JP3385155B2 - ピン受け - Google Patents

ピン受け

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JP3385155B2
JP3385155B2 JP06366996A JP6366996A JP3385155B2 JP 3385155 B2 JP3385155 B2 JP 3385155B2 JP 06366996 A JP06366996 A JP 06366996A JP 6366996 A JP6366996 A JP 6366996A JP 3385155 B2 JP3385155 B2 JP 3385155B2
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茂行 高嶋
哲治 劉
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Kokuyo Co Ltd
Nifco Inc
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Kokuyo Co Ltd
Nifco Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固定部材に固着さ
れたピンを介して物品を固定部材に対して揺動自在に取
り付けるべく物品に設けられたピン受けに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば事務机においてコンピュータなど
のOA機器の配線を隠すために、幕板の裏面にパネルを
取り付けて、幕板とパネルとの間に配線ダクトを形成す
るようにしたものがある。そのようなパネルにあって
は、機器の交換などにより配線をし直す場合にはパネル
の取り外し/取り付けを行うことから、パネルを取り付
け/取り外し可能にしている。
【0003】従来の上記配線ダクト形成用のパネルを設
けた事務机において、上記したようにパネルの取り付け
/取り外しを可能にするために、パネルを机本体に設け
たピンに着脱自在に係合させたものがある。例えば、パ
ネルの下部の角にU字溝状の切り欠き部を形成し、その
切り欠き部とピントを互いに係合させることにより、パ
ネルをピンを支点として傾動自在にして、パネルの上部
を机側に締結して取り付けることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記したような構造の
従来のピンにあっては、その頭部にローレット加工を施
したピンを用いる必要があったため、その加工費が高い
という問題があった。また、パネルの脱着時にパネルを
ピンを支点として傾動させることから、ピンが緩んで脱
落する虞がある。また、パネルを板金製作したものにあ
っては、パネルをピンに差し込んだり傾動させる時にパ
ネルのエッジが机に接触して、傷ついたり、きしみ音が
発生するなど高級感に欠けるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決し
て、固定部材にピンを介して物品を揺動自在に取り付け
るものにおいて、加工費を低廉化し得ると共に物品の脱
着時におけるピンの脱落防止及びきしみ音などの発生を
防止することを実現するために、本発明に於いては、固
定部材に固着されたピンを介して物品を当該固定部材に
対して揺動自在に取り付けるべく、該物品に取り付けら
れたピン受けであって、本体を前記物品に着脱自在に取
り付け可能に合成樹脂材により形成し、前記ピンの頭部
を半径方向に受容して係合するU字溝状凹部を設けると
共に、前記固定部材と前記物品との摺接を防止すべく前
記物品の前記固定部材に対峙する面から前記固定部材側
に張り出すガード部を設けたものとした。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に添付の図面に示された具体
例に基づいて本発明の実施の形態について詳細に説明す
る。
【0007】図1は、本発明が適用された固定部材とし
ての机1の外観を示す斜視図である。図における机1
は、パーソナルコンピュータ2などを机上に設置して使
用するのに適するものであり、その幕板1aに沿ってケ
ーブル3を配線可能にされており、幕板1aと略同一の
大きさの取付物品としての板金製パネル状カバー4を図
の矢印Aに示されるように幕板1aに対峙させて取り付
け可能にしたものである。このようにすることにより、
幕板1aとカバー4との間に配線ダクトが形成され、そ
の配線ダクト内に上記ケーブル3類が収容されるため、
外観上の見栄えが向上する。
【0008】本発明に基づくピン受け5は、上記カバー
4を机1に取り付けるために用いられる。以下に、本ピ
ン受け5の構造を、その外観を示す図2及びその断面図
を示す図3・図4を参照して以下に示す。
【0009】机1側には、図2に示されるように本ピン
受け5と係合するピン6が所定の位置にねじ結合にて固
着される。なお、本発明におけるピン6の頭部には従来
例のようなローレット加工を施さない。
【0010】カバー4には、図2に一部示されるように
各縁部をパネル面に対して直角に折り曲げた細長の各壁
部4a・4bが形成されている。カバー4の取付時に下
側になる角を形成する各壁部4a・4bには、その角の
合わせ部からそれぞれU字溝状に切り込まれかつ互いに
連通する取付孔7が設けられている。その取付孔7にピ
ン受け5が取り付けられる。
【0011】ピン受け5は、取付孔7内に受容される本
体と、本体から側方に延出する位置決め板とを合成樹脂
材にて一体成形されて形成されている。その本体にはピ
ン6の円柱状頭部を半径方向に受容するU字状溝部8が
凹設されている。ピン6はカバー4に対して側方から突
出するように机1に固着されており、U字状溝部8は、
カバー4の側方に位置する壁部4a側の取付孔7の開口
に臨むように開口している。
【0012】ピン受け5の本体には、そのU字状溝部8
の両側壁を形成する部分にそれぞれ切り込んで形成され
た一対の弾発係合片9が設けられている。これら弾発係
合片9の各外側部分にそれぞれ形成された各係合突部9
aが、ピン受け5を取付孔7に装着する際にカバー4の
下方に位置する壁部4bの取付孔7の縁部に弾発復元力
にて係合して、ピン受け5がカバー4に対して抜け止め
かつ取り付けられる。
【0013】なお、前記したピン受け5の位置決め板に
は位置決め用突部11が設けられている。そして、ピン
受け5の取付時に、対応するカバー4の壁部4bに設け
られている位置決め孔12に位置決め用突部11が突入
し、ピン受け5が位置決めされるようになっている。
【0014】また、ピン受け5の本体のカバー4の側方
に位置する部分には、図2に示されるように、壁部4a
の外側に張り出すようにされたガード部13が形成され
ている。なお、ガード部13には壁部4aの縁とはまり
合う溝が形成されており、それら両者の嵌合状態によっ
ても、カバー4に対して強固にピン受け5が取り付けら
れる。
【0015】このようにしてピン受け5を取り付けられ
たカバー4の机1に対する取付要領を以下に示す。ま
ず、机1の下での作業になることから、カバー4を斜め
にし、ピン受け5を斜め上方からピン6に差し込むよう
にカバー4を操作して両者を係合させ、ピン6を支点と
してカバー4を幕板1a側に起こし、カバー4の上部
(ピン受け5とは相反する側の角部)を机にボルトまた
はクリップにて締結して、カバー4を机1に取り付け
る。
【0016】本発明によれば、ピン6をU字状溝部8に
より受容した状態でピン受け5と係合させており、従来
例で示したようにピン6にローレット加工を施す必要が
無く、加工費を低減し得る。また、ガード部13の側方
への張り出しにより、カバー4の壁部4aと机1の対峙
する部分(ピン6取付部)との間に隙間が生じるため、
カバー4を傾動させる際にカバー4のエッジ部が机1に
摺接することが無く、傷つくことがない。また、接触に
よるきしみ音も発生しない。さらに、ガード部13によ
り、取付孔7を隠すことができ、見栄えも良くなる。
【0017】また、ピン受け5の本体には、U字状溝部
8の開口端面とは相反する端面を閉塞する側壁14が形
成されている。従って、ピン6の机1に対するねじ結合
が緩んでも、図2の想像線に示されるように側壁14に
ピン6の軸線方向端面が当接し得ることから、それ以上
ピン6が緩むことがないため、ピン6の脱落を好適に防
止し得る。
【0018】なお、前記したように弾発係合片9の弾発
係合によりピン受け5を取り付けていることから、両弾
発係合片9を指で内側にたわませることにより、取付孔
7への係合状態を解除することができ、ピン受け5を容
易に取り外すことができる。従って、机1の廃棄処理を
行う際に、板金製のカバー4と合成樹脂製のピン受け5
とを簡単に分離することができ、ごみの分別処理を容易
に行い得る。
【0019】
【発明の効果】このように本発明によれば、合成樹脂材
製ピン受けのU字溝状凹部によりピンを半径方向に受容
して係合させることから、ピンにローレット加工を施す
必要が無いため加工費を下げることができると共に、固
定部材と物品との摺接を防止するガード部を設けたこと
により、取付時に傾動させても、傷付きやきしみ音が発
生しない。また、U字溝状凹部に設けた側壁によりピン
を抜け止めすることもでき、ピンをねじ結合する場合に
ピンが緩んで脱落することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された固定部材としての机の外観
を示す斜視図。
【図2】本発明に基づくピン受けを示す斜視図。
【図3】本発明に基づくピン受けを示す縦断面図。
【図4】図2の矢印IV−IV線に沿って見た断面図。
【符号の説明】
1 机 2 パーソナルコンピュータ 1a 幕板 3 ケーブル 4 カバー 5 ピン受け 6 ピン 4a・4b 壁部 7 取付孔 8 U字状溝部 9 弾発係合片 9a 係合突部 11 位置決め用突部 12 位置決め孔 13 ガード部 14 側壁
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平3−100610(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16B 12/00 - 12/60 F16B 5/00 - 5/12 F16B 2/22 F16C 11/04

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定部材に固着されたピンを介して物品
    を当該固定部材に対して揺動自在に取り付けるべく、該
    物品に取り付けられたピン受けであって、 本体を前記物品に着脱自在に取り付け可能に合成樹脂材
    により形成し、前記ピンの頭部を半径方向に受容して係
    合するU字溝状凹部を設けると共に、前記固定部材と前
    記物品との摺接を防止すべく前記物品の前記固定部材に
    対峙する面から前記固定部材側に張り出すガード部を設
    けたことを特徴とするピン受け。
  2. 【請求項2】 前記U字溝状凹部に、前記ピンの頭部の
    軸線方向端面が当接し得る側壁が設けられていることを
    特徴とする請求項1に記載のピン受け。
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