JP2005263382A - 給紙装置及びこれを用いた画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及びこれを用いた画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005263382A
JP2005263382A JP2004076529A JP2004076529A JP2005263382A JP 2005263382 A JP2005263382 A JP 2005263382A JP 2004076529 A JP2004076529 A JP 2004076529A JP 2004076529 A JP2004076529 A JP 2004076529A JP 2005263382 A JP2005263382 A JP 2005263382A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paper
jam
remaining amount
sheet
memory
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004076529A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4353834B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Okui
潔 奥井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Document Solutions Inc
Original Assignee
Kyocera Mita Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyocera Mita Corp filed Critical Kyocera Mita Corp
Priority to JP2004076529A priority Critical patent/JP4353834B2/ja
Publication of JP2005263382A publication Critical patent/JP2005263382A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4353834B2 publication Critical patent/JP4353834B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

【課題】本発明は、用紙継ぎ足し面の不整合に起因する給紙ジャムが生じた場合でも、ユーザ等による当該給紙ジャムの原因究明並びに再発防止をサポートすることが可能な給紙装置、及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明に係る給紙装置は、用紙残量の増量が検出される毎にその増量前の用紙残量を記憶するメモリ8と、給紙ジャムが検出される毎にその時の用紙残量とメモリ8の記憶内容とが一致するか否かを判定し、両者の一致回数が所定回数に達したときに当該給紙ジャムの要因を用紙継ぎ足し面の不整合であると判定するジャム要因判定部6(MPU)と、給紙ジャムの要因が用紙継ぎ足し面の不整合であると判定された場合にその旨を報知する報知部3(フロントパネル)と、を有して成る構成としている。
【選択図】 図3

Description

本発明は、用紙の収納及び搬送を行う給紙装置、及びこれを用いた画像形成装置に関するものである。
近年、複写機やプリンタ等に代表される画像形成装置においては、その品質向上によって、印字動作中におけるジャムの発生が極めて低頻度に抑えられており、中には、給紙カセットからの用紙搬出時における給紙ジャムの発生率が1000分の1程度にまで低減された機種も存在する。
しかしながら、ジャムを皆無にすることは技術的に不可能であり、特に、推奨紙のスペックから外れた粗悪用紙(裏紙など)が使用された場合には、ジャムの発生頻度が格段に高くなるおそれがあった。
そのため、従来の画像形成装置の多くは、装置に何らかの不具合(例えばジャム)が生じたことを自動的に検出する自己診断機能を具備し、不具合の発生時には、装置の動作を強制的に停止するとともに、その不具合内容を報知する構成とされていた(例えば、特許文献1を参照)。
特開平5−301430号公報 特開2002−274697号公報 特開平3−177236号公報
確かに、上記構成から成る画像形成装置であれば、ユーザやサービスマンによる不具合原因の究明やその再発防止をサポートすることが可能である。例えば、画像形成動作開始時や最終用紙の給紙時にジャムが生じた場合であれば、ユーザ等は、その報知内容から、比較的容易に、給紙カセットの不具合によってジャムを生じた可能性が高いと判断することができるので、迅速かつ的確にジャムの再発防止策(給紙ローラ表面の清掃・払拭や用紙支持バネの支持圧再設定など)を講じることが可能となる。
しかしながら、上記給紙ジャムは、連続印字動作の途中にも稀に発生することがあり、このような場合には、画像形成動作開始時や最終用紙の給紙時にジャムが生じた場合に比べて、ジャムの発生要因を追求することが困難であった。
特に、用紙継ぎ足し面の不整合(給紙カセットへの用紙追加時における用紙の捌き方が不十分であったために形成された新旧用紙間の不整合)に起因する給紙ジャムは、用紙を補給するタイミングや当該補給を行ったユーザが不特定であるため、連続印字動作の途中に突然発生する上、原因究明に結びつく痕跡を殆ど(或いは全く)残さないことが多い。そのため、その発生要因の追求は極めて困難であり、ユーザ等は、結局、原因不明のままジャム解除のみを行って印字動作を再開せざるを得ず、的確にジャムの再発防止策を講じることができなかった。
なお、従来より、用紙の補給や残量検出に関連する技術としては、用紙切れが発生した場合にその用紙の補給方法を表示する画像形成装置(特許文献2を参照)や、給送回転体の位置に応じてシート積載量を検出するシート給送装置(特許文献3を参照)等が開示・提案されているが、いずれの文献においても、用紙継ぎ足し面の不整合に起因する給紙ジャムの識別や報知については、考慮・言及されていなかった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、用紙継ぎ足し面の不整合に起因する給紙ジャムが発生した場合でも、ユーザ等による当該給紙ジャムの原因究明並びに再発防止をサポートすることが可能な給紙装置、及びこれを用いた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成すべく、本発明に係る給紙装置は、用紙を収納する用紙収納部と、該用紙収納部の用紙残量を検出する用紙残量センサと、前記用紙収納部からの用紙搬出時に生じた給紙ジャムを検出する給紙ジャムセンサと、を有して成る給紙装置において、前記用紙残量の増量が検出される毎にその増量前の用紙残量を記憶するメモリと、給紙ジャムが検出される毎にその時の用紙残量と前記メモリの記憶内容とが一致するか否かを判定し、両者の一致回数が所定回数に達したときに当該給紙ジャムの要因を用紙継ぎ足し面の不整合であると判定するジャム要因判定部と、給紙ジャムの要因が用紙継ぎ足し面の不整合であると判定された場合にその旨を報知する報知部と、を有して成る構成としている。
なお、上記構成から成る給紙装置において、前記用紙残量センサは、前記用紙残量を複数階層に分けて段階的に検出する構成にするとよい。
また、上記構成から成る給紙装置において、前記用紙残量センサは、前記用紙残量がなくなったことを検出したときに前記メモリの記憶内容を全て消去する構成にするとよい。
また、上記構成から成る給紙装置において、前記メモリは、増量前の前記用紙残量を記憶するに際し、新たに記憶される用紙残量よりも多量の用紙残量が既に記憶されている場合には、当該既存の記憶内容を消去する構成にするとよい。
また、上記構成から成る給紙装置において、前記ジャム要因判定部は、給紙ジャム検出時の用紙残量と前記メモリの記憶内容との不一致回数が所定回数に達したときに前記メモリの記憶内容を全て消去する構成にするとよい。
また、上記構成から成る給紙装置において、前記報知部は、給紙ジャムの要因が用紙継ぎ足し面の不整合である旨の報知とともに、前記用紙収納部の用紙を裁いてセットし直すべきである旨を報知する構成にするとよい。
また、本発明に係る画像形成装置は、用紙の収納手段並びに画像形成部への給紙手段として、上記いずれかの構成から成る給紙装置を有して成る構成としている。
本発明に係る給紙装置、及びこれを用いた画像形成装置であれば、用紙継ぎ足し面の不整合に起因する給紙ジャムが発生した場合でも、ユーザ等による当該給紙ジャムの原因究明並びに再発防止をサポートすることが可能となる。
以下では、用紙の収納手段並びに画像形成部への給紙手段として、本発明に係る給紙装置を有して成るプリンタを例に挙げて説明を行う。図1は本発明に係るプリンタの一実施形態を示す縦断面図である。
本図に示す通り、本実施形態のプリンタ1は、メインコントロール基板2と、エンジン制御基板5と、光学ユニット10と、ドラムユニット20と、現像ユニット30と、定着ユニット40と、用紙搬送ユニット50と、を有して成る。
メインコントロール基板2は、ホストコンピュータ(パソコンやワープロ等)からの指令や画像データをエンジン制御基板5や光学ユニット10に送出する。エンジン制御基板5は、メインコントロール基板2を介して入力されるホストコンピュータの指令に基づいて、画像形成部(光学ユニット10、ドラムユニット20、現像ユニット30、定着ユニット40、及び用紙搬送ユニット50)を制御し、用紙への画像形成動作を行う。
光学ユニット10は、メインコントロール基板2を介して入力されるホストコンピュータからの画像データに基づいて、ドラムユニット20の感光走査を行うプリントヘッドである。ドラムユニット20は、光学ユニット10によって静電潜像が形成されるドラム22と、ドラム22の帯電状態を均一化するメインチャージャ24と、ドラム22の残存電荷や残存トナーを除去する清掃器26と、を有して成る。現像ユニット30は、ドラム22の静電潜像にトナーパウダーを付着させてトナー画像を現像する現像ローラ32と、該現像ローラ32で用いられるトナーパウダーが充填されたトナーコンテナ34と、を有して成る。定着ユニット40は、転写されたトナー画像(トナーパウダー)を用紙に加熱圧着するヒートローラ42と、プレスローラ44と、を有して成る。
用紙搬送ユニット50は、用紙を収納する給紙カセット51と、給紙カセット51に収納された用紙を1枚ずつ所定の搬送タイミングで取り出す給紙ローラ52と、給紙ローラ52の用紙重送を防止するリタードローラ53と、ドラム22上に形成されたトナー画像を用紙に転写する転写ローラ54と、ドラム22上に形成されたトナー像と用紙の先端を合わせるとともに、用紙スキューの防止に必要な一定の撓み量を確保するように搬送タイミングを調整するレジストローラ55と、該レジストローラ55の給紙上流側で用紙の到達を検出するレジストセンサ56と、を有して成る。
また、本図には示していないが、用紙搬送ユニット50は、用紙残量を装置外部から目視可能とする窓と、用紙残量を検出する用紙残量センサと、給紙ジャム(給紙カセット51からの用紙搬出時に生じたジャム)を検出する給紙ジャムセンサと、を有して成る。
上記の用紙残量センサは、用紙を支持するバネの変形量に応じて段階的に変遷する電気信号を生成し、当該電気信号をメインコントロール基板2やエンジン制御基板5に送出する。これにより、各基板2、5側では、用紙残量センサからの電気信号に基づいて、用紙残量を階層的に検知することが可能となる。このように、用紙残量を複数階層に分けて段階的に検出する構成であれば、装置規模やコストの増大を招くことなく、簡易に実現することが可能である。なお、本実施形態のプリンタ1は、図2に示すように、給紙カセット51の用紙残量を6段階(階層A〜階層E、及び用紙なし)に分離して検出する構成とされている。ただし、用紙残量の階層数はこれに限定されるものではなく、任意の階層数に設定すればよい。また、無段階に用紙残量を検出する構成としても構わない。
上記構成から成るプリンタ1は、メインチャージャ24によってドラム22を所定電位に帯電させる帯電工程と、光学ユニット10の選択露光によってドラム22に静電潜像を形成する露光工程と、現像ローラ32によって静電潜像にトナーを付着させてトナー像を形成する現像工程と、転写ローラ54によってトナー像を用紙に転写して所望画像を形成する転写工程と、定着ユニット40によって所望画像を用紙に定着させる定着工程と、を順次行う構成であり、転写工程を終えたドラム22の残存電荷及び残存トナーは、清掃器26によって除去される。
なお、本図破線で示すように、本実施形態のプリンタ1では、レジストローラ55への用紙供給源として、上記の給紙カセット51以外に、装置本体の側部開口に設けられたMPT[Multi Purpose Tray]を選択することができる。また、本実施形態のプリンタ1では、用紙の排出方式として、印字面を上にして用紙を排出するフェイスアップ方式と、印字面を下にして用紙を裏返しに排出するフェイスダウン方式のいずれか一方を選択することができる。
続いて、本実施形態のメインコントロール基板2及びエンジン制御基板5について、図3を参照しながら詳細に説明する。本図に示す通り、メインコントロール基板2は、液晶ディスプレイ等の表示部やテンキー等の操作部を備えたフロントパネル3と、該フロントパネル3とエンジン制御基板5とのインターフェイス制御を行う制御ロジックゲートアレイ4と、を有して成る。また、エンジン制御基板5は、画像形成部を構成するユニット10〜50各々の統括制御を行うMPU[Micro Processing Unit]6と、該MPU6と各構成ユニット10〜50及びメインコントロール基板2とのインターフェイス制御を行う制御ロジックゲートアレイ7と、格納内容の書換えが可能である不揮発性メモリ8(フラッシュメモリなど)と、を有して成る。
上記の不揮発性メモリ8には、用紙の補給が検出される毎にその直前の用紙残量、すなわち、用紙の補給が行われた階層(以下、補給階層と呼ぶ)が記憶される。ここで、用紙の補給が行われたか否かについては、現在の用紙階層が先の用紙階層よりも上位に変化したこと、すなわち、用紙残量が増量されたことを検知することで、容易に判別することが可能である。例えば、用紙残量センサで得られる現在の用紙階層が、階層Eから階層A〜Dのいずれかに変化した場合には、用紙の補給が行われたものと判定され、不揮発性メモリ8には、用紙の補給階層として直前の用紙残量である「階層E」が記憶される。なお、不揮発性メモリ8に対する補給階層の記憶制御については、後ほど詳細に説明する。
一方、上記のMPU6は、装置各部の統括制御を行うほか、給紙ジャムが検出される毎にその時の用紙残量と不揮発性メモリ8の記憶内容とが一致するか否かを判定し、両者の一致回数が所定回数に達したときに当該給紙ジャムの要因を用紙継ぎ足し面での不整合であると判定するジャム要因判定部としての機能を備えている。なお、当該ジャム要因判定制御については、後ほど詳細に説明する。
また、フロントパネル3は、給紙ジャムの要因が用紙継ぎ足し面の不整合であると判定された場合にその旨を報知する報知部としての機能を備えている。なお、当該ジャム要因報知制御についても、後ほど詳細に説明する。
次に、上記構成から成るプリンタ1の補給階層記憶制御について具体的な説明を行う。図4は補給階層記憶制御の一例を示すフローチャートである。
本図に示すように、不揮発性メモリ8に対する補給階層の記憶制御に際し、まずステップS1−1では、給紙カセット51が用紙切れ(すなわち、用紙残量がなくなった状態)であるか否かの判定が行われる。ここで、給紙カセット51が用紙切れであると判定された場合は、フローが続くステップS1−2に進められ、用紙切れではないと判定された場合は、フローがステップS1−3にスキップされる。
ステップS1−1にて、給紙カセット51が用紙切れであると判定された場合、ステップS1−2では、不揮発性メモリ8の記憶内容(ここでは補給階層に関する情報)が全て消去される。このような構成とすることにより、用紙切れ以前に記憶された補給階層(すなわち、既に存在しない補給階層)に基づく誤ったジャム要因判定制御を回避し、その判定精度を高めることが可能となる。
その後、ステップS1−3では、給紙カセット51に対して用紙が補給されたか否かの判定が行われる。ここで、用紙が補給されたと判定された場合には、フローがステップS1−4に進められる。一方、用紙が補給されていないと判定された場合は、補給階層を記憶する必要がないとして、一連の制御は終了される。なお、本ステップにおける用紙補給の判定手法は、前述の通りであるため、詳細な説明は省略する。
ステップS1−3にて、給紙カセット51に用紙が補給されたと判定された場合、ステップS1−4では、補給階層が階層B(用紙残量:300〜400枚程度)であるか否かの判定が行われる。ここで、補給階層が階層Bであると判定された場合は、フローがステップS1−5に進められ、不揮発性メモリ8に対し、補給階層として階層Bが記憶された後、一連の制御は終了される。一方、補給階層が階層Bでないと判定された場合には、フローがステップS1−6に進められる。
ステップS1−4にて、補給階層が階層Bでないと判定された場合、ステップS1−6では、補給階層が1段下位の階層C(用紙残量:200〜300枚程度)であるか否かの判定が行われる。ここで、補給階層が階層Cであると判定された場合には、フローがステップS1−7に進められ、不揮発性メモリ8に対し、補給階層として階層Cが記憶された後、一連の制御は終了される。一方、ステップS1−6にて、補給階層が階層Cでないと判定された場合には、フローがステップS1−8に進められる。
なお、上記のステップS1−7では、階層Cを記憶するに際し、当該階層Cよりも上位の階層(すなわち、新たに記憶される用紙残量よりも多量の用紙残量)が既に記憶されていた場合には、当該既存の記憶内容(ここでは階層B)が消去される。このような構成とすることにより、既に存在しない補給階層に基づく誤ったジャム要因判定制御を回避し、その判定精度を高めることが可能となる。
ステップS1−6にて、補給階層が階層Cでないと判定された場合、ステップS1−8では、補給階層が1段下位の階層D(用紙残量:100〜200枚程度)であるか否かの判定が行われる。ここで、補給階層が階層Dであると判定された場合には、フローがステップS1−9に進められ、不揮発性メモリ8に対し、補給階層として階層Dが記憶された後、一連の制御は終了される。なお、ステップS1−9では、前出のステップS1−7と同様、新たに記憶しようとする階層Dよりも上位階層B、Cが消去される。一方、ステップS1−8にて、補給階層が階層Dでないと判定された場合には、フローがステップS1−10に進められる。
ステップS1−8にて、補給階層が階層Dでないと判定された場合、ステップS1−10では、補給階層が1段下位の階層E(用紙残量:1〜100枚程度)であるか否かの判定が行われる。ここで、補給階層が階層Eであると判定された場合には、フローがステップS1−11に進められ、不揮発性メモリ8に対し、補給階層として階層Eが記憶された後、一連の制御は終了される。なお、ステップS1−11では、前出のステップS1−7やステップS1−9と同様、新たに記憶しようとする階層Eよりも上位の階層B〜Dが消去される。一方、ステップS1−10にて、補給階層が階層Eでないと判定された場合には、用紙切れ状態からの用紙補給であり、補給階層を記憶する必要がないとして、一連の制御は終了される。
上記の補給階層記憶制御により、不揮発性メモリ8には、用紙補給が検出される毎にその補給階層が記憶される。なお、図5は不揮発性メモリ8の格納内容を示すデータマップであり、階層E、階層D、階層Cの順に、用紙の継ぎ足しが行われた場合のメモリ内容を示している。
次に、上記構成から成るプリンタ1のジャム要因判定制御について具体的に説明する。図6はジャム要因判定制御の一例を示すフローチャートである。
本図に示すように、本実施形態のプリンタ1に対して印字開始が指示され、ステップS2−1で印字動作が行われると、続くステップS2−2では、給紙ジャムが発生したか否かの判定が行われる。ここで、給紙ジャムが発生したと判定された場合は、フローがステップS2−3に進められ、発生していないと判定された場合は、フローがステップS2−7に進められる。
ステップS2−2にて、給紙ジャムが発生していないと判定された場合、ステップS2−7では、指示された印字動作が終了したか否かの判定が行われる。ここで、印字動作が終了したと判定された場合は、一連の制御が完了され、終了していないと判定された場合は、フローがステップS2−1に戻されて、印字動作が継続される。
一方、ステップS2−2にて、給紙ジャムが発生したと判定された場合、ステップS2−3では、当該給紙ジャムが発生した用紙階層(すなわち現在の用紙階層)が不揮発性メモリ8に記憶されている補給階層と一致するか否かの判定が行われる。ここで、給紙ジャム発生階層が補給階層と一致すると判定された場合は、フローがステップS2−4に進められ、一致しないと判定された場合は、フローがステップS2−8に進められる。
ステップS2−3にて、給紙ジャム発生階層が補給階層と一致すると判定された場合、ステップS2−4では、当該給紙ジャムの要因が用紙継ぎ足し面での不整合であると判定され、続くステップS2−5にて、その旨がフロントパネル3等を用いてユーザ等に報知される。このような構成とすることにより、連続印字動作の途中に突然給紙ジャムが発生した場合でも、ユーザ等は、その報知内容から、用紙継ぎ足し面の不整合によって給紙ジャムを生じた可能性が高いと判断することができるので、迅速かつ的確に当該給紙ジャムの再発防止策を講じることが可能となる。
特に、本実施形態のプリンタ1は、上記ステップS2−5にて、給紙ジャムの要因が用紙継ぎ足し面の不整合である旨の報知とともに、給紙カセット51の用紙を裁いてセットし直すべきである旨の報知を行う構成とされている。このように、ユーザ等に対して、給紙ジャムの要因を示唆するだけでなく、直接的な表現で当該給紙ジャムの再発防止策を教示する構成であれば、技術に疎いユーザ等にとっても、迅速かつ的確に当該給紙ジャムの再発防止策を講じることが可能となる。
一方、ステップS2−3にて、給紙ジャムの発生階層が補給階層と一致しないと判定された場合、ステップS2−8では、現在の給紙カセット51の状況下では、用紙継ぎ足し面の不整合と給紙ジャム発生との因果関係がなく、給紙ジャム発生階層と補給階層との一致判定結果から給紙ジャムの要因が用紙継ぎ足し面の不整合であることを導く信憑性が低いという判断の下、不揮発性メモリ8の記憶内容(ここでは補給階層に関する情報)が全て消去される。このような構成とすることにより、誤ったジャム要因判定を回避し、その判定精度を高めることが可能となる。なお、本図には示していないが、当該ステップでのメモリ内容消去とともに、給紙ジャムが裏紙や粗悪用紙の使用に起因する、といった他のジャム要因を報知する構成としても構わない。
ステップS2−5或いはステップS2−8における処理後、ステップS2−6では、給紙ジャムが復旧されたか否かの判定が行われる。ここで、給紙ジャムが復旧されたと判定された場合は、フローがステップS2−1に戻され、印字動作が再開される。一方、給紙ジャムが復旧されていないと判定された場合は、該ステップでの復旧判定が継続される。
なお、上記の実施形態では、ステップS2−3にて、給紙ジャムの発生階層が補給階層と一致していると判定された場合、直ちに当該給紙ジャムの発生要因を用紙継ぎ足し面の不整合であると判定する構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、両者の一致が複数回に及んだときに当該給紙ジャムの要因を用紙継ぎ足し面の不整合であると判定する構成としても構わない。このような構成とすることにより、用紙継ぎ足し面の不整合とは無関係に補給階層で偶然生じた給紙ジャムに基づく誤ったジャム要因判定を回避し、その判定精度を高めることが可能となる。
また、上記の実施形態では、ステップS2−3にて、給紙ジャムの発生階層が補給階層と一致していないと判定された場合、直ちに不揮発性メモリ8の記憶内容を消去する構成を例に挙げて説明を行ったが、本発明の構成はこれに限定されるものではなく、両者の不一致が複数回に及んだときに不揮発性メモリ8の記憶内容を消去する構成としても構わない。このような構成とすることにより、補給階層以外で偶然生じた給紙ジャムに基づく軽率なメモリ消去を回避し、適切なジャム要因判定制御を継続することが可能となる。
また、上記の実施形態では、本発明に係る給紙装置をプリンタの給紙手段として適用した場合を例示して説明を行ったが、本発明の適用対象はこれに限定されるものではなく、用紙の収納手段並びに搬送手段として機能する給紙装置全般、及びこれを用いた画像形成装置全般に広く適用することが可能である。
本発明は、給紙装置及びこれを用いた画像形成装置の保守性向上に有用な技術である。
は、本発明に係るプリンタの一実施形態を示す縦断面図である。 は、用紙残量の階層的検知を説明するための図である。 は、メインコントロール基板2及びエンジン制御基板5の一実施形態を示すブロック図である。 は、補給階層記憶制御の一例を示すフローチャートである。 は、不揮発性メモリ8の格納内容を示すデータマップである。 は、ジャム要因判定制御の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 プリンタ
2 メインコントロール基板
3 フロントパネル
4 制御ロジックゲートアレイ
5 エンジン制御基板
6 MPU
7 制御ロジックゲートアレイ
8 不揮発性メモリ
10 光学ユニット
20 ドラムユニット
22 ドラム
24 メインチャージャ
26 清掃器
30 現像ユニット
32 現像ローラ
34 トナーコンテナ
40 定着ユニット
42 ヒートローラ
44 プレスローラ
50 用紙搬送ユニット
51 給紙カセット
52 給紙ローラ
53 リタードローラ
54 転写ローラ
55 レジストローラ
56 レジストセンサ

Claims (7)

  1. 用紙を収納する用紙収納部と、該用紙収納部の用紙残量を検出する用紙残量センサと、前記用紙収納部からの用紙搬出時に生じた給紙ジャムを検出する給紙ジャムセンサと、を有して成る給紙装置において、
    前記用紙残量の増量が検出される毎にその増量前の用紙残量を記憶するメモリと、給紙ジャムが検出される毎にその時の用紙残量と前記メモリの記憶内容とが一致するか否かを判定し、両者の一致回数が所定回数に達したときに当該給紙ジャムの要因を用紙継ぎ足し面の不整合であると判定するジャム要因判定部と、給紙ジャムの要因が用紙継ぎ足し面の不整合であると判定された場合にその旨を報知する報知部と、を有して成ることを特徴とする給紙装置。
  2. 前記用紙残量センサは、前記用紙残量を複数階層に分けて段階的に検出することを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記用紙残量センサは、前記用紙残量がなくなったことを検出したときに前記メモリの記憶内容を全て消去することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の給紙装置。
  4. 前記メモリは、増量前の前記用紙残量を記憶するに際し、新たに記憶される用紙残量よりも多量の用紙残量が既に記憶されている場合には、当該既存の記憶内容を消去することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の給紙装置。
  5. 前記ジャム要因判定部は、給紙ジャム検出時の用紙残量と前記メモリの記憶内容との不一致回数が所定回数に達したときに前記メモリの記憶内容を全て消去することを特徴とする請求項1〜請求項4のいずれかに記載の給紙装置。
  6. 前記報知部は、給紙ジャムの要因が用紙継ぎ足し面の不整合である旨の報知とともに、前記用紙収納部の用紙を裁いてセットし直すべきである旨を報知することを特徴とする請求項1〜請求項5のいずれかに記載の給紙装置。
  7. 用紙の収納手段並びに画像形成部への給紙手段として、請求項1〜請求項6のいずれかに記載の給紙装置を有して成ることを特徴とする画像形成装置。
JP2004076529A 2004-03-17 2004-03-17 給紙装置及びこれを用いた画像形成装置 Expired - Fee Related JP4353834B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004076529A JP4353834B2 (ja) 2004-03-17 2004-03-17 給紙装置及びこれを用いた画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004076529A JP4353834B2 (ja) 2004-03-17 2004-03-17 給紙装置及びこれを用いた画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005263382A true JP2005263382A (ja) 2005-09-29
JP4353834B2 JP4353834B2 (ja) 2009-10-28

Family

ID=35088332

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004076529A Expired - Fee Related JP4353834B2 (ja) 2004-03-17 2004-03-17 給紙装置及びこれを用いた画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4353834B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008260610A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2015048167A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート供給装置及び画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008260610A (ja) * 2007-04-11 2008-10-30 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2015048167A (ja) * 2013-08-30 2015-03-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 シート供給装置及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4353834B2 (ja) 2009-10-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101043572B (zh) 图像形成装置及其中的印刷处理的异常检测方法
CN101497404B (zh) 用纸输送装置、图像形成装置和用纸输送方法
CN100499727C (zh) 图像形成系统、图像形成装置及图像形成方法
JP4353834B2 (ja) 給紙装置及びこれを用いた画像形成装置
JP4000707B2 (ja) 画像形成装置
JP2013025759A (ja) 位置検出装置
JP4577120B2 (ja) 画像形成システム及び後処理装置
JP2006259539A (ja) トナー残量表示方法
JP6010001B2 (ja) 画像形成装置
JP5935559B2 (ja) 画像形成装置
JPH06324569A (ja) 画像形成装置
US10628716B2 (en) Image forming apparatus that determines a job generation method based on image processing time
JP2002003014A (ja) 画像形成装置
JP2003192189A (ja) 給紙装置及びそれを備えた画像形成装置
US8985729B1 (en) Methods and apparatus for automatic recovery within an imaging device
JP5094169B2 (ja) 画像形成装置
JP4576355B2 (ja) 画像形成装置
JP2009053935A (ja) 情報処理装置及び履歴情報管理プログラム
JP3766378B2 (ja) 画像形成装置
JP2819737B2 (ja) 画像記録装置
US7072077B2 (en) Hardcopy printing device with capacitive print media monitor and methods of making and using the same
JP2021110762A (ja) 画像形成装置
JP2010066773A (ja) 印刷装置
JP2010002558A (ja) 画像形成装置
JP2005134513A (ja) 印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070227

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090723

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090728

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090728

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120807

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130807

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees