JP2005266131A - 液浸系顕微鏡対物レンズ - Google Patents

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Abstract

【課題】 ガラスとの屈折率差が大きい浸液を用いつつも広視野、広波長域にわたって諸収差を良好に補正する。
【解決手段】 物体側から像側へ向かって順に、正の屈折力を有する第1レンズ群G1、正の屈折力を有する第2レンズ群G2、負の屈折力を有する第3レンズ群G3を備える。第1レンズ群G1は、ともに物体側に凹面を向けた第1メニスカスレンズL11と第2メニスカスレンズL12とを貼り合わせてなる第1レンズ成分L1、正の屈折力を有する単レンズからなる第2レンズL2、負レンズL31と正レンズL32とを貼り合わせてなる第3レンズ成分L3を有し、第2レンズ群G2は、負レンズL41と正レンズL42とを貼り合わせてなる第4レンズ成分L4を有し、レンズL11における浸液と接する面の曲率半径をr1、レンズL11とレンズL12との接合面の曲率半径をr2、全系の焦点距離をFとしたときに、1<|r1/F|<50、0.1<|r2/F|<1.5の条件式を満足する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液浸系顕微鏡対物レンズに関し、更に詳しくは、液浸系で高倍率のアポクロマート級顕微鏡対物レンズに関する。
高倍率の液浸系顕微鏡対物レンズでは、像面湾曲の補正をするために、先端レンズ(物体に一番近いレンズ)にこれよりも相対的に屈折率の低い平凸レンズを平面が物体側となるように埋め込み、これら両レンズ間の屈折率差を利用してその接合面に負の屈折力を与えてペッツバール和を低減させる構成となっている。更に、光束径の小さい位置に互いに向き合った凹面を配置し、その強い負の屈折力によりペッツバール和を低減させる、いわゆるガウスタイプの構成も知られており、これら両構成の組み合わせが像面湾曲を効果的に低減し得るものとして公知の技術となっている。
このような構成を有する液浸系顕微鏡対物レンズの例としては、例えば下記の特許文献に開示された高倍率のアポクロマート級顕微鏡対物レンズが知られている。これら特許文献に示された液浸系顕微鏡対物レンズにおいて、埋め込みレンズ(先端レンズに埋め込まれる小径のレンズ)の浸液と接する側の面が平面となっているのは、浸液中の泡や異物等を除去するときの作業が容易であることや、レンズそのものの加工が比較的容易であること等の理由による。ここで、浸液をオイルとする場合には、浸液の屈折率と埋め込みレンズの屈折率とをほぼ等しくすることができるため(オイルとガラスの屈折率はともにおよそ1.5)、埋め込みレンズの浸液と接する面(第1レンズ面と称する)が平面で入射光の入射角が60°を超えるような場合でもその面に発生する収差は小さくなり、上記第1レンズ面や中心厚の寸法誤差は、収差にほとんど影響を与えない。
特開平7−230038号公報 特開2000−35541号公報 特開2002−148519号公報
しかしながら、観察試料によっては水に浸漬させた状態で保存し観察する方が好ましいもののあり、このような観察試料に対しては、液浸系顕微鏡対物レンズの浸液も水である方が好ましい。ここで、浸液が水の場合にはその屈折率が約1.33とレンズ(ガラス)に比べて低く、レンズとの間の屈折率差によってその境界面で球面収差が発生してしまうという問題がある。特に、作動距離(ワーキングディスタンス)を必要最小限に確保した上でNA(開口数)が1.2を超える広視野なレンズを設計する場合には高次球面収差の発生が大きくなり、後のレンズ群での補正が困難になってくる。実際、浸液とレンズ(水とガラス)との間の屈折率差が0.1より大きく、上記第1レンズ面が平面でNAが1.2を超える場合には、その球面収差の補正は非常に難しいものとなっていた。
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、ガラスとの屈折率差が大きい(概ね0.1以上)浸液を用いた場合であっても広視野、広波長域にわたって諸収差を良好に補正することができ、優れた結像性能を実現することが可能な構成の液浸系顕微鏡対物レンズを提供することを目的としている。
このような目的を達成するため、請求項1に係る発明の液浸系顕微鏡対物レンズは、物体側から像側へ向かって順に、全体として正の屈折力を有する第1レンズ群、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群、全体として負の屈折力を有する第3レンズ群を備え、前記第1レンズ群は、物体側から像側へ向かって順に、ともに物体側に凹面を向けた第1メニスカスレンズと第2メニスカスレンズとを貼り合わせてなる第1レンズ成分、正の屈折力を有する単レンズからなる第2レンズ、負レンズと正レンズとを貼り合わせてなる第3レンズ成分を有し、前記第2レンズ群は、負レンズと正レンズとを貼り合わせてなる第4レンズ成分を有し、前記第1メニスカスレンズにおける浸液と接する面の曲率半径をr1、前記第1メニスカスレンズと前記第2メニスカスレンズとの接合面の曲率半径をr2、全系の焦点距離をFとしたときに、
1<|r1/F|<50
0.1<|r2/F|<1.5
の条件式を満足することを特徴とする。
請求項2に係る発明の液浸系顕微鏡対物レンズは、請求項1に記載の液浸系顕微鏡対物レンズにおいて、前記第1メニスカスレンズの屈折率をn11、前記第2メニスカスレンズの屈折率をn12としたときに、
|n12−n11|>0.3
の条件式を満足することを特徴とする。
請求項3に係る発明の液浸系顕微鏡対物レンズは、請求項1又は2に記載の液浸系顕微鏡対物レンズにおいて、前記第2レンズ群が、物体側から像側へ向かって順に、前記第4レンズ、負レンズと正レンズとを貼り合わせてなる第5レンズ成分、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズと両凹レンズとをこの順で貼り合わせてなる第6レンズ成分を有したことを特徴とする。
請求項4に係る発明の液浸系顕微鏡対物レンズは、請求項1〜3のいずれかに記載の液浸系顕微鏡対物レンズにおいて、前記第3レンズ群が、物体側から像側へ向かって順に、正レンズと負レンズとを貼り合わせて構成され、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズ形状の第7レンズ成分、負レンズと正レンズとを貼り合わせてなり、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ形状の第8レンズ成分を有し、第7レンズを構成する前記正レンズの屈折率をn71、第8レンズを構成する前記正レンズの屈折率をn82としたときに、
71>1.49
82>1.6
の条件式を満足することを特徴とする。
本発明の液浸系顕微鏡対物レンズによれば、ガラスとの屈折率差が大きい(概ね0.1以上)浸液を用いた場合であっても広視野、広波長域にわたって諸収差(球面収差、色収差、コマ収差、像面湾曲収差等)が良好に補正され、優れた結像性能を実現することが可能である。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。図1、図3及び図5はそれぞれ本発明の第1〜第3の実施形態に対応する液浸系顕微鏡対物レンズのレンズ構成図であり、いずれも、物体(観察試料)側から像側へ向かって順に、全体として正の屈折力を有する第1レンズ群G1、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G2、全体として負の屈折力を有する第3レンズ群G3を有した構成となっている。
第1レンズ群G1は、物体側から像側へ向かって順に、ともに物体側に凹面を向けた第1メニスカスレンズL11と第2メニスカスレンズL12とを貼り合わせてなる第1レンズ成分L1、正の屈折力を有する単レンズからなる第2レンズL2、負レンズL31と正レンズL32とを貼り合わせてなる第3レンズ成分L3を有した構成となっている。ここで、第1メニスカスレンズL11は物体側に弱い凹面を向けた正メニスカスレンズからなり、第2メニスカスレンズL12は物体側に凹面を向けた負メニスカスレンズからなっている。そして、第1メニスカスレンズL11は第2メニスカスレンズL12に比して径が小さく、その像側の凸面が第2メニスカスレンズL12の物体側の凹面に埋め込まれるようにして接合されている。すなわち第1メニスカスレンズL11は、最も物体側に位置して設けられた先端レンズ(第2メニスカスレンズL12)の物体側の面に埋め込まれた埋め込みレンズとして構成されている。また、第2レンズL2は正メニスカスレンズからなり、その凹面を物体側に向けて配置されている。第3レンズ成分L3を構成する負レンズL31は両凹レンズからなるとともに、正レンズL32は両凸レンズからなっており、負レンズL31が物体側となるように配置されている。
第2レンズ群G2は、物体側から像側へ向かって順に、負レンズL41と正レンズL42とを貼り合わせてなる第4レンズ成分L4、負レンズL51と正レンズL52とを貼り合わせてなる第5レンズ成分L5、負メニスカスレンズL61と両凸レンズL62と両凹レンズL63との3枚のレンズをこの順で貼り合わせてなる第6レンズ成分L6が配されている。第4レンズ成分L4を構成する負レンズL41は物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズからなるとともに、正レンズL42は両凸レンズからなっており、負レンズL41が物体側となるように配されている。また第5レンズ成分L5を構成する負レンズL51は両凹レンズからなるとともに、正レンズL52は両凸レンズからなっており、負レンズL51が物体側となるように配されている。また、第6レンズ成分L6は物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズL61が物体側となるように配されている。
また第3レンズ群G3は、正レンズL71と負レンズL72とを貼り合わせてなる第7レンズ成分L7と、負レンズL81と正レンズL82とを貼り合わせてなる第8レンズ成分L8とを有した構成となっている。ここで、第7レンズ成分L7を構成する正レンズL71は両凸レンズからなるとともに、負レンズL72は両凹レンズからなって全体としてメニスカスレンズ形状を有しており、その凸面が物体側に向くように(すなわち正レンズL71が物体側となるように)配置されている。また第8レンズ成分L8を構成する負レンズL81は平凹レンズ(第1実施形態)又は両凹レンズ(第2及び第3実施形態)からなるとともに、正レンズL82は平凸レンズ(第1実施形態)又は両凸レンズ(第2及び第3実施形態)からなって全体としてメニスカスレンズ形状を有しており、その凹面が物体側に向くように(すなわち負レンズL81が物体側となるように)配置されている。
上述のように、埋め込みレンズである第1メニスカスレンズL11は、物体側に弱い凹面を向けた正メニスカスレンズからなっているため、第1メニスカスレンズL11の屈折率と、これと接して使用される浸液の屈折率との差(屈折率差)が0.1を超える場合(すなわち、浸液の屈折率をn0、第1メニスカスレンズL11の屈折率をn11としたときに、式|n0−n11|>0.1が満たされる場合)においても、第1メニスカスレンズL11と浸液との境界面で発生する高次球面収差が効果的に低減される。すなわち、本発明に係る液浸系顕微鏡対物レンズでは、第1メニスカスレンズL11と浸液との境界面を凹面とすることで物体からの光束の入射角を小さくし、高次球面収差の発生を抑える構成となっている。また、第1メニスカスレンズL11と、これが埋め込まれる先端レンズである第2メニスカスレンズL12との接合面には強い負の屈折力が与えられるので、ペッツバール和が効果的に低減される。
物体から出た光束は上記第1レンズ成分L1を出た後、正の屈折力を有する第2レンズL2によって緩やかに曲げられる。ここで、第2レンズL2の像側に物体側よりも屈折力の大きい面を配することにより、マージナル光線(光軸上の物点を出た光束のうち最も外側に位置する光線)の偏角を小さく押さえ込むことができる。また、第3レンズ成分L3を構成する負レンズL31と正レンズL32とが、屈折率が互いに近似し(屈折率差が小さく)、かつ相異なる分散を有した構成とすることにより、第1レンズ成分L1と第2レンズL2それぞれの像側の強い凸面で発生した軸上色収差や色の(波長差による)球面収差を良好に補正することが可能である。
第1レンズ群G1から出た発散光は全体として正の屈折力を有する第2レンズ群G2において収斂光に変換されるが、第2レンズ群G2には前述のように負レンズL41と正レンズL42とが貼り合わされてなる第4レンズ成分L4が備えられており、上記収斂光はこの第4レンズ成分L4を通るため、上記発散光に含まれる球面収差及び軸上色収差は良好に補正される。また、第2レンズ群G2には前述のように、上記第4レンズ成分L4に加え、負レンズL51と正レンズL52とが貼り合わされてなる第5レンズ成分L5及び負メニスカスレンズL61、両凸レンズL62、両凹レンズL63の3枚のレンズが貼り合わされてなる第6レンズ成分L6を有しているので、収差は更に良好に補正される。
また、第3レンズ群G3は全体として負の屈折力を有するレンズ構成となっているので、軸上色収差と倍率色収差とをバランスよく補正することができる。特に、この第3レンズ群G3は後述のように、いわゆるガウスタイプのレンズ構成であることが好ましく、このような構成であれば、ペッツバール和を効果的に補正することが可能である。
また、上記構成の液浸系顕微鏡対物レンズはいずれも、
1<|r1/F|<50 ・・・ (1)
0.1<|r2/F|<1.5 ・・・ (2)
の条件式を満足している。ここで、上記式(1),(2)においてr1は第1メニスカスレンズL11における浸液と接する面の曲率半径、r2は第1メニスカスレンズL11と第2メニスカスレンズL12との接合面の曲率半径、Fは全系の焦点距離である。
上記条件式(1)は埋め込みレンズである第1メニスカスレンズL11における浸液と接する面(第1レンズ面と称する。後述の実施例1〜3における面番号1の面に相当)の曲率半径を規定するものであり、|r1/F|の値が条件式(1)の上限値を上回ると(第1メニスカスレンズL11の曲率半径が大きくなり過ぎると)、物体からの光束の入射角が大きくなり過ぎて、後群のレンズで高次球面収差を補正することが困難になってしまう。また、|r1/F|の値が条件式(1)の下限値を下回ると(第1メニスカスレンズL11の曲率半径が小さくなり過ぎると)、浸液中の泡や異物等を取り除くことが困難となってしまう。なお、NA(開口数)が1.2以上において、更に優れた結像性能を発揮するためには、上記条件式(1)の下限値を3、上限値を9とすることが好ましい。
また上記条件式(2)は、第1レンズ成分L1を構成する第1メニスカスレンズL11と第2メニスカスレンズL12との接合面の曲率半径を規定するものであり、|r2/F|の値が条件式(2)の上限値を上回ると、上記両レンズ間L11,L12の接合面での十分な負の屈折力が得られなくなり、ペッツバール和が大きくなって、像面の平坦性が悪くなる。また、|r2/F|の値が条件式(2)の下限値を下回ると、第1レンズ成分L1を構成する第1メニスカスレンズL11と第2メニスカスレンズL12との接合面の曲率半径が小さくなり過ぎて加工が困難となる。また、視野数25まで像面湾曲を補正しつつ、更に良好な結像性能を発揮するためには、上記条件式(2)の下限値を0.2、上限値を0.6とすることが好ましい。
このような構成では、浸液が例えば水であり、浸液と埋め込みレンズ(すなわち第1メニスカスレンズL11の材料であるガラス)との屈折率差が大きい(概ね0.1以上)場合であっても、その境界面で発生する収差を後群において補正することが可能である。このため、広視野(高NA)、広波長域にわたって諸収差(球面収差、色収差、コマ収差、像面湾曲収差等)を良好に補正することができ、優れた結像性能を実現することが可能となる(後述の実施例参照)。
また、上記構成の液浸系顕微鏡対物レンズでは、いずれも、
|n12−n11|>0.3 ・・・ (3)
の条件式を満足することが好ましい。ここで、上記式(3)においてn11は前述のように第1メニスカスレンズL11の屈折率であり、n12は第2メニスカスレンズL12の屈折率である。
上記条件式(3)は、第1レンズ成分L1を構成する第1メニスカスレンズL11と第2メニスカスレンズL12との接合面の屈折力を規定するものであり、|n12−n11|の値が上記条件式(3)の下限値を下回ると両者の屈折率差が小さくなり過ぎて、その接合面での十分な負の屈折力が得られなくなり、ペッツバール和が増大し、像面の平坦性が悪くなる。なお、視野数25まで像面湾曲を補正しつつ、更に良好な結像性能を発揮するためには、上記条件式(3)の下限値を0.35とすることが好ましい。
また、本発明に係る液浸系顕微鏡対物レンズでは、第3レンズ群G3には少なくとも全体として負の屈折力を有することが要求され、そのレンズ構成は特に限定されるものではないが、本第1〜第3実施形態において示す液浸系顕微鏡対物レンズのように、第3レンズ群G3が、正レンズL71と負レンズL72とを貼り合わせて構成された接合レンズからなり、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズ形状の第7レンズ成分L7と、負レンズL81と正レンズL82とを貼り合わせて構成された接合レンズからなり、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ形状の第8レンズ成分L8とを有した構成であれば、より優れた収差の補正効果を得ることができる。なお、この場合には、第7レンズ成分L7を構成する正レンズの屈折率n71と、第8レンズ成分L8を構成する正レンズの屈折率n82が、
71>1.49 ・・・ (4)
82>1.6 ・・・ (5)
の条件式を満足することが好ましい。
上記条件式(4)及び(5)は、第3レンズ群G3がいわゆるガウスタイプのレンズ構成となる場合において、第7レンズ成分L7を構成する正レンズL71の屈折率と、第8レンズ成分L8を構成する正レンズL82の屈折率を規定するものである。第7レンズ成分L7を構成する正レンズL71の屈折率と、第8レンズ成分L8を構成する正レンズL82の屈折率とが上記条件式(4),(5)を外れると、ペッツバール和を減少させるために第7レンズ成分L7及び第8レンズ成分L8それぞれの空気側面(空気に触れる側の側面)の曲率半径が小さくなり、コマ収差が悪化してしまう。
以下、本発明に係る液浸系顕微鏡対物レンズの具体的な実施例について説明する。下に示す3つの実施例は、上述した第1〜第3実施形態に係る液浸系顕微鏡対物レンズそれぞれに対応しており、したがって、第1〜第3実施形態についてのレンズ構成図(図1、図3及び図5)はそれぞれ、第1〜第3実施例のレンズ構成を示している。
下に示す第1〜第3各実施例の表(表1,2,3)において、βは倍率、NAは開口数、WDはワーキングディスタンスであり、カバーガラス(物体と第1レンズ面との間に配置される平行平板ガラス)の対物レンズ側の面から第1レンズ群G1の第1レンズ面までの距離、Fは全系の合成焦点距離をそれぞれ示している。また、各表における面番号は物体側から見たレンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dはレンズ面間隔を、ndは各レンズを構成するガラスのd線(587.5620nm)に対する屈折率を、νdは各レンズ(ガラス)のd線に対するアッベ数をそれぞれ示している。また、図2、図4及び図6は第1〜第3各実施例に対応するd線、g線(435.8350nm)、C線(656.2790nm)、F線(486.1330nm)、h線(404.6560nm)に対する各収差(球面収差、非点収差及びコマ収差)を表している。ここで、非点収差図内の破線はメリジオナル像面を、一点鎖線はサジタル像面をそれぞれ表す。なお、以下の実施例では、浸液としてnd=1.33249,νd=55.97の水を使用し、カバーガラスは、t(厚さ)=0.17,nd=1.52216,νd=58.80を基準として設計されている。
(第1実施例)
第1実施例において使用した液浸系顕微鏡対物レンズは、浸液を水とした倍率60倍、開口数1.2を有するアポクロマート級顕微鏡対物レンズである。この第1実施例のレンズ構成の具体的な数値を下の表1に示す。
(表1)
β=−60.0, NA=1.2, WD=0.27, F=3.339、
|n0−n11|=0.126
面番号 r d nd νd レンズ名
1 -29.3564 0.700 1.45850 67.8 (L11)
2 -1.1000 2.800 1.81600 46.6 (L12)
3 -3.0349 0.100
4 -14.8612 2.650 1.59240 68.3 (L2)
5 -6.3002 0.150
6 -29.0367 1.000 1.51742 52.3 (L31)
7 11.5315 7.085 1.49782 82.5 (L32)
8 -11.4194 0.150
9 63.7879 1.000 1.56384 60.7 (L41)
10 12.9423 6.690 1.43385 95.3 (L42)
11 -16.3408 1.000
12 -81.6530 1.000 1.64000 60.1 (L51)
13 13.1388 6.801 1.43385 95.3 (L52)
14 -16.2293 0.200
15 12.7744 1.500 1.75500 52.3 (L61)
16 8.9350 6.810 1.43385 95.3 (L62)
17 -12.3963 1.000 1.61340 44.3 (L63)
18 26.7738 0.200
19 7.7784 4.378 1.49782 82.5 (L71)
20 -60.0000 6.482 1.56384 60.7 (L72)
21 3.5807 3.060
22 -4.3737 5.406 1.69680 55.5 (L81)
23 ∞ 3.400 1.65412 39.7 (L82)
24 -8.3147
(条件対応式)
(1)|r1/F|=8.792
(2)|r2/F|=0.329
(3)|n12−n11|=0.357
(4)n71=1.49782
(5)n82=1.65412
第1実施例についての諸収差図を図2に示す。この図から、第1実施例に係る液浸系顕微鏡対物レンズでは、色収差補正範囲が通常のアポクロマート級顕微鏡対物レンズのd線、C線、F線、g線に加え、h線の波長においてもNA=1.2、視野数25まで良好に補正されていることが分かる。
(第2実施例)
第2実施例において使用した液浸系顕微鏡対物レンズは、浸液を水とした倍率60倍、開口数1.25を有するアポクロマート級顕微鏡対物レンズである。この第2実施例のレンズ構成の具体的な数値を下の表2に示す。
(表2)
β=−60.0, NA=1.25, WD=0.27, F=3.339、
|n0−n11|=0.126
面番号 r d nd νd レンズ名
1 -14.5828 0.700 1.45850 67.8 (L11)
2 -1.1000 2.209 1.81600 46.6 (L12)
3 -2.6100 0.100
4 -12.0000 2.881 1.59240 68.3 (L2)
5 -5.5716 0.150
6 -19.7945 1.000 1.51742 52.3 (L31)
7 11.1665 8.027 1.49782 82.5 (L32)
8 -10.7830 0.150
9 86.3534 1.000 1.56384 60.7 (L41)
10 12.8470 7.500 1.43385 95.3 (L42)
11 -16.1318 1.000
12 -113.6264 1.000 1.64000 60.1 (L51)
13 14.2946 6.934 1.43385 95.3 (L52)
14 -18.1199 0.200
15 13.4379 1.500 1.81600 46.6 (L61)
16 10.0687 7.000 1.43385 95.3 (L62)
17 -13.6579 1.000 1.61340 44.3 (L63)
18 37.4621 0.200
19 7.5000 5.015 1.49782 82.5 (L71)
20 -60.0000 5.117 1.64000 60.1 (L72)
21 3.6491 3.409
22 -4.3438 3.967 1.69680 55.5 (L81)
23 268.0706 3.500 1.65412 39.7 (L82)
24 -7.6149
(条件対応式)
(1)|r1/F|=4.368
(2)|r2/F|=0.329
(3)|n12−n11|=0.357
(4)n71=1.49782
(5)n82=1.65412
第2実施例についての諸収差図を図4に示す。この図から、第2実施例に係る液浸系顕微鏡対物レンズでは、色収差補正範囲が通常のアポクロマート級顕微鏡対物レンズのd線、C線、F線、g線に加え、h線の波長においてもNA=1.25、視野数25まで良好に補正されていることが分かる。
(第3実施例)
第3実施例において使用した液浸系顕微鏡対物レンズは、浸液を水とした倍率60倍、開口数1.27を有するアポクロマート級顕微鏡対物レンズである。この第1実施例のレンズ構成の具体的な数値を下の表3に示す。
(表3)
β=−60.0, NA=1.27, WD=0.20, F=3.327
|n0−n11|=0.126
面番号 r d nd νd レンズ名
1 -17.9288 0.700 1.45850 67.8 (L11)
2 -1.1000 2.290 1.81600 46.6 (L12)
3 -2.5955 0.100
4 -12.3033 2.940 1.59240 68.3 (L2)
5 -5.5942 0.150
6 -17.3966 1.000 1.51742 52.3 (L31)
7 10.8005 8.520 1.49782 82.5 (L32)
8 -10.6596 0.150
9 60.1123 1.000 1.56384 60.7 (L41)
10 12.2858 7.500 1.43385 95.3 (L42)
11 -17.3742 1.000
12 -94.5784 1.000 1.64000 60.1 (L51)
13 15.8410 6.500 1.43385 95.3 (L52)
14 -18.1970 0.200
15 14.0273 1.500 1.81600 46.6 (L61)
16 10.5426 6.900 1.43385 95.3 (L62)
17 -11.9035 1.000 1.61340 44.3 (L63)
18 37.8805 0.200
19 7.5000 4.860 1.49782 82.5 (L71)
20 -63.3366 5.300 1.64000 60.1 (L72)
21 3.7585 3.320
22 -4.4706 4.000 1.69680 55.5 (L81)
23 45.7201 3.500 1.65412 39.7 (L82)
24 -7.6922
(条件対応式)
(1)|r1/F|=5.389
(2)|r2/F|=0.331
(3)|n12−n11|=0.357
(4)n71=1.49782
(5)n82=1.65412
第3実施例についての諸収差図を図6に示す。この図から、第3実施例に係る液浸系顕微鏡対物レンズでは、色収差補正範囲が通常のアポクロマート級顕微鏡対物レンズのd線、C線、F線、g線に加え、h線の波長においてもNA=1.27、視野数25まで良好に補正されていることが分かる。
図7は上記各実施例において液浸系顕微鏡対物レンズと組み合わせて使用された結像レンズの構成図であり、物体側から順に、両凸レンズM11と両凹レンズM12との貼り合せからなる第1接合レンズM1と、両凸レンズM21と両凹レンズM22との貼り合せからなる第2接合レンズM2とから構成されている。表4はこの結像レンズのレンズデータの一例である。表4における面番号は物体側から見たレンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dはレンズ面間隔を、ndは各レンズを構成するガラスのd線に対する屈折率を、νdは各レンズ(ガラス)のd線に対するアッベ数をそれぞれ示している。
(表4)
面番号 r d nd νd レンズ名
1 75.040 5.1 1.62280 57.03 (M11)
2 -75.040 2.0 1.74950 35.19 (M12)
3 1600.580 7.5
4 50.260 5.1 1.66755 41.96 (M21)
5 -84.540 1.8 1.61266 44.41 (M22)
6 36.910
上記諸元の結像レンズを用いた場合、上述の実施例1〜3の液浸系顕微鏡対物レンズとの間の間隔は50mm〜180mmの間であれば実用上特に問題はない。前述の図2,4,6に示す諸収差図は、上記間隔を150mmとしたときの結果である。なお、これらの結果は、上記間隔が50mm〜180mmの間であれば特に大きな相違はない。
以上から、本発明に係る液浸系顕微鏡対物レンズによれば、広視野(NA1.2〜1.27)、広波長域(d線、C線、F線、g線、h線)にわたって、諸収差(球面収差、非点収差及びコマ収差)を良好に補正することができ、優れた結合性能を発揮し得ることが分かる。
本発明の第1実施形態に係る液浸系顕微鏡対物レンズのレンズ構成図である。 本発明の第1実施形態に係る液浸系顕微鏡対物レンズの諸収差図である。 本発明の第2実施形態に係る液浸系顕微鏡対物レンズのレンズ構成図である。 本発明の第2実施形態に係る液浸系顕微鏡対物レンズの諸収差図である。 本発明の第3実施形態に係る液浸系顕微鏡対物レンズのレンズ構成図である。 本発明の第3実施形態に係る液浸系顕微鏡対物レンズの諸収差図である。 上記第1〜第3実施形態に対応する第1〜第3実施例に係る液浸系顕微鏡対物レンズと組み合わせて用いられる結像レンズのレンズ構成図である。
符号の説明
G1 第1レンズ群
G2 第2レンズ群
G3 第3レンズ群
L1 第1レンズ成分
L11 第1メニスカスレンズ
L12 第2メニスカスレンズ
L2 第2レンズ
L3 第3レンズ成分
L31 第3レンズ成分の負レンズ
L32 第3レンズ成分の正レンズ
L4 第4レンズ成分
L41 第4レンズ成分の負レンズ
L42 第4レンズ成分の正レンズ

Claims (4)

  1. 物体側から像側へ向かって順に、全体として正の屈折力を有する第1レンズ群、全体として正の屈折力を有する第2レンズ群、全体として負の屈折力を有する第3レンズ群を備え、前記第1レンズ群は、物体側から像側へ向かって順に、ともに物体側に凹面を向けた第1メニスカスレンズと第2メニスカスレンズとを貼り合わせてなる第1レンズ成分、正の屈折力を有する単レンズからなる第2レンズ、負レンズと正レンズとを貼り合わせてなる第3レンズ成分を有し、前記第2レンズ群は、負レンズと正レンズとを貼り合わせてなる第4レンズ成分を有し、前記第1メニスカスレンズにおける浸液と接する面の曲率半径をr1、前記第1メニスカスレンズと前記第2メニスカスレンズとの接合面の曲率半径をr2、全系の焦点距離をFとしたときに、
    1<|r1/F|<50
    0.1<|r2/F|<1.5
    の条件式を満足することを特徴とする液浸系顕微鏡対物レンズ。
  2. 前記第1メニスカスレンズの屈折率をn11、前記第2メニスカスレンズの屈折率をn12としたときに、
    |n12−n11|>0.3
    の条件式を満足することを特徴とする請求項1記載の液浸系顕微鏡対物レンズ。
  3. 前記第2レンズ群が、物体側から像側へ向かって順に、前記第4レンズ、負レンズと正レンズとを貼り合わせてなる第5レンズ成分、物体側に凸面を向けた負メニスカスレンズと両凸レンズと両凹レンズとをこの順で貼り合わせてなる第6レンズ成分を有したことを特徴とする請求項1又は2記載の液浸系顕微鏡対物レンズ。
  4. 前記第3レンズ群が、物体側から像側へ向かって順に、正レンズと負レンズとを貼り合わせて構成され、物体側に凸面を向けたメニスカスレンズ形状の第7レンズ成分、負レンズと正レンズとを貼り合わせてなり、物体側に凹面を向けたメニスカスレンズ形状の第8レンズ成分を有し、第7レンズを構成する前記正レンズの屈折率をn71、第8レンズを構成する前記正レンズの屈折率をn82としたときに、
    71>1.49
    82>1.6
    の条件式を満足することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の液浸系顕微鏡対物レンズ。
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