JP2005263273A - 燃料供給制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 IDタグに格納された燃料供給操作に関する記録に応じてユーザに燃料供給操作に関するガイダンスを与える。
【解決手段】 燃料供給制御装置(300)の制御手段(310)は、IDタグの情報の中に所定期間未満前の操作に関する情報が含まれている場合には(S404)、その所定期間未満前のその操作に関する情報に基づいてガイダンス情報を提示し(S408)、IDタグ(100) の情報の中の車両の燃料の種類と、記憶手段(320)に格納されている燃料供給装置の燃料の種類とが整合するかどうかを判定し(S432)、それらが整合しない場合には、ガイダンス情報を提示し(S436)、日付を含む燃料の種類の不整合に関する情報をその操作に関する情報としてそのIDタグに書き込み(S438)、一方、それらが整合した場合には、その燃料供給装置に燃料の供給を開始させて(S454)、日付を含むその燃料供給装置の利用に関する情報をそのIDタグに書き込ませる(S458)。
【選択図】 図6

Description

本発明は、車両用の燃料供給制御装置に関し、特に車両に取り付けされた非接触IDタグに格納された情報に基づいて人に対して安全な給油操作を助言する燃料供給制御装置に関する。
ガソリン・スタンドには、通常のフルサービス・タイプのものと、セルフサービス・タイプのものがあるが、特にセルフサービス・タイプのガソリン・スタンドのシステムには、給油の操作の誤りによる事故や危険性を防止するための安全システムが必要である。
平成11年8月3日付けで公開された特開平11−208792号公報には、セルフサービス化による給油操作の誤りによる災害を防止できる車両燃料供給システムが記載されている。そのために、車両側にID装置が設けられ、給油所側にID読取装置及び給油制御装置が設けられる。ID装置は、使用燃料の種類を示すID情報を電波で送信する。ID読取装置は、そのID情報を受信し、受信したID情報より得られる車両の使用燃料の種類と顧客が給油しようとしている燃料の種類とが合致しているかどうかを判断し、それらが合致していれば給油を許可し、それらが合致していなければ警告する。
特開平11−208792号公報
フルサービスのガソリン・スタンドでは初心者の給油作業員が、またセルフサービスのガソリン・スタンドでは顧客が、給油の際に操作を誤ることがある。例えば、車両の種類に応じて使用可能な燃料の種類が異なるが、給油操作に不慣れな顧客が、給油の際にレギュラー・ガソリン、ハイオクタン・ガソリンおよび軽油のような燃料の種類を誤ることがある。特定の種類の車両に適さない燃料をそのような車両に給油すると、その車両にとって危険である。適正な燃料が給油されたかどうかは、エンジン音だけで判別することは困難である。また、例えば、不慣れな給油作業員が、1台目の車両に給油した後、給油機の計量器をリセットするのを忘れて2台目の車両に給油して、1台目と2台目の2台分の給油量が合計して算出され、それぞれの車両の顧客に適正な料金が請求できないことがある。さらに、例えば、不慣れな顧客が給油中に、例えば喫煙、車両のサイドブレーキのかけ忘れなどの危険な行為を行うことがある。
発明者は、例えばRF ICタグのような非接触IDタグに格納されている情報に基づいて車両の種類に応じて燃料の種類を判定して燃料タンクへの燃料供給操作の誤りを防止し、過去の燃料供給操作に関する記録を非接触IDタグに保存しその記録に応じて顧客および職員に燃料供給操作に関する適当な助言を与えれば燃料供給操作の誤りを減らせると、気がついた。
本発明の目的は、過去の燃料供給操作に関する記録をIDタグに保存しその記録に応じてユーザに燃料供給操作に関する適当な助言を与えることである。
本発明の別の目的は、燃料供給操作における燃料供給装置のリセット忘れを防止することである。
本発明のさらに別の目的は、燃料供給操作における人の危険行為の記録をIDタグに保存し、その記録に応じてユーザに安全な燃料供給操作に関する適当な助言を与えることである。
本発明の特徴によれば、燃料供給制御装置は、IDタグの情報を読み取り、そのIDタグに情報を書き込む読取り書込み手段と;記憶手段と;ガイダンス情報提示手段と;その読取り書込み手段とその記憶手段と燃料供給装置とに結合されていて車両への燃料の供給を制御する制御手段と;を具えており;その制御手段は、その読取り書込み手段にそのIDタグの情報を読み取らせ、また、そのIDタグの情報の中に所定期間未満前の操作に関する情報が含まれている場合には、その所定期間未満前の操作に関する情報に基づいてそのガイダンス情報提示手段を用いてガイダンス情報を提示し、さらに、そのIDタグの情報の中の車両の燃料の種類と、その記憶手段に格納されているその燃料供給装置の燃料の種類とが整合するかどうかを判定し、その車両の燃料の種類とその燃料供給装置の燃料の種類とが整合しない場合には、そのガイダンス情報提示手段を用いてガイダンス情報を提示し、日付を含む燃料の種類の不整合に関する情報をその操作に関する情報としてそのIDタグに書き込み、一方、その車両の燃料の種類とその燃料供給装置の燃料の種類とが整合した場合には、その燃料供給装置に燃料の供給を開始させて、その読取り書込み手段に、日付を含むその燃料供給装置の利用に関する情報をそのIDタグに書き込ませる。
本発明の実施形態において、その制御手段は、その燃料の供給の開始前において、その燃料供給装置の供給燃料の計量値がリセットされていない場合は、そのIDタグの情報の中の車両の識別情報とその記憶手段に格納されている車両の識別情報とが整合するかどうかを判定し、そのIDタグの情報の中の車両の識別情報とその記憶手段に格納されている車両の識別情報とが整合しない場合にはそのガイダンス情報提示手段を用いてガイダンス情報を提示してもよい。
本発明の実施形態において、その制御手段は、そのユーザの危険行為に関する入力データを受け取ったとき、その読取り書込み手段に、日付を含むその危険行為に関する情報をその操作に関する情報としてそのIDタグに書き込ませてもよい。
本発明は、また、上述の燃料供給制御装置を実現するプログラムおよび方法に関する。
本発明によれば、過去の燃料供給操作に関する記録をIDタグに保存しその記録に応じて顧客および職員に燃料供給操作に関する適当な助言を与えることができ、また燃料供給操作における燃料供給装置のリセット忘れを防止することができる。
本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。図面において、同様の構成要素には同じ参照番号が付されている。
図1は、本発明が適用される、例えばレギュラー・ガソリン、ハイオクタン・ガソリンおよび軽油のようなそれぞれの種類の燃料用の異なる3つの燃料供給装置10A、10Bおよび10Cを示している。燃料供給装置10A、10Bおよび10Cは、それぞれ、表示器12A、12Bおよび12C、スピーカ14A、14Bおよび14C、燃料供給ノズル18A、18Bおよび18Cを備えている。
図2は、車両の燃料タンクの燃料供給口24、燃料供給口扉26および燃料供給ノズル18を示している。燃料供給口24は、燃料タンクのキャップが外された状態で示されている。本発明の実施形態によれば、燃料供給口扉26の裏面にRF ICタグ100が取り付けられ、燃料供給ノズル18の上部にタグ・リーダ/ライタ(R/W)200が取り付けられている。
図3は、本発明の実施形態による、燃料供給口扉26に取り付けられたRF ICタグ100と、燃料供給ノズル18に取り付けられたタグ・リーダ/ライタ(R/W)200と、タグ・リーダ/ライタ200に接続された燃料供給制御装置300とからなるシステムの構成を示している。RF ICタグ100は、回路部102と、回路102に接続されたコイル・アンテナ104とを備えている。タグ・リーダ/ライタ200は、回路部202と、回路202に接続されたコイル・アンテナ204とを備えている。
RF IDタグ100の回路102は、RF変調・復調回路と、電源回路と、論理回路と、メモリとを具えている(図示せず)。RF IDタグ100は、RF変調および復調回路でタグ・リーダ/ライタ200から受け取った誘導電流による電荷を電源回路のコンデンサに蓄え、その電源回路からの給電によって動作し、RF変調および復調回路を介してタグ・リーダ/ライタ200との間で少なくとも1つの所定の変調方式で通信を行い、その論理回路は、タグ・リーダ/ライタ200からの命令に従ってそのメモリに対して情報の読み出しおよび書き込みを行う。代替構成として、電池等の電源を持つRF IDタグを用いてもよい。
燃料供給制御装置300は、制御部310と、メモリ320と、燃料供給装置10A、10B、10Cの燃料供給ポンプ332に接続された燃料供給ポンプ制御部330と、表示器340、スピーカ352に接続された音声合成部350とを含んでいる。燃料供給制御装置300は、燃料供給装置10A、10Bおよび10Cの各々に設けられる。但し、燃料供給制御装置300は、燃料供給装置10A、10Bおよび10Cの組に対して1つ設けてもよい。制御部310は、メモリ320に格納された制御プログラムに従って動作する。代替構成として、制御部310は、同様の制御の機能を有する専用のプロセッサであってもよい。燃料供給装置10Aの燃料供給制御装置300のメモリ320には、燃料供給装置10Aによって供給される燃料種類、レギュラー・ガソリンを表す識別番号(例えば11)が予め格納されている。燃料供給装置10Bの燃料供給制御装置300のメモリ320には、燃料供給制御装置10Bによって供給される燃料の種類、ハイオクタン・ガソリンを表す識別番号(例えば12)が予め格納されている。燃料供給装置10Cの燃料供給制御装置300のメモリ320には、燃料供給装置10Cによって供給される燃料の種類、軽油を表す識別番号(例えば20)が予め格納されている。
燃料供給制御装置300の制御部310は、給油作業員または顧客による給油操作においてノズル18が供給口24に挿入されて、タグ・リーダ/ライタ200がRF ICタグ100に接近したとき、コイル・アンテナ104とコイル・アンテナ204の間の磁気的結合または変成器結合によってタグ・リーダ/ライタ200がRF ICタグ100との間で信号の送受信を開始して、タグ・リーダ/ライタ200によってRF ICタグ100(回路102内のメモリ)に格納されている識別情報および記録情報を読み取り、RF ICタグ100に所要の記録情報を書き込む。
図7は、RF ICタグ100の回路102内のメモリに格納されているID情報を示している。そのRF ICタグ100のメモリには、予め、車両固有の車両識別番号、ナンバープレートの車両番号、およびその車両に適用される燃料の種類の識別番号(例えば、任意のガソリン(10)、ハイオクタン・ガソリン(12)、軽油(0))が格納されている。そのRF ICタグ100の回路102中のメモリには、さらに、給油作業員による通常のフルサービス・タイプの燃料供給装置用の各欄と、顧客自身によるセルフサービス・タイプの燃料供給装置用の各欄とが設けられている。フルサービス・タイプの燃料供給装置用の各欄には、燃料供給操作における燃料種類の誤りの記録、例えば、燃料の種類の誤りの回数、および過去1年分の燃料の種類の誤りの日付が保存される。セルフサービス・タイプの燃料供給装置用の各欄には、(1)燃料供給操作における燃料の種類の誤りの記録、例えば、燃料の種類の誤りの回数、および過去1年分の燃料の種類の誤りの日付、(2)セルフサービス・タイプの燃料供給装置の利用の回数およびその日付、(3)顧客による危険行為の記録、例えば、危険行為の回数および過去1年分の危険行為の日付、および危険行為の内容、例えば、給油操作中における喫煙、サイド・ブレーキのかけ忘れ、ドアの開放、等が記録される。そのような危険行為の内容は、コントロール・ブースにおける端末を用いて監視員によって入力された危険行為のデータが通信ケーブルを介して燃料供給装置300に送信されてRF ICタグ100の回路102のメモリに書き込まれる。
図4〜6は、本発明の実施形態による、制御プログラムに従って制御部310によって実行される燃料供給制御用のフローチャートを示している。タグ・リーダ/ライタ200がRF ICタグ100に接近したときに、制御部310は、図4のフローチャートに従って処理を開始する。以下、一例として、燃料供給装置10Aに設けられた燃料供給制御装置300について説明する。
給油作業員または顧客がノズル18を車両の燃料供給口24に差し込むと、タグ・リーダ/ライタ200がRF ICタグ100に接近し、ステップ402において、燃料供給制御装置300の制御部310は、タグ・リーダ/ライタ200に、RF ICタグ100に格納されているタグ情報、即ちその車両の車両識別情報および記録情報を読み取らせて、車両識別番号、車両番号および燃料の種類を、現在の日付とともにメモリ320に一時記憶する。制御部310は、メモリ320に格納されている、燃料供給装置10のサービス・タイプ(フルサービスまたはセルフサービス)と、燃料供給装置10が供給する燃料の種類(レギュラー、ハイオクタン、軽油)とを読み出して、燃料供給装置10のサービス・タイプおよび燃料の種類を判定する。
図8は、メモリ320に格納されている、燃料供給装置10の燃料の種類と、給油を開始した日付、タグ情報から読み出して一時記憶される燃料供給中の車両の車両識別番号を示している。制御部310の制御の下で、メモリ320には、燃料供給ノズル18Aが燃料供給装置10Aに戻されて燃料供給装置10Aがリセットされるまで、即ち表示器340に表示される燃料供給装置10Aの供給し燃料の計量値が“0”に初期設定されるまで、図8に示したような給油開始の日付および燃料供給中の車両の車両識別番号等を保持する。
ステップ404において、制御部310は、燃料供給装置10がフルサービス・タイプの場合は、RF ICタグ100の情報の中の図7のフルサービス・タイプの燃料の種類の誤り回数が0回より多いかどうか、即ち誤りがあったかどうかを判定する。制御部310は、燃料供給装置10Aがセルフサービス・タイプの場合は、RF ICタグ100の情報の中の図7のセルフサービス・タイプの燃料の種類の誤り回数が0回より多いかどうかを判定する。その誤り回数が1回以上の場合は、ステップ404において、対応する誤りの最後の日付が1年未満前かどうかを判定する。誤りの最後の日付が1年未満前であった場合は、ステップ408において、その車両について過去に燃料の種類の選択について誤りがあったことおよび正しい燃料の種類を音声合成部350およびスピーカ352を用いて給油作業員または顧客に音声で通知する。例えば、「車両ナンバー99−99、過去にX回燃料を間違えました。正しい燃料は軽油です。」というアナウンスを流す。ステップ404においてその誤り回数が0回の場合、ステップ406においてその誤りの最後の日付が1年以上前であった場合、およびステップ408の後、手順は図5のステップ410に進む。
ステップ410において、制御部310は、燃料供給装置10Aのサービス・タイプがフルサービスかまたはセルフサービスかを判定する。それがセルフサービスの場合は、手順は図5のステップ414に進む。それがフルサービスの場合は、手順は図6のステップ432に進む。
図5は、本発明の実施形態による、制御プログラムに従って制御部310によって実行される燃料供給制御用のフローチャート中の顧客用の部分を示している。図5のステップ414において、制御部310は顧客のセルフサービス・タイプの燃料供給装置の利用回数が0回より多いかどうかを判定する。利用回数が0回より多い(1回以上の)場合は、ステップ416において、制御部310は最後の利用の日付が1年未満前かどうかを判定する。ステップ414において利用回数が0回であった場合、およびステップ416において最後の利用の日付が1年未満前でない(1年以上前の)場合は、ステップ418において、制御部310は、音声合成部350およびスピーカ352を用いて顧客に音声で給油ガイダンスを与える。その給油ガイダンスの内容は、顧客に、燃料タンクへの燃料を注入するための操作の手順を指導するものである。ステップ416において最後の利用の日付が1年未満前(最後の利用から1年経過前)の場合、およびステップ418の後、手順はステップ424に進む。
ステップ424において、制御部310は顧客の過去の危険行為の回数が0回より多いかどうかを判定する。過去の危険行為の回数が0回より多い場合は、ステップ426において、制御部310は最後の危険行為の日付が1年未満前かどうかかどうかを判定する。最後の危険行為の日付が1年未満前であった場合は、制御部310は、音声合成部350およびスピーカ352を用いて顧客に音声で安全給油ガイダンスを与える。その安全給油ガイダンスの内容は、顧客に、過去に行った危険行為を行わないよう注意するものである。ステップ424において危険行為の回数が0回であった場合、ステップ426において最後の危険行為の日付が1年未満前でない(1年以上前であった)場合、およびステップ428の後、手順は図6のステップ432に進む。
図6のステップ432において、制御部310は燃料の種類が正しいかどうか、即ち燃料供給装置300(10A)の燃料の種類がRF ICタグ100に格納されている燃料の種類と整合(マッチ、調和)するかどうかを判定する。燃料の種類が正しくないと判定された場合は、ステップ434において、制御部310は、燃料供給ポンプ制御部330に燃料供給を停止するよう命令する。ステップ436において、制御部310は、音声合成部350およびスピーカ352を介して給油作業員または顧客に給油ガイダンスを与える。その給油ガイダンスは、例えば、「現在の燃料供給装置はレギュラー・ガソリン用です。正しい燃料は軽油です。」である。ステップ438において、制御部310は、RF ICタグ100における燃料種類の誤りに関する記録を更新し、即ち、操作誤りの回数を1だけ加算し、その操作誤りの日付を記録する。給油作業員または顧客は、その給油ガイダンスに従って使用する燃料供給装置10Aを燃料供給装置10Cに変更する。その後、手順は図6のサブルーチンを出る。その後、給油作業員または顧客の操作により燃料供給装置10Cのタグ・リーダ/ライタ200がRF ICタグ100に接近したときに、燃料供給装置10Cの制御部310は同様に図5〜7のフローチャートに従って処理を開始する。
ステップ432において、燃料の種類が正しいと判定された場合は、ステップ452において、制御部310は、燃料供給装置がリセットされているかどうかを判定する。燃料供給装置10Aがリセットされていない場合は、ステップ472において、制御部310は、RF ICタグ100に格納されている現在の車両の識別番号がメモリ320に一時記憶されている前の車両の識別番号と同じかどうかを判定する。それが同じでない場合には、ステップ474において、制御部310は、音声合成部350およびスピーカ352を介して給油作業員または顧客に給油ガイダンスを与える。その給油ガイダンスは、例えば、「燃料供給装置がリセットされていません。燃料供給装置をリセットして下さい。」である。例えばノズル18Aが燃料供給装置300に戻されることによって燃料供給装置300がリセットされると、制御部310は、一時記憶されている前の車両の車両識別番号を削除し、燃料供給装置10Aの計量器の供給燃料の計量値を“0”にリセットする。その後、手順はステップ432に戻る。
ステップ452において燃料供給装置がリセットされていた場合、およびステップ472において現在の車両の識別番号が前の車両の車両識別番号と同じである場合には、ステップ454において、制御部310は、燃料供給ポンプ制御部330に燃料タンクへの燃料の注入を開始するよう命令する。ステップ456において、制御部310は、RF ICタグ100に格納されている現在の車両の識別番号に基づいて、メモリ320に一時記憶されている燃料供給開始の日付および車両識別番号(図8)を更新する。ステップ458において、制御部310は、燃料供給装置300がセルフサービス・タイプの場合は、RF ICタグ100のメモリに記録されているそのサービスの利用の回数を更新しその利用の日付を記録する。その際、制御部310は1年を経過した日付は削除するようにしてもよい。
顧客がガソリン・スタンドで危険行為を行ったとき、監視員は、コントロール・ブースからその危険行為の入力データを燃料供給装置300に送信する。その際、監視員は、そのような危険行為をやめるようスピーカ352を介して自分の声でアナウンスしてもよい(後で説明するようにステップ464において燃料供給制御装置300にそのような安全給油ガイダンスを顧客に与えさせてもよい)。その入力データとは、顧客の危険行為に関するもので、例えば、ガソリン・スタンドにおける喫煙行為、サイド・ブレーキのかけ忘れ、およびドアの開放、等である。燃料供給装置300の制御部310は、その入力データを受信してメモリ320に格納する。
ステップ460において、燃料供給装置300がセルフサービス・タイプの場合は、制御部310は、コントロール・ブースの監視員によって入力された受信入力データがあるかどうかを判定する。そのような入力データがある場合は、制御部310は、ステップ462において安全給油ガイダンスを音声合成部350およびスピーカ352を用いて顧客に音声で安全給油ガイダンスを与えてもよい。その安全給油ガイダンスは、例えば「車両ナンバー99−99、給油エリアでの喫煙は危険ですのでやめて下さい。」である。ステップ464において、その入力データに従ってRF ICタグ100に格納されている危険行為の回数を更新しその日付を記録し、その危険行為の内容を記録する。
ステップ466において、制御部310は、現在燃料供給中かどうか、即ち、タグ・リーダ/ライタ200がRF ICタグ100に接近した状態を保ってRF ICタグ100へのアクセスに対して応答があるかどうか、または燃料供給ポンプ332が動作しているかどうかを判定する。現在燃料供給中である場合は、手順はステップ460に戻る。ステップ460〜406は、燃料供給が終了するまで反復される。燃料供給中でない場合、即ち燃料供給が終了した場合は、手順は図6のサブルーチンを出る。ノズル18Aが燃料供給装置300Aに戻されると、制御部310は、一時記憶されている車両識別番号を削除し、燃料供給装置10Aの計量器をリセットする。
上述の実施形態では、操作のためのガイダンスを音声で与えられたが、そのようなガイダンスをテキストおよび/または画像情報としてディスプレイ上で視覚的に表示してもよい。
以上説明した実施形態は典型例として挙げたに過ぎず、その各実施形態の構成要素を組み合わせること、その変形およびバリエーションは当業者にとって明らかであり、当業者であれば本発明の原理および請求の範囲に記載した発明の範囲を逸脱することなく上述の実施形態の種々の変形を行えることは明らかである。
以上の実施例を含む実施形態に関して、さらに以下の付記を開示する。
(付記1) IDタグの情報を読み取り前記IDタグに情報を書き込む読取り書込み手段と、
記憶手段と、
ガイダンス情報提示手段と、
前記読取り書込み手段と前記記憶手段と燃料供給装置とに結合されていて車両への燃料の供給を制御する制御手段と、
を具える燃料供給制御装置であって、
前記制御手段は、前記読取り書込み手段に前記IDタグの情報を読み取らせ、
前記制御手段は、前記IDタグの情報の中に所定期間未満前の操作に関する情報が含まれている場合には、前記所定期間未満前の操作に関する情報に基づいて前記ガイダンス情報提示手段を用いてガイダンス情報を提示し、
前記制御手段は、前記IDタグの情報の中の車両の燃料の種類と、前記記憶手段に格納されている前記燃料供給装置の燃料の種類とが整合するかどうかを判定し、前記車両の燃料の種類と前記燃料供給装置の燃料の種類とが整合しない場合には、前記ガイダンス情報提示手段を用いてガイダンス情報を提示し、日付を含む燃料の種類の不整合に関する情報を前記操作に関する情報として前記IDタグに書き込み、一方、前記車両の燃料の種類と前記燃料供給装置の燃料の種類とが整合した場合には、前記燃料供給装置に燃料の供給を開始させて、前記読取り書込み手段に、日付を含む前記燃料供給装置の利用に関する情報を前記IDタグに書き込ませるものであることを特徴とする、
燃料供給制御装置。
(付記2) 前記制御手段は、前記燃料の供給の開始前において、前記燃料供給装置の供給燃料の計量値がリセットされていない場合は、前記IDタグの情報の中の車両の識別情報と前記記憶手段に格納されている車両の識別情報とが整合するかどうかを判定し、前記IDタグの情報の中の車両の識別情報と前記記憶手段に格納されている車両の識別情報とが整合しない場合には前記ガイダンス情報提示手段を用いてガイダンス情報を提示することを特徴とする、付記1に記載の燃料供給制御装置。
(付記3) 前記制御手段は、前記ユーザの危険行為に関する入力データを受け取ったとき、前記読取り書込み手段に、日付を含む前記危険行為に関する情報を前記操作に関する情報として前記IDタグに書き込ませることを特徴とする、付記1または2に記載の燃料供給制御装置。
(付記4) 燃料供給制御装置用の制御プログラムであって、
IDタグの情報を読み取るステップと、
前記IDタグの情報の中に所定期間未満前の操作に関する情報が含まれている場合には、前記所定期間未満前の操作に関する情報に基づいてガイダンス情報提示手段を用いてガイダンス情報を提示するステップと、
前記IDタグの情報の中の車両の燃料の種類と、記憶手段に格納されている前記燃料供給装置の燃料の種類とが整合するかどうかを判定するステップと、
前記車両の燃料の種類と前記燃料供給装置の燃料の種類とが整合しない場合には、ガイダンス情報提示手段を用いてガイダンス情報を提示し、日付を含む燃料の種類の不整合に関する情報を前記操作に関する情報として前記IDタグに書き込み、一方、前記車両の燃料の種類と前記燃料供給装置の燃料の種類とが整合した場合には、前記燃料供給装置に燃料の供給を開始させて、日付を含む前記燃料供給装置の利用に関する情報を前記IDタグに書き込むステップと、
を実行させるよう動作可能なプログラム。
(付記5) 燃料供給制御装置において用いられる燃料供給制御方法であって、
IDタグの情報を読み取る工程と、
前記IDタグの情報の中に所定期間未満前の操作に関する情報が含まれている場合には、前記所定期間未満前の操作に関する情報に基づいてガイダンス情報提示手段を用いてガイダンス情報を提示する工程と、
前記IDタグの情報の中の車両の燃料の種類と、記憶手段に格納されている前記燃料供給装置の燃料の種類とが整合するかどうかを判定する工程と、
前記車両の燃料の種類と前記燃料供給装置の燃料の種類とが整合しない場合には、ガイダンス情報提示手段を用いてガイダンス情報を提示し、日付を含む燃料の種類の不整合に関する情報を前記操作に関する情報として前記IDタグに書き込み、一方、前記車両の燃料の種類と前記燃料供給装置の燃料の種類とが整合した場合には、前記燃料供給装置に燃料の供給を開始させて、日付を含む前記燃料供給装置の利用に関する情報を前記IDタグに書き込む工程と、
を含む、燃料供給制御方法。
図1は、本発明が適用される、燃料種別の異なる3つの燃料供給装置を示している。 図2は、車両の燃料タンクの燃料供給口、燃料供給口扉および燃料供給ノズルを示している。 図3は、本発明の実施形態による、燃料供給口扉に取り付けられたRF ICタグと、燃料供給ノズルに取り付けられたタグ・リーダ/ライタと、タグ・リーダ/ライタに接続された燃料供給制御装置とからなるシステムの構成を示している。 図4は、本発明の実施形態による、制御プログラムに従って制御部によって実行される燃料供給制御用のフローチャートの一部を示している。 図5は、本発明の実施形態による、制御プログラムに従って制御部によって実行される燃料供給制御用のフローチャートの顧客用の部分を示している。 図6は、本発明の実施形態による、制御プログラムに従って制御部によって実行される燃料供給制御用のフローチャートの一部を示している。 図7は、RF ICタグの回路内のメモリに格納されているID情報を示している。 図8は、RF ICタグのメモリに格納される情報を示している。
符号の説明
100 RF ICタグ
102 回路
104 コイル・アンテナ
200 タグ・リーダ/ライタ
202 回路
204 コイル・アンテナ
300 燃料供給制御装置
310 制御部
320 メモリ
330 燃料供給ポンプ制御部
332 燃料供給ポンプ
340 表示器
350 音声合成部
352 スピーカ

Claims (3)

  1. IDタグの情報を読み取り前記IDタグに情報を書き込む読取り書込み手段と、
    記憶手段と、
    ガイダンス情報提示手段と、
    前記読取り書込み手段と前記記憶手段と燃料供給装置とに結合されていて車両への燃料の供給を制御する制御手段と、
    を具える燃料供給制御装置であって、
    前記制御手段は、前記読取り書込み手段に前記IDタグの情報を読み取らせ、
    前記制御手段は、前記IDタグの情報の中に所定期間未満前の操作に関する情報が含まれている場合には、前記所定期間未満前の操作に関する情報に基づいて前記ガイダンス情報提示手段を用いてガイダンス情報を提示し、
    前記制御手段は、前記IDタグの情報の中の車両の燃料の種類と、前記記憶手段に格納されている前記燃料供給装置の燃料の種類とが整合するかどうかを判定し、前記車両の燃料の種類と前記燃料供給装置の燃料の種類とが整合しない場合には、前記ガイダンス情報提示手段を用いてガイダンス情報を提示し、日付を含む燃料の種類の不整合に関する情報を前記操作に関する情報として前記IDタグに書き込み、一方、前記車両の燃料の種類と前記燃料供給装置の燃料の種類とが整合した場合には、前記燃料供給装置に燃料の供給を開始させて、前記読取り書込み手段に、日付を含む前記燃料供給装置の利用に関する情報を前記IDタグに書き込ませるものであることを特徴とする、
    燃料供給制御装置。
  2. 前記制御手段は、前記燃料の供給の開始前において、前記燃料供給装置の供給燃料の計量値がリセットされていない場合は、前記IDタグの情報の中の車両の識別情報と前記記憶手段に格納されている車両の識別情報とが整合するかどうかを判定し、前記IDタグの情報の中の車両の識別情報と前記記憶手段に格納されている車両の識別情報とが整合しない場合には前記ガイダンス情報提示手段を用いてガイダンス情報を提示することを特徴とする、請求項1に記載の燃料供給制御装置。
  3. 前記制御手段は、前記ユーザの危険行為に関する入力データを受け取ったとき、前記読取り書込み手段に、日付を含む前記危険行為に関する情報を前記操作に関する情報として前記IDタグに書き込ませることを特徴とする、請求項1または2に記載の燃料供給制御装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009179103A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Honda Motor Co Ltd 給油燃料種類監視装置

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