JPH10336835A - 配線器具保持体用取付ビス - Google Patents

配線器具保持体用取付ビス

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JPH10336835A
JPH10336835A JP9141579A JP14157997A JPH10336835A JP H10336835 A JPH10336835 A JP H10336835A JP 9141579 A JP9141579 A JP 9141579A JP 14157997 A JP14157997 A JP 14157997A JP H10336835 A JPH10336835 A JP H10336835A
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JP
Japan
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wiring device
device holder
wiring
screw
mounting
Prior art date
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Application number
JP9141579A
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English (en)
Inventor
Kensei Furuta
建世 古田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mirai Industry Co Ltd
Original Assignee
Mirai Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成によって、配線器具保持体を、壁
裏に配設された配線用ボックス本体に固定後、化粧プレ
ートの取付けの障害となることがなく、又は薄厚の化粧
プレートの取付けが可能であって、この配線器具保持体
を変形、破壊させることなく当該配線用プレートに取付
け可能であるとともに、上下左右の位置調整ができ、さ
らにその傾き調整ができる、配線器具保持体用取付ビス
などを提供すること。 【解決手段】 配線器具保持体2に設けたビス挿通孔2
aに挿通され、配線用ボックス本体1に形成されたボス
部1aに螺着固定される軸部と、下面が前記配線器具保
持体2に設けた前記ビス挿通孔2aの周縁面に対してこ
のビス挿通孔2aの形成方向と垂直に面接する平板状の
頭部とを具備してなる配線器具保持体用取付ビス3を使
用して、壁内に配設された配線用ボックス10に配線器
具保持体2を取付けするように構成されており、配線用
ボックス本体1に対して上下左右に位置ズレた状態に取
り付け可能、又は傾斜した状態に取り付け可能になる、
という作用効果が得られるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、壁内に配設された
配線用ボックス本体に配線器具保持体を取付ビスを介在
して取付け固定する際に使用する配線器具保持体用取付
ビス、該配線器具保持体用取付ビスを介在して前記配線
器具保持体が取付け可能な当該配線器具保持体用取付ビ
スを前記配線用ボック本体の内部に着脱自在に備えた配
線用ボックス、及び配線器具保持体の取付け装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、壁面に配線器具を設置するために
は、壁裏に配線用ボックス本体を配設し、配線器具を取
着した配線器具取付枠に設けられたビス挿通孔を貫通し
て備えられた固定用ビスの軸部を、前記配線用ボックス
本体内に形成された固定用ボス部に螺着することにより
この配線器具取付枠を前記配線用ボックス本体に固定
し、その後、化粧プレートを前記配線器具取付枠にビス
止め若しくは嵌着することにより取付けられていた(実
開昭50−137594号公報など)。
【0003】処で、従来の前記固定用ビスは、取付け後
の固定用ビスの頭部が化粧プレートを取付けする際に邪
魔にならないようにすべく、或いは、薄厚の化粧プレー
トが室内側に突出しないように取り付けすることを可能
とすべく、固定用ビスの頭部の突出量が小さい、所謂
「さらねじ」と呼ばれる固定用ビスが使用されてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図7に
この「さらねじ」と呼ばれるタイプの固定用ビス20を
模式的に示した。図7に示すように、「さらねじ」タイ
プの固定用ビス20にあっては、その頭部21下面が軸
部22に向けて小径となるテーパー形状に形成されてい
るため、これを配線用ボックスに形成されたボス部に取
り付けする作業時に、該ボス部に向けて必要以上にねじ
込みされることが多く、この際に、前記配線器具取付枠
25が金属薄板で構成されている場合には、図8に示す
ように当該取付枠が反るように変形するという不具合が
あり、前記配線器具取付枠26が合成樹脂製であると、
図9に示すように、変形によって破壊されることがある
という不具合があった。
【0005】一方、従来の配線器具取付枠には固定用ビ
ス挿通孔が左右方向に延設された長孔として形成されて
いるため、壁裏に配設した配線用ボックス本体の位置が
左右方向に若干位置ズレしていても、配線器具取付枠を
この配線用ボックス本体に対して左右方向にずらして取
り付けできたので、これにより、所望する所定位置に配
線器具を取り付けすることができた。
【0006】しかしながら、前記固定用ビスが「さらね
じ」であったため、配線用ボックス本体に対して上下方
向にずらして取り付けすることができず、したがって、
上下方向の位置修正をすることができなかった。そし
て、前記配線器具取付枠に、仮に固定用ビス挿通孔が上
下方向にクレアランスをもつ長孔として形成されていた
としても、「さらねじ」の頭部下面が、軸部に向けて小
径となるテーパー形状に形成されているため、配線用ボ
ックス本体に対して配線器具取付枠を上下にずらして取
付けることができなかった。
【0007】また、同じ理由で、配線用ボックス本体に
対して配線器具取付枠を傾斜した状態に取り付けしよう
としてもその傾きを調整することもできなかった。
【0008】本発明は上述した事情に鑑みなされたもの
であってその解決すべき課題は、配線器具保持体を、壁
裏に配設された配線用ボックス本体に固定後、上述した
従来の「さらねじ」と同様に、化粧プレートの取付けの
障害となることがなく、又は薄厚の化粧プレートの取付
けが可能であって、この配線器具保持体を変形、破壊さ
せることなく当該配線用プレートに取付け可能であると
ともに、前記配線器具保持体を配線用ボックス本体に対
して上下左右の位置調整ができ、さらにその傾き調整が
できる、配線器具保持体用取付ビスなどを提供すること
である。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に採用した本発明の要旨とするところは、叙上の特許請
求の範囲に記載の通りである。
【0010】このような構成を採用した請求項1、2記
載の発明にあっては、配線器具保持体用取付ビスの頭部
が平板状に形成されかつその下面が配線器具保持体に設
けたビス挿通孔の周縁面に対し該ビス挿通孔の形成方向
と垂直に面接するように形成されているから、従来の
「さらねじ」よりも平行移動に関する自由度を増加させ
ることができる。すなわち、従来の「さらねじ」と同様
に、化粧プレートの取付けの障害となることがなく、そ
して薄厚の化粧プレートの取付けができるという作用に
加えて、配線器具保持体用取付ビスによって配線器具保
持体を変形、破壊させることなく、壁裏に配設された配
線用ボックス本体にこの配線器具保持体を固定できる、
という作用が得られる。
【0011】特に、請求項2に記載の発明にあっては、
配線器具保持体のビス挿通孔に軸部を遊通させることが
できるという作用と、配線器具保持体用取付ビスの上述
した平行移動に関する自由度を増加させることができる
という作用とが相まって、当該配線器具保持体を配線用
ボックス本体に対して上下左右に位置ズレた状態に取り
付けできるとか、配線器具保持体を傾斜した状態に取り
付けできる、という作用が得られるのである。
【0012】つぎに、このような構成を採用した請求項
3、4に記載の発明にあっは、配線器具保持体用取付ビ
スの頭部が平板状に形成されかつその下面が配線器具保
持体に設けたビス挿通孔の周縁面に対して該ビス挿通孔
の形成方向と垂直に面接するように形成されているた
め、上述した従来の「さらねじ」とは異なり、配線器具
保持体を変形、破壊させることなく配線器具保持体用取
付ビスを配線用ボックス本体の内部に着脱自在に備えた
配線用ボックスとして構築でき、しかも、上述した従来
の「さらねじ」を使用した場合と同様に、配線器具保持
体用取付ビスの頭部が障害となって化粧プレートを取付
け固定できないとか、薄厚の化粧プレートの取付けでき
ない、という不具合を解消した配線用ボックスが提供で
きる。
【0013】特に、請求項4記載の発明にあっては、配
線器具保持体のビス挿通孔に軸部を遊通させることがで
きるという作用と、配線器具保持体用取付ビスの上述し
た平行移動に関する自由度を増加させることができると
いう作用とが相まって、当該配線器具保持体を配線用ボ
ックス本体に対して上下左右に位置ズレた状態に取り付
け可能、又は傾いた状態に取り付け可能な当該配線器具
保持体用取付ビスを、配線用ボックス本体の内部に着脱
自在に備えた配線用ボックスとして提供できる、という
作用が得られる。
【0014】つぎに、このような構成を採用した請求項
5、6に記載の発明にあっては、下面が配線器具保持体
に設けたビス挿通孔の周縁面に対して該ビス挿通孔の形
成方向と垂直に面接する平板状の頭部を有する配線器具
保持体用取付ビスの軸部を、配線器具保持体に設けられ
たビス挿通孔に挿通させ、配線用ボックス本体に形成さ
れたボス部に螺着固定する構成であるため、従来の「さ
らねじ」とは異なり、配線器具保持体を変形、破壊させ
ることなく、この配線器具保持体を配線用ボックス本体
に固定できる配線器具保持体用取付ビスを備えており、
しかも、従来の「さらねじ」を使用した場合のように、
配線器具保持体用取付ビスの頭部が障害となって化粧プ
レートを取付け固定できないとか、薄厚の化粧プレート
の取付けできない、という不具合を解消できる。
【0015】特に、請求項6に記載の発明にあっては、
配線器具保持体のビス挿通孔に軸部を遊通させることが
できるという作用と、配線器具保持体用取付ビスの上述
した平行移動に関する自由度を増加させることができる
という作用とが相まって、当該配線器具保持体を配線用
ボックスの表面に対して上下左右に位置ズレした状態に
取り付けできるとか、配線器具保持体を傾いた状態に取
り付けできる、という作用が得られる。
【0016】すなわち、壁裏に配設された配線用ボック
ス本体に配線器具保持体を固定したその後であっても、
化粧プレートの取付けの障害となることがなく、そして
薄厚の化粧プレートの取付けが可能であるとともに、配
線器具保持体を変形、破壊させることなく当該配線用ボ
ックス本体に取付けすることができる。また、配線器具
保持体を配線用ボックス本体に取付けする際に、当該配
線用ボックス本体に対して上下左右に位置調整ができ、
配線器具保持体の傾き調整ができるという作用が得られ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明の第一実施例の配線用ボ
ックス10を示す分解斜視図である。
【0018】図において、第一実施例の配線用ボックス
10は、配線用ボックス本体1と、この配線用ボックス
本体1の底面に設けた図示しない保持部に着脱自在に備
えられた配線器具保持体用取付ビス3と、この配線器具
保持体用取付ビス3を介在させて取り付けされる配線器
具保持体2と、配線器具保持体2にビス止め(又は嵌
着)により取付けされる化粧プレート4とから構成され
ており、配線器具保持体2に保持された配線器具5を壁
表に向けて臨ませるようになっている。
【0019】配線用ボックス本体1は、周壁の相対向す
る位置に、配線器具保持体2を取り付けするための1対
のボス部1a、1aを近接して突設した有底のボックス
体として成形されており、壁裏に設置され、壁材に対し
て透孔を穿設することにより、その前面開口を壁表に臨
ませるようになっている。但し、本発明において使用す
る配線用ボックス本体とは、配線器具保持体2を取り付
けするためのボス部2aを具備したボックス体として成
形されたもの全てを含む広い概念として使用するもので
あり、底面の有無、被探知部の有無、全体の外観形状や
寸法形状等はいずれも適宜設計変更して実施できる。
【0020】配線器具保持体2は合成樹脂若しくは金属
薄板製で、スイッチ、コンセント等に代表される配線器
具5を収容したまま配線器具配線用ボックス本体1の表
面に取り付けされるものであり、配線用ボックス本体1
に配置したとき、配線用ボックス本体1に形成された1
対のボス部1a、1aの配置位置と対応するそれぞれの
位置に、ビス挿通孔2a、2aが長孔として穿設されて
いる。
【0021】配線器具保持体用取付ビス3は、図2、3
に示すように、配線器具保持体2に設けたビス挿通孔2
aに挿通され、配線用ボックス本体1に形成されたボス
部1aに螺着固定される軸部3aと、その下面が配線器
具保持体2に設けたビス挿通孔2aの周縁面に対して該
ビス挿通孔2aの形成方向と垂直になるように形成され
た平板状の頭部3bとを具備しており、配線用ボックス
本体1の内部に予め着脱自在に備えられ、配線用ボック
ス本体1に配線器具保持体2を取付け固定すると、取付
ビス3の頭部3b下面はビス挿通孔2aの周縁面に面接
触した状態に取着できる。
【0022】つぎに、第一実施例の配線用ボックス10
を壁面に設置する手順について説明する。
【0023】まず、壁裏に配置された配線用ボックス本
体1内に設けた図示しない被探知部を壁表から金属探知
機を使用して探知し、配線用ボックス本体の設置位置を
概略探知し、配線用ボックス本体1の前面開口を壁表に
臨ませるべく壁材に対して透孔を穿設する。
【0024】ついで、壁表に臨ませた配線用ボックス本
体1の開口に、配線器具5を収容した配線器具保持体2
を、ボス部1aとビス挿通孔2aとが互いに上下で重な
るように配置し、配線用ボックス本体1の内部から配線
器具保持体用取付ビス3を取り出し、ついで、配線器具
保持体用取付ビス3の軸部3aを、配線器具保持体2に
設けたビス挿通孔2aに挿通させ、さらに押し込んで、
配線用ボックス本体1に形成されたボス部1aに螺着す
る。同様にして、必要とする取付ビス3の全てを螺着す
ると、配線器具保持体2は配線用ボックス1に取着固定
される。その後、配線器具保持体2に化粧プレート4を
ビス止め又は嵌着すると、第一実施例の配線用ボックス
10となる。
【0025】つぎに、配線器具保持体用取付ビス3の奏
する作用効果について説明する。叙上の如く、配線器具
保持体用取付ビス3の頭部3bは、その下面が、軸部に
向けて小径となるテーパー形状に形成されているのでは
なくて、配線器具保持体2に設けたビス挿通孔2aの周
縁面に対して略平行となるように形成されているから、
従来の「さらねじ」よりも配線器具保持体の平行移動に
関する自由度を増加させることができる(図4)。
【0026】そして、ボス部3aに配線器具保持体用取
付ビス3の軸部3aを螺着する際に、配線器具保持体2
を反るように変形させることなく、或いは変形によって
破壊されることなく、取り付けできる。また、頭部3b
の上面もまた略水平に構成されているため、取付け後の
取付ビス3の頭部3bの突出量を小さくすることがで
き、取付け後の取付ビス3の頭部3bが化粧プレート4
を取付けする際に邪魔にならない。また、薄厚の化粧プ
レートが室内側に突出しないように取り付けすることが
できる。
【0027】ところで、前記配線器具保持体2に設ける
ビス挿通孔2aの径を大きくすると、叙述した作用効果
に加えて、つぎに述べる優れた作用効果が得られるよう
になる。
【0028】すなわち、ビス挿通孔2aの内面と、配線
器具保持体用取付ビス3の軸部3aとの間に360°に
亘る隙間ができこれがクレアランスとして作用する。ま
た、配線器具保持体用取付ビス3の頭部3b下面はビス
挿通孔2aの周縁面と略平行に形成されているから、か
かる構成を採用することによって、配線器具保持体の平
行移動に関する自由度を更に増加させることができる。
【0029】そして、ビス挿通孔2a内に軸部3aを遊
通させることができるという作用と、配線器具保持体の
平行移動に関する自由度を増加させることができるとい
う作用とが相まって、図5に示すように、当該配線器具
保持体2を配線用ボックス本体1に対して上下左右に位
置ズレた状態に取り付けできるとか、図6に示すよう
に、配線器具保持体を傾斜した状態に取り付けできる、
という格別顕著な作用効果が得られるのである。
【0030】ところで、本発明は叙上の各実施例に限定
されるものではなく、本発明の趣旨から逸脱しない範囲
で、適宜設計変更して実施できる。
【0031】すなわち、上述したように、配線用ボック
ス本体1とは、配線器具保持体2を取り付けするための
ボス部2aを具備したボックス体として成形されたもの
全てを含む広い概念として使用するものであり、底面の
有無、被探知部の有無、全体の外観形状や寸法形状等は
いずれも適宜設計変更して実施できる。
【0032】また、配線器具保持体2と化粧プレート4
の全体外観形状や寸法形状等、配線器具保持体用取付ビ
ス3の寸法形状等、配線器具保持体2と配線器具5との
取付方法、配線器具保持体に取り付ける配線器具5の数
量等を特に限定するものではない。
【0033】さらにまた、配線器具保持体は、コンセン
ト、スイッチの配線器具の他、調光器、アース等の配線
器具5の取り付けにも適用できることはいうまでもない
ことである。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1、2に記
載の配線器具保持体用取付ビスによれば、配線器具保持
体用取付ビスの頭部が平板状に形成されかつその下面が
配線器具保持体に設けたビス挿通孔の周縁面に対して該
ビス挿通孔の形成方向と垂直に面接するように形成され
ているため、従来の「さらねじ」よりも平行移動に関す
る自由度を増加させることができる。そのため、従来の
「さらねじ」と同様に、化粧プレートの取付けの障害と
なることがなく、そして薄厚の化粧プレートの取付けが
できるという作用に加えて、配線器具保持体用取付ビス
によって配線器具保持体を変形、破壊させることなく、
壁裏に配設された配線用ボックス本体にこの配線器具保
持体を固定できる、という作用効果が得られる。
【0035】特に、請求項2に記載の配線器具保持体用
取付ビスによれば、上述した作用が相まって、当該配線
器具保持体を配線用ボックス本体に対して上下左右に位
置ズレた状態に取り付けできるとか、配線器具保持体を
傾いた状態に取り付けできる、という作用効果が得られ
る。
【0036】つぎに、請求項3、4に記載の配線用ボッ
クスによれば、配線器具保持体用取付ビスの頭部が平板
状に形成されかつその下面が配線器具保持体に設けたビ
ス挿通孔の周縁面に対して該ビス挿通孔の形成方向と垂
直に面接するように形成されているため、特には、上述
した従来の「さらねじ」を使用した場合とは異なり、配
線器具保持体を変形、破壊させることなく配線器具保持
体を固定した配線用ボックスとして組立されており、し
かも、配線器具保持体用取付ビスの頭部が障害となって
化粧プレートを取付け固定できないとか、薄厚の化粧プ
レートの取付けできない、という不具合を解消した配線
用ボックスとして提供できる。
【0037】特に、請求項4記載の配線用ボックスによ
れば、上述した作用が相まって作用するから、当該配線
器具保持体を配線用ボックス本体に対して上下左右に位
置ズレた状態に取り付けされた配線用ボックスとして、
又は配線器具保持体を傾いた状態に取り付けできる配線
用ボックスとして提供できる、という作用効果が得られ
る。
【0038】つぎに、請求項5、6に記載の配線器具保
持体の取付装置によれば、下面が配線器具保持体に設け
たビス挿通孔の周縁面に対して該ビス挿通孔の形成方向
と垂直に面接する平板状の頭部を有する配線器具保持体
用取付ビスの軸部を、配線器具保持体に設けられたビス
挿通孔に挿通させ、配線用ボックス本体のボス部に螺着
固定する構成であるため、特には、従来の「さらねじ」
を使用する場合とは異なり、配線器具保持体を変形、破
壊させることなく、この配線器具保持体を配線用ボック
ス本体に固定でき、しかも、従来の「さらねじ」を使用
した場合のように、配線器具保持体用取付ビスの頭部が
障害となって化粧プレートを取付け固定できないとか、
薄厚の化粧プレートの取付けできない、という不具合を
解消できる。
【0039】特に、請求項6に記載の配線器具保持体の
取付装置によれば、上述した作用が相まって作用するか
ら、当該配線器具保持体を配線用ボックス本体に対して
上下左右に位置ズレた状態に取り付けできるとか、配線
器具保持体を傾いた状態に取り付けできる、という作用
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る配線用ボックスを示
す分解斜視図である。
【図2】 図1に示した配線用ボックスに使用した配線
器具保持体用取付ビスを模式的に示す正面図である。
【図3】 図2に示した配線器具保持体用取付ビスの平
面図である。
【図4】 本発明の一作用を説明するために示す断面図
である。
【図5】 図4に示す作用により得られる一作用効果を
説明するために示す部分平面図であり、配線用ボックス
本体に対して配線器具保持体が位置ズレした状態に取り
付けされている。
【図6】 本発明の他の作用効果を説明するために示す
部分平面図であり、配線ボックス本体に対して配線器具
保持体が傾いた状態に取り付けされている。
【図7】 従来の「さらねじ」と呼ばれるタイプの固定
用ビスを模式的に示す斜視図である。
【図8】 従来の「さらねじ」が具有する不具合を説明
するために示す断面図である
【図9】 従来の「さらねじ」が具有する他の不具合を
説明するために示す断面図である。
【符号の説明】
1…配線用ボックス本体 1a…ボス部 2…配線器具保持体 2a…ビス挿通孔 3…配線器具保持体用取付ビス 3a…軸部 3b…頭部 4…化粧プレート 5…配線器具 10…配線用ボックス 20…「さらねじ」型の固定用ビス 21…頭部 22…軸部 25…金属製配線器具取付枠 26…合成樹脂製配線器具取付枠

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁内に配設された配線用ボックス本体に
    配線器具保持体を取付けすべく使用する配線器具保持体
    用取付ビスであって、 前記配線器具保持体に設けたビス挿通孔に挿通され、前
    記配線用ボックスに形成されたボス部に螺着固定される
    軸部と、 下面が前記配線器具保持体に設けた前記ビス挿通孔の周
    縁面に対し該ビス挿通孔の形成方向と垂直に面接する平
    板状の頭部と、 を具備してなることを特徴とする配線器具保持体用取付
    ビス。
  2. 【請求項2】 前記配線器具保持体用取付ビスにおい
    て、 前記配線器具保持体の前記ビス挿通孔に前記軸部を遊通
    させることによりこの配線器具保持体を前記配線用ボッ
    クス本体に対して上下左右に位置ズレた状態に取り付け
    可能、又は傾斜した状態に取り付け可能であることを特
    徴とする請求項1に記載の配線器具保持体用取付ビス。
  3. 【請求項3】 配線器具保持体が配線器具保持体用取付
    ビスを介在して取付け固定された配線用ボックスであっ
    て、 前記配線器具保持体に設けられたビス挿通孔に挿通さ
    れ、前記配線用ボックス本体に設けられたボス部に螺着
    固定される軸部と、下面が前記配線器具保持体に設けた
    ビス挿通孔の周縁面に対し該ビス挿通孔の形成方向と垂
    直に面接する平板状の頭部とを具備する配線器具保持体
    用取付ビスが、前記配線用ボックス本体の内部に脱着自
    在に取付けてあることを特徴とする配線用ボックス。
  4. 【請求項4】 前記配線用ボックスにおいて、 前記配線器具保持体用取付ビスは、前記配線器具保持体
    の前記ビス挿通孔に前記軸部を遊通させることによりこ
    の配線器具保持体を前記配線用ボックス本体に対して上
    下左右に位置ズレた状態に取り付け可能、又は傾斜した
    状態に取り付け可能であることを特徴とする請求項3に
    記載の配線用ボックス。
  5. 【請求項5】 壁内に配設された配線用ボックス本体に
    取付けされる配線器具保持体と、この配線器具保持体を
    前記配線用ボック本体に取付けすべく使用する配線器具
    保持体用取付ビスとからなり、 該配線器具保持体用取付ビスは、前記配線器具保持体に
    設けられたビス挿通孔に挿通され、前記配線用ボックス
    本体に形成されたボス部に螺着固定される軸部と、下面
    が前記配線器具保持体に設けたビス挿通孔の周縁面に対
    し該ビス挿通孔の形成方向と垂直に面接する平板状の頭
    部とを具備してなることを特徴とする、配線器具保持体
    の取付装置。
  6. 【請求項6】 前記配線器具保持体の取付装置におい
    て、 前記配線器具保持体用取付ビスは、前記配線器具保持体
    の前記ビス挿通孔に前記軸部を遊通されることにより、
    この配線器具保持体を前記配線用ボックス本体に対して
    上下左右に位置ズレた状態に取り付け可能、又は傾斜し
    た状態に取り付け可能なことを特徴とする請求項5に記
    載の配線器具保持体の取付け装置。
JP9141579A 1997-05-30 1997-05-30 配線器具保持体用取付ビス Pending JPH10336835A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102377136A (zh) * 2011-10-17 2012-03-14 广东星艺装饰集团有限公司 一种暗线开关插座底盒布线连接结构

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