JP2005254984A

JP2005254984A - 自動車ドアの組付構造

Info

Publication number: JP2005254984A
Application number: JP2004069298A
Authority: JP
Inventors: Yasuyuki Fujita; 保行藤田; Hidekazu Baba; 英一馬場; Shiyuuji Kurusu; 修司来須
Original assignee: Nishikawa Rubber Co Ltd
Current assignee: Nishikawa Rubber Co Ltd
Priority date: 2004-03-11
Filing date: 2004-03-11
Publication date: 2005-09-22

Abstract

【課題】製造コストが廉価な、サッシュモールとセンターピラーガーニッシュとの組付構造、およびサッシュモールとセンターピラーガーニッシュとベルトラインアウターウエザーストリップとの組付構造を提供する。
【解決手段】センターピラーガーニッシュ１０の上端部に、サッシュモール２０の後端部が覆い被さって組付く支持部１１を形成すると共に、支持部１１の後端部にサッシュモール２０の後端を覆い隠す第一エンドキャップ部１２を設ける。また、センターピラーガーニッシュ１０の下端部に、ベルトラインアウターウエザーストリップ３０の後端部が覆い被さって組付く取付部１３を形成すると共に、取付部１３の後端部にベルトラインアウターウエザーストリップ３０の後端を覆い隠す第二エンドキャップ部１４を形成する。
【選択図】図２

Description

本発明は、自動車のドア本体に取付けられるセンターピラーガーニッシュとサッシュモールおよびベルトラインアウターウエザーストリップとの組付構造に関するものである。

図１を参照して説明する。従来、自動車ドア本体１のルーフ側に取付けられるサッシュモール４１の後端部と、ベルトラインアウターウエザーストリップ４２の後端部には、それぞれ外観性を考慮してエンドキャップ４３が取付けられている。

また、サッシュモール４１とセンターピラーガーニッシュ４０とベルトラインアウターウエザーストリップ４２の三つの部材を一体成形したものもある。

しかし、エンドキャップ４３を取付けた従来技術では、当該エンドキャップ４３を別体成形して取付ける必要があるため製造コストが嵩み、組付作業も厄介となる。

また、三つの部材を一体成形するものでは、大型のインジェクション機械によって成形する必要があるので、製造コストが嵩む。さらに、三つの部材を一体成形するため、全体形状の自由度が限定され設計変更が難しい。またさらに、外観性を高めるためにステンレス製等のモール材を取付けるためには、後工程として追加する必要が生じ、製造コストがさらに上昇する。

本発明はこうした問題に鑑み創案されたもので、製造コストが廉価な、サッシュモールとセンターピラーガーニッシュとの組付け、およびサッシュモールとセンターピラーガーニッシュとベルトラインアウターウエザーストリップとの組付けに関する自動車ドアの組付構造を提供することを課題とする。

図２乃至図９を参照して説明する。請求項１に記載の発明は、自動車のドア本体１に取付けられるセンターピラーガーニッシュ１０とサッシュモール２０とを組付ける自動車ドアの組付構造であって、前記センターピラーガーニッシュ１０の上端部に、前記サッシュモール２０の後端部が覆い被さって組付く支持部１１を形成すると共に、前記支持部１１の後端部に前記サッシュモール２０の後端を覆い隠す第一エンドキャップ部１２を形成してなるものである。

請求項２に記載の発明は、自動車のドア本体１に取付けられるセンターピラーガーニッシュ１０とベルトラインアウターウエザーストリップ３０とを組付ける自動車ドアの組付構造であって、前記センターピラーガーニッシュ１０の下端部に，前記ベルトラインアウターウエザーストリップ３０の後端部が覆い被さって組付く取付部１３を形成すると共に，前記取付部１３の後端部に前記ベルトラインアウターウエザーストリップ３０の後端を覆い隠す第二エンドキャップ部１４を形成してなるものである。

請求項３に記載の発明は、自動車のドア本体１に取付けられるセンターピラーガーニッシュ１０とサッシュモール２０とベルトラインアウターウエザーストリップ３０とを組付ける自動車ドアの組付構造であって、前記センターピラーガーニッシュ１０の上端部に、前記サッシュモール２０の後端部が覆い被さって組付く支持部１１を形成すると共に、前記支持部１１の後端部に前記サッシュモール２０の後端を覆い隠す第一エンドキャップ部１２を設け、前記センターピラーガーニッシュ１０の下端部に、前記ベルトラインアウターウエザーストリップ３０の後端部が覆い被さって組付く取付部１３を形成すると共に、前記取付部１３の後端部に前記ベルトラインアウターウエザーストリップ３０の後端を覆い隠す第二エンドキャップ部１４を形成してなるものである。

請求項４の発明に係る自動車ドアの組付構造は、請求項１または請求項３に記載の発明において、支持部１１が、センターピラーガーニッシュ１０の上端部端部に設けた第一エンドキャップ部１２から延設されたサッシュモール嵌合板部１１ｄと，サッシュモール嵌合板部１１ｄとセンターピラーガーニッシュ１０上端部の間に設けた溝部１１ａまたは／および孔部１１ｂとからなるものである。

請求項５に記載の自動車ドアの組付構造は、請求項２または請求項３に記載の発明において、取付部１３が、ドアパネル１ａに設けた穴に係止する係止片１３ａをセンターピラーガーニッシュ１０の下端部に設け、ベルトラインアウターウエザーストリップ３０の略Ｕ字状取付部内に組付く組付片１３ｂをセンターピラーガーニッシュ１０の下端部に設けたものである。

センターピラーガーニッシュ１０の上端部に、サッシュモール２０の後端部が覆い被さって組付く支持部１１を形成すると共に、前記支持部１１の後端部にサッシュモール２０の後端を覆い隠す第一エンドキャップ部１２を設けたので、従来のようにエンドキャップを別体成形して組付ける必要がない。従って、製造コストを削減することができると共に、組付け作業を簡素化することができる。なお、サッシュモール２０の後端は、第一エンドキャップ部１２で覆い隠すので、外観性にも優れる。

また、センターピラーガーニッシュ１０の下端部に、ベルトラインアウターウエザーストリップ３０の後端部が覆い被さって組付く取付部１３を形成すると共に、取付部１３の後端部に前記ベルトラインアウターウエザーストリップ３０の後端を覆い隠す第二エンドキャップ部１４を設けたので、上記三つの部材を別体成形した後、容易に組付けることができる。

従って、大型のインジェクション機械を必要とせず、製造コストを廉価に抑えることができる。また、各部材をそれぞれ別体成形するので全体形状の自由度が増し、設計変更も容易となる。さらに、ステンレス等のモール材も容易に取付けることができる。従って、製造コストを削減することができる。なお、ベルトラインアウターウエザーストリップ３０の後端は、第二エンドキャップ部１４で覆い隠すので外観性にも優れる。

本発明に係る自動車ドアの組付け構造の実施形態を、図２乃至図９に示す。これは、自動車のドア本体１に取付けられるセンターピラーガーニッシュ１０とサッシュモール２０とを組付ける組付構造であり、センターピラーガーニッシュ１０の上端部に、サッシュモール２０の後端部が覆い被さって組付く支持部１１を形成し、また、その支持部１１の後端部にサッシュモール２０の後端を覆い隠す第一エンドキャップ部１２を形成している。

サッシュモール２０のセンターピラーガーニッシュ１０に対する組付けは、図７（ａ）、（ｂ）に示すように、サッシュモール２０を断面略Ｃ字状に形成し、その上端部をセンターピラーガーニッシュ１０の上端部に係合すると共に、その下端部を当該センターピラーガーニッシュに形成した溝部１１ａおよび孔部１１ｂに係合して行う。なお、図中において符合２はドアガラス、３はセンターピラー側ウエザーストリップ、４はボディパネル、５はルーフ側ウエザーストリップを示す。

なお、全体が溝の場合は、センターピラーガーニッシュ１０を型成形した後の型抜き時に多少工数がアップし、また、全体が孔部の場合は、サッシュモール嵌合板部１１ｄの保持性に多少不安があることから、溝部１１ａと孔部１１ｂを併用することが好ましい。

上記した構成とすることによって、エンドキャップを別体成形することなく、センターピラーガーニッシュ１０の上端部に、サッシュモール２０の後端部を組付け、かつ、第一エンドキャップ部１２でサッシュモール２０の後端を覆い隠すことができる。従って、製造コストを削減することができると共に、組付け作業を簡素化することができる。また、第一エンドキャップ部１２のはたらきによって外観性にも優れる。

なお、この自動車ドアの組付け構造は、次の構成とすることもできる。すなわち、自動車のドア本体１に取付けられるセンターピラーガーニッシュ１０とサッシュモール２０とベルトラインアウターウエザーストリップ３０とを組付ける組付構造において、センターピラーガーニッシュ１０の上端部に、サッシュモール２０の後端部が覆い被さって組付く支持部１１を形成すると共に、支持部１１の後端部にサッシュモール２０の後端を覆い隠す第一エンドキャップ部１２を設ける。

これにより、エンドキャップを別体成形することなく、センターピラーガーニッシュ１０の上端部に、サッシュモール２０の後端部を組付け、かつ、第一エンドキャップ部１２でサッシュモール２０の後端を覆い隠すことができる。従って、製造コストを削減することができると共に、組付け作業を簡素化することができる。また、外観性にも優れる。

また、上記構成に加えて、センターピラーガーニッシュ１０の下端部に、ベルトラインアウターウエザーストリップ３０の後端部が覆い被さって組付く取付部１３を形成すると共に、取付部１３の後端部に前記ベルトラインアウターウエザーストリップ３０の後端を覆い隠す第二エンドキャップ部１４を設ける。なお、取付部１３には、当該センターピラーガーニッシュ１０をドアパネル１ａに組付けるための係止片１３ａを設けると共に、当該センターピラーガーニッシュ１０にベルトラインウエザーストリップ３０を組付けるための組付片１３ｂを設ける。

これにより、センターピラーガーニッシュ１０、サッシュモール２０およびベルトラインアウターウエザーストリップ３０の三つの部材を別体成形した後、容易に組付けることができるので、大型のインジェクション機械を必要としない。従って、製造コストを廉価に抑えることができる。

また、それぞれを別体成形するので全体形状の自由度が増し、設計変更も容易となる。さらに、ステンレス等のモール材も容易に取付けることができる。従って、製造コストを削減することができる。なお、ベルトラインアウターウエザーストリップ３０の後端は、第二エンドキャップ部１４で覆い隠すので外観の見栄えにも優れる。

従来例に係る自動車ドアの組付け構造を示す側面図である。本発明の自動車ドアの組付け構造の実施形態を示す側面図である。図２のI−I線断面図である。図２のII−II断面図である。図２のIII−III線断面図である。図２の上端部拡大図である。図６の断面図であり、（ａ）はIV−IV断面図、（ｂ）はV−V線断面図、（ｃ）はVI−VI線断面図である。図２の下端部拡大図である。図８の断面図であり、（ａ）はVII−VII線断面図、（ｂ）はVIII−VIII線断面図である。

符号の説明

１ドア本体
１ａドアパネル
２ドアガラス
３センターピラー側ウエザーストリップ
４ボディパネル
５ルーフ側ウエザーストリップ
１０センターピラーガーニッシュ
１１支持部
１１ａ溝部
１１ｂ孔部
１２第一エンドキャップ部
１３取付部
１３ａ係止片
１３ｂ組付片
１４第二エンドキャップ部
２０サッシュモール
３０ベルトラインアウターウエザーストリップ
４０センターピラーガーニッシュ
４１サッシュモール
４２ベルトラインアウターウエザーストリップ
４３エンドキャップ

Claims

自動車のドア本体（１）に取付けられるセンターピラーガーニッシュ（１０）とサッシュモール（２０）とを組付ける自動車ドアの組付構造であって、前記センターピラーガーニッシュの上端部に，前記サッシュモールの後端部が覆い被さって組付く支持部（１１）を形成すると共に，前記支持部の後端部に前記サッシュモールの後端を覆い隠す第一エンドキャップ部（１２）を形成してなる自動車ドアの組付構造。
自動車のドア本体（１）に取付けられるセンターピラーガーニッシュ（１０）とベルトラインアウターウエザーストリップ（３０）とを組付ける自動車ドアの組付構造であって、前記センターピラーガーニッシュ（１０）の下端部に，前記ベルトラインアウターウエザーストリップ（３０）の後端部が覆い被さって組付く取付部（１３）を形成すると共に，前記取付部（１３）の後端部に前記ベルトラインアウターウエザーストリップ（３０）の後端を覆い隠す第二エンドキャップ部（１４）を形成してなる自動車ドアの組付構造。
自動車のドア本体（１）に取付けられるセンターピラーガーニッシュ（１０）とサッシュモール（２０）とベルトラインアウターウエザーストリップ（３０）とを組付ける自動車ドアの組付構造であって、前記センターピラーガーニッシュの上端部に，前記サッシュモールの後端部が覆い被さって組付く支持部（１１）を形成すると共に，前記支持部の後端部に前記サッシュモールの後端を覆い隠す第一エンドキャップ部（１２）を設け、前記センターピラーガーニッシュの下端部に，前記ベルトラインアウターウエザーストリップの後端部が覆い被さって組付く取付部（１３）を形成すると共に，前記取付部の後端部に前記ベルトラインアウターウエザーストリップの後端を覆い隠す第二エンドキャップ部（１４）を形成してなる自動車ドアの組付構造。
支持部（１１）が、センターピラーガーニッシュ（１０）の上端部端部に設けた第一エンドキャップ部（１２）から延設されたサッシュモール嵌合板部（１１ｄ）と，サッシュモール嵌合板部（１１ｄ）とセンターピラーガーニッシュ上端部の間に設けた溝部（１１ａ）または／および孔部（１１ｂ）からなることを特徴とする、請求項１または請求項３に記載の自動車ドアの組付構造。
取付部（１３）は、ドアパネル（１ａ）に設けた穴に係止する係止片（１３ａ）をセンターピラーガーニッシュ（１０）の下端部に設け、ベルトラインアウターウエザーストリップ（３０）の略Ｕ字状取付部内に組付く組付片（１３ｂ）をセンターピラーガーニッシュ（１０）の下端部に設けたことを特徴とする、請求項２または請求項３に記載の自動車ドアの組付構造。