JP2005254750A - スクリーン版 - Google Patents
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Abstract
【課題】 印刷精度を向上させると共に、めっき層の剥離を防止することが可能なスクリーン版を提供すること。
【解決手段】 スクリーン版1は、版枠10と、樹脂製の支持用スクリーンメッシュ20と、金属製の印刷用スクリーンメッシュ30とを備える。支持用スクリーンメッシュ20は、その外縁が全周にわたって版枠10に固定されている。支持用スクリーンメッシュ20には、開口22が形成されている。印刷用スクリーンメッシュ30は、支持用スクリーンメッシュ20の開口22を覆うように、その外縁が全周にわたって支持用スクリーンメッシュ20に固定されている。支持用スクリーンメッシュ20と印刷用スクリーンメッシュ30とは接着により固定されている。印刷用スクリーンメッシュ30には、支持用スクリーンメッシュ20に接着される領域32を除く領域全体にめっき層が形成されている。
【選択図】 図1
【解決手段】 スクリーン版1は、版枠10と、樹脂製の支持用スクリーンメッシュ20と、金属製の印刷用スクリーンメッシュ30とを備える。支持用スクリーンメッシュ20は、その外縁が全周にわたって版枠10に固定されている。支持用スクリーンメッシュ20には、開口22が形成されている。印刷用スクリーンメッシュ30は、支持用スクリーンメッシュ20の開口22を覆うように、その外縁が全周にわたって支持用スクリーンメッシュ20に固定されている。支持用スクリーンメッシュ20と印刷用スクリーンメッシュ30とは接着により固定されている。印刷用スクリーンメッシュ30には、支持用スクリーンメッシュ20に接着される領域32を除く領域全体にめっき層が形成されている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、スクリーン版に関する。
スクリーン印刷に用いられるスクリーン版として、支持用スクリーンメッシュと、印刷用スクリーンメッシュとを組み合わせたコンビネーション張りスクリーン版が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種のスクリーン版では、支持用スクリーンメッシュは、張力が付与された状態で、周辺部が版枠に固定されている。支持用スクリーンメッシュには、開口が形成されている。印刷用スクリーンメッシュは、支持用スクリーンメッシュの一面側において支持用スクリーンメッシュの上記開口を覆うように開口の周縁に接着されている。印刷用スクリーンメッシュには、支持用スクリーンメッシュを介して張力が付与されている。
特許文献1に開示されたスクリーン版では、印刷用スクリーンメッシュの印刷パターンを形成する領域にめっき層を形成し、その外周部にはめっき層を形成していない。これにより、印刷パターンを形成する領域の変形が少なくなり、その周辺部分の撓み性が高くなっている。
特開2000−177099号公報
しかしながら、上述した特許文献1に記載されたスクリーン版では、印刷用スクリーンメッシュにおける支持用スクリーンメッシュに接着される領域とめっき層を形成した領域との間に、めっき層を形成しない領域が存在しているために、次のような問題があった。すなわち、印刷用スクリーンメッシュをスキージで押圧した場合、めっき層を形成しない領域が撓んでしまうため、めっき層を形成した領域、すなわち印刷用スクリーンメッシュに形成された印刷パターンが印刷毎に位置ズレを起こしてしまい、印刷精度が低下する懼れがある。また、スキージがめっき層を形成した領域とめっき層を形成しない領域との境界を通過するために、めっき層の端部とスキージとか接触し、めっき層が剥離する懼れもある。
本発明の目的は、印刷精度を向上させると共に、めっき層の剥離を防止することが可能なスクリーン版を提供することにある。
本発明に係るスクリーン版は、版枠と、外縁が版枠に固定される樹脂製の支持用スクリーンメッシュと、外縁が支持用スクリーンメッシュに固定される金属製の印刷用スクリーンメッシュと、を備え、支持用スクリーンメッシュと印刷用スクリーンメッシュとは接着により固定されており、印刷用スクリーンメッシュには、支持用スクリーンメッシュに接着される領域を除く領域全体にめっき層が形成されていることを特徴とする。
本発明に係るスクリーン版では、支持用スクリーンメッシュに接着される領域を除く領域全体にめっき層が形成されているので、スキージで押圧した場合でも、印刷用スクリーンメッシュ全体の位置が安定し、印刷用スクリーンメッシュ上の印刷パターンが位置ズレを起こすようなことはない。この結果、印刷精度が向上される。
また、スキージが通過する位置には、めっき層の端部が存在しないため、めっき層の端部とスキージとが接触することはない。これにより、めっき層が剥離するのを防ぐことができる。
ところで、印刷用スクリーンメッシュにおける支持用スクリーンメッシュに接着される領域にめっき層を形成した場合、当該領域の強度がめっき層により高くなり、柔軟性が失われてしまう。これにより、各スクリーンメッシュの端部、すなわち接着領域が波打ってしまい、スクリーンメッシュが接着剤から露出したり、接着剤から剥がれたりする。この結果、接着強度が低下する懼れがある。しかしながら、本発明では、印刷用スクリーンメッシュにおける支持用スクリーンメッシュに接着される領域にはめっき層が形成されておらず、接着強度が低下するようなことはない。
また、めっき層は、ニッケルを含むことが好ましい。
本発明によれば、印刷精度を向上させると共に、めっき層の剥離を防止することが可能なスクリーン版を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明に係るスクリーン版の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には、同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係るスクリーン版を示す概略平面図である。図2は、図1におけるII−II方向の断面構成を示す模式図である。
スクリーン版1は、版枠10と、支持用スクリーンメッシュ20と、印刷用スクリーンメッシュ30とを備える。スクリーン版1は、例えば、積層型チップコンデンサの製造工程においてグリーンシートに電極パターンを印刷するために用いられる。
版枠10は、X軸方向でみて互いに対向する2辺、及びY軸方向でみて互いに対向する2辺を備えた枠体である。版枠10は、例えば、アルミニウムまたは軽合金等の軽量金属材料により構成することができる。
支持用スクリーンメッシュ20はシート状であり、その形状が矩形となっている。支持用スクリーンメッシュ20のほぼ中央には、矩形形状を呈した開口22が形成されている。支持用スクリーンメッシュ20は、所定の張力が付与された状態で、その外縁が全周にわたって版枠10に固定されている。支持用スクリーンメッシュ20の版枠10への固定は、例えば、エポキシ樹脂等の接着剤40を用いて、支持用スクリーンメッシュ20と版枠10とを接着することにより実現できる。支持用スクリーンメッシュ20は、その内縁に、印刷用スクリーンメッシュ30に接着される領域24を含んでいる。
支持用スクリーンメッシュ20は合成樹脂材料により構成することができる。例えば、支持用スクリーンメッシュ20は、ポリエステル等の合成樹脂繊維を縦糸及び横糸として織られたメッシュ(網)であり、例えば250メッシュ(#250)程度のものである。支持用スクリーンメッシュ20は、織布または不織布の何れであってもよい。
印刷用スクリーンメッシュ30はシート状であり、その形状が矩形となっている。印刷用スクリーンメッシュ30は、その外縁に、支持用スクリーンメッシュ20に接着される領域32を含んでいる。印刷用スクリーンメッシュ30は、支持用スクリーンメッシュ20の開口22を覆うように、その外縁(支持用スクリーンメッシュ20に接着される領域32)が全周にわたって支持用スクリーンメッシュ20に固定されている。印刷用スクリーンメッシュ30には、支持用スクリーンメッシュ20を通して所定の張力が付与されている。
印刷用スクリーンメッシュ30の支持用スクリーンメッシュ20への固定は、例えば、エポキシ樹脂等の接着剤50を用いて、印刷用スクリーンメッシュ30と支持用スクリーンメッシュ20とを接着することにより実現できる。接着に当っては、例えば、支持用スクリーンメッシュ20と印刷用スクリーンメッシュ30とが接着される領域に支持用スクリーンメッシュ20上から接着剤50を塗布する。そして、この接着剤50を、重ね合わされた支持用スクリーンメッシュ20及び印刷用スクリーンメッシュ30の間に浸透させ、接着剤50を硬化させればよい。
印刷用スクリーンメッシュ30は、金属材料により構成されている。例えば、印刷用スクリーンメッシュ30は、ステンレス鋼等の金属でなる細線を縦糸及び横糸として織られたメッシュであり、例えば400〜500メッシュ(#400〜#500)程度のものである。印刷用スクリーンメッシュ30は、織布または不織布の何れであってもよい。
印刷用スクリーンメッシュ30は、支持用スクリーンメッシュ20に接着される領域32の内側に、パターン形成領域34を含んでいる。このパターン形成領域34には、メッシュの開口が乳剤等の目止め剤で塞がれた部分と塞がれていない部分とによって、所定の印刷パターンが形成されている。
印刷用スクリーンメッシュ30には、図3に示されるように、支持用スクリーンメッシュ20に接着される領域32を除く領域全体にめっき層36が形成されている。すなわち、印刷用スクリーンメッシュ30は、めっき層36が形成されていない領域で支持用スクリーンメッシュ20に接着している。もちろん、パターン形成領域34にも、めっき層36が形成されている。
めっき層36の材料としては、ニッケル(Ni)が好ましい。めっき層36の厚みは、例えば2μm程度に設定することができる。めっき層36の材料としては、Niが好ましいが、このNi以外にも、Cr、Co、Ni−Co、Ni−Cr、Ni−P、Ni−B、Ni−W−P等の金属材料を用いることができる。
以上のように、本実施形態によれば、印刷用スクリーンメッシュ30には、支持用スクリーンメッシュ20に接着される領域32を除く領域全体にめっき層36が形成されているので、スキージで押圧した場合でも、印刷用スクリーンメッシュ30全体の位置が安定し、印刷用スクリーンメッシュ30のパターン形成領域34(印刷パターン)が位置ズレを起こすようなことはない。この結果、印刷精度が向上される。
また、スキージが通過する位置には、めっき層36の端部が存在しないため、めっき層36の端部とスキージとが接触することはない。これにより、めっき層36が剥離するのを防ぐことができる。
ところで、印刷用スクリーンメッシュ30における支持用スクリーンメッシュ20に接着される領域32にめっき層36を形成した場合、当該領域の強度がめっき層36により高くなり、柔軟性が失われてしまう。これにより、各スクリーンメッシュの端部、すなわち接着領域が波打ってしまい、スクリーンメッシュが接着剤40から露出したり、接着剤40から剥がれたりする。この結果、支持用スクリーンメッシュ20と印刷用スクリーンメッシュ30との接着強度が低下する懼れがある。しかしながら、本実施形態では、印刷用スクリーンメッシュ30における支持用スクリーンメッシュ20に接着される領域32にはめっき層36が形成されておらず、接着強度が低下するようなことはない。
以上、本発明者らによってなされた発明を実施形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、版枠10、支持用スクリーンメッシュ20、印刷用スクリーンメッシュ30、開口22等の形状も上述した実施形態に限られるものではない。
また、本実施形態では、スクリーン版1は、積層型チップコンデンサの製造工程においてグリーンシートに電極パターンを印刷するためのものであったが、本発明に係るスクリーン版は、他の電子部品の電極印刷を始めとして、様々なスクリーン版に適用可能である。
1…スクリーン版、10…版枠、20…支持用スクリーンメッシュ、22…開口、24…印刷用スクリーンメッシュに接着される領域、30…印刷用スクリーンメッシュ、32…支持用スクリーンメッシュに接着される領域、34…パターン形成領域、36…めっき層、40…接着剤、50…接着剤。
Claims (2)
- 版枠と、
外縁が前記版枠に固定される樹脂製の支持用スクリーンメッシュと、
外縁が前記支持用スクリーンメッシュに固定される金属製の印刷用スクリーンメッシュと、を備え、
前記支持用スクリーンメッシュと前記印刷用スクリーンメッシュとは接着により固定されており、
前記印刷用スクリーンメッシュには、前記支持用スクリーンメッシュに接着される領域を除く領域全体にめっき層が形成されていることを特徴とするスクリーン版。 - 前記めっき層は、ニッケルを含むことを特徴とする請求項1に記載のスクリーン版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004073010A JP2005254750A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | スクリーン版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004073010A JP2005254750A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | スクリーン版 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005254750A true JP2005254750A (ja) | 2005-09-22 |
Family
ID=35080936
Family Applications (1)
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JP2004073010A Withdrawn JP2005254750A (ja) | 2004-03-15 | 2004-03-15 | スクリーン版 |
Country Status (1)
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---|---|
JP (1) | JP2005254750A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7513194B2 (en) | 2006-10-31 | 2009-04-07 | Fujitsu Hitachi Plasma Display Limited | Screen mask |
JP2009279899A (ja) * | 2008-05-26 | 2009-12-03 | Nbc Meshtec Inc | 高精度かつ高耐久性のコンビネーションスクリーン版 |
JP2011126097A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Sonocom Co Ltd | 多層構造メタルマスク |
JP2011206983A (ja) * | 2010-03-29 | 2011-10-20 | Tdk Corp | 電子部品のパターン印刷方法および電子部品の製造方法 |
WO2016006868A1 (ko) * | 2014-07-09 | 2016-01-14 | 동우 화인켐 주식회사 | 스크린 인쇄 플레이트 |
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2004
- 2004-03-15 JP JP2004073010A patent/JP2005254750A/ja not_active Withdrawn
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