JP2005255127A - ポッド推進船の操舵装置 - Google Patents

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Akira Sueyoshi
明 末吉
Shiro Kataoka
史朗 片岡
Toshiyuki Kano
敏幸 加納
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National Maritime Research Institute
Shin Kurushima Dockyard Co Ltd
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Abstract

【課題】旋回駆動力が少なくてすみ、かつ前進推力が低下せず操舵性も向上するポッド推進船の操舵装置を提供する。
【解決手段】ポッド推進装置Pを船尾に備えたポッド推進船において、船尾突出部17の下方であって、ポッド推進装置Pより後方の離れた位置に、補助舵31を取付けている。補助舵31は船体の回転中心との間の離間距離が大きいので、補助舵31の効きが良く、操舵性を向上させることができる。また、補助舵31のみで繰舵力が足りる場合は、ポッド推進装置Pを旋回させなくてよいので、前進推力Tの低下がなく旋回中にも船速を一定に維持できる。さらに、補助舵31がポッド推進装置Pから分離しているので、ポッド推進装置Pの構造を簡単にできる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ポッド推進船の操舵装置に関する。ポッド推進船とは、船の推進装置として、従来のスクリューに代ってポッド推進装置を用いたものである。本発明は、このようなポッド推進船の操舵装置に関する。
従来例1のポッド推進装置Pを図4に基づき説明する。同図(A)に示すように、魚雷形のポッド111の内部に電動モータ112を入れ、ポッド111の先端にモータ駆動のプロペラ113を備えており、電動モータ112には、船尾内の発電機より電力が供給されるようになっており、このプロペラ113によって推進力を発揮するものである。また、ポッド111の上面には舵形のストラット114が接続され、このストラット114は船尾突出部117内に備えた旋回装置120で旋回され、この結果、ポッド111も旋回することで船の繰舵を行うようになっている。
前記従来例1ではポッド推進装置P自体を旋回させることにより、船を変針させていたため、微細な針路修正においてもポッド推進装置P自体を旋回させなければならず、その駆動に大きな力を必要としていた。また、図4の(B)図に示すように、ポッド推進装置Pを旋回させたときのプロペラ113の推力Tは、前進成分Tfと旋回成分Ttに分けられるが、この場合、船を前進させる推力はΔTだけ減少するので、推進効率が低下する。
これに対し、従来例2では次のように構成されている。図5に示すように、プロペラ218を先端に備えたポッド213がストラット212で船体に取付けられている。このポッド推進装置もストラット212が旋回しポッド213自体を旋回させることにより、船の変針を行う点で基本構造は前記従来例1と同じである。そして、更に、ストラット212の後縁に舵219を角運動可能に取付けており、舵219によっても船を変針させるようにしている。この後縁の舵219は、ストラット212の角度より大きく旋回し、旋回力を大きくすることを目的とした舵である(特許文献1)。
ところが、前記従来例2では、推力を発揮するプロペラ218とストラット212が所定の角度を旋回すると、ストラット212および舵219の旋回トルクは、ストラット212の微少な旋回角度で大きくなり、微少角度の繰舵が困難であり、複雑な構造をとった割には操舵性が向上しない。また、ポッド推進装置Pの旋回による前進推力の低下は、従来例1の場合と同様である。
特表2000−511488
本発明は上記事情に鑑み、旋回駆動力が少なくてすみ、かつ前進推力が低下せず操舵性も向上するポッド推進船の操舵装置を提供することを目的とする。
第1発明のポッド推進船の操舵装置は、ポッド推進装置を船尾に備えたポッド推進船において、船尾突出部の下方であって、ポッド推進装置より後方の離れた位置に、補助舵を取付けたことを特徴とする。
第1発明によれば、補助舵がポッド推進装置より後方の離れた位置に取付けられているので、船体の回転中心からの距離が大きくなる。このため、補助舵の効きが良くなるので、操舵性を向上させることができる。また、補助舵がポッド推進装置から分離しているので、ポッド推進装置の構造を簡単にできる。さらに、補助舵のみで繰舵力が足りる場合は、ポッド推進装置を旋回させなくてよいので、前進推力の低下がなく旋回中にも船速の低下を低減できる。
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は本発明の第1実施形態に係るポッド推進船の操舵装置を示す側面図である。図2は図1の繰舵装置の平面図である。
図1に示すように、Pはポッド推進装置で船尾突出部17の下方であり、船尾材4の後方に位置している。ポッド推進装置Pの構造は、つぎのとおりである。
魚雷形のポッド11の内部に入れた電動モータ12とポッド11の先端のプロペラ13とは駆動軸16で連結されている。電動モータ12には、船尾内の発電機より電力が供給されるようになっており、このプロペラ13によって推進力を発揮する。また、ポッド11の上面には舵形のストラット14が接続され、このストラット14に通した旋回軸15は船尾突出部17内に備えた旋回装置20で旋回され、この結果、ポッド11も旋回することで船を変針させるようになっている。
補助舵31は前記ポッド推進装置Pより後方に離れた位置で、船尾突出部17の下面に取付けられている。
この補助舵31と船体の回転中心との離間距離は大きいほど繰舵性能が良くなるが、余りポッド推進装置Pとの距離が大きくなるとプロペラ13が後方に押出す水流の勢いがなくなるので、水流の勢いのある範囲内で大きくするのが好ましい。
前記補助舵31には、旋回軸32が取付けられ、この旋回軸32は船尾突出部17内に設置された旋回装置33に連結されている。よって、この旋回装置33によって、補助舵31を左右に転舵させることができる。
図1の繰舵装置で補助舵31を旋回させ転舵するときの作用効果を、図2に基づき説明する。
図2では、ポッド推進装置Pを直進状態にしたままで、補助舵31を右転舵した状態を示している。補助舵31は右転舵したことで、旋回力tと舵抗力rが生じており、旋回力tが船を変針させる繰舵力となる。
そして、既述のごとく、補助舵31と船体の回転中心との間の距離は大きいので、補助舵31の効きが良く、操舵性が向上することになる。
したがって、通常航海時に頻繁に行う当舵や針路変更に補助舵31を用いれば、大きな駆動力を必要とするポッド推進装置Pの旋回回数を減少でき、操船を容易にできる。また、補助舵31による操船ではポッド推進装置Pの推力Tを常に前進方向に保てるため操船時の推力ロスが減少し、船速の低下量を低減することができる。さらに、補助舵31がポッド推進装置Pから分離しているので、ポッド推進装置Pの構造を簡単にできる。
図3は、第2実施形態のポッド推進船の操舵装置の側面図である。
第2実施形態は、ポッド推進装置Pを斜めに取付けたものである。すなわち、船底突出部17の底部フレーム18は、船体中央に向かって下傾しており、この下傾した底部フレーム18に対しストラット14内の旋回軸15が直角になるように、ポッド推進装置Pを底部フレーム18に取付けている。ポッド11内の駆動軸16はストラット14内の旋回軸15に対し直角であるから、プロペラ13は前方から斜め上向きに流れてくる水流に対し直面しており、プロペラ13の推進効率が高くなっている。
この実施形態にも、本発明を適用することができ、補助舵31をポッド推進装置Pの後方に離れて取付ければよい。また、32は旋回軸、33は旋回装置である。
この実施形態においても、補助舵31と船体の回転中心との距離が大きくなり、補助舵31の効きが良いので、操舵性を向上させることができる。また、補助舵31のみで繰舵力が足りる場合は、ポッド推進装置Pを旋回させなくてよいので、前進推力の低下がなく旋回中にも船速を一定に維持できる。さらに、補助舵31がポッド推進装置Pから分離しているので、ポッド推進装置Pの構造を簡単にできる。
本発明の第1実施形態に係るポッド推進船の操舵装置を示す側面図である。 図1の操舵装置の平面図である。 本発明の第2実施形態に係るポッド推進船の操舵装置を示す側面図である。 (A)図は従来例1のポッド推進船の操舵装置を示す側面図、(B)図は同平面図である。 従来例2のポッド推進船の操舵装置を示す断面図である。
符号の説明
P ポッド推進装置
11 ポッド
13 プロペラ
14 ストラット
17 船尾突出部
31 補助舵
33 旋回装置

Claims (1)

  1. ポッド推進装置を船尾に備えたポッド推進船において、
    船尾突出部の下方であって、ポッド推進装置より後方の離れた位置に、補助舵を取付けた
    ことを特徴とするポッド推進船の操舵装置。
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