JP7395883B2 - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム - Google Patents

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Description

本技術は情報処理装置、情報処理方法、プログラムに関し、特に撮像装置の通信設定のための技術に関する。
プロカメラマンや記者など、業務で撮像装置(「カメラ」ともいう)を使用するユーザの場合、撮像装置で撮像した画像を、現場で、その撮像装置の通信機能を用いて新聞社等のサーバ(例えばFTP(File Transfer Protocol)サーバ)にアップロードするということが行われている。
その場合、撮像装置には、特定のFTPサーバにアップロードするためのFTP設定が記憶されていることが必要になる。
なお特許文献1には設定情報を一方のカメラから他方のカメラに転送することに関する技術が開示されている。
特開2017-138777号公報
ところで通常、撮像装置においては文字入力の機会は少なく、文字入力に便利な操作子やインタフェースは設けられていない。文字入力の場合、文字を一覧或いは順次表示させながら、カーソル等で選択していくような操作を行わなくてはならない。
一方で、FTP設定の内容としては、FTPサーバのホスト名、保存先パス、ユーザ名、パスワード、接続種別などがあり、これらを含むFTP設定情報の登録には多数の文字入力が必要である。このため撮像装置においてFTP設定情報を入力することは、極めて面倒かつ困難である。
そこで本技術では、例えばプロカメラマンなど、FTP設定を用いて画像をアップロードする環境を構築する必要のあるユーザにとって、撮像装置でのFTP設定を容易に実現できるようにする技術を提案する。
本技術に係る情報処理装置は、通信可能な撮像装置を提示するとともに転送先とする撮像装置を指定する操作を可能とするユーザインタフェース処理を行うユーザインタフェース制御部と、前記ユーザインタフェース処理により指定された撮像装置に対して、画像のアップロード実行指示を伴わずに、画像のアップロードに用いるFTP設定情報の登録のためのFTP設定情報の転送を通信部に実行させる通信制御部と、を備える。
即ち情報処理装置が保持するFTP設定を、ユーザが指定する撮像装置に転送できるようにする。
上記した情報処理装置においては、前記ユーザインタフェース制御部が提供するFTP設定情報の作成のための入力環境における入力に応じてFTP設定情報を作成するFTP設定管理部を有することが考えられる。
即ち情報処理装置においてユーザ入力に応じてFTP設定情報を作成できるようにする。なお、入力環境の提供としては例えば表示部に入力のための画面表示を実行させたり、ユーザの声などによる音声入力を受け付けたりすることなどが想定される。
上記した情報処理装置においては、前記ユーザインタフェース制御部が提供するFTP設定情報の編集のための入力環境における入力に応じてFTP設定情報を編集するFTP設定管理部を有することが考えられる。
即ち情報処理装置において記憶されているFTP設定情報をユーザ入力により編集し、更新したり新たなFTP設定情報としたりすることができるようにする。
上記した情報処理装置においては、前記ユーザインタフェース制御部は、無線通信が可能な撮像装置の探索処理に応じて、通信可能な撮像装置の全部又は一部を一覧表示させる処理を行うことが考えられる。
情報処理装置との間で無線通信可能な撮像装置を探索し、その全部を一覧表示させたり、通信可能な撮像装置のうちで特定の条件に該当する撮像装置を一覧表示させたりする。特定の条件とは、撮像装置の機種、メーカーなどが想定される。
上記した情報処理装置においては、前記無線通信は近距離無線通信であることが考えられる。
本開示でいう近距離無線通信とは通信距離の短い無線通信を指し、具体的にはブルートゥース(Bluetooth:登録商標)、Wi-Fi(Wireless Fidelity:登録商標)、NFC(Near Field Communication:登録商標)などの規格の通信や、赤外線通信、さらにはQRコード(登録商標)による情報伝送などが該当する。
上記した情報処理装置においては、前記ユーザインタフェース制御部は、撮像装置の一覧表示に対する操作として、FTP設定情報の転送先とする撮像装置を選択する操作を検知する処理を行うことが考えられる。
即ち情報処理装置の一覧表示上で、ユーザが転送先の撮像装置を選択することができるようにする。
上記した情報処理装置においては、前記ユーザインタフェース制御部は、撮像装置の一覧表示に対する操作として、FTP設定情報の転送先とする複数の撮像装置を選択する操作を検知する処理を行うことが考えられる。
即ち情報処理装置の一覧表示上で、ユーザが転送先として複数の撮像装置を指定することができるようにする。
上記した情報処理装置においては、前記ユーザインタフェース制御部は、FTP設定情報の転送先となる撮像装置におけるFTP設定に関する情報を表示させる処理を行うことが考えられる。
転送先とする撮像装置におけるFTP設定情報に関する情報をユーザに提示して確認できるようにする。
上記した情報処理装置においては、前記ユーザインタフェース制御部は、FTP設定情報の転送先となる撮像装置におけるFTP設定の登録枠の表示を実行させるとともに、FTP設定情報の書き込み先となる登録枠を選択する操作を検知する処理を行うことが考えられる。
転送先とする撮像装置におけるFTP設定情報の登録枠をユーザに提示して、書き込み先とする登録枠を選択できるようにする。
上記した情報処理装置においては、前記ユーザインタフェース制御部は、FTP設定情報の転送先となる撮像装置におけるFTP設定の登録枠を、各登録枠に付与された設定名により表示させることが考えられる。
転送先とする撮像装置におけるFTP設定情報の登録枠には例えばユーザが入力した設定名が付与される場合がある。そのような設定名により登録枠が表示されるようにする。
上記した情報処理装置においては、前記ユーザインタフェース制御部は、FTP設定情報の転送先となる撮像装置におけるFTP設定の登録枠を、前記撮像装置において表示される情報と同一の情報により表示させることが考えられる。
転送先とする撮像装置において、FTP設定情報の登録枠が例えば枠番号と設定名により表示される場合は、情報処理装置2においても枠番号と設定名により表示されるようにする。
上記した情報処理装置は携帯端末装置であることが考えられる。
例えばスマートフォンやタブレット機器などの携帯端末装置でユーザインタフェース制御部、通信制御部の処理が行われるようにする。
上記した情報処理装置においては、前記ユーザインタフェース制御部が提供するFTP設定情報の編集のための入力環境における入力に応じて、通信可能な撮像装置から取得したFTP設定情報を編集するFTP設定管理部を有することが考えられる。
即ち撮像装置側に記憶されているFTP設定情報を、情報処理装置側に取り込んで編集できるようにする。
上記した情報処理装置においては、前記通信制御部は、自機をFTPサーバとするためのFTP設定情報を撮像装置に対して転送させる処理を行うことが考えられる。
例えば撮像装置は情報処理装置に画像データ等をアップロードする場合には、情報処理装置がFTPサーバとなる。この場合のFTP設定情報を撮像装置に転送する。
上記した情報処理装置においては、前記撮像装置へのFTP設定情報の転送の実行前に、該FTP設定情報を用いたFTP接続及びログインが正常完了できるか否かを確認する処理を行うことが考えられる。
例えば撮像装置にFTP設定情報を転送する前に、そのFTP設定情報が、所定のFTPサーバに接続できるものであるかを確認する。
本技術の情報処理方法は、通信可能な撮像装置を提示するとともに転送先とする撮像装置を指定する操作を可能とするユーザインタフェース処理と、前記ユーザインタフェース処理により指定された撮像装置に対して、画像のアップロード実行指示を伴わずに、画像のアップロードに用いるFTP設定情報の登録のためのFTP設定情報の転送を通信部に実行させる通信制御処理とを情報処理装置が実行する情報処理方法である。
これによりユーザに対して撮像装置でFTP設定情報を登録しやすい環境を実現する。
本技術に係るプログラムは、このような情報処理方法に相当する処理を情報処理装置に実行させるプログラムである。
これにより本開示のFTP設定情報の転送(撮像装置への反映)を各種の情報処理装置で実行可能とする。
本技術の第1の実施の形態のFTP設定情報の転送及び画像のアップロードの説明図である。 実施の形態で通信を行う撮像装置のブロック図である。 実施の形態の撮像装置におけるFTP設定の表示例の説明図である。 実施の形態の情報処理装置のブロック図である。 第1の実施の形態の情報処理装置の機能構成の説明図である。 第1の実施の形態の作成/編集画面までの画面遷移の説明図である。 第1の実施の形態の作成/編集画面の説明図である。 第1の実施の形態の処理選択ダイアログの説明図である。 第1の実施の形態のFTPアップロード設定画面までの画面遷移の説明図である。 第1の実施の形態のFTP設定情報の転送に関する画面遷移の説明図である。 第1の実施の形態の登録済みFTP設定のダイアログの説明図である。 第1の実施の形態のカメラ選択画面の説明図である。 第1の実施の形態の書き込み先選択画面の説明図である。 第1の実施の形態のダイアログ表示の説明図である。 第1の実施の形態のFTP設定情報の1台の撮像装置への転送処理のフローチャートである。 第1の実施の形態のFTP設定情報の転送処理のフローチャートである。 第1の実施の形態のFTP設定情報の転送処理のフローチャートである。 第1の実施の形態のFTP設定情報の複数の撮像装置への転送処理のフローチャートである。 第2の実施の形態のFTP設定情報の転送及び画像のアップロードの説明図である。 第2の実施の形態の情報処理装置の機能構成の説明図である。 第2の実施の形態のFTP設定情報の転送処理のフローチャートである。 第2の実施の形態のFTP設定情報の転送に関する画面遷移の説明図である。 第3の実施の形態のFTP設定情報の転送処理のフローチャートである。 第4の実施の形態のFTPアップロード接続確認の説明図である。 第4の実施の形態のFTPアップロード接続確認の処理のフローチャートである。
以下、実施の形態を次の順序で説明する。
<1.第1の実施の形態のFTP設定情報の転送とアップロード>
<2.撮像装置の構成>
<3.情報処理装置の構成>
<4.ユーザインタフェース画面遷移>
<5.第1の実施の形態の処理例>
<6.第2の実施の形態>
<7.第3の実施の形態>
<8.第4の実施の形態>
<9.まとめ及び変形例>
なお本開示で用いる用語として「転送」「反映」「アップロード」「FTP設定情報」は、次の意味で用いている。
「転送」とは、情報を一方の機器から他方の機器へ送信することを表すが、本開示では主に情報処理装置2から撮像装置1へFTP設定情報を送信することを「転送」としている。
「反映」とは、上記の「転送」により、撮像装置1側が受信したFTP設定情報を登録することをいう。つまりユーザがその撮像装置1により、転送されたFTP設定情報を用いて画像等のアップロードができる状態となることを指す。
「アップロード」は、クライアント機器がFTPサーバに対して画像データ等を送信することをいう。本開示の場合、以下で説明する撮像装置1や情報処理装置2はFTPサーバ4に対するクライアント機器となる場合がある。また情報処理装置2がFTPサーバとして機能し、撮像装置1がクライアント機器となる場合もある。
「FTP設定情報」とは、FPT設定としての各種の設定情報を含む情報群を指す。
<1.第1の実施の形態のFTP設定情報の転送とアップロード>
図1に撮像装置1、情報処理装置2、FTPサーバ4、ネットワーク6を示している。
撮像装置1としては、ビデオカメラやスチルカメラとしての各種の撮像装置がある。図示する撮像装置1は、カメラマンや記者がスポーツやイベントの会場や取材現場などで用いるカメラを想定している。例えば一人のカメラマンが1台の撮像装置1を用いる場合もあるが、複数台の撮像装置1を用いる場合もある。
なお説明中、撮像装置1を「カメラ」と呼ぶ場合がある。
情報処理装置2は、ここではスマートフォン等の携帯型端末装置を例示している。
なお情報処理装置の具体例としては、例えばパーソナルコンピュータ装置、タブレット型情報処理装置、携帯電話装置、ゲーム機器、オーディオ機器、ビデオ機器、通信装置、テレビジョン装置、サーバ装置など、各種の例が想定される。情報処理としての演算を行うことのできる装置、例えばマイクロコンピュータを内蔵する装置であれば本開示の情報処理装置として実現可能である。
但し、上述のようにイベント会場等での使用を想定するため、スマートフォンやタブレット機器などの携帯端末であることが好適である。
撮像装置1と情報処理装置2は、例えばブルートゥース(Bluetooth:登録商標)、WI-FI(登録商標)通信、NFC(Near Field Communication:登録商標)等の近距離無線通信、赤外線通信により、相互に情報通信が可能とされる。
なお撮像装置1と情報処理装置2が有線接続通信によって相互に通信可能とされてもよい。
また情報処理装置2がQRコード等を表示させて撮像装置1がそれを読み取ることで情報の転送を行うことも考えられる。
ネットワーク6は、例えばインターネット、ホームネットワーク、LAN(Local Area Network)、衛星通信網、その他の各種のネットワークが想定される。
FTPサーバ4は、例えば新聞社、放送局、通信社などが運営するサーバが考えられる。もちろんそのようなサーバに限定されない。
FTPサーバ4の形態としてはクラウドサーバ、ホームサーバ、或いはパーソナルコンピュータなどが想定される。
撮像装置1は、ネットワーク6を介してFTPサーバ4に撮像した画像データ等をアップロードすることができる。
例えば撮像装置1のユーザが新聞社の仕事を行うプロカメラマンである場合、イベント会場で撮像した画像を、即時に撮像装置1からFTPサーバ4にアップロードする、というようなシステム利用態様が想定される。
このためには、撮像装置1においてFTPサーバ4にアップロードを行うためのFTP設定情報が登録されていることが必要である。
本実施の形態では、ユーザは、FTP設定情報を情報処理装置2において作成し、その作成したFTP設定情報を撮像装置1に転送して反映させることができるようにしている。
後述するが、FTP設定情報の内容としては、FTPサーバのホスト名、保存先パス、ユーザ名、パスワード、接続種別などがある。
ユーザはこのようなFTP設定情報を、文字入力が容易な情報処理装置2を用いて作成でき、それを撮像装置1に転送して反映させることができる。これによりユーザにとっては、撮像装置1からFTPサーバ4へのアップロードのための準備、即ち撮像装置1でのFTP設定情報の登録が容易となる。
<2.撮像装置の構成>
撮像装置1の構成例を図2で説明する。
撮像装置1は、例えばレンズ系11、撮像素子部12、カメラ信号処理部13、記録制御部14、表示部15、出力部16、操作部17、カメラ制御部18、メモリ部19、ドライバ部22、センサ部23、音声入力部25、音声処理部26を有する。
レンズ系11は、ズームレンズ、フォーカスレンズ等のレンズや絞り機構などを備える。このレンズ系11により、被写体からの光(入射光)が導かれ撮像素子部12に集光される。
撮像素子部12は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)型やCCD(Charge Coupled Device)型などのイメージセンサ12a(撮像素子)を有して構成される。
この撮像素子部12では、イメージセンサ12aで受光した光を光電変換して得た電気信号について、例えばCDS(Correlated Double Sampling)処理、AGC(Automatic Gain Control)処理などを実行し、さらにA/D(Analog/Digital)変換処理を行う。そしてデジタルデータとしての撮像信号を、後段のカメラ信号処理部13やカメラ制御部18に出力する。
カメラ信号処理部13は、例えばDSP(Digital Signal Processor)等により画像処理プロセッサとして構成される。このカメラ信号処理部13は、撮像素子部12からのデジタル信号(撮像画像信号)に対して、各種の信号処理を施す。例えばカメラプロセスとしてカメラ信号処理部13は、前処理、同時化処理、YC生成処理、解像度変換処理、コーデック処理等を行う。
前処理では、撮像素子部12からの撮像画像信号に対して、R,G,Bの黒レベルを所定のレベルにクランプするクランプ処理や、R,G,Bの色チャンネル間の補正処理等を行う。
同時化処理では、各画素についての画像データが、R,G,B全ての色成分を有するようにする色分離処理を施す。例えば、ベイヤー配列のカラーフィルタを用いた撮像素子の場合は、色分離処理としてデモザイク処理が行われる。
YC生成処理では、R,G,Bの画像データから、輝度(Y)信号および色(C)信号を生成(分離)する。
解像度変換処理では、各種の信号処理が施された画像データに対して、解像度変換処理を実行する。
コーデック処理では、以上の各種処理が施された画像データについて、例えば記録用や通信用の符号化処理、ファイル生成を行う。
例えば静止画ファイルとしてJPEG(Joint Photographic Experts Group)、TIFF(Tagged Image File Format)、GIF(Graphics Interchange Format)等の形式のファイル生成を行う。またMPEG-4準拠の動画・音声の記録に用いられているMP4フォーマットなどとしての画像ファイルの生成を行うことも考えられる。
なおロー(RAW)画像データとして画像ファイルを生成することも考えられる。
記録制御部14は、例えば不揮発性メモリによる記録媒体に対して記録再生を行う。記録制御部14は例えば記録媒体に対し動画データや静止画データ等の画像ファイルやサムネイル画像等を記録する処理を行う。
記録制御部14の実際の形態は多様に考えられる。例えば記録制御部14は、撮像装置1に内蔵されるフラッシュメモリとその書込/読出回路として構成されてもよい。また記録制御部14は、撮像装置1に着脱できる記録媒体、例えばメモリカード(可搬型のフラッシュメモリ等)に対して記録再生アクセスを行うカード記録再生部による形態でもよい。また記録制御部14は、撮像装置1に内蔵されている形態としてHDD(Hard Disk Drive)などとして実現されることもある。
表示部15は撮像者に対して各種表示を行う表示部であり、例えば撮像装置1の筐体に配置される液晶パネル(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等のディスプレイデバイスによる表示パネルやビューファインダーとされる。
表示部15は、カメラ制御部18の指示に基づいて表示画面上に各種表示を実行させる。
例えば表示部15は、記録制御部14において記録媒体から読み出された画像データの再生画像を表示させる。
また表示部15にはカメラ信号処理部13で表示用に解像度変換された撮像画像の画像データが供給され、表示部15はカメラ制御部18の指示に応じて、当該撮像画像の画像データに基づいて表示を行う場合がある。これにより構図確認中や動画記録中などの撮像画像である、いわゆるスルー画(被写体のモニタリング画像)が表示される。
また表示部15はカメラ制御部18の指示に基づいて、各種操作メニュー、アイコン、メッセージ等、即ちGUI(Graphical User Interface)としての表示を画面上に実行させる。
通信部16は、外部機器との間のデータ通信やネットワーク通信を有線又は無線で行う。
例えば外部の表示装置、記録装置、再生装置等に対して撮像画像データ(静止画ファイルや動画ファイル)の送信出力を行う。
また通信部16はネットワーク通信部として、例えばインターネット、ホームネットワーク、LAN(Local Area Network)等の各種のネットワーク6による通信を行い、ネットワーク上のサーバ、端末等との間で各種データ送受信を行うことができる。例えば本実施の形態の場合、通信部16は、撮像した画像データ(上述の画像ファイル等)をFTPサーバ4にアップロードする通信処理を行う。
また本実施の形態の場合、通信部16は、例えば上述のブルートゥース、WI-FI、NFC等の近距離無線通信、赤外線通信、有線接続通信などにより情報処理装置2と相互に通信を行う機能を備える。
操作部17は、ユーザが各種操作入力を行うための入力デバイスを総括して示している。具体的には操作部17は撮像装置1の筐体に設けられた各種の操作子(キー、ダイヤル、タッチパネル、タッチパッド等)を示している。
操作部17によりユーザの操作が検知され、入力された操作に応じた信号はカメラ制御部18へ送られる。
カメラ制御部18はCPU(Central Processing Unit)を備えたマイクロコンピュータ(演算処理装置)により構成される。
メモリ部19は、カメラ制御部18が処理に用いる情報等を記憶する。図示するメモリ部19としては、例えばROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリなどを包括的に示している。
メモリ部19はカメラ制御部18としてのマイクロコンピュータチップに内蔵されるメモリ領域であってもよいし、別体のメモリチップにより構成されてもよい。
カメラ制御部18はメモリ部19のROMやフラッシュメモリ等に記憶されたプログラムを実行することで、この撮像装置1の全体を制御する。
例えばカメラ制御部18は、撮像素子部12のシャッタースピードの制御、カメラ信号処理部13における各種信号処理の指示、ユーザの操作に応じた撮像動作や記録動作、記録した画像ファイルの再生動作、レンズ鏡筒におけるズーム、フォーカス、絞り調整等のレンズ系11の動作、ユーザインタフェース動作等について、必要各部の動作を制御する。
メモリ部19におけるRAMは、カメラ制御部18のCPUの各種データ処理の際の作業領域として、データやプログラム等の一時的な格納に用いられる。
メモリ部19におけるROMやフラッシュメモリ(不揮発性メモリ)は、CPUが各部を制御するためのOS(Operating System)や、画像ファイル等のコンテンツファイルの他、各種動作のためのアプリケーションプログラムや、ファームウエア、各種の設定情報等の記憶に用いられる。
各種の設定情報としては、上述のFTP設定情報や、撮像動作に関する設定情報としての露出設定、シャッタースピード設定、モード設定や、画像処理に係る設定情報としてのホワイトバランス設定、色設定、画像エフェクトに関する設定や、操作性に係る設定情報としてのカスタムキー設定や表示設定などがある。
ドライバ部22には、例えばズームレンズ駆動モータに対するモータドライバ、フォーカスレンズ駆動モータに対するモータドライバ、絞り機構のモータに対するモータドライバ等が設けられている。
これらのモータドライバはカメラ制御部18からの指示に応じて駆動電流を対応するドライバに印加し、フォーカスレンズやズームレンズの移動、絞り機構の絞り羽根の開閉等を実行させることになる。
センサ部23は、撮像装置に搭載される各種のセンサを包括的に示している。
センサ部23としては例えばIMU(inertial measurement unit:慣性計測装置)が搭載されており、例えばピッチ、ヨー、ロールの3軸の角速度(ジャイロ)センサで角速度を検出し、加速度センサで加速度を検出することができる。
またセンサ部23としては、例えば位置情報センサ、照度センサ等が搭載される場合もある。
音声入力部25は例えばマイクロホン及びマイクアンプ等を有し、周囲音声を集音した音声信号を出力する。
音声処理部26は、音声入力部25で得られた音声信号についてデジタル音声信号に変換する処理や、AGC処理、音質処理、ノイズリダクション処理などを行う。これらの処理を経た音声データはカメラ信号処理部13やカメラ制御部18に出力される。
例えば音声データは、動画撮像時にはカメラ制御部18において動画に付随する音声データとして処理される。
また音声データは、撮像時などにおける、いわゆるボイスメモとしての音声データとして、カメラ信号処理部13或いはカメラ制御部18においてボイスファイルとしてファイル化されるようにすることもできる。ボイスファイルは、記録制御部14において画像ファイルに対応づけられて記録媒体に記録されたり、通信部16から画像ファイルとともに送信出力されたりすることができる。
ここで、撮像装置1に登録される設定として上述のFTP設定情報がある。FTP設定情報はFTPサーバ毎に必要になるため、撮像装置1では複数のFTP設定情報が登録されるようにし、アップロードの際にユーザが適用するFTP設定情報を選択することが想定される。
図3は、例えば表示部15において表示されるFTP一覧画面90の例を示している。FTP一覧画面90では、複数の登録枠91が表示される。各登録枠にそれぞれ1つのFTP設定情報が対応づけられる。1つのFTP設定情報とは、FTPサーバのホスト名、保存先パス、ユーザ名、パスワード、接続種別などを含む情報群である。
例えば撮像装置1に9個のFTP設定情報が登録可能であるとすると、登録枠91が9個表示される。一画面に表示できない場合は、スクロール操作により各登録枠91の表示が行われる。スクロールバー92により現在のスクロール位置が示される。
1つの登録枠91には、この例の場合、枠番号94と設定名95が表示される。枠番号94は例えば9個の登録枠91の番号を示し、この例では「サーバ1」「サーバ2」のような表示とされている。設定名95は、各FTP設定情報に対してユーザが付与した名称である。例えば図では「ABC」「DEFF」のような設定名95を示している。
設定名95を表示することで、ユーザは各登録枠91に登録したFTP設定情報が、どのFTPサーバ4に対するものであるかを容易に判別できる。
<3.情報処理装置の構成>
例えば携帯端末装置などとされる情報処理装置2の構成例を図4に示す。
情報処理装置2のCPU71は、ROM72に記憶されているプログラム、または記憶部79からRAM73にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM73にはまた、CPU71が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU71、ROM72、およびRAM73は、バス74を介して相互に接続されている。このバス74にはまた、入出力インタフェース75も接続されている。
入出力インタフェース75には、操作子や操作デバイスよりなる入力部76が接続される。
例えば入力部76としては、キーボード、マウス、キー、ダイヤル、タッチパネル、タッチパッド、リモートコントローラ等の各種の操作子や操作デバイスが想定される。
入力部76によりユーザの操作が検知され、入力された操作に応じた信号はCPU71によって解釈される。
また入出力インタフェース75には、LCD或いは有機ELパネルなどよりなる表示部77や、スピーカなどよりなる音声出力部78が一体又は別体として接続される。
表示部77は各種表示を行う表示部であり、例えば情報処理装置2の筐体に設けられるディスプレイデバイスや、情報処理装置2に接続される別体のディスプレイデバイス等により構成される。
表示部77は、CPU71の指示に基づいて表示画面上に各種の画像処理のための画像や処理対象の動画等の表示を実行する。また表示部77はCPU71の指示に基づいて、各種操作メニュー、アイコン、メッセージ等、即ちGUI(Graphical User Interface)としての表示を行う。
入出力インタフェース75には、ハードディスクや固体メモリなどより構成される記憶部79や、モデムなどより構成される通信部80が接続される場合もある。
通信部80は、インターネット等の伝送路を介しての通信処理や、各種機器との有線/無線通信、バス通信などによる通信を行う。
本実施の形態の場合、通信部80は、撮像装置1との間で、例えば上述のブルートゥース、WI-FI、NFC等の近距離無線通信、赤外線通信、有線接続通信などによる通信を行う機能を備える。
入出力インタフェース75にはまた、必要に応じてドライブ82が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体81が適宜装着される。
ドライブ82により、リムーバブル記録媒体81からは画像ファイル等のデータファイルや、各種のコンピュータプログラムなどを読み出すことができる。読み出されたデータファイルは記憶部79に記憶されたり、データファイルに含まれる画像や音声が表示部77や音声出力部78で出力されたりする。またリムーバブル記録媒体81から読み出されたコンピュータプログラム等は必要に応じて記憶部79にインストールされる。
この情報処理装置2では、作成したFTP設定情報や外部から取得したFTP設定情報を記憶部79等に記憶しておくことができる。
また情報処理装置2では、例えば本開示の処理のためのソフトウエアを、通信部80によるネットワーク通信やリムーバブル記録媒体81を介してインストールすることができる。或いは当該ソフトウエアは予めROM72や記憶部79等に記憶されていてもよい。
例えばこのようなソフトウエア(アプリケーションプログラム)によって、図5のような機能構成が情報処理装置2のCPU71において構築される。
図5には情報処理装置2に設けられる機能として、UI(ユーザインタフェース)制御部31、通信制御部32、FTP設定管理部33を示している。
UI制御部31は、通信可能な撮像装置1を提示するとともに転送先とする撮像装置1を指定する操作を可能とするユーザインタフェース処理を行う。
ユーザインタフェース処理としては、ユーザに対する表示出力や音声出力等の出力を行ってユーザに操作入力環境を提供する処理、ユーザに対して各種情報の提示のための表示出力や音声出力を行う処理、ユーザによる操作を検知する処理、ユーザの意思を検知/推定する処理などがある。
UI制御部31は、例えばユーザに対する表示出力や音声出力等の出力を行ってユーザに操作入力環境を提供する処理を行う。
或いはUI制御部31は、例えばユーザによる操作を検知する処理を行う。
或いはUI制御部31は、例えばユーザに操作入力環境を提供する処理と、ユーザによる操作を検知する処理の両方を行う。
もちろんUI制御部31は他のユーザインタフェース処理を行ってもよい。
通信制御部32は、通信部80による通信動作を制御する機能である。
この通信制御部32は、UI処理により指定された撮像装置1に対してFTP設定情報の転送を通信部80に実行させる処理を行う。
すくなくとも以上のUI制御部31と通信制御部32を備えることで、情報処理装置2は、例えば記憶部79などに保存されているFTP設定情報を、ユーザが指定した撮像装置1に転送できる機器となる。
情報処理装置2は、さらにFTP設定管理部33としての機能も備えることが望ましい。FTP設定管理部33は、UI制御部31が提供する、FTP設定情報の作成のための入力環境を用いたユーザの入力操作に応じてFTP設定情報を作成する機能である。
このFTP設定管理部33を備えることで、情報処理装置2は任意のFTPサーバ4についてのFTP設定情報を作成できる機器となる。
FTP設定管理部33は、さらに、記憶されているFTP設定情報の編集を行う場合もある。
以上の各機能は、例えば情報処理装置2がFTP設定情報の撮像装置1への転送の機能を実現するアプリケーションソフトウェアをインストールすることで実現される。
<4.ユーザインタフェース画面遷移>
以下、情報処理装置2の表示部77におけるUI画面について説明する。以下の各画面はCPU71がUI制御部31の機能により表示部77において表示させる画面の例である。説明では、例えば情報処理装置2としてスマートフォンを想定し、その筐体上に形成されたディスプレイにおける表示内容を想定している。
まず情報処理装置2においてFTP設定情報を新規に作成する場合の例を説明する。
図6はFTP設定情報を作成する場合の画面遷移を示している。
なお、各画面50には前画面に戻るための戻るボタン106や、所定の状態に遷移するための遷移ボタン102などが設けられており、ユーザによって適宜操作が行われる。
図6Aは、FTP設定情報に関する項目を含むメニュー画面50を示している。このメニュー画面50にはメニュー項目領域101が設けられ、例えば「FTPアップロード設定」「FTP設定」等の各種の項目が表示される。
ユーザがメニュー項目領域101において「FTP設定」を選択する操作を行うと、図6BのFTP設定画面51に遷移する。
FTP設定画面51には新規作成ボタン103が設けられている。またFTP設定表示領域104が設けられて、既に情報処理装置2に記憶されているFTP設定情報が表示される。ここでは「wwwww」と設定名が付与されたFTP設定情報が記憶されている状態を示している。記憶されているFTP設定情報の表示に対してはアクションバー105が表示される。
FTP設定画面51において、ユーザが新規作成ボタン103を操作すると、表示は図6Cの作成/編集画面52に遷移する。
作成/編集画面52は、設定情報入力領域107においてFTP設定情報に関する入力項目が示されており、ユーザが必要事項を入力することが可能とされる。
図6Cには、作成/編集画面52の一部のみを示している。作成/編集画面52は画面スクロールにより全体が表示される。
図7に作成/編集画面52の全体を示す。作成/編集画面52における設定情報入力領域107には以下の欄が設けられる。
設定名入力欄110には、作成するFTP設定情報に付与する設定名が所定文字数以内で入力可能とされる。
ホスト名入力欄111には、作成するFTP設定情報のホスト名、即ちFTPサーバ4についての付与する名称が所定文字数以内で入力可能とされる。
保存先パス入力欄112は、FTP設定情報のホスト及び保存先パスが入力可能とされる。例えばFTPサーバ4のIPアドレス及び当該FTPサーバ4における保存先のフォルダまでのパス設定を入力することになる。
接続種別欄113には、接続種別プルダウンボタン114の操作でリスト表示された接続種別のうちで、ユーザが選択した接続種別が表示される。
ポート番号入力欄115にはポート番号が入力可能とされる。デフォルト復元ボタン116の操作によりデフォルト値に戻すことができる。
ユーザ名入力欄117にはユーザ名が所定文字数以内で入力可能とされる。
パスワード入力欄118にはパスワードが所定文字数以内で入力可能とされる。
リネーム設定スイッチ119はアップロード時にファイルをリネームするモードのオン/オフを指定する操作子である。
ファイル名パターン入力欄120はリネームのための任意のファイル名パターンを入力することができる。開始番号入力欄121には開始番号が入力可能とされる。アップロード時にファイルをリネームする場合、ファイル名パターンに開始番号からの連番が付されたファイル名が用いられることになる。リネーム設定サンプル表示欄122にはファイル名の例が表示される。
ユーザは、以上の作成/編集画面52において必要事項を入力することで、1つのFTP設定情報を新規作成することができる。
例えばユーザが必要事項を入力した後、例えば遷移ボタン102や戻るボタン106で図6BのFTP設定画面に戻ることで、1つのFTP設定情報の新規作成が完了する。CPU71は、作成/編集画面52で入力された内容による1つのFTP設定情報を記憶部79に記憶させることになる。
FTP設定画面51のFTP設定表示領域104には、このように作成され、情報処理装置2内で記憶されたFTP設定情報が、例えばその設定名(図では「wwwww」)により表示される。
ユーザが、FTP設定表示領域104に表示されているFTP設定情報についてアクションバー105を操作した場合、図8に示すように、そのFTP設定情報についての処理を選択する処理選択ダイアログ65が表示され、例えば「デフォルトに設定」「編集」「コピー」「削除」などが選択可能とされる。
処理選択ダイアログ65でユーザが「デフォルトに設定」を選択した場合、CPU71は、当該FTP設定情報の内容を作成/編集画面52におけるデフォルト値とする。例えばCPU71は、新規作成ボタン103により図6Cの作成/編集画面52に進んだ場合に、設定情報入力領域107の各欄に当該FTP設定情報の内容がデフォルト値として入力されている状態とする。
処理選択ダイアログ65でユーザが「編集」を選択した場合、CPU71は表示を、図6Cの作成/編集画面52に遷移させ、FTP設定情報の編集を可能とする。なお図6Cでは作成/編集画面52には「新規作成」と表示されている例を示しているが、このように「編集」によって作成/編集画面52に遷移した場合は、例えば「新規作成」の文字に代えて「設定編集」等の表示を行うようにする。またこの場合の設定情報入力領域107の各欄には、当該編集対象のFTP設定情報の現在の内容が表示されるようにする。ユーザは、各欄に対する入力や操作を行うことで設定内容を変更することができる。
ユーザは編集のための入力を行った後、例えば遷移ボタン102や戻るボタン106を操作すると、図6BのFTP設定画面に戻り、当該編集対象となったFTP設定情報の内容が更新される。CPU71は、作成/編集画面52で入力された内容による、編集対象のFTP設定情報の内容が更新されるように記憶部79での書き換えを行う。
処理選択ダイアログ65でユーザが「コピー」を選択した場合、CPU71は、当該FTP設定情報の複製としての別のFTP設定情報を作成する。つまりCPU71は、コピーが指示されたFTP設定情報と同内容のFTP設定情報を作成し、記憶部79に新規のFTP設定情報として記憶させる。
このコピー作成されたFTP設定情報もFTP設定画面51のFTP設定表示領域104に表示されることになる。従ってユーザは、例えばコピー作成したFTP設定情報についてアクションバー105を操作して処理選択ダイアログ65を表示させ、上述の編集を行うことで、コピー元と異なる内容のFTP設定情報を容易に作成することができる。
処理選択ダイアログ65でユーザが「削除」を選択した場合、CPU71は、当該FTP設定情報の削除処理を行う。つまりCPU71は記憶部79において記憶している当該FTP設定情報を削除する。
以上のような画面遷移を伴うユーザインタフェースにより、ユーザは情報処理装置2において任意にFTP設定情報の作成、編集等を行うことができる。
そのように作成又は編集したFTP設定情報については、撮像装置1に転送して反映させることができる。
図9,図10でFTP設定情報を撮像装置1に転送するまでの画面遷移を説明する。
図9Aは情報処理装置2において、FTP設定情報の転送機能を実現するアプリケーションソフトウェアを起動したときのトップ画面53を示している。
トップ画面53では、主領域100において例えば撮像装置1からアップロードされた画像のサムネイルが表示されたり、FTPアップロード履歴が表示されたりする。
トップ画面53から所定の操作により、図9Bのメニュー画面50に遷移する(図6A参照)。上述のようにメニュー画面50のメニュー項目領域101には「FTPアップロード設定」という項目が設けられているが、ユーザによってこの項目が選択されると、図9CのFTPアップロード設定画面54に遷移する。
FTPアップロード設定画面54には転送対象指定領域108が設けられ、この転送対象指定領域108で撮像装置1に転送するFTP設定情報が指定される。
図9Cでは転送対象指定領域108には、FTP設定情報が何も表示されていない。FTPアップロード設定画面54には新規作成ボタン109が用意され、ユーザが新規作成ボタン103を操作すると、図9Dの作成/編集画面52(図6C、図7参照)に遷移する。これによりユーザは撮像装置1に転送しようとするFTP設定情報を新規作成することができる。
作成/編集画面52でユーザが必要事項を入力した後、例えば遷移ボタン102や戻るボタン106を操作すると、図9Eに示すようにFTPアップロード設定画面54に戻る。このときCPU71は、作成/編集画面52で入力された内容による1つのFTP設定情報を記憶部79に記憶させるとともに、FTPアップロード設定画面54の転送対象指定領域108には、当該FTP設定情報の名称を表示する。例えば図では「aaa」という名称のFTP設定情報が作成され、転送対象指定領域108に表示されている例を示している。またFTP設定情報に対応してアクションバー126が用意されている。
なお、この例では図9Cの段階でFTP設定情報が1つも表示されていないが、これは情報処理装置2にFTP設定情報が1つも記憶されていない場合と考えることができる。
上述したFTP設定情報の作成や編集等により、既に1つ以上のFTP設定情報が記憶部79に記憶されている場合、図9Cの段階でそれらが転送対象指定領域108に一覧表示されるようにすればよい。
ユーザは転送対象指定領域108に表示されたうちで、1つのFTP設定情報を選んで撮像装置1へ転送する操作を行うことができる。
FTPアップロード設定画面54から、1つのFTP設定情報を転送対象としたときの画面遷移を図10で説明する。
図10AにFTPアップロード設定画面54を示している。ここではFTPアップロード設定画面54の転送対象指定領域108に、「aaa」「bbb」「ccc」という3つのFTP設定情報が示されている状態を示している。
ユーザは、FTP設定情報「aaa」を転送した場合は、「aaa」についてのアクションバー126を操作する。
ユーザにより、或るFTP設定情報についてのアクションバー126が操作されると、図10Bのように、当該FTP設定情報についての登録済みFTP設定ダイアログ61が表示される。図11には登録済みFTP設定ダイアログ61が表示された状態を拡大して示している。
登録済みFTP設定ダイアログ61では、例えば「デフォルトを削除」「編集」「コピー」「削除」「設定を送るカメラを選ぶ」などの項目が選択可能とされる。
「デフォルトを削除」は、例えば上述の作成/編集画面52のデフォルトを削除する処理であり、「編集」「コピー」「削除」はそれぞれ上述の処理選択ダイアログ65と同様の処理を選択する項目である。
撮像装置1へのFTP設定情報の転送を行いたい場合、ユーザは「設定を送るカメラを選ぶ」の項目を選択する操作を行う。
この操作が行われると図10Cのようにカメラ選択画面55に遷移する。図12Aにカメラ選択画面55を拡大して示している。カメラ選択画面55にはカメラリスト領域130が設けられており、通信可能な撮像装置1が一覧表示される。
以下では、情報処理装置2と撮像装置1はブルートゥース通信を行って設定情報の転送を行うものとする。
この場合、情報処理装置2のCPU71は、周辺に存在する撮像装置1としてブルートゥース通信対応機器のスキャンを行い、発見された通信可能な撮像装置1がカメラリスト領域130に表示されるようにすることになる。
なお、この場合、周辺の全てのブルートゥース通信対応機器を表示するのではなく、所定条件に合致した機器のみとすることが好適である。例えばカメラであることという条件を設定することで、カメラ以外の機器は除外する。
また単にカメラというだけでなく、特定メーカーのカメラ、特定の機種のカメラ、などとしてもよい。
このような条件は、転送するFTP設定情報を反映できる撮像装置1のみをカメラリスト領域130に表示させるための条件である。FTP設定情報の転送する意味がない機器、或いは転送しても反映できない機器などは、リストから除外することで、ユーザが無駄な選択をしないようにし、使用性を向上させる。
カメラリスト領域130においては、例えば特定メーカーのカメラという条件で、例えば図12Aに示すように撮像装置1が一覧表示される。ここでは「DSC1」「DSC2」「DSC3」というカメラ名称で一覧表示されている例を示している。
この場合、ブルートゥース通信のペアリングが未設定で、かつペアリングが可能なものについてペアリングラベル131が表示される。
ユーザは、カメラリスト領域130に表示された撮像装置1のうちで、これからFTP設定情報を転送しようとする1つの撮像装置1を選択する操作を行う。
例えばユーザが「DSC2」という撮像装置1の名称の領域をタップすることなどで「DSC2」の撮像装置1が転送先として選択されることになる。
なお、以下では1つの撮像装置1を選択して転送を行う例を述べるが、複数の撮像装置1に転送するように、ユーザが複数の撮像装置1を選択できる用にしてもよい。例えば図12Bに示すように、各カメラ名称に対応させてチェックボックス133を用意し、ユーザがタップ操作等によりチェックを行うことができるようにする。そして1又は複数のカメラ名称をチェックした状態で、選択決定ボタン134を操作することで、1又は複数の撮像装置1が転送先として選択できるようにする。
このような複数選択の場合については後述し、ここでは図12Aのようなカメラ選択画面55において1つの撮像装置1のみが選択される場合について説明していく。
ユーザがカメラ選択画面55において1つの撮像装置1を選択する操作を行うと、図10Dの書き込み先選択画面56に遷移する。
図13Aに書き込み先選択画面56を拡大して示している。
書き込み先選択画面56には登録枠表示領域140が用意され、転送先として選択した撮像装置1におけるFTP設定情報の登録枠が表示される。
先に図3で、撮像装置1の表示部15に示されるFTP一覧画面90の例を示したが、登録枠表示領域140には、転送先の撮像装置1のFTP一覧画面90に表示されるFTP設定の設定名により、各登録枠が表示される。
例えば図3の例の撮像装置1に対して、図13Aのように「ABC」「DEFF」という設定名により、各登録枠が表示される。図3では撮像装置1には例えば9個の登録枠が設けられるなどとしたが、書き込み先選択画面56では、それらがスクロールにより全て表示可能とされる。スクロールバー141により現在の画面位置が示されている。
ユーザは、この登録枠表示領域140において、これから転送しようとするFTP設定情報を書き込む登録枠を選択する。
各登録枠が、ユーザが設定した設定名で表示されることで、ユーザにとって書き込み先の選択が容易で、かつ書き込み先を間違えにくくすることができる。
図13Bに書き込み先選択画面56の他の例を示す。これは登録枠表示領域140の表示例を、図3の撮像装置1のFTP一覧画面90と同じ内容とした例である。即ち各登録枠を「サーバ1」「サーバ2」のように表示し、さらに「ABC」「DEFF」のような設定名95を示している。
このように撮像装置1側の表示内容と同内容とすることで、よりユーザにとって書き込み先の判定や選択がしやすいものとなる。
但し図13Cのように、登録枠表示領域140には、撮像装置1側で登録されている設定名等は表示させずに、単に「FTP設定1」「FTP設定2」のように、登録枠を区別できる表示としてもよい。
転送先として選択された撮像装置1から登録枠数の情報のみを取得できる場合は、このような表示を行うことが考えられる。
以上の各例のような登録枠表示領域140において、ユーザは任意の登録枠をタップするなどの書き込み先選択操作を行う。
登録枠を選択する操作が行われると、画面には図10Eのように確認ダイアログ62が表示される。図14Aに確認ダイアログ62を拡大して示す。確認ダイアログ62にはメッセージ144、OKボタン145、キャンセルボタン146が表示される。
ここまで例えばユーザが図10Cのカメラ選択画面55において「DSC2」を選択し、「DSC2」の撮像装置1についての登録枠が、図10Dの書き込み先選択画面56の登録枠表示領域140に表示されたとする。そしてユーザが「DEFF」という登録枠を選択したとする。この場合、メッセージ144として例えば「「DSC2」の「DEFF」に「aaa」を書き込みますか?」というような確認の文言が表示される。つまりFTP設定情報「aaa」を、撮像装置「DSC2」の登録枠「DEFF」に書き込むことを確認するものである。
ユーザは、OKボタン145又はキャンセルボタン146を操作することができる。ユーザがキャンセルボタン146を操作すると書き込み先選択画面56に戻る。
ユーザがOKボタン145を操作すると、FTP設定情報の転送が実行される。そして転送完了により、図10Fのように完了ダイアログ63が表示される。
完了ダイアログ63を図14Bに拡大して示す。メッセージ144として、例えば「「aaa」を書き込みました」と表示され、ユーザに転送完了を提示する。そしてOKボタン145が用意され、ユーザがOKボタン145を操作すると、図10AのFTPアップロード設定画面54に戻る。
なお何らかの原因でFTP設定情報の転送が正常完了できなかった場合は、図14Cのようなエラーダイアログ64が表示される。例えば「「aaa」を書き込めませんでした」とメッセージ144が表示され、ユーザに転送エラーを通知する。そしてOKボタン145が用意され、ユーザがOKボタン145を操作すると、図10Cのカメラ選択画面55に戻ることが考えられる。
<5.第1の実施の形態の処理例>
以上のユーザインタフェースで行われるFTP設定情報の転送の処理例を説明する。なお以下説明する処理例はCPU71において、アプリケーションソフトウェアによって実現される図5で説明したUI制御部31、通信制御部32の機能による行われる処理となる。なお、転送するFTP設定情報は、FTP設定管理部33の機能により作成されているものとする。
図15にCPU71による処理例を示す。
ステップS10でCPU71は、転送するFTP設定情報の特定処理を行う。これはUI制御部31がFTPアップロード設定画面54に示したFTP設定情報のうちで、或る1つのFTP設定情報を転送対象として特定する処理である。
具体的には或る1つのFTP設定情報についてアクションバー126の操作により登録済みFTP設定ダイアログ61が表示され、転送先のカメラ選択の項目が選択されることで、転送するFTP設定情報が特定される。
ステップS11でCPU71は、転送先を選択する処理を行う。転送先の選択とは、転送先の撮像装置1の選択、及びその撮像装置1における登録枠の選択となる。
これは、UI制御部31がユーザ操作に応じて、図10AのFTPアップロード設定画面54、図10Bの登録済FTP設定ダイアログ61を経て図10Cのカメラ選択画面55に画面遷移させた後の処理である。
CPU71は、カメラ選択画面55上でのユーザの選択操作に応じて、特定の撮像装置1を転送先として決定する。さらにCPU71は、UI制御部31が転送先とした撮像装置1について図10Dの書き込み先選択画面56を表示させ、書き込み先としての登録枠をユーザ操作に応じて特定する処理を行う。
ステップS12でCPU71は通信制御部32の機能により、ステップS10で特定したFTP設定情報をステップS11で選択された転送先に転送する処理を行う。
これによりFTP設定情報が撮像装置1に転送される。
この図15の処理のより詳しい例を図16、図17に示す。なお図16、図17は一連のフローチャートを分けて示したもので、「C1」「C2」「C3」「C4」で接続関係を示している。
なお図16、図17はFTPアップロード設定画面54が表示された状態からの処理例としている。
ステップS101でCPU71は、例えば図10Aのように、FTPアップロード設定画面54を表示部77に表示させる。そしてユーザの操作を待機する。図16ではCPU71は、ステップS102でアクションバー126の操作を確認し、ステップS103で他の操作を監視するものとして示している。
なお、この場合の他の操作とは、画面を戻す操作や新規作成ボタン109の操作などがあり、これらについての詳細な説明は省略する。CPU71は、それぞれの操作に応じた処理を行うことになる。
FTPアップロード設定画面54の転送対象選択領域108に表示されているFTP設定情報のうちの或る1つについてアクションバー126の操作を検知したら、CPU71は処理をステップS102からステップS104に進め、登録済みFTP設定ダイアログ61を表示させる処理を行う。
そしてCPU71は、ステップS105で転送先カメラ選択の操作を監視し、ステップS106で戻る操作を監視し、ステップS107で他の操作を待機する。
この登録済みFTP設定ダイアログ61が表示された場合のユーザ操作としては、登録済みFTP設定ダイアログ61の項目である「デフォルトを削除」「編集」「コピー」「削除」「設定を送るカメラを選ぶ」の各項目の選択操作、或いは遷移ボタン102の戻る操作がある。
遷移ボタン102により戻る操作が行われたら、CPU71はステップS101に戻り、FTPアップロード設定画面54の表示に戻す。つまり登録済みFTP設定ダイアログ61を閉じる。
ステップS107で検知する他の操作とは、「デフォルトを削除」「編集」「コピー」「削除」のいずれかの項目の選択操作である。これらの操作があったら、CPU71は、操作に応じた処理を行う。
ステップS105は「設定を送るカメラを選ぶ」の項目の選択操作の検知を示している。「設定を送るカメラを選ぶ」の項目の選択操作を検知した場合、CPU71はステップS105からステップS108に進み、カメラ探索処理を行う。これは情報処理装置2の近辺でブルートゥース通信が可能な撮像装置1を探索する処理である。
そして探索処理後、CPU71はステップS109で、カメラ選択画面55おいてFTP設定の転送可能なカメラをカメラリスト領域130に表示させる。この場合CPU71は、上述したように、ブルートゥース通信可能な周辺機器を全てカメラリスト領域130に表示するのではなく、例えば特定メーカーのカメラなどとしての条件に合致する撮像装置1をカメラリスト領域130に表示させるようにする。
カメラ選択画面55を表示させた状態では、CPU71は、ステップS110で転送先とするカメラの選択操作を監視し、ステップS111で戻る操作を監視する。
ステップS111で遷移ボタン102又は戻るボタン106による戻る操作を検知したら、CPU71はステップS101に戻り、FTPアップロード設定画面54の表示に戻す。
カメラリスト領域130で或る撮像装置1の名称がタップされるなどの転送先とするカメラの選択操作を検知したら、CPU71はステップS110からステップS113に進み、まず当該選択された撮像装置1が既にブルートゥース通信のためのペアリングができているか否かを確認する。ペアリング済であれば図17のステップS120に進む。
もしペアリングがまだであれば、CPU71は、図16のステップS114で当該撮像装置1との間でペアリングを行う。そしてペアリングが成功したら図17のステップS120に進む。なお、ペアリングできない場合、もしくはユーザ操作によりキャンセルされた場合などは、CPU71はステップS109のカメラ選択画面55による操作待機状態に戻る。
図17のステップS120でCPU71は、ブルートゥース通信の接続処理を行う。そして接続完了によりステップS121からステップS122に進む。なお、もし通信接続状態が確立できなければ、CPU71はステップS109のカメラ選択画面55による操作待機状態に戻る。
撮像装置1との間で通信接続が確立され、ステップS122に進んだら、CPU71は撮像装置1からFTP設定に関する情報を取得する。例えば少なくとも当該撮像装置1における登録枠の数の情報を取得する。
また各登録枠についてユーザが設定した設定名の情報を取得するとよい。
さらには、図3に示したような撮像装置1での各登録枠の表示内容の情報を取得するとよい。
ステップS130でCPU71は、撮像装置1から取得した情報を用いて、書き込み先選択画面56を表示させる処理を行う。
少なくともブルートゥース通信先の撮像装置1における登録枠の数の情報を取得することで、CPU71は図13Cのような登録枠表示領域140による書き込み先選択画面56の表示が可能となる。
また各登録枠についてユーザが設定した設定名の情報を取得することで、CPU71は図13Aのように、登録枠表示領域140に設定名で登録枠を示す表示が可能となる。
さらに撮像装置1での各登録枠の表示内容の情報を取得することで、CPU71は図13Bのように、登録枠表示領域140に撮像装置1側と同じ情報内容で各登録枠を示す表示が可能となる。
書き込み先選択画面56を表示させた状態でCPU71は、ステップS130で書き込み先の登録枠の選択操作を監視し、ステップS132で戻る操作を監視する。
ステップS132で遷移ボタン102又は戻るボタン106による戻る操作を検知したら、CPU71は図16のステップS109に戻り、カメラ選択画面55の表示に戻す。
ユーザが登録枠表示領域140において特定の登録枠を選択する操作を行ったことを検知したら、CPU71はステップS131からステップS134に進み、確認ダイアログ62を表示させる。そしてCPU71はステップS135でOKボタン145の操作を待機し、ステップS136でキャンセルボタン146の操作を待機する。
キャンセルボタン146の操作を検知した場合は、CPU71はステップS136からステップS130に戻り、書き込み先選択画面56の表示に戻る。つまり確認ダイアログ62を閉じる。
OKボタン145の操作を検知した場合は、CPU71はステップS135からステップS140に進み、撮像装置1に対するFTP設定情報の転送処理を実行する。
そしてFTP設定情報の転送が完了したら、CPU71はステップS141からステップS143に進み、完了ダイアログ63を表示させる。そしてCPU71はステップS144でOKボタン145の操作を待機し、OKボタン145の操作に応じて図16のステップS101に戻り、FTP設定アップロード画面54の表示状態とする。
もしFTP設定情報の転送が完了できなかった場合は、CPU71はステップS142からステップS145に進み、エラーダイアログ64を表示させる。そしてCPU71はステップS146でOKボタン145の操作を待機し、OKボタン145の操作に応じてステップS147に進む。この場合CPU71は、撮像装置1と通信が切断されているか否かにより処理を分岐する。通信接続中であれば、ステップS130に戻り、書き込み先選択画面56を表示させる。これにより、例えば他の登録枠でFTP設定情報の転送を再実行することに便利となる。
通信が切断されているのであれば、CPU71は図16のステップS109に戻り、カメラ選択画面55を表示させる。これにより転送先の選択からやり直しやすいことになる。
以上の図16,図17の処理により、FTP設定情報の転送のためのユーザインタフェース動作と転送の実行が行われる。
なお、以上の処理例は、転送先として1台の撮像装置1を選択してFTP設定情報の転送を行う場合の処理例であるが、図12Bで説明したように、ユーザが一度に複数の撮像装置1を指定して転送を指示できるようにしてもよい。
その場合の処理例を図18に示す。
ステップS20でCPU71は、転送するFTP設定情報の特定処理を行う。これはUI制御部31がFTPアップロード設定画面54に示したFTP設定情報のうちで、或る1つのFTP設定情報を転送対象として特定する処理である。
具体的には或る1つのFTP設定情報についてアクションバー126の操作により登録済みFTP設定ダイアログ61が表示され、転送先のカメラ選択の項目が選択されることで、転送するFTP設定情報が特定される。
ステップS21でCPU71は、1又は複数の転送先を選択する処理を行う。即ちCPU71は、カメラ選択画面55におけるユーザ操作に応じて1又は複数の撮像装置1を転送先として決定する。
さらにCPU71は、UI制御部31が転送先とした撮像装置1について書き込み先選択画面56を例えば1又は複数の撮像装置1に関して順次表示させ、書き込み先としての登録枠をユーザ操作に応じて特定する処理を行う。
ステップS22でCPU71は通信制御部32の機能により、ステップS20で特定したFTP設定情報をステップS21で選択された転送先の1つの撮像装置1に転送する処理を行う。転送処理は完了する場合も、完了できずにエラー終了することもある。
ステップS23ではCPU71は、転送先として特定された全ての撮像装置1に対して転送処理が行われたか否かを確認し、まだ他の転送先が残っていればステップS22で他の撮像装置1に対する転送処理を行う。
転送先として特定された全ての撮像装置1に対して転送処理が行われたら図18の処理を終了する。
例えばこのように、或るFTP設定情報を複数の撮像装置1に転送するようにすれば、複数台の撮像装置1を使用して取材撮像を行い、撮像画像を特定のFTPサーバ4にアップロードするカメラマンにとって便利なものとなる。
<6.第2の実施の形態>
第2の実施の形態として、情報処理装置2がFTPサーバ4に撮像画像をアップロードする場合の例を説明する。
図19は図1と同様に撮像装置1、情報処理装置2、FTPサーバ4、ネットワーク6を示している。
但し、この場合は、撮像装置1で撮像した画像データ(画像ファイル)を情報処理装置2に送信すること、及び情報処理装置2が取り込んだ画像データをFTPサーバ4にアップロードすることを示している。
情報処理装置2では、撮像装置1から取得した画像ファイルについて、各種タグ情報を付加するなどしたうえでFTPサーバ4にアップロードすることができる。
この場合、撮像装置1からみれば、情報処理装置2がFTPサーバとなり、情報処理装置2にFTP送信するためのFTP設定情報が登録されていることが必要になる。
但し前述のように撮像装置1での操作によりFTP設定情報を入力することが面倒な作業となる。そこで、情報処理装置2は、自機をFTPサーバとするためのFTP設定情報を、撮像装置1に転送するようにする。
なおこの場合の情報処理装置2のCPU71における機能構成例を図20に示す。CPU71はアプリケーションプログラムにより、上述の図5と同様に、UI制御部31、通信制御部32、FTP設定管理部33としての機能を備える。
UI制御部31は、自機をFTPサーバとするためのFTP設定情報を、撮像装置1に転送するためのユーザインタフェース処理を行う。
通信制御部32は、自機をFTPサーバとするためのFTP設定情報を撮像装置1に対して転送させる処理を行う。
さらにこの例では、画像管理部34、アップロード処理部35としての機能を備える。
画像管理部34は、撮像装置1からFTP通信により送信されてきた画像ファイルの記憶、編集等の処理を行う。例えば画像ファイルとしては画像データ、画像データに付加されたメタデータ、或いは音声データなどが含まれていることがあるが、画像編集、メタデータの付加(タグの付加)、音声データに関する処理などを行う。
アップロード処理部35は、画像管理部34が管理する画像ファイルをFTPサーバ4にアップロードする処理を行う。
情報処理装置2が自機をFTPサーバとするためのFTP設定情報を、撮像装置1に転送する場合のCPU71の処理例を図21に示し、また画面遷移を図22に示す。
図21のステップS201はCPU71がFTP取り込み設定画面57を表示させる処理を示している。
例えば図6Aのメニュー画面50においてユーザが「FTP取り込み設定」の項目を選択すると、CPU71は図22AのようなFTP取り込み設定画面57を表示させる。
このFTP取り込み設定画面57には設定表示領域150が用意され、FTP設定情報の各項目(ホスト名、ポート番号、ユーザ名等)が表示される。ここで表示されるFTP設定情報は、情報処理装置2がFTPサーバとなる設定情報であり、撮像装置1において1つの登録枠に登録されるべき情報である。
またFTP取り込み設定画面57には転送ボタン151や閉じるボタン152が用意されている。
図21のステップS201でこのようなFTP取り込み設定画面57を表示させた状態でCPU71は、ステップS202で転送ボタン151の操作を監視し、ステップS203で閉じるボタン152の操作を待機する。
閉じるボタン152の操作を検知した場合、CPU71はステップS203から図21の処理を終え、例えばメニュー画面50の表示状態に戻す。
転送ボタン151の操作を検知した場合、CPU71はステップS202からステップS204に進み、図22Bのように転送確認ダイアログ66を表示させる。
転送確認ダイアログ66にはメッセージ144、OKボタン145、キャンセルボタン146が表示される。
例えばメッセージ144としては「設定をカメラへ転送しますか?」等を表示し、当該FTP設定の転送実行をユーザに確認する。
そしてCPU71は、ステップS205でOKボタン145の操作を待機し、ステップS206でキャンセルボタン146の操作を待機する。
キャンセルボタン146の操作を検知した場合は、CPU71はステップS206からステップS201に戻り、FTP取り込み設定画面57の表示に戻る。つまり転送確認ダイアログ66を閉じる。
ユーザがOKボタン145を操作すると、CPU71はステップS205からステップS207に進み、転送先選択処理を行う。
例えば図22のカメラ設定画面55を表示させ、ユーザによる転送先の撮像装置1の選択操作を待機する。この場合の処理は、第1の実施の形態の作成したFTP設定情報の転送の場合と同様である。つまり図22Cのカメラ選択画面55は、図10Cのカメラ選択画面55と同じである。
更に転送先の撮像装置1が特定できたら、CPU71は、その後、転送先の登録枠を特定する処理を行う。即ち図22Dに示すように、図10Dと同様の書き込み先選択画面56を表示させ、ユーザ操作に応じてFTP設定情報を書き込む登録枠を特定する。
以上でCPU71は、転送先の撮像装置1と登録枠を特定する。このステップS207の処理は、より具体的な例としては図16のステップS108から図17のステップS135までの処理と同様の処理となる(但し戻る操作やキャンセル操作などによる画面遷移は適宜変更される)。
図21のステップS208では、FTP取り込み設定、つまり情報処理装置2が自機をFTPサーバとなるFTP設定情報を、撮像装置1に転送する処理を行う。具体的には図17のステップS140からステップS147の処理と同様の処理を行う(但し転送完了又は転送失敗後の画面遷移は適宜変更される)。
以上の処理により撮像装置1は情報処理装置2に対するFTP設定情報を登録枠の1つとして記憶することができ、これにより画像ファイルの情報処理装置2への送信の準備を極めて容易化できることになる。
<7.第3の実施の形態>
第3の実施の形態として、撮像装置1に登録されているFTP設定情報の編集を情報処理装置2で行う例を説明する。
図23に情報処理装置2のCPU71の処理例を示す。
ステップS301でCPU71は、撮像装置1において1つの登録枠として記憶されているFTP設定情報を取得し、例えば記憶部79に記憶する。例えば所要の通信を行って撮像装置1におけるFTP設定情報の一覧を表示させ、ユーザに選択させる。そして選択されたFTP設定情報を撮像装置1に要求し、当該FTP設定情報を受信して記憶する。
このように保存したFTP設定情報については、情報処理装置2で作成したFTP設定情報と同様に編集対象とすることができる。例えば図6BのFTP設定画面51のFTP設定情報領域104では、撮像装置1から取り込んで保存したFTP設定情報も表示される。従って図6Cで説明したように、当該FTP設定情報を対象として編集処理を行うこともできる。
図23のステップS302は、CPU71がこのような編集処理を行うことを示している。
このように編集したFTP設定情報については、情報処理装置2で新規作成や編集したFTP設定情報と同様に、撮像装置1に転送することができる。
即ちCPU71は、ステップS303で転送先として転送先の撮像装置1と登録枠を選択する処理を行う。この場合に、当該FTP設定情報の元の撮像装置1や登録枠をユーザが選択すればよい。もちろん異なる撮像装置1や異なる登録枠への転送も可能である。
そしてCPU71はステップS304で、編集したFTP設定情報をステップS303で特定された転送先に転送する処理を行う。
つまり第1の実施の形態で説明したFTP設定情報の編集や、転送処理を、撮像装置1から取り込んだFTP設定情報についても実行することで、撮像装置1に登録されたFTP設定情報の編集を、情報処理装置2を用いて容易に行うことができるようになる。
<8.第4の実施の形態>
第4の実施の形態として、情報処理装置2でFTP設定情報の作成や編集を行った後、撮像装置1に転送する前に、FTPアップロード接続確認を行うことを説明する。
例えば情報処理装置2でFTP設定情報を作成して撮像装置1に転送した後でも、実際に画像ファイルをFTPサーバ4にアップロードするまで、その設定が正しく動作するのか分からない。そのため情報処理装置2から撮像装置1に転送する前に、FTP設定情報の内容が、正しくアップロード動作する内容であるか否か確認できることが望ましい。
そこで、例えば図24Aに示すように、FTPアップロード設定画面54に接続確認ボタン127を設けるようにする。
この接続確認ボタン127をタップすると現在のFTP設定情報の内容でFTPアップロード試験を行い、結果を画面に表示する。
例えば問題なく終われば図24Bの完了ダイアログのメッセージ144やOKボタン145を表示させる。
エラーが生じた場合は、図24Cのエラーダイアログのメッセージ144やOKボタン145を表示させる。
CPU71の処理例を図25に示す。
例えばCPU71は接続確認ボタン127の操作に応じて図25の処理を開始し、まずステップS401で指定されたFTP設定情報を処理用に取得する。確認に使用するFTP設定情報の項目は、「ホスト名」「接続種別」「ポート番号」「転送モード」「ユーザ名」「パスワード」とすることが考えられる。
ステップS402でCPU71は、アップロード試験処理として、上記の取得した情報を用いてFTP接続、ログインを試みる。
そしてFTP接続及びログインが正常に完了すれば、CPU71はステップS403からS404に進み、完了ダイアログ67を表示させる。そしてOKボタン145の操作を検知したらステップS405から処理を終える。
一方FTP接続及びログインが正常完了できなかった場合、CPU71はステップS403からS406に進み、エラーダイアログ68を表示させる。この場合のメッセージ144としては失敗の種別に応じた内容とすることが望ましい。
そしてOKボタン145の操作を検知したらステップS407から処理を終える。
失敗の種別としては、FTPサーバ4に接続できない場合、FTPサーバへのログインに失敗した場合、SSL通信確立中にエラーが発生した場合、タイムアウトの場合、ネットワークに接続されていない場合、コマンド疎通の失敗の場合などがある。そこでエラーダイアログ68では、それらの種別に応じたメッセージ144を表示させることで、ユーザが対応をとりやすいようにする。
以上の図25の処理により、ユーザは撮像装置1にFTP設定情報を転送する前に、そのFTP設定情報を検証できることなる。
<9.まとめ及び変形例>
以上の実施の形態では次のような効果が得られる。
実施の形態の情報処理装置2は、通信可能な撮像装置を提示するとともに転送先とする撮像装置を指定する操作を可能とするユーザインタフェース処理を行うUI制御部31と、ユーザインタフェース処理により指定された撮像装置1に対して、FTP設定情報の転送を実行させる通信制御部32を備える。
これにより情報処理装置2が保持するFTP設定を、ユーザが指定する撮像装置1に転送できる。
撮像装置1においてFTP設定が適切に行われることで、撮像装置1からFTPサーバ4に対して撮像した画像ファイル等をアップロードすることができるが、ユーザが撮像装置1を操作してFTP設定情報を入力することは面倒な操作である。本実施の形態の場合、情報処理装置2が保持するFTP設定情報処理装置2に転送することで、撮像装置1でのFTP設定情報の入力操作をすることなく、撮像装置1で適切なFTP設定情報が記憶される。従って、撮像装置1からFTPサーバ4にアップロードを行うための準備が極めて簡単になる。
特にプロカメラマンの場合は、スポーツ等の各種のイベント会場、事件・事故の現場、取材先などで撮像した画像データを、そのまま撮像装置1から新聞社等のFTPサーバ4にアップロードすることがあり、そのために必要となる作業を容易化したい。このためスマートフォン等の情報処理装置2に登録されているFTP設定情報処理装置2に簡易に転送できることは極めて便利なものとなる。
実施の形態の情報処理装置2では、UI制御部31は、FTP設定情報の作成のための入力環境を提供する処理を行う(図6C、図7参照)。そして、その入力環境での入力に応じてFTP設定情報を作成するFTP設定管理部33を有する。
即ち情報処理装置2においてユーザ入力に応じてFTP設定情報を作成できるようにする。
これにより、情報処理装置2で作成したFTP設定情報処理装置2に転送して反映させることができる。特に新たなFTPサーバ4に撮像画像のアップロードを行いたい場合など、撮像装置1でそのFTP設定を入力するのは面倒且つ困難な作業となる。一方でスマートフォン等の情報処理装置2では、各種入力が撮像装置1での入力に比べて極めて容易である。従ってユーザは、より入力に適した環境でFTP設定情報の入力/作成を行い、それを撮像装置1に転送させるという使用ができることになる。
なお、入力環境の提供としては例えば図6Cの作成/編集画面52を用いた入力に限らず、多様な例が想定される。例えばユーザの声などによる音声入力を受け付けてFTP設定を作成できるようにしてもよい。
実施の形態の情報処理装置2では、UI制御部31は、FTP設定情報の編集のための入力環境を提供する処理を行う(図6C参照)。そして、その入力環境での入力に応じてFTP設定情報を作成するFTP設定管理部33を有する。
即ち情報処理装置において記憶されているFTP設定情報をユーザ入力により編集したり、或いは新たなFTP設定情報としたりすることができるようにする。
これにより、情報処理装置2で編集したFTP設定情報処理装置2に転送して反映させることができる。またユーザは情報処理装置2に記憶されているFTP設定情報を編集することで、必要な修正を行ったり、編集により新たなFTP設定情報を作成したりすることができるようになり、FTP設定情報の修正、作成が容易化される。そして編集されたFTP設定情報処理装置2に転送できる。
実施の形態の情報処理装置2では、UI制御部31は、無線通信が可能な撮像装置1の探索処理に応じて、通信可能な撮像装置の全部又は一部を一覧表示させる処理を行う(図10C、図12、図16のステップS108,S109参照)。
これによりユーザは、情報処理装置2からFTP設定情報を転送できる撮像装置1を確認することができる。
また、無線で情報転送が可能な全ての撮像装置1ではなく、例えば所定のメーカーの撮像装置のみや、該当機種のみを表示させるなどとすることで、FTP設定情報を転送した場合に反映させることが可能な撮像装置1を表示させるということもできる。これによりFTP設定情報の転送が無駄な処理となる撮像装置1をそもそも転送先の候補として表示させないことになり、表示が煩雑にならず、ユーザにとって使いやすいものとなる。
実施の形態では、情報処理装置2と撮像装置1との無線通信は近距離無線通信であるとした。ここでいう近距離無線通信とは通信距離の短い無線通信を指し、具体的にはブルートゥース、Wi-Fi、NFCなどの規格の通信や、赤外線通信、さらにはQRコードによる情報伝送などが該当する。
これにより情報処理装置2と撮像装置1が近距離無線通信で通信可能な環境でFTP設定情報の転送が実行できるものとされる。
実施の形態では、UI制御部31は、撮像装置1の一覧表示に対する操作として、FTP設定情報の転送先とする撮像装置を選択する操作を検知する処理を行うものとした(図10C、図12、図16のステップS109,S110)
即ちカメラ選択画面55のカメラリスト領域130上で、ユーザが転送先の撮像装置1を選択することができる。
これによりユーザは、情報処理装置2からFTP設定情報を転送する撮像装置1を容易に指定することができる。
特に一覧表示には無線で情報転送が可能な全ての撮像装置1ではなく、FTP設定情報の転送が有効となる撮像装置(例えば所定のメーカーの撮像装置)が示されていることで、無効な指定入力がなくなり、操作性も向上される。
また近距離無線通信が可能な撮像装置が選択できるため、ユーザは撮像装置を配置した近辺で、情報処理装置2を操作して転送先を選択でき、プロカメラマンの取材現場などを想定すると便利なユーザインタフェースとなる。
実施の形態では、UI制御部31が、撮像装置1の一覧表示に対する操作として、FTP設定情報の転送先とする複数の撮像装置1を選択する操作を検知する処理を行う例を述べた(図12B、図18参照)。
即ちカメラ選択画面55のカメラリスト領域130上で、ユーザが転送先として複数の撮像装置1を指定することができる。
これによりユーザは、情報処理装置2からFTP設定情報を転送する撮像装置1を複数同時に、容易に指定することができる。
例えばプロカメラマンが取材現場などで複数の撮像装置1を使用するケースがあるが、そのような場合に、一括してFTP設定情報の転送を行いたい場合に便利な操作環境を提供できることになる。
実施の形態では、UI制御部31が、FTP設定情報の転送先となる撮像装置1におけるFTP設定に関する情報を表示させる処理を行う例を挙げた(図10D、図13参照)。
FTP設定に関する情報とは、登録枠の情報であったり、登録枠数であったり、各登録枠の登録有無の情報であったり、各FTP設定のFTPサーバの情報であったりするなど、多様な例が想定される。
書き込み先選択画面56において、転送先とする撮像装置1におけるFTP設定に関する情報がユーザに提示されることで、ユーザは転送実行の前などに、撮像装置1側でのFTP設定状況を確認できる。
実施の形態では、UI制御部31が、FTP設定情報の転送先となる撮像装置1におけるFTP設定の登録枠の表示を実行させるとともに、FTP設定情報の書き込み先となる登録枠を選択する操作を検知する処理を行う例を挙げた(図13A,図13B,図13C参照)。
書き込み先選択画面56では登録枠表示領域140において、転送先とする撮像装置1における登録枠が表示されることで、ユーザは各登録枠を認識した上で任意の登録枠を書き込み先として選択することができる。このため、例えば多数のFTP設定を保存しているような場合に、登録枠毎に適切に書き込み先を指定できるようになり、ユーザにとって撮像装置1側でFTP設定を使いやすい状態で保存できる。
実施の形態では、UI制御部31が、FTP設定情報の転送先となる撮像装置1におけるFTP設定の登録枠を、各登録枠に付与された設定名により表示させる例を挙げた(図13A、図13B参照)。
書き込み先選択画面56の登録枠表示領域140において、転送先とする撮像装置1における登録枠が設定名により表示されることで、ユーザは各登録枠の内容を認識しやすいものとなる。このため、書き込み先とする登録枠を適切に選択できるようになる。
実施の形態では、UI制御部31が、FTP設定情報の転送先となる撮像装置1におけるFTP設定の登録枠を、撮像装置1において表示される情報と同一の情報により表示させる例を挙げた(図13B参照)。
書き込み先選択画面56の登録枠表示領域140において、転送先とする撮像装置1で表示される情報と同じ情報により登録枠が表示される。例えば撮像装置1の表示部15で図3のように「サーバ1 ABC」「サーバ2 DEFF」など、登録枠の番号(或いはサーバの番号)と設定名の情報が表示される場合に、情報処理装置2の書き込み先選択画面56でも図13Bの「サーバ1 ABC」「サーバ2 DEFF」など、同じ情報が表示されるようにする。このように撮像装置1側と情報処理装置2側で登録枠の表示を共通の情報により行うことで、ユーザにわかりやすい状態で書き込み先を選択させることができる。
実施の形態では情報処理装置2については多様な機器が想定されるが、特にはスマートフォンやタブレット機器などの携帯端末装置であることが望ましい。
情報処理装置2がスマートフォンやタブレット機器などの携帯端末装置であることで、カメラマンはイベント会場、取材現場等で、情報処理装置2を用いてFTP設定情報を撮像装置1に転送し、撮像装置1からFTPサーバ4にアップロードする環境を容易に構築できることになる。
第3の実施の形態では、通信制御部32は、通信可能な撮像装置1から該撮像装置1内に記憶されたFTP設定情報を取得する通信を実行させ、UI制御部31は、撮像装置1から取得したFTP設定情報の編集のための入力環境(図6C、図7参照)を提供する処理を行う。そしてFTP設定管理部33は、その入力環境での入力に応じて撮像装置1から取得したFTP設定情報を編集する処理を行う(図23参照)。
即ち撮像装置1側に記憶されているFTP設定情報を、情報処理装置2側に取り込んで編集できるようにする。
情報処理装置2では、撮像装置1に記憶されたFTP設定情報を取得することで、そのFTP設定情報を編集することができる。FTP設定情報内容の一部変更するなどの編集を行ったFTP設定情報は、撮像装置1の元の登録枠に書き込んだり、新たな登録枠に書き込んだりするFTP設定情報とすることができる。
従って実施の形態の処理は、情報処理装置2で作成又は作成後編集したFTP設定情報を撮像装置1に転送して書き込ませるだけでなく、撮像装置1に登録されたFTP設定情報の更新や、撮像装置1に登録されたFTP設定情報に基づく新たなFTP設定情報の登録などが可能となる。
第2の実施の形態では、通信制御部32は、自機をFTPサーバとするためのFTP設定情報を撮像装置1に対して転送させる処理を行うことを説明した(図21参照)。
例えば撮像装置1は情報処理装置2に画像データ等を送信する場合には、情報処理装置2がFTPサーバとなる。この場合のFTP設定情報を撮像装置1に転送する。
これにより撮像装置1が情報処理装置2に画像データ等を送信するための環境を容易に実現できる。撮像装置1側のユーザ操作により情報処理装置2に対するFTP設定を入力しなくてもよいためである。
第4の実施の形態では、前記撮像装置へのFTP設定情報の転送の実行前に、FTP設定情報によるアップロード接続の可否を確認する処理を行う例を述べた(図25参照)
例えば撮像装置1にFTP設定情報を転送する前に、そのFTP設定情報が、所定のFTPサーバ4に接続できるものであるか確認する。これにより正しいFTP設定情報を撮像装置1に転送することができる。
実施の形態のプログラムは、図15から図18のような処理を、例えばCPU、DSP等、或いはこれらを含むデバイスに実行させるプログラムである。プログラムはさらに図21,図23,図25のような処理をCPU等に実行させるものでもよい。
即ち実施の形態のプログラムは、通信可能な撮像装置1を提示するとともに転送先とする撮像装置を指定する操作を可能とするUI処理と、UI処理により指定された撮像装置1に対して、FTP設定情報の転送を実行させる通信制御処理とを情報処理装置2に実行させるプログラムである。
このようなプログラムにより、上述した情報処理装置2を、例えば携帯端末装置やパーソナルコンピュータ、その他の情報処理が実行できる機器において実現できる。
このような情報処理装置2を実現するプログラムはコンピュータ装置等の機器に内蔵されている記録媒体としてのHDDや、CPUを有するマイクロコンピュータ内のROM等に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、MO(Magneto Optical)ディスク、DVD(Digital Versatile Disc)、ブルーレイディスク(Blu-ray Disc(登録商標))、磁気ディスク、半導体メモリ、メモリカードなどのリムーバブル記録媒体に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体は、いわゆるパッケージソフトウェアとして提供することができる。
また、このようなプログラムは、リムーバブル記録媒体からパーソナルコンピュータ等にインストールする他、ダウンロードサイトから、LAN(Local Area Network)、インターネットなどのネットワークを介してダウンロードすることもできる。
またこのようなプログラムによれば、実施の形態の情報処理装置2の広範な提供に適している。例えばスマートフォンやタブレット等の携帯端末装置、携帯電話機、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、ビデオ機器、PDA(Personal Digital Assistant)等にプログラムをダウンロードすることで、当該スマートフォン等を、本開示の情報処理装置2として機能させることができる。
なお、本明細書に記載された効果はあくまでも例示であって限定されるものではなく、また他の効果があってもよい。
なお本技術は以下のような構成も採ることができる。
(1)
通信可能な撮像装置を提示するとともに転送先とする撮像装置を指定する操作を可能とするユーザインタフェース処理を行うユーザインタフェース制御部と、
前記ユーザインタフェース処理により指定された撮像装置に対して、FTP設定情報の転送を実行させる通信制御部と、を備えた
情報処理装置。
(2)
前記ユーザインタフェース制御部が提供するFTP設定情報の作成のための入力環境における入力に応じてFTP設定情報を作成するFTP設定管理部を有する
上記(1)に記載の情報処理装置。
(3)
前記ユーザインタフェース制御部が提供するFTP設定情報の編集のための入力環境における入力に応じてFTP設定情報を編集するFTP設定管理部を有する
上記(1)又は(2)に記載の情報処理装置。
(4)
前記ユーザインタフェース制御部は、無線通信が可能な撮像装置の探索処理に応じて、通信可能な撮像装置の全部又は一部を一覧表示させる処理を行う
上記(1)から(3)のいずれかに記載の情報処理装置。
(5)
前記無線通信は近距離無線通信である
上記(4)に記載の情報処理装置。
(6)
前記ユーザインタフェース制御部は、撮像装置の一覧表示に対する操作として、FTP設定情報の転送先とする撮像装置を選択する操作を検知する処理を行う
上記(4)又は(5)に記載の情報処理装置。
(7)
前記ユーザインタフェース制御部は、撮像装置の一覧表示に対する操作として、FTP設定情報の転送先とする複数の撮像装置を選択する操作を検知する処理を行う
上記(4)又は(5)に記載の情報処理装置。
(8)
前記ユーザインタフェース制御部は、FTP設定情報の転送先となる撮像装置におけるFTP設定に関する情報を表示させる処理を行う
上記(1)から(7)のいずれかに記載の情報処理装置。
(9)
前記ユーザインタフェース制御部は、FTP設定情報の転送先となる撮像装置におけるFTP設定の登録枠の表示を実行させるとともに、FTP設定情報の書き込み先となる登録枠を選択する操作を検知する処理を行う
上記(1)から(8)のいずれかに記載の情報処理装置。
(10)
前記ユーザインタフェース制御部は、FTP設定情報の転送先となる撮像装置におけるFTP設定の登録枠を、各登録枠に付与された設定名により表示させる
上記(9)に記載の情報処理装置。
(11)
前記ユーザインタフェース制御部は、FTP設定情報の転送先となる撮像装置におけるFTP設定の登録枠を、前記撮像装置において表示される情報と同一の情報により表示させる
上記(9)に記載の情報処理装置。
(12)
携帯端末装置である
上記(1)から(11)のいずれかに記載の情報処理装置。
(13)
前記ユーザインタフェース制御部が提供するFTP設定情報の編集のための入力環境における入力に応じて、通信可能な撮像装置から取得したFTP設定情報を編集するFTP設定管理部を有する
上記(1)から(12)のいずれかに記載の情報処理装置。
(14)
前記通信制御部は、自機をFTPサーバとするためのFTP設定情報を撮像装置に対して転送させる処理を行う
上記(1)から(13)のいずれかに記載の情報処理装置。
(15)
前記撮像装置へのFTP設定情報の転送の実行前に、該FTP設定情報によるアップロード接続の可否を確認する処理を行う
上記(1)から(14)のいずれかに記載の情報処理装置。
(16)
通信可能な撮像装置を提示するとともに転送先とする撮像装置を指定する操作を可能とするユーザインタフェース処理と、
前記ユーザインタフェース処理により指定された撮像装置に対して、FTP設定情報の転送を実行させる通信制御処理と、
を情報処理装置が実行する情報処理方法。
(17)
通信可能な撮像装置を提示するとともに転送先とする撮像装置を指定する操作を可能とするユーザインタフェース処理と、
前記ユーザインタフェース処理により指定された撮像装置に対して、FTP設定情報の転送を実行させる通信制御処理と、
を情報処理装置に実行させるプログラム。
1 撮像装置
2 情報処理装置
4 FTPサーバ
6 ネットワーク
13 カメラ信号処理部
14 記録制御部
15 表示部
16 通信部
17 操作部
18 カメラ制御部
19 メモリ部
25 音声入力部
26 音声処理部
31 UI制御部
32 通信制御部
33 FTP設定管理部
34 画像管理部
35 アップロード処理部
50 メニュー画面
51 FTP設定画面
52 作成/編集画面
53 トップ画面
54 FTPアップロード設定画面
55 カメラ選択画面
56 書き込み先選択画面
57 FTP取り込み設定画面
61 登録済みFTP設定ダイアログ
62 確認ダイアログ
63 完了ダイアログ
64 エラーダイアログ
65 処理選択ダイアログ
66 転送確認ダイアログ
67 完了ダイアログ
68 エラーダイアログ
70 情報処理装置
71 CPU
72 ROM
73 RAM
76 入力部
77 表示部
78 音声出力部
79 記憶部
80 通信部

Claims (17)

  1. 通信可能な撮像装置を提示するとともに転送先とする撮像装置を指定する操作を可能とするユーザインタフェース処理を行うユーザインタフェース制御部と、
    前記ユーザインタフェース処理により指定された撮像装置に対して、画像のアップロード実行指示を伴わずに、画像のアップロードに用いるFTP設定情報の登録のためのFTP設定情報の転送を通信部に実行させる通信制御部と、を備えた
    情報処理装置。
  2. 前記ユーザインタフェース制御部が提供するFTP設定情報の作成のための入力環境における入力に応じてFTP設定情報を作成するFTP設定管理部を有する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記ユーザインタフェース制御部が提供するFTP設定情報の編集のための入力環境における入力に応じてFTP設定情報を編集するFTP設定管理部を有する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記ユーザインタフェース制御部は、無線通信が可能な撮像装置の探索処理に応じて、通信可能な撮像装置の全部又は一部を一覧表示させる処理を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記無線通信は近距離無線通信である
    請求項4に記載の情報処理装置。
  6. 前記ユーザインタフェース制御部は、撮像装置の一覧表示に対する操作として、FTP設定情報の転送先とする撮像装置を選択する操作を検知する処理を行う
    請求項4に記載の情報処理装置。
  7. 前記ユーザインタフェース制御部は、撮像装置の一覧表示に対する操作として、FTP設定情報の転送先とする複数の撮像装置を選択する操作を検知する処理を行う
    請求項4に記載の情報処理装置。
  8. 前記ユーザインタフェース制御部は、FTP設定情報の転送先となる撮像装置におけるFTP設定に関する情報を表示させる処理を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  9. 前記ユーザインタフェース制御部は、FTP設定情報の転送先となる撮像装置におけるFTP設定の登録枠の表示を実行させるとともに、FTP設定情報の書き込み先となる登録枠を選択する操作を検知する処理を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  10. 前記ユーザインタフェース制御部は、FTP設定情報の転送先となる撮像装置におけるFTP設定の登録枠を、各登録枠に付与された設定名により表示させる
    請求項9に記載の情報処理装置。
  11. 前記ユーザインタフェース制御部は、FTP設定情報の転送先となる撮像装置におけるFTP設定の登録枠を、前記撮像装置において表示される情報と同一の情報により表示させる
    請求項9に記載の情報処理装置。
  12. 携帯端末装置である
    請求項1に記載の情報処理装置。
  13. 前記ユーザインタフェース制御部が提供するFTP設定情報の編集のための入力環境における入力に応じて、通信可能な撮像装置から取得したFTP設定情報を編集するFTP設定管理部を有する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  14. 前記通信制御部は、自機をFTPサーバとするためのFTP設定情報を撮像装置に対して転送させる処理を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  15. 前記撮像装置へのFTP設定情報の転送の実行前に、該FTP設定情報を用いたFTP接続及びログインが正常完了できるか否かを確認する処理を行う
    請求項1に記載の情報処理装置。
  16. 通信可能な撮像装置を提示するとともに転送先とする撮像装置を指定する操作を可能とするユーザインタフェース処理と、
    前記ユーザインタフェース処理により指定された撮像装置に対して、画像のアップロード実行指示を伴わずに、画像のアップロードに用いるFTP設定情報の登録のためのFTP設定情報の転送を通信部に実行させる通信制御処理と、
    を情報処理装置が実行する情報処理方法。
  17. 通信可能な撮像装置を提示するとともに転送先とする撮像装置を指定する操作を可能とするユーザインタフェース処理と、
    前記ユーザインタフェース処理により指定された撮像装置に対して、画像のアップロード実行指示を伴わずに、画像のアップロードに用いるFTP設定情報の登録のためのFTP設定情報の転送を通信部に実行させる通信制御処理と、
    を情報処理装置に実行させるプログラム。
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