JP2005267862A - 有機elパネル - Google Patents

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貴 池田
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Abstract


【課題】 電気抵抗を低くすることにより、高輝度で発光することができる有機ELパネルを提供する。
【解決手段】 少なくとも発光層を含む有機層5を一対の電極2,6にて挟持する積層体と、電極2,6に電流を供給するためのリード部2b,2dと、をガラス基板1上に設ける有機ELパネルであって、背面電極6とリード部2dとの間に、背面電極6の抵抗率とリード部2dの抵抗率との間の抵抗率である電極用中間層4aを設けてなる。
【選択図】図2

Description

本発明は、少なくとも発光層を有する有機層を一対の電極で挟持した積層体を支持基板上に配設する有機EL(エレクトロルミネッセンス)パネルに関するものである。
図4に示すように、有機ELパネルAとしては、ガラス材からなる透光性の支持基板B上に、ITO(Indium Tin Oxide)等によってなる透明導電膜Cと、正孔注入層,正孔輸送層,発光層,電子輸送層及び電子注入層からなる有機層Dと、陰極となるアルミニウム(Al)等の背面電極Eと、背面電極Eと透明導電膜Cとが短絡しないように、または発光形状を区画するために絶縁層Fとを順次積層して積層体Gを形成し、この積層体Gを覆うガラス材からなる凹部形状の封止部材Hを前記支持基板B上に接着部材(紫外線硬化性接着剤)Iを介して気密的に設けるものが知られている(例えば、特許文献1)。
透明導電膜Cは、陰極リード部(配線部)J,陽極部(第1の電極)K,および陽極リード部Lを有している。背面電極Eは、陰極リード部Jに接するように形成されており、陰極リード部Jに導通している。有機層Dは、陽極部Kと背面電極Eに挟持されており、有機ELパネルAは、陽極リード部Lと陰極リード部Jに電源を接続することにより発光する。
特開2001−350429号公報
しかしながら、ITOからなる透明電極Cは、抵抗率が比較的高いため、アルミニウムからなる背面電極Eや、陽極リード部L及び陰極リード部Jへ電流を供給する駆動ドライバと接続するためのフレキシブル基板(銅箔配線)など抵抗率の低い部材と接続する際に、その界面において、電流のたくさん流れる箇所が一部分に集中してしまい、コンタクト抵抗が高まることがあった。したがって、陽極部Jと背面電極Eの間の有機層Dに印加される電圧が低くなり、発光輝度が低下してしまうという問題を有していた。
そこで本発明は、上述した問題に着目してなされたものであり、電気抵抗を低くすることにより、高輝度で発光することができる有機ELパネルを提供することを目的とする。
本発明の有機ELパネルは、請求項1に記載したように、少なくとも発光層を含む有機層を一対の電極にて挟持する積層体と、前記電極に電流を供給するための配線部と、を支持基板上に設ける有機ELパネルであって、少なくとも一方の前記電極と前記配線部との間に、前記電極の抵抗率と前記配線部の抵抗率との間の抵抗率である中間層を設けてなることを特徴とするものである。
また、請求項2に記載したように、請求項1に記載の有機ELパネルにおいて、前記中間層は、異なる材料からなる層を複数積層して形成され、前記電極と前記配線部とを含む各材料が抵抗率の大きさの順に積層されてなることを特徴とするものである。
また、請求項3に記載したように、請求項1または請求項2に記載の有機ELパネルにおいて、前記配線部は、隣接して複数設けられ、前記配線部の外部接続箇所に前記中間層を設けてなることを特徴とするものである。
本発明は、少なくとも発光層を有する有機層を一対の電極で挟持した積層体を支持基板上に設ける有機ELパネルに関して、電気抵抗を低くすることにより、高輝度で発光することができる有機ELパネルを提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づき説明する。
図1,2において、有機ELパネルは、ガラス基板(支持基板)1と、透明電極(電極)2と、絶縁層3と、中間層4と、有機層5と、背面電極(電極)6と、封止部材7と、接着部材8と、吸着部材9と、によって主に構成される。
ガラス基板1は、ガラス材からなる透光性な平板状の支持基板である。
透明電極2は、ガラス基板1上にITOなどの導電性材料を蒸着法やスパッタリング法等の手段によって形成されるもので、日の字型の表示セグメント部2aと、個々のセグメントからそれぞれ引き出し形成されたリード部(配線部)2bと、このリード部2bの終端部に設けられる端子部2cと、背面電極6に対して電気的に導くためのリード部(配線部)2dと、このリード部2dの終端部に設けられる端子部2eと、を備えている。なお、端子部2c,2eは、ガラス基板1の一辺に集中的に設けられている。
絶縁層3は、例えば、ポリイミド系等の絶縁材料からなり、例えばフォトリソグラフィー法等の手段によって形成される。絶縁層3は、表示セグメント部2aの位置に対応した窓部3aと、背面電極6のリード部2dの位置に対応した切り欠き部3bと、を設けている。なお、絶縁層3は、発光領域の輪郭を鮮明に表示するため、透明電極2の表示セグメント部2aの周縁部と若干重なるように窓部3aが形成される。また、絶縁層3は、透明電極2のリード部2bが背面電極6と接しないようにするため、リード部2bを覆うように設けられる。
中間層4は、電極用中間層4aと端子用中間層4bとが設けられる。電極用中間層4aは、リード部2dの抵抗率と背面電極6の抵抗率との間の抵抗率の材料を用いることができ、リード部2dと背面電極6との間に設けられる。この場合、電極用中間層4aは、図3に示すように、複数種類の材料のものが蒸着法やスパッタリング法等の手段でパターニングして所定形状に積層して形成される。例えば、背面電極6にアルミニウムを用いた場合、リード部2d上に、クロムからなる第1の層41、ニッケルからなる第2の層42、モリブデンからなる第3の層43を順番に積層することによって、抵抗率の大きい順に積層してなる電極用中間層4aを構成することができる。また、この電極用中間層4a上に背面電極6を設けることにより、電極用中間層4aを介して、リード部2dと背面電極6とが電気的に接続されるようになる。
また、端子用中間層4bは、電極用中間層4aと同様の材料のものが、電極用中間層4aと同じ工程にて端子部2c,2e上に設けられる。なお、端子部2c,2eは、電極用中間層4aや異方性導電膜10を介して、銅箔からなる配線を有するフレキシブル基板11と電気的に接続される。また、フレキシブル基板11に接続される駆動ドライバ(図示しない)によって、電極間2,6に電流を供給し、発光表示が制御される。
有機層5は、少なくとも発光層を有するものであればよいが、本発明の実施の形態においては、正孔注入層,正孔輸送層,発光層及び電子輸送層を蒸着法等の手段によって順次積層して形成される。有機層5は、絶縁層3における窓部3aの形成箇所に対応するように所定の大きさをもって設けられる。
背面電極6は、アルミニウム(Al)やアルミリチウム(Al:Li),マグネシウム銀(Mg:Ag)等の金属性の導電性材料が適用できる。この場合、背面電極6は、アルミニウムを蒸着法やスパッタリング法等の手段によって有機層5上に設けてなる。背面電極6は、電極用中間層4aを介してリード部2dと電気的に接続される。
以上のように、ガラス基板1上に透明電極2と絶縁層3と中間層4と有機層5と背面電極6とを順次積層してなる積層体を形成することで有機EL素子が得られる。
封止部材7は、例えば、ガラス材からなる平板部材に凹部7aを形成してなるものである。封止部材7は、凹部7aを取り囲むように形成され、ガラス基板1に対して所定間隔(例えば、0.5mm)を保持するための支持部7bを、接着部材8を介しガラス基板1上に気密的に設けることで、封止部材7とガラス基板1とで有機EL素子の発光部分を収納する気密空間Sを構成する。封止部材7は、透明電極2の端子部2b及び背面電極5と接続された端子部2dが外部に露出するようにガラス基板1よりも若干小さめに形成されている。
接着部材8は、例えば紫外線硬化型エポキシ樹脂接着剤からなる速硬性のものが用いられる。また、接着部材8は、封止部材7の支持部7b面(封止部材7のガラス基板1に接触する部分)に設けられて、ガラス基板1と封止部材7とを接着固定するものである。また、接着部材8によって、封止部材7とガラス基板1とが気密的に接着されることにより、気密空間Sと外部とを隔離することになる。
吸着部材9は、気密空間S内において、封止部材7の有機EL素子との対向面、即ち封止部材7の凹部7aの底面の周縁付近(支持部7b近傍箇所)に配設される。吸着部材9は、活性アルミナ,モレキュラシーブス,酸化カリウム及び酸化バリウム等の物理的あるいは化学的に水分を吸着する吸着剤を有するもので、吸着剤が流動しない程度の粘性を有するクリーム状あるいはゲル状の部材である。
以上の各部によって有機ELパネルが構成される。かかる有機ELパネルは、少なくとも発光層を含む有機層5を一対の電極2,6にて挟持する積層体と、電極2,6に電流を供給するためのリード部2b,2dと、をガラス基板1上に設ける有機ELパネルであって、背面電極6とリード部2dとの間に、背面電極6の抵抗率とリード部2dの抵抗率との間の抵抗率である材料からなる電極用中間層4aを設けてなることによって、極端に抵抗率が異なることによって生じるコンタクト抵抗を抑えることができる。したがって、各電極2,6間の有機層5に印加される電圧を著しく低めることなく、発光輝度の高い有機ELパネルを提供することになる。
また、リード部2dと電極用中間層の界面において、コンタクト抵抗を抑えることによって、余計な発熱を防ぐことができ、安定した信頼性の高い通電を行うことができる。
また、電極用中間層4aは、異なる材料からなる層41,42,43を複数積層して形成され、背面電極6とリード部2dとを含む各材料が抵抗率の大きさの順に積層されてなることによって、背面電極6の抵抗率とリード部2dの抵抗率とが極端に異なる場合であっても、互いに接するそれぞれの材料間において抵抗率の差を抑えることができるため、各界面のコンタクト抵抗が生じにくい構成となる。したがって、各電極2,6間の有機層5に印加される電圧を高めることができ、発光輝度の高い有機ELパネルとなる。
また、リード部2b,2dは、隣接して複数設けられ、リード部2b,2dの外部接続箇所(端子部2c,2e)に端子用中間層4bを設けてなることによって、端子部2c,2eと異方性導電膜10とが接続する際のコンタクト抵抗を抑えることができる。したがって、各電極2,6間の有機層5に印加される電圧を高めることができ、発光輝度の高い有機ELパネルとなる。
なお、上述した実施の形態では、第1から第3の層41,42,43の3層からなる中間層4を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、透明電極と背面電極との抵抗率の差に応じて設けることができ、例えば、1層、または2層であってもよいし、他の材料のものを用いてもよい。また、本発明のよれば、単一の材料を積層するのではなく、例えば、クロムとニッケルとの合金や他の材料の合金などを用いてもよく、透明電極の抵抗率と背面電極の抵抗率との間の抵抗率である層を用いることによって、上述した実施の形態と同様の効果を得ることができる。
本発明の実施の形態の有機ELパネルを示す斜視図。 同上実施の形態の有機ELパネルの断面図。 同上実施の形態の有機ELパネルの要部断面図。 従来の有機ELパネルの一例を示す断面図。
符号の説明
1 ガラス基板(支持部材)
2 透明電極(電極)
2b リード部(配線部)
2c 端子部
2d リード部(配線部)
2e 端子部
4 中間層
4a 電極用中間層
4b 端子用中間層
5 有機層
5 背面電極(電極)

Claims (3)

  1. 少なくとも発光層を含む有機層を一対の電極にて挟持する積層体と、前記電極に電流を供給するための配線部と、を支持基板上に設ける有機ELパネルであって、
    少なくとも一方の前記電極と前記配線部との間に、前記電極の抵抗率と前記配線部の抵抗率との間の抵抗率である中間層を設けてなることを特徴とする有機ELパネル。
  2. 前記中間層は、異なる材料からなる層を複数積層して形成され、前記電極と前記配線部とを含む各層が抵抗率の大きさの順に積層されてなることを特徴とする請求項1に記載の有機ELパネル。
  3. 前記配線部は、隣接して複数設けられ、前記配線部の外部接続箇所に前記中間層を設けてなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の有機ELパネル。
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