JP2005261267A - 屋上設置型ペット保育設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】
既存の集合住宅の屋上を利用して既存の屋上防水設備等を傷つけることなく短期間で設備の設置が可能な屋上設置型ペット保育設備を提供する。
【解決手段】
既存の集合住宅の居住者全員がいつでも利用できるように既存の集合住宅の屋上に簡単に設置される屋上取付型ペット保育設備であって、集合住宅の屋上の少なくとも一部に設けられ且つペットがリードなしで自由に走り回ることが可能なランニングサークルと、前記屋上の一部に設けられたペットの排泄物を処理するためのペット用トイレと、前記屋上取付型ペット保育設備の周囲を囲繞するように立設され且つペットが前記屋上から転落するのを防止するための転落防止用柵と、を設けるようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、既存のマンション等の集合住宅の屋上に簡単に設置可能なペット保育設備に関する。
従来、個人住宅の屋上またはベランダにペットが自由に走行し得るスペースを設けたドッグラン付住宅等が提案されている(特許文献1)。
このドッグラン付住宅は、従来は道路または玄関アプローチに接した空地で飼われていたペットを、個人住宅の屋上またはベランダに自由に走行し得る回遊路を設けて犬のストレス解消を図るためのものである。
しかし、個人住宅の屋上またはベランダでは比較的スペースが限られているため、大型犬等も含めた全ての犬の欲求不満を解消させることは困難であった。また、自己所有の家屋の屋上を自己の飼い犬の運動スペースとして確保したにすぎず、あくまでもその使用は個人使用に限られていた。
また、かかるドッグラン付住宅は、特別な工事を必要とするからその設計及び着工を含めると相当数の工事日数を必要とし、さらに、新築物件として新築することは可能であるが、既存の住宅をドッグラン付住宅にしようとすると多大なリフォーム費用がかかるという問題があった。
一方、複数の住戸が集合している集合住宅において、前記集合住宅の屋上を最上階の住戸の専用スペースとし、前記最上階の住戸内と前記屋上とを直接出入りすることができる屋内階段が設けられていることを特徴とする集合住宅が提案されている(特許文献2)。
この特許文献2は、屋上を最上階の各住戸の居住部分ごとに区切り、各住人の専用スペースとして使用することにより、プライバシーを守りながら屋上を有効活用することができる集合住宅を提供することを目的としており、最上階の住人が屋上を専用庭として利用することができるようにしたものであり、該集合住宅に居住する居住者全員が気軽に利用できるようなスペースを設けるようにしたものではない。
また、特許文献2では、最上階の各住戸の居住部分ごとに区切り、各住人の専用スペースとして使用するために、実際には比較的スペースが限られている(マンションの各住戸程度)ため、大型犬等も含めた全ての犬の欲求不満を解消させることは困難であった。この特許文献も、自己の専用スペースとされた屋上を自己の飼い犬の運動スペースとして確保したにすぎないために、あくまでもその使用は個人使用に限られていた。
さらに、特許文献2では、集合住宅の屋上を最上階の住戸の専用スペースとし、前記最上階の住戸内と前記屋上とを直接出入りすることができる屋内階段を必要とするから、これらの特別の工事を行うには相当数の工事日数及び工事費用を必要とし、また、新築物件として新築することは可能であるが、既存の集合住宅を改築するには多大な改修工事日数及び工事費用がかかるという問題があった。
一方、近年は、都市部への人口の集中化が進み、都市部では、近代化及び合理化等からの要請からマンション等の集合住宅(以下単に「集合住宅」と称する。)が多く建造され、それらに居住する者の数は極めて多い。
そして、かかる都市部の集合住宅では、特に若年層の間で、共働きや一人暮らしをしている世帯が非常に多いため、昼間に家を留守にする機会が多くなる。
しかし、一方で、ペットブームの影響や都市部での生活のストレスから犬等のペット(以下単に「ペット」と称する。)を自宅で飼いたいと望む者が多く、近年ではペット飼育可能なマンション等の集合住宅の数が増加している。
他方、このような共働きの世帯や一人暮らしの世帯では、留守にする機会が多いために、自宅でペットを飼育しようとすると、飼い主が留守にしている間、ゲージに入れておかなければならないことが多くなり、ペットが欲求不満から、吠えたり、いたずらをしたり、排泄をしたりしてしまう等の問題があった。
これらの問題は、特に都市部の集合住宅では深刻であり、各住戸が密接しているために隣近所へ迷惑がかかり、飼い主だけの問題にとどまらなくなっていた。
一方、都市部では公園等で自由に走り回らせることのできる設備は非常に少なく、飼い犬をリードなしで自由に遊ばせることができる専用スペースとしてドッグランがあるが、スペース確保の都合上、都市部ではその数が限られており、飼い主の自宅から離れた場所にドッグランがある場合が多いために、それを実際に利用できるのは近くに住むごく一部の人達だけに限られていた。
また、ペットを飼育にあたっては、毎日の散歩が欠かせないが、特にお年寄りや共働きの家庭、そして一人暮らしをしている者にとっては毎日の散歩という作業は、身体的・時間的に大変である。また、雨の日は、ペットを散歩させることができず、又は散歩させたとしてもペットがずぶ濡れになってしまうので、その後の処置が大変になる。
さらに、上記したお年寄りや共働きの家庭、そして一人暮らしをしている者が、旅行等に出かけようとすると、ペットの面倒を見ることができる家人がおらず、動物病院やペットホテル等の施設にペットを預ける必要がある。
しかし、それらの施設の場所が自宅から近いとは限らず、離れている場合にはペットを連れて電車や車に乗ってそれらの施設に預けに行かなければならず、非常に煩わしいという問題があった。特に近年は、お年寄りの人口に占める割合が増加しており、これらの問題は今後一層顕著になるものと思われる。さらに、これらの動物病院やペットホテル等の施設にペットを一時的に預けたり、宿泊させたりしても、飼い主が外出先でもペットの様子が気にかかり、旅行等をあまり楽しめないという問題もあった。
また、従来の公園やドッグラン施設でペットを運動させると、ペットの体が汗や泥等で汚れるが、かかる汚れた体全体を洗う場所を見つけてペットの体全体を洗ってやるのが大変であった。さらに、日々の日常の生活で汚れたペットの体全体を飼い主が自宅で洗おうとすると、自宅の浴室等で洗わねばならないために衛生面で問題があるのみならず、ペットの抜毛により排水溝が詰まってしまったりしていた。他方、自宅の浴室の床で洗うには飼い主はかがんだ状態を維持しなければならず、腰にも負担がかかるし、また、浴室中がびしょびしょに濡れてしまうのでその後の拭き掃除が大変であるといった問題もあった。
ペット美容院等でもペットの体全体を洗うサービスを提供しているが、かかるサービスは高額であるために飼い主にとっては手軽に利用しづらいものである。また、ペット美容院等にペットを連れて行くには、わざわざ車等で出かけなければならず、非常に煩わしいという問題もあった。
特開2002−194904号公報 特開2002−364192号公報
そこで、既存の集合住宅、特にペット飼育可能な集合住宅(いわゆるペット可マンション)でペットを飼育するにあたって、近隣への迷惑とならないでペットのストレス解消を図り、且つペットの散歩もすることができ、お年寄りや共働きの家庭、そして一人暮らしの者も含めた既存の集合住宅の居住者全員が利用することができるような設備の出現が望まれていた。
本発明は、本発明者が上記した従来技術の問題点に鑑み鋭意研究を重ねた結果なされたもので、(a)既存の集合住宅の屋上を利用して既存の屋上防水設備等を傷つけることなく短期間で設備の設置が可能であるため従来のような大規模な改修工事や面倒な工事が不要であり、極めて簡易に、かつ低廉な工事費用で設置することができ、(b)該集合住宅内に居住する居住者が、飼育しているペットを毎日散歩に連れて行ったり、旅行等で自宅を留守にする際にその都度該集合住宅から離れたドッグラン、公園或いはペットホテル等に連れて行く煩わしさがなく、(c)お年寄りや共働きの家庭、そして一人暮らしの者も含めた集合住宅の居住者全員が誰でも気軽に利用でき、(d)ペットがリードなしで1日中いつでも自由に走り回れるために充分な運動が可能となり、(e)全天候型であるため雨天であってもペットが運動することができ、(f)既存の集合住宅の屋上に設置されるためにペットの鳴き声や臭いといった心配が少なく、(g)ペットの飼い主が安心して出かけることができ、(h)緑化スペースを備えた緑豊かなペットの運動設備であって、(i)ペットの一時預かりスペース及び/又は宿泊スペース並びに(j)飼い主自身が自分でペットの体全体を洗うことができるスペースを具備し、且つ(k)24時間いつでもどこでも飼い主が自分のペットの様子を観察することが可能な屋上設置型ペット保育設備を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の屋上設置型ペット保育設備は、既存の集合住宅の居住者全員がいつでも利用できるように既存の集合住宅の屋上に簡単に設置される屋上取付型ペット保育設備であって、集合住宅の屋上の少なくとも一部に設けられ且つペットがリードなしで自由に走り回ることが可能なランニングサークルと、前記屋上の一部に設けられるペットの排泄物を処理するためのペット用トイレと、前記屋上設置型ペット保育設備の周囲を囲繞するように立設され且つペットが前記屋上から転落するのを防止するための転落防止用柵と、を設けたことを特徴とする。
このように構成すれば、既存のマンション等の集合住宅の屋上を利用して既存の屋上防水設備等を傷つけることなく短期間で設備の設置が可能であるため従来のような大規模な改修工事や面倒な工事が不要であり、極めて簡易に、かつ低廉な工事費用で設置することができるのみならず、該集合住宅に居住する居住者が、飼育しているペットを毎日散歩に連れて行ったり、旅行等で自宅を留守にする際にその都度該集合住宅から離れたドッグラン、公園或いはペットホテル等に連れて行く煩わしさがなく、お年寄りや共働きの家庭、そして一人暮らしの者も含めた集合住宅の居住者全員が誰でも気軽に利用できる。
また、ペットがリードなしで1日中いつでも自由に走り回れるために充分な運動が可能となり、既存の集合住宅の屋上に設置されるためにペットの鳴き声や臭いといった心配が少なく、ペットの飼い主が安心して出かけることができることとなる。
また、前記屋上設置型ペット保育設備が設置された前記屋上の一部に、全周面をビニールやガラス等の透明素材で被覆され、雨天であってもペットが自由に運動することが可能な全天候型ペットハウスをさらに設けるように構成すれば、雨天であってもペットがその内部で自由に運動することができるので好適である。前記全天候型ペットハウスの内部には人工芝等を敷き詰めておけば、その内部でペットが快適に過ごせる。
さらに、前記屋上設置型ペット保育設備が設置された前記屋上の一部に、緑化スペースを設けるように構成すれば、都市部における緑化推進運動の一助にもなる。この緑化スペースとしては、例えば、高さが3メートル以上の高木、高さが1.5メートル以上の中木、該高木及び中木に属さない低木、芝やタマリュウ等の地被植物並びにツル性植物等を植栽した緑化スペースが好ましい。
また、前記屋上設置型ペット保育設備が設置された前記屋上の一部に、ペットの一時預かりスペース及び/又は宿泊スペースを設けるように構成すれば、ペットホテルとしての機能も備わるので、前記集合住宅に居住する居住者が、飼育しているペットをその都度該集合住宅から離れたペットホテル等に連れて行く煩わしさがなくなるので、非常に好適である。
さらに、前記屋上設置型ペット保育設備が設置された前記屋上の一部に、飼い主自身が自分でペットの体全体を洗うことができる体洗い場スペース、例えばシャンプーブースを設けるように構成すれば、前記ランニングサークルで運動した後のペットの体全体や、日々の日常の生活で汚れたペットの体全体を飼い主が定期的に洗ってあげることができるので、さらに好ましい。
前記屋上設置型ペット保育設備としては、既存の集合住宅の屋上のエレベータ格納部に設けられた屋上出入り口周辺を囲繞するようにペット防護柵を立設し、該ペット防護柵の所定の位置にペット及び飼い主が出入り可能なペット保育設備出入り口を設ければ、屋上出入り口を通り抜けたペットが飼い主から離れて何処かにいってしまうことがないので、さらに好適である。
さらに、前記屋上設置型ペット保育設備の所定位置にペット観察用カメラを取付ければ、前記屋上設置型ペット保育設備にペットを預けた飼い主が、インターネット等の電子的方法(例えば、電気通信回線)を介して携帯電話又はパーソナルコンピュータ等の映像読み取り手段からの映像によって、24時間いつでもどこでも飼い主が自分のペットの様子を観察することが可能となる。
本発明の屋上設置型ペット保育設備によれば、(a)既存のマンション等の集合住宅の屋上を利用して既存の屋上防水設備等を傷つけることなく短期間で設備の設置が可能であるため従来のような大規模な改修工事や面倒な工事が不要であり、極めて簡易に、かつ低廉な工事費用で設置することができ、(b)該集合住宅内に居住する居住者が、飼育しているペットをその都度該集合住宅から離れたドッグラン、公園或いはペットホテル等に連れて行く煩わしさがなく、(c)該集合住宅内に居住する居住者全員が誰でも利用でき、(d)ペットがリードなしで1日中いつでも自由に走り回れるために充分な運動が可能となり、(e)全天候型であるため雨天であってもペットが運動することができ、(f)既存の集合住宅の屋上に設置されるためにペットの鳴き声や臭いといった心配が少なく、(g)ペットの飼い主が安心して出かけることができ、(h)緑化スペースを備えた緑豊かなペットの運動設備であって、(i)ペットの一時預かりスペース及び/又は宿泊スペース並びに(j)飼い主自身が自分でペットの体全体を洗うことができるスペースを具備し、且つ(k)24時間いつでもどこでも飼い主が自分のペットの様子を観察することが可能な既存のマンション等の集合住宅の屋上を利用して設置されるペット保育設備を提供することができるという著大な効果を奏する。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明するが、本発明の技術思想から逸脱しない限り図示例以外にも種々の変形が可能なことはいうまでもない。
図1は本発明の実施例1を示す斜視概略説明図、図2はシャンプーブースの使用状態を示す概略平面図、図3はシャンプーブースの使用状態を示す概略正面図、図4は本発明の実施例2を示す部分拡大概略説明図、図5は本発明の実施例2を示す他の概略説明図である。
本発明の実施例1を図1に基づいて説明する。図1において、既存のマンション10の屋上12には、本発明の屋上設置型ペット保育設備14が設置されている。屋上設置型ペット保育設備14は、屋上12の一部に設けられ且つペット(本実施例では犬)がリードなしで自由に走り回ることが可能なランニングサークル16と、屋上12の一部に設けられたペットの排泄物を処理するためのペット用トイレ18と、屋上設置型ペット保育設備14の周囲を囲繞するように立設され且つペットが屋上12から転落するのを防止するための転落防止用柵20とを有している。
ランニングサークル16の中央部には、全周面をビニールで被覆された全天候型ペットハウス22が設けられており、雨天であってもペットが自由に運動することが可能とされている。かかる全天候型ペットハウス22の周面は、透明素材で被われていればよいものであるから、上記したビニール以外にも、例えば、ガラスやアクリル樹脂といった透明素材ならば使用可能であることはいうまでもない。
また、図示例の全天候型ペットハウス22の内部には人工芝が敷き詰められているが、人工芝以外にも種々のフローリング素材等を適用してもよい。この全天候型ペットハウス22の構造としては、従来公知のものを使用することができ、例えば、園芸植物栽培に使用される園芸用ビニルハウス等の構造をそのまま使用できる。
転落防止用柵20の内側には、緑化スペース24が設けられており、この緑化スペース24には様々な草木が植栽されている。図示例では、比較的低い草木を植えた例を示したが、都市部における緑化推進運動の一助にもなるように、各自治体の緑化推進要綱等に合わせて、高木、中木、低木、地被植物並びにツル性植物等を自由に組み合わせて植栽すればよい。
符号28は、ペットが休憩するためのペット休憩用ケージである。運動して疲れて休憩したくなったペットは、ペット休憩用ケージ28の中に入れて一時休憩させればよい。
符号60は、飼い主自身が自分でペットの体全体をシャンプー(洗髪)するための体洗い場スペースであるシャンプーブースである。図2及び図3によく示される如く、このブースでは、前記ランニングサークル16で運動して汚れてしまったり、日々の日常の生活で汚れてしまったペットPの体全体を飼い主Oが(定期的に)シャンプーしてあげることができる。図1〜図3において、符号62はシャワーを示し、このシャワー62で飼い主OはペットPをシャンプーする。なお、シャンプー後のペットの体全体をすばやく乾燥させるために、シャンプーブース60にはドライヤー等の乾燥用器具を設置しておくのがよい。
シャンプーブース60の構成を図2及び図3に示す。シャンプーブース60は、背板64と、該背板64に端部が当接して垂直に立設された側板66a,66b,66cと、該背板64に後端部が当接しかつ該側板66a,66b,66cに両側端部がそれぞれ当接しかつ該背板64の略中央に水平に固着された載置台68a,68b、68cと、該載置台68a,68b、68cの上方適宜位置で該背板64に設けられたシャワー62と、からなり、該側板66a,66b,66cの幅よりも該載置台68a,68b、68cの奥行きが小となるように構成されている。即ち載置台68a,68b、68cは、それぞれ飼い主Oが、シャンプーブース60の内側へと入れるように、距離d分だけ側板66a,66b,66cの前端部よりも背板64からの距離が短く構成されている。
このように構成することにより、載置台68aにペットPを載せて、飼い主Oがシャンプーブース60の中に入ってペットPの体全体をシャンプーしてあげることができる。また、シャンプーブース60をこのように構成することにより、飼い主Oが立ったままでペットPの体全体をシャンプーしてあげることができ、飼い主Oの腰に負担をかけることがない。
一方、図示例では、ペット休憩用ケージ28の隣には物置30が設置されており、様々な備品等を収納できるスペースとされている。
また、物置30の隣には、受付所32が設置されており、屋上設置型ペット保育設備14を使用したいペットの飼い主は、ここで名前やペットの種類等を記入して受付を済ませる。この受付所の中には、一時預かり用ケージ及び宿泊用ケージ(図示省略)が設置されている。このようにして、ペットを一時的(例えば数時間)に預けたいという飼い主の要望であっても、或いは旅行で留守にするのでペットを数日間預けたいという飼い主の要望であっても満足させることが可能となる。
マンション10の屋上12には、通常のマンションと同様に、居住者が各階と屋上12とを行き来できるようにエレベータ格納部34が設けられており、エレベータ格納部34の内部には、回廊36とエレベータ38が設けられている。
図1において、符号42は、屋上出入り口40周辺を囲繞するように立設されたペット防護柵である。ペット防護柵42は、その一端がエレベータ格納部34に近接し、他端が転落防止用柵20に近接するようにして、屋上出入り口40の周辺を囲繞する形で立設されている。このようにすれば、屋上出入り口40を通って飼い主とペットが屋外に出てきても、ペットが飼い主から離れて何処かにいってしまうことがない。
ペット防護柵42の所定位置には、図に示される如く、ペット保育設備出入り口44が設けられており、屋上出入り口40から出てきた飼い主とペットがペット保育設備出入り口44を通ってウッドデッキ46を渡り、受付所32等に自由に行き来できるようにされている。ペット保育設備出入り口44は開閉可能とされているが、図示の例では、開放された状態を示してある。
尚、ペット保育設備出入り口44の近傍には、ペットの足を洗うためのペット用足洗い場48が設けられている。また、図示例では、ペットが自由に水が飲めるように、ペット用水飲み場50がペット用トイレ18の隣に設けられている。
次に本発明の実施例2を図4及び図5に基づき説明する。図4において、受付所32の屋根には、24時間リアルタイムで、自分のペットPの様子が観察できるように、ペット観察用カメラ52が設置されている。その他の構成は上記した実施例1の構成と同様である。
図5に示す如く、ペット観察用カメラ52から入力された映像は、インターネットを介して、飼い主Oの携帯電話54に表示される。このように構成することにより、飼い主Oは携帯電話54から24時間リアルタイムでいつでもどこでも自分のペットPの様子が観察できるので、安心して屋上設置型ペット保育設備14にペットを預けられる。
ペット観察用カメラ52としては、市販のWebカメラが特に好適に用いられるが、インターネット等の電子的方法(例えば、電気通信回線)を介して飼い主が携帯電話やパーソナルコンピュータから画像を見ることが可能な機器であれば、利用可能なことはいうまでもない。Webカメラとは、カメラを設置した場所の映像や画像をインターネットを介して携帯電話やパーソナルコンピュータ上に映し出すことができるカメラのことである。このようなカメラを利用することにより、インターネット等の電気通信回線に接続できる環境さえあれば、飼い主はいつでもどこでも映像を閲覧することができる。
また、図4の実施例では、受付所32の屋根にペット観察用カメラ52を設置した例を示したが、ペットの観察が可能な位置に設置される限り、全天候型ペットハウス22の屋根やエレベータ格納部34の外壁等にも設置することが可能である。さらに、図4の実施例では、ペット観察用カメラ52を1台のみ設置した例を示したが、必要に応じて、ペット観察用カメラ52を複数台設置することができることはもちろんである。
本発明の実施例1を示す斜視概略説明図である。 シャンプーブースの使用状態を示す概略平面図である。 シャンプーブースの使用状態を示す概略正面図である。 本発明の実施例2を示す部分拡大概略説明図である。 本発明の実施例2を示す他の概略説明図である。
符号の説明
10:既存のマンション、12:屋上、14:屋上設置型ペット保育設備、16:ランニングサークル、18:ペット用トイレ、20:転落防止用柵、22:全天候型ペットハウス、24:緑化スペース、28:ペット休憩用ケージ、30:物置、32:受付所、34:エレベータ格納部、36:回廊、38:エレベータ、40:屋上出入り口、42:ペット防護柵、44:ペット保育設備出入り口、46:ウッドデッキ、48:ペット用足洗い場、50:ペット用水飲み場、52:ペット観察用カメラ、54:携帯電話、60:シャンプーブース、62:シャワー、64:背板、66a,66b,66c:側板、68a,68b,68c:載置台、O:飼い主、P:ペット。

Claims (7)

  1. 既存の集合住宅の居住者全員がいつでも利用できるように既存の集合住宅の屋上に簡単に設置される屋上取付型ペット保育設備であって、集合住宅の屋上の少なくとも一部に設けられ且つペットがリードなしで自由に走り回ることが可能なランニングサークルと、前記屋上の一部に設けられたペットの排泄物を処理するためのペット用トイレと、前記屋上取付型ペット保育設備の周囲を囲繞するように立設され且つペットが前記屋上から転落するのを防止するための転落防止用柵と、を設けたことを特徴とする屋上設置型ペット保育設備。
  2. 前記屋上設置型ペット保育設備が設置された前記屋上の一部に、全周面が透明素材で被覆され、雨天であってもペットが自由に運動することが可能な全天候型ペットハウスをさらに設けたことを特徴とする請求項1記載の屋上設置型ペット保育設備。
  3. 前記屋上設置型ペット保育設備が設置された前記屋上の一部に、緑化スペースをさらに設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の屋上設置型ペット保育設備。
  4. 前記屋上設置型ペット保育設備が設置された前記屋上の一部に、ペットの一時預かりスペース及び/又は宿泊スペースをさらに設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載の屋上設置型ペット保育設備。
  5. 前記屋上設置型ペット保育設備が設置された前記屋上の一部に、飼い主自身が自分でペットの体全体を洗うことができる体洗い場スペースをさらに設けたことを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載の屋上設置型ペット保育設備。
  6. 既存の集合住宅の屋上のエレベータ格納部に設けられた屋上出入り口周辺を囲繞するようにペット防護柵を立設し、該ペット防護柵の所定の位置にペット及び飼い主が出入り可能なペット保育設備出入り口を設けたことにより、屋上出入り口を通り抜けたペットが飼い主から離れて何処かにいってしまうことを防止することを特徴とする請求項1〜5いずれか1項記載の屋上設置型ペット保育設備。
  7. 前記屋上設置型ペット保育設備の所定位置にペット観察用カメラを取付け、前記屋上設置型ペット保育設備にペットを預けた飼い主が、電気通信回線を介して映像読み取り手段からの映像により、自分のペットの様子をいつでもどこでも観察することができるようにしたことを特徴とする請求項1〜6いずれか1項記載の屋上設置型ペット保育設備。

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