JP2005249369A - ガス燃焼調理器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のガス燃焼部を使用して調理を行っている場合に、簡単な操作で短時間に使用している全てのガス燃焼部を消火できるガス燃焼調理器具を提供する。
【解決手段】 押圧することによって燃焼状態にある全てのガス燃焼部3、4、5が消火される全消火ボタン14を設ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転式や押圧式の操作部を操作することによってコンロバーナやグリルバーナ等のガス燃焼部の点火及び消火を行うガス燃焼調理器具に関する。
従来、複数のガス燃焼部、例えば、2口のコンロバーナとグリルバーナを備えると共に、それらにそれぞれ対応する操作部を備え、その操作部を操作することによってコンロバーナやグリルバーナの点火及び消火を行うガス燃焼調理器具が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
前記操作部としては、摘みを回転させることによって操作する回転式のものと、ボタンを押圧することによって操作する押圧式(プッシュプッシュ機構を含む)のものが主に採用されている。
特開2001−59618号公報
しかし、上記従来のガス燃焼調理器具では、複数のガス燃焼部を使用して調理を行っているときに緊急事態等が発生し、咄嗟に使用している全てのガス燃焼部を消火したいような場合、使用している複数のガス燃焼部にそれぞれ対応している複数の操作部を1つ1つ消火状態の操作位置まで操作する必要があるため、全てのガス燃焼部を消火するのに時間がかかってしまい、緊急事態等に対応できないといった問題がある。
特に、操作部が回転式のものの場合には、(1)摘みを摘む、(2)摘みを回転させる、といった2つの動作が必要となるため、ガス燃焼部を消火するのに時間がかかるといった問題がある。
そこで本発明は、上記の問題点に鑑み、複数のガス燃焼部を使用して調理を行っている場合に、簡単な操作で短時間に使用している全てのガス燃焼部を消火できるガス燃焼調理器具を提供すること、特に、回転式操作部が設けられているガス燃焼調理器具でも、簡単な操作で短時間にガス燃焼部を消火できるガス燃焼調理器具を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、複数のガス燃焼部と該ガス燃焼部に各々対応する操作部とが設けられ、該操作部を操作することによって対応するガス燃焼部の点火及び消火を行うガス燃焼調理器具であって、一操作で燃焼状態にある全てのガス燃焼部が消火される全消火操作手段を設けたことを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、ガス燃焼部と回転式の操作部とが設けられ、該回転式操作部を回転させることによって該ガス燃焼部の点火及び消火を行うガス燃焼調理器具であって、押圧することによって燃焼状態にあるガス燃焼部が消火される全消火ボタンを設けたことを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項2に記載のガス燃焼調理器具において、複数のガス燃焼部と該ガス燃焼部に各々対応する回転式操作部とが設けられており、前記全消火ボタンを押圧すると、燃焼状態にある全てのガス燃焼部が消火されることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のガス燃焼調理器具において、ガス供給源から前記ガス燃焼部に供給されるガスを遮断する電磁弁と、その電磁弁を制御する制御手段とが設けられていると共に、前記全消火ボタンが押圧されたときに消火操作信号が制御手段に送信されるように構成され、制御手段は、消火操作信号を受け取ったときに、設けられている全ての電磁弁を制御して設けられている全てのガス燃焼部へのガスの供給を遮断することを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項4に記載のガス燃焼調理器具において、前記制御手段は、消火操作信号を受け取り電磁弁を制御してガス燃焼部へのガスの供給を遮断した場合、設けられている全ての操作部が消火状態の操作位置に操作されるまで、設けられている全ての電磁弁の遮断状態を持続させることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項5に記載のガス燃焼調理器具において、制御手段が消火操作信号を受け取り電磁弁を制御してガス燃焼部へのガスの供給を遮断した場合、設けられている全ての操作部が消火状態の操作位置に操作されるまで、音または光の少なくとも一方によって、使用者に、該操作を促し続ける報知手段を備えていることを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のガス燃焼調理器具において、前記全消火ボタンが、ガス燃焼調理器具本体から分離された遠隔操作装置に設けられていることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のガス燃焼調理器具において、ガス燃焼調理器具本体が前面パネルを有し、前記全消火ボタンが該前面パネルの略中央に設けられていることを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のガス燃焼調理器具において、前記全消火ボタンに代えてまたは加えて、人間の特定の音声を認識する音声認識手段または装置付近の音の音量を検出する音量検出手段を備え、該音声認識手段が人間の特定の音声を認識した場合、または、音量検出手段が所定音量以上の音を検出した場合に、前記全消火ボタンが押圧された場合と同様の動作をするように構成されていることを特徴としている。
また、請求項10記載の発明は、ガス燃焼部と操作部とを備え、該操作部を操作することによってガス燃焼部の点火及び消火を行うガス燃焼調理器具であって、 ガス供給源から前記ガス燃焼部に供給されるガスを遮断する電磁弁と、該電磁弁を制御する制御手段と、振動を感知したときに振動感知信号を制御手段に送信する感震手段とを備え、制御手段は、振動感知信号を受け取ったときに、設けられている全ての電磁弁を制御して設けられている全てのガス燃焼部へのガスの供給を遮断し、設けられている全ての操作部が消火状態の操作位置に操作されるまで、設けられている全ての電磁弁の遮断状態を持続させることを特徴としている。
また、請求項11記載の発明は、請求項10に記載のガス燃焼調理器具において、制御手段が振動感知信号を受け取り電磁弁を制御してガス燃焼部へのガスの供給を遮断した場合、設けられている全ての操作部が消火状態の操作位置に操作されるまで、音または光の少なくとも一方によって、使用者に、該操作を促し続ける報知手段を備えていることを特徴としている。
本発明によれば、全消火操作手段の一操作で、燃焼状態にある全てのガス燃焼部が消火されるので、複数のガス燃焼部を使用している場合であっても消火操作を短時間で行うことができ、使用者は咄嗟の緊急事態等に素早く対応できる。この場合、全消火操作手段を、押圧することによって燃焼状態にあるガス燃焼部が消火される全消火ボタンとするのが好ましい。また、操作部が回転式の場合であっても、全消火ボタンの押圧によって燃焼状態にあるガス燃焼部が消火されるようにすれば、消火操作を短時間で行うことができる。
なお、ガス供給源からガス燃焼部に供給されるガスを遮断する電磁弁と、その電磁弁を制御する制御手段とを設け、全消火ボタンが押圧されたときに消火操作信号が制御手段に送信されるようにし、制御手段が、消火操作信号を受け取ったときに、設けられている全ての電磁弁を制御して設けられている全てのガス燃焼部へのガスの供給を遮断するように構成するのが好ましい。
このとき、制御手段が、消火操作信号を受け取り電磁弁を制御してガス燃焼部へのガスの供給を遮断した場合、設けられている全ての操作部が消火状態の操作位置に操作されるまで、設けられている全ての電磁弁の遮断状態を持続させるようにするのが好ましい。これによれば、任意の操作部が燃焼状態にあり且つそれに対応するガス燃焼部の電磁弁が遮断されている状況下での、他の操作部による点火操作が不能となり、より安全にガス燃焼調理器具を使用することができる。
さらにこのこのとき、設けられている全ての操作部が消火状態の操作位置に操作されるまで、音または光の少なくとも一方によって、使用者に、該操作を促し続ける報知手段を設けるのが好ましい。これによれば、使用者が、報知手段による催促に応じて全ての操作部を消火状態の操作位置へ操作することにより、より安全にガス燃焼調理器具を使用することができる。
また、全消火ボタンを、ガス燃焼調理器具本体から分離された遠隔操作装置に設ければ、使用者がガス燃焼調理器具本体から離れた位置にいる場合であっても、遠隔操作装置に設けられた全消火ボタンを押圧することによって、燃焼状態にある全てのガス燃焼部を消火することができ、便利である。また、ガス燃焼調理器具本体に近づかなくてもガス燃焼部を消火することができるので、使用者は恐怖感を感じることなく消火操作を行うことができる。
また、ガス燃焼調理器具本体の前面パネルの略中央に全消火ボタンを設ければ、ガス燃焼部の操作部等の他の要素が前面パネルに設けられている場合であっても、咄嗟の緊急事態等の場合に使用者が全消火ボタンを視認しやすく、簡単且つ確実に操作することができて便利である。また、全消火ボタンを前面パネルの略中央に設けることによって、前面パネルの構成を単純化しやすくなり、機械の操作に慣れていない使用者でも操作しやすくなる。
また、全消火ボタンに代えてまたは加えて、人間の特定の音声を認識する音声認識手段または装置付近の音の音量を検出する音量検出手段を設け、該音声認識手段が人間の特定の音声を認識した場合、または、音量検出手段が所定音量以上の音を検出した場合に、前記全消火ボタンが押圧された場合と同様の動作をするように構成しても良い。このような構成によれば、使用者が特定の言葉、例えば「消えろ」・「消せ」等を発したり、大きな声を発したりするだけで、ガス燃焼部を消火することができる。そのため、使用者がガス燃焼調理器具本体に近づかなくてもガス燃焼部を消火することができるので、恐怖感を感じることなく消火操作を行うことができる。
また、ガス燃焼部と操作部とを備え、その操作部を操作することによってガス燃焼部の点火及び消火を行うガス燃焼調理器具において、ガス供給源から前記ガス燃焼部に供給されるガスを遮断する電磁弁と、その電磁弁を制御する制御手段と、振動を感知したときに振動感知信号を制御手段に送信する感震手段とを備え、制御手段は、振動感知信号を受け取ったときに、設けられている全ての電磁弁を制御して設けられている全てのガス燃焼部へのガスの供給を遮断し、設けられている全ての操作部が消火状態の操作位置に操作されるまで、設けられている全ての電磁弁の遮断状態を持続させるようにしても良い。この場合、制御手段が振動感知信号を受け取り電磁弁を制御してガス燃焼部へのガスの供給を遮断したときに、設けられている全ての操作部が消火状態の操作位置に操作されるまで、音または光の少なくとも一方によって、使用者に、該操作を促し続ける報知手段を備えるのが好ましい。
以下、本発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1及び図2を参照して、1は、複数のガス燃焼部、すなわち、左側の大バーナ2と右側の標準バーナ3とを有するガスこんろを示している。標準バーナ3の内径部には被調理物の温度を鍋底に当接して検出する温度センサ3aが設けられている。
このガスこんろ1の前面パネル4には、大バーナ2及び標準バーナ3にそれぞれ対応する回転式の点消火操作部5、6が設けられており、この点消火操作部5、6の中間、すなわち前面パネル4の略中央には、押圧することによって燃焼状態にある全てのバーナ2、3が消火される全消火ボタン7が設けられている。この全消火ボタン7は、未操作時に前面パネル4表面から突出しており、これにより、使用者が様々な角度からボタン7を視認しやすくなると共に押圧しやすくなっている。そして、こんろ1の天板の前端が、全消火ボタン7のボタン面よりも前側に位置しており、これによって全消火ボタン7の誤操作が防止される。また、前面パネル4の最も右側には、焼き物調理モードを行うための焼き物ボタン8が設けられている。焼き物調理は、標準バーナ3の五徳上に焼き網を載せ、その上に魚等を載せて焼く調理である。このように、前面パネル4に、点消火操作部5、6と全消火ボタン(全消火操作手段)7、焼き物ボタン8のみを設けることにより、前面パネル4が単純化し、機械の操作に慣れていない使用者であっても簡単且つ確実に操作することができる。
ガス供給源から燃料ガスを供給するガス管9は、図2に示すとおり、各バーナ2、3に対応してそれぞれ供給管10、11に分岐しており、各供給管10、11には、各点消火操作部5、6の操作によってそれぞれ開閉される元弁12、13と、ガス供給量が調節される流量調節弁14、15とがそれぞれ設けられている。また、各供給管10、11には、各点消火操作部5、6の操作によってそれぞれ開かれ、その後は制御回路(制御手段)16による通電制御によって開弁維持あるいは閉弁される電磁弁17、18がそれぞれ設けられている。さらに、標準バーナ3への供給管11は2つの細い管に分岐して合流し、その一方には、標準バーナ3の温調制御のために開閉制御される電磁開閉弁から成る温調弁19が設けられている。この温調弁19は、前記焼き物ボタン8が押された場合の焼き物調理モードに用いられる。具体的には、焼き物ボタン8が押されると、温度センサ3aによって被調理物の温度が検出され、その検出温度に応じて制御回路16が温調弁19を制御して焼き魚等の焼き物に適した温度で調理を行う。
また、各バーナ2、3には、点火のための火花放電を行う図示しないイグナイタと、燃焼熱を感知して起電力を発生するサーモカップル20、21がそれぞれ設けられている。そして、これらサーモカップル20、21は前記電磁弁17、18とそれぞれ接続されており、この接続回路には、それぞれオン・オフスイッチ22、23が介設されている。また、前面パネル4の裏側には、ブザー音によって使用者にこんろ1の操作を促す報知ブザー(報知手段)24が設けられている。
各点消火操作部5、6には、それぞれ図示しないマイクロスイッチが設けられており、各消火操作部5、6が消火位置にあるときにそれぞれ消火位置信号を制御回路16に対して送信するように構成されている。
制御回路16には、前記全消火ボタン7が押圧されたときに送信される消火操作信号、及び、前記マイクロスイッチからの消火位置信号が入力され、また、温度センサ3aによって検出された被調理物の温度に応じた温度信号が入力される。制御回路16は、これら入力された消火操作信号、消火位置信号及び温度信号に応じて、前記温調弁19やオン・オフスイッチ22、23、報知ブザー24等を制御する。
前記点消火操作部5、6には、使用者が摘むための摘み5a、6aがそれぞれ設けられており、この摘み5a、6aには、点消火操作部5、6の操作位置を示すマーク5b、6bがそれぞれ設けられている。このマーク5b、6bが時計の12時方向を指している状態が、点消火操作部5、6の消火位置であり、7時方向を指している状態が点消火操作部5、6の点火位置である。そして、7時から12時の間の方向を指している状態が、点消火操作部5、6の燃焼位置である。
各バーナ2、3の消火状態、すなわち点消火操作部5、6が消火位置にある状態から、点消火操作部5、6の摘み5a、6aを摘んで反時計回りに押し回しし、点消火操作部5、6を点火位置にすると(点火操作)、元弁12、13が開弁されると共に電磁弁17、18が開弁され、同時に図示しないイグナイタによって各バーナ2、3が点火される。各バーナ2、3が点火されると、各バーナ2、3に臨ませたサーモカップル20、21の起電力で電磁弁17、18が開弁状態に保持される。この状態で点消火操作部5、6の押圧を解くと、元弁12、13は開弁状態に維持され、各バーナ2、3は燃焼状態に維持される。この燃焼状態では、点消火操作部5、6を燃焼位置で調節することにより、各バーナ2、3の火力を調節することができる。この各バーナ2、3の燃焼状態から、点消火操作部5、6の摘み5a、6aを摘んで時計回りに回すと(消火操作)、点消火操作部5、6は消火位置に戻され、元弁12、13が閉じられて、各バーナ2、3は消火される。
1つ以上のバーナ2、3が燃焼状態にあるとき、例えばここでは2つのバーナ2、3が共に燃焼状態にあるときに全消火ボタン7を押圧すると、消火操作信号が制御回路16に対して送信される。消火操作信号を受け取った制御回路16は、2つのオン・オフスイッチ22、23をオフ制御し、2つの電磁弁17、18を閉弁する。これにより、2つのバーナ2、3へのガス供給が遮断され、バーナ2、3が同時に消火される。この全消火ボタン7によって、高齢者等の動作がゆっくりしていてる使用者であっても、簡単かつ確実に、短時間で複数のバーナ2、3を消火することができる。なお、バーナ2、3のうちどちらか一方のみが燃焼状態の場合には、全消火ボタン7を押すことによって、その燃焼状態にあるバーナが消火される。
制御回路16は、上述したオン・オフスイッチ22、23のオフ制御と同時に、報知ブザー24を制御し、断続的なブザー音を鳴らす。このブザー音によって、使用者に対して、燃焼位置にある点消火操作部5、6を消火位置に戻す操作を行うように促す。ブザー音は、この操作が行われるまで鳴らされ続ける。
制御回路16は、点消火操作部5、6に設けられている2つのマイクロスイッチから消火位置信号を受け取るまで、すなわち、2つの消火操作部5、6が消火位置に戻されるまで、2つのオン・オフスイッチ22、23をオフ制御し続け、2つの電磁弁17、18の閉弁状態を持続させる。これにより、2つの点消火操作部5、6が消火位置に戻されるまでは、点消火操作部5、6で点火操作をしても、バーナ2、3への点火が行われなくなる。例えば、大バーナ2を使用中に全消火ボタン7を押圧した場合には、大バーナ2の点消火操作部5を消火位置に戻すまでは、標準バーナ3の点消火操作部6で点火操作しても、標準バーナ3への点火は行われない。
なお、前記実施形態では、バーナ2、3の点火及び消火を行う操作部として回転式のものを用いたが、本発明はこれに限定されるものではなく、バーナ2、3の点火及び消火操作を行える操作部であればどのような構成のものであっても良い。例えば、プッシュプッシュ機構を用いた押圧式の操作部を設けても良い。
また、前記実施形態では、全消火操作手段として、押圧によって消火操作を行う全消火ボタン7を採用しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、一操作で消火操作可能な構成であれば、どのような形態であっても良い。例えば、「手前に引く」という一操作で消火操作をおこなうハンドル式であっても良く、あるいは、「下に押す」とい一操作で消火操作を行うレバー式であっても良い。また、前記全消火ボタン7は、押圧によって操作可能なものであればどのような構成のものでも良く、例えば、他の機械式スイッチや静電容量型のスイッチ等、公知の押圧式の操作手段を採用しても良い。
また、前記実施形態では、サーモカップル20、21を電磁弁17、18に接続しているが、サーモカップル20、21の出力を制御回路16に入力し、サーモカップル20、21からの出力に応じて制御回路16によりオン・オフスイッチ22、23を介して電磁弁17、18への通電を制御するようにしても良い。
なお、前記実施形態では、ガス燃焼調理器具として卓上のガスこんろ1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、ビルドインこんろにも適用することができる。
また、上記実施形態では、ガス燃焼部として2つのこんろバーナを有するガスこんろを例に挙げて説明したが、本発明のガス燃焼部の数はこれに限定されず、1つでも、3つ以上であっても良い。例えば、3つのガス燃焼部として2口のコンロバーナと1つのグリルバーナとを有するグリル付きこんろにも適用することができる。
また、前記実施形態では、使用者に、操作を促す報知手段として音による報知ブザー24を用いているが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の音源や、光によって操作を促すものであっても良い。例えば、他の音源としては、ブザー音に代えて人間の音声やメロディ音声等を用いても良く、また、光を用いるものとしては、前面パネル4や天板等の使用者が視認しやすい位置にLED等の警報ランプを設け、これを点灯または点滅させるようにしても良い。
また、前記実施形態では、全消火ボタン7を前面パネル4の略中央に設けたが、本発明はこれに限定されるものではなく、使用者が咄嗟の場合に押圧できるような位置であればどのような位置でも良い。例えば、前面パネル4中の他の位置に設けても良く、あるいは天板や、こんろ1本体の下面部及び側面部に設けても良い。また、こんろ1本体から分離された遠隔操作装置を設けると共に、この遠隔操作装置に全消火ボタン7を設け、全消火ボタン7が押圧された場合に遠隔操作装置からこんろ1本体の制御回路16に対して消火操作信号が送信されるように構成しても良い。
なお、前記実施形態では、制御回路16を設け、この制御回路16によって電磁弁17、18を制御して、全消火ボタン7が押圧された場合にバーナ2、3の消火を行うように構成したが、本発明はこれに限定されるものではなく、全消火ボタン7が押圧された場合にバーナ2、3が消火される構成であればどのような構成であっても良い。例えば、全消火ボタン7が押圧された場合にこの全消火ボタン7からの信号によって直接電磁弁17、18を制御するようにしても良く、あるいは、全消火ボタン7の押圧によって機械的にガス管9またはガスの供給路10、11を遮断する構成としてもよい。
また、上記説明した全消火ボタン7に代えてまたは加えて、人間の特定の音声を認識する音声認識手段または装置付近の音の音量を検出する音量検出手段を設け、該音声認識手段が人間の特定の音声を認識した場合、または、音量検出手段が所定音量以上の音を検出した場合に、全消火ボタン7が押圧された場合と同様の動作をするように構成しても良い。
また、前記実施形態では、全消火ボタン7を押圧した場合にバーナ2、3が消火される構成としたが、全消火ボタン7に代えて、振動を感知したときに振動感知信号を制御回路16に送信する感震手段を設けるようにしても良い。具体的には、地震等によってこんろ1本体が振動し、感震手段が振動を感知した場合、感震手段から制御回路16に対して振動感知信号が送信される。振動感知信号を受け取った制御回路16は、全ての電磁弁17、18を制御して設けられている2つのバーナ2、3へのガスの供給を遮断し、2つの点消火操作部5、6が消火位置に操作されるまで、電磁弁17、18の遮断状態を持続させると共に、報知ブザー24によって、使用者に、こんろ1の操作を促し続ける。
なお、本発明は前記実施形態のものに限定されるものではなく、必要に応じて種々変更することが可能である。
本発明こんろの一例の斜視図 こんろのガス回路とその制御系とを示す回路図
符号の説明
2 大バーナ
3 標準バーナ
5、6 点消火操作部
7 全消火ボタン
16 制御回路
17、18 電磁弁

Claims (11)

  1. 複数のガス燃焼部と該ガス燃焼部に各々対応する操作部とが設けられ、該操作部を操作することによって対応するガス燃焼部の点火及び消火を行うガス燃焼調理器具であって、
    一操作で燃焼状態にある全てのガス燃焼部が消火される全消火操作手段を設けたことを特徴とするガス燃焼調理器具。
  2. ガス燃焼部と回転式の操作部とが設けられ、該回転式操作部を回転させることによって該ガス燃焼部の点火及び消火を行うガス燃焼調理器具であって、
    押圧することによって燃焼状態にあるガス燃焼部が消火される全消火ボタンを設けたことを特徴とするガス燃焼調理器具。
  3. 複数のガス燃焼部と該ガス燃焼部に各々対応する回転式操作部とが設けられており、前記全消火ボタンを押圧すると、燃焼状態にある全てのガス燃焼部が消火されることを特徴とする請求項2記載のガス燃焼調理器具。
  4. ガス供給源から前記ガス燃焼部に供給されるガスを遮断する電磁弁と、その電磁弁を制御する制御手段とが設けられていると共に、前記全消火ボタンが押圧されたときに消火操作信号が制御手段に送信されるように構成され、制御手段は、消火操作信号を受け取ったときに、設けられている全ての電磁弁を制御して設けられている全てのガス燃焼部へのガスの供給を遮断することを特徴とする請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載のガス燃焼調理器具。
  5. 前記制御手段は、消火操作信号を受け取り電磁弁を制御してガス燃焼部へのガスの供給を遮断した場合、設けられている全ての操作部が消火状態の操作位置に操作されるまで、設けられている全ての電磁弁の遮断状態を持続させることを特徴とする請求項4に記載のガス燃焼調理器具。
  6. 制御手段が消火操作信号を受け取り電磁弁を制御してガス燃焼部へのガスの供給を遮断した場合、設けられている全ての操作部が消火状態の操作位置に操作されるまで、音または光の少なくとも一方によって、使用者に、該操作を促し続ける報知手段を備えていることを特徴とする請求項5に記載のガス燃焼調理器具。
  7. 前記全消火ボタンは、ガス燃焼調理器具本体から分離された遠隔操作装置に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載のガス燃焼調理器具。
  8. ガス燃焼調理器具本体が前面パネルを有し、前記全消火ボタンが該前面パネルの略中央に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載のガス燃焼調理器具。
  9. 前記全消火ボタンに代えてまたは加えて、人間の特定の音声を認識する音声認識手段または装置付近の音の音量を検出する音量検出手段を備え、該音声認識手段が人間の特定の音声を認識した場合、または、音量検出手段が所定音量以上の音を検出した場合に、前記全消火ボタンが押圧された場合と同様の動作をするように構成されていることを特徴とする請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載のガス燃焼調理器具。
  10. ガス燃焼部と操作部とを備え、該操作部を操作することによってガス燃焼部の点火及び消火を行うガス燃焼調理器具であって、
    ガス供給源から前記ガス燃焼部に供給されるガスを遮断する電磁弁と、該電磁弁を制御する制御手段と、振動を感知したときに振動感知信号を制御手段に送信する感震手段とを備え、制御手段は、振動感知信号を受け取ったときに、設けられている全ての電磁弁を制御して設けられている全てのガス燃焼部へのガスの供給を遮断し、設けられている全ての操作部が消火状態の操作位置に操作されるまで、設けられている全ての電磁弁の遮断状態を持続させることを特徴とするガス燃焼調理器具。
  11. 制御手段が振動感知信号を受け取り電磁弁を制御してガス燃焼部へのガスの供給を遮断した場合、設けられている全ての操作部が消火状態の操作位置に操作されるまで、音または光の少なくとも一方によって、使用者に、該操作を促し続ける報知手段を備えていることを特徴とする請求項10に記載のガス燃焼調理器具。
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