JP2005267516A - 携帯型情報記憶媒体のホルダ及びそのプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ICカード30を着脱可能に保持し、このICカード30と情報の送受信を行うホルダ10であって、各種ICカード30の初期応答の値と、個別情報の読み出しを要求する、この各値に応じた個別識別コマンドとを関連づけて記憶するメモリ22と、保持しているICカード30から初期応答を受信し、受信した初期応答の値に対応してメモリ22に記憶されている個別識別コマンドを保持しているICカード30に送信し、このコマンドの応答として個別情報を受信する接触端子15と、この個別情報に基づいて保持しているICカード30が所定のICカード30であるか否かを判定するCPU21とを備えることを特徴とする。
【選択図】図2
Description
このSIMリーダライタは、SIMカードを装着し、SIMカードと通信を行うための接触型のインターフェイス、外部装置と通信を行うためのUSB(Universal Sirial Bus)インターフェイス、SIMカードが外部装置と通信を行うための非接触型のインターフェイスの3種類のインターフェイスと、液晶ディスプレイなどとを備える携帯型情報記憶媒体のホルダである。
この携帯型情報記憶媒体のホルダでは、電子マネーICカード、IDカード、ポイントカードなどの各種の携帯型情報記憶媒体を差し替えて利用することが可能である。
しかし、UIMカードを単体で使用する場合に比べ、ユーザ(使用者)は、挿入されているUIMカードを判別しにくい。従って、本来のものでないUIMカードがホルダに挿入されている場合には、例えば、セキュリティルームのドアゲートに設置された外部装置に意図しないUIMカードを翳すこととなり、システムが異常と判断してドアをロックしたり、警報装置を鳴らすなど、システムが通常と異なる動作を行う可能性が考えられるため、注意が必要となるという問題があった。
また、他人のUIMが挿入されている場合でも気付きづらいという問題があった。
更に、残高10万円の電子マネーの入ったカードと1000円の電子マネーの入ったカードを入れ替えられても、ユーザが目視しただけでは気が付かず、ユーザの意図しないカードが挿入され、盗難がしばらくごまかされるといったケースが生じるおそれがある。
(1)属性に応じた個別情報読み出し要求を、保持している携帯型情報記憶媒体に送信することによって、属性によらず、携帯型情報記憶媒体の個別情報を得ることが可能となる。
(2)各種携帯型情報記憶媒体の使用者名、カード番号などの識別情報及び/又は電子マネーの額、ポイント残高などの価値残高情報を含む個別情報を得ることが可能となる。
(3)個別情報を使用者に通知することによって、使用者の利便性を向上する。
(4)初期応答に含まれる属性情報を受信し、この属性に応じた個別情報読み出し要求を携帯型情報記憶媒体に送信し、個別情報を得ることによって、使用者による電源の切り替えを契機に個別情報を得ることが可能となる。
(5)予め記憶されている所定の携帯型情報記憶媒体の個別情報と、受信した個別情報とに基づいて、保持している携帯型情報記憶媒体の適正を判定し、所定の携帯型情報記憶媒体を判別することが可能となる。
(6)受信した個別情報を記憶することによって、保持していた携帯型情報記憶媒体の個別情報の履歴を残すことが可能となる。また、記憶している個別情報と、受信した個別情報とに基づいて以前と同一の携帯型情報記憶媒体を保持しているか否かを判定し、携帯型情報記憶媒体の差し替えを検出するなど、履歴に基づいた処理を行うことが可能となる。
(7)所定の携帯型情報記憶媒体でないと判定した場合であっても、受信した個別情報を使用者の指示に基づいて所定の携帯型情報記憶媒体の個別情報として記憶することによって、新たな携帯型情報記憶媒体の個別情報を容易に登録することができる。
(8)判定結果を使用者に通知することによって、不適当な携帯型情報記憶媒体を保持していることを通知するなど、保持している携帯型情報記憶媒体の情報を使用者に通知し、利便性を向上する。
図1に示すように、ユーザは、ICカード30をホルダ10に装着し、ICカード30及びホルダ10を使用する。ICカード30がホルダ10に装着されることによって、ICカード30の接触端子板35がホルダ10の接触端子板(図示しない。)と接触し、ICカード30及びホルダ10は、接触式での通信が可能となる。また、ICカード30は、ホルダ10に装着されることによって、非接触式の通信を行うリーダライタ(以下、「R/W」という。)を備える情報処理装置である外部装置40との非接触式での通信が可能となる。ホルダ10は、USB端子を備える外部装置(図示しない。)とUSBポート17を介した接触式での通信が可能である。
アンテナ部12は、装着部11に装着されているICカード30の非接触I/F32の2つの端子352に接触する、接触端子板のうちの8つの端子のうちの2つの端子と、この2つの端子に接続されている巻線コイル及び巻線コイルの両端に接続されている同調用のコンデンサなどを備えている。
バッテリ13は、CPU21、ディスプレイ16などの駆動源となるリチウムイオン電池などの電源であって、バッテリ13からの電力供給のオン/オフは、電源ボタン20によって切り替えられる。
接触端子15は、装着部11に装着されているICカード30の接触I/F31の6つの端子351にそれぞれ接触する接触端子板の8つの端子のうちの6つの端子である。
ディスプレイ16は、情報を表示してユーザに通知する表示装置であって、液晶ディスプレイ、有機EL、電子ペーパーなどの薄型で消費電力の少ないものが望ましい。ディスプレイ16は、ユーザが選択ボタン18及び決定ボタン19を操作して入力できる指示の選択肢であるメニューなどを表示する。
USBポート17は、外部装置のUSB端子とUSBケーブルなどで物理的に接続されることによってUSBによる外部装置との通信を媒介する。
選択ボタン18、決定ボタン19及び電源ボタン20は、ユーザが操作し、その指示を入力する入力装置である。選択ボタン18は、カーソルをディスプレイ16の画面上で移動させ、決定ボタン19は、カーソルで選択されている項目をユーザの指示として入力し、電源ボタン20は、バッテリ13からの電源供給のオン/オフを切り替える。
メモリ22は、CPU21が処理を行うための作業領域として使用される揮発性メモリであるRAM、OSなどの基本ソフトウェアを記憶する不揮発性の読み出し専用メモリであるROM、ユーザのワークエリア、プログラムエリアなどとして使用されるEEPROM、フラッシュメモリ、FRAMなどの随時書き換え可能な不揮発性のメモリである不揮発性メモリなどを備える記憶装置であって、オペレーティングシステム(以下、「OS」という。)、種々のアプリケーションなどのプログラム、プログラムの実行に必要なデータなどを記憶している。また、メモリ22は、初期応答の値(バリュー)と、個別識別コマンドとを関連づけて記憶している。
メモリ22は、図3(a)に示すように、各種初期応答(ATR)の値と、この値に対応する個別識別コマンドとを関連づけた初期応答−個別識別コマンド対応表T1を記憶している。この表T1は、書き換え可能なように記憶されていても、不可能なように記憶されていてもよい。本実施例において、初期応答は、JIS X6304(ISO/IEC 7816−3)、JIS X6306(ISO/IEC 7816−4)などの規定に従ったものであり、構成表示キャラクタ、接続情報キャラクタ、管理情報キャラクタ、検査(チェック)キャラクタなどから構成され、通信条件を示す部分と、最大10バイトのカードが任意に設定できる部分とを含んでいる。「TCK」は、検査キャラクタを示し、排他的論理和で求められる。初期応答の値は、ICカード30の種類などの属性ごとに異なり、属性を示す属性情報であって、個々のカードを識別するものではない。例えば、A銀行とB銀行のカードでは初期応答の値が異なるが、A銀行のaさんのカードとbさんのカードでは同じ値となる。なお、ICカード30の属性とは、ICカード30に搭載されているアプリケーションなどのICカード30が有する機能の種別、行う通信の種別など、ICカード30をグループ分けするもととなる特徴である。
なお、個別識別コマンドは、単数のコマンドに限定されず、複数のコマンドの組合せで構成されていてもよい。例えば、「SELECT FILE」コマンドであるEFファイルを選択し、「READ RECORD」コマンドでファイルの中の個別情報を読み出すなどである。この場合には、最後のコマンド(READ RECORD)の応答を個別情報として扱う。
本実施例においては、ICカード(A)30A、ICカード(B)30B及びICカード(C)30Cの3枚のICカード30をホルダ10に装着する場合について説明する。ICカード(A)30A及びICカード(C)30Cは、同じ属性を有し、初期応答(ATR)の値が「0x3B EA 00 FF 81 31 FE 45 TCK」である。一方、ICカード(B)30Bは、これらのカードと属性が異なり、初期応答の値が「0x3B FA 12 00 FF 91 81 31 FE 46 TCK」である。
非接触I/F32は、ホルダ10側の接触端子板のうち、アンテナ部12の2つの接触端子と一対一で接触する2つの接触端子352と、変調回路及び復調回路などのインターフェイスなどとを備え、アンテナ部12とともにCPU33及び外部装置40間の非接触式での通信を媒介する。
CPU33は、メモリ34に格納されているOS、アプリケーションなどのプログラムを実行し、種々の演算及び制御を行い、ICカード30を統括制御する。
ステップ100(以下、「ステップ」を「S」という。)において、ICカード30は、ホルダ10の装着部11に装着された状態にある。S110において、ユーザは、ホルダ10の電源ボタン20をONにし、ホルダ10は、処理を開始する。
先ず、ホルダ10にICカード(A)30Aが装着され、その後に入れ替えられてICカード(C)30Cが装着されている場合について説明する。
ユーザが電源ボタン20をONにすると(S110)、ホルダ10は、ICカード(C)30Cに電源などを供給し(S120)、ICカード(C)30Cから「0x3B EA 00 FF 81 31 FE 45 TCK」を含む初期応答を受信する(S130)。ホルダ10は、この初期応答の値に対応する個別識別コマンド「SELECT FILE(EF=0001)」を読み出し(S140)、ICカード(C)30Cへ送信し(S160)、正常終了の応答を受信しカレントファイルを設定する。個別識別コマンドが2つのコマンドから構成されているので次のコマンド「READ RECORD」をICカードへ送信し、個別情報「0x01 02 03 05」を含む応答を受信する(S170)。CPU21は、S130で受信した初期応答の値及びS170で受信した個別情報と、メモリ22に記憶されている履歴情報(図3(b)参照。)とに基づいて、前回のICカード(A)30Aと同一のICカードが装着されているか否かを判定する(S190,S200)。一致していないため、ホルダ30は、前回と異なるICカード(C)30Cが装着されている旨の警告をディスプレイ16に表示する(S240)。CPU21は、S130で受信した応答と、この応答に対応する個別識別コマンドと、S170において受信した個別情報とを履歴情報としてメモリ22に記憶し(S210)、ホルダ10は、メインメニューを表示し(S250)、メニュー表示処理を終了する(S260)。
メモリ22は、履歴情報として、初期応答の値「0x3B EA 00 FF 81 31 FE 45 TCK」及び個別情報「0x01 02 03 05」を記憶している(S100)。
ホルダ10は、S110からS130まで同様の処理を行い、ICカード(B)30Bから受信した初期応答「0x3B FA 12 00 FF 91 81 31 FE 46 TCK」に対応する個別識別コマンド「SELECT FILE(EF=0010)」を初期応答−個別識別コマンド対応表T1から読み出し(S140)、ICカード(B)30Bへ送信する(S160)。個別識別コマンドが2つのコマンドから構成されているので、ホルダ10は、次のコマンド「READ RECORD」をICカード(B)へ送信し、個別情報「0x04 03 02 01」を含む応答を受信し(S170)、受信した初期応答の値及び個別情報と、履歴情報とを比較する(S190)。一致しないため、ホルダ30は、前回と異なるICカード(B)30Bが装着されている旨の警告をディスプレイ16に表示する(S240)。CPU21は、S130で受信した応答と、S160で送信した個別識別コマンドと、S170において受信した個別情報とを履歴情報としてメモリ22に記憶し(S210)、ホルダ10は、メインメニューを表示し(S250)、メニュー表示処理を終了する(S260)。
なお、この後ユーザが電源ボタン20で電源をオフに切り替え、ICカード(B)30Bを装着したまま、再びオンに切り替えた場合(S110)には、受信した初期応答の値及び個別情報と、履歴情報とが一致するため(S200)、ホルダ10は、警告を表示せずに、メインメニューを表示する(S220)。
更に、ホルダ10は、読み出した個別情報をディスプレイ16に表示するため、ユーザへの警告など、ユーザに有益な情報を通知し、利便性を向上することが可能となった。
更にまた、初期応答に含まれる属性情報を利用して個別情報を読み出すため、電源ボタン20のオンへの切り替えを個別情報の読み出しの契機とすることが可能となった。
また、受信した個別情報を履歴情報として記憶しておくため、同一のICカード30が装着されているか否かを判定し、ICカード30の差し替えを検出することが可能となった。
更に、ICカード30は、従来と同様のものを用いることができ、また、ホルダ(特願2003−046657)に新規なソフトウェアを搭載することによってホルダ30を実現することが可能であるため、実現性が高く、特殊ハードウェアを必要とせず、開発コストを低減することが可能である。
図5に示すように、ホルダ10−2は、CPU21−2、メモリ22−2などを備え、実施例1におけるホルダ10と略同様の構成を有している。
CPU21−2は、メモリ22−2に記憶されているプログラムを実行することによって、各種機能を実現し、ホルダ10−2を統括制御する。CPU21−2の動作の詳細については、図7を用いて後述する。
メモリ22−2は、初期応答−個別識別コマンド対応表T1(図3参照。)と、図6に示すように、ホルダ10−2で使用可能とユーザに認められている所定のICカード30について、初期応答と、個別識別コマンド及び個別情報(応答結果)とを関連づけた適正カード情報を記憶している。
S300において、ICカード30は、ホルダ10−2の装着部11に装着された状態にある。S310において、ユーザは、ホルダ10−2の電源ボタン20をONにし、ホルダ10−2は、処理を開始する。
一致する固有情報がない場合には、ホルダ10−2は、ディスプレイ16にその旨と、ユーザにICカード30についての固有情報を新たに登録するか否かの指示の入力の要求を表示する。ホルダ10−2は、選択ボタン18及び決定ボタン19から指示を入力し(S440)、新規登録しない場合には、ホルダ10−2は、処理を終了する(S450,S470)。新規登録する場合には、CPU21−2は、S330において受信した初期応答と、S360において送信した個別識別コマンド及びS370で受信した個別情報とを関連づけ、適正カード情報としてメモリ22−2に記憶する(S450,S460)。ホルダ30は、メインメニューを表示し(S400)、メニュー表示処理を終了する(S470)。
また、保持しているICカード30が正当と判定されない場合であっても、受信した個別情報をユーザの指示に応じて新たに適正カード情報として登録することができ、利用者の利便性を向上することが可能となった。
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、各実施例において、携帯型情報記憶媒体としてUIMサイズのICカード30(UIMカード)を例示したが、携帯型情報記憶媒体は、これに限定されず、一般的なICカード、SIMカード、ICタグなどの他の携帯型情報記憶媒体であってもよい。また携帯型情報記憶媒体のホルダとして、ホルダ10、10−2を例示したが、携帯型情報記憶媒体のホルダは、これに限定されず、SIMカード又はUIMカードを挿入した携帯電話などの他の携帯型情報記憶媒体のホルダであってもよい。
また、ホルダ10,10−2がICカード30から読み出す個別情報も1種類に限定されず、初期応答の値に複数の個別識別コマンド、例えば、使用者名などの識別情報を読み出すコマンド及び直近の使用時刻を読み出すコマンドを関連づけ、これらの個別情報を読み出し、ディスプレイ16への表示などを行ってもよい。
ユーザの利便性をより向上することが可能となる。
11 装着部
12 アンテナ部
13 バッテリ
14 I/F
15 接触端子
16 ディスプレイ
17 USBポート
18 選択ボタン
19 決定ボタン
20 電源ボタン
21,21−2 CPU
22,22−2 メモリ
30 ICカード
40 外部装置
Claims (16)
- 携帯型情報記憶媒体を着脱可能に保持し、この携帯型情報記憶媒体と情報の送受信を行う携帯型情報記憶媒体のホルダであって、
携帯型情報記憶媒体の各属性と、各属性に応じた個別情報読み出し要求とを関連づけて記憶する属性別読み出し要求記憶手段と、
前記保持している携帯型情報記憶媒体から、前記携帯型情報記憶媒体の属性を示す属性情報を受信する属性情報受信手段と、
前記属性情報受信手段によって属性情報が受信された場合に、この属性情報に対応して前記属性別読み出し要求記憶手段に記憶されている個別情報読み出し要求を前記携帯型情報記憶媒体に送信する要求送信手段と、
前記要求送信手段によって送信された個別情報読み出し要求に対する応答として、前記携帯型情報記憶媒体からその個別情報を受信する応答受信手段とを備えること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダ。 - 請求項1に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダにおいて、
前記応答受信手段は、前記要求送信手段によって送信された個別情報読み出し要求に対する応答として、前記携帯型情報記憶媒体に記憶されている識別情報及び/又は価値残高情報を含む個別情報を受信すること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダ。 - 請求項1又は請求項2に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダにおいて、
前記応答受信手段によって受信した前記携帯型情報記憶媒体の個別情報を使用者に通知する個別情報通知手段を備えること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダ。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダにおいて、
電力供給のオンオフを使用者の指示に応じて切り替える電力供給切替手段と、
前記電力供給切替手段によってオンに切り替えられた場合に、前記保持している携帯型情報記憶媒体に初期応答要求を送信する初期応答要求送信手段を備え、
前記属性情報受信手段は、前記初期応答要求送信手段によって送信された初期応答要求に対する前記属性情報を含む初期応答を前記携帯型情報記憶媒体から受信すること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダ。 - 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダにおいて、
所定の携帯型情報記憶媒体の個別情報を記憶する個別情報記憶手段と、
前記応答受信手段によって前記携帯型情報記憶媒体の個別情報を受信した場合に、この受信した個別情報と、前記個別情報記憶手段によって記憶されている個別情報とに基づいて、前記保持している携帯型情報記憶媒体が所定の携帯型情報記憶媒体であるか否かを判定する判定手段とを備えること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダ。 - 請求項5に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダにおいて、
前記個別情報記憶手段は、前記応答受信手段によって受信された個別情報を、少なくとも前記応答受信手段が再び個別情報を受信するまで、所定の携帯型情報記憶媒体の個別情報として記憶し、
前記判定手段は、再び前記応答受信手段によって個別情報が受信された場合に、この受信した個別情報と、以前に応答受信手段によって受信されて前記個別情報記憶手段に記憶されている個別情報とに基づいて、以前と同一の携帯型情報記憶媒体を保持しているか否かを判定すること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダ。 - 請求項5又は請求項6に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダにおいて、
前記判定手段が否と判定した場合に、前記応答受信手段によって受信された個別情報を新規登録する使用者の指示を入力する登録指示入力手段を備え、
前記個別情報記憶手段は、前記登録指示入力手段によって前記指示が入力された場合に、前記応答受信手段によって受信された個別情報を所定の携帯型情報記憶媒体の個別情報として記憶すること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダ。 - 請求項5から請求項7までのいずれか1項に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダにおいて、
前記判定手段の判定結果を使用者に通知する通知手段を備えること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダ。 - 携帯型情報記憶媒体を着脱可能に保持し、この携帯型情報記憶媒体と情報の送受信を行う携帯型情報記憶媒体のホルダに実行させるプログラムであって、
前記保持している携帯型情報記憶媒体から、前記携帯型情報記憶媒体の属性を示す属性情報を受信する属性情報受信手順と、
前記属性情報受信手順において属性情報を受信した場合に、この属性情報に対応する個別情報読み出し要求を前記携帯型情報記憶媒体に送信する要求送信手順と、
前記要求送信手順において送信した個別情報読み出し要求に対する応答として、前記携帯型情報記憶媒体からその個別情報を受信する応答受信手順とを備えること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラム。 - 請求項9に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラムにおいて、
前記応答受信手順は、前記要求送信手順において送信した個別情報読み出し要求に対する応答として、前記携帯型情報記憶媒体の識別情報及び/又は価値残高情報を含む個別情報を受信すること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラム。 - 請求項9又は請求項10に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラムにおいて、
前記応答受信手順において受信した前記携帯型情報記憶媒体の個別情報を使用者に通知する個別情報通知手順を備えること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラム。 - 請求項9から請求項11までのいずれか1項に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラムにおいて、
使用者の指示に応じて電力供給がオンに切り替えられた場合に、前記保持している携帯型情報記憶媒体に初期応答要求を送信する初期応答要求送信手順を備え、
前記属性情報受信手順は、前記初期応答要求送信手順において送信した初期応答要求に対する前記属性情報を含む初期応答を前記携帯型情報記憶媒体から受信すること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラム。 - 請求項9から請求項12までのいずれか1項に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラムにおいて、
前記応答受信手順において前記携帯型情報記憶媒体の個別情報を受信した場合に、この受信した個別情報と、予め記憶されている所定の携帯型情報記憶媒体の個別情報とに基づいて、前記保持している携帯型情報記憶媒体が所定の携帯型情報記憶媒体であるか否かを判定する判定手順を備えること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラム。 - 請求項13に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラムにおいて、
前記応答受信手順において受信した個別情報を所定の携帯型情報記憶媒体の個別情報として記憶する個別情報記憶手順と、
前記判定手順は、再び前記応答受信手順を実行して個別情報を受信した場合に、この受信した個別情報と、以前の応答受信手順において受信し、前記個別情報記憶手順において記憶した個別情報とに基づいて、以前と同一の携帯型情報記憶媒体を保持しているか否かを判定すること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラム。 - 請求項13又は請求項14に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラムにおいて、
前記判定手順において否と判定した場合に、前記応答受信手順において受信した個別情報を登録する使用者の指示を入力する登録指示入力手順と、
前記登録指示入力手順において前記指示を入力した場合に、前記応答受信手順において受信した個別情報を所定の携帯型情報記憶媒体の個別情報として記憶する個別情報登録手順とを備えること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラム。 - 請求項13から請求項15までのいずれか1項に記載の携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラムにおいて、
前記判定手順の判定結果を使用者に通知する通知手順を備えること、
を特徴とする携帯型情報記憶媒体のホルダのプログラム。
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