JPH07265425A - 眼科用液体調合物を目に投与する方法、及び、そのためのスプレ装置 - Google Patents

眼科用液体調合物を目に投与する方法、及び、そのためのスプレ装置

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JPH07265425A
JPH07265425A JP7067389A JP6738995A JPH07265425A JP H07265425 A JPH07265425 A JP H07265425A JP 7067389 A JP7067389 A JP 7067389A JP 6738995 A JP6738995 A JP 6738995A JP H07265425 A JPH07265425 A JP H07265425A
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/025Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns

Abstract

(57)【要約】 【目的】 点眼剤を効率的にスプレ投与する方法及び装
置を提供する。 【構成】 点眼剤は、眼科的に許容される液体を含み、
また、必要に応じて眼科的な活性を有する物質を含む眼
科用液体調合物を含む。調合物は、10-3乃至1.0P
a・sの範囲の粘性、及び、104Ωcmよりも小さい
抵抗率を有する。調合物の噴流(ジェット)が、圧電ト
ランスジューサ又は電磁トランスジューサ7に隣接して
位置するスプレノズル12から目に向けて放出される。
ジェットは、均等に隔置され且つ均一なサイズを有する
帯電されない液滴から成る流れを形成する。その後、帯
電されない液滴から成る流れは、その流れの中の各々の
液滴に電荷を生じさせる帯電電極を通って導かれる。帯
電された液滴は、目に接触することによる接地作用によ
り、それぞれの電荷を放出し、目に正確に投与される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、水性の溶液又はサスペ
ンションを目にスプレ(噴霧)するための方法、並び
に、そのようなスプレを供給するに適した装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】水性の溶液又はサスペンションを眼球に
投与するための通常の方法においては、点眼剤が使用さ
れる。この方法は、一般に、患者、特に幼時に受け入れ
られる度合いが低いことが知られており、投与を行うた
めには、被投与者の頭を水平な状態まで傾斜させること
が必要である。大きな液滴を目に投与すると、まばたき
反射が始まり、これにより、投与した液体又はサスペン
ションのかなりの量が、涙小管を通って、あるいは、皮
膚の表面に流れることにより、無駄になる。実際に、3
0乃至50μlの液滴を目に投与した場合には、ターゲ
ットすなわち目的物に実際に残るその体積は、僅かに5
乃至7μlであることが報告されている。従って、患者
に受け入れられる度合いが低いことに加え、4乃至10
倍の無駄が生ずる。これは、高価な成分を使用する際の
非効率性に繋がり、また、投与者は、ほとんど制御する
ことができないと共に、ターゲットに実際に到達した液
体の量を確認することができない。そのような問題は、
その液体が眼科的に活性な治療物質の溶液又はサスペン
ションである場合には、特に重大である。
【0003】眼科的に活性な他の治療物質を目に投与す
るための他の通常の方法においては、軟膏を使用する。
この方法も、患者に受け入れられる度合いが低いことが
分かっており、この方法においても、活性成分のかなり
の量が無駄になる。
【0004】治療上の活性を有する物質を目に効率的に
投与する際の上述の問題は、欧州特許No.0 224
352Bにおいて大幅に解消されており、この欧州特
許においては、眼科的に活性な物質及び眼科的に許容さ
れる希釈剤を含む液体調合物の帯電された液滴から成る
スプレを発生させ、その後そのようなスプレを目に投与
する。上記調合物は、10-3乃至1.0Pa・s(25
°C)の範囲の粘性、並びに、104乃至1012Ωcm
(25°C)の範囲の抵抗率を有している。上記調合物
は、スプレノズルに供給され、このスプレノズルにおい
ては、アース(接地体)に対して相対的に十分に大きな
電位が、高電圧発電機から上記調合物に与えられ、これ
により、上記ノズルには、帯電した液滴から成るスプレ
として上記調合物を霧状にするに十分な電位勾配が発生
する。
【0005】上述の方法は、被投与者の頭を水平な状態
まで傾けることを必要とせずに、治療物質から成る調合
物の最適な少量を目に供給することを可能とするが、依
然として幾つかの欠点を有している。約50%よりも多
い水を含む溶液又はサスペンション、すなわち、104
Ωcmよりも低い抵抗率を有する溶液又はサスペンショ
ンは、スプレすなわち噴霧することができず、15kV
あるいはそれよりも高い電圧が用いられる。また、噴霧
化するに適した電圧を得るために、電極を調合物に接触
させなければならず、これにより、医薬調合物間の相互
汚染の問題が生ずることがある。別の欠点は、上記方法
によって供給される非水性溶媒を大量に含む調合物は、
高張性になる傾向があり、極少量の用途には適するが、
より多量の調合物を目に投与する場合には、痛みを生じ
ることがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】本発明は、上述の欠点を生ずることなく、少量
の溶液又はサスペンションを正確に分配することを可能
とする。すなわち、本発明は、痛みを与えずに、アイソ
トニック溶液を分配することを可能とし、また、サスペ
ンション並びに溶液を用いることを可能とし、更に、非
水性溶媒の使用を低減することにより、製造上及び環境
上の利点をもたらす。これは、ノズルから放出される調
合物のジェットを均等に分解する圧電トランスジューサ
又は電磁トランスジューサのいずれかを用いることによ
り、均一な寸法を有し且つ均等に隔置された液体調合物
の液滴から成る直線的な流れを形成するプロセスによっ
て達成される。そのように形成された液滴は、最初は帯
電されず、そのような帯電は、その後、液滴から成る前
記流れを、長手方向に設けられた円筒形の帯電電極に通
すことにより行われ、これにより、上記液滴が上記円筒
形の電極を通過する際に、発生された電荷が液滴に捕捉
される。
【0007】上述のように、眼球投与を行うための通常
の方法は、医薬成分の無駄を生ずることがあり、例え
ば、医薬成分は、鼻涙管を通って咽喉の中へ流れて、そ
の後胃腸管の中で摂取され、従って、全身に吸収されて
望ましくない副作用を生ずることがある。例えば、点眼
剤として投与されたβアドレナリン受容体拮抗薬は、そ
のような成分が胃腸管に摂取される結果として、重大な
心臓血管の障害を引き起こすことがあることは、文献に
よく記載されている。
【0008】本発明は、帯電された液体調合物の液滴の
細かいスプレを正確にターゲット(目的部位)に導い
て、丁度必要とされる量の眼科的な活性を有する物質を
投与することを可能とし、これにより、望ましくない副
作用を実質的に排除する。
【0009】本発明によれば、眼科的に許容される液体
を含み、必要に応じて眼科的な活性を有する物質を含む
眼科用液体調合物を目に投与する方法が提供される。上
記調合物は、10-3乃至1.0Pa・sの範囲の粘性、
及び、104Ωcmよりも小さい抵抗率を有しており、
上記調合物の噴流が、圧電トランスジューサ又は電磁ト
ランスジューサに隣接して位置するスプレノズルから目
に向けて放出されて、均等に隔置され且つ均一なサイズ
を有する帯電されない液滴から成る流れを形成し、その
後、帯電されない液滴から成る上記流れは、該流れの中
の各々の液滴に電荷を生じさせる帯電電極を通って導か
れ、上記帯電された液滴は、上記目に接触することによ
る接地作用により、それぞれの電荷を放出する。
【0010】本方法は、使用する度に、外部源から単一
の投与量を上記ノズルに装填する単一投与量モードで、
あるいは、複数投与量モードで実行することができ、複
数投与量モードにおいては、本方法を実行する度毎に、
調合物のリザーバが、単一投与量を上記スプレノズルに
充填する。
【0011】眼科用液体調合物は、例えば、ドライアイ
(乾き目)を処置するための洗眼薬又は人工涙、あるい
は、支配的には水性であり実質的にアイソトニック液体
(等張性の液体)である通常の形態を有する、コンタク
トレンズのユーザ用の、湿潤剤又は潤滑剤の如き衛生製
品とすることができ、また、眼科的な活性を有する物質
を含む製品とすることができる。
【0012】本発明に含まれる眼科的な活性を有する物
質は、目に対して、あるいは、目の中で薬効(薬理効
果)を有する、あらゆる化合物である。そのような化合
物の代表例は、例えば、化学療法薬剤、眼球検査を支援
する化合物、及び、外科的処理すなわち手術を支援する
化合物であり、(a)プレドニゾロン、及び、他のコル
チコステロイドの如き、炎症抑制剤、(b)例えば、ク
ロラムフェニコール、スルファセタミド、ゲンタマイシ
ン、ナイスタチン、アキクロビール(acyclovi
r)、及び、イドクスウリジン等の、抗生物質、防腐
剤、抗ウイルス剤、殺菌剤、及び、スルファ剤の如き抗
菌性医薬、(c)例えば、チモロール、アテノロール
(atenolol)、ピロカルピン、アトロピン、ト
ロピカミド、ヒオスシン、エフェドリン、フェニレフリ
ン、カルバコール、グアネチジン及びアドレナリン等
の、βアドレナリン受容体拮抗物質、毛様体筋麻痺薬、
縮瞳薬、散瞳薬及び血管収縮薬、(d)リグノカイン又
はオキシブプロケイン(oxybuprocaine)
の如き局部麻酔薬、(e)フルオレセインの如き診断
薬、(f)ウロガストロン、及び、表皮成長ファクタ
(EGF)の如き、隔膜剥離の治癒を支援する医薬、が
挙げられるが、中でも、(c)は特に重要なグループで
ある。
【0013】眼科的な活性を有する物質は、約0.1%
乃至約20%の濃度範囲、好ましくは、約5%乃至10
%の濃度範囲の調合物として存在するのが適当である
が、当然のことながら、必要とされる濃度は、使用され
る特定の活性物質の薬理的活性度に依存する。
【0014】眼科用液体調合物に関して、104Ωcm
よりも低い抵抗率は、そのような眼科用液体調合物を支
配的には水性すなわち水溶性とすることにより達成され
るが、約20%までの小さい割合の非水性液体すなわち
非水溶性液体を含めることができる。そのような非水性
液体の適当な例としては、グリセロール、プロピレング
リコール、約600までの平均分子量を有するポリエチ
レングリコール、及び、ジメチルイソソルビド(dim
ethyl isosorbide)が挙げられる。
【0015】調合物の粘性は、増粘剤を添加することに
より、必要とされる範囲内に調節することができ、その
ような増粘剤としては、例えば、ヒドロキシエチルセル
ロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメ
チルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエ
チレングリコール、デキストラン、又は、ポリビニルピ
ロリドンがある。
【0016】上記調合物の張度は、目が許容する範囲に
調節することができ、例えば、張度調整剤(張度変更
剤)を添加することにより、0.2−1.4w/v−%
の塩化ナトリウムの張度に等しい張度にすることができ
る。張度の好ましい範囲は、0.6−1.0w/v−%
の塩化ナトリウムの張度に等しい張度であり、0.9w
/v−%の塩化ナトリウムの張度に極力接近した張度を
有する溶液が特に好ましい。適宜な張度調整剤は、例え
ば、塩化ナトリウム自体とすることができる。張度調整
剤として塩化ナトリウムを添加すると、調合物の抵抗率
を低下させる効果もある。
【0017】調合物は、例えば、塩化ベンザルコニウ
ム、酢酸クロルヘキシジン、酢酸フェニル水銀、硝酸フ
ェニル水銀、チオメルサール、クロルブトール、ベンジ
ルアルコール又はパラ・ヒドロキシ安息香酸塩の如き、
保存剤を含むことができる。
【0018】調合物はまた、化合物の劣化を極力押さ
え、ユーザに対する快適性を高め、更に、治療効果を向
上させるように、調合物のpHを最適な値に維持するた
めのpH緩衝塩を含むことができる。そのようなpH緩
衝塩としては、例えば、ホウ酸塩緩衝剤(ホウ酸/ホウ
砂)、リン酸緩衝剤(リン酸水素ナトリウム/リン酸ナ
トリウム)、及び、クエン酸緩衝剤(クエン酸/クエン
酸ナトリウム)がある。
【0019】眼科用調合物に使用される幾つかの医薬
は、空気に露呈されると酸化し、その効果を失う。従っ
て、調合物は、酸化防止剤を含むのが効果的であり、そ
のような酸化防止剤としては、酸性の調合物に対して
は、異性重亜硫酸ナトリウム(sodium meta
bisulfite)があり、また、アルカリ性の調合
物に対しては、亜硫酸ナトリウムがある。
【0020】例えば、エデト酸二ナトリウムの如きキレ
ート試薬も含め、これにより、医薬の分解に対して触媒
作用を行う不純物重金属を除去することができる。エデ
ト酸二ナトリウムはまた、ある種の保存剤の活動度を向
上させる効果を有しており、調合物の中にエデト酸二ナ
トリウムも存在する場合には、例えば、塩化ベンザルコ
ニウムの濃度を減少させることができる。
【0021】本発明の別の特徴によれば、上述の方法を
実施するための装置が提供される。従って、本発明は、
液体調合物を上述のように目に供給するためのスプレ装
置を提供し、この装置は、(i)適正量の液体調合物を
表面張力によって保持することができるような十分に小
さな断面積を有する出口を具備する、少なくとも1つの
スプレノズルと、(ii)測定された適正な体積の液体
調合物を上記スプレノズルへ供給する手段と、(ii
i)測定された体積の液体調合物を上記スプレノズルか
らジェットとして放出する手段と、(iv)上記スプレ
ノズルから放出された液体調合物の上記ジェットを励起
し、液体調合物の液滴から成る流れを形成する手段と、
(v)上記スプレノズルの前方で同軸状に隔置された帯
電電極であって、上記液滴の流れが、該流れが形成され
ると直ぐに、該帯電電極の帯電場の中に位置するように
隔置された、帯電電極と、(vi)上記帯電電極に電圧
を与えるための手段とを備える。
【0022】本発明の一実施例においては、測定された
適正量の液体調合物を供給するための上記手段は、イン
スリンの複数投与量を投与するために使用されるタイプ
の計量弁又は注射器ポンプによってもたらされ、本装置
のリザーバからスプレノズルへの液体調合物の通路を制
御する。そうではなく、液体調合物の中にスプレノズル
を入れ、例えば、注射器の中のピストンを用いることに
より、ピペット作用により所望量を吸引することによ
り、正確に測定された少量の調合物を本装置に供給する
ことができる。
【0023】本発明の好ましい特徴においては、最も良
好なスプレ作用は、スプレノズルが装置から取り外し可
能であるように、従来の装置を変更することにより、達
成することができることが判明した。使用の際には、所
望量の調合物を取り外したスプレノズルの中へ入れ、次
に、例えば、適宜な受け入れ部材に対してねじ込むかあ
るいは摩擦嵌めすることにより、そのスプレノズルを通
常の態様でスプレ装置に取り付ける。このようにする
と、使用の前に、通常の態様で少量の調合物が計量され
る。
【0024】また、計量した液体調合物をスプレノズル
からジェットとして排出するための手段として、ピスト
ン作用を用いることができる。
【0025】スプレノズルから放出された液体調合物の
ジェットを励起して、液体調合物の液滴から成る流れを
形成するための手段は、例えば、圧電トランスジューサ
又は電磁トランスジューサとすることができる。最適な
液滴を発生させるためには、スプレノズルの半径の9.
016倍の波長で、液体調合物のジェットを摂動させる
必要があり、これにより、例えば、約100μmの直径
のノズルに関しては、1−200kHz、好ましくは5
0−150kHzの周波数が必要とされる。
【0026】スプレノズルの前方で同軸状に隔置された
帯電電極は、スプレノズルと同軸状に設けられて適宜な
正又は負の電位に帯電される、円筒形又は環状の形態を
取るのが都合が良いが、ノズルの軸線の周囲に設けられ
て適宜な形態を有する別個の要素とすることができ、こ
の場合には、そのような別個の要素の間には間隔が設け
られ、これら間隔を通して液滴の流れを導いて、電位を
獲得させることができる。上述のように、調合物を効率
的に使用するために、すなわち、総ての活性成分が処置
部位に到達させるためには、上記流れの中の各々の液滴
が、ジェットから形成されると同時に帯電されるように
することが必要であり、従って、帯電電極をノズルの前
方に置き、これにより、形成された液滴が直ちに、帯電
電極の電場の中にあるようにする必要がある。
【0027】液体調合物の抵抗率は、帯電電極のパルス
の持続時間(一般には、2−4μs)内で液滴が完全に
帯電されるように、十分小さくなるように選択する必要
がある。与えられた幾何学的形状に関して、液滴の電荷
が、上記帯電電極に与えられる電圧によってだけ決定さ
れるということは、数学的に示すことができる。約10
0μmの直径を有する液滴に関しては、液滴生成速度と
同じ周波数、すなわち、トランスジューサの周波数、あ
るいは、そのサブハーモニックで変調された、約0.1
乃至約1,000Vの帯電電圧が適当である。104Ω
cm、好ましくは、102乃至103Ωcmの液体調合物
の抵抗率は、液滴を完全に帯電させるために必要とされ
る。
【0028】一般に、本発明の装置においては、使用の
際には、少なくともスプレノズルが手で持てるようにな
され、目を別個にあるいは同時に処置するか否かに応じ
て、1又は2のスプレノズルを備える。帯電電極を充電
するために必要な電圧は、ハンドヘルド型(手で持つこ
とができるタイプ)の装置の中に収容された、バッテリ
駆動型の電圧発生機によって供給される。他の実施例に
おいては、上記電圧は、リモートパック(remote
pack)の中で発生させることができ、ハンドヘル
ド型の装置への電気的な接続部によって供給される。他
の実施例においては、調合物をスプレノズルへ供給する
ためのリザーバは、上記ハンドヘルド型のスプレノズル
から離し、適宜な可撓性の配管によって、スプレノズル
へ接続することができる。別の実施例においては、電圧
発生機及びリザーバは共に、ハンドヘルド型のスプレノ
ズルから離すことができる。
【0029】
【実施例】図面を参照して本発明の実施例を以下に詳細
に説明する。
【0030】図1を参照すると、手で掴むことのできる
適当な寸法を有する本体部材1が示されている。本体部
材1の一壁部には、短いチューブの形態のガイド2が設
けられており、このガイドの直径は、治療すべき目のサ
イズに概ね等しい。ガイドチューブ2の中にある本体部
材1の壁部の一部の中央には、細い孔チューブ4の出口
3が設けられている。上記孔チューブの他端部は拡幅さ
れ、本体部材1の側壁に位置する広い孔部分5を形成し
ている。この広い孔部分5の中では、バネ負荷されたピ
ストン6が作動することができる。本体部材1の壁部に
設けられて、幅の狭い孔チューブ4の出口3の周囲で環
状に延在しているのは、圧電トランスジューサ又は電磁
トランスジューサ7であり、このトランスジューサは、
電圧発生機10から周波数制御ユニット11を通る電気
的な接続部8、9によって励起される。上記トランスジ
ューサ及び周波数制御ユニットは共に、本体部材1の中
に収容されている。装置から取り外して投与すべき調合
物を装填することができる、取り外し可能なノズル12
が設けられている。このノズルは、調合物を充填した後
に、トランスジューサの中央開口の中へしっかりと押し
込まれ、幅の狭い孔チューブ4の出口3と協働すること
により、再び確実に取り付けることができる。ガイドチ
ューブ2の中では、トランスジューサ7に隣接し且つ該
トランスジューサから僅かの距離だけ隔置された状態
で、環状のすなわち円筒形の帯電電極13が設けられて
おり、この帯電電極は、トランスジューサ7と同軸状に
設けられ、装置の他の部分から絶縁されている。帯電電
極13は、電気的な接続部14を介して、電圧発生機1
0から適宜な正又は負の電位まで帯電され、そのパルス
周波数は、周波数制御ユニット11によって制御され
る。
【0031】使用の際には、適正量の投与すべき調合物
を取り外し可能なノズル12に充填し、装置を手で持
ち、ガイドチューブを処置すべき目に向けて該目から短
い距離に位置決めする。電圧発生機10のスイッチをオ
ンにして、トランスジューサ7及び帯電電極13を作動
させる。次に、ピストン6をバネに抗して押圧して、ト
ランスジューサ7の中央開口を通してノズル12から液
体調合物が放出されるに十分な圧力を幅の狭い孔チュー
ブ4の中に形成する。これにより、液体調合物のジェッ
トすなわち噴流が分解して、均等に隔置され且つ均一な
サイズを有する、帯電されていない液滴から成る直線的
な流れが形成される。次に、そのような液滴の流れは、
環状の帯電電極13の孔を通過し、各々の液滴は、この
帯電電極において、電荷を獲得する。周波数制御ユニッ
ト11は、帯電電極の電圧が、液滴を発生させる周波数
と同じ周波数で確実に変化するように、あるいは、帯電
電極の電圧が、液滴を発生させる周波数よりも大きな周
波数で確実に変化するように、予め調節され、これによ
り、各々の液滴は個別に帯電される。次に、帯電した液
滴は、処置すべき目に向かって引き続き移動し、出会っ
た最初の接地された表面(アース表面)においてすなわ
ち眼球の組織において、それぞれの電荷を放出し、これ
により、眼球に対して痛みを与えることなく、調合物の
均一なコーティングをその眼球に与える。
【0032】本発明の例を以下に説明する。
【0033】例 1 塩酸エフェドリン(0.25mg)を生理食塩水の中で
5%溶液として調合し、約0.8Gbqの99mTc−D
TPAの錯体で放射線識別した。この調合物を、上述の
装置から、以下の手順に従って、6匹のニュージーラン
ド白ウサギの各々の一方の目に噴霧した。
【0034】実験動物は、一定の光線強度並びに最小の
散乱に対して20分間露呈させることにより、実験条件
に順応させた。次に、三脚台の上に固定したカメラ(S
MCペンタックス50mmレンズ、及び、2xコンバー
タを装備したペンタックスMEスーパー35mmカメ
ラ)の前方の約30−40cmに置かれた拘束箱の中
に、上記実験動物を入れた。撮影を行う前に、既知の倍
率のスケールを瞳孔の横で該瞳孔と同じ平面に置いた。
【0035】上記動物を落ち着かせ、ISO400フィ
ルム(コダックゴールド400)を用いて、f12及び
1/15秒で撮影を行った。ベースライン(制御)の瞳
孔直径を決定するために、エフェドリン調合物を投与す
る5分前に、写真撮影を行った。次に、上述の本発明の
装置によって生成された帯電した液滴のパルスとして、
エフェドリン調合物(5μl)を目に投与し、その後3
時間にわたって写真撮影を行った。
【0036】電子マイクロメータ(ディジマテック・キ
ャリパ(Digimatic Caliper):日本
のミツトヨ社(Mitutoyo Corp.)製)を
用いて、現像したカラープリント(約15×10cm)
から、瞳孔直径を決定した。その瞳孔直径を写真上の既
知のスケールと比較することにより、瞳孔直径の絶対値
を確定した。これらの測定値から、以下の関係を用い
て、最大応答比を決定した。
【0037】RRmax ={(時間tでの瞳孔直径)−
(時間t0での平均瞳孔直径)}/{時間t0での平均瞳
孔直径} 以下の結果を得た。
【0038】
【表1】 上の結果が、図2にグラフで示されており、この結果
は、総ての動物の18分、38分及び59分における測
定値において、顕著な散瞳応答を示している。この効果
は、幾つかの動物においては、僅かに5μlのエフェド
リン調合物を本発明の方法によって投与した後の80分
まで、引き続き見られる。上記投与量は、従来の投与方
法で通常必要とされる量よりも、かなり少ない量であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置の一実施例を示す概略図である。
【図2】例1の結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 本体部材 2 ガイド 3 出口 4 狭い管(孔チューブ) 5 広い孔部分 6 ピストン 7 トランスジューサ 8、9 電気的な接続部 10 電圧発生機 11 周波数制御ユニット 12 スプレノズル 13 帯電電極 14 電気的な接続部

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 眼科的に許容される液体を含み、必要に
    応じて眼科的な活性を有する物質を含む眼科用液体調合
    物を目に投与する方法において、前記調合物は、10-3
    乃至1.0Pa・sの範囲の粘性、及び、104Ωcm
    よりも小さい抵抗率を有しており、前記調合物の噴流
    が、圧電トランスジューサ又は電磁トランスジューサに
    隣接して位置するスプレノズルから目に向けて放出され
    て、均等に隔置され且つ均一なサイズを有する帯電され
    ない液滴から成る流れを形成し、その後、帯電されない
    液滴から成る前記流れは、該流れの中の各々の液滴に電
    荷を生じさせる帯電電極を通って導かれ、前記帯電され
    た液滴は、前記目に接触することによる接地作用によ
    り、それぞれの電荷を放出することを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の方法において、前記眼科用液
    体調合物が、衛生製品であることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の方法において、前記眼科用液
    体調合物が、眼科的な活性を有する物質を含む製品であ
    ることを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】 請求項3の方法において、前記眼科的な
    活性を有する物質が、抗炎症剤、抗菌性医薬、自律神経
    医薬、局所麻酔薬、診断薬、及び、角膜剥離の治癒を支
    援する医薬から選択されることを特徴とする方法。
  5. 【請求項5】 請求項1の方法によって、液体調合物を
    目に供給するに適したスプレ装置において、 (i)適正量の液体調合物を表面張力によって保持する
    ことができるような十分に小さな断面積を有する出口を
    具備する、少なくとも1つのスプレノズルと、 (ii)測定された適正な体積の液体調合物を前記スプ
    レノズルへ供給する手段と、 (iii)測定された体積の液体調合物を前記スプレノ
    ズルからジェットとして放出する手段と、 (iv)前記スプレノズルから放出された液体調合物の
    前記ジェットを励起し、液体調合物の液滴から成る流れ
    を形成する手段と、 (v)前記スプレノズルの前方で同軸状に隔置された帯
    電電極であって、前記液滴の流れが、該流れが形成され
    ると直ぐに、該帯電電極の帯電場の中に位置するように
    隔置された、帯電電極と、 (vi)前記帯電電極に電圧を与えるための手段とを備
    えることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項5の装置において、前記測定され
    た体積の調合物が、計量弁又は注射器ポンプによって、
    前記ノズルへ供給されることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項5の装置において、前記測定され
    た体積の調合物が、ピペット作用によって外部源から所
    要量を前記ノズルの中へ吸入することにより、供給され
    ることを特徴とする装置。
  8. 【請求項8】 請求項5の装置において、前記測定され
    た体積の調合物が、当該装置の適宜な収容部材に設ける
    ことのできる、取り外し可能なスプレノズルの中に収容
    されることを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項5の装置において、前記スプレノ
    ズルから放出される前記液体調合物のジェットを励起し
    て液滴から成る流れを形成するための前記手段が、圧電
    トランスジューサ又は電磁トランスジューサであること
    を特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項9の装置において、前記液体ジ
    ェットの調合物が、1−200kHzの周波数で励起さ
    れることを特徴とする装置。
  11. 【請求項11】 請求項5の装置において、前記帯電電
    極が、0.1乃至1,000Vの電圧まで充電される円
    筒形又は環状の形態であることを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項5の装置において、少なくとも
    前記スプレノズルが、使用の際に手で持つに適すること
    を特徴とする装置。
  13. 【請求項13】 請求項5の装置において、 手で持つに適した寸法を有する本体部材(1)であっ
    て、その1つの壁部に設けられた短い管の形態のガイド
    (2)を有しており、前記ガイドの直径は、処置すべき
    目の寸法に概ね等しく、前記ガイドの管(2)の中に位
    置する本体部材(1)の壁部の一部には、狭い管(4)
    の出口(3)が設けられており、前記狭い管(4)の他
    端部が拡幅されて、本体部材(1)の側壁に広い孔部分
    (5)を形成しており、前記広い孔部分の中ではバネ負
    荷されたピストン(6)が作動できるように構成された
    本体部材(1)と、 前記本体部材(1)の壁部に設けられ、前記出口(3)
    の周囲で環状に配列される圧電トランスジューサ又は電
    磁トランスジューサ(7)であって、前記本体部材の中
    に収容される電圧発生機(10)から、同じく前記本体
    部材の中に収容される周波数制御ユニット(11)を介
    して、電気的な接続部(8)、(9)を通じて励起され
    る、圧電トランスジューサ又は電磁トランスジューサ
    (7)と、 当該装置から取り外すことができる取り外し可能なノズ
    ル(12)であって、投与すべき調合物を充填し、その
    後、前記出口(3)と協働するようにしっかりと押し込
    むことにより、前記中央開口の中に再び確実に取り付け
    ることができる、取り外し可能なノズル(12)と、 前記ガイドの管(2)の中に設けられて、前記当該装置
    の他の部分から絶縁され、前記トランスジューサ(7)
    の中で同軸状に配置されると共に、該トランスジューサ
    から短い距離だけ離されており、電気的な接続部(1
    4)を介して前記電圧発生機(10)から適宜な正又は
    負の電位まで帯電され、そのパルス周波数が、前記周波
    数制御ユニット(11)によって制御される帯電電極
    (13)とを備えることを特徴とする装置。
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