JP2005263356A - 用紙搬送装置、用紙処理装置及び画像形成システム - Google Patents

用紙搬送装置、用紙処理装置及び画像形成システム Download PDF

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Abstract

【課題】搬送開始タイミングを考慮して用紙処理の生産性を上げる。
【解決手段】ステイプル準備が完了すると(ステップS701)、ステイプル動作を開始し(ステップS702)、ステイプル動作が完了ステイプル前にクリンチャがホームポジションに戻りステイプラが最大開口状態になった時点で(ステップS705)、用紙の搬送を開始する(ステップS704)。これにより、ステイプル動作を完了した後に用紙の搬送を開始する場合に比べて、より早く用紙の搬送を開示できるので、その分、用紙処理の生産性が向上する。
【選択図】図27

Description

本発明は、搬送経路の途中で用紙処理が実行される用紙搬送装置、複写機、プリンタ、印刷機等の画像形成装置に一体もしくは別体に設けられ、画像形成済みの用紙(記録媒体)に対して所定の処理、例えば仕分け、スタック、綴じ、中綴じ製本を行って排紙する用紙処理装置、及びこの用紙処理装置と前記画像形成装置とからなる画像形成システムに関する。
近年、コピー・FAX・プリンター等の画像形成装置において、それらから出力されるドキュメントに対する後処理の要求が高まってきており、ステープル処理においても所定枚数の用紙を一端縁に沿って綴じる端綴じに加えて、用紙を2分する中心線に沿って所定の間隔に複数箇所(一般的には2ヵ所)綴じる中綴じの要求も高まってきている。加えて、特に高速機においては高生産性も要求されることが多く、ステイプル処理を如何に速く終了させるかが課題となってきている。なお、高速化を図った発明として下記の特許文献1に開示された発明が公知である。
特開平08−295459号公報
前記特許文献1記載の発明では、用紙搬送後の用紙の増速等で生産性の向上を図っているが、従来から行われているステイプル処理では、積載した用紙をステイプルする場合、ステイプル処理が終了してからステイプルされた用紙の搬送を開始している。
しかし、用紙搬送後の用紙の増速等で生産性の向上を図ったとしても、ステイプル処理が終了するまで、用紙の搬送を待っているので、用紙の搬送速度の増速を図ったとしても、限度がある。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、搬送開始タイミングを考慮して用紙処理の生産性を上げることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、用紙を搬送する搬送手段を備え、用紙搬送の過程で処理手段に所定の処理を行う用紙搬送装置において、前記処理手段の動作が完了する前に前記搬送手段の搬送を開始することを特徴とする。
第2の手段は、前記搬送を開始させるタイミングが、処理終了後、搬送される用紙束と前記処理手段が干渉しない位置に達した後に設定されていることを特徴とする。
第3の手段は、第2の手段において、前記干渉しない位置が、前記処理手段が最大開口位置まで後退した位置であることを特徴とする。
第4の手段は、第1ないし第3の手段において、前記処理手段が綴じ手段であることを特徴とする。
第5の手段は、画像形成後の用紙に対して所定の処理を施す処理手段を有する用紙処理装置において、集積された用紙束に対して綴じ処理を行う綴じ手段と、前記綴じ手段にて綴じられた用紙束を搬送する搬送手段と、これらの各手段の制御を司る制御手段とを備え、前記制御手段は前記綴じ手段が動作終了する以前に、前記搬送手段による搬送動作を開始させることを特徴とする。
第6の手段は、第5の手段において、前記制御手段は、前記綴じ手段が用紙束に対して最大開口状態になった時点で、前記搬送手段の搬送動作を開始させることを特徴とする。
第7の手段は、第5の手段において、前記制御手段は、前記綴じ手段が用紙束に対して搬送可能開口状態になった時点で、前記搬送手段の搬送動作を開始させることを特徴とする。
第8の手段は、第5ないし第7の手段に係る用紙処理装置と用紙に対して画像を形成する画像形成装置とが、一体または別体に設けられていることを特徴とする。
本発明によれば、処理手段が動作終了する以前に、前記搬送手段による搬送動作を開始させるので、用紙処理の生産性を上げることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施形態に係る用紙後処理装置の概略構成を示す図、図2及び図3は図1に示した用紙後処理装置を備えた画像形成システムの概略構成を示す図である。図2に示した形態は複写機としてのシステムの概略を示しており、画像形成装置PR、用紙を前記画像形成装置に供給する給紙装置PF、画像を読み込むためのスキャナSC及び循環式自動原稿給送装置ARDFからなる。前記画像形成装置PRにより画像形成された用紙は中継ユニットCUを経由して、フィニッシャFRの入口ガイド板に搬送されることになる。図3はスキャナSC及び循環式自動原稿給送装置ARDFのないプリンタ形態のシステムの概略で、その他の構成は、上記複写機と同様である。
フィニッシャFRとして示した用紙後処理装置は、前記に示すように画像形成装置PRの側部に取り付けられており、画像形成装置PRから排出された用紙は用紙後処理装置FRに導かれ、用紙後処理装置FRの持つ機能により各種の後処理が施される。なお、画像形成装置PRは、例えば電子写真方式の画像形成プロセスの装置やインクジェット方式の印字ヘッドを持った装置など、公知の画像形成機能を有する装置であればよいので、詳細な説明は省略する。
用紙処理装置としての用紙後処理装置FRでは、図1に示すように画像形成装置PRから受け入れられた用紙は、1枚の用紙に後処理を施す後処理手段(実施形態では穿孔手段としてパンチユニット3)を有する入口搬送路Aを通り、プルーフトレイ18へ導く上搬送路B、シフトコロ9へ導く中間搬送路C、整合及びステイプル綴じ等を行うステイプルトレイ10へ導く下搬送路Dのそれぞれへ、分岐爪24、ターンガイド36及び分岐爪25、ターンガイド37によって振り分けられるように構成される。搬送ローラ33,34,35によってステイプルトレイ10上に搬送された用紙はステイプルトレイ10上で、ジョガーフェンス12により用紙搬送方向と垂直な方向に整合され、搬送方向は叩きコロ8により後端フェンス27を基準に整合される。
その後、スティプル排紙コロ対35の一方の軸を中心として回動する図示しない束搬送ガイド板に支持された束搬送ローラ13bが、束搬送ガイド板の回動によって束搬送ローラ13a側に寄り、用紙束を挟んで保持し、後端フェンス27が破線の位置へ退避する。そして、端面綴じの場合は所定位置でのステイプル処理が行われ、放出爪11により上方へ搬送され、放出ローラ15によって排紙トレイ17に排紙され、積載される。図8は、前記放出爪11の駆動部の概略を示したものであるが、放出ベルト14が巻回されたタイミングプーリ101,102の駆動側のタイミングプーリ101には、駆動軸103が連結され、当該駆動軸103に設けられたギヤ列104,105を介してステッピングモータ106から駆動力を得ている。
一方、中綴じの場合には、用紙束が揃えられ、束搬送ガイド板と、束搬送ローラ対13a,13bにより用紙束が挟まれた後に下方へ束搬送され、中綴じ位置まで搬送されて保持され、綴じ処理が行われる。そして、中綴じ処理が終了すると、束搬送ローラ26a,26bにより折り位置までの搬送が実施され、折りプレート19と折りローラ対20によって中折り処理がなされ、中折り排紙ローラ22によって中折り排紙トレイ23に排紙され、積載される。
なお、上搬送路B、中間搬送路C、下搬送路Dの上流で各々に対し共通な入口搬送路Aには、画像形成装置PRから受け入れる用紙を検出する入口センサ301、その下流に搬送ローラ31、パンチユニット3、その下流に分岐爪24、ターンガイド36が順次配置されている。
分岐爪24は図示しないバネにより図1の実線の状態に保持されており、図示しないソレノイドをONすることにより、図示反時計方向に回動し(1点鎖線の状態)、下搬送路D方向へ用紙を振り分け、ソレノイドOFFならば上搬送路Bへ用紙を振り分ける。分岐爪25は図示しないバネにより図1の実線の状態に保持されており、図示しないソレノイドをONすることにより、時計方向に回動し(1点鎖線の状態)、中間搬送路Cへ用紙を振り分ける。ソレノイドOFFならば、用紙はそのまま下搬送路Dへ送られ、搬送ローラ33,34により搬送される。ターンガイド36,37はそれぞれ分岐爪24,25による用紙の振り分けを助ける働きを有する。これらのターンガイド36,37は、分岐爪24,25によって搬送方向を曲げられた用紙が当たって連れ回りし、小径の分岐部での用紙の搬送抵抗を低減する機能を有する。
中間搬送路Cには用紙を搬送方向と直角方向に一定量だけ移動可能なシフトコロ9が備えられている。シフトコロ9は、図示しない駆動手段により搬送方向と直角方向に移動させることによりシフト機能を発揮する。搬送ローラ32及びターンローラ37を経て中間搬送路Cへ送られて来た用紙をシフトコロ9で搬送中に搬送方向と直角方向に一定量移動させることによって、用紙が搬送方向と直角方向に一定量ずれ、その状態のまま放出ローラ15によって排紙され、排紙トレイ17に積載される。なお、前記タイミングは、コロシフトセンサ303の用紙検知情報及び用紙のサイズ情報等に基づき決定される。
下搬送路Dにはステイプルトレイ排紙センサ305が設けられ、この排紙センサ305によって搬送路中の用紙の有無を検出するとともに、用紙検出信号がステイプルトレイ10へ用紙を排出する際の揃え動作のトリガとして使用される。搬送路Dに送られた用紙は、搬送ローラ33,34,35によって順次搬送され、ステイプルトレイ10に積載後、整合される。
ステイプルトレイ10に排紙された用紙の後端は、第1の用紙束規制手段としての後端フェンス27を基準に整合が行われる。
後端フェンス27は、図12に示すように束搬送ローラ13aの中心軸を中心に回動可能な構成となっており、通常は引張スプリング71によって用紙搬送路から退避しており、用紙束を積載する際にソレノイド70により後端フェンス27のソレノイド側の端部27aが駆動され、先端部27bが搬送路へ突出する。これにより、用紙束の積載が可能になる。
ステイプルトレイ10に積載された用紙は、叩きコロ8によって随時下に落とされて下端が揃えられる。叩きコロ8は支点8aを中心に、ステイプルトレイ10回りの機構を示す斜視図である図4に示すように、叩きソレノイド8sによって振り子運動を与えられ、ステイプルトレイ10へ送り込まれた用紙に間欠的に作用して用紙を後端フェンス27に突き当てる。なお、叩きコロ8はタイミングベルト8tにより反時計回りの用紙を後端フェンス27へ移動させる方向に回転している。ステイプルトレイ10に積載された用紙の搬送方向と直角方向の揃えは、ジョガーフェンス12によって行なわれる。ジョガーフェンス12は図4に示す正逆転可能なジョガーモータ12mによりタイミングベルト12bを介して駆動され、用紙の搬送方向と直角方向に往復移動する。この運動で用紙の端面を押さえる動作を行うことにより、搬送方向と直角方向の用紙の揃えを行う。この動作は用紙積載中及び最終用紙の積載後の随時に行なわれる。ステイプルトレイ10に備えられたセンサ306は、ステイプルトレイ10上の用紙の有無を検知する所謂用紙検知センサである。これら叩きコロ8、後端フェンス27及びジョガーフェンス12が用紙束を用紙搬送方向に対して平行な方向と直交する方向に整合させる整合手段を構成している。
束搬送ローラ13a,13b及び26a,26bは、図11に示す機構により、加圧、解放動作が可能であり、解放した状態で用紙束を間に通した後、加圧して用紙束を搬送する。束搬送ローラ13a,13b及び26a,26bは圧解除モータ63により圧接離間移動が自在になっている。前記搬送コロ13a,13b及び26a,26bはステッピングモータ50により回転駆動され、このステッピングモータ50の回転数を制御することにより用紙束の搬送量が制御される。束搬送ローラ13a,13b及び26a,26bの両者はそれぞれ別個独立して設けられ、両者間の圧接離間移動が自在になっている。
各束搬送ローラの圧解除機構は、同様となっているので束搬送ローラ13a,13bについて詳細に説明する。
図11に示すように束搬送ローラ13a,13bは、回転方向が反対でかつ同速度で回転するように駆動系が連結されている。駆動は、ステッピングモータ50を駆動源として束搬送ローラ13aに同軸に配されたタイミングプーリ53およびギアプーリ54に伝達される。さらにギアプーリ54から、アイドラプーリ55を経て、タイミングベルト57を介して束搬送ローラ13bと同軸上に配されたタイミングプーリ58に駆動が伝達され、束搬送ローラ13bが回転することになる。アーム56は、ギアプーリ55を中心に回動可能となっており、束搬送ローラ13b軸に設けられた引張スプリング64により用紙へ圧接する方向に弾性付勢されている。また、束搬送ローラ13b軸にはリンク59が連結されており、前記リンク59の他方側には長穴59aが設けられ、ギヤ60の円周上に設けられた凸部60pに回動自在に遊嵌されている。また、前記ギア60の一端には束搬送ローラ13a,13bの開放状態をフィラー60aによって検知するためのセンサ61が設けられ,ステッピングモータ63を反時計回り及び時計回りに回転させることにより、圧接及び圧解除を行う。図11(a)が圧解除の状態、図11(b)が圧接の状態である。ステッピングモータ63が励磁されていない場合には引張スプリング64の力で圧接位置まで戻る。束搬送ローラ13a,13bは上記の圧接、圧解除の動作を用紙束を搬送するときのみならずスティプルトレイ10に用紙をスタックする際にも随時実行することにより、用紙の下端部のカールや撓みによる膨らみを押さえ、スタック時の用紙束下端の揃え精度を向上させることができる。この動作を各用紙がスタックされる度、あるいは数枚毎に実行し、スタック性を良好な状態になるように制御できる。さらに、多数枚をスタックする際は、束搬送ローラ13a,13b間の間隔をスタック初期には狭く保持しておき、スタック枚数が増えるに従って次第に間隔を広げてゆくことによって、用紙下端部の丸まりや膨らみの発生を防止しつつ揃え精度を向上させることも可能である。なお、符号51はステッピングモータ50の駆動軸に軸着されたギアプーリであり、タイミングベルト52を駆動する。符号62はステッピングモータ63の駆動軸に軸着された駆動ギアであり、ギア60に噛合してリンク59を駆動する。 図1に示すようにステイプルユニット5は針を打ち出すステッチャ部5aと用紙束に打ち込まれた針の先端を曲げるクリンチャ部5bから構成されている。本実施形態におけるステイプルユニット5では、これらステッチャ5aとクリンチャ5bが別体に構成され、ステイプラ移動ガイド6によって用紙束搬送方向と直角方向に移動可能となっており、ステッチャ5aとクリンチャ5bは図示しない相対的位置決め機構と移動機構を備えている。用紙束の搬送方向のステイプル位置は、束搬送ローラ13a,13bにより用紙束を搬送することによって行う。これらにより、用紙束の様々な位置にステイプル止めを行うことができる。
図1においてステイプルユニット5の用紙搬送方向下流側(用紙を折る場合の下流側、位置的には下側)にあるのが、中折り機構部である。この機構は、折りローラ対20、折りプレート19、ストッパ21などから成り、上流のステイプルユニット5で、用紙の搬送方向中央にステイプル止めした用紙束を束搬送ローラ13a,13bによりストッパ21に突き当るまで搬送し、一旦、束搬送ローラ13bのニップ圧を解除することにより、用紙束の折り基準位置が決められる。その後、束搬送ローラ26a,26bのニップ圧をかけて用紙束を保持し、ストッパ21が後退して用紙束後端から外れ、画像形成装置本体から送られた用紙サイズ信号により、必要な距離を搬送されて折りの位置が出される。折りの位置(通常は用紙束搬送方向の中央)まで搬送され、停止した用紙束は、折りプレート19によって折りローラ対20のニップに押し込まれ、折りローラ対20が用紙束を加圧、回転することより中折りされる。その際、用紙サイズが大きいと前記ストッパ21よりも用紙搬送方向下流側に用紙束が送られる。そこで、この実施形態では、ストッパ21配設位置より下流側の搬送経路を湾曲させて用紙束の端部を水平方向に導いている。このように構成することにより、大きな用紙サイズのものであっても、用紙の搬送が可能となり、用紙後処理装置2の高さ方向のサイズをコンパクトにすることが可能となる。
なお、図13に示すように第2の用紙束規制手段としてのストッパ21は束搬送ローラ26aの中心軸を中心に回動可能な構成となっており、ソレノイド72によりソレノイド側の端部21aが駆動され、先端部21bが搬送路から待避する構成となっている。折られた用紙束は中折り排紙ローラ22によって、中折り排紙トレイ23に排紙され、積載される。中折り部のセンサ310,311は用紙の有無を検知する。また、中折り排紙トレイ23のセンサ313は、中折り排紙トレイ23上の用紙束の有無を検知し、用紙束無しの状態から排紙した用紙束の数をカウントすることにより、中折り排紙トレイ23の満杯検知を擬似的に行うために用いられる。また、折りエンドストッパ位置検知センサ312は、ストッパ21の作動及びストッパが解除されたときの用紙束の端部位置を検出する。 図14は本実施形態に係る用紙後処理装置の制御回路を画像形成装置とともに示すもので、制御装置350は、CPU360、I/Oインターフェース370等を有するマイクロコンピュータからなり、画像形成装置PR本体のコントロールパネルの各スイッチ等、および入口センサ301、上排紙センサ302、コロシフトセンサ303、スティプル排紙センサ305、ステイプルトレイ紙有無センサ306、放出爪位置検知センサ307、排紙センサ308、紙面検知センサ309、折りユニット紙有無検知センサ310、折りローラ配置検知センサ311、折りエンドストッパ位置検知センサ312、紙有無検知センサ313等の各センサからの信号がI/Oインターフェース370を介してCPU360へ入力される。CPU360は、入力された信号に基づいて、各種モータやソレノイドなどの制御を司る。また、パンチユニット3もクラッチやモータを制御することによりCPU360の指示によって穴明けを実行する。 なお、用紙後処理装置2の制御は前記CPU360が図示しないROMに書き込まれたプログラムを、図示しないRAMをワークエリアとして使用しながら実行することにより行われる。また、後述の各制御モードにおける処理手順を含むプログラムデータは、図示しないネットワークを介してサーバからダウンロードされ、あるいは図示しない記録媒体駆動装置を介してCD−ROMやSDカードなどの記録媒体に記録されているプログラムデータを読み出してダウンロードすることによりCPU360で実行することができる。
以下、具体的な後処理モードを例に、実際の後処理動作を説明する。
(1)無処理モード(プルーフ排紙) 画像形成装置1から出力された用紙は入口搬送路Aを通り、第1分岐爪24によって上搬送路Bに案内され、必要であればパンチ処理が実施され、排紙ローラ7によってプルーフトレイ18に排紙される。
(2)シフト積載モード
部単位で用紙束を出力する場合でもステイプル綴じを行なわない際には、部毎にシフトさせて積載し、部単位の判別を分かりやすくすることができる。このモードでは、画像形成装置1から出力された用紙は入口搬送路Aを通り、第1分岐爪24によって下搬送路D方向に案内される。この際、ユーザーの選択によってパンチユニット3で用紙端部にパンチ穴が開けられる。その後、用紙は第2分岐爪25により中間搬送路Cへ案内され、シフトコロ9によって搬送方向と直角方向にシフトされながら搬送され、排紙ガイド板16に案内されて放出ローラ15によって排紙トレイ17に排紙され積載される。パンチユニット3によってパンチ穴が開けられた後のパンチカスは、ホッパ4に収容される。
(3)端面綴じモード
端面綴じモードは部単位に用紙束の端面にステイプル綴じを施すモードである。図15は端面綴じモードにおける処理手順を示すフローチャートである。
画像形成装置から出力された用紙は入口搬送路Aを通り、第1分岐爪24をオンすること(ステップS101)によって下搬送路D方向に案内され、各搬送ローラ、排紙ローラ35を駆動し(ステップS102,S103)、搬送路Dに沿って移動する。そして、ステイプルユニット5を待機位置に移動させ(ステップS104)、ステイプルトレイ10に積載される用紙をカウントする積載枚数カウンタをクリアし(ステップS105)、ユーザの選択によってパンチユニット3で用紙端部にパンチ穴が開けられる(ステップS106)。その後、用紙はそのまま下搬送路Dを通ってステイプルトレイ10に積載される。ステイプルトレイ10に排出された用紙は、叩きコロ8によって後端フェンス27を基準に揃えられる(用紙束は図4の位置−ステップS107,S108)。
用紙束の搬送方向と直角方向の揃えはジョガーフェンス12によりステイプルトレイ10の用紙積載部の幅を狭める動作によって行なわれる(用紙束は図4の位置−ステップS109)。この動作と併用し、束搬送ローラ13a,13bによる用紙束を挟む動作を随時実行し、用紙束下端部の揃え精度を向上させる。この束搬送ローラ13a,13bのローラ間隔は、用紙積載初期には狭く、積載枚数が増えてゆくに従って広くしてゆくように制御することも可能であり、これは用紙のサイズ等によって動作をプログラムすることにより設定される。揃え動作が終了すると、積載枚数カウンタをカウントアップし(ステップS110)、ステイプルトレイ10に必要な枚数分用紙が積載された後(ステップS111)、束搬送ローラ13a,13bが用紙束下端部を銜え、用紙を保持し(ステップS112)、後端フェンス27が用紙積載面から後退する(ステップS113)。
用紙束はステイプルユニット5による綴じ位置(通常の端部綴じは、用紙搬送方向に5mm)にてステイプル綴じされる(ステップS114)。端部綴じモードでのステイプラの綴じ位置は主に手前、2ヶ所、奥の選択が可能であるが、選択された綴じ位置に応じてステッチャ5aとクリンチャ5bはステイプラ移動ガイド6によって互いの相対位置を保ったまま用紙搬送方向と直角方向に移動してステイプラ綴じを行う。このステイプルユニット5は上下分離タイプと呼ばれる形式で、針を打ち出すステッチャ5aと用紙束を貫通した針を曲げる処理を行うクリンチャ5bに分けられており、ステッチャ5aとクリンチャ5b間を用紙が通過可能なことが特徴である。
このようにして端面綴じが終了すると、放出爪11が用紙排出方向に移動し(ステップS115)、用紙端部と接触すると同時に束搬送ローラ13a,13bの圧接状態を解除する(ステップS116)。綴じ処理が終了すると、排紙ガイド板16が所定角開放され(ステップS117)、綴じられた用紙束は、放出ベルト14と一体に移動する放出爪11によって上方へ持ち上げられる。放出爪11は放出ベルト14でステイプルトレイ10の上端まで用紙束を持ち上げることができ、排紙ガイド板16間に用紙束が進入すると、排紙ガイド板16は閉鎖され、用紙束は放出ローラ15から駆動力を得て(ステップS118)排紙トレイ17に排紙され積載される(ステップS119)。なお、排紙ガイド板16は用紙束の厚さに応じて放出ローラとの間隔を調整可能となっている。
排紙が完了すると放出ローラ15を停止し(ステップS120)、放出位置検知センサがオンになるまで、すなわち、放出爪11がホームポジションに位置するまで放出ベルト14を駆動し(ステップS121)、ホームポジションに位置した時点で停止させる(ステップS122)。この動作をステップS105から所定部数終了するまで繰り返す。
端面綴じの動作を図9に示す。図9(a)では、用紙搬送方向後端部と用紙搬送方向に直交する方向とが揃えられ(ステップS108,S109)、1部の用紙の必要枚数が揃った(ステップS111)状態である。この状態から図9(b)に示すように束搬送ローラ13a,13bに銜え込まれ(ステップS112)、図9(c)に示すように後端フェンス27が後退して(ステップS113)ステイプルユニット5が綴じ位置に移動し、図9(d)に示すように綴じ位置で綴じ動作が行われる(ステップS114)。
(4)中綴じモード
中綴じモードは用紙束の中央部にステイプル綴じを施すモードである。図16は中綴じモードにおける処理手順を示すフローチャートである。以下の説明で端面綴じモードど同等な動作には、同一の参照符号を付してある。なお、この中綴じモードでは、ステップS101からステップS113まで、及びステップS115からステップS122までは端面綴じモードと同様であるので説明は省略し、異なる点のみ説明する。
ステップS101で第1分岐爪24をオンすることによって下搬送路D方向に案内され、ステップS112で束搬送ローラ13a,13bが用紙束下端部を銜え、ステップS113で後端フェンス27が用紙積載面より後退し、束搬送ローラ13a,13bが用紙束を下方へ搬送する(ステップS131)。用紙束はステイプルユニット5による綴じ位置(中綴じ時は用紙束の搬送方向長さの中央−L/2)で止められ(ステップS132,S133)、ステイプルユニット5によってステイプル綴じされる(ステップS134)。 中綴じモードでのステイプラの綴じ位置は通常2ヶ所であるが、この綴じ位置に応じてステッチャ5aとクリンチャ5bはステイプラ移動ガイド6によって互いの相対位置を保ったまま用紙搬送方向と直角な方向に移動してステイプラ綴じを行う。綴じ処理が終了した用紙束は、束搬送ローラ13a,13bによって上方向に搬送され(ステップS135)、用紙束揃え位置まで戻すと(ステップS136)、束搬送ローラ13a,13bを停止し(ステップS137)、放出爪11により上方向に排紙する(ステップS115)。
そして、ステップS116以降の処理を実行する。
(5)中綴じ製本モード
中綴じ製本モードは用紙束の中央部をステイプル綴じし、中央で2つ折りして、いわゆる週刊誌のような簡易製本を行うモードである。図17は中綴じ製本モードにおける処理手順を示すフローチャートである。以下の説明で端面綴じモードど同等な動作には、同一の参照符号を付してある。なお、この中綴じ製本モードでは、ステップS101からステップS113までは端面綴じモードと同様であるので説明は省略し、異なる点のみ説明する。
ステップS101で第1分岐爪24をオンすることによって下搬送路D方向に案内され、ステップS112で束搬送ローラ13a,13bが用紙束下端部を銜え、ステップS113で後端フェンス27が用紙積載面より後退し、束搬送ローラ13a,13bが用紙束を下方へ搬送する(ステップS131)。用紙束はステイプルユニット5による綴じ位置(中綴じ時は用紙束の搬送方向長さの中央)で止められ(ステップS132,S133)、ステイプルユニット5によってステイプル綴じされる(ステップS134)。
中綴じモードでのステイプラの綴じ位置は通常2ヶ所であるが、この綴じ位置に応じてステッチャ5aとクリンチャ5bはステイプラ移動ガイド6によって互いの相対位置を保ったまま用紙搬送方向と直角方向に移動してステイプラ綴じを行う。
用紙束はストッパ21によって一旦、後端位置が突き当てされて位置決めされた後(ステップS135,S136)、再び束搬送ローラ26a,26bによって用紙束の搬送方向長さの中央(L/2)が、折りプレート19に当接する位置まで送られる(ステップS137−ステップS143)。その後、折りプレート19が中折りローラ対20のニップに向かって用紙束を押し込み(ステップS144、S145)、用紙束は中折りローラ対20にかけられた図示しないスプリングの力でニップ間で加圧され(ステップS146)、2つ折りされ、直後の中折り排紙ローラ22によって中折り排紙トレイ23に排紙され積載される(ステップS147)。そして、中折りローラ20を停止し(ステップS148)、後端フェンス27を揃え位置に戻す(ステップS149)。この動作をステップS104から所定部数終了するまで繰り返す。
中綴じ製本の動作を図10に示す。図10(a)では、用紙搬送方向後端部と用紙搬送方向に直交する方向とが揃えられ(ステップS108,S109)、1部の用紙の必要枚数が揃った(ステップS111)状態である。この状態から図10(b)に示すように束搬送ローラ13a,13bに銜え込まれ(ステップS112)、後端フェンス27が後退し(ステップS113)、用紙束を折りプレート19方向(下方)に搬送する。そして、用紙束はステイプルユニット5による綴じ位置である用紙束の搬送方向長さの中央で止められ、中綴じされる。 中綴じされた用紙束は、図10(c)に示すようにさらに下方に搬送され、ストッパ21に当接させて位置決めした後(ステップS136,S137)、綴じ位置が折りプレート19の位置(折り位置)に達するまで、さらに搬送される。そして、図10(d)に示すように前記位置で用紙束を停止させ、折りプレート10を突出させて折りローラ20にニップに押し込む(ステップS144−S146)。このようにして、綴じ位置で2つ折りすることが可能になる。なお、折りプレート19の先端が用紙束に接触する程度突出させておけば、前記折り位置に達するとステイプル針が折りプレート19に当接するので、折り位置の位置精度が確保できる。
(6)綴じなし・中折りモード
綴じなし・中折りモードは、用紙束に対して綴じ動作を行うことなく中央部で折り処理を行うモードである。図18は綴じなし・中折りモードにおける処理手順を示すフローチャートである。 このモードは、中綴じ製本モードから中綴じの動作を削除したものと等価である。そのため、図17に示した中綴じ製本モードにおけるステップS104とステップS132からステップS135までの処理を省略し、ステップS113で後端フェンス27が用紙載置面から後退した後、直ぐに用紙束を下方向に搬送し、ストッパ21によって一旦、後端位置を突き当てて位置決めした後(ステップS136,S137)折り動作を行うようになっている(ステップS138−S149)。
その他、特に説明しない各部の動作は中綴じ製本モードの場合と同様である。
ここで、各モードにおけるパンチ制御、叩きコロ8制御、ステイプルユニット5制御及び折りプレート9制御のサブルーチンについて触れておく。
図19はステップS105のパンチ制御の処理手順を示すフローチャートである。この処理では、まず、用紙がパンチ位置に達すると(ステップS201)、パンチ要求の有無をチェックし(ステップS202)、パンチ要求があるときのみパンチを実行する(ステップS203)。
図20はステップS107の叩きコロ8制御の処理手順を示すフローチャートである。この処理では、まず、用紙が叩き位置に達すると(ステップS301)、叩きコロ8を所定時間駆動して用紙を後端フェンス27側に移動させ(ステップS302、S303)、動作を停止する(ステップS304)というものである。
図21はステップS114,S134のステイプルユニット5制御の処理手順を示すフローチャートである。この処理では、まず、綴じ位置にステイプラユニット5を移動させ(ステップS401)、指定された綴じ位置にステイプラユニット5が位置すると(ステップS402)、ステイプラユニット5を停止させ(ステップS403)、ステイプル動作を実行する(ステップS404)。指定個所のステイプルが終了すると(ステップS405)、次のステイプル位置に移動し(ステップS406)、全てのステイプル位置のステイプルが終了すると、ステイプラユニット5を退避させてこの処理を終了する。
図22はステップS144の折りプレート19制御の処理手順を示すフローチャートである。この処理では、まず、折りプレート19を折りローラ20のニップ方向に移動させ(ステップS501)、折りプレート19の先端部が折りローラ20のニップ位置に達すると(ステップS502)、折りプレート19の移動を停止させて(ステップS503)この処理を終了する。
ここで、前記ステイプルユニット5制御のサブルーチンでステイプルを移動させるので、ステイプルユニットの移動動作について触れておく。
図5は綴じ動作に入る前のステイプルユニット5の位置を示す図である。ステイプルユニット5は後端フェンス27に接触しない位置で、且つ次の綴じ位置に最も近い位置で待機する。この位置を実線又は2点鎖線で示す。
図6は端面2個所綴じのステイプルユニット5の位置を示す図である。前述したように、端面綴じモードの場合、用紙束はステイプルユニット5による綴じ位置(通常の端部綴じは、用紙搬送方向に5mm)でステイプル綴じされる。端部綴じモードでのステイプラの綴じ位置は主に手前、2ヶ所、奥の選択が可能であるが、選択された綴じ位置に応じてステッチャ5aとクリンチャ5bはステイプラ移動ガイド6によって互いの相対位置を保ったまま用紙搬送方向と直角な方向に移動してステイプラ綴じを行う。このとき、ステイプルユニット5と後端フェンス27が接触するような綴じ位置の場合(小サイズ1ヶ所綴じ、2ヶ所綴じ、中綴じ)には、後端フェンス27が用紙積載面より後退し、その後、ステイプルユニット5が用紙搬送方向と直角方向に移動してステイプラ綴じを行う。この動作は図7に示した中綴じの場合でも同様である。なお、綴じモードが2ヶ所綴じ(端面2ヶ所綴じ及び中綴じ)の時は、1束の綴じ毎に、用紙搬送方向と直角方向に反対側の待機位置で待機する。この待機位置は、図5の実線位置及び2点鎖線の位置であり、これらの位置が交互に待機位置となる。これによって、2回目の綴じ動作から最短距離で待機位置に移動することができる。
図23はステップS104のスティプルユニットの待機位置移動制御の処理手順を示すフローチャートである。この処理では、まず、ステイプラ5の位置をチェックし(ステップS601)、ステイプラ5が待機位置の反対側に位置していれば(ステップS601−Yes)、後端フェンス27を後退させて(ステップS602)ステイプラ5を待機位置側に移動させる(ステップS603)。もし、ステイプラ5の位置が待機位置に対して反対側になければ、そのままステイプラ5を待機位置側に移動させ(ステップS603)、ステイプラ5が指定位置に達すると(ステップS604)、ステイプル5の移動を停止させる(ステップS605)。そして、後端フェンス27の位置をチェックし(ステップS606)、後端フェンス27が後退していれば、元の位置に戻し(ステップS607)、後退していなければそのままの位置で処理を終える。
図24及び図25は本発明の実施形態に係る分離タイプステイプルユニット5の動作説明図である。ステイプル動作は、以下の(a)〜(f)の状態を経て行われる。
(a)動作前状態
(b)クリンチャ5bが用紙を挟む
(c)ステッチャ5aが針を打ち出す
(d)クリンチャ5bが針を曲げる
(e)クリンチャ5bが初期位置へ戻る
(f)ステッチャ5aが初期位置へ戻る
従来の制御では、図26のフローチャートの示すように(f)の状態になった後に用紙の搬送を開始している。すなわち、従来では、ステイプル準備が完了した時点で(ステップS701)、ステイプル動作を開始し(ステップS702)、ステイプル動作が終了すると(ステップS703)、用紙の搬送を開始する(ステップS704)といった手順を取っていた。これに対し、本願発明では、図27に示すようにステイプル動作が開始されると(ステップS702)、クリンチャ5bがホームポジションに戻ったかどうかをクリンチャホームポジションセンサ5cでチェックし(ステップS705)、ホームポジションセンサに戻ったことを検知すると、用紙の搬送を開始する。これは、図24から分かるように少なくとも(e)の状態以降は用紙が挟まれていないため、用紙の搬送(排出)が可能であるからである。このように、ステイプル動作終了前に用紙の搬送を行う事により次の用紙を早く受け入れることが可能となり、その分、生産性の向上を図ることができる。
図24に示した例では、ステイプル動作終了前に用紙の搬送を開始するタイミングは、ステイプルユニット5が最大開口状態になった時点である。あるいはこの時点が望ましい(図24(e))。この状態は、用紙に対してステイプルユニット5が最も離れた状態であり、用紙搬送に対する障害が最も少ないからである。そこで、図24(e)の状態はステイプルユニット5が最大開口状態になった時点と言い換えることも可能である。そして、この実施形態では、図24(e)の位置がクリンチャホームポジションセンサ5cで検知される最大開口状態に対応する。
図24及び図27の処理ではステイプルユニット5が最大開口状態になったときに用紙の搬送を開始しているが、ステイプルユニット5が最大開口状態になる前に用紙の搬送を開始させるようにすれば、さらに生産性は向上する。すなわち、用紙に対してステイプルユニット5が最も離れた状態ではないが、用紙搬送に支障がない搬送可能開口状態であれば用紙を搬送しても問題ない。図25はこのように処理するときのステッチャ5aとクリンチャ5bの位置関係を示す。この処理では、図28のフローチャートに示すように用紙搬送開始センサ5dにより用紙搬送に支障がない開口を確保できるクリンチャ5bの位置を検出し、この位置までクリンチャ5bが戻り、搬送可能開口状態になった時点で(ステップS706)用紙の搬送を開始する(ステップS707)ように構成している。
なお、搬送可能開口状態は、機械構成により変わってくるので機種ごとに最適値を設定する。
また、前述の実施形態では、処理手段として用紙束を綴じる綴じ手段を例示しているが、この他に用紙を搬送する過程で穴明けを行う穴明け手段にも適用できる。その他、用紙束の搬送路中で用紙束に対して何らかの処理を行うものについて適用可能である。
本発明の第1の実施形態に係る用紙後処理装置の概略構成を示す図である。 図1に示した用紙後処理装置を備えた画像形成システム(複写機形態)の概略構成を示す図である。 図1に示した用紙後処理装置を備えた画像形成システム(プリンタ形態)の概略構成を示す図である。 ステイプルトレイ回りの機構を示す斜視図である。 綴じ動作に入る前のステイプルユニットの位置を示す図である。 端面2個所綴じのステイプルユニットの位置を示す図である。 中綴じのステイプルユニットの位置を示す図である。 放出ベルトと放出爪の駆動部の概略を示す図である。 端面綴じの動作を示す図である。 中綴じの動作を示す図である。 束搬送ローラの接離機構及び動作を示す図である。 後端フェンスの駆動機構を示す図である。 ストッパの駆動機構を示す図である。 本実施形態に係る用紙後処理装置の制御回路を画像形成装置とともに示すブロック図である。 端面綴じモードの処理手順を示すフローチャートである。 中綴じモードの処理手順を示すフローチャートである。 中綴じ・中折りモードの処理手順を示すフローチャートである。 綴じなし・中折りモードの処理手順を示すフローチャートである。 パンチ制御の処理手順を示すフローチャートである。 叩きコロ制御の処理手順を示すフローチャートである。 ステイプルユニット制御の処理手順を示すフローチャートである。 折りプレート制御の処理手順を示すフローチャートである。 ステイプルユニット待機位置制御の処理手順を示すフローチャートである。 ステイプラが最大開口状態になったときに用紙搬送を開始する動作を示す動作説明図である。 ステイプラが搬送可能開口状態になったときに用紙搬送を開始する動作を示す動作説明図である。 従来のステイプル動作時の制御手順を示すフローチャートである。 ステイプラが最大開口状態になったときに用紙搬送を開始する動作の制御手順を示すフローチャートである。 ステイプラが搬送可能開口状態になったときに用紙搬送を開始する動作の制御手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像形成装置
2 記録紙後処理装置
5 スティプルユニット
5a ステッチャ
5b クリンチャ
5c クリンチャがホームポジションセンサ
5d 用紙搬送開始センサ
6 スティプラ移動ガイド
10 スティプルトレイ
100 用紙束
350 制御装置
360 CPU

Claims (8)

  1. 用紙を搬送する搬送手段を備え、用紙搬送の過程で処理手段に所定の処理を行う用紙搬送装置において、
    前記処理手段の動作が完了する前に前記搬送手段の搬送を開始することを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記搬送を開始させるタイミングが、処理終了後、搬送される用紙束と前記処理手段が干渉しない位置に達した後に設定されていることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置。
  3. 前記干渉しない位置が、前記処理手段が最大開口位置まで後退した位置であることを特徴とする請求項2記載の用紙搬送装置。
  4. 前記処理手段が綴じ手段であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  5. 画像形成後の用紙に対して所定の処理を施す処理手段を有する用紙処理装置において、
    集積された用紙束に対して綴じ処理を行う綴じ手段と、
    前記綴じ手段にて綴じられた用紙束を搬送する搬送手段と、
    これらの各手段の制御を司る制御手段と、
    を備え、前記制御手段は前記綴じ手段が動作終了する以前に、前記搬送手段による搬送動作を開始させることを特徴とする用紙処理装置。
  6. 前記制御手段は、前記綴じ手段が用紙束に対して最大開口状態になった時点で、前記搬送手段の搬送動作を開始させることを特徴とする請求項5記載の用紙処理装置。
  7. 前記制御手段は、前記綴じ手段が用紙束に対して搬送可能な開口状態になった時点で、前記搬送手段の搬送動作を開始させることを特徴とする請求項5記載の用紙処理装置。
  8. 請求項5ないし7のいずれか1項に記載の用紙処理装置と用紙に対して画像を形成する画像形成装置とが、一体または別体に設けられていることを特徴とする画像形成システム。
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