JP2019069086A - 眼科用薬液投与器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、眼球の表面に微量の薬液を正確に投与できる眼科用薬液投与器を提供する。【解決手段】薬液100を貯蔵する薬液貯蔵部と、薬液貯蔵部から薬液100を吐出する薬液吐出口20と、発光部50を有し、発光部50を視認することによって、眼球201に対して薬液吐出口20が所定の位置に位置したかどうかの確認を可能とする構成とする。この構成によれば、眼球201の表面に薬液吐出口20を対向させることができ、薬液100を正確に投与できる。【選択図】図1

Description

本発明は、眼科用薬液投与器に関するものであり、微量の薬液をあらゆる角度から患者の眼球に正確に投与する眼科用薬液投与器に関する。
重力方向に液滴が落下するような通常の点眼薬を投与する場合、患者の高齢化に伴い、点眼薬を滴下投与するのに上を向いて点眼できない患者や薬液を眼球表面に正確に滴下できない患者が近年増加している。特に、リュウマチ患者や握力の乏しい患者の場合には、自ら点眼容器を押圧できなかったり、点眼容器を開封できなかったりすることがある。
また、眼球表面に保持できる点眼薬は、最大でも7μL程度にすぎないとされている。そのため、従来のように25〜50μLもの点眼薬を滴下投与すれば、過剰な点眼薬が必然的に眼外に流出し、眼の周辺組織に吸収されることや全身への移行に伴う副作用が懸念されている。
そこで、近年では、上記のような患者でも薬剤の投与を可能とするべく、眼に薬剤を投与する眼鏡型の眼科装置(特許文献1)や正面を向いた状態で薬液を霧状に噴霧するハンディタイプの噴霧装置(特許文献2)が提案されている。
特開2005−21701号公報 特表2015−506731号公報
ところで、通常の点眼薬を眼球に投与する場合、顔を上に向けてから眼球の上方に点眼容器の吐出口があることを確認して投与する。しかしながら、大よその感覚で確認するため、患者によっては、眼球の真上に点眼容器の吐出口が位置せず、うまく眼に薬液が入らない場合がある。
そこで、本発明は、眼球表面に薬液を正確に投与できる眼科用薬液投与器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための請求項1に記載の発明は、薬液を貯蔵する薬液貯蔵部と、前記薬液貯蔵部から薬液を吐出する薬液吐出口と、発光部を有し、前記発光部を視認することによって、眼球に対して前記薬液吐出口が所定の位置に位置したかどうかの確認を可能とすることを特徴とする眼科用薬液投与器である。
請求項2に記載の発明は、前記発光部は、所定の形状をした発光領域を有し、前記発光部を視認したときの前記発光領域の形状によって眼球に対して前記薬液吐出口が所定の位置に位置したかどうかの確認を可能とすることを特徴とする請求項1に記載の眼科用薬液投与器である。
請求項3に記載の発明は、前記所定の位置は、眼球に対して前記薬液吐出口が対向する位置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科用薬液投与器である。
請求項4に記載の発明は、眼周辺部に対して前記薬液吐出口の距離を固定する固定治具を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の眼科用薬液投与器である。
ところで、特許文献1では、投液手段としてピエゾジェット方式のディスペンサー又はサーマルインクジェット方式のディスペンサーを採用している。そのため、薬液を水平方向に吐出させて眼に投与する際の薬液の飛距離は、水平方向で数ミリ程度にとどまり、薬液自体も霧状になって眼周辺に分散(飛散)するという問題がある。そのため、正確な点眼が必ずしも達成できておらず、実用化には至っていない(特許文献1の図1参照)。
特許文献2は、液滴流を発生させるエジェクタ機構を備えた、20(約4pL)〜400ミクロン(約33nL)の薬液を無数の開口部分から霧状に噴霧する装置であり、薬液が霧状に分布する。そのため、眼球表面だけでなく周辺組織全体に薬液が投与されるので、必然的に点眼薬の利用率(バイオアベイラビリティー)が低下し、さらには眼の周囲組織に及ぼす副作用等も懸念される(特許文献のFIG.1C−2、FIG.4参照)。
また、現行の点眼薬は、水性液剤が主流であり、防腐剤以外に、安定化剤、緩衝剤、等張化剤などの添加剤が種々配合されている。そのため、これらの安全性が疑問視され、添加剤を削減することが課題になっている。
例えば、点眼容器を開封した後の二次的汚染を防止するために配合する防腐剤の量を削減したり、より安全な防腐剤を探索したり、また防腐剤を使用しないことを課題にして防腐剤フリー容器を開発するなどの試みがなされている。
しかしながら、未だ患者にとって満足できる状況には至っていない。さらに現行の点眼薬のバイオアベイラビリティーは総じて1%以下にすぎず、過剰な薬剤による眼局所あるいは全身性の副作用が問題となる。
現行の点眼容器から点眼薬を滴下投与する形態では、多剤投与する場合、後から点眼する薬剤による洗い流しが懸念される。そのため、投与間隔をあける必要があり、服薬順守に問題がある。また、医師、薬剤師による服薬管理ができないという不都合もある。
そこで、上記した問題を解決するための請求項5に記載の発明は、前記薬液貯蔵部は、薬液を貯蔵する貯蔵空間を有するものであり、前記貯蔵空間を加圧する加圧手段と、前記薬液吐出口を塞ぐ蓋部と、前記蓋部を開閉させる駆動部を有し、前記貯蔵空間内の薬液を加圧した状態で前記駆動部を駆動し前記蓋部を開状態とすることで、前記薬液吐出口から薬液を吐出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の眼科用薬液投与器である。
請求項6に記載の発明は、前記駆動部を駆動し前記蓋部を開状態にしたときの前記薬液吐出口からの薬液の吐出量が1nL以上7000nL以下であることを特徴とする請求項5に記載の眼科用薬液投与器である。
請求項7に記載の発明は、前記薬液貯蔵部と前記薬液吐出口を備えた薬液投与部を有し、一つの前記薬液貯蔵部に対して前記薬液吐出口を1個以上10個以下備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の眼科用薬液投与器である。
請求項8に記載の発明は、前記薬液貯蔵部と前記薬液吐出口を備えた薬液投与部を有し、前記発光部は、連続的又は間欠的に延びた発光領域を有する環状体であって、前記薬液投与部の外周を囲むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の眼科用薬液投与器である。
請求項9に記載の発明は、少なくとも2つの発光部を有し、前記2つの発光部の位置関係によって、眼球に対して前記薬液吐出口が前記所定の位置に位置したかの確認を可能とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の眼科用薬液投与器である。
請求項10に記載の発明は、前記2つの発光部のうち少なくとも一方の発光部は、連続的又は間欠的に延びた発光領域を有する環状体であり、前記2つの発光部を視認したときに、他方の発光部が前記一方の発光部の内側に位置すると眼球に対して前記薬液吐出口が前記所定の位置に位置することを特徴とする請求項9に記載の眼科用薬液投与器である。
請求項11に記載の発明は、前記薬液貯蔵部と前記薬液吐出口を備えた薬液投与部と、前記薬液投与部を収容可能な筐体部を有し、前記薬液投与部は、前記筐体部に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の眼科用薬液投与器である。
本発明の眼科用薬液投与器によれば、眼球表面に薬液を正確に投与できる。
本発明の第1実施形態の眼科用薬液投与器の一般的な使用状況を示す斜視図であり、一部透過させて要部のみ図示している。 図1の眼科用薬液投与器を概念的に示した斜視図であり、一部透過させて要部のみ図示している。 図2の眼科用薬液投与器の分解斜視図である。 図3の本体部の分解斜視図である。 図4の薬液投与部材の断面図であり、(a)は閉状態を示し、(b)は開状態を示す。 図1の眼科用薬液投与器の正面図である。 図1の眼科用薬液投与器の位置調整する際の説明図であり、(a)は薬液吐出口の投影面上又はその近傍に眼球が位置する場合を示し、(b)は薬液吐出口の投影面上又はその近傍に眼球が位置しない場合を示す。 本発明の他の実施形態における眼科用薬液投与器を概念的に示した斜視図であり、一部透過させて要部のみ図示している。 本発明の他の実施形態における眼科用薬液投与器を概念的に示した斜視図であり、一部透過させて要部のみ図示している。 本発明の薬液吐出口のパターンを示す図であり、(a)は薬液吐出口を1個設けた場合であり、(b)は薬液吐出口を5個設けた場合である。 本発明の他の実施形態における眼科用薬液投与器の断面図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明において、特に断りのない限り、図1の姿勢を基準とし、患者の眼周辺部200側を前側、患者からみて遠位側を後側とする。
本発明の第1実施形態の眼科用薬液投与器1は、図1のように薬液吐出口20を備え、薬液吐出口20から患者の眼球201の表面に薬液100を投与するものである。そして、眼科用薬液投与器1は、薬液吐出口20が水平方向を向く水平姿勢とした状態で、薬液吐出口20から水平方向に薬液100を吐出可能であり、患者が上を向かずに、すなわち患者がどのような姿勢であっても薬液100を投与できることを特徴の一つとしている。また、眼科用薬液投与器1は、インジゲータ部17を備え、インジゲータ部17を視認することで患者の眼球201と薬液吐出口20との位置関係を確認できることを特徴の一つとしている。
以下、これらの特徴を踏まえながら、眼科用薬液投与器1について詳細に説明する。
眼科用薬液投与器1は、図3,図4に示されるように、本体部2と、本体部2に対して着脱可能な固定治具3を備えている。
本体部2は、図4のように、筐体部10と、薬液投与部材11(薬液投与部)と、電源スイッチ12と、吐出ボタン15と、電池16と、インジゲータ部17を備えている。
筐体部10は、眼科用薬液投与器1の外郭を構成する部材である。
筐体部10は、円筒状であって、前方側に開口18をもち、後方側が閉塞された中空体であり、内部に薬液投与部材11を収容可能となっている。
薬液投与部材11は、カートリッジ方式の薬液投与部材であり、筐体部10に対して着脱可能となっており、使用後に新品の薬液投与部材11に交換可能となっている。
なお、薬液投与部材11の筐体部10に対する接続方法は、特に限定されるものではない。例えば、薬液投与部材11及び筐体部10のそれぞれにねじ切りして螺合部を設け、螺合により接続してもよいし、薬液投与部材11及び筐体部10のそれぞれに嵌合部を設け、嵌合により接続してもよい。また、磁石等により磁力によって接続してもよいし、ネジ等の一時締結要素によって接続してもよい。
薬液投与部材11は、図5のように、薬液吐出口20をもつ薬液貯蔵部21と、薬液吐出口20を閉塞する蓋部22と、蓋部22を開閉させる駆動部23を備えており、駆動部23を駆動することによって、薬液吐出口20を塞ぐ蓋部22が開閉し、薬液吐出口20から薬液貯蔵部21内の薬液100が吐出されるものである。
本実施形態の薬液投与部材11は、電磁バルブジェット方式であり、薬液100の圧力、薬液100の粘度、薬液吐出口20の口径を調節することで微量(例えば、数nL〜数μL)の液滴を水平方向に8cm程度吐出可能となっている。薬液投与部材11は、微量の薬液100を液滴状態で患者の眼球201の表面に投与可能となっている。
本実施形態の薬液投与部材11は、図5のように薬液貯蔵部21と、駆動部23で構成されている。
薬液貯蔵部21は、内部に貯蔵空間25があり、貯蔵空間25に薬液100を貯蔵可能となっている。薬液貯蔵部21は、圧力印加部26(加圧手段)を内蔵し、前端側の壁面に薬液吐出口20を備えている。なお、薬液貯蔵部21は、必要に応じて薬液の充填時に加圧状態とすることもできる。
薬液吐出口20は、薬液貯蔵部21の貯蔵空間25と外部を連通させる連通孔であり、投薬時に薬液100が通過する薬液通過孔である。
薬液吐出口20の開口形状は、円形又は多角形状であることが好ましい。
圧力印加部26は、薬液貯蔵部21内の薬液100を加圧できるものであれば、特に限定されない。
本実施形態の圧力印加部26は、加圧ばね27と貯蔵空間25の内壁の一部を構成する壁面形成部28で構成されている。
駆動部23は、蓋部22を瞬間的に開閉させる部位であり、少なくともコイル部30と、コア部31を備え、電気エネルギーを機械運動に変更する部位である。
コイル部30は、公知のコイルであり、通電することによって磁界を発生し、コア部31を移動させる部材である。
コア部31は、棒状の部材であり、その前端部に蓋部22が接続されている。
蓋部22は、薬液吐出口20の開口を開閉する蓋である。
電源スイッチ12は、電池16と駆動部23の電気接続及び電池16とインジゲータ部17の電気接続を接続状態と非接続状態に切り替えるスイッチである。
例えば、電源スイッチ12は、押下することによって、電池16と駆動部23及び電池16とインジゲータ部17を電気的に接続し、再度押下することによって、電池16と駆動部23及び電池16とインジゲータ部17の電気接続を遮断するスイッチとなる。電源スイッチ12はスライド式スイッチでもよい。
吐出ボタン15は、電池16と駆動部23を電気接続するボタンである。
吐出ボタン15は、例えば、電源スイッチ12を入れた状態で押下することによって、駆動部23に通電して駆動し、薬液吐出口20から薬液貯蔵部21内の薬液100を吐出させることが可能となる。
電池16は、インジゲータ部17や駆動部23を駆動するための電力源である。
インジゲータ部17は、患者に眼球201と薬液吐出口20からの吐出位置との相対位置が所望の位置にあるかを判断させる部位であり、一対の発光部50,51で構成されている。
第1発光部50は、リング状の光源であり、内側に薬液投与部材11の一部又は全部を挿通可能となっている。第1発光部50は、少なくとも前端側(固定治具3側)に周方向に延びた発光領域がある環状体であり、前端面の一部又は全部が発光可能となっている。
第2発光部51は、第1発光部50と同様、リング状の光源であり、内側に薬液投与部材11の一部又は全部を挿通可能となっている。
第2発光部51は、第1発光部50に比べて直径が大きな大リング発光部である。言い換えると、第1発光部50は、第2発光部51に比べて直径が小さな小リング発光部であると言える。
第2発光部51は、第1発光部50と同様、少なくとも前端側(固定治具3側)に周方向に延びた発光領域がある環状体であり、前端面の一部又は全部が発光可能となっている。すなわち、第1発光部50と第2発光部51は、少なくとも同一方向の端面が発光可能となっている。
発光部50,51の光源としては、特に限定されるものではない。例えば、発光ダイオード(LED)や有機ELなどが好適に採用できる。
発光部50,51の発光色は、同色であってもよいし、異色であってもよい。
固定治具3は、患者の眼周辺部200に押し当てることで患者の眼球201と本体部2の薬液吐出口20との位置関係を固定する部材である。
固定治具3は、図3から読み取れるように、断面形状が円環状である場合は、外観形状が円錐台状とすることが望ましい。固定治具3は、頂点側が後端側(筐体部10側)にあり、後端側から先端側(患者の眼周辺部200側)に向けて少し拡径している。
固定治具3は、後端部が筐体部10に対して着脱可能となっている。
なお、固定治具3の筐体部10に対する接続方法は、特に限定されるものではない。例えば、固定治具3及び筐体部10のそれぞれにねじ切りして螺合部を設け、螺合により接続してもよいし、固定治具3及び筐体部10のそれぞれに嵌合部を設け、嵌合により接続してもよい。また、磁石等により磁力によって接続してもよいし、ネジ等の一時締結要素によって接続してもよい。
固定治具3の材質は、比較的柔らかい材質で形成されていれば特に限定されない。固定治具3の材質としては、例えば、シリコン、軟質プラスチックが使用できる。
固定治具3の材質は、比較的柔らかい材質で形成されているので、患者が眼科用薬液投与器1を眼周辺部200に軽く押し当てる際に眼周辺部200への眼科用薬液投与器1の固定性を向上できる。
続いて、眼科用薬液投与器1の各構成部位の位置関係について説明する。
本体部2の筐体部10は、図2のように、前端部が固定治具3に接続されており、後端面に電源スイッチ12が配されており、側面に吐出ボタン15が配されている。
薬液投与部材11は、前端側に薬液吐出口20が位置するように筐体部10内に配されている。薬液投与部材11は、図6のように、薬液吐出口20を正面視したときに、筐体部10の開口18の中央に配され、筐体部10の開口18の中心に薬液吐出口20が位置している。
電源スイッチ12は、筐体部10の外面に設けられており、本実施形態では、図2のように、筐体部10の後端面に設けられている。
吐出ボタン15は、筐体部10の外面に設けられており、本実施形態では、筐体部10の外周面に設けられている。
電池16は、筐体部10の内部に配されている。
インジゲータ部17は、眼科用薬液投与器1の長手方向Xにおいて、第1発光部50が薬液投与部材11の前端部近傍であって、筐体部10の開口18と同じか開口18よりも後方に設けられており、第2発光部51が第1発光部50よりも後方側に設けられている。
第1発光部50は、図6のように、薬液吐出口20を正面視したときに、薬液投与部材11の外側を囲むように円環状に延びており、第2発光部51は、第1発光部50のさらに外側を囲むように円環状に延びている。第1発光部50と第2発光部51の間には、薬液吐出口20を正面視したときに、隙間がある。
続いて、眼科用薬液投与器1で好適に使用できる薬液100について説明する。
眼科用薬液投与器1で使用する薬液100は、薬物の溶解性、粘度等を考慮して、薬物を含有する水性液または油性液としてもよい。
また、薬液100は、薬物を含有する水性もしくは油性の懸濁液または乳濁液とすることもでき、これらの薬液を薬液貯蔵部21の貯蔵空間25に充填して用いることができる。
薬液100の基剤として使用できる溶剤としては、冷所から室温の温度範囲で液状であれば特に限定されない。溶剤としては、例えば、水、エチルアルコール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール類、プロピレングリコール、グリセリン、植物油、動物油、鉱物油、中鎖脂肪酸トリグリセリドなど、およびこれらの混合物が挙げられる。
薬液100は、眼科薬として使用されるものであれば特に限定されない。
薬液100は、例えば、グリチルリチン酸二カリウム、イプシロンアミノカプロン酸、アラントイン、塩化ベルベリン、硫酸ベルベリン等の抗炎症剤、塩酸ジフェンヒドラミン、マレイン酸クロルフェニラミン等の抗ヒスタミン剤、フラビンアデニンジヌクレオチドナトリウム、シアノコバラミン、レチノール類、塩酸ピリドキシン、パンテノール、パントテン酸ナトリウム、コンドロイチン硫酸ナトリウム等の角膜治療剤、エピネフリン、塩酸エフェドリン、塩酸テトラヒドロゾリン、塩酸ナファゾリン、塩酸フェニレフリン、dl−塩酸メチルエフェドリン等の充血除去剤、オフロキサシン、レボフロキサシン、トスフロキサシン、ガチフロキサシン、ゲンタマイシン、スルファメトキサゾール、スルフイソキサゾール等の抗菌剤、セファレキシン、イミペネム、メロペネムなどのβ-ラクタム系抗生剤、アムホテリシンB、ケトコナゾール、フルコナゾール等の抗真菌剤、メントール、ボルネオール、カンフル等の清涼化剤、マレイン酸チモロール、塩酸ピロカルピン、カルテオロール、ラタノプロスト、タフルプロスト、トラボプロスト、リパスジル等の緑内障・高眼圧症治療薬、ファコリジン、グルタチオン、ピレノキシン、ペンタセシルスルホン酸ナトリウム等の白内障治療薬、クロラムフェニコール、コリスチン、エリスロマイシン等の抗生物質、ラパマイシン、タクロリムス、シクロスポリン等の免疫抑制剤、酢酸ヒドロコルチゾン、酢酸プレドニゾロン、デキサメタゾン、トリアムシノロンアセトニド、フルオロメトロン等の副腎皮質ホルモン剤、ブリンゾラミド、ドルゾラミド、メタゾラミド等の炭酸脱水酵素阻害薬、ブリモニジン等のα2遮断薬、ブナゾシン等のα1遮断薬、トコフェロール類、ビタミンC等の抗酸化薬、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸エステル、ゲファルナート、ビタミンU、レバミピド等の粘膜修復剤(ドライアイ治療剤)、リドカイン塩酸塩、ジブカイン塩酸塩等の局所麻酔剤、フルオレセイン、ローズベンガル、シクロペントラート、トロピカミド等の検査薬などが挙げられる。
薬液100の粘度は、特に限定されないが、10000cps以下であることが好ましく、より好ましくは1000cps以下であり、さらに好ましくは300cps以下である。
高粘度の薬液100の場合には、薬液100が患者の眼球201表面に到達するのに必要な飛距離を達成できなくなることがある。
続いて、患者が眼科用薬液投与器1を用いて眼球201の表面への投与する際の想定される一般的なプロセスについて説明する。なお、眼科用薬液投与器1は、任意の姿勢を取ることができ、上向き、下向き、横向きなどのどの方向からでも薬液100を投与できるが、本発明の特徴の理解を容易にするために、水平方向に薬液100を吐出可能とする場合について説明する。
まず、患者は、眼科用薬液投与器1を手に取り、電源スイッチ12を押下してONにし、インジゲータ部17の発光部50,51を発光させた状態で固定治具3を患者の眼周辺部200に軽く押し当てながら、患者の眼球201の瞳孔及び虹彩に対する薬液吐出口20の位置調整を行う。
すなわち、患者は、眼周辺部200に固定治具3を軽く押し当てると、第1発光部50と第2発光部51がリング状に発光して見えるので、眼科用薬液投与器1を適当に動かして大リング発光部たる第2発光部51の中央部に小リング発光部たる第1発光部50が入り、二重リングに見えるように位置調整を行う。
このとき、眼球201の表面と薬液投与部材11の薬液吐出口20との距離(最短距離)は、特に制限されないが、例えば1cm以上8cm以下であり、1.2cm以上6cm以下であることが好ましい。眼球201の表面と薬液吐出口20との距離が1cm未満であると眼科用薬液投与器1の使用に際して薬液吐出口20が眼球201の表面に接触するおそれがあり、また、8cmを越えると所定量の薬液100が眼球201表面に到達しないことがある。
またこのとき、薬液吐出口20の投影面上又はその近傍に眼球201が位置する場合には、患者は、図7(a)のように第1発光部50と第2発光部51の発光領域が二重リング状に見え、薬液吐出口20の投影面上又はその近傍に眼球201が位置しない場合には、患者は、図7(b)のように第1発光部50と第2発光部51の発光領域が重なった形状に見える。
患者は、第1発光部50と第2発光部51が二重リングに見えるように、位置調整が完了すると、吐出ボタン15を押下し、薬液投与部材11の薬液吐出口20から眼球201の表面に微量の液滴が投与される。
このとき、1回の薬液投与で薬液投与部材11の薬液吐出口20から吐出される液適量(吐出量)は、1nL以上7000nL以下であることが好ましく、30nL以上5000nL以下であることがより好ましい。
液適量が1nL未満の液滴であれば患者の眼球201の表面まで到達することが困難となり、液適量が7000nLを越える液滴であれば眼外に流出し、薬液100が無駄になることがある。
なお、薬液100の液滴量は、薬液吐出口20の口径、薬液100の圧力、蓋部22の開閉によって調節できるが、複数個(例えば2〜10個)の薬液吐出口20を設けることによっても調節できる。
その後、必要に応じて、同様の操作を行い、薬液100の投与が完了すると、電源スイッチ12を押下し、OFFにする。
上記した第1実施形態の眼科用薬液投与器1を使用して、薬液100として人工涙液を約3000nlの微量の液滴で眼球201の表面に投与したところ、薬液100は眼外に流出することがなく、また使用者(患者)は眼球201及び眼周辺部200に刺激を感じず、違和感も生じなかった。
本発明の眼科用薬液投与器1によれば、電動で薬液100を薬液吐出口20から吐出させるため、患者が上を向く必要がなく、重力に依存せずにあらゆる方向から薬液100を投与できる。そのため、高齢者、リュウマチ患者、握力の乏しい患者であっても、患者の眼球201の表面に所定量の微量の薬液100を正確に投与でき、これにより患者の利便性向上、過剰の薬液100の投与防止、及び防腐剤等の添加剤による副作用を軽減できる。
また、本発明の眼科用薬液投与器1によれば、患者が上を向く必要がないため、眼科検査室で検査薬を点眼投与する場合に、患者が座ったままで薬液100を投与でき、利便性を向上できる。
本発明の眼科用薬液投与器1によれば、一対の発光部50,51があり、患者は発光部50,51が発光中に、すなわち発光を確認している状態で、一対の発光部50,51の位置関係が所定の関係になるように調整し、吐出ボタン15を押す。こうすることで、薬液吐出口20の投影面上又はその近傍に眼球201を位置させることができ、正確に薬液100を眼球201の表面に投与できる。
また、発光部50,51が発光した状態で吐出ボタン15を押すため、患者自身が薬液100を投与する際に眼が開いている状態であることを自認することもできる。
本発明の眼科用薬液投与器1によれば、薬液投与部材11の外周部に長手方向Xに一定の間隔を空けて配された大小の2つのリング状の発光部50,51を設けている。そのため、2つの発光部50,51が重ならない状態(二重リングに見える状態)となることで眼球201が発光部50,51と対向する位置関係となることを確認可能であるので、患者が上を向かなくても、あらゆる角度から薬液100を正確に眼球201の表面に投与できる。
本発明の眼科用薬液投与器1によれば、吐出される薬液量(例えば0.001μL〜7μL)が従来の点眼薬の滴下投与による液滴量(25μL〜50μL)よりもはるかに少ない。そのため、眼球201の表面に吐出される薬液100は、一回に投与される薬液が微量であり、薬液100が眼外に流出するおそれがなく、すべて有効に活用できる。
また、本発明の眼科用薬液投与器1によれば、従来の点眼容器からの滴下投与より微量の薬液100が投与可能となり、薬液100が生体に及ぼす影響も軽減されるので、薬液設計において広いpHレンジ、広い浸透圧幅、広い粘度幅を持たせることが可能となるなど薬液100の設計の自由度が高い。
さらに、第1実施形態の眼科用薬液投与器1によれば、眼球201の表面に投与される薬液100を微量の液滴にできるので、患者は眼球201及び眼周辺部200に違和感が生じたり刺激を感じたりすることを防止できる。
このように、第1実施形態の眼科用薬液投与器1によれば、眼球201の表面に投与される薬液100が微量であるため、上記したような微量であることがもたらす様々な利便性を患者に与えることができる。
本発明の眼科用薬液投与器1によれば、圧力印加部26によって加圧されて薬液貯蔵部21の貯蔵空間25が陽圧状態であり、さらに固定治具3によって薬液投与部材11が眼球201の周辺組織と直接接触することがないので、長期に渡って無菌状態が維持できる。そのため、菌類等による薬液100の汚染を抑制でき、薬液100に防腐剤等の添加物の配合を減量、削減できる効果も期待できる。
本発明の眼科用薬液投与器1によれば、電磁バルブジェット方式を採用しているため、液滴が吐出する際に霧状に拡散することが少なく、液滴量の調節(例えば1〜7000nL)も容易である。
本発明の眼科用薬液投与器1によれば、薬液投与部材11がカートリッジ方式であり、新品の薬液投与部材11に交換可能であるため、眼科用薬液投与器1を再使用でき、薬液100の補充時の薬液100の汚染も防止できる。
本発明の眼科用薬液投与器1によれば、電源スイッチ12を入れた状態で吐出ボタン15を操作することで薬液100が吐出するものであり、電源スイッチ12を切った状態で吐出ボタン15を操作しても薬液100が吐出しないので、電源スイッチ12を切った状態で誤って吐出ボタン15を操作し、薬液100を無駄にしてしまうことを防止できる。
上記した実施形態では、インジゲータ部17に2つの発光部50,51を使用していたが、本発明はこれに限定されるものはない。インジゲータ部17を構成する発光部の個数は、1つでも良いし、3つ以上であってもよい。
図8のように、インジゲータ部17が一つの発光部50で構成される場合には、患者は真正面にリング状に発光する発光部50が見える状態で吐出ボタン15を押すことで眼球201表面に微量の液滴を投与できる。
上記した実施形態では、固定治具3を眼周辺部200に軽く押し当てることによって眼球201と薬液吐出口20の間隔を維持していたが、本発明はこれに限定されるものではない。図9のように固定治具3を設けなくてもよい。
この場合、患者は、眼球201に眼科用薬液投与器1を近づけた状態あるいは眼周辺部200に眼科用薬液投与器1が軽く接触した状態で、真正面にリング状の発光部50,51が見えることを確認して、吐出ボタン15を押すことで正確に眼球201の表面に微量液滴を投与できる。
上記した実施形態では、薬液投与部材11は、電磁バルブジェット方式を採用していたが、本発明はこれに限定されない。水平方向に微量液滴を薬液吐出口20から数センチ程度吐出できれば、薬液投与部材11は、例えばサーマルインクジェット方式やピエゾジェット方式など他の方式であってもよい。
また、上記した実施形態では、電磁バルブジェット方式を採用した薬液投与部材11を内蔵する眼科用薬液投与器1について例示したが、本発明はこれに限定されるものではない。インジゲータ部17を備えていれば、スポイトタイプの薬液投与器であってもよい。
上記した実施形態では、発光部50,51として、リング状の光源を使用したが、本発明はこれに限定されるものではない。発光部50,51の光源は、例えば、球状やボタン状のものであってもよい。
上記した実施形態では、薬液投与部材11がカートリッジ方式であり、交換可能であったが、本発明はこれに限定されるものではない。薬液投与部材11は、筐体部10に対して一体不可分であってもよい。この場合、薬液貯蔵部21内の貯蔵空間25に薬液100がなくなれば薬液貯蔵部21の貯蔵空間25に新たな薬液100を注入して再使用してもよい。
上記した実施形態では、患者が眼科用薬液投与器1を手に取って眼周辺部200に軽く押し当てて操作する場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。応用例として、ゴム製のベルトなどを使用して眼周辺部200に装着してもよい。
上記した実施形態では、患者の片目ずつ固定治具3を装着し、一つの本体部2の薬液吐出口20から薬液100を投与する単眼用の眼科用薬液投与器1であったが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、眼科用薬液投与器1をゴーグル型の形状とし、本体部2を2つ設けて、両目に対して薬液吐出口20が対向するようにしてもよい。すなわち、両眼用の眼科用薬液投与器1としてもよい。この場合、片目ずつ薬液100を投与してもよいし、両目に対して一度に薬液100を投与してもよい。
上記した実施形態では、眼科用薬液投与器1は、本体部2に一つの薬液貯蔵部21を備えていたが、本発明はこれに限定されるものではない。本体部2に複数の薬液貯蔵部21を設け、それに対応する薬液吐出口20を設けてもよい。こうすることで、一つの眼に対して複数種類の薬液100を同時に投与できる。すなわち、片目に対して多剤同時投与も可能となる。
上記した実施形態では、眼科用薬液投与器1は、薬液投与部材11に一つの薬液吐出口20を設けていたが、本発明はこれに限定されるものではない。薬液投与部材11に2以上の薬液吐出口20を設けてもよい。薬液投与部材11に複数の薬液吐出口20を設ける場合、薬液吐出口20の数は、2個以上10個以下であることが好ましい。
10個超過にすると、貯蔵空間25の圧力が低下し、眼球201まで薬液100が届かなくなる事態が生じ得る。
例えば、薬液投与部材11に1個の薬液吐出口20を設ける場合には、図10(a)のようになり、薬液投与部材11に5個の薬液吐出口20を設ける場合には、図10(b)のようになる。
上記した実施形態では、発光部50,51の発光領域は、周方向に連続的に延びていたが、本発明は、これに限定されるものではない。発光部50,51の発光領域は、周方向に間欠的に延びていてもよい。
上記した実施形態では、発光部50,51は、薬液投与部材11と別体であったが、本発明はこれに限定されるものではない。発光部50,51の少なくとも一方を薬液投与部材11と一体としてもよい。
上記した実施形態の眼科用薬液投与器1の応用例として、眼科用薬液投与器1に投薬情報を電子的に記録する機構、又は眼科用薬液投与器1から投薬情報を無線配信する機構を備えてもよい。こうすることで、服薬管理を行うことができる。
例えば患者名(識別番号)、薬剤の種類(薬物名)、投薬履歴(投薬日時)などの投薬情報を移し込んだデータ(メモリ)をスマートホンやパーソナルコンピュータを通じて医師・薬剤師に提供することによって、投薬忘れ、誤投与の防止など、リアルタイムな服薬管理を実現することができる。
上記した実施形態では、加圧手段によって貯蔵空間内の薬液を加圧したが、本発明はこれに限定されるものではない。薬液100を充填する際に加圧状態とし密閉することで、加圧手段を用いずに貯蔵空間内の薬液100を加圧状態としてもよい。
上記した実施形態では、筐体部10は円筒状であったが、本発明はこれに限定されるものではない。筐体部10の外郭形状は、扁平状であってもよいし、多角柱状であってもよい。また、筐体部10の内部空間の形状も薬液投与部11を取り付けできれば、形状は特に限定されない。
上記した実施形態では、電源スイッチ12と吐出ボタン15を別途設けていたが、本発明はこれに限定されるものではない。電源スイッチ12と吐出ボタン15を一つのボタン又はスイッチとしてもよい。
上記した実施形態では、薬液投与部材11に圧力印加部26を内蔵されていたが、本発明はこれに限定されるものではない。薬液投与部材11の外部に圧力印加部26を設けてもよい。例えば、図11のように、筐体部10の内壁に圧力印加部26を設ける場合には、薬液投与部材11を構成する壁部の一部又は全部を弾性体で形成された弾性壁部60とし、圧力印加部26で当該弾性壁部60を押圧し弾性変形させることで貯蔵空間25を加圧してもよい。
1 眼科用薬液投与器
2 本体部
3 固定治具
10 筐体部
11 薬液投与部材(薬液投与部)
18 開口
20 薬液吐出口
21 薬液貯蔵部
22 蓋部
23 駆動部
25 貯蔵空間
26 圧力印加部(加圧手段)
50 第1発光部(他方の発光部)
51 第2発光部(一方の発光部)
100 薬液
200 眼周辺部
201 眼球

Claims (11)

  1. 薬液を貯蔵する薬液貯蔵部と、前記薬液貯蔵部から薬液を吐出する薬液吐出口と、発光部を有し、
    前記発光部を視認することによって、眼球に対して前記薬液吐出口が所定の位置に位置したかどうかの確認を可能とすることを特徴とする眼科用薬液投与器。
  2. 前記発光部は、所定の形状をした発光領域を有し、
    前記発光部を視認したときの前記発光領域の形状によって眼球に対して前記薬液吐出口が所定の位置に位置したかどうかの確認を可能とすること特徴とする請求項1に記載の眼科用薬液投与器。
  3. 前記所定の位置は、眼球に対して前記薬液吐出口が対向する位置であることを特徴とする請求項1又は2に記載の眼科用薬液投与器。
  4. 眼周辺部に対して前記薬液吐出口の距離を固定する固定治具を備えていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の眼科用薬液投与器。
  5. 前記薬液貯蔵部は、薬液を貯蔵する貯蔵空間を有するものであり、
    前記貯蔵空間を加圧する加圧手段と、前記薬液吐出口を塞ぐ蓋部と、前記蓋部を開閉させる駆動部を有し、
    前記貯蔵空間内の薬液を加圧した状態で前記駆動部を駆動し前記蓋部を開状態とすることで、前記薬液吐出口から薬液を吐出することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の眼科用薬液投与器。
  6. 前記駆動部を駆動し前記蓋部を開状態にしたときの前記薬液吐出口からの薬液の吐出量が1nL以上7000nL以下であることを特徴とする請求項5に記載の眼科用薬液投与器。
  7. 前記薬液貯蔵部と前記薬液吐出口を備えた薬液投与部を有し、
    一つの前記薬液貯蔵部に対して前記薬液吐出口を1個以上10個以下備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の眼科用薬液投与器。
  8. 前記薬液貯蔵部と前記薬液吐出口を備えた薬液投与部を有し、
    前記発光部は、連続的又は間欠的に延びた発光領域を有する環状体であって、前記薬液投与部の外周を囲むことを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の眼科用薬液投与器。
  9. 少なくとも2つの発光部を有し、
    前記2つの発光部の位置関係によって、眼球に対して前記薬液吐出口が前記所定の位置に位置したかどうかの確認を可能とすることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一項に記載の眼科用薬液投与器。
  10. 前記2つの発光部のうち少なくとも一方の発光部は、連続的又は間欠的に延びた発光領域を有する環状体であり、
    前記2つの発光部を視認したときに、他方の発光部が前記一方の発光部の内側に位置すると眼球に対して前記薬液吐出口が前記所定の位置に位置することを特徴とする請求項9に記載の眼科用薬液投与器。
  11. 前記薬液貯蔵部と前記薬液吐出口を備えた薬液投与部と、前記薬液投与部を収容可能な筐体部を有し、
    前記薬液投与部は、前記筐体部に対して着脱可能であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか一項に記載の眼科用薬液投与器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114126552A (zh) * 2019-05-14 2022-03-01 二十二十治疗有限责任公司 用于眼科应用的非重力流体输送设备
US12023275B2 (en) 2019-05-14 2024-07-02 Twenty Twenty Therapeutics Llc Non-gravitational fluid delivery device for ophthalmic applications

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