JP2005264126A - 接着剤及びそれを用いた床構造体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 貯蔵安定性に優れ、メチルイソブチルケトンなどの有機溶剤を必要とせず、TVOCが放出しない変成シリコーン系接着剤、及び該接着剤を用いた床構造体を提供する。
【解決手段】 主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体100重量部、針状結晶フィラー2〜30重量部、タルク30〜200重量部、重量平均分子量2000以上のヒンダードアミン0.1〜10重量部、及びシリル化触媒0.5〜5重量部からなる接着剤。
【選択図】 なし

Description

本発明は、変成シリコーン系接着剤、及びこの接着剤を用いた床構造体に関する。
最近、床材の接着に、エポキシ樹脂や酢酸ビニル樹脂系の硬い接着剤ではなく、変成シリコーン系接着剤のように、硬化皮膜がゴム弾性を有する柔軟な接着剤が用いられている。これは、従来、問題になっていた床鳴りを防止できるからである。
しかしながら、例えば、床暖房仕様の床材の接着には、冬場の床材の目隙の問題から従来の硬化皮膜の硬い接着剤が用いられている。このような接着剤として、例えば、変成シリコーン−エポキシ1成分系接着剤が用いられている。
特開平8−325553号公報
しかしながら、特許文献1に記載の接着剤は、貯蔵安定性に問題があり、またメチルイソブチルケトンのような有機溶剤が必須であるため、総揮発性有機化合物(TVOC)の放出量が多いという問題があった。
本発明は、貯蔵安定性に優れ、メチルイソブチルケトンなどの有機溶剤を必要とせず、TVOCが放出しない変成シリコーン系接着剤、及び該接着剤を用いた床構造体を提供することを目的とする。
本願の第1の発明は、主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体、針状結晶フィラー、タルク、重量平均分子量2000以上のヒンダードアミン、及びシリル化触媒からなる接着剤である。
また、第2の発明は、主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体、針状結晶フィラー、タルク、重量平均分子量2000以上のヒンダードアミン、シリル化触媒、エポキシ化合物、及びケチミン化合物からなる接着剤である。
第2の発明のある特定の局面では、エポキシ化合物としてエポキシ基を有するアクリルポリマーが用いられる。
第2の発明のさらに他の特定の局面では、ケチミン化合物としてケチミンシランが用いられる。
第1及び第2の発明のさらに他の特定の局面では、シリル化触媒として架橋可能なシリル基を有するスズ系触媒を用いることが好ましい。
本発明に係る床構造体は、床材と床構造体とが本発明の接着剤を用いて接着積層されている。
以下、本発明の詳細を説明する。
(第1の発明の説明)
第1の発明において、主鎖が本質的にポリエーテルの有機重合体としては、ポリオキシアルキレンが挙げられる。ポリオキシアルキレンとしては、例えば、ポリオキシエチレン及びポリオキシブチレンなどが挙げられる。これらのポリオキシアルキレンとしては、一般に市販されているものを好ましく用いることができる。
主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体としては、特に限定されないが、主鎖の末端に架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体が好ましい。この主鎖の末端に架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体は、例えば、末端にアリル基を有するポリオキシアルキレンを、VIII族遷移金属の存在下で下記の組成式(1)
abHSi(1)
(式中、Rは1価炭化水素基及びハロゲン化1価炭化水素基からなる群より選択される基であり、aが2または3の場合、Rはそれぞれ同じでも異なっていてもよい。Xはハロゲン、アルコキシ基、アシロキシ基及びケトキシメート基からなる群より選択される原子または基を示す。bが2または3の場合、Xはそれぞれ同じでも異なっていてもよい。a及びbは0〜3の整数を表し、かつa+b=3を満足する。)により表される水素化ケイ素化合物と反応させることによって得られる。
架橋可能な加水分解性シリル基としては、特に限定されないが、反応後に有害な副生成物が生じないメトキシシリル基及びエトキシシリル基などのアルコキシシリル基が好ましい。
主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体としては、数平均分子量が4000〜30000のものが好ましく、特に数平均分子量が10000〜30000で分子量分布(Mw/Mn)が1.6以下のものが好ましい。上記の水素化ケイ素化合物と、ポリオキシアルキレン樹脂とを反応させて得られる有機重合体を用いてもよいが、一般に市販されているものを好ましく用いることができる。このような市販の有機重合体としては、例えば、鐘淵化学工業(株)からは、商品名MSポリマーとして、MSポリマーS−203、S−303、及びS−903など、商品名サイリルポリマーとして、サイリルSAT−200、MA430、MAX447、SAT−350、及びSAT−400など、また、旭硝子(株)からは、エクセスターESS−3620、ESS−3430、ESS−2420、及びESS−2410などが市販されている。主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体は、1種類だけを用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
本発明において用いる針状結晶フィラーとしては、特に限定されないが、例えば、金属チタン酸カリウムウィスカー、塩基性硫酸マグネシウムウィスカー、ホウ酸アルミニウムウィスカー、及び炭酸カルシウムウィスカーなどが挙げられる。針状結晶フィラーは、1種類だけを用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体100重量部に対し、針状結晶フィラーの添加量は、2〜30重量部である。2重量部より少ないと、弾性率アップの効果が少なくなる。一方、30重量部を超えると、接着剤の粘度が高くなり、その結果、作業性に支障をきたす。
本発明において用いるタルクは、BET比表面積2m2/g〜12m2/gのものが好ましい。2m2/g未満では、粘度が高くなり、作業性悪化となることがあり、12m2/gを超えると、硬化物が脆くなることがある。
主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体100重量部に対し、タルクの添加量は、30〜200重量部である。添加量が30
重量部より少ないと、本発明の効果が得られない。一方、200重量部を超えると、接着剤の粘度が高くなり、その結果、作業性に支障をきたす。
本発明において用いる重量平均分子量2000以上のヒンダードアミンは、例えば、床暖房用の温水パイプの劣化防止に必須であり、重量平均分子量2000〜4000のものが好ましい。重量平均分子量が2000未満では、流出しやすく、劣化防止効果が少なくなるおそれがある。また、重量平均分子量が4000を超えると、劣化防止効果が小さくなるおそれがある。
主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体100重量部に対し、ヒンダードアミンの添加量は、0.1〜10重量部である。添加量が0.1重量部より少ないと、劣化防止効果小さくなる。一方、10重量部を越えると、分散性が低下する。
本発明において用いるシリル化触媒は、接着剤を硬化させるものであり、このようなシリル化触媒として、シラノール縮合触媒などが挙げられる。シラノール縮合触媒としては、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫オキサイド、ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫フタレート、ビス(ジブチル錫ラウリン酸)オキサイド、ジブチル錫ビスアセチルアセトナート、ジブチル錫ビス(モノエステルマレート)、オクチル酸錫、ジブチル錫オクトエート、及びジオクチル錫オキサイドなどのスズ化合物、テトラ−n−ブトキシチタネート及びテトライソプロポキシチタネートなどのチタネート系化合物、ジブチルアミン−2−エチルヘキソエートなどのアミン塩、及び他の酸性触媒や塩基性触媒などが挙げられる。シリル化触媒は、1種類だけを用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体100重量部に対し、シリル化触媒の添加量は、0.5〜5重量部とすることが好ましい。0.5重量部より少ないと、触媒効果が小さくなる。一方、5重量部を超えると、硬化が早くなり、その結果、作業性に支障をきたす。
(第2の発明の説明)
エポキシ化合物及びケチミン化合物を添加することによって、接着剤の貯蔵安定性を向上させることができる。
第2の発明において用いるエポキシ化合物としては、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF型エポキシ樹脂、テトラブロモビスフェノールAのグリシジルエーテルなどの難燃型エポキシ樹脂、ノボラック型エポキシ樹脂、水添ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールAプロピレンオキサイド付加物のグリシジルエーテル型エポキシ樹脂、p−オキシ安息香酸グリシジルエーテルエステル型エポキシ樹脂、m−アミノフェノール系エポキシ樹脂、ジアミノジフェニルメタン系エポキシ樹脂、ウレタン変性エポキシ樹脂、各種脂環式エポキシ樹脂、N,N−ジグリシジルアニリン、N,N−ジグリシジル−o−トルイジントリグリシジルイソシアヌレート、ポリアルキレングリコールジグリシジルエーテル、グリセリンなどの多価アルコールのグリシジルエーテル、ヒダントイン型エポキシ樹脂、及び石油樹脂などの不飽和重合体のエポキシ化物などが挙げられる。これら例示したエポキシ化合物に限定されるものではなく、一般に用いられているエポキシ化合物を用いることができる。
主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体100重量部に対し、エポキシ化合物の添加量は、1〜100重量部である。1重量部より少ないと、本発明の効果である貯蔵安定性が得られず、100重量部を越えると、接着剤の物性が脆くなる。
ケチミン化合物とは、ケトンのカルボニル基の酸素がイミノ基に置換された化合物である。ケチミン化合物としては、2,5,8−トリアザ−1,8−ノナジエン、2,10−ジメチル−3,6,9−トリアザ−2,9−ウンデカジエン、2,10−ジフェニル−3,6,9−トリアザ−2,9−ウンデカジエン、3,11−ジメチル−4,7,10−トリアザ−3,10−トリデカジエン、3,11−ジエチル−4,7,10−トリアザ−3,10−トリデカジエン、2,4,12,14−テトラメチル−5,8,11−トリアザ−4,11−ペンタデカジエン、2,4,20,22−テトラメチル−5,12,19−トリアザ−4,19−トリエイコサジエン、2,4,15,17−テトラメチル−5,8,11,14−テトラアザ−4,14−オクタデカジエン、9−(3−ブトキシ−2−ヒドロキシプロピル)−5,13−ジメチル−6,9,12−トリアザ−5,12−ヘプタデカジエン、1,2−エチレンビス(イソペンチリデンイミン)、1,2−へキシレンビス(イソペンチリデンイミン)、p,p´−ビフェニレンビス(イソペンチリデンイミン)、1,2−エチレンビス(イソプロピリデンイミン)、1,3−プロピレンビス(イソプロピリデンイミン)、及びp−フェニレンビス(イソペンチリデンイミン)などが挙げられる。
主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体100重量部に対し、ケチミン化合物の添加量は、0.5〜30重量部である。0.5重量部より少ないと、本発明の効果である貯蔵安定性が得られない。一方、30重量部より多いと、極端に硬化が遅くなる。
なお、主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体、針状結晶フィラー、タルク、重量平均分子量2000以上のヒンダードアミン、及びシリル化触媒においては、上述した第1の発明のものを用いることができる。
第2の発明において、エポキシ化合物の内、エポキシ基を有するアクリルポリマーを好ましく用いることができる。エポキシ基を有するアクリルポリマーとしては、重量平均分子量が1000〜10000のアクリルポリマーにエポキシ基を導入したものが挙げられる。市販品としては、東亜合成株式会社製の「ARUFON UG」シリーズなどが挙げられる。
第2の発明において、ケチミン化合物の内、ケチミンシランを好ましく用いることができる。ケチミンシランとしては、N−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−(トリエトキシシリル)−1−プロパンアミンなどが挙げられる。
また、第1及び第2の発明において、シリル化触媒の内、架橋可能なシリル基を有するスズ系触媒を好ましく用いることができる。このような架橋可能なシリル基を有するスズ系触媒としては、ジアルキル錫オキサイド及びジアルキル錫ジアセテートなどの4価スズ化合物と、テトラエトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、ジフェニルジメトキシシラン、及びフェニルトリメトキシシランなどの加水分解性シリル基を有する低分子ケイ素化合物との反応物などが挙げられる。これらの触媒は、シラノール縮合反応を顕著に加速させる硬化触媒として有効である。
また、第1の発明及び第2の発明の接着剤には、必要に応じて、以下の化合物を添加することが可能である。
(1)1分子中にアミノ基及びアルコキシシリル基を有する化合物
例えば、3−アミノプロピルトリメトキシシラン、3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルトリエトキシシラン、N,N’−ビス−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、N,
N’−ビス−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、N,N’−ビス−[3−(メチルジメトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、N,N’−ビス−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]ヘキサメチレンジアミン、N,N’−ビス−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]ヘキサメチレンジアミン、N,N’−ビス−[3−(メチルジメトキシシリル)プロピル]ヘキサメチレンジアミン、N,N−ビス−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、N,N−ビス−[3−(メチルジメトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、N,N−ビス−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]エチレンジアミン、N,N−ビス−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]ヘキサメチレンジアミン、N,N−ビス−[3−(メチルジメトキシシリル)プロピル]ヘキサメチレンジアミン、N,N−ビス−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]ヘキサメチレンジアミン、N,N−ビス−[3−(トリメトキシシリル)プロピル]アミン、N,N−ビス−[3−(トリエトキシシリル)プロピル]アミン、及びN,N−ビス−[3−(メチルジメトキシシリル)プロピル]アミンなどが挙げられる。これらは1種類だけを用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。これらの添加剤を用いることによって、接着性を向上させることができる。
(2)脱水剤
例えば、ビニルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、テトラエトキシシラン、メチ ルトリメトキシシラン、メチルトリエトキシシラン、テトラメトキシシラン、テトラエトキシシラン、フェニルトリメチルシラン、及びジフェニルジメトキシシランなどのシラン化合物類、オルトギ酸メチル、オルトギ酸エチル、オルト酢酸メチル、及びオルト酢酸エチルなどの加水分解性エステル化合物類が挙げられる。これらは1種類だけを用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
(3)各種の充填剤
例えば、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、含水ケイ酸、無水ケイ酸、ケイ酸カルシウム、シリカ、二酸化チタン、クレー、タルク、カーボンブラック、及びガラスバルーンなどが挙げられる。これらは1種類だけを用いてもよいし、何種類かを併用してもよい。
(4)可塑剤
例えば、リン酸トリブチル、リン酸トリクレジルなどのリン酸エステル類、フタル酸ジオクチルなどのフタル酸エステル類、グリセリンモノオレイン酸エステルなどの脂肪酸一塩基酸エステル類、アジピン酸ジブチル、アジピン酸ジオクチルなどの脂肪酸二塩基酸エステル類、ポリプロピレングリコール類などが挙げられる。これらは1種類だけを用いてもよいし、2種類以上を併用してもよい。
(5)タレ防止剤
例えば、水添ひまし油、脂肪酸ビスアマイド、及びヒュームドシリカなどのタレ防止剤を添加してもよい。 更に必要に応じて老化防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、
溶剤、及び香料などを用いることができる。
(6)シランカップリング剤
例えば、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランなどのエポキシ基を有するシラン化合物が挙げられる。
(床構造体の説明)
本発明の床構造体は、上記の本発明による接着剤を用いて、床材と床構造部材とを積層接着することにより得られる。床材としては、針葉樹合板などの合板、MDF(メディアムデンシティファイバーボード)などの木質フローリング、ラワン合板でパネル化した床パネルなどが挙げられる。また、床構造部材とは、住宅などの床として用いる床材と積層
接着して用いる部材であり、このような部材としては、温水パイプを配管して床暖房に用いる床暖房ユニットなどが挙げられる。
また、床材の積層接着の際、粘着テープを併用することにより、接着剤硬化初期の接着力を補うことも可能である。
第1の発明に係る接着剤は、主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体100重量部、針状結晶フィラー2〜30重量部、タルク30〜200重量部、重量平均分子量2000以上のヒンダードアミン0.1〜10重量部、及びシリル化触媒0.5〜5重量部からなるため、硬化物が、耐熱性及び耐水性などの耐久性に優れており、かつ接着強度に優れている。また、メチルイソブチルケトンなどの有機溶剤を用いていないので、総揮発性有機化合物の放出量が少ない。従って、本発明に係る接着剤は、床材のような建材などの接着剤として有用である。
第2の発明に係る接着剤では、第1の発明に係る接着剤組成物に、エポキシ化合物及びケチミン化合物がさらに上記特定の割合で含まれているため、第1の発明に係る接着剤で得られる効果に加えて、さらに、貯蔵安定性が高められる効果も得られる。
また、本発明の床構造体は、本発明の接着剤を用いて構成されているので、耐熱性、耐水性などの耐久性に優れている。
以下、本発明の具体的な実施例を説明することにより、本発明を明らかにする。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体(鐘淵化学製、商品名;サイリルSAT400)を100重量部、充填材としてコロイダル炭酸カルシウムCCR(白石カルシウム製)を40重量部、タルク(日本タルク工業製、商品名;タルクSS)を100重量部、針状結晶フィラー(大塚化学製、商品名;金属チタン酸カリウムティスモD)を15重量部、ヒンダードアミン(チバケミカルスペシャリティ製、商品名;チマソーブ2020FDL)を2重量部、添加剤としてビニルトリメトキシシラン(信越化学工業製)を3重量部、脱水剤として3−アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業製)を2重量部、及びシリル化触媒(日東化成製、商品名;ネオスタンU−700)を2重量部をプラネタリーミキサーを用い、60分間真空混練して接着剤を得た。
(実施例2)
主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体(鐘淵化学製、商品名;サイリルSAT400)を100重量部、エポキシ化合物(ジャパンエポキシ製、商品名;エピコート828)を15重量部、充填材としてコロイダル炭酸カルシウムCCR(白石カルシウム製)を40重量部、タルク(日本タルク工業製、商品名;タルクSS)を100重量部、針状結晶フィラー(大塚化学製、商品名;金属チタン酸カリウムティスモD)を15重量部、ヒンダードアミン(チバケミカルスペシャリティ製、商品名;チマソーブ2020FDL)を2重量部、添加剤としてビニルトリメトキシシラン(信越化学工業製)を3重量部、ケチミン化合物としてN−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−(トリエトキシシリル)−1−プロパンアミン(チッソ製)を3重量部、及びシリル化触媒(日東化成製、商品名;ネオスタンU−700)を2重量部をプラネタリーミキサーを用い、60分間真空混練して接着剤を得た。
(実施例3)
実施例2において用いたエピコート828(ジャパンエポキシ製)を、商品名;ARUFON UG−4010(東亜合成製)に代えた以外は、実施例2と同様にして接着剤を得た。
(実施例4)
実施例3において用いたARUFON UG−4010(東亜合成製)の使用量を15重量部から20重量部に代え、N−(1,3−ジメチルブチリデン)−3−(トリエトキシシリル)−1−プロパンアミン(チッソ製)を、商品名;H−30(ジャパンエポキシ製)に代えて、H−30の使用量を10重量部にした以外は実施例3と同様にして接着剤を得た。
(比較例1)
主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体(鐘淵化学製、商品名;サイリルSAT400)を100重量部、充填材としてコロイダル炭酸カルシウムCCR(白石カルシウム製)を100重量部、針状結晶フィラー(大塚化学製、商品名;金属チタン酸カリウムティスモD)を30重量部、ヒンダードアミン(チバケミカルスペシャリティ製、商品名;チマソーブ2020FDL)を2重量部、添加剤としてビニルトリメトキシシラン(信越化学工業製)を3重量部、脱水剤として3−アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業製)を2重量部、及びシリル化触媒(日東化成製、商品名;ネオスタンU−700)を2重量部をプラネタリーミキサーを用い、60分間真空混練して接着剤を得た。
(比較例2)
主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体(鐘淵化学製、商品名;サイリルSAT400)を100重量部、充填材としてコロイダル炭酸カルシウムCCR(白石カルシウム製)を50重量部、タルク(日本タルク工業製、商品名;タルクSS)を200重量部、ヒンダードアミン(チバケミカルスペシャリティ製、商品名;チマソーブ2020FDL)を2重量部、添加剤としてビニルトリメトキシシラン(信越化学工業製)を3重量部、脱水剤として3−アミノエチルアミノプロピルトリメトキシシラン(信越化学工業製)を2重量部、及びシリル化触媒(日東化成製、商品名;ネオスタンU−700)を2重量部をプラネタリーミキサーを用い、60分間真空混練して接着剤を得た。
(比較例3)
主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体(鐘淵化学製、商品名;サイリルSAT400)を100重量部、エポキシ化合物(ジャパンエポキシ製、商品名;エピコート828)を20重量部、充填材としてコロイダル炭酸カルシウムCCR(白石カルシウム製)を100重量部、ヒンダードアミン(チバケミカルスペシャリティ製、商品名;チマソーブ2020FDL)を2重量部、添加剤としてビニルトリメトキシシラン(信越化学工業製)を3重量部、ケチミン化合物(ジャパンエポキシ製、商品名;H−30)を10重量部、及びシリル化触媒(日東化成製、商品名;ネオスタンU−700)を2重量部をプラネタリーミキサーを用い、60分間真空混練して接着剤を得た。
実施例1〜4及び比較例1〜3によって得られた接着剤の材料と各材料の使用量とを表1に示した。なお、表中の数字の単位は重量部であり、−は添加していないことを示す。
Figure 2005264126
実施例1〜4及び比較例1〜3によって得られた接着剤について、以下の方法により試験した。
(1)粘度
BS粘度計を用い、ローターNO.6で回転数10rpm、接着剤の温度が23℃のときの粘度を測定した。
(2)チキソ性
BS粘度計を用い、回転数1rpm及び回転数10rpm、接着剤の温度が23℃のときの粘度を測定し、(1rpmでの粘度)/(10rpmでの粘度)の比を測定した。
(3)床材の目隙試験
80℃で1週間乾燥した針葉樹合板1(300mm×1800mm×20mm厚)の短手方向に、接着剤を300mm間隔で6mm幅のビード状に6本塗布した後、別の針葉樹合板2(300mm×900mm×12mm厚)を水平に積層した。2枚の針葉樹合板を
積層した後、針葉樹合板2のコーナー端部4カ所を釘で固定して床構造体を得た。この構造体を室温23℃、湿度55%の雰囲気下で2週間養生し、80℃で1週間乾燥した後、2枚の床材間に生じた目隙を測定した。
(4)床材の床鳴り試験
針葉樹合板(300mm×450mm×20mm厚)の短手方向に接着剤を300mm間隔(中心線振り分け)で6mm幅のビード状に2本塗布した後、針葉樹合板の上に床材(300×450mm×12mm厚)を水平に積層した。圧力を加えて接着剤を押し広げた後、床材の中央部に10kgの重りを乗せて圧締し、床構造体を得た。この床構造体を室温23℃、湿度55%の雰囲気下で2週間養生した後、針葉樹合板の短手方向の両端部を支持台で支持し、床材上の中心部に500mm/分の速度で3mm変位の曲げ応力を加えて、剥離もしくは割れによる床鳴りの発生の有無を測定した。
○:床鳴り無し
×:床鳴りあり
(5)貯蔵安定性の評価
得られた接着剤を、変性シリコーン専用カートリッジ(昭和丸筒製)に空気が混入しないように充填し、50℃において1週間熱履歴を加えた。その後、室温23℃において24時間放置し、粘度を測定した。
○:初期の粘度に対して、粘度が1.5倍未満
×:初期の粘度に対して、粘度が1.5倍以上
−:評価せず
Figure 2005264126
本発明の接着剤は、表2に示すように、低粘度であり、チキソ性も高く、貯蔵安定性も良好な結果であることがわかる。また、本発明の接着剤を用いた床材の目隙試験も良好な結果である。

Claims (6)

  1. 主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体100重量部、針状結晶フィラー2〜30重量部、タルク30〜200重量部、重量平均分子量2000以上のヒンダードアミン0.1〜10重量部、及びシリル化触媒0.5〜5重量部からなることを特徴とする接着剤。
  2. 主鎖が本質的にポリエーテルでありかつ架橋可能な加水分解性シリル基を有する有機重合体100重量部、針状結晶フィラー2〜30重量部、タルク30〜200重量部、重量平均分子量2000以上のヒンダードアミン0.1〜10重量部、シリル化触媒0.5〜5重量部、エポキシ化合物1〜100重量部、及びケチミン化合物0.5〜30重量部からなることを特徴とする接着剤。
  3. 前記エポキシ化合物が、エポキシ基を有するアクリルポリマーであることを特徴とする請求項2に記載の接着剤。
  4. 前記ケチミン化合物が、ケチミンシランであることを特徴とする請求項2に記載の接着剤。
  5. 前記シリル化触媒が、架橋可能なシリル基を有するスズ系触媒であることを特徴とする請求項1または2に記載の接着剤。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の接着剤を用いて、床材と床構造部材とが接着積層されていることを特徴とする床構造体。
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