JP2005254026A - 眼科用液体調合物を目に投与するためのスプレ装置 - Google Patents

眼科用液体調合物を目に投与するためのスプレ装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 点眼剤を効率的にスプレ投与する方法及び装置を提供する。
【解決手段】 点眼剤は、眼科的に許容される液体を含み、また、必要に応じて眼科的な活性を有する物質を含む眼科用液体調合物を含む。調合物は、10-3乃至1.0Pa・sの範囲の粘性、及び、104Ω・cmよりも小さい抵抗率を有する。調合物の噴流(ジェット)が、圧電トランスジューサ又は電磁トランスジューサ7に隣接して位置するスプレノズル12から目に向けて放出される。ジェットは、均等に隔置され且つ均一なサイズを有する帯電されない液滴から成る流れを形成する。その後、帯電されない液滴から成る流れは、その流れの中の各々の液滴に電荷を生じさせる帯電電極を通って導かれる。帯電された液滴は、目に接触することによる接地作用により、それぞれの電荷を放出し、目に正確に投与される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、水性の溶液又はサスペンションを目にスプレ(噴霧)するためのスプレを供給するに適した装置に関する。
水性の溶液又はサスペンションを眼球に投与するための通常の方法においては、点眼剤が使用される。この方法は、一般に、患者、特に幼時に受け入れられる度合いが低いことが知られており、投与を行うためには、被投与者の頭を水平な状態まで傾斜させることが必要である。大きな液滴を目に投与すると、まばたき反射が始まり、これにより、投与した液体又はサスペンションのかなりの量が、涙小管を通って、あるいは、皮膚の表面に流れることにより、無駄になる。実際に、30乃至50μlの液滴を目に投与した場合には、ターゲットすなわち目的物に実際に残るその体積は、僅かに5乃至7μlであることが報告されている。従って、患者に受け入れられる度合いが低いことに加え、4乃至10倍の無駄が生ずる。これは、高価な成分を使用する際の非効率性に繋がり、また、投与者は、ほとんど制御することができないと共に、ターゲットに実際に到達した液体の量を確認することができない。そのような問題は、その液体が眼科的に活性な治療物質の溶液又はサスペンションである場合には、特に重大である。
眼科的に活性な他の治療物質を目に投与するための他の通常の方法においては、軟膏を使用する。この方法も、患者に受け入れられる度合いが低いことが分かっており、この方法においても、活性成分のかなりの量が無駄になる。
治療上の活性を有する物質を目に効率的に投与する際の上述の問題は、欧州特許No.0224352Bにおいて大幅に解消されており、この欧州特許においては、眼科的に活性な物質及び眼科的に許容される希釈剤を含む液体調合物の帯電された液滴から成るスプレを発生させ、その後そのようなスプレを目に投与する。上記調合物は、10-3乃至1.0Pa・s(25℃)の範囲の粘性、並びに、104乃至1012Ω・cm(25℃)の範囲の抵抗率を有している。上記調合物は、スプレノズルに供給され、このスプレノズルにおいては、アース(接地体)に対して相対的に十分に大きな電位が、高電圧発電機から上記調合物に与えられ、これにより、上記ノズルには、帯電した液滴から成るスプレとして上記調合物を霧状にするに十分な電位勾配が発生する。
上述の方法は、被投与者の頭を水平な状態まで傾けることを必要とせずに、治療物質から成る調合物の最適な少量を目に供給することを可能とするが、依然として幾つかの欠点を有している。約50%よりも多い水を含む溶液又はサスペンション、すなわち、104Ωcmよりも低い抵抗率を有する溶液又はサスペンションは、スプレすなわち噴霧することができず、15kVあるいはそれよりも高い電圧が用いられる。また、噴霧化するに適した電圧を得るために、電極を調合物に接触させなければならず、これにより、医薬調合物間の相互汚染の問題が生ずることがある。別の欠点は、上記方法によって供給される非水性溶媒を大量に含む調合物は、高張性になる傾向があり、極少量の用途には適するが、より多量の調合物を目に投与する場合には、痛みを生じることがある。
欧州特許出願公開第0224352号明細書 特開昭62−142110号公報 英国特許第956715号明細書
本発明は、上述の欠点を生ずることなく、少量の溶液又はサスペンションを正確に分配することを可能とする。すなわち、本発明は、痛みを与えずに、アイソトニック溶液を分配することを可能とし、また、サスペンション並びに溶液を用いることを可能とし、更に、非水性溶媒の使用を低減することにより、製造上及び環境上の利点をもたらす。これは、ノズルから放出される調合物のジェットを均等に分解する圧電トランスジューサ又は電磁トランスジューサのいずれかを用いることにより、均一な寸法を有し且つ均等に隔置された液体調合物の液滴から成る直線的な流れを形成するプロセスによって達成される。そのように形成された液滴は、最初は帯電されず、そのような帯電は、その後、液滴から成る前記流れを、長手方向に設けられた円筒形の帯電電極に通すことにより行われ、これにより、上記液滴が上記円筒形の電極を通過する際に、発生された電荷が液滴に捕捉される。
上述のように、眼球投与を行うための通常の方法は、医薬成分の無駄を生ずることがあり、例えば、医薬成分は、鼻涙管を通って咽喉の中へ流れて、その後胃腸管の中で摂取され、従って、全身に吸収されて望ましくない副作用を生ずることがある。例えば、点眼剤として投与されたβアドレナリン受容体拮抗薬は、そのような成分が胃腸管に摂取される結果として、重大な心臓血管の障害を引き起こすことがあることは、文献によく記載されている。
本発明は、帯電された液体調合物の液滴の細かいスプレを正確にターゲット(目的部位)に導いて、丁度必要とされる量の眼科的な活性を有する物質を投与することを可能とし、これにより、望ましくない副作用を実質的に排除する。
本発明によれば、眼科的に許容される液体を含み、必要に応じて眼科的な活性を有する物質を含む眼科用液体調合物を目に投与する方法が提供される。上記調合物は、10-3乃至1.0Pa・sの範囲の粘性、及び、104Ω・cmよりも小さい抵抗率を有しており、上記調合物の噴流が、圧電トランスジューサ又は電磁トランスジューサに隣接して位置するスプレノズルから目に向けて放出されて、均等に隔置され且つ均一なサイズを有する帯電されない液滴から成る流れを形成し、その後、帯電されない液滴から成る上記流れは、該流れの中の各々の液滴に電荷を生じさせる帯電電極を通って導かれ、上記帯電された液滴は、上記目に接触することによる接地作用により、それぞれの電荷を放出する。
本方法は、使用する度に、外部源から単一の投与量を上記ノズルに装填する単一投与量モードで、あるいは、複数投与量モードで実行することができ、複数投与量モードにおいては、本方法を実行する度毎に、調合物のリザーバが、単一投与量を上記スプレノズルに充填する。
眼科用液体調合物は、例えば、ドライアイ(乾き目)を処置するための洗眼薬又は人工涙、あるいは、支配的には水性であり実質的にアイソトニック液体(等張性の液体)である通常の形態を有する、コンタクトレンズのユーザ用の、湿潤剤又は潤滑剤の如き衛生製品とすることができ、また、眼科的な活性を有する物質を含む製品とすることができる。
本発明に含まれる眼科的な活性を有する物質は、目に対して、あるいは、目の中で薬効(薬理効果)を有する、あらゆる化合物である。そのような化合物の代表例は、例えば、化学療法薬剤、眼球検査を支援する化合物、及び、外科的処理すなわち手術を支援する化合物であり、
(a)プレドニゾロン、及び、他のコルチコステロイドの如き、炎症抑制剤、
(b)例えば、クロラムフェニコール、スルファセタミド、ゲンタマイシン、ナイスタチン、アキクロビール(acyclovir)、及び、イドクスウリジン等の、抗生物質、防腐剤、抗ウイルス剤、殺菌剤、及び、スルファ剤の如き抗菌性医薬、
(c)例えば、チモロール、アテノロール(atenolol)、ピロカルピン、アトロピン、トロピカミド、ヒオスシン、エフェドリン、フェニレフリン、カルバコール、グアネチジン及びアドレナリン等の、βアドレナリン受容体拮抗物質、毛様体筋麻痺薬、縮瞳薬、散瞳薬及び血管収縮薬、
(d)リグノカイン又はオキシブプロケイン(oxybuprocaine)の如き局部麻酔薬、
(e)フルオレセインの如き診断薬、
(f)ウロガストロン、及び、表皮成長ファクタ(EGF)の如き、隔膜剥離の治癒を支援する医薬、
が挙げられるが、中でも、(c)は特に重要なグループである。
眼科的な活性を有する物質は、約0.1%乃至約20%の濃度範囲、好ましくは、約5%乃至10%の濃度範囲の調合物として存在するのが適当であるが、当然のことながら、必要とされる濃度は、使用される特定の活性物質の薬理的活性度に依存する。
眼科用液体調合物に関して、104Ω・cmよりも低い抵抗率は、そのような眼科用液体調合物を支配的には水性すなわち水溶性とすることにより達成されるが、約20%までの小さい割合の非水性液体すなわち非水溶性液体を含めることができる。そのような非水性液体の適当な例としては、グリセロール、プロピレングリコール、約600までの平均分子量を有するポリエチレングリコール、及び、ジメチルイソソルビド(dimethyl isosorbide)が挙げられる。
調合物の粘性は、増粘剤を添加することにより、必要とされる範囲内に調節することができ、そのような増粘剤としては、例えば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、デキストラン、又は、ポリビニルピロリドンがある。
上記調合物の張度は、目が許容する範囲に調節することができ、例えば、張度調整剤(張度変更剤)を添加することにより、0.2−1.4w/v−%の塩化ナトリウムの張度に等しい張度にすることができる。張度の好ましい範囲は、0.6−1.0w/v−%の塩化ナトリウムの張度に等しい張度であり、0.9w/v−%の塩化ナトリウムの張度に極力接近した張度を有する溶液が特に好ましい。適宜な張度調整剤は、例えば、塩化ナトリウム自体とすることができる。張度調整剤として塩化ナトリウムを添加すると、調合物の抵抗率を低下させる効果もある。
調合物は、例えば、塩化ベンザルコニウム、酢酸クロルヘキシジン、酢酸フェニル水銀、硝酸フェニル水銀、チオメルサール、クロルブトール、ベンジルアルコール又はパラ・ヒドロキシ安息香酸塩の如き、保存剤を含むことができる。
調合物はまた、化合物の劣化を極力押さえ、ユーザに対する快適性を高め、更に、治療効果を向上させるように、調合物のpHを最適な値に維持するためのpH緩衝塩を含むことができる。そのようなpH緩衝塩としては、例えば、ホウ酸塩緩衝剤(ホウ酸/ホウ砂)、リン酸緩衝剤(リン酸水素ナトリウム/リン酸ナトリウム)、及び、クエン酸緩衝剤(クエン酸/クエン酸ナトリウム)がある。
眼科用調合物に使用される幾つかの医薬は、空気に露呈されると酸化し、その効果を失う。従って、調合物は、酸化防止剤を含むのが効果的であり、そのような酸化防止剤としては、酸性の調合物に対しては、異性重亜硫酸ナトリウム(sodium metabisulfite)があり、また、アルカリ性の調合物に対しては、亜硫酸ナトリウムがある。
例えば、エデト酸二ナトリウムの如きキレート試薬も含め、これにより、医薬の分解に対して触媒作用を行う不純物重金属を除去することができる。エデト酸二ナトリウムはまた、ある種の保存剤の活動度を向上させる効果を有しており、調合物の中にエデト酸二ナトリウムも存在する場合には、例えば、塩化ベンザルコニウムの濃度を減少させることができる。
本発明の別の特徴によれば、上述の方法を実施するための装置が提供される。従って、本発明は、液体調合物を上述のように目に供給するためのスプレ装置を提供し、この装置は、
(i)適正量の液体調合物を表面張力によって保持することができるような十分に小さな断面積を有する出口を具備する、少なくとも1つのスプレノズルと、
(ii)測定された適正な体積の液体調合物を上記スプレノズルへ供給する手段と、
(iii)測定された体積の液体調合物を上記スプレノズルからジェットとして放出する手段と、
(iv)上記スプレノズルから放出された液体調合物の上記ジェットを励起し、液体調合物の液滴から成る流れを形成する手段と、
(v)上記スプレノズルの前方で同軸状に隔置された帯電電極であって、上記液滴の流れが、該流れが形成されると直ぐに、該帯電電極の帯電場の中に位置するように隔置された、帯電電極と、
(vi)上記帯電電極に電圧を与えるための手段とを備える。
本発明の一実施例においては、測定された適正量の液体調合物を供給するための上記手段は、インスリンの複数投与量を投与するために使用されるタイプの計量弁又は注射器ポンプによってもたらされ、本装置のリザーバからスプレノズルへの液体調合物の通路を制御する。そうではなく、液体調合物の中にスプレノズルを入れ、例えば、注射器の中のピストンを用いることにより、ピペット作用により所望量を吸引することにより、正確に測定された少量の調合物を本装置に供給することができる。
本発明の好ましい特徴においては、最も良好なスプレ作用は、スプレノズルが装置から取り外し可能であるように、従来の装置を変更することにより、達成することができることが判明した。使用の際には、所望量の調合物を取り外したスプレノズルの中へ入れ、次に、例えば、適宜な受け入れ部材に対してねじ込むかあるいは摩擦嵌めすることにより、そのスプレノズルを通常の態様でスプレ装置に取り付ける。このようにすると、使用の前に、通常の態様で少量の調合物が計量される。
また、計量した液体調合物をスプレノズルからジェットとして排出するための手段として、ピストン作用を用いることができる。
スプレノズルから放出された液体調合物のジェットを励起して、液体調合物の液滴から成る流れを形成するための手段は、例えば、圧電トランスジューサ又は電磁トランスジューサとすることができる。最適な液滴を発生させるためには、スプレノズルの半径の9.016倍の波長で、液体調合物のジェットを摂動させる必要があり、これにより、例えば、約100μmの直径のノズルに関しては、1−200kHz、好ましくは50−150kHzの周波数が必要とされる。
スプレノズルの前方で同軸状に隔置された帯電電極は、スプレノズルと同軸状に設けられて適宜な正又は負の電位に帯電される、円筒形又は環状の形態を取るのが都合が良いが、ノズルの軸線の周囲に設けられて適宜な形態を有する別個の要素とすることができ、この場合には、そのような別個の要素の間には間隔が設けられ、これら間隔を通して液滴の流れを導いて、電位を獲得させることができる。上述のように、調合物を効率的に使用するために、すなわち、総ての活性成分が処置部位に到達させるためには、上記流れの中の各々の液滴が、ジェットから形成されると同時に帯電されるようにすることが必要であり、従って、帯電電極をノズルの前方に置き、これにより、形成された液滴が直ちに、帯電電極の電場の中にあるようにする必要がある。
液体調合物の抵抗率は、帯電電極のパルスの持続時間(一般には、2−4μs)内で液滴が完全に帯電されるように、十分小さくなるように選択する必要がある。与えられた幾何学的形状に関して、液滴の電荷が、上記帯電電極に与えられる電圧によってだけ決定されるということは、数学的に示すことができる。約100μmの直径を有する液滴に関しては、液滴生成速度と同じ周波数、すなわち、トランスジューサの周波数、あるいは、そのサブハーモニックで変調された、約0.1乃至約1,000Vの帯電電圧が適当である。104Ω・cm、好ましくは、102乃至103Ω・cmの液体調合物の抵抗率は、液滴を完全に帯電させるために必要とされる。
一般に、本発明の装置においては、使用の際には、少なくともスプレノズルが手で持てるようになされ、目を別個にあるいは同時に処置するか否かに応じて、1又は2のスプレノズルを備える。帯電電極を充電するために必要な電圧は、ハンドヘルド型(手で持つことができるタイプ)の装置の中に収容された、バッテリ駆動型の電圧発生機によって供給される。他の実施例においては、上記電圧は、リモートパック(remote pack)の中で発生させることができ、ハンドヘルド型の装置への電気的な接続部によって供給される。他の実施例においては、調合物をスプレノズルへ供給するためのリザーバは、上記ハンドヘルド型のスプレノズルから離し、適宜な可撓性の配管によって、スプレノズルへ接続することができる。別の実施例においては、電圧発生機及びリザーバは共に、ハンドヘルド型のスプレノズルから離すことができる。
本発明の第1の方法に係る発明は、眼科的に許容される液体を含み、必要に応じて眼科的な活性を有する物質を含む眼科用液体調合物を目に投与する方法において、前記調合物は、10-3乃至1.0Pa・sの範囲の粘性、及び、104Ωcmよりも小さい抵抗率を有しており、前記調合物の噴流が、圧電トランスジューサ又は電磁トランスジューサに隣接して位置するスプレノズルから目に向けて放出されて、均等に隔置され且つ均一なサイズを有する帯電されない液滴から成る流れを形成し、その後、帯電されない液滴から成る前記流れは、該流れの中の各々の液滴に電荷を生じさせる帯電電極を通って導かれ、前記帯電された液滴は、前記目に接触することによる接地作用により、それぞれの電荷を放出することを特徴とする方法である。
本発明の第2の方法に係る発明は、第1の方法において、前記眼科用液体調合物が、衛生製品であることを特徴とする方法である。
本発明の第3の方法に係る発明は、第1の方法において、前記眼科用液体調合物が、眼科的な活性を有する物質を含む製品であることを特徴とする方法である。
本発明の第4の方法に係る発明は、第3の方法において、前記眼科的な活性を有する物質が、抗炎症剤、抗菌性医薬、自律神経医薬、局所麻酔薬、診断薬、及び、角膜剥離の治癒を支援する医薬から選択されることを特徴とする方法である。
本発明の第1の装置に係る発明は、第1の方法によって、液体調合物を目に供給するに適したスプレ装置において、(i)適正量の液体調合物を表面張力によって保持することができるような十分に小さな断面積を有する出口を具備する、少なくとも1つのスプレノズルと、(ii)測定された適正な体積の液体調合物を前記スプレノズルへ供給する手段と、(iii)測定された体積の液体調合物を前記スプレノズルからジェットとして放出する手段と、(iv)前記スプレノズルから放出された液体調合物の前記ジェットを励起し、液体調合物の液滴から成る流れを形成する手段と、(v)前記スプレノズルの前方で同軸状に隔置された帯電電極であって、前記液滴の流れが、該流れが形成されると直ぐに、該帯電電極の帯電場の中に位置するように隔置された、帯電電極と、(vi)前記帯電電極に電圧を与えるための手段とを備えることを特徴とする装置である。
本発明の第2の装置に係る発明は、第1の装置において、前記測定された体積の調合物が、計量弁又は注射器ポンプによって、前記ノズルへ供給されることを特徴とする装置である。
本発明の第3の装置に係る発明は、第1の装置において、前記測定された体積の調合物が、ピペット作用によって外部源から所要量を前記ノズルの中へ吸入することにより、供給されることを特徴とする装置である。
本発明の第4の装置に係る発明は、第1の装置において、前記測定された体積の調合物が、当該装置の適宜な収容部材に設けることのできる、取り外し可能なスプレノズルの中に収容されることを特徴とする装置である。
本発明の第5の装置に係る発明は、第1の装置において、前記スプレノズルから放出される前記液体調合物のジェットを励起して液滴から成る流れを形成するための前記手段が、圧電トランスジューサ又は電磁トランスジューサであることを特徴とする装置である。
本発明の第6の装置に係る発明は、請求項5の装置において、前記液体ジェットの調合物が、1−200kHzの周波数で励起されることを特徴とする装置である。
本発明の第7の装置に係る発明は、第1の装置において、前記帯電電極が、0.1乃至1,000Vの電圧まで充電される円筒形又は環状の形態であることを特徴とする装置である。
本発明の第8の装置に係る発明は、第1の装置において、少なくとも前記スプレノズルが、使用の際に手で持つに適することを特徴とする装置である。
本発明の第9の装置に係る発明は、第1の装置において、手で持つに適した寸法を有する本体部材(1)であって、その1つの壁部に設けられた短い管の形態のガイド(2)を有しており、前記ガイドの直径は、処置すべき目の寸法に概ね等しく、前記ガイドの管(2)の中に位置する本体部材(1)の壁部の一部には、狭い管(4)の出口(3)が設けられており、前記狭い管(4)の他端部が拡幅されて、本体部材(1)の側壁に広い孔部分(5)を形成しており、前記広い孔部分の中ではバネ負荷されたピストン(6)が作動できるように構成された本体部材(1)と、前記本体部材(1)の壁部に設けられ、前記出口(3)の周囲で環状に配列される圧電トランスジューサ又は電磁トランスジューサ(7)であって、前記本体部材の中に収容される電圧発生機(10)から、同じく前記本体部材の中に収容される周波数制御ユニット(11)を介して、電気的な接続部(8)、(9)を通じて励起される、圧電トランスジューサ又は電磁トランスジューサ(7)と、当該装置から取り外すことができる取り外し可能なノズル(12)であって、投与すべき調合物を充填し、その後、前記出口(3)と協働するようにしっかりと押し込むことにより、前記中央開口の中に再び確実に取り付けることができる、取り外し可能なノズル(12)と、前記ガイドの管(2)の中に設けられて、前記当該装置の他の部分から絶縁され、前記トランスジューサ(7)の中で同軸状に配置されると共に、該トランスジューサから短い距離だけ離されており、電気的な接続部(14)を介して前記電圧発生機(10)から適宜な正又は負の電位まで帯電され、そのパルス周波数が、前記周波数制御ユニット(11)によって制御される帯電電極(13)とを備えることを特徴とする装置である。
図面を参照して本発明の実施形態を以下に詳細に説明する。
図1を参照すると、手で掴むことのできる適当な寸法を有する本体部材1が示されている。本体部材1の一壁部には、短いチューブの形態のガイド2が設けられており、このガイドの直径は、治療すべき目のサイズに概ね等しい。ガイドチューブ2の中にある本体部材1の壁部の一部の中央には、細い孔チューブ4の出口3が設けられている。上記孔チューブの他端部は拡幅され、本体部材1の側壁に位置する広い孔部分5を形成している。この広い孔部分5の中では、バネ負荷されたピストン6が作動することができる。本体部材1の壁部に設けられて、幅の狭い孔チューブ4の出口3の周囲で環状に延在しているのは、圧電トランスジューサ又は電磁トランスジューサ7であり、このトランスジューサは、電圧発生機10から周波数制御ユニット11を通る電気的な接続部8、9によって励起される。上記トランスジューサ及び周波数制御ユニットは共に、本体部材1の中に収容されている。
装置から取り外して投与すべき調合物を装填することができる、取り外し可能なノズル12が設けられている。このノズルは、調合物を充填した後に、トランスジューサの中央開口の中へしっかりと押し込まれ、幅の狭い孔チューブ4の出口3と協働することにより、再び確実に取り付けることができる。ガイドチューブ2の中では、トランスジューサ7に隣接し且つ該トランスジューサから僅かの距離だけ隔置された状態で、環状のすなわち円筒形の帯電電極13が設けられており、この帯電電極は、トランスジューサ7と同軸状に設けられ、装置の他の部分から絶縁されている。帯電電極13は、電気的な接続部14を介して、電圧発生機10から適宜な正又は負の電位まで帯電され、そのパルス周波数は、周波数制御ユニット11によって制御される。
使用の際には、適正量の投与すべき調合物を取り外し可能なノズル12に充填し、装置を手で持ち、ガイドチューブを処置すべき目に向けて該目から短い距離に位置決めする。電圧発生機10のスイッチをオンにして、トランスジューサ7及び帯電電極13を作動させる。次に、ピストン6をバネに抗して押圧して、トランスジューサ7の中央開口を通してノズル12から液体調合物が放出されるに十分な圧力を幅の狭い孔チューブ4の中に形成する。これにより、液体調合物のジェットすなわち噴流が分解して、均等に隔置され且つ均一なサイズを有する、帯電されていない液滴から成る直線的な流れが形成される。
次に、そのような液滴の流れは、環状の帯電電極13の孔を通過し、各々の液滴は、この帯電電極において、電荷を獲得する。周波数制御ユニット11は、帯電電極の電圧が、液滴を発生させる周波数と同じ周波数で確実に変化するように、あるいは、帯電電極の電圧が、液滴を発生させる周波数よりも大きな周波数で確実に変化するように、予め調節され、これにより、各々の液滴は個別に帯電される。次に、帯電した液滴は、処置すべき目に向かって引き続き移動し、出会った最初の接地された表面(アース表面)においてすなわち眼球の組織において、それぞれの電荷を放出し、これにより、眼球に対して痛みを与えることなく、調合物の均一なコーティングをその眼球に与える。
本発明の実施例を以下に説明する。
塩酸エフェドリン(0.25mg)を生理食塩水の中で5%溶液として調合し、約0.8Gbqの99mTc−DTPAの錯体で放射線識別した。この調合物を、上述の装置から、以下の手順に従って、6匹のニュージーランド白ウサギの各々の一方の目に噴霧した。
実験動物は、一定の光線強度並びに最小の散乱に対して20分間露呈させることにより、実験条件に順応させた。次に、三脚台の上に固定したカメラ(SMCペンタックス50mmレンズ、及び、2xコンバータを装備したペンタックスMEスーパー35mmカメラ)の前方の約30−40cmに置かれた拘束箱の中に、上記実験動物を入れた。撮影を行う前に、既知の倍率のスケールを瞳孔の横で該瞳孔と同じ平面に置いた。
上記動物を落ち着かせ、ISO400フィルム(コダックゴールド400)を用いて、f12及び1/15秒で撮影を行った。ベースライン(制御)の瞳孔直径を決定するために、エフェドリン調合物を投与する5分前に、写真撮影を行った。次に、上述の本発明の装置によって生成された帯電した液滴のパルスとして、エフェドリン調合物(5μl)を目に投与し、その後3時間にわたって写真撮影を行った。
電子マイクロメータ(ディジマテック・キャリパ(Digimatic Caliper):日本のミツトヨ社(Mitutoyo Corp.)製)を用いて、現像したカラープリント(約15×10cm)から、瞳孔直径を決定した。その瞳孔直径を写真上の既知のスケールと比較することにより、瞳孔直径の絶対値を確定した。これらの測定値から、以下の関係を用いて、最大応答比を決定した。
RRmax={(時間t0での瞳孔直径)−(時間t0での平均瞳孔直径)}/{時間t0での平均瞳孔直径}
以下の結果を得た。
Figure 2005254026
上の結果が、図2にグラフで示されており、この結果は、総ての動物の18分、38分及び59分における測定値において、顕著な散瞳応答を示している。この効果は、幾つかの動物においては、僅かに5μlのエフェドリン調合物を本発明の方法によって投与した後の80分まで、引き続き見られる。上記投与量は、従来の投与方法で通常必要とされる量よりも、かなり少ない量である。
本発明の装置の一実施形態を示す概略図である。 実施例1の結果を示すグラフである。
符号の説明
1 本体部材
2 ガイド
3 出口
4 狭い管(孔チューブ)
5 広い孔部分
6 ピストン
7 トランスジューサ
8、9 電気的な接続部
10 電圧発生機
11 周波数制御ユニット
12 スプレノズル
13 帯電電極
14 電気的な接続部

Claims (7)

  1. 液体調合物を目に供給するに適したスプレ装置において、
    (i)適正量の液体調合物を表面張力によって保持することができるような十分に小さな断面積を有する出口(3)を具備する、少なくとも1つのスプレノズル(12)と、
    (ii)測定された適正な体積の液体調合物を前記スプレノズルへ供給する手段と、
    (iii)測定された体積の液体調合物を前記スプレノズルからジェットとして放出する手段(6)と、
    (iv)前記スプレノズルから放出された液体調合物の前記ジェットを励起し、液体調合物の液滴から成る流れを形成する圧電トランスジューサ又は電磁トランスジューサ(7)と、
    (v)前記スプレノズルの前方で同軸状に隔置された帯電電極であって、前記液滴の流れが、該流れが形成されると直ぐに、該帯電電極の帯電場の中に位置するように隔置された、帯電電極(13)と、
    (vi)前記帯電電極に電圧を与えるための手段(10)とを備え、
    少なくとも前記スプレノズルが、使用の際に手で持つに適することを特徴とする装置。
  2. 請求項1の装置において、前記測定された体積の調合物が、計量弁又は注射器ポンプによって、前記スプレノズルへ供給されることを特徴とする装置。
  3. 請求項1の装置において、前記測定された体積の調合物が、ピペット作用によって外部源から所要量を前記スプレノズルの中へ吸入することにより、供給されることを特徴とする装置。
  4. 請求項1の装置において、前記測定された体積の調合物が、当該装置の適宜な収容部材に設けることのできる、取り外し可能な前記スプレノズルの中に収容されることを特徴とする装置。
  5. 請求項1の装置において、前記圧電トランスジューサ又は電磁トランスジューサは、前記液体ジェットの調合物を、1−200kHzの周波数で励起するのに適することを特徴とする装置。
  6. 請求項1の装置において、前記帯電電極が、0.1乃至1,000Vの電圧まで充電される円筒形又は環状の形態であることを特徴とする装置。
  7. 請求項1の装置において、前記液体調合物が、抗炎症剤、抗菌性医薬、自律神経医薬、局所麻酔薬、診断薬、及び、角膜剥離の治癒を支援する医薬から選択された眼科的な活性を有する物質を含む製品であることを特徴とする装置。
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