JP2009231888A - 撮像装置、再生方法および情報開示プログラム - Google Patents
撮像装置、再生方法および情報開示プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009231888A JP2009231888A JP2008071352A JP2008071352A JP2009231888A JP 2009231888 A JP2009231888 A JP 2009231888A JP 2008071352 A JP2008071352 A JP 2008071352A JP 2008071352 A JP2008071352 A JP 2008071352A JP 2009231888 A JP2009231888 A JP 2009231888A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- photographer
- information
- photographer information
- image
- image data
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Images
Landscapes
- Television Signal Processing For Recording (AREA)
- Studio Devices (AREA)
Abstract
【課題】撮影することにより得た画像データに対して、簡単かつ適切に撮影者に関する情報(以下、撮影者情報と言う。)を付加し、これを適切に利用できるようにする。
【解決手段】キー操作部206を通じて、種々の撮影者の名前などの撮影者に関する撮影者情報を入力して、EEPROM214に予め登録する。被写体の画像を撮影した場合に、その画像の画像データPDtとEEPROM214に予め登録してある撮影者情報UDtとを含む画像ファイルPFを形成し、記録媒体250に記録する。記録媒体250の画像データは、カメラ本体200を通じて再生できるようにし、付加された撮影者情報についても再生可能とするが、EEPROMに登録された撮影者情報と同じか否かに応じて再生態様を変える。
【選択図】図2
【解決手段】キー操作部206を通じて、種々の撮影者の名前などの撮影者に関する撮影者情報を入力して、EEPROM214に予め登録する。被写体の画像を撮影した場合に、その画像の画像データPDtとEEPROM214に予め登録してある撮影者情報UDtとを含む画像ファイルPFを形成し、記録媒体250に記録する。記録媒体250の画像データは、カメラ本体200を通じて再生できるようにし、付加された撮影者情報についても再生可能とするが、EEPROMに登録された撮影者情報と同じか否かに応じて再生態様を変える。
【選択図】図2
Description
この発明は、例えば、デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置、当該撮像装置や画像データを再生する再生装置で用いられる再生方法、当該撮像装置等から画像ファイルがアップロードされるサーバー装置において実行されるプログラムに関する。
デジタルスチルカメラやデジタルビデオカメラなどの撮像装置や、これらを通じて撮影することにより得たデジタル画像データを処理するパーソナルコンピュータなどが広く普及し、高画質の静止画像や動画像を気軽に撮影して利用することができるようになってきている。そして、デジタルスチルカメラなどにより撮影することにより得たデジタル画像データの利用範囲を広げたり、また、適切に管理できるようにしたりするなどのために、種々の技術が考えられている。
例えば、後に記す特許文献1には、撮影したサイズの大きな画像データを大勢の相手に容易に配布できるようにすることを目的として、撮影することにより得た画像データにより形成される画像と、当該画像を形成する画像データを配布するために予め登録されているURLを示す2次元バーコードとを一緒に表示する技術が開示されている。これにより、表示さされた当該2次元バーコードをデジタルカメラやカメラ付き携帯情報端末で撮影することにより目的とするサーバー装置にアクセスして、目的とする画像データを簡単にダウンロードすることができるようにされる。
また、後に記す特許文献2には、配布された画像データによる画像が、誰から配布されたものであるかを確実かつ容易に特定できるようにするために、撮影者の顔写真を撮影し、これを配布対象の画像データに合成しておく技術が開示されている。これにより、配布された画像データによる画像を再生するようにした場合には、その撮影者の顔写真も表示されるので、配布先を確実に認識することができるようにさえる。
また、後に記す特許文献3には、1台のデジタルスチルカメラを家族で共用する場合などにおいて、撮影することにより得て、記録媒体に記録されている画像データに対して、例えば、「お父さん」、「お母さん」などのように撮影者を示す情報を付加できるようにしたデジタルカメラに関する発明が開示されている。
また、後に記す特許文献4には、撮影することにより得た画像データが種々転送される可能性があることを考慮し、画像データに対して、撮影者や転送者が記録される撮影者/転送者履歴テーブルを付加しておき、これに撮影者や転送者を更新していくようにする技術が開示されている。これにより、自分が取得した画像データが誰によって撮影され、どのような経路を辿って提供されたものかを把握することができるようにされる。
また、後に記す特許文献5には、被写体の画像を形成する画像データと、撮影者の画像を形成する画像データとの両方を得て、これらを関連付けて管理できるようにする技術が開示されている。この技術を用いることにより、被写体の画像をいちいち確認しなくても、撮影することにより得た目的とする被写体の画像データは、誰によって撮影されたものかを視覚を通じて認識することができるようにされる。
このように、撮影することにより得た画像データに対して、撮影者情報を付加することにより、画像データの利用範囲を広げたり、また、適切に管理できるようにしたりするなどのことができるようになってきている。
なお、上述した特許文献1〜5は、以下に示す通りである。
特開2006−086858号公報
特開2006−166409号公報
特開2006−211138号公報
特開2007−243625号公報
特開2007−110261号公報
ところで、上述した特許文献1〜5のそれぞれに記載された技術は、撮影することにより得た画像データを簡単に配布できるようにしたり、撮影者や配布履歴を正確に把握できるようにしたりするために、画像データと撮影者情報とを対応付けるようにしたものである。
しかしなから、各個人が撮影することにより得た画像データは、ごく限られた友人や知人との間でやり取りしたり、家庭内において利用したりするだけではない。いわゆる写真は、撮影者の思想を反映したものであり、著作物としての価値があり、インターネットなどの広域ネットワークを通じて不特定多数の人に公開するようにしたい場合もある。
このため、撮影することにより得た画像データに対して配布や管理のために半ばインデック情報として便宜的に撮影者情報を付加するのではなく、画像データを広く公開する場合に役立つように、しかも簡単に、撮影者情報を付加するようにしたいとする要求がある。
すなわち、撮影することにより得た画像データにより形成される画像を著作物としてインターネットなどの広域ネットワークを通じて公開することをも考慮して、当該画像データに対し撮影者に関する種々の情報を適切に付加できるようにすること、及び、画像データに対して付加するようにした撮影者に関する情報を撮影者自身をも含めて適切に利用できるようにすることが求められている。
以上のことに鑑み、この発明は、撮影することにより得た画像データに対して、簡単かつ適切に撮影者に関する情報(以下、撮影者情報と言う。)を付加し、これを適切に利用できるようにすることを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明の撮像装置は、
レンズを通じて結像面に結像するようにされた被写体の画像を、画像信号として取り込むようにする撮像手段と、
前記撮像手段を通じて取り込まれた画像信号から記録用の画像データを生成する信号処理手段と、
使用者からの撮影者情報の入力を受け付ける撮影者情報受付手段と、
前記撮影者情報受付手段を通じて受け付けた前記撮影者情報を記憶保持する撮影者情報記憶手段と、
前記信号処理手段により生成された記録用の前記画像データと前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とを含む記録用の画像ファイルを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された記録用の前記画像ファイルを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録された画像ファイルの画像データによる画像の再生指示を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段を通じて画像の前記再生指示を受け付けた場合に、指示された画像の画像データを前記記録媒体から読み出す画像読み出し手段と、
前記画像読み出し手段により読み出された画像データに応じた画像を再生するようにする画像再生手段と、
前記画像再生手段により再生するようにした画像の画像データと共に画像ファイルに記録されている撮影者情報の再生指示を受け付ける第2の受付手段と、
前記第2の受付手段を通じて撮影者情報の前記再生指示を受け付けた場合に、前記画像ファイルから撮影者情報を読み出す撮影者情報読み出し手段と、
前記撮影者情報読み出し手段により読み出された前記撮影者情報を再生するようにする撮影者情報再生手段と、
前記撮影者情報読み出し手段により読み出された前記撮影者情報と前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とが、同じ撮影者に対するものか否かに応じて、前記撮影者情報再生手段を制御する撮影者情報再生制御手段と
を備えるものである。
レンズを通じて結像面に結像するようにされた被写体の画像を、画像信号として取り込むようにする撮像手段と、
前記撮像手段を通じて取り込まれた画像信号から記録用の画像データを生成する信号処理手段と、
使用者からの撮影者情報の入力を受け付ける撮影者情報受付手段と、
前記撮影者情報受付手段を通じて受け付けた前記撮影者情報を記憶保持する撮影者情報記憶手段と、
前記信号処理手段により生成された記録用の前記画像データと前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とを含む記録用の画像ファイルを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された記録用の前記画像ファイルを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録された画像ファイルの画像データによる画像の再生指示を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段を通じて画像の前記再生指示を受け付けた場合に、指示された画像の画像データを前記記録媒体から読み出す画像読み出し手段と、
前記画像読み出し手段により読み出された画像データに応じた画像を再生するようにする画像再生手段と、
前記画像再生手段により再生するようにした画像の画像データと共に画像ファイルに記録されている撮影者情報の再生指示を受け付ける第2の受付手段と、
前記第2の受付手段を通じて撮影者情報の前記再生指示を受け付けた場合に、前記画像ファイルから撮影者情報を読み出す撮影者情報読み出し手段と、
前記撮影者情報読み出し手段により読み出された前記撮影者情報を再生するようにする撮影者情報再生手段と、
前記撮影者情報読み出し手段により読み出された前記撮影者情報と前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とが、同じ撮影者に対するものか否かに応じて、前記撮影者情報再生手段を制御する撮影者情報再生制御手段と
を備えるものである。
この請求項1に記載の発明の撮像装置によれば、撮影者情報受付手段を通じて受け付けた使用者からの撮影者情報は、撮影者情報記憶手段に記憶保持される。すなわち、撮影者情報が事前に撮影者情報記憶手段に記憶保持するようにされる。そして、被写体の撮影が行われると、撮像手段を通じて取り込まれた被写体の画像を形成する画像信号から、信号処理手段により記録用の画像データが生成され、生成手段により、記録用の画像データと撮影者記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とを含む記録用の画像ファイルが生成され、これが記録手段により記録媒体に記録される。
このようにして記録媒体に記録された画像ファイルの画像データについては、第1の受付手段を通じて再生指示を受け付けると、指示された画像データが画像読み出し手段によって読み出されて、これが画像再生手段によって再生することができるようにされる。
一方、再生するようにされた画像データと共に画像ファイルに含まれる撮影者情報については、第2の受付手段を通じて再生指示を受け付けると、当該撮影者情報が再生対象の画像データが読み出された画像ファイルから撮影者情報読み出し手段により読み出され、撮影者情報再生手段によって再生するようにされる。
そして、撮影者情報の再生に当たっては、画像ファイルから読み出された撮影者情報と、撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とが同じか否かに応じて、撮影者情報再生制御手段により、撮影者情報再生手段が制御される。
例えば、画像ファイルから読み出された撮影者情報と、撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とが同じである場合には、再生されている画像を撮影した撮影者と、当該撮像装置を利用している撮影者が同じであることを意味する。この場合、撮影者情報の詳細を表示する必要性は低いので、撮影者情報の一部あるいは全部を表示しないようにするなどのことができるようにされる。
これにより、撮影することにより得た画像データに対して、簡単かつ適切に撮影者情報を付加することができるようにされると共に、画像データに対して付加するようにした撮影者情報を適切に利用することができるようにされる。
撮影することにより得た画像データに対して、簡単かつ適切に撮影者情報を付加することができる。また、画像データに対して付加されている撮影者情報を、当該撮影者情報を受けるべき使用者に対して適切に提供することができる。
以下、図を参照しながら、この発明の一実施の形態について説明する。以下においては、この発明による撮像装置、再生方法の一実施の形態を説明すると共に、画像ファイルがアップロードされるサーバー装置において実行されるこの発明による情報開示プログラムの一実施の形態についても説明する。
以下に説明するいずれの発明も、撮像することにより得た被写体の画像を形成する画像データと、当該画像を撮影したときの撮影者情報とを共に画像ファイルに記録し、あるいは、画像データと撮影者情報とが共に記録された画像ファイルを利用する点で共通する技術的特徴を有するものである。
[撮像装置の構成例について]
図1は、この発明による撮像装置、再生方法の一実施の形態が適用された撮像装置について説明するためのブロック図である。図1に示すように、この実施の形態の撮像装置は、交換型レンズ100と、カメラ本体200とからなるものである。
図1は、この発明による撮像装置、再生方法の一実施の形態が適用された撮像装置について説明するためのブロック図である。図1に示すように、この実施の形態の撮像装置は、交換型レンズ100と、カメラ本体200とからなるものである。
交換型レンズ100は、例えば、ズームレンズ、単焦点レンズ、広角レンズなど、用途に応じた種々の交換型レンズが提供されており、カメラ本体200のユーザーは、目的に合わせて適宜の交換型レンズを選択し、カメラ本体200に装着して利用することができる。すなわち、この実施の形態のカメラ本体200は、種々の交換型レンズを装着することができるものである。なお、以下に説明する実施の形態において、交換型レンズ100は、特定の交換型レンズを示すものではなく、種々の交換型レンズを総称するものとして用いている。
そして、交換型レンズ100には、図1に示すように、レンズ筐体内部にレンズ情報メモリ101が内蔵されており、詳しくは後述するが当該メモリ101には、当該交換型レンズに関する種々の情報が記憶保持されており、これをカメラ本体200が取得することにより、カメラ本体200から交換型レンズ100を制御したりする場合に用いることなどができるようにされている。
カメラ本体200は、図1に示すように、撮像素子部201、信号処理部202、表示部203、記録再生部204、再生処理部205、キー操作部206、通信インターフェース(以下、通信I/Fという。)207、制御部210を備えた、いわゆるデジタルカメラの構成を有するものである。
制御部210は、カメラ本体200を制御することができるとともに、カメラ本体200に装着された交換型レンズ100を制御することができるものであり、図1に示すように、CPU(Central Processing Unit)211、ROM(Read Only Memory)212、RAM(Random Access Memory)213、EEPROM(Electrically Erasable and Programmable ROM)214が、CPUバス215を通じて接続されて構成されたマイクロコンピュータである。
ここで、CPU211は、後述するROM212に記憶保持されているプログラムを読み出して実行し、各部に供給するための制御信号を形成し、これを各部に供給したり、各部から供給されるデータを受け付けてこれを処理したりするなど、この実施の形態の撮像装置の制御の主体となるものである。
ROM212は、上述したように、CPU211によって実行される各種のプログラムや処理に必要になる各種のデータなどが予め記憶されたものである。RAM213は、種々の処理において、その途中結果を一時記憶するなど、主に作業領域として用いられるものである。また、EEPROM214は、いわゆる不揮発性メモリであり、カメラ本体200の電源が落とされても保持しておくべき情報、例えば、ユーザーが設定するようにした種々のパラメータや機能追加等のために新たに提供されたプログラムなどを記憶保持するものである。
撮像素子部201は、CCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal oxide Semiconductor)イメージセンサなどの撮像素子を備え、制御部210からの制御に応じて、交換型レンズ100を通じて取り込まれ、撮像素子の結像部に結像した画像を電気信号(画像信号)として取り込み、これを信号処理部202に供給するものである。
信号処理部202は、制御部210の制御に応じて、撮像素子部201からの画像信号をデジタル信号に変換し、ホワイトバランス処理やノイズリダクション処理、種々の補正処理を行うと共に、撮像素子部201が1枚の撮像素子からなるいわゆる単板の撮像素子部の場合には、モザイク処理(同時化処理)などを行って、三原色信号(RGB信号)を形成する。そして、信号処理部202は、最終的には、形成したRGB信号をYC変換(輝度色変換)して、Y信号(輝度信号)と、Cb、Cr信号(色信号)とからなるYC信号(YCデータ)を形成し、これを表示部203と記録再生部204とに供給する。
表示部203は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)と、LCDコントローラとからなるものであり、制御部210の制御に応じて、信号処理部202からのYCデータからLCDに供給して画像を表示するための表示用の画像信号を形成し、これをLCDに供給することにより、交換レンズ100を通じて取り込んだ被写体の画像をLCDの表示画面に表示する。
これにより、ユーザーは、表示部203のLCDの表示画面に表示される画像により、どのような画像が交換レンズ部100を通じてカメラ本体200に取り込まれるようにされているかを確認しながら撮影することができるようにしている。なお、上述したように、表示部203は、表示素子としてLCDを用いるものとして説明したが、有機EL(Electroluminescence)ディスプレイ、PDP(Plasma Display Panel)、CRT(Cathode-Ray Tube)等の種々の表示素子を用いるようにすることもできる。その場合に、表示素子のコントローラとしては、用いる表示素子に応じたものが用いられるようにされる。
記録再生部204は、記録媒体250が着脱可能にされていると共に、この装着された記録媒体204に対して画像データを書き込んだり、記録媒体250に記録されている画像データを読み出したりする機能を備えた記録媒体ドライブを備えたものである。ここで、記録媒体250は、例えば、半導体メモリを用いたいわゆるカードメモリや、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)などの光ディスク、MD(登録商標)と呼ばれる小型の光磁気ディスク、着脱可能な構成とされた小型のハードディスクなど種々のものが考えられるが、この実施の形態において、記録媒体250は、例えば、カードメモリが用いられるものとして説明する。
そして、記録再生部204は、後述するキー操作部206に設けられているシャッターキーが押下されたタイミングにおいて、制御部210の制御に応じて、撮像素子部201、信号処理部202を通じて取り込まれた被写体の画像データ(YCデータ)の供給を受けて、これをデータ圧縮するなどの処理を行って記録用の画像データに変換し、これを自機に装着されたカードメモリである記録媒体250に記録する。これにより、ユーザーは目的とする被写体の画像を、交換型レンズ100を通じてカメラ本体200に取り込んで、これをデジタルデータにして記録媒体250に記録することができるようにされる。
また、記録再生部204は、制御部210を通じて、記録媒体250に記録されている画像データを再生することに制御信号の供給を受けたときには、指示された画像の画像データを読み出し、これを伸張処理してデータ圧縮前の画像データに復元し、これを再生処理部205に供給する。
再生処理部205は、制御部210の制御に応じて、記録再生部204からの画像データについて、例えば、サイズ調整などの処理を施して、表示部203に供給する形式の画像データを形成し、これを表示部203に供給する。これによりユーザーは、記録媒体250に記録されている画像データに応じた画像を、カメラ本体200の表示部203のLCDの表示画面に表示して見ることができるようにされる。
また、キー操作部206には、上述したシャッターキーや、種々の調整キーや調整ダイアル、あるいは、種々の設定キーなどからなるものであり、ユーザーからの操作入力を受け付けて、これを電気信号に変換し、制御部210に供給することができるものである。これにより、制御部210は、ユーザーからの操作入力に応じて各部を制御し、ユーザーの指示に応じた処理を行うことができるようにしている。
また、通信I/F部207は、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格のデジタルインターフェース部である。この通信I/F部207を通じて、パーソナルコンピュータにカメラ本体200を接続し、記録再生部204に装着されている記録媒体250に記録されている画像データを、制御部210及び通信I/F部207を通じてパーソナルコンピュータに供給してバックアップするようにしたり、逆にパーソナルコンピュータからの画像データなどの種々のデータの供給を受けて、これを通信I/F部207、制御部210を通じて受け付けて、記録再生部204に装着されている記録媒体250に記録したりすることもできるようにされている。
そして、この実施の形態の撮像装置は、上述したように、カメラ本体200に装着された交換型レンズ100を通じて捉えられた被写体の画像を、撮像素子部201、信号処理部202を通じて取り込んで、表示部203のLCDの表示画面でその画像を確認しながら撮影を行い、撮影するようにした画像の画像データを記録再生部204に装着された記録媒体250に記録することができるものである。また、記録再生部204に装着された記録媒体250に記録されている画像データについては、制御部210、記録再生部204、再生処理部205、表示部203が協働して、再生処理し、再生画像を表示部203のLCDの表示画面に表示することができるものである。
さらに、この実施の形態の撮像装置の場合には、キー操作部206を通じて撮影者に関する種々の情報からなる撮影者情報の入力を受け付け、これをEEPROM214の撮影者情報格納領域に予め格納するようにしておく。そして、画像の撮影を行った場合に、被写体の画像を形成する画像データとEEPROM214に予め格納されている撮影者情報とを含む記録用の画像ファイルを形成し、これを記録媒体250に記録することができるようにしている。
すなわち、この実施の形態の撮像装置は、撮影することにより得た画像データに対して、当該撮影を行った撮影者についての撮影者情報を付加して、記録媒体に記録することができるようにしている。そして、記録媒体250に記録された画像データを再生する場合には、ユーザーからの指示に応じて、当該画像データに付加するようにされている撮影者情報をも表示することもできるようにしている。
図2は、この実施の形態の撮像装置の機能について説明するためのブロック図である。図2に示すように、カメラ本体200は、キー操作部206を備えている。このキー操作部206を通じて撮影者に関する種々の情報からなる撮影者情報を受け付けて、本体部のEEPROM214に格納することができるようにしている。ここで本体部は、カメラ本体200の内、キー操作部206を除いた部分を意味している。
カメラ本体200は、交換型レンズ100を通じて被写体の画像を取り込み、この取り込んだ被写体の画像を画像データPDtに変換する。そして、カメラ本体200は、当該画像データPDtに対して、EEPROM214に予め設定されている撮影者情報UDtを付加した(付随させた)画像ファイルPFを形成し、当該画像ファイルPFをカメラ本体200の記録再生部204に装着された記録媒体250に対して記録する。
また、カメラ本体200は、記録再生部204に装着されている記録媒体250に記録されている画像ファイルPFの画像データPDtや撮影者情報UDtを読み出し、画像データPDtに応じた画像を表示部203のLCDの表示画面に表示したり、撮影者情報UDtに応じた種々の情報を表示部203のLCDの表示画面に表示したりすることができるようにしている。
なお、この実施の形態の撮像装置の場合、例えば、家族により共用される場合や会社などにおいて複数人によって共用される場合があることも考慮し、EEPROM214に対して複数の撮影者情報を予め登録しておき、当該カメラ本体200の使用時において(例えば、電源投入時において)、撮影を行う撮影者の撮影者情報を特定可能なように、実際の撮影者を設定することができるようにしている。
また、この実施の形態の撮像装置の場合、カメラ本体200は、自機に装着される交換型レンズ100の筐体内に内蔵されているレンズ情報メモリからレンズ情報を読み出して取得し、これを撮影することにより得た画像データに対して、撮影者情報と同様にして付加し、レンズ情報をも付加した画像ファイルを形成して、これを記録媒体250に記録することもできるようにしている。
なお、図2においては、説明を簡単にするため、記録媒体250内に1つの画像ファイルPFしか示していない。しかし、記録媒体250は、通常、数百メガバイトから数ギガバイトの記憶容量を有するものであり、多数の画像ファイルを記録することができるようにされたものである。
[撮影者情報の具体例について]
次に、上述したように、カメラ本体200のEEPROM214に対して、キー操作部206を通じて予め登録するようにされる撮影者情報の具体例について説明する。図3は、EEPROM214に登録される撮影者情報の具体例を説明するための図である。図3において、1番目の撮影者情報、2番目の撮影者情報が示すように、EEPROM214の撮影者情報格納領域214Uには、複数の撮影者の撮影者情報を登録することができるようにされている。
次に、上述したように、カメラ本体200のEEPROM214に対して、キー操作部206を通じて予め登録するようにされる撮影者情報の具体例について説明する。図3は、EEPROM214に登録される撮影者情報の具体例を説明するための図である。図3において、1番目の撮影者情報、2番目の撮影者情報が示すように、EEPROM214の撮影者情報格納領域214Uには、複数の撮影者の撮影者情報を登録することができるようにされている。
そして、各撮影者情報は、図3に示すように、「識別ID」、「名前等」、「連絡先名称」、「電話番号」、「FAX番号」、「URL」、「電子メールアドレス」、「プロフィール情報」、「使用カメラ情報等」、「撮影者顔写真データ」からなっている。
「識別ID」の欄には、各撮影者情報を識別可能にする情報、例えば、登録順に応じたシーケンス番号や使用者によって入力された番号や文字などが入力される。この実施の形態の撮像装置において、「識別ID」の欄には、例えば、登録順に応じたシーケンス番号が入力される。
「名前等」の欄には、撮影者の名前、通称、ニックネーム、ペンネームなどが入力される。「連絡先名称」の欄には、連絡先の名称が入力される。具体的には、例えば、撮影者が何らかの団体に属しており、その団体が連絡先になる場合には、その団体名が入力される。
また、「電話番号」の欄には、連絡先の電話番号が、また、「FAX番号」の欄には、連絡先のFAX番号が入力される。また、「URL」の欄には、当該撮影者に関する情報を開示しているサーバー装置の所在を示すURLが入力される。このURLを用いることにより、目的とするサーバー装置にアクセスし、必要な情報を閲覧したり、ダウンロードしたりすることができるようにされる。
また、「電子メールアドレス」の欄には、当該撮影者の電子メールアドレスが入力される。また、「プロフィール情報」の欄には、当該撮影者の経歴情報が、例えば数百文字程度入力することができるようにされる。また、「使用カメラ情報等」の欄には、当該撮影者が使用しているカメラ本体や交換型レンズについての情報が入力される。
また、「撮影者顔写真データ」の欄には、後述もするが、撮影者情報の入力が可能なモードにあるときに、この実施の形態の撮像装置を用いて撮影するようにした撮影者の顔写真の画像データが入力される。なお、基本的に撮影者の顔写真が用いられることを前提としているが、顔写真だけなく、撮影することにより得た種々の画像データを用いることもできる。
このように、撮影者情報は、種々の情報からなるものであるが、必ずしも全情報を入力する必要は無い。この例の場合、「識別ID」は登録時に自動的に付与されるシーケンス番号であるので、少なくとも、「名前等」の欄に情報が入力されていれば、撮影者情報として成立する。
その他の連絡先名称、電話番号、FAX番号、URL、電子メールアドレス、プロフィール情報、使用カメラ情報等、撮影者顔写真データの各情報も、公開可能な範囲で入力すればよいようにされている。したがって、識別IDと、名前と、URLと、簡単なプロフィール情報とにより撮影者情報を構成するなどのように、撮影者が公開可能な範囲の情報により撮影者情報が構成される。なお、図3に示した撮影者情報は一例であり、この他の種々の情報を盛り込むようにすることも可能である。
そして、図3に示したように、複数の撮影者についての複数の撮影者情報を登録しておくようにすることができるので、実際に誰が撮影者であるのかを特定するために、EEPROM214の撮影者設定領域に、実際の撮影者の撮影者情報を特定可能な「識別ID」が設定するようにされる。これにより、当該撮像装置のカメラ本体200を、複数のユーザーで共用するようにした場合であっても、実際の撮影者は誰かを正確に把握し、その撮影者情報をも特定することができるようにしている。
そして、上述もしたように、被写体の画像が撮影するようにされると、撮影することにより得られる画像データに対して、図3に示したように予め登録される撮影者情報の内、実際に撮影を行った撮影者の撮影者情報を付加するようにした画像ファイルを形成し、これを記録媒体250に記録するようにしている。
[画像ファイルの具体例について]
次に、カメラ本体200の記録再生部204に装着される記録媒体250に記録される画像ファイルの具体例について説明する。図4は、記録媒体250に記録される画像ファイルの具体例を説明するための図である。この実施の形態のカメラ本体200は、静止画撮影モードと動画撮影モードとを備えており、静止画と動画とのいずれを撮影することができるようにされたものである。
次に、カメラ本体200の記録再生部204に装着される記録媒体250に記録される画像ファイルの具体例について説明する。図4は、記録媒体250に記録される画像ファイルの具体例を説明するための図である。この実施の形態のカメラ本体200は、静止画撮影モードと動画撮影モードとを備えており、静止画と動画とのいずれを撮影することができるようにされたものである。
そして、静止画撮影モードが用いられて被写体の画像の撮影が行われた場合には、図4において静止画ファイルSP1が示すように、ファイル名、ヘッダ情報、撮影者情報、静止画データからなる画像ファイルが形成されて、これが記録媒体250に記録される。ここで、ファイル名は、当該静止画ファイルSP1を識別するために、制御部210の制御により自動的に付与されるものである。ヘッダ情報は、図示しないが、カメラ本体200に内蔵された時計回路から取得する撮影年月日、撮影時刻などの情報や、制御部210が管理するようにしているフォーカスや焦点距離などの撮影条件に関する情報などからなるものである。
そして、撮影者情報が、上述もしたように、EEPROM214に予め登録されている撮影者情報であって、制御部210によって読み出された撮影者情報であり、これが撮影時において記録再生部204に供給されて、図4に示したように、静止画ファイルSP1に付加されたものである。
この撮影者情報には、図3を用いて説明したように、撮影者情報を特定可能な撮影者情報についての「識別ID」を有すると共に、以下、撮影者に関する情報として、「名前等」、「連絡先名称」、「電話番号」、「FAX番号」、「URL」、「電子メールアドレス」、「プロフィール情報」、「使用カメラ情報等」、「撮影者顔写真データ」等の情報が含まれる。
そして、撮影することにより得られた静止画データがメイン情報として、当該静止画ファイルSP1に格納するようにされる。静止画撮影モードが用いられた場合には、図4の静止画ファイルSP1に示した構成の静止画ファイルが形成されて、記録媒体250に順次に記録されることになる。
また、動画撮影モードが用いられて被写体の画像の撮影が行われた場合にも、基本的には、図4に示した静止画ファイルSP1と同様の構成を有する動画ファイルが形成されて記録される。すなわち、動画撮影モードが用いられて被写体の画像の撮影が行われた場合には、例えば、図4において動画ファイルMP1が示すように、ファイル名、ヘッダ情報、撮影者情報、動画データからなる画像ファイルが形成されて、これが記録媒体250に記録される。
ファイル名は、当該動画ファイルMP1を識別するために、制御部210の制御により自動的に付与されるものである。ヘッダ情報は、上述もしたように、カメラ本体200に内蔵された時計回路から取得する撮影年月日、撮影時刻などの情報や、制御部210が管理するようにしているフォーカスや焦点距離などの撮影条件に関する情報などからなるものである。
そして、撮影者情報が、上述もしたように、EEPROM214に予め登録されている撮影者情報であって、制御部210によって読み出された撮影者情報であり、これが撮影時において記録再生部204に供給されて、図4に示したように、動画ファイルMP1に付加されたものである。
この撮影者情報には、図3を用いて説明したように、撮影者情報を特定可能な撮影者情報についての「識別ID」を有すると共に、以下、撮影者に関する情報として、「名前等」、「連絡先名称」、「電話番号」、「FAX番号」、「URL」、「電子メールアドレス」、「プロフィール情報」、「使用カメラ情報等」、「撮影者顔写真データ」等の情報が含まれる。
そして、撮影することにより得られた動画データがメイン情報として、当該動画ファイルMP1に格納するようにされる。動画撮影モードが用いられた場合には、図4の動画ファイルMP1に示した構成の動画ファイルが、記録媒体250に順次に記録するようにされる。
[画像ファイルの再生態様について]
次に、上述したように、撮影者の撮影者情報が付加するようにされる画像ファイルの再生態様について、その具体例を示しながら説明する。以下においては、静止画像の画像ファイルを再生する場合を例にして説明する。図5〜図11は、画像ファイルの情報の再生態様の具体例を説明するための図である。
次に、上述したように、撮影者の撮影者情報が付加するようにされる画像ファイルの再生態様について、その具体例を示しながら説明する。以下においては、静止画像の画像ファイルを再生する場合を例にして説明する。図5〜図11は、画像ファイルの情報の再生態様の具体例を説明するための図である。
撮影が終了し、記録再生部204に装着されている記録媒体250に記録された画像ファイルの画像データを再生しようとする場合には、キー操作部206を操作して再生モードにする。再生モードにすると、制御部210は、記録再生部204、再生処理部205を制御して、記録媒体250に記録されている画像ファイルの画像データによるサムネイル画像を形成し、当該サムネイル画像の一覧表示を行い、目的とする選択入力を受け付けるようにする。
なお、記録媒体250に複数の画像ファイルが記録されており、1画面に全ての画像ファイルの画像データに応じたサムネイル画像を表示しきれない場合には、複数の画面に渡ってサムネイル画像を表示することもできるようにされる。すなわち、サムネイル画像のスクロール表示もできるようにされる。
そして、ユーザーは、カメラ本体のキー操作部206に設けられている左矢印キー、右矢印キー、上矢印キー、下矢印キーなどを用いて、目的とする画像のサムネイルにカーソルを位置付け、決定キーを押下操作すると、制御部210は、記録再生部204を制御し、選択された画像の画像ファイルから画像データを読み出し、これを圧縮解凍処理した後に、再生処理部205に供給する。
再生処理部205は、これに供給された画像データから表示部203に供給する画像データを形成し、これを表示部203に供給する。そして、表示部203は、再生処理部205からの画像データから自己のLCDに供給する表示用の画像信号を形成し、これをLCDに供給する。これにより、表示部203のLCDの表示画面203Gには、図5に示すように、ユーザーによって指示された撮影画像が表示される。なお、図5に示した例の表示された撮影画像は山の画像である。
そして、図5のように目的とする画像が、表示部203のLCDの表示画面203Gに表示された状態にあるときに、キー操作部206に設けられたメニューキーを押下操作すると、制御部210は、図6に示すように、現時点において実行可能な機能を選択可能な項目とする通常のメニューMNを形成し、これを再生処理部205を通じて表示部203に供給する。
これにより、表示部203のLCDの表示画面203Gには、図6に示すように、ユーザーによって指示された撮影画像に、メニューMNが重ねて表示するようにされ、メニューMNの項目の選択ができるようにされる。なお、図6において、表示画面203Gの右上端部に表示されている「戻る」アイコンBKを選択することにより、メニューMNを消去し、図5に示した撮影画像の表示のみの状態に戻ることができるようにされる。
図6に示した状態にあるときに、キー操作部206に設けられている下矢印キーを操作し、「撮影者情報」の項目にカーソルを位置付けて決定キーを押下操作すると、制御部210は、図7に示すように、「撮影者情報」のうちの表示可能な情報を選択可能な項目とする撮影者情報メニューUMNを形成し、これを再生処理部205を通じて表示部203に供給する。
これにより、表示部203のLCDの表示画面203Gには、図7に示すように、メニューMNに代えて、ユーザーによって指示された撮影画像に、撮影者情報メニューUMNが重ねて表示するようにされ、撮影者情報メニューUMNの項目の選択ができるようにされる。なお、図7において、表示画面203Gの右上端部に表示されている「戻る」アイコンBKを選択することにより、撮影者情報メニューUMNに代えて、メニューMNを表示するようにして、図6に示したメニューMNが表示された状態に戻ることができるようにされる。
そして、図7の状態にあるときに、キー操作部206に設けられている下矢印キーを操作し、「一覧表示」の項目にカーソルを位置付け決定キーを押下操作すると、制御部210は、記録再生部204を制御し、現在表示している画像の画像データが格納されている画像ファイルから、これに付加されている撮影者情報を読み出し、これを再生処理部205を通じて表示部203に供給する。ここで、撮影者情報の「一覧表示」は、1人の撮影者についての撮影者情報の全部項目を1画面に表示するものである。
これにより、表示部203のLCDの表示画面203Gには、図8に示すように、撮影画像の表示に代えて、当該撮影画像を撮影した撮影者情報の一覧表示が表示される。図8に示した例の場合には、撮影者情報の全項目の情報、すなわち、撮影者情報の撮影者顔写真データに応じた顔写真表示UPh、名前(氏名)等、連絡先名称、電話番号(TEL)、FAX番号(FAX)、電子メールアドレス(Eメール)、URL、プロフィール情報、使用カメラ情報のそれぞれが表示するようにされている。
なお、図8に示す撮影者情報の一覧表示の場合、プロフィール情報や使用カメラ情報の情報量が多く、表示画面203Gの所定の表示領域に表示しきれない場合には、スクロール表示や改ページより、その全部を表示することができるようにされる。また、この図8に示した撮影者情報の一覧表示の場合にも、表示画面203Gの右上端部に表示されている「戻る」アイコンBKを選択することにより、撮影画像に撮影者情報メニューUMNを表示するようにした、図7に示した状態に戻ることができるようにされる。
また、図7の状態にあるときに、キー操作部206に設けられている下矢印キーを操作し、「プロフィール」の項目にカーソルを位置付け決定キーを押下操作すると、制御部210は、記録再生部204を制御し、現在表示している画像の画像データが格納されている画像ファイルから、これに付加されている撮影者情報の内の「名前等」と、「プロフィール情報」とを読み出し、これを再生処理部205を通じて表示部203に供給する。
これにより、表示部203のLCDの表示画面203Gには、図9に示すように、撮影画像の表示に代えて、当該撮影画像を撮影した撮影者の撮影者情報の内、名前(氏名)等とプロフィール情報とが表示するようにされる。この場合、主にプロフィール情報が表示されるので、プロフィール情報の全部を1画面中に表示して、これを使用者が見ることができるようにされる。
なお、この図9に示したプロフィール情報の表示の場合にも、表示画面203Gの右上端部に表示されている「戻る」アイコンBKを選択することにより、撮影画像に撮影者情報メニューUMNを表示するようにした、図7に示した状態に戻ることができるようにされる。
また、図7の状態にあるときに、キー操作部206に設けられている下矢印キーを操作し、「アクセス先」の項目にカーソルを位置付け決定キーを押下操作すると、制御部210は、記録再生部204を制御し、現在表示している画像の画像データが格納されている画像ファイルから、これに付加されている撮影者情報の内の「名前等」と、「連絡先名称」と、「電話番号」と、「FAX番号」と、「URL」と、「電子メールアドレス」とを読み出し、これを再生処理部205を通じて表示部203に供給する。
これにより、表示部203のLCDの表示画面203Gには、図10に示すように、撮影画像の表示に代えて、当該撮影画像を撮影した撮影者の撮影者情報の内、名前(氏名)等と、連絡先名称と、電話番号と、FAX番号と、URLと、電子メールアドレスとが表示するようにされる。この場合、主に撮影者の連絡先が表示されるので、撮影者の連絡先を確実に知ることができるようにされる。
なお、この図10に示したプロフィール情報の表示の場合にも、表示画面203Gの右上端部に表示されている「戻る」アイコンBKを選択することにより、撮影画像に撮影者情報メニューUMNを表示するようにした、図7に示した状態に戻ることができるようにされる。
また、図7の状態にあるときに、キー操作部206に設けられている下矢印キーを操作し、「その他」の項目にカーソルを位置付け決定キーを押下操作すると、制御部210は、記録再生部204を制御し、現在表示している画像の画像データが格納されている画像ファイルから、これに付加されている撮影者情報の内の「名前等」と、「使用カメラ情報等」とを読み出し、これを再生処理部205を通じて表示部203に供給する。
これにより、表示部203のLCDの表示画面203Gには、図11に示すように、撮影画像の表示に代えて、当該撮影画像を撮影した撮影者の撮影者情報の内、名前(氏名)等と、使用カメラ情報等とが表示するようにされる。この場合、主に使用カメラ情報やその他の情報が表示されるので、撮影者が使用しているカメラについての情報やその他の情報を確実に知ることができるようにされる。
なお、この図11に示したプロフィール情報の表示の場合にも、表示画面203Gの右上端部に表示されている「戻る」アイコンBKを選択することにより、撮影画像に撮影者情報メニューUMNを表示するようにした、図7に示した状態に戻ることができるようにされる。
このように、この実施の形態の撮像装置の場合には、表示するようにした画像を形成する画像データに対して付加するようにされている撮影者情報の全部を一覧表示するようにしたり、撮影者情報の中から特に必要な情報だけを視認性良く表示させたりすることができるようにしている。
[撮影者情報のメンテナンス処理について]
次に、図3を用いて説明した撮影者情報のメンテナンス処理、すなわち、撮影者情報の追加、変更、削除処理について説明する。撮影者情報のメンテナンス処理は、例えば、キー操作部206のメニューキーを押下操作することにより表示されるメニューの中から、撮影者情報のメンテナンス処理を実行するための項目を選択することにより実行することができる。
次に、図3を用いて説明した撮影者情報のメンテナンス処理、すなわち、撮影者情報の追加、変更、削除処理について説明する。撮影者情報のメンテナンス処理は、例えば、キー操作部206のメニューキーを押下操作することにより表示されるメニューの中から、撮影者情報のメンテナンス処理を実行するための項目を選択することにより実行することができる。
そして、撮影者情報のメンテナンス処理が実行されると、カメラ本体200の表示部203の表示画面に、撮影者情報メンテナンス画面が表示され、基本的に、当該画面に対してキー操作部206を通じて情報を入力することにより、撮影者情報の追加や変更を行うことができるようにしている。
なお、後述もするが、撮影者の顔写真データは、交換型レンズ100とカメラ本体200とからなるこの実施の形態の撮像装置において、撮影者を撮影することにより得ることができるようにされる。また、削除の場合には、撮影者情報メンテナンス画面に表示された情報を確認し、当該撮影者情報が不必要なものである場合には、キー操作部206を通じて削除指示を入力することにより、当該撮影者情報をEEPROM214から削除することができるようにされる。
図12は、撮影者情報メンテナンス画面の一例を説明するための図である。図12に示すように、この例の撮影者情報メンテナンス画面は、名前等の入力・表示領域U01、連絡先名称の入力・表示領域U02、電話番号の入力・表示領域U03、ファクシミリ番号の入力領域U04、電子メールアドレスの入力・表示領域U05、URLの入力・表示領域U06、プロフィール情報の入力・表示領域U07、使用カメラ情報等の入力表示領域U08、撮影者の顔写真の表示領域U09からなるものである。
また、図12に示したように、撮影者情報メンテナンス画面の右上端部には、撮影者情報に対してどのような処理を行うようにしているのかを示すガイド情報Gd1が表示される。図12の場合には、ガイド情報Gd1として、「追加」の文字が表示され、当該撮影者情報メンテナンス画面を通じて、撮影者情報の追加処理が行われていることを示している。
そして、ガイド情報Gd1が、「変更」である場合には、当該撮影者情報メンテナンス画面に表示されている撮影者情報の目的とする情報を変更することができるようにされる、また、ガイド情報Gd1が、「削除」である場合には、当該撮影者情報メンテナンス画面に表示されている撮影者情報の全部をEEPROM214から削除することができるようにされる。
[撮像装置において行われる主な処理の詳細について]
次に、この実施の形態の撮像装置において行われる主な処理について、対応するフローチャートを参照しながら説明する。以下において、(1)撮影者情報メンテナンス処理、(2)実際に撮影を行う撮影者の設定処理、(3)撮影処理、(4)撮影画像再生処理の各処理について具体的に説明する。
次に、この実施の形態の撮像装置において行われる主な処理について、対応するフローチャートを参照しながら説明する。以下において、(1)撮影者情報メンテナンス処理、(2)実際に撮影を行う撮影者の設定処理、(3)撮影処理、(4)撮影画像再生処理の各処理について具体的に説明する。
[(1)撮影者情報メンテナンス処理]
まず、上述もしたように、予めカメラ本体200のEEPROM214に登録することができるようにされる撮影者情報のメンテナンス処理について説明する。図13は、この実施の形態のカメラ本体200の制御部210によって実行される撮影者情報のメンテナンス処理について説明するためのフローチャートである。
まず、上述もしたように、予めカメラ本体200のEEPROM214に登録することができるようにされる撮影者情報のメンテナンス処理について説明する。図13は、この実施の形態のカメラ本体200の制御部210によって実行される撮影者情報のメンテナンス処理について説明するためのフローチャートである。
図13に示す処理は、上述もしたように、例えば、キー操作部206のメニューキーを押下操作することにより表示されるメニューの中から、撮影者情報のメンテナンス処理を実行するための項目を選択することにより、主にカメラ本体200の制御部210において実行される処理である。
図13に示す処理が実行するようにされると、カメラ本体200の制御部210は、再生処理部205と表示部203とを制御し、撮影者情報の追加処理を行うのか、変更処理を行うのか、削除処理を行うのか、あるいは、撮影者情報メンテナンス処理を終了させるのかの選択画面を表示し、その選択入力を、キー操作部206を通じて受け付けるようにする(ステップS101)。
そして、制御部210は、ステップS101において受け付けた選択入力は、撮影者情報メンテナンス処理の終了を指示するものであるか否かを判断する(ステップS102)。ステップS102の判断処理において、受け付けた選択入力は、撮影者情報メンテナンス処理の終了を選択するものであると判断したときには、この図13に示す処理を終了する。
ステップS102の判断処理において、受け付けた選択入力は、撮影者情報メンテナンス処理の終了を選択するものではないと判断したときには、制御部210は、受け付けた選択入力は、撮影者情報の追加処理を選択するものか否かを判断する(ステップS103)。ステップS103の判断処理において、受け付けた選択入力は、撮影者情報の追加処理を選択するものであると判断したときには、撮影者情報の追加処理を実行し(ステップS104)、この図13に示す処理を終了する。
また、ステップS103の判断処理において、受け付けた選択入力は、撮影者情報の追加処理を選択するものではないと判断したときには、受け付けた選択入力は、撮影者情報の変更処理を選択するものであるか否かを判断する(ステップS105)。ステップS105の判断処理において、受け付けた選択入力は、撮影者情報の変更処理を選択するものであると判断したときには、撮影者情報の変更処理を実行し(ステップS106)、この図13に示す処理を終了する。
また、ステップS105の判断処理において、受け付けた選択入力は、撮影者情報の変更処理を選択するものではないと判断したときには、受け付けた選択入力は、撮影者情報の削除処理を選択するものであるか否かを判断する(ステップS107)。ステップS107の判断処理において、受け付けた選択入力は、撮影者情報の削除処理を選択するものであると判断したときには、撮影者情報の削除処理を実行し(ステップS108)、この図13に示す処理を終了する。
また、ステップS107の判断処理において、受け付けた選択入力は、撮影者情報の削除処理を選択するものではないと判断したときには、撮影者情報メンテナンス処理の終了を選択するものでも、撮影者情報の追加、変更、削除のいずれを選択するものでもないので、ステップS101からの処理を繰り返し、使用者による選択入力を受け付けるようにする。
このように、この実施の形態の撮像装置においては、撮影者情報のメンテナンス処理を実行するようにすると、まず、撮影者情報の追加なのか、変更なのか、削除なのかの使用者からの選択入力を受け付けて、その選択入力に応じた処理を行うことができるようにされる。
[撮影者情報の追加処理について]
次に、撮影者情報の追加処理について説明する。図14は、図13に示した撮影者情報メンテナンス処理のステップS104において実行される撮影者情報の追加処理を説明するためのフローチャートである。
次に、撮影者情報の追加処理について説明する。図14は、図13に示した撮影者情報メンテナンス処理のステップS104において実行される撮影者情報の追加処理を説明するためのフローチャートである。
図13に示した処理のステップS104において追加処理が実行された場合には、制御部210は、再生処理部205と表示部203とを制御し、図12に示した撮影者情報メンテナンス画面を形成し、これを表部203の表示画面203Gに表示する(ステップS201)。そして、制御部210は、名前等の入力・表示欄U01に対して、キー操作部206を通じて名前等の入力を受け付けるようにする(ステップS202)。
そして、制御部210は、撮影者情報の追加処理の終了指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS203)。ステップS203の判断処理において、撮影者情報の追加処理の終了指示を受け付けたと判断したときには、この図14に示す処理を終了し、図13に示した撮影者情報メンテナンス処理に戻り、当該メンテナンス処理自体を終了させるようにする。
ステップS203の判断処理において、撮影者情報の追加処理の終了指示を受け付けていないと判断したときには、制御部210は、連絡先名称の入力・表示欄U02に対して、キー操作部206を通じて連絡先名称の入力を受け付けるようにする(ステップS204)。そして、制御部210は、キー操作部206を通じて、前の入力項目に戻ることを指示する操作入力、例えば、バックキーが押下操作されたか否かを判断する(ステップS205)。
ステップS205の判断処理において、バックキーが押下操作されたと判断したときには、ステップS202からの処理に戻って、再度、名前等の入力からの処理を行うことができるようにされる。ステップS205の判断処理において、バックキーは押下操作されていないと判断したときには、制御部210は、電話番号の入力・表示欄U03に対して、キー操作部206を通じて電話番号の入力を受け付けるようにする(ステップS206)。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じて、バックキーが押下操作されたか否かを判断する(ステップS207)。ステップS207の判断処理において、バックキーが押下操作されたと判断したときには、ステップS204からの処理に戻って、再度、連絡先名称の入力からの処理を行うことができるようにされる。ステップS207の判断処理において、バックキーは押下操作されていないと判断したときには、制御部210は、ファクシミリ番号の入力・表示欄U04に対して、キー操作部206を通じファクシミリ番号の入力を受け付けるようにする(ステップS208)。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じて、バックキーが押下操作されたか否かを判断する(ステップS209)。ステップS209の判断処理において、バックキーが押下操作されたと判断したときには、ステップS206からの処理に戻って、再度、電話番号の入力からの処理を行うことができるようにされる。ステップS209の判断処理において、バックキーは押下操作されていないと判断したときには、制御部210は、電子メールアドレスの入力・表示欄U05に対して、キー操作部206を通じ電子メールアドレスの入力を受け付けるようにする(ステップS210)。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じて、バックキーが押下操作されたか否かを判断する(ステップS211)。ステップS211の判断処理において、バックキーが押下操作されたと判断したときには、ステップS208からの処理に戻って、再度、ファクシミリ番号の入力からの処理を行うことができるようにされる。ステップS211の判断処理において、バックキーは押下操作されていないと判断したときには、制御部210は、URLの入力・表示欄U06に対して、キー操作部206を通じURLの入力を受け付けるようにする(ステップS212)。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じて、バックキーが押下操作されたか否かを判断する(ステップS213)。ステップS213の判断処理において、バックキーが押下操作されたと判断したときには、ステップS210からの処理に戻って、再度、電子メールアドレスの入力からの処理を行うことができるようにされる。ステップS213の判断処理において、バックキーは押下操作されていないと判断したときには、制御部210は、プロフィール情報の入力・表示欄U07に対して、キー操作部206を通じプロフィール情報の入力を受け付けるようにする(ステップS214)。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じて、バックキーが押下操作されたか否かを判断する(ステップS215)。ステップS215の判断処理において、バックキーが押下操作されたと判断したときには、ステップS212からの処理に戻って、再度、URLの入力からの処理を行うことができるようにされる。ステップS215の判断処理において、バックキーは押下操作されていないと判断したときには、制御部210は、使用カメラ情報等の入力・表示欄U08に対して、キー操作部206を通じ使用カメラ情報等の入力を受け付けるようにする(ステップS216)。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じて、バックキーが押下操作されたか否かを判断する(ステップS217)。ステップS217の判断処理において、バックキーが押下操作されたと判断したときには、ステップS214からの処理に戻って、再度、プロフィール情報の入力からの処理を行うことができるようにされる。ステップS217の判断処理において、バックキーは押下操作されていないと判断したときには、制御部210は、交換型レンズ100と、カメラ本体200の各部を制御し、撮影者の顔写真の撮影を行うことができるようにされる(ステップS218)。
ステップS218の処理においては、例えば、交換型レンズ100として望遠レンズが装着されている場合などにおいては、近距離の撮影に適した交換型レンズに交換することを促すメッセージを表示するなどして、撮影者の顔写真を適切に撮影することができるようにされる。また、ステップS218においては、表示部203の表示画面に表示されている図12に示した撮影者情報メンテナンス画面は一時消去され、被写体の画像が表示するようにされ、撮影者の顔写真の撮影を通常の撮影時と同様にして撮影することができるようにされる。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じて、バックキーが押下操作されたか否かを判断する(ステップS219)。ステップS219の判断処理において、バックキーが押下操作されたと判断したときには、ステップS216からの処理に戻って、再度、使用カメラ情報等の入力からの処理を行うことができるようにされる。ステップS219の判断処理において、バックキーは押下操作されていないと判断したときには、制御部210は、キー操作部206を通じて、終了を指示する操作が行われたか否かを判断する(ステップS220)。
ステップS220において終了を指示する操作が行われたと判断したときには、今までに入力された撮影者情報を登録することなく、この図14に示す処理を終了する。ステップS220において終了を指示する操作は行われていないと判断したときには、これまでに入力された撮影者情報の登録を指示する入力(登録OK確認)がなされたか否かを判断する(ステップS221)。
ステップS221の判断処理において、登録OK確認がなされていないと判断したときには、ステップS218からの処理を繰り返し、撮影者の顔写真の撮影からの処理を行うことができるようにされる。また、ステップS221の判断処理において、登録OK確認がなされたと判断したときには、制御部210は、これまでに受け付けた撮影者情報を1まとまりの撮影者情報とし、撮影者IDを付加して、図3に示した態様で当該撮影者情報をEEPROM214に登録し(ステップS222)、この図14に示す撮影者情報追加処理を終了して、図13を用いて説明した撮影者情報メンテナンス処理に戻る。
このように、撮影者情報追加処理の場合には、図12を用いて説明した撮影者情報メンテナンス画面を構成する各撮影者情報に対して情報を入力していくことにより、撮影者情報を入力することができる。また、図14を用いて説明したように、この例の場合には、バックキーが押下操作された場合には、現在の入力項目の1つ前に戻って、情報の再入力を行うことができるようにされる。また、いずれの撮影者情報も必須の入力項目ではなく、必要な情報だけを入力して用いるようにすることもできる。
[撮影者情報の変更処理について]
次に、撮影者情報の変更処理について説明する。図15は、図13に示した撮影者情報メンテナンス処理のステップS106において実行される撮影者情報の変更処理を説明するためのフローチャートである。
次に、撮影者情報の変更処理について説明する。図15は、図13に示した撮影者情報メンテナンス処理のステップS106において実行される撮影者情報の変更処理を説明するためのフローチャートである。
図13に示した処理のステップS106において変更処理が実行された場合には、制御部210は、まず、EEPROM214に登録されている1つ以上の撮影者情報の一覧リストを形成し、これを再生処理部205及び表示部203を制御して、表示部203の表示画面203Gに表示する(ステップS301)。なお、ステップS301において表示される一覧リストは、変更対象の撮影者情報を選択するためのものであり、例えば、登録されている各撮影者情報の識別IDと名前とからなるものである。
そして、制御部210は、ステップS301において表示した撮影者情報の一覧リストの中から情報を変更する撮影者情報の選択入力を受け付ける(ステップS302)。そして、制御部210は、ステップS302において選択された撮影者情報の全部をEEPROM214から読み出し、この読み出した撮影者情報を表示情報とする図12に示した撮影者情報メンテナンス画面を表示する(ステップS303)。この場合、画面の右上に表示されるガイダンス情報Gd1は、「(変更)」と言うように、現在行うようにされている撮影者情報のメンテナンス処理は、変更処理であることが示される。
そして、図14に示したステップS202〜ステップS222までの処理と同様の処理を行うようにする(ステップS304)。これにより、既にEEPROM214に登録されている撮影者情報の目的とする情報を変更することができるようにされる。例えば、電話番号を別の電話番号に変更したり、電話番号を消去したりするなど、撮影者情報を構成する情報の変更を行うことができるようにされる。
[撮影者情報の削除処理について]
次に、撮影者情報の削除処理について説明する。図16は、図13に示した撮影者情報メンテナンス処理のステップS108において実行される撮影者情報の削除処理を説明するためのフローチャートである。
次に、撮影者情報の削除処理について説明する。図16は、図13に示した撮影者情報メンテナンス処理のステップS108において実行される撮影者情報の削除処理を説明するためのフローチャートである。
図13に示した処理のステップS108において削除処理が実行された場合には、制御部210は、まず、EEPROM214に登録されている1つ以上の撮影者情報の一覧リストを形成し、これを再生処理部205及び表示部203を制御して、表示部203の表示画面203Gに表示する(ステップS401)。なお、ステップS401において表示される一覧リストは、削除対象の撮影者情報を選択するためのものであり、例えば、識別IDと名前とからなるものである。
そして、制御部210は、ステップS401において表示した撮影者情報の一覧リストの中から削除する撮影者情報の選択入力を受け付ける(ステップS402)。そして、制御部210は、ステップS402において選択された撮影者情報の全部をEEPROM214から読み出し、この読み出した撮影者情報を表示情報とする図12に示した撮影者情報メンテナンス画面を表示する(ステップS403)。この場合、画面の右上に表示されるガイダンス情報Gd1は、「(削除)」と言うように、現在行うようにされている撮影者情報のメンテナンス処理は、削除処理であることが示される。
この後、制御部210は、キー操作部206を通じて、削除確認入力を受け付けるようにする(ステップS404)。そして、制御部210は、キー操作部206を通じて、前の処理に戻ることを指示する操作入力、例えば、バックキーが押下操作されたか否かを判断する(ステップS405)。ステップS405の判断処理において、バックキーが押下操作されたと判断したときには、ステップS401からの処理を繰り返すことができるようにされる。
ステップS405の判断処理において、バックキーは押下操作されていないと判断したときには、制御部210は、キー操作部206を通じて、終了を指示する操作が行われたか否かを判断する(ステップS406)。ステップS406において終了を指示する操作が行われたと判断したときには、図16に示す削除処理を終了し、図13に示した撮影者情報メンテナンス処理に戻るようにされる。
また、ステップS406において、終了を指示する操作は行われていないと判断したときには、現在表示されている撮影者情報の削除を指示する入力(削除OK確認)がなされたか否かを判断する(ステップS407)。ステップS407の判断処理において、削除OK確認がなされていないと判断したときには、ステップS404からの処理を繰り返し、再度、削除確認入力を行うことができるようにされる。
また、ステップS407の判断処理において、削除OK確認がなされたと判断したときには、制御部210は、現在、表示部203の表示画面203Gに表示するようにしている撮影者情報をEEPROM214から削除する処理を実行する(ステップS408)。この後、この図16に示す処理を終了し、図13に示した撮影者情報メンテナンス処理に戻る。
これにより、EEPROM214に既に登録した撮影者情報であっても、不要になった撮影者情報については、EEPROM214から削除することができるようにされる。
[(2)実際に撮影を行う撮影者の設定処理]
図3を用いて説明したように、EEPROM214の撮影者情報格納領域214Uには、複数の撮影者情報を予め登録しておくことができるようにされる。このため、実際に、当該撮像装置を用いて撮影を行っている撮影者が誰であるかを設定しておかないと、撮影することにより得た画像データに対して、適切に撮影者の撮影者情報を付加することができなくなってしまう。
図3を用いて説明したように、EEPROM214の撮影者情報格納領域214Uには、複数の撮影者情報を予め登録しておくことができるようにされる。このため、実際に、当該撮像装置を用いて撮影を行っている撮影者が誰であるかを設定しておかないと、撮影することにより得た画像データに対して、適切に撮影者の撮影者情報を付加することができなくなってしまう。
そこで、この実施の形態の撮像装置においては、当該撮像装置に電源が投入された場合に、実際に撮影を行う撮影者の設定や変更を行うことができるようにしている。図17は、この実施の形態の撮像装置のカメラ本体の制御部210によって実行される撮影者情報選択設定処理を説明するためのフローチャートである。
この実施の形態の撮像装置のカメラ本体200に電源が投入されると、制御部210は、図17に示す処理を実行する。まず、制御部210は、EEPROM214の撮影者情報格納領域214Uに既に格納されている撮影者情報は1つか否かを判断する(ステップS501)。
ステップS501の判断処理において、登録されている撮影者情報が1つであると判断された場合には、実際の撮影者の撮影者情報を選択する必要は無いので、当該撮影者情報は、例えば、EEPROMの予めきめられている設定領域に、実際の撮影者の撮影者情報が既に設定済みか否かを判断する(ステップS512)。
ステップS512の判断処理において、既に撮影者情報が設定されていると判断したときには、撮影者情報を選択して設定する必要も無いので、何もせずに、この図17に示す処理を終了する。ステップS512の判断処理において、まだ、撮影者情報は設定済みでないと判断したときには、撮影者を示す情報の設定を行う(ステップS513)。このステップS513においては、登録されている一連の撮影者情報の内、例えば、識別IDと名前だけを、実際の撮影者を示す情報として、EEPROM214の予め決められている設定領域(実撮影者設定領域)に設定される。
これにより、EEPROM214の予め決められている実撮影者設定領域の設定情報を参照することにより、現在の撮影者は誰であるかを把握することができる。また、後に、他の撮影者情報が追加登録された場合であっても、EEPROM214に登録されている撮影者情報から実際の撮影者の撮影者情報を特定して読み出すことができるようにされる。
そして、ステップS501の判断処理において、EEPROM214に既に登録されている撮影者情報は、1つではないと判断したときには、制御部210は、EEPROM214の予め決められている実撮影者設定領域に設定されている設定情報(撮影者情報(識別IDと名前))を参照し、これを再生制御部205を通じて表示部203の表示画面203Gに表示する(ステップS502)。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じてユーザーからの実際の撮影者の設定についての指示入力を受け付ける(ステップS503)。そして、制御部210は、ユーザーから受け付けた指示入力は、実際の撮影者を示す情報として設定されている設定情報を変更する指示入力か否かを判断する(ステップS504)。
ステップS504の判断処理において、受け付けた指示入力は、実際の撮影者を示す情報として設定されている設定情報を変更する指示入力ではないと判断したときには、設定情報をそのまま生かすようにして、この図17に示す処理を終了する。
また、ステップS504の判断処理において、受け付けた指示入力は、設定情報を変更する指示入力であると判断したときには、制御部210は、EEPROM214に登録されている撮影者情報の一覧リストを作成し、これを再生処理部205を通じて表示部203に供給して、表示部203の表示画面203Gに表示する(ステップS505)。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じて実際の撮影者の撮影者情報の選択入力を受け付け(ステップS506)、受け付けた選択入力により選択された撮影者情報の識別IDと名前とを、再生処理部205を通じて表示部203に供給して、表示部203の表示画面203Gに表示する(ステップS507)。
この後、制御部210は、キー操作部206を通じてユーザーからの確認入力を受け付けるようにする(ステップS508)。そして、制御部210は、前の処理に戻ることを指示するバックキーの押下操作が行われたか否かを判断する(ステップS509)。ステップS509の判断処理において、バックキーが押下操作されたと判断したときには、ステップS505からの処理に戻り、再度、撮影者情報の一覧リストから目的とする撮影者情報を選択する処理から繰り返すことができるようにされる。
また、ステップS509の判断処理において、バックキーは押下操作されていないと判断したときには、制御部210は、キー操作部206を通じて、選択された撮影者情報を、実際に撮影を行う撮影者として設定を指示する入力(設定OK確認)がなされたか否かを判断する(ステップS510)。
ステップS510の判断処理において、設定OK確認は受け付けていないと判断したときには、制御部210はステップS508からの処理に戻り、キー操作部206を通じて確認入力を再度受け付けることができるようにされる。また、ステップS510の判断処理において、設定OK確認を受け付けたと判断したときには、選択された撮影者情報の識別IDと名前とを、EEPROM214の予め決められた実撮影者設定領域に新たな設定情報として設定する(ステップS511)。
すなわち、ステップS511の処理は、既に設定されている情報に変えて、ステップS506において受け付けた選択入力により選択された撮影者情報を、新たに設定するものである。この後、この図17に示す処理を終了する。
これにより、EEPROM214の所定の実撮影者設定領域には、実際の撮影者の撮影者情報の識別IDと名前とを設定するようにされ、実際の撮影者を正確に把握し、その撮影者の撮影者情報を確実に特定することができるようにされる。
すなわち、EEPROM214の撮影者情報格納領域214Uには、この実施の形態のカメラ本体200を使用する可能性のある複数のユーザー(撮影者)の撮影者情報を予め登録しておくことができるようにされる。そして、この実施の形態のカメラ本体200を実際に使用する撮影者は誰であるかは、図17に示した処理により、撮影処理に先立ってEEPROM214の所定の実撮影者設定領域に設定することができるようにされる。
したがって、EEPROM214に複数の撮影者情報が予め登録されている場合であっても、実際の撮影者は誰であるかを正確に把握することができると共に、実際の撮影者の撮影者情報はどれかをも正確に特定することができるようにしている。
[(3)撮影処理]
次に、この実施の形態の撮像装置において行われる撮影処理について説明する。図18は、この実施の形態のカメラ本体200の制御部210において実行される撮影処理を説明するためのフローチャートである。この図18のフローチャートに示す処理は、この実施の形態のカメラ本体200の電源が投入され、図17を用いて説明したように、実際の撮影者の設定が完了して撮影可能な状態になった場合に、制御部210において実行される。
次に、この実施の形態の撮像装置において行われる撮影処理について説明する。図18は、この実施の形態のカメラ本体200の制御部210において実行される撮影処理を説明するためのフローチャートである。この図18のフローチャートに示す処理は、この実施の形態のカメラ本体200の電源が投入され、図17を用いて説明したように、実際の撮影者の設定が完了して撮影可能な状態になった場合に、制御部210において実行される。
撮影が可能な状態になると、制御部210は、ユーザーによるシャッターキーの押下操作待ちとなり(ステップS601)、シャッターキーが押下操作されたことを検出すると、制御部210は、各部を制御し、交換型レンズ100、撮像素子部201を通じて取り込んだ被写体の画像の画像信号から信号処理部202の機能により記録用の画像データを形成する(ステップS602)。
そして、制御部210は、記録再生部204を制御し、信号処理部202からの記録用の画像データに、ファイル名、ヘッダ情報、実撮影者の撮影者情報を付加した画像ファイルを生成して、これを記録再生部204の記録媒体250に記録する(ステップS603)。そして、ステップS601からの処理を繰り返す。
なお、画像ファイルに付加するようにされる実撮影者の撮影者情報は、図17に示す処理によりEEPROM214の実撮影者設定領域に設定された実撮影者を示す情報に基づいて、EEPROM214の撮影者情報格納領域214Uから読み出されたものである。
これにより、撮影することにより得た被写体の画像の画像データに対して、実際に撮影を行った実撮影者の撮影者情報を付加した画像ファイルを形成し、これを記録媒体250に記録することができるようにされる。
[(4)撮影画像再生処理]
次に、この実施の形態の撮像装置において行われる記録再生部204に装着されている記録媒体250に記録された画像ファイルの再生処理について説明する。図19〜図21は、この実施の形態の撮像装置を構成するカメラ本体200の制御部210によって行うようにされる画像ファイルの再生処理(撮像画像等の再生処理)を説明するためのフローチャートである。
次に、この実施の形態の撮像装置において行われる記録再生部204に装着されている記録媒体250に記録された画像ファイルの再生処理について説明する。図19〜図21は、この実施の形態の撮像装置を構成するカメラ本体200の制御部210によって行うようにされる画像ファイルの再生処理(撮像画像等の再生処理)を説明するためのフローチャートである。
この実施の形態の撮像装置においては、カメラ本体200のキー操作部206に設けられている操作キーを操作することにより、撮像装置における実行モードを再生モードにすると、制御部210は、図19〜図21に示す再生処理を実行する。
まず、制御部210は、記録再生部204を制御し、装着されている記録媒体250に記録されている画像ファイルそれぞれの画像データからサムネイル画像を表示するためのデータを形成し、これを再生処理部205を通じて表示部203に供給することにより、表示部203のLCDの表示画面203Gに、撮影された画像のサムネイル画像の一覧表示を行うようにする(ステップS701)。
ここでは、記録再生部204の機能により、撮影画像についてのサムネイル画像を形成するものとして説明したが、これに限るものではなく、撮影時等の所定のタイミングで予め撮影画像についてのサムネイル画像を表示するためのデータを形成し、これを画像ファイルに記録しておくことにより、サムネイル画像を表示するためのデータを一々形成することなく、必要に応じてサムネイル画像をより迅速に表示できるようにすることも可能である。また、再生処理部205などの記録再生部204以外の部分にサムネイル画像の形成機能を持たせるようにすることも可能である。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じてユーザーからのサムネイル画像の選択入力等を受け付けるようにする(ステップS702)。そして、制御部210は、キー操作部206の所定の操作キーを通じて行われる再生処理の終了指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS703)。
ステップS703の判断処理において、終了指示を受け付けたと判断したときには、制御部210は、サムネイル画像の表示を消去するなど、所定の終了処理を行って(ステップS704)、この図19〜図21に示す再生処理を終了する。ステップS703の判断処理において、終了指示は受け付けていないと判断したときには、制御部210は、キー操作部206の矢印キーなどの所定の操作キーを通じて行われるサムネイル画像の選択入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS705)。
ステップS705の判断処理において、サムネイル画像の選択入力を受け付けたと判断したときには、制御部210は、表示部203を制御して、受け付けた選択入力に応じて、カーソルの表示位置を移動させ、選択するように指示されたサムネイルファイル画像にカーソルを位置付けるようにし(ステップS706)、その後、ステップS702からの処理を繰り返すようにする。
ステップS705の判断処理において、サムネイル画像の選択入力を受け付けていないと判断したときには、制御部210は、選択されたサムネイル画像の確定入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS707)。ステップS707の判断処理において、確定入力を受け付けていないと判断したときには、ステップS702からの処理を繰り返すようにする。
ステップS707の判断処理において、選択されたサムネイル画像の確定入力を受け付けたと判断したときには、制御部210は、記録再生部204を制御して、カーソルが位置付けられているサムネイル画像に対応する画像データが格納されている画像ファイルから当該画像データを読み出して圧縮解凍処理することにより圧縮前の画像データを復元する(ステップS708)。
そして、制御部210は、記録再生部204、再生処理部205、表示処理部203を制御して、記録再生部204において復元した画像データを、再生処理部205を通じて表示部203に供給することにより、選択された撮影画像を表示部203のLCDの表示画面203Gに表示する(ステップS709)。これにより、図5を用いて説明したように、記録媒体250に記録されている撮影画像のうち、目的とする撮影画像が表示部203のLCDの表示画面203Gに表示される。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じてユーザーからの指示入力を受け付ける(ステップS710)。そして、制御部210は、キー操作部206の所定の操作キーを通じて行われる再生処理の終了指示を受け付けたか否かを判断する(ステップS711)。
ステップS711の判断処理において、終了指示を受け付けたと判断したときには、制御部210は、ステップS709において表示するようにした撮影画像の表示を消去するなど、所定の終了処理をおこなって(ステップS712)、この図19〜図21に示す再生処理を終了する。ステップS711の判断処理において、終了指示は受け付けていないと判断したときには、図20のステップS713の判断処理に進む。
そして、制御部210は、ステップS710において受け付けた指示入力が、表示する撮影画像を替えるようにする「前進」あるいは「後退」の指示入力であるか否かを判断する(ステップS713)。ステップS713の判断処理において、「前進」あるいは「後退」の指示入力を受け付けたと判断したときには、指示された画像を選択するようにし(ステップS714)、図19に示したステップS708からの処理を行って、新たな撮影画像の表示を行うようにする。
すなわち、図19に示したステップS710において、表示する撮影画像を次の撮影画像に変更するようにするための「前進」の指示入力を受け付けたときには、ステップS714においては、現在表示中の撮影画像の次(直後)に位置する撮影画像を形成する画像データを含む画像ファイルに読み出し位置を位置付けて、図19のステップS708からの処理が行うようにされる。
また、図19に示したステップS710において、表示する撮影画像を次の撮影画像に変更するようにするための「後退」の指示入力を受け付けたときには、ステップS714においては、現在表示中の撮影画像の前(直前)に位置する撮影画像を形成する画像データを含む画像ファイルに読み出し位置を位置付けて、図19のステップS708からの処理が行うようにされる。
ステップS713の判断処理において、「前進」あるいは「後退」の指示入力を受け付けていないと判断したときには、ステップS710において受け付けた指示入力は、メニュー表示を指示する指示入力か否かを判断する(ステップS715)。ステップS715の判断処理において、受け付けた指示入力はメニュー表示の指示入力ではないと判断したときには、受け付けた指示入力に応じた処理を行い(ステップS716)、この後、図19のステップS710からの処理を繰り返すようにする。なお、ステップS716で行われるユーザーの指示入力に応じた処理は、種々の調整処理、例えば、表示画像の明るさの調整処理や現在時刻の調整処理などがあげられる。
また、ステップS715の判断処理において、受け付けた指示入力はメニュー表示の指示入力であると判断したときには、制御部210は、実行可能な機能を選択項目とするメニューMNを形成し、これを再生処理部205を通じて表示部203に供給することにより、図6を用いて説明したように、撮影画像の表示に重ねてメニューMNを表示部203のLCDの表示画面203に表示する(ステップS717)。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じて、ユーザーからのメニュー項目等の選択入力等を受け付けるようにし(ステップS718)、選択入力等を受け付けたか否かを判断する(ステップS719)。ステップS719の判断処理において、選択入力等を受け付けていないと判断したときには、ステップS718からの処理を繰り返すようにする。
ステップS719の判断処理において、選択入力等を受け付けたと判断したときには、受け付けたユーザーからの入力は、「戻る」アイコンBKの選択入力か否かを判断する(ステップS720)。ステップS720の判断処理において、受け付けたユーザーからの入力は、「戻る」アイコンBKの選択入力であると判断したときには、表示中のメニューMNを消去し(ステップS721)、図19のステップS710からの処理を繰り返すようにする。
ステップS720の判断処理において、受け付けたユーザーからの入力は、「戻る」アイコンBKの選択入力ではないと判断したときには、制御部210は、受け付けたユーザーからの入力は、メニューMNの「撮影者情報」の選択入力か否かを判断する(ステップS722)。
ステップS722の判断処理において、受け付けたユーザーからの入力は、メニューMNの「撮影者情報」の選択入力ではないと判断したときには、ユーザーからの指示入力に応じた処理を実行し(ステップS723)、図20のステップS717からの処理を繰り返すようにする。ここで、ステップS723において行われる処理は、ユーザーによって指示された処理であり、例えば、「画質調整」や画像の「削除」などのメニューMNの「撮影者情報」以外の他の項目に応じた処理などが行われることになる。
ステップS722の判断処理において、受け付けたユーザーからの入力は、メニューMNの「撮影者情報」の選択入力であると判断したときには、制御部210は、図21の処理に進み、撮影者情報メニューUMNを形成し、これを再生処理部205を通じて表示部203に供給することにより、図7を用いて説明したように、撮影画像の表示に重ねて、撮影者情報メニューUMNを表示部203のLCDの表示画面203に表示する(ステップS724)。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じてユーザーからの選択入力等を受け付けるようにし(ステップS725)、ユーザーからの選択入力等を受け付けたか否かを確認する(ステップS726)。ステップS726の判断処理において、ユーザーからの選択入力等を受け付けていないと判断したときには、制御部210は、ステップS725からの処理を繰り返す。
ステップS726の判断処理において、ユーザーからの選択入力等を受け付けたと判断したときには、制御部210は、受け付けたユーザーからの入力は、「戻る」アイコンBKの選択入力か否かを判断する(ステップS727)。このステップS727の判断処理において、「戻る」アイコンBKの選択入力を受け付けたと判断したときには、制御部210は、表示部203を制御するようにして、図7を用いて説明したように表示される撮影者情報メニューUMNを消去し(ステップS728)、図20に示したステップS717からの処理を繰り返し、図6に示したように、通常のメニューMNを表示した状態に戻るようにする。
ステップS727の判断処理において、「戻る」アイコンBKの選択入力を受け付けていないと判断したときには、制御部210は、撮影者情報メニューUMNの項目である「一覧表示」が選択されたか否かを判断する(ステップS729)。ステップS729の判断処理において、撮影者情報メニューUMNの項目である「一覧表示」が選択されたと判断したときには、制御部210は、撮影者情報の一覧表示を行う(ステップS730)。
すなわち、ステップS730においては、制御部210は、図8を用いて説明したように、現在表示している撮影画像を撮影した撮影者の撮影者情報の一覧表示を行う処理を実行する。この後、制御部210は、図21のステップS724からの処理を繰り返すようにする。なお、ステップS730で実行される撮影者情報の一覧表示の表示処理の詳細については後述するが、当該一覧表示は、図8を用いて説明したように、撮影者情報の全項目の情報を一画面中に表示するものである。
ステップS729の判断処理において、撮影者情報メニューUMNの項目である「一覧表示」が選択されていないと判断したときには、制御部210は、撮影者情報メニューUMNの項目である「プロフィール」が選択されたか否かを判断する(ステップS731)。ステップS731の判断処理において、撮影者情報メニューUMNの項目である「プロフィール」が選択されたと判断したときには、制御部210は、撮影者情報の内の名前等の情報とプロフィール情報との表示処理を行う(ステップS732)。
すなわち、ステップS732においては、制御部210は、図9を用いて説明したように、現在表示している撮影画像を撮影した撮影者の撮影者情報の内の名前等の情報とプロフィール情報とを表示する処理を実行する。この後、制御部210は、図21のステップS724からの処理を繰り返すようにする。
ステップS731の判断処理において、撮影者情報メニューUMNの項目である「プロフィール」が選択されていないと判断したときには、制御部210は、撮影者情報メニューUMNの項目である「アクセス先」が選択されたか否かを判断する(ステップS733)。ステップS733の判断処理において、撮影者情報メニューUMNの項目である「サクセス先」が選択されたと判断したときには、制御部210は、撮影者情報の内の名前等の情報と連絡先の情報からなるアクセス先情報の表示処理を行う(ステップS734)。
すなわち、ステップS734においては、制御部210は、図10を用いて説明したように、現在表示している撮影画像を撮影した撮影者の撮影者情報の内の名前等の情報と、連絡先名称と、電話番号と、FAX番号と、電子メールアドレスと、URLとからなるアクセス先情報を表示する処理を実行する。この後、制御部210は、図21のステップS724からの処理を繰り返すようにする。
ステップS735の判断処理において、撮影者情報メニューUMNの項目である「アクセス先」が選択されていないと判断したときには、制御部210は、撮影者情報メニューUMNの項目である「その他」が選択されたか否かを判断する(ステップS735)。ステップS735の判断処理において、撮影者情報メニューUMNの項目である「その他」が選択されたと判断したときには、制御部210は、撮影者情報の内の名前等の情報と使用カメラ情報等の表示処理を行う(ステップS736)。
すなわち、ステップS736においては、制御部210は、図11を用いて説明したように、現在表示している撮影画像を撮影した撮影者の撮影者情報の内の名前等の情報と、使用カメラ情報等の情報からなるその他の情報を表示する処理を実行する。この後、制御部210は、図21のステップS724からの処理を繰り返すようにする。
また、ステップS735の判断処理において、撮影者情報メニューLMNの項目である「その他」が選択されていないと判断したときには、制御部210は、有効な入力操作はなされていないと判断し、ステップS725からの処理を繰り返し、選択入力等受付からの処理を行うようにする。
このように、この実施の形態の撮像装置において、撮影画像の再生を行う場合には、単に撮影画像を再生することができるだけでなく、表示するようにした(再生するようにした)撮影画像を撮影した撮影者に関する種々の情報(撮影者情報)についても必要に応じて表示することができるようにしている。
[撮影者情報の一覧表示の表示処理について]
次に、図21のステップS730において実行される撮影者情報の一覧表示の表示処理について説明する。図22は、図21のステップS730において実行される撮影者情報の一覧表示の表示処理について説明するためのフローチャートである。
次に、図21のステップS730において実行される撮影者情報の一覧表示の表示処理について説明する。図22は、図21のステップS730において実行される撮影者情報の一覧表示の表示処理について説明するためのフローチャートである。
図22に示すように、撮影者情報の一覧表示の表示処理においては、制御部210は、まず、記録再生部204を制御し、現在表示されている撮影画像を形成する画像データが格納されている画像ファイルから、当該画像データに付加するようにされている撮影者情報を読み出す(ステップS7301)。この読み出した撮影者情報を、再生処理部205を通じて表示部203に供給することにより、表示部203のLCDの表示画面203Gに撮影者情報の一覧表示を表示する(ステップS7302)。
すなわち、ステップS7302においては、ステップS7301において読み出した撮影者情報から、図8に示したように、撮影者情報の全項目の情報を1画面に表示するようにする処理を行う。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じてユーザーからの指示入力を受け付けるようにし(ステップS7303)、「戻る」アイコンBKが選択されたか否かを判断する(ステップS7304)。ステップS7304の判断処理において、「戻る」アイコンBKが選択されていないと判断したときには、ステップS7303からの処理を繰り返すようにする。
ステップS7304の判断処理において、「戻る」アイコンBKが選択されたと判断したときには、制御部210は、再生処理部205、表示部203を制御し、ステップS7302において表示した撮影者情報の一覧表示を消去して、当該撮影者情報の一覧表示が表示されるまで表示されていた撮影画像を表示するようにし(ステップS7305)、この図22に示す撮影者情報の一覧表示の表示処理を終了し、図21の撮影画像再生ルーチンに戻る。
なお、ステップS7305において、元の撮影画像を表示する処理は、例えば、制御部210や表示部203などが備えるメモリに直前まで表示するようにしていた撮影画像を形成する画像データを一時記憶しておき、これを用いるようにする。もちろん、記録再生部204に装着されている記録媒体250から再度読み出して用いるようにすることもできる。
[撮影者情報の他の項目の表示処理について]
図22を用いて、図21に示したステップS730において行われる撮影者情報の一覧表示の表示処理について説明した。しかし、ステップS732、ステップS734、ステップS736において行われる撮影者情報の他の項目の表示処理も、基本的は図22に示した処理と同様に行われる。
図22を用いて、図21に示したステップS730において行われる撮影者情報の一覧表示の表示処理について説明した。しかし、ステップS732、ステップS734、ステップS736において行われる撮影者情報の他の項目の表示処理も、基本的は図22に示した処理と同様に行われる。
すなわち、図21のステップS732において行われるプロフィール表示処理の場合には、図22に示したステップS7301において、目的とする画像ファイルの撮影者情報から、名前等の情報とプロフィール情報とを読み出す。そして、ステップS7302において、図9を用いて説明した態様でプロフィール情報を表示する。また、ステップS7305においては、ステップS7302において表示した図9に示した表示を消去して、例えば図5に示したようにもとの撮影画像の表示に戻るようにする。
また、図21のステップS734において行われるアクセス先表示処理の場合には、図22に示したステップS7301において、目的とする画像ファイルの撮影者情報から、名前等の情報と、連絡先名称と、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス、URLなどのアクセス先を示す情報とを読み出す。そして、ステップS7302において、図10を用いて説明した態様でアクセス先情報を表示する。また、ステップS7305においては、ステップS7302において表示した図10に示した表示を消去して、例えば図5に示したようにもとの撮影画像の表示に戻るようにする。
また、図21のステップS736において行われるその他の情報の表示処理の場合には、図22に示したステップS7301において、目的とする画像ファイルの撮影者情報から、名前等の情報と、使用カメラ情報等とを読み出す。そして、ステップS7302において、図11を用いて説明した態様で使用カメラ情報等のその他の情報を表示する。また、ステップS7305においては、ステップS7302において表示した図11に示した表示を消去して、例えば図5に示したようにもとの撮影画像の表示に戻るようにする。
このように、ステップS730、ステップS732、ステップS734、ステップS736において行われる撮影者情報の表示処理は、表示対象の情報が異なるが、その表示処理については同様に行うようにすることができる。
[撮像画像再生処理の第1の他の例]
図23は、撮影者情報の表示を制限する場合の撮像画像等の再生処理(撮像画像再生処理の第1の他の例)を説明するためのフローチャートである。ここで説明する撮像画像再生処理の第1の他の例の場合にも、図19、図20に示した処理は同様に行われ、記録再生部204に装填されている記録媒体250に記憶保持されている撮影画像の中から目的とする撮影画像を選択して表示し、通常のメニューMNを表示して、画質調整処理、撮影画像の削除処理、撮影者情報の表示処理を行うことができるようにされる。
図23は、撮影者情報の表示を制限する場合の撮像画像等の再生処理(撮像画像再生処理の第1の他の例)を説明するためのフローチャートである。ここで説明する撮像画像再生処理の第1の他の例の場合にも、図19、図20に示した処理は同様に行われ、記録再生部204に装填されている記録媒体250に記憶保持されている撮影画像の中から目的とする撮影画像を選択して表示し、通常のメニューMNを表示して、画質調整処理、撮影画像の削除処理、撮影者情報の表示処理を行うことができるようにされる。
そして、図20に示した処理のステップS717において受け付けた選択入力が、ステップS722の判断処理において、メニューMNの項目である「撮影者情報」を選択するものであると判断した場合に、制御部210は、図21に示した処理に替えて図23に示す処理を実行する。
この場合、制御部210は、記録再生部204を制御して、現在表示中の撮影画像を形成する画像データの画像ファイルから、撮影者情報の内の識別IDを読み出す(ステップS801)。そして、制御部210は、ステップS801において読み出した撮影者情報の識別IDと、図17の処理によりEEPROM214の実撮影者設定領域に予め設定されている撮影者情報についての識別IDとを比較して、同じ撮影者か否かを判断する(ステップS802)。
ステップS802の判断処理において、同じ撮影者でないと判断したときには、制御部210は、図21に示した撮影者情報の一覧表示やプロフィール表示をも表示可能にする撮影者情報メニューUMNを表示して選択可能にする処理を実行する(ステップS803)。すなわち、ステップS803の処理は、先に説明した撮影画像再生処理と同じ処理を行うようにするものである。
また、ステップS802の判断処理において、同じ撮影者であると判断したときには、制御部210は、撮影者情報の一覧表示やプロフィール表示を行うための項目を含まない撮影者情報メニューUMNを表示するようにする(ステップS804)。すなわち、再生対象の画像を撮影した撮影者と、現在、カメラ本体200を用いている撮影者とが同じである場合、現在の撮影者が、本人のプロフィール情報や顔写真を閲覧する必要性は低い。これに対して、電子メールアドレスやURLなどは覚え難いので確認したい場合もあり、使用カメラ情報等についても、どのような情報を登録するようにしているのか確認したい場合もある。
そこで、ステップS804においては、制御部210は、撮影者情報の一覧表示やプロフィール表示を行うための項目を含まない撮影者情報メニューUMNを形成し、これを再生処理部205を介して表示部203に供給する。これにより、撮影者情報の一覧表示やプロフィール表示を行うための項目を含まない撮影者情報メニューUMNが表示部203のLCDの表示画面203Gに表示される。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じてユーザーからの選択入力等を受け付けるようにし(ステップS805)、ユーザーからの選択入力等を受け付けたか否かを確認する(ステップS806)。ステップS806の判断処理において、ユーザーからの選択入力等を受け付けていないと判断したときには、制御部210は、ステップS805からの処理を繰り返し、ユーザーからの選択入力等を受け付けるようにする。
ステップS806の判断処理において、ユーザーからの選択入力等を受け付けたと判断したときには、制御部210は、受け付けたユーザーからの入力は、「戻る」アイコンBKの選択入力か否かを判断する(ステップS807)。このステップS807の判断処理において、「戻る」アイコンBKの選択入力を受け付けたと判断したときには、制御部210は、表示部203を制御するようにして、撮影者情報の一覧表示やプロフィール表示を行うための項目を含まない撮影者情報メニューUMNを消去し(ステップS808)、図20に示したステップS717からの処理を繰り返し、図6に示したように、通常のメニューMNを表示した状態に戻るようにする。
ステップS807の判断処理において、「戻る」アイコンBKの選択入力を受け付けていないと判断したときには、制御部210は、撮影者情報メニューUMNの項目である「アクセス先」が選択されたか否かを判断する(ステップS809)。ステップS809の判断処理において、撮影者情報メニューUMNの項目である「アクセス先」が選択されたと判断したときには、制御部210は、図10に示したように、撮影者情報の内の名前等の情報とアクセス先の情報を表示する処理を実行し(ステップS810)、この後、図23のステップS804からの処理を繰り返すようにする。
ステップS809の判断処理において、撮影者情報メニューUMNの項目である「アクセス先」が選択されていないと判断したときには、制御部210は、撮影者情報メニューUMNの項目である「その他」が選択されたか否かを判断する(ステップS811)。ステップS811の判断処理において、撮影者情報メニューUMNの項目である「その他」が選択されたと判断したときには、制御部210は、図11に示したように、撮影者情報の内の名前等の情報と使用カメラ情報等の情報を表示する処理を実行し(ステップS812)、この後、図23のステップS804からの処理を繰り返すようにする。
また、ステップS811の判断処理において、撮影者情報メニューUMNの項目である「その他」が選択されていないと判断したときには、制御部210は、有効な入力操作はなされていないと判断し、図23のステップS805からの処理を繰り返し、選択入力等受付からの処理を行うようにする。
このように、この撮影画像再生処理の第1の変形例の場合には、表示するようにされた撮影画像を撮影した撮影者と、現在、カメラ本体200を使用している現在の撮影者とが同じ撮影者である場合に、撮影者情報の表示を制限するようにしている。これにより、複数の項目からなる撮影者情報の内、表示する必要の無い情報については、表示を行うことがないようにしている。
なお、ここでは、表示対象の撮影画像の撮影者と、現在のカメラ本体200の使用者である現在の撮影者とが同じである場合に、撮影者情報の一覧表示やプロフィール情報の表示を行わないようにした。しかし、これに限るものではない。例えば、撮影者情報の一覧表示を行うようにした場合であっても、プロフィール情報の表示を含まないようにすることもできるし、また、アクセス先の情報についても表示しないようにすることもできる。すなわち、表示対象の撮影画像の撮影者と現在の撮影者とが同じである場合に、種々の態様で撮影者情報の表示内容を制限することが可能である。
[撮像画像再生処理の第2の他の例]
図24は、撮影者情報の全部について表示を制限する場合の撮像画像等の再生処理(撮像画像再生処理の第2の他の例)を説明するためのフローチャートである。ここで説明する撮像画像再生処理の第2の他の例の場合にも、図19に示した処理は同様に行われ、記録再生部204に装填されている記録媒体250に記憶保持されている撮影画像の中から目的とする撮影画像を選択して表示することができるようにされる。
図24は、撮影者情報の全部について表示を制限する場合の撮像画像等の再生処理(撮像画像再生処理の第2の他の例)を説明するためのフローチャートである。ここで説明する撮像画像再生処理の第2の他の例の場合にも、図19に示した処理は同様に行われ、記録再生部204に装填されている記録媒体250に記憶保持されている撮影画像の中から目的とする撮影画像を選択して表示することができるようにされる。
そして、図19に示したステップS711の判断処理において、ステップS710において受け付けた指示入力等は、終了指示ではないと判断した場合には、図24に示す処理に進み、最初は図20を用いて説明した場合と同様に、制御部210は、ステップS710において受け付けた指示入力が、表示する撮影画像を変えるようにする「前進」あるいは「後退」の指示入力であるか否かを判断する(ステップS713)。ステップS713の判断処理において、「前進」あるいは「後退」の指示入力を受け付けたと判断したときには、指示された画像を選択するようにし(ステップS714)、図19に示したステップS708からの処理を行って、新たな撮影画像の表示を行うようにする。
ステップS713の判断処理において、「前進」あるいは「後退」の指示入力を受け付けていないと判断したときには、ステップS710において受け付けた指示入力は、メニュー表示を指示する指示入力か否かを判断する(ステップS715)。ステップS715の判断処理において、受け付けた指示入力はメニュー表示の指示入力ではないと判断したときには、受け付けた指示入力に応じた処理を行い(ステップS716)、この後、図19のステップS710からの処理を繰り返すようにする。
また、ステップS715の判断処理において、受け付けた指示入力はメニュー表示の指示入力であると判断したときには、制御部210は、記録再生部204を制御して、現在表示中の撮影画像を形成する画像データの画像ファイルから、撮影者情報の内の識別IDを読み出す(ステップS901)。
そして、制御部210は、ステップS901において読み出した、表示されている撮影画像を撮影した撮影者の識別IDと、EEPROM214の撮影者設定領域に設定されている現在の撮影者の撮影者情報についての識別IDとを比較して、同じ撮影者か否かを判断する(ステップS902)。
ステップS902の判断処理において、表示されている撮影画像を撮影した撮影者と、現在の撮影者とが同じではないと判断したときには、制御部210は、図20に示したステップS717からの処理を続行するようにする(ステップS903)。
すなわち、ステップS902の判断処理において、表示されている撮影画像を撮影した撮影者と、現在の撮影者とが同じではないと判断したときには、ステップS901、ステップS902の処理が増えただけで、図19〜図21に示した撮影画像再生処理と同様の処理を行うようにされる。
また、ステップS902の判断処理において、表示されている撮影画像を撮影した撮影者と、現在の撮影者とが同じであると判断したときには、制御部210は、撮影者情報を表示するための「撮影者情報」と言う選択項目の無いメニューMNを形成して、これを再生処理部205を介して表示部203に供給することにより、当該メニューMNを表示部203のLCDの画面に表示する(ステップS904)。
そして、制御部210は、キー操作部206を通じてユーザーからの選択入力等を受け付けるようにし(ステップS905)、ユーザーからの入力を受け付けたか否かを判断する(ステップS906)。このステップS906の判断処理において、ユーザーからの入力を受け付けていないと判断したときには、ステップS905からの処理を繰り返し、ユーザーからの選択入力等を受け付けるようにする。
ステップS906の判断処理において、ユーザーからの選択入力を受け付けたと判断したときには、「戻る」アイコンBKが選択されたか否かを判断する(ステップS907)。ステップS907の判断処理において、「戻る」アイコンBKが選択されたと判断したときには、メニューMNを消去し(ステップS908)、図19のステップS710からの処理を繰り返すようにする。
また、ステップS907の判断処理において、「戻る」アイコンBKが選択されていないと判断したときには、ステップS905において受け付けた指示入力に応じた処理を実行し(ステップS909)、この後、ステップS904からの処理を繰り返すようにする。すなわち、表示している撮影画像の撮影者と、現在、カメラ本体200を使用している現在の撮影者とが同じである場合には、撮影者情報については何も表示しないようにしている。これにより、撮影者情報を表示する必要性が低い場合においては、撮影者情報を表示しないようにすることができる。
このように、この撮影画像再生処理の第2の変形例の場合には、表示するようにされた撮影画像の撮影者と、現在の撮影者(カメラ本体の現在の使用者)とが同じである場合に、撮影者情報の多くは、現在の撮影者自身が一番良く把握しているので、撮影者情報の全部を表示しないようにして、無駄な表示を行うことがないようにしている。
なお、この実施の形態の撮像装置においては、表示するようにされた撮影画像の撮影者と、現在の撮影者(カメラ本体の現在の使用者)とが同じである場合に、撮影者情報の全部を表示するようにする第1の撮影者情報表示モードと、撮影者情報の内の一部を表示しないようにする第2の撮影者情報表示モードと、撮影者情報の全部を表示しないようにする第3の撮影者情報表示モードとを設け、これらをユーザーが選択して用いるようにすることも可能である。
[再生対象の画像データに付加された撮影者情報と予め登録された複数の撮影者情報の内の1つとが一致する場合の再生処理について]
なお、図23、図24を用いて説明した撮影者情報の再生処理の場合、再生対象の画像データに対して付加されている撮影者情報と、EEPROM214の実撮影者設定領域に予め選択されて設定される撮影者情報(識別IDと名前等)とが同じ撮影者に対するものである場合に、撮影者情報の再生項目を制限したり、あるいは、撮影者情報自体を再生しないようにしたりした。
なお、図23、図24を用いて説明した撮影者情報の再生処理の場合、再生対象の画像データに対して付加されている撮影者情報と、EEPROM214の実撮影者設定領域に予め選択されて設定される撮影者情報(識別IDと名前等)とが同じ撮影者に対するものである場合に、撮影者情報の再生項目を制限したり、あるいは、撮影者情報自体を再生しないようにしたりした。
しかし、カメラ本体200を共用する複数人の使用者については、例えば、家族であったり、同じ職場やグループに属する人であったりすることが多いと考えられる。このため、再生対象の画像データに付加するようにされている撮影者情報が、予めカメラ本体200のEEPROM214の撮影者情報格納領域214Uに格納されている複数の撮影者情報の内の1つと同じ撮影者に対するものである場合には、図23を用いて説明したように撮影者情報の再生を制限したり、あるいは、図24を用いて説明したように、撮影者情報を再生しないようにしたりすることも可能である。
このようにしておくことにより、例えば、外部から提供を受けた画像データについては、それらの画像データに付加するようにされている撮影者情報の全部を再生することができるようにする。ここで外部から供給を受けた画像データは、記録媒体250に対して、パーソナルコンピュータを通じて記録した画像データや、後述もするように、インターネットなどのネットワークを通じて目的とするサーバー装置からダウンロードした画像データなどである。しかし、カメラ本体200において撮影するようにしたが画像データに付加されている撮影者情報については、撮影者情報のうち必要最低限の情報だけを再生するようにしたり、撮影者情報を全く再生しないようにしたりすることが可能である。
[URLを用いた撮影者情報の取得及び表示処理について]
ところで、図3を用いて説明したように、撮影者の名前等の情報、連絡先名称、電話番号、FAX番号、URL、電子メールアドレス、プロフィール情報、使用カメラ情報等、撮影者顔写真データなどからなる撮影者情報をカメラ本体200のEEPROM214に登録することは面倒な場合もある。特に、連絡先について変更した場合には、既に画像データに対して付加した撮影者情報についても変更しなければならない場合もある。
ところで、図3を用いて説明したように、撮影者の名前等の情報、連絡先名称、電話番号、FAX番号、URL、電子メールアドレス、プロフィール情報、使用カメラ情報等、撮影者顔写真データなどからなる撮影者情報をカメラ本体200のEEPROM214に登録することは面倒な場合もある。特に、連絡先について変更した場合には、既に画像データに対して付加した撮影者情報についても変更しなければならない場合もある。
そこで、カメラ本体200のEEPROM214の撮影者情報格納領域214Uには、撮影者情報として、識別IDとURLとだけを登録するようにしておく。そして、URLによって特定される所定のサーバー装置の記憶領域に、撮影者の名前等の情報、連絡先名称、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス、プロフィール情報、使用カメラ情報等、撮影者顔写真データなどの撮影者情報を格納しておく。
そして、カメラ本体200のEEPROM214の撮影者情報格納領域214U登録されているURLを撮影者情報として、撮影することにより得た画像データに付加するようにした画像ファイルを形成し、これを記録媒体250に記録する。そして、当該画像ファイルの画像データに応じた画像を表示するようにした場合に、撮影者情報の表示が指示された場合には、所定のサーバー装置から撮影者情報をダウンロードするようにする。
つまり、再生対象の画像データに付加するようにされているURLを用いて、所定のサーバー装置にアクセスし、当該サーバー装置から撮影者情報をダウンロードしてきて、これを表示するようにする。これにより、カメラ本体200のEEPROM214の撮影者情報格納領域214Uに、予め種々の撮影者情報を登録しておかなくても、必要な撮影者情報は、全てサーバー装置からダウンロードすることができるようにされる。
また、撮影者情報に変更が生じた場合であっても、所定のサーバー装置に用意されている撮影者情報だけを更新しておけば、撮影者情報の変更を迅速に反映させて提供することができる。
このように、画像データに付加するようにされる撮影者情報としてのURLを用いて所定のサーバー装置から詳細な撮影者情報を取得して、これを利用できるようにする場合について具体的に考える。この場合、この実施の形態の撮像装置は、携帯電話端末などの通信機器と協働することにより所定のサーバー装置にアクセスして、必要な情報をダウンロードして利用することができるようにしている。
図25は、この実施の形態の撮像装置が、携帯電話端末と協働して所定のサーバー装置から撮影者情報を取得して利用する場合について説明するための図である。図25に示すように、この実施の形態の撮像装置は、交換型レンズ100とカメラ本体200とからなっており、カメラ本体200には、当該カメラ本体200の通信I/F207を通じて携帯電話端末300が接続されている。
そして、カメラ本体200は、キー操作部206を通じてユーザーからの撮影画像の再生処理を行うことの指示入力を受け付けると、記録再生部204に記憶保持されている撮像画像の中から目的とする撮像画像を選択して表示部203のLCDの表示画面に表示する。
この後、撮影者情報を表示することの指示入力を受け付けた場合には、制御部210は、自機の通信I/F207を通じて接続されている携帯電話端末300と協働し、基地局401を含む携帯電話通信網を介して所定のネットワーク(インターネットなど)400に接続する。
そして、現在、表示対象となっている撮影画像の画像ファイルに付加するようにされている撮影者情報としてのURLを当該画像ファイルから読み出し、これを用いてネットワーク400上の目的とするサーバー装置402にアクセスし、当該URLによって特定されるデータの格納場所から撮影者情報を取得する。
なお、取得される撮影者情報は、例えば、図3を用いて説明したように、撮影者の名前等の情報、連絡先名称、電話番号、FAX番号、他のURL、電子メールアドレス、プロフィール情報、使用カメラ情報等、撮影者顔写真データなどからなるものである。ここで他のURLは、さらに別のリンク先を示すものであり、例えば、当該撮影者の作品(撮影画像)ライブラリなどにアクセスして、当該撮影者に関する他の情報を取得するなどのこともできるようにされる。
携帯電話端末300を介してサーバー装置402から取得した撮影者情報は、カメラ本体の通信I/F207を通じてカメラ本体200に取り込まれて、例えば、制御部210のEEPROM214に記録され、これを用いて、図8〜図11を用いて説明したように、ユーザーからの指示に応じた撮影者情報を表示することができるようにされる。
なお、ここでは、サーバー装置から取得した(ダウンロードした)撮影者情報を、制御部210のEEPROM214に格納するものとして説明したが、これに限るものではない。制御部210のRAM213に一時記憶して用いるようにすることもできるし、制御部210を通じて記録再生部204に装着されている記録媒体250の所定の記録領域に例えば画像ファイルに対応付けて記録するようにし、いちいちサーバー装置からダウンロードすることなく、繰り返し利用できるようにすることもできる。
[図25に示したシステムにおける画像ファイルの再生処理について]
次に、図25を用いて説明したように、撮影者情報をサーバー装置からダウンロードするようにするこの例の撮像装置において行われる画像ファイルの再生処理について説明する。この例の撮像装置においても、画像ファイルの再生処理は、基本的には、図19〜図21を用いて説明した画像ファイルの再生処理と同様に行われるが、図19〜図21を用いて説明した再生処理が、画像ファイルに付加された撮影者情報を表示するのに対して、この例の撮像装置の場合には、撮影者情報としてのURLを用いてアクセスする所定のサーバー装置から、種々の撮影者情報をダウンロードしてきて表示する点が異なっている。
次に、図25を用いて説明したように、撮影者情報をサーバー装置からダウンロードするようにするこの例の撮像装置において行われる画像ファイルの再生処理について説明する。この例の撮像装置においても、画像ファイルの再生処理は、基本的には、図19〜図21を用いて説明した画像ファイルの再生処理と同様に行われるが、図19〜図21を用いて説明した再生処理が、画像ファイルに付加された撮影者情報を表示するのに対して、この例の撮像装置の場合には、撮影者情報としてのURLを用いてアクセスする所定のサーバー装置から、種々の撮影者情報をダウンロードしてきて表示する点が異なっている。
すなわち、この例の撮像装置においても、画像ファイルの再生する再生モードになるようにされると、図19に示す処理を実行して、目的とする撮影画像の選択と表示を行ったあと、図20に示す処理を実行して、図6を用いて説明した通常のメニューMNを表示して、選択入力等を受け付けるようにする。
そして、表示された通常のメニューMNから選択項目である「撮影者情報」が選択された場合には、図26に示す処理を実行する。図26は、通常のメニューMNから選択項目である「撮影者情報」が選択された場合に実行される処理を説明するためのフローチャートであり、基本的に図21に示したフローチャートの処理と同様の処理を行うものである。
しかし、図26に示す処理は、ステップS1001において実行する撮影者情報取得処理を行う点が、図21に示したフローチャートの処理とは異なっている。このため、図26のフローチャートにおいて、図21に示したフローチャートのステップと同様の処理を行うステップには同じ参照符号を付し、その部分の詳細な説明については省略することとする。
そして、図20に示したステップS718において、通常のメニューMNから「撮影者情報」が選択された場合には、ステップS720、ステップS722の判断処理を抜けて、図26に示す処理を実行し、撮影者情報としてのURLを用いた撮影者情報取得処理を実行する(ステップS1001)。
この後、図21を用いて説明したように、ステップS724からの処理を行って、撮影者情報メニューUMNを表示し、サーバー装置からダウンロードしてきた表示対象の撮影画像の撮影者の撮影者情報(撮影者情報の一覧表示、プロフィール情報、アクセス先情報、使用カメラ情報等のその他の情報)を表示することができるようにされる。
なお、図21に示したステップS730、ステップS732、ステップS734、ステップS736においては、必要な撮影者情報を、記録再生部204の記録媒体250に記録されている画像ファイルから読み出して利用するようにしているのに対して、図26に示すステップS730、ステップS732、ステップS734、ステップS736においては、後述もするように、必要な撮影者情報は、所定のサーバー装置からダウンロードしてきて、カメラ本体200の所定のメモリ等に格納されているので、これを用いるようにする。
このように、記録再生部204に装填されている記録媒体の画像ファイルに、撮影者情報としてのURLしか付加されていない場合であっても、当該URLに基づいて所定のサーバー装置にアクセスし、目的とする撮影者情報を取得してこれを利用することができるようにしている。
[撮影者情報取得処理について]
次に、図26に示したステップS1001において実行される撮影者情報取得処理について説明する。図27は、この例の撮像装置を構成するカメラ本体200の制御部210において実行される撮影者情報の取得処理を説明するためのフローチャートである。図27に示すように、撮影者情報の取得処理においては、制御部210は、まず、記録再生部204を制御し、現在表示対象になっている撮影画像を形成する画像データの画像ファイルから、これに付加するようにされている撮影者情報であるURL(撮影者情報URL)を読み出す(ステップS1101)。
次に、図26に示したステップS1001において実行される撮影者情報取得処理について説明する。図27は、この例の撮像装置を構成するカメラ本体200の制御部210において実行される撮影者情報の取得処理を説明するためのフローチャートである。図27に示すように、撮影者情報の取得処理においては、制御部210は、まず、記録再生部204を制御し、現在表示対象になっている撮影画像を形成する画像データの画像ファイルから、これに付加するようにされている撮影者情報であるURL(撮影者情報URL)を読み出す(ステップS1101)。
次に、制御部210は、読み出した撮影者情報URLと、当該URLを用いて所定のサーバー装置にアクセスするようにするコマンド情報とを、自機の通信I/F207に接続された携帯電話端末300に送信し、当該携帯電話端末300と協働して、目的とするサーバー装置にアクセスするようにする(ステップS1102)。
そして、制御部210は、通信I/F207を通じて接続された携帯電話端末300を介して、所定のサーバー装置に撮影者情報の提供を要求し、当該サーバー装置から撮影者情報をダウンロードするようにする(ステップS1103)。このように、カメラ本体200の制御部210は、携帯電話端末300を介して目的とする撮影者情報を所定のサーバー装置からダウンロードし、これを例えばEEPROM214などの所定のメモリに記録して(ステップS1104)、この図27に示すURLを用いて行う撮影者情報の取得処理を終了する。
これにより、カメラ本体200は、撮影者情報URLを用いて、所定のサーバー装置から目的とする撮影者の撮影者情報を取得し、これを表示するなどして利用することができるようにされる。
なお、上述したように、撮影者情報URLを用いる場合であっても、表示対象の撮影画像の撮影者と、現在の撮影者とが同じである場合には、撮影者情報の一部を表示しないようにしたり、撮影者情報の全部を表示しないようにしたりすることもできる。
表示対象の撮影画像の撮影者と、現在の撮影者とが同じであるか否かの判断は、カメラ本体200のEEPRON214の撮影者情報格納領域214Uに予め登録される撮影者情報としての撮影者情報URLと共に、撮影者を識別可能な情報、例えば、撮影者の名前などを登録しておく。そして、EEPRON214の撮影者情報格納領域214Uに複数の撮影者情報が設定されている場合には、図17を用いた場合と同様にして、実撮影者情報をEEPROM214に設定しておく。
そして、撮影者情報URLによりアクセスしたサーバー装置からダウンロードするようにした撮影者情報に含まれる撮影者の名前と、EEPROM214に設定されている実撮影者情報の名前とを比較することにより、実撮影者と、ダウンロードしてきた撮影者情報についての撮影者が同じか否かを判断することができる。
そして、表示対象の撮影画像の撮影者と、実際の撮影者とが同じである場合に、撮影者情報の内の撮影者情報の一覧表示とプロフィール情報の表示とをしないようにする場合には、図26に示したステップS1001の処理の後に、図23に示した処理を実行するようにすればよい。
また、表示対象の撮影画像の撮影者と、実際の撮影者とが同じである場合に、撮影者情報の全部を表示しないようにする場合には、図24に示す処理を実行し、ステップS903において、図20のステップS717以降の処理を行うようにすると共に、図20の処理に引き続く処理として、図21に替えて、図26に示す処理を行うようにすればよい。
このように、撮影者情報URLを用いる場合であっても、表示対象の撮影画像の撮影者と、実際の撮影者とが同じである場合には、撮影者情報の一部または全部の表示の制限を行うようにすることができる。
[再生対象の画像データに付加された撮影者情報と予め登録された複数の撮影者情報の内の1つとが一致する場合の再生処理について]
また、この例のように、主な撮影者情報がURLである場合においても、再生対象の画像データに付加するようにされている撮影者情報が、予めカメラ本体200のEEPROM214の撮影者情報格納領域214Uに格納されている複数の撮影者情報の内の1つと同じ撮影者に対するものである場合には、図23を用いて説明したように撮影者情報の再生を制限したり、あるいは、図24を用いて説明したように、撮影者情報を再生しないようにしたりすることも可能である。
また、この例のように、主な撮影者情報がURLである場合においても、再生対象の画像データに付加するようにされている撮影者情報が、予めカメラ本体200のEEPROM214の撮影者情報格納領域214Uに格納されている複数の撮影者情報の内の1つと同じ撮影者に対するものである場合には、図23を用いて説明したように撮影者情報の再生を制限したり、あるいは、図24を用いて説明したように、撮影者情報を再生しないようにしたりすることも可能である。
この場合においても再生対象の画像データに付加された撮影者情報と予め登録された複数の撮影者情報の内の1つとが一致するか否かの判断は、上述もしたように、EEPROM214に予め登録しておく撮影者情報としてのURLにも、ダウンロードしてくる撮影者情報に含まれる情報、例えば、撮影者の名前などを付加しておくことにより行うことが可能である。
[画像ファイルのアップロードについて]
図25を用いて説明したように、この実施の形態の撮像装置は、携帯電話端末などの通信機器と協働することによって、ネットワーク400上のサーバー装置402にアクセスすることができるものである。したがって、サーバー装置から情報をダウンロードするだけでなく、目的とするサーバー装置にアクセスして、画像ファイルをアップロードし、広く公衆に公開するようにすることもできる。
図25を用いて説明したように、この実施の形態の撮像装置は、携帯電話端末などの通信機器と協働することによって、ネットワーク400上のサーバー装置402にアクセスすることができるものである。したがって、サーバー装置から情報をダウンロードするだけでなく、目的とするサーバー装置にアクセスして、画像ファイルをアップロードし、広く公衆に公開するようにすることもできる。
サーバー装置への接続態様は、図25を用いて説明した通りであるので、ここでは、この実施の形態の撮像装置が、自機に接続された携帯電話端末と協働して画像ファイルをアップロードする処理について説明する。図28は、主に撮像装置を構成するカメラ本体200の制御部210において実行するようにされる画像ファイルのアップロード処理について説明するためのフローチャートである。
キー操作部206を通じて行われるユーザーからの操作入力により、基本メニューを表示することの指示入力を受け付けた場合に、制御部210は、基本メニューを形成し、これを再生処理部205を通じて表示部203に供給し、表示部203のLCDの表示画面に基本メニューを表示し、当該基本メニューを構成する選択項目の選択入力を受け付ける。
そして、制御部210は、当該基本メニューの選択項目の中に存在する「画像ファイルのアップロード」と言う項目が選択されると、図28に示す画像ファイルのアップロード処理を実行する。
まず、制御部210は、例えば、撮像画像の再生処理時と同様に、記録再生部204に装着されている記録媒体250に記録されている撮像画像についてのサムネイル画像の一覧表示を行うようにし、アップロードする撮像画像の選択入力を受け付ける(ステップS1201)。ステップS1201においては、目的とする撮像画像を1つだけ選択することもできるし、複数の撮像画像を選択することもできるし、また、記録媒体250に記録されている全ての撮像画像を一括して選択するようにすることもできるようにされる。
そして、制御部210は、例えば、自機のEEPROM214に予め設定するようにされているアップロード先のサーバー装置のURLを用いて、自機の通信I/F207に接続されている携帯電話端末と協働して、画像ファイルをアップロードする目的とするサーバー装置にアクセスする(ステップS1202)。
そして、制御部210は、記録再生部204を制御し、ステップS1201において選択するようにされた撮像画像を形成する画像データを有する画像ファイルを記録再生部204に装着されている記録媒体250から読み出し、これをステップS1202においてアクセスするようにしたサーバー装置に対して送信して(ステップS1203)、この図28に示す処理を終了する。
これにより、この実施の形態の撮像装置は、図4に示したように、ファイル名、ヘッダ情報、撮影者情報、画像データからなる画像ファイルを目的とするサーバー装置にアップロードし、それらを公開することができるようにされる。なお、撮影者情報は、図3を用いて説明したように、種々の情報を有するものである場合もあれば、識別IDとURL徒からなるものである場合もある。
[アップロード先のサーバー装置における処理]
そして、画像ファイルの提供を受けたサーバー装置においては、画像ファイルを種々の通信装置によりアクセス可能な態様に展開して、これを公開するようにする。図29は、画像ファイルがアップロードされたサーバー装置において実行される画像ファイルの展開処理を説明するためのフローチャートである。
そして、画像ファイルの提供を受けたサーバー装置においては、画像ファイルを種々の通信装置によりアクセス可能な態様に展開して、これを公開するようにする。図29は、画像ファイルがアップロードされたサーバー装置において実行される画像ファイルの展開処理を説明するためのフローチャートである。
画像ファイルのアップロードを受け付けるサーバー装置においては、画像ファイルの送信元からのアクセスを受け付けると、図29に示す処理を実行する。そして、当該サーバー装置においては、送信されてくる画像ファイルを順次に受信して所定の記録媒体に一時記憶する(ステップS1301)。
次に、ステップS1301において所定に記録媒体に記録した画像ファイルを、画像データと、ヘッダ情報や撮影者情報等の付随データとに分離し(ステップS1302)、ステップS1302において分離した画像データと付随データとを閲覧可能なように例えば、HTML(Hypertext Markup Language)やMHEG(Multimedia and Hypermedia Experts Group)方式の記述言語、その他の種々の記述言語を用いて、画像データと付随データとを、種々のブラウザを通じて閲覧可能なように展開して、これを閲覧データの格納領域に記憶し(ステップS1303)、一般公衆によって閲覧可能にする。
なお、一時記憶した画像ファイルに何らかのURLが含まれている場合には、当該URLによって指定される所定のサーバー装置にアクセスして、種々のレンズ情報の取得が可能なように、ステップS1303の処理において、URLが示すレンズ情報の格納先へ迅速に接続できるように、リンクを張ることができるようにしておくようにされる。したがって、表示されたURLをクリックするだけで、ユーザーは撮影者情報等が格納されたサーバー装置に自動的にアクセスして、目的とする撮影者情報等の情報を取得し、これを閲覧することもできるようにされる。
この図29に示す処理を実行するプログラムを形成し、これを画像ファイルのアップロード先のサーバー装置において実行可能にしておくことにより、撮影画像を形成する画像データのみならず、当該撮影画像を撮影した撮影者の種々の撮影者情報をも簡単に開示することができるようにされる。すなわち、図29に示した処理を実行するプログラムが、この発明による情報開示プログラムの一実施の形態である。
なお、ここでは、一般公衆に閲覧可能にするものとして説明したが、これに限るものではない。例えば、当該サーバー装置にアクセス可能なユーザーにはパスワードを予め発行しておき、適正なパスワードを入力して送信してきた相手先にのみ、画像データや付随データを提供し、パスワードの入力の無い相手先には画像データや付随データを提供しないようにすることもできる。すなわち、サーバー装置側において、画像データや付随データの提供先か否かを判別する認証処理を行うようにすることも可能である。
また、この実施の形態の撮像装置において用いられる撮像方法は、上述した説明からも分かるように、図13〜図24に示したフローチャートに対応する方法として実現される。
なお、上述した実施の形態においては、上述した説明からも明らかなように、撮像手段は、撮像素子部201が実現し、信号処理手段は、信号処理部202が実現し、撮影者情報受付手段は、キー操作部206と制御部210とが実現し、撮影者情報記憶手段は、EEPROM214が実現し、生成手段は、制御部210と記録再生部204とが協働することにより実現するようにしている。
また、記録手段は、記録再生部204が実現し、第1の受付手段は、キー操作部206と制御部210とが実現し、画像読み出し手段は、主に記録再生部204が実現し、画像再生手段は、再生処理部205と表示部203とが実現し、第2の受付手段は、キー操作部206と制御部210とが実現し、撮影者情報読み出し手段は、主に記録再生部204が実現し、撮影者情報再生手段は、再生処理部205と表示部203とが実現し、撮影者情報再生制御手段は、主に制御部210が実現するようにしている。
また、選択手段は、キー操作部206と制御部210とが実現し、取得手段は、主に制御部210が実現し、ダウンロード手段及びアップロード手段は、制御部210と通信I/F207が実現するようにしている。
[再生装置を用いた画像ファイルの利用について]
図1に示した構成の上述した実施の形態の撮像装置を用いて被写体の画像を撮影し、記録再生部204に装填された記録媒体250に記録された画像ファイルについては、再生装置や記録再生装置を用いて利用することも可能である。ここでは、図1〜図29を用いて説明した実施の形態の撮像装置により記録媒体250に記録された画像ファイルを、記録再生装置を用いて利用する場合について説明する。
図1に示した構成の上述した実施の形態の撮像装置を用いて被写体の画像を撮影し、記録再生部204に装填された記録媒体250に記録された画像ファイルについては、再生装置や記録再生装置を用いて利用することも可能である。ここでは、図1〜図29を用いて説明した実施の形態の撮像装置により記録媒体250に記録された画像ファイルを、記録再生装置を用いて利用する場合について説明する。
図30は、図1に示した撮像装置により記録媒体250に記録された画像ファイルを利用することが可能な記録再生装置500について説明するためのブロック図である。この例の記録再生装置500は、図30に示すように、通信インターフェース(以下、通信I/Fという。)501、ハードディスクドライブ(以下、HDDと略称する。)502、表示情報生成部503、キー操作部506、メモリインターフェース(以下、メモリI/Fという。)507、外部インターフェース(以下、外部I/Fという。)508を備えたものである。
制御部510は、この実施の形態の記録再生装置500の各部を制御するものであり、CPU511、ROM512、RAM513、EEPROM514が、CPUバス515を通じて接続されて構成されたマイクロコンピュータである。ここで、CPU511は、後述するROM512に記憶保持されているプログラムを読み出して実行し、各部に供給するための制御信号を形成し、これを各部に供給したり、各部から供給されるデータを受け付けてこれを処理したりするなど、この実施の形態の再生装置の制御の主体となるものである。
ROM512は、上述したように、CPU511によって実行される各種のプログラムや処理に必要になる各種のデータなどが予め記憶されたものである。RAM513は、種々の処理において、その途中結果を一時記憶するなど、主に作業領域として用いられるものである。また、EEPROM514は、いわゆる不揮発性メモリであり、再生装置500の電源が落とされても保持しておくべき情報、例えば、ユーザーが設定するようにした種々のパラメータや機能追加等のために新たに提供されたプログラムなどを記憶保持するものである。
通信I/F501は、制御部510の制御に応じて、例えばインターネットなどの広域ネットワークを通じて目的とするサーバー装置等にアクセスし、制御部510から供給される送信すべきデータから送信用のデータを形成して送信したり、自機宛てに送信されてくるデータを受信して自機において処理可能な形式に変換して制御部510に供給したりするなどの処理を行うものである。
HDD502は、数百メガバイトから数ギガバイト程度の大容量のハードディスクを内蔵し、制御部510の制御に応じて、制御部510からのデータをハードディスクに記録したり、ハードディスクに記録されているデータを読み出して制御部510に供給したりするものである。
表示情報生成部503は、制御部510の制御に応じて、これに供給される種々のデータから表示用のデータを生成し、これを制御部510を通じて表示処理部504に供給するものである。表示処理部504は、これに供給される表示用のデータから表示部505に供給する画像信号(映像信号)を形成し、これを表示部505に供給するものである。
表示部505は、例えば、LCDとLCDコントローラとからなるものであり、表示処理部504からの画像信号の供給を受けて、これに応じた画像をLCDの表示画面に表示するものである。なお、表示部505は、LCDとLCDコントローラとからなるものとして説明したが、これに限るものではなく、有機ELディスプレイ、PDP、CRT等の種々の表示素子と、対応するコントローラとからなるものとして構成することも可能である。
また、表示部505は、再生装置500とは別体のモニタ受像機として構成されたものを用いるようにすることも可能である。すなわち、表示処理部504からの画像信号を出力する画像信号の出力端を設け、これにモニタ受像機を接続して利用するようにすることもできる。
キー操作部506は、数字キー、アルファベットキー、上矢印キー、下矢印キー、右矢キー、左矢印キー、種々のファンクションキーなどを備えており、ユーザーからの操作入力を受け付けて、これを電気信号に変換して制御部510に供給するものである。これにより、制御部510は、ユーザーからの操作入力に応じて各部を制御し、ユーザーの指示に応じた処理を行うことができるようにしている。
メモリI/F507は、メモリカードスロットを備え、これに装着されるメモリカードからデータを読み出して制御部510に供給したり、制御部510から供給されるデータを当該メモリカードに記録したりするものである。
また、外部I/F508は、いわゆるデジタルインターフェースであり、例えば上述した撮像装置などの外部機器を接続し、当該接続した外部機器からのデータを受信して自機において処理可能な形式のデータに変換して制御部510に供給したり、制御部510からの出力すべきデータから出力用のデータを形成して、これを外部機器に対して出力したりするものである。
そして、この実施の形態の記録再生装置500は、上述した撮像装置(交換型レンズ100とカメラ本体200とからなるもの)により画像ファイルが記録された外部メモリ250をメモリI/F507に装着し、これに記録されている画像ファイル内の画像データやレンズ情報を読み出して利用することができるものである。
上述した第1の実施の形態の撮像装置においては、図4を用いて説明したように、撮像画像を形成する画像データと、撮影者に関する種々の情報からなる撮影者情報を有する画像ファイルを形成して記録媒体250に記録することができる。ここで、撮影者情報は、上述もしたように、識別ID、名前等、連絡先名称、電話番号、FAX番号、URL、電子メールアドレス、プロフィール情報、使用カメラ情報等、撮影者顔写真データなどからなるものであある。
以下においては、画像データと、当該画像データにより形成される画像を撮影した撮影者についての識別ID、名前等、連絡先名称、電話番号、FAX番号、URL、電子メールアドレス、プロフィール情報、使用カメラ情報等、撮影者顔写真データといった種々の撮影者情報とを有する画像ファイルを利用する場合と、画像データと、当該画像データにより形成される画像を撮影した撮影者情報の識別IDと撮影者情報についてのURL(撮影者情報URL)とを有する画像ファイルを利用する場合とに分けて、図30に示した構成を有する記録再生装置500における画像ファイルの再生処理について説明する。
[識別ID、名前等、連絡先名称、電話番号等の種々の撮影者情報が付加された画像ファイルを利用する場合]
図31は、図4を用いて説明したように、画像データと、当該画像データが形成する撮影画像を撮影した撮影者の種々の情報からなる撮影者情報とを含む画像ファイルが記録されている記録媒体250から、当該画像データを読み出して利用する場合について説明するための図である。
図31は、図4を用いて説明したように、画像データと、当該画像データが形成する撮影画像を撮影した撮影者の種々の情報からなる撮影者情報とを含む画像ファイルが記録されている記録媒体250から、当該画像データを読み出して利用する場合について説明するための図である。
図31に示すように、画像データと種々の撮影者情報を有する画像ファイル(図4に示した画像ファイル)が記録された記録媒体250が、メモリI/F507を通じて図30に示した記録再生装置500に装着するようにされる。
そして、キー操作部506を通じて撮影画像の再生が指示するようにされた場合には、記録再生装置500の制御部510がメモリI/F507を制御して目的とする画像ファイルから画像データを読み出し、これを表示情報生成部503に供給する。表示情報生成部503は、供給された画像データを圧縮解凍し、圧縮解凍した画像データから表示処理部504に供給する形式の画像データ(YCデータ)を生成して、これを表示処理部504に供給する。
表示処理部504は、表示情報生成部503からの画像データから表示部505に供給する画像信号を形成し、これを表示部505に供給する。表示部505においては、表示処理部504からの画像信号を、LCDコントローラを通じてLCDに供給し、当該LCDの表示画面に撮影画像を表示することができるようにされる。
このように、この実施の形態の記録再生装置500において、制御部510、表示情報生成部503、表示処理部504が、撮影画像等の情報の再生処理を行う再生処理部を形成し、この再生処理部によって処理された情報が、表示部505に供給されて表示するようにされる。
そして、この記録再生装置500の場合にも、図6に示したように、「画質調整」、「削除」、「撮影者情報」などの項目を選択項目として有する通常のメニューMNを表示し、「撮影者情報」が選択されたときには、図7に示したように「一覧表示」、「プロフィール」、「アクセス先」、「その他」などの項目を選択項目とする撮影者情報メニューUMNを表示して、図8〜図11に示したような、撮影者情報の一覧表示(図8)、プロフィール情報の表示(図9)、アクセス先の表示(図10)、使用カメラ情報等のその他の情報の表示(図11)を表示することもできるようにしている。
具体的には、メニューMNや撮影者情報メニューUMNは、制御部510の制御に応じて、表示情報生成部503が生成し、制御部510、表示処理部504を通じて表示部505に供給することにより、表示部505のLCDの表示画面に表示することができる。すなわち、図31における再生処理部で形成したメニューMNや撮影者情報メニューUMNを表示部505に供給することによって、メニューMNや撮影者情報メニューUMNを表示することができる。
また、撮影者情報の一覧表示(図8)、プロフィール情報の表示(図9)、アクセス先の表示(図10)、使用カメラ情報等のその他の情報の表示(図11)は、制御部510が、表示対象の撮像画像を形成する画像データが格納されていた画像ファイルから読み出して、これを表示情報生成部503と表示処理部504とを介して表示部505に供給することによって、表示した撮影画像を撮影した撮影者に対する撮影者情報である撮影者情報の一覧表示、プロフィール情報の表示、アクセス先の表示、使用カメラ情報等のその他の情報の表示をも表示部505のLCDの表示画面に表示することができる。
このように、この実施の形態の記録再生装置500のメモリI/F507に、図4を用いて説明した構成の画像ファイルが記録された記録媒体250が装着された場合には、記録媒体250に記録されている画像ファイル内の画像データと、これに付随する撮影者情報とを表示して利用することができる。
したがって、図30に示した構成の記録再生装置500においても、図19〜図21を用いて説明した撮影画像再生処理が実行され、図21に示したステップS730、ステップS732、ステップS734、ステップS736の各処理においては、上述した撮像装置の場合と同様にして、撮影者情報の一覧表示、プロフィール情報の表示、アクセス先の表示、使用カメラ情報等のその他の情報の表示が行われることになる。
[撮影者情報としてのURLが付加するようにされた画像ファイルを利用する場合]
図32は、画像ファイルに、画像データと、撮影者情報として撮影者情報URLとを含む画像ファイルが記録されている記録媒体250から、当該画像データを読み出して利用する場合について説明するための図である。
図32は、画像ファイルに、画像データと、撮影者情報として撮影者情報URLとを含む画像ファイルが記録されている記録媒体250から、当該画像データを読み出して利用する場合について説明するための図である。
図32に示すように、画像データと撮影者情報URLを有する画像ファイルが記録された記録媒体250が、メモリI/F507を通じて図30に示した記録再生装置500に装着される。
そして、キー操作部506を通じて撮影画像の再生が指示するようにされた場合には、記録再生装置500の制御部510がメモリI/F507を制御して目的とする画像ファイルから画像データを読み出し、これを表示情報生成部503に供給する。表示情報生成部503は、供給された画像データを圧縮解凍し、圧縮解凍した画像データから表示処理部504に供給する形式の画像データ(YCデータ)を生成して、これを表示処理部504に供給する。
表示処理部504は、表示情報生成部503からの画像データから表示部505に供給する画像信号を形成し、これを表示部505に供給する。表示部505においては、表示処理部504からの画像信号を、LCDコントローラを通じてLCDに供給し、当該LCDの表示画面に撮影画像を表示することができるようにされる。
このように、この実施の形態の記録再生装置500において、制御部510、表示情報生成部503、表示処理部504が、撮影画像等の情報の再生処理を行う再生処理部を形成し、この再生処理部によって処理された情報が、表示部505に供給されて表示するようにされる。
そして、この記録再生装置500の場合にも、図6に示したように、「画質調整」、「削除」、「撮影者情報」などの項目を選択項目として有する通常のメニューMNを表示し、「撮影者情報」が選択されたときには、図7に示したように「一覧表示」、「プロフィール」、「アクセス先」、「その他」などの項目を選択項目とする撮影者情報メニューUMNを表示して、図8〜図11に示したような、撮影者情報の一覧表示(図8)、プロフィール情報の表示(図9)、アクセス先の表示(図10)、使用カメラ情報等のその他の情報の表示(図11)を表示することもできるようにしている。
具体的には、メニューMNや撮影者情報メニューUMNは、制御部510の制御に応じて、表示情報生成部503が生成し、制御部510、表示処理部504を通じて表示部505に供給することにより、表示部505のLCDの表示画面に表示することができる。すなわち、図32における再生処理部で形成したメニューMNや撮影者情報メニューUMNを表示部505に供給することによって、メニューMNや撮影者情報メニューUMNを表示することができる。
そして、画像ファイルに撮影者の名前等、連絡先名称、電話番号、FAX番号、URL、電子メールアドレス、プロフィール情報、使用カメラ情報等、撮影者顔写真データ等の撮影者情報が存在せず、撮影者情報URLが存在する場合には、撮影者情報メニューUMNを表示する前に、撮影者情報URLを用いて、所定のサーバー装置402にアクセスする。
そして、当該撮影者情報URLに応じて、撮影者の名前等、連絡先名称、電話番号、FAX番号、URL、電子メールアドレス、プロフィール情報、使用カメラ情報等、撮影者顔写真データ等の撮影者情報をダウンロードしてきて取得し、制御部510のEEPROM514等に記憶保持して、ダウンロードしてきた種々の撮影者情報をすぐに利用できる状態にした後に、撮影者情報メニューUMNを表示する。
このようにすることにより、撮影者情報の一覧表示、プロフィール情報の表示、アクセス先の表示、使用カメラ情報等のその他の情報の表示については、制御部510が、EEPROM514から読み出して、これを表示情報生成部503と表示処理部504とを介して表示部505に供給することによって、表示した撮影画像を撮影した撮影者の種々の撮影者情報をも表示部505のLCDの表示画面に表示することができる。
このように、この記録再生装置500のメモリI/F507に、撮影者情報URLを有する画像ファイルが記録された記録媒体250が装着された場合には、記録媒体250に記録されている画像ファイル内の画像データを再生することができる。また、当該画像データによって形成される撮像画像の撮影者の撮影者情報は、当該画像ファイルに存在する撮影者情報URLを用いて所定のサーバー装置402にアクセスして、当該サーバー装置402からダウンロードしてきて表示することができるようにされる。
したがって、図30に示した構成の記録再生装置500においても、図19、図20、図26を用いて説明した撮影画像再生処理が実行され、図26に示したステップS730、ステップS732、ステップS734、ステップS736の各処理においては、上述した撮像装置の場合と同様にして、撮影者情報の一覧表示、プロフィール情報の表示、アクセス先の表示、使用カメラ情報等のその他の情報の表示が行われることになる。この場合、撮影者情報は、ダウンロードしてきて、EEPROM514に記憶保持されているものを用いることになる。
図31、図32を用いて説明したように、この記録再生装置500においても、図1に示した撮像装置の場合と同様に、記録媒体250に記録されている画像ファイルの画像データや撮影者情報を再生したり、撮影者情報を所定のサーバー装置からダウンロードしてきて再生したりすることができるものである。
なお、ここでは、メモリI/F507に装着された記録媒体250に記録されている画像ファイルの情報を再生する場合について説明したが、これに限るものではない。例えば、外部I/F508に撮像装置を接続するようにし、撮像装置の記録再生部204に装着されている記録媒体250から画像データ、撮影者情報、撮影者情報URLを読み出してきて、この記録再生装置500において利用するようにすることもできる。
また、メモリI/F507に装着された記録媒体から、制御部510がメモリI/F507を通じて画像ファイルを読み出して、HDD502に記録し、このHDD502に記録した画像ファイルを用いるようにすることもできる。同様に、外部I/F508に接続された撮像装置などの外部機器から画像ファイルを取得し、これをHDD502に記録して、この画像ファイルを利用するようにすることもできる。
また、記録再生装置500に対して、キー操作部506を通じて、画像の再生を行う再生者(撮像装置における撮影者に相当)に関する情報(再生者情報)を入力しておくようにする。これにより、この再生者情報と、再生対象の撮影者情報とが同じ撮影者に対するものである場合には、上述した撮像装置の場合と同様に再生対象の撮影者情報の再生を制限したり、再生しないようにしたりすることもできる。なお、ここで再生対象の撮影者情報は、再生対象の画像データに付加されている撮影者情報や、ダウンロードするようにした撮影者情報を意味するものである。
したがって、この記録再生装置500においても、図19〜図21に示した処理だけでなく、図23、図24に示した処理をも実行することが可能である。また、上述した交換型レンズ100とカメラ本体200とからなる撮像装置において実行するようにされた種々の処理のうち、この記録再生装置500において実行する必要のある処理は、この記録再生装置500においても実行可能である。例えば、再生者情報の入力処理や選択設定処理などは、撮影者情報の入力処理や選択設定処理と同様に行うことが可能である。
[画像データのアップロードについて]
また、この記録再生装置500は、上述もしたように通信I/F501を備えており、メモリI/F507に装着された記録媒体250に記録されている画像ファイルや、外部I/F508に装着された撮像装置などの外部機器から取得する画像ファイル、あるいは、HDD502のハードディスクに記録されている画像ファイルなどを、通信I/F501を通じて送出し、目的とするサーバー装置にアップロードすることもできる。
また、この記録再生装置500は、上述もしたように通信I/F501を備えており、メモリI/F507に装着された記録媒体250に記録されている画像ファイルや、外部I/F508に装着された撮像装置などの外部機器から取得する画像ファイル、あるいは、HDD502のハードディスクに記録されている画像ファイルなどを、通信I/F501を通じて送出し、目的とするサーバー装置にアップロードすることもできる。
図33は、この記録再生装置500が、画像ファイルをアップロードする場合について説明するための図である。図33に示すように、画像データと種々の撮影者情報を有する画像ファイル(図4に示した画像ファイル)が記録された記録媒体250が、メモリI/F507を通じて図31に示した記録再生装置500に装着される。
キー操作部506を通じて、画像ファイルをアップロードすることの指示入力を受け付けると、制御部510は、キー操作部506を通じてアップロードする画像データの選択入力を受け付けるようにする。そして、制御部510は、EEPROM514に予め保持している画像データのアップロード先のサーバー装置403のURLを用い、通信I/F501とインターネット等のネットワーク400を通じて当該アップロード先のサーバー装置402にアクセスする。
この後、制御部510は、選択された画像データを有する画像ファイルをメモリI/F507を通じて記録媒体250から読み出し、これを通信I/F501を通じて、アクセスしているアップロード先のサーバー装置403に対して送信する。これにより、ユーザーにより選択された画像ファイルを目的とするアップロード先のサーバー装置403にアップロードすることができる。
すなわち、この記録再生装置500においても、図28を用いて説明した画像ファイルのアップロード処理を実行し、自機に装着された記録媒体250に保持されている画像ファイルを、目的とするサーバー装置にアップロードし、一般公衆に開示することができる。
また、この場合、アップロード先のサーバー装置403においては、図29を用いて説明した画像ファイルの展開処理を行うことによって、一般公衆がブラウザを用いて閲覧することができるようにされる。
[画像ファイルのダウンロードについて]
また、この記録再生装置500は、所定のサーバー装置403にアップロードされている画像データをダウンロードしてきてこれを利用することもできる。図34は、記録再生装置500が、画像ファイルをダウンロードしてきて利用する場合について説明するための図である。
また、この記録再生装置500は、所定のサーバー装置403にアップロードされている画像データをダウンロードしてきてこれを利用することもできる。図34は、記録再生装置500が、画像ファイルをダウンロードしてきて利用する場合について説明するための図である。
すなわち、記録再生装置500は、通信I/F501を備えている。このため、キー操作部506を通じて所定のサーバー装置にアクセスすることに指示入力を受け付けると、制御部510は、受け付けた指示入力に応じて、通信I/F501を制御し、ネットワーク400を通じて目的とするサーバー装置403にアクセスし、ダウンロード可能な画像ファイルの画像データに応じたサムネイル画像の一覧表示情報の提供を受け、これを表示処理部504を通じて表示部505に供給することにより、サムネイル画像の一覧表示を表示部505のLCDの表示画面に表示する。
そして、キー操作部506を通じて、ダウンロードする画像の選択入力を受け付け、選択された画像の画像ファイルの提供要求を形成して、これをアクセスしているサーバー装置403に送信する。これにより、当該サーバー装置403から、提供を要求した画像ファイルが送信されてくるので、記録再生装置500は通信I/Fを通じてこれを受信し、HDD502などの所定の記録媒体に格納して、これを利用することができるようにされる。
また、画像ファイル内に撮影者情報URLを格納しておくことにより、少ないデータ量で撮影者に関連した多くの撮影者情報を取得したり、目的とする情報へのアクセスを容易にしたりすることができる。したがって、撮影者情報の内容に追加や変更が生じた場合であっても、これに容易に対応することができる。
また、撮影者情報が格納された画像ファイルをサーバー装置にアップロードすることができ、しかも、画像データと撮影者情報等の付随情報との分離や、閲覧可能な状態にすることなどをサーバー装置側で行うことができるので、画像ファイルのみのアップロードで容易にレンズ情報等の付随データを含めたウェブページを作成することができるようにされる。
また、上述した実施の形態の説明からも分かるように、この発明による情報開示プログラムは、図29に対応するプログラムとして実現される。
なお、この発明による撮像装置、撮像方法は、種々のデジタルカメラに適用することが可能であり、静止画を撮影するデジタルスチルカメラの他に、動画を撮影するデジタルビデオカメラにも適用することが可能である。
また、この発明による再生方法は、画像ファイルの利用が可能な画像再生装置、画像記録再生装置、パーソナルコンピュータなどの情報処理装置など、画像ファイルの処理が可能な情報処理装置に適用可能である。
[レンズ情報の利用について]
さらに、種々の撮影者情報に加えて、交換型レンズ100のレンズ情報メモリ101に記憶保持されているレンズ情報を、カメラ本体200の制御部210が読み出すようにし、これを撮影することにより得た画像データに対して付加するようにしてもよい。
さらに、種々の撮影者情報に加えて、交換型レンズ100のレンズ情報メモリ101に記憶保持されているレンズ情報を、カメラ本体200の制御部210が読み出すようにし、これを撮影することにより得た画像データに対して付加するようにしてもよい。
図35は、交換型レンズ100のレンズ情報メモリ101に記憶保持されるレンズ情報の一例について説明するための図である。図35に示すように、レンズ情報メモリ101には、レンズ情報として、レンズ識別情報、レンズ制御関連情報、レンズ特徴情報(レンズ詳細情報)、レンズ外観図、レンズ構成図、その他の情報からなっている。
レンズ識別情報は、当該交換型レンズを識別するための情報であり、例えば、図35にも示すように、製造番号、型番、品名、製造開始日(生産開始時期)、販売開始日(販売開始時期)などの情報からなるものである。この他、ブランド名や製造工場記号など、当該交換型レンズを識別するための種々の情報を含めるようにすることも可能である。なお、製造開始日は、2007年4月や、2007年上期などのように、生産開始時期として表すようにされる場合もある。販売開始日も同様に、販売開始時期として表すようにされる場合もある。
レンズ制御関連情報は、例えば、カメラ本体200と協働して、露出(露光)を調整したり、フォーカス(焦点)を調整したりするなどのために必要になる種々の制御関連情報が含まれるものである。
レンズ特徴情報(レンズ詳細情報)は、図35にも示すように、ズームレンズか、単焦点レンズか、広角レンズかなどのレンズの種類を示す情報、当該交換型レンズの使い方に関する情報、撮影上の注意点などの当該交換型レンズに関する詳細情報からなるものである。このレンズ特徴情報は、主にテキストデータからなるものである。
レンズ外観図は、当該交換型レンズの外観を示す図である。このレンズ外観図があることにより、当該交換型レンズそのものがない場合であっても、当該交換レンズの外部構成を表示素子に表示して確認することができるようにされる。したがって、このレンズ外観図は、当該交換型レンズのユーザーよりも、当該交換型レンズを用いて撮影された画像データの利用者にとって有効な情報である。
レンズ構成図は、当該交換型レンズが、いくつのレンズ群から構成され、何枚のレンズを用いたものであるのかを視覚を通じて認識できるようにするものである。このように、レンズ構成図は、レンズ構成の観点から当該交換型レンズの特徴などを把握し、理解する上で重要な情報である。
また、その他の情報として、例えば、メンテナンス上の注意点、代替部品情報など、当該交換型レンズに関する種々の情報が把握することができるようにされる。
このように、交換型レンズ100のレンズ情報メモリ101には、種々のレンズ情報が記憶保持されており、カメラ本体200の制御部210は、自機に装着された交換型レンズ100のレンズ情報メモリ101にアクセスして、レンズ情報を取得し、画像の撮影時において、記録媒体250に記録する画像データに対して、レンズ情報を付加することができる。
そして、レンズ情報をも撮影することにより得た画像データに対して付加するようにしておくことにより、撮影者情報だけでなく、種々のレンズ情報についても表示できるようにし、撮影に用いた交換型レンズについての種々の情報を閲覧者に提供することができるようにされる。
なお、この場合において、レンズ情報読み出し手段は、主に記録再生部204が実現し、レンズ情報再生手段は、再生処理部205と表示部203とが実現することになる。
なお、上述した実施の形態において、画像データに付加するようにされた撮影者情報と、EEPROMの実撮影者設定領域に設定された撮影者情報とが同じ撮影者情報に対するものか否かは、撮影者情報の識別IDに基づいて行うものとして説明した。また、撮影者情報としてのURLを用いてダウンロードするようにした撮影者情報と、EEPROMの実撮影者設定領域に設定された撮影者情報とが同じ撮影者情報に対するものか否かは、撮影者情報の名前に基づいて行うものとして説明した。しかしこれに限るものではない。
画像データに付加するようにされた撮影者情報と、EEPROMの実撮影者設定領域に設定された撮影者情報とが同じ撮影者に対するものか否か、また、撮影者情報としてのURLを用いてダウンロードするようにした撮影者情報と、EEPROMの実撮影者設定領域に設定された撮影者情報とが同じ撮影者に対するものか否かの判断は、両撮影者情報について共通に用いられる他の情報を用いるようにしてもよい。
例えば、電話番号、Eメールアドレスなどを用いるようにしてもよい。しかし、異なる撮影者が同じ電話番号やEメールアドレスを用いる可能性もある。そこで、同じ撮影者についての、画像データに付加するようにされた撮影者情報と、EEPROMの実撮影者設定領域に設定された撮影者情報とに対しては、あるいは、撮影者情報としてのURLを用いてダウンロードするようにした撮影者情報と、EEPROMの実撮影者設定領域に設定された撮影者情報とに対しては、共通の識別IDを付すようにすることにより、両撮影者情報が同じ撮影者に対するものか否かを確実に判別することができる。
100…交換型レンズ、101…レンズ情報メモリ、200…カメラ本体、201…撮像素子部、202…信号処理部、203…表示部、204…記録再生部、205…再生処理部、206…キー操作部、207…通信I/F、210…制御部、211…CPU、212…ROM、213…RAM、214…EEPROM、215…CPUバス、250…記録媒体、300…携帯電話端末、400…ネットワーク、401…基地局、402、403…サーバー装置、500…記録再生装置、501…通信I/F、502…HDD、503…表示情報生成部、506…キー操作部、507…メモリI/F、508…外部I/F
Claims (21)
- レンズを通じて結像面に結像するようにされた被写体の画像を、画像信号として取り込むようにする撮像手段と、
前記撮像手段を通じて取り込まれた画像信号から記録用の画像データを生成する信号処理手段と、
使用者からの撮影者情報の入力を受け付ける撮影者情報受付手段と、
前記撮影者情報受付手段を通じて受け付けた前記撮影者情報を記憶保持する撮影者情報記憶手段と、
前記信号処理手段により生成された記録用の前記画像データと前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とを含む記録用の画像ファイルを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された記録用の前記画像ファイルを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録された画像ファイルの画像データによる画像の再生指示を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段を通じて画像の前記再生指示を受け付けた場合に、指示された画像の画像データを前記記録媒体から読み出す画像読み出し手段と、
前記画像読み出し手段により読み出された画像データに応じた画像を再生するようにする画像再生手段と、
前記画像再生手段により再生するようにした画像の画像データと共に画像ファイルに記録されている撮影者情報の再生指示を受け付ける第2の受付手段と、
前記第2の受付手段を通じて撮影者情報の前記再生指示を受け付けた場合に、前記画像ファイルから撮影者情報を読み出す撮影者情報読み出し手段と、
前記撮影者情報読み出し手段により読み出された前記撮影者情報を再生するようにする撮影者情報再生手段と、
前記撮影者情報読み出し手段により読み出された前記撮影者情報と前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とが、同じ撮影者に対するものか否かに応じて、前記撮影者情報再生手段を制御する撮影者情報再生制御手段と
を備える撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記撮影者情報記憶手段は、複数の撮影者情報を記憶保持することができるものであり、
使用者からの選択入力を受け付けて、前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている複数の撮影者情報の中から実際の撮影者の撮影者情報を選択する選択手段を備え、
前記撮影者情報再生制御手段は、前記撮影者情報読み出し手段により読み出された前記撮影者情報と、前記選択手段により選択された撮影者情報とが、同じ撮影者に対するものか否かに応じて、前記撮影者情報再生手段を制御する撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記撮影者情報記憶手段は、複数の撮影者情報を記憶保持することができるものであり、
前記撮影者情報再生制御手段は、前記撮影者情報読み出し手段により読み出された前記撮影者情報と、前記撮影者情報記憶手段に記憶されている撮影者情報の1つとが、同じ撮影者に対するものか否かに応じて、前記撮影者情報再生手段を制御する撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記撮影者情報は、撮影者の名称、プロフィール情報、連絡先名称、電話番号、ファックス番号、URL(Uniform Resource Locators)、電子メールアドレス、使用カメラ情報、撮影者に関する画像情報、撮影者に関するグラフィックス情報の内の1つ以上を含む撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記撮影者情報再生制御手段は、前記撮影者情報読み出し手段から読み出された前記撮影者情報と前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とが、同じ撮影者に対するものである場合に、再生する撮影者情報を制限する撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記撮影者情報再生制御手段は、前記撮影者情報読み出し手段から読み出された前記撮影者情報と前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とが同じ撮影者に対するものである場合に、撮影者情報を再生しないように制御する撮像装置。 - 請求項4に記載の撮像装置であって、
前記撮影者に関する画像情報は、撮影者情報の入力が可能な撮影者情報入力モードにあるときに、前記撮像手段を通じて取り込んで、前記信号処理手段により生成された撮影画像である撮像装置。 - 請求項1に記載の撮像装置であって、
前記レンズは交換型レンズであり、
装着された前記交換型レンズの筐体に搭載されているメモリから、当該交換型レンズに関する情報であるレンズ情報を取得する取得手段を備え、
前記生成手段は、前記取得手段を通じて取得した前記レンズ情報をも含む記録用の画像ファイルを生成することができるものであり、
再生対象とされた前記画像ファイルから前記レンズ情報を読み出すレンズ情報読み出し手段と、
前記レンズ情報読み出し手段により読み出された前記レンズ情報を再生するようにするレンズ情報再生手段と
を備える撮像装置。 - レンズを通じて結像面に結像するようにされた被写体の画像を、画像信号として取り込むようにする撮像手段と、
前記撮像手段を通じて取り込まれた画像信号から記録用の画像データを生成する信号処理手段と、
使用者からの少なくともURL(Uniform Resource Locators)を含む撮影者情報の入力を受け付ける撮影者情報受付手段と、
前記撮影者情報受付手段を通じて受け付けた少なくともURLを含む撮影者情報を記憶保持する撮影者情報記憶手段と、
前記信号処理手段により生成された記録用の前記画像データと前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている少なくともURLを含む前記撮影者情報とを含む記録用の画像ファイルを生成する生成手段と、
前記生成手段により生成された記録用の前記画像ファイルを記録媒体に記録する記録手段と、
前記記録媒体に記録された画像ファイルの画像データによる画像の再生指示を受け付ける第1の受付手段と、
前記第1の受付手段を通じて画像の前記再生指示を受け付けた場合に、指示された画像の画像データを前記記録媒体から読み出す画像読み出し手段と、
前記画像読み出し手段により読み出された画像データに応じた画像を再生するようにする画像再生手段と、
前記画像再生手段により再生するようにした画像についての撮影者情報の再生指示を受け付ける第2の受付手段と、
前記第2の受付手段を通じて撮影者情報の前記再生指示を受け付けた場合に、前記画像ファイルから撮影者情報としてのURLを読み出す撮影者情報読み出し手段と、
前記撮影者情報読み出し手段により読み出された前記URLに基づいて、目的とするサーバーにアクセスし、撮影者に関する情報をダウンロードするダウンロード手段と、
前記ダウンロード手段によりダウンロードするようにされた前記撮影者に関する情報を再生するようにする撮影者情報再生手段と、
前記撮影者情報読み出し手段により読み出された前記URLと前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されているURLとが、同じ撮影者に対するものか否かに応じて、前記撮影者情報再生手段を制御する撮影者情報再生制御手段と
を備える撮像装置。 - 請求項9に記載の撮像装置であって、
前記撮影者情報記憶手段は、少なくともURLを含む複数の撮影者情報を記憶保持することができるものであり、
使用者からの選択入力を受け付けて、前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている複数の撮影者情報の中から実際の撮影者の撮影者情報を選択する選択手段を備え、
前記撮影者情報再生制御手段は、前記撮影者情報読み出し手段により読み出された前記撮影者情報と、前記選択手段により選択された撮影者情報とが、同じ撮影者に対するものか否かに応じて、前記撮影者情報再生手段を制御する撮像装置。 - 請求項9に記載の撮像装置であって、
前記撮影者情報記憶手段は、複数のURLを記憶保持することができるものであり、
前記撮影者情報再生制御手段は、前記撮影者情報読み出し手段により読み出された前記撮影者情報と、前記撮影者情報記憶手段に記憶されている撮影者情報の1つとが、同じ撮影者に対するものか否かに応じて、前記撮影者情報再生手段を制御する撮像装置。 - 請求項9に記載の撮像装置であって、
前記撮影者情報再生制御手段は、前記撮影者情報読み出し手段から読み出された前記撮影者情報と前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とが同じ撮影者に対するものである場合に、再生する撮影者情報を制限する撮像装置。 - 請求項9に記載の撮像装置であって、
前記撮影者情報再生制御手段は、前記撮影者情報読み出し手段から読み出された前記撮影者情報と前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とが同じ撮影者に対するものである場合に、撮影者情報を再生しないように制御する撮像装置。 - 請求項9に記載の撮像装置であって、
前記レンズは交換型レンズであり、
装着された前記交換型レンズの筐体に搭載されているメモリから、当該交換型レンズに関する情報であるレンズ情報を取得する取得手段を備え、
前記生成手段は、前記取得手段を通じて取得した前記レンズ情報をも含む記録用の画像ファイルを生成することができるものであり、
再生対象とされた前記画像ファイルから前記レンズ情報を読み出すレンズ情報読み出し手段と、
前記レンズ情報読み出し手段により読み出された前記レンズ情報を再生するようにするレンズ情報再生手段と
を備える撮像装置。 - 請求項1または請求項9に記載の撮像装置であって、
前記記録媒体に記録された画像ファイルを所定のサーバーにアップロードすることの指示入力を受け付ける指示入力受付手段と、
前記指示入力受付手段を通じて、前記指示入力を受け付けた場合に、所定のサーバーにアクセスし、当該サーバーに対して前記画像ファイルを送信することにより画像ファイルのアップロードを行うようにするアップロード手段と
を備える撮像装置。 - 画像データと当該画像データにより形成される画像を撮影した撮影者に関する撮影者情報とを有する1つ以上の画像ファイルが記録された記録媒体から、目的とする画像の画像データを読み出して再生する場合に用いる再生方法であって、
撮影者情報受付手段が、使用者からの撮影者情報の入力を受け付ける撮影者情報受付工程と、
前記撮影者情報受付工程において受け付けた前記撮影者情報を、撮影者情報記憶手段に記録する撮影者情報記録工程と、
第1の受付手段が、前記記録媒体に記録された画像ファイルの画像データによる画像の再生指示を受け付ける第1の受付工程と、
前記第1の受付工程において画像の前記再生指示を受け付けた場合に、画像読み出し手段が、指示された画像の画像データを前記記録媒体から読み出す画像読み出し工程と、
前記画像読み出し工程において読み出した画像データに応じた画像を、画像再生手段が再生するようにする画像再生工程と、
第2の受付手段が、前記画像再生工程において再生するようにした画像の画像データと共に画像ファイルに記録されている撮影者情報の再生指示を受け付ける第2の受付工程と、
前記第2の受付工程において撮影者情報の前記再生指示を受け付けた場合に、撮影者情報読み出し手段が、前記画像ファイルから撮影者情報を読み出す撮影者情報読み出し工程と、
撮影者情報再生手段が、前記撮影者情報読み出し工程において読み出した前記撮影者情報を再生するようにする場合に、前記撮影者情報読み出し工程において読み出した前記撮影者情報と前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とが同じ撮影者に対するものか否かに応じて、前記撮影者情報再生手段を制御する撮影者情報再生制御工程と
を有する再生方法。 - 請求項16に記載の再生方法であって、
前記撮影者情報記憶手段は、複数の撮影者情報を記憶保持することができるものであり、
選択手段が、使用者からの選択入力を受け付けて、前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている複数の撮影者情報の中から実際の撮影者の撮影者情報を選択する選択工程を有し、
前記撮影者情報再生制御工程においては、前記撮影者情報読み出し工程において読み出した前記撮影者情報と、前記選択工程において選択した撮影者情報とが、同じ撮影者に対するものか否かに応じて、前記撮影者情報再生手段を制御する再生方法。 - 画像データと少なくともURLを含む撮影者情報とを有する1つ以上の画像ファイルが記録された記録媒体から、目的とする画像の画像データを読み出して再生する場合に用いる再生方法であって、
撮影者情報受付手段が、使用者からの少なくもURLを含む撮影者情報の入力を受け付ける撮影者情報受付工程と、
前記撮影者情報受付工程において受け付けた前記撮影者情報を、撮影者情報記憶手段に記録する撮影者情報記録工程と、
第1の受付手段が、前記記録媒体に記録された画像ファイルの画像データによる画像の再生指示を受け付ける第1の受付工程と、
前記第1の受付工程において画像の前記再生指示を受け付けた場合に、画像読み出し手段が、指示された画像の画像データを前記記録媒体から読み出す画像読み出し工程と、
前記画像読み出し工程において読み出した画像データに応じた画像を、画像再生手段が再生するようにする画像再生工程と、
第2の受付手段が、前記画像再生工程において再生するようにした画像についての撮影者情報の再生指示を受け付ける第2の受付工程と、
前記第2の受付工程において、撮影者情報の前記再生指示を受け付けた場合に、撮影者情報読み出し手段が、前記画像ファイルからURLを読み出す撮影者情報読み出し工程と、
前記撮影者情報読み出し工程において読み出した前記URLに基づいて、ダウンロード手段が、目的とするサーバーにアクセスし、撮影者情報をダウンロードするダウンロード工程と、
撮影者情報再生手段が、前記ダウンロード工程においてダウンロードした前記撮影者情報を再生するようにする場合に、前記撮影者情報読み出し工程において読み出した前記URLを含む撮影者情報と前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている撮影者情報とが同じ撮影者に対するものか否かに応じて、前記撮影者情報再生手段を制御する撮影者情報再生制御工程と
を有する再生方法。 - 請求項18に記載の再生方法であって、
前記撮影者情報記憶手段は、少なくともURLを含む複数の撮影者情報を記憶保持することができるものであり、
選択手段が、使用者からの選択入力を受け付けて、前記撮影者情報記憶手段に記憶保持されている複数の撮影者情報の中から実際の撮影者の撮影者情報を選択する選択工程を有し、
前記撮影者情報再生制御工程においては、前記撮影者情報読み出し工程において読み出した前記URLを含む撮影者情報と、前記選択工程において選択した撮影者情報とが、同じ撮影者に対するものか否かに応じて、前記撮影者情報再生手段を制御する再生方法。 - 撮影することにより得られた画像の画像データと当該画像の撮影者に関する撮影者情報とを有する1つ以上の画像ファイルがアップロードされるサーバー装置において実行される情報開示プログラムであって、
受信した画像ファイルについて、画像データと撮影者情報とを分離する分離ステップと、
前記分離ステップにおいて分離した画像データと撮影者情報とを、種々の情報処理装置を通じて閲覧可能なように展開して構成しなおす情報構成ステップと、
前記情報構成ステップにおいて構成した情報を、ダウンロード可能な情報として所定のメモリに記録することにより開示する記録ステップと
を前記サーバー装置のコンピュータが実行する情報開示プログラム。 - 請求項20に記載の情報開示プログラムであって、
前記レンズ情報にURL(Uniform Resource Locators)を含む場合には、前記情報構成ステップにおいて、当該URLによって示される情報を利用者が容易に取得可能なように、当該URLが示す情報への接続手段を作成する情報開示プログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008071352A JP2009231888A (ja) | 2008-03-19 | 2008-03-19 | 撮像装置、再生方法および情報開示プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008071352A JP2009231888A (ja) | 2008-03-19 | 2008-03-19 | 撮像装置、再生方法および情報開示プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009231888A true JP2009231888A (ja) | 2009-10-08 |
Family
ID=41246861
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008071352A Withdrawn JP2009231888A (ja) | 2008-03-19 | 2008-03-19 | 撮像装置、再生方法および情報開示プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2009231888A (ja) |
-
2008
- 2008-03-19 JP JP2008071352A patent/JP2009231888A/ja not_active Withdrawn
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8356033B2 (en) | Album system, photographing device, and server | |
US8982223B2 (en) | Image sending apparatus, image recording apparatus and image recording method using identification information relating reduced image data with original image data | |
JP6223534B2 (ja) | 撮影機器、撮影方法及び撮影制御プログラム | |
JP2009118069A (ja) | 撮像装置、制御方法、プログラム | |
JP7187395B2 (ja) | 通信端末、通信端末の制御方法および通信システム | |
JP6108755B2 (ja) | 撮影機器、撮影画像送信方法及び撮影画像送信プログラム | |
US20210218880A1 (en) | Image processing apparatus and control method thereof | |
JP5268960B2 (ja) | 情報処理装置、その制御方法、プログラム | |
JP2006157886A (ja) | 情報処理装置、携帯端末装置、サーバコンピュータ、データ保存方法、及びプログラム | |
JP2007201578A (ja) | 画像記録システム | |
JP2007243625A (ja) | 画像再生装置およびその制御方法ならびにその制御プログラム | |
JP2006261916A (ja) | 撮影装置 | |
JP5754936B2 (ja) | 撮影装置、その制御方法、プログラム | |
JP7415376B2 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法、プログラム | |
JP2009231888A (ja) | 撮像装置、再生方法および情報開示プログラム | |
JP2007201579A (ja) | 電子カメラ | |
JP2005175957A (ja) | 画像管理装置、デジタルカメラ、及び画像管理方法 | |
WO2023281928A1 (ja) | 通信装置、制御方法およびプログラム | |
JP5024173B2 (ja) | サーバー装置、モバイルストレージ装置、およびアルバム情報の更新方法 | |
JP2005276016A (ja) | ファイル管理装置 | |
JP2009177683A (ja) | 撮像装置、再生装置、撮像方法、再生方法および情報開示プログラム | |
WO2023021759A1 (ja) | 情報処理装置、情報処理方法 | |
JP4569445B2 (ja) | 画像記録装置および画像記録システム | |
JP2007134927A (ja) | 画像記録システム | |
JP2023009679A (ja) | 通信装置、撮像装置、制御方法、プログラム |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20090825 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20091006 |
|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110607 |