JP2005260150A - 光起電力装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、新たな層などの材料を増やすことなく、TCOと導電ペーストからなる櫛型電極との密着強度を向上させることを目的とする。
【解決手段】 この発明は、光起電力素子の半導体層上に透明導電膜を形成した後、透明導電膜表面に励起した酸素を照射し、少なくとも櫛型電極と接触する透明導電膜の表面の接触角を1度以下の透明導電膜を形成し、この透明導電膜上に導電ペーストを用いて櫛型電極を形成し、櫛型電極の密着強度を大きくする。
【選択図】 図5

Description

この発明は、光起電力装置及びその製造方法に係り、特に、透明導電膜に櫛型状の集電極を形成する光起電力装置及びその製造方法に関する。
太陽電池は、クリーンで無尽蔵のエネルギー源である太陽からの光を直接電気に変換できることから新しいエネルギー源として期待されている。
太陽電池には、色々な形態があるが、代表的なものは、結晶系シリコン太陽電池、多結晶シリコン太陽電池、非晶質シリコン太陽電池、化合物半導体太陽電池などがある。
これらの太陽電池において、半導体層上に透明導電膜(TCO)を設け、このTCO上に導電性ペーストを印刷するなどの手法により、櫛型状の集電極を形成したものが知られている。斯かる太陽電池における導電性ペーストに求められる特性としては、高い導電率とTCOとの強固な密着性が挙げられる。そのため、高導電率と密着性の両立が可能なペースト材料が求められているが、理想的な材料が見つかっていないのが現状である。
このため、TCOの表面にシランカップリング層を設け、密着強度の改善を図る方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平7−38126号公報
しかしながら、上記特許文献1のように、密着強度を向上させるために、新たな層を設けることは材料コストが嵩み好ましくない。そこで、下地であるTCO層に工夫を施し、密着強度を向上させることが望まれる。
この発明は、上記した従来の問題点に鑑みなされたものにして、新たな層などの材料を増やすことなく、TCOと導電ペーストからなる集電極との密着強度を向上させることを目的とする。
この発明の光起電力装置は、光起電力素子の透明導電膜上に、導電性ペーストで形成される集電極が設けられた光起電力装置において、少なくとも集電極形成部における透明導電膜の水との接触角が1度以下であることを特徴とする。
また、この発明は、光起電力素子の半導体層上に少なくとも集電極と接触する表面の水との接触角が1度以下の透明導電膜を形成し、この透明導電膜上に導電ペーストを用いて集電極を形成することを特徴とする。
また、光起電力素子の半導体層上に透明導電膜を形成した後、透明導電膜表面に励起した酸素を照射し、少なくとも集電極と接触する透明導電膜の表面の水との接触角を1度以下にすることことができる。
また、他の方法では、光起電力素子の半導体層上に透明導電膜を形成した後、透明導電膜表面をオゾン雰囲気中に暴露し、少なくとも集電極と接触する透明導電膜の表面の水との接触角を1度以下にすることができる。
更に、他の方法では、光起電力素子の半導体層上に水分を添加して透明導電膜を形成し、少なくとも集電極と接触する透明導電膜の表面の水との接触角を1度以下にすることができる。
上記したこの発明によれば、透明導電膜(TCO)表面が改質され、水との接触角が1度以下になると、TCOと導電ペーストからなる集電極との密着強度が増す。このため、密着強度が高い光電変換素子セルを形成でき、セル間電極の剥離などによる長期信頼性の低下が抑えられる。また、モジュール形成時の歩留まり向上にも貢献できる。
以下、この発明の実施形態につき、図面を参照して説明する。図1は、この発明の実施形態による光起電力素子(太陽電池素子)の構成を示した断面図である。
本実施形態による光起電力素子1は、図1に示すように、約1Ω・cmの抵抗率と約300μmの厚みとを有するとともに、(100)面を有するn型単結晶シリコン基板2(以下、n型単結晶シリコン基板2という)を備えている。n型単結晶シリコン基板2の表面には、数μmから数十μmの高さを有するピラミッド状凹凸が形成されている。このn型単結晶シリコン基板2の上面上には、約5nmの厚みを有する実質的に真性のi型非晶質シリコン層3が形成されている。また、i型非晶質シリコン(a−Si)層3上には、約5nmの厚みを有するp型非晶質シリコン(a−Si)層4が形成されている。
また、p型非晶質シリコン(a−Si)層4上には、約100nmの厚みを有する透明導電膜としてのスパッタ法によりITO膜5が形成されている。このITO膜5は、SnO2を添加したIn23によって形成されている。なお、ITO膜5の光の透過率を向上させるために、ITO膜5中のSnの含有率は、好ましくは、約5質量%以下、より好ましくは、約2質量%以下に設定する。この発明によるITO膜5は、後述するように、水との接触角が1度以下になるように、表面が改質されている。
更に、このITO膜5の上面上の所定領域には、櫛型状の集電極(ペースト電極)6が形成されている。この集電極6は、銀(Ag)からなる導電性フィラーと熱硬化性樹脂とによって構成され、印刷により所定のパターンに形成されている。この集電極6は、図2に示すように、フィンガー部6Aとバスバー部6Bで構成されている。
また、n型単結晶シリコン基板2の下面上には、約5nmの厚みを有する実質的に真性のi型非晶質シリコン(a−Si)層7が形成されている。i型非晶質シリコン(a−Si)層7上には、約20nmの厚みを有するn型非晶質シリコン(a−Si)層8が形成されている。このようにn型単結晶シリコン基板2の下面上に、i型非晶質シリコン(a−Si)層7およびn型非晶質シリコン(a−Si)層8が順番に形成されることにより、いわゆるBSF(Back Surface Field)構造が形成されている。また、n型非晶質シリコン(a−Si)層8上には、約100nmの厚みを有するITO膜9が形成されている。ITO膜9上の所定領域には、集電極(ペースト電極)10が形成されている。また、n型単結晶シリコン基板2の下面上に形成されたi型非晶質シリコン(a−Si)層7,n型非晶質シリコン(a−Si)層8,ITO膜9および集電極10の上記以外の構成は、それぞれ、n型単結晶シリコン基板2の上面上に形成されたi型非晶質シリコン(a−Si)層3,p型非晶質シリコン(a−Si)層4,ITO膜5および集電極6の構成と同様である。
表1にRFプラズマCVD法による代表的な太陽電池作成時の非晶質シリコン(a−Si)の形成条件を示す。
Figure 2005260150
尚、基板としてp型単結晶シリコン基板を用いて、上記の各薄膜のp型とn型を入れ替えて形成しても良く、また、多結晶シリコン基板を用いても良い。また、裏面側には櫛型電極ではなく全面電極を形成しても良く、非晶質シリコン(a−Si)は微結晶を含んでも良い。
さて、この発明は、透明導電膜(TCO)として、ITO膜を用い、ITO膜表面を改質し、水との接触角を1度以下にしている。表面の改質は、ITO膜を形成後、プラズマ処理、UV照射、オゾン処理の3手法により行った。また、ITO膜形成時に、水分を添加してITO膜表面の水との接触角が1度以下になる膜を得た。以下、各改質処理につき説明する。
(プラズマ処理)
プラズマ処理の概略を図3に示す。図3に従い、プラズマ処理によりITO膜表面を改質する方法について説明する。図3に示すように、大気圧下に置かれたプラズマ発生装置20の下をITO膜を形成したサンプル21を搬送することにより、ITO膜表面に大気圧プラズマ処理を行う。プラズマ発生には、Ar希釈酸素(酸素流量/Ar流量=1.3%)を用い、RFパワーは700Wとした。処理時間は搬送速度にて制御した。この実施形態では、生産性を考慮し、コンベア搬送部にプラズマ発生器20を置くことでライン搬送時にプラズマ処理が可能である大気圧プラズマ法を用いた。そして、後述するように、コンベアの搬送速度を変えて、ITO膜にプラズマ照射する時間を制御する。プラズマ発生装置20をサンプル21が通過する時間を変えて処理を実行した。
尚、プラズマ処理は上記した方法以外に、ITO形成後に真空装置内で酸素を含む雰囲気中でプラズマ処理をしても同じ効果が得られる。
(UV処理)
UV照射処理の概略を図4に示す。図4に従いUV処理によりITO膜表面を改質する方法について説明する。図4に示すように、UV照射処理室内にサンプル21をセットし、UVランプ(Xeランプ)31がセットされた蓋を閉める。出力10mW/cm2にて60〜300秒の処理を実施した。
(オゾン処理)
オゾン処理によりITO膜表面を改質する方法について説明する。原料ガスに酸素を用いたオゾン発生器を利用し、オゾンを生成する。生成されたオゾンを反応室に導入し、反応室内にセットされたサンプルをオゾン処理した。反応室にオゾンを封入終了後、60〜300秒後に反応室を開放した。
(水分添加スパッタ法処理)
スパッタ法にてITO膜を形成する際に、スパッタ室内に水分を導入する。H2O濃度が4×10-2(Pa)程度となるように水分量を調整した。ここで、水分導入はITO膜の最表面部のみとなるように、ITO成膜を実施した。後述するように、成膜後期の2nmに相当する時間に水分を添加する方法と、ITO成膜直後に水分を添加する手法の両者について検討を行った。
上記した各手法でITO膜の表面改質を実施した後に、印刷法により、銀(Ag)からなる導電性フィラーと熱硬化性樹脂とによって構成された樹脂系の導電性ペーストを櫛型状に塗布し、光起電力素子を形成した。ITO膜を改質した各サンプルは、協和界面化学株式会社製の商品名「MCA−1」の接触角測定装置を用いて水との接触角が1度になるものを用いた。標準サンプルは、ITO膜の改質処理を行わない以外同じ条件で作成している。
これらのサンプルのセル出力はいずれの条件においても改質処理を行っていない標準サンプルとほぼ同等の特性を示していることが分かった。ただ、水添加により改質したF.F.が若干標準サンプルより低かった。水添加サンプルは標準条件のITO膜と異なるバルクとなっているためで、シート抵抗が50%以上高い値を示していたことが要因であると考えている。その他のサンプルは、ITO膜の最表面層のみが改質されているだけであり、バルク部のITO膜に変化がないので、標準サンプルと同等の特性を示している原因であると考えている。これらのサンプルのITO膜とペースト電極の密着度強度を測定した一例を表2に示す。なお、表2中に示した密着強度は標準サンプルを1として規格化している。
測定は、図8に示す装置を用いて測定した。図8に示すように、光電変換素子1を引き剥がし強度測定器40に固定すると共に、引き剥がし強度測定器40のクリップ41により、光電変換層素子1にモジュール製造時と同様の手法で接着した銅箔を挟む。その後、引き剥がし強度測定器40のハンドル42を回すことにより、櫛型電極6が光電変換池素子1から剥離するまでクリップ41を引っ張る。そして、引き剥がし強度測定器40のゲージ43に表示される引き剥がし強度の最大値を測定することにより、強度を測定している。
Figure 2005260150
表2に示すように、いずれの処理においても密着強度が向上していることが分かる。
次に、上記の各種処理方法において、処理時間を変更することによる密着強度の変化について評価を行った。
図5は、規格化密着強度と水との接触角のプラズマ処理時間との関係を示す特性図である。この図5において、丸印は規格化密着強度を示しており、標準サンプルの密着強度を1とした。黒四角印は水との接触角を示している。なお、処理時間は、図3に示すプラズマ発生源20の下をサンプル21が通り過ぎるのに要した時間である。ここで、水との接触角は上記したように、MCA−1(協和界面化学株式会社)を用いて測定した。
図5に示すように、標準サンプルは水との接触角が約5度であったが、プラズマ処理時間を延ばすことで接触角は低下し、処理時間が1秒を越えると、上記装置では水との接触角の測定が不可能になった。
一方、密着強度は0.25秒では処理なしとほぼ同等であったが、0.5秒以上では密着強度が大きく向上している。0.5秒の時は水との接触角が1度であった。この図5より、水との接触角が1度以下であると密着強度が大きく向上することが分かり、水との接触角は1度以下が好ましいことが分かる。
次に、UV照射とオゾン処理について処理時間と規格化密着強度との関係を測定した結果を図6に示す。UV照射とオゾン処理のいずれも処理も処理時間が長くなるにつれて、密着強度が向上している。なお、これらのサンプルにおいて水との接触角はいずれも測定不能であった。
図6に示すように、プラズマ処理とオゾン処理・UV照射の密着強度において差が生じたが、これは以下のように考察できる。UV照射では大気中の酸素からオゾンが生成されているが、酸素を原材料としたオゾン発生器で生成したオゾンに比べ絶対量が少なく効果が小さくなっているためではないかと考えている。また、プラズマ処理においては、非常に活性な酸素ラジカルがITO膜上に照射されるためにオゾンを用いた改質処理よりも効果が大きくなったために密着強度が高くなっているものと考えている。なお、水添加の密着強度について、成膜後期の2nmに相当する部分に水添加を実施したものと、成膜直後に水分を添加した両手法で有意差は見られなかった。
これらの実験の際に生産性を考慮し、短時間の処理のほうに重点をおいたため、長時間処理を実施したときの密着強度向上の傾向についての結果は得られていないが、最表面処理が完了した場合、ある一定値を示すものと思われる。ただし、特にプラズマ処理では熱ダメージの影響を考慮する必要があり、必要以上に長時間の処理は不適切であると考える。例えば、処理時間を10秒としたサンプルは標準サンプルに比べ、特性が低下している。これはプラズマ照射下は非常に高温に曝されていることから、下地である非晶質シリコン(a−Si)などに熱ダメージを与えることや、ITO膜の組成などが変化していることなどが考えられる。
次に、密着強度と信頼性評価の結果を図7に示す。ここで信頼性の評価には、ガラス上に、EVAでセルを封止しただけの簡易構造を用い、温湿度サイクル(JIS−C 8917に準ずる)試験を行った。耐湿試験の条件はJIS C 8917に従い、恒温恒湿漕を85℃、85%の条件とし、その恒温恒湿漕中に1000時間保管した後にそれぞれの出力を測定し、初期値との比較を行った。ここで、密着強度向上の手段としては、表2に示した各種処理方法を用いており、密着強度・信頼性評価結果共に規格化をしている。図7より、密着強度の向上と共に信頼性評価の結果が向上していることがわかった。
このように、信頼性向上に対し密着強度の向上が有効であり、密着強度向上のための処理として、大気圧プラズマ処理やUV洗浄・オゾン処理による表面改質や、ITO成膜時の水分添加が有効であることが分かった。
ここで、表面改質に用いられた手法は一般的に有機物の除去技術としても知られており、有機物除去後の清浄面が密着性の向上の一因であるとも考えられる。しかし、ITO成膜時の水添加のみで密着強度が向上しており、表面改質による影響が大きいものと考えられる。具体的な密着強度向上のメカニズムについては以下のように考える。
1.ITO成膜時あるいは成膜直後の水分添加により、ITOの最表面にOH基の多い膜が形成される。
2.UV洗浄などにより最表面層が改質され、ITO最表面層にOH基の多い膜が形成される。
3.1または2の結果、樹脂の接合に非常に有効であるOH基が多数ITO表面に形成されたことで密着強度が向上する。
以上、透明導電膜(TCO)材料としてのITO膜を用いた実施例について述べてきたが、他のTCO材料であるZnOやSnO2、TiO2等でも同様の効果がある。
図9に、この発明による光電変換素子素子1を用いた太陽電池モジュール11を示す。図9に示すように、太陽電池モジュール11は、複数の光電変換素子1を備えている。この複数の光電変換素子1の各々は、互いに隣接する他の太陽電池素子1と扁平形状の銅箔からなるタブ12を介して直列に接続されている。また、タブ12の一方端側は、所定の太陽電池素子1の上面側の集電極6(図1参照)に接続されるとともに、他方端側は、その所定の太陽電池素子1に隣接する別の太陽電池素子1の下面側の集電極10(図1参照)に接続されている。
そして、タブ12によって接続された複数の太陽電池素子1は、EVA(Ethylene Vinyl Acetate)からなる充填剤13によって覆われている。また、充填剤13の上面上には、ガラス基板からなる表面保護材14が設けられている。また、充填材13の下面上には、PET(Poly Ethylene Terephtalate)/アルミニウム箔/PETの3層構造からなる裏面保護材15が設けられている。
このように構成した太陽電池モジュール11においても光電変換素子1の集電極6の密着強度が増すことで、歩留まり、信頼性を向上させることができる。
また、上記した実施形態では、所謂HIT構造の光起電力素子を用いたが、光起電力素子の種類としても、薄膜シリコン系、化合物半導体系、色素増感系、有機系の光起電力素子においても同様であり、透明電極の下に位置する半導体層が、非晶質半導体や微結晶半導体の光起電力装置にこの発明は適用すると好適である。
この発明の実施形態による太陽電池素子の構成を示した断面図である。 この発明の実施形態による太陽電池素子の櫛型電極を示す模式図である。 この発明に用いられるプラズマ処理装置の概略図である。 この発明に用いられるUV処理装置の概略図である。 規格化密着強度と水との接触角のプラズマ処理時間との関係を示す特性図である。 UV照射とオゾン処理について処理時間と規格化密着強度との関係を示す特性図である。 密着強度と信頼性との関係を示す図である。 密着強度の測定を行う装置を説明する模式図である。 図1に示した実施形態による光電変換素子を用いた太陽電池モジュールの構成を示した断面図である。
符号の説明
1 光起電力素子(太陽電池素子)
2 n型単結晶シリコン基板
3 i型非晶質シリコン層
4 p型非晶質シリコン層
5 ITO膜
6 櫛型電極
7 i型非晶質シリコン層
8 n型非晶質シリコン層
9 ITO膜
10 集電極
11 太陽電池モジュール

Claims (5)

  1. 光起電力素子の透明導電膜上に、導電性ペーストで形成される集電極が設けられた光起電力装置において、少なくとも集電極形成部における透明導電膜の水との接触角が1度以下であることを特徴とする光起電力装置。
  2. 光起電力素子の半導体層上に少なくとも集電極と接触する表面の水との接触角が1度以下の透明導電膜を形成し、この透明導電膜上に導電ペーストを用いて集電極を形成することを特徴とする光起電力装置の製造方法。
  3. 光起電力素子の半導体層上に透明導電膜を形成した後、透明導電膜表面に励起した酸素を照射し、少なくとも集電極と接触する透明導電膜の表面の水との接触角を1度以下にすることを特徴とする請求項2に記載の光起電力装置の製造方法。
  4. 光起電力素子の半導体層上に透明導電膜を形成した後、透明導電膜表面をオゾン雰囲気中に暴露し、少なくとも集電極と接触する透明導電膜の表面の水との接触角を1度以下にすることを特徴とする請求項2に記載の光起電力装置の製造方法。
  5. 光起電力素子の半導体層上に水分を添加して透明導電膜を形成し、少なくとも集電極と接触する透明導電膜の表面の水との接触角を1度以下にすることを特徴とする請求項2に記載の光起電力装置の製造方法。
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