JP2005251005A - 設置物据付台 - Google Patents
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Abstract
【課題】上ハーフの天板に対する下ハーフの底板の傾き角を等間隔に容易に設定することができる設置物据付台を提供する。
【解決手段】下ハーフ21に対してヒンジ軸22によって上ハーフ23を往復回動可能に連結する。前記下ハーフ21に第2ヒンジ軸25を介して第1〜第5高さ調節レバー26〜30を同一軸線上で選択的に往復回動可能に連結する。前記第1〜第5高さ調節レバー26〜30の少なくとも第1高さ調節レバー26を上方に回動してその支持板26cを上ハーフ23の天板23aの下面に接触する。この状態で、天板23に連結ボルト34,35を貫通し、前記第1高さ調節レバー26の支持板26cを貫通し、該支持板26cに取り付けたナット32,33に連結ボルト34,35を螺合し、第1高さ調節レバー26と上ハーフ23を連結する。
【選択図】 図1
【解決手段】下ハーフ21に対してヒンジ軸22によって上ハーフ23を往復回動可能に連結する。前記下ハーフ21に第2ヒンジ軸25を介して第1〜第5高さ調節レバー26〜30を同一軸線上で選択的に往復回動可能に連結する。前記第1〜第5高さ調節レバー26〜30の少なくとも第1高さ調節レバー26を上方に回動してその支持板26cを上ハーフ23の天板23aの下面に接触する。この状態で、天板23に連結ボルト34,35を貫通し、前記第1高さ調節レバー26の支持板26cを貫通し、該支持板26cに取り付けたナット32,33に連結ボルト34,35を螺合し、第1高さ調節レバー26と上ハーフ23を連結する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動販売機、配電盤等の設置物を設置地盤に支持するのに用いられる設置物据付台に関する。
例えば、自動販売機をコンクリート製の設置地盤の設置面に据え付ける際に、その設置面が水平面である場合には、設置面の4カ所に埋め込み固定された4本のアンカーボルト及びこれに螺合されるナットによって、非台乗り脚固定金具を前記設置面に固定する。この4個の非台乗り脚固定金具にそれぞれ形成されたボルト挿通孔に対し、自動販売機の底面に螺合して連結されるレべリングボルトよりなる据付脚をそれぞれ貫通して、据付脚の上端の雄ネジ部を自動販売機の底面に螺合固定して、自動販売機の据え付けを行うようになっている。
ところが、設置面が傾斜している場合には、前記非台乗り脚固定金具だけでは自動販売機が傾斜するので、これを水平にするため傾き角を調節可能にした設置物据付台が用いられる。この設置物据付台として、従来、特許文献1に開示されたものが提案されている。
上記の設置物据付台は、図10に示すように、コンクリート製の設置地盤11の傾斜設置面に沿って所定位置に取り付けられた下ハーフ61と、この下ハーフ61の基端部にヒンジ軸62を介して上下方向の傾動可能に連結された上ハーフ63と、上ハーフ63に対する下ハーフ61の傾き角を調節する傾き角調節機構とによって構成されている。この傾き角調節機構は次のように構成されている。前記下ハーフ61の左右両側の側壁(一方のみ図示)には五つの下側調節孔61a〜61eがそれぞれ形成されている。前記上ハーフ63の周壁の左右両側部にも五つの上側調節孔63a〜63eが形成されている。これら下側調節孔61a〜61e及び上側調節孔63a〜63eは、いずれもヒンジ軸62を中心とする円周上に配列されている。三つの下側調節孔61a〜61c及び上側調節孔63a〜63cは同一の円周上にほぼ等間隔で配列され、残りの二つの下側調節孔61d,61eと、上側調節孔63d,63eは別の円周上に配列されている。
このように配列された調節孔のうち下側調節孔61aと上側調節孔63cとを同軸に合わせたとき、上ハーフ63の天板に対する下ハーフ61の底板の傾き角が0°となるようになっている。又、その余の上下の調節孔同士の組み合わせで、傾き角が8°、12°、14°、15°のいずれかに設定できるようになっている。
特開2003−346233
ところが、特許文献1に開示された設置物据付台は、下ハーフ61の側壁と上ハーフ63の周壁に下側調節孔61a〜61e、上側調節孔63a〜63eを形成し、同軸に合わせた調節孔に連結ボルトを貫通して連結する構成をとっていた。このため、調節孔の配列パターンが制約され、前述したように傾き角を等間隔の角度に調節することができないという問題があった。
設置物据付台の全体の高さは、自動販売機を安定して支持する観点からすると、なるべく低い方がよい。このように設置物据付台を低く設定した場合には、傾き角の調節範囲が例えば前述したように五段階に限られ、しかも傾き角の不等間隔のばらつきが顕著となる。
本発明は、上記従来の技術に存する問題点を解消して、上ハーフの天板に対する下ハーフの底板の傾き角を等間隔に容易に設定することができる設置物据付台を提供することにある。
上記問題点を解決するために、請求項1に記載の発明は、設置物を支持する設置地盤の設置面に取り付けられる下ハーフと、この下ハーフに対し第1ヒンジ軸を介して上下方向の傾動可能に連結された上ハーフと、この上ハーフの天板に対する下ハーフの底板の傾き角を調節する傾き角調節機構とを備えた設置物据付台において、前記第1ヒンジ軸とは反対側の下ハーフの端部に対し第2ヒンジ軸を介して高さ寸法の異なる複数の高さ調節部材を、前記第2ヒンジ軸の中心軸線の回りでそれぞれ選択的に回動可能に連結し、少なくとも一つの前記各高さ調節部材の先端の支承部と、前記上ハーフの天板とを連結するための連結手段を設けたことを要旨とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1において、前記複数の高さ調節部材は、前記第2ヒンジ軸の軸線方向の二箇所において回動可能に支持された一対の脚片と、この脚片の先端部間に架橋された支承部としての支持板とにより構成された凹状の高さ調節レバーであって、各高さ調節レバーは積層可能に構成されていることを要旨とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2において、前記各高さ調節レバーの支持板相互間には積層状態で隙間が形成されるようになっていて、それらの隙間にはスペーサが介在されるようになっていることを要旨とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3において、前記各スペーサには前記連結手段を構成する連結ボルトを貫通させるための係合凹部又は透孔が設けられていることを要旨とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項において、前記連結手段は、連結ボルトとナットにより構成され、前記ナットは最も高さ寸法の低い高さ調節レバーの支持板の下面に取り付けられ、前記連結ボルトは、上ハーフの天板に形成されたボルト挿通孔及び高さ調節レバーの支持板に形成された透孔又は凹部を貫通して前記ナットに螺合されるようになっていることを要旨とする。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか一項において、各高さ調節レバーの支持板は、横断面が第2ヒンジ軸を中心とする曲率の円弧状に形成されていることを要旨とする。
請求項1〜6のいずれか一項に記載の発明は、高さ寸法の異なる各高さ調節部材が第2ヒンジ軸の中心軸線の回りでそれぞれ選択的に回動可能に連結されているので、上ハーフの天板に対する下ハーフの底板の傾き角を等間隔に容易に設定することができる。
請求項2記載の発明は、各高さ調節部材が第2ヒンジ軸の軸方向の二箇所において回動可能に支持された脚片と、その先端部間に架橋された支持板とによ構成されているため、高さ調節レバーをプレス成型により容易に製造することができる。
請求項3記載の発明は、各高さ調節レバーの先端部の支持板相互間に各調節レバーの積層状態で、同じ寸法の隙間が形成され、各隙間にはスペーサが介在されるようになっている。このため、各高さ調節レバーの支持板を偏平状に形成しても各調節レバーを干渉することなく選択的に回動することができ、調節レバーの製造を容易に行うことができる。又、連結手段を構成する連結ボルトによって各高さ調節レバーの支持板を上ハーフの天板に締め付け固定したときにスペーサによって高さ調節レバーの変形を防止することができる。
請求項4記載の発明は、各スペーサに前記連結手段を構成する連結ボルトを貫通させるための係合凹部又は透孔が設けられているため、スペーサを安定して装着することができる。
請求項5記載の発明は、最も高さ寸法の低い高さ調節レバーの支持板の下面にナットが取り付けられているので、ナットの紛失を防止すことができる。
請求項6記載の発明は、各高さ調節レバーの上端面の支持板が横断面円弧状に形成されているため、各支持板を隙間無しで積層することができ、隙間を埋めるためのスペーサを省略することができる。
請求項6記載の発明は、各高さ調節レバーの上端面の支持板が横断面円弧状に形成されているため、各支持板を隙間無しで積層することができ、隙間を埋めるためのスペーサを省略することができる。
以下、本発明を具体化した設置物据付台の一実施形態を図1〜図8にしたがって説明する。
最初に図面について簡単に説明すると、図1は設置物据付台14の使用状態を示す縦断面図、図2は同じく側面図、図3は設置物据付台14単体の下ハーフ21と上ハーフ23を開放した状態を示す斜視図、図4は第1高さ調節レバー26、第2高さ調節レバー27及び第1スペーサ36の分解斜視図である。又、図5は設置物据付台14単体の開放状態を示す縦断面図、図6は設置物据付台14単体の梱包可能な状態を示す縦断面図である。図7は設置物据付台14を平坦な設置地盤11の上面に設置した状態を示す縦断面図、図8は据付脚16、上ハーフ23、座金45及び非台乗り脚固定金具43等を分解して示す斜視図である。
最初に図面について簡単に説明すると、図1は設置物据付台14の使用状態を示す縦断面図、図2は同じく側面図、図3は設置物据付台14単体の下ハーフ21と上ハーフ23を開放した状態を示す斜視図、図4は第1高さ調節レバー26、第2高さ調節レバー27及び第1スペーサ36の分解斜視図である。又、図5は設置物据付台14単体の開放状態を示す縦断面図、図6は設置物据付台14単体の梱包可能な状態を示す縦断面図である。図7は設置物据付台14を平坦な設置地盤11の上面に設置した状態を示す縦断面図、図8は据付脚16、上ハーフ23、座金45及び非台乗り脚固定金具43等を分解して示す斜視図である。
図1に示すように傾き角αの傾斜設置面11aを有する設置地盤11には、ドリル等によって複数(水平方向に二箇所で一箇所のみ図示)の収容穴11bが傾斜設置面11aと直交するように穿設され、これらの収容穴11bにはアンカーボルト12がモルタル等の接着剤によってそれぞれ埋設固定されている。両アンカーボルト12の上端雄ネジ部12aと、この雄ネジ部12aに螺合されるナット13によって、設置物据付台14が所定位置に取り付けられている。設置物据付台14の上面には、図2に示すように自動販売機15の底面に連結された据付脚16の下端に連結された据付け座17が連結されている。
次に、前記設置物据付台14の構成について説明する。
前記設置地盤11の傾斜設置面11aに支持される下ハーフ21は、図4に示すように板材によって、浅い有底四角箱状に形成されている。この下ハーフ21は平面四角形状をなす底板21aと、底板21aの四辺に切り起こし形成された左右一対の側壁21b,21cと、前後一対の側壁21d,21eとによって構成されている。この下ハーフ21の側壁21b,21cの基端部には第1ヒンジ軸22を介して上ハーフ23が上下方向の傾動可能に連結されている。なお、ヒンジ軸22の外端部には溝が形成され、C型リング24によって、第1ヒンジ軸22が離脱しないようになっている。前記底板21aには前記アンカーボルト12を貫通するための透孔21fが二箇所(図1,5に一箇所のみ図示)に形成されている。
前記設置地盤11の傾斜設置面11aに支持される下ハーフ21は、図4に示すように板材によって、浅い有底四角箱状に形成されている。この下ハーフ21は平面四角形状をなす底板21aと、底板21aの四辺に切り起こし形成された左右一対の側壁21b,21cと、前後一対の側壁21d,21eとによって構成されている。この下ハーフ21の側壁21b,21cの基端部には第1ヒンジ軸22を介して上ハーフ23が上下方向の傾動可能に連結されている。なお、ヒンジ軸22の外端部には溝が形成され、C型リング24によって、第1ヒンジ軸22が離脱しないようになっている。前記底板21aには前記アンカーボルト12を貫通するための透孔21fが二箇所(図1,5に一箇所のみ図示)に形成されている。
前記下ハーフ21の側壁21b,21cの先端部には第2ヒンジ軸25が前記第1ヒンジ軸22と平行に貫通支持されている。この第2ヒンジ軸25には高さ調節部材としての第1高さ調節レバー26が上下方向の傾動可能に連結されている。同じく前記ヒンジ軸25には第2高さ調節レバー27が前記第1高さ調節レバー26の外側に位置するように往復回動可能に連結されている。前記第2高さ調節レバー27の外側に位置するように第3高さ調節レバー28が往復回動可能に連結されている。同様にして、前記ヒンジ軸25には前記第3高さ調節レバー28の外側に位置するように第4高さ調節レバー29及び第5高さ調節レバー30がそれぞれ往復回動可能に連結されている。
前記第1〜第5高さ調節レバー26〜30は、それぞれの高さ寸法が段階的に等ピッチで相違するように構成されている。第1〜第5高さ調節レバー26〜30は、ほぼ同様に構成されているので、このうち最も高さ寸法の低い第1高さ調節レバー26について説明する。
第1高さ調節レバー26は、図4に示すように前記ヒンジ軸25に支持される左右一対の脚片26a,26bと、この脚片26a,26bの上端部間に一体に架橋された支承部としての支持板26cとによって構成されている。前記脚片26a,26bには前記ヒンジ軸25を貫通する透孔26d,26eが形成され、支持板26cには後述する連結手段を構成する複数(例えば二本)の連結ボルト34,35を貫通する透孔26f,26gが形成されている。前記支持板26cの下面には前記透孔26f,26gと対応して前記連結ボルト34,35を螺合するための連結手段を構成するナット32,33が溶接によって固定されている。なお、このナット32,33は支持板26cのみに固定されている。
図3及び図7に示すように前記第1〜第5高さ調節レバー26〜30の支持板26c〜30cの間には、積層状態で所定の隙間が形成されるようになっている。これらの隙間には第1〜第4スペーサ36,37,38,39が取り外し可能に介在されるようになっている。各第1〜第4スペーサ36〜39には図4に示すように前記連結ボルト34,35を係合するための係合凹部36a〜39aが切り欠き形成されている。図3に示すように第2ヒンジ軸25の外端部及び第1高さ調節レバー26の内側にも溝が複数箇所に形成され、これらの溝にはC型リング31がそれぞれ係合され、第2ヒンジ軸25が下ハーフ21から離脱しないようになっている。
図8に示すように、前記上ハーフ23の天板23aの四辺には、周壁が形成されている。天板23aには前記連結ボルト34,35を貫通するための前後方向に長いボルト挿通孔としての長孔23b,23cが形成されている。図1に示すように前記長孔23b,23cから前記連結ボルト34,35を下方に貫通するとともに前記第1高さ調節レバー26の支持板26cの透孔26f,26gを貫通して、ナット32,33に螺合することにより前記下ハーフ21と上ハーフ23を互いに連結するようになっている。
この実施形態では、前記第2ヒンジ軸25、第1〜第5高さ調節レバー26〜30、ナット32,33、連結ボルト34,35等によって傾き角調節機構40が構成されている。
次に、図1及び図2及び図8に基づいて、上ハーフ23に対する自動販売機15の据付脚16及び据付け座17の連結構造について説明する。
図8に示すように前記上ハーフ23の天板23aには、平面四角形状の透孔23dと、この透孔23dに連続するガイド孔23eが形成されている。この透孔23d、ガイド孔23eと対応して天板23aの下面には、案内溝41aを有する案内部材41の両側フランジ部がスポット溶接42によって取り付けられている。
図8に示すように前記上ハーフ23の天板23aには、平面四角形状の透孔23dと、この透孔23dに連続するガイド孔23eが形成されている。この透孔23d、ガイド孔23eと対応して天板23aの下面には、案内溝41aを有する案内部材41の両側フランジ部がスポット溶接42によって取り付けられている。
前記天板23aの上面には非台乗り脚固定金具43が支持され、この脚固定金具43によって自動販売機15の据付脚16と据付け座17が天板23a上の所望する位置に取り付けられるようになっている。前記脚固定金具43には長孔状のガイド孔43aが形成されるとともに、前記据付脚16を案内する案内通路43b及び係合孔43cが切り欠き形成されている。
前記天板23aの透孔23dから取付ボルト44の頭部44aを下方に進入して案内部材41の案内溝41a及びガイド孔23eに沿って、水平移動し取付ボルト44に座金45を嵌合する。この取付ボルト44を脚固定金具43のガイド孔43aを貫通して、座金46及びナット47によって脚固定金具43を前記天板23a上の任意の位置に締め付け固定するようになっている。
天板23aの上面には、図示しないがゴム板が接着され、自動販売機の据付け座17の下面の天板23aに対する片当たりを緩和するようになっている。
次に、前記のように構成した設置物据付台14を用いて設置地盤11の傾斜設置面11aに自動販売機15の据付脚16及び据付け座17を据え付ける作業について説明する。
次に、前記のように構成した設置物据付台14を用いて設置地盤11の傾斜設置面11aに自動販売機15の据付脚16及び据付け座17を据え付ける作業について説明する。
設置地盤11の傾斜設置面11aの傾き角αに応じて、第1〜第5高さ調節レバー26〜30のいずれを用いるかを選択する。例えば、傾き角αが最も大きい場合には図1に示すように第1高さ調節レバー26のみを用いて第2〜第5高さ調節レバー27〜30は図1に示すように転倒した不使用状態にしておく。第1高さ調節レバー26を図1に示すように垂直状態に回動してその支持板26cを上ハーフ23の天板23aの下面に接触させる。このとき、支持板26cの透孔26f(26g)が天板23aの長孔23b(23c)と対応する。この状態で連結ボルト34,35を、長孔23b(23c)、透孔26f(26g)からナット32(33)にそれぞれ螺合する。これによって下ハーフ21と上ハーフ23が所定の傾き角αで連結される。
その後、天板23aの透孔23dから取付ボルト44の頭部44aを挿入し、ガイド孔23eに沿って所望する位置に移動し、頭部44aを案内溝41aに保持する。
次に、前記取付ボルト44に座金45を嵌合するとともに、取付ボルト44に脚固定金具43のガイド孔43aを嵌合し、ナット47を取付ボルト44の上部に螺合する。そして、脚固定金具43の係合孔43cの位置を自動販売機15の据付脚16の据え付け位置に合わせて移動調節し、据付脚16を案内通路43bから係合孔43cに移動して係合する。この位置決めが終了したら前記ナット47を脚固定金具43の上面に締め付け固定する。このようにして、一つの据付脚16及び据付け座17が設置物据付台14によって所定位置に据え付け固定される。
次に、前記取付ボルト44に座金45を嵌合するとともに、取付ボルト44に脚固定金具43のガイド孔43aを嵌合し、ナット47を取付ボルト44の上部に螺合する。そして、脚固定金具43の係合孔43cの位置を自動販売機15の据付脚16の据え付け位置に合わせて移動調節し、据付脚16を案内通路43bから係合孔43cに移動して係合する。この位置決めが終了したら前記ナット47を脚固定金具43の上面に締め付け固定する。このようにして、一つの据付脚16及び据付け座17が設置物据付台14によって所定位置に据え付け固定される。
なお、自動販売機15の他方の据付脚16についても設置物据付台14を用いて据え付け作業を行う。又、自動販売機15の奥側の左右両側の据付脚16は、前記脚固定金具43のみを用いて据え付け作業が行われる。
上記実施形態の設置物据付台によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、下ハーフ21の基端部に第1ヒンジ軸22によって、上ハーフ23を回動可能に連結し、下ハーフ21の先端部に第2ヒンジ軸25によって第1〜第5高さ調節レバー26〜30を前記第1ヒンジ軸22の中心軸線と平行なヒンジ軸25の同一中心軸線の回りで選択的に回動可能に支持した。又、前記第1〜第5高さ調節レバー26〜30のいずれか一つを用いて上ハーフ23の天板23aに対する下ハーフ21の底板21aの傾き角αを調整するようにした。このため、等角度で例えば五段階の傾き角αの調整を容易に行うことができる。この傾き角αは例えば0°、3.75°、7.5°、11.25°及び15°というように等角に設定することができる。
(1)上記実施形態では、下ハーフ21の基端部に第1ヒンジ軸22によって、上ハーフ23を回動可能に連結し、下ハーフ21の先端部に第2ヒンジ軸25によって第1〜第5高さ調節レバー26〜30を前記第1ヒンジ軸22の中心軸線と平行なヒンジ軸25の同一中心軸線の回りで選択的に回動可能に支持した。又、前記第1〜第5高さ調節レバー26〜30のいずれか一つを用いて上ハーフ23の天板23aに対する下ハーフ21の底板21aの傾き角αを調整するようにした。このため、等角度で例えば五段階の傾き角αの調整を容易に行うことができる。この傾き角αは例えば0°、3.75°、7.5°、11.25°及び15°というように等角に設定することができる。
(2)上記実施形態では、第1〜第5高さ調節レバー26〜30の支持板26c〜30cの間に隙間を設け、各隙間の間に第1〜第4スペーサ36〜39を取り外し可能に介在するようにした。このため、第1〜第4スペーサ36〜39を取り外した状態で、第1〜第5高さ調節レバー26〜30をそれぞれ使用位置に容易に回動することができる。又、前記支持板26c〜30cを偏平状に形成すればよいので、第1〜第5高さ調節レバー26〜30の製造を容易に行うことができる。さらに、使用された第1〜第5高さ調節レバー26〜30の個数が複数の場合には、それらの高さ調整レバーの支持板26c〜30cの隙間に第1〜第4スペーサ36〜39の少なくとも一つを介在して連結ボルト34,35による上ハーフ23と第1高さ調節レバー26の締め付け動作時に支持板26c〜30cが変形するのを防止することができる。
(3)上記実施形態では、天板23aに対して取付ボルト44を上向きに貫通する透孔23d及びガイド孔23eを設けて天板23aの上面に例えば角形の座金45を支持し、脚固定金具43を載置した状態で、前記取付ボルト44に螺合されたナット47により脚固定金具43を締め付け固定するようにしている。このため、脚固定金具43の配置位置を自由に変更することができる。又、取付ボルト44を貫通するガイド孔23eが一箇所となるので、天板23aの板厚寸法を薄く設定することができ、この結果、設置物据付台14の全体の重量が軽量化され、取り扱いが容易となり設置作業も容易となる。又、一本の取付ボルト44を使用するのみでよいため、天板23aの面積を少なくすることもでき、この点からも全体の重量を軽量化することができる。
ところで、従来の設置物据付台は、天板に対しJIS規格でM10のネジ孔を複数箇所に形成してボルトによって前述した非台乗り脚固定金具43を締め付け固定するようになっていた。このため、天板23aの厚さ寸法を例えば6mm程度に厚くする必要があり、重量が増大するという問題があった。又、従来の設置物据付台においては、脚固定金具43に代えてボルト挿通孔を二箇所に形成した非台乗り脚固定金具を用いた場合には、ボルトを二本用いて締め付けることになるとともに、取付位置を変更するために複数箇所にボルトの挿通孔を形成する必要がある。このため、天板の上面の面積を大きくしなければならず、重量が増大するという問題があったが、本発明ではこれらの問題も解消することができる。
(4)上記実施形態では、第1〜第5高さ調節レバー26〜30の少なくとも第1高さ調節レバー26と、上ハーフ23の天板23aが連結ボルト34,35をナット32,33に螺合することによって連結されているので、下ハーフ21と上ハーフ23の連結強度を強固にすることができる。又、下ハーフ21の底板21aがアンカーボルト12とナット13によって設置地盤11の傾斜設置面11aに固定されている。従って、地震等によって自動販売機15が転倒しようとしたとき、すなわち、図1のP矢印方向に転倒しようとしたときに自販機の転倒事故を未然に防止することができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
○ 図9に示すように前記第1〜第5高さ調節レバー26〜30の支持板26c〜30cを横断面が円弧状になるように形成してもよい。各高さ調節レバー26〜30の支持板26c〜30cは、横断面が第2ヒンジ軸25を中心とする曲率の円弧状に形成されている。この場合には、前記スペーサ36〜39を省略することができる。
○ 図9に示すように前記第1〜第5高さ調節レバー26〜30の支持板26c〜30cを横断面が円弧状になるように形成してもよい。各高さ調節レバー26〜30の支持板26c〜30cは、横断面が第2ヒンジ軸25を中心とする曲率の円弧状に形成されている。この場合には、前記スペーサ36〜39を省略することができる。
○ 連結ボルト34,35の本数は一本でもよいし、連結ボルトに代えて連結ピン或いはその他の連結手段を用いてもよい。
○ 高さ調節レバー26〜30の形状を台形状又は円弧状のアーチ状にしたり、その他任意の形状に変更したりしてもよい。
○ 高さ調節レバー26〜30の形状を台形状又は円弧状のアーチ状にしたり、その他任意の形状に変更したりしてもよい。
○ 高さ調節レバーの支持板26c〜30cに設けた透孔に代えて凹部を形成してもよい。
○ 前記ナット32,33を支持板26cから分離してもよい。この場合、いずれか一つの高さ調節レバーのみを使用して下ハーフ21と上ハーフ23を連結するようにしてもよい。
○ 前記ナット32,33を支持板26cから分離してもよい。この場合、いずれか一つの高さ調節レバーのみを使用して下ハーフ21と上ハーフ23を連結するようにしてもよい。
○ 各スペーサ36〜39の係合凹部36a〜39a、36b〜39bに代えて透孔を形成してもよい。
○ 前記下ハーフ21の透孔21fを底板21aの前後方向の中心に形成してもよい。
○ 前記下ハーフ21の透孔21fを底板21aの前後方向の中心に形成してもよい。
(定義)この明細書において、下ハーフの底板及び上ハーフの天板は、板状のもの以外に格子状のものや枠状のものも含むものとする。
α…傾き角、11…設置地盤、14…設置物据付台、21…下ハーフ、21a…底板、22…第1ヒンジ軸、23…上ハーフ、23a…天板、25…第2ヒンジ軸、26〜30…高さ調節レバー、26a,26b…脚片、26c〜30c…支承部としての支持板、26f,26g…透孔、32,33…連結手段を構成するナット、34,35…連結手段を構成する連結ボルト、36〜39…スペーサ、36a〜39a,36b〜39b…係合凹部、40…傾き角調節機構。
Claims (6)
- 設置物を支持する設置地盤の設置面に取り付けられる下ハーフと、この下ハーフに対し第1ヒンジ軸を介して上下方向の傾動可能に連結された上ハーフと、この上ハーフの天板に対する下ハーフの底板の傾き角を調節する傾き角調節機構とを備えた設置物据付台において、
前記第1ヒンジ軸とは反対側の下ハーフの端部に対し第2ヒンジ軸を介して高さ寸法の異なる複数の高さ調節部材を、前記第2ヒンジ軸の中心軸線の回りでそれぞれ選択的に回動可能に連結し、少なくとも一つの前記各高さ調節部材の先端の支承部と、前記上ハーフの天板とを連結するための連結手段を設けたことを特徴とする設置物据付台。 - 請求項1において、前記複数の高さ調節部材は、前記第2ヒンジ軸の軸線方向の二箇所において回動可能に支持された一対の脚片と、この脚片の先端部間に架橋された支承部としての支持板とにより構成された凹状の高さ調節レバーであって、各高さ調節レバーは積層可能に構成されていることを特徴とする設置物据付台。
- 請求項2において、前記各高さ調節レバーの支持板相互間には積層状態で隙間が形成されるようになっていて、それらの隙間にはスペーサが介在されるようになっていることを特徴とする設置物据付台。
- 請求項3において、前記各スペーサには前記連結手段を構成する連結ボルトを貫通させるための係合凹部又は透孔が設けられていることを特徴とする設置物据付台。
- 請求項2〜4のいずれか一項において、前記連結手段は、連結ボルトとナットにより構成され、前記ナットは最も高さ寸法の低い高さ調節レバーの支持板の下面に取り付けられ、前記連結ボルトは、上ハーフの天板に形成されたボルト挿通孔及び高さ調節レバーの支持板に形成された透孔又は凹部を貫通して前記ナットに螺合されるようになっていることを特徴とする設置物据付台。
- 請求項2〜5のいずれか一項において、各高さ調節レバーの支持板は、横断面が第2ヒンジ軸を中心とする曲率の円弧状に形成されていることを特徴とする設置物据付台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004062825A JP2005251005A (ja) | 2004-03-05 | 2004-03-05 | 設置物据付台 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102076945B1 (ko) * | 2019-09-20 | 2020-02-12 | 이문수 | 지진에 의한 기울기 분석 및 기울기 자체응급복구 기능을 갖는 내진형 수배전반 |
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2004
- 2004-03-05 JP JP2004062825A patent/JP2005251005A/ja active Pending
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