JPWO2019069382A1 - 操船支援装置 - Google Patents

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Abstract

転舵角が可変な船外機と、左右方向への推力を出力する動力装置と、操舵機構とを有する船舶のための操船支援装置は、船外機が有するプロペラの回転速度を検出する検出部と、当該回転速度及び操舵機構の操作に応じた転舵角に応じて、動力装置が出力する推力の大きさを制御する制御部とを備える。制御部は、動力装置の推力を制御して、船外機の推力による回頭力と、動力装置の推力による回頭力とのバランスを変更する。

Description

本発明は、転舵角が可変な船外機、及び船舶の左右舷方向への推力を出力する動力装置を備えた船舶のための操船支援装置に関する。
特許文献1には、船体を操舵するためのステアリングホイールと、船外機のシフト及び出力を操作するためのリモコンと、船体を操舵するためのジョイスティックとを含む操作装置によって、船体の後部に取り付けられた船外機及び船体の前後(バウ及びスターン)に設けられたスラスタの操作が可能な操船システムが記載されている。
日本国特開2016−74250号公報
特許文献1に記載の操船システムによれば、操作装置の操作によって船外機とスラスタの双方の操作が可能であるが、船外機とスラスタが併用される際の各出力の大きさのバランスを船舶の状態に応じて変更するといった制御は行われていない。このため、当該操船システムにおけるスラスタは、船舶の離岸時及び接岸時には用いられるが、船舶が走行中には用いられていない。
しかし、離岸時及び接岸時のみといった利用シーンの限られるスラスタを船舶の走行中にも利用すれば、船舶の回頭性能向上を実現できると考えられる。但し、スラスタによる回頭性能向上への貢献度合いは船舶の状態によって異なる。例えば、船舶が高速走行中には、転舵した船外機の出力から十分な回頭力が得られるため、スラスタを利用しても過度な回頭力が発生するだけである。一方、船舶が低速走行中には、転舵した船外機の出力からは十分な回頭力が得られないため、スラスタの利用によって回頭力を補足すれば、必要な回頭力を得ることができる。
本発明の目的は、船舶の状態によらずに必要な回頭力を発生可能な操船支援装置を提供することである。
本発明は以下の態様を提供するものである。
第1態様は、
船舶の船尾に取り付けられ、転舵角が可変な船外機(例えば、後述の実施形態での船外機12)と、
前記船舶の左右舷方向への推力を出力する動力装置(例えば、後述の実施形態でのスラスタ30)と、
前記転舵角を変更するための操舵機構(例えば、後述の実施形態でのステアリングホイール24)と、を有する前記船舶のための操船支援装置であって、
前記船外機が有するプロペラの回転速度を検出する回転速度検出部(例えば、後述の実施形態での回転数検出部41)と、
前記プロペラの回転速度及び前記操舵機構の操作に応じた前記転舵角の少なくとも一方に応じて、前記動力装置が出力する推力の大きさを制御する制御部(例えば、後述の実施形態での制御部43)と、を備え、
前記制御部は、前記動力装置が出力する推力の大きさを制御して、前記船外機の推力により前記船舶が回頭しようとする第1回頭力と、前記動力装置の推力により前記船舶が回頭しようとする第2回頭力と、の大きさのバランスを変更する、操船支援装置である。
第2態様は、
第1態様の操船支援装置であって、
前記第1回頭力と前記第2回頭力の和は、前記船舶の所定の回頭性能を実現するために求められる回頭力である。
第3態様は、
第1態様又は第2態様の操船支援装置であって、
前記制御部は、前記プロペラの回転速度が低いほど、又は、前記転舵角が小さいほど、前記第2回頭力の割合を高くする。
第4態様は、
第1〜第3態様のいずれかの操船支援装置であって、
前記制御部は、前記船外機がニュートラル状態のときに前記操舵機構が操作されると、前記第2回頭力が発生するよう前記動力装置を制御する。
第5態様は、
第1〜第4態様のいずれかの操船支援装置であって、
前記制御部は、前記プロペラの回転速度が所定値以上のときに前記操舵機構がしきい値以上の角速度で操作された場合には、前記転舵角を上限値に制限し、かつ、前記動力装置が回頭方向とは逆方向に推力を出力するよう制御する。
第6態様は、
第1〜第5態様のいずれかの操船支援装置であって、
前記動力装置の推力出力方向の前記左右舷方向に対する角度は水平面上で変更可能であり、
前記制御部は、前記第2回頭力が発生するよう前記動力装置を制御する場合、
前記プロペラの回転速度が0であれば、前記推力出力方向を前記左右舷方向に設定し、
前記プロペラの回転速度が0でなければ、前記推力出力方向を、前記プロペラの回転速度及び前記転舵角に応じて前記第2回頭力が最も有効に働く方向に設定する。
第1態様によれば、船外機のプロペラの回転速度及び操舵機構の操作に応じた転舵角に応じて動力装置の推力の大きさを制御し、第1回頭力と第2回頭力の大きさのバランスを変更することによって、船外機の推力や転舵角といった船舶の状態によらずに必要な回頭力を発生できる。
第2態様によれば、船舶の所定の回頭性能を実現するため必要な回頭力を、第1回頭力と第2回頭力を足し合わすことで発生できる。
プロペラの回転速度が低く船外機の推力が小さい又は転舵角が小さいために第1回頭力だけでは必要な回頭力を得ることができない場合であっても、第3態様のように、第2回頭力の割合を高くすることによって、第1回頭力と第2回頭力の和によって必要な回頭力を発生できる。
第4態様によれば、船外機がニュートラル状態であっても、操舵機構が操作されたときには動力装置を作動して第2回頭力を発生することで、船舶を必要な回頭力で回頭できる。
第5態様によれば、プロペラの回転速度が高く船外機の推力が大きいときに急ハンドルが切られた場合であっても、転覆を避けるために転舵角を上限値に制限する代わりに、動力装置が回頭力を補足する。したがって、船舶は前方(バウ)及び後方(スターン)の2箇所に発生する回頭力によって安定して急回頭できる。
推力出力方向の角度が水平面上で可変な動力装置が第2回頭力を発生する際には、第6態様のように、船外機のプロペラが回転しておらず船外機の推力がなければ、動力装置の推力出力方向を左右舷方向に設定し、船外機のプロペラが回転しており船外機が推力を出力していれば、動力装置の推力出力方向を第2回頭力が最も有効に働く方向に設定することで、動力装置の推力を効率的に用いた第2回頭力を得ることができる。
本発明に係る操船支援装置を有した船舶を後方左舷側上方から見た斜視図である。 図1に示す船舶を右舷側から見た側面視である。 図1に示す船舶を上面から見た際の船体及び当該船舶に設けられた操船支援装置の構成を示す概略図である。 第1回頭力、船外機のプロペラの回転速度、及び転舵角との関係、並びに、図1に示す船舶の回頭性能を実現するために必要な回頭力に対する第1回頭力と第2回頭力のバランスの一例を示す図である。 (a)は他の実施形態の船舶を右舷側から見た側面視であり、(b)は船舶を上面から見た際の概念図であり、(c)は船舶の正面図である。
以下、本発明に係る操船支援装置の実施形態について、図面を参照して説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとし、船首方向をFr、船尾方向をRr、左舷側をL、右舷をRとして図面に示す。
図1は、本発明に係る操船支援装置を有した船舶を後方左舷側上方から見た斜視図である。また、図2は、図1に示す船舶を右舷側から見た側面視である。図1及び図2に示すように、船舶の船尾には、船外機12が取り付けられている。船外機12は、プロペラ16と、ギア(図示せず)と、エンジン(図示せず)と、転舵機構(図示せず)とを備える。プロペラ16は、エンジンの動力がギアを介して伝達されて回転し、船体10を推進させる推力を発生する。なお、ギアの選択によって船外機12は、前進状態、ニュートラル状態及び後進状態の1つに設定される。転舵機構は、船外機本体に対するプロペラ16のシャフト(プロペラシャフト)の左右角度(転舵角)を変更するための機構である。なお、転舵機構は、プロペラシャフトの左右角度を変更する機構に限らず、プロペラ16の後方に設けられた舵であっても良い。
また、船舶の船首(バウ)側の船体10には、喫水線よりも下方に船体10の左右を貫通するトンネル31が設けられている。また、船首と船尾を結ぶ線とトンネル31との交点に位置するトンネル31内には、図示しない電動機の回転動力によって左右舷方向への推力を作り出すプロペラ33が設置されている。すなわち、図1及び図2に示す船舶には、サイドスラスタ(以下、単に「スラスタ」という。)30が船首側に設けられている。スラスタ30は、船舶の左右舷方向への推力を出力する。
船体10の操縦席付近には、リモートコントロールボックス20が配置される。リモートコントロールボックス20には、操船者によって操作自在なレバー22が設けられる。レバー22は、初期位置から前後方向(操船者の手前方向と奥方向)に揺動操作自在とされ、操船者からのギアのシフトチェンジ指示とエンジン回転数の調整指示がレバー22に入力される。操縦席付近には、さらに、回転操作自在なステアリングホイール24が配置される。ステアリングホイール24には操船者からの旋回指示が入力され、ステアリングホイール24が操作されることで船外機12の転舵機構が機能して転舵角が変更される。また、ステアリングホイール24が操作されたときの船外機12の推力の大きさと転舵角に応じて、スラスタ30の動作が制御される。
図3は、図1に示した船舶を上面から見た際の船体10及び当該船舶のための操船支援装置の構成を示す概略図である。本実施形態の操船支援装置は、船外機12の推力の大きさ及びステアリングホイール24の操作に応じた転舵角に応じてスラスタ30の推力の大きさを制御し、船外機12の推力により船舶が回頭しようとする第1回頭力と、スラスタ30の推力により船舶が回頭しようとする第2回頭力の大きさのバランスを変更することによって、船外機12の推力や転舵角といった船舶の状態によらずに必要な回頭力を発生する。このため、操船支援装置は、回転数検出部41と、制御部43とを備える。
回転数検出部41は、船外機12のプロペラ16の回転速度を検出する。回転数検出部41によって検出された回転速度を示す信号は、制御部43に送られる。制御部43は、回転数検出部41から得られた回転速度Neとステアリングホイール24の操作に応じた転舵角θとに応じて、スラスタ30が出力する推力の大きさを制御して、第1回頭力と第2回頭力の大きさのバランスを変更する。以下、制御部43による制御内容について詳細に説明する。
まず、船外機12の推力により船舶が回頭しようとする第1回頭力の算出について説明する。回転数検出部41から得られた船外機12のプロペラ16の回転速度Neと、回転速度Neによって変化するプロペラ16に固有の定数c(Ne)との乗算によって、船外機12の推力Pが得られる。第1回頭力R1は、船外機12の推力Pに転舵角θを乗算した値である。このため、第1回頭力R1は、以下の式(1)によって表される。
R1=c(Ne)×Ne×θ …(1)
図4は、第1回頭力R1、船外機12のプロペラ16の回転速度Ne、及び転舵角θとの関係、並びに、図1に示す船舶の回頭性能を実現するために必要な回頭力Rrに対する第1回頭力R1と第2回頭力R2のバランスの一例を示す図である。図4に示すように、第1回頭力R1は、転舵角θの大小によらず、船外機12のプロペラ16の回転速度Neが大きくなるに従って増加する。したがって、制御部43は、船外機12のプロペラ16の回転速度Neに応じた第1回頭力R1が、本実施形態の船舶の回頭性能を実現するために必要な回頭力Rrに満たなければ、スラスタ30を作動して第2回頭力R2を左右いずれかの方向に発生させる。
但し、回転速度Neの変化に対する第1回頭力R1の増加率は、転舵角θが大きいほど大きい。このため、図4に示すように、同じ回転速度Ne1であっても、転舵角θが30°のときは第1回頭力R1だけで必要な回頭力Rrを実現できるが、転舵角θが20°、5°と小さくなるにつれ第1回頭力R1だけでは必要な回頭力Rrを実現できない。このように、第1回頭力R1は、船外機12のプロペラ16の回転速度Neだけでなく転舵角θによっても異なるため、制御部43は、回転速度Neと転舵角θとに応じて、第1回頭力R1が必要な回頭力Rr未満であればスラスタ30を作動して、スラスタ30が出力する推力(第2回頭力)の大きさを制御することにより、第1回頭力と第2回頭力の大きさのバランスを変更する。すなわち、制御部43は、第1回頭力R1が低いほど第2回頭力の割合を高くして、第1回頭力R1と第2回頭力R2の和によって必要な回頭力Rrを発生させる。
以上説明したように、本実施形態によれば、船外機12のプロペラ16の回転速度Ne及びステアリングホイール24の操作に応じた転舵角θに応じてスラスタ30の推力の大きさを制御し、第1回頭力R1と第2回頭力R2の大きさのバランスを変更して、第1回頭力R1と第2回頭力R2を足し合わすことによって、船外機12の推力や転舵角θといった船舶の状態によらずに、船舶の所定の回頭性能を実現するために必要な回頭力Rrを発生できる。また、プロペラ16の回転速度Neが低い又は転舵角θが小さいために第1回頭力R1だけでは必要な回頭力Rrを得ることができない場合であっても、第2回頭力R2の割合を高くすることによって、第1回頭力R1と第2回頭力R2の和によって必要な回頭力Rrを発生できる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、制御部43は、レバー22の操作によって船外機12がニュートラル状態に設定されているときに、ステアリングホイール24が操作されて転舵角θが所定値(例えば5°)を超えると、転舵角θの正負に応じた方向の、上記必要な回頭力Rrと同じ大きさの推力(第2回頭力)を出力するようスラスタ30を制御しても良い。このように、船外機12がニュートラル状態であっても、ステアリングホイール24が操作されたときにはスラスタ30を作動して第2回頭力を発生することで、船舶を必要な回頭力Rrで回頭できる。
また、制御部43は、船外機12のプロペラ16の回転速度Neが所定値以上のときにステアリングホイール24がしきい値以上の角速度で操作された場合には、転舵角θを所定の上限値に制限し、かつ、スラスタ30を作動して回頭方向とは逆方向に推力を出力するよう制御する。このように、プロペラ16の回転速度Neが高く船外機12の推力が大きいときに急ハンドルが切られた場合であっても、転覆を避けるために転舵角θを上限値に制限する代わりに、スラスタ30が回頭力を補足する。したがって、船舶は前方(バウ)及び後方(スターン)の2箇所に発生する回頭力によって安定して急回頭できる。なお、上記所定の上限値は、面舵一杯又は取舵一杯となる転舵角よりも低い値に設定される。
また、上記実施形態の船舶に設けられるスラスタ30は、船体10に設けられたトンネル31の内部に設けられたトンネル・スラスターであるが、左右舷方向への推力を作り出すプロペラが船首から喫水線の下方まで懸架された構造の図5に示すスラスタ30aが設けられても良い。また、図5(b)に示すように、スラスタ30aの推力出力方向の左右舷方向に対する角度が水平面上で変更可能な構成であっても良い。この場合、スラスタ30aが推力(第2回頭力)を出力する際に、制御部43が、船外機12のプロペラ16の回転速度Neが0であれば、スラスタ30aの推力出力方向を左右舷方向に設定し、回転速度Neが0でなければ、スラスタ30aの推力出力方向を、回転速度Ne及び転舵角θに応じて第2回頭力が最も有効に働く方向に設定すれば、スラスタ30aの推力を効率的に用いた第2回頭力を得ることができる。
10 船体
12 船外機
16 プロペラ
20 リモートコントロールボックス
22 レバー
24 ステアリングホイール
30 サイドスラスタ
31 トンネル
33 プロペラ
41 回転数検出部
43 制御部

Claims (6)

  1. 船舶の船尾に取り付けられ、転舵角が可変な船外機と、
    前記船舶の左右舷方向への推力を出力する動力装置と、
    前記転舵角を変更するための操舵機構と、を有する前記船舶のための操船支援装置であって、
    前記船外機が有するプロペラの回転速度を検出する回転速度検出部と、
    前記プロペラの回転速度及び前記操舵機構の操作に応じた前記転舵角の少なくとも一方に応じて、前記動力装置が出力する推力の大きさを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記動力装置が出力する推力の大きさを制御して、前記船外機の推力により前記船舶が回頭しようとする第1回頭力と、前記動力装置の推力により前記船舶が回頭しようとする第2回頭力と、の大きさのバランスを変更する、操船支援装置。
  2. 請求項1に記載の操船支援装置であって、
    前記第1回頭力と前記第2回頭力の和は、前記船舶の所定の回頭性能を実現するために求められる回頭力である、操船支援装置。
  3. 請求項1又は2に記載の操船支援装置であって、
    前記制御部は、前記プロペラの回転速度が低いほど、又は、前記転舵角が小さいほど、前記第2回頭力の割合を高くする、操船支援装置。
  4. 請求項1から3のいずれか1項に記載の操船支援装置であって、
    前記制御部は、前記船外機がニュートラル状態のときに前記操舵機構が操作されると、前記第2回頭力が発生するよう前記動力装置を制御する、操船支援装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載の操船支援装置であって、
    前記制御部は、前記プロペラの回転速度が所定値以上のときに前記操舵機構がしきい値以上の角速度で操作された場合には、前記転舵角を上限値に制限し、かつ、前記動力装置が回頭方向とは逆方向に推力を出力するよう制御する、操船支援装置。
  6. 請求項1から5のいずれか1項に記載の操船支援装置であって、
    前記動力装置の推力出力方向の前記左右舷方向に対する角度は水平面上で変更可能であり、
    前記制御部は、前記第2回頭力が発生するよう前記動力装置を制御する場合、
    前記プロペラの回転速度が0であれば、前記推力出力方向を前記左右舷方向に設定し、
    前記プロペラの回転速度が0でなければ、前記推力出力方向を、前記プロペラの回転速度及び前記転舵角に応じて前記第2回頭力が最も有効に働く方向に設定する、操船支援装置。
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