JP2005339971A - 有機elパネル - Google Patents
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Abstract
【課題】 駆動電圧が高いときであっても第二電極の接続部が過熱によって損傷する虞が少ない有機ELパネルを提供する。
【解決手段】 有機ELパネル1は、基板2と、少なくとも第一電極と有機層と第二電極とを有し基板2に形成された積層体3と、第二電極11に導通される陰極端子8と、を有する。第二電極11は、有機層6に積層される陰極部11b及び陰極端子8に積層される接続部11aを有する。第二電極11は、接続部11a,24aが陰極部11bよりも厚く形成されている。陰極端子8は、第一電極4と同一材料からなる。
【選択図】図1
【解決手段】 有機ELパネル1は、基板2と、少なくとも第一電極と有機層と第二電極とを有し基板2に形成された積層体3と、第二電極11に導通される陰極端子8と、を有する。第二電極11は、有機層6に積層される陰極部11b及び陰極端子8に積層される接続部11aを有する。第二電極11は、接続部11a,24aが陰極部11bよりも厚く形成されている。陰極端子8は、第一電極4と同一材料からなる。
【選択図】図1
Description
本発明は、第一電極と第二電極の間に有機層を挟持した積層体を基板に形成した有機ELパネルに関するものである。
従来より、有機ELパネルが種々提案されており、例えば特許文献1に開示されている。有機ELパネル1は、ガラス基板2上に積層体3を形成したものであり、この積層体3は、ITO(Indium Tin Oxide)からなる第一電極4,ポリイミド系のレジスト材料からなる絶縁層5,有機層6,アルミニウム(Al)等の金属からなる第二電極7,ITOからなる陰極端子8を有する(図6参照)。有機層6は正孔注入層,正孔輸送層,発光層及び電子輸送層からなるものであり、第一電極4と第二電極7に挟持されている。有機層6は封止部材9に覆われており、この封止部材9はガラス基板2に接着剤10により接着されている。
特開2003−288984号公報
第二電極7は、有機層6及び陰極端子8に重なるように形成されており、陰極端子8と電気的に接続されている。有機ELパネル1は、第一電極4と陰極端子8に電源11を接続することによって、発光部Sが光輝する。発光部Sの発光輝度は、第一電極4と陰極端子8の間に印加する駆動電圧に応じて高くなる。有機ELパネル1は、液晶ディスプレイに代わる低消費電力,高表示品質及び薄型化が可能なディスプレイ装置として注目されている。
しかしながら、第一電極4と陰極端子8の間に印加する駆動電圧が高い場合に、陰極端子8に導通される第二電極7の接続部7aが損傷するという問題があった。つまり、第二電極7から陰極端子8に流れる電流が大きいとき、第二電極7と陰極端子8の間のコンタクト抵抗によって、接続部7aの温度が上昇して、接続部7aが溶融する虞があった。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、駆動電圧が高いときであっても第二電極の接続部が過熱によって損傷する虞が少ない有機ELパネルを提供するものである。
本発明は、この問題に鑑みなされたものであり、駆動電圧が高いときであっても第二電極の接続部が過熱によって損傷する虞が少ない有機ELパネルを提供するものである。
本発明は、前記課題を解決するため、請求項1に記載したように、基板2,16と、少なくとも第一電極4,20と有機層6,23と第二電極11,24とを有し前記基板2,16に形成された積層体3,17と、前記第二電極11,24に導通される陰極端子8,21と、を有する有機ELパネルであって、前記第二電極11,24は、前記有機層6,23に積層される陰極部11b,24b及び前記陰極端子8,21に積層される接続部11a,24aを有し、前記陰極部11b,24bよりも前記接続部11a,24aが厚く形成されてなるものである。
また、本発明は、請求項2に記載したように、前記陰極端子8,21は、前記第一電極4,20と同一材料からなるものである。
また、本発明は、請求項3に記載したように、前記積層体17は、前記接続部24aと前記陰極端子21を接続させるコンタクトホール22bが設けられた絶縁層22を有するものである。
第二電極の接続部の膜厚を厚くすることで接続部の熱容量が大きくなり、第二電極と陰極端子の間のコンタクト抵抗による発熱によって接続部が損傷する虞が少ない。
以下、添付の図面に基づいて、本発明の一実施形態を説明する。図1及び図2は第一実施形態を示すものである。第一実施形態については、従来例と同一の箇所には同一の符号を付して説明する。
有機ELパネル1は、ガラス基板2(基板),積層体3,封止部材9を有している。積層体3は、ITO(Indium Tin Oxide)からなる第一電極4及び陰極端子8,ポリイミド系のレジスト材料からなる絶縁層5,有機層6,アルミニウム等の金属からなる第二電極11からなるものであり、ガラス基板2の後面に蒸着法等の手段により順次積層形成されている。
第一電極4は、陽極部4aと陽極リード部4bとを有している。有機層6は少なくとも発光層6aを有するものであるが、有機層6に正孔注入層6b,正孔輸送層6c及び電子輸送層6dを設けても良い(図2参照)。絶縁層5は、第一電極4と第二電極11が短絡することを防ぐものである。封止部材9はガラスまたは金属等の材料からなるものであり、ガラス基板2に接着剤10により接着されている。
第二電極11は有機層6及び陰極端子8に重なるように形成されており、第二電極11は陰極端子8と電気的に接続されている。第二電極11は、陰極端子8上に形成された接続部11aと、有機層23上に形成された陰極部11bとを有しており、接続部11aの膜厚H1は、陰極部11bの膜厚H2よりも大きくなっている。
図3乃至図5は第二実施形態を示すものである。有機ELパネル15は、ガラス基板16(基板),積層体17,封止部材18を有している。積層体17は、ITO(Indium Tin Oxide)からなる第一電極20及び陰極端子21,ポリイミド系のレジスト材料からなる絶縁層22,有機層23,アルミニウム等の金属からなる第二電極24からなるものであり、ガラス基板16の後面に蒸着法により順次積層形成されている。
第一電極20は、陽極部20aと陽極リード部20bとを有しており、陽極部20aは日字形に配設され、この陽極部20aに各々陽極リード部20bが連設されている。有機層23は、正孔注入層,正孔輸送層,発光層及び電子輸送層からなるものである。第一電極20は、絶縁層22及び有機層23によって第二電極24と絶縁されている。
絶縁層22には、第一電極20の陽極部20aに対応する箇所に形成された開口部22aと、陰極端子21と第二電極24を電気的に接続させる矩形のコンタクトホール22bとが設けられている。25は紫外線硬化型の接着剤であり、この接着剤25によりガラス基板16の後面と封止部材18が接着される。
第二電極24は、有機層23及び絶縁層22に重なるように形成されており、コンタクトホール22aで陰極端子21に導通されている。第二電極24は、陰極端子21と電気的に接続されている接続部24aと、有機層23上に形成された陰極部24bとを有しており、接続部24aの膜厚H3は、陰極部24bの膜厚H4よりも大きくなっている。
第一,第二実施形態の如く、第二電極11,24の陰極部11b,24bの膜厚よりも、H2,H4接続部11a,24aの膜厚H1,H3を厚くしたことによって、接続部11a,24aの熱容量が大きくなり、第二電極11,24と陰極端子8,21の間のコンタクト抵抗による発熱により、接続部11a,24aの温度が若干上昇したとしても、接続部11a,24aが溶融することがない。
なお、本発明は、各実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能であり、例えば、陰極端子は、ITOからなるものに限定されず、クロム(Cr)等からなるものであっても良い。
2 ガラス基板(基板)
3 積層体
4 第一電極
6 有機層
8 陰極端子
11 第二電極
11a 接続部
11b 陰極部
16 ガラス基板(基板)
17 積層体
20 第一電極
21 陰極端子
22 絶縁層
22b コンタクトホール
23 有機層
24 第二電極
24a 接続部
24b 陰極部
3 積層体
4 第一電極
6 有機層
8 陰極端子
11 第二電極
11a 接続部
11b 陰極部
16 ガラス基板(基板)
17 積層体
20 第一電極
21 陰極端子
22 絶縁層
22b コンタクトホール
23 有機層
24 第二電極
24a 接続部
24b 陰極部
Claims (3)
- 基板と、少なくとも第一電極と有機層と第二電極とを有し前記基板に形成された積層体と、前記第二電極に導通される陰極端子と、を有する有機ELパネルであって、
前記第二電極は、前記有機層に積層される陰極部及び前記陰極端子に積層される接続部を有し、前記陰極部よりも前記接続部が厚く形成されてなることを特徴とする有機ELパネル。 - 前記陰極端子は、前記第一電極と同一材料からなることを特徴とする請求項1に記載の有機ELパネル。
- 前記積層体は、前記接続部と前記陰極端子を接続させるコンタクトホールが設けられた絶縁層を有することを特徴とする請求項1に記載の有機ELパネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004156740A JP2005339971A (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | 有機elパネル |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004156740A JP2005339971A (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | 有機elパネル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005339971A true JP2005339971A (ja) | 2005-12-08 |
Family
ID=35493294
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2004156740A Pending JP2005339971A (ja) | 2004-05-26 | 2004-05-26 | 有機elパネル |
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JP (1) | JP2005339971A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010250943A (ja) * | 2009-04-10 | 2010-11-04 | Rohm Co Ltd | 有機el装置 |
JP2011124231A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-23 | Novaled Ag | 有機光学電子装置における電気的相互接続部を形成する方法、有機光学電子装置を製造する方法、および、有機発光装置 |
-
2004
- 2004-05-26 JP JP2004156740A patent/JP2005339971A/ja active Pending
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JP2011124231A (ja) * | 2009-12-03 | 2011-06-23 | Novaled Ag | 有機光学電子装置における電気的相互接続部を形成する方法、有機光学電子装置を製造する方法、および、有機発光装置 |
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