JP2005253238A - ボックスカバー - Google Patents

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Abstract

【課題】一枚で二種類の建物壁のタイプそれぞれに対応して使用することができるボックスカバーを提供する。
【解決手段】ボックスカバー11は四角枠状をなす基板10を備え、基板10の枠部における第1基板面11Aには塗代部13が設けられ、この塗代部13は一定の厚みを有するように外方に向かって突設されている。一方、基板10の枠部における第2基板面11Bには、前記塗代部13は形成されず、平板状をなしている。ボックスカバー11には一対の取付部14が設けられ、各取付部14にはナットNが配設されているとともに、該ナットNに対し、基板10の両面側から取付ビスを螺着可能になっている。そして、ボックスカバー11における第1基板面11Aは、コンクリート壁に配線器具を設置する際に使用され、塗代部13側が形成されていない第2基板面11Bは、軽量間仕切り壁に配線器具を設置するために使用される。
【選択図】 図3

Description

本発明は、配線器具を建物壁に設置するために配線用ボックスに取付けられて使用されるボックスカバーに関する。
建物壁にコンセント等の配線器具を設置するには、有底四角箱状をなす配線用ボックスと、その配線用ボックスの開口側に取り付けられる枠状をなすボックスカバーとが使用される。前記ボックスカバーには、建物壁の一種であるコンクリート壁に配線器具を設置するときに使用されるタイプのものと、一対の壁材を立設して構築される建物壁である軽量間仕切り壁に配線器具を設置するときに使用されるタイプのものとが存在する。
前者のボックスカバー(コンクリート埋設タイプ)は、例えば特許文献1に示されるものがある。このボックスカバーは基板の前面に一定の厚みを有する器具取付部が設けられ、その器具取付部の内側に開口が形成されている。一方、後者のボックスカバー(壁内配設タイプ)は、その前面に前記器具取付部が設けられず、基板の枠部は平板状をなす。なお、壁内配設タイプのボックスカバーにおける開口は、前記コンクリート埋設タイプの開口より広く形成されている。
そして、コンクリート埋設タイプのボックスカバーを使用する場合には、まず、ボックスカバーが配線用ボックスの開口側に取付けられ、該配線用ボックスがボックスカバーとともにコンクリート壁に埋設される。ボックスカバーはコンクリート壁に埋設されると、器具取付部の前端面のみがコンクリート壁の壁面に露出し、その他の部位はコンクリート壁内に埋め込まれる。その後、配線器具を保持した配線器具枠から、塗代部に設けられた取付部に取付ビスが螺着されると、該配線器具枠がボックスカバーに取付けられるとともに、配線器具がコンクリート壁に設置される。
一方、壁内配設タイプのボックスカバーを使用する場合には、まず、建物内に立設された柱の側面に配線用ボックスが取付けられ、該配線用ボックスの開口側にボックスカバーが取付けられる。そして、配線用ボックスの前後両側に一対の壁材が立設されて軽量間仕切り壁が構築される。その後、ボックスカバーの前側の壁材が切除されてボックスカバーの開口周縁部が壁材の表側に臨まされる。配線器具を保持した配線器具枠から、基板に設けられた取付部にビスが螺着されると、該配線器具枠がボックスカバーに取付けられるとともに、配線器具が軽量間仕切り壁に設置される。
上記2タイプのボックスカバーにおいて、コンクリート埋設タイプのボックスカバーは、器具取付部が設けられていることによって、器具取付部以外の部位をコンクリート壁内に埋め込むことができ、コンクリート壁の壁面に配線器具設置用の最小限の大きさの開口を形成することが可能となる。また、コンクリート埋設タイプのボックスカバーは、コンクリート壁の構築時に、コンクリート打設圧によって枠部が変形等しないように、開口を該ボックスカバーの中央に形成してボックスカバーの剛性を低下させない構造となっている。
しかし、コンクリート埋設タイプのボックスカバーを軽量間仕切り壁用に使用すると、壁材の厚みに加え、立設部の厚み分だけ配線用ボックスが、壁材から離れることになる。これは、配線用ボックス内に配線器具がほとんど収容されない状態となり、コンクリート埋設タイプのボックスカバーは、軽量間仕切り用には適していない。
一方、壁内配設タイプのボックスカバーは、コンクリート埋設タイプと異なり、立設部が形成されず、平板状をなす。このため、壁内配設タイプのボックスカバーは、その前面を壁材の裏面に密接させた状態で配設することが可能となる。これは、該ボックスカバーを介した配線用ボックスを前記壁材に近づけることに繋がり、該配線用ボックス内に収容される配線器具の部位を多くすることに繋がる。
しかし、壁内配設タイプのボックスカバーは、基板のほぼ全体に開口が形成され、枠部の幅は、コンクリート埋設タイプの枠部の幅よりも狭くなっている。このため、壁内配設タイプのボックスカバーをコンクリート埋設用に使用すると、開口からコンクリートが配線用ボックス内に侵入したり、コンクリート打設圧によって枠部が変形等したりする虞がある。即ち、壁内配設タイプのボックスカバーは、コンクリート埋設用には適していない。従って、2タイプのボックスカバーには、使用するのに適した建物壁、使用するのに適さない建物壁があり、配線器具を設置する建物壁に応じてボックスカバーが使い分けられている。
実開平1−123410号公報
ところが、配線器具の設置を行う作業者は、配線器具を設置しようとする建物壁のタイプ(コンクリート壁、軽量間仕切り壁)を予め考慮して、使用すべきボックスカバー(コンクリート埋設タイプ、壁内配設タイプ)を選択、準備しなくてはならず非常に煩わしいという問題があった。
本発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものである。その目的とするところは、一枚で二種類の建物壁のタイプそれぞれに対応して使用することができるボックスカバーを提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、配線用ボックスの開口側に取り付けられるとともに、配線器具枠が取付けられて該配線器具枠に保持された配線器具を建物壁に設置するためのボックスカバーであって、枠状をなす基板の枠部における一方の面に塗代部が一定の厚みを有するように立設されているとともに、前記枠部における他方の面が平板状に形成され、前記配線器具枠に挿通された取付ビスを、前記枠部におけるいずれの面側からも螺着可能とする取付部が基板に設けられていることを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のボックスカバーにおいて、前記取付部には前記取付ビスが螺合可能なナットが配設され、該取付部は、前記ナットを枠部における両面側から挟持する構成を有することを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載のボックスカバーにおいて、前記ナットは取付部の成形時にインサート成形により該取付部内に配設されていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2に記載のボックスカバーにおいて、前記ナットは取付部に設けられた凹部内に圧入されて前記取付部内に配設されていることを要旨とする。
(作用)
従って、請求項1に記載の発明によれば、枠部における一方の面又は他方の面を、配線用ボックスの前側に露出させて使用することができるように、枠部の両面側から取付部に取付ビスを螺着することができる。つまり、ボックスカバーは、塗代部が立設された一方の面を使用するのに適した建物壁に配線器具を設置するときに使用することができ、塗代部が立設されていない他方の面を使用するのに適した建物壁に配線器具を設置するときにも使用することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明において、ナットに対し取付ビスが螺合された状態で、該取付ビスを取付部から引き抜く方向への力が作用しても、ナットが取付部内で挟持されているため、ナットが取付部内で移動することが防止できる。
請求項3又は請求項4に記載の発明によれば、請求項2に記載の発明において、ナットを取付部内で確実に挟持することができる。
上記構成の請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のボックスカバーによれば、一枚で二種類の建物壁のタイプそれぞれに対応して使用することができる。
以下、本発明を具体化した第1及び第2実施形態について説明する。なお、第2実施形態においては第1実施形態との相違点についてのみ説明する。
(第1の実施形態)
以下、本発明を具体化したボックスカバーの一実施形態を図1〜図5にしたがって説明する。
図1に示すように、ボックスカバー11は、有底四角箱状をなす配線用ボックス12の開口側に取付けられるものである。具体的に説明すると、合成樹脂製のボックスカバー11は略四角枠状の基板10を備え、該基板10の中央部には開口11aが形成されている。開口11aはボックスカバー11の上下に延びる正面視細長四角形状に形成されている。
図2(a)に示すように、基板10の枠部における一方の面としての前面(第1基板面11A)において、前記開口11aの周縁部には細長四角枠状をなす塗代部13が設けられ、この塗代部13は一定の厚みを有するように外方に向かって突設されている。一方、図2(b)に示すように、基板10の枠部における他方の面としての後面(第2基板面11B)において、前記開口11aの周縁部には、前記塗代部13は形成されず、第2基板面11Bは平板状をなしている。
図1に示すように、前記塗代部13において、上下に相対向する一対の短辺の中央部には、それぞれ略筒状をなす取付部14が設けられている。図3及び図3の拡大図に示すように、上側の取付部14及び下側の取付部14には、それぞれ凹部14aが凹設され、上側の取付部14の凹部14aは、上方に向かって開放するように形成され、下側の取付部14の凹部14aは、下方に向かって開放するように形成されている。各凹部14a内にはナットNが配設され、各ナットNはそれぞれ凹部14a内に圧入されて取付部14内に設けられている。
各取付部14において、ナットNの前後両面は、それぞれ取付部14内の挟持面14cにより挟持されている。即ち、ナットNの前後両面には、それぞれ挟持面14cが当接し、該当接によってナットNがその前後方向、言い換えれば取付部14の前後方向へ移動することが規制されている。また、各取付部14には挿通孔14bが該取付部14を貫通して形成され、挿通孔14bの一端は、基板10の第1基板面11A、即ち塗代部13の前端面に開放され、挿通孔14bの他端は、基板10の第2基板面11Bに開放されている。
図1並びに図2(a)の破線及び図2(b)に示すように、ボックスカバー11の各コーナ部よりも内側には、それぞれ開口11aの周方向に沿って円弧状に延びるノックアウト部15が設けられている。第1基板面11A側においてはノックアウト部15の周縁部に沿って切り込みが形成され、ノックアウト部15自身はその厚みが基板10におけるその他の部位より薄肉に形成されている。そのため、ノックアウト部15はボックスカバー11から打ち抜き除去可能になっている。各ノックアウト部15には、それぞれノックアウト部15を貫通して取付孔15aが一箇所ずつ穿設されている。
次に、前記配線用ボックス12について説明する。図1に示すように、合成樹脂製の配線用ボックス12は有底四角箱状に形成されている。配線用ボックス12の上下に相対向する側壁の内面にはそれぞれボス部22が設けられ、該ボス部22はそれぞれ配線用ボックス12の開口側に位置する。各ボス部22にはボス孔22aが形成されている。続いて、図4に示す配線器具枠23について説明する。金属製の配線器具枠23は細長四角板状をなし、配線器具30を取着可能な取着孔23aが2箇所に形成されている。また、配線器具枠23の上下両端部にはビス孔23bが穿設されている。
さて、上記構成のボックスカバー11の使用方法について説明する。まず、コンクリート壁Wに配線器具30を設置するためのボックスカバー11の使用方法について説明する。図1に示すように、塗代部13が配線用ボックス12の前側に露出するようにして、一対の取付孔15aからボス孔22aにビス24を挿通する。さらに、該ビス24をボス部22に螺着してボックスカバー11を配線用ボックス12の開口側に取り付け、ボックスカバー11と配線用ボックス12とよりなる配線用ボックス装置を構成する。
次いで、コンクリート壁Wを構築するために一対の型枠(図示せず)を立設し、一方の型枠の裏面に塗代部13の前面全体が密接するように、配線用ボックス12を図示しない支持手段により型枠内に支持させる。そして、一対の型枠の間にコンクリートが打設されると、配線用ボックス12及びボックスカバー11がコンクリート内に埋設される。
このとき、ボックスカバー11の第1基板面11Aにおいて、塗代部13以外はコンクリート壁W内に埋め込まれ、該塗代部13の前端面のみがコンクリート壁Wの表面に臨む。すると、コンクリート壁Wの壁面には、配線器具30設置用の最小限の大きさの開口11aのみが形成される。また、ボックスカバー11において、基板10の枠部の幅は十分な長さを有するため、コンクリート打設圧によって枠部、ひいては基板10が変形等することが防止される。これは、ボックスカバー11における塗代部13が形成された第1基板面11Aは、コンクリート壁Wに配線器具30を設置するとき使用するのに適した構成を有しているといえる。
コンクリートが硬化した後に、一対の型枠を除去すると、図4に示すように、コンクリート壁Wが構築されるとともに、そのコンクリート壁Wにボックスカバー11及び配線用ボックス12(配線用ボックス装置)が埋設される。この埋設状態では、塗代部13の前端面と、該塗代部13側に開放された挿通孔14bとがコンクリート壁Wの壁面に露出している。
そして、配線器具30を保持した配線器具枠23の上下各ビス孔23bに取付ビス28を挿通し、該取付ビス28をコンクリート壁Wに臨む挿通孔14bから取付部14内へ挿通するとともに、該取付ビス28をナットNに螺合し、取付ビス28を取付部14に螺着する。その結果、配線器具枠23の後面が塗代部13の前端面に当接し、該配線器具枠23が基板10から離間した位置に支持される。そして、ボックスカバー11に、配線器具枠23を介して配線器具30が取着され、コンクリート壁Wに配線器具30が設置される。
次いで、軽量間仕切り壁Kに配線器具30を設置するためのボックスカバー11の使用方法について説明する。まず、図5に示すように、建物内に立設された柱31の側面に、配線用ボックス12の内側から図示しない釘を打ち付け、柱31に配線用ボックス12を取り付ける。次に、基板10における平板状をなす面(第2基板面11B)が、配線用ボックス12の前側に露出し、塗代部13側が配線用ボックス12内に収容されるようにボックスカバー11を配線用ボックス12の開口側に配置する。
このとき、取付孔15aとボス孔22aとの位置が合致しないため、ボス部22と対応する位置にあるノックアウト部15を、ボックスカバー11から打ち抜き除去し、基板10に長溝を形成する。そして、その開放されたノックアウト部15内でビス24の位置を調整し、該ビス24を各ボス孔22aに挿通するとともに、ボス部22に螺着してボックスカバー11を配線用ボックス12の開口側に取り付ける。すると、ボックスカバー11と配線用ボックス12よりなる配線用ボックス装置が構成される。
次に、一対の壁材32を配線用ボックス12の前後(図5では前側の壁材32のみ図示)に立設させて該一対の壁材32により軽量間仕切り壁Kが構築される。なお、壁材32を立設するとき、前側の壁材32の裏面に、基板10の第2基板面11Bを当接させ、開口11aを前側の壁材32に近づける。
そして、前側の壁材32において、ボックスカバー11の開口11a周縁部が軽量間仕切り壁Kの前面に臨むように該前側の壁材32を切除する。次に、配線器具30を保持した配線器具枠23の上下各ビス孔23bに取付ビス28を挿通し、該取付ビス28を基板10の第2基板面11B側に開放された各挿通孔14bから取付部14内へ挿通するとともに、該取付ビス28をナットNに螺合し、取付部14に螺着する。その結果、配線器具枠23の裏面が前側の壁材32に当接した状態で該配線器具枠23がボックスカバー11に取付けられ、軽量間仕切り壁Kに配線器具30が設置される。
ここで、塗代部13が立設された第1基板面11A側を、配線用ボックス12内から露出させてボックスカバー11を使用し、軽量間仕切り壁Kに配線器具30を設置した場合、壁材32の厚みに加え、塗代部13の厚み分だけ配線用ボックス12が前側の壁材32から離れる。これは、前側の壁材32の前面に設置されることとなる配線器具30が、配線用ボックス12から離れてしまい、配線器具30において配線用ボックス12内に収容される部位が少なくなってしまい好適ではない。
これに対し、ボックスカバー11の第2基板面11Bを使用したとき、該第2基板面11Bは塗代部13が立設されず平板状をなすため、第1基板面11Aを使用した場合と比較して、ボックスカバー11を介した配線用ボックス12を壁材32裏面に近づけることができる。このことは、塗代部13の厚み分だけ、配線用ボックス12内に収容される配線器具30の部位を多くすることができる。
従って、第2基板面11Bを使用することは、配線器具30を軽量間仕切り壁Kに設置することに好適である。その結果、ボックスカバー11における塗代部13側が形成されていない第2基板面11Bは、軽量間仕切り壁Kに配線器具30を設置するとき使用するのに適した構成を有しているといえる。
上記第1実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)ボックスカバー11は基板10の第1基板面11Aに塗代部13が立設され、第2基板面11Bは、塗代部13が立設されず平板状をなしている。そして、配線器具30が設置される建物壁のタイプ(コンクリート壁W又は軽量間仕切り壁K)に対応させてボックスカバー11の使用面(言い換えると配線用ボックス12への取付面)を変更して使用することができる。従って、建物壁のタイプに応じて別々のボックスカバー11を準備する必要がなく、ボックスカバー11の選択といった煩わしい作業を省くことができる。
(2)取付部14の両面側に挿通孔14bが開放され、取付部14内においては挟持面14cによってナットNが基板10の両面側から挟持されている。即ち、ナットNの前後両面には、それぞれ挟持面14cが当接している。このため、ナットNに取付ビス28が螺合された状態で、該取付ビス28を取付部14から引き抜く方向(ナットNの前方又は後方)への力が作用しても、ナットNには挟持面14cが当接しているため、ナットNが取付部14内で移動することなく、取付部14から抜脱することが防止できる。従って、ボックスカバー11をどちらの面(第1基板面11A又は第2基板面11B)で使用しても、配線器具枠23のボックスカバー11に対する取付状態を維持することができ、配線器具30の設置状態を維持することができる。
(3)ナットNは取付部14に凹設された凹部14a内に圧入することにより、取付部14内に配設されている。従って、ナットNを挟持面14cにより確実に挟持することができ、ナットNの取付部14内での移動を確実に防止できる。
(第2実施形態)
図6〜図10においては第2実施形態を示す。
図6及び図7(a)、(b)に示すように、ボックスカバー40は略四角枠状の基板41を備え、該基板41の中央部には開口41aが形成されている。また、基板41の枠部における一方の面(第1基板面41A)には塗代部43が設けられ、基板41の枠部における他方の面(第2基板面41B)は平面状をなしている。図8に示すように、前記塗代部43には取付部44が設けられ、該取付部44には、第1実施形態と同様にナットNが配設されている。なお、ナットNの前後両面は、それぞれ挟持面44aが当接し、それら一対の挟持面44aによって挟持されているが、ナットNはそれぞれボックスカバー40の成形時にインサート成形により取付部44に配設される。
各取付部44には挿通孔44bが貫通し、該挿通孔44bは基板41の両面側に開放されている。図7(a)、(b)に示すように、ボックスカバー40にはノックアウト部45が四箇所に設けられ、第1実施形態と同様に、取付孔45aが穿設されている。
基板41の第1基板面41Aの四側縁部にはリブ46が設けられ、上下に相対向する一対のリブ46の内面には係合凹所46aが凹設されている。図6に示すように、これら係合凹所46aは、配線用ボックス12の開口側において、各側壁の両端側に突設された係合突起20aに係合可能になっている。
この第2実施形態のボックスカバー40において、図9に示すように、基板41の枠部が平板状に形成された第2基板面41Bは、軽量間仕切り壁Kに配線器具30を設置するために使用される。一方、図10に示すように、ボックスカバー40において、枠部に塗代部43が形成された第1基板面41Aは、コンクリート壁Wに配線器具30を設置するために使用される。
なお、図9に示すように、第2基板面41Bを使用して軽量間仕切り壁Kに配線器具30を設置するべく、ボックスカバー40を配線用ボックス12に取付けるとき、係合凹所46aを係合突起20aに係合させる。すると、ボックスカバー40が配線用ボックス12にワンタッチで取付けられる。
従って、第2実施形態のボックスカバー40によれば、第1実施形態の(1)及び(2)と同様の効果を発揮できることに加え、係合凹所46aと係合突起20aとの係合により、ボックスカバー40の配線用ボックス12に対する取付作業を容易に行うことができる。また、基板41の第1基板面41Aを使用した場合、リブ46がボックスカバー40の前方へ突出する状態となるが、リブ46はコンクリート壁W内に埋設されるため、該リブ46がコンクリート壁Wに露出したりして美観の低下を招くことはない。
さらに、ナットNはボックスカバー40の成形時のインサート成形により、取付部44内に配設されている。従って、ナットNを挟持面44aにより確実に挟持することができ、ナットNの取付部44内での移動を確実に防止できる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○第2実施形態において、ボックスカバー40のリブ46、係合凹所46a及び配線用ボックス12の係合突起20aを省略し、ビス24とボス部22との螺合によりボックスカバー40を配線用ボックス12に取り付けてもよい。
○第1実施形態において、ボックスカバー11にリブ46、係合凹所46aを設け、配線用ボックス12に係合突起20aを設けてボックスカバー11を配線用ボックス12にワンタッチで取付け可能とする構成としてもよい。
○ノックアウト部15,45を省略してもよい。
○建物壁として軽量間仕切り壁Kに配線器具30を設置するためにボックスカバー11,40の第2基板面11B,41Bを使用したが、真壁や軽量間仕切り壁K以外の壁に配線器具30を設置する際に、ボックスカバー11,40の第2基板面11B,41Bを用いてもよい。
○各実施形態では、取付部14,44内にナットNを配設する構成としたが、ナットNを省略し、挿通孔14b,44bの内周面に取付ビス28を強制螺入して取付部14,44に取付ビス28を固定する構成としてもよい。
次に、上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について以下に追記する。
(1)請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載のボックスカバーを配線用ボックスの開口側に取付けて構成され、配線用ボックスの前面側に配置される面を変更することが可能である配線用ボックス装置。
第1実施形態のボックスカバー及び配線用ボックスを示す斜視図。 (a)はボックスカバーの一方の面を示す図、(b)はボックスカバーの他方の面を示す図。 ボックスカバーの塗代部、取付部等を示す図2(a)の3−3線断面図。 コンクリート壁におけるボックスカバーの使用状態を示す断面図。 軽量間仕切り壁におけるボックスカバーの使用状態を示す断面図。 第2実施形態のボックスカバー及び配線用ボックスを示す斜視図。 (a)はボックスカバーの他方の面を示す図、(b)はボックスカバーの一方の面を示す図。 ボックスカバーの塗代部、取付部等を示す図7(a)の8−8線断面図。 軽量間仕切り壁におけるボックスカバーの使用状態を示す断面図。 コンクリート壁におけるボックスカバーの使用状態を示す断面図。
符号の説明
K…建物壁としての軽量間仕切り壁、N…ナット、W…建物壁としてのコンクリート壁、10,41…基板、11,40…ボックスカバー、11A、41A…一方の面としての第1基板面、11B,41B…他方の面としての第2基板面、12…配線用ボックス、13,43…塗代部、14,44…取付部、14a…凹部、23…配線器具枠、28…取付ビス、30…配線器具。

Claims (4)

  1. 配線用ボックスの開口側に取り付けられるとともに、配線器具枠が取付けられて該配線器具枠に保持された配線器具を建物壁に設置するためのボックスカバーであって、
    枠状をなす基板の枠部における一方の面に塗代部が一定の厚みを有するように立設されているとともに、前記枠部における他方の面が平板状に形成され、前記配線器具枠に挿通された取付ビスを、前記枠部におけるいずれの面側からも螺着可能とする取付部が基板に設けられていることを特徴とするボックスカバー。
  2. 前記取付部には前記取付ビスが螺合可能なナットが配設され、該取付部は、前記ナットを枠部における両面側から挟持する構成を有することを特徴とする請求項1に記載のボックスカバー。
  3. 前記ナットは取付部の成形時にインサート成形により該取付部内に配設されていることを特徴とする請求項2に記載のボックスカバー。
  4. 前記ナットは取付部に設けられた凹部内に圧入されて前記取付部内に配設されていることを特徴とする請求項2に記載のボックスカバー。
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