JP2005261185A - 降圧型dc/dcコンバータおよび昇圧型dc/dcコンバータ - Google Patents

降圧型dc/dcコンバータおよび昇圧型dc/dcコンバータ Download PDF

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Abstract

【課題】 ワンパルス回路の誤出力を防止すること。
【解決手段】 第1および第2のトランジスタ(Q1,Q2)が同時にオンしないように、第1および第2のトランジスタを駆動する駆動ユニットにおいて、零検出増幅器(18)は、応答時間(t)を持ち、スイッチ端子(SW)に接続されて、当該スイッチ端子での電圧が零であることを検出して、零検出信号(H)を出力する。遅延回路(22)は、スイッチ端子に接続されて、当該スイッチ端子での電圧を応答時間よりも長い遅延時間(t)だけ遅延して、遅延された電圧(J)を出力する。ワンパルス回路(20)は、遅延された電圧を受けるリセット入力端子(20)と零検出信号を受けるセット入力端子(20)とを持ち、零検出信号に応答してワンパルスを出力する。駆動回路(17)は、ワンパルスに応答して、第2のトランジスタ(Q2)をオフにする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、降圧型DC/DCコンバータおよび昇圧型DC/DCコンバータに関し、特に、降圧型同期整流DC/DCコンバータおよび昇圧型同期整流DC/DCコンバータに関する。
この技術分野において周知のように、DC/DCコンバータとは、ある電圧レベルの直流電圧(直流入力電圧)を他の電圧レベルの直流電圧(直流出力電圧)に変換する電力変換器のことをいう。DC/DCコンバータはスイッチングレギュレータとも呼ばれる。ここで、直流入力電圧の電圧レベルよりも直流出力電圧の電圧レベルが高いDC/DCコンバータは昇圧型DC/DCコンバータと呼ばれ、直流入力電圧の電圧レベルよりも直流出力電圧の電圧レベルが低いDC/DCコンバータは降圧型DC/DCコンバータと呼ばれる。本発明は降圧型DC/DCコンバータおよび昇圧型DC/DCコンバータに係る。最初に、昇圧型DC/DCコンバータについて説明し、その後で昇圧型DC/DCコンバータについて説明する。
降圧型DC/DCコンバータでは、トランジスタをスイッチとして用い、これをスイッチングさせ、直流入力電圧をいったん交流電圧に変えて、トランスによって電圧を降圧した後、整流して直流出力電圧に変換する。
この降圧型DC/DCコンバータに降圧型同期整流DC/DCコンバータがある。
図1を参照して、一般的な降圧型同期整流DC/DCコンバータ10について説明する。なお、ここでは、端子と電圧とを同じ参照符号で表している。降圧型同期整流DC/DCコンバータ10は、電源入力端子VDDと、スイッチ端子SWと、電源出力端子Voutと、接地端子とを持つ。接地端子は接地電位に保持される。電源入力端子VDDには入力電源25の陽極(カソード)が接続される。これにより、接地端子と電源入力端子VDDとの間には、入力電源25から直流入力電圧VDDが印加される。
スイッチ端子SWと電源出力端子Voutとの間には、インダクタLが接続されている。すなわち、インダクタLの一端はスイッチ端子SWに接続され、インダクタLの他端は電源出力端子Voutに接続されている。
電源出力端子Voutと接地端子との間には、抵抗器RoとコンデンサCoとの直列回路が接続されると共に、負荷Routが接続されている。電源出力端子Voutと接地端子との間には直流入力電圧VDDよりも低い直流出力電圧Voutが生成される。すなわち、抵抗器RoとコンデンサCoとの直列回路は、電源出力端子Voutと接地端子との間に直流入力電圧VDDよりも低い直流出力電圧Voutを生成する出力回路として働く。
降圧型同期整流DC/DCコンバータ10は、電源入力端子VDDとスイッチ端子SWとの間に接続された第1のトランジスタQ1と、スイッチ端子SWと接地端子との間に接続された第2のトランジスタQ2とを有する。第1のトランジスタQ1は、第1および第2の主電極端子と第1の制御端子とを持つ。第2のトランジスタQ2は、第3および第4の主電極端子と第2の制御端子とを持つ。
詳述すると、図示の第1のトランジスタQ1は、第1の主電極端子、第2の主電極端子、及び第1の制御端子として、それぞれ、ソース、ドレイン、及びゲートを持つPチャネル電界効果トランジスタから構成されている。また、図示の第2のトランジスタQ2は、第3の主電極端子、第4の主電極端子、及び第2の制御端子として、それぞれ、ドレイン、ソース、及びゲートを持つNチャネル電界効果トランジスタから構成されている。Pチャネル電界効果トランジスタQ1において、そのソースは電源入力端子VDDに接続され、そのドレインはスイッチ端子SWに接続されている。Nチャネル電界効果トランジスタQ2において、そのドレインはスイッチ端子SWに接続され、そのソースは接地端子に接続されている。
尚、Pチャネル電界効果トランジスタQ1のドレイン−ソース間には第1の寄生ダイオードD1が接続され、Nチャネル電界効果トランジスタQ2のソース−ドレイン間には第2の寄生ダイオードD2が接続されている。詳述すると、第1の寄生ダイオードD1のアノードはPチャネル電界効果トランジスタQ1のドレインに接続され、第1の寄生ダイオードD1のカソードはPチャネル電界効果トランジスタQ1のソースに接続されている。第2の寄生ダイオードD2のアノードはNチャネル電界効果トランジスタQ2のソースに接続され、第2の寄生ダイオードD2のカソードはNチャネル電界効果トランジスタQ2のドレインに接続されている。
これらPチャネル電界効果トランジスタQ1とNチャネル電界効果トランジスタQ2とは後述する駆動ユニットによって駆動される。
詳述すると、駆動ユニットは、基準電圧発生回路(図示せず)と、誤差増幅器12と、パルス幅変調(PWM)比較器13と、発振器14と、パルス周波数変調(PFM)比較器15と、論理積ゲートANDと、駆動回路17と、零検出増幅器18とを有する。
基準電圧発生回路は、電源入力端子VDDと接地端子との間に接続されて、基準電圧Vrefを発生する。電源出力端子Voutは、直列に接続された抵抗器R1、R2を介して接地されている。抵抗器R1にはコンデンサC1が並列に接続されている。抵抗器R1とR2との接続点は誤差増幅器12の反転入力端子−に接続されている。誤差増幅器12の非反転入力端子+には基準電圧Vrefが供給される。誤差増幅器12は電源出力電圧Voutを分圧した電圧と基準電圧Vrefとを比較して、誤差増幅信号Aを出力する。
誤差増幅器12の出力端子はPWM比較器13の非反転入力端子+に接続されている。発振器14は三角波(ノコギリ波)Bを発振する。発振器14の出力端子はPWM比較器13の反転入力端子−に接続されている。PWM比較器13は、三角波Bと誤差増幅信号Aとを比較して、パルス幅変調信号Dを出力する。
誤差増幅器12の出力端子は、また、PFM比較器15の非反転入力端子+に接続されている。基準電圧Vrefは抵抗器R3、R4によって分圧されて、その分圧された基準電圧CがPFM比較器15の反転入力端子−に接続されている。PFM比較器15は、分圧された基準電圧Cと誤差増幅信号Aとを比較して、パルス周波数変調信号Eを出力する。
PWM比較器13の出力端子とPFM比較器15の出力端子は論理積ゲートANDに接続されている。論理積ゲートANDは、パルス幅変調信号Dとパルス周波数変調信号Eとの論理積をとって、論理積出力信号Fを出力する。
論理積ゲートANDの出力端子は駆動回路17に接続されている。駆動回路17は、論理積ゲートANDから供給される論理積出力信号Fに基づいて、Pチャネル電界効果トランジスタQ1及びNチャネル電界効果トランジスタQ2が同時にオンしないように、Pチャネル電界効果トランジスタQ1及びNチャネル電界効果トランジスタQ2を駆動する。
とにかく、駆動ユニットは、Pチャネル電界効果トランジスタQ1及びNチャネル電界効果トランジスタQ2が同時にオンしないように、Pチャネル電界トランジスタQ1及びNチャネル電界効果トランジスタQ2を駆動する。
図2に図1に図示した降圧型同期整流DC/DCコンバータ10の各部の波形を示す。図2において、(a)は誤差増幅信号A、三角波B、および分圧された基準電圧Cの波形を示し、(b)はパルス幅変調信号Dの波形を示し、(c)はパルス周波数変調信号Eの波形を示し、(d)は論理積出力信号Fの波形を示している。
一方、スイッチ端子SWは零検出増幅器18の非反転入力端子+に接続されている。零検出増幅器18の反転入力端子−は接地端子に接続されている。零検出増幅器18は、Nチャネル電界効果トランジスタQ2に流れる電流が零になったことを、スイッチ端子SWでの電圧が零であることによりを検出すると、零検出信号を駆動回路17へ供給する。零検出信号に応答して、駆動回路17はNチャネル電界効果トランジスタQ2をオフする。
このように、Nチャネル電界効果トランジスタQ2のオンによる逆方向電流を防ぐ為に、零検出増幅器18が用意されている。このような逆方向電流の現象は、負荷Routに流れる負荷電流が小さいときに起こる。
実際の回路としては、零検出増幅器18と駆動回路17との間にワンパルス回路が挿入されている。
図3に従来の降圧型同期整流DC/DCコンバータ10Aを示す。尚、図3においては、駆動ユニットのうち、駆動回路17より前段の回路部分を省略してある。
図3に示されるように、ワンパルス回路20は、スイッチ端子SWと零検出増幅器18の出力端子とに接続されている。図示のワンパルス回路20は、セット入力端子20と、リセット入力端子20と、出力端子20とを持ち、第1および第2のNORゲートG1、G2から成るSRフリップ・プロップ回路で構成されている。
すなわち、ワンパルス回路20のリセット入力端子20にはスイッチ端子SWでの電圧Gが供給される。ワンパルス回路20のセット入力端子20には零検出増幅器18の出力端子から零検出信号が供給される。ワンパルス回路20の出力端子20は駆動回路17に接続されている。第1のNORゲートG1の一方の入力端子はリセット入力端子20に接続され、第1のNORゲートG1の出力端子はワンパルス回路20の出力端子20と第2のNORゲートG2の一方の入力端子に接続されている。第2のNORゲートG2の他方の入力端子はセット入力端子20に接続され、第2のNORゲートG2の出力端子は第1のNORゲートG1の他方の入力端子に接続されている。
図4に図3に図示した従来の降圧型同期整流DC/DCコンバータ10Aの各部の波形を示す。図4において、(a)はスイッチ端子SWでの電圧Gの波形を示し、(b)は零検出増幅器18の出力信号(零検出信号)Hの波形を示し、(c)はワンパルス回路20の出力信号(ワンパルス)Iの波形を示している。
時刻tが時刻tに達するまでは、駆動回路17はPチャネル電界効果トランジスタQ1をオン状態に維持し、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態に維持している。その結果、スイッチ端子SWでの電圧Gは直流入力電圧VDDとなっている。
時刻tが時刻tに達すると、駆動回路17はPチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態にし、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオン状態とする。この結果、スイッチ端子SWでの電圧Gは、負の電圧になり、接地端子からNチャネル電界効果トランジスタQ2及び第2の寄生ダイオードD2を介してスイッチ端子SWへ電流が流れる。スイッチ端子SWでの電圧Gが負電圧になるので、零検出増幅器18は時刻tからそれ自身の応答時間t経過後に、その出力信号Hを論理“1”レベルから論理“0”レベルに遷移する。この応答時間tは、例えば、数十ナノ秒である。
一方、ワンパルス回路20は、時刻tにその出力信号Iを論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。
時刻tが時刻tで、スイッチ端子SWでの電圧Gが零になると、零検出増幅器18は出力信号を論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。すなわち、零検出増幅器18は零検出信号を出力する。
時刻tが時刻tで、駆動回路17は、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオン状態にし、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態にする。その結果、スイッチ端子SWでの電圧Gは再び直流入力電圧VDDとなる。スイッチ端子SWでの電圧Gが直流入力電圧VDDで、零検出増幅器18の出力信号Hが論理“1”レベルなので、ワンパルス回路20の出力信号Iは論理“1”レベルから論理“0”レベルに遷移する。
その結果、ワンパルス回路20の出力信号Iは、時刻tから時刻tまでの時間Tの間、論理“1”レベルとなる。駆動回路17は、ワンパルス回路20の出力信号Iが論理“1”レベルの間、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態にする。
次に、昇圧型DC/DCコンバータについて説明する。昇圧型DC/DCコンバータでは、トランジスタをスイッチとして用い、これをスイッチングさせ、直流入力電圧をいったん交流電圧に変えて、トランスによって電圧を昇圧した後、整流して直流出力電圧に変換する。
この昇圧型DC/DCコンバータに昇圧型同期整流DC/DCコンバータがある。
図5を参照して、一般的な昇圧型同期整流DC/DCコンバータ30について説明する。ここでも、端子と電圧とを同じ参照符号で表している。昇圧型同期整流DC/DCコンバータ30は、駆動回路と零検出増幅器の構成および動作が後述するように相違するとともに、電源入力端子VDD、スイッチ端子SW、および電源出力端子Voutに接続されるものが後述する相違する点を除いて、図1に図示した降圧型同期整流DC/DCコンバータ10と同様の構成を有する。従って、駆動回路および零検出増幅器にそれぞれ17Aおよび18Aの参照符号を付す。図1のものと同一の機能を有するものは同一の参照符号を付し、説明の簡略化のために、それらの説明については省略する。以下では、図1との相違点について説明する。
スイッチ端子SWと電源入力端子VDDとの間にインダクタLが接続されている。すなわち、インダクタLの一端はスイッチ端子SWに接続され、インダクタLの他端は電源入力端子VDDに接続されている。
電源出力端子Voutと接地端子との間には直流入力電圧VDDよりも高い直流出力電圧Voutが生成される。すなわち、抵抗器RoとコンデンサCoとの直列回路は、電源出力端子Voutと接地端子との間に直流入力電圧VDDよりも高い直流出力電圧Voutを生成する出力回路として働く。
Pチャネル電界効果トランジスタQ1のソースが電源出力端子Voutに接続されている。
駆動回路17Aは、論理積ゲートANDから供給される論理積出力信号Fに基づいて、Pチャネル電界効果トランジスタQ1及びNチャネル電界効果トランジスタQ2が同時にオンしないように、Pチャネル電界効果トランジスタQ1及びNチャネル電界効果トランジスタQ2を駆動する。但し、駆動回路17Aは、図1に示した駆動回路17とは、論理積出力信号Fに基づいてオン/オフする電界効果トランジスタが逆になっている。
零検出増幅器18Aの反転入力端子−は電源出力端子Voutに接続されている。零検出増幅器18Aは、Pチャネル電界効果トランジスタQ1に流れる電流が零であることを、スイッチ端子SWでの電圧が電源出力電圧Voutになったことで検出すると、零検出信号を駆動回路17Aへ供給する。零検出信号に応答して、駆動回路17AはPチャネル電界効果トランジスタQ1をオフする。
このように、Pチャネル電界効果トランジスタQ1のオンによる逆方向電流を防ぐ為に、零検出増幅器18Aが用意されているのである。このような逆方向電流の現象は、負荷Routに流れる負荷電流が小さいときに起こる。
実際の回路としては、零検出増幅器18Aと駆動回路17Aとの間にインバータとワンパルス回路とが挿入されている。
図6に従来の昇圧型同期整流DC/DCコンバータ30Aを示す。尚、図6においては、駆動ユニットのうち、駆動回路17Aより前段の回路部分を省略してある。
図3に示されるように、零検出増幅器18Aの出力端子から出力される零検出信号は、インバータIVを介してワンパルス回路20のセット入力端子20に供給される。
図7に図6に図示した従来の昇圧型同期整流DC/DCコンバータ30Aの各部の波形を示す。図7において、(a)はスイッチ端子SWでの電圧G′の波形を示し、(b)は零検出増幅器18Aの出力信号(零検出信号)H′の波形を示し、(c)はワンパルス回路20の出力信号(ワンパルス)I′の波形を示している。
時刻tが時刻tに達するまでは、駆動回路17AはNチャネル電界効果トランジスタQ2をオン状態に維持し、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態に維持している。その結果、スイッチ端子SWでの電圧G′は零となっている。
時刻tが時刻tに達すると、駆動回路17AはNチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態にし、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオン状態とする。この結果、スイッチ端子SWでの電圧G′は、電源出力電圧Voutより高くなり、スイッチ端子SWから第1の寄生ダイオードD1を介して電源出力端子Voutへ電流が流れる。スイッチ端子SWでの電圧G′が電源出力電圧Voutより高くなるので、零検出増幅器18Aは時刻tからそれ自身の応答時間t経過後に、その出力信号H′を論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。この応答時間tは、例えば、数十ナノ秒である。
一方、ワンパルス回路20は、時刻tにその出力信号I′を論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。
時刻tが時刻tで、スイッチ端子SWでの電圧Gが電源出力電圧Voutに等しくなると、零検出増幅器18Aは出力信号を論理“1”レベルから論理“0”レベルに遷移する。すなわち、零検出増幅器18Aは零検出信号を出力する。
時刻tが時刻tで、駆動回路17Aは、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオン状態にし、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態にする。その結果、スイッチ端子SWでの電圧G′は再び零となる。スイッチ端子SWでの電圧G′が零で、零検出増幅器18Aの出力信号H′が論理“0”レベルなので、ワンパルス回路20の出力信号I′は論理“1”レベルから論理“0”レベルに遷移する。
その結果、ワンパルス回路20の出力信号I′は、時刻tから時刻tまでの時間Tの間、論理“1”レベルとなる。駆動回路17Aは、ワンパルス回路20の出力信号I′が論理“1”レベルの間、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態にする。
尚、本発明に関連する先行技術文献として、負荷が要求する電流が小さいときであっても、高い効率を維持し、且つ出力のリップルを小さくしたDC/DCコンバータが知られている(特許文献1参照)。
特開平10−225105号公報
前述したように、降圧型DC/DCコンバータ10Aにおいて零検出増幅器18を用意したのは、Nチャネル電界効果トランジスタQ2のオンによる逆方向電流を防ぐためである。すなわち、Nチャネル電界効果トランジスタQ2のオン抵抗を検出抵抗器として用いて、それを流れる電流が零になるのを検出して、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオフにするためである。
しかしながら、従来の降圧型同期整流DC/DCコンバータ10Aにおいては、零検出増幅器18自体に応答時間tがあるために、図4(c)で示したように、ワンパルス回路20のセット端子20側の信号のタイミングがずれ、ワンパルス回路20は誤った出力信号Iを出力してしまう。すなわち、本来、ワンパルス回路20は、図4(d)に示されるような、時刻tから時刻tまでの時間Tの間、論理“1”レベルの出力信号Iを出力しなければならないにも拘らず、図4(c)に示されるように、時刻tから時刻tまでの時間Tの間、論理“1”レベルの出力信号Iを出力してしまう。
同様に、昇圧型DC/DCコンバータ30Aにおいて零検出増幅器18Aを用意したのは、Pチャネル電界効果トランジスタQ1のオンによる逆方向電流を防ぐためである。すなわち、Pチャネル電界効果トランジスタQ1のオン抵抗を検出抵抗器として用いて、それを流れる電流が零になるのを検出して、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオフにするためである。
しかしながら、従来の昇圧型同期整流DC/DCコンバータ30Aにおいては、零検出増幅器18A自体に応答時間tがあるために、図7(c)で示したように、ワンパルス回路20のセット端子20側の信号のタイミングがずれ、ワンパルス回路20は誤った出力信号I′を出力してしまう。すなわち、本来、ワンパルス回路20は、図7(d)に示されるような、時刻tから時刻tまでの時間Tの間、論理“1”レベルの出力信号I′を出力しなければならないにも拘らず、図7(c)に示されるように、時刻tから時刻tまでの時間Tの間、論理“1”レベルの出力信号I′を出力してしまう。
したがって、本発明の課題は、ワンパルス回路の誤出力を防止することができる、降圧型DC/DCコンバータを提供することにある。
本発明の他の課題は、ワンパルス回路の誤出力を防止することができる、昇圧型DC/DCコンバータを提供することにある。
本発明が適用される第1の形態による降圧型DC/DCコンバータは、接地電位の接地端子と電源入力端子(VDD)とを持ち、前記接地端子と前記電源入力端子との間に直流入力電圧(VDD)を印加する入力電源(25)と、前記電源入力端子に第1の主電極端子が接続され、第2の主電極端子がスイッチ端子(SW)に接続され、第1の制御電圧が供給される第1の制御端子を持つ第1のトランジスタ(Q1)と、前記スイッチ端子に第3の主電極端子が接続され、第4の主電極端子が前記接地端子に接続され、第2の制御電圧が供給される第2の制御端子を持つ第2のトランジスタ(Q2)と、前記スイッチ端子と電源出力端子(Vout)との間に接続されたインダクタ(L)と、前記電源出力端子と前記接地端子との間に接続されて、それら端子間に前記直流入力電圧よりも低い直流出力電圧を生成する出力回路(Ro,Co)と、前記第1および前記第2のトランジスタが同時にオンしないように、前記第1および前記第2のトランジスタを駆動する駆動ユニット(12,13,14,15,AND,17,18,20,22;22A)と備えている。
本発明の第1の形態に係る降圧型DC/DCコンバータによれば、前記駆動ユニットは、応答時間(t)を持ち、前記スイッチ端子に接続されて、前記第2のトランジスタを流れる電流が零であることを検出して、零検出信号を出力する零検出手段(18)と、前記スイッチ端子に接続されて、当該スイッチ端子での電圧を前記応答時間よりも長い遅延時間(t)だけ遅延して、遅延された電圧を出力する遅延手段(22,22A)と、前記遅延された電圧を受けるリセット入力端子(20)と前記零検出信号を受けるセット入力端子(20)とを持ち、前記零検出信号に応答してワンパルスを出力するワンパルス回路(20)と、前記ワンパルスに応答して、前記第2のトランジスタ(Q2)をオフにする手段(17)とを有する。
上記降圧型DC/DCコンバータにおいて、前記第1のトランジスタは、前記第1の主電極端子、前記第2の主電極端子、及び前記第1の制御端子として、それぞれ、ソース、ドレイン、及びゲートを持つPチャネル電界効果トランジスタ(Q1)から構成され、前記第2のトランジスタは、前記第3の主電極端子、前記第4の主電極端子、及び前記第2の制御端子として、それぞれ、ドレイン、ソース、及びゲートを持つNチャネル電界効果トランジスタ(Q2)から構成されて良い。前記ワンパルス回路(20)は、例えば、2個のNORゲート(G1,G2)から成るSRフリップ・フロップ回路で構成される。前記遅延手段(22)は、前記スイッチ端子に接続され、当該スイッチ端子での電圧を反転して、第1の反転電圧を出力する第1のインバータ(I1)と、前記第1の反転電圧を受けるゲートを持ち、ソースが接地されたNチャネル電界効果トランジスタ(Q3)と、該Nチャネル電界効果トランジスタのドレインと前記電源入力端子との間に接続された電流源(IO)と、前記Nチャネル電界効果トランジスタのドレインと前記接地端子との間に接続されたコンデンサ(C2)と、前記Nチャネル電界効果トランジスタのドレインに入力端子が接続され、前記コンデンサの両端間の電圧を反転して、第2の反転電圧を前記遅延された電圧として出力する第2のインバータ(I2)とから構成されて良い。その代わりに、前記遅延手段(22A)は、偶数個のインバータが縦続接続された遅延回路から構成されても良い。
本発明が適用される第2の形態による昇圧型DC/DCコンバータは、接地電位の接地端子と電源入力端子(VDD)とを持ち、前記接地端子と前記電源入力端子との間に直流入力電圧(VDD)を印加する入力電源(25)と、電源出力端子(Vout)に第1の主電極端子が接続され、第2の主電極端子がスイッチ端子(SW)に接続され、第1の制御電圧が供給される第1の制御端子を持つ第1のトランジスタ(Q1)と、前記スイッチ端子に第3の主電極端子が接続され、第4の主電極端子が前記接地端子に接続され、第2の制御電圧が供給される第2の制御端子を持つ第2のトランジスタ(Q2)と、前記スイッチ端子と前記電源入力端子(VDD)との間に接続されたインダクタ(L)と、前記電源出力端子と前記接地端子との間に接続されて、それら端子間に前記直流入力電圧よりも高い直流出力電圧を生成する出力回路(Ro,Co)と、前記第1および前記第2のトランジスタが同時にオンしないように、前記第1および前記第2のトランジスタを駆動する駆動ユニット(12,13,14,15,AND,17A,18A,20,22;22B)と備えている。
本発明に第2の形態に係る昇圧型DC/DCコンバータによれば、前記駆動ユニットは、応答時間(t)を持ち、前記スイッチ端子に接続されて、前記第1のトランジスタに流れる電流が零であることを検出して、零検出信号を出力する零検出手段(18A)と、前記スイッチ端子に接続されて、当該スイッチ端子での電圧を前記応答時間よりも長い遅延時間(t)だけ遅延して、遅延された電圧を出力する遅延手段(22;22B)と、前記遅延された電圧を受けるリセット入力端子(20R)と前記零検出信号をインバータ(IV)を介して受けるセット入力端子(20S)とを持ち、前記零検出信号に応答してワンパルスを出力するワンパルス回路(20)と、前記ワンパルスに応答して、前記第1のトランジスタ(Q1)をオフにする手段とを有する。
上記昇圧型DC/DCコンバータにおいて、前記第1のトランジスタは、前記第1の主電極端子、前記第2の主電極端子、及び前記第1の制御端子として、それぞれ、ソース、ドレイン、及びゲートを持つPチャネル電界効果トランジスタ(Q1)から構成され、前記第2のトランジスタは、前記第3の主電極端子、前記第4の主電極端子、及び前記第2の制御端子として、それぞれ、ドレイン、ソース、及びゲートを持つNチャネル電界効果トランジスタ(Q2)から構成されて良い。前記ワンパルス回路(20)は、例えば、2個のNORゲート(G1,G2)から成るSRフリップ・フロップ回路で構成され。前記遅延手段(22)は、前記スイッチ端子に接続され、当該スイッチ端子での電圧を反転して、第1の反転電圧を出力する第1のインバータ(I1)と、前記第1の反転電圧を受けるゲートを持ち、ソースが接地されたNチャネル電界効果トランジスタ(Q3)と、該Nチャネル電界効果トランジスタのドレインと前記電源入力端子との間に接続された電流源(IO)と、前記Nチャネル電界効果トランジスタのドレインと前記接地端子との間に接続されたコンデンサ(C2)と、前記Nチャネル電界効果トランジスタのドレインに入力端子が接続され、前記コンデンサの両端間の電圧を反転して、第2の反転電圧を前記遅延された電圧として出力する第2のインバータ(I2)とから構成されて良い。その代わりに、前記遅延手段(22B)は、奇数個のインバータが縦続接続された遅延回路から構成されても良い。
尚、上記括弧内の符号は、本発明の理解を容易にするために付したものであり、一例にすぎず、これらに限定されないのは勿論である。
本発明では、遅延手段の遅延時間を零検出手段の応答時間よりも長くしているので、ワンパルス回路の誤出力を防止することができるという効果を奏する。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図8を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る降圧型同期整流DC/DCコンバータ10Bについて説明する。図示の降圧型同期整流DC/DCコンバータ10Bは、遅延回路22が付加されている点を除いて、図3に図示した従来の降圧型同期整流DC/DCコンバータ10Aと同様の構成を有し、同様の動作をする。したがって、図3に示したものと同様の機能を有するものには同一の参照符号を付して、説明の簡略化のためにそれらの説明は省略する。
遅延回路22は、スイッチ端子SWとワンパルス回路20のリセット入力端子20との間に挿入されている。遅延回路22は、スイッチ端子SWでの電圧Gを遅延時間tだけ遅延して、遅延された電圧Jを出力する。
図示の遅延回路22は、電流源IOと、第1および第2のインバータI1、I2と、Nチャネル電界効果トランジスタQ3と、コンデンサC2とから構成されている。
第1のインバータI1の入力端子はスイッチ端子SWに接続されている。第1のインバータI1はスイッチ端子SWでの電圧Gを反転して、第1の反転電圧を出力する。第1のインバータI1の出力端子はNチャネル電界効果トランジスタQ3のゲートに接続されている。すなわち、Nチャネル電界効果トランジスタQ3のゲートには第1のインバータI1から第1の反転電圧が供給される。Nチャネル電界効果トランジスタQ3のソースは接地され、ドレインは電流源IOを介して電源入力端子VDDに接続されている。すなわち、電流源IOはNチャネル電界効果トランジスタQ3のドレインと電源入力端子VDDとの間に接続されている。
また、Nチャネル電界効果トランジスタQ3のドレインはコンデンサC2を介して接地されている。換言すれば、コンデンサC2はNチャネル電界効果トランジスタQ3のドレインと接地端子との間に接続されている。さらに、Nチャネル電界効果トランジスタQ3のドレインは第2のインバータI2の入力端子にも接続されている。第2のインバータI2は、コンデンサC2の両端間の電圧を反転して、第2の反転電圧を遅延された電圧として出力する。第2のインバータI2の出力端子はワンパルス回路20のリセット入力端子20に接続されている。
このような構成の遅延回路22は、Nチャネル電界効果トランジスタQ3と、電流源IOと、コンデンサC2とによって設定される遅延時間tを持つ。この遅延時間tは、零検出増幅器18の応答時間tよりも長い(t>t)。
ワンパルス回路20は、遅延された電圧Jを受けるリセット入力端子20と、零検出信号Hを受けるセット入力端子20とを持つ。ワンパルス回路20は、零検出信号に応答してワンパルスを出力する。ワンパルスに応答して、駆動回路17は、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオフにする。
図9に図8に図示した降圧型同期整流DC/DCコンバータ10Bの各部の波形を示す。図9において、(a)はスイッチ端子SWでの電圧Gの波形を示し、(b)は零検出増幅器18の出力信号(零検出信号)Hの波形を示し、(c)は遅延回路22の出力信号(遅延された電圧)Jの波形を示し、(d)はワンパルス回路20の出力信号(ワンパルス)Iの波形を示している。
時刻tが時刻tに達するまでは、駆動回路17はPチャネル電界効果トランジスタQ1をオン状態に維持し、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態に維持している。その結果、スイッチ端子SWでの電圧Gは直流入力電圧VDDとなっている。
時刻tが時刻tに達すると、駆動回路17はPチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態にし、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオン状態とする。この結果、スイッチ端子SWでの電圧Gは、負の電圧になり、接地端子から第2の寄生ダイオードD2を介してスイッチ端子SWへ電流が流れる。スイッチ端子SWでの電圧Gが負電圧になるので、零検出増幅器18は時刻tからそれ自身の応答時間t経過した時点で、その出力信号Hを論理“1”レベルから論理“0”レベルに遷移する。
一方、遅延回路22は、時刻tから遅延時間t経過した時点で、その出力信号Jを論理“1”レベルから論理“0”レベルに遷移する。
零検出増幅器18の応答時間tよりも遅延回路22の遅延時間tが長いので、ワンパルス回路20は、その出力信号Iのレベルを遷移しない。
時刻tが時刻tで、スイッチ端子SWでの電圧Gが零になると、零検出増幅器18は出力信号Hを論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。すなわち、零検出増幅器18は、零検出信号を出力する。遅延回路22の出力信号Jが論理“0”レベル、零検出増幅器18の出力信号Hが論理“1”レベルなので、ワンパルス回路20はその出力信号Iを論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。すなわち、ワンパルス回路20は、零検出信号に応答してワンパルスを出力する。
時刻tが時刻tで、駆動回路17は、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオン状態にし、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態にする。その結果、スイッチ端子SWでの電圧Gは再び電源入力電圧VDDとなる。と同時に、遅延回路22は、時刻tで、その出力信号Jを論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。したがって、ワンパルス回路20の出力信号Iも、この時点tで論理“0”レベルになる。
その結果、ワンパルス回路20の出力信号Iは、時刻tから時刻tの時間Tの間、論理“1”レベルとなる。
前述したように、駆動回路17は、時刻tからNチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態にしているので、駆動回路17は、これに加えて、時刻tから時刻tの時間Tの間も、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態にする。
このように、本実施の形態によれば、遅延回路22の遅延時間tを零検出増幅器18の応答時間tよりも長くしたので、ワンパルス回路20の誤出力を防止することができる。
図10を参照して、本発明の第2の実施の形態に係る降圧型同期整流DC/DCコンバータ10Cについて説明する。図示の降圧型同期整流DC/DCコンバータ10Cは、遅延回路の構成が相違している点を除いて、図8に図示した降圧型同期整流DC/DCコンバータ10Bと同様の構成を有し、同様の動作をする。したがって、遅延回路に22Aの参照符号を付して、図8に示したものと同様の機能を有するものには同一の参照符号を付して、説明の簡略化のためにそれらの説明は省略する。
遅延回路22Aは、4個のインバータが縦続接続された遅延回路から構成されている。
このような構成の遅延回路22Aは、インバータの段数によって規定される遅延時間tを持つ。この遅延時間tは、零検出増幅器18の応答時間tよりも長い(t>t)。
図11に図10に図示した降圧型同期整流DC/DCコンバータ10Cの各部の波形を示す。図11において、(a)はスイッチ端子SWでの電圧Gの波形を示し、(b)は零検出増幅器18の出力信号(零検出信号)Hの波形を示し、(c)は遅延回路22Aの出力信号(遅延された電圧)Jaの波形を示し、(d)はワンパルス回路20の出力信号(ワンパルス)Iaの波形を示している。
時刻tが時刻tに達するまでは、駆動回路17はPチャネル電界効果トランジスタQ1をオン状態に維持し、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態に維持している。その結果、スイッチ端子SWでの電圧Gは直流入力電圧VDDとなっている。
時刻tが時刻tに達すると、駆動回路17はPチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態にし、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオン状態とする。この結果、スイッチ端子SWでの電圧Gは、負の電圧になり、接地端子から第2の寄生ダイオードD2を介してスイッチ端子SWへ電流が流れる。スイッチ端子SWでの電圧Gが負電圧になるので、零検出増幅器18は時刻tからそれ自身の応答時間t経過した時点で、その出力信号Hを論理“1”レベルから論理“0”レベルに遷移する。
一方、遅延回路22Aは、時刻tから遅延時間t経過した時点で、その出力信号Jaを論理“1”レベルから論理“0”レベルに遷移する。
零検出増幅器18の応答時間tよりも遅延回路22Aの遅延時間tが長いので、ワンパルス回路20は、その出力信号Iaのレベルを遷移しない。
時刻tが時刻tで、スイッチ端子SWでの電圧Gが零になると、零検出増幅器18は出力信号Hを論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。すなわち、零検出増幅器18は、零検出信号を出力する。遅延回路22Aの出力信号Jaが論理“0”レベル、零検出増幅器18の出力信号Hが論理“1”レベルなので、ワンパルス回路20はその出力信号Iaを論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。すなわち、ワンパルス回路20は、零検出信号に応答してワンパルスを出力する。
時刻tが時刻tで、駆動回路17は、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオン状態にし、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態にする。その結果、スイッチ端子SWでの電圧Gは再び電源入力電圧VDDとなる。
遅延回路22Aは、時刻tから遅延時間t経過した時点tで、その出力信号Jaを論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。したがって、ワンパルス回路20の出力信号Iaも、この時点t4で論理“0”レベルになる。
その結果、ワンパルス回路20の出力信号Iaは、時刻tから時刻tの時間T3の間、論理“1”レベルとなる。
前述したように、駆動回路17は、時刻tからNチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態にしているので、駆動回路17は、これに加えて、時刻tから時刻tの時間Tの間も、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態にする。
このように、本実施の形態によれば、遅延回路22Aの遅延時間tを零検出増幅器18の応答時間tよりも長くしたので、ワンパルス回路20の誤出力を防止することができる。
図12を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る昇圧型同期整流DC/DCコンバータ30Bについて説明する。図示の降圧型同期整流DC/DCコンバータ30Bは、遅延回路22が付加されている点を除いて、図6に図示した従来の降圧型同期整流DC/DCコンバータ30Aと同様の構成を有し、同様の動作をする。したがって、図6に示したものと同様の機能を有するものには同一の参照符号を付して、説明の簡略化のためにそれらの説明は省略する。
遅延回路22は、図8に示した遅延回路22と同様の構成をしている。
このような構成の遅延回路22は、Nチャネル電界効果トランジスタQ3と、電流源IOと、コンデンサC2とによって設定される遅延時間tを持つ。この遅延時間tは、零検出増幅器18Aの応答時間tよりも長い(t>t)。
ワンパルス回路20は、遅延された電圧J′を受けるリセット入力端子20と、零検出信号H′をインバータIVで反転した信号を受けるセット入力端子20とを持つ。ワンパルス回路20は、この反転した零検出信号に応答してワンパルスを出力する。ワンパルスに応答して、駆動回路17Aは、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオフにする。
図13に図12に図示した昇圧型同期整流DC/DCコンバータ30Bの各部の波形を示す。図13において、(a)はスイッチ端子SWでの電圧G′の波形を示し、(b)は零検出増幅器18Aの出力信号(零検出信号)H′の波形を示し、(c)は遅延回路22Aの出力信号(遅延された電圧)J′の波形を示し、(d)はワンパルス回路20の出力信号(ワンパルス)I′の波形を示している。
時刻tが時刻tに達するまでは、駆動回路17AはNチャネル電界効果トランジスタQ2をオン状態に維持し、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態に維持している。その結果、スイッチ端子SWでの電圧Gは零となっている。
時刻tが時刻tに達すると、駆動回路17AはNチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態にし、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオン状態とする。この結果、スイッチ端子SWでの電圧G′は、電源出力電圧Voutより高い電圧になり、スイッチ端子SWから第1の寄生ダイオードD1を介して電源出力端子Voutへ電流が流れる。スイッチ端子SWでの電圧G′が電源出力電圧Voutより高くなるので、零検出増幅器18Aは時刻tからそれ自身の応答時間t経過した時点で、その出力信号Hを論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。
一方、遅延回路22は、時刻tから遅延時間t経過した時点で、その出力信号J′を論理“1”レベルから論理“0”レベルに遷移する。
零検出増幅器18Aの応答時間tよりも遅延回路22の遅延時間tが長いので、ワンパルス回路20は、その出力信号I′のレベルを遷移しない。
時刻tが時刻tで、スイッチ端子SWでの電圧G′が電源出力電圧Voutになると、零検出増幅器18Aは出力信号Hを論理“1”レベルから論理“0”レベルに遷移する。すなわち、零検出増幅器18Aは、零検出信号を出力する。遅延回路22の出力信号J′が論理“0”レベル、零検出増幅器18Aの出力信号H′が論理“1”レベルなので、ワンパルス回路20はその出力信号I′を論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。すなわち、ワンパルス回路20は、零検出信号に応答してワンパルスを出力する。
時刻tが時刻tで、駆動回路17Aは、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオン状態にし、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態にする。その結果、スイッチ端子SWでの電圧G′は再び零となる。と同時に、遅延回路22は、時刻tで、その出力信号J′を論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。したがって、ワンパルス回路20の出力信号I′も、この時点tで論理“0”レベルになる。
その結果、ワンパルス回路20の出力信号I′は、時刻tから時刻tの時間Tの間、論理“1”レベルとなる。
前述したように、駆動回路17Aは、時刻tからPチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態にしているので、駆動回路17Aは、これに加えて、時刻tから時刻tの時間Tの間も、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態にする。
このように、本実施の形態によれば、遅延回路22の遅延時間tを零検出増幅器18Aの応答時間tよりも長くしたので、ワンパルス回路20の誤出力を防止することができる。
図14を参照して、本発明の第4の実施の形態に係る昇圧型同期整流DC/DCコンバータ30Cについて説明する。図示の昇圧型同期整流DC/DCコンバータ30Cは、遅延回路の構成が相違している点を除いて、図12に図示した昇圧型同期整流DC/DCコンバータ30Bと同様の構成を有し、同様の動作をする。したがって、遅延回路に22Bの参照符号を付して、図12に示したものと同様の機能を有するものには同一の参照符号を付して、説明の簡略化のためにそれらの説明は省略する。
遅延回路22Bは、5個のインバータが縦続接続された遅延回路から構成されている。
このような構成の遅延回路22Bは、インバータの段数によって規定される遅延時間tを持つ。この遅延時間tは、零検出増幅器18Aの応答時間tよりも長い(t>t)。
図15に図14に図示した昇圧型同期整流DC/DCコンバータ30Cの各部の波形を示す。図15において、(a)はスイッチ端子SWでの電圧G′の波形を示し、(b)は零検出増幅器18Aの出力信号(零検出信号)H′の波形を示し、(c)は遅延回路22Bの出力信号(遅延された電圧)Ja′の波形を示し、(d)はワンパルス回路20の出力信号(ワンパルス)Ia′の波形を示している。
時刻tが時刻tに達するまでは、駆動回路17AはNチャネル電界効果トランジスタQ2をオン状態に維持し、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態に維持している。その結果、スイッチ端子SWでの電圧G′は零となっている。
時刻tが時刻tに達すると、駆動回路17AはNチャネル電界効果トランジスタQ2をオフ状態にし、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオン状態とする。この結果、スイッチ端子SWでの電圧G′は、電源出力電圧Voutよりも高い電圧になり、スイッチ端子Swから第1の寄生ダイオードD1を介して電源出力端子Voutへ電流が流れる。スイッチ端子SWでの電圧G′が電源出力電圧Voutよりも高いので、零検出増幅器18Aは時刻tからそれ自身の応答時間t経過した時点で、その出力信号Hを論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。
一方、遅延回路22Bは、時刻tから遅延時間t経過した時点で、その出力信号Ja′を論理“1”レベルから論理“0”レベルに遷移する。
零検出増幅器18Aの応答時間tよりも遅延回路22Bの遅延時間tが長いので、ワンパルス回路20は、その出力信号Ia′のレベルを遷移しない。
時刻tが時刻tで、スイッチ端子SWでの電圧G′が電源出力電圧Voutになると、零検出増幅器18Aは出力信号H′を論理“1”レベルから論理“0”レベルに遷移する。すなわち、零検出増幅器18Aは、零検出信号を出力する。遅延回路22Bの出力信号Ja′が論理“0”レベル、零検出増幅器18Aの出力信号H′が論理“0”レベルなので、ワンパルス回路20はその出力信号Ia′を論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。すなわち、ワンパルス回路20は、零検出信号に応答してワンパルスを出力する。
時刻tが時刻tで、駆動回路17Aは、Nチャネル電界効果トランジスタQ2をオン状態にし、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態にする。その結果、スイッチ端子SWでの電圧G′は再び零となる。
遅延回路22Bは、時刻tから遅延時間t経過した時点tで、その出力信号Ja′を論理“0”レベルから論理“1”レベルに遷移する。したがって、ワンパルス回路20の出力信号Ia′も、この時点tで論理“0”レベルになる。
その結果、ワンパルス回路20の出力信号Ia′は、時刻tから時刻tの時間Tの間、論理“1”レベルとなる。
前述したように、駆動回路17Aは、時刻tからPチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態にしているので、駆動回路17Aは、これに加えて、時刻tから時刻tの時間Tの間も、Pチャネル電界効果トランジスタQ1をオフ状態にする。
このように、本実施の形態によれば、遅延回路22Bの遅延時間tを零検出増幅器18Aの応答時間tよりも長くしたので、ワンパルス回路20の誤出力を防止することができる。
以上、本発明について好ましい実施の形態によって説明してきたが、本発明は上述した実施の形態に限定しないのは勿論である。例えば、遅延回路は、上述した実施の形態のものに限定されず、種々のものを使用することができる。例えば、降圧型同期整流DC/DCコンバータの場合には、遅延回路として偶数個のインバータを縦続接続したものを使用することができ、昇圧型同期整流DC/DCコンバータの場合には、遅延回路として奇数個のインバータを縦続接続したものを使用することができる。
本発明が適用される降圧型同期整流DC/DCコンバータの構成を示すブロック図である。 図1に図示した降圧型同期整流DC/DCコンバータの各部の波形を示すタイムチャートである。 従来の降圧型同期整流DC/DCコンバータの構成を示すブロック図である。 図3に図示した従来の降圧型同期整流DC/DCコンバータの各部の波形を示すタイムチャートである。 本発明が適用される昇圧型同期整流DC/DCコンバータの構成を示すブロック図である。 従来の昇圧型同期整流DC/DCコンバータの構成を示すブロック図である。 図6に図示した従来の昇圧型同期整流DC/DCコンバータの各部の波形を示すタイムチャートである。 本発明の第1の実施の形態による降圧型同期整流DC/DCコンバータの構成を示すブロック図である。 図8に図示した降圧型同期整流DC/DCコンバータの各部の波形を示すタイムチャートである。 本発明の第2の実施の形態による降圧型同期整流DC/DCコンバータの構成を示すブロック図である。 図10に図示した降圧型同期整流DC/DCコンバータの各部の波形を示すタイムチャートである。 本発明の第3の実施の形態による昇圧型同期整流DC/DCコンバータの構成を示すブロック図である。 図12に図示した昇圧型同期整流DC/DCコンバータの各部の波形を示すタイムチャートである。 本発明の第4の実施の形態による昇圧型同期整流DC/DCコンバータの構成を示すブロック図である。 図14に図示した昇圧型同期整流DC/DCコンバータの各部の波形を示すタイムチャートである。
符号の説明
10B,10C 降圧型同期整流DC/DCコンバータ
Q1 第1のトランジスタ(Pチャネル電界効果トランジスタ)
Q2 第2のトランジスタ(Nチャネル電界効果トランジスタ)
L インダクタ
25 入力電源
Co コンデンサ
Ro 抵抗器
Rout 負荷
DD 電源入力端子(直流入力電圧)
Vout 電源出力端子(直流出力電圧)
17,17A 駆動回路
18,18A 零検出増幅器
20 ワンパルス回路
22,22A,22B 遅延回路
30B,30C 昇圧型同期整流DC/DCコンバータ

Claims (10)

  1. 接地電位の接地端子と電源入力端子とを持ち、前記接地端子と前記電源入力端子との間に直流入力電圧を印加する入力電源と、
    前記電源入力端子に第1の主電極端子が接続され、第2の主電極端子がスイッチ端子に接続され、第1の制御電圧が供給される第1の制御端子を持つ第1のトランジスタと、
    前記スイッチ端子に第3の主電極端子が接続され、第4の主電極端子が前記接地端子に接続され、第2の制御電圧が供給される第2の制御端子を持つ第2のトランジスタと、
    前記スイッチ端子と電源出力端子との間に接続されたインダクタと、
    前記電源出力端子と前記接地端子との間に接続されて、それら端子間に前記直流入力電圧よりも低い直流出力電圧を生成する出力回路と、
    前記第1および前記第2のトランジスタが同時にオンしないように、前記第1および前記第2のトランジスタを駆動する駆動ユニットと備えた降圧型DC/DCコンバータにおいて、
    前記駆動ユニットは、
    応答時間を持ち、前記スイッチ端子に接続されて、前記第2のトランジスタに流れる電流が零であることを検出して、零検出信号を出力する零検出手段と、
    前記スイッチ端子に接続されて、当該スイッチ端子での電圧を前記応答時間よりも長い遅延時間だけ遅延して、遅延された電圧を出力する遅延手段と、
    前記遅延された電圧を受けるリセット入力端子と前記零検出信号を受けるセット入力端子とを持ち、前記零検出信号に応答してワンパルスを出力するワンパルス回路と、
    前記ワンパルスに応答して、前記第2のトランジスタをオフにする手段と
    を有することを特徴とする降圧型DC/DCコンバータ。
  2. 前記第1のトランジスタは、前記第1の主電極端子、前記第2の主電極端子、及び前記第1の制御端子として、それぞれ、ソース、ドレイン、及びゲートを持つPチャネル電界効果トランジスタから成り、
    前記第2のトランジスタは、前記第3の主電極端子、前記第4の主電極端子、及び前記第2の制御端子として、それぞれ、ドレイン、ソース、及びゲートを持つNチャネル電界効果トランジスタから成る、請求項1に記載の降圧型DC/DCコンバータ。
  3. 前記ワンパルス回路は、2個のNORゲートから成るSRフリップ・フロップ回路で構成されている、請求項1に記載の降圧型DC/DCコンバータ。
  4. 前記遅延手段は、
    前記スイッチ端子に接続され、当該スイッチ端子での電圧を反転して、第1の反転電圧を出力する第1のインバータと、
    前記第1の反転電圧を受けるゲートを持ち、ソースが接地されたNチャネル電界効果トランジスタと、
    該Nチャネル電界効果トランジスタのドレインと前記電源入力端子との間に接続された電流源と、
    前記Nチャネル電界効果トランジスタのドレインと前記接地端子との間に接続されたコンデンサと、
    前記Nチャネル電界効果トランジスタのドレインに入力端子が接続され、前記コンデンサの両端間の電圧を反転して、第2の反転電圧を前記遅延された電圧として出力する第2のインバータと
    を有する請求項1に記載の降圧型DC/DCコンバータ。
  5. 前記遅延手段は、偶数個のインバータが縦続接続された遅延回路から成る、請求項1に記載の降圧型DC/DCコンバータ。
  6. 接地電位の接地端子と電源入力端子とを持ち、前記接地端子と前記電源入力端子との間に直流入力電圧を印加する入力電源と、
    電源出力端子に第1の主電極端子が接続され、第2の主電極端子がスイッチ端子に接続され、第1の制御電圧が供給される第1の制御端子を持つ第1のトランジスタと、
    前記スイッチ端子に第3の主電極端子が接続され、第4の主電極端子が前記接地端子に接続され、第2の制御電圧が供給される第2の制御端子を持つ第2のトランジスタと、
    前記スイッチ端子と前記電源入力端子との間に接続されたインダクタと、
    前記電源出力端子と前記接地端子との間に接続されて、それら端子間に前記直流入力電圧よりも高い直流出力電圧を生成する出力回路と、
    前記第1および前記第2のトランジスタが同時にオンしないように、前記第1および前記第2のトランジスタを駆動する駆動ユニットと備えた昇圧型DC/DCコンバータにおいて、
    前記駆動ユニットは、
    応答時間を持ち、前記スイッチ端子に接続されて、前記第1のトランジスタに流れる電流が零であることを検出して、零検出信号を出力する零検出手段と、
    前記スイッチ端子に接続されて、当該スイッチ端子での電圧を前記応答時間よりも長い遅延時間だけ遅延して、遅延された電圧を出力する遅延手段と、
    前記遅延された電圧を受けるリセット入力端子と前記零検出信号をインバータを介して受けるセット入力端子とを持ち、前記零検出信号に応答してワンパルスを出力するワンパルス回路と、
    前記ワンパルスに応答して、前記第1のトランジスタをオフにする手段と
    を有することを特徴とする昇圧型DC/DCコンバータ。
  7. 前記第1のトランジスタは、前記第1の主電極端子、前記第2の主電極端子、及び前記第1の制御端子として、それぞれ、ソース、ドレイン、及びゲートを持つPチャネル電界効果トランジスタから成り、
    前記第2のトランジスタは、前記第3の主電極端子、前記第4の主電極端子、及び前記第2の制御端子として、それぞれ、ドレイン、ソース、及びゲートを持つNチャネル電界効果トランジスタから成る、請求項6に記載の昇圧型DC/DCコンバータ。
  8. 前記ワンパルス回路は、2個のNORゲートから成るSRフリップ・フロップ回路で構成されている、請求項6に記載の昇圧型DC/DCコンバータ。
  9. 前記遅延手段は、
    前記スイッチ端子に接続され、当該スイッチ端子での電圧を反転して、第1の反転電圧を出力する第1のインバータと、
    前記第1の反転電圧を受けるゲートを持ち、ソースが接地されたNチャネル電界効果トランジスタと、
    該Nチャネル電界効果トランジスタのドレインと前記電源入力端子との間に接続された電流源と、
    前記Nチャネル電界効果トランジスタのドレインと前記接地端子との間に接続されたコンデンサと、
    前記Nチャネル電界効果トランジスタのドレインに入力端子が接続され、前記コンデンサの両端間の電圧を反転して、第2の反転電圧を前記遅延された電圧として出力する第2のインバータと
    を有する請求項6に記載の昇圧型DC/DCコンバータ。
  10. 前記遅延手段は、奇数個のインバータが縦続接続された遅延回路から成る、請求項6に記載の昇圧型DC/DCコンバータ。
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