JP2008160829A - 情報処理システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】名称を入力することが比較的容易ではない携帯型の端末装置から、ネットワークを介して他の装置に画像データを容易に送信し、管理させることができるようにする。
【解決手段】カムコーダ用イメージステーション４１は、カムコーダ１１の各ユーザ毎にホルダを有し、各ホルダに予め名称が付加されているアルバム１乃至アルバム１０の１０個のサブホルダを有する。カムコーダ１１のユーザは、自分自身が撮像した画像を、カムコーダ用イメージステーション４１に送信し、所定のアルバムに登録させる。カムコーダ１１は、予めアルバム１乃至アルバム１０の１０個の名称のアルバムリストを有し、その中から１つの名称のアルバムを選択することで、画像データをアップロードするアルバムを指定する。
【選択図】図３

Description

本発明は、情報処理システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、ユーザ情報をネットワークを介して迅速かつ効率的に伝送することができるようにした情報処理システム、情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。

ビデオカメラで撮影した画像を、インターネットを介してサーバに登録しておき、必要に応じて、適宜これを読み出して利用することができるようにしたシステムが運用されている。

このシステムにおいては、例えば、図１と図２のフローチャートに示されるような処理により、ユーザがビデオカメラで撮像した画像がサーバに登録される。

すなわち、最初にステップＳ１において、ユーザは、例えばパーソナルコンピュータからインターネットを介してサーバにアクセスする。そして、ステップＳ２において、パーソナルコンピュータは、サーバが、ユーザの画像データを登録するために予め用意しているインボックスに、画像データをアップロードする。

ステップＳ３において、パーソナルコンピュータは、ユーザからの入力に基づいて、ステップＳ２の処理でアップロードした画像データを登録するアルバムの名称を取得し、サーバに送信する。ステップＳ４において、パーソナルコンピュータは、ステップＳ２の処理でアップロードしたインボックスから、ステップＳ３の処理で指定したアルバムに移動する画像を指定する情報を、ユーザからの入力に基づいて取得し、それをサーバに送信する。

サーバは、このようなパーソナルコンピュータの処理に対応して、図２のフローチャートに示されるような処理を実行する。

サーバは、ステップＳ１１において、パーソナルコンピュータからアクセスを受けると、ステップＳ１２において、パーソナルコンピュータからステップＳ２の処理でインターネットを介して転送されてきた画像データを内蔵するインボックスに記録する。

ステップＳ１３において、サーバは、パーソナルコンピュータから、ステップＳ３の処理でアルバム名が送信してきたとき、これを受信し、指定された名称のアルバムを作成する。ステップＳ１４において、サーバは、ステップＳ４の処理でパーソナルコンピュータから指定された画像を、ステップＳ１２の処理でインボックスに記録した画像データから抽出し、ステップＳ１３の処理で作成したアルバムに移動する処理を実行する。

以上のような処理が繰り返し実行されることで、ユーザが指定した名称のアルバムに、ユーザが指定した画像が記録されることになる。

従来のシステムにおいては、このように、サーバのインボックスに画像データを一旦記録した後、パーソナルコンピュータからアルバム名を入力し、その名称のアルバムをサーバ側に作成させ、そのアルバムにインボックスの画像データを移転記録させるようにしている。従って、例えば、カメラ一体型ビデオテープレコーダやデジタルスチルカメラといった携帯型の端末装置から画像データを登録するような場合、このような携帯型の端末装置は、一般的にキーボードなどを有していないため、文字を迅速に入力することが困難であり、操作性が悪くなる課題があった。

また、インターネットを介してサーバに接続している時間も長くなり、通信料が高くなる課題があった。

本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、簡単かつ迅速に、情報を登録することができるようにするものである。

本発明の情報処理システムは、第１の情報処理装置は、ユーザの情報を保持するために、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダをユーザ毎に保持し、ユーザが有する第２の情報処理装置は、サブホルダのリストを保持し、リストの中から所定のサブホルダを指定して、指定したサブホルダに、情報をネットワークを介して送信し、保持させ、さらに、第２の情報処理装置は、第１の情報処理装置に保持させる情報を見てもらうための通知の宛先と本文を、情報とともに、ネットワークを介して第１の情報処理装置に送信し、第１の情報処理装置は、宛先に対して通知を行うことを特徴とする。

前記情報は画像データとすることができる。

前記第２の情報処理装置は、ビデオカメラとすることができる。

本発明の第１の情報処理装置は、他の情報処理装置のユーザのユーザ情報を保持するために、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダをユーザ毎に保持する保持手段と、他の情報処理装置からネットワークを介して伝送されてきた、ユーザ情報と、ユーザ情報を記憶させるホルダを指定する指定情報を受信する受信手段と、受信手段により受信されたユーザ情報を、保持手段によりユーザ毎のホルダのサブホルダとして保持される、指定情報により指定された名称のホルダに記憶させる記憶手段と、他の情報処理装置に指定された宛先に対して、ユーザ情報を見てもらうための通知を行う通知手段とを備えることを特徴とする。

前記ユーザ情報は、他の情報処理装置で取り込んだ画像データとすることができる。

前記他の情報処理装置は、ビデオカメラとすることができる。

本発明の第１の情報処理方法は、他の情報処理装置のユーザのユーザ情報を保持するために、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダをユーザ毎に保持する保持ステップと、他の情報処理装置からネットワークを介して伝送されてきた、ユーザ情報と、ユーザ情報を記憶させるホルダを指定する指定情報を受信する受信ステップと、受信ステップの処理により受信されたユーザ情報を、保持ステップの処理によりユーザ毎のホルダのサブホルダとして保持される、指定情報により指定された名称のホルダに記憶させる記憶ステップと、他の情報処理装置に指定された宛先に対して、ユーザ情報を見てもらうための通知を行う通知ステップとを含むことを特徴とする。

本発明の第１の記録媒体のプログラムは、他の情報処理装置のユーザのユーザ情報を保持するために、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダをユーザ毎に保持する保持ステップと、他の情報処理装置からネットワークを介して伝送されてきた、ユーザ情報と、ユーザ情報を記憶させるホルダを指定する指定情報を受信する受信ステップと、受信ステップの処理により受信されたユーザ情報を、保持ステップの処理によりユーザ毎のホルダのサブホルダとして保持される、指定情報により指定された名称のホルダに記憶させる記憶ステップと、他の情報処理装置に指定された宛先に対して、ユーザ情報を見てもらうための通知を行う通知ステップとを含むことを特徴とする。

本発明の第１のプログラムは、他の情報処理装置のユーザのユーザ情報を保持するために、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダをユーザ毎に保持する保持ステップと、他の情報処理装置からネットワークを介して伝送されてきた、ユーザ情報と、ユーザ情報を記憶させるホルダを指定する指定情報を受信する受信ステップと、受信ステップの処理により受信されたユーザ情報を、保持ステップの処理によりユーザ毎のホルダのサブホルダとして保持される、指定情報により指定された名称のホルダに記憶させる記憶ステップと、他の情報処理装置に指定された宛先に対して、ユーザ情報を見てもらうための通知を行う通知ステップとを実行させる。

本発明の第２の情報処理装置は、他の情報処理装置がユーザ情報を保持するために保持しているユーザ毎のホルダのそれぞれにサブホルダとして形成される、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダのリストを保持する保持手段と、保持手段により保持されているリストの中から、所定のホルダを指定する指定手段と、指定手段により指定されたホルダを指定する指定情報と、指定手段により指定されたホルダに記憶させるユーザ情報とともに、ユーザ情報を見てもらうための通知の宛先および本文を、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信する送信手段とを備えることを特徴とする。

前記ユーザ情報は、情報処理装置が取り込んだ画像データとすることができる。

前記情報処理装置は、ビデオカメラとすることができる。

本発明の第２の情報処理方法は、他の情報処理装置がユーザ情報を保持するために保持しているユーザ毎のホルダのそれぞれにサブホルダとして形成される、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダのリストを保持する保持ステップと、保持ステップの処理により保持されているリストの中から、所定のホルダを指定する指定ステップと、指定ステップの処理により指定されたホルダを指定する指定情報と、指定ステップの処理により指定されたホルダに記憶させるユーザ情報とともに、ユーザ情報を見てもらうための通知の宛先および本文を、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。

本発明の第２の記録媒体のプログラムは、他の情報処理装置がユーザ情報を保持するために保持しているユーザ毎のホルダのそれぞれにサブホルダとして形成される、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダのリストを保持する保持ステップと、保持ステップの処理により保持されているリストの中から、所定のホルダを指定する指定ステップと、指定ステップの処理により指定されたホルダを指定する指定情報と、指定ステップの処理により指定されたホルダに記憶させるユーザ情報とともに、ユーザ情報を見てもらうための通知の宛先および本文を、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信する送信ステップとを含むことを特徴とする。

本発明の第２のプログラムは、他の情報処理装置がユーザ情報を保持するために保持しているユーザ毎のホルダのそれぞれにサブホルダとして形成される、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダのリストを保持する保持ステップと、保持ステップの処理により保持されているリストの中から、所定のホルダを指定する指定ステップと、指定ステップの処理により指定されたホルダを指定する指定情報と、指定ステップの処理により指定されたホルダに記憶させるユーザ情報とともに、ユーザ情報を見てもらうための通知の宛先および本文を、ネットワークを介して他の情報処理装置に送信する送信ステップとを実行させる。

本発明の情報処理システムにおいては、第１の情報処理装置が、予め定められた名称の、所定の数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダをユーザ毎に保持し、ユーザが有する第２の情報処理装置は、サブホルダのリストを保持し、そのリストの中から所定のサブホルダを指定して、そのサブホルダに情報を送信し、保持させ、さらに、第２の情報処理装置が、第１の情報処理装置に保持させる情報を見てもらうための通知の宛先と本文を、情報とともに、ネットワークを介して第１の情報処理装置に送信し、第１の情報処理装置が、その宛先に対して通知を行う。

本発明の第１の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、予め定められた名称の、所定の数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダが、ユーザ毎に保持され、ユーザ毎のホルダのサブホルダとして保持される、他の情報処理装置から指定されたホルダに、他の情報処理装置から伝送されてきたユーザ情報が記憶され、他の情報処理装置に指定された宛先に対して、ユーザ情報を見てもらうための通知が行われる。

本発明の第２の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、他の情報処理装置がユーザ情報を保持するために保持しているユーザ毎のホルダのそれぞれにサブホルダとして形成される、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダのリストが保持され、保持されているリストの中から所定のホルダが指定され、ホルダを指定する指定情報と、そこに記憶されるユーザ情報とともに、ユーザ情報を見てもらうための通知の宛先および本文が、他の情報処理装置に送信される。

本発明の情報処理システムによれば、第１の情報処理装置が、予め定められた名称の予め定められた数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダをユーザ毎に保持し、ユーザから、所定の名称のサブホルダが指定されたとき、そのサブホルダに情報を保持させ、さらに、第２の情報処理装置が、保持させる情報を見てもらうための通知の宛先と本文を情報とともに第１の情報処理装置に送信し、第１の情報処理装置にその通知を送信させるようにしたので、各ユーザは、名称を入力することが比較的容易ではない装置からの情報を、簡単かつ確実に、保持させることが可能なシステムを実現することができる。

本発明の第１の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムによれば、予め定められた名称の、所定の数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダを、ユーザ毎に保持し、それらのホルダのうち、他の情報処理装置から伝送されてきた指定情報により指定されたホルダにユーザ情報を記憶させ、さらに、他の情報処理装置に指定された宛先に対して、ユーザ情報を見てもらうための通知を行うようにしたので、名称の入力が比較的困難な他の情報処理装置からのユーザ情報を、ユーザに不便性を感じさせることなく記憶させることが可能となる。

本発明の第２の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムによれば、他の情報処理装置がユーザ情報を保持するために保持しているユーザ毎のホルダのそれぞれにサブホルダとして形成される、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダのリストを保持し、そのリストの中から所定のホルダを指定し、指定情報およびユーザ情報とともに、ユーザ情報を見てもらうための通知の宛先および本文を他の情報処理装置に送信するようにしたので、名称の入力が比較的容易ではない装置においても、ユーザ情報を他の情報処理装置に、簡単に登録させることが可能となる。

図３は、本発明を適用したサービス提供システムの構成例を表している。このサービス提供システムにおいては、インターネット１０に対して、ネットワークシステム１４、ネットワークサービスビジネスセンター１５、イメージステーションサーバ１６、インターネットサービスプロバイダＡ（ISP-A）１７、インターネットサービスプロバイダＢ（ISP-B）１８、情報提供サーバ１９、並びに検索サーバ２０が接続されている。

また、これらのネットワークシステム１４、インターネットサービスプロバイダＡ１７、並びにインターネットサービスプロバイダＢ１８は、公衆回線網１３に接続されており、この公衆回線網１３には、ブルートゥースアダプタ１２もさらに接続されている。カムコーダ１１は、ブルートゥース（商標）による近距離無線通信により、ブルートゥースアダプタ１２に接続し、そこから公衆回線網１３を介して、ネットワークシステム１４、インターネットサービスプロバイダＡ１７、あるいはインターネットサービスプロバイダＢ１８に接続することが可能とされている。

ネットワークシステム１４は、アクセスポイント（AP）３１、カスタマデータベース（C-DB）３２、カスタマ登録ウェブサーバ３３、並びに登録認証プラットフォーム（Registration Authentication Platform（RAP））３４により構成されている。

アクセスポイント３１は、公衆回線網１３に接続される。カスタマデータベース３２は、カムコーダ１１を購入したユーザの各種の情報を登録する。カスタマ登録ウェブサーバ３３は、カムコーダ１１の登録処理を制御する。登録認証プラットフォーム３４は、ネットワークシステム１４におけるユーザの認証処理を実行する。

アクセスポイント３１、カスタマデータベース３２、カスタマ登録ウェブサーバ３３、並びに登録認証プラットフォーム３４は、図３の例では、個別に形成されているが、一体的に構成することもできる。

ネットワークサービスビジネスセンター１５は、カムコーダ用イメージステーション４１を有し、このカムコーダ用イメージステーション４１は、カムコーダ１１から送信されてきた画像データを登録、管理する。

イメージステーションサーバ１６は、図示せぬパーソナルコンピュータから送信されてきた画像データを登録、管理する。

インターネットサービスプロバイダＡ１７は、アクセスポイント５１、カスタマデータベース５２、メールサーバ５３を有している。メールサーバ５３は、さらにPOPサーバ５４とSMTP（Simple Mail Transfer Protocol）サーバ５５を有している。

インターネットサービスプロバイダＡ１７は、特定のインターネットサービスプロバイダであり、図２に示されるサービス提供システムの提供者と同一、または、提携している企業等により提供されるインターネット接続サービスである。

アクセスポイント５１は、公衆回線網１３との通信処理を行う。カスタマデータベース５２は、インターネットサービスプロバイダＡ１７のユーザの各種の情報を登録する。POPサーバ５４は、カムコーダ１１との間でのメールの送受信の処理を主に管理する。SMTPサーバ５５は、他のSMTPサーバ（この例の場合、インターネットサービスプロバイダＢ１８のSMTPサーバ６５）との間でのメールの送受信を主に管理する。

インターネットサービスプロバイダＢ１８は、アクセスポイント６１、カスタマデータベース６２を有するとともに、POPサーバ６４とSMTPサーバ６５からなるメールサーバ６３を有している。この基本的な構成は、インターネットサービスプロバイダＡ１７における場合と同様である。

情報提供サーバ１９は、例えば、所定の企業の商品に関する各種の情報を提供する。検索サーバ２０は、インターネット１０を介して公開されている各種の情報を検索するサービスを提供する。

図４は、カムコーダ１１の構成例を表している。このカムコーダ１１は、カメラ一体型ビデオテープレコーダであり、インターネット１０に対するアクセス機能を有している。図４において、CPU（Central Processing Unit）７１は、ROM（Read Only Memory）７２に記憶されているプログラム、またはRAM（Random Access Memory）７３にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM７３にはまた、CPU７１が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。EEPROM（Electrically Erasable Programmable Read Only Memory）７４には、電源オフ後も記憶する必要があるデータが記憶される。

CPU７１、ROM７２、RAM７３、および、EEPROM７４は、バス７５を介して相互に接続されている。このバス７５にはまた、入出力インタフェース７６も接続されている。

入出力インタフェース７６にはまた、各種のボタン、スイッチなどよりなる入力部７７、LCD（Liquid Crystal Display）７８、スピーカ７９、CCD（Charge Coupled Device）撮像素子などより構成される撮像部８０、音声信号を取り込むマイクロホン８１、並びに、ブルートゥースによりブルートゥースアダプタ１２との間で近距離無線通信を行う通信部８２が接続されている。

記録再生部８３は、装着されたカセット磁気テープに、撮像部８０で撮像された映像データと、マイクロホン８１により収音された音声データ等を記録する。また、記録再生部８３は、カセット磁気テープに記録されている映像データと音声データを再生し、映像データに対応する画像をLCD７８に出力し、表示させ、音声データをスピーカ７９に供給し、出力させる。

メモリカードインターフェース８４は、携帯可能な半導体メモリとしてのメモリカード８５が装着されたとき、メモリカード８５に対するデータの書き込み処理と読み出し処理を実行する。メモリカード８５には、撮像部８０で撮像された映像データ並びにマイクロホン８１より収音された音声データが記録できる他、通信部８２からインターネット１０を介して取得した各種のデータなども記憶することができる。

エンコーダ／デコーダ８６は、映像データをMPEG(Moving Picture Experts Group)またはJPEG(Joint Photographic Coding Experts Group)の方式で、エンコードまたはデコードする。

入出力インタフェース７６にはまた、必要に応じてドライブ８７が接続され、磁気ディスク９１、光ディスク９２、光磁気ディスク９３、或いは半導体メモリ９４などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じてRAM７３にインストールされる。

図５は、カスタマ登録ウェブサーバ３３の構成例を表している。図５において、CPU１１１は、ROM１１２に記憶されているプログラム、または記憶部１１８からRAM１１３にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM１１３にはまた、CPU１１１が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。

CPU１１１、ROM１１２、およびRAM１１３は、バス１１４を介して相互に接続されている。このバス１１４にはまた、入出力インタフェース１１５も接続されている。

入出力インタフェース１１５には、キーボード、マウスなどよりなる入力部１１６、CRT、LCDなどよりなるディスプレイ、並びにスピーカなどよりなる出力部１１７、ハードディスクなどより構成される記憶部１１８、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部１１９が接続されている。通信部１１９は、インターネット１０を含むネットワークを介しての通信処理を行う。

入出力インタフェース１１５にはまた、必要に応じてドライブ１２０が接続され、磁気ディスク１３１、光ディスク１３２、光磁気ディスク１３３、或いは半導体メモリ１３４などが適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部１１８にインストールされる。

アクセスポイント３１、カスタマデータベース３２、および登録認証プラットフォーム３４は、カスタマ登録ウェブサーバ３３と個別に形成される場合、図示は省略するが、カスタマ登録ウェブサーバ３３と基本的に同様の構成とされる。

図６は、ネットワークサービスビジネスセンター１５を構成するカムコーダ用イメージステーション４１の構成例を表している。このカムコーダ用イメージステーション４１を構成するCPU１５１乃至半導体メモリ１７４は、図５のカスタマ登録ウェブサーバ３３を構成するCPU１１１乃至半導体メモリ１３４と基本的に同様の構成とされ、対応する名称のものは、対応する機能を有する。従って、それらの説明は、繰り返しになるので省略する。

さらに、図７は、インターネットサービスプロバイダＡ１７のカスタマデータベース５２の構成例を表している。このカスタマデータベース５２のCPU１９１乃至半導体メモリ２１４も、図５のカスタマ登録ウェブサーバ３３のCPU１１１乃至半導体メモリ１３４と基本的に同様の構成とされ、対応する名称のものは、対応する機能を有するので、その説明は、繰り返しになるので省略する。

アクセスポイント５１並びにメールサーバ５３（POPサーバ５４とSMTPサーバ５５）が、カスタマデータベース５２と個別に形成される場合、これらも基本的に図７のカスタマデータベース５２と同様の構成とされる。

ユーザが入力部７７を操作して、メモリモードを設定して、撮影を行うと、撮像部８０で撮影された画像が、エンコーダ／デコーダ８６でエンコードされ、メモリカードI/F８４を介してメモリカード８５に記録される。カメラモードで撮影が行われると、画像データは、記録再生部８３により、カセット磁気テープに記録される。

カムコーダ１１により撮影し、メモリカード８５に記録した画像は、インターネット１０を介してネットワークサービスビジネスセンター１５のカムコーダ用イメージステーション４１に転送し、登録させることができる。次にこの処理について説明する。なお、この処理を行うには、カムコーダ１１のユーザは、ネットワークシステム１４のカスタムデータベース３２に、ユーザ情報を予め登録しておき、IDとパスワードの割り当てを受けておき、EEPROM７４に記憶させておく必要がある。ネットワークシステム１４からIDとパスワードの割り当てを受けたユーザは、その同一のIDとパスワードを利用して、インターネットサービスプロバイダＡ１７とネットワークサービスビジネスセンター１５のサービスを利用することが可能とされる。

図８は、カムコーダ１１がネットワークサービスビジネスセンター１５にアクセスして受けることができるサービスに関する処理であるアルバム処理を表している。

ユーザが、入力部７７を操作することで、ネットワークサービスビジネスセンター１５のカムコーダ用イメージステーション４１に対するアクセスを指令すると、CPU７１は、ステップＳ３１において、ROM７２に予め記憶されているアルバムメニューの画像データを読み出し、LCD７８に出力し、表示させる。これにより、例えば、図９に示されるようなアルバムメニューが表示される。

このアルバムメニューには、ユーザにより、画像データをカムコーダ用イメージステーション４１に転送するとき操作されるアップロードボタン３０１、カムコーダ用イメージステーション４１に、既に登録されている画像データを閲覧または編集するとき操作される閲覧／編集ボタン３０２、並びに、処理を終了させるとき操作される終了ボタン３０３が表示されている。ユーザは、必要に応じて、これらの３つのボタンのうちのいずれかを操作する。

そこで、CPU７１は、ステップＳ３２，Ｓ３３，Ｓ３４において、それぞれアップロードボタン３０１が操作されたか否か、閲覧／編集ボタン３０２が操作されたか否か、または、終了ボタン３０３が操作されたか否かを判定する。これらのいずれもが操作されていない場合には、操作されるまで待機する。

ステップＳ３２において、アップロードボタン３０１が操作されたと判定された場合、ステップＳ３５に進み、CPU７１は、アップロード処理を実行する。このアップロード処理の詳細は、図１０のフローチャートを参照して後述する。

ステップＳ３３において、閲覧／編集ボタン３０２が操作されたと判定された場合、CPU７１は、ステップＳ３６に進み、閲覧／編集処理を実行する。この閲覧、編集処理の詳細は、図２１乃至図２３のフローチャートを参照して後述する。

ステップＳ３４において、終了ボタン３０３が操作されたと判定された場合、CPU７１は、アルバム処理を終了させる。

次に、図１０のフローチャートを参照して、図８のステップＳ３５におけるアップロード処理の詳細について説明する。

CPU７１は、ユーザが入力部７７を操作することで、アップロードボタン３０１をクリックしたとき、ステップＳ５１において、ROM７２に予め記憶されているアップロード用画面のデータを読み出し、これをLCD７８に出力し、表示させる。図１１は、この場合の表示例を表している。この例においては、複数個（この例の場合、１０個）あるアルバムの中から、所定のアルバムを選択するとき操作されるアルバムボタン３１１が表示されている。ユーザが入力部７７を操作することで、このアルバムボタン３１１を操作すると、アルバムの名称アルバム１、アルバム２、アルバム３、・・・、アルバム１０が、プルダウン形式で表示される。ここで、入力部７７を操作することで、任意のアルバムにフォーカスを移動し、選択すると、表示部３１２に、そのアルバムの名称が表示される。

画像選択ボタン３１３は、アップロードする画像を選択するとき操作される。画像選択ボタン３１３の右側には、表示部３１４と表示部３１５が設けられている。表示部３１４には、それまでに選択された画像の枚数が表示される。その右側の表示部３１５には、表示部３１４に表示されている枚数の画像の合計のデータ量が、キロバイト単位で表示される。

招待状ボタン３１６は、アップロードした画像を、友人などに見てもらうために、その友人に対してアップロードした画像を見てもらうことを依頼するメール（招待状）を発送するとき操作される。

送信ボタン３１７は、選択した名称のアルバム（表示部３１２に表示されているアルバム）に、選択した画像（表示部３１４と３１５に表示されている枚数とデータ量の画像）を送信し、登録させるとき操作される。終了ボタン３１８は、アップロード処理を終了させるとき、操作される。

ステップＳ５２において、CPU７１は、アルバム指定情報を取得する。すなわち、上述したように、ユーザがアルバムボタン３１１を操作することで、表示部３１２に所定の名称のアルバムを表示させたとき、CPU７１は、その表示されたアルバムを特定する情報を取得する。図１１の例の場合、「アルバム１」が選択されているので、この「アルバム１」を特定する情報が取得される。

画像選択ボタン３１３が操作された場合、ステップＳ５３において、CPU７１は、メモリカード８５に記憶されている画像ファイルに記憶されている各画像（静止画）のサムネイル画像を生成し、これをLCD７８に出力し、表示させる。

図１２は、このような場合におけるサムネイル画像の表示例を表している。ユーザは、表示されているサムネイル画像のうちの所定のものをアップロードする画像として指定することができる。CPU７１は、所定のサムネイル画像が指定されたとき、そのサムネイル画像の左上にチェックマークを表示させる。図１２の例においては、番号７，８，１２の３つのサムネイル画像が、アップロードする画像として選択されていることになる。

ボタン３３３は、表示するサムネイル画像を、より下位の番号のサムネイル画像にするとき操作される。逆に、ボタン３３４は、表示されるサムネイル画像を、より大きい番号のサムネイル画像にするとき操作される。

全取消ボタン３３１は、この画面に表示されているチェックを全て取り消し、アップロード画面（図１１）に移動するとき操作される。決定ボタン３３２は、表示されているサムネイル画像に対する選択を決定するとき操作される。

ステップＳ５４において、CPU７１は、図１２に示されるように、所定のサムネイル画像が選択された状態で決定ボタン３３２が操作されたとき、その選択されたサムネイル画像に対応する画像を指定する（特定する）指定情報を取得する。

図１１に示される招待状ボタン３１６が操作された場合には、ステップＳ５５において、CPU７１は、ROM７２に記憶されている招待状画面のデータを読み出し、LCD７８に出力し、表示させる。これにより、例えば、図１３に示されるような招待状画面が表示される。この表示例においては、宛先ボタン３４１の右側に、入力表示部３４２が設けられている。ユーザが、宛先ボタン３４１をクリックすると、入力表示部３４２に、招待状を発送する（メールを送信する）宛先のメールアドレスが入力可能な状態となる。ユーザは、入力部７７を操作して、この入力表示部３４２に、招待状を発送する相手のメールアドレスを入力する。

ユーザが、本文ボタン３４３を操作すると、その右側の入力表示部３４４に、招待状として送信するメールの本文が入力可能な状態となる。ユーザは、入力部７７を操作して、この入力表示部３４４に、招待状として送信するメールの本文を入力する。

決定ボタン３４５は、招待状の宛先と本文の入力が完了したとき、ユーザにより操作される。CPU７１は、この決定ボタン３４５が操作されたとき、入力表示部３４２，３４４に入力されている宛先データと本文データを取得する。

以上のステップＳ５１乃至ステップＳ５５の処理は、オフラインで実行される。これにより、長い時間、カムコーダ１１を、カムコーダ用イメージステーション４１に、インターネット１０を介して接続しておく必要がなくなる。

図１１に示される送信ボタン３１７が操作されると、CPU７１は、ステップＳ５６において、カムコーダ用イメージステーション４１にアクセスする処理を実行する。すなわち、CPU７１は、ROM７２に記憶されているネットワークアドレスを読み出し、通信部８２を制御し、アクセスさせる。

その結果、ブルートゥースアダプタ１２、公衆回線網１３、インターネットサービスプロバイダＡ１７、インターネット１０を介して、カムコーダ用イメージステーション４１にアクセスが行われる。そして、CPU７１は、EEPROM７４に登録されているIDとパスワードを読み出し、カムコーダ用イメージステーション４１に送信する。

なお、より詳細には、カムコーダ用イメージステーション４１に接続する前に、インターネット１０に接続するために、インターネットサービスプロバイダＡ１７に対してIDとパスワードが送信され、その正しい認証結果が得られた後、カムコーダ用イメージステーション４１に対してIDとパスワードが送信される。

このとき、CPU７１は、ROM７２に予め記憶されている画像データを読み出し、LCD７８に出力し、表示させる。これにより、例えば、図１４に示されるような「ダイアル中」のメッセージの画像が表示される。その後、さらに、例えば、図１５に示されるような「ID、パスワード認証中」のメッセージが表示される。

カムコーダ用イメージステーション４１が、カムコーダ１１から送信されてきたIDとパスワードを認証し、正規のユーザであることが認証されたとき、その認証結果が、インターネット１０、インターネットサービスプロバイダＡ１７、公衆回線網１３、ブルートゥースアダプタ１２を介して、カムコーダ１１に送信されてくる。

CPU７１は、ステップＳ５７において、カムコーダ用イメージステーション４１から、認証OKの信号とアップロード先のRUL（後述する図１９のステップＳ７５）が送信されてきたか否かを判定し、送信されてきた場合には、ステップＳ５８に進み、受信したURLリストから、アップロード先のURLを取り出す。さらに、ステップＳ５９に進み、CPU７１は、アップロードする画像データとアルバムを指定する指定情報を、アップロード先のURLに送信する。ここで、送信される画像データは、ステップＳ５４の処理で指定された画像データ（図１２の表示例でチェックがなされたサムネイル画像に対応する画像データ）であり、アルバムの指定情報は、ステップＳ５２の処理で取得されたアルバムを特定する情報（図１１の表示部３１２に表示されたアルバムを指定する情報）である。

ステップＳ５９において、CPU７１は、画像データとアルバム指定情報を送信している最中に、LCD７８に、例えば、図１６に示されるように「アップロード中」のメッセージを表示させる。そして、全ての画像データが送信され、アップロード完了が、カムコーダ用イメージステーション４１から通知されてきたとき、CPU７１は、LCD７８に、例えば、図１７に示されるように「アップロード完了」のメッセージを表示させる。

ステップＳ５７において、カムコーダ用イメージステーション４１から認証OKの信号が受信されなかったと判定された場合（図１９のステップＳ８０で送信された認証NGの信号が受信されたと判定された場合）、パスワードとIDが正しくなかったことになるので、この場合には、ステップＳ６０に進み、CPU７１は、エラー処理を実行する。すなわち、この場合には、ユーザは、画像データをカムコーダ用イメージステーション４１にアップロードすることができない。

ステップＳ５９、またはステップＳ６０の処理の後、ステップＳ６１に進み、CPU７１は、通信部８２を制御して、ネットワークを切断する処理を実行する。

ステップＳ６１において、ネットワークを切断したとき、CPU７１は、LCD７８に、例えば、図１８に示されるように「ネットワーク切断」のメッセージを表示させる。

このように、カムコーダ１１が、カムコーダ用イメージステーション４１に実際に接続されるのは、画像データを実際に送信しているときだけであるから、その接続時間を短くすることができる。その結果、ユーザのネットワーク使用に対する料金が、使用時間に対応しているような場合、その使用料を低減することができる。また、ネットワークのトラフィックをより軽減し、より多くのユーザが、効率的に画像データを転送することが可能となる。

次に、以上のカムコーダ１１の処理に対応して実行されるカムコーダ用イメージステーション４１の処理について、図１９のフローチャートを参照して説明する。

ステップＳ７１において、カムコーダ用イメージステーション４１のCPU１５１は、カムコーダ１１からアクセスを受けると、ステップＳ７２において、カムコーダ１１から送信されてきた認証データを受信する。この認証データは、IDとパスワードにより構成されている。

CPU１５１は、通信部１５９を介して、この認証データを受信すると、記憶部１５８に記憶されているデータベースに基づいて、ステップＳ７３において、この認証データを確認する。そして、CPU１５１は、その確認の結果に基づいて、ステップＳ７４において認証がOKであったか否かを判定し、OKであった場合には、ステップＳ７５に進み、認証OKの信号と、アップロード先のURLをカムコーダ１１に送信する。この認証OKが通知された場合には、上述したように、カムコーダ１１において、図１０のステップＳ５９の処理が実行され、カムコーダ１１から画像データとアルバム指定情報が送信されてくる。

そこで、ステップＳ７６において、CPU１５１は、通信部１５９を介して、この画像データと指定情報を受信すると、ステップＳ７７において、受信した画像データを、受信した指定情報により指定されたアルバムに記録する。

すなわち、カムコーダ用イメージステーション４１は、記憶部１５８に、予め各ユーザ毎にホルダを有し、各ホルダに１０個のアルバム（アルバム１乃至アルバム１０）を保持しており、指定された名称のアルバムに受信した画像データを記録する。

図２０は、カムコーダ用イメージステーション４１が有するホルダの構成例を模式的に表している。図２０の例においては、ユーザＡのホルダ３５０Ａと、ユーザＢのホルダ３５０Ｂが示されている。そして、各ホルダには、さらにサブホルダとして、アルバム１乃至アルバム１０の１０個のホルダが形成されている。そのユーザの指定された名称のアルバムに、受信データが記録される。

このように、このシステムにおいては、カムコーダ１１にアルバムのリストが予め登録され、カムコーダ用イメージステーション４１に、そのリストに対応する実際のアルバムが保持されているので、ユーザは、アルバムを指定するだけで、アルバムの名称を入力する必要がなく、操作性が改善される。

また、カムコーダ用イメージステーション４１のCPU１５１は、さらにステップＳ７８において、ステップＳ７６で受信したデータに招待状が含まれている場合には、その宛先に招待状を発送する処理を実行する。

以上のようにして登録が完了したとき、ステップＳ７９において、CPU１５１は、登録完了をカムコーダ１１に通知する。この通知が行われたとき、上述したように、カムコーダ１１は、図１７に示されるように「アップロード完了」のメッセージを表示させる。そして、さらにカムコーダ１１は、カムコーダ用イメージステーション４１との接続を切断する（図１０のステップＳ６１）。

ステップＳ７４において、認証OKの結果が得られなかったと判定された場合、CPU１５１は、ステップＳ８０に進み、認証NG信号をカムコーダ１１に通知する。このとき、カムコーダ１１において、上述したように、図１０のステップＳ５９のエラー処理が実行される。

次に、図２１乃至図２３のフローチャートを参照して、カムコーダ１１の図８のステップＳ３６における閲覧／編集処理の詳細について説明する。

ステップＳ９１において、カムコーダ１１のCPU７１は、ユーザにより、図９の閲覧／編集ボタン３０２が操作された場合、ステップＳ９１において、通信部８２を制御し、カムコーダ用イメージステーション４１にアクセスさせる。そして、このとき、上述した場合と同様に、CPU７１は、EEPROM７４に記憶されているIDとパスワードを読み出し、カムコーダ用イメージステーション４１に送信させる。このIDとパスワードに基づいて、カムコーダ用イメージステーション４１において認証処理が行われ、認証OKか否かを表す信号が、カムコーダ用イメージステーション４１から送信されてくる。

そこで、ステップＳ９２において、CPU７１は、カムコーダ用イメージステーション４１から認証OK信号が送信されてきたか否かを判定し、送信されてこない場合には（認証NG信号が送信されてきた場合には）、ステップＳ９３に進み、エラー処理を実行する。すなわち、この場合には、カムコーダ１１のユーザは、IDとパスワードが正しくなかったので、閲覧／編集処理を実行することができないことになる。

ステップＳ９２において、認証OK信号が受信されたと判定された場合、URLリストが同時に送信されてくるので、ステップＳ９４において、CPU７１は、URLリストを受信する。ユーザは、URLリストの中から、アルバムリストのURLを選択し、その送信を指令する。CPU７１は、この指令に基づいて、ステップＳ９５において、カムコーダ用イメージステーション４１に対して、アルバムリストの送信を要求する。この要求に対応して後述するように、カムコーダ用イメージステーション４１から、そのユーザが登録しているアルバムのリストを送信してくるので（図３７のステップＳ１８８）、ステップＳ９６において、CPU７１は、このアルバムリストを通信部８２を介して受信する。そして、ステップＳ９７において、CPU７１は、ステップＳ９６で受信したアルバムリストをRAM７３に一旦記憶させた後、さらに、LCD７８に出力し、表示させる。

これにより、例えば、図２４に示されるようなアルバムリストが表示される。図２４の表示例においては、アルバムの名称と、その右側に、その名称のアルバムに記録されている画像の枚数が表示されている。図２４の表示例においては、「アルバム１」には８枚の画像が、「アルバム３」には９枚の画像が、それぞれ記録されており、「アルバム２」、「アルバム４」および「アルバム５」には、画像が１枚も記録されていない。

ユーザは、このリストを見て、閲覧または編集するアルバムを、入力部７７を操作することで指定する。入力部７７から、この指定が行われたとき、CPU７１は、ステップＳ９８において、ユーザにより指定されたアルバムの指定情報を取得する。そして、ステップＳ９９において、CPU７１は、ステップＳ９８で取得したアルバムの指定情報をカムコーダ用イメージステーション４１に送信する。このとき、カムコーダ用イメージステーション４１は、カムコーダ１１により指定されたアルバムのインデックスページの画像を送信してくる（後述する図３７のステップＳ１８９）。そこで、ステップＳ１００において、CPU７１は、カムコーダ用イメージステーション４１から送信されてきたインデックスページの画像を受信すると、これをステップＳ１０１において、LCD７８に出力し、表示させる。

図２５は、この場合における表示例を表している。インデックスページには、指定された名称のアルバムに記録されている画像データのサムネイル画像が表示されている。また、各サムネイル画像の下には、その画像のデータ量（キロバイト）と圧縮方式を表すファイルの拡張子（JPG等）が表示されている。また、各サムネイルの左下方に表示されている四角形で表されるチェックボックスをチェックすることで、ユーザは、その画像を選択することができる。

ページの左上には、アルバムの名称と、そのアルバムに含まれる画像の枚数が表示される。図２５の例においては、アルバムの名称が「アルバム３」とされ、その中には、９枚の画像が含まれていることが表示されている。また、その下側には、このインデックスページのページ数が示されている。

ユーザは、前へボタン３６１または次へボタン３６２をそれぞれ操作することで、ページを前または次へ移動させることができる。また、スクロールボタン３６４が操作された場合、CPU７１は、そのページ内において、画像をスクロールさせる。アルバム選択ページへボタン３６３が操作された場合、CPU７１は、インデックスページから、図２４に示されるアルバム選択ページの画像に表示を変更させる。

図２６は、図２５に示される状態において、スクロールボタン３６４を操作することで、インデックスページが下方にスクロールされた場合の表示例を表している。この表示例においては、サムネイル画像の下方に、アルバム名とページ数、並びに前へボタン３７１と次へボタン３７２が表示されている。この前へボタン３７１と次へボタン３７２は、図２５における前へボタン３６１、または次へボタン３６２と同様の機能を実行するものである。

全て選択ボタン３７３は、表示されているサムネイル画像を全て選択（チェック）するとき操作される。全てクリアボタン３７４は、表示されているサムネイル画像のチェックを全てクリアするとき操作される。

削除ボタン３７５は、チェックされているサムネイル画像に対応する画像データの登録を削除するとき操作される。ダウンロードボタン３７６は、チェックされているサムネイル画像に対応するオリジナルの画像データをダウンロードするとき操作される。

ステップＳ１０２において、CPU７１は、アルバム選択ページへボタン３６３が操作されたか否かを判定し、操作されたと判定された場合、ステップＳ９７に戻り、図２４に示されるアルバム選択ページをLCD７８に表示させる。そして、上述した場合と同様に、それ以降の処理が実行される。

ステップＳ１０２において、アルバム選択ページへボタン３６３が操作されていないと判定された場合、ステップＳ１０３に進み、CPU７１は、サムネイル画像（インデックス画像）が指定されたか否かを判定する。詳細は後述するが、ユーザが所定のサムネイル画像を指定した場合、そのサムネイル画像に対応するフル画像のデータが、カムコーダ用イメージステーション４１から送信されてくる。

ステップＳ１０３において、サムネイル画像が指定されていないと判定された場合、ステップＳ１０４乃至ステップＳ１０９において、CPU７１は、前へボタン３６１，３７１が操作されたか否か（ステップＳ１０４）、次へボタン３６２，３７２が操作されたか否か（ステップＳ１０５）、全て選択ボタン３７３が操作されたか否か（ステップＳ１０６）、全てクリアボタン３７４が操作されたか否か（ステップＳ１０７）、ダウンロードボタン３７６が操作されたか否か（ステップＳ１０８）、または、削除ボタン３７５が操作されたか否か（ステップＳ１０９）を順次判定する。これらのいずれもが操作されていないと判定された場合には、ステップＳ１０２に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。

ステップＳ１０４において、前へボタン３６１，３７１が操作されたと判定された場合、ステップＳ１１０に進み、CPU７１は、現在表示されているページより前のページのインデックスページを表示する。この場合、例えば、最初のページが表示されている状態において、前へボタン３６１，３７１が操作された場合には、最後のページが表示される。

ステップＳ１０５において、次へボタン３６２，３７２が操作されたと判定された場合、ステップＳ１１１に進み、CPU７１は、後ろのインデックスページを表示させる。最後のページが表示されている状態において、次へボタン３６２，３７２が操作された場合には、先頭のページが表示される。

ステップＳ１０６において、全て選択ボタン３７３が操作されたと判定された場合、ステップＳ１１２に進み、CPU７１は、表示されているサムネイル画像に対応する全てのチェックボックスをチェック状態に変更する。

ステップＳ１０７において、全てクリアボタン３７４が操作されたと判定された場合、ステップＳ１１３に進み、CPU７１は、表示されているサムネイルに対応するチェックボックスのチェックを全てクリアした状態にする（未チェック状態に変更する）。

ステップＳ１０８において、ダウンロードボタン３７６が操作されたと判定された場合、ステップＳ１１４に進み、CPU７１は、ダウンロード処理を実行する。このダウンロード処理の詳細は、図２７のフローチャートを参照して後述するが、このダウンロード処理においては、チェックされているサムネイル画像に対応するオリジナルの画像データを、カムコーダ用イメージステーション４１からダウンロードする処理が実行される。

ステップＳ１０９において、削除ボタン３７５が操作されたと判定された場合、ステップＳ１１５に進み、CPU７１は、削除処理を実行する。この削除処理の詳細は、図３１のフローチャートを参照して後述するが、この削除処理においては、チェックされているサムネイル画像に対応するオリジナルの画像データの登録をアルバムから削除する処理が実行される。

ステップＳ１１０乃至ステップＳ１１５の処理の後、ステップＳ１０２に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。

ここで、図２７のフローチャートを参照して、ステップＳ１１４におけるダウンロード処理の詳細について説明する。

ダウンロードボタン３７６が操作されたとき、ステップＳ１４１において、CPU７１は、ROM７２に記憶されている確認画像データを読み出し、LCD７８に出力し、表示させる。これにより、例えば、図２８に示されるような確認画像が表示される。図２８の表示例においては、「メモリカードに１枚（６８２KB）の画像を保存します」のメッセージが表示されている。この画像は、カムコーダ用イメージステーション４１から送信されてきてRAM７３に記憶されたJava(R)script alertに基づいて生成される。

なお、この例においては、チェックされているサムネイルの枚数が１枚であるので、表示が「１枚」とされているが、チェックされている枚数が、例えば５枚のとき、表示は「５枚」とされる。また、そのデータ量は、全ての枚数の画像データのデータ量とされる。

図２８の表示例においてはまた、キャンセルボタン３９１とOKボタン３９２が表示されている。ユーザは、ダウンロードを実行するとき、OKボタン３９２を操作し、キャンセルするとき、キャンセルボタン３９１を操作する。

そこで、ステップＳ１４２において、CPU７１は、OKボタン３９２が操作されたか否かを判定し、操作されていないと判定された場合（キャンセルボタン３９１が操作されたと判定された場合）、CPU７１は、ダウンロード処理を終了させる。

これに対して、OKボタン３９２が操作されたと判定された場合、ステップＳ１４３に進み、CPU７１は、チェックボックスをチェックすることで、ユーザにより指定された画像の指定情報を、カムコーダ用イメージステーション４１に送信する。カムコーダ用イメージステーション４１は、この指定情報を受信すると、後述するように、指定された画像のオリジナルの画像データの指定情報リストを送信してくる（後述する図３７のステップＳ１９３）。

そこで、ステップＳ１４４において、CPU７１は、カムコーダ用イメージステーション４１から送信されてきたオリジナルの画像データの指定情報リストを受信し、RAM７３に記憶させ、ステップＳ１４５において、LCD７８に、図２９に示されるように、「ダウンロード中」のメッセージを表示させる。この表示状態においては、キャンセルボタン４０１のみが表示される。ユーザは、このキャンセルボタン４０１を操作することで、ダウンロード処理を途中でキャンセルすることができる。

CPU７１は、ステップＳ１４６において、ステップＳ１４４の処理で受信したオリジナル画像指定情報リストを基に、カムコーダ用イメージステーション４１にオリジナル画像データの送信を要求する。

CPU７１は、ステップＳ１４７において、カムコーダ用イメージステーション４１から送信されてくるオリジナルの画像データを受信すると、ステップＳ１４８において、メモリカードインターフェース８４を介してメモリカード８５に供給し、記憶させる。なお、画像データは、一旦RAM７３に記憶し、全ての画像データが受信されてから、まとめてメモリカード８５に記憶させるようにしてもよい。

ステップＳ１４９において、CPU７１は、ステップＳ１４４の処理で受信したオリジナル画像指定情報リストの中で、未だ受信していない画像データがあるか否かを判定し、未受信の画像データが存在する場合には、ステップＳ１４６に戻り、それ以降の処理を繰り返し実行する。

ステップＳ１４９において、リスト中の全ての画像データを受信したと判定した場合、CPU７１は、ステップＳ１５０に進み、図３０に示されるように、「保存しました」の保存完了メッセージを、LCD７８に表示させる。

ユーザは、この保存完了メッセージを見たとき、OKボタン４１１を操作して、それを了承する。CPU７１は、OKボタン４１１が操作されたとき、ダウンロード処理を終了させる。その後、処理は、図２２のステップＳ１０２に戻る。

次に、図３１のフローチャートを参照して、図２２のステップＳ１１５における削除処理の詳細について説明する。

図２６の削除ボタン３７５が操作されたとき、CPU７１は、ステップＳ１６１において、Java(R)script alertに基づいて、図３２に示されるような確認画面を生成し、LCD７８に表示させる。

図３２の例においては、「このアルバムから２枚の画像を削除してもよろしいですか？」のメッセージが表示されている。すなわち、この画像は、例えば、図３３に示されるように、２枚のサムネイル画像に対してチェックが行われている場合に、削除ボタン３７５が操作された場合の表示例を表しており、表示される枚数は、チェックボックスにチェックされている数に対応して変化する。

この確認画像には、キャンセルボタン４２１とOKボタン４２２が表示される。ユーザは、削除を実行するとき、OKボタン４２２を操作し、削除を中止するとき、キャンセルボタン４２１を操作する。

そこで、ステップＳ１６２において、CPU７１は、OKボタン４２２が操作されたか否かを判定し、OKボタン４２２が操作されたと判定された場合、ステップＳ１６３に進み、CPU７１は、チェックボックスにより指定されたサムネイル画像に対応するオリジナル画像を指定する指定情報を、カムコーダ用イメージステーション４１に送信する。

カムコーダ用イメージステーション４１は、画像の削除が指令されると、オリジナル画像データの削除を実行し、削除完了後の画像インデックスページを送信してくる（図３７のステップＳ１９７，Ｓ１９８）。

そこで、ステップＳ１６４において、CPU７１は、カムコーダ用イメージステーション４１から送信されてきた削除後のインデックスページを受信すると、これをLCD７８に出力し、表示させる。

図３４は、この場合の表示例を表している。図３３における左側の２つのサムネイル画像がチェックされており、この２つのオリジナルの画像データが削除されたため、図３３において、最も右側に表示されていた画像のみが、図３４の表示例においては表示されている。

ステップＳ１６２において、OKボタン４２２が操作されていないと判定された場合（キャンセルボタン４２１が操作されたと判定された場合）、ステップＳ１６３，Ｓ１６４の処理はスキップされる。すなわち、この場合には、削除処理は中止される。

図２２に戻って、ステップＳ１０３において、図２５または図２６に示されるような状態において、サムネイル画像が指定されたと判定された場合、ステップＳ１１６に進み、CPU７１は、そのサムネイル画像を指定する指定情報を、カムコーダ用イメージステーション４１に送信する。

カムコーダ用イメージステーション４１は、サムネイル画像の指定情報を受信すると、指定されたサムネイル画像のフル画像のページ（フルイメージページ）を送信してくる（後述する図３７のステップＳ１９１）。

CPU７１は、ステップＳ１１７において、カムコーダ用イメージステーション４１から送信されてきたフルイメージページを受信すると、ステップＳ１１８において、これをLCD７８に出力し、表示させる。

図３５は、この場合の表示例を表している。この表示例においては、図２６において、最も左側に示されている画像のフル画像が表示されている。ユーザが、前へボタン４３１または次へボタン４３２を操作すると、前または後の画像の指定情報が送信される。これに基づいて、カムコーダ用イメージステーション４１から、前または後のフルイメージ画像が送信されてくる。CPU７１は、このフル画像ページを受信する。これにより、１つ前、または１つ後のフル画像を表示させることができる。インデックスページへボタン４３３が操作された場合、CPU７１は、図２５または図２６に示されるようなインデックスページをLCD７８に表示させる。

また、ユーザがスクロールボタン４３４を操作すると、フル画像がスクロールされる。図３６は、このようにして、図３５に示される状態において、ユーザがスクロールボタン４３４を操作することで、フル画像を上方にスクロールした場合の表示例を表している。

図３６の表示例においては、フル画像の下方に、前へボタン４４１、次へボタン４４２が表示されている。これらのボタンは、図３５における前へボタン４３１、または次へボタン４３２と同様の機能を有するものである。

また、その下方には、このフル画像のデータ量（ファイルサイズ）とファイルの拡張子（圧縮方式を表す）が表示されている。この例においては、ファイルサイズは２８２KBであり、拡張子はJPGとされる。

さらに、その下方には、削除ボタン４４３とダウンロードボタン４４４が表示されている。削除ボタン４４３が操作された場合、表示されているフル画像に対応するオリジナルの画像データが削除され、ダウンロードボタン４４４が操作された場合、表示されているフル画像に対応するオリジナルの画像データが送信されてくる。

図２６において、ダウンロードボタン３７６が操作された場合、送信されてくるのは、インデックスページのチェックボックスでチェックした画像に対応するオリジナルの画像データを指定する情報であり、CPU７１は、１画像毎に、指定情報を送信し、カムコーダ用イメージステーション４１からオリジナル画像を受信し、保存が終了すると、次の１画像の指定情報の送信から受信までの処理を繰り返す。

同様に、図３６に示されるダウンロードボタン４４４を操作すると、表示されているフル画像に対応するオリジナル画像データを指定する情報がカムコーダ用イメージステーション４１に送信され、カムコーダ用イメージステーション４１から送信されてきたフル画像に対応するオリジナルの画像データがカムコーダ１１にダウンロードされる。

図３５や図３６に示される画像はフル画像といっても、この画像は、携帯用の端末装置としてのカムコーダ１１用に編集された、縮小された画像である。すなわち、LCD７８は、例えば、デスクトップ型のパーソナルコンピュータに付随するディスプレイに表示させるような大きな画像をそのまま表示することはできない。そこで、カムコーダ用イメージステーション４１は、カムコーダ１１のLCD７８に最適な状態で画像が表示できるように、オリジナルの画像データから編集した画像データを有している。図２５と図２６、または図３５と図３６に示される画像に対応する画像データは、RAM７３に一旦記憶されてはいるが、その画像データは、小さい表示面積しか有しないLCD７８用に編集された画像データである。ダウンロードボタン３７６，４４４を操作して、ダウンロードされる画像データは、この編集が行われる前のオリジナルの画像データである。

CPU７１は、ステップＳ１１９乃至ステップＳ１２３において、前へボタン４３１，４４１が操作されたか否か（ステップＳ１１９）、次へボタン４３２，４４２が操作されたか否か（ステップＳ１２０）、ダウンロードボタン４４４が操作されたか否か（ステップＳ１２１）、削除ボタン４４３が操作されたか否か（ステップＳ１２２）、または、インデックスページへボタン４３３が操作されたか否か（ステップＳ１２３）を順次判定する。これらのいずれもが操作されていないと判定された場合には、ステップＳ１１９に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。

ステップＳ１１９において、前へボタン４３１，４４１が操作されたと判定された場合、ステップＳ１２４に進み、CPU７１は、フルイメージページの前のページの画像情報をカムコーダ用イメージステーション４１に送信する。これに対応してカムコーダ用イメージステーション４１から、対応する画像データが送信されてくるので、CPU７１は、ステップＳ１１７において、これを受信する。インデックスページからサムネイル画像を選択した場合と同様の処理で、このフル画像ページがステップＳ１１８で表示される。

ステップＳ１２０において、次へボタン４３２，４４２が操作されたと判定された場合、ステップＳ１２５に進み、CPU７１は、フルイメージページの次のページの画像を指定する情報をカムコーダ用イメージステーション４１に送信し、前へボタン４３１，４４１が操作された場合と同様の処理で、次の画像を表示させる。

ステップＳ１２４において、先頭のページが表示されている状態において、前へボタン４３１，４４１が操作された場合には、最後のページが表示される。同様に、ステップＳ１２５において、最後のページが表示されている状態において、次へボタン４３２，４４２が操作された場合には、先頭のページが表示される。

ステップＳ１２１において、ダウンロードボタン４４４が操作されたと判定された場合、ステップＳ１２６に進み、ダウンロード処理が実行される。このダウンロード処理は、図２７のフローチャートに示された処理と同様の処理である。

ステップＳ１２２において、削除ボタン４４３が操作されたと判定された場合、ステップＳ１２７に進み、削除処理が実行される。この削除処理は、図３１のフローチャートに示された処理と同様である。ただし、この場合、ステップＳ１６４において、ステップＳ１２０で次へボタン４３２，４４２が操作されたときのフルイメージページが受信され、表示される。

また、ステップＳ１２６のダウンロード処理、またはステップＳ１２７の削除処理においては、いま表示されているフル画像に対応する１枚の画像のオリジナルの画像データのダウンロード処理、または削除処理が実行される。

ステップＳ１２３において、インデックスページへボタン４３３が操作されたと判定された場合、CPU７１は、図２１のステップＳ１０１に戻り、インデックスページをLCD７８に表示させる。以下、それ以降の処理が実行される。

ステップＳ１２６，ステップＳ１２７の処理の後、ステップＳ１１９に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。

次に、図３７のフローチャートを参照して、図２１乃至図２３に示したカムコーダ１１の閲覧／編集処理に対応して実行されるカムコーダ用イメージステーション４１の処理について説明する。

ステップＳ１８１において、CPU１５１は、カムコーダ１１からアクセスを受けると、ステップＳ１８２において、カムコーダ１１から送信されてきた認証データを受信する。ステップＳ１８３において、CPU１５１は、ステップＳ１８２で受信した認証データを記憶部１５８に記憶されているデータベースに基づいて確認する。

そして、CPU１５１は、ステップＳ１８４において、認証OKか否かを判定し、認証OKでない場合には、ステップＳ１８５に進み、認証NG信号をカムコーダ１１に送信する。

ステップＳ１８４において、認証OKであると判定された場合、ステップＳ１８６に進み、CPU１５１は、カムコーダ１１に対して認証OK信号とURLリストを送信する。

以上のステップＳ１８１乃至ステップＳ１８６の処理は、図１９におけるステップＳ７１乃至ステップＳ７５、およびステップＳ８０の処理と同様の処理である。

ステップＳ１８６で認証OK信号とURLリストをカムコーダ１１に送信すると、それを受信したカムコーダ１１はアルバムリストを要求してくる（図２１のステップＳ９５）。そこでCPU１５１は、ステップＳ１８７でこの要求を受信すると、ステップＳ１８８において、アクセスを受けたユーザに対応して保持しているホルダに登録されているアルバムのアルバムリストを記憶部１５８から読み出し、通信部１５９から送信する。

図２４を参照して説明したように、このアルバムリストには、そのホルダに含まれるアルバムの名称と、その名称のアルバムに記憶されている画像の枚数が含まれている。

上述したように、ユーザは、このアルバムリストに基づいて、所定のアルバムを指定してくる（図２１のステップＳ９９）。

そこで、ステップＳ１８９において、CPU１５１は、指定されたアルバムの画像データのサムネイル画像を記憶部１５８から読み出し、インデックスページに貼り付けて（インデックスページを生成し）、通信部１５９からカムコーダ１１に送信させる。上述したようにして、これにより、図２５または図２６に示されるようなインデックスページの画像が、カムコーダ１１に表示される。

この状態において、カムコーダ１１からサムネイル画像を指定する情報が送信されてくるか（図２２のステップＳ１１６）、ダウンロードする画像を指定する指定情報が送信されてくるか（図２７のステップＳ１４３）、ダウンロードするオリジナル画像の指定情報が送信されてくるか（図２７のステップＳ１４６）、または削除する画像を指定する指定情報が送信されてくる（図３１のステップＳ１６３）。

そこで、ステップＳ１９０，Ｓ１９２，Ｓ１９４，Ｓ１９６において、CPU１５１は、カムコーダ１１からサムネイル画像の指定情報を受信したか否か（ステップＳ１９０）、ダウンロードする画像の指定情報を受信したか否か（ステップＳ１９２）、ダウンロードするオリジナル画像の指定情報を受信したか否か（ステップＳ１９４）、または削除する画像の指定情報を受信したか否か（ステップＳ１９６）を、それぞれ判定する。いずれの信号も受信していないと判定された場合には、ステップＳ１９０に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。

ステップＳ１９０において、サムネイル画像の指定情報を受信したと判定された場合、ステップＳ１９１に進み、CPU１５１は、指定されたサムネイル画像のフルイメージページの画像を記憶部１５８から読み出し、通信部１５９からカムコーダ１１に送信させる。上述したように、この処理で送信されるフルイメージページの画像は、オリジナルの画像データとは異なるカムコーダ１１のLCD７８用に編集された（縮小された）画像の画像データである。

ステップＳ１９２において、ダウンロードする画像の指定情報が受信されたと判定された場合、ステップＳ１９３に進み、CPU１５１は、指定されたオリジナル画像の指定情報を記憶部１５８から読み出し、送信する。

ステップＳ１９４において、CPU１５１は、ダウンロードするオリジナル画像の指定情報を受信したと判定されたとき、ステップＳ１９５において、指定された画像のデータを記憶部１５８から読み出し、送信する。上述したように、この画像データは、ステップＳ１９１で送信した画像データとは異なる編集される前のオリジナルの画像データである。

ステップＳ１９６において、削除する画像の指定情報を受信したと判定した場合、CPU１５１は、ステップＳ１９７に進み、指定された画像のオリジナルの画像データを記憶部１５８の対応するアルバムから削除させる。削除の処理が完了したとき、ステップＳ１９８に進み、CPU１５１は、削除完了後の画像のインデックスページを生成し、カムコーダ１１に送信する。

ステップＳ１９１，Ｓ１９３，Ｓ１９５，Ｓ１９８の処理の後、ステップＳ１９０に戻り、それ以降の処理が繰り返し実行される。

以上においては、携帯用端末装置として、携帯型のカメラ一体型ビデオテープレコーダを例として説明したが、本発明は、この他、デジタルスチルカメラ、カメラ付きの携帯電話機などの携帯型端末装置に応用することが可能である。

上述した一連の処理は、ハードウエアにより実行させることもできるが、ソフトウエアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、専用のハードウエアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、ネットワークや記録媒体からインストールされる。

この記録媒体は、図４乃至図７に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク９１（フロッピディスクを含む），１３１，１７１，２１１、光ディスク９２（CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む），１３２，１７２，２１２、光磁気ディスク９３（ＭＤ（Mini-Disk）を含む），１３３，１７３，２１３、もしくは半導体メモリ９４，１３４，１７４，２１４などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記録されているROM７２１１２，１５２，１９２や、記憶部１１８，１５８，１９８に含まれるハードディスクなどで構成される。

なお、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。

また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。

従来のパーソナルコンピュータのアルバム作成処理を説明するフローチャートである。 従来のサーバのアルバム作成処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用したサービス提供システムの構成を示す図である。 図３のカムコーダの構成を示すブロック図である。 図３のカスタマ登録ウェブサーバの構成を示すブロック図である。 図３のカムコーダ用イメージステーションの構成を示すブロック図である。 図３のカスタマデータベースの構成を示すブロック図である。 図３のカムコーダのアルバム処理を説明するフローチャートである。 図８のステップＳ３１における表示例を示す図である。 図８のステップＳ３５のアップロード処理の詳細を説明するフローチャートである。 図１０のステップＳ５１における表示例を示す図である。 図１０のステップＳ５３における表示例を示す図である。 図１０のステップＳ５５における表示例を示す図である。 図１０のステップＳ５６における表示例を示す図である。 図１０のステップＳ５６における他の表示例を示す図である。 図１０のステップＳ５９における表示例を示す図である。 図１０のステップＳ５９における他の表示例を示す図である。 図１０のステップＳ６１における表示例を示す図である。 図３のカムコーダ用イメージステーションのアップロード処理を説明するフローチャートである。 図１９のステップＳ７７における記録の例を示す図である。 図８のステップＳ３６における閲覧／編集処理の詳細を説明するフローチャートである。 図８のステップＳ３６における閲覧／編集処理の詳細を説明するフローチャートである。 図８のステップＳ３６における閲覧／編集処理の詳細を説明するフローチャートである。 図２１のステップＳ９７における表示例を示す図である。 図２１のステップＳ１０１における表示例を示す図である。 図２１のステップＳ１０１における他の表示例を示す図である。 図２２のステップＳ１１４におけるダウンロード処理の詳細を説明するフローチャートである。 図２７のステップＳ１４１における表示例を示す図である。 図２７のステップＳ１４５における表示例を示す図である。 図２７のステップＳ１５０における表示例を示す図である。 図２２のステップＳ１１５における削除処理の詳細を説明するフローチャートである。 図３１のステップＳ１６１における表示例を示す図である。 図３１のステップＳ１６４における表示例を示す図である。 図３１のステップＳ１６４における他の表示例を示す図である。 図２３のステップＳ１１７における表示例を示す図である。 図２３のステップＳ１１７における他の表示例を示す図である。 図３のカムコーダ用イメージステーションの閲覧／編集処理を説明するフローチャートである。

符号の説明

１１ カムコーダ， １２ ブルートゥースアダプタ， １３ 公衆回線網， １４ ネットワークシステム， １５ ネットワークサービスビジネスセンター， １７ インターネットサービスプロバイダＡ， ３１ アクセスポイント， ３２ カスタマデータベース， ３３ カスタマ登録ウェブサーバ， ３４ 登録認証プラットフォーム， ４１ カムコーダ用イメージステーション， ５１ アクセスポイント， ５２ カスタマデータベース， ５３ メールサーバ， ５４ POPサーバ， ５５ SMTPサーバ， ３５０Ａ，３５０Ｂ ホルダ

Claims (15)

1. ネットワークを介して相互に接続される複数の情報処理装置からなる情報処理システムにおいて、
   第１の情報処理装置は、ユーザの情報を保持するために、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダを前記ユーザ毎に保持し、
   前記ユーザが有する第２の情報処理装置は、前記サブホルダのリストを保持し、前記リストの中から所定のサブホルダを指定して、指定した前記サブホルダに、前記情報を前記ネットワークを介して送信し、保持させ、
   さらに、前記第２の情報処理装置は、前記第１の情報処理装置に保持させる前記情報を見てもらうための通知の宛先と本文を、前記情報とともに、前記ネットワークを介して前記第１の情報処理装置に送信し、
   前記第１の情報処理装置は、前記宛先に対して前記通知を行う
   ことを特徴とする情報処理システム。
2. 前記情報は画像データである
   ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理システム。
3. 前記第２の情報処理装置は、ビデオカメラである
   ことを特徴とする請求項１に記載の情報処理システム。
4. ネットワークを介して他の情報処理装置と接続される情報処理装置において、
   前記他の情報処理装置のユーザのユーザ情報を保持するために、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダを前記ユーザ毎に保持する保持手段と、
   前記他の情報処理装置から前記ネットワークを介して伝送されてきた、前記ユーザ情報と、前記ユーザ情報を記憶させる前記ホルダを指定する指定情報を受信する受信手段と、
   前記受信手段により受信された前記ユーザ情報を、前記保持手段によりユーザ毎のホルダのサブホルダとして保持される、前記指定情報により指定された前記名称のホルダに記憶させる記憶手段と、
   前記他の情報処理装置に指定された宛先に対して、前記ユーザ情報を見てもらうための通知を行う通知手段と
   を備えることを特徴とする情報処理装置。
5. 前記ユーザ情報は、前記他の情報処理装置で取り込んだ画像データである
   ことを特徴とする請求項４に記載の情報処理装置。
6. 前記他の情報処理装置は、ビデオカメラである
   ことを特徴とする請求項５に記載の情報処理装置。
7. ネットワークを介して他の情報処理装置と接続される情報処理装置の情報処理方法において、
   前記他の情報処理装置のユーザのユーザ情報を保持するために、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダを前記ユーザ毎に保持する保持ステップと、
   前記他の情報処理装置から前記ネットワークを介して伝送されてきた、前記ユーザ情報と、前記ユーザ情報を記憶させる前記ホルダを指定する指定情報を受信する受信ステップと、
   前記受信ステップの処理により受信された前記ユーザ情報を、前記保持ステップの処理によりユーザ毎のホルダのサブホルダとして保持される、前記指定情報により指定された前記名称のホルダに記憶させる記憶ステップと、
   前記他の情報処理装置に指定された宛先に対して、前記ユーザ情報を見てもらうための通知を行う通知ステップと
   を含むことを特徴とする情報処理方法。
8. ネットワークを介して他の情報処理装置と接続される情報処理装置のプログラムにおいて、
   前記他の情報処理装置のユーザのユーザ情報を保持するために、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダを前記ユーザ毎に保持する保持ステップと、
   前記他の情報処理装置から前記ネットワークを介して伝送されてきた、前記ユーザ情報と、前記ユーザ情報を記憶させる前記ホルダを指定する指定情報を受信する受信ステップと、
   前記受信ステップの処理により受信された前記ユーザ情報を、前記保持ステップの処理によりユーザ毎のホルダのサブホルダとして保持される、前記指定情報により指定された前記名称のホルダに記憶させる記憶ステップと、
   前記他の情報処理装置に指定された宛先に対して、前記ユーザ情報を見てもらうための通知を行う通知ステップと
   を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
9. ネットワークを介して他の情報処理装置と接続される情報処理装置を制御するコンピュータに、
   前記他の情報処理装置のユーザのユーザ情報を保持するために、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダがサブホルダとして形成されるホルダを前記ユーザ毎に保持する保持ステップと、
   前記他の情報処理装置から前記ネットワークを介して伝送されてきた、前記ユーザ情報と、前記ユーザ情報を記憶させる前記ホルダを指定する指定情報を受信する受信ステップと、
   前記受信ステップの処理により受信された前記ユーザ情報を、前記保持ステップの処理によりユーザ毎のホルダのサブホルダとして保持される、前記指定情報により指定された前記名称のホルダに記憶させる記憶ステップと、
   前記他の情報処理装置に指定された宛先に対して、前記ユーザ情報を見てもらうための通知を行う通知ステップと
   を実行させるプログラム。
10. ネットワークを介して他の情報処理装置と接続される情報処理装置において、
    前記他の情報処理装置がユーザ情報を保持するために保持しているユーザ毎のホルダのそれぞれにサブホルダとして形成される、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダのリストを保持する保持手段と、
    前記保持手段により保持されている前記リストの中から、所定のホルダを指定する指定手段と、
    前記指定手段により指定された前記ホルダを指定する指定情報と、前記指定手段により指定された前記ホルダに記憶させる前記ユーザ情報とともに、前記ユーザ情報を見てもらうための通知の宛先および本文を、前記ネットワークを介して前記他の情報処理装置に送信する送信手段と
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
11. 前記ユーザ情報は、前記情報処理装置が取り込んだ画像データである
    ことを特徴とする請求項１０に記載の情報処理装置。
12. 前記情報処理装置は、ビデオカメラである
    ことを特徴とする請求項１１に記載の情報処理装置。
13. ネットワークを介して他の情報処理装置と接続される情報処理装置の情報処理方法において、
    前記他の情報処理装置がユーザ情報を保持するために保持しているユーザ毎のホルダのそれぞれにサブホルダとして形成される、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダのリストを保持する保持ステップと、
    前記保持ステップの処理により保持されている前記リストの中から、所定のホルダを指定する指定ステップと、
    前記指定ステップの処理により指定された前記ホルダを指定する指定情報と、前記指定ステップの処理により指定された前記ホルダに記憶させる前記ユーザ情報とともに、前記ユーザ情報を見てもらうための通知の宛先および本文を、前記ネットワークを介して前記他の情報処理装置に送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
14. ネットワークを介して他の情報処理装置と接続される情報処理装置のプログラムであって、
    前記他の情報処理装置がユーザ情報を保持するために保持しているユーザ毎のホルダのそれぞれにサブホルダとして形成される、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダのリストを保持する保持ステップと、
    前記保持ステップの処理により保持されている前記リストの中から、所定のホルダを指定する指定ステップと、
    前記指定ステップの処理により指定された前記ホルダを指定する指定情報と、前記指定ステップの処理により指定された前記ホルダに記憶させる前記ユーザ情報とともに、前記ユーザ情報を見てもらうための通知の宛先および本文を、前記ネットワークを介して前記他の情報処理装置に送信する送信ステップと
    を含むことを特徴とするコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
15. ネットワークを介して他の情報処理装置と接続される情報処理装置を制御するコンピュータに、
    前記他の情報処理装置がユーザ情報を保持するために保持しているユーザ毎のホルダのそれぞれにサブホルダとして形成される、予め定められた名称の、かつ、予め定められた所定の数のホルダのリストを保持する保持ステップと、
    前記保持ステップの処理により保持されている前記リストの中から、所定のホルダを指定する指定ステップと、
    前記指定ステップの処理により指定された前記ホルダを指定する指定情報と、前記指定ステップの処理により指定された前記ホルダに記憶させる前記ユーザ情報とともに、前記ユーザ情報を見てもらうための通知の宛先および本文を、前記ネットワークを介して前記他の情報処理装置に送信する送信ステップと
    を実行させるプログラム。

Images