JP2005259031A - 人間認識システム、人間認識装置、記憶装置及び人間認識方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 外界情報又は車両の位置情報に応じて、人間の温度分布を表す基準パターンを設定することにより、人間の存在を認識する人間認識システム、該人間認識システムを構成する人間認識装置、記憶装置、及び人間認識方法を提供する。
【解決手段】 外界情報又は車両の位置情報に応じて設定された基準パターンH1、H2、…をサーバ6から受信し、ビデオカメラ1、2が撮像した画像データから抽出された人間候補領域P1、P2、…と基準パターンH1、H2、…との夫々の画素が有する輝度値の相関値を算出する。算出した相関値と予め定められた閾値T1とを比較して、人間候補領域P1、P2、…に人間が存在するか否かを判定し、人間の存在を表示又は警告する。
【選択図】 図1
【解決手段】 外界情報又は車両の位置情報に応じて設定された基準パターンH1、H2、…をサーバ6から受信し、ビデオカメラ1、2が撮像した画像データから抽出された人間候補領域P1、P2、…と基準パターンH1、H2、…との夫々の画素が有する輝度値の相関値を算出する。算出した相関値と予め定められた閾値T1とを比較して、人間候補領域P1、P2、…に人間が存在するか否かを判定し、人間の存在を表示又は警告する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、外界の温度分布に応じた画像データを検出し、検出した画像データに基づいて、人間の存在を認識する人間認識システム、該人間認識システムを構成する人間認識装置、記憶装置、及び人間認識方法に関する。
自動車などの車両に、ボロメータ又は焦電型撮像素子を備えた遠赤外用のビデオカメラを搭載し、夜間走行時に車両前方の歩行者、自転車に乗った人間などを認識して運転者に注意を促す前方監視システムが提案されている。
このようなシステムは、遠赤外用のビデオカメラで人間を撮像した場合、熱源である人間は他の背景物に対して高い輝度を有することを利用して、予め人間の輝度分布を示す基準パターンを記憶しておき、遠赤外用のビデオカメラが検出した画像データと前記基準パターンとを比較して人間を認識している(非特許文献1参照)。
ホンダ アールアンドディー テクニカル レビュー(Honda R&D Technical Review) Vol.13 No.1 (2001年4月)
ホンダ アールアンドディー テクニカル レビュー(Honda R&D Technical Review) Vol.13 No.1 (2001年4月)
しかし、従来のシステムにあっては、季節、天候、気温などの外界情報に応じて人間の服装が変化し、服の表面温度が異なるため、前記ビデオカメラが検出した画像データと常時一定の基準パターンとを比較した場合に、外界情報の変化に応じて検出した画像データの輝度分布が異なるため、正確な認識結果が得られないことがあった。例えば、夏の場合は、検出した画像データの輝度が比較的高いため、歩行者の認識が容易であったとしても、冬の場合は、検出した画像データの輝度が夏時に比べて低くなるため、歩行者の認識が困難になる。また、あらゆる外界の状況に対応した基準パターンを記憶する場合には、膨大な数の基準パターンを記憶し、検出した画像データと記憶した基準パターンとを比較する処理を行う必要があり、記憶量及び処理量が増加するという問題もあった。
本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、外界情報又は車両の位置情報に応じて選択された基準パターンを受信し、検出した画像データと受信した基準パターンとを比較して人間の存在を認識することにより、前記外界情報又は車両の位置情報に応じて前記基準パターンを選択して人間の存在の認識処理をすることができる人間認識システムを提供することを目的とする。
また、本発明の他の目的は、車両の位置情報に対応した地域内の第1の車両から受信した基準パターンの評価結果に基づいた基準パターンを、前記地域内の第2の車両へ送信することにより、第1の車両における人間の認識結果を用いて、第2の車両における人間の存在を効率良く認識することができる人間認識システムを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、検出した画像データと受信した基準パターンとを比較して人間の存在を認識することにより、複数の基準パターンを記憶する記憶容量を低減し、前記外界情報又は位置情報に応じて基準パターンを選択して人間の存在の認識処理をすることができる人間認識装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、受付けた外界情報又は車両の位置情報を前記記憶装置へ送信し、該記憶装置が前記外界情報又は位置情報に応じて選択し送信した基準パターンを受信し、検出した画像データと受信した基準パターンとを比較して人間の存在を認識することにより、複数の基準パターンを記憶する記憶容量を低減し、前記外界情報又は位置情報に応じて基準パターンを選択して人間の存在の認識処理をすることができる人間認識装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、受信した外界情報又は位置情報に基づいて基準パターンを選択し、選択した基準パターンを送信することにより、基準パターンを集中管理することができ、前記外界情報又は位置情報に応じて基準パターンを選択することができる記憶装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、外界情報又は車両の位置情報に応じて選択された基準パターンを受信し、検出した画像データと受信した基準パターンとを比較して人間の存在を認識することにより、前記外界情報又は車両の位置情報に応じて前記基準パターンを選択して人間の存在の認識処理をすることができる人間認識方法を提供することにある。
第1の発明に係る人間認識システムは、車両の外界の温度分布に応じた画像データを検出する検出手段及び該検出手段が検出した画像データに基づいて人間の存在の認識をする画像認識手段を有する人間認識装置と、該画像認識手段が人間の存在の認識に用いる人間の温度分布を表す基準パターンを複数記憶してある記憶装置とを備える人間認識システムにおいて、前記記憶装置は、外界情報又は車両の位置情報を受信する受信手段と、受信した外界情報又は車両の位置情報に基づいて基準パターンを選択する選択手段と、選択した基準パターンを前記人間認識装置へ送信する送信手段とを備え、前記人間認識装置は、人間の温度分布を表す基準パターンを受信する受信手段を備え、前記画像認識手段は、検出した画像データと受信した基準パターンとを比較して人間の存在を認識すべくなしてあることを特徴とする。
第2の発明に係る人間認識システムは、前記人間認識装置は、基準パターンに関する評価結果を送信する送信手段を備え、前記記憶装置の受信手段は、車両の位置情報に対応した地域内の第1の車両の人間認識装置から基準パターンに関する評価結果を受信し、前記地域内の第2の車両の人間認識装置から基準パターンの送信要求を受信すべくなしてあり、前記記憶装置の送信手段は、受信した評価結果に基づいた基準パターンを、前記地域内の第2の車両へ送信すべくなしてあることを特徴とする。
第3の発明に係る人間認識装置は、車両の外界の温度分布に応じた画像データを検出する検出手段と、該検出手段が検出した画像データを画像処理して人間の存在の認識をする画像認識手段とを備える人間認識装置において、人間の温度分布を表す基準パターンを受信する受信手段を備え、前記画像認識手段は、検出した画像データと受信した基準パターンとを比較して人間の存在を認識すべくなしてあることを特徴とする。
第4の発明に係る人間認識装置は、前記人間認識装置は、外界情報又は車両の位置情報を受付ける受付手段と、受付けた外界情報又は車両の位置情報を送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
第5の発明に係る記憶装置は、人間の温度分布を表す基準パターンを複数記憶してある記憶装置において、外界情報又は車両の位置情報を受信する受信手段と、受信した外界情報又は車両の位置情報に基づいて基準パターンを選択する選択手段と、選択した基準パターンを送信する送信手段とを備えたことを特徴とする。
第6の発明に係る人間認識方法は、車両の外界の温度分布に応じた画像データを検出し、検出した画像データと人間の温度分布を表す基準パターンとを比較して人間の存在を認識する人間認識方法であって、複数の基準パターンを記憶しておき、その中から外界情報又は車両の位置情報に応じて基準パターンを選択し、選択した基準パターンを用いて人間の存在を認識することを特徴とする。
第1の発明及び第6の発明にあっては、季節、天候、気温などの外界情報又は車両の位置情報に基づく現在位置周辺の天候、気温、降水確率などの情報に対応して人間の服装が厚着から薄着へ、又はその逆に変化し、服の表面温度が異なった場合においても、前記記憶装置が基準パターンを記憶し、前記外界情報又は車両の位置情報に応じて基準パターンを選択することにより、前記人間認識装置は、外界情報又は車両の位置情報に対応した基準パターンを記憶する必要がなく、また、前記基準パターンを選択する処理をする必要もなく、基準パターンを受信するだけで、外界情報又は車両の位置情報に応じて選択された適切な基準パターンを取得して人間の存在の認識をすることができる。
第2の発明にあっては、車両の位置情報に対応した同一地域内の第1の車両が基準パターンに基づいて人間の存在の認識を行った結果、人間の認識をすることができた基準パターンを示す評価結果を受信し、同様の気温、天候により人間の温度分布が類似している前記同一地域内の第2の車両へ、前記基準パターンを送信することにより、第1の車両において人間の存在の認識をすることができた基準パターンを用いて人間の存在の認識をすることができる。
第3の発明にあっては、季節、天候、気温などの外界情報又は車両の位置情報に基づく現在位置周辺の天候、気温、降水確率などの情報に対応して人間の服装が厚着から薄着へ、又はその逆に変化し、服の表面温度が異なった場合においても、基準パターンを受信するだけで、外界情報又は車両の位置情報に応じて選択された適切な基準パターンを取得して人間の存在の認識をすることができる。
第4の発明にあっては、季節、天候、気温などの外界情報又は車両の位置情報に基づく現在位置周辺の天候、気温、降水確率などの情報に対応して人間の服装が厚着から薄着へ、又はその逆に変化し、服の表面温度が異なった場合においても、前記人間認識装置が、受付けた外界情報又は車両の位置情報を前記記憶装置へ送信することにより、該記憶装置は前記外界情報又は車両の位置情報に応じた基準パターンを選択し、選択した基準パターンを前記人間認識装置へ送信するため、該人間認識装置は受信した基準パターンを用いて人間の存在を認識することできる。
第5の発明にあっては、季節、天候、気温などの外界情報又は車両の位置情報に基づく現在位置周辺の季節、天候、気温、降水確率などの情報に対応して人間の服装が厚着から薄着へ、又はその逆に変化し、服の表面温度が異なった場合においても、予め基準パターンを記憶することにより、受信した外界情報又は車両の位置情報に基づいて基準パターンを選択し、選択した基準パターンを送信することができる。
本発明にあっては、外界情報又は車両の位置情報に対応して服装が変化して服の表面温度が異なった場合においても、外界情報又は車両の位置情報に応じた基準パターンを記憶する必要がなく、外界情報又は車両の位置情報に応じて選択された適切な基準パターンを受信することにより人間の存在の認識を行うことができる。
また、本発明にあっては、外界情報又は車両の位置情報に対応して人間の服装が厚着から薄着へ、又はその逆に変化し、服の表面温度が異なった場合においても、外界情報又は車両の位置情報に応じた基準パターンを記憶する必要がなく、外界情報又は車両の位置情報に応じて選択された適切な基準パターンを受信することにより人間の存在の認識を行うことができる。
また、本発明にあっては、外界情報又は車両の位置情報に応じて基準パターンを選択することができ、人間の服装の流行を反映した基準パターン、最新の基準パターンなどを集中的に管理することができ、最適な基準パターンを用いて人間の存在の認識を行うことができる。
また、本発明にあっては、先行車で人間に認識ができた基準パターンを後続車にも使用することができ、効率良く人間の存在の認識をすることができる。
実施の形態1
図1は本発明に係る人間認識システムの概要を示す模式図である。図において、1及び2は車両に搭載され、夜間の歩行者、自転車に乗った人間などを認識する遠赤外用のビデオカメラである。ビデオカメラ1、2夫々は、同一高さであって水平方向に適長の間隔を隔ててフロントグリルに並置されてあり、IEEE1394に準拠した情報系車載LAN通信線12を介して画像処理装置3に接続されている。
図1は本発明に係る人間認識システムの概要を示す模式図である。図において、1及び2は車両に搭載され、夜間の歩行者、自転車に乗った人間などを認識する遠赤外用のビデオカメラである。ビデオカメラ1、2夫々は、同一高さであって水平方向に適長の間隔を隔ててフロントグリルに並置されてあり、IEEE1394に準拠した情報系車載LAN通信線12を介して画像処理装置3に接続されている。
画像処理装置3には、操作部を有する表示装置4、スピーカーを有し、音声又は効果音により警告を発する警報装置5、GPS機能を備えたカーナビゲーション装置8、通信ネットワーク13を介してサーバ6と通信を行う通信部10、及び車両外部の気温を検出する温度センサ11が車載LAN通信線12を介して接続されている。また、車載LAN通信線12に接続された中継機9には、制御系の車載LAN通信線14を介してワイパースイッチ7が接続されている。
図2は、ビデオカメラ1の構成を示すブロック図である。図において、101は画像撮像部であり、光学信号を電気信号に変換する焦電型撮像素子が配置され、車両の外界の赤外光像をRGB(R:赤、G:緑、B:青)のアナログ信号として読み取り、読み取ったRGB信号を、内部バス106を介して信号処理部102へ出力する。
信号処理部102は、画像撮像部101から入力されたアナログ信号をRGBのデジタル信号に変換し、光学系で生じた各種の歪みを取り除くための処理、低周波ノイズの除去処理、ガンマ特性を補正する補正処理などを行う。さらに、RGB信号をYUV(Y:輝度、U、V:色差)信号に変換し、変換したYUV信号を画像データとして一旦画像メモリ103へ記憶する。
図において、104は車載LAN通信線12を介して画像処理装置3と通信を行うインターフェース部を示し、インターフェース部104は、画像処理装置3から送信される指令に従って、画像メモリ103に記憶された画像データを画像処理装置3へ出力するための制御、ビデオカメラ1で撮像した画像の解像度による転送レートの変換、画像データからパケットデータの作成などを行う。また、インターフェース部104は、制御部105の制御に従って、画像メモリ103に記憶された画像データをビデオカメラ1の識別番号とともに画像処理装置3へ出力する。
制御部105は、画像撮像部101、信号処理部102、インターフェース部104の処理を制御する。例えば、画像処理装置3からの指令を解釈して、画像撮像部101が撮像した画像データを画像メモリ103に記憶する。また、記憶された画像データを読み出し、インターフェース部104を介して画像処理装置3へ出力する。なお、ビデオカメラ2も同様の構成を有する。
図3は、画像処理装置3の構成を示すブロック図である。図において、31はインターフェース部であり、車載LAN通信線12を介してビデオカメラ1、2に対する指令の転送、ビデオカメラ1、2からの画像データの転送などを行う。
インターフェース部31は、温度センサ11から入力された気温、ワイパースイッチ7から入力された降雨状態、カーナビゲーション装置8から入力された車両走行地域における位置情報、及び該位置情報に基づいた天候情報、降水確率などの外界情報を受け取り、受け取った情報を記憶部33に記憶する。
画像処理制御部35は、インターフェース部31を介してビデオカメラ1及び2から入力された画像データ夫々を1フレーム単位に同期させて、フレームごとの画像データを画像メモリ32に記憶する。また、画像処理制御部35は、画像メモリ32に記憶された画像データをフレーム単位で画像処理部34へ出力する。
画像処理制御部35は、記憶部33に記憶された位置情報及び外界情報をインターフェース部31を介して通信部10へ出力する。
通信部10は、入力された位置情報及び外界情報を通信ネットワーク13を介してサーバ6へ送信する。
図4はサーバ6の構成を示すブロック図である。図において、記憶部63は、基準パターンH1、H2、…を外界情報又は車両の位置情報に基づいた季節、天候、気温などに関連付けて記憶する基準パターン部631を有する。図5及び図6は基準パターンを示す説明図である。基準パターンH1は、夏服(例えば、半袖のTシャツ)を着た人間の輝度分布を示す。半袖のTシャツを着た人間は、頭部と腕の部分が露出するため、かかる部分の輝度値は高い。また、Tシャツは人間の体温を表面に伝えやすいため、上体部の輝度値も比較的高くなる。一方、腰部及び脚部は、ズボンの生地がTシャツよりも厚いため、かかる部分の輝度値はやや低くなる。
基準パターンH2は、春又は秋における服装を着た人間の輝度分布を示す。春又は秋においては、長袖でやや厚めの生地のシャツを着るため、人間の体温はTシャツの場合ほど表面に伝わらず、上体部、腕部、腰部、脚部の輝度値はやや低い値になる。一方、頭部は露出しているため、かかる部分の輝度値は高い。
基準パターンH3は、冬服(例えば、防寒着)を着た人間の輝度分布を示す。防寒着は生地が厚く、体温を表面にほとんど伝えないため、上体部、腕部の輝度値は低い。ズボンの生地は、上着の生地より薄いため、脚部の輝度値は、上体部に比べて、やや高くなる。一方、頭部は露出しているため、かかる部分の輝度値は高い。
基準パターンH4は、夏の雨天時の場合における人間の輝度分布を示す。H4とH1との違いは、H1に対してH4は傘を持った姿勢を表す。また、基準パターンH5は、春又は秋の雨天時の場合における人間の輝度分布を示す。H5とH2との違いは、H2に対してH5は傘を持った姿勢を表す。
図7は記憶部63における基準パターン部631の概念図である。図に示すように、季節の欄は春夏秋冬の区別、天候の欄は、晴、曇、雨の区別、気温の欄は、所定の温度範囲の区別がなされ、季節、天候、及び気温の各欄に対応して基準パターンH1、H2、…が記憶されている。
インターフェース部61は、通信ネットワーク13を介して車両の通信部10から送信された外界情報又は車両の位置情報を受信し、基準パターン選択部62へ出力する。
基準パターン選択部62は入力された外界情報又は車両の位置情報に基づいて、記憶部63に記憶された基準パターン部631から前記外界情報又は車両の位置情報に対応する1又は複数の基準パターンH1、H2、…を選択し、選択した基準パターンH1、H2、…をインターフェース部61を介して、前記車両の通信部10へ送信する。例えば、記録された外界情報の組合せが、夏、晴、及び気温が30度以上である場合は、基準パターンH1を選択するとともに、気温20度から30度の範囲の基準パターンも併せて選択する。これにより、車両は、位置情報及び外界情報に応じた複数の基準パターンを取得することができ、歩行者などの人間に認識を漏れなく確実に行えるとともに、すべての基準パターンについて検出した画像データとの比較処理を行う必要がなくなる。
画像処理装置3は、通信部10において受信した基準パターンH1、H2、…をインターフェース部31を介して記憶部33に一旦記憶する。
画像処理部34において、輝度抽出部341は、画像メモリ32から読み出されたビデオカメラ1及び2夫々が撮像して得られた1フレーム夫々の各画素の輝度値を算出し、予め定められた標準輝度値L1に基づいて、算出した輝度値を2値化して標準輝度値L1以上の輝度値を有する領域(以下、人間候補領域という)P1、P2…を、前記1フレーム夫々について抽出する。輝度抽出部341は、抽出された人間候補領域P1、P2、…の領域内の画素が有する輝度値とともに、人間候補領域P1、P2、…を距離算出部342へ出力する。
距離算出部342は、ビデオカメラ1の1フレーム内で抽出された人間候補領域P1のエピポーラ線(ビデオカメラの走査線と一致する)上に存在する画素から、輝度値の変位が大きい特徴点を抽出する。次に、ビデオカメラ2の1フレーム内で抽出された人間候補領域P1の同一位置のエピポーラ線上の画素を検索して、前記特徴点に対応する対応点を求め、前記特徴点と対応点との横位置差(以下、視差という)Uを算出する。距離算出部342は、視差Uに基づいて、数1で表される人間候補領域P1までの距離Zを算出する。距離算出部342は、入力された人間候補領域P2、…についても同様の処理を行い、人間候補領域P2、…までの距離を算出する。算出する距離Zは、連続値である必要はなく、人間の存在を認識するための画像処理を容易にするため、離散値でよい。例えば、近距離の場合は、10メートル、20メートル、及び30メートル、中距離の場合は、60メートル、及び90メートル、遠距離の場合は、120メートル、及び200メートルなどのように選択する。
ここで、Lはビデオカメラ1及び2夫々の光軸の間隔、fはビデオカメラ1、2夫々の光学系における撮像レンズの焦点距離である。
距離算出部342は、人間候補領域P1、P2、…ごとに算出された距離Zを人間候補領域P1、P2、…夫々対応させ、人間候補領域P1、P2、…を示す画像データを演算部344へ出力するとともに、算出された距離Zを基準パターン補正部343へ出力する。
基準パターン補正部343は、距離算出部342から入力された距離Z及び記憶部33から読み出した基準パターンH1、H2、…に基づき、距離Zに対応して予め定められた画素数になるように、基準パターンH1、H2、…が有する画素の補間又は間引きを行い、画素数を変更した基準パターンを演算部344へ出力する。図8は基準パターンの画素数を変更した例を示す説明図である。図8(a)は、距離Zが近距離である場合であり、記憶部33から読み出された基準パターンH1、H2、…の画素数は変更されずに、そのまま使用される。図8(b)及び(c)は、距離Zが夫々中距離及び遠距離である場合であり、距離Zの大小に応じて、基準パターンH1、H2、…の画素数を変更する。これにより、検出された画像データから抽出された人間候補領域P1、P2、…の画素数と基準パターンH1、H2、…の画素数とを一致させる。なお、図においては、画素数の変更を3段階に分けて説明しているが、これに限らず、前述の距離Zの設定数に応じて画素数の変更の段階数を設けることができる。
演算部344は、距離算出部342から入力された人間候補領域P1、P2、…を示す画像データ及び基準パターン補正部343から入力された基準パターンH1、H2、…が有する輝度値の間において、相関値を算出して、算出した相関値を認識部345へ出力する。相関値の算出は、数2で表される式に基づいて行われる。
ここで、Nは人間候補領域P1、P2、…、及び基準パターンH1、H2、…における総画素数、kは零からN−1までの整数、Fkは基準パターン内におけるk番目の画素の輝度値、Gkは人間候補領域におけるk番目の画素の輝度値、及びRは相関値を表す。
認識部345は、演算部344から出力された人間候補領域P1、P2、…夫々について、選択された基準パターンH1、H2、…との相関値と、予め定められた閾値T1(0<T1<1)とを比較し、選択された基準パターンH1、H2、…の中で1つでも相関値が閾値T1より大きい場合は、人間候補領域P1、P2、…には人間が存在すると判定し、判定結果をインターフェース部31へ出力する。
画像処理部34は、上述の処理を1フレーム単位で行い、1フレーム分の画像データに対して処理が終了すると、次のフレームに対して同様の処理を続ける。
インターフェース部31は、画像メモリ32に記憶された画像データを表示装置4へ出力するとともに、認識部345で判定された判定結果及び人間までの距離Zを表示装置4及び警報装置5へ出力する。
また、画像処理制御部35は、インターフェース部31から入力された降雨状態を警告装置5へ出力する。
表示装置4は、画像処理装置3から出力された画像データに基づき、外界の状況をディスプレイに表示するとともに、認識部345から出力された判定結果により車両の前方に歩行者などの人間の存在が認識された場合には、検出した人間の周囲に枠を付して、運転者に人間の存在を促すべく強調表示をする。また、雨天時の路面の状態はスリップし易いため、人間までの距離Zが長い場合でも検出した人間の周囲に枠を付して、早めに運転者に人間の存在を促すべく強調表示をすることもできる。
警報装置5は、認識部345から出力された判定結果により車両の前方に歩行者などの人間の存在が認識された場合には、インターフェース部31から出力された人間までの距離Zが所定の距離よりも短い場合は、音声又は警告音を発し、運転者に注意を促す。また、距離Zの長さに応じて音量を変えることにより、運転者への警告を行う。さらに、雨天時の路面の状態はスリップし易いため、早めに警告を発することもできる。
上述の通り、外界情報又は車両の位置情報に応じて、基準パターンH1、H2、…を選択し、ビデオカメラ1、2が撮像した画像データから抽出された人間候補領域P1、P2、…と基準パターンH1、H2、…との夫々の画素が有する輝度値の相関値を算出して、算出した相関値と予め定められた閾値T1とを比較して、人間候補領域P1、P2、…に人間が存在するか否かを判定することにより、従来の例に比べて、人間の認識を正確に行うことができるとともに、基準パターンH1、H2、…を記憶する記憶量を減少し、認識処理の処理量も低減することが可能となる。
次に本発明に係る人間認識方法について説明する。夜間走行時に運転者が、表示装置4に備えられた操作部を操作してビデオカメラ1、2の動作スイッチをオンにすると、動作信号を前記操作部から受信した画像処理装置3は、インターフェース部31を介して、初期コマンドをビデオカメラ1、2へ送出する。
初期コマンドを受信したビデオカメラ1、2は、画像撮像部101から車両の外界の撮像を開始する。信号処理部102は、撮像した画像データに対して、RGB信号からYUV信号に変換し、ビデオカメラ1、2ごとの識別番号が挿入された画像データは、一旦画像メモリ103に記録された後に、1フレーム分の画像データごとに同期させて、インターフェース部104を介して、画像処理装置3へ送出される。
画像処理装置3は、ビデオカメラの識別番号ごとに、1フレーム分の画像データを一旦画像メモリ32に記憶する。
インターフェース部31は、ワイパースイッチ7、カーナビゲーション装置8、温度センサ11などから受け取った外界情報又は車両の位置情報を記憶部33に記憶する。
画像処理制御部35は、記憶部33に記憶された外界情報又は車両の位置情報をインターフェース部31を介して通信部10へ出力する。
通信部10は、入力された外界情報又は車両の位置情報を通信ネットワーク13を介してサーバ6へ送信する。
基準パターン選択部62は入力された外界情報又は車両の位置情報に基づいて、記憶部63に記憶された基準パターン部631から、前記外界情報又は車両の位置情報に対応する1又は複数の基準パターンH1、H2、…を選択し、選択した基準パターンH1、H2、…をインターフェース部61を介して、前記車両の通信部10へ送信する。
画像処理装置3は、通信部10において受信した基準パターンH1、H2、…をインターフェース部31を介して記憶部33に一旦記憶する。
画像処理部34は、画像メモリ32に記憶された画像データを読み出し、輝度抽出部341へ出力する。
輝度抽出部341は、画像メモリ32から読み出されたビデオカメラ1及び2夫々が撮像して得られた1フレーム夫々の各画素の輝度値を算出し、算出した輝度値に基づいて、人間候補領域P1、P2…を抽出し、抽出結果を距離算出部342へ出力する。
距離算出部342は、ビデオカメラ1及び2夫々の1フレーム内で抽出された人間候補領域P1、P2、…を切り出し、人間候補領域P1、P2、…夫々の特徴点の位置を算出することにより、人間候補領域P1、P2、…内の対象物の視差を算出して、人間候補領域P1、P2、…までの距離Zを算出する。また、距離算出部342は、算出された距離Zを人間候補領域P1、P2、…夫々対応させて、人間候補領域P1、P2、…を示す画像データを演算部344へ出力するとともに、算出された距離Zを基準パターン補正部343へ出力する。
基準パターン補正部343は、距離算出部342から入力された距離Z及び記憶部33から読み出した基準パターンH1、H2、…に基づき、距離Zに対応して基準パターンH1、H2、…が有する画素の補間又は間引きを行い、画素数を変更した基準パターンを演算部344へ出力する。
演算部344は、距離算出部342から入力された人間候補領域P1、P2、…を示す画像データ及び基準パターン補正部343から入力された基準パターンH1、H2、…が有する輝度値の間において、相関値を算出して、算出した相関値を認識部345へ出力する。
認識部345は、演算部344から出力された人間候補領域P1、P2、…夫々について、選択された基準パターンH1、H2、…との相関値と、予め定められた閾値T1(0<T1<1)とを比較し、選択された基準パターンH1、H2、…の中で1つでも相関値が閾値T1より大きい場合は、人間候補領域P1、P2、…には人間が存在すると判定し、判定結果をインターフェース部31へ出力する。
表示装置4は、インターフェース部31を介して出力された画像データに基づき、外界の状況をディスプレイに表示するとともに、検出した人間の周囲に枠を付して、運転者に人間の存在を促すべく強調表示をする。
警報装置5は、インターフェース部31から出力された人間までの距離Zが所定の距離よりも短い場合は、音声又は警告音を発し、運転者に注意を促す。また、距離Zの長さに応じて音量を変えることにより、運転者への警告を行う。
上述の実施の形態においては、ビデオカメラ1、2と画像処理装置3との接続は、IEEE1394に準拠した車載LAN通信線12を介して行われたが、これに限らず、NTSCに準拠した通信方式であってもよい。
上述の実施の形態においては、ビデオカメラ1、2を車両の前部に併設する構成であったが、これに限らず、レーザレーダ、ミリ波レーダなどの測距センサを搭載して、歩行者までの距離を測定する構成であってもよい。この場合は、ビデオカメラは1台のみ搭載すれば足りる。
上述の実施の形態においては、外界情報に応じて基準パターンH1、H2、…を複数選択する構成であるが、冬季に比較して夏季の方が歩行者の認識が容易であることに鑑みて、冬季の場合には、選択する基準パターンH1、H2、…の数を増加するなど、季節に応じて選択する数を変化するように構成してもよい。
上述の実施の形態においては、車両から人間までの距離Zに応じて、基準パターンH1、H2、…が有する画素の補間又は間引き処理をすることにより画素数を変更する構成であったが、これに限らず、抽出した人間候補領域P1、P2、…の画素数を変更する構成でもよい。これにより、例えば、近距離の人間候補領域P1、P2、…の画素を補間又は間引きすることにより、遠距離の人間候補領域P1、P2、…の大きさまで小さくすることにより、基準パターンH1、H2、…の画素数を少なくすることができ、記憶容量の低減を図ることが可能である。
上述の実施の形態においては、基準パターンのH1、H2、…画素数を車両から人間までの距離Zに応じて少なくする構成であったが、予め遠距離用の大きさに合わせた基準パターンH1、H2、…を記憶しておき、距離Zに応じて画素数を多くする構成であってもよい。
上述の実施の形態においては、車両の通信部10を介して送信された外界情報又は車両の位置情報に基づいて、サーバ6が基準パターンH1、H2、…を選択する構成であったが、これに限らず、車両が基準パターン送信要求をサーバ6へ送信し、送信された要求に基づいて、サーバ6が予め季節などに応じて選択した基準パターンH1、H2、…を前記車両へ送信する構成であってもよい。また、車両は自車の位置情報のみをサーバ6へ送信し、サーバ6が送信された位置情報に基づいて、前記車両の地域の天候などの外界情報を取得し、取得した外界情報に基づいて基準パターンH1、H2、…を選択して前記車両へ送信する構成でもよい。
実施の形態2
次に、第1の車両が人間の存在の認識した結果に基づいて、第2の車両に対する基準パターンを選択する場合について説明する。
次に、第1の車両が人間の存在の認識した結果に基づいて、第2の車両に対する基準パターンを選択する場合について説明する。
図4において、記憶部63は、通信ネットワーク13を介して通信する各車両の車両ID、該車両ごとの位置情報に基づく地域情報、及び各車両が基準パターンを用いて人間の存在を認識した結果、正確に認識することができた基準パターン夫々を関連付けて記憶する車両別評価部632を有する。
図9は車両別評価部632の概念図である。図に示すように、車両IDの欄は、インターフェース部61を介して選択された基準パターンH1、H2、…が送信され、人間の存在の認識が行われた車両の識別番号が記憶され、位置情報の欄は、気象情報により同様の気温、天候などの外界情報を有する地域を予め選択しておき、前記車両の位置情報に基づいて前記車両の位置する地域a、b、…が記憶され、基準パターンの欄は、各車両が人間の存在を認識した結果、人間の存在の認識をすることができた基準パターンが記憶されている。
次に実施の形態2の場合の動作について説明するが、図1乃至図4において、各部の構成、動作は実施の形態1と同様であるので、説明は省略する。
第1の車両V1は、サーバ6から受信した基準パターンH1、H2…を受信する。画像処理部34は、実施の形態1と同様に、検出した画像データに基づいて抽出された人間候補領域P1、P2、…を示す画像データ及び受信した基準パターンH1、H2、…が有する輝度値の間において、相関値を算出する。画像処理部34は、人間候補領域P1、P2、…夫々について、選択された基準パターンH1、H2、…との相関値と、予め定められた閾値T1(0<T1<1)とを比較し、選択された基準パターンH1、H2、…の中で1つでも相関値が閾値T1より大きい場合は、人間候補領域P1、P2、…には人間が存在すると判定し、人間が存在すると判定した際に用いられた基準パターンHx(評価結果)を、第1の車両V1の位置情報とともにインターフェース部31及び通信部10を介して、サーバ6へ送信する。
サーバ6は、第1の車両V1に関する位置情報及び評価結果である基準パターンHxを受信し、受信した第1車両V1の識別番号、位置情報、及び評価結果である基準パターンHxを基準パターン部631へ記憶する。この場合、すでに同じ車両の識別番号が記憶されていた場合には、該車両の識別番号に該当する位置情報及び基準パターンHxを更新する。
次にサーバ6は、第2の車両V2から、車両の位置情報を受信する。制御部64は、第2の車両V2の識別番号に基づいて、基準パターン部631を検索し、車両V2の車両IDに関する位置情報及び基準パターンH1、H2、…が記憶されているか否かを確認する。
車両V2の識別番号に関する位置情報及び基準パターンH1、H2、…が記憶されていない場合は、制御部64は受信した車両V2の位置情報に基づいて、車両V2と同様の気温、天候を有する位置情報に対応する基準パターンHyを選択する。例えば、第2の車両V2の位置情報に基づく地域がbである場合には、基準パターンH2を選択する。
制御部64は、選択した基準パターンHyをインターフェース部61を介して、第2の車両V2へ送信する。
第2の車両V2は、サーバ6から送信された基準パターンHyを受信する。画像処理部34は、検出した画像データに基づいて抽出された人間候補領域P1、P2、…を示す画像データ及び受信した基準パターンHyが有する輝度値の間において、相関値を算出する。画像処理部34は、人間候補領域P1、P2、…夫々について、選択された基準パターンHyとの相関値と、予め定められた閾値T1(0<T1<1)とを比較する。
基準パターンHyは、第2の車両V2の走行する地域と同様の気温、天候を有する同一の地域を走行する第1の車両V1において、すでに人間の存在を認識することができた実績のある基準パターンであるため、第2の車両V2においても、基準パターンHyに基づいて人間の存在の認識をすることができ、複数の基準パターンH1、H2、…を用いて、複数の処理を繰り返す必要がなく、効率よく人間の存在の認識をすることができる。
第2の車両V2は、基準パターンHyを位置情報とともにインターフェース部31及び通信部10を介して、サーバ6へ送信する。
車両V2の識別番号に関する位置情報及び基準パターンH1、H2、…が記憶されている場合は、制御部64は車両V2の位置情報が更新されているか否かを確認し、位置情報が更新されていない場合は、車両別評価部632の基準パターンH1、H2、…を選択し、インターフェース部61を介して車両V2へ送信する。
一方、位置情報が更新されている場合には、該位置情報に対応する外界情報に基づいて、基準パターン部631の基準パターンH1、H2、…を選択し、インターフェース部61を介して車両V2へ送信する。
これにより、先行する第1の車両で用いられ、人間の存在の認識をすることができた実績のある基準パターンHyを、後続の第2の車両における人間の存在の認識処理に用いることができ、効率的に認識処理を行うことが可能となる。
実施の形態2において、車両別評価部632に記憶された位置情報の欄の地域a、b、…は、予め過去の気象状況に応じて、同様の気温、天候を有する地域を分類しておくことができる。例えば、都市部、郊外部、山間部などでは、気温、天候が同じ地域の範囲の大きさは、異なることから、位置情報に応じて適切な範囲を設定する。
1、2 ビデオカメラ
3 画像処理装置
4 表示装置
5 警報装置
6 サーバ
7 ワイパースイッチ
8 カーナビゲーション装置
9 中継機
10 通信部
11 温度センサ
12、14 車載LAN通信線
13 通信ネットワーク
31、61 インターフェース部
32 画像メモリ
33、63 記憶部
34 画像処理部
35 画像処理制御部
62 基準パターン選択部
341 輝度抽出部
342 距離算出部
343 基準パターン補正部
344 演算部
345 認識部
631 基準パターン部
632 車両別評価部
3 画像処理装置
4 表示装置
5 警報装置
6 サーバ
7 ワイパースイッチ
8 カーナビゲーション装置
9 中継機
10 通信部
11 温度センサ
12、14 車載LAN通信線
13 通信ネットワーク
31、61 インターフェース部
32 画像メモリ
33、63 記憶部
34 画像処理部
35 画像処理制御部
62 基準パターン選択部
341 輝度抽出部
342 距離算出部
343 基準パターン補正部
344 演算部
345 認識部
631 基準パターン部
632 車両別評価部
Claims (6)
- 車両の外界の温度分布に応じた画像データを検出する検出手段及び該検出手段が検出した画像データに基づいて人間の存在の認識をする画像認識手段を有する人間認識装置と、該画像認識手段が人間の存在の認識に用いる人間の温度分布を表す基準パターンを複数記憶してある記憶装置とを備える人間認識システムにおいて、
前記記憶装置は、
外界情報又は車両の位置情報を受信する受信手段と、
受信した外界情報又は車両の位置情報に基づいて基準パターンを選択する選択手段と、
選択した基準パターンを前記人間認識装置へ送信する送信手段と
を備え、
前記人間認識装置は、
人間の温度分布を表す基準パターンを受信する受信手段を備え、
前記画像認識手段は、検出した画像データと受信した基準パターンとを比較して人間の存在を認識すべくなしてあることを特徴とする人間認識システム。 - 前記人間認識装置は、
基準パターンに関する評価結果を送信する送信手段を備え、
前記記憶装置の受信手段は、
車両の位置情報に対応した地域内の第1の車両の人間認識装置から基準パターンに関する評価結果を受信し、前記地域内の第2の車両の人間認識装置から基準パターンの送信要求を受信すべくなしてあり、
前記記憶装置の送信手段は、
受信した評価結果に基づいた基準パターンを、前記地域内の第2の車両へ送信すべくなしてあることを特徴とする請求項1に記載された人間認識システム。 - 車両の外界の温度分布に応じた画像データを検出する検出手段と、該検出手段が検出した画像データを画像処理して人間の存在の認識をする画像認識手段とを備える人間認識装置において、
人間の温度分布を表す基準パターンを受信する受信手段を備え、
前記画像認識手段は、検出した画像データと受信した基準パターンとを比較して人間の存在を認識すべくなしてあることを特徴とする人間認識装置。 - 前記人間認識装置は、外界情報又は車両の位置情報を受付ける受付手段と、
受付けた外界情報又は車両の位置情報を送信する送信手段と
を備えたことを特徴とする請求項3に記載された人間認識装置。 - 人間の温度分布を表す基準パターンを複数記憶してある記憶装置において、
外界情報又は車両の位置情報を受信する受信手段と、
受信した外界情報又は車両の位置情報に基づいて基準パターンを選択する選択手段と、
選択した基準パターンを送信する送信手段と
を備えたことを特徴とする記憶装置。 - 車両の外界の温度分布に応じた画像データを検出し、検出した画像データと人間の温度分布を表す基準パターンとを比較して人間の存在を認識する人間認識方法であって、
複数の基準パターンを記憶しておき、
その中から外界情報又は車両の位置情報に応じて基準パターンを選択し、
選択した基準パターンを用いて人間の存在を認識することを特徴とする人間認識方法。
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- 2004-03-15 JP JP2004072905A patent/JP2005259031A/ja active Pending
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