JP2005257415A - アナログ・デジタルコンバータ用検査装置 - Google Patents

アナログ・デジタルコンバータ用検査装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005257415A
JP2005257415A JP2004068189A JP2004068189A JP2005257415A JP 2005257415 A JP2005257415 A JP 2005257415A JP 2004068189 A JP2004068189 A JP 2004068189A JP 2004068189 A JP2004068189 A JP 2004068189A JP 2005257415 A JP2005257415 A JP 2005257415A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
inspection
inspection signal
converter
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004068189A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Kusumori
章弘 楠森
Kenji Kurata
憲二 蔵田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Rohm Co Ltd
Original Assignee
Rohm Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Rohm Co Ltd filed Critical Rohm Co Ltd
Priority to JP2004068189A priority Critical patent/JP2005257415A/ja
Publication of JP2005257415A publication Critical patent/JP2005257415A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Tests Of Electronic Circuits (AREA)

Abstract

【課題】 NとMはそれぞれ正の整数とし、NbitのADコンバータに、(N+M)bitの分解能として生成した検査用信号を入力して、各検査用信号に基づく出力コード信号を出力させることにより出力コード信号が変化する変化点を特定し、この変化点となる検査用信号情報に基づいてADコンバータの検査を行う検査装置において、高速な検査を可能とした検査装置を提供する。
【解決手段】 変化点となる検査用信号の検出を、変化点となる検査用信号が存在すると想定される最小の検査用信号と最大の検査用信号とで規定される領域に対し、最小の検査用信号と最大の検査用信号との間の略中間となる中間検査用信号を挟んで、最小の検査用信号寄りの検査用信号と、最大の検査用信号寄りの検査用信号とを交互に、かつ中間検査用信号に漸次近づけながら逐次入力することによって行うように構成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アナログ・デジタルコンバータの検査装置に関するものである。
従来、アナログ・デジタルコンバータ(以下、「ADコンバータ」と呼ぶ)は、製造後において、アナログ信号を正常にデジタル信号に変換できているかどうかが検査されおり、正常に変換できていないADコンバータの選別除去が行われている。
かかる検査を行う場合には所要の検査装置が用いられており、同検査装置ではアナログ信号からなる検査用信号をADコンバータに入力し、その検査用信号をADコンバータによってデジタル信号に変換して出力コード信号として出力させ、出力された出力コード信号が所定の信号となっているかどうかを判定することにより良否判定を行うように構成している(例えば、特許文献1参照。)。
以下において、検査装置を具体的に説明する。検査装置は、図9に示すように、制御部100と、測定ユニット部200と、ソケット部300とから構成しており、制御部100はあらかじめ内蔵された検査プログラムに基づいて測定ユニット部200に検査制御信号100sを入力する。
測定ユニット部200は所要の中央演算装置(CPU)と記憶装置(メモリ)とからなる測定制御器210と、アナログ信号生成器220と、信号比較器230とを具備しており、測定ユニット部200に入力された検査制御信号100sは測定制御器210に入力され、測定制御器210は検査制御信号100sに基づいて所要の制御信号210sをアナログ信号生成器220に入力する。
アナログ信号生成器220は入力された制御信号210sに基づいてアナログ信号の検査用信号220sを生成して出力し、ソケット部300に装着した被検査体のADコンバータ400に同検査用信号220sを入力する。
ADコンバータ400は、検査用信号220sの入力に基づいて所要の信号変換、すなわちデジタル信号への変換を行って出力コード信号400sを生成し、ソケット部300へ出力している。
ソケット部300はADコンバータ400から入力された出力コード信号400sを測定ユニット部200の信号比較器230に入力し、信号比較器230では先に入力されていた出力コード信号400sと、新たに入力された出力コード信号400sとの比較を行って出力コード信号400sの変動の有無を検出し、検出結果を検出結果信号230sとして測定ユニット部200の測定制御器210に入力する。
測定制御器210は、信号比較器230から入力された検出結果信号230sを一時記憶し、新たな制御信号210sをアナログ信号生成器220に入力する。このようにして、所定の制御信号210sに対する検出結果信号230sが得られたところで測定制御器210は変化点となる検査用信号220sの特定を行って検査結果情報信号200sを生成し、同検査結果情報信号200sを制御部100に入力してADコンバータ400の良否判定を行っている。
ここで、検査装置は、精度の良い検査を行うために、ADコンバータ400に入力する検査用信号220sの分解能を、ADコンバータ400の分解能以上とする必要がある。例えば、被検査体であるADコンバータ400が10bitのADコンバータ400であった場合には、通常、13bit以上の分解能の検査用信号220sを用いている。すなわち、例えばADコンバータ400の電源電圧が3Vであった場合、このADコンバータ400の分解能は2.93mV/bitであるので、ADコンバータ400に入力する検査用信号220sを、0Vから3Vの間で0.37mVずつ異ならせた入力電圧値を有する信号として、各検査用信号220sをADコンバータ400に逐次入力して、図10に示すように、各検査用信号220sに対応した出力コード信号400sを出力させている。図10中の1つの白丸印が、1つの検査用信号220sに対する出力コード信号400sの値をそれぞれ示している。
そして、隣り合った検査用信号220sの間で出力コード信号400sが変化する変化点(図10中の黒丸印)を検出し、変化点の検査用信号220sの電圧値を検査用信号情報として記憶し、得られた電圧値が所定の規格を満たしているかどうかを判別することによって、ADコンバータ400の良否判定を行っている。
特開平10−68762号公報
しかしながら、上記したADコンバータの検査装置では、例えば被検査体を10bitのADコンバータとして13bitの分解能とした検査用信号で検査を行う場合に、ADコンバータに入力する検査用信号としては8,193個の検査用信号が必要となり、ADコンバータに対して8,193個の検査用信号を順番に入力して出力コード信号400sを得ているために、検査に多大な時間を要し、検査効率を向上させることが困難であるという問題があった。
しかも、昨今では機能向上の要求にともなってADコンバータがさらに多bit化してきているために、検査用信号も多bit化して生成する必要があり、そのため生成する検査用信号の数が膨大となってADコンバータの検査にさらに時間を要することとなり、検査時間の短縮による検査効率の向上を図ることがさらに困難となっていた。
そこで、本発明のADコンバータ用検査装置では、NとMはそれぞれ正の整数とし、NbitのADコンバータに、(N+M)bitの分解能として生成した検査用信号を入力して、各検査用信号に基づく出力コード信号を出力させることにより出力コード信号が変化する変化点を特定し、この変化点となる検査用信号情報に基づいて前記ADコンバータの検査を行う検査装置において、変化点となる検査用信号が存在する領域を、同領域に含まれる最小の検査用信号と最大の検査用信号とで設定し、最小の検査用信号を前記ADコンバータに入力し、次いで、最大の検査用信号を前記ADコンバータに入力し、さらに、最小の検査用信号と最大の検査用信号との間の略中間となる中間検査用信号を挟んで、最小の検査用信号寄りの検査用信号と、最大の検査用信号寄りの検査用信号とを交互に、かつ中間検査用信号に漸次近づけながら前記ADコンバータに入力して変化点となる検査用信号の検出を行うように構成した。
請求項1記載の発明によれば、NとMはそれぞれ正の整数とし、NbitのADコンバータに、(N+M)bitの分解能として生成した検査用信号を入力して、各検査用信号に基づく出力コード信号を出力させることにより出力コード信号が変化する変化点を特定し、この変化点となる検査用信号情報に基づいて前記ADコンバータの検査を行う検査装置において、変化点となる検査用信号の検出を、変化点となる検査用信号が存在すると想定される最小の検査用信号と最大の検査用信号とで規定される領域に対し、最小の検査用信号と最大の検査用信号との間の略中間となる中間検査用信号を挟んで、最小の検査用信号寄りの検査用信号と、最大の検査用信号寄りの検査用信号とを交互に、かつ中間検査用信号に漸次近づけながら逐次入力することによって行うべく構成したことによって、少ない検査用信号の入力によって変化点の検出を行うことができるので、検査時間を短縮化して検査効率を向上させることができる。
特に、検査精度を向上させるべく高分解能(Mをできるだけ大きい値とする)とした場合に、入力が必要である検査用信号を効率よく選択して検査を行うことができ、高精度の検査を効率よく実施することができる。
本発明のADコンバータ用検査装置では、ADコンバータに検査用信号を入力して得た出力コード信号に基づいて出力コード信号が変化する変化点となる検査用信号を検出するために、小さい値の検査用信号から大きい値の検査用信号までを順番に、あるいは逆に大きい値の検査用信号から小さい値の検査用信号までを順番に入力することにより検出を行うのではなく、変化点となる検査用信号が存在すると想定される領域に絞って検査用信号の入力を行うものである。
すなわち、ADコンバータを製造した場合には、通常変化点が大きく偏倚して製造されることは少なく、基本的にあらかじめ予想される領域内に変化点が存在していることがほとんどである。したがって、このことを利用して、予想される領域内に限定して変化点の検出を行うことによりADコンバータに入力する検査用信号の数を削減することができ、検査時間を短縮化することができる。
特に、ADコンバータに入力する検査用信号は、変化点となる検査用信号が存在する検査用信号の領域を、その領域に含まれる最小の検査用信号と最大の検査用信号とを用いて設定した領域内から選択すべく構成している。
そして、最初に最小の検査用信号をADコンバータに入力し、次いで、最大の検査用信号をADコンバータに入力する。
その後、最小の検査用信号と最大の検査用信号との間の略中間となる中間検査用信号を挟んで、最小の検査用信号寄りの検査用信号と、最大の検査用信号寄りの検査用信号とを交互に、かつ中間検査用信号に漸次近づけながらADコンバータに入力している。
したがって、ADコンバータが規格どおりに製造されていた場合には、従来よりも少ない検査用信号の入力によって変化点の検出を行うことができるので、検査時間を短縮化して検査効率を向上させることができ、一方、変化点が予想される変化点の存在領域から偏倚して存在していた場合には、変化点が適正位置にないことを検出することができ、かかる変化点を有するADコンバータを不良品として適正に処理することができる。
以下において、図面に基づいて本発明の実施形態を説明する。本実施形態の検査装置は、従来の技術の項で説明した検査装置と同一構成であって、図1に示すように、制御部10と、測定ユニット部20と、ソケット部30とから構成している。さらに、測定ユニット部20は、所要の中央演算装置(CPU)と記憶装置(メモリ)とからなる測定制御器21と、アナログ信号生成器22と、信号比較器23とを具備している。
そして、被検査体のADコンバータ40をソケット部30に装着した後、制御部10にあらかじめ内蔵した検査プログラムに基づいて測定ユニット部20に検査制御信号10sを入力して検査を行うものである。検査制御信号10sは測定ユニット部20の測定制御器21に入力され、測定制御器21は検査制御信号10sに基づいて所要の制御信号21sを生成してアナログ信号生成器22に入力し、アナログ信号生成器22では、入力された制御信号21sに基づいてアナログ信号の検査用信号22sを生成し、ソケット部30に装着したADコンバータ40に同検査用信号22sを入力すべく構成している。
そして、ADコンバータ40は、検査用信号22sの入力に基づいてデジタル信号への変換を行って出力コード信号40sを生成し、同出力コード信号40sをソケット部30を介して測定ユニット部20の信号比較器23に入力し、信号比較器23では入力された出力コード信号40sに基づいて検出結果信号23sを生成し、同検出結果信号23sを測定制御器21に入力している。
測定制御器21では、入力された検出結果信号23sに基づいて検査結果情報信号20sを生成して制御部10に入力し、制御部10では入力された検査結果情報信号20sに基づいてADコンバータ40の良否判定を行っている。
本発明の要旨は、このように構成した検査装置において、測定ユニット部20における検査用信号22sの生成の制御方法が従来と異なっている点にある。以下においてより具体的に説明するために、検査装置は、電源電圧が3Vで、10bitのADコンバータ40の検査を行うものとし、13bitの分解能とした検査用信号22sをADコンバータ40に入力するものとする。すなわち、測定ユニット部20の測定制御器21は、アナログ信号生成器22において0Vから3Vの間で0.37mVずつ異なった8,193個の検査用信号22sを生成させるべく所要の制御信号21sを出力し、アナログ信号生成器22に入力すべく構成している。
まず、測定制御器21は、被検査体のADコンバータ40における所定の変化点が検出される検査用信号22sの存在領域を設定する。この存在領域の設定は、検出しようとしている変化点が存在すると想定される領域の最小の検査用信号と最大の検査用信号とを設定することにより行うべく構成している。
そして、測定ユニット部20は、最小の検査用信号を1番目に入力する第1検査用信号としてアナログ信号生成器22から出力し、ADコンバータ40に入力する。特に、第1検査用信号は、検査開始時においては0Vの検査用信号を用いればよく、それ以降においては検査によって特定された既知の変化点を用いればよい。本実施例では、図2に示すように、既知の変化点となる検査用信号22sを第1検査用信号としている。図2に示すように、変化点における検査用信号によって得られた出力コード信号の値を、黒丸印で表すこととする。ここで、ADコンバータ40に第1検査用信号を入力して得られた第1出力コード信号は、10進数表記で「524」であったとしている。
次いで、測定ユニット部20は、2番目に入力する第2検査用信号として、上記した最大の検査用信号を第2検査用信号としてアナログ信号生成器22から出力し、ADコンバータ40に入力する。第2検査用信号となる最大の検査用信号は、ADコンバータ40が理想的なADコンバータと仮定した場合に、検出しようとしている変化点と同じ出力コード信号を出力すると予想される検査用信号において最大の電圧となる検査用信号としている。したがって、図2に示すように、第2検査用信号をADコンバータ40に入力して出力された第2出力コード信号は、第1出力コード信号より「1」だけ大きい値となっている。変化点とはならない検査用信号22sによって得られた出力コード信号40sの値を、白丸印で表すこととする。
上記のように第1検査用信号と第2検査用信号とを設定することにより、本実施例のように10bitのADコンバータ40に対して13bitの分解能とした検査用信号22sを入力する場合には、第2検査用信号は第1検査用信号から数えて15番目の検査用信号22sとなっており、このことから本実施例では、第1検査用信号を基準として15番目の検査用信号22sを第2検査用信号と設定すべく構成し、測定ユニット部20では、第1検査用信号の入力後、所要の演算処理を行うことにより第2検査用信号を生成して出力している。
これをより汎用的に表現すると、N及びMを正の整数として、NbitのADコンバータに、(N+M)bitの分解能として生成した検査用信号を入力して検査を行う場合に、既知の変化点から第1検査用信号を決定し、第1検査用信号を基準として(2×2M−1)番目の検査用信号22sを演算処理によって生成し、生成した検査用信号22sを第2検査用信号としているものである。ここで、2×2M−1=P(図2参照)とし、この値を第1間隔と呼ぶ。本実施例ではP=15である。
なお、上記のように第1検査用信号を基準としてP番目の検査用信号22sを第2検査用信号とするのは、ADコンバータ40の製造精度が高い場合であって、ADコンバータ40の製造精度が高くない場合には、第1間隔Pをより狭い幅に設定してもよい。
次いで、測定ユニット部20は、3番目に入力する第3検査用信号を演算処理によって生成し、アナログ信号生成器22から出力してADコンバータ40に入力する。ここで、第1間隔を「3」で割った商の値を「P/3」で表すとすると、第3検査用信号は、図3に示すように、第1検査用信号を基準としてP/3番目の検査用信号22sとしている。すなわち、本実施例では、第3検査用信号は、第1検査用信号を基準として5番目の検査用信号22sである。第3検査用信号をADコンバータ40に入力して出力された第3出力コード信号は、第2出力コード信号より「1」だけ小さい値となっている。
次いで、測定ユニット部20は、4番目に入力する第4検査用信号を演算処理によって生成し、アナログ信号生成器22から出力してADコンバータ40に入力する。ここでも第1間隔を「3」で割った商の値を「P/3」で表すとすると、第4検査用信号は、図4に示すように、第2検査用信号を基準として(−P/3)番目の検査用信号22sとしている。すなわち、本実施例では、第4検査用信号は、第1検査用信号を基準として10番目の検査用信号22sである。第4検査用信号をADコンバータ40に入力して出力された第4出力コード信号は、第3出力コード信号より「1」だけ大きい値となっている。
第3検査用信号と第4検査用信号との間における検査用信号22sの数を第2間隔と呼び、その値をQで表すこととする。すなわち、第4検査用信号は第3検査用信号を基準としてQ番目の検査用信号22sとなっている。本実施例では、第2間隔Q=5となっている。
次いで、測定ユニット部20は、5番目に入力する第5検査用信号を演算処理によって生成し、アナログ信号生成器22から出力してADコンバータ40に入力する。ここで、第2間隔を「3」で割った商の値を「Q/3」で表すとすると、第5検査用信号は、図5に示すように、第3検査用信号を基準としてQ/3番目の検査用信号22sとしている。すなわち、本実施例では、第5検査用信号は、第3検査用信号を基準として1番目、つまり第1検査用信号を基準として6番目の検査用信号22sである。第5検査用信号をADコンバータ40に入力して出力された第5出力コード信号は、第4出力コード信号より「1」だけ小さい値となっている。
次いで、測定ユニット部20は、6番目に入力する第6検査用信号を演算処理によって生成し、アナログ信号生成器22から出力してADコンバータ40に入力する。ここでも第2間隔を「3」で割った商の値を「Q/3」で表すとすると、第6検査用信号は、図6に示すように、第4検査用信号を基準として(−Q/3)番目の検査用信号22sとしている。すなわち、本実施例では、第6検査用信号は、第4検査用信号を基準として−1番目、つまり第1検査用信号を基準として9番目の検査用信号22sである。第6検査用信号をADコンバータ40に入力して出力された第6出力コード信号は、第5出力コード信号より「1」だけ大きい値となっている。
第5検査用信号と第6検査用信号との間における検査用信号22sの数を第3間隔と呼び、その値をRで表すこととする。すなわち、第6検査用信号は第5検査用信号を基準としてR番目の検査用信号22sとなっている。本実施例では、第3間隔R=3となっている。
次いで、測定ユニット部20は、7番目に入力する第7検査用信号を演算処理によって生成し、アナログ信号生成器22から出力してADコンバータ40に入力する。ここで、第3間隔を「3」で割った商の値を「R/3」で表すとすると、第7検査用信号は、図7に示すように、第5検査用信号を基準としてR/3番目の検査用信号22sとしている。すなわち、本実施例では、第7検査用信号は、第5検査用信号を基準として1番目、つまり第1検査用信号を基準として7番目の検査用信号22sである。第7検査用信号をADコンバータ40に入力して出力された第7出力コード信号は、第6出力コード信号より「1」だけ小さい値となっている。
次いで、測定ユニット部20は、8番目に入力する第8検査用信号を演算処理によって生成し、アナログ信号生成器22から出力してADコンバータ40に入力する。ここでも第3間隔を「3」で割った商の値を「R/3」で表すとすると、第8検査用信号は、図8に示すように、第6検査用信号を基準として(−R/3)番目の検査用信号22sとしている。すなわち、本実施例では、第8検査用信号は、第6検査用信号を基準として−1番目、つまり第1検査用信号を基準として8番目の検査用信号22sである。第8検査用信号をADコンバータ40に入力して出力された第8出力コード信号は、第7出力コード信号より「1」だけ大きい値となっている。
このように、最初に最小の検査用信号である第1検査用信号をADコンバータに入力し、次いで、最大の検査用信号である第2検査用信号をADコンバータに入力して、第1検査用信号に対応した第1出力コード信号と、第2検査用信号に対応した第2出力コード信号とが「1」だけ異なって、第1検査用信号と第2検査用信号との間に変化点となる検査用信号22sが存在することを確認した後に、第1検査用信号と第2検査用信号との間の略中間となる中間検査用信号を挟んで、第1検査用信号寄りの検査用信号22sと、第2検査用信号寄りの検査用信号22sとを交互に、かつ中間検査用信号に漸次近づけながら演算処理によって生成してADコンバータに入力することにより、ADコンバータへの入力の必要のない検査用信号22sを入力することなくADコンバータの検査を行うことができるので、ADコンバータへの検査用信号22sの入力数を削減することができ、検査時間を短縮することができる。
特に、中間検査用信号を挟んで、第1検査用信号寄りの検査用信号22sと、第2検査用信号寄りの検査用信号22sとを交互に、かつ中間検査用信号に漸次近づけながら演算処理によって生成する場合に、第1検査用信号寄りの検査用信号22sと、第2検査用信号寄りの検査用信号22sとの間に存在する検査用信号22sの数の1/3とした数だけ中間検査用信号に近づけながら新たな検査用信号22sを生成することにより、変化点が存在する可能性が高い領域では密に、変化点が存在する可能性が高い領域では粗として検査用信号22sの入力を行うことができ、検査用信号22sの効率の良い入力を行うことができる。
なお、第1検査用信号寄りの検査用信号22sと、第2検査用信号寄りの検査用信号22sとの間に存在する検査用信号22sの数が「3」よりも小さくなった場合には、第1検査用信号寄りの検査用信号22sと、第2検査用信号寄りの検査用信号22sとの間に存在する全ての検査用信号22sを生成して、ADコンバータに入力すべく構成している。
また、検査用信号22sのADコンバータへの入力にともなってADコンバータから出力された出力コード信号40sは、先に出力された出力コード信号40sとは「1」だけ異なりながら出力されることにより、先に入力した検査用信号22sと、その後に入力した検査用信号22sとの間に変化点となる検査用信号22sが存在していることを確認しながら検査用信号22sの入力を行うことができる。
一方、先に出力された出力コード信号40sと後に出力された出力コード信号40sとで値が異ならない場合には、先に入力した検査用信号22sと後に入力した検査用信号22sとの間には、変化点となる検査用信号22sが存在していないことを意味しており、変化点となる検査用信号22sに偏倚が生じていることを検出できる。
上記した実施例では、説明の便宜上、測定制御器21において最小の検査用信号と最大の検査用信号とを設定することにより変化点が検出される検査用信号22sの存在領域を設定した後に、アナログ信号生成器22から出力させる所要の検査用信号22sを逐次生成してADコンバータ40に入力し出力コード信号40sを得るとして説明しているが、検査過程において一度生成した検査用信号22sを再度生成する必要が生じた場合には、その検査用信号22sの生成は行わず、その検査用信号22sに基づいて先に得られた出力コード信号40sを再度利用することにより、ADコンバータ40への入力回数を削減して、検査時間を短縮化している。
本発明にかかる検査装置の概略ブロック図である。 本発明にかかる検査装置による検査方法の説明図である。 本発明にかかる検査装置による検査方法の説明図である。 本発明にかかる検査装置による検査方法の説明図である。 本発明にかかる検査装置による検査方法の説明図である。 本発明にかかる検査装置による検査方法の説明図である。 本発明にかかる検査装置による検査方法の説明図である。 本発明にかかる検査装置による検査方法の説明図である。 従来の検査装置の概略ブロック図である。 従来の検査装置による検査方法の説明図である。
符号の説明
10 制御部
20 測定ユニット部
21 測定制御器
22 アナログ信号生成器
23 信号比較器
30 ソケット部
40 アナログ・デジタルコンバータ(ADコンバータ)
10s 検査制御信号
20s 検査結果情報信号
21s 制御信号
22s 検査用信号
23s 検出結果信号
40s 出力コード信号

Claims (1)

  1. NとMはそれぞれ正の整数とし、Nbitのアナログ・デジタルコンバータに、(N+M)bitの分解能として生成した検査用信号を入力して、各検査用信号に基づく出力コード信号を出力させることにより出力コード信号が変化する変化点を特定し、各変化点となる検査用信号情報に基づいて前記アナログ・デジタルコンバータの検査を行う検査装置において、
    変化点となる検査用信号が存在する領域を、同領域に含まれる最小の検査用信号と最大の検査用信号とで設定し、
    最小の検査用信号を前記アナログ・デジタルコンバータに入力し、次いで、最大の検査用信号を前記アナログ・デジタルコンバータに入力し、さらに、最小の検査用信号と最大の検査用信号との間の略中間となる中間検査用信号を挟んで、最小の検査用信号寄りの検査用信号と、最大の検査用信号寄りの検査用信号とを交互に、かつ中間検査用信号に漸次近づけながら前記アナログ・デジタルコンバータに入力して変化点となる検査用信号の検出を行うべく構成したことを特徴とするアナログ・デジタルコンバータ用検査装置。
JP2004068189A 2004-03-10 2004-03-10 アナログ・デジタルコンバータ用検査装置 Pending JP2005257415A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004068189A JP2005257415A (ja) 2004-03-10 2004-03-10 アナログ・デジタルコンバータ用検査装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004068189A JP2005257415A (ja) 2004-03-10 2004-03-10 アナログ・デジタルコンバータ用検査装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005257415A true JP2005257415A (ja) 2005-09-22

Family

ID=35083284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004068189A Pending JP2005257415A (ja) 2004-03-10 2004-03-10 アナログ・デジタルコンバータ用検査装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005257415A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3026894B1 (en) Image pickup apparatus, image pickup system, driving method for the image pickup apparatus, and inspection method for the image pickup apparatus
JP4288375B2 (ja) テスト回路をビルトインした薄膜トランジスタ液晶ディスプレイのソースドライバ
TWI407129B (zh) 可調式電壓比較電路及可調式電壓檢測裝置
KR101969391B1 (ko) 차량의 아날로그-디지털 컨버터 유닛의 타당성 검사방법
JP2005257415A (ja) アナログ・デジタルコンバータ用検査装置
KR102286344B1 (ko) 아날로그-디지털 변환 장치 및 아날로그-디지털 변환 장치의 동작 방법
JP2008076358A (ja) 半導体集積回路及び半導体検査装置
TW201100827A (en) Apparatus and method for inspecting semiconductor integrated circuit device
JP2010074519A (ja) A/d変換装置
JP2001345699A (ja) A/d変換器の試験回路及びその試験方法
JP4924231B2 (ja) 半導体試験装置
US20100313091A1 (en) Apparatus and method for testing semiconductor integrated circuit
JP2007132905A (ja) Icテスタ
JP2013183411A (ja) Ad変換器の検査回路及びad変換器の検査方法
JP3591730B2 (ja) A/dコンバータ
KR20060094225A (ko) Bist장치의 크기를 줄이기 위한 단순화로직
JP2006071290A (ja) 半導体試験装置
JP2006138844A (ja) Icテスタ
JP4283157B2 (ja) 半導体装置の試験方法
JP2006324745A (ja) テスト回路及びテスト方法
Lee et al. A multi-sensor based temperature measuring system with self-diagnosis
JP2005300287A (ja) Icテスタ
JP2010055350A (ja) メモリ検査回路
JP2010219732A (ja) Daコンバータ評価検査装置
JP2010061344A (ja) メモリ検査回路