JP2006157886A - 情報処理装置、携帯端末装置、サーバコンピュータ、データ保存方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 携帯端末とサーバとからなり、携帯端末は、装置全体を制御する制御部11と、格納庫の作成要求を受け付ける要求受付部14と、この要求をサーバに送信する送信部12と、これに対しサーバからプログラム等を受信する受信部13と、受信したプログラム等をインストールするインストール部15とを備える。また、このプログラムによって、動画を取得する動画取得部16と、動画が保存されたポストを特定するポスト特定部17と、携帯端末のポストとサーバの格納庫との対応情報を管理する対応情報管理部18とが実現され、送信部12は、指定されたポストに対応するサーバの格納庫に動画を送信する。また、動画の送信後にポスト内を整理する動画整理部19も実現される。
【選択図】 図3
Description
このように、画像撮影機能付き携帯端末のハードウェアとしての普及により、画像を撮影するという行為は一般的なものとなっている。しかしながら、撮影した画像の保存、整理、閲覧、再生等、その画像で実際に楽しむという行為が一般に浸透しているかというと、必ずしもそうだと言い切れない面がある。
一方で、このような問題を回避すべく、携帯端末で撮影した画像を一旦パーソナルコンピュータ(以下、「PC」という)やメモリカードに移して保存する場合もある。ところが、そのような操作は煩雑で難しく、メモリカードは小さくて取り扱いが面倒である。従って、携帯端末での画像の撮影操作は老若男女誰もが行えたとしても、PCやメモリカードへの画像の移動操作まで行えるのはその中のごく一部の者に限られるのが現状である。
また、同様の問題に鑑み、携帯端末で撮影した画像データをサーバコンピュータにアップロードするサービスも提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、特許文献1では、シーン番号を画像データに付加してサーバコンピュータにアップロードし、サーバコンピュータでは、シーン番号に対応する格納エリアに画像データを格納している。ここで、画像データをアップロードする際、通常、画像データに付加されたシーン番号はユーザからは見えず、画像データがサーバコンピュータ上のどの格納エリアに格納されようとしているのかがユーザにとって分かり難いという問題点がある。
尚、同様の問題は、画像データ以外の一般のデータについても生ずる虞がある。
ところが、2つの作業工程を設けることで、まず、操作が煩雑になってしまうという問題点がある。特に、コンピュータに不慣れなユーザにとっては、画像の撮影が簡単に行えたとしても、その後に、保存、送信という2段階の操作手順を踏まなければならず、このことは、コンピュータに対するハードルを高くする大きな要因となってしまう。
また、2つの作業工程を設けることで、撮影画像を保存してもそれがサーバに送信されていない時期が必ず存在することになる。仮にこのような時期に突然の降雨、紛失等の事故があれば、画像データを失う危険性があるという問題点もある。
また、本発明の他の目的は、情報処理装置へのデータの保存及びこれによるサーバコンピュータへのデータの保存を簡単な操作で行うことができるようにすることにある。
これを情報処理装置側から把握した場合、本発明の情報処理装置は、保存対象のデータを取得する取得手段と、予め自装置内に作成されたフォルダの中からそのデータの保存場所として指定されたフォルダを特定する特定手段と、この特定手段により特定されたフォルダへのデータの保存要求に応じて、そのフォルダに予め対応付けられた他の装置内の保存先にデータを送信する送信手段とを備えたものとなる。
また、これを他の装置(サーバコンピュータ)側から把握した場合、本発明のサーバコンピュータは、情報処理装置からデータを受信する受信手段と、情報処理装置内のフォルダの中からそのデータの保存場所として指定されたフォルダを特定する特定手段と、この特定手段により特定されたフォルダに予め対応付けられた保存先にそのデータを保存する保存手段とを備えたものとなる。
図1は、本発明を適用可能なコンピュータシステムの一例を示した図である。このシステムは、携帯端末101、102、…、10nと、サーバコンピュータ(以下、「サーバ」という)20とからなる。
携帯端末101、102、…、10nは、動画を撮影し送信可能な携帯端末(例えば、携帯電話や、通信機能付きのデジタルカメラ)である。そのハードウェア構成は、一般的な携帯端末と同様でよく、CPU、メモリ、通信制御装置等を備えたものが想定される。尚、以下の説明では、携帯端末101、102、…、10nの中から1台を代表させて、携帯端末10というものとする。尚、携帯端末10のハードウェア構成については、後述する。
サーバ20は、携帯端末101、102、…、10nから無線通信を介してアクセス可能なコンピュータである。そのハードウェア構成は、一般的なコンピュータと同様でよく、CPU、主記憶装置、補助記憶装置、通信制御装置等を備えたものが想定される。
一方、サーバ20における動画の保存先は、動画を格納する倉庫という意味合いから、本明細書では、「格納庫」と称することにする。
図2(a)は、被写体に携帯端末10のレンズをただ向けている時点における画面であり、まだ録画は開始していない。画面下部に示された「STOP」の表示がこのことを示している。
ここで、録画を開始すると、画面は図2(b)のようになる。このとき、画面下部の「STOP」の表示は「REC」の表示に切り替わっている。
その後、録画を停止すると、画面は図2(c)のようになる。このとき、画面下部の「REC」の表示は「STOP」の表示に切り替わっている。
尚、ここでのフォルダの選択は、選択したいフォルダにカーソルを位置付けることによって選択を行う。また、図2(d)において、「保存」ボタンは、選択したフォルダに動画を保存するためのボタンであり、「キャンセル」ボタンは、動画の保存を一旦キャンセルして前画面に戻るボタンである。
ユーザが「保存」を指示すると、図2(e)のように保存中を示す表示がなされ、動画の保存が完了すると、図2(f)のようにその旨が表示される。
(第1の実施の形態)
まず、本実施の形態における携帯端末10及びサーバ20の構成について説明する。
図3は、携帯端末10の構成を示したブロック図である。図示するように、携帯端末10は、制御部11と、送信部12と、受信部13と、要求受付部14と、インストール部15と、動画取得部16と、ポスト特定部17と、対応情報管理部18と、動画整理部19とを備える。
制御部11は、携帯端末10全体の動作を制御する機能部である。送信部12は、サーバ20に情報を送信する機能部であり、送信手段として把握することができる。受信部13は、サーバ20から情報を受信する機能部である。要求受付部14は、サーバ20に格納庫を作成する要求をユーザから受け付ける機能部であり、インストール部15は、サーバ20から受信したプログラム等をインストールする機能部である。また、動画取得部16は、保存された動画を取得する機能部であり、取得手段として把握することができる。ポスト特定部17は、その動画が保存されたポストを特定する機能部であり、特定手段として把握することができる。対応情報管理部18は、携帯端末10のポストとサーバ20の格納庫との対応情報を管理する機能部である。また、動画整理部19は、動画の送信後にポスト内を整理する機能部であり、所定の情報を保存する保存手段として把握することができる。
尚、これらの各機能部は、ハードウェアのみによっても実現可能であるが、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによっても実現可能である。後者の場合は、携帯端末10の図示しないCPUが、例えば、図示しないメモリに記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより各機能部が実現される。また、特に、図中、破線で囲んだ制御部11の一部、動画取得部16、ポスト特定部17、対応情報管理部18、動画整理部19の各機能部については、インストール部15によってインストールされたプログラムを、携帯端末10の図示しないCPUが読み込んで実行することにより実現される。
制御部21は、サーバ20全体の動作を制御する機能部である。受信部22は、携帯端末10から情報を受信する機能部であり、画像データを受信する受信手段と、携帯端末10で指定されたポストを特定する特定手段として把握することができる。送信部23は、携帯端末10に情報を送信する機能部である。格納庫作成部24は、携帯端末10から受信した要求に応じて格納庫、及び、ポストと格納庫との対応情報を作成する機能部であり、格納庫作成手段(第2の作成手段)及び対応情報作成手段(第3の作成手段)として把握することができる。格納庫管理DB25は、格納庫を管理するための情報を記憶するデータベースである。コマンド作成部26は、携帯端末10に送信するコマンドを作成する機能部であり、ポスト作成手段(第1の作成手段)やメニュー作成手段として把握することができる。プログラム作成部27は、携帯端末10に送信するプログラムを作成する機能部であり、プログラム作成手段として把握することができる。また、動画保存部28は、携帯端末10から受信した動画を格納庫に保存すると共に格納庫管理DB25の利用状況を更新する機能部であり、保存手段として把握することができる。
尚、これらの各機能部は、ハードウェアのみによっても実現可能であるが、ハードウェアとソフトウェアの組み合わせによっても実現可能である。後者の場合は、サーバ20の図示しないCPUが、例えば、図示しない補助記憶装置に記憶されたプログラムを読み込んで実行することにより各機能部が実現される。
まず、図5を参照しながら、携帯端末10のポスト及びサーバ20の対応する格納庫を作成する際の動作を説明する。
ユーザは、携帯端末10に対し、ポストの作成を要求する。すると、要求受付部14は、その要求を受け付け、制御部11に受け渡す。これにより、制御部11は、そのポストに対応する格納庫の作成を要求する信号(以下、「格納庫作成要求」という)を作成し、送信部12に受け渡す。そして、送信部12が、サーバ20に対し、格納庫作成要求を送信する(ステップ101)。
サーバ20では、受信部22が、この格納庫作成要求を受信し、制御部21に受け渡す(ステップ102)。
ここで、格納庫IDとは、格納庫を一意に識別するための情報であり、ユーザ間で重複することのないよう、携帯端末10を一意に識別するための端末IDとユーザが指定した格納庫名とを組み合わせる等して作成される。例えば、端末「T0001」のユーザが「犬」という名前の格納庫の作成を要求したとする。その場合、本実施の形態では、格納庫ID「T0001_犬」を作成する。また、端末「T0001」のユーザが「子供」という名前の格納庫を作成すると、格納庫IDは「T0001_子供」となり、「友人」という名前の格納庫を作成すると、格納庫IDは「T0001_友人」となる。
ところで、本実施の形態では、サーバ20が提供する格納庫は、全て同じディレクトリの配下に存在するものとしている。そして、そのディレクトリの一階層下のディレクトリを表すのに格納庫IDを用いる。例えば、サーバ20が提供する格納庫が、「www.aaa.co.jp/memorybank」の配下に存在するものとする。この場合、端末「T0001」のユーザが作成した「犬」という格納庫のアドレスは、「www.aaa.co.jp/memorybank/T0001_犬」となる。また、端末「T0001」のユーザが作成した「子供」という格納庫のアドレスは、「www.aaa.co.jp/memorybank/T0001_子供」となり、「友人」という格納庫のアドレスは、「www.aaa.co.jp/memorybank/T0001_友人」となる。
ここで、図6を参照して、格納庫管理DB25に登録される情報の内容を説明する。
図示するように、格納庫管理DB25には、端末ID、格納庫ID以外にも、課金方式、使用許可、利用状況といった情報が格納される。課金方式、使用許可の各情報は、格納庫作成要求を送信する際に携帯端末10からサーバ20へ送信され、格納庫管理DB25に登録される。一方、利用状況は、この時点では動画の格納がなされていないため、値が設定されていない状態となっている。
端末IDは、上述したように、ユーザが所持する携帯端末10を一意に識別する情報である。例えば、携帯端末10の製造時に付与された機器IDや、携帯端末10の電話番号等、サーバ20を運営する企業にとって便利なものを採用することができる。
格納庫IDは、上述したように、格納庫を一意に識別するための情報であり、既に述べたような規則で作成されたものを用いることができる。
課金方式は、格納庫に動画を格納したことによって発生する料金に関する課金の方式である。例えば、動画のサイズと格納日数とに基づいて課金額を決定する従量制の課金方式や、動画のサイズと格納日数とに関わらず、例えば、月額を固定とする定額制の課金方式がある。尚、課金方式は、携帯端末10ごとに登録してもよいし、格納庫ごとに登録してもよい。
使用許可は、各格納庫を他人が使用することをその作成者が許可するかどうかを示す情報である。例えば、格納庫「T0001_犬」、「T0001_子供」、「T0001_友人」については、「本人」となっているので、端末「T0001」のユーザのみがこれらの格納庫を使用可能な設定となっている。一方、「T0002_家族」については、「家族」となっているので、端末「T0002」のユーザの家族である、端末「T0003」、「T0004」のユーザも、この格納庫を使用することができる。尚、各ユーザが家族であるかの関連付けは、別途行われているものとする。
制御部21は、コマンド作成部26に対し、携帯端末10に送信するコマンドを作成するよう指示する。これに従い、コマンド作成部26は、コマンドを作成し、制御部21に受け渡す(ステップ105)。
具体的には、コマンド作成部26は、次の2つのコマンドを作成する。
1つは、携帯端末10にポストを作成するためのコマンド(以下、「ポスト作成コマンド」という)である。例えば、ユーザが「犬」という名称の格納庫を作成したとすると、コマンド作成部26は、携帯端末10に「犬」という名称のポストを作成するためのコマンドを作成する。また、ユーザが「子供」という名称の格納庫を作成したとすると、コマンド作成部26は、携帯端末10に「子供」という名称のポストを作成するためのコマンドを作成する。「友人」という名称の格納庫を作成した場合も同様である。
ここで、動画送信プログラムとは、携帯端末10に作成されたポストに動画が保存されたことを認識し、その動画をサーバ20上の対応する格納庫に送信するプログラムである。その機能を実現するためには、後で詳述する携帯端末10のポストとサーバ20の格納庫との対応情報が含まれる必要がある。
その後、制御部21は、ポスト作成コマンド、メニュー更新コマンド、動画送信プログラムを送信部23に受け渡し、送信部23が、それらを携帯端末10に送信する(ステップ107)。
そして、制御部11は、インストール部15に対し、ポスト作成コマンド、メニュー更新コマンドの発行及び動画送信プログラムのインストールを指示する。これに従い、インストール部15は、コマンドを発行し、動画送信プログラムをインストールする(ステップ109)。具体的には、ポスト作成コマンドを発行することにより、ポストを作成する。また、メニュー更新コマンドを発行することにより、動画を保存する際に表示されるメニューを更新する。また、動画送信プログラムをインストールすることにより、動画取得部16、ポスト特定部17、対応情報管理部18、動画整理部19の各機能部を携帯端末10に設ける。
図6の例では、格納庫「T0002_家族」は、端末「T0002」のユーザが作成した格納庫であることが分かる。これに対し、端末「T0003」、「T0004」のユーザは、格納庫「T0002_家族」の作成を要求するのではなく、既に作成された「T0002_家族」の使用を要求することにより、動画を保存するための格納庫を確保する。この場合も、図5に示したのとほぼ同様の動作が行われるが、ステップによっては、格納庫を作成する場合と若干異なる処理を行うものもある。
まず、ユーザは、図2を参照して説明したような操作を行うことにより、動画を撮影し、特定のポストへの保存を要求する。これにより、動画取得部16が、特定のポストに保存された動画を取得し、制御部11に受け渡す(ステップ201)。
また、ポスト特定部17が、動画が保存されたポストを特定し、制御部11に通知する(ステップ202)。
これにより、制御部11は、対応情報管理部18に対し、特定されたポストに対応する格納庫IDを求めて返却するよう指示する。これに従い、対応情報管理部18は、ステップ106で動画送信プログラムに組み込まれた対応情報を参照して格納庫IDを求め、制御部11に返却する(ステップ203)。
ポスト名は、最初、サーバ20に作成した格納庫の名称と同じものが定義されているが、その後、ユーザが変更することも可能である。例えば、サーバ20に格納庫を作成した際は、「犬」という名称にしていたが、図8では、「ワンちゃん」に変更している。
ローカル保存は、動画送信プログラムのインストール後にユーザが設定する項目である。ローカル保存に「YES」を設定すると、動画をサーバ20に送信して保存が成功した場合でも、動画は携帯端末10に保存されたままとなる。一方、ローカル保存に「NO」を設定すると、動画をサーバ20に送信して保存が成功した場合に、動画は携帯端末10から削除される。
ポストに対応する格納庫IDの返却を受けた制御部11は、送信部12に対し、ステップ201で取得した動画をその格納庫に送信するよう指示する。これに従い、送信部12は、動画をサーバ20のその格納庫に対して送信する(ステップ204)。
サーバ20では、受信部22が動画を受信し、その動画とその動画を保存すべき格納庫のアドレスとを制御部21に受け渡す(ステップ205)。
これにより、制御部21は、動画保存部28に対し、動画を指定された格納庫に保存するよう指示する。これに従い、動画保存部28は、動画を指定された格納庫に保存する(ステップ206)。
また、動画保存部28は、格納庫管理DB25の利用状況を更新し、処理が完了するとその旨を報告する(ステップ207)。ここで、利用状況としては、例えば、何メガバイトの動画が何日にわたって格納庫に格納されているかを把握可能な情報を記録することが考えられる。
携帯端末10では、受信部13が、動画保存完了報告を受信し、制御部11に受け渡す(ステップ209)。
尚、ステップ209で一定時間内に動画保存完了報告を受信しなかった場合は、携帯端末10がサーバ20にアクセスできない環境にいること等が考えられる。従って、動画を一旦ポストに保存し、一定時間経過後に再度送信するようにする。
その後、ユーザは、携帯端末10からサーバ20にアクセスして動画を再生することができる。このような動画の再生は、ポストに残された痕跡情報の中から再生したい動画の痕跡情報を選択することによって行うことができる。また、ユーザは、携帯端末10からサーバ20にアクセスして動画を削除することもできる。このような動画の削除も、ポストに残された痕跡情報の中から削除したい動画の痕跡情報を選択することによって行うことができる。
以上により、本実施の形態の動作は終了する。
第1の実施の形態では、携帯端末10のポストとサーバ20の格納庫との対応情報を動画送信プログラムに組み込んで携帯端末10に送信した。これにより、携帯端末10のポストからサーバ20の格納庫を求める処理を携帯端末10にて行うようにした。これに対し、本実施の形態では、携帯端末10のポストとサーバ20の格納庫との対応情報をサーバ20に記憶しておき、携帯端末10のポストからサーバ20の格納庫を求める処理をサーバ20で行うように構成する。
図9は、携帯端末10の構成を示したブロック図である。図3に示した第1の実施の形態における携帯端末10の構成に比べると、対応情報管理部18を有していない点でのみ異なる。対応情報の管理は、サーバ20で行うからである。尚、サーバ20の大まかな構成は、図4に示したものと同様である。
携帯端末10のポスト及びサーバ20の対応する格納庫を作成する際の動作は、図5に示したものとほぼ同様である。
但し、ステップ104で格納庫管理DB25に登録する情報が、第1の実施の形態とは異なる。ここで登録される情報の内容については、図10に示す。図示するように、本実施の形態における格納庫管理DB25では、第1の実施の形態における格納庫管理DB25に対し、ポスト名が追加されている。尚、ポスト名は、携帯端末10でユーザが変更することも可能であり、その場合は、格納庫管理DB25のポスト名に変更が反映される。
そして、本実施の形態では、ステップ106で作成する動画送信プログラムに、対応情報を組み込まない。即ち、本実施の形態において、動画送信プログラムとは、携帯端末10に作成されたポストに動画が保存されたことを認識し、その動画をサーバ20にポスト名と共に送信するプログラムである。
まず、本実施の形態において、携帯端末10は、図7のステップ203のような格納庫の特定を行わない。そして、ステップ204では、動画をサーバ20の特定の格納庫に送信するのではなく、ポスト名と共にサーバ20に送信する。
一方、サーバ20は、ステップ211で、格納庫管理DB25を参照することにより、受信したポスト名に対応する格納庫を特定する。
以上により、本実施の形態の説明を終了する。
第1及び第2の実施の形態では、携帯端末10の購入後のユーザの操作により、携帯端末10におけるポストの作成、メニューの更新、動画送信プログラムのインストールを行うこととした。これに対し、本実施の形態では、携帯端末10の購入時に、既に携帯端末10にポスト、メニュー、プログラムが実装されているものとする。但し、この時点では、ポストには名称は付いておらず、メニュー上の選択肢も空欄となっている。従って、ユーザは、携帯端末10の購入後、サーバ20に接続し、これらの設定を行う。
図12は、携帯端末10の構成を示したブロック図である。図3に示した第1の実施の形態における携帯端末10の構成に比べると、インストール部15を有していない点でのみ異なる。ポスト、メニュー、プログラムは最初から携帯端末10に存在しており、サーバ20からダウンロードしてインストールするものではないからである。
図13は、サーバ20の構成を示したブロック図である。図4に示した第1の実施の形態におけるサーバ20の構成に比べると、格納庫作成部24の代わりに格納庫管理部29が設けられ、コマンド作成部26及びプログラム作成部27を有していない点で異なる。前者は、格納庫は既に作成されており新たに作成する機能を必要としないからであり、後者は、ポスト、メニュー、プログラムは最初から携帯端末10に存在しており、サーバ20が作成を指示するものではないからである。
上述したように、携帯端末10には、購入時に既にポストが設けられている。但し、この時点では、ポストには名前は付けられておらず、例えば、一連番号で区別できるようになっている。また、サーバ20には、携帯端末10から送信された動画を格納するための格納庫のIDがこの時点で既に管理されている。但し、格納庫にもこの時点では名前は付けられておらず、例えば、ポストに対応する一連番号で区別できるようになっている。具体的には、端末「T0001」の1番目のポストに対応する格納庫IDは「T0001_01」、2番目のポストに対応する格納庫IDは「T0001_02」、3番目のポストに対応する格納庫IDは「T0001_03」というように、予めポストと格納庫は関連付けられている。
更に、この時点で、サーバ20には、図14(a)に示すような格納庫管理DB25が既に作成されている。即ち、端末ごとに、端末IDと、その端末に割り当てる格納庫の格納庫IDとが対応付けられている。尚、この時点では、ユーザの使用要求はまだないので、課金方式や、使用許可や、利用状況については、空欄となっている。
まず、このようなユーザの要求により、制御部11は、格納庫使用要求を作成し、送信部12に受け渡す。そして、送信部12が、サーバ20に対し、格納庫使用要求を送信する(ステップ111)。
サーバ20では、受信部22が、この格納庫使用要求を受信し、制御部21に受け渡す(ステップ112)。
ところで、本実施の形態では、携帯端末10の購入時に、携帯端末10のポストとサーバ20の格納庫とが既に関連付けられ、動画送信プログラムには、あるポストに動画が保存されると、そのポストに関連付けられた格納庫にその動画を送信するような機能が既に組み込まれているものとした。しかしながら、携帯端末10のポストとサーバ20の格納庫との関連付けは、携帯端末10を購入したユーザの操作により行うこととしてもよい。
その場合、動画送信プログラムには、あるポストに動画が保存されると、サーバ20にその動画を送信する機能のみが組み込まれている。また、携帯端末10の購入時点では、サーバ20には、図14(a)に示すような端末IDと格納庫IDとの対応情報は記憶されていない。
しかし、その後、ユーザが格納庫名を決めて格納庫の使用開始を要求すると、例えば、図14(b)のような対応情報がサーバ20に作成されることで、使用開始が登録されるのである。尚、この場合、格納庫は、ユーザが指定可能な容量ごとに複数個用意しておき、ユーザが指定した容量の格納庫の中から適宜選択して割り当てるように構成してもよい。
そして、第2の実施の形態で述べたように、動画が保存されたポストに対応する格納庫がサーバ20において特定され、その特定された格納庫に動画が保存されることになる。
以上により、本実施の形態の説明を終了する。
図17は、携帯端末10のハードウェア構成の一例を示した図である。ここでは、携帯端末10は、レンズ31と、撮像素子32と、A/D変換回路33と、コントローラ34と、液晶ディスプレイ35と、操作キー36と、内蔵メモリ37と、通信インタフェース38とから構成される。尚、この図は、概略を示したものであり、一般にデジタルカメラ等に必要な構成であっても、本発明に直接関係しないものについては、省略している場合がある。
コントローラ34は、CPU(Central Processing Unit)を有しており、A/D変換回路33からの信号入力制御、液晶ディスプレイ35への表示制御、操作キー36からの入力制御、内蔵メモリ37への出力制御、通信インタフェース38への出力制御等の各種制御を行う部分である。
また、格納庫は全て同じディレクトリの配下に存在するものと仮定したが、必ずしもそのような形態には限らない。即ち、格納庫の作成時にサーバ20以外の装置のアドレスを指定し、動画がそのアドレスに送られるように対応情報を作成するようにしてもよい。このような構成を採用し、サーバ20の機能を実現させるソフトウェアを個人又は会社のPCにインストールすれば、携帯端末10の特定のポストに保存することにより、動画をその個人又は会社のPCに届けることも可能となる。
更に、動画送信プログラムは、全てのポストに対する動画の保存を監視するものとしたが、1つのポストに対する動画の保存のみを監視するものとしてもよい。具体的には、各ポストにそれぞれ動画送信プログラムを記憶しておく方法や、各ポスト自体に動画送信プログラムとしての機能を持たせる方法が考えられる。この場合、動画送信プログラムは、携帯端末10の特定のポストに動画が保存されたことを認識すると、その動画をサーバ20にポスト名又は格納庫IDと共に送信するプログラムである。
しかしながら、送信対象の動画を取得するためのトリガーとしては、この他にも種々のバリエーションが考えられる。
例えば、対応情報管理部18のローカル保存に「YES」が設定されていれば、動画はサーバ20に送信された後、ポストに保存されるので、その修正を行うことができる。従って、動画を修正した後の上書き保存の要求(更新要求)をトリガーとして、修正後の動画をサーバ20に送信するように構成することもできる。
また、動画の送信が失敗した後、一定時間間隔で自動的に未送信の動画を送信対象の動画として取得するようにしてもよい。
また、上記の説明では、動画をサーバ20に送信して保存する際の認証については言及しなかったが、携帯端末10を紛失したり盗まれたりした場合に備え、動画をサーバ20に送信して保存する際にもパスワード等の入力を要求するようにしてもよい。
この場合、具体的なユーザインタフェースとしては、保存対象のデータをドラッグ&ドロップで所望のポストに保存することが考えられる。即ち、図18(a)に示すように、まず、保存対象である「ももこ.jpg」を、マウス等を操作して選択する。次に、図18(b)に示すように、「ももこ.jpg」をポスト「会社」までドラッグしてドロップする。これにより、ポスト「会社」に対応する保存先に「ももこ.jpg」が送信される。
例えばこのようなユーザインタフェースを用いて、保存して送信するという概念を、保存する(=送信する)だけという概念に変えることにより、コンピュータに不慣れなユーザにとって、コンピュータに対するハードルは明らかに低くなる。そして、多くのユーザがコンピュータ世界に参加できるようになり、本発明によってもたらされる効果は計り知れない。
Claims (15)
- 保存対象のデータを取得する取得手段と、
予め自装置内に作成されたフォルダの中から前記データの保存場所として指定されたフォルダを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記フォルダへの前記データの保存要求に応じて、当該フォルダに予め対応付けられた他の装置内の保存先に当該データを送信する送信手段と
を備えたことを特徴とする情報処理装置。 - 前記送信手段による前記データの送信後に、当該データを前記フォルダに保存する保存手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記送信手段は、前記保存手段により保存された前記データの更新要求に応じて、前記フォルダに予め対応付けられた他の装置内の保存先に当該データを送信することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
- 前記保存手段は、前記データ又は前記フォルダが所定の条件を満たす場合に、当該データを当該フォルダに保存することを特徴とする請求項2記載の情報処理装置。
- 前記送信手段による前記データの送信後に、当該データに代えて、当該データに関連する情報を前記フォルダに保存する保存手段を更に備えたことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 前記保存手段は、前記データ又は前記フォルダが所定の条件を満たす場合に、当該データに関連する情報を当該フォルダに保存することを特徴とする請求項5記載の情報処理装置。
- 前記送信手段は、前記データが前記他の装置内の保存先に保存されなかった場合に、所定の時点で当該データを再送することを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
- 画像を撮影する撮影手段と、
予め自装置内に作成されたフォルダの中から前記撮影手段により撮影された前記画像の保存場所として指定されたフォルダを特定する特定手段と、
前記特定手段により前記フォルダが特定されると、前記画像の送信要求によることなく、当該フォルダに予め対応付けられた他の装置内の保存先に当該画像を送信する送信手段と
を備えたことを特徴とする携帯端末装置。 - 他の装置からデータを受信する受信手段と、
前記他の装置内のフォルダの中から前記データの保存場所として指定されたフォルダを特定する特定手段と、
前記特定手段により特定された前記フォルダに予め対応付けられた保存先に前記データを保存する保存手段と
を備えたことを特徴とするサーバコンピュータ。 - 他の装置内にフォルダを作成する第1の作成手段と、
前記フォルダが保存場所として指定されたデータの保存先を作成する第2の作成手段と、
前記第1の作成手段により作成された前記フォルダと、前記第2の作成手段により作成された前記保存先との対応情報を作成する第3の作成手段と
を備えたことを特徴とするサーバコンピュータ。 - 他の装置内のフォルダと当該フォルダが保存場所として指定されたデータの保存先との対応情報を管理する管理手段と、
前記保存先の使用開始要求を受信する受信手段と、
前記使用開始要求の受信に応じて前記対応情報に前記保存先の使用が開始されたことを示す情報を登録する登録手段と
を備えたことを特徴とするサーバコンピュータ。 - 第1の装置から第2の装置へデータを送信して保存するデータ保存方法であって、
前記第1の装置内のフォルダと前記第2の装置内の保存先との対応情報を作成するステップと、
前記第1の装置にて前記データを取得するステップと、
前記第1の装置内のフォルダの中から前記データの保存場所として指定されたフォルダを特定するステップと、
特定された前記フォルダへの前記データの保存要求に応じて、前記対応情報を参照することにより、当該フォルダに対応する前記第2の装置内の保存先を求めるステップと、
求められた前記保存先に前記第2の装置が前記データを保存するステップと
を含むことを特徴とするデータ保存方法。 - 前記作成するステップでは、複数の前記第1の装置内のフォルダと、一の前記第2の装置内の保存先との前記対応情報を作成し、
前記保存するステップでは、前記データを取得した第1の装置を識別可能な情報を、当該データに関連付けて保存することを特徴とする請求項12記載のデータ保存方法。 - コンピュータに、
予め自装置内に作成されたフォルダの中からデータの保存場所として指定されたフォルダを特定する機能と、
特定された前記フォルダへの前記データの保存要求に応じて、当該フォルダに予め対応付けられた他の装置内の保存先に当該データを送信するための処理を行う機能と
を実現させるためのプログラム。 - 前記データの送信後に、当該データに代えて、当該データに関連する情報を前記フォルダに保存する機能を更に実現させることを特徴とする請求項14記載のプログラム。
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JP2005305474A JP2006157886A (ja) | 2004-10-29 | 2005-10-20 | 情報処理装置、携帯端末装置、サーバコンピュータ、データ保存方法、及びプログラム |
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