JP2005267317A - 画像形成装置、操作パネル制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム - Google Patents

画像形成装置、操作パネル制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】操作パネル制御を行うプログラム開発の作業の労力を軽減すること。
【解決手段】画像形成装置において、利用者に対する画面表示及び利用者からの操作入力を行わせる操作パネルに表示する画面に対して定義され、すべてのアプリケーション130に共通するクラスからインスタンスを生成する手段であって、アプリケーション130の状態に対応する一または複数の画面から構成され、画面の構成要素および画面の遷移処理に依存しないステージが遷移する場合に、クラスからインスタンスを生成する操作フロー制御部210と、アプリケーション130または操作パネルごとに、インスタンスを生成する際に参照され、クラスをインスタンス化するための情報である操作フローインスタンス生成情報211を備えている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、操作パネルに対する画面表示を制御することができる画像形成装置、操作パネル制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムに関するものである。
近年では、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した画像形成装置(以下、「複合機」という。)が知られている。この複合機は、1つの筐体内に表示部、印刷部および撮像部などを設けるとともに、プリンタ、コピーおよびファクシミリ装置にそれぞれ対応した3種類のソフトウェアを設け、これらのソフトウェアを切り替えることによって、当該装置をプリンタ、コピー、スキャナまたはファクシミリ装置として動作させるものである。
このような従来の複合機では、プリンタ、コピー、スキャナおよびファクシミリ装置に対応するソフトウェアをそれぞれ別個に設けているため、各ソフトウェアの開発に多大の時間を要する。表示部、印刷部および撮像部などの画像形成処理で使用されるハードウェア資源を有し、プリンタ、コピーまたはファクシミリなどの各ユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーションを複数搭載し、これらのアプリケーションとハードウェア資源との間に介在して、ユーザサービスを提供する際に、アプリケーションの少なくとも2つが共通的に必要とするハードウェア資源の管理、実行制御並びに画像形成処理を行う各種コントロールサービスからなるプラットホームを備えた画像形成装置(複合機)がある(例えば、特許文献1参照)。
このような複合機では、操作パネルに対する制御を行うオペパネコントロールサービス(OCS)がコントロール層に設けられている。このOCSは、アプリケーション層のコピーアプリ、プリンタアプリなどのアプリケーション毎に操作パネルに表示する画面を有しており、各アプリケーションから操作パネルに対する画面の表示要求があった場合、要求を行ったアプリケーションに対する画面を操作パネルに表示する制御を行っている。より具体的には、アプリケーションごとに画面メニューなどがオブジェクト指向プログラミングにおけるそれぞれ異なるクラスが用意されており、さらに同じアプリケーションで表示される各画面ごとにサブクラスを用意して、実行の際に各クラスおよびサブクラスごとにインスタンス化をして操作パネルに表示する画面を生成していた。
特開2002−84383号公報(図3)
しかしながら、このような従来の複合機では、アプリケーションごとに画面メニューなどがそれぞれ異なるクラスを用意し、さらに同じアプリケーションで表示される各画面ごとにサブクラスを用意しているため、OCSの開発作業に労力を要するという問題がある。特に、アプリケーションには、例えば、条件設定、処理実行中、処理完了等の各状態が存在し、各状態に対し異なる画面が表示されるが、このような各状態についてアプリケーションごとにそれぞれ異なるクラスを用意しているために、開発作業に多大な労力を要する。
また、上記特許文献1の複合機では、ハードウェアに依存しないアプリケーション層に利用者側また第三者であるサードベンダーなどによって開発された新規アプリケーションが搭載される可能性がある。このため、従来の技術では、新規アプリケーションが搭載されるたびに、操作パネルを制御するOCS等のプログラムに、新規アプリケーションに対応した画面の新たなクラスおよびサブクラスを追加して画面制御のプログラム変更を行うという多大が作業が発生する。また、上記の複合機では、操作パネルの制御を行うOCSがハードウェアに依存するコントロール層に設けられているため、複合機の利用者やサードベンダーがコントロールサービス層のプログラムを変更することができない。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、操作パネル制御を行うプログラム開発の作業の労力を軽減することができる画像形成装置、操作パネル制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1にかかる発明は、画像形成にかかるアプリケーションによってユーザサービスを提供する画像形成装置であって、利用者に対する画面表示及び利用者からの操作入力を行わせる操作パネルに表示する画面に対して定義され、すべての前記アプリケーションに共通するクラスからインスタンスを生成するユーザインタフェース制御手段と、前記アプリケーションまたは操作パネルごとに、前記インスタンスを生成する際に参照され、前記クラスをインスタンス化するための情報であるインスタンス生成情報を保持するインスタンス生成情報保持手段と、を備え、前記ユーザインタフェース制御手段は、前記アプリケーションの状態に対応する一または複数の画面から構成され、画面の構成要素および画面の遷移処理に依存しないステージが遷移する場合に、前記クラスからインスタンスを生成することを特徴とする。
また、請求項2にかかる発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記ユーザインタフェース制御手段は、さらに前記ステージに含まれる画面が遷移する場合に、前記クラスからインスタンスを生成することを特徴とする。
また、請求項3にかかる発明は、請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記ユーザインタフェース制御手段は、前記ステージの遷移に関する前記操作パネルに依存しない処理を制御するアプリフロー制御手段と、前記操作パネルに依存し、操作パネルに表示する画面情報を構成し、すべての前記アプリケーションに共通するクラスのインスタンス化を生成する操作フロー制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項4にかかる発明は、請求項3に記載の画像形成装置において、前記インスタンス生成情報保持手段は、前記アプリフロー制御手段から参照されるアプリフローインスタンス生成情報を保持するアプリフロー生成情報保持手段と、前記操作フロー制御手段から参照される操作フローインスタンス生成情報を保持する操作フローインスタンス生成情報保持手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項5にかかる発明は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置において、画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーション層と、前記アプリケーション層と前記ハードウェア資源との間に介在し、ユーザサービスを提供する際に、アプリケーション層の少なくとも2つが共通的に必要とする前記ハードウェア資源の獲得要求、管理、実行制御並びに画像形成処理を行うコントロールサービス層と、をさらに備え、前記コントロールサービス層は、前記ユーザインタフェース制御手段とインスタンス生成情報保持手段としてのオペパネコントロールサービスを有することを特徴とする。
また、請求項6にかかる発明は、画像形成にかかるアプリケーションによってユーザサービスを提供する画像形成装置に設けられ、利用者に対する画面表示及び利用者からの操作入力を行わせる操作パネルの制御を行う操作パネル制御方法であって、前記アプリケーションの状態に対応する一または複数の画面から構成され、画面の構成要素および画面の遷移処理に依存しないステージが遷移する場合に、前記操作パネルに表示する画面に対して定義され、すべての前記アプリケーションに共通するクラスから、前記アプリケーションまたは操作パネルごとに前記クラスをインスタンス化するための情報であるインスタンス生成情報を参照してインスタンスを生成するユーザインタフェース制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項7にかかる発明は、請求項6に記載の操作パネル制御方法において、前記ユーザインタフェース制御ステップは、さらに前記ステージに含まれる画面が遷移する場合に、前記クラスからインスタンスを生成することを特徴とする。
また、請求項8にかかる発明は、請求項6または7に記載の操作パネル制御方法において、前記ユーザインタフェース制御ステップは、前記ステージの遷移に関する前記操作パネルに依存しない処理を制御するアプリフロー制御ステップと、前記操作パネルに依存し、操作パネルに表示する画面情報を構成し、すべての前記アプリケーションに共通するクラスのインスタンス化を生成する操作フロー制御ステップと、を含むことを特徴とする。
また、請求項9にかかる発明は、請求項8に記載の操作パネル制御方法において、インスタンス生成情報は、前記アプリフロー制御ステップで参照されるアプリフローインスタンス生成情報と、前記操作フロー制御ステップで参照される操作フローインスタンス生成情報と、を含むことを特徴とする。
また、請求項10にかかる発明は、請求項6〜9のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラムである。
請求項1にかかる発明によれば、アプリケーションの状態に対応する一または複数の画面から構成され、画面の構成要素および画面の遷移処理に依存しないステージが遷移する場合に、操作パネルに表示する画面に対して定義され、すべてのアプリケーションに共通するクラスからインスタンスを生成することで、単一のクラスを定義すればアプリケーションごとに各状態の異なるクラスを定義する必要がなくなり、操作パネル制御を行うプログラム開発の作業の労力を軽減することができるという効果を奏する。
また、請求項2にかかる発明によれば、ステージに含まれる画面が遷移する場合に、クラスからインスタンスを生成することで、ステージの中の画面遷移の際においても、各画面毎に異なるクラスを定義する必要がなくなり、操作パネル制御を行うプログラム開発の作業の労力を軽減することができるという効果を奏する。
また、請求項3にかかる発明によれば、ステージの遷移に関する操作パネルに依存しない処理を制御するアプリフロー制御手段と、操作パネルに依存し、操作パネルに表示する画面情報を構成し、すべての前記アプリケーションに共通するクラスのインスタンス化を生成する操作フロー制御手段と、を別個に設けたことで、異なる操作パネルであっても単一のクラスにより操作パネルの画面を生成することができるので、アプリケーション毎、画面毎に異なるクラスを定義する必要がなくなり、操作パネル制御を行うプログラム開発の作業の労力を軽減することができるという効果を奏する。
また、請求項4にかかる発明によれば、インスタンス生成情報保持手段は、前記アプリフロー制御手段から参照されるアプリフローインスタンス生成情報を保持するアプリフロー生成情報保持手段と、前記操作フロー制御手段から参照される操作フローインスタンス生成情報を保持する操作フローインスタンス生成情報保持手段とを備えたことで、異なる操作パネルであっても単一のクラスにより操作パネルの画面を生成することができるので、アプリケーション毎、画面毎に異なるクラスを定義する必要がなくなり、操作パネル制御を行うプログラム開発の作業の労力を軽減することができるという効果を奏する。
また、請求項5にかかる発明によれば、コントロールサービス層は、前記ユーザインタフェース制御手段とインスタンス生成情報保持手段を有するオペパネコントロールサービスを有することで、操作パネルに対する制御をアプリケーションと完全に切り離して行うことができ。これにより、操作パネル制御を行うプログラム開発の作業の労力を軽減することができる。また、新規アプリケーションがアプリケーション層に搭載された場合でも、新規アプリケーションの開発者はコントロールサービス層に修正を加える必要がなくなり、新規アプリケーションの開発労力も軽減させることができるという効果を奏する。
また、請求項6にかかる発明によれば、アプリケーションの状態に対応する一または複数の画面から構成され、画面の構成要素および画面の遷移処理に依存しないステージが遷移する場合に、操作パネルに表示する画面に対して定義され、すべてのアプリケーションに共通するクラスからインスタンスを生成することで、単一のクラスを定義すればアプリケーションの状態ごとに異なるクラスを定義する必要がなくなり、操作パネル制御を行うプログラム開発の作業の労力を軽減することができるという効果を奏する。
また、請求項7にかかる発明によれば、ステージに含まれる画面が遷移する場合に、クラスからインスタンスを生成することで、ステージの中の画面遷移の際においても、各画面毎に異なるクラスを定義する必要がなくなり、操作パネル制御を行うプログラム開発の作業の労力を軽減することができるという効果を奏する。
また、請求項8にかかる発明によれば、ステージの遷移に関する操作パネルに依存しない処理を制御するアプリフロー制御ステップと、操作パネルに依存し、操作パネルに表示する画面情報を構成し、すべての前記アプリケーションに共通するクラスのインスタンス化を生成する操作フロー制御ステップと、を別個に設けたことで、異なる操作パネルであっても単一のクラスにより操作パネルの画面を生成することができるので、アプリケーション毎、画面毎に異なるクラスを定義する必要がなくなり、操作パネル制御を行うプログラム開発の作業の労力を軽減することができるという効果を奏する。
また、請求項9にかかる発明によれば、インスタンス生成情報は、アプリフロー制御ステップで参照されるアプリフローインスタンス生成情報と、操作フロー制御ステップで参照される操作フローインスタンス生成情報と、を含むことで、異なる操作パネルであっても単一のクラスにより操作パネルの画面を生成することができるので、アプリケーション毎、画面毎に異なるクラスを定義する必要がなくなり、操作パネル制御を行うプログラム開発の作業の労力を軽減することができるという効果を奏する。
また、請求項10にかかる発明は、請求項6〜9のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラムであるので、請求項6〜9のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させることができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、操作パネル制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
図1は、この発明の実施の形態1である画像形成装置(以下、「複合機」という)の構成を示すブロック図である。図1に示すように、複合機100は、白黒ラインプリンタ(B&W LP)101と、カラーラインプリンタ(Color LP)102と、スキャナ、ファクシミリなどのハードウェアリソース103などを有するとともに、プラットホーム120とアプリケーション130とから構成されるソフトウェア群110とを備えている。
プラットホーム120は、アプリケーションからの処理要求を解釈してハードウェア資源の獲得要求を発生させるコントロールサービスと、一または複数のハードウェア資源の管理を行い、コントロールサービスからの獲得要求を調停するシステムリソースマネージャ(SRM)123と、汎用OS121とを有する。
コントロールサービスは、複数のサービスモジュールから形成され、SCS(システムコントロールサービス)122と、ECS(エンジンコントロールサービス)124と、MCS(メモリコントロールサービス)125と、OCS(オペレーションパネルコントロールサービス)126と、FCS(ファックスコントロールサービス)127と、NCS(ネットワークコントロールサービス)128とから構成される。なお、このプラットホーム120は、あらかじめ定義された関数により前記アプリケーション130から処理要求を受信可能とするアプリケーションプログラムインタフェース(API)を有する。
汎用OS121は、UNIX(R)などの汎用オペレーティングシステムであり、プラットホーム120並びにアプリケーション130の各ソフトウェアをそれぞれプロセスとして並列実行する。
SRM123のプロセスは、SCS122とともにシステムの制御およびリソースの管理を行うものである。SRM123のプロセスは、スキャナ部やプリンタ部などのエンジン、メモリ、HDDファイル、ホストI/O(セントロI/F、ネットワークI/F、IEEE1394 I/F、RS232C I/Fなど)のハードウェア資源を利用する上位層からの要求にしたがって調停を行い、実行制御する。
具体的には、このSRM123は、要求されたハードウェア資源が利用可能であるか(他の要求により利用されていないかどうか)を判断し、利用可能であれば要求されたハードウェア資源が利用可能である旨を上位層に伝える。また、SRM123は、上位層からの要求に対してハードウェア資源の利用スケジューリングを行い、要求内容(例えば、プリンタエンジンにより紙搬送と作像動作、メモリ確保、ファイル生成など)を直接実施している。
SCS122のプロセスは、アプリ管理、操作部制御、システム画面表示、LED表示、リソース管理、割り込みアプリ制御を行う。
ECS124のプロセスは、白黒ラインプリンタ(B&W LP)101、カラーラインプリンタ(Color LP)102、スキャナ、ファクシミリなどからなるハードウェアリソース103のエンジンの制御を行う。
MCS125のプロセスは、画像メモリの取得および解放、ハードディスク装置(HDD)の利用、画像データの圧縮および伸張などを行う。
OCS126のプロセスは、オペレータと本体制御間の情報伝達手段となる操作パネル(オペレーションパネル)の制御を行う。かかるOCSの詳細な構成については後述する。
FCS127のプロセスは、システムコントローラの各アプリ層からPSTN/ISDN網を利用したファクシミリ送受信、BKM(バックアップSRAM)で管理されている各種ファクシミリデータの登録/引用、ファクシミリ読みとり、ファクシミリ受信印刷、融合送受信を行うためのAPIを提供する。
NCS128は、ネットワークI/Oを必要とするアプリケーションに対して共通に利用できるサービスを提供するためのプロセスであり、ネットワーク側から各プロトコルによって受信したデータを各アプリケーションに振り分けたり、アプリケーションからデータをネットワーク側に送信する際の仲介を行う。
アプリケーション130は、プリンタ、コピー、スキャナまたはファクシミリなどの画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うものである。アプリケーション130は、ページ記述言語(PDL)、PCLおよびポストスクリプト(PS)を有するプリンタ用のアプリケーションであるプリンタアプリ111と、コピー用アプリケーションであるコピーアプリ112と、ファクシミリ用アプリケーションであるファックスアプリ113と、スキャナ用アプリケーションであるスキャナアプリ114と、ネットワークファイル用アプリケーションであるネットファイルアプリ115と、工程検査用アプリケーションである工程検査アプリ116とを有している。
このように、本実施の形態にかかる複合機100には、複数のアプリケーション130および複数のコントロールサービスが存在し、いずれもプロセスとして動作している。そして、コントロールサービスがアプリケーション130に対し共通サービスを提供しており、このため、これらの多数のプロセスが並列動作、およびスレッドの並列動作を行って互いにプロセス間通信を行って協調動作をしながら、コピー、プリンタ、スキャナ、ファクシミリなどの画像形成処理にかかるユーザサービスを提供するようになっている。また、複合機100には、サードベンダなどの第三者がコントロールサービス層の上のアプリケーション層に新規なアプリケーションを開発して搭載することが可能となっている。
図2は、OCSの詳細な構成を示すブロック図である。OCS126は、アプリフロー制御部212と、操作フロー制御部210と、コピーアプリフローインスタンス生成情報203と、プリンタアプリフローインスタンス生成情報205と、FAXアプリフローインスタンス生成情報207と、スキャナアプリフローインスタンス生成情報209と、操作フローインスタンス生成情報211とから構成される。アプリフロー制御部212と操作フロー制御部210は本発明におけるユーザインタフェース制御手段を構成する。コピーアプリフローインスタンス生成情報203と、プリンタアプリフローインスタンス生成情報205と、FAXアプリフローインスタンス生成情報207と、スキャナアプリフローインスタンス生成情報209は、アプリフローインスタンス生成情報保持手段としてのHDD、ROM等の記憶手段に保存されており、複合機100の起動時にOCS126とともに主記憶装置等にロードされるようになっている。操作フローインスタンス生成情報211も同様に、操作フローインスタンス生成情報保持手段としてのHDD、ROM等の記憶手段に保存されており、複合機100の起動時にOCS126とともに主記憶装置等にロードされるようになっている。
アプリフロー制御部212は、操作パネルに表示される全ての画面、操作パネルに対して表示要求を行う全てのアプリケーションに共通する画面メニューを定義したクラスと、そのクラスに対する動作を記述したメソッドから構成されている。また、アプリフロー制御部212は、アプリケーションの状態に対応する画面群であるステージを中心とした操作パネルの機能の相違に依存しない部分の制御を行うようになっている。
操作フロー制御部210は、操作パネルが提供する機能の相違により大きく異なる画面構成要素(Widget)を制御する。具体的には、各ステージ内の画面切替処理や各画面内の画面構成要素を制御を行う。操作フロー制御部210は、操作パネルの種類、例えばGUI(Graphical User Interface)かCUI(Character User Interface)、操作パネルの操作手順に影響する処理を行う。
コピーアプリフローインスタンス生成情報203、プリンタアプリフローインスタンス生成情報205、FAXアプリフローインスタンス生成情報207、スキャナアプリフローインスタンス生成情報209は、それぞれ各アプリケーション特有の画面仕様と動作ルールを定義したものであり、アプリフロー制御部212で定義されているクラスのインスタンス化を行ってオブジェクトを生成する際に、参照される。各インスタンス生成情報には、具体的に、遷移先ステージ、遷移先画面、ステージ入力アプリデータ識別子、ステージ出力アプリデータ識別子などが含まれてる。
操作フローインスタンス生成情報211は、操作フロー制御部210で定義されている画面のクラスのインスタンス化を行って画面オブジェクトを生成する際に参照される。操作フローインスタンス生成情報211には、具体的には、ステージ初期画面、遷移先画面、画面レイアウト、画面構成要素が表示するアプリデータ識別子、パネルキーにアサインされている機能、画面構成要素によって入力されるアプリデータ識別子、パネルキーにアサインされている値、パネルキーにアサインされているイベントなどが含まれる。
操作パネルコントローラ201は、操作パネルに対する画面制御を制御するデバイスドライバである。
尚、本実施形態の画像形成装置で実行されるOCS126のプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フロッピー(R)ディスク(FD)、DVD等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供されるように構成してもよい。また、このようなOCS126のプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、OCS126のプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態にかかるOCS126のプログラムは、複合機100でROMなどの記憶媒体から読み出して実行することにより主記憶装置上にロードされ、上記構成で説明した操作フロー制御部211、アプリフロー制御部212が主記憶装置上に生成されるようになっている。
次に、アプリケーション130、および操作パネルコントローラ201のデータの流れについて説明する。図3はアプリケーション130、および操作パネルコントローラ201のデータの流れを示す説明図である。
(1)アプリケーションとアプリフロー制御部212
アプリケーション130からアプリフロー制御部212には、アプリ状態と現パラメータ値が送信される。ここで、アプリ状態とは、アプリケーション130の現在の状態を表すデータであり、アプリフロー制御部212はこのアプリ状態を用いて画面の切り替えを行う。
現パラメータ値は、アプリケーション130が保持しているパラメータ値であり、アプリフロー制御部212はこの現パラメータ値を用いてディスプレイ上にその値を表示する。この値は、ユーザにパラメータ入力を依頼する際の初期値である場合もあるし、単にアプリの動作状況を表示するための値である場合もある。
アプリフロー制御部212からアプリケーション130には、ユーザ入力パラメータ値と実行要求が送信される。ここで。ユーザ入力パラメータ値は、ユーザが操作パネルから入力したパラメータの値であり、実行要求は、ユーザが操作パネルから入力したアプリ機能の実行要求である。
(2)アプリフローインスタンス生成情報213からアプリフロー制御部212
アプリフロー制御部212に対しては、各アプリフローインスタンス生成情報213から、遷移先ステージ、ステージ入力アプリデータ識別子、ステージ出力アプリデータ識別子が受け渡される。
遷移先ステージは、各ステージにおいて、アプリ状態の変化やキーの押下を受けてどのステージに遷移するかを表すデータである。ステージ入力アプリデータ識別子は、遷移先ステージにおいて入力されるデータの識別子であり、ステージ出力アプリデータ識別子は遷移先ステージにおいて出力されるデータの識別子である。
(3)アプリフロー制御部212と操作フロー制御部210
アプリフロー制御部212から操作フロー制御部210へは、表示データとステージ移行が送信される。表示データは、操作パネルに表示するデータであり、ステージ移行は、ステージが移行する旨の通知である。
操作フロー制御部210からアプリフロー制御部212へは、操作パネルから入力された押下キー識別子、タッチパネル押下位置に対応した入力データと実行要求が送信される。
(4)操作フローインスタンス生成情報211から操作フロー制御部210
操作フロー制御部210に対しては、操作フローインスタンス生成情報211から遷移先画面、画面レイアウト、画像構成要素が表示するアプリデータ識別子、画像構成要素によって入力されるアプリデータ識別子、パネルキーにアサインされている機能、パネルキーにアサインされている値、パネルキーにアサインされているイベントが受け渡される。
ここで、遷移先画面とは、各画面において、アプリ状態の変化やキーの押下を受けてどの画面に遷移するかを表すデータである。画面レイアウトは、各画面上、どこにどのような画面要素(Widget)を表示するかを表すデータである。画像構成要素が表示するアプリデータ識別子は、各画面要素で表示するデータが、アプリケーションのどのデータに対応するかを表すデータである。画像構成要素によって入力されるアプリデータ識別子は、各画面要素によって入力されるデータが、アプリケーションのどのデータに対応するかを表すデータである。パネルキーにアサインされている機能は、各画面において、それぞれのキーにどのような機能を割り当てるかの設定データである。パネルキーにアサインされている値は、パネルキーに値の入力の機能が割り振られている場合、そのキーがどのような値の入力を意味するかを定義した値である。パネルキーにアサインされているイベントは、パネルキーに機能の実行の機能が割り振られている場合、そのキーがアプリケーションのどのイベントに対応するかを表すデータである。
(5)操作フロー制御部210と操作パネルコントローラ201
操作フロー制御部210から操作パネルコントローラ201へは、ディスプレイ描画画像(パネルディスプレイ上に表示する画像データ)が送信される。
操作パネルコントローラ201から操作フロー制御部210へは、押下キー識別子、タッチパネル押下位置が送信される。押下キー識別子は、ユーザによってどのキーが押下されたかのデータであり、タッチパネル押下位置は、ユーザによってタッチパネルのどの部分が押下されたかのデータである。
次に、画面と画面要素について説明する。図4は、操作パネルの表示画面の一例を示す説明図である。図4に示すように、符号401、402、403が示す領域が画面であり、各画面401、402、403を構成するボタン、テキスト等の構成要素が画面要素である。
例えば、画面401では、画面要素1が「○読み取りできます」、画面要素2が「原稿セットできます」、画面要素3が「メモリー残量」であり、画面要素1〜3が画面401を構成している。
また、画面402では、画面要素1が自動濃度の表示、画面要素2が「文字」および「文字・写真」、画面要素3が「400dpi」および「600dpi」、画面要素4が「片面原稿」、画面要素5が「両面原稿」、画面要素6が「左右びらき」、画面要素7が「原稿サイズ」、画面要素8が「自動原稿」となっており、画面要素1〜8が画面402を構成している。画面403では、「001 鈴木」などの各ボタンがすべて画面要素1となっている。
次に、ステージの概念について説明する。図5は、ステージの概念を示す説明図である。図5に示すように、ステージは、アプリケーションの状態に対応する画面群で、操作パネルが提供する機能によって大きく変化する画面要素の種類や、画面フローの処理に依存しない単位である。
例えばコピーアプリの場合、ステージの例としては、「コピー条件設定」、「コピー実行」、「コピー完了」などがある。コピーアプリをGUIとCUIで実現する場合、パラメータの入力やアプリケーションの状態の表示をどのような画面要素で実現するか、またそれら画面要素をどのように画面上に配置し、それらの画面をどのような処理手順で実現するかは大きく異なっている。
しかしながら、ステージとしてこれら3種類のものがあること自体はGUIでもCUIでも同様であり、またそれぞれのステージにおいてどのようなパラメータをユーザが入力し、どのようなアプリケーション状態をユーザに通知するかについても変わりは無い。
アプリフロー制御部では、これら「ステージ」の概念を中心とした操作パネルに非依存な部分の制御を行っている。各ステージにおいては、そのステージ中でユーザから入力されるデータ、パネルに表示するためのアプリケーションデータの管理も行う。
一方、操作フロー制御部では、各ステージ内の画面切り替えの手順と各画面内の画面要素の制御を行っている。操作フロー制御部は、操作パネルの種類(例えばGUI、CUI)、またパネル操作の手順等にも大きく影響を受けるため、それぞれの種類、手順に応じて処理を行っている。
次に、以上のように構成された本実施の形態の複合機による操作パネルの画面制御処理について説明する。まず、アプリケーション130からOCS126にアプリ状態が通知された場合のOCS126の処理について説明する。図6は、アプリケーション130からOCS126にアプリ状態が通知された場合のアプリフロー制御部212の処理の手順を示すフローチャートである。
アプリケーション130がアプリ状態の変化を通知すると、OCS126のアプリフロー制御部212は、まず現在のステージで管理していたアプリデータを全て破棄する(ステップS601)。
次に、アプリフロー制御部212は、アプリフローインスタンス生成情報213から変更されたアプリ状態に対応する遷移先ステージを取得して、次のステージを特定する(ステップS602)。次いで、アプリフロー制御部212は、アプリフローインスタンス生成情報213から遷移先ステージにおいて必要なデータの識別子であるステージ入力アプリデータ識別子、ステージ出力アプリデータ識別子を取得してアプリデータを特定し(ステップS603)、データを確保すべきメモリ領域を確保する。
次に、アプリフロー制御部212は、アプリケーション130から、ステージ入力アプリデータ識別子、ステージ出力アプリデータ識別子で識別されるデータの値を取得し(ステップS604)、確保したメモリ領域にセーブする。
その後、アプリフロー制御部212は、操作フロー制御部210に対してステージ移行を通知する(ステップS605)。
上記の処理は、アプリケーション130がアプリフロー制御部212内で管理されているデータに対するアクセスを、自由なタイミングで能動的に行うことを前提に考えられている。すなわち、表示用のデータを常に最新に保持するのもアプリケーション130側の責任で行い、ステージが遷移してステージで管理されている入力データが破棄される前に表示用のデータを取得するのもアプリケーション側の責任になっている。なお、入力データについては、ステージ終了時にアプリフロー制御部212側から、そのステージで管理している全ての入力データをアプリケーション130に渡すように構成することも可能である。
次に、上記のように遷移移行通知を受信した操作フロー制御部210による処理について説明する。図7は、遷移移行通知を受信した操作フロー制御部210による処理の手順を示すフローチャートである。
操作フロー制御部214は、遷移移行通知をアプリフロー制御部212から受信すると、操作フローインスタンス生成情報211を参照して指定されたステージ初期画面を特定する(ステップS701)。
次に、特定された遷移先画面の画面レイアウトを操作フローインスタンス生成情報211から取得する(ステップS702)。そして、操作フロー制御部210で保持している画面要素のクラスから画面レイアウトに記述してある画面要素(Widget)を生成する(ステップS703)。
ここでいう生成とは、オブジェクト指向でいうクラスのインスタンス化を意味する。具体的には、その画面要素の情報を保持するためのメモリ領域を確保し、そこに必要な情報を設定する。必要な情報には、画面上の座標情報や表示文字情報などが含まれる。
そして、作成した画面要素がアプリデータを表示する役割を持つ場合、操作フローインスタンス生成情報211から、画面要素が表示するアプリデータ識別子を取得し、アプリフロー制御部212からそのアプリデータ識別子に対応する現パラメータ値を取得して画面要素に設定する。また、画面要素がアプリデータを入力する役割をもつ場合、操作フローインスタンス生成情報211から画像要素によって入力されるアプリデータ識別子を取り出し、アプリフロー制御部212からそのアプリデータ識別子に対応する現パラメータ値を取得して、初期値として画面構成要素に設定する(ステップS704)。これらの処理を画面上の全ての画面要素に対して実行する(ステップS705)。
全ての画面構成要素に対する設定が終了すると、新しい画面のディスプレイ描画画像を操作パネルコントローラに受け渡すことによって画面表示を更新する(ステップS706)。これによって操作パネルに画面が表示される。
次に、ステップ703におけるインスタンス化について説明する。図8は、本実施の形態における画面オブジェクトの生成の概要を示す説明図である。
本実施の形態では、全てのアプリケーションおよびメニュー画面に共通する共通メニュー画面のクラスが操作パネル制御部210に定義されている。一例として、図8に示すように、このクラスには表示アイテム数、選択可能アイテム数、スクロールパターンなどが定義されている。一方、操作パネルインスタンス生成情報211には、この共通メニューをインスタンス化するための情報として、表示アイテム数、選択可能アイテム数、スクロールパターンなどに値を設定したものが操作パネルに表示されるメニュー画面ごとに記述されている。
このため、操作パネル制御部210は、画面メニューのオブジェクトを生成する場合、操作パネルインスタンス生成情報211を参照して、表示アイテム数、選択可能アイテム数、スクロールパターンなどの値を取得して、取得した値から画面メニューを生成する。かかるインスタンス化は上述のようにステージが遷移する場合に行われる他、画面が切り替わる場合にも同様に行われる。
次に、ユーザが操作パネルからキーを押下した場合のOCS126の操作パネル制御部210の処理について説明する。図9は、ユーザが操作パネルからキーを押下した場合の操作パネル制御部210の処理手順を示すフローチャートである。
ユーザがキーを押下すると、操作パネルコントローラは、操作パネル制御部210に押下キーの識別子と共に押下された旨を通知する。操作パネル制御部210はそれを受けて、現在の画面と押下キー識別子を元に、操作パネルインスタンス生成情報211からパネルキーにアサインされているキー機能を特定する(ステップS901)。そして、かかる機能種別を判断する(ステップS902)。
機能種別がデータ入力の場合には、操作パネル制御部210は操作パネルインスタンス生成情報211からそのキーにアサインされている値を取得する(ステップS903)。
そして次に、キーにアサインされている値を編集する(ステップS904)。具体的には、入力対象のデータが文字列の場合は、その値を文字コードとして現在のデータの最後に付加する。入力対象のデータが数値の場合は、入力前の値を10倍し、そのキーの値を加えて新しい現在値とする。そして、その新しい現在値を画面表示に反映するために、ディスプレイ描画画像を操作パネルコントローラ201に受け渡す(ステップS905)。
機能種別が選択肢アイテムの切り替えの場合には、画面要素が保持する選択アイテムデータを編集して、選択されているアイテムに切り替える(ステップS906)。そして、その変更を画面に反映させるために、ディスプレイ描画画像を操作パネルコントローラ201に受け渡す(ステップS907)。
機能種別が入力データの確定の場合には、操作パネル制御部210は操作パネルインスタンス生成情報211から画像要素によって入力されるアプリデータ識別子を取得して特定する(ステップS908)。次に操作パネル制御部210は、そのアプリデータ識別子のデータが確定されたことをアプリフロー制御部212に通知する(ステップS909)。
機能種別が画面の切り替えの場合には、操作パネル制御部210は現在の画面と押下キー識別子から、操作パネルインスタンス生成情報211から遷移先画面を特定する。これ以降の処理は、図7に示す処理と同様に行われる。
機能種別が機能の実行の場合には、操作パネル制御部210は、現在の画面と押下キー識別子とから操作パネルインスタンス生成情報211を参照してパネルキーにアサインされているイベントを特定する(ステップS916)。そして、操作パネル制御部210は、取得したイベントと共にアプリフロー制御部212に対して実行要求を送信する(ステップS917)。
このようにユーザが操作パネルからキーを押下した場合には以上のような処理が操作パネル制御部210で行われて、各通知がアプリフロー制御部212に送信される。
図10は、図4に示すメニュー画面の画面403の生成する場合における上述したアプリフロー制御部212および操作フロー制御部210に対するデータの流れを示す説明図である。
操作フロー制御部210には、図8に示すような、共通メニュー画面のクラスが定義されている。このクラスには、図8に示す項目の他、メニュー座標、横アイテム数、縦アイテム数、選択可能アイテム数、アイテム間隔横、アイテム間隔縦、アイテム長横、アイテム長縦、スクロールパターン、スクロールボタン位置が定義されている。そして、ステージの切り替え時や画面の切り替え時において、操作フローインスタンス生成情報211からメニュー座標、横アイテム数、縦アイテム数、選択可能アイテム数、アイテム間隔横、アイテム間隔縦、アイテム長横、アイテム長縦、スクロールパターン、スクロールボタン位置の画面403に対応した各値を取得して、クラスのインスタンス化を行い、画面403のオブジェクトを生成するようになっている。
このように本実施の形態の複合機100では、操作フロー制御部211に操作パネルに表示する画面に対して定義され、すべてのアプリケーション130に共通するクラスを保持し、前記クラスをインスタンス化するための情報である操作フローインスタンス生成情報210を参照してインスタンスを生成して画面オブジェクトを生成しているので、共通のクラスを一つ定義すればアプリケーション毎に各状態のステージおよびステージ内の各画面毎に異なるクラスを定義する必要がなくなり、OCS126のプログラム開発を効率的に行うことができる。また、新規アプリケーションが搭載された場合でも、新規アプリケーションの開発者はOCS126に修正を加える必要がなくなり、新規アプリケーションの開発労力も軽減する。
なお、本実施の形態では、操作パネルフロー制御部211とアプリフロー制御部212とを別個に設けているが、操作パネルフロー制御部211とアプリフロー制御部212を統合した構成としてもよい。
また、本実施の形態では、各アプリケーションごとにインスタンス生成情報を設けているが、内部でインスタンス化の情報を区別できるようにしておけば、各アプリケーションごとのインスタンス生成情報を統合した構成としてもよい。さらに、かかるインスタンス生成情報に操作フローインスタンス生成情報を含めるように構成してもよい。
以上のように、本発明にかかる画像形成装置、操作パネル制御方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラムは、プリンタ、コピー、ファクシミリ、スキャナなどの各装置の機能を1つの筐体内に収納した複合機に適している。
実施の形態1の複合機の構成を示すブロック図である。 OCSの詳細な構成を示すブロック図である。 アプリケーション130、および操作パネルコントローラ201のデータの流れを示す説明図である。 操作パネルの表示画面の一例を示す説明図である。 ステージの概念を示す説明図である。 アプリケーション130からOCS126にアプリ状態が通知された場合のアプリフロー制御部212の処理の手順を示すフローチャートである。 遷移移行通知を受信した操作フロー制御部210による処理の手順を示すフローチャートである。 本実施の形態における画面オブジェクトの生成の概要を示す説明図である。 ユーザが操作パネルからキーを押下した場合の操作パネル制御部210の処理手順を示すフローチャートである。 図4に示すメニュー画面の画面403の生成する場合における上述したアプリフロー制御部212および操作フロー制御部210に対するデータの流れを示す説明図である。
符号の説明
100 複合機
101 白黒ラインプリンタ
102 カラーラインプリンタ
103 ハードウェアリソース
110 ソフトウェア群
111 プリンタアプリ
112 コピーアプリ
113 ファックスアプリ
114 スキャナアプリ
115 ネットファイルアプリ
116 工程検査アプリ
120 プラットホーム
121 汎用OS
122 SCS
123 SRM
124 ECS
125 MCS
126 OCS
127 FCS
128 NCS
130 アプリケーション
201 操作パネルコントローラ
203 コピーアプリフローインスタンス生成情報
205 プリンタアプリフローインスタンス生成情報
207 FAXアプリフローインスタンス生成情報
209 スキャナアプリフローインスタンス生成情報
210 操作フロー制御部
211 操作フローインスタンス生成情報
212 アプリフロー制御部
401〜403 画面

Claims (10)

  1. 画像形成にかかるアプリケーションによってユーザサービスを提供する画像形成装置であって、
    利用者に対する画面表示及び利用者からの操作入力を行わせる操作パネルに表示する画面に対して定義され、すべての前記アプリケーションに共通するクラスからインスタンスを生成するユーザインタフェース制御手段と、
    前記アプリケーションまたは操作パネルごとに、前記インスタンスを生成する際に参照され、前記クラスをインスタンス化するための情報であるインスタンス生成情報を保持するインスタンス生成情報保持手段と、を備え、
    前記ユーザインタフェース制御手段は、前記アプリケーションの状態に対応する一または複数の画面から構成され、画面の構成要素および画面の遷移処理に依存しないステージが遷移する場合に、前記クラスからインスタンスを生成することを特徴とすることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記ユーザインタフェース制御手段は、さらに前記ステージに含まれる画面が遷移する場合に、前記クラスからインスタンスを生成することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ユーザインタフェース制御手段は、
    前記ステージの遷移に関する前記操作パネルに依存しない処理を制御するアプリフロー制御手段と、
    前記操作パネルに依存し、操作パネルに表示する画面情報を構成し、すべての前記アプリケーションに共通するクラスのインスタンス化を生成する操作フロー制御手段と、を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記インスタンス生成情報保持手段は、前記アプリフロー制御手段から参照されるアプリフローインスタンス生成情報を保持するアプリフロー生成情報保持手段と、前記操作フロー制御手段から参照される操作フローインスタンス生成情報を保持する操作フローインスタンス生成情報保持手段と、を備えたことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 画像形成処理で使用されるハードウェア資源と、
    画像形成処理にかかるユーザサービスにそれぞれ固有の処理を行うアプリケーション層と、
    前記アプリケーション層と前記ハードウェア資源との間に介在し、ユーザサービスを提供する際に、アプリケーション層の少なくとも2つが共通的に必要とする前記ハードウェア資源の獲得要求、管理、実行制御並びに画像形成処理を行うコントロールサービス層と、をさらに備え、
    前記コントロールサービス層は、前記ユーザインタフェース制御手段とインスタンス生成情報保持手段としてのオペパネコントロールサービスを有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  6. 画像形成にかかるアプリケーションによってユーザサービスを提供する画像形成装置に設けられ、利用者に対する画面表示及び利用者からの操作入力を行わせる操作パネルの制御を行う操作パネル制御方法であって、
    前記アプリケーションの状態に対応する一または複数の画面から構成され、画面の構成要素および画面の遷移処理に依存しないステージが遷移する場合に、前記操作パネルに表示する画面に対して定義され、すべての前記アプリケーションに共通するクラスから、前記アプリケーションまたは操作パネルごとに前記クラスをインスタンス化するための情報であるインスタンス生成情報を参照してインスタンスを生成するユーザインタフェース制御ステップと、
    を含むことを特徴とする操作パネル制御方法。
  7. 前記ユーザインタフェース制御ステップは、さらに前記ステージに含まれる画面が遷移する場合に、前記クラスからインスタンスを生成することを特徴とする請求項6に記載の操作パネル制御方法。
  8. 前記ユーザインタフェース制御ステップは、
    前記ステージの遷移に関する前記操作パネルに依存しない処理を制御するアプリフロー制御ステップと、
    前記操作パネルに依存し、操作パネルに表示する画面情報を構成し、すべての前記アプリケーションに共通するクラスのインスタンス化を生成する操作フロー制御ステップと、を含むことを特徴とする請求項6または7に記載の操作パネル制御方法。
  9. インスタンス生成情報は、前記アプリフロー制御ステップで参照されるアプリフローインスタンス生成情報と、前記操作フロー制御ステップで参照される操作フローインスタンス生成情報と、を含むことを特徴とする請求項8に記載の操作パネル制御方法。
  10. 請求項6〜9のいずれか一つに記載された方法をコンピュータに実行させるプログラム。
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