JP2005261099A - 振動モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】 錘体の取着及び取外しが容易な振動モータの提供。
【解決手段】振動モータ1は、モータ本体10から突出したモータ軸12が圧入可能な軸孔32を持つボス部34及び軸孔に対して平行離間した軸線Lのスラスト方向に延びる偏心連結部36を一体的に備えたプラスチック製の連結媒介体30と、スラスト方向の一方端面41側から他方端面42側の途中位置にまで形設された受け溝43を備えた錘体40とを有し、受け溝の溝43の内側面43bのうち溝口部位において溝幅が受け溝43の直径よりも縮小して成る庇部分43a,43aを備えている。偏心連結部36を一方端面41側から受け溝43に圧入し、モータ軸12を他方端面42側から軸孔32に圧入して成る。
【選択図】 図2
【解決手段】振動モータ1は、モータ本体10から突出したモータ軸12が圧入可能な軸孔32を持つボス部34及び軸孔に対して平行離間した軸線Lのスラスト方向に延びる偏心連結部36を一体的に備えたプラスチック製の連結媒介体30と、スラスト方向の一方端面41側から他方端面42側の途中位置にまで形設された受け溝43を備えた錘体40とを有し、受け溝の溝43の内側面43bのうち溝口部位において溝幅が受け溝43の直径よりも縮小して成る庇部分43a,43aを備えている。偏心連結部36を一方端面41側から受け溝43に圧入し、モータ軸12を他方端面42側から軸孔32に圧入して成る。
【選択図】 図2
Description
本発明は、モータ軸に錘体を取着した振動モータに関し、特に、錘体の取着及び取外しが容易な振動モータに関する。
従来一般に、振動モータにおいて、タングステン粉末等の成形焼結体としての偏心錘をモータ軸に取着する方法は、偏心錘においてスラスト方向に成形された軸受け溝にモータ軸を収めてから軸受け溝の両側に突出した挟着用突片を工具等で溝側に塑性変形させてモータ軸を加締固定することが一般的である。
しかしながら、上記加締固定法では偏心錘に一体的に形成されている挟着用突片を溝側へ塑性変形するものであることから、使用済み振動モータにおける偏心錘の取外しには、挟着用突片の戻し塑性変形を必要とし、加工硬化等により挟着用突片の割れや損傷等が生じ、回収した偏心錘の再利用が困難である。
そこで、上記問題点に鑑み、本発明の課題は、錘体の取着及び取外しが容易で、錘体の再利用が可能な振動モータを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明に係る振動モータは、モータ本体から突出したモータ軸が圧入可能な軸孔を持つボス部及び軸孔に対して平行離間した軸線のスラスト方向に延びる偏心連結部を一体的に備えたプラスチック製連結媒介体と、スラスト方向の一方端面側から他方端面側の途中位置にまで形設された受け溝を備えた錘体とを有し、受け溝は溝底から溝口へ巡る溝内側面のいずれかの部位において溝底側の溝幅に比し溝口側の溝幅が縮小して成る縮幅部分を備え、偏心連結部を一方端面側から錘体の受け溝に圧入し、モータ軸を他方端面側から軸孔に圧入して成ることを特徴とする。
振動モータの組立時においては、まず連結媒介体の偏心連結部を錘体の一方端面側から受け溝に圧入し、錘体の一方端面側に板等を当てた状態でモータ軸を錘体の他方端面側から軸孔に圧入することにより、錘体がモータ軸に対して抜け止めされると同時に回り止めされる。受け溝が溝底から溝口へ巡る溝内側面のいずれかの部位において溝底側の溝幅に比し溝口側の溝幅が縮小して成る縮幅部分を備えているため、連結媒介体の偏心連結部は受け溝からラジアル方向には外れない。
錘体の回収時においては、ボス部の軸孔からモータ軸を抜き出し、錘体の受け溝からスラスト方向に偏心連結部を抜き出すことができ、錘体の再利用は勿論のこと、モータ本体の再利用も可能となる。特に、連結媒介体がプラスチック製であって多少の弾性を有するため、両圧入操作によってもモータ軸及び受け溝に擦過傷の生じることがない。
受け溝を持つ錘体の成形では金型をスラスト方向へ抜型する必要があることから、金型の抜き勾配を利用して、受け溝はその断面が一方端面側から他方端面側にかけて次第に縮小した先細状とすることが望ましい。逆に、偏心連結部は略一様断面とするのが良い。
ボス部としては隙間を空けた一対の離間ボス部であることが望ましい。モータ軸を軸孔から引き抜く際に、隙間に工具等を引っ掛けることができ、引き抜き作業の容易化に資する。
本発明は、錘体の取着及び取外しが容易で、錘体の再利用が可能な振動モータを提供できる。また、モータ本体の再利用も可能である。
次に、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は本発明の実施例に係る振動モータを示す斜視図、図2は同振動モータの組立斜視図、図3(a)は同振動モータの平面図、図3(b)は同振動モータの正面図、図3(c)は同振動モータの側面図である。
本例の振動モータ1は、モータ本体10と、モータ本体10から長く突出したモータ軸12に取着する偏心錘20とから成る。この偏心錘20はプラスチック製の連結媒介体30と錘体40とから成る。
連結媒介体30は、モータ軸12が圧入可能な軸孔32を持つ一対の離間ボス部34,34と、軸孔32に対して平行離間した軸線Lのスラスト方向に延びる円柱周面を持つ偏心連結部36とを一体的に備えている。一対の離間ボス部34,34の間には隙間38が形成されている。偏心連結部36の直径はボス部34の直径よりも大きく、偏心連結部36の断面はほぼ一様となっている。
錘体40は、スラスト方向の一方端面41側から他方端面42側の途中位置にまで形設された受け溝43を備え、この受け溝43は偏心連結部36がスラスト方向に圧入可能なC字溝であって、溝底から溝口へ巡る溝内側面43bのうち溝口部位において溝幅が受け溝43の直径よりも縮小して成る庇部分(縮幅部分)43a,43aを備えている。受け溝43の断面は一方端面41側から他方端面42側にかけて次第に縮小した緩い先細状溝である。
このような構成において、振動モータの組立時では、まず連結媒介体30の偏心連結部36を錘体40の一方端面41面から受け溝43に圧入し、錘体40の一方端面41側に板等を当てた状態でモータ軸12を錘体40の他方端面42面から軸孔32に圧入することにより、錘体40がモータ軸12に対して抜け止めされると同時に回り止めされる。受け溝43が溝底から溝口へ巡る溝内側面43bのうち溝口部位において溝幅が受け溝43の直径よりも縮小して成る庇部分43a,43aを備えているため、連結媒介体30の偏心連結部36は受け溝43からラジアル方向には外れない。
なお、受け溝43を他方端面42側の途中位置までしか形成しなかったのは、連結媒介体30のスラスト方向の位置合わせと、万が一、錘体40がスラスト方向に脱落しそうになっても、錘体40がモータ本体10に当り、抜け落ちるのを防止できるためである。
錘体40の回収時においては、ボス部34の軸孔32からモータ軸12を抜き出し、錘体40の受け溝43からスラスト方向に偏心連結部36を抜き出すことができ、錘体40の再利用は勿論のこと、モータ本体10の再利用も可能となる。特に、連結媒介体30がプラスチック製であって多少の弾性を有するため、両圧入操作によってもモータ軸12及び受け溝43に擦過傷の生じることがない。
ここで、受け溝43を持つ錘体40の成形では金型をスラスト方向へ抜型する必要があることから、金型の抜き勾配を利用して、受け溝43はその断面が一方端面41側から他方端面42側にかけて次第に縮小した先細状とすることができる。
モータ軸12を軸孔32から引き抜く際に、一対の離間ボス部34,34の間の隙間38に工具等を引っ掛けることができ、引き抜き作業の容易化に資する。
なお、受け溝43の断面形状は上記実施例の形状のように円弧である必要はなく、受け溝43をアリ溝としても良い。要は、受け溝が溝底から溝口へ巡る溝内側面のいずれかの部位において溝底側の溝幅に比し溝口側の溝幅が漸縮又は急縮して成る縮幅部分を備えていれば良く、縮幅部分が連結媒介体自身の倒れ止め部(又は回り止め部)となるため、モータ軸の軽圧入だけでも錘体をガタ付きなく回り止めすることができる。
1…振動モータ
10…モータ本体
12…モータ軸
20…偏心錘
30…連結媒介体
32…軸孔
34…ボス部
36…偏心連結部
38…隙間
40…錘体
41…一方端面
42…他方端面
43…受け溝
43a…庇部分(縮幅部分)
43b…溝内側面
L…軸線
10…モータ本体
12…モータ軸
20…偏心錘
30…連結媒介体
32…軸孔
34…ボス部
36…偏心連結部
38…隙間
40…錘体
41…一方端面
42…他方端面
43…受け溝
43a…庇部分(縮幅部分)
43b…溝内側面
L…軸線
Claims (3)
- モータ本体から突出したモータ軸が圧入可能な軸孔を持つボス部及び前記軸孔に対して平行離間した軸線のスラスト方向に延びる偏心連結部を一体的に備えたプラスチック製連結媒介体と、スラスト方向の一方端面側から他方端面側の途中位置にまで形設された受け溝を備えた錘体とを有し、前記受け溝は溝底から溝口へ巡る溝内側面のいずれかの部位において溝底側の溝幅に比し溝口側の溝幅が縮小して成る縮幅部分を備え、前記偏心連結部を前記一方端面側から前記錘体の前記受け溝に圧入し、前記モータ軸を前記他方端面側から前記軸孔に圧入して成ることを特徴とする振動モータ。
- 請求項1において、前記偏心連結部は略一様断面であって、前記受け溝はその断面が前記一方端面側から前記他方端面側にかけて次第に縮小した先細状溝であることを特徴とする振動モータ。
- 請求項1又は請求項2において、前記ボス部は隙間を空けた一対の離間ボス部であることを特徴とする振動モータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004070068A JP2005261099A (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 振動モータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004070068A JP2005261099A (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 振動モータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005261099A true JP2005261099A (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=35086287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004070068A Pending JP2005261099A (ja) | 2004-03-12 | 2004-03-12 | 振動モータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005261099A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN110191767A (zh) * | 2017-01-17 | 2019-08-30 | 日本电产株式会社 | 振动马达和振动马达的制造方法 |
-
2004
- 2004-03-12 JP JP2004070068A patent/JP2005261099A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN110191767A (zh) * | 2017-01-17 | 2019-08-30 | 日本电产株式会社 | 振动马达和振动马达的制造方法 |
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