。
【0016】
回線推定部26は、P/S変換部25から出力された信号に基づいて、サブキャリア毎に回線変動を推定し、推定結果を回線補償係数算出部27に通知する。
【0017】
回線補償係数算出部27は、回線推定部26から通知された回線変動の推定結果から回線変動を補償する係数を算出し、算出した回線補償係数を回線補償部28に出力する。
【0018】
回線補償部28は、回線補償係数算出部27から出力された回線補償係数を用いて、P/S変換部25から出力された信号に対してサブキャリア毎に回線変動を補償する。回線変動が補償された信号は、ディジタル復調部29に出力される。
【0019】
ディジタル復調部29は、回線補償部28から出力された信号をディジタル復調し、復調後の信号をパターン変換部30に出力する。
【0020】
パターン変換部30は、送信装置で送信信号を変換したパターンに対応するパターンをテーブル記憶部31から読み出し、最尤判定等によりパターンを照合し、ディジタル復調部29から出力された信号を読み出したパターンで変換し、受信データを出力する。
【0021】
テーブル記憶部31は、送信装置のテーブル記憶部12に記憶されたパターンに対応するパターンが記憶されており、記憶されたパターンがパターン変換部30により読み出される(特許文献1参照)。
【0022】
ここで、回線補償について詳細に説明する。図11は、各サブキャリアが周波数選択性フェージングを受ける様子を示す概念図である。この図においては、横軸を周波数で示し、周波数f1〜f4を中心周波数とする4つのサブキャリアを示している。太い実線は周波数選択性フェージングの様子を示している。OFDM方式はマルチパスに強い方式であるが、移動体通信環境においては、ガードインターバルを越える遅延波により、周波数選択性フェージングが発生する。このため、サブキャリア毎に異なる回線変動が加わる。これを式で表すと以下のようになる。
【0023】
【数1】
Figure 2004304473
:mサブキャリアの受信信号
H′:mサブキャリアにかかる回線変動
:mサブキャリアの送信信号
σ:mサブキャリアの雑音成分
図11や上式(1)で示したような各サブキャリアにおける回線変動は、再度、図10を参照するに、従来のOFDM受信装置の回線推定部26において、パイロット信号を用いるなどして推定される。回線補償部28では、回線推定部26で推定された回線変動に基づいて、サブキャリア毎に回線の補償を行う。これを式で表すと以下のようになる。
【0024】
【数2】
Figure 2004304473
:mサブキャリア成分の回線補償係数
回線補償にはいくつかの方法が知られており、位相変動のみを補償する方法や振幅と位相両方の変動を補償する方法がある(非特許文献1参照)。これらの方法では、回線補償係数Gを決定するものであり、誤り率特性はGに大きく依存する。以下、これらの方法について簡単に説明する。
【0025】
まず、回線変動の位相変動のみを補償する方法について説明する。この方法の回線補償係数Gは、以下の式(3)で表される。
【0026】
【数3】
Figure 2004304473
:mサブキャリアの回線推定値
:Hの複素共役
上式(3)の回線補償係数には、位相補償成分のみを含み、振幅補償成分を含まないので、この方法では、振幅変動を補償しないため、雑音成分の増加(雑音強調)を引き起こすことはない。
【0027】
次に、回線変動の位相変動と振幅変動の両方を補償する方法について説明する。この方法の回線補償係数は、位相補償成分と振幅補償成分とを含み、以下の式(4)及び(5)で表される。
【0028】
【数4】
Figure 2004304473
この方法では、回線変動の逆特性を各サブキャリアに乗算することにより回線補償を行うものである。このため、正確に回線推定が行われれば、回線変動については、正確に補償することができる。しかし、この方法では、フェージングで落ち込んだサブキャリアの振幅を回復する際、同時に雑音成分も増大させ、雑音強調を引き起こすため、誤り率特性などの受信特性が劣化する。
【0029】
そこで、回線変動の位相変動と振幅変動の両方を補償し、送信データシンボルと受信データシンボルとの誤差が最小となるように回線補償を行う方法について説明する。この方法の回線補償係数は、以下の式(5)で表される。
【0030】
【数5】
Figure 2004304473
A:補正係数
σ :mサブキャリアの雑音電力
この方法では、雑音が大きい場合には、Gが小さくなり、また雑音が小さければ回線推定値の逆数に近づくようになるため、雑音強調を引き起こすことはない。このため、一般的に、式(3)及び式(4)に示す回線補償方法より優れていると言われており、周波数選択性フェージングにより受信電力の落ち込みが激しい場合には、有効な方法である。
【0031】
【特許文献1】
特開2002−94479号公報
【非特許文献1】
「OFDM変調方式の応用」トリケップス、2001年10月19日、p.109−112
【0032】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した式(4)や式(5)で示した回線補償方法では、以下のような問題がある。例えば、図12に示すように、各サブキャリア間での回線変動状況に差異がほとんどないような場合(以下、「周波数選択性が弱い」と表記する)、各サブキャリアに雑音成分が含まれ、回線推定値Hが正確に求められないため、ほとんど一定であるべき回線補償係数の絶対値が一定にならない。このため、式(3)のように位相変動のみを補償する場合に比べて、受信特性が逆に悪くなってしまうことがある。なかでも、複数のサブキャリアを用いて1単位の情報伝送を行う場合に、誤差のある振幅補償成分を含む回線補償係数を用いると、連続する複数のサブキャリアで誤りが発生し、誤り訂正も行うことができないとバースト的な誤りとなってしまい、受信特性の劣化が顕著になることがある。このように、回線補償係数が実際の回線状況を反映していない場合には、受信特性が劣化するという問題がある。なお、複数のサブキャリアを用いて1単位の情報伝送を行う方式としては、上記従来例の他に、周波数領域拡散を行うMC−CDMA方式等も挙げられる。なお、周波数選択性が弱い場合とは、周波数選択性がまったくないフラットフェージングはもちろん、フェージング変動そのものが存在しない場合も含む。
【0033】
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、複数のサブキャリアを用いて1単位の情報伝送を行うマルチキャリア通信において、周波数選択性が弱い場合に、受信特性の劣化を回避するマルチキャリア受信装置及び回線補償方法を提供することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため、本発明のマルチキャリア受信装置は、マルチキャリア通信方式のうち、複数のサブキャリアで1単位の情報伝送を行う通信方式が適用されたマルチキャリア受信装置であって、通信相手から受信した信号を用いて周波数選択性の程度を推定する周波数選択性推定手段と、前記周波数選択性推定手段により推定された周波数選択性の程度に基づいて、サブキャリア毎の回線補償方法を決定する決定手段と、伝搬路で回線変動を受けた受信信号の回線推定値を算出することにより、回線推定を行う回線推定手段と、前記回線推定手段により算出された回線推定値を用いて、前記決定手段により決定された回線補償方法で回線補償係数を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された回線補償係数を用いて各サブキャリアの回線変動を補償する補償手段と、を具備する構成を採る。
【0035】
この構成によれば、周波数選択性の程度に基づいて、サブキャリア毎の回線補償方法を決定することにより、回線補償方法を変更せず回線補償を行うことでかえって受信特性が劣化してしまうことを回避することができる。
【0036】
本発明のマルチキャリア受信装置は、上記構成において、前記決定手段が、周波数選択性が強い場合、位相変動及び振幅変動を補償する方法に決定し、周波数選択性が弱い場合、位相変動のみを補償する方法に決定する構成を採る。
【0037】
この構成によれば、周波数選択性が弱い場合、受信特性の劣化の原因となる振幅補償を行わず、位相変動のみを補償することにより、受信特性の劣化を回避することができる。また、複数のサブキャリアで1単位の情報伝送を行う通信方式では、周波数選択性が弱い場合に振幅補償を行うと、複数のサブキャリアに配置された信号が誤ってしまい、誤り訂正できないという事態を回避することができる。
【0038】
本発明のマルチキャリア受信装置は、上記構成において、前記周波数選択性推定手段が、所定の受信処理が行われた受信信号から時分割で挿入された既知信号を抽出する抽出手段と、既知信号のレプリカ信号を生成する生成手段と、前記抽出手段により抽出された既知信号と前記生成手段により生成されたレプリカ信号との相関演算を行う相関演算手段と、前記相関演算手段により算出された相関値から遅延プロファイルを生成し、遅延広がりを算出する遅延広がり算出手段と、を具備する構成を採る。
【0039】
本発明のマルチキャリア受信装置は、上記構成において、前記周波数選択性推定手段が、所定の受信処理が行われた受信信号からガードインターバルを抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出されたガードインターバルを所定時間遅延させる遅延手段と、前記遅延手段により遅延されたガードインターバルと当該ガードインターバルが抽出された受信信号との相関演算を行う相関演算手段と、前記相関演算手段により算出された相関値から遅延プロファイルを生成し、遅延広がりを算出する遅延広がり算出手段と、を具備する構成を採る。
【0040】
本発明のマルチキャリア受信装置は、上記構成において、前記周波数選択性推定手段が、前記回線推定手段により算出された回線推定値を用いてサブキャリア毎の受信レベルを測定する受信レベル測定手段と、受信した隣接サブキャリア間のレベル差を検出するレベル差検出手段と、を具備する構成を採る。
【0041】
本発明のマルチキャリア受信装置は、上記構成において、前記周波数選択性推定手段が、前記回線推定手段により算出された回線推定値を逆離散フーリエ変換することにより、遅延プロファイルを生成し、遅延広がりを算出する構成を採る。
【0042】
これらの構成によれば、生成した遅延プロファイルから遅延広がりを算出したり、隣接サブキャリア間のレベル差を検出したりすることにより、周波数選択性の程度を推定することができる。
【0043】
本発明のマルチキャリア受信装置は、上記構成のいずれかにおいて、送信信号を周波数領域に拡散し、拡散した信号を複数のサブキャリアに配置するマルチキャリアCDMA方式である構成を採る。
【0044】
この構成によれば、各サブキャリアにコード多重された信号が配置されるマルチキャリアCDMA方式において、周波数選択性が弱い場合に、振幅補償を行わず、位相補償のみを行うことにより、コード間の直交性を保つことができ、コード多重数を増加させることができる。
【0045】
本発明のマルチキャリア受信装置は、上記構成のいずれかにおいて、送信信号のシンボルパターンを他のパターン信号に変換し、変換したパターン信号を複数のサブキャリアに配置する方式である構成を採る。
【0046】
この構成によれば、送信信号を変換したパターン信号を複数のサブキャリアに配置する方式において、周波数選択性が弱い場合に、誤り率特性をかえって悪くしてしまう振幅補償を行わないことにより、誤り率特性を改善することができる。
【0047】
本発明の回線補償方法は、マルチキャリア通信方式のうち、複数のサブキャリアで1単位の情報伝送を行う通信方式における回線補償方法であって、周波数選択性が強い場合、各サブキャリアの回線変動のうち、位相変動及び振幅変動を補償し、周波数選択性が弱い場合、各サブキャリアの回線変動のうち、位相変動のみを補償するようにした。
【0048】
この方法によれば、周波数選択性が弱い場合に、位相変動のみを補償することにより、振幅補償を行うことでかえって受信特性が劣化してしまうことを回避することができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
本発明の骨子は、回線変動を受けた各サブキャリアについて回線補償する際、周波数選択性が強い場合、回線変動のうち位相変動及び振幅変動を補償し、周波数選択性が弱い場合、回線変動のうち位相変動のみを補償することである。
【0050】
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。
【0051】
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図である。この図において、受信RF部101は、通信相手から送信された信号を、アンテナを介して受信し、受信した信号に所定の受信処理(A/D変換やダウンコンバート等)を施し、受信処理後の信号をGI除去部102及び周波数選択性推定部107に出力する。
【0052】
GI除去部102は、受信RF部101から出力された信号からGIを除去し、GIが除去された信号をS/P変換部103に出力する。
【0053】
S/P変換部103は、GI除去部102から出力されたシリアル信号をパラレル変換し、複数系列のパラレル信号を生成する。生成されたパラレル信号は、DFT(Discrete Fourier Transform)部104に出力される。
【0054】
DFT部104は、S/P変換部103から出力されたパラレル信号に離散フーリエ変換を施し、変換後のパラレル信号をP/S変換部105に出力する。
【0055】
P/S変換部105は、DFT部104から出力されたパラレル信号をシリアル変換し、シリアル信号を回線推定部106と回線補償部110に出力する。
【0056】
回線推定部106は、P/S変換部105から出力された信号に基づいて、サブキャリア毎に回線推定値を算出し、回線推定を行う。算出された回線推定値は回線補償係数算出部109に出力される。
【0057】
周波数選択性推定部107は、受信RF部101から出力された受信処理後の信号に基づいて、伝搬路で受けた周波数選択性フェージングの影響を推定し、推定結果を回線補償方法決定部108に出力する。なお、周波数選択性推定部107の詳細については後述する。
【0058】
回線補償方法決定部108は、周波数選択性推定部107から出力された推定結果から、回線変動を受けたサブキャリアの回線補償方法を決定する。具体的には、周波数選択性が強いことを示す推定結果の場合には、サブキャリアの位相変動及び振幅変動を補償する方法に決定する。これは、上述した式(4)又は式(5)に示す補償係数を算出することを意味する。また、周波数選択性が弱いことを示す推定結果の場合には、回線変動を受けたサブキャリアの位相変動のみを補償する方法に決定する。これは、上述した式(3)に示す補償係数を算出することを意味する。決定された方法は、回線補償係数算出部109に通知される。
【0059】
回線補償係数算出部109は、回線補償方法決定部108から通知された決定方法で、回線推定部106から出力された回線推定値を用いて回線変動を補償する係数を算出する。算出された回線補償係数は回線補償部110に出力される。
【0060】
回線補償部110は、回線補償係数算出部109から出力された回線補償係数を用いて、P/S変換部105から出力された信号に対してサブキャリア毎に回線変動を補償する。回線変動を補償する際、位相変動及び振幅変動を補償するか位相変動のみを補償するかは、回線補償係数に依存する。回線変動が補償された信号は、ディジタル復調部111に出力される。
【0061】
ディジタル復調部111は、回線補償部110から出力された信号をディジタル復調し、復調後の信号をパターン変換部112に出力する。
【0062】
パターン変換部112は、送信装置で送信信号を変換したパターンに対応するパターンをテーブル記憶部113から読み出し、読み出したパターンでディジタル復調部111から出力された信号を変換し、受信データを出力する。
【0063】
テーブル記憶部113は、図示せぬ送信装置のテーブル記憶部に記憶されたパターンに対応するパターンが記憶されており、記憶されたパターンがパターン変換部112により読み出される。
【0064】
次に、周波数選択性推定部107について詳細に説明する。図2は、本発明の実施の形態1における周波数選択性推定部107の内部構成を示すブロック図である。この図において、PL抽出部201は、受信RF部101から出力された受信処理後の信号から時分割で挿入されたパイロット信号を抽出し、抽出したパイロット信号を相関演算部203に出力する。
【0065】
PLレプリカ生成部202は、通信相手の送信装置が生成するパイロット信号と同一のレプリカ信号を生成し、生成したレプリカ信号を相関演算部203に出力する。
【0066】
相関演算部203は、PL抽出部201で抽出されたパイロット信号と、PLレプリカ生成部202で生成されたレプリカ信号との相関演算が行われ、演算結果が遅延分散算出部204に出力される。
【0067】
遅延分散算出部204は、相関演算部203から出力された演算結果から遅延プロファイルを生成し、生成した遅延プロファイルから遅延広がりを示す遅延分散を算出する。算出された遅延分散は回線補償方法決定部108に出力される。ここで、遅延分散を算出した理由について簡単に説明する。周波数選択性フェージングは、マルチパス(遅延波)の干渉により生じるものである。このため、遅延波の直接波に対する遅延時間及び遅延波の電力、すなわち遅延波の分散から周波数選択性の程度が推定できる。具体的には、分散が大きい場合は周波数選択性が強く、分散が小さい場合は周波数選択性が弱い。
【0068】
次に、上述した構成を有するマルチキャリア受信装置における回線補償の動作について説明する。通信相手から送信された信号は、受信RF部101において、所定の受信処理が施され、周波数選択性推定部107に出力される。
【0069】
周波数選択性推定部107では、PL抽出部201において、所定の受信処理が施された信号から、時分割で挿入されたパイロット信号が抽出され、相関演算部203において、抽出されたパイロット信号とパイロット信号のレプリカとの相関演算が行われる。
【0070】
遅延分散算出部204では、相関演算部203で算出された相関値から遅延プロファイルが生成され、生成された遅延プロファイルに基づいて、周波数選択性の程度を示す遅延分散が算出される。
【0071】
回線補償方法決定部108では、遅延分散算出部204で算出された分散値が所定の値より大きい場合、周波数選択性が強いと判断され、回線変動の位相変動及び振幅変動の両方を補償する方法が決定される。また、分散値が所定の値未満の場合、周波数選択性が弱いと判断され、回線変動の位相変動のみを補償する方法が決定される。
【0072】
ここで、周波数選択性が弱い場合に、位相補償のみを行うことについて説明する。各サブキャリアに重畳された雑音成分を正確に分離又は測定することができないことに起因して、雑音成分を含む回線推定値が求められてしまう。このため、実際の回線状況とは異なる回線推定値となってしまい、回線補償係数にも誤差を含むことになる。周波数選択性が弱い場合は、サブキャリア間の振幅変動の差異が小さいにもかかわらず、振幅補償成分に誤差を含む補償係数で振幅補償を行うと、誤り率を向上させる目的で行う回線補償がかえって誤り率の劣化を増大させてしまう。特に、複数のサブキャリアを用いて1単位の情報伝送を行う場合には、連続する複数のサブキャリアで誤りが発生し、バースト的な誤りとなってしまうと、受信特性の劣化が顕著になる。
【0073】
このため、周波数選択性が弱い場合には、あえて振幅補償を行わず、位相変動のみを補償することとしたものである。これにより、振幅変動の補償誤差を引き起こすことなく、誤り率を低減し、受信特性の劣化を回避することができる。
【0074】
回線補償係数算出部109では、回線補償方法決定部108で決定された補償方法で、回線推定部106で算出された回線推定値を用いて各サブキャリアについて回線補償係数が算出される。すなわち、決定された補償方法が位相及び振幅の補償を行う場合には、上述した式(4)又は式(5)が示す補償係数の算出が行われ、決定された補償方法が位相のみの補償を行う場合には、上述した式(3)が示す補償係数の算出が行われる。算出された補償係数は回線補償部110に出力される。
【0075】
回線補償部110では、P/S変換部105から出力された信号に回線補償係数算出部109で算出された補償係数が乗算され、各サブキャリアの回線変動が補償される。
【0076】
このように本実施の形態によれば、各サブキャリアが受けた回線変動を補償する際、受信信号に含まれたパイロット信号に基づいて、周波数選択性の程度を推定し、周波数選択性が弱い場合には、位相変動のみを補償することにより、位相及び振幅の双方共に補償する場合に比べ、受信性能の劣化を回避することができる。
【0077】
(実施の形態2)
実施の形態1では、周波数選択性の程度を推定するのに、受信信号に時分割で含まれたパイロット信号を用いて行われたが、本発明の実施の形態2では、OFDMシンボルの後端部のコピーを先頭部分に接続したガードインターバル(GI)を用いて周波数選択性の程度を推定する場合について説明する。
【0078】
本発明の実施の形態2に係るマルチキャリア受信装置の構成は、図1における周波数選択性推定部107を周波数選択性推定部300に変更したものである。以下において、周波数選択性推定部300について説明する。
【0079】
図3は、本発明の実施の形態2における周波数選択性推定部300の内部構成を示すブロック図である。この図において、GI抽出部301は、受信RF部101から出力された受信処理後の信号からGIを抽出し、抽出したGIを有効シンボル長遅延部302に出力すると共に、GIが抽出された信号を相関演算部303に出力する。
【0080】
有効シンボル長遅延部302は、GI抽出部301から出力されたGIを所定時間遅延させる。具体的には、GIと同一のOFDMシンボルの後端部がGI抽出部301から相関演算部303に出力されるまで遅延される。遅延されたGIは相関演算部303に出力される。
【0081】
相関演算部303は、GI抽出部から出力されたOFDMシンボルの後端部と、有効シンボル長遅延部302で遅延されたGIとの自己相関を求める。求められた自己相関値は、遅延分散算出部304に出力される。
【0082】
遅延分散算出部304は、相関演算部303から出力された自己相関値から遅延プロファイルを生成し、生成した遅延プロファイルから遅延広がりを示す遅延分散を算出する。算出された遅延分散は回線補償方法決定部108に出力される。
【0083】
このように本実施の形態では、GIの自己相関値から遅延プロファイルを生成し、遅延分散を算出することにより、周波数選択性の程度を推定することができる。
【0084】
(実施の形態3)
本発明の実施の形態3では、離散フーリエ変換後の各サブキャリアの回線推定値を用いて周波数選択性の程度を推定する場合について説明する。
【0085】
図4は、本発明の実施の形態3に係るマルチキャリア受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、図4が図1と共通する部分は図1と同一の符号を付し、その詳しい説明は省略する。
【0086】
図4において、回線推定部106は、各サブキャリアにおける回線推定値を算出し、算出した回線推定値を周波数選択性推定部401及び回線補償係数算出部109に出力する。
【0087】
周波数選択性推定部401は、回線推定部106から出力された回線推定値を周波数軸上の信号と見立てて、逆離散フーリエ変換することにより、時間軸上の信号に変換し、遅延プロファイルを生成する。そして、生成した遅延プロファイルに基づいて、遅延分散を算出する。
【0088】
このように本実施の形態によれば、回線推定値を逆離散フーリエ変換することにより遅延プロファイルを生成し、遅延分散を算出することで、周波数選択性の程度を推定することができる。
【0089】
(実施の形態4)
本発明の実施の形態4に係るマルチキャリア受信装置の構成は、図4における周波数選択性推定部401を周波数選択性推定部500に変更したものである。以下において、周波数選択性推定部500について説明する。
【0090】
図5は、本発明の実施の形態4における周波数選択性推定部500の内部構成を示すブロック図である。この図において、受信レベル測定部501は、回線推定部106から出力された各サブキャリアの回線推定値に基づいて、サブキャリア毎の受信レベル(電力)を測定し、測定した受信レベルをレベル差検出部502に出力する。
【0091】
レベル差検出部502は、隣接サブキャリア間のレベル差を検出し、検出結果を回線補償方法決定部108に出力する。これにより、レベル差が大きい場合には、周波数選択性が強いことを示しており、レベル差が小さい場合には、周波数選択性が弱いことを示す。
【0092】
回線補償方法決定部108は、レベル差検出部502で検出されたレベル差が所定の値より大きい場合、周波数選択性が強いと判断し、回線変動の位相変動及び振幅変動の両方を補償する方法に決定する。また、レベル差が所定の値未満の場合、周波数選択性が弱いと判断し、回線変動の位相変動のみを補償する方法に決定する。
【0093】
このように本実施の形態によれば、隣接サブキャリア間のレベル差を検出することにより、周波数選択性の程度を推定することができる。
【0094】
なお、本実施の形態では、受信レベル測定部501は回線推定値に基づいて受信レベルを測定するが、P/S変換後の信号から受信レベルを測定するようにしてもよい。
【0095】
(実施の形態5)
上述した実施の形態1から4では、送信信号を所定のパターン信号に変換する方式について説明したが、本発明の実施の形態5では、送信信号を周波数領域に拡散するMC−CDMA方式について説明する。
【0096】
図6は、一般的なMC−CDMA送信装置の構成を示すブロック図である。この図において、ディジタル変調部601及び拡散部602は、複数備えられており、ディジタル変調部601は、ユーザ毎に送信するデータをディジタル変調し、拡散部602は、ディジタル変調後の信号をユーザ毎に異なる拡散符号で拡散する。
【0097】
コード多重部603は、複数の拡散部602から出力された信号をコード多重し、多重した信号をS/P変換部604に出力する。
【0098】
コード多重部604から出力された信号は、S/P変換部604でシリアル信号からパラレル信号に変換され、IDFT部605で逆離散フーリエ変換され、P/S変換部606でパラレル信号からシリアル信号に変換される。
【0099】
P/S変換部606から出力された信号は、GI挿入部607でGIが挿入され、送信RF部608で所定の送信処理が施され、アンテナを介して送信される。
【0100】
このような構成を有する送信装置により、送信信号を周波数領域に拡散して送信することができる。
【0101】
図7は、本発明の実施の形態5に係るMC−CDMA受信装置の構成を示すブロック図である。ただし、図7が図1と共通する部分には、図1と同一の符号を付す。図7が示すように、図1と異なる点は、回線補償後の信号を逆拡散する逆拡散部701を設けた点と、パターン変換部112及びテーブル記憶部113を削除した点である。
【0102】
MC−CDMA方式では、回線状況を反映していない回線補償係数により、振幅変動の補償を行うと、コード間の直交性をくずしてしまい符号間干渉が増大するので、コード多重数を増加させることができない。これに対して、上述した構成により、周波数選択性が弱い場合には、位相補償のみを行うことにより、コード間の直交性を保つことができ、コード多重数を増加させることができるので、伝送容量を増大させることができる。
【0103】
なお、周波数選択性の程度を推定する方法は、実施の形態1又は実施の形態2で説明した方法を用いることができる。
【0104】
また、周波数選択性の程度を推定するのに用いる信号を離散フーリエ変換後の信号とする場合には、図8に示すMC−CDMA受信装置のような構成とし、周波数選択性の程度を推定する方法は、実施の形態3又は実施の形態4で説明した方法を用いることができる。
【0105】
このように本実施の形態によれば、送信信号を周波数領域に拡散して送信するMC−CDMA方式においても、各サブキャリアが受けた回線変動を補償する際、周波数選択性の程度を推定し、周波数選択性が弱い場合には、位相変動のみを補償することにより、多重されたコード間の直交性を保つことができ、コード多重数を増加させることができるので、伝送容量を増大させることができる。
【0106】
なお、上述した各実施の形態では、送信信号を所定のパターン信号に変換する方式や、送信信号を周波数領域に拡散するMC−CDMA方式について説明したが、本発明は、送信信号を所定のパターン信号に変換して複数のサブキャリアに配置し、各サブキャリアに配置された信号を時間領域拡散するMC/DS−CDMA方式にも適用してもよい。これにより、誤り率特性を改善させることができる。
【0107】
【発明の効果】
回線変動を受けた各サブキャリアについて回線補償する際、周波数選択性が強い場合、回線変動のうち位相変動及び振幅変動を補償し、周波数選択性が弱い場合、回線変動のうち位相変動のみを補償することにより、周波数選択性が弱い場合に、各サブキャリアの雑音成分の影響により、本来ほぼ一定となるべき各サブキャリアの振幅補償成分に差異が生じ、振幅補償を行って受信特性が劣化することを回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る受信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における周波数選択性推定部の内部構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態2における周波数選択性推定部の内部構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態3に係るマルチキャリア受信装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態4における周波数選択性推定部の内部構成を示すブロック図
【図6】一般的なMC−CDMA送信装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態5に係るMC−CDMA受信装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態5に係るMC−CDMA受信装置の構成を示すブロック図
【図9】従来のOFDM送信装置の構成を示すブロック図
【図10】従来のOFDM受信装置の構成を示すブロック図
【図11】各サブキャリアが周波数選択性フェージングを受ける様子を示す概念図
【図12】回線状況が一定である様子を示す概念図
【符号の説明】
106 回線推定部
107、401、500 周波数選択性推定部
108 回線補償方法決定部
109 回線補償係数算出部
110 回線補償部
111 ディジタル復調部
112 パターン変換部
113 テーブル記憶部
201 PL抽出部
202 PLレプリカ生成部
203、303 相関演算部
204、304 遅延分散算出部
301 GI抽出部
302 有効シンボル長遅延部
501 受信レベル測定部
502 レベル差検出部

Claims (9)

  1. マルチキャリア通信方式のうち、複数のサブキャリアで1単位の情報伝送を行う通信方式が適用されたマルチキャリア受信装置であって、
    通信相手から受信した信号を用いて周波数選択性の程度を推定する周波数選択性推定手段と、
    前記周波数選択性推定手段により推定された周波数選択性の程度に基づいて、サブキャリア毎の回線補償方法を決定する決定手段と、
    伝搬路で回線変動を受けた受信信号の回線推定値を算出することにより、回線推定を行う回線推定手段と、
    前記回線推定手段により算出された回線推定値を用いて、前記決定手段により決定された回線補償方法で回線補償係数を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された回線補償係数を用いて各サブキャリアの回線変動を補償する補償手段と、
    を具備することを特徴とするマルチキャリア受信装置。
  2. 前記決定手段は、
    周波数選択性が強い場合、位相変動及び振幅変動を補償する方法に決定し、周波数選択性が弱い場合、位相変動のみを補償する方法に決定することを特徴とする請求項1に記載のマルチキャリア受信装置。
  3. 前記周波数選択性推定手段は、
    所定の受信処理が行われた受信信号から時分割で挿入された既知信号を抽出する抽出手段と、
    既知信号のレプリカ信号を生成する生成手段と、
    前記抽出手段により抽出された既知信号と前記生成手段により生成されたレプリカ信号との相関演算を行う相関演算手段と、
    前記相関演算手段により算出された相関値から遅延プロファイルを生成し、遅延広がりを算出する遅延広がり算出手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマルチキャリア受信装置。
  4. 前記周波数選択性推定手段は、
    所定の受信処理が行われた受信信号からガードインターバルを抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出されたガードインターバルを所定時間遅延させる遅延手段と、
    前記遅延手段により遅延されたガードインターバルと当該ガードインターバルが抽出された受信信号との相関演算を行う相関演算手段と、
    前記相関演算手段により算出された相関値から遅延プロファイルを生成し、遅延広がりを算出する遅延広がり算出手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマルチキャリア受信装置。
  5. 前記周波数選択性推定手段は、
    前記回線推定手段により算出された回線推定値を用いてサブキャリア毎の受信レベルを測定する受信レベル測定手段と、
    受信した隣接サブキャリア間のレベル差を検出するレベル差検出手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマルチキャリア受信装置。
  6. 前記周波数選択性推定手段は、
    前記回線推定手段により算出された回線推定値を逆離散フーリエ変換することにより、遅延プロファイルを生成し、遅延広がりを算出することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のマルチキャリア受信装置。
  7. 送信信号を周波数領域に拡散し、拡散した信号を複数のサブキャリアに配置するマルチキャリアCDMA方式であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のマルチキャリア受信装置。
  8. 送信信号のシンボルパターンを他のパターン信号に変換し、変換したパターン信号を複数のサブキャリアに配置する方式であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載のマルチキャリア受信装置。
  9. マルチキャリア通信方式のうち、複数のサブキャリアで1単位の情報伝送を行う通信方式における回線補償方法であって、
    周波数選択性が強い場合、各サブキャリアの回線変動のうち、位相変動及び振幅変動を補償し、周波数選択性が弱い場合、各サブキャリアの回線変動のうち、位相変動のみを補償することを特徴とする回線補償方法。
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