JP2005259724A - 発光素子の順方向電圧降下測定方法及び装置、並びに光源装置及びこれを用いた感熱プリンタ - Google Patents

発光素子の順方向電圧降下測定方法及び装置、並びに光源装置及びこれを用いた感熱プリンタ Download PDF

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Abstract

【課題】 簡単な構成で、発光素子の順方向電圧降下を測定する。
【解決手段】 光定着器16は、複数のLED21が直列に接続された素子列Lが複数列並列に接続された発光素子アレイを備えている。各素子列L1〜Lnには、トランジスタTr1〜TrNが接続されており、各素子列L1〜Lnを通電させる。これら各素子列L1〜Lnと並列にコンデンサ50を接続する。スイッチSbをオンして、コンデンサ50を充電した後、各素子列L1〜Lnを選択的に通電させ、通電された素子列を通じてコンデンサ50の電荷を放電させる。この放電完了後のコンデンサ50の電圧に基づいて、各素子列の順方向電圧VFLを測定する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、発光素子の順方向電圧降下測定方法及び装置、並びに光源装置及びこれを用いた感熱プリンタに関するものである。
発光素子であるLED(Light Emitting Diode)が複数個配列されたLEDアレイを備えた光源装置(例えば、下記特許文献1参照)が知られており、照明、ディスプレイなど各種の用途に用いられている。LEDアレイは、例えば、m個のLEDを直列に接続した素子列を、n列並列に接続することで構成され、各素子列毎に、スイッチング手段となるトランジスタを直列に接続することにより、各素子列毎に点灯を制御できるようにしている。
LEDは、順方向(アノードからカソードへ)に電流を流したときに電圧降下を生じ、この電圧降下は、順方向電圧降下(以下、VFと略称する)と呼ばれる。素子列全体の順方向電圧降下(以下、VFLと略称する)は、素子列を構成する個々のLEDのVFの合計値となる。素子列に対してそのVFL以下の電圧を掛けても点灯しないため、駆動電圧VLED は、前記VFLよりも高い値に設定される。具体的には、個々のLEDの実際のVFにはばらつきがあるため、1個のLEDの平均的なVFAVE にばらつきを見込んだマージンを加えた値を、素子列内のLEDの個数分合計した値が、駆動電圧VLED として設定される。この駆動電圧VLED と実際のVFLとの差は、電力損失となり、この電力損失は、素子列を構成するLEDの数が増えれば増えるほど、無視できない大きさとなる。
この電力損失を最小化するためには、各素子列毎のVFLを測定し、測定された各VFLの最大値に応じて駆動電圧VLED を決定することが好ましい。そこで、下記特許文献1の光源装置では、前記各トランジスタに掛かる電圧Vtを測定し、測定した各Vtの最小値に応じて、駆動電圧VLED を制御している。素子列とトランジスタとは直列に接続されるので、素子列にトランジスタを加えた1列全体の端子間の電圧降下は、VFL+Vtとなる。したがって、電圧Vtの最小値に応じて駆動電圧VLED を制御することは、実質的にVFLの最大値に応じて制御することに等しい。
また、各素子列のVFLを測定すれば、その値に基づいて、各素子列内の故障したLEDの数を調べることも可能である。上述したとおり、1個のLEDのVFAVE はおおよそわかるので、LEDの数に応じて1つの素子列の平均的なVFLAVE を推定することができる。このVFLAVE を基準値とし、このVFLAVE と実測値とを比較することで、その素子列内で何個のLEDが故障しているかを調べることができる。例えば、3個のLEDが直列に接続されている素子列の場合に、VFLの実測値が、VFLAVE の2/3に満たないような場合には、1個のLEDが故障していると推定することができる。
このように、各素子列のVFLを測定することにより、適切な駆動電圧VLED の制御やLEDの故障検出などが可能になる。下記特許文献1の光源装置では、各素子列毎に電圧検出用の配線を結線し、各配線を電圧検出回路に接続することで、各トランジスタに掛かる電圧Vtを検出している。また、下記特許文献2及び3の光源装置では、各素子列毎に、電圧検出用の回路部品(ダイオードやフォトカプラなど)を設けることによって、各素子列毎のVFLを測定している。
特開2003−332624号公報 特開平5−212905号公報 特許第2936301号公報
しかしながら、光源装置の用途によっては、基板上に、多数のLEDをその配列ピッチを極力小さくして高密度に実装しなければならない場合がある。上述した従来の光源装置のように、各素子列毎に電圧検出用の配線を結線して引き出したり、各素子列毎に、電圧検出用の回路部品を設けると、配線や回路部品がLEDの実装面を占有し、しかも構造が複雑化するので、LEDの高密度化の障害となってしまう。
本発明は、簡単な構成で、発光素子の順方向電圧降下を測定することができる順方向電圧降下測定装置及び方法並びに光源装置及びこれを用いた感熱プリンタを提供することができる。
本発明の発光素子の順方向電圧降下測定方法は、直列に接続された複数の発光素子からなる発光素子列を複数列並列に接続した発光素子アレイに用いられ、これら各発光素子列とコンデンサとを並列に接続して、前記コンデンサを充電した後、前記各発光素子列のうち選択した1つの発光素子列を通じて前記コンデンサの電荷を放電させ、この放電中又は放電完了後の前記コンデンサの電圧に基づいて、前記各発光素子列の順方向電圧降下を測定することを特徴とする。
本発明の発光素子の順方向電圧降下測定装置は、直列に接続された複数の発光素子からなる発光素子列を、複数列並列に接続した発光素子アレイに用いられ、前記各発光素子列の順方向電圧降下を測定する発光素子の順方向電圧降下測定装置において、前記各発光素子列と並列に接続されるコンデンサと、前記各発光素子列を選択的に通電させる複数の通電スイッチと、前記コンデンサ及び前記各発光素子列に対して給電を行う電源回路と、前記電源回路の給電をオンオフする給電スイッチと、前記コンデンサの充電後、前記給電スイッチをオフして、前記通電スイッチがオンされた発光素子列を通じて前記コンデンサの電荷の放電を開始させ、その放電中又は放電完了後の前記コンデンサの電圧に基づいて、各発光素子列の順方向電圧降下を測定する測定部とを備えたことを特徴とする。
本発明の光源装置は、直列に接続された複数の発光素子からなる発光素子列を、複数列並列に接続した発光素子アレイと、これら各発光素子列に対して給電する電源回路と、前記各発光素子列とそれぞれ直列に接続され前記各発光素子列の通電を選択的にオンオフする複数の通電スイッチとを備えた光源装置において、前記各発光素子列と並列に接続され、前記電源回路からの給電を受けて充電されるコンデンサと、前記電源回路から前記コンデンサへの給電をオンオフする給電スイッチと、この給電スイッチをオンしてコンデンサを充電後、前記給電スイッチをオフするとともに、前記各通電スイッチを選択的にオンして、前記通電スイッチがオンされた発光素子列を通じて前記コンデンサの電荷を放電させ、その放電中又は放電完了後の前記コンデンサの電圧に基づいて、各発光素子列毎の順方向電圧降下を測定する測定部とを設けたことを特徴とする。
前記測定部によって測定した順方向電圧降下に基づいて、前記各発光素子列の駆動電圧を決定することが好ましい。
また、前記測定部によって測定した順方向電圧降下に基づいて、前記各発光素子列の故障内容を判定する故障判定部を設けることが好ましい。
更に、前記故障判定部は、選択された複数の発光素子列の通電スイッチをオンして、前記複数の発光素子列を通じて前記コンデンサの電荷を放電させ、その放電中又は放電完了後の前記コンデンサの電圧に基づいて、前記複数の発光素子列内に故障した発光素子列があるかどうかを調べることが好ましい。
更に、前記故障判定部は、前記選択した複数の発光素子列内に故障した発光素子列があると判定した場合に、前記各発光素子列毎の順方向電圧降下に基づいて故障した発光素子列の特定及び当該発光素子列の故障内容の判定を行うことが好ましい。
前記故障判定は、電源投入時、操作部からの判定指示があったとき、予め設定された期間又は点灯時間が経過したときのうち少なくとも1つを含む所定のタイミングで行われることが好ましい。
メインの発光素子列と、予備の発光素子列とから構成された点灯グループを有しており、メインの発光素子列に故障が発生した場合に、代わりに前記予備の発光素子列を点灯させることが好ましい。
本発明の感熱プリンタは、感熱記録紙を加熱して画像を熱記録した後、記録済みの感熱記録紙に対して定着光を照射して画像を光定着する光源装置を備えた感熱プリンタにおいて、前記光源装置は、直列に接続された複数の発光素子からなる発光素子列を、複数列並列に接続した発光素子アレイと、これら各発光素子列に対して給電する電源回路と、前記各発光素子列とそれぞれ直列に接続され前記各発光素子列の通電を選択的にオンオフする複数の通電スイッチと、前記各発光素子列と並列に接続され、前記電源回路からの給電を受けて充電されるコンデンサと、前記電源回路から前記コンデンサへの給電をオンオフする給電スイッチと、この給電スイッチをオンしてコンデンサを充電後、前記給電スイッチをオフするとともに、前記各通電スイッチを選択的にオンして、前記通電スイッチがオンされた発光素子列を通じて前記コンデンサの電荷を放電させ、その放電中又は放電完了後の前記コンデンサの電圧に基づいて、各発光素子列毎の順方向電圧降下を測定する測定部とからなることを特徴とすることが好ましい。
本発明は、直列に接続された複数の発光素子からなる発光素子列を複数列並列に接続した発光素子アレイに用いられ、これら各発光素子列とコンデンサとを並列に接続して、前記コンデンサを充電した後、前記各発光素子列のうち選択した1つの発光素子列を通じて前記コンデンサの電荷を放電させ、この放電中又は放電完了後の前記コンデンサの電圧に基づいて、前記各発光素子列の順方向電圧降下を測定するようにしたから、簡単な構成で、発光素子の順方向電圧を測定することができる。測定装置の構成としては、各素子列毎に配線を接続したり、各素子列毎に測定用の回路部品を接続する必要がないので、発光素子の高密度実装の障害となることはない。
図1は、本発明の光源装置を、光定着光源として用いたカラー感熱プリンタ10を示す。カラー感熱プリンタ10は、例えば、デジタルカメラで撮影した画像データが記憶されたメモリーカード101や、パーソナルコンピュータ102から画像データを取り込み、その画像をカラー感熱記録紙11にプリントする。
周知のように、カラー感熱記録紙11は、支持体上に、上層から順に、Y(イエロー),M(マゼンタ),C(シアン)の各色に発色する3つの感熱発色層を層設したものである。カラー感熱記録紙11は、最上層となるイエロー感熱発色層の熱感度が最も高く、最下層のシアン感熱発色層の熱感度が最も低い。
深層の感熱発色層を加熱する際に上層の感熱発色層の未発色部分が発色しないように、イエロー及びマゼンタの各感熱発色層には、それぞれ特有な波長域の光による光定着性が付与されており、各感熱発色層は、画像が熱記録された後、それぞれの波長の光が照射されることにより光定着される。イエロー感熱発色層は、発光ピークの波長が約420nmの青紫色の光であるイエロー定着光が照射されると発色能力を消失し、マゼンタ感熱発色層は、発光ピークの波長が約365nmの近紫外線であるマゼンタ定着光が照射されると発色能力を消失する。
カラー感熱プリンタ10は、カラー感熱記録紙11を送り方向と、戻し方向とに往復搬送しながら、フルカラー画像の熱記録と、熱記録済みのカラー感熱記録紙11の光定着とを行う。
システムコントローラ100は、CPU,ROM,RAMなどからなり、操作部105からの操作信号に基づいてプリンタの各部を統括的に制御する。カードリーダ103は、メモリーカード101にアクセスして画像データを読み取る。通信I/F104は、通信ケーブルを接続するコネクタや通信制御回路などからなり、パーソナルコンピュータ102から画像データを取り込む際に使用される。
プリンタ10に取り込まれた画像データは、フレームメモリ106に記憶される。LCDパネル107は、プリンタ10本体に設けられており、プリントする画像をプレビュー表示する他、操作画面や、操作案内及びエラー内容などの各種メッセージを表示する。映像出力回路108は、フレームメモリ106に記憶された画像データや操作画面データなどのデジタルデータを、アナログの映像信号に変換してLCDパネル107に出力する。インジケータランプ110は、電源のオン/オフの状態や、プリンタ各部の動作状態などを示すランプである。電源回路32は、コンセントを介して接続された商用電源から供給される電力を、プリンタ10各部へ給電する。
カラー感熱記録紙11の搬送路上には、サーマルヘッド12と、このサーマルヘッド12と対向する位置に配置されカラー感熱記録紙11を裏面から支持するプラテンローラ13が配置されている。サーマルヘッド12は、周知のように、多数の発熱素子を主走査方向(カラー感熱記録紙の幅方向)に沿ってライン状に並べた発熱素子アレイ12aを備えている。この発熱素子アレイ12aをカラー感熱記録紙11に圧接させて、各感熱発色層を加熱することで、イエロー,マゼンタ,シアンの各色の画像を熱記録する。
システムコントローラ100内には、サーマルヘッド12を制御するヘッド制御部111が設けられている。ヘッド制御部111は、フレームメモリ106に記憶された画像データを1ラインずつ読み出して、このラインデータから駆動データを生成して、その駆動データをサーマルヘッド12へ送る。この駆動データに基づいて、サーマルヘッド12が駆動されて、各発熱素子が各画素の階調に応じた印画熱エネルギーを発生する。この印画熱エネルギーがカラー感熱記録紙11に与えられて該記録紙11が発色する。
カラー感熱記録紙11の発色濃度は、発熱素子アレイ12aの発熱ばかりでなく、サーマルヘッド12の蓄熱やプラテンローラ13の蓄熱、及びこれらが配置されるプリンタ内の環境温度によっても影響を受ける。このため、プリンタ10には、サーマルヘッド12の温度を測定する温度センサ112、プラテンローラ13の温度を検出する温度センサ113、前記環境温度を測定する温度センサ114が設けられている。これら各温度センサ112〜114が検出した信号は、温度測定回路115に送られる。温度測定回路115は、各センサから入力された温度信号をデジタルな温度データに変換してヘッド制御部111に入力する。ヘッド制御部111は、前記温度データに基づいて画像データを補正する。この補正により、カラー感熱記録紙11が適切な濃度で発色するように、発熱素子アレイ12aの発熱が制御される。
サーマルヘッド12の順方向下流側には、搬送ローラ対14と、光定着光源となる光定着器16が配置されている。搬送ローラ対14は、給紙されたカラー感熱記録紙11をニップして副走査方向へ搬送する。この搬送中に、カラー感熱記録紙11がサーマルヘッド12及び光定着器16を通過して、熱記録及び光定着が行われる。
搬送ローラ対14は、駆動モータ118によって駆動される。駆動モータ118は、例えば、ステッピングモータが使用されており、モータドライバ119を介してシステムコントローラ100に接続されている。システムコントローラ100は、駆動モータの回転量や回転速度を制御する。この駆動モータ118の制御を通じて、カラー感熱記録紙11の搬送量や搬送速度が制御される。
光定着器16は、サーマルヘッド12の送り方向下流側に配置されており、該ヘッド12によってイエロー又はマゼンタの各色の画像が熱記録された記録済みの各感熱発色層に対して、それぞれに特有な波長域の定着光を照射して、光定着する。光定着器16は、システムコントローラ100内に設けられたランプ制御部31によって制御される。
図2に示すように、光定着器16は、配線パターンが形成された基板18と、この基板18上に、複数個のLED21をマトリックス状に配列した発光素子アレイからなる。副走査方向に沿ってライン状に配列された3つのLED21は直列に接続されており、これらが1組の素子列Lを構成し、この素子列Lが、複数列主走査方向に配列されている。各素子列L1〜Lnは、並列に接続されており、後述するように、各素子列毎に点灯が制御される。また、後述するように、プリンタ10は、各素子列L1〜Lnの順方向電圧降下(VFL)を測定するVFL測定モードを備えており、この測定値に基づいて、光定着器16の駆動電圧を調整する。
LED21としては、図3のグラフの実線で示すように、発光波長にイエロー定着光及びマゼンタ定着光を含み、発光ピークが365nm(マゼンタ定着光)と420nm付近にある青色LEDが使用される。
フイルタ17(図1参照)は、図3のグラフの破線で示すように、約400nm以下の紫外線領域の光をカットする特性を持つ紫外線カットフイルタである。このフイルタ17は、光定着器16と搬送路との間に挿入されて光定着器16の発光面と対面する挿入位置と、この挿入位置から退避する退避位置との間で挿脱自在に設けられている。
イエロー感熱発色層の光定着(Y光定着)を行う際には、フイルタ17が挿入位置に移動する。これにより、光定着器16が発光する光のうち、マゼンタ定着光を含む紫外領域の光がカットされて、フイルタ17を透過するイエロー定着光のみがカラー感熱記録紙11に照射される。このため、イエロー感熱発色層のみが光定着され、未記録のマゼンタ感熱発色層が光定着されることはない。マゼンタ感熱発色層の光定着(M光定着)を行う際には、フイルタ17が退避位置へ移動して、光定着器16からイエロー定着光及びマゼンタ定着光がカラー感熱記録紙11に照射される。M光定着の際には、Y光定着が既に終了しているので、カラー感熱記録紙11に対してイエロー定着光が照射されても問題はない。
図4は、カラー感熱プリンタの電気回路を示すものである。光定着器16には、ランプ制御部31と、給電を行う電源回路32とが接続されている。各素子列L1〜Lnには、それら各素子列L1〜Lnを通電する通電スイッチとして機能するトランジスタTr1〜Trnが設けられており、それらが列内の各LED21と直列に接続されている。ランプ制御部31は、各トランジスタTr1〜Trnをオンオフさせることによって、各素子列L1〜Ln毎の点灯を制御する。これら各トランジスタTr1〜Trnは、図示しないカレントミラー回路を利用した定電流源であり、電源回路32からの電圧値に関わらず、一定の電流を流す。
ANDゲートアレイ41の各出力端子は、トランジスタTr1〜Trnのベース端子に接続されている。各素子列L1〜Lnは、周期的に発生するパルス信号によってパルス駆動される。ランプ制御部31は、各素子列L1〜Lnの最大点灯周波数を規定するストローブ信号をANDゲートアレイ41へ出力する。このストローブ信号は、所定のパルス幅を持ち、所定の周期で発生する複数のパルス信号からなるパルス列である。カラー感熱記録紙11を1ライン分送る間の各素子列L1〜Lnの最大点灯回数、及び1個のパルス当たりの点灯時間は、このストローブ信号によって規定される。ANDゲートアレイ41の各入力端子には、ラッチアレイ42を介してシフトレジスタ43が接続されている。ランプ制御部31は、各素子列L1〜Ln毎の駆動データを出力することによって、各素子列L1〜Ln毎に点灯周波数を制御する。
駆動データは、「1」か「0」の2値データであり、ストローブ信号のパルス周期に合わせて出力される。シフトレジスタ43には、クロック信号に同期して、全素子列L1〜Ln分の駆動データがシフトレジスタ43へシリアルに入力される。各素子列毎の駆動データは、シフトレジスタ43内でシフトされてパラレルな駆動データに変換される。このパラレルな駆動データは、クロック信号に同期して、ラッチアレイ42に転送される。
ラッチアレイ42は、転送された駆動データを保持する。このラッチアレイ42に保持された駆動データは、ラッチ信号に同期して、ANDゲートアレイ41に入力される。ANDゲートアレイ41は、ストローブ信号がハイレベルの期間、駆動データが「1」の場合に、「H(ハイレベル)」の信号を出力する。ANDゲートアレイ41から「H」の信号が出力されると、各トランジスタTr1〜Trnがオンして、各素子列L1〜Lnが点灯する。駆動データが「0」の場合には、「L(ローレベル)」の信号が出力されるため、各トランジスタTr1〜Trnがオンせず、各素子列L1〜Lnは点灯しない。ランプ制御部31は、各素子列毎に出力する駆動データを変化させることで、各素子列毎の点灯周波数を制御する。
このように、各素子列L1〜Ln毎に点灯周波数を制御することによって、主走査方向の照度分布が均一になるように各素子列L1〜Lnの照度が補正される。各素子列L1〜Lnの照度ムラは、出荷前の検査工程で検出してもよいし、プリンタ内の光定着器付近あるいは光定着器自体に各素子列L1〜Lnの照度を検出する照度センサ(図示せず)を設け、この照度センサによって照度ムラを検出してもよい。ランプ制御部31は、検出された各素子列L1〜Lnの実測照度に基づいて、各素子列L1〜Lnの点灯周波数を制御して照度ムラを補正する。
また、各素子列L1〜Lnと並列にコンデンサ50が接続されており、このコンデンサ50は電源回路32に接続されている。電源回路32は、スイッチSb,整流回路52,電圧安定化回路53、電圧調整部54からなる。スイッチSbは、給電経路を閉路又は遮断する給電スイッチであり、プリントモード時には常時閉じられており、順方向電圧降下測定モード時には、素子列L1〜Lnの各VFL1〜VFLnを測定する毎にランプ制御部31によって開閉が制御される。
コンデンサ50の一方の端子には、バッファアンプ55の非反転入力端子が接続されており、バッファアンプ55の反転入力端子はグランドに接続されている。バッファアンプ55は、コンデンサ50の電圧を検出するためのものであり、非反転入力端子に入力されたコンデンサ50の電圧を増幅して、ランプ制御部31内のVFL測定部31aに出力する。
図5は、VFL測定モード時の各信号の波形を示す。VFL測定モード時には、まず、スイッチSbが閉じられて(ON)、コンデンサ50が充電される。この充電中は、全てのトランジスタTr1〜Trnはオフされる。そして、例えば、素子列L1のVFLを測定する場合には、素子列L1の駆動データとして「1」、それ以外の素子列の駆動データとして「0」がシフトレジスタ43に入力される。シフトレジスタ43内の駆動データは、クロック信号に同期して、ラッチアレイ43に転送される。ラッチアレイ43に転送された駆動データは、ラッチ信号に同期して、ANDゲートアレイ41に入力される。コンデンサ50が充電された後、ストローブ信号がハイレベルになり、スイッチSbが開けられる(OFFされる)。素子列L1の駆動データだけが「1」なので、素子列L1のトランジスタTr1だけがオンされる。これにより、コンデンサ50の電荷が素子列L1を通じて放電される。バッファアンプ55は、放電の際のコンデンサ50の電圧をVFL測定部31aへ逐次出力する。
図6は、放電時のコンデンサ50の電圧波形を示す。コンデンサ50が十分に充電され、放電が開始される前の電圧V=V0だとすると、放電により、電圧Vは徐々に下降していき、やがて、放電が完全に完了する時間Txが経過すると、電圧Vの下降が止まる。このときの電圧Vが、素子列L1のVFL1として測定される。こうした手順を繰り返して、各素子列毎のVFLが測定される。なお、コンデンサ50の電圧Vは、いったん充電が行われた後は、放電後も「0」にはならず、測定した素子列のVFLに止まる。次回の測定からは、このVFLから充電が開始される。
測定した各VFL1〜VFLnは、RAM31bに書き込まれる。符号56は、RAM31bのバックアップ用の電池であり、この電池56によって、プリンタの電源を落とした場合でも、RAM31内のデータが保持される。もちろん、電池56の代わりに電源回路32から給電を受けてもよいし、また、RAMの代わりに記憶保持動作に給電が不要なEEPROMなどを使用してもよい。
ランプ制御部31は、測定した各素子列L1〜Lnの各VFL1〜VFLnの中から最大値を選択し、この最大値に応じて、光定着器16を駆動する駆動電圧VLED を決定する。各VFL1〜VFLnの最大値をVFLmax 、トランジスタTrでの電圧降下をVtとすると、駆動電圧VLED は、次式(1)
LED =VFLmax +Vt+α・・・・・・・式(1)
で求められる。ここで、αは、定電流制御用のマージンであり、例えば、0.5vである。
この駆動電圧VLED の調整を製造時に行い、調整された駆動電圧VLED を、光定着器16の耐用期間中使用し続けてもよいが、VFLは、LED21の経時劣化によって低下する傾向があるので、例えば、プリンタの電源投入する毎に、VFL測定を行って、駆動電圧VLED を調整するのが好ましい。こうすれば、光定着器16は、経時によるVFLの変化に応じた適切な駆動電圧VLED で駆動されるので、経時劣化に起因して生じる電力損失を最小化することができる。
また、このような構成でVFL測定を行うので、各素子列毎に、電圧検出用の配線や回路部品を設ける必要がない。また、簡単な構成なため、LED21の高密度実装を阻害することもない。
以下、図7に示すフローチャートに従って上記構成による作用について説明する。プリンタ10の電源が投入されると、プリンタ10は、VFL測定モードで起動して、VFL測定が行われる。図6に示すように、VFL測定モードでは、まず、スイッチSbがオンされて、コンデンサ50が充電される。コンデンサ50の充電が終了した後、スイッチSbがオフされて、素子列L1に接続されたトランジスタTr1だけがオンされる。これにより、コンデンサ50の放電が開始され、その電圧VがVFL測定部31aに逐次入力される。放電完了時間Txが経過したときのコンデンサ50の電圧Vを測定し、測定された電圧Vを、素子列L1のVFL1としてRAM31bに書き込む。同様の手順で、素子列L2〜Lnまでの各VFL1〜VFLnを測定し、その最大値に応じて、上記式(1)によって、駆動電圧VLED を算出する。
VFL測定が終了すると、プリントモードへ移行する。プリント指示がなされると、プリントが開始される。カラー感熱記録紙11が給紙されて、サーマルヘッド12によってまずイエロー画像が熱記録される。イエロー画像が記録されると、その記録済み部分が光定着器16へ送られて、イエロー画像の光定着が行われる。この光定着の際には、フイルタ17は挿入位置にあるので、カラー感熱記録紙11にはイエロー定着光のみが照射される。また、光定着器16は、決定された駆動電圧VLED によって駆動されるので、電力損失が抑えられる。また、光定着器16は、各素子列L1〜Ln毎に照度が補正されるので、照度ムラなく定着される。
イエローの光定着が終了すると、カラー感熱記録紙11は、その記録開始位置がサーマルヘッド12に達するまでいったん戻し方向に搬送される。この後、再び送り方向に搬送されながら、マゼンタ画像の熱記録が開始される。フイルタ17は、この戻し搬送中に退避位置に移動する。マゼンタ画像が熱記録されると、その記録済み部分が順次光定着器16に送られて、マゼンタ画像の光定着が行われる。このマゼンタ定着の際にも、光定着器16は、決定された駆動電圧VLED で駆動されるので、電力損失が抑えられる。
マゼンタの光定着が終了した後、カラー感熱記録紙11は、再度戻し方向に搬送された後、3回目の送り方向の搬送中にシアン画像が熱記録される。これにより、フルカラー画像の記録が完了して、排紙される。
上記実施形態では、測定した各素子列のVFLの値に基づいて、駆動電圧VLED を制御する例で説明したが、測定したVFLに基づいて、素子列L1〜Lnの故障状況を判断することも可能である。
図8に示すように、1個のLED21の平均的な順方向電圧降下をVFAVE とすると、正常な素子列のVFLは、約3VFAVE となると考えられる。従って、測定したVFLが2.5VFAVE ≦VFL値<V0であれば、その素子は正常と評価することができる。また、測定したVFLが1.5VFAVE ≦VFL値<2.5VFAVE の範囲にある場合には、3個のうちの1個が短絡故障を起こしていると評価することができる。同様に、測定したVFLが、0.5VFAVE ≦VFL値<1.5VFAVE の場合には、2個の素子(LED)が、0≦VFL値<0.5VFAVE の場合には、3個の素子が故障していると考えられる。また、放電を開始しても、VFLがV0のまま変化しない場合には、断線故障が発生していると考えられる。
図9は、光定着器16の故障判定手順を示すフローチャートである。ランプ制御部31は、まず、素子列の列番号iをカウントする列カウンタをリセットした後、列カウンタに「1」をセットする。そして、列カウンタにセットした1列目のVFL値(VFLi)をRAM31bから読み出す。このVFLiが、0<VFLi<0.5VFAVE である場合には、その素子列が3素子短絡故障であると判定し、VFLiが、0.5VFAVE ≦VFLi<1.5VFAVE である場合には、2素子短絡故障であると判定し、1.5VFAVE ≦VFLi<2.5VFAVE である場合には、1素子短絡故障であると判定し、VFLi=V0である場合には、断線故障と判定する。故障が検出された場合には、その故障内容がRAM31bに書き込まれる。
そして、1列目の素子列の故障判定が終了した後、ランプ制御部31は、列カウンタに「1」を加算して、2列目のVFL値をRAM31bから読み出して、上述の手順で2列目の素子列の故障判定を行う。こうした手順を繰り返して、最後のN番目の素子列まで故障判定を行う。すべての素子列の故障判定を終了した後、故障が検出された素子列がある場合には、LCDパネル107にエラーメッセージを表示してユーザーに故障が検出されたことを通知する。このエラーメッセージの代わりに、インジケータランプ110を点灯させることにより通知してもよいし、これらを併用してもよい。
また、故障の程度によっては、そのままの状態でプリント処理を継続すると、必要な光量が得られず、適正なプリント画質を確保できないおそれも生じる。このため、ランプ制御部31は、例えば、2素子以上の短絡故障や断線故障など、故障の程度が所定の基準を超えた場合には、LEDを交換すべきメッセージを表示するとともに、以後のプリント処理を禁止する。また、故障の程度が所定の基準以下の場合(例えば、1素子の短絡故障)であっても、その分の照度の低下は避けられないので、その低下分を補うように、当該素子列またはその付近の素子列の照度をアップすることで必要な光量が確保されるようにするとよい。
なお、本例においては、各素子列毎に順方向電圧降下を測定し、各素子列毎の故障内容を判定しているが、この故障内容を判定する前に、選択した複数の素子列の中に故障した素子列があるかどうか(故障の有無)を調べ、故障した素子列があると判定された場合にのみ、各素子列毎に故障内容の判定を行うようにしてもよい。選択した複数の素子列内の故障の有無については、コンデンサを1回放電させるだけで調べることができる。選択した複数の素子列がすべて正常な場合には、各素子列毎の故障内容の判定は不要である。このため、まず、選択した複数の素子列内の故障の有無を調べて、各素子列毎の故障内容の判定を行うか否かを見極めた上で、必要な場合にだけ故障内容の判定を行うようにすれば、無駄な測定時間を省くことができるので効率的である。
この場合には、まず、ランプ制御部は、コンデンサを充電した後、選択した複数の素子列の通電スイッチをオンして、それら複数の素子列を通じてコンデンサの電荷を放電させる。そして、コンデンサの放電完了後の電圧に基づいて、選択した複数の素子列内の故障の有無を判定する。
コンデンサの電圧Vが、図8に示すVFLの正常範囲内、すなわち、2.5VFAVE ≦V<V0の範囲内の値を示す場合には、選択したすべての素子列が正常だと判定することができる。そして、コンデンサの電圧Vがその正常範囲を下回る場合には、選択した素子列のうちのどれが故障素子列かという特定はできないものの、選択した素子列のうち少なくとも1列が故障していると判定することができる。また、図8に示したとおり、その電圧値に応じて、故障素子列内のいくつの素子が短絡しているかを判定することもできる。例えば、電圧Vが、1.5VFAVE ≦V<2.5VFAVE の範囲にある場合には、1素子短絡故障と判定することができ、0≦V<0.5VFAVE の範囲にある場合には、3素子全てが短絡故障していると判定することができる。また、電圧VがV0のまま低下しない場合には、選択した素子列の放電経路がすべて断線していると判定することができる。
この判定によって、選択した複数の素子列内に故障が検出された場合には、素子列毎に順方向電圧を測定して、故障した素子列の特定及びその故障の内容を判定する。なお、故障の有無の判定の際に選択する素子列の数は、いくつでもよく、全素子列を選択してもよいし、全素子列をいくつかのグループに分けて、それぞれのグループ毎に選択してもよい。
この故障判定を行うタイミングは、例えば、電源投入時に行われる。もちろん、操作部からの判定指示があったとき、予め設定された期間又は点灯時間が経過したときなどに行ってもよいし、これらのうちの複数のタイミングで実行されるようにしてもよい。
また、測定した各素子列毎のVFLをその測定日時と合わせて履歴データとして保存することで、LED21の寿命傾向を把握することが可能となる。例えば、VFLの履歴データと、その間の光定着器16の使用状況(点灯回数など)とを照合することで、何回点灯させると、どれだけVFLが低下するという傾向をおおよそ把握することができる。これにより、LED21の劣化進行速度がわかるので、交換時期の予測にも利用できる。
また、このように測定したVFL値に基づいて、各素子列毎の故障や劣化状況がわかる。これら故障や劣化は、当然、照度ムラの原因となるので、測定した各素子列毎のVFL値に基づいて照度ムラの補正を行ってもよい。
また、上記実施形態では、VFL測定の際に、コンデンサが放電を完了する時間Txの経過を待って測定を行っていたが、時間Txの経過を待たずに、任意の時刻Tnの電圧Vを測定することにより、VFL値を求めることができる。
すなわち、素子列に流れる電流Iと印加される電圧Vの特性曲線は、図10(A)に示すように、素子列に印加される電圧Vが順方向電圧降下VFLに達したときに電流Iが流れだし、さらに電圧Vを上げていくと、微分抵抗Rの傾きを持って直線的に電流Iが増大するという曲線に近似することができる。こうした近似を行えば、図10(B)に示すコンデンサの放電電圧波形は、微分抵抗RとコンデンサCの時定数をもつ放電関数に近似することができる。
図10(B)に示すように、放電開始後の経過時間T=T1のときの電圧をV1、経過時間T=T2のときの電圧をV2とすると、
V1−VFL=(V0−VFL)・exp(−T1/C・R)・・・・・(2)
V2−VFL=(V0−VFL)・exp(−T2/C・R)・・・・・(3)
式(2)の両辺を、式(3)の各辺で割ると、
(V1−VFL)/(V2−VFL)=exp・((T2−T1)/C・R)・・・(4)
が得られる。
この式(4)をVFLについて解くと、次式(5)が得られる。
VFL={V1−V2・exp((T2−T1)/C・R)}/{1−exp・((T2−T1)/C・R)}・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(5)
T1=0ならば、V1=V0であるから、 式(5)は、次式(6)に変形することができる。
VFL={V0−V2・exp(T2/C・R)}/{1−exp・(T2/C・R)}・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(6)
コンデンサCと素子列の微分抵抗値Rが既知であれば、放電完了時間Txを待たなくとも、Txよりも短い任意の経過時間T2における電圧V2を測定することにより、式(6)から、VFLの近似値を求めることができる。
また、各素子列L1〜Lnの他に、順方向電圧降下が既知の基準素子列Lref が1列あれば、任意の経過時間T2における放電電圧Vrを一度測定することで、測定対象となる素子列の微分抵抗値Rが不明でも、VFLを測定することができる。
図11に示すように、経過時間T2における測定対象となる素子列Lと基準素子列Lref のそれぞれの電圧を、それぞれV2、Vr、基準素子列Lref の順方向電圧降下をVFLref とすると、
V2−VFL=(V0−VFL)・exp(−T2/C・R)・・・・(7)
Vr−VFL=(V0−VFLref )・exp(−T2/C・R)・・・(8)
が成り立つ。
これら各式(7),(8)の両辺のそれぞれについて自然対数をとると、
ln(V2−VFL)=ln(V0−VFL)−T2/C・R・・・・・(9)
ln(Vr−VFL)=ln(V0−VFLref )−T2/C・R・・・・・(10)の2式が導かれる。
式(10)より、次式(11)が得られる。
T2/C・R=ln(V0−VFLref )=ln(Vr−VFL)・・・・・(11) この式(11)を、式(9)に代入して、整理すると、
ln(V2−VFL)−ln(V0−VFL)
=ln(Vr−VFLref )−ln(V0−VFLref )

(V2−VFL)/(V0−VFL)
=(Vr−VFLref )/(V0−VFLref )・・・・・(12)
ここで、(Vr−VFLref )/(V0−VFLref )=Qとおき、VFLについて解くと、VFL=(V2−Q・V0)/(1−Q)・・・・・・・(13)
が得られる。
したがって、基準素子列Lref のVrを測定すれば、微分抵抗値Rがわからなくても、この式(13)を用いて、測定対象となる素子列LのVFLを測定することができる。
また、各素子列L1〜Lnの複数のLED21は、電気的に直列に接続されてさえいれば、その空間的な配列は直線的でなくてもよく、図12に示す光定着器71のように非直線的に配列して、発光素子アレイを構成する複数のLED21が千鳥状にレイアウトされるようにしてもよい。この例では、主走査方向の3ラインのうち、2ライン目の各LED21を、隣接するライン(1ライン及び3ライン)内の各LED21間の隙間に対応するように配置することで、発光素子アレイを構成する複数のLED21があたかも千鳥格子をなすようにレイアウトされる。こうすることで、各LED21の隙間に起因して生じる照度低下が、隣接するラインの各LED21によって補間されるので、主走査方向の照度ムラが防止される。
なお、上記例で示した素子列を構成するLEDの個数(3個)、さらに、素子列の数(3ライン)は、1例であり、これらの数は適宜変更することができる。
上記実施形態では、本発明の光源装置を、感熱プリンタの光定着装置に使用した例で説明したが、光定着装置以外でもよく、例えば、ディスプレイ、液晶ディスプレイ用のバックライト、照明装置、信号灯、警告装置(例えば、車載用ストップランプ)など各種の用途に用いることができる。
上記実施形態では、素子列に故障が発生した場合に、故障の程度が深刻な場合には光源装置の動作を停止(プリント処理の禁止)するようにしていた。しかし、光源装置の用途によっては、例えば、信号灯のように、動作を停止することが許されない場合もある。このような場合には、例えば、図13に示す光源装置141のように、通常点灯するメインの素子列に加えて、予備の素子列を設けておき、メイン素子列が故障した場合には、その代わりに予備の素子列を点灯させるようにするとよい。
光源装置141は、複数の点灯グループG1〜Gnを備えている。各点灯グループG1〜Gnは、それぞれメインの素子列L1m〜Lnmと、予備の素子列L1b〜Lnbとからなる。メインの素子列は、常用される素子列であり、予備の素子列は、前記メインの素子列が故障した場合に使用される非常用の素子列である。各素子列は、メイン及び予備のいずれに関わらず、電気的には並列に接続されている。また、物理的なレイアウトについては、各素子列の配列ピッチは等間隔ではなく、1つの点灯グループ内のメイン及び予備の各素子列の配列間隔が、各点灯グループ間の配列間隔よりも狭くされる。予備の素子列は、メインの素子列のバックアップとして用いられるものであるから、メインの素子列とその対となる予備の素子列とはできるだけ近接して配置されることが好ましい。
図14に示すように、ランプ制御部は、各点灯グループのメイン素子列について上述の手順で故障判定を行う。そして、メイン素子列に故障が発生した場合には、予備の素子列を点灯素子列に設定する。本例では、1つの点灯グループを、1列のメイン素子列と1列の予備素子列とから構成したが、それぞれ複数列で構成してもよい。
また、本発明の順方向電圧降下測定方法及び装置は、発光素子に限らず、各種の半導体素子の順方向電圧降下測定に用いることができる。
カラー感熱プリンタの概略を示す構成図である。 光定着器の発光面の説明図である。 LEDの分光特性及びフイルタの透過特性を示すグラフである。 光定着器を制御する電気構成を示すブロック図である。 VFL測定時の各部の信号出力波形である。 VFL測定時のコンデンサの電圧変化を示すグラフである。 VFL測定手順を示すフローチャートである。 測定したVFL値に基づく、素子列の故障評価例を示す表である。 測定したVFL値に基づく、故障判定手順を示すフローチャートである。 素子列の電流電圧特性を示すグラフ及びこの電流電圧特性を使用したVFL測定の説明に用いられるグラフである。 基準素子列を使用したVFL測定の説明に用いられるグラフである。 LEDを千鳥状に配列した光定着器の説明図である。 メイン発光素子列と予備発光素子列とからなる点灯グループを備えた光源装置の説明図である。 図13の光源装置を用いた場合の故障時の対処手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 カラー感熱プリンタ
16 光定着器
21 LED
31 ランプ制御部
31a VFL測定部
32 電源回路
50 コンデンサ
141 光源装置
L1〜Ln 素子列
Sb スイッチ
Tr1〜Trn トランジスタ

Claims (10)

  1. 直列に接続された複数の発光素子からなる発光素子列を複数列並列に接続した発光素子アレイに用いられ、これら各発光素子列とコンデンサとを並列に接続して、前記コンデンサを充電した後、前記各発光素子列のうち選択した1つの発光素子列を通じて前記コンデンサの電荷を放電させ、この放電中又は放電完了後の前記コンデンサの電圧に基づいて、前記各発光素子列の順方向電圧降下を測定することを特徴とする発光素子の順方向電圧降下測定方法。
  2. 直列に接続された複数の発光素子からなる発光素子列を、複数列並列に接続した発光素子アレイに用いられ、前記各発光素子列の順方向電圧降下を測定する発光素子の順方向電圧降下測定装置において、
    前記各発光素子列と並列に接続されるコンデンサと、前記各発光素子列を選択的に通電させる複数の通電スイッチと、前記コンデンサ及び前記各発光素子列に対して給電を行う電源回路と、前記電源回路の給電をオンオフする給電スイッチと、前記コンデンサの充電後、前記給電スイッチをオフして、前記通電スイッチがオンされた発光素子列を通じて前記コンデンサの電荷の放電を開始させ、その放電中又は放電完了後の前記コンデンサの電圧に基づいて、各発光素子列の順方向電圧降下を測定する測定部とが設けられたことを特徴とする発光素子の順方向電圧降下測定装置。
  3. 直列に接続された複数の発光素子からなる発光素子列を、複数列並列に接続した発光素子アレイと、これら各発光素子列に対して給電する電源回路と、前記各発光素子列とそれぞれ直列に接続され前記各発光素子列の通電を選択的にオンオフする複数の通電スイッチとを備えた光源装置において、
    前記各発光素子列と並列に接続され、前記電源回路からの給電を受けて充電されるコンデンサと、前記電源回路から前記コンデンサへの給電をオンオフする給電スイッチと、この給電スイッチをオンしてコンデンサを充電後、前記給電スイッチをオフするとともに、前記各通電スイッチを選択的にオンして、前記通電スイッチがオンされた発光素子列を通じて前記コンデンサの電荷を放電させ、その放電中又は放電完了後の前記コンデンサの電圧に基づいて、各発光素子列毎の順方向電圧降下を測定する測定部とを設けたことを特徴とする光源装置。
  4. 前記測定部によって測定した順方向電圧降下に基づいて、前記各発光素子列の駆動電圧を決定することを特徴とする請求項3記載の光源装置。
  5. 前記測定部によって測定した順方向電圧降下に基づいて、前記各発光素子列の故障内容を判定する故障判定部を設けたことを特徴とする請求項3又は4記載の光源装置。
  6. 更に、前記故障判定部は、選択された複数の発光素子列の通電スイッチをオンして、前記複数の発光素子列を通じて前記コンデンサの電荷を放電させ、その放電中又は放電完了後の前記コンデンサの電圧に基づいて、前記複数の発光素子列内に故障した発光素子列があるかどうかを調べることを特徴とする請求項5記載の光源装置。
  7. 更に、前記故障判定部は、前記選択した複数の発光素子列内に故障した発光素子列があると判定した場合に、前記各発光素子列毎の順方向電圧降下に基づいて故障した発光素子列の特定及び当該発光素子列の故障内容の判定を行うことを特徴とする請求項6記載の光源装置。
  8. 前記故障判定は、電源投入時、操作部からの判定指示があったとき、予め設定された期間又は点灯時間が経過したときのうち少なくとも1つを含む所定のタイミングで行われることを特徴とする請求項5〜7いずれか記載の光源装置。
  9. メインの発光素子列と予備の発光素子列とから構成された点灯グループを有しており、メインの発光素子列に故障が発生した場合に、代わりに前記予備の発光素子列を点灯させることを特徴とする請求項3〜8いずれか記載の光源装置。
  10. 感熱記録紙を加熱して画像を熱記録した後、記録済みの感熱記録紙に対して定着光を照射して画像を光定着する光源装置を備えた感熱プリンタにおいて、
    前記光源装置は、直列に接続された複数の発光素子からなる発光素子列を、複数列並列に接続した発光素子アレイと、これら各発光素子列に対して給電する電源回路と、前記各発光素子列とそれぞれ直列に接続され前記各発光素子列の通電を選択的にオンオフする複数の通電スイッチと、前記各発光素子列と並列に接続され、前記電源回路からの給電を受けて充電されるコンデンサと、前記電源回路から前記コンデンサへの給電をオンオフする給電スイッチと、この給電スイッチをオンしてコンデンサを充電後、前記給電スイッチをオフするとともに、前記各通電スイッチを選択的にオンして、前記通電スイッチがオンされた発光素子列を通じて前記コンデンサの電荷を放電させ、その放電中又は放電完了後の前記コンデンサの電圧に基づいて、各発光素子列毎の順方向電圧降下を測定する測定部とからなることを特徴とする感熱プリンタ。
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