JP2010055350A - メモリ検査回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】アドレスとデータとの特定の組み合わせからなる特定のシーケンスが実行されたときにしか生じないようなメモリの故障モードを検出し、当該故障モードを生じさせるシーケンスを特定することが容易なメモリ検査回路を提供する。
【解決手段】書込アドレス用乱数発生回路21、書込データ用乱数発生回路22、書込制御部23、書込アドレス用乱数発生回路21と同じ読出アドレス用乱数発生回路、書込データ用乱数発生回路22と同じ比較データ用乱数発生回路、読出処理部、判定部、及び乱数生成制御部を備え、乱数生成制御部は、RAMへのアクセスを再現するときは、書込アドレス用乱数発生回路21、書込データ用乱数発生回路22、読出アドレス用乱数発生回路、及び比較データ用乱数発生回路を構成する乱数発生回路のLFSRを、それぞれ順方向とは逆の逆方向にシフトさせるようにした。
【選択図】図2

Description

本発明は、ランダムアクセスメモリの検査を行うメモリ検査回路に関する。
従来、ランダムアクセスメモリ(RAM)の検査は、乱数をメモリに書き込んだ後、データを読出して正しいデータと比較する、いわゆるライト、リード、ベリファイチェックによって実行されている。このようなメモリの検査を行うメモリ検査回路として、書込データ生成用のM系列(Maximal-length sequences)の乱数発生回路と、比較データ生成用のM系列の乱数発生回路とを備える技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2006−285913号公報
ところで、RAMの故障モードには、メモリセルやアドレスデコーダ等を構成するトランジスタ等の回路要素が固定的に故障する故障モードと、回路要素が完全に故障するに至らず、特性が劣化したりノイズ耐性が低下したりすることによって動作が不安定になる故障モードとがある。
このような動作が不安定になる故障モードでは、1回のメモリアクセスでは異常が発生せず、まれに複数回のメモリアクセスにおけるアドレスとデータとの特定の組み合わせからなる特定のシーケンスが実行されたときにのみ、メモリが正常に動作しない場合がある。
しかしながら、上述の特許文献1に記載のメモリ検査回路では、アドレスは順次生成するだけなので、上述のように複数回のメモリアクセスにおけるアドレスとデータとの特定の組み合わせからなる特定のシーケンスが実行されたときにしか生じないような故障モードを検出することは困難であるという不都合があった。
また、特許文献1に記載のメモリ検査回路では、たまたまこのような特定のシーケンスで顕在化する故障モードを検出することができたとしても、故障モードを顕在化させるのに必要な最小限のメモリアクセスからなる特定のシーケンスを特定することが困難であるため、故障原因を解析することが困難であるという不都合があった。
本発明の目的は、アドレスとデータとの特定の組み合わせからなる特定のシーケンスが実行されたときにしか生じないようなメモリの故障モードを検出し、当該故障モードを生じさせるシーケンスを特定することが容易なメモリ検査回路を提供することである。
本発明に係るメモリ検査回路は、ランダムアクセスメモリのアドレスを示す乱数を生成する書込アドレス用乱数発生回路と、前記ランダムアクセスメモリに書き込むための乱数を生成する書込データ用乱数発生回路と、前記書込アドレス用乱数発生回路によって生成された前記ランダムアクセスメモリのアドレスへ、前記書込データ用乱数発生回路によって生成された乱数を書き込む書込制御部と、前記書込アドレス用乱数発生回路と同じ乱数系列を生成する読出アドレス用乱数発生回路と、前記書込データ用乱数発生回路と同じ乱数系列を生成する比較データ用乱数発生回路と、前記書込制御部によって前記乱数が書き込まれた後、前記読出アドレス用乱数発生回路によって生成された前記ランダムアクセスメモリのアドレスからデータを読み出す読出処理部と、前記読出処理部によって読み出されたデータを、前記比較データ用乱数発生回路によって生成された乱数と比較することにより、前記ランダムアクセスメモリの良否を判定する判定部と、前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路の動作を制御する乱数生成制御部とを備え、前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路は、排他的論理和回路で帰還をかけたシフトレジスタによって構成されるLFSRにおいて、シフト方向を逆転可能にされた第1乱数発生回路を用いてそれぞれ構成されており、前記乱数生成制御部は、前記ランダムアクセスメモリの検査を行うときは、前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路を構成する第1乱数発生回路のLFSRをそれぞれ予め順方向として設定された方向にシフトさせ、前記ランダムアクセスメモリへのアクセスを再現するときは、前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路を構成する第1乱数発生回路のLFSRを、それぞれ前記順方向とは逆の逆方向にシフトさせることを特徴としている。
この構成によれば、書込アドレス用乱数発生回路、及び書込データ用乱数発生回路で生成されたアドレスとデータとに基づいて、ランダムなアドレスにランダムなデータが書き込まれる。そして、書込アドレス用乱数発生回路で生成されたアドレスが、読出アドレス用乱数発生回路によって再現されてこのアドレスのデータが読出処理部で読み出され、当該読み出されたデータが、判定部によって、比較データ用乱数発生回路で再現されたデータと比較されることで、ランダムアクセスメモリの良否が判定されるので、アドレスとデータとの特定の組み合わせからなる特定のシーケンスが実行されたときにしか生じないようなメモリの故障モードを検出することができる。
そして、このような故障モードが検出された場合、書込アドレス用乱数発生回路、書込データ用乱数発生回路、読出アドレス用乱数発生回路、及び比較データ用乱数発生回路を構成する第1乱数発生回路のLFSRを、それぞれ順方向とは逆の逆方向にシフトさせることで、ランダムアクセスメモリの検査を行うときに書込アドレス用乱数発生回路、書込データ用乱数発生回路、読出アドレス用乱数発生回路、及び比較データ用乱数発生回路を構成する第1乱数発生回路のLFSRを順方向にシフトさせることで生成されたアドレスとデータとを、順に遡って各第1乱数発生回路の状態を過去の状態に戻すことができる。そうすると、この過去の状態に戻された各第1乱数発生回路を再び順方向にシフトさせることで、上記故障モードを生じさせたシーケンスを再現することができるので、当該故障モードを生じさせるシーケンスを特定することが容易となる。
また、前記各シフトレジスタは、一方端に位置するレジスタである第1始点レジスタと、他方端に位置するレジスタである第1終点レジスタと、前記第1始点レジスタと第1終点レジスタとの間に位置するレジスタである複数の第1中間レジスタとを備え、前記各第1乱数発生回路のLFSRは、前記順方向のとき前記第1終点レジスタの値と当該第1終点レジスタに隣接する第1中間レジスタの値とを排他的論理和した結果を出力する排他的論理和回路である第1始点EXOR回路と、前記順方向のとき、前記第1始点レジスタの値と、前段の排他的論理和回路の出力とを排他的論理和した結果を当該第1始点レジスタに記憶させる排他的論理和回路である第1終点EXOR回路と、前記第1始点EXOR回路と前記第1終点EXOR回路との間に位置すると共に、前記順方向のとき前段の排他的論理和回路の出力値と各レジスタの値とを排他的論理和して次段の排他的論理和回路へ出力する複数の第1中間EXOR回路とを備え、前記書込アドレス用乱数発生回路、及び前記書込データ用乱数発生回路は、それぞれが備える前記第1始点レジスタの値、前記各第1中間レジスタの値、及び前記第1終点レジスタから得られるビット列を、前記乱数として前記書込制御部へ出力し、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路は、それぞれが備える前記第1始点レジスタの値、前記各第1中間レジスタの値、及び前記第1終点レジスタから得られるビット列を、前記乱数として前記読出処理部及び前記判定部へ出力し、前記乱数生成制御部は、前記ランダムアクセスメモリへのアクセスを再現するときは、前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路を構成する各第1乱数発生回路において、前記第1終点EXOR回路によって、前記第1始点レジスタの値と当該第1始点レジスタに隣接する第1中間レジスタの値とを排他的論理和した結果を前記順方向における前段の排他的論理和回路へ出力させ、前記複数の第1中間EXOR回路によって、前記順方向において各第1中間EXOR回路に対応していたレジスタの次段のレジスタの値と前記順方向における次段の排他的論理和回路の出力値とを排他的論理和して前記順方向における前段の排他的論理和回路へ出力させ、前記第1始点EXOR回路によって、前記順方向における次段の排他的論理和回路の出力値と、前記第1終点レジスタの値とを排他的論理和した結果を当該第1終点レジスタに記憶させることが好ましい。
この構成によれば、書込アドレス用乱数発生回路、書込データ用乱数発生回路、読出アドレス用乱数発生回路、及び比較データ用乱数発生回路を構成する第1乱数発生回路のLFSRを、それぞれ順方向とは逆の逆方向にシフトさせることで、ランダムアクセスメモリの検査を行うときに書込アドレス用乱数発生回路、書込データ用乱数発生回路、読出アドレス用乱数発生回路、及び比較データ用乱数発生回路を構成する第1乱数発生回路のLFSRを順方向にシフトさせることで生成されたアドレスとデータとを、順に遡って各第1乱数発生回路の状態を過去の状態に戻すことができる。
また、前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路の各乱数発生回路は、それぞれ、排他的論理和回路で帰還をかけたシフトレジスタによって構成されるLFSRにおいて、シフト方向を逆転可能にされた第2乱数発生回路と、前記第1乱数発生回路で生成された乱数と前記第2乱数発生回路で生成された乱数とを排他的論理和することによりGOLD系列の乱数を生成し、当該生成された乱数を前記各乱数発生回路の生成値として出力するGOLD系列生成部とをさらに備えることが好ましい。
背景技術のように、M系列の乱数発生回路を用いてテスト用のデータを生成した場合、生成される数列の前後関係は一定となるため、複数のメモリアクセスにおけるデータの変化のバリエーションが貧弱であった。そのため、複数のメモリアクセスにおけるデータの変化の仕方に依存して発生するような不良を検出できないおそれがあった。しかしながら、この構成によれば、メモリの検査に用いられるアドレスとデータとが、Gold系列の乱数となるので、複数のメモリアクセスにおけるデータの変化のバリエーション、及びメモリアドレスの変化のバリエーションが背景技術より豊富となり、複数のメモリアクセスにおけるデータの変化の仕方に依存して発生するような不良が検出できないおそれを低減することができる。
また、前記各第2乱数発生回路のシフトレジスタは、一方端に位置するレジスタである第2始点レジスタと、他方端に位置するレジスタである第2終点レジスタと、前記第2始点レジスタと第2終点レジスタとの間に位置する複数のレジスタである第2中間レジスタとを備え、前記各第2乱数発生回路のLFSRは、前記順方向のとき前記第2終点レジスタの値と当該第2終点レジスタに隣接する第2中間レジスタの値とを排他的論理和した結果を出力する排他的論理和回路である第2始点EXOR回路と、前記順方向のとき前記第2始点レジスタの値と、前段の排他的論理和回路の出力とを排他的論理和した結果を当該第2始点レジスタに記憶させる排他的論理和回路である第2終点EXOR回路と、前記第2始点EXOR回路と第2終点EXOR回路との間に位置すると共に、前記順方向のとき前段の排他的論理和回路の出力値と各レジスタの値とを排他的論理和して次段の排他的論理和回路へ出力する複数の第2中間EXOR回路とを備え、前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路は、それぞれが備える前記第2始点レジスタの値、前記各第2中間レジスタの値、及び前記第2終点レジスタから得られるビット列を前記乱数として、前記GOLD系列生成部へ出力し、前記乱数生成制御部は、前記ランダムアクセスメモリへのアクセスを再現するときは、前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路を構成する各第2乱数発生回路において、前記第2終点EXOR回路によって、前記第2始点レジスタの値と当該第2始点レジスタに隣接する第2中間レジスタの値とを排他的論理和した結果を前記順方向における前段の排他的論理和回路へ出力させ、前記複数の第2中間EXOR回路によって、前記順方向において各第2中間EXOR回路に対応していたレジスタの次段のレジスタの値と前記順方向における次段の排他的論理和回路の出力値とを排他的論理和して前記順方向における前段の排他的論理和回路へ出力させ、前記第2始点EXOR回路によって、前記順方向における次段の排他的論理和回路の出力値と、前記第2終点レジスタの値とを排他的論理和した結果を当該第2終点レジスタに記憶させることが好ましい。
この構成によれば、書込アドレス用乱数発生回路、書込データ用乱数発生回路、読出アドレス用乱数発生回路、及び比較データ用乱数発生回路を構成する第1及び第2乱数発生回路のLFSRを、それぞれ順方向とは逆の逆方向にシフトさせることで、ランダムアクセスメモリの検査を行うときに生成されたGold系列の乱数に基づくアドレスとデータとを、順に遡って各第1及び第2乱数発生回路の状態を過去の状態に戻すことができる。
また、前記書込アドレス用乱数発生回路で生成された乱数が予め設定されたアドレス範囲の上限値を超えた場合、当該乱数を破棄して再度当該書込アドレス用乱数発生回路によって乱数を生成させる書込アドレス範囲制限部と、前記読出アドレス用乱数発生回路で生成された乱数が予め設定されたアドレス範囲の上限値を超えた場合、当該乱数を破棄して再度当該読出アドレス用乱数発生回路によって乱数を生成させる読出アドレス範囲制限部とをさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、書込アドレス範囲制限部が、書込アドレス用乱数発生回路で生成された乱数が予め設定されたアドレス範囲の上限値を超えた場合、当該乱数を破棄して再度当該書込アドレス用乱数発生回路によって乱数を生成させ、読出アドレス範囲制限部が、読出アドレス用乱数発生回路で生成された乱数が予め設定されたアドレス範囲の上限値を超えた場合、当該乱数を破棄して再度当該読出アドレス用乱数発生回路によって乱数を生成させるので、検査されるアドレス範囲を予め設定されたアドレス範囲に制限することができる。
このような構成のメモリ検査回路は、書込アドレス用乱数発生回路、及び書込データ用乱数発生回路で生成されたアドレスとデータとに基づいて、ランダムなアドレスにランダムなデータが書き込まれる。そして、書込アドレス用乱数発生回路で生成されたアドレスが、読出アドレス用乱数発生回路によって再現されてこのアドレスのデータが読出処理部で読み出され、当該読み出されたデータが、判定部によって、比較データ用乱数発生回路で再現されたデータと比較されることで、ランダムアクセスメモリの良否が判定されるので、アドレスとデータとの特定の組み合わせからなる特定のシーケンスが実行されたときにしか生じないようなメモリの故障モードを検出することができる。
そして、このような故障モードが検出された場合、書込アドレス用乱数発生回路、書込データ用乱数発生回路、読出アドレス用乱数発生回路、及び比較データ用乱数発生回路を構成する第1乱数発生回路のLFSRを、それぞれ順方向とは逆の逆方向にシフトさせることで、ランダムアクセスメモリの検査を行うときに書込アドレス用乱数発生回路、書込データ用乱数発生回路、読出アドレス用乱数発生回路、及び比較データ用乱数発生回路を構成する第1乱数発生回路のLFSRを順方向にシフトさせることで生成されたアドレスとデータとを、順に遡って各第1乱数発生回路の状態を過去の状態に戻すことができる。そうすると、この過去の状態に戻された各第1乱数発生回路を再び順方向にシフトさせることで、上記故障モードを生じさせたシーケンスを再現することができるので、当該故障モードを生じさせるシーケンスを特定することが容易となる。
以下、本発明に係る実施形態を図面に基づいて説明する。なお、各図において同一の符号を付した構成は、同一の構成であることを示し、その説明を省略する。図1は、本発明の一実施形態に係るメモリ検査回路1の構成の一例を示すブロック図である。図1に示すメモリ検査回路1は、書込処理部2、読出比較処理部3、乱数生成制御部4、アクセス順序制御部5、調停部7、及びインバータ8を備えている。そして、調停部7には、検査対象となるRAM100が接続されている。
乱数生成制御部4は、RAM100の検査を行うときは、順方向の乱数生成を指示するシフト方向指示信号SRを書込処理部2、読出比較処理部3、及びアクセス順序制御部5へ出力し、RAM100へのアクセスを再現するときは、逆方向の乱数生成を指示するシフト方向指示信号SRを書込処理部2、読出比較処理部3、及びアクセス順序制御部5へ出力する。
アクセス順序制御部5は、書込処理部2、及び読出比較処理部3にメモリアクセスを指示するためのアクセス制御信号R/Wを、書込処理部2、及びインバータ8へ出力する。アクセス順序制御部5は、例えば、書込処理部2にRAM100への書込処理をさせるときは、アクセス制御信号R/Wをハイレベルで出力し、読出比較処理部3にRAM100からの読出し及び比較処理をさせるときは、アクセス制御信号R/Wをローレベルで出力する。
書込処理部2は、例えば、アクセス制御信号R/Wがハイレベルになると、乱数を生成し、当該乱数を用いてランダムなアドレスにランダムなデータを書き込む。また、例えば、アクセス制御信号R/Wがローレベルになると、インバータ8によってアクセス制御信号R/Wが反転されて、ハイレベルの信号が読出比較処理部3へ出力される。読出比較処理部3は、反転されたアクセス制御信号R/Wがハイレベル(アクセス制御信号R/Wがローレベル)になると、書込処理部2と同一の乱数系列の乱数を用いてRAM100のアドレスと比較用のデータとを生成し、RAM100からデータを読み出すと共に比較用のデータと比較する。
この場合、インバータ8によって、アクセス制御信号R/Wが反転されて読出比較処理部3に出力されるので、書込処理部2と読出比較処理部3とが同時に動作してRAM100をアクセスしないようになっている。
また、アクセス順序制御部5は、RAM100のアドレス空間を領域A(第1領域)と領域B(第2領域)とに分離し、書込処理部2及び読出比較処理部3に対してそれぞれアクセスすべき領域を指示する領域制御信号を出力する。
アクセス順序制御部5は、書込処理部2が領域Aに書込処理を実行している期間中、読出比較処理部3が領域Bからの読出し処理、及び比較処理を実行し、書込処理部2が領域Bに書込処理を実行している期間中、読出比較処理部3が領域Aからの読出し処理、及び比較処理を実行するように、書込処理部2及び読出比較処理部3に対して領域を指定する。
また、アクセス順序制御部5は、書込処理部2による書込処理を領域A,Bのいずれか一方の領域に対して実行させた後、読出比較処理部3による当該一方の領域からの読出処理と書込処理部2による他方の領域への書込処理とをランダムな順序で実行させる。
図2は、図1に示す書込処理部2の構成の一例を示すブロック図である。書込処理部2は、書込アドレス用乱数発生回路21、書込データ用乱数発生回路22、及び書込制御部23を備えている。
書込アドレス用乱数発生回路21は、第1乱数発生回路211、第2乱数発生回路212、GOLD系列生成部213、比較器214(書込アドレス範囲制限部)、及び上限アドレス設定レジスタ215を備えている。第1乱数発生回路211と第2乱数発生回路212とは、いわゆるLFSR(Linear Feedback Shift Register)を用いて構成されたM系列の乱数発生回路である。
そして、第1乱数発生回路211と第2乱数発生回路212とが備えるLFSRは、乱数生成制御部4からのシフト方向指示信号SRに応じて、順方向又は逆方向にシフトする。
第2乱数発生回路212は、n個のレジスタ(フリップフロップ)B0〜Bn−1が連結されたシフトレジスタと、LFSRを構成するn−1個のEXOR(Exclusive OR)ゲートS0〜Sn−2とを備えている。そして、レジスタB0(第2終点レジスタ)と、レジスタBn−1(第2始点レジスタ)と、レジスタB0とレジスタBn−1との間に位置する複数のレジスタB1〜Bn−2(第2中間レジスタ)とが連結されてシフトレジスタを構成している。
なお、符号f0〜fn−1は、それぞれレジスタB0〜Bn−1の値(0or1)を示している。
また、第2乱数発生回路212のLFSRは、レジスタB0(第2終点レジスタ)の値とレジスタB0に隣接するレジスタB1(第2中間レジスタ)の値とを排他的論理和した結果を出力する排他的論理和回路であるEXORゲートS0(第2始点EXOR回路)と、レジスタBn−1(第2始点レジスタ)の値と、前段のEXORゲートSn−2の出力とを排他的論理和した結果をレジスタBn−1(第2始点レジスタ)に記憶させるEXORゲートSn−1(第2終点EXOR回路)と、前段の排他的論理和回路の出力値と各レジスタの値とを排他的論理和して次段の排他的論理和回路へ出力するEXORゲートS1〜Sn−2(第2中間EXOR回路)とから構成されている。
そして、レジスタB0〜Bn−1の各ビット値からなるビット列が、第2乱数発生回路212で生成された乱数としてGOLD系列生成部213へ出力される。
さらに、第2乱数発生回路212のLFSRは、乱数生成制御部4からのシフト方向指示信号SRが逆方向を指示する場合、すなわちRAM100へのアクセスを再現するときは、EXORゲートSn−1(第2終点EXOR回路)が、レジスタBn−1(第2始点レジスタ)の値とレジスタBn−2(第2中間レジスタ)の値とを排他的論理和した結果を順方向における前段のEXORゲートSn−2へ出力し、EXORゲートS1〜Sn−2(第2中間EXOR回路)のそれぞれが、順方向においてEXORゲートS1〜Sn−2にそれぞれ対応していたレジスタB0〜Bn−3の次段のレジスタB1〜Bn−2の値と順方向における次段のEXORゲートS2〜Sn−1の出力値とを排他的論理和して順方向における前段のEXORゲートS0〜Sn−3へ出力し、EXORゲートS0(第2始点EXOR回路)が、順方向における次段のEXORゲートS1の出力値とレジスタB0に隣接するレジスタB1(第2中間レジスタ)の値とを排他的論理和した結果をレジスタB0(第2終点レジスタ)に記憶させる。
第2乱数発生回路212のLFSRは、例えばシフト方向指示信号SRに応じてレジスタB0〜Bn−1やEXORゲートS0〜Sn−1の入出力の接続先を切り替える切換回路を備えていてもよく、例えばEXORゲートS0〜Sn−1を順方向用と逆方向用とで2つずつ設けておき、シフト方向指示信号SRに応じて使用するEXORゲートS0〜Sn−1を選択するようにしたりすることで、シフト方向指示信号SRに応じてシフト方向を順方向と逆方向とに切り替え可能にされていてもよい。
第1乱数発生回路211は、n−1ビットのLFSRと、乱数の最下位ビット(LSB)を生成するn個のEXORゲートL0〜Ln−1とを備えている。第1乱数発生回路211におけるLFSRは、第2乱数発生回路212からレジスタBn−1とEXORゲートSn−1とを取り除いた構成となっている。この場合、レジスタB0が第1終点レジスタ、レジスタBn−2が第1始点レジスタ、レジスタB1〜レジスタBn−3が第1中間レジスタに相当し、EXORゲートS0が第1始点EXOR回路、EXORゲートSn−2が第1終点EXOR回路、EXORゲートS2〜Sn−3が第1中間EXOR回路に相当している。
また、第1乱数発生回路211は、レジスタB0(第1終点レジスタ)の値とレジスタB1の値とを排他的論理和した結果を出力するEXORゲートL0(領域分離用始点EXOR回路)と、レジスタBn−2(第1始点レジスタ)の値と、前段のEXORゲートLn−3の出力とを排他的論理和した結果を出力するEXORゲートLn−2(領域分離用終点EXOR回路)と、EXORゲートL0とEXORゲートLn−2との間に位置すると共に前段の排他的論理和回路の出力値と各レジスタの値とを排他的論理和して次段の排他的論理和回路へ出力するEXORゲートL1〜Ln−3(領域分離用中間EXOR回路)と、EXORゲートLn−2の出力値とアクセス順序制御部5から出力された領域制御信号とを排他的論理和して出力するEXORゲートLn−1(領域指定用EXOR回路)とを備えて構成されている。
そして、レジスタB0〜Bn−2の各ビット値からなるビット列に、最下位ビットとしてEXORゲートLn−1の出力値を付加したビット列が、第1乱数発生回路211で生成された乱数としてGOLD系列生成部213へ出力される。
GOLD系列生成部213は、第1乱数発生回路211から出力された乱数と第2乱数発生回路212から出力された乱数とを排他的論理和して、アドレス信号AddWとして書込制御部23及び比較器214へ出力する。この場合、アドレス信号AddWは、Gold系列として知られている乱数となる。
上限アドレス設定レジスタ215には、RAM100の、検査しようとするアドレス範囲の上限値AddUが予め設定されている。比較器214は、GOLD系列生成部213から出力されたアドレス信号AddWと上限アドレス設定レジスタ215に設定されている上限値AddUとを比較し、アドレス信号AddWが上限値AddUを超えると、第1乱数発生回路211及び第2乱数発生回路212によって再び乱数を生成させ、GOLD系列生成部213によってアドレス信号AddWを再度生成させることで、アドレス信号AddWを、上限値AddU以下の範囲になるように制限する。
これにより、上限アドレス設定レジスタ215に設定する上限値AddUによって、テストするアドレス範囲を柔軟に設定することが可能となっている。
書込データ用乱数発生回路22は、第1乱数発生回路221、第2乱数発生回路222、及びGOLD系列生成部223を備えている。第1乱数発生回路221と第2乱数発生回路222とは、書込アドレス用乱数発生回路21における第2乱数発生回路212と同様に構成されたM系列の乱数発生回路である。
そして、第1乱数発生回路221と第2乱数発生回路222とが備えるLFSRは、乱数生成制御部4からのシフト方向指示信号SRに応じて、順方向又は逆方向にシフトする。
GOLD系列生成部223は、第1乱数発生回路221から出力された乱数と第2乱数発生回路222から出力された乱数とを排他的論理和して、データ信号DataWとして書込制御部23へ出力する。この場合、データ信号DataWは、Gold系列として知られている乱数となる。
書込制御部23は、例えばDMAC(Direct Memory Access Controler)等を用いて構成された制御回路であり、書込アドレス用乱数発生回路21から出力されたアドレス信号AddWと、書込データ用乱数発生回路22から出力されたデータ信号DataWとに基づいてRAM100へのアクセス要求を調停部7へ出力することによって、RAM100へのデータ書込処理を実行する。
図3は、図1に示す読出比較処理部3の構成の一例を示すブロック図である。読出比較処理部3は、読出アドレス用乱数発生回路31、比較データ用乱数発生回路32、読出処理部33、及び判定部34を備えている。
読出アドレス用乱数発生回路31は、第1乱数発生回路311、第2乱数発生回路312、GOLD系列生成部313、比較器314(読出アドレス範囲制限部)、及び上限アドレス設定レジスタ315を備えている。比較データ用乱数発生回路32は、第1乱数発生回路321、第2乱数発生回路322、及びGOLD系列生成部323を備えている。
第1乱数発生回路311は、書込アドレス用乱数発生回路21における第1乱数発生回路211と同様に構成されたM系列の乱数発生回路である。そして、第1乱数発生回路311が備えるEXORゲートLn−1には、アクセス順序制御部5から出力された領域制御信号が入力されるようになっている。
第2乱数発生回路312、第1乱数発生回路321、及び第2乱数発生回路322は、読出アドレス用乱数発生回路31における第2乱数発生回路212と同様に構成されたM系列の乱数発生回路である。
そして、GOLD系列生成部313は、第1乱数発生回路311から出力された乱数と第2乱数発生回路312から出力された乱数とを排他的論理和して、アドレス信号AddRとして読出処理部33及び比較器314へ出力する。この場合、アドレス信号AddRは、Gold系列として知られている乱数となる。
上限アドレス設定レジスタ315には、書込アドレス用乱数発生回路21における上限アドレス設定レジスタ215と同じ上限値AddUが予め設定されている。これにより、読出アドレス用乱数発生回路31は、書込アドレス用乱数発生回路21におけるアドレス信号AddWと同じ乱数をアドレス信号AddRとして生成することができる。
また、GOLD系列生成部323は、第1乱数発生回路321から出力された乱数と第2乱数発生回路322から出力された乱数とを排他的論理和して、比較用のデータ信号DataCとして判定部34へ出力する。この場合、データ信号DataCは、Gold系列として知られている乱数となる。これにより、比較データ用乱数発生回路32は、書込データ用乱数発生回路22におけるデータ信号DataWと同じ乱数をデータ信号DataCとして生成することができる。
読出処理部33は、例えばDMAC等を用いて構成された制御回路であり、読出アドレス用乱数発生回路31から出力されたアドレス信号AddRに基づいてRAM100へのアクセス要求を調停部7へ出力することによって、RAM100からのデータ読出し処理を実行する。そして、読出処理部33によってRAM100から読み出されたデータ信号DataRは、判定部34へ出力される。
判定部34は、例えば比較回路を用いて構成されている。そして、判定部34は、読出処理部33によってRAM100から読み出されたデータ信号DataRと、比較データ用乱数発生回路32から出力されたデータ信号DataCとを比較し、不一致であった場合、RAM100が不良であることを示す判定信号Sjを出力する。
図4は、図1に示すアクセス順序制御部5におけるアクセス制御信号R/Wの生成回路であるRW制御部51の一例を示す回路図である。RW制御部51は、第1乱数発生回路511、第2乱数発生回路512、及びRW信号生成部513を備えて構成されている。第1乱数発生回路511と第2乱数発生回路512とは、書込アドレス用乱数発生回路21における第2乱数発生回路212と同様に構成されたM系列の乱数発生回路である。
RW信号生成部513は、第1乱数発生回路511から出力された乱数と第2乱数発生回路512から出力された乱数とを排他的論理和してGold系列の乱数を生成し、この乱数の1ビットをアクセス制御信号R/Wとして書込処理部2及びインバータ8へ出力する。そして、第1乱数発生回路511と第2乱数発生回路512とが備えるLFSRは、乱数生成制御部4からのシフト方向指示信号SRに応じて、順方向又は逆方向にシフトする。
これにより、RW制御部51は、乱数生成制御部4から逆方向を指示するシフト方向指示信号SRが出力されると、アクセス制御信号R/Wを逆方向に遡って再現することができるので、書込処理部2による書込処理と読出比較処理部3による読出し処理との実行順序を遡って再現することができる。
なお、図2,図3,図4において、第1乱数発生回路211,221,311,312,511、第2乱数発生回路212,222,312,322,512のLFSRは、順方向が反時計回りのシフト方向、逆方向が時計回りのシフト方向を示している。
また、アクセス順序制御部5は、例えば図略の加減算可能なカウンタ回路を用いて領域制御信号を生成するようになっている。アクセス順序制御部5は、例えば、書込処理部2及び読出比較処理部3によるRAM100へのアクセス回数を上述のカウンタ回路で計数し、当該計数値が予め設定された設定回数になる一定の区間毎に、領域制御信号の信号レベルを反転すると共にカウンタ値をリセットする。
また、アクセス順序制御部5は、乱数生成制御部4から逆方向を指示するシフト方向指示信号SRが出力されると、上述のカウンタ回路を減算することで、領域制御信号を逆方向に遡って再現するようになっている。
次に、図1に示すメモリ検査回路1の動作について説明する。図5は、図1に示すメモリ検査回路1によって、RAM100の検査を行う際の動作を説明するための説明図である。図5において、上段は書込処理部2によるRAM100へのデータ書込処理を示し、下段は読出比較処理部3によるRAM100からのデータ読出し処理を示している。また、図5の縦軸方向は、領域A,B内でのアドレスの値を示している。そして、「Wa1」は領域Aのアドレスa1への書込処理を示し、「Wb3」は領域Bのアドレスb3への書込処理を示し、「Ra2」は領域Bのアドレスa2からの読出処理を示し、「Rb5」は領域Bのアドレスb5からの読出処理を示している。
なお、図5におけるa1〜a8、b1〜b6はランダムなアドレスを示しており、1〜8、1〜6といった数字の並び順のアドレスを示している訳ではない。
まず、乱数生成制御部4によって、RAM100の検査を行うべく、順方向の乱数生成を指示するシフト方向指示信号SRが書込処理部2、読出比較処理部3、及びアクセス順序制御部5へ出力され、区間T1の処理が開始される。
そうすると、アクセス順序制御部5によって、アクセス制御信号R/Wがハイレベルにされると共に書込処理部2へ領域Aを指定する領域制御信号(0)が出力される。このとき、アクセス順序制御部5は、第1乱数発生回路211,221、第2乱数発生回路212,222の各レジスタB0〜Bn−1に、それぞれ初期値(種)X1,X2,X3,X4を設定する。
そうすると、書込処理部2によって、書込アドレス用乱数発生回路21でアドレス信号AddWとして生成されたアドレスa1に、書込データ用乱数発生回路22で生成されたデータ信号DataWが書き込まれる。以下同様に、アドレスa2,a3,a4に、書込データ用乱数発生回路22で生成されたデータ信号DataWが書き込まれる。
このとき、第1乱数発生回路211では、EXORゲートLn−1には、領域制御信号として「0」が入力されるので、第1乱数発生回路211から出力される乱数のLSBは、EXORゲートLn−2の出力値がそのまま用いられることとなる。
なお、説明の都合上、一つの区間で実行されるアクセス回数が4回の例を示したが、1区間で実行されるアクセス回数は、書込アドレス用乱数発生回路21や読出アドレス用乱数発生回路31で生成される乱数の周期より少なければよく、例えば検査対象のアドレス範囲の半分に相当するアクセス回数を、1区間で実行するようにしてもよい。
次に、区間T2の処理が開始され、アクセス順序制御部5によって、読出比較処理部3の第1乱数発生回路311,321、第2乱数発生回路312,322の各レジスタB0〜Bn−1に、一つ前の区間で第1乱数発生回路211,221、第2乱数発生回路212,222に設定されたのと同じ初期値X1,X2,X3,X4が設定される。一方、アクセス順序制御部5によって、第1乱数発生回路211に、X1とは異なる初期値X5が設定され、第2乱数発生回路212には、再び初期値X2が設定される。
ここで、検査領域を切り替えて検査する際に、第1乱数発生回路211に設定する初期値を変化させることで、メモリアドレスの乱雑さを増大させて、より実際の使用条件に近いメモリの検査を行うことが可能となる。
そして、アクセス順序制御部5によって、読出比較処理部3に対して領域Aを指定する領域制御信号(0)が出力され、書込処理部2に対して領域Bを指定する領域制御信号(1)が出力される。さらに、アクセス順序制御部5によって、アクセス制御信号R/Wがランダムに出力される。
そうすると、区間T2において、RAM100の領域Aに対する読出比較処理部3の読出しアクセスと、RAM100の領域Bに対する書込処理部2の書込アクセスとがランダムに混在して実行される。そうすると、従来、メモリの検査として行われているような、メモリの全記憶領域に連続してデータを書き込んでからデータを読み出して比較する検査方法よりも、実際の装置の動作に近いメモリアクセスを再現して、メモリへのライトアクセスとリードアクセスとが混在して実行された場合に生じる不具合を検出することが可能となる。
このとき、読出比較処理部3における読出アドレス用乱数発生回路31、及び比較データ用乱数発生回路32は、一つ前の区間T1での書込処理部2における書込アドレス用乱数発生回路21、及び書込データ用乱数発生回路22と同じ乱数を生成するので、読出比較処理部3によって、書込処理部2が一つ前の区間でデータ信号DataWの書込を行った領域Aのアドレスa1,a2,a3,a4からデータが読み出されて、書込処理部2が一つ前の区間で領域Aのアドレスa1,a2,a3,a4に書き込んだデータと比較され、RAM100の良否が判定される。
一方、読出比較処理部3による領域Aのアドレスa1,a2,a3,a4の検査と並行して、書込処理部2によって、書込アドレス用乱数発生回路21でアドレス信号AddWとして生成されたアドレスb1に、書込データ用乱数発生回路22で生成されたデータ信号DataWが書き込まれる。以下同様に、アドレスb2,b3,b4に、書込データ用乱数発生回路22で生成されたデータ信号DataWが書き込まれる。
このとき、第1乱数発生回路211では、EXORゲートLn−1には、領域制御信号として「1」が入力されるので、第1乱数発生回路211から出力される乱数のLSBは、EXORゲートLn−2の出力値が反転されて用いられることとなる。このように、領域Aをアクセスするときは、第1乱数発生回路211から出力される乱数のLSBとして、EXORゲートLn−2の出力値がそのまま用いられ、領域Bをアクセスするときは、第1乱数発生回路211から出力される乱数のLSBとして、EXORゲートLn−2の出力値が反転されて用いられることで、図6に示すように、RAM100のアドレス空間が乱雑に入り組んだ状態で領域Aと領域Bとの2つの空間に分離される。
また、もし仮に、RAM100のアドレス空間を領域A,Bに分離せずに、区間T2において、書込処理部2と読出比較処理部3とが同じ領域に対してデータの書込とデータの読出しとをランダムな順序で実行すると、区間T1において書込処理部2によりデータが書き込まれたアドレスに、読出比較処理部3によるデータの読出しが実行される前に新たなデータが書き込まれてしまい、データが不一致になるおそれがある。
しかしながら、区間T2においては、書込処理部2と読出比較処理部3とが異なる領域に対してアクセスを行うようにされているので、読出比較処理部3によるデータの読出しが実行される前に新たなデータが書き込まれてデータが不一致になることが防止されるようになっている。
次に、区間T3の処理が開始され、アクセス順序制御部5によって、読出比較処理部3の第1乱数発生回路311,321、第2乱数発生回路312,322の各レジスタB0〜Bn−1に、一つ前の区間で第1乱数発生回路211,221、第2乱数発生回路212,222に設定されたのと同じ初期値X5,X2,X3,X4が設定される。一方、アクセス順序制御部5によって、第1乱数発生回路211,221、第2乱数発生回路212,222に、初期値X6,X2,X3,X4が設定される。
そして、アクセス順序制御部5によって、読出比較処理部3に対して領域Bを指定する領域制御信号(1)が出力され、書込処理部2に対して領域Aを指定する領域制御信号(0)が出力される。さらに、アクセス順序制御部5によって、アクセス制御信号R/Wがランダムに出力される。
そうすると、区間T3において、RAM100の領域Bに対する読出比較処理部3の読出しアクセスと、RAM100の領域Aに対する書込処理部2の書込アクセスとがランダムに混在して実行される。
このとき、読出比較処理部3における読出アドレス用乱数発生回路31、及び比較データ用乱数発生回路32は、一つ前の区間T2での書込処理部2における書込アドレス用乱数発生回路21、及び書込データ用乱数発生回路22と同じ乱数を生成するので、読出比較処理部3によって、書込処理部2がデータ信号DataWの書込を行った領域Bのアドレスb1,b2,b3,b4からデータが読み出されて、書込処理部2が領域Bのアドレスb1,b2,b3,b4に書き込んだデータと比較され、RAM100の良否が判定される。
一方、読出比較処理部3による領域Bのアドレスb1,b2,b3,b4の検査と並行して、書込処理部2によって、書込アドレス用乱数発生回路21でアドレス信号AddWとして生成されたアドレスa5に、書込データ用乱数発生回路22で生成されたデータ信号DataWが書き込まれる。以下同様に、アドレスa6,a7,a8に、書込データ用乱数発生回路22で生成されたデータ信号DataWが書き込まれる。
このように、予め設定されたアクセス回数で規定される区間毎に、書込処理部2によりデータが書き込まれる領域と、読出比較処理部3によりデータが読み出される領域とが切り替えられるようになっている。そして、各区間において、データの書込と読出しの実行順序がランダムにされているので、実際の装置の動作に近いメモリアクセスを再現して、メモリへのライトアクセスとリードアクセスとが混在して実行された場合に生じる不具合を検出することが可能となり、アドレスとデータとの特定の組み合わせからなる特定のシーケンスが実行されたときにしか生じないようなメモリの故障モードを検出することが可能となる。
また、背景技術のように、M系列の乱数発生回路を用いてテスト用のデータを生成した場合、生成される数列の前後関係は一定となるため、複数のメモリアクセスにおけるデータの変化のバリエーションが貧弱であった。そのため、複数のメモリアクセスにおけるデータの変化の仕方に依存して発生するような不良を検出できないおそれがあった。
しかしながら、図2、図3に示す書込処理部2、読出比較処理部3は、乱数生成にGold系列の乱数発生回路を用いているので、複数のメモリアクセスにおけるデータの変化のバリエーション、及びメモリアドレスの変化のバリエーションが背景技術より豊富となり、複数のメモリアクセスにおけるデータの変化の仕方に依存して発生するような不良が検出できないおそれを低減することができる。
次に、読出比較処理部3によってRAM100の不良が検出された場合に、不良解析のためにRAM100へのアクセスを再現するときの動作について説明する。図7は、逆方向に動作させた場合の書込処理部2、読出比較処理部3、及びアクセス順序制御部5の動作を説明するための説明図である。
まず、不良を生じたRAM100へのアクセスを再現する場合、乱数生成制御部4によって、逆方向の乱数生成を指示するシフト方向指示信号SRが、書込処理部2、読出比較処理部3、及びアクセス順序制御部5へ出力される。
例えば、図7に示す区間T3の、読出比較処理部3によるアドレスb4からのデータの読出し(Rb4)でデータの不一致が検出された場合、乱数生成制御部4は、逆方向の乱数生成を指示するシフト方向指示信号SRを書込処理部2、読出比較処理部3、及びアクセス順序制御部5へ出力して、第1乱数発生回路211,221,311,312,511、第2乱数発生回路212,222,312,322,512のLFSRを、逆方向(時計回り)にシフトさせる。
そうすると、アクセス順序制御部5から出力されるアクセス制御信号R/Wがハイレベルになり、書込処理部2による書込アクセスに戻る。このとき、書込アドレス用乱数発生回路21によりアドレスa5が再現されると共に、書込データ用乱数発生回路22により前回アドレスa5に書き込んだデータ信号DataWが再現される。
次に、乱数生成制御部4は、順逆方向の乱数生成を指示するシフト方向指示信号SRを書込処理部2、読出比較処理部3、及びアクセス順序制御部5へ出力して、第1乱数発生回路211,221,311,312,511、第2乱数発生回路212,222,312,322,512のLFSRを、順方向(半時計回り)にシフトさせる。
そうすると、書込処理部2による領域Aのアドレスa5への書込処理(Wa5)と、読出比較処理部3による領域Bのアドレスb4からの読出処理(Rb4)とが再現されるので、故障モードを顕在化させるのに必要な最小限のメモリアクセスからなる特定のシーケンスを再現させることができる結果、故障モードを顕在化させるシーケンスを特定することが容易となる。
なお、逆方向で1回分のアクセスを元に戻す例に限られず、2回以上のアクセスを逆方向に戻すようにしてもよい。
背景技術に係るメモリ検査回路の乱数発生回路では、故障モードを検出しても、このような故障モードを生じさせるシーケンスを再現させるためには、乱数系列を初期化して最初のアクセスから全て実行し直す必要があった。しかしながら、図1に示すメモリ検査回路1は、不良が検出されたときから逆に乱数を遡って再現させることができるので、背景技術に係るメモリ検査回路よりも、故障モードを顕在化させるのに必要な最小限のメモリアクセスからなる特定のシーケンスを再現させることが容易となる。
また、読出比較処理部3によって、データの不一致が検出された場合、第1乱数発生回路211,221,311,312,511、第2乱数発生回路212,222,312,322,512のLFSRにおける各レジスタB0〜Bn−1の値を読み出して、図略のメモリに記憶させておくようにすれば、後日、RAM100の不良を再現する際にメモリに記憶させておいた各レジスタB0〜Bn−1の値をそれぞれレジスタB0〜Bn−1に設定することで、メモリ検査回路1を不良検出時の状態に戻して逆方向に動作させることで、何度でも、RAM100の不良動作を再現することが可能となる。
なお、例えば、図8に示す書込処理部2aのように、書込アドレス用乱数発生回路21aは、第2乱数発生回路212及びGOLD系列生成部213を備えず、第1乱数発生回路211で生成された乱数をそのままアドレス信号AddWとして用いる構成としてもよい。また、書込データ用乱数発生回路22aは、第2乱数発生回路222及びGOLD系列生成部223を備えず、第1乱数発生回路221で生成された乱数をそのままデータ信号DataWとして用いる構成としてもよい。
同様に、図9に示す読出比較処理部3aのように、読出アドレス用乱数発生回路31aは、第2乱数発生回路312及びGOLD系列生成部313を備えず、第1乱数発生回路311で生成された乱数をそのままアドレス信号AddRとして用いる構成としてもよい。また、比較データ用乱数発生回路32aは、第2乱数発生回路322及びGOLD系列生成部323を備えず、第1乱数発生回路321で生成された乱数をそのままデータ信号DataCとして用いる構成としてもよい。
また、図10に示すRW制御部51aのように、第2乱数発生回路512及びRW信号生成部513を備えず、例えば第1乱数発生回路511におけるレジスタB0〜Bn−1の出力値のうち1ビット、例えばレジスタB0の出力信号を、そのままアクセス制御信号R/Wとして用いる構成としてもよい。
本発明の一実施形態に係るメモリ検査回路の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す書込処理部の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示す読出比較処理部の構成の一例を示すブロック図である。 図1に示すアクセス順序制御部におけるアクセス制御信号R/Wの生成回路であるRW制御部の一例を示す回路図である。 図1に示すメモリ検査回路によって、RAMの検査を行う際の動作を説明するための説明図である。 RAMのアドレス空間における領域Aと領域Bとの配置の一例を示す説明図である。 逆方向に動作させた場合の書込処理部、読出比較処理部、及びアクセス順序制御部の動作を説明するための説明図である。 図2に示す書込処理部の他の一例を示すブロック図である。 図3に示す読出比較処理部の他の一例を示すブロック図である。 図4に示すアクセス順序制御部におけるアクセス制御信号R/Wの生成回路であるRW制御部の他の一例を示す回路図である。
符号の説明
1 メモリ検査回路
2 書込処理部
3 読出比較処理部
4 乱数生成制御部
5 アクセス順序制御部
7 調停部
8 インバータ
21 書込アドレス用乱数発生回路
22 書込データ用乱数発生回路
23 書込制御部
31 読出アドレス用乱数発生回路
32 比較データ用乱数発生回路
33 読出処理部
34 判定部
51 制御部
100 RAM
211,221,311,321,511 第1乱数発生回路
212,222,312,322,512 第2乱数発生回路
213,223,313,323 GOLD系列生成部
214,314 比較器
215,315 上限アドレス設定レジスタ
513 RW信号生成部
A,B 領域
AddR アドレス信号
AddU 上限値
AddW アドレス信号
B0〜Bn−1 レジスタ
DataC,DataR,DataW データ信号
EXORゲートL0〜Ln−1
EXORゲートS0〜Sn−1
R/W アクセス制御信号
SR シフト方向指示信号
Sj 判定信号
T1,T2,T3 区間
X1〜X6 初期値
a1〜a7,b1〜b6 アドレス

Claims (5)

  1. ランダムアクセスメモリのアドレスを示す乱数を生成する書込アドレス用乱数発生回路と、
    前記ランダムアクセスメモリに書き込むための乱数を生成する書込データ用乱数発生回路と、
    前記書込アドレス用乱数発生回路によって生成された前記ランダムアクセスメモリのアドレスへ、前記書込データ用乱数発生回路によって生成された乱数を書き込む書込制御部と、
    前記書込アドレス用乱数発生回路と同じ乱数系列を生成する読出アドレス用乱数発生回路と、
    前記書込データ用乱数発生回路と同じ乱数系列を生成する比較データ用乱数発生回路と、
    前記書込制御部によって前記乱数が書き込まれた後、前記読出アドレス用乱数発生回路によって生成された前記ランダムアクセスメモリのアドレスからデータを読み出す読出処理部と、
    前記読出処理部によって読み出されたデータを、前記比較データ用乱数発生回路によって生成された乱数と比較することにより、前記ランダムアクセスメモリの良否を判定する判定部と、
    前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路の動作を制御する乱数生成制御部とを備え、
    前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路は、排他的論理和回路で帰還をかけたシフトレジスタによって構成されるLFSRにおいて、シフト方向を逆転可能にされた第1乱数発生回路を用いてそれぞれ構成されており、
    前記乱数生成制御部は、
    前記ランダムアクセスメモリの検査を行うときは、前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路を構成する第1乱数発生回路のLFSRをそれぞれ予め順方向として設定された方向にシフトさせ、
    前記ランダムアクセスメモリへのアクセスを再現するときは、前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路を構成する第1乱数発生回路のLFSRを、それぞれ前記順方向とは逆の逆方向にシフトさせること
    を特徴とするメモリ検査回路。
  2. 前記各シフトレジスタは、
    一方端に位置するレジスタである第1始点レジスタと、
    他方端に位置するレジスタである第1終点レジスタと、
    前記第1始点レジスタと第1終点レジスタとの間に位置するレジスタである複数の第1中間レジスタとを備え、
    前記各第1乱数発生回路のLFSRは、
    前記順方向のとき前記第1終点レジスタの値と当該第1終点レジスタに隣接する第1中間レジスタの値とを排他的論理和した結果を出力する排他的論理和回路である第1始点EXOR回路と、
    前記順方向のとき、前記第1始点レジスタの値と、前段の排他的論理和回路の出力とを排他的論理和した結果を当該第1始点レジスタに記憶させる排他的論理和回路である第1終点EXOR回路と、
    前記第1始点EXOR回路と前記第1終点EXOR回路との間に位置すると共に、前記順方向のとき前段の排他的論理和回路の出力値と各レジスタの値とを排他的論理和して次段の排他的論理和回路へ出力する複数の第1中間EXOR回路とを備え、
    前記書込アドレス用乱数発生回路、及び前記書込データ用乱数発生回路は、
    それぞれが備える前記第1始点レジスタの値、前記各第1中間レジスタの値、及び前記第1終点レジスタから得られるビット列を、前記乱数として前記書込制御部へ出力し、
    前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路は、
    それぞれが備える前記第1始点レジスタの値、前記各第1中間レジスタの値、及び前記第1終点レジスタから得られるビット列を、前記乱数として前記読出処理部及び前記判定部へ出力し、
    前記乱数生成制御部は、
    前記ランダムアクセスメモリへのアクセスを再現するときは、前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路を構成する各第1乱数発生回路において、
    前記第1終点EXOR回路によって、前記第1始点レジスタの値と当該第1始点レジスタに隣接する第1中間レジスタの値とを排他的論理和した結果を前記順方向における前段の排他的論理和回路へ出力させ、
    前記複数の第1中間EXOR回路によって、前記順方向において各第1中間EXOR回路に対応していたレジスタの次段のレジスタの値と前記順方向における次段の排他的論理和回路の出力値とを排他的論理和して前記順方向における前段の排他的論理和回路へ出力させ、
    前記第1始点EXOR回路によって、前記順方向における次段の排他的論理和回路の出力値と、前記第1終点レジスタの値とを排他的論理和した結果を当該第1終点レジスタに記憶させること
    を特徴とする請求項1記載のメモリ検査回路。
  3. 前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路の各乱数発生回路は、それぞれ、
    排他的論理和回路で帰還をかけたシフトレジスタによって構成されるLFSRにおいて、シフト方向を逆転可能にされた第2乱数発生回路と、
    前記第1乱数発生回路で生成された乱数と前記第2乱数発生回路で生成された乱数とを排他的論理和することによりGOLD系列の乱数を生成し、当該生成された乱数を前記各乱数発生回路の生成値として出力するGOLD系列生成部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項2記載のメモリ検査回路。
  4. 前記各第2乱数発生回路のシフトレジスタは、
    一方端に位置するレジスタである第2始点レジスタと、
    他方端に位置するレジスタである第2終点レジスタと、
    前記第2始点レジスタと第2終点レジスタとの間に位置する複数のレジスタである第2中間レジスタとを備え、
    前記各第2乱数発生回路のLFSRは、
    前記順方向のとき前記第2終点レジスタの値と当該第2終点レジスタに隣接する第2中間レジスタの値とを排他的論理和した結果を出力する排他的論理和回路である第2始点EXOR回路と、
    前記順方向のとき前記第2始点レジスタの値と、前段の排他的論理和回路の出力とを排他的論理和した結果を当該第2始点レジスタに記憶させる排他的論理和回路である第2終点EXOR回路と、
    前記第2始点EXOR回路と第2終点EXOR回路との間に位置すると共に、前記順方向のとき前段の排他的論理和回路の出力値と各レジスタの値とを排他的論理和して次段の排他的論理和回路へ出力する複数の第2中間EXOR回路とを備え、
    前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路は、
    それぞれが備える前記第2始点レジスタの値、前記各第2中間レジスタの値、及び前記第2終点レジスタから得られるビット列を前記乱数として、前記GOLD系列生成部へ出力し、
    前記乱数生成制御部は、
    前記ランダムアクセスメモリへのアクセスを再現するときは、前記書込アドレス用乱数発生回路、前記書込データ用乱数発生回路、前記読出アドレス用乱数発生回路、及び前記比較データ用乱数発生回路を構成する各第2乱数発生回路において、
    前記第2終点EXOR回路によって、前記第2始点レジスタの値と当該第2始点レジスタに隣接する第2中間レジスタの値とを排他的論理和した結果を前記順方向における前段の排他的論理和回路へ出力させ、
    前記複数の第2中間EXOR回路によって、前記順方向において各第2中間EXOR回路に対応していたレジスタの次段のレジスタの値と前記順方向における次段の排他的論理和回路の出力値とを排他的論理和して前記順方向における前段の排他的論理和回路へ出力させ、
    前記第2始点EXOR回路によって、前記順方向における次段の排他的論理和回路の出力値と、前記第2終点レジスタの値とを排他的論理和した結果を当該第2終点レジスタに記憶させること
    を特徴とする請求項3記載のメモリ検査回路。
  5. 前記書込アドレス用乱数発生回路で生成された乱数が予め設定されたアドレス範囲の上限値を超えた場合、当該乱数を破棄して再度当該書込アドレス用乱数発生回路によって乱数を生成させる書込アドレス範囲制限部と、
    前記読出アドレス用乱数発生回路で生成された乱数が予め設定されたアドレス範囲の上限値を超えた場合、当該乱数を破棄して再度当該読出アドレス用乱数発生回路によって乱数を生成させる読出アドレス範囲制限部とをさらに備えること
    を特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のメモリ検査回路。
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