以下に本発明の実施の形態を説明するが、本明細書に記載の発明と、実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本明細書には記載されているが、発明に対応するものとして、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が発明に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その発明以外の発明には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、本明細書に記載されている発明が、全て請求されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、本明細書に記載されている発明であって、この出願では請求されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により出現したり、追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置(例えば、図6の情報処理装置201)は、電子機器(例えば、図6のデジタルスチルカメラ101)に装着される部位の形状(例えば、図5の接続部211の形状)が前記電子機器に装着される記憶媒体(例えば、メモリカード)の規格に準拠する筐体に格納される情報処理装置であって、前記規格に準拠し、前記電子機器と接続する接続手段(例えば、図5の接続部211)と、前記規格に準拠し、前記接続手段を介して自分が装着されている前記電子機器から送信されてきた第1のコンテンツデータ(例えば、図6の画像データ231)を受信する通信手段(例えば、図6のメモリカードインターフェイス221)と、受信した前記第1のコンテンツデータを記憶する記憶手段(例えば、図6のストレージ223)と、前記記憶手段に記憶されている送信設定データ(例えば、図8のネットワーク設定情報331)に基づいて、ネットワーク(例えば、図6のネットワーク251)を介して、記憶されている前記第1のコンテンツデータを他の情報処理装置(例えば、図6のメールサーバ271、ファイルサーバ272、またはメディアチャネルサーバ273)に送信する送信手段(例えば、図7の送信制御部302)とを含む。
この情報処理装置においては、前記第1のコンテンツデータに関連する情報を含むメタデータ(例えば、図8のメタデータ351)を生成する生成手段(例えば、図7のメタデータ生成部305)をさらに含み、前記記憶手段は、さらに前記メタデータを記憶し、前記送信手段は、さらに前記メタデータを送信するようにすることができる。
この情報処理装置においては、前記電子機器の使用状態または使用環境を検出するセンサ(例えば、図36の方位センサ523または温度センサ524)をさらに含み、前記生成手段は、前記センサにより出力されたセンサデータに基づいて、前記メタデータを生成するようにすることができる。
この情報処理装置は、画像データである前記第1のコンテンツデータを画像処理する画像処理手段(例えば、図7の画像処理部304)をさらに含むようにすることができる。
この情報処理装置においては、前記画像処理手段は、さらに前記情報処理装置の内部情報(例えば、図8の内部情報322)を画像データの方式に変換し、前記記憶手段は、さらに画像データの方式に変換された前記内部情報を記憶することができる。
この情報処理装置においては、前記電子機器の使用状態または使用環境を検出するセンサ(例えば、図36の加速度センサ522)をさらに含み、前記画像処理手段は、前記センサにより出力されたセンサデータに基づいて、前記画像データである前記第1のコンテンツデータを画像処理するようにすることができる。
この情報処理装置においては、前記ネットワークとの通信方式に基づいて、前記第1のコンテンツデータを圧縮するデータ処理手段(例えば、図7の画像処理部304)をさらに含み、前記送信手段は、前記データ処理手段により圧縮された前記第1のコンテンツデータを送信するようにすることができる。
この情報処理装置においては、前記通信手段は、前記他の情報処理装置へ送信する前記第1のコンテンツデータを指定する送信指定ファイル(例えば、送信指定ファイル)を受信し、前記送信手段は、前記送信指定ファイルにより指定された前記第1のコンテンツデータを送信するようにすることができる。
この情報処理装置においては、前記第1のコンテンツデータの送信を指示する送信指示を入力する入力手段(例えば、図31のユーザインターフェイス411)をさらに含み、前記送信手段は、前記入力手段により入力された前記送信指示に基づいて、前記第1のコンテンツデータを送信するようにすることができる。
この情報処理装置においては、前記第1のコンテンツデータの送信の中止を指示する送信中止指示を入力する入力手段(例えば、図31のユーザインターフェイス411)をさらに含み、前記送信手段は、前記入力手段により入力された前記送信中止指示に基づいて、前記第1のコンテンツデータの送信を中止するようにすることができる。
この情報処理装置においては、前記ネットワークを介して、前記他の情報処理装置から第2のコンテンツデータ(例えば、受信データ)を受信する受信手段(例えば、図7の受信制御部303)をさらに含み、前記記憶手段は、さらに前記第2のコンテンツデータを記憶するようにすることができる。
この情報処理装置においては、前記電子機器の使用状態または使用環境を検出するセンサ(例えば、図36のGPSセンサ521)をさらに含み、前記送信手段は、前記ネットワークを介して、前記他の情報処理装置に前記センサにより出力されたセンサデータをさらに送信し、前記受信手段は、前記ネットワークを介して、前記他の情報処理装置から前記センサデータに関連する関連情報(例えば、関連情報)をさらに受信し、前記関連情報に基づいて、前記第1のコンテンツデータに関連する情報を含むメタデータを生成する生成手段(例えば、図7のメタデータ生成部305)をさらに含み、前記記憶手段は、さらに前記メタデータを記憶するようにすることができる。
本発明によれば、情報処理方法が提供される。この情報処理方法は、電子機器(例えば、図6のデジタルスチルカメラ101)に装着される部位の形状(例えば、図5の接続部211の形状)が前記電子機器に装着される記憶媒体(例えば、メモリカード)の規格に準拠する筐体に格納され、前記規格に準拠し前記電子機器と接続する接続手段(例えば、図5の接続部211)を有する情報処理装置(例えば、図6の情報処理装置201)の情報処理方法であって、前記規格に準拠し、前記接続手段を介して自分が装着されている前記電子機器から送信されてきたコンテンツデータ(例えば、図6の画像データ231)の受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図9のステップS1)と、受信した前記コンテンツデータの記憶を制御する記憶制御ステップ(例えば、図9のステップS2)と、記憶されている送信設定データに基づいて、ネットワーク(例えば、図6のネットワーク251)を介した、記憶されている前記コンテンツデータの他の情報処理装置(例えば、図6のメールサーバ271、ファイルサーバ272、またはメディアチャネルサーバ273)への送信を制御する送信制御ステップ(例えば、図12のステップS55)とを含む。
本発明によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、電子機器(例えば、図6のデジタルスチルカメラ101)に装着される部位の形状(例えば、図5の接続部211の形状)が前記電子機器に装着される記憶媒体(例えば、メモリカード)の規格に準拠する筐体に格納され、前記規格に準拠し前記電子機器と接続する接続手段(例えば、図5の接続部211)を有する情報処理装置(例えば、図6の情報処理装置201)の情報処理用のプログラムであって、前記規格に準拠し、前記接続手段を介して自分が装着されている前記電子機器から送信されてきたコンテンツデータ(例えば、図6の画像データ231)の受信を制御する受信制御ステップ(例えば、図9のステップS1)と、受信した前記コンテンツデータの記憶を制御する記憶制御ステップ(例えば、図9のステップS2)と、記憶されている送信設定データに基づいて、ネットワーク(例えば、図6のネットワーク251)を介した、記憶されている前記コンテンツデータの他の情報処理装置(例えば、図6のメールサーバ271、ファイルサーバ272、またはメディアチャネルサーバ273)への送信を制御する送信制御ステップ(例えば、図12のステップS55)とを含む。
このプログラムは、記録媒体(例えば、図39の磁気ディスク751、光ディスク752、光磁気ディスク753、または半導体メモリ754)に記録することができる。
本発明によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置(例えば、図6の情報処理装置201)は、電子機器(例えば、図6のデジタルスチルカメラ101)に装着される部位の形状(例えば、図5の接続部211の形状)が前記電子機器に装着される記憶媒体(例えば、メモリカード)の規格に準拠する筐体に格納される情報処理装置であって、前記規格に準拠し、前記電子機器と接続する接続手段(例えば、図5の接続部211)と、前記規格に準拠し、前記接続手段を介して自分が装着されている前記電子機器から送信されてきた第1のコンテンツデータ(例えば、図6の画像データ231)を受信する通信手段(例えば、図6のメモリカードインターフェイス221)と、ネットワーク(例えば、図6のネットワーク251)を介して、他の情報処理装置(例えば、図6のメールサーバ271、ファイルサーバ272、またはメディアチャネルサーバ273)から送信されてくる、第2のコンテンツデータ(例えば、受信データ)を受信する受信手段(例えば、図7の受信制御部303)と、受信した前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータを記憶する記憶手段(例えば、図6のストレージ223)とを含む
この情報処理装置は、画像データである前記第2のコンテンツデータの画像の寸法を所定の寸法に変更する画像処理手段(例えば、図7の画像処理部304)をさらに含むようにすることができる。
この情報処理装置においては、前記第2のコンテンツデータの受信を指示する受信指示を入力する入力手段(例えば、図31のユーザインターフェイス411)をさらに含み、前記受信手段は、前記入力手段により入力された前記受信指示に基づいて、前記第2のコンテンツデータを受信するようにすることができる。
本発明によれば、情報処理方法が提供される。この情報処理方法は、電子機器(例えば、図6のデジタルスチルカメラ101)に装着される部位の形状(例えば、図5の接続部211の形状)が前記電子機器に装着される記憶媒体(例えば、メモリカード)の規格に準拠する筐体に格納され、前記規格に準拠し前記電子機器と接続する接続手段(例えば、図5の接続部211)を有する情報処理装置(例えば、図6の情報処理装置201)の情報処理方法であって、前記規格に準拠し、前記接続手段を介して自分が装着されている前記電子機器から送信されてきた第1のコンテンツデータ(例えば、図6の画像データ231)の受信を制御する第1の受信制御ステップ(例えば、図9のステップS1)と、ネットワーク(例えば、図6のネットワーク251)を介して、他の情報処理装置(例えば、図6のメールサーバ271、ファイルサーバ272、またはメディアチャネルサーバ273)から送信されてくる、第2のコンテンツデータの受信を制御する第2の受信制御ステップ(例えば、図21のステップS237)と、受信した前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの記憶を制御する記憶制御ステップ(例えば、図9のステップS2、および図22のステップS243またはS244)とを含む。
本発明によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、電子機器(例えば、図6のデジタルスチルカメラ101)に装着される部位の形状(例えば、図5の接続部211の形状)が前記電子機器に装着される記憶媒体(例えば、メモリカード)の規格に準拠する筐体に格納され、前記規格に準拠し前記電子機器と接続する接続手段(例えば、図5の接続部211)を有する情報処理装置(例えば、図6の情報処理装置201)の情報処理用のプログラムであって、前記規格に準拠し、前記接続手段を介して自分が装着されている前記電子機器から送信されてきた第1のコンテンツデータ(例えば、図6の画像データ231)の受信を制御する第1の受信制御ステップ(例えば、図9のステップS1)と、ネットワーク(例えば、図6のネットワーク251)を介して、他の情報処理装置(例えば、図6のメールサーバ271、ファイルサーバ272、またはメディアチャネルサーバ273)から送信されてくる、第2のコンテンツデータの受信を制御する第2の受信制御ステップ(例えば、図21のステップS237)と、受信した前記第1のコンテンツデータおよび前記第2のコンテンツデータの記憶を制御する記憶制御ステップ(例えば、図9のステップS2、および図22のステップS243またはS244)とを含む。
このプログラムは、記録媒体(例えば、図39の磁気ディスク751、光ディスク752、光磁気ディスク753、または半導体メモリ754)に記録することができる。
以下、図を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図5は、本発明を適用した情報処理装置201の外観構成例を示す斜視図である。接続部211の形状や図示せぬ接続端子の形状などは、メモリースティック(商標)の規格に準拠しており、情報処理装置201は、メモリースティック(商標)を使用することができる電子機器に設けられているメモリースティック(商標)のスロット(接続端子)に、図内の矢印の方向に差し込むことにより、装着できるようになっている。情報処理装置201のメモリースティック(商標)のスロットに差し込まれる側とは逆側の端部には、接続部211に対して上側に直方体状に突起した突起部212が設けられている。突起部212の内部には、外部のネットワークや情報処理装置と無線通信を行うためのアンテナが内蔵されている。また、基板等の部品が、接続部211および突起部212に内蔵されている。
なお、図5において、接続部211の形状や図示せぬ接続端子の形状などを、メモリースティック(商標)の規格に準拠する例を示したが、もちろん、メモリースティック(商標)以外のコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(商標)、SD(Secure Digital)メモリカード(商標)、マルチメディアカード(商標)、xD-Picture Card(エックスデイピクチャーカード)(商標)など他のメモリカードの規格に準拠するようにして、それらのメモリカードが使用可能な電子機器のスロットに装着できるようにしてもよい。以下においては、特にメモリースティック(商標)に限定せずに、一般的なメモリカードの構成や処理を想定して、情報処理装置201の構成や処理などについて説明する。
図6は、本発明を適用した情報処理装置201の機能構成例を示すブロック図と、情報処理装置201が装着されるデジタルスチルカメラ101、および情報処理装置201が接続されるネットワークおよび他の情報処理装置の構成例を示す図である。
情報処理装置201は、メモリカードインターフェイス221、プロセッサ222、ストレージ223、ネットワークインターフェイス224、およびワーキングメモリ225により構成される。
メモリカードインターフェイス221は、情報処理装置201が装着されたデジタルスチルカメラ101などの電子機器から、接続部211を介して、情報処理装置201の処理を指示する各種コマンドや、ストレージ223に記憶させる画像データ231−1乃至231−n(以下、画像データ231−1乃至231−nを個々に区別する必要がない場合、単に画像データ231と称する)などのデータを受信して、プロセッサ222に供給する。また、メモリカードインターフェイス221は、情報処理装置201が装着された電子機器から、コマンドによってデータの読み出しを指示された場合、指定されたデータを、プロセッサ222を介してストレージ223から取得し、それらの電子機器に送信する。
このとき、情報処理装置201が装着された電子機器とのコマンドやデータの送受信は、情報処理装置201が装着された電子機器のスロット(接続端子)に装着されて使用されるメモリカード102の規格に準拠して実行され、情報処理装置201が装着された電子機器は、それらのメモリカード102と同様の処理により情報処理装置201とコマンドやデータの送受信をすることができる。
また、メモリカードインターフェイス221は、情報処理装置201が装着された電子機器から、情報処理装置201が動作するために必要な電力を取得し、情報処理装置201の各部に供給する。
プロセッサ222は、プログラムを実行することにより、図9および図10を参照して後述するように、メモリカードインターフェイス221を介して、情報処理装置201が装着された電子機器から、情報処理装置201の処理を指令するコマンドやデータなどを受信して、それらのコマンドやデータなどに基づいて、ワーキングメモリ225を利用しながら、情報処理装置201の各部の処理を制御する。
また、プロセッサ222は、メモリカードインターフェイス221を介して、情報処理装置201が装着された電子機器から受信したデータや、ネットワーク251およびネットワークインターフェイス224を介して、他の情報処理装置から受信したデータをストレージ223に記憶させる。さらに、プロセッサ222は、ストレージ223に記憶されているデータを読み出し、情報処理装置201の各部に供給する。
ストレージ223は、不揮発性メモリからなり、例えば、フラッシュメモリにより構成される。なお、ストレージ223は、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、MRAM(Magnetoresistive Random Access Memory,磁気抵抗メモリ)、FeRAM(Ferroelectric Random Access Memory,強誘電体メモリ)、OUM(Ovonic Unified Memory)などにより構成されるようにしてもよい。また、ストレージ223は、複数のメモリデバイスにより構成されることがある。
ネットワークインターフェイス224は、無線通信により、ネットワーク251に接続して、ネットワーク251に接続されているメールサーバ271、ファイルサーバ272、メディアチャネルサーバ273、クライアント274−1乃至274−x(以下、クライアント274−1乃至274−xを個々に区別する必要がない場合、単にクライアント274と称する)などの他の情報処理装置と通信を行う。
ネットワークインターフェイス224の通信には、IEEE(Institute of Electrical and Electronic Engineers)802.11(802.11a,802.11b,802.11gなど)により規定される無線LAN(Local Area Network)の規格、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、PIAFS(Personal Handyphone System Internet Access Forum Standard)などの携帯電話やPHS(Personal Handyphone System)の通信規格、ブルートゥース(商標)などの規格を適用することができる。
また、ネットワークインターフェイス224の通信方式は、無線通信に限らず、情報処理装置201に、ツイストペアケーブル、同軸ケーブル、光ファイバケーブルなどの接続ケーブルが接続できる接続端子を設けて、IEEE802.3などで規定されるイーサネット(登録商標)などの規格を適用して、有線通信によりネットワーク251に接続するようにしてもよい。
さらに、ネットワークインターフェイス224は、複数の通信方式によりネットワーク251に接続できるようにして、使用環境にあわせて適切な通信方式を選択できるようにしてもよい。例えば、ネットワークインターフェイス224がイーサネット(登録商標)および無線LANによりネットワーク251と通信できるようにして、情報処理装置201に接続ケーブルが接続されているときは、無線LANに比べて高速で通信コストが低いイーサネット(登録商標)により通信を行い、通信ケーブルが接続されていないときは、無線LANにより通信を行うようにすることができる。
また、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251を介さずに、直接他の情報処理装置と通信するようにしてもよい。例えば、通信方式にブルートゥース(商標)の規格に基づく無線通信を適用することにより、情報処理装置201は、ブルートゥース(商標)の規格に基づく無線通信により通信が可能な他の情報処理装置と、ネットワーク251を介さずに、直接通信することができる。
図7は、所定のプログラムを実行するプロセッサ222により実現される機能の構成例を示すブロック図である。プロセッサ222がプログラムを実行することにより、IO(Input/Output)制御部301、送信制御部302、受信制御部303、画像処理部304、およびメタデータ生成部305が実現される。
IO制御部301は、メモリカードインターフェイス221を介して、情報処理装置201が装着されている電子機器から受信したデータや、ネットワークインターフェイス224および受信制御部303を介して、ネットワーク251に接続されている他の情報処理装置から受信した受信データをストレージ223に記憶させる。また、IO制御部301は、ストレージ223に記憶されているデータを読み出し、プロセッサ222の各部やメモリカードインターフェイス221に供給する。さらに、IO制御部301は、ストレージ223に記憶されているデータを削除したり、別のフォルダに移動させたりする。
送信制御部302は、IO制御部301を介して、ストレージ223から、サーバなど他の情報処理装置に送信するデータを取得し、送信先の情報処理装置に送信するための送信データを生成し、ネットワークインターフェイス224を制御して、生成した送信データを、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信させる。
受信制御部303は、ネットワーク251およびネットワークインターフェイス224を介して、ネットワーク251に接続されているサーバなどの他の情報処理装置からデータを受信し、IO制御部301を介して、ストレージ223に記憶させる。
画像処理部304は、ストレージ223に記憶されている画像データ231に、画像の補正などの画像処理を施し、画像処理した画像データ231を、IO制御部301を介して、ストレージ223に記憶させたり、送信制御部302に供給する。また、画像処理部304は、図8を参照して後述するストレージ223に格納されている情報処理装置201の内部情報322を画像データ231の方式に変換して、IO制御部301を介して、ストレージ223に記憶させる。
メタデータ生成部305は、格納コマンドに含まれる画像データ231に関する情報、および、図8を参照して後述するユーザ情報332や動作設定情報333などに基づいて、図8を参照して後述する画像データ231のメタデータ351を生成し、IO制御部301を介して、ストレージ223に記憶させる。
IO制御部301を除くプロセッサ222の各部は、ストレージ223に記憶されている内部情報322(図8)の読み出しや書き込みを、IO制御部301を介さずに行うことができる。
図8は、情報処理装置201がデジタルスチルカメラ101に装着して使用される場合に、ストレージ223に格納されるデータの構成例を示している。ストレージ223には、プログラム321、内部情報322、画像データ231−1乃至231−n、メタデータ351−1乃至メタデータ351−n(以下、メタデータ351−1乃至351−nを個々に区別する必要がない場合、単にメタデータ351と称する)が格納される。
プログラム321は、情報処理装置201が処理を実行するときに、プロセッサ222に読み出され、プロセッサ222は、プログラム321に基づいて処理を実行する。すなわち、プロセッサ222が、プログラム321をロードし、プログラム321を実行することにより、図7で示される各種の機能が実行される。
内部情報322は、ネットワーク設定情報331、ユーザ情報332、動作設定情報333を含む。
ネットワーク設定情報331は、情報処理装置201のIP(Internet Protocol)アドレス、ゲートウェイのIPアドレス、サブネットマスク、ドメインネームサーバのIPアドレスなど、情報処理装置201がネットワーク251と通信するために必要な情報を含む。なお、情報処理装置201がDHCP(Dynamic Host Configuration Protocol)サーバを使用できる環境にある場合、情報処理装置201のIPアドレスはDHCPサーバから自動的に割り振られる。
また、ネットワーク設定情報331は、ネットワーク251を介して通信する他の情報処理装置のIPアドレス、FQDN(Fully Qualified Domain Name)、URL(Uniform Resource Locator)や、電子メールの送信先のアドレスや、他の情報処理装置との通信に必要なユーザIDやパスワードなどを含む。
ユーザ情報332は、情報処理装置201を使用するユーザのプロファイル、例えば、ユーザの名前、ニックネーム、住所などを含む。
動作設定情報333は、例えば、デジタルスチルカメラ101から受信した画像データ231を、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信するか否かの設定や、他の情報処理装置に送信した画像データ231をストレージ223から削除するか否かの設定など、情報処理装置201が処理を実行するときに必要な設定情報を含む。
メタデータ351−1乃至351−nは、画像データ231−1乃至231−nのそれぞれに関する情報が記録されたデータであり、メタデータ生成部305により生成される。例えば、メタデータ351−1乃至351−nのそれぞれには、撮影日時や画像のタイトルやキーワードなど、デジタルスチルカメラ101により画像データ231−1乃至231−nのそれぞれが撮影されたときに設定されるデータや、撮影者の名前などユーザ情報332により設定されるデータなどが含まれる。
なお、メタデータ351は、画像データ231と同一のファイル内に記憶されるようにしてもよいし、別のファイルとして記憶されるようにしてもよい。例えば、画像データ231とメタデータ351を同一ファイル内に記憶する場合、画像データ231にExif(Exchangeable Image File Format)(商標)に規定される方式を適用することにより、メタデータ351を画像データ231の付属データ領域に記憶することができる。以下においては、メタデータ351を画像データ231と別ファイルとして記憶するものとして説明する。
画像データ231およびメタデータ351は、フォルダ341−1および341−2(以下、フォルダ341−1および341−2を個々に区別する必要がない場合、単にフォルダ341と称する)の2つのフォルダのいずれかに記憶される。また、図示されていない画像データ231およびメタデータ351以外のデータもフォルダ341に記憶される。なお、以下の説明において、ストレージ223内のフォルダの数がフォルダ341−1および341−2の2個の例を示すが、もちろん、その数は任意とすることができる。
また、ストレージ223には、送信待ち行列342が設けられている。図10や図12などを参照して後述するように、送信待ち行列342には、例えば、他の情報処理装置への送信が失敗し、再送されるのを待機している再送待機中の画像データ231や、動作設定情報333に、画像データ231がストレージ223に記憶されてから、他の情報処理装置に送信されるまでの送信待機時間が設定されている場合、送信待機時間が経過するまで、送信されるのを待機している送信待機中の画像データ231のファイル番号が、インデックス352−1乃至352−p(以下、インデックス352−1乃至352−pを個々に区別する必要がない場合、単にインデックス352と称する)として登録される。従って、インデックス352により、ストレージ223に記憶されている画像データ231の中から、再送待機中または送信待機中の画像データ231が識別される。
以下、画像データ231が再送待機中または送信待機中の状態となり、送信待ち行列342に画像データ231のインデックス352が登録されることを、単に、送信待ち行列342に画像データ231が登録される、逆に、画像データ231の再送待機中または送信待機中の状態が解除され、送信待ち行列342に登録されている画像データ231のインデックス352が削除されることを、単に、送信待ち行列342への画像データ231の登録が削除されると表現する。
図6に戻り、情報処理装置201が接続するネットワーク251に接続されている他の情報処理装置について説明する。
ネットワーク251には、メールサーバ271、ファイルサーバ272、メディアチャネルサーバ273など、様々なサービスを提供するサーバが接続される。また、ネットワーク251には、個人のパーソナルコンピュータや携帯電話機など、ネットワーク251を介して、メールサーバ271、ファイルサーバ272、メディアチャネルサーバ273などのサーバからサービスを受けるクライアント274が接続される。なお、ネットワーク251から見て、情報処理装置201も、ネットワーク251に接続するクライアントの1つである。
メールサーバ271は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)などの電子メール送信プロトコルに基づいて、ネットワーク251を介して、情報処理装置201やクライアント274から送信された電子メールを受信し、受信した電子メールを蓄積したり、他のメールサーバに転送したりする。電子メールの送信先に指定されたメールアドレスが設定されている情報処理装置201やクライアント274は、POP(Post Office Protocol)などの電子メール受信プロトコルに基づいて、ネットワーク251を介して、メールサーバ271に蓄積されている電子メールを受信する。
ファイルサーバ272は、FTP(File Transfer Protocol)、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、SMTPなどのプロトコルに基づいて、ネットワーク251を介して、情報処理装置201やクライアント274などから送信されたファイルを受信し、蓄積する。情報処理装置201やクライアント274は、FTP(File Transfer Protocol)、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、POPなどのプロトコルに基づいて、ネットワーク251を介して、ファイルサーバ272に蓄積されているファイルを受信する。ファイルサーバ272は、蓄積されているファイルを、不特定多数のクライアント274から受信できるようにしたり、特定の条件を満たすクライアント274のみ受信できるように制限を設けることができる。
メディアチャネルサーバ273は、ネットワーク251を介して、情報処理装置201やクライアント274などから送信された画像データ231を受信し、蓄積するとともに、画像データ231に関連する様々なサービスを提供するサーバである。
例えば、メディアチャネルサーバ273は、画像データ231とともに送信されたメタデータ351に記録されている画像データ231の撮影日時、タイトル、キーワード、ユーザ情報などに基づいて、特定の条件を満たす画像データ231ごとにグループ化し、グループ化した画像データ231をメディアチャネルとして扱う。情報処理装置201やクライアント274は、メディアチャネルサーバ273から、指定したメディアチャネルの画像データ231を定期的に受信したり、メディアチャネルの内容が更新されたことを知らせる通知を受信したりすることができる。
また、メディアチャネルサーバ273は、メタデータ351に基づいて、同一の画像データ231から派生した画像データ231を互いに関連づけて処理することができる。例えば、ユーザが、低速の通信方式しか使用できないときに、高い圧縮率で圧縮した画像データ231をメディアチャネルサーバ273に送信した後、高速の通信方式が使用できるようになったときに、非圧縮の画像データ231、または圧縮率を落として(低い圧縮率で)圧縮した画像データ231をメディアチャネルサーバ273に送信した場合、メディアチャネルサーバ273は、メタデータ351に基づいて、2つの画像データ231が同じ画像データ231から派生した画像データ231であることを認識する。
そして、メディアチャネルサーバ273は、ユーザからの指定により、前に送信した画像データ231を、後から送信した画像データ231により更新したり、または、そのまま2つの画像データ231を蓄積したりすることができる。さらに、ユーザは、メディアチャネルサーバ273からその画像データ231を受信するとき、どちらの画像データ231を受信するかを指定することができる。
さらに、メディアチャネルサーバ273は、受信した画像データ231を、ユーザにより指定された寸法に変換してから、蓄積することができる。
情報処理装置201やクライアント274は、上述したメディアチャネルサーバ273の処理の指示や設定を、画像データ231とともに送信するメタデータ351に記録して、指示することができる。
また、メディアチャネルサーバ273は、情報処理装置201やクライアント274から送信された情報に基づいて、その情報に関連する関連情報を抽出して、情報処理装置201やクライアント274に、抽出した関連情報を送り返すことができる。例えば、情報処理装置201やクライアント274が、GPS(Global Positioning Satellite)センサを用いて測定した位置情報をメディアチャネルサーバ273に送信すると、メディアチャネルサーバ273は、その位置の地名や周辺の地域情報などの関連情報を抽出して、その関連情報をクライアント274に送り返す。
メディアチャネルサーバ273は、FTP(File Transfer Protocol)、HTTP(HyperText Transfer Protocol)、SMTP、POP、メディアチャネルサーバ273専用のプロトコルなどに基づいて、データの送受信を行う。
次に、図9のフローチャートを参照して、情報処理装置201により実行される処理について説明する。なお、この処理は、情報処理装置201がデジタルスチルカメラ101などのメモリカード102を使用できる電子機器に装着されたとき、プロセッサ222がストレージ223からプログラム321を読み込み、開始され、情報処理装置201が、電子機器から取り外されたとき、終了される。なお、以下において、特に断りがない限り、情報処理装置201が、デジタルスチルカメラ101に装着されているものとして説明する。
ステップS1において、情報処理装置201のメモリカードインターフェイス221は、デジタルスチルカメラ101から格納コマンドを受信したか否かを判定する。格納コマンドは、ユーザがデジタルスチルカメラ101で画像を撮影したときや、ユーザがデジタルスチルカメラ101を操作して、情報処理装置201に画像データ231を記憶させるとき、デジタルスチルカメラ101から撮影した画像の画像データ231とともに送信される。また、格納コマンドは、ユーザがデジタルスチルカメラ101を操作して、ストレージ223に記憶されている画像データ231を別のフォルダ341に移動させる場合にも送信される。格納コマンドが受信されたと判定された場合、処理はステップS2に進む。
ステップS2において、データ格納処理が実行される。データ格納処理の詳細は図11を参照して後述するが、この処理により、デジタルスチルカメラ101から送信された画像データ231がストレージ223に記憶されたり、ストレージ223に記憶されている画像データ231が別のフォルダ341に移動されたりする。
ステップS3において、送信制御部302は、動作設定情報333に基づいて、送信設定がオンであるか否かを判定する。送信設定とは、ストレージ223に記憶された画像データ231を他の情報処理装置に送信するか否かの設定であり、送信設定がオンであると判定された場合、処理はステップS4に進む。
ステップS4において、送信制御部302は、動作設定情報333に送信待機時間が設定されているか否かを判定する。送信待機時間とは、画像データ231がストレージ223に記憶されてから他の情報処理装置に送信されるまでの待機時間であり、送信待機時間が設定されていないと判定された場合、すなわち、画像データ231がストレージ223に記憶されるとすぐに他の情報処理装置に送信される場合、処理はステップS5に進む。
ステップS5において、データ送信処理が実行される。データ送信処理の詳細は図12を参照して後述するが、この処理により、ステップS2の処理でストレージ223に記憶された画像データ231が、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。その後、処理はステップS7に進む。
ステップS4において、送信待機時間が設定されていると判定された場合、すなわち、画像データ231がストレージ223に記憶されてから送信待機時間が経過した後に他の情報処理装置に送信される場合、処理はステップS6に進み、IO制御部301は、画像データ231を送信待ち行列342に登録する。その後、処理はステップS7に進む。
ステップS3において、送信設定がオフであると判定された場合、ステップS4乃至S6の処理はスキップされ、処理はステップS7に進む。すなわち、ストレージ223に記憶された画像データ231は、他の情報処理装置に送信されない。
ステップS1において、格納コマンドが受信されていないと判定された場合、ステップS2乃至S6の処理はスキップされ、処理はステップS7に進む。
ステップS7において、メモリカードインターフェイス221は、デジタルスチルカメラ101から削除コマンドを受信したか否かを判定する。ユーザが、デジタルスチルカメラ101を操作して、情報処理装置201に記憶されている画像データ231を削除させるとき、デジタルスチルカメラ101から、ユーザが指定した画像データ231の削除を指示する削除コマンドが送信される。削除コマンドが受信されたと判定された場合、処理はステップS8に進む。
ステップS8において、データ削除処理が実行される。データ削除処理の詳細は図15を参照して後述するが、この処理により、削除コマンドにより指定された画像データ231が、ストレージ223から削除されたり、送信待ち行列342への画像データ231の登録が削除されたりする。
ステップS7において、削除コマンドが受信されていないと判定された場合、ステップS8の処理はスキップされ、処理はステップS9に進む。
ステップS9において、メモリカードインターフェイス221は、デジタルスチルカメラ101から読出しコマンドを受信したか否かを判定する。ユーザが、デジタルスチルカメラ101を操作して、情報処理装置201に記憶されている画像データ231を、デジタルスチルカメラ101に読み出させるとき、デジタルスチルカメラ101から読出しコマンドが送信される。読出しコマンドが受信されたと判定された場合、処理はステップS10に進む。
ステップS10において、データ読出し処理が行なわれる。データ読み出し処理の詳細は図16を参照して後述するが、この処理により、ユーザにより指定された画像データ231が、ストレージ223から読み出され、デジタルスチルカメラ101に送信される。
ステップS9において、読出しコマンドが受信されていないと判定された場合、ステップS10の処理はスキップされ、処理はステップS11に進む。
ステップS11において、メモリカードインターフェイス221は、設定コマンドを受信したか否かを判定する。例えば、ユーザは、情報処理装置201の設定用のソフトウェアがインストールされたパーソナルコンピュータに情報処理装置201を装着し、パーソナルコンピュータを操作して、情報処理装置201の内部情報322の設定を行ったとき、パーソナルコンピュータから、設定した内部情報322を含む設定コマンドが送信される。設定コマンドが受信されたと判定された場合、処理はステップS12に進む。
なお、情報処理装置201の設定機能をデジタルスチルカメラ101に搭載させて、ユーザが、デジタルスチルカメラ101を操作して、情報処理装置201の内部情報322の設定を行うようにしてもよい。
ステップS12において、設定処理が実行される。設定処理の詳細は図17を参照して説明するが、この処理により、ストレージ223に記憶されている内部情報322が更新される。
ステップS11において、設定コマンドが受信されていないと判定された場合、ステップS12の処理はスキップされ、処理はステップS13に進む。
ステップS13において、ステップS3の処理と同様に、送信制御部302は、送信設定がオンであるか否かを判定する。送信設定がオンであると判定された場合、処理はステップS14に進む。
ステップS14において、IO制御部301は、送信待ち行列342に画像データ231が登録されているか否かを判定する。送信待ち行列342に画像データ231が登録されていると判定された場合、すなわち、再送待機中または送信待機中の画像データ231がある場合、処理はステップS15に進む。
ステップS15において、ステップS4の処理と同様に、送信制御部302は、送信待機時間が設定されているか否かを判定する。送信待機設定が設定されていないと判定された場合、すなわち、送信待ち行列342に登録されている画像データ231が再送待機中の画像データ231のみの場合、処理はステップS16に進む。
ステップS16において、送信待ち行列データ送信処理が実行される。送信待ち行列データ送信処理の詳細は図18を参照して後述するが、この処理により、送信待ち行列342に登録されている再送待機中の画像データ231が、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。その後、処理はステップS18に進む。
ステップS15において、送信待機時間が設定されていると判定された場合、処理はステップS17に進み、送信待機データ送信処理が実行される。送信待機データ送信処理の詳細は、図19および図20を参照して後述するが、この処理により、送信待ち行列342に登録されている送信待機中および再送待機中の画像データ231が、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。その後、処理はステップS18に進む。
ステップS14において、送信待ち行列342に画像データ231が登録されていない場合、すなわち、再送待機中および送信待機中の画像データ231がない場合、ステップS15乃至S17の処理はスキップされ、処理はステップS18に進む。
ステップS13において、送信設定がオフであると判定された場合、ステップS14乃至S17の処理はスキップされ、処理はステップS18に進む。
ステップS18において、受信制御部303は、動作設定情報333に基づいて、受信設定がオンであるか否を判定する。受信設定とは、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置から自動的にデータを受信するか否かの設定であり、受信設定がオンであると判定された場合、処理はステップS19に進む。
ステップS19において、データ受信処理が行なわれる。データ受信処理の詳細は、図21および図22を参照して後述するが、この処理により、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置からデータが受信される。その後、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
ステップS18において、受信設定がオフであると判定された場合、ステップS19の処理はスキップされ、処理はステップS1に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
次に、図11のフローチャートを参照して、図9のステップS2おけるデータ格納処理の詳細について説明する。
ステップS31において、IO制御部301は、メモリカードインターフェイス221から格納コマンドを取得し、格納コマンドが、画像データ231をストレージ223に記憶させる指令であるか否かを判定する。画像データ231をストレージ223に記憶させる指令であると判定された場合、処理はステップS32に進む。
ステップS32において、IO制御部301は、メモリカードインターフェイス221から、デジタルスチルカメラ101から受信した画像データ231を取得し、画像データ231を、格納コマンドにより指定されたストレージ223内のフォルダ341に記憶させる。格納コマンドにより、特に画像データ231を記憶させるフォルダ341が指定されていない場合、IO制御部301は、動作設定情報333に設定されているデフォルトのフォルダ341に画像データ231を記憶させる。
ステップS33において、メタデータ生成部305は、格納コマンド、ユーザ情報332、および動作設定情報333に基づいて、画像データ231のメタデータ351を生成する。動作設定情報333には、メタデータ351に設定する項目などに関する設定が含まれており、それらの設定に基づいて、ユーザ名、画像タイトル、画像データを検索するためのキーワードなどを含むメタデータ351を生成する。
ステップS34において、IO制御部301は、メタデータ生成部305から、ステップS33の処理で生成されたメタデータ351を取得し、ストレージ223に記憶させ、データ格納処理は終了する。このとき、IO制御部301は、動作設定情報333に基づいて、メタデータ351を画像データ231と別のファイルとして記憶させるか、同一のファイル内に記憶させるかを選択する。メタデータ351を別のファイルとして記憶させる場合、IO制御部301は、ストレージ223内の画像データ231が記憶されているフォルダ341に、メタデータ351を記憶させる。
メタデータ351を画像データ231と同一のファイル内に記憶させる場合、IO制御部301は、ストレージ223から画像データ231を読出し、画像データ231内にメタデータ351を格納した後、フォルダ341に記憶されている元の画像データ231を、メタデータ351を格納した画像データ231により更新させる。
ステップS31において、格納コマンドが、画像データ231をストレージ223に記憶させる指令でないと判定された場合、すなわち、格納コマンドにより指定された画像データ231を指定されたフォルダ341に移動させる指令の場合、処理はステップS35に進む。
ステップS35において、IO制御部301は、格納コマンドにより指定された画像データ231とメタデータ351を指定されたフォルダ341に移動させ、データ格納処理は終了する。
以上のデータ格納処理により、メモリカード102と同様に、デジタルスチルカメラ101から送信された画像データ231をストレージ223に記憶させることができる。また、ストレージ223に記憶された画像データ231のメタデータ351を生成したり、画像データ231を別のフォルダ341に移動させたりすることができる。
次に、図12を参照して、図9のステップS5において実行されるデータ送信処理の詳細について説明する。
ステップS51において、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク設定情報331に基づいて、ネットワーク設定情報331に設定されているネットワーク251に接続する。このとき、ネットワークインターフェイス224が、複数の通信方式によりネットワーク251に接続できる場合、ネットワークインターフェイス224は、使用環境に応じて、適切な通信方式を選択して、ネットワーク251に接続する。
ステップS52において、ネットワークインターフェイス224は、ステップS51の処理で、ネットワーク251との接続に成功したか否かを判定する。ネットワーク251との接続が成功したと判定された場合、処理はステップS53に進む。
ステップS53において、送信制御部302は、直前の図9のステップS2の処理により、ストレージ223に記憶された全ての画像データ231について処理したか否かを判定する。ストレージ223に記憶された全ての画像データ231について処理されていないと判定された場合、処理はステップS54に進む。
ステップS54において、送信データ生成処理が実行される。送信データ生成処理の詳細は図13を参照して後述するが、この処理により、画像データ231が画像処理されたり、画像データ231が送信先の他の情報処理装置が対応するデータ方式に変換されたりして、他の情報処理装置に送信する送信データが生成される。
ステップS55において、送信制御部302は、ネットワークインターフェイス224を制御して、ステップS54の処理で生成された送信データを、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信させる。
例えば、送信データを電子メールとしてメールサーバ271に送信する場合、送信制御部302は、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)などの電子メール用の送信プロトコルに基づいて、送信データを送信させる。このとき、電子メールの送信先には、ネットワーク設定情報331に設定されているメールアドレスが設定される。
また、例えば、ネットワーク251に接続されているファイルサーバ272に送信データを送信する場合、送信制御部302は、FTP(File Transfer Protocol)、HTTP(HyperText Transfer Protocol)などのファイルサーバ272が対応するプロトコルに基づいて、送信データを送信させる。
さらに、例えば、ネットワーク251に接続されているメディアチャネルサーバ273に送信データを送信する場合、送信制御部302は、メディアチャネルサーバ273が対応するプロトコルに基づいて、送信データを送信させる。
このとき、例えば、ネットワーク設定情報331に複数のサーバを送信先に設定しておき、送信制御部302は、一度に複数のサーバに送信データを送信させたり、送信データの内容によって、送信先のサーバを選択するようしてもよい。また、ユーザが、デジタルスチルカメラ101を操作して、コマンドなどにより、送信先のサーバを指定できるようにしてもよい。
ステップS56において、送信制御部302は、ステップS55の処理において、送信データの送信が成功したか否かを判定する。送信データの送信が成功したと判定された場合、処理はステップS57に進む。
ステップS57において、データ送信後処理が実行される。データ送信後処理の詳細は、図14を参照して後述するが、この処理により、他の情報処理装置に送信された画像データ231の削除などが行われる。
その後、処理はステップS53に戻り、ステップS53において、ストレージ223に記憶された全ての画像データ231について処理されたと判定されるか、ステップS56において、送信データの送信が失敗したと判定されるまで、ステップS53乃至S57の処理が繰り返される。すなわち、直前の図9のステップS2の処理でストレージ223に記憶された画像データ231の他の情報処理装置への送信が繰り返される。
ステップS53において、ストレージ223に記憶された全ての画像データ231について処理されたと判定された場合、すなわち、直前の図9のステップS2の処理でストレージ223に記憶された全ての画像データ231が、他の情報処理装置に送信された場合、処理はステップS58に進む。
ステップS58において、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251との接続を切断し、データ送信処理は終了する。
ステップS56において、送信データの送信が失敗したと判定された場合、例えば、送信中にネットワーク251との接続が切断されたり、通信中のサーバからの応答が返ってこなくなったりした場合、送信処理は中止され、処理はステップS59に進む。
ステップS59において、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251との接続が継続されている場合、ネットワーク251との接続を切断する。
ステップS60において、IO制御部301は、動作設定情報333に基づいて、再送設定がオンであるか否かを判定する。再送設定は、他の情報処理装置への送信が失敗した送信データ(画像データ231)を再送するか否かの設定であり、再送設定がオンであると判定された場合、処理はステップS61に進む。
ステップS61において、IO制御部301は、未送信の画像データ231、すなわち、直前の図9のステップS2の処理でストレージ223に記憶された画像データ231のうち、送信処理が中止されたため、他の情報処理装置に送信されなかった画像データ231を送信待ち行列342に登録し、データ送信処理は終了する。
ステップS60において、再送設定がオフであると判定された場合、処理はステップS62に進み、IO制御部301は、未送信の画像データ231を送信失敗状態に設定し、データ送信処理は終了する。具体的には、IO制御部301は、未送信の画像データ231のメタデータ351を取得し、メタデータ351に送信失敗を示す情報を記録する。すなわち、直前の図9のステップS2の処理でストレージ223に記憶された画像データ231のうち、今回のデータ送信処理で送信されなかった画像データ231は、他の情報処理装置に送信されない。
ステップS52において、ネットワーク251との接続に失敗したと判定された場合、処理はステップS60に進み、上述したステップS60乃至S62の処理が実行され、データ送信処理は終了する。
以上のデータ送信処理により、ストレージ223に記憶された画像データ231が、自動的にネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。
次に、図13を参照して、図12のステップS54における送信データ生成処理の詳細について説明する。
ステップS81において、IO制御部301は、他の情報処理装置に送信する画像データ231をストレージ223からワーキングメモリ225に読み出す。
ステップS82において、画像処理部304は、動作設定情報333に基づいて、送信する画像データ231を画像処理する設定がオンであるか否かを判定する。画像処理する設定がオンであると判定された場合、処理はステップS83に進む。
ステップS83において、画像処理部304は、ワーキングメモリ225に読み出された画像データ231を画像処理する。動作設定情報333には、色調補正やノイズ除去など実施する画像処理の種類や、適用する画像処理アルゴリズムの種類など画像処理に関する設定が含まれており、画像処理部304は、動作設定情報333に基づいて、画像データ231の画像の品質を改善するための画像処理を画像データ231に施す。
これにより、デジタルスチルカメラ101に特別な対応を施さなくても、デジタルスチルカメラ101により撮影された画像データ231に品質改善などの画像処理が施される。
なお、ステップS83において、送信時に画像データ231を画像処理する代わりに、上述した図11のステップS32において、画像データ231をストレージ223に記憶させるときに、画像データ231を画像処理するようにしてもよい。
ステップS82において、画像処理する設定がオフであると判定された場合、ステップS83の処理はスキップされ、処理はステップS84に進む。
ステップS84において、画像処理部304は、他の情報処理装置への送信時の画像データ231の寸法が動作設定情報333に設定されているか否かを判定する。送信時の画像データ231の寸法が設定されていると判定された場合、処理はステップS85に進む。
ステップS85において、画像処理部304は、動作設定情報333に基づいて、ワーキングメモリ225上の画像データ231の寸法を変更する。例えば、画像処理部304は、動作設定情報333に設定されている寸法になるように、画像データ231の寸法を拡大したり、縮小したり、または、画像データ231から指定された寸法の画像を切り取ったりする。これにより、ストレージ223に記憶されている画像データ231の寸法が、送信先のサーバに適した寸法に変更される。また、ストレージ223に記憶されている画像データ231の寸法が不統一である場合、他の情報処理装置に送信される画像データ231の寸法が統一される。
ステップS84において、送信時の画像データ231の寸法が設定されていないと判定された場合、ステップS85の処理はスキップされ、処理はステップS86に進む。
ステップS86において、画像処理部304は、動作設定情報333に基づいて、他の情報処理装置への送信時に画像データ231のデータサイズを変更する設定がオンであるか否かを判定する。送信時に画像データ231のデータサイズを変更する設定がオンであると判定された場合、処理はステップS87に進む。
ステップS87において、画像処理部304は、動作設定情報333に基づいて、ワーキングメモリ225上の画像データ231のデータサイズを変更する。例えば、動作設定情報333に画像データ231のデータサイズの上限値が設定されている場合、画像処理部304は、画像データ231のデータサイズがその上限値以下に収まるように、圧縮率を調整して画像データ231を圧縮したり、画像の寸法を縮小したりする。また、例えば、動作設定情報333に画像データ231の圧縮率が設定されている場合、画像処理部304は、設定されている圧縮率に基づいて画像データ231を圧縮する。
さらに、例えば、ネットワークインターフェイス224が、複数の通信方式でネットワーク251と通信できる場合、選択された通信方式に基づいて、画像データ231のデータサイズの上限値を変更したり、画像データ231の圧縮率を変更したりするようにしてもよい。これにより、それぞれの通信方式により異なる通信速度や通信コストに応じて、送信する画像データ231のデータサイズが調整されるようにすることができる。
ステップS86において、送信時に画像データ231のデータサイズを変更する設定がオフであると判定された場合、ステップS87の処理はスキップされ、処理はステップS88に進む。
ステップS88において、送信制御部302は、動作設定情報333に基づいて、画像データ231とともにメタデータ351を送信する設定がオンであるか否かを判定する。メタデータ351を送信する設定がオンであると判定された場合、処理はステップS89に進む。
ステップS89において、送信制御部302は、IO制御部301を介して、画像データ231のメタデータ351を取得し、ワーキングメモリ225上の画像データ231と取得したメタデータ351を、送信先の他の情報処理装置が対応するデータ方式に変換した送信データを生成し、送信データ生成処理は終了する。
例えば、メールサーバ271に画像データ231およびメタデータ351を送信する場合、送信制御部302は、RFC(Request For Comment)822により規定された仕様や、MIME(Multipurpose Internet Mail Extension)などの仕様に基づいて、ヘッダ部にFrom(発信元電子メールアドレス)、To(送信先電子メールアドレス)、Subject(電子メールのタイトル)など必要な情報を設定し、画像データ231およびメタデータ351を添付ファイルとして添付した電子メールのメッセージを送信データとして生成する。
また、例えば、メディアチャネルサーバ273に画像データ231およびメタデータ351を送信する場合、送信制御部302は、メディアチャネルサーバ273で使用される情報や、メディアチャネルサーバ273の処理内容や設定などをメタデータ351に追加する。そして、送信制御部302は、画像データ231およびメタデータ351を、メディアチャネルサーバ273に対応したデータ方式に変換して、送信データを生成する。
ステップS88において、メタデータ351を送信する設定がオフであると判定された場合、処理はステップS90に進み、ステップS90において、ステップS89の処理と同様に、送信制御部302は、ワーキングメモリ225上の画像データ231を、送信先の他の情報処理装置が対応するデータ方式に変換した送信データを生成し、送信データ生成処理は終了する。
次に、図14を参照して、図12のステップS57において実行されるデータ送信後処理の詳細について説明する。
ステップS101において、IO制御部301は、図12のステップS55において送信した画像データ231が、送信待ち行列342に登録されているか否かを判定する。送信した画像データ231が送信待ち行列342に登録されていると判定された場合、処理はステップS102に進む。
ステップS102において、IO制御部301は、送信待ち行列342から、送信した画像データ231の登録を削除する。
ステップS101において、送信した画像データ231が送信待ち行列342に登録されていないと判定された場合、ステップS102の処理はスキップされ、処理はステップS103に進む。
ステップS103において、IO制御部301は、動作設定情報333に基づいて、送信した画像データ231を削除する設定がオンであるか否かを判定する。送信した画像データ231を削除する設定がオフであると判定された場合、すなわち、送信した画像データ231をストレージ223にそのまま残す設定になっている場合、処理はステップS104に進む。
ステップS104において、IO制御部301は、動作設定情報333に基づいて、画像データ231を画像処理する設定がオンであるか否かを判定する。画像処理する設定がオンであると判定された場合、すなわち、画像データ231を送信するときに、図13のステップS83において、画像データ231が画像処理された場合、処理はステップS105に進む。
ステップS105において、IO制御部301は、画像処理された画像データ231を、ストレージ223内の画像処理される前の画像データ231が記憶されているフォルダ341に記憶させる。
ステップS106において、IO制御部301は、動作設定情報333に基づいて、画像処理される前の画像データ231を削除する設定がオンであるか否かを判定する。画像処理される前の画像データ231を削除する設定がオンであると判定された場合、処理はステップS107に進む。
ステップS107において、IO制御部301は、ストレージ223に記憶されている画像処理される前の画像データ231を削除し、データ送信後処理は終了する。すなわち、ストレージ223には、他の情報処理装置への送信時に画像処理された後の画像データ231のみが記憶され、結果的に、画像処理される前の画像データ231が画像処理された後の画像データ231により更新される。
ステップS106において、画像処理される前の画像データ231を削除する設定がオフであると判定された場合、ステップS107の処理はスキップされ、データ送信後処理は終了する。すなわち、ストレージ223には、画像処理される前と画像処理された後の両方の画像データ231が記憶される。
ステップS104において、画像処理する設定がオフであると判定された場合、ステップS105乃至S107の処理はスキップされ、データ送信後処理は終了する。
ステップS103において、送信した画像データ231を削除する設定がオンであると判定された場合、処理はステップS108に進み、IO制御部301は、図12のステップS55の処理で送信した画像データ231とメタデータ351をストレージ223から削除し、データ送信後処理は終了する。これにより、ストレージ223の空き容量が増え、ストレージ223の容量を有効に利用することができる。
次に、図15を参照して、図9のステップS8において実行されるデータ削除処理の詳細について説明する。
ステップS121において、削除コマンドにより削除するように指示された画像データ231が送信待ち行列342に登録されているか否かを判定する。画像データ231が送信待ち行列342に登録されていると判定された場合、すなわち、削除を指示された画像データ231が、再送待機中または送信待機中の場合、処理はステップS122に進む。
ステップS122において、IO制御部301は、送信待ち行列342から、削除コマンドにより削除するように指示された画像データ231の登録を削除する。
ステップS123において、IO制御部301は、動作設定情報333に基づいて、送信待ち行列342に登録されている画像データ231を削除する設定がオンであるか否かを判定する。送信待ち行列342に登録されている画像データ231を削除する設定がオンであると判定された場合、処理はステップS124に進む。
ステップS124において、IO制御部301は、削除コマンドにより削除するように指示された画像データ231と、そのメタデータ351をストレージ223から削除し、データ削除処理は終了する。
ステップS123において、送信待ち行列342に登録されている画像データ231を削除する設定がオフであると判定された場合、ステップS124の処理はスキップされ、削除コマンドにより削除するように指示された画像データ231は削除されずに、データ削除処理は終了する。これにより、削除コマンドを送信中止コマンドとして利用することができる。例えば、動作設定情報333に送信待機時間が設定されている場合、画像データ231がストレージ223に記憶されてから、送信待機時間が経過するまでの間に、ユーザは、デジタルスチルカメラ101で画像データ231の削除を指示する操作を行うことにより、画像データ231をストレージ223から削除せずに、画像データ231の他の情報処理装置への送信を中止させることができる。
ステップS121において、削除コマンドにより削除するように指示された画像データ231が、送信待ち行列342に登録されていない場合、処理はステップS124に進む。
ステップS124において、IO制御部301は、削除コマンドにより削除するように指示された画像データ231と、そのメタデータ351をストレージ223から削除し、データ削除処理は終了する。
次に、図16を参照して、図9のステップS10におけるデータ読出し処理の詳細について説明する。
ステップS141において、IO制御部301は、読出しコマンドにより情報処理装置201の内部情報322の読出しが指示されたか否かを判定する。情報処理装置201では、図17を参照して後述するように、内部情報322を画像データ231の方式に変換して、ストレージ223に記憶させることができる。これにより、デジタルスチルカメラ101は、内部情報322の画像データ231を、他の画像データ231と同様に読み出すことができる。
ステップS141において、内部情報322の読出しが指示されていないと判定された場合、すなわち、通常の画像データ231の読出しが指示された場合、処理はステップS142に進む。
ステップS142において、IO制御部301は、読出しコマンドにより指示された画像データ231およびそのメタデータ351を、ストレージ223から取得し、メモリカードインターフェイス221を介して、デジタルスチルカメラ101に送信し、データ読み出し処理は終了する。これにより、ユーザは、メモリカード102の場合と同様に、デジタルスチルカメラ101を操作して、情報処理装置201から画像データ231を読み出すことができる。
ステップS141において、内部情報322の読出しが指示されたと判定された場合、処理はステップS143に進む。
画像処理部304は、ステップS143において、ストレージ223から、内部情報322を取得し、ステップS144において、内部情報322を画像データ231の方式に変換する。すなわち、最新の内部情報322が画像データ231の方式に変換される。
ステップS145において、IO制御部301は、画像処理部304から、内部情報322の画像データ231を取得し、メモリカードインターフェイス221を介して、デジタルスチルカメラ101に送信し、データ読み出し処理は終了する。例えば、ユーザは、読み出した内部情報322の画像データ231をデジタルスチルカメラ101の表示画面に表示させることにより、デジタルスチルカメラ101に特別な対応を施さなくても、情報処理装置201の内部情報322を簡単に確認することができる。
次に、図17を参照して、図10のステップS12における設定処理の詳細について説明する。
ステップS161において、IO制御部301は、図10のステップS11の処理で取得された設定コマンドに含まれる内部情報322を取得する。
ステップS162において、IO制御部301は、ストレージ223に記憶されている内部情報322を、ステップS161の処理で取得した内部情報322により更新させる。
ステップS163において、画像処理部304は、動作設定情報333に基づいて、内部情報322を画像データ231の方式に変換する設定がオンであるか否かを判定する。内部情報322を画像データ231に変換する設定がオンであると判定された場合、処理はステップS164に進む。
ステップS164において、画像処理部304は、ストレージ223から内部情報322を取得し、その内部情報322を画像データ231の方式に変換し、IO制御部301を介して、他の画像データ231と同様に、ストレージ223内のフォルダ341に記憶させ、設定処理は終了する。これにより、上述したように、内部情報322の画像データ231が、他の画像データ231と同様にデジタルスチルカメラ101に読み出せるようになる。
ステップS163において、内部情報322を画像データ231に変換する設定がオフであると判定された場合、ステップS164の処理はスキップされ、設定処理は終了する。
なお、上述した設定処理以外に、情報処理装置201は、パーソナルコンピュータなどにより、内部情報322のフォーマットに基づいたファイルを作成し、そのファイルをストレージ223に記憶させることにより、内部情報322を設定することも可能である。また、情報処理装置201は、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置から内部情報322のファイルを受信し、ストレージ223に記憶させることにより、内部情報322を設定することも可能である。これらの場合、内部情報322を設定するための特別なソフトウェアが不要となる。
次に、図18を参照して、図10のステップS16における送信待ち行列データ送信処理の詳細について説明する。
ステップS181において、図12のステップS51の処理と同様に、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251に接続する。
ステップS182において、ネットワークインターフェイス224は、ステップS181の処理において、ネットワーク251との接続に成功したか否かを判定する。ネットワーク251との接続が成功したと判定された場合、処理はステップS183に進む。
ステップS183において、送信制御部302は、送信待ち行列342に画像データ231の登録が残っているか否かを判定する。送信待ち行列342に画像データ231の登録が残っていると判定された場合、すなわち、再送待機中の画像データ231が残っている場合、処理はステップS184に進む。
ステップS184において、送信待ち行列342に登録されている画像データ231のうち、最初に登録された画像データ231について、図13のフローチャートを参照して上述した送信データ生成処理が実行され、他の情報処理装置に送信する送信データが生成される。そして、ステップS185において、図12のステップS55の処理と同様に、ステップS184の処理で生成された送信データが、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。
ステップS186において、送信制御部302は、ステップS185の処理において、送信データの送信が成功したか否かを判定する。送信データの送信が成功したと判定された場合、処理はステップS187に進む。
ステップS187において、図14を参照して上述したデータ送信後処理が実行される。この処理により、送信が成功した画像データ231の登録が、送信待ち行列342から削除される。
その後、ステップS183に戻り、ステップS183において、送信待ち行列342に画像データ231の登録が残っていないと判定されるか、または、ステップS186において、送信が失敗したと判定されるまで、ステップS183乃至S187の処理が繰り返される。すなわち、図12のステップ61の処理で送信待ち行列342に登録された画像データ231が、送信待ち行列342に登録された順に、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。
ステップS183において、送信待ち行列342に画像データ231の登録が残っていないと判定された場合、すなわち、再送待機中の画像データ231が全て他の情報処理装置に送信された場合、処理はステップS188に進む。
ステップS188において、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251との接続を切断し、送信待ち行列データ送信処理は終了する。
ステップS186において、送信データの送信が失敗したと判定された場合、送信処理は中止され、処理はステップS188に進み、ステップS188において、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251との接続が継続されている場合、ネットワーク251との接続を切断し、送信待ち行列データ送信処理は終了する。
ステップS182において、ネットワーク251との接続に失敗したと判定された場合、ステップS183乃至S188の処理はスキップされ、送信待ち行列342に登録されている画像データ231の送信処理は行なわれずに、送信待ち行列データ送信処理は終了する。
次に、図19および図20を参照して、図10のステップS17における送信待機データ送信処理の詳細について説明する。
ステップS201において、送信制御部302は、送信待ち行列342に画像データ231の登録が残っているか否かを判定する。送信待ち行列342に画像データ231の登録が残っていると判定された場合、すなわち、再送待機中または送信待機中の画像データ231が残っている場合、処理はステップS202に進む。
ステップS202において、送信制御部302は、送信待ち行列342に登録されている画像データ231のうち、最初に登録された画像データ231が登録されてから動作設定情報333に設定されている送信待機時間を経過しているか否かを判定する。送信待ち行列342に最初に登録された画像データ231が登録されてから送信待機時間を経過していると判定された場合、処理はステップS203に進む。
ステップS203において、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251に接続中か否かを判定する。ネットワーク251に接続中でないと判定された場合、処理はステップS204に進む。
ステップS204において、図12のステップS51の処理と同様に、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251に接続する。
ステップS205において、ネットワークインターフェイス224は、ステップS204の処理において、ネットワーク251との接続に成功したか否かを判定する。ネットワーク251との接続が成功したと判定された場合、処理はステップS206に進む。
ステップS203において、すでにネットワーク251に接続中であると判定された場合、ステップS204およびS205の処理はスキップされ、処理はステップS206に進む。
ステップS206において、送信待ち行列342に登録されている画像データ231のうち、最初に登録された画像データ231について、図13のフローチャートを参照して上述した送信データ生成処理が実行され、他の情報処理装置に送信される送信データが生成される。そして、ステップS207において、図12のステップS55の処理と同様に、ステップS206の処理で生成された送信データが、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。
ステップS208において、送信制御部302は、ステップS207の処理において、送信データの送信が成功したか否かを判定する。送信データの送信が成功したと判定された場合、処理はステップS209に進む。
ステップS209において、図14を参照して上述したデータ送信後処理が実行される。この処理により、送信が成功した画像データ231の登録が、送信待ち行列342から削除される。
その後、処理はステップS201に戻り、ステップS201において、送信待ち行列342に画像データ231の登録が残っていないと判定されるか、ステップS202において、送信待ち行列342に最初に登録された画像データ231が登録されてから送信待機時間を経過していないと判定されるか、または、ステップS208において、送信が失敗したと判定されるまで、ステップS201乃至S209の処理が繰り返される。すなわち、図9のステップS6または図12のステップS61の処理で送信待ち行列342に登録された画像データ231が、送信待ち行列342に登録された順に、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。
ステップS201において、送信待ち行列342に画像データ231の登録が残っていないと判定された場合、すなわち、再送待機中および送信待機中の画像データ231が全て他の情報処理装置に送信された場合、処理はステップS210に進む。
ステップS210において、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251との接続を切断し、送信待機データ送信処理は終了する。
ステップS202において、送信待ち行列342に最初に登録された画像データ231が登録されてから送信待機時間を経過していないと判定された場合、すなわち、送信待ち行列342に登録されて(ストレージ223に記憶されて)から送信待機時間を経過した画像データ231が全て他の情報処理装置に送信され、送信待ち行列342に登録されてから送信待機時間を経過していない画像データ231の登録のみが送信待ち行列342に残っている場合、処理はステップS210に進み、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251との接続を切断し、送信待機データ送信処理は終了する。
ステップS208において、送信データの送信が失敗したと判定された場合、送信処理は中止され、処理はステップS211に進む。
ステップS211において、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251との接続が継続されている場合、ネットワーク251との接続を切断する。
ステップS212において、IO制御部301は、動作設定情報333に基づいて、再送設定がオンであるか否かを判定する。再送設定がオフであると判定された場合、処理はステップS213に進む。
ステップS213において、IO制御部301は、送信待ち行列342に登録されている画像データ231のうち、送信待ち行列342に登録されてから送信待機時間を経過している画像データ231の登録を送信待ち行列342から削除する。すなわち、ストレージ223に記憶されてから送信待機時間が経過しているにも関わらず、今回の送信待機データ送信処理で送信されなかった画像データ231の登録が送信待ち行列342から削除され、それらの画像データ231は、他の情報処理装置に送信されない。
ステップS214において、図12のステップS62の処理と同様に、IO制御部301は、ステップS213の処理で送信待ち行列342から登録を削除した画像データ231を送信失敗状態に設定し、送信待機データ送信処理は終了する。
ステップS212において、再送設定がオンであると判定された場合、ステップS213およびS214の処理はスキップされ、送信待機データ送信処理は終了する。すなわち、送信待ち行列342の画像データ231の登録がそのまま残り、次回以降の送信待機データ送信処理により、送信待ち行列342に登録されている画像データ231が、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。
ステップS205において、ネットワーク251との接続に失敗したと判定された場合、処理はステップS212に進み、上述したステップS212乃至S214の処理が実行され、送信待機データ送信処理は終了する。
次に、図21および図22を参照して、図10のステップS19におけるデータ受信処理の詳細について説明する。
ステップS231において、受信制御部303は、受信制御部303の内部の図示せぬ受信タイマが、動作設定情報333に設定されている受信間隔時間を経過しているか否かを判定する。受信タイマは、情報処理装置201の処理が開始されたときに起動され、通常のデータ受信処理は、受信タイマが受信間隔時間を経過するごとに定期的に実行される。受信タイマが受信間隔時間を経過していると判定された場合、すなわち、通常のデータ受信処理を実行するタイミングであると判定された場合、処理はステップS232に進む。
ステップS232において、受信制御部303は、受信タイマをリセットする。すなわち、受信タイマのタイマ値を0に戻して、受信タイマを再起動させる。その後、処理はステップS235に進む。
ステップS231において、受信タイマが受信間隔時間を経過していないと判定された場合、処理はステップS233に進み、受信制御部303は、受信リトライ処理中であるか否かを判定する。受信リトライ処理とは、動作設定情報333の受信リトライ設定がオンであるときに、受信間隔時間ごとに定期的に実行される通常のデータ受信処理が失敗した場合、データ受信処理が成功するか、動作設定情報333に設定されている最大受信リトライ回数を超えるまで、動作設定情報333に設定されている受信間隔時間より短い受信リトライ間隔時間ごとに、データ受信処理を繰り返す処理である。ステップS233において、受信リトライ処理中であると判定された場合、処理はステップS234に進む。
ステップS234において、受信制御部303は、受信制御部303の内部の図示せぬ受信リトライタイマが、動作設定情報333に設定されている受信リトライ間隔時間を経過しているか否かを判定する。受信リトライタイマが受信リトライ間隔時間を経過していると判定された場合、すなわち、受信リトライ処理を実行するタイミングであると判定された場合、処理はステップS235に進む。
ステップS235において、図12のステップS51の処理と同様に、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251に接続する。
ステップS236において、ネットワークインターフェイス224は、ステップS235の処理で、ネットワーク251との接続に成功したか否かを判定する。ネットワーク251との接続が成功したと判定された場合、処理はステップS237に進む。
ステップS237において、受信制御部303は、ネットワーク251およびネットワークインターフェイス224を介して、ネットワーク251に接続されている他の情報処理装置からデータを受信する。
例えば、受信制御部303は、ネットワーク251に接続されているメールサーバ271から電子メールを受信する場合、POP(Post Office Protocol)などの電子メール用の受信プロトコルに基づいて、電子メールを受信する。また、例えば、受信制御部303は、ネットワーク251に接続されているファイルサーバ272からデータを受信する場合、FTP(File Transfer Protocol)、HTTP(HyperText Transfer Protocol)などのプロトコルに基づいて、データを受信する。さらに、例えば、受信制御部303は、ネットワーク251に接続されているメディアチャネルサーバ273からデータを受信する場合、メディアチャネルサーバ273が対応するプロトコルに基づいて、データを受信する。このとき、受信制御部303は、ネットワーク設定情報331に基づいて、複数のサーバからデータを受信するようにすることができる。
ステップS238において、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251との接続を切断する。
ステップS239において、受信制御部303は、受信リトライ処理中であるか否かを判定する。受信リトライ処理中であると判定された場合、すなわち、ステップS234の処理で受信リトライタイマが受信リトライ間隔時間を経過していると判定され、ステップS235乃至S238の処理で、受信リトライ処理によるデータ受信が行われた場合、処理はステップS240に進む。
受信制御部303は、ステップS240において、受信リトライタイマを停止し、ステップS241において、受信リトライ回数をリセットする。
ステップS239において、受信リトライ処理中でないと判定された場合、すなわち、ステップS231の処理で受信タイマが受信間隔時間を経過していると判定され、ステップS235乃至S238の処理で、通常の受信処理によるデータ受信が行われた場合、ステップS240およびS241の処理はスキップされ、処理はステップS242に進む。
ステップS242において、IO制御部301は、受信した画像データ231を記憶するフォルダ341が動作設定情報333に設定されているか否かを判定する。画像データ231を記憶するフォルダ341が設定されていると判定された場合、処理はステップS243に進む。
ステップS243において、IO制御部301は、受信制御部303からステップS237の処理で受信した受信データを取得し、受信データの中から画像データ231を抽出し、抽出した画像データ231を動作設定情報333に設定されているストレージ223内のフォルダ341に記憶させる。その後、処理はステップS245に進む。
ステップS242において、画像データ231を記憶するフォルダ341が設定されていないと判定された場合、処理はステップS244に進み、ステップS244において、IO制御部301は、受信制御部303からステップS237の処理で受信した受信データを取得し、受信データの中から画像データ231を抽出し、抽出した画像データ231を動作設定情報333に設定されているデフォルトのフォルダ341に記憶させる。その後、処理はステップS245に進む。
ステップS245において、図11のステップS33の処理と同様に、メタデータ生成部305は、ステップS242の処理でストレージ223に記憶された画像データ231のメタデータ351を生成する。
ステップS246において、図11のステップS34の処理と同様に、IO制御部301は、メタデータ生成部305から、ステップS245の処理で生成されたメタデータ351を取得し、ストレージ223に記憶させる。
ステップS247において、画像処理部304は、動作設定情報333に基づいて、受信した画像データ231の寸法を変更する設定がオンであるか否かを判定する。受信した画像データ231の寸法を変更する設定がオンであると判定された場合、処理はステップS248に進む。
ステップS248において、画像処理部304は、IO制御部301を介して、ステップS243またはS244の処理で、ストレージ223に記憶された画像データ231を取得し、図13のステップS85の処理と同様に、画像データ231の寸法を動作設定情報333に設定されている寸法に変更する。
ステップS249において、IO制御部301は、画像処理部304からステップS248の処理で寸法が変更された画像データ231を取得し、ステップS243またはS244の処理でストレージ223に記憶されている画像データ231を、寸法が変更された画像データ231により更新させ、データ受信処理は終了する。これにより、他の情報処理装置から受信した画像データ231の寸法が、例えば、デジタルスチルカメラ101の表示画面で閲覧するのに適した寸法に変更される。また、他の情報処理装置から受信した画像データ231の寸法が不統一の場合、ストレージ223に記憶される画像データ231の寸法が統一される。
ステップS247において、受信した画像データの寸法を変更する設定がオフであると判定された場合、ステップS248およびS249の処理はスキップされ、データ受信処理は終了する。
ステップS236において、ネットワーク251との接続に失敗したと判定された場合、処理はステップS250に進み、受信制御部303は、動作設定情報333に基づいて、受信リトライ設定がオンであるか否かを判定する。受信リトライ設定がオフであると判定された場合、すなわち、ネットワーク251との接続に失敗したとき、受信リトライ処理を実行しない場合、ステップS251の処理はスキップされ、データ受信処理は終了する。
ステップS250において、受信リトライ設定がオンであると判定された場合、処理はステップS251に進み、ステップS251において、受信リトライ設定処理が実行され、データ受信処理は終了する。受信リトライ設定処理の詳細は図23のフローチャートを参照して後述するが、この処理により、受信リトライ処理を実行するための設定が行われる。
ステップS233において、受信リトライ処理中でないと判定された場合、および、ステップS234において、受信リトライタイマが受信リトライ間隔時間を経過していないと判定された場合、すなわち、通常の受信処理および受信リトライ処理が実行されるタイミングでない場合、データ受信処理は終了する。
以上のデータ受信処理により、ネットワーク251を介して、ネットワーク251に接続されている他の情報処理装置から自動的にデータが受信される。
次に、図23のフローチャートを参照して、図21のステップS251において実行される受信リトライ設定処理の詳細について説明する。
ステップS261において、受信制御部303は、受信リトライ回数の値を1つ加算する。受信リトライ回数は、次に実行する受信リトライ処理が通算で何回目の処理であるかを示すカウンタである。
ステップS262において、受信制御部303は、受信リトライ回数が、動作設定情報333に設定されている最大受信リトライ回数を超えたか否かを判定する。受信リトライ回数が最大受信リトライ回数を超えていないと判定された場合、すなわち、受信リトライ処理が実行された回数が最大受信リトライ回数未満の場合、処理はステップS263に進む。
ステップS263において、受信制御部303は、受信リトライ処理中であるか否かを判定する。受信リトライ処理中でないと判定された場合、すなわち、通常の受信処理中に、図21のステップS236の処理で、ネットワーク251との接続が失敗したと判定された場合、処理はステップS264に進む。
ステップS264において、受信制御部303は、受信リトライタイマを起動し、受信リトライ設定処理は終了する。
ステップS263において、受信リトライ処理中であると判定された場合、すなわち、受信リトライ処理中に、図21のステップS236の処理で、ネットワーク251との接続が失敗したと判定された場合、処理はステップS265に進む。
ステップS265において、受信制御部303は、受信リトライタイマをリセットし、すなわち、受信リトライタイマのタイマ値を0に戻して、受信リトライタイマを再起動させ、受信リトライ設定処理は終了する。
ステップS262において、受信リトライ回数が最大受信リトライ回数を超えていると判定された場合、すなわち、受信リトライ処理が実行された回数が最大受信リトライ回数以上の場合、処理はステップS266に進み、受信制御部303は、ステップS266において、受信リトライタイマを停止し、ステップS266において、受信リトライ回数をリセットし、受信リトライ設定処理は終了する。すなわち、受信リトライ処理が終了される。
以上のようにして、メモリカード102と同様に、デジタルスチルカメラ101から送信された画像データ231が情報処理装置201に記憶されたり、情報処理装置201に記憶されている画像データ231がデジタルスチルカメラ101に送信されたりする。さらに、ネットワーク251を介して、ストレージ223に記憶された画像データ231が自動的に情報処理装置201から他の情報処理装置に送信されたり、自動的に他の情報処理装置から情報処理装置201にデータが受信される。
また、本発明を適用した情報処理装置201では、ストレージ223の所定のフォルダに記憶された画像データ231を他の情報処理装置に送信させるようにすることも可能である。図24乃至図28を参照して、ストレージ223の所定のフォルダに記憶された画像データ231を他の情報処理装置に送信させるようにした場合の実施の形態について説明する。
情報処理装置201の機能構成例は、上述した図6に示される機能構成例と同様であり、その説明は省略する。また、プロセッサ222により実現される機能の構成例は、上述した図7に示される構成例と同様であり、その説明は省略する。
まず、図24を参照して、ストレージ223に格納されるデータの構成例について説明する。なお、図24では、図8と対応する部分については、同じ符号を付してあり、その説明は省略する。
図24に示されるデータ構成例では、図8に示されるデータ構成例と比較して、フォルダ341−1および341−2の他に、さらに送信用フォルダ361と送信済みフォルダ362の2つのフォルダが設けられている。図27を参照して後述するデータ送信処理により、送信用フォルダ361に記憶されている画像データ231およびメタデータ351が、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信され、送信された画像データ231およびメタデータ351は、送信済みフォルダ362に移動される。また、図8のデータ構成例にある送信待ち行列342は、図24のデータ構成例では設けられない。
次に、図25のフローチャートを参照して、ストレージ223の送信用フォルダ361に記憶された画像データ231を他の情報処理装置に送信させるようにした場合に、情報処理装置201により実行される処理について説明する。
ステップS301において、図9のステップS1の処理と同様に、メモリカードインターフェイス221は、デジタルスチルカメラ101から格納コマンドを受信したか否かを判定する。格納コマンドを受信したと判定された場合、処理はステップS302に進み、ステップS302において、図11のフローチャートを参照して上述したデータ格納処理が実行され、処理はステップS303に進む。ステップS301において、格納コマンドを受信していないと判定された場合、ステップS302の処理はスキップされ、処理はステップS303に進む。
ステップS303乃至S308の処理は、上述した図9および図10のステップS7乃至S12の処理と同様であり、その説明は省略する。
ステップS309において、送信制御部302は、動作設定情報333に基づいて、送信設定がオンであるか否かを判定する。送信設定がオンであると判定された場合、処理はステップS310に進む。
ステップS310において、IO制御部301は、送信用フォルダ361に画像データ231が記憶されているか否かを判定する。送信用フォルダ361に画像データ231が記憶されていると判定された場合、処理はステップS311に進む。
ステップS311において、データ送信処理が実行される。データ送信処理の詳細は図27を参照して後述するが、この処理により、送信用フォルダ361に記憶されている画像データ231が、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。その後、処理はステップS312に進む。
ステップS310において、送信用フォルダ361に画像データ231が記憶されていないと判定された場合、ステップS311の処理はスキップされ、処理はステップS312に進む。
ステップS309において、送信設定がオフであると判定された場合、ステップS310およびS311の処理はスキップされ、処理はステップS312に進む。
ステップS312およびS313の処理は、上述した図10のステップS18およびS19の処理と同様であり、その説明は省略する。
ステップS313の処理の後、または、ステップS312において、受信設定がオフであると判定された場合、処理はステップS301に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
次に、図27のフローチャートを参照して、図26のステップS311において実行されるデータ送信処理の詳細について説明する。
ステップS331において、図12のステップS51の処理と同様に、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251に接続する。
ステップS332において、ネットワークインターフェイス224は、ステップS331の処理で、ネットワーク251との接続に成功したか否かを判定する。ネットワーク251との接続が成功したと判定された場合、処理はステップS333に進む。
ステップS333において、IO制御部301は、送信用フォルダ361に画像データ231が記憶されているか否かを判定する。送信用フォルダ361に画像データ231が記憶されていると判定された場合、処理はステップS334に進む。
ステップS334において、送信用フォルダ361に記憶されている画像データ231のうち、最初に記憶された画像データ231について、図13のフローチャートを参照して上述した送信データ生成処理が実行され、他の情報処理装置に送信する送信データが生成される。そして、ステップS335において、図12のステップS55の処理と同様に、ステップS334の処理で生成された送信データが、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。
ステップS336において、送信制御部302は、ステップS335の処理において、送信データの送信が成功したか否かを判定する。送信データの送信が成功したと判定された場合、処理はステップS337に進む。
ステップS337において、データ送信後処理が実行される。データ送信後処理の詳細は図28を参照して後述するが、この処理により、他の情報処理装置に送信された画像データ231が、送信用フォルダ361から送信済みフォルダ362に移動される。
その後、処理はステップS333に戻り、ステップS333において、送信用フォルダ361に画像データ231が記憶されていないと判定されるか、ステップS336において、送信が失敗したと判定されるまで、ステップS333乃至S337の処理が繰り返される。すなわち、図26のステップS310の処理で送信用フォルダ361に登録された画像データ231が、送信用フォルダに登録された順に、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。
ステップS333において、送信用フォルダ361に画像データ231が記憶されていないと判定された場合、すなわち、送信用フォルダ361に記憶されていていた画像データ231が全て他の情報処理装置に送信された場合、処理はステップS338に進む。
ステップS338において、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251との接続を切断し、データ送信処理は終了する。
ステップS336において、送信データの送信が失敗したと判定された場合、送信処理は中止され、処理はステップS339に進む。
ステップS339において、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251との接続が継続されている場合、ネットワーク251との接続を切断する。
ステップS340において、IO制御部301は、動作設定情報333に基づいて、再送設定がオンであるか否かを判定する。再送設定がオフであると判定された場合、処理はステップS341に進む。
ステップS341において、IO制御部301は、送信用フォルダ361に記憶されている画像データ231を所定のフォルダに移動させ、データ送信処理は終了する。すなわち、今回のデータ送信処理で送信されなかった画像データ231は、他の情報処理装置に送信されない。なお、移動先のフォルダは、動作設定情報333に設定されるようにしてもよいし、画像データ231が送信用フォルダ361に移動される前に記憶されていたフォルダとしてもよい。
ステップS340において、再送設定がオンであると判定された場合、ステップS341の処理はスキップされ、データ送信処理は終了する。すなわち、送信用フォルダ361に記憶されている画像データ231はそのまま残り、次回以降のデータ送信処理で他の情報処理装置に送信される。
ステップS332において、ネットワーク251との接続に失敗したと判定された場合、処理はステップS340に進み、上述したステップS340およびS341の処理が実行され、データ送信処理は終了する。
このようにして、送信用フォルダ361に記憶された画像データ231およびメタデータ351が、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。
次に、図28を参照して、図27のステップS337において実行されるデータ送信後処理の詳細について説明する。
ステップS351において、IO制御部301は、図27のステップS335において送信された画像データ231とメタデータ351を、送信用フォルダ361から送信済みフォルダ362に移動させる。
ステップS352において、IO制御部301は、動作設定情報333に基づいて、画像データ231を画像処理する設定がオンであるか否かを判定する。画像処理する設定がオンであると判定された場合、すなわち、画像データ231を送信するときに、図13のステップS83において、画像データ231が画像処理された場合、処理はステップS353に進む。
ステップS353において、IO制御部301は、画像処理された画像データ231を送信済みフォルダ362に記憶させる。
ステップS354において、IO制御部301は、動作設定情報333に基づいて、画像処理される前の画像データ231を削除する設定がオンであるか否かを判定する。画像処理される前の画像データ231を削除する設定がオンであると判定された場合、処理はステップS355に進む。
ステップS355において、IO制御部301は、ステップS351の処理で送信済みフォルダ362に記憶されている画像処理される前の画像データ231を削除し、データ送信後処理は終了する。すなわち、送信済みフォルダ362には、他の情報処理装置に送信された画像処理された後の画像データ231のみが記憶され、結果的に、画像処理される前の画像データ231が画像処理された後の画像データ231により更新される。
ステップS354において、画像処理される前の画像データ231を削除する設定がオフであると判定された場合、ステップS355の処理はスキップされ、データ送信後処理は終了する。すなわち、送信済みフォルダ362には、画像処理される前と画像処理された後の両方の画像データ231が記憶される。
ステップS352において、画像処理する設定がオフであると判定された場合、ステップS353乃至S355の処理はスキップされ、データ送信後処理は終了する。
さらに、本発明を適用した情報処理装置201では、他の情報処理装置に送信する画像データ231をユーザにより指定するようにすることができる。例えば、デジタルスチルカメラ101から、他の情報処理装置に送信する画像データ231を指定したファイル(以下、送信指定ファイルと称する)を情報処理装置201に送信し、情報処理装置201は、送信指定ファイルにより他の情報処理装置に送信する画像データ231を指定するようにすることができる。
例えば、送信指定ファイルの方式には、DPOF(Digital Print Order Format)(商標)を適用することができる。DPOF(商標)とは、メモリカードなどの記憶装置に記憶されている画像データについて、プリントアウトしたい画像データやプリントアウトする枚数などを指定する情報を記録するための方式である。この方式に基づいて作成されたファイルが記憶装置に記憶され、例えば、画像データをプリンタでプリントアウトするときに、DPOFのファイルが記憶装置からプリンタに読み出され、そのファイルの情報に従って、記憶装置に記憶されている画像データがプリントアウトされる。
デジタルスチルカメラ101がDPOF(商標)の方式に対応している場合、情報処理装置201において、このDPOF(商標)方式のファイルによりプリントアウトするように指定された画像データ231を他の情報処理装置に送信するようにすることにより、デジタルスチルカメラ101に特別な対応を施さなくても、ユーザが、デジタルスチルカメラ101を操作して、情報処理装置201に記憶されている画像データ231の中から、他の情報処理装置に送信する画像データ231を指定することができるようになる。
図29および図30を参照して、送信指定ファイルを用いて、他の情報処理装置に送信する画像データ231を指定するようにした場合の実施の形態について説明する。
情報処理装置201の機能構成例は、上述した図6に示される機能構成例と同様であり、その説明は省略する。また、プロセッサ222により実現される機能の構成例は、上述した図7に示される構成例と同様であり、その説明は省略する。さらに、ストレージ223に格納されるデータの構成例は、上述した図8に示される構成例と同様であり、その説明は省略する。
図29および図30を参照して、送信指定ファイルを用いて、他の情報処理装置に送信する画像データ231を指定するようにした場合に、情報処理装置201により実行される処理について説明する。
ステップS401乃至S408の処理は、上述した図25のステップS301乃至S308の処理と同様であり、その説明は省略する。なお、送信指定ファイルは、ユーザがデジタルスチルカメラ101を操作して、情報処理装置201に記憶されている画像データ231の中から、他の情報処理装置に送信する画像データ231を指定したときに、ステップS401の処理で、格納コマンドとともに、デジタルスチルカメラ101から情報処理装置201に送信され、ステップS402の処理で、ストレージ223に記憶される。
ステップS409において、IO制御部301は、送信指定ファイルがストレージ223に記憶されているか否かを判定する。送信指定ファイルがストレージ223に記憶されていると判定された場合、処理はステップS410に進む。
ステップS410において、IO制御部301は、ストレージ223から送信指定ファイルを読み出し、送信指定ファイルに基づいて、他の情報処理装置に送信するように指定された画像データ231を送信待ち行列342に登録する。
ステップS409において、送信指定ファイルがストレージ223に記憶されていないと判定された場合、ステップS410の処理はスキップされ、処理はステップS411に進む。
ステップS411において、送信制御部302は、動作設定情報333に基づいて、送信設定がオンであるか否かを判定する。送信設定がオンであると判定された場合、処理はステップS412に進む。
ステップS412において、IO制御部301は、送信待ち行列342に画像データ231が登録されているか否かを判定する。送信待ち行列342に画像データ231が登録されていると判定された場合、処理はステップS413に進む。
ステップS413において、図18を参照して上述した送信待ち行列データ送信処理が実行される。この処理により、ステップS410の処理で、送信指定ファイルに基づいて、送信待ち行列342に登録された画像データ231が、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。
ステップS414において、IO制御部301は、送信指定ファイルの内容を更新する。具体的には、IO制御部301は、ストレージ223から送信指定ファイルを読み出し、ステップS413の処理で、他の情報処理装置に送信された画像データ231の送信の指定を送信指定ファイルから削除する。これにより、送信指定ファイルの情報は、ステップS413において、送信が失敗して、送信待ち行列342に登録が残っている画像データ231のみの送信を指定する情報に更新される。
ステップS412において、送信待ち行列342に画像データ231が登録されていないと判定された場合、すなわち、送信指定ファイルにより他の情報処理装置に送信するように指定された画像データ231がない場合、ステップS413およびS414の処理はスキップされ、処理はステップS415に進む。
ステップS411において、送信設定がオフであると判定された場合、ステップS412乃至S414の処理はスキップされ、処理はステップS415に進む。
ステップS415およびS416の処理は、上述した図10のステップS18およびS19の処理と同様であり、その説明は省略する。
ステップS416の処理の後、または、ステップS415において、受信設定がオフであると判定された場合、処理はステップS401に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
なお、以上において、ストレージ223に格納されるデータの構成例を図8で示される構成例とする例を示したが、図24に示される構成例を適用して、送信指定ファイルにより他の情報処理装置に送信するように指定された画像データ231を送信用フォルダ361に記憶させて、他の情報処理装置に送信させるようにしてもよい。
また、他の情報処理装置に送信する画像データ231を、送信指定ファイルにより指定する例を示したが、ユーザがデジタルスチルカメラ101を操作することにより、デジタルスチルカメラ101から、送信する画像データ231を指定したり、送信の指定を解除したりするコマンドが出力されるようにして、そのコマンドにより、送信する画像データ231を指定するようにしてもよい。
また、図31に示される情報処理装置401のように、図6に示される情報処理装置201にユーザインターフェイス411をさらに設け、ユーザがユーザインターフェイス411のボタン421−1乃至421−3を操作することにより、他の情報処理装置へのデータ送信処理、および他の情報処理装置からのデータ受信処理を行わせるようにすることができる。なお、図31に示される情報処理装置401では、図6に示される情報処理装置201と対応する部分については、同じ符号を付してあり、その説明は省略する。
ユーザインターフェイス411には、ボタン421−1乃至421−3の3つのボタンが設けられている。ユーザがボタン421−1を押下することにより、ユーザインターフェイス411から、プロセッサ222に一括送信コマンドが出力され、図32および図33を参照して後述するように、送信待ち行列342に登録されている画像データ231の送信処理が実行される。また、ユーザがボタン421−2を押下することにより、ユーザインターフェイス411から、プロセッサ222に一括送信中止コマンドが出力され、図32および図33を参照して後述するように、送信待ち行列342に登録されている画像データ231の登録が削除され、送信待ち行列342に登録されていた画像データ231の送信が中止される。さらに、ユーザがボタン421−3を押下することにより、ユーザインターフェイス411から、プロセッサ222に受信コマンドが出力され、図34および図35を参照して後述するように、他の情報処理装置からのデータ受信処理が実行される。
なお、情報処理装置401のプロセッサ222により実現される機能の構成例は、上述した図7に示される構成例と同様であり、その説明は省略する。また、情報処理装置401のストレージ223に格納されるデータ構成例は、上述した図8に示されるデータ構成例と同様であり、その説明は省略する。
次に、図32および図33を参照して、情報処理装置401により実行される処理について説明する。
ステップS501において、図9のステップS1の処理と同様に、メモリカードインターフェイス221は、デジタルスチルカメラ101から格納コマンドを受信したか否かを判定する。格納コマンドを受信したと判定された場合、処理はステップS502に進み、ステップS502において、図11のフローチャートを参照して上述したデータ格納処理が実行され、処理はステップS503に進む。
ステップS503において、IO制御部301は、ステップS502の処理でストレージ223に記憶された画像データ231を送信待ち行列342に登録する。すなわち、ストレージ223に記憶された画像データ231が、送信待機状態とされる。
ステップS501において、格納コマンドを受信していないと判定された場合、ステップS502およびS503の処理はスキップされ、処理はステップS504に進む。
ステップS504乃至S509の処理は、上述した図9および図10のステップS7乃至S12の処理と同様であり、その説明は省略する。
ステップS510において、IO制御部301は、一括送信コマンドが入力されたか否かを判定する。一括送信コマンドが入力されたと判定された場合、すなわち、ユーザによりユーザインターフェイス411のボタン421−1が押下された場合、処理はステップS511に進む。
ステップS511において、送信制御部302は、動作設定情報333に基づいて、送信設定がオンであるか否かを判定する。送信設定がオンであると判定された場合、処理はステップS512に進む。
ステップS512において、IO制御部301は、送信待ち行列342に画像データ231が登録されているか否かを判定する。送信待ち行列342に画像データ231が登録されていると判定された場合、すなわち、ステップS503において、送信待ち行列342に登録された送信待機中の画像データ231がある場合、処理はステップS513に進む。
ステップS513において、図18を参照して上述した送信待ち行列データ送信処理が行なわれる。この処理により、送信待機中の画像データ231が、ネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信される。
ステップS512において、送信待ち行列342に画像データ231が登録されていないと判定された場合、ステップS513の処理はスキップされ、処理はステップS514に進む。
ステップS511において、送信設定がオフであると判定された場合、ステップS512およびS513の処理はスキップされ、処理はステップS514に進む。
ステップS510において、一括送信コマンドが入力されていないと判定された場合、ステップS511乃至S513の処理はスキップされ、処理はステップS514に進む。
ステップS514において、IO制御部301は、一括送信中止コマンドが入力されたか否かを判定する。一括送信中止コマンドが入力されたと判定された場合、すなわち、ユーザによりユーザインターフェイス411のボタン421−2が押下された場合、処理はステップS515に進む。
ステップS515において、IO制御部301は、送信待ち行列342に登録されている画像データ231の登録を全て削除する。すなわち、ステップS503において、送信待ち行列342に登録された送信待機中の画像データ231の送信が中止される。
ステップS514において、一括送信中止コマンドが入力されていないと判定された場合、ステップS515の処理はスキップされ、処理はステップS516に進む。
ステップS516において、受信制御部303は、動作設定情報333に基づいて、受信設定がオンであるか否かを判定する。受信設定がオンであると判定された場合、処理はステップS517に進み、図34および図35を参照して後述するデータ受信処理が実行され、処理はステップS501に戻り、それ以降の処理が繰り返される。ステップS516において、受信設定がオフであると判定された場合、ステップS517の処理はスキップされ、処理はステップS501に戻り、それ以降の処理が繰り返される。
次に、図34および図35のフローチャートを参照して、図33のステップS517において実行されるデータ受信処理の詳細について説明する。
ステップS531において、IO制御部301は、受信コマンドが入力されたか否かを判定する。受信コマンドが入力されたと判定された場合、すなわち、ユーザによりユーザインターフェイス411のボタン421−3が押下された場合、処理はステップS534に進む。受信コマンドが入力されていないと判定された場合、処理はステップS532に進む。
それ以降の図34および図35のフローチャートのステップS532乃至S550を、情報処理装置201のデータ受信処理における図21および図22のフローチャートのステップS233乃至S251と比較して明らかなように、その処理は同様なので、その説明は省略する。すなわち、図21および図22を参照して上述した情報処理装置201におけるデータ受信処理と異なるのは、ユーザがボタン421−3を押下して、受信コマンドが入力されることにより、通常の受信処理が実行される点である。
なお、情報処理装置401において、図9および図10を参照して上述したように、動作設定情報333に送信待機時間を設定して、ストレージ223に画像データ231が記憶されてから、送信待機時間が経過した時点で、画像データ231を他の情報処理装置に送信するようにしてもよい。これにより、送信待機時間が経過する前に、ユーザがボタン421−2を押下することにより、送信待機中の画像データ231の送信を中止させることができ、ユーザがボタン421−2を押下しなければ、送信待機時間が経過した後、画像データ231が、自動的にネットワーク251を介して、他の情報処理装置に送信されるようになる。
また、図36に示される情報処理装置501のように、図6に示される情報処理装置201にセンサ部511をさらに設け、センサ部511から出力されるセンサデータに基づいて、ストレージ223に記憶された画像データ231を画像処理したり、画像データ231のメタデータ351を生成したりするようにすることができる。なお、図36に示される情報処理装置501では、図6に示される情報処理装置201と対応する部分については、同じ符号を付してあり、その説明は省略する。
センサ部511は、GPS(Global Positioning Satellite)センサ521、加速度センサ522、方位センサ523、および温度センサ524により構成されている。
GPSセンサ521は、測地衛星からの電波を受信して、測定した現在位置に基づいたセンサデータを出力する。加速度センサ522は、互いにほぼ直交する3軸方向の加速度を検出し、検出した加速度に基づいたセンサデータを出力する。方位センサ523は、内部に設けられた磁気抵抗素子で検出した地磁気レベルの磁気により測定した方位に基づいたセンサデータを出力する。温度センサ524は、温度により抵抗が変化する感温抵抗器(サーミスタ)の抵抗値により検出した温度に基づいたセンサデータを出力する。
センサ部511は、GPSセンサ521、加速度センサ522、方位センサ523、および温度センサ524から出力されたセンサデータを、プロセッサ222に供給する。
なお、情報処理装置501のプロセッサ222により実現される機能の構成例は、上述した図7に示される構成例と同様であり、その説明は省略する。また、情報処理装置501のストレージ223に格納されるデータ構成例は、上述した図8に示されるデータ構成例と同様であり、その説明は省略する。
さらに、図35で示される情報処理装置501により実行される処理は、図9乃至図23のフローチャートを参照して説明した情報処理装置201により実行される処理と比較して、図37および図38のフローチャートで示されるデータ格納処理を除いて同様の処理であり、データ格納処理以外の説明は省略する。
図37および図38を参照して、図9のステップS2において、情報処理装置501により実行されるデータ格納処理の詳細について説明する。
ステップS601において、図11のステップS31の処理と同様に、IO制御部301は、格納コマンドが、画像データ231をストレージ223に記憶させる指令であるか否かを判定する。画像データ231をストレージ223に記憶させる指令であると判定された場合、処理はステップS602に進む。
ステップS602において、図11のステップS32の処理と同様に、IO制御部301は、格納コマンドに基づいて、画像データ231をストレージ223に記憶させる。
ステップS603において、送信制御部302、画像処理部304、およびメタデータ生成部305は、センサ部511のGPSセンサ521、加速度センサ522、方位センサ523、および温度センサ524から出力されたセンサデータを取得する。
ステップS604において、メタデータ生成部305は、動作設定情報333に基づいて、ネットワーク251に接続されているメディアチャネルサーバ273からセンサデータに関連する関連情報を受信する設定がオンであるか否かを判定する。関連情報を受信する設定がオンであると判定された場合、処理はステップS605に進む。
ステップS605において、図12のステップS51の処理と同様に、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251に接続する。
ステップS606において、ネットワークインターフェイス224は、ステップS605の処理でネットワーク251との接続に成功したか否かを判定する。ネットワーク251との接続に成功したと判定された場合、処理はステップS607に進む。
ステップS607において、図12のステップS55と同様の処理により、送信制御部302は、ネットワークインターフェイス224を制御して、GPSセンサ521から出力されたセンサデータを、ネットワーク251を介して、メディアチャネルサーバ273に送信させる。
ステップS608において、図21のステップS237と同様の処理により、受信制御部303は、メディアチャネルサーバ273から、ネットワーク251およびネットワークインターフェイス224を介して、ステップS607の処理で送信したセンサデータに関連する関連情報を受信し、メタデータ生成部305に供給する。
例えば、メディアチャネルサーバ273は、ステップS607の処理で受信したセンサデータ、すなわちGPSセンサ521が計測した位置情報に基づいて、その位置の地名や周辺の地域情報などを関連情報として抽出し、その関連情報を情報処理装置501に送信する。そして、ステップS608の処理で、メディアチャネルサーバ273から送信された関連情報が受信される。これにより、ユーザがデジタルスチルカメラ101により画像を撮影して、その画像データ231が情報処理装置501のストレージ223に記憶されたとき、その撮影場所に関連する関連情報がメディアチャネルサーバ273から自動的に取得される。
ステップS609において、ネットワークインターフェイス224は、ネットワーク251との接続を切断する。
ステップS606において、ネットワーク251との接続に失敗したと判定された場合、ステップS607乃至S609の処理はスキップされ、処理はステップS610に進む。
ステップS604において、関連情報を受信する設定がオフであると判定された場合、ステップS605乃至S609の処理はスキップされ、処理はステップS610に進む。
ステップS610において、メタデータ生成部305は、画像データ231のメタデータ351を生成する。メタデータ生成部305は、動作設定情報333およびユーザ情報332に加えて、ステップS603の処理で取得したセンサデータ、および、関連情報を受信する設定がオンである場合には、ステップS608の処理で取得した関連情報に基づいて、メタデータ351を生成する。
例えば、ユーザがデジタルスチルカメラ101により画像を撮影して、その画像の画像データ231がストレージ223に記憶されたときに、方位センサ523が計測した画像を撮影した方位や、温度センサ524が計測した撮影時の気温などが、メタデータ351に記録される。また、ステップS608の処理でサーバから受信した関連情報、例えば、撮影した場所の地名や、その周辺情報などがメタデータ351に記録される。
ステップS611において、図11のステップS34の処理と同様に、IO制御部301は、ステップS610において生成されたメタデータ351を取得し、ストレージ223に記憶させる。
ステップS612において、画像処理部304は、動作設定情報333に基づいて、関連情報を画像データ231の方式に変換する設定がオンであるか否かを判定する。関連情報を画像データ231の方式に変換する設定がオンであると判定された場合、処理はステップS613に進む。
ステップS613において、画像処理部304は、関連情報を画像データ231の方式に変換して、変換した関連情報の画像データ231をストレージ223に記憶させる。これにより、関連情報が、他の画像データ231と同様にデジタルスチルカメラ101で読み出せるようになり、例えば、デジタルスチルカメラ101の表示画面で、関連情報の内容を確認できるようになる。
ステップS612において、関連情報を画像データ231の方式に変換する設定がオフであると判定された場合、ステップS613の処理はスキップされ、処理はステップS614に進む。
ステップS614において、画像処理部304は、動作設定情報333に基づいて、センサデータに基づいて画像データ231を画像処理する設定がオンであるか否かを判定する。センサデータに基づいて画像処理する設定がオンであると判定された場合、処理はステップS615に進む。
ステップS615において、画像処理部304は、センサデータに基づいて、画像データ231を画像処理する。具体的には、例えば、画像処理部304は、加速度センサ522により出力されたセンサデータに基づいて、情報処理装置501が装着されているデジタルスチルカメラ101の傾斜や振動を検出し、デジタルスチルカメラ101により撮影された画像が、撮影場所の地面に対して水平になるように、画像データ231を補正する。
ステップS616において、IO制御部301は、画像処理部304から画像処理された画像データ231を取得し、ストレージ223内の画像処理される前の画像データ231が記憶されているフォルダ341に記憶させる。
ステップS617において、IO制御部301は、動作設定情報333に基づいて、画像処理される前の画像データ231を削除する設定がオンであるか否かを判定する。画像処理される前の画像データ231を削除する設定がオンであると判定された場合、処理はステップS618に進む。
ステップS618において、IO制御部301は、ストレージ223に記憶されている画像処理される前の画像データ231を削除し、データ格納処理は終了する。すなわち、ストレージ223には、画像処理された後の画像データ231のみが記憶され、結果的に、画像処理される前の画像データ231が画像処理された後の画像データ231により更新される。
ステップS617において、画像処理される前の画像データ231を削除する設定がオフであると判定された場合、ステップS618の処理はスキップされ、データ格納処理は終了する。すなわち、ストレージ223には、画像処理される前と画像処理された後の両方の画像データ231が記憶される。
ステップS614において、センサデータに基づいて画像処理する設定がオフであると判定された場合、ステップS615乃至S618の処理はスキップされ、データ格納処理は終了する。
ステップS601において、格納コマンドが、画像データ231をストレージ223に記憶させる指令でないと判定された場合、すなわち、格納コマンドにより指定された画像データ231を指定されたフォルダ341に移動させる指令の場合、処理はステップS619に進む。
ステップS619において、IO制御部301は、格納コマンドにより指定された画像データ231とそのメタデータ351を指定されたフォルダ341に移動させ、データ格納処理は終了する。
以上のように、情報処理装置が格納される筐体の電子機器に接続する部位の形状が準拠する記憶媒体の規格に準拠し、接続手段を介して自分が装着されている電子機器から送信されてきたコンテンツデータの受信を制御し、受信したコンテンツデータの記憶を制御し、記憶されている送信設定データに基づいて、ネットワークを介した、記憶されているコンテンツデータの他の情報処理装置への送信を制御した場合には、情報処理装置が格納される筐体の電子機器に装着される部位の形状が準拠する規格に準拠する記憶媒体が装着可能な電子機器のコンテンツデータを記憶することができる。また、簡単に他の情報処理装置に電子機器のコンテンツデータを送信できる。
また、情報処理装置が格納される筐体の電子機器に接続する部位の形状が準拠する記憶媒体の規格に準拠し、接続手段を介して自分が装着されている電子機器から送信されてきた第1のコンテンツデータの受信を制御し、ネットワークを介して、他の情報処理装置から送信されてくる、第2のコンテンツデータの受信を制御した場合には、情報処理装置が格納される筐体の電子機器に装着される部位の形状が準拠する規格に準拠する記憶媒体が装着可能な電子機器のコンテンツデータを記憶することができる。また、簡単に他の情報処理装置からコンテンツデータを受信できる。
なお、以上の説明では、本発明を適用した情報処理装置201、401、および501をデジタルスチルカメラ101に装着して、主に画像データ231を扱う例を説明したが、ノートパソコン、携帯音楽プレーヤー、携帯情報端末、携帯電話などの携帯用の電子機器に装着して、音楽データ、文書データなど他のコンテンツデータを扱うようにすることも可能である。
また、上述したように、本発明を適用した情報処理装置201、401、および501は、ネットワーク251を介さずに、直接他の情報処理装置と通信して、データの送受信を行うようにすることも可能である。
なお、本発明は、デジタルカメラ、ノートパソコン、携帯音楽プレーヤー、携帯情報端末、携帯電話などの携帯用の電子機器の記憶装置に適用することができる。
プログラム321などにより構成される上述した一連の処理を実行させるプログラム(ファームウェア)は、適宜更新することができる。例えば、汎用のパーソナルコンピュータに設けられているメモリカード102のスロットに情報処理装置201、401、または501を装着して、パーソナルコンピュータが、ネットワークを介して他の情報処理装置から取得したり、プログラムが記録されている記録媒体から読み込んだりしたプログラムを、パーソナルコンピュータから情報処理装置201、401、または501にインストールすることにより、情報処理装置201、401、または501のプログラムが更新される。また、情報処理装置201、401、および501が、直接、ネットワークを介して他の情報処理装置からプログラムを取得し、そのプログラムをインストールするようにしてもよい。
図39は、汎用のパーソナルコンピュータ700の内部の構成例を示す図である。CPU(Central Processing Unit)701は、ROM(Read Only Memory)702に記憶されているプログラム、または記録部708からRAM(Random Access Memory)703にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM703にはまた、CPU701が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU701、ROM702、およびRAM703は、バス704を介して相互に接続されている。このバス704にはまた、入出力インターフェース705も接続されている。
入出力インターフェース705には、ボタン、スイッチ、キーボードあるいはマウスなどで構成される入力部706、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)などのディスプレイ、並びにスピーカなどで構成される出力部707、ハードディスクなどで構成される記録部708、およびモデムやターミナルアダプタなどで構成される通信部709が接続されている。通信部709は、インターネットを含むネットワークを介して通信処理を行う。
入出力インターフェース705にはまた、必要に応じてドライブ710が接続され、磁気ディスク751、光ディスク752、光磁気ディスク753、あるいは半導体メモリ754などよりなるリムーバブルメディアが適宜装着され、そこからパーソナルコンピュータ700に読み出されたプログラムが、情報処理装置201、401、および501にインストールされる。
情報処理装置201、401、および501にインストールされ、情報処理装置201、401、および501によって実行可能な状態とされるプログラムを記録する記録媒体は、図39に示されるように、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク751(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク752(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク753(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、もしくは半導体メモリ754などよりなるリムーバブルメディアにより構成される。
なお、本明細書において、プログラム格納媒体に格納されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
101 デジタルスチルカメラ, 102 メモリカード, 151 ネットワーク, 201 情報処理装置, 211 接続部, 212 突起部, 221 メモリカードインターフェイス, 222 プロセッサ, 223 ストレージ, 224 ネットワークインターフェイス, 225 ワーキングメモリ, 251 ネットワーク, 301 IO制御部, 302 送信制御部, 303 受信制御部, 304 画像処理部, 305 メタデータ生成部, 322 内部情報, 341 フォルダ, 342 送信待ち行列, 351 メタデータ, 361 送信用フォルダ, 362 送信済みフォルダ, 401 情報処理装置, 411 ユーザインターフェイス, 501 情報処理装置, 511 センサ部, 521 GPSセンサ, 522 加速度センサ, 523 方位センサ, 524 温度センサ