JP2005248584A - 車両用自動開閉装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 クラッチコイルの電気的な接続を確実にして車両用自動開閉装置の作動信頼性を高めることである。
【解決手段】 電磁クラッチを構成するクラッチヨーク42は円筒部35bと底壁部35cとを有するウォームホイル35の内部に固定され、クラッチヨーク42にはクラッチコイルが巻装されるコイルボビンが固定される。コイルボビンの係止ブロック45にはクラッチコイルのコイル端が接続される接続端子46が設けられ、この接続端子46は底壁部35cに形成された接続用貫通孔64を介して底壁部35cの外側に配置されたコンタクトプレート52a,52bに接続されている。また、コンタクトプレート52a,52bが取り付けられるベース51はクラッチヨーク42に固定され、これによりコンタクトプレート52a,52bと接続端子46との位置ずれが抑制される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、回転軸を備えた電動モータと、ウォームとウォームホイルを備え回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機構と、減速機構と出力軸との間の動力伝達を断続する電磁クラッチとを備え、出力軸の回転により車両に設けられた開閉部材を自動的に開閉させる車両用自動開閉装置に関し、特に、電磁クラッチを構成する界磁ユニットがウォームホイルに固定されるものに関する。
自動車等の車両にはドアやサンルーフ、ウインドガラス等の開閉部材が随所に設けられている。たとえば、ワゴン車やワンボックス車等では車両の側部にスライド式に開閉するスライドドアが設けられ、車両側部からの乗降や荷物の積み卸し等が容易に行えるようになっている。通常、これらの開閉部材は手動で開閉操作されるようになっているが、近年では、車両に搭載された自動開閉装置により開閉部材を自動的に開閉するようにした車両も多く見受けられる。
このような自動開閉装置としては、電動モータを駆動源とする駆動ユニットを設け、この駆動ユニットの出力を開閉部材に伝達して開閉部材を自動開閉動作させるものが知られている。
このような駆動ユニットでは、電動モータを開閉部材の開閉動作に対応させるために、電動モータの回転を所望の回転数にまで減速させる必要がある。そのため、駆動ユニットには減速機構が設けられており、電動モータの回転は所定の回転数にまで減速して出力軸に伝達されるようになっている。減速機構としては小型ながら大きな減速比が得られるウォームギヤ機構が多く用いられ、この場合、電動モータの回転はウォームとウォームホイルとを介して出力軸に伝達される。
一方、出力軸には、たとえば駆動アームやドアに接続されたケーブルを巻き取るドラム等の出力部材が取り付けられており、これにより出力軸が回転するとそれに伴って開閉部材が開閉動作されるように構成されている。たとえば、スライドドアを開閉する自動開閉装置の場合では駆動ユニットの出力軸にはドラムが固定され、車両前方側と後方側からスライドドアに接続されたケーブルのいずれか一方をドラムで巻き取ることによりスライドドアをケーブルで引きながら開閉動作させるようになっている。
このような駆動ユニットとしては、たとえば特許文献1に記載されるように、減速機構と出力軸との間に動力伝達を断続する電磁クラッチを設け、開閉部材が手動で操作される際には減速機構と出力軸との間の動力伝達を遮断して、その操作力を自動開閉装置が装備されない場合と同様に軽くするようにしたものが知られている。
電磁クラッチは出力軸とともに回転するアーマチュアとウォームホイルに設けられてアーマチュアと接離自在の接合部およびクラッチヨークやクラッチコイルからなる界磁ユニットを有しており、クラッチコイルに通電されると界磁ユニットに磁気吸引力を生じ、この磁気吸引力によりアーマチュアが接合部に押し付けられて動力伝達状態とされるようになっている。また、クラッチコイルへの通電が停止されるとアーマチュアと接合部との接合が解除されて電磁クラッチは動力遮断状態に切り換えられる。
電磁クラッチは減速機構とともにギヤケース内に収容される場合が多く、この場合、駆動ユニットを小型化するためには減速機構と電磁クラッチとをスペース効率よくギヤケース内に収容する必要がある。そのため、ウォームホイルをウォームと噛み合うギヤ部が設けられる円筒部と底壁部とを有する底付き円筒状に形成し、ウォームホイルの内周側に界磁ユニットを固定して駆動ユニットを小型化するようにしたものが知られている。この場合、鋼材等の磁性体により形成されるクラッチヨークは樹脂材料により形成されるウォームホイルの内側に止め輪や熱かしめ等により固定され、ウォームホイルと一体的に回転するようになっている。また、クラッチヨークには樹脂製のコイルボビンに巻装されたクラッチコイルが収容されており、この場合、コイルボビンはかしめ加工、あるいは止め輪等の固定手段を用いてクラッチヨークに固定されている。
このような電磁クラッチではクラッチヨークやクラッチコイルはウォームホイルとともに回転することになるので、クラッチコイルへの給電は一対のスリップリングと一対のコンタクトプレートを備えた給電部により行うようにしている。スリップリングはウォームホイルの底壁部に対向してギヤケースの内面に固定されており、それぞれ制御装置等を介して電源に接続されている。一方、コンタクトプレートはウォームホイルの底壁部に固定されており、その基端部にはウォームホイルに形成された貫通孔から導かれたクラッチコイルのコイル端がはんだ等を用いて接続されている。そして、コンタクトプレートをスリップリングに摺動自在に接触させることにより、電源からの電流がスリップリングとコンタクトプレートを介してクラッチコイルに給電されるようになっている。
特開2000−177391号公報
しかしながら、このような自動開閉装置では、クラッチヨークはウォームホイルとは別体に形成されており、これを止め輪やかしめ等によりウォームホイルに固定した場合であっても、ウォームホイルに対して完全には固定されずに若干のガタを生じることになる。そのため、ウォームホイルに固定されるコンタクトプレートとクラッチヨークに固定されるクラッチコイルのコイル端との位置がずれる場合があり、これによりコイル端が断線したり、はんだ付け部分が破損したりするなどして、コンタクトプレートとクラッチコイルとの電気的な接続部分の信頼性が損なわれる恐れがあった。
また、前述のように、クラッチヨーク内にコイルボビンを保持させる場合、かしめ加工、あるいは止め輪等の固定手段を用いているため、その固定手段の信頼性や作業性の面を考慮した設計をしなければならなかった。
本発明の目的は、クラッチコイルの電気的な接続を確実にして車両用自動開閉装置の作動信頼性を高めることにある。
本発明の車両用自動開閉装置は、回転軸を備えた電動モータと、ウォームとウォームホイルとを備え前記回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機構と、前記減速機構と前記出力軸との間の動力伝達を断続する電磁クラッチとを備え、前記出力軸の回転により車両に設けられた開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、前記出力軸とともに回転し、前記ウォームホイルに設けられた接合部に接離自在のアーマチュアと、前記アーマチュアを前記接合部に接合させる磁気吸引力を発生するクラッチコイルを備える前記ウォームホイルに固定される界磁ユニットと、前記界磁ユニットに設けられ、それぞれ前記クラッチコイルのコイル端に電気的に接続される一対の接続部と、それぞれ前記減速機構を収容するギヤケースに固定されるとともに電源に電気的に接続される一対の給電用電極を備えた給電用電極ユニットと、それぞれ前記給電用電極に摺動自在に接触するとともに前記接続部に電気的に接続される一対の受電用電極を備えた受電用電極ユニットとを前記電磁クラッチに設け、前記ウォームホイルに形成された接続用貫通孔に前記接続部を配置し、前記接続用貫通孔を介して前記受電用電極を前記接続部に電気的に接続したことを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記ウォームと係合する円筒部と前記接続用貫通孔が形成される底壁部とを前記ウォームホイルに設け、前記円筒部の内側に前記界磁ユニットを配置したことを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記クラッチコイルが巻装されるとともに前記接続部が設けられるコイルボビンと、前記コイルボビンを収容するとともに前記ウォームホイルに固定されるクラッチヨークとを前記界磁ユニットに設けたことを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、周方向に突出する爪部を備え前記接続部が配置される係止ブロックを前記コイルボビンに設け、前記クラッチヨークに設けられた係止孔に前記係止ブロックを挿入した後に前記コイルボビンを前記クラッチヨークに対して回動させることにより前記爪部を前記クラッチヨークに係合させて前記コイルボビンを前記クラッチヨークに固定したことを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、絶縁材により形成され前記受電用電極が固定される基部と前記基部から前記界磁ユニット側に突出する係止片とを前記受電用電極ユニットに設け、前記係止ブロックと前記係止孔との隙間に前記係止片を挿入して前記クラッチボビンの前記クラッチヨークに対する回動を規制したことを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記係止ブロックと前記係止孔との隙間への挿入方向に向けて厚み寸法が減少するくさび形状に前記係止片を形成したことを特徴とする。
本発明の車両用自動開閉装置は、前記受電用電極ユニットを固定手段により前記界磁ユニットに固定したことを特徴とする。
本発明によれば、受電用電極はウォームホイルに形成された接続用貫通孔を介して界磁ユニットの接続部に電気的に接続されてウォームホイルには固定されないので、界磁ユニットがウォームホイルに対して組み付けガタを有する場合であっても、受電用電極と界磁ユニットの接続部との間の位置ずれを抑制することができる。したがって、受電用電極と接続部との電気的な接続の信頼性は高められ、車両用自動開閉装置の作動信頼性を向上させることができる。また、固定手段を用いて受電用電極ユニットを界磁ユニットに固定した場合には、受電用電極と界磁ユニットの接続部との間の位置ずれをさらに減少させることができるので、受電用電極と接続部との電気的な接続の信頼性をさらに高めることができる。
また、本発明によれば、クラッチコイルが巻装されるコイルボビンをクラッチヨークに対して確実に固定することができるので、クラッチヨークに受電用電極ユニットを固定しコイルボビンに接続部を設ける場合であっても、クラッチヨークに対するコイルボビンの位置ずれを抑制することにより、接続部と受電用電極との電気的な接続の信頼性を高めることができる。そして、別途、かしめ加工や止め輪等の固定手段を不要として、作業性の向上や工数の削減が可能となる。
さらに、本発明によれば、受電用電極ユニットに設けられる係止片をくさび状に形成することにより、係止ブロックをクラッチヨークに押し付けた状態でコイルボビンをクラッチヨークに固定することができる。したがって、クラッチヨークに対するコイルボビンの位置ずれがさらに抑制されることになり、接続部と受電用電極との電気的な接続の信頼性をさらに高めることができる。
さらに、本発明によれば、界磁ユニットはこれに固定される受電用電極ユニットとの間にウォームホイルを挟み込むことによりウォームホイルに固定されるので、ウォームホイルとの固定のための止め輪等の固定手段を不要とすることも可能となり、界磁ユニットとウォームホイルとの固定部分を簡素化して車両用自動開閉装置を小型化することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置を備えた車両を示す説明図であり、図2は図1に示す車両の要部を拡大して示す拡大平面図である。
図1に示す車両11の側部には開閉部材であるスライドドア12が設けられている。このスライドドア12は車両11に固定されたガイドレール13に案内され、図中実線で示す全開位置と一点鎖線で示す全閉位置との間で開閉自在となっている。
図2に示すように、スライドドア12にはローラアッシー14が取り付けられており、このローラアッシー14がガイドレール13に案内されることによりスライドドア12は車両前後方向に移動可能となっている。また、ガイドレール13の車両前方側は車室内側に向けて曲げられており、これにより、スライドドア12は車両11の側面と同一面に収まるように車両11の内側に引き込まれて閉じられるようになっている。
車両11にはスライドドア12を自動的に開閉するために車両用自動開閉装置21(以下、自動開閉装置21とする。)が設けられている。この自動開閉装置21はガイドレール13の長手方向の略中央部に隣接して車両11の側部パネル内に固定される駆動ユニット22と、それぞれ車両11の前方側あるいは後方側からスライドドア12に接続されるとともにガイドレール13の両端部に設けられる反転プーリ23a,23bを介して駆動ユニット22に案内される2本のケーブル24a,24bとを有しており、駆動ユニット22によりいずれか一方のケーブル24a,24bを引くことでスライドドア12の開閉動作が行われる。
図3は図2に示す駆動ユニットの詳細を示す断面図であり、図4は図3に示すウォームホイルの詳細を示す斜視図である。また、図5(a)は図3に示すウォームホイルとアーマチュアとの係合部を示す断面図、図5(b)は図5(a)に示す各歯部が噛み合った状態を示す断面図である。また、図6は図3に示す界磁ユニットと受電用電極ユニットおよびウォームホイルの分解斜視図である。
図3に示すように、駆動ユニット22には回転軸25aを備えた電動モータ25が設けられている。電動モータ25としては、たとえばブラシ付き直流モータが用いられ、制御装置26から供給される制御電流により作動して回転軸25aが正逆回転するようになっている。制御装置26としてはCPUやメモリ等を備えた所謂マイクロコンピュータが用いられ、図示しないスライドドア開閉スイッチの操作に応じて車両11に搭載されたバッテリ等の電源27から電動モータ25に所定の方向の制御電流を供給する。
なお、本実施の形態においては、電動モータ25としてはブラシ付き直流モータに限らず、回転軸25aを有するものであれば、たとえばブラシレスモータなど他の形式のものを用いてもよい。
電動モータ25に固定されるギヤケース28には2つの軸受け31a,31bにより出力軸32が回転自在に支持されている。また、ギヤケース28の内部には減速機構33が収容されており、回転軸25aの回転は減速機構33により所定の回転数にまで減速して出力軸32に伝達されるようになっている。
減速機構33はウォーム34とウォームホイル35とを備えており、図示する場合にはウォーム34は回転軸25aの外周面に一体的に形成されている。一方、図4に示すように、ウォームホイル35は樹脂材料によりウォーム34と係合するギヤ部35aを備えた円筒部35bと底壁部35cと内側円筒部35eとを備えた底付き円筒状に形成され、内側円筒部35eの軸心において出力軸32に相対回転自在に支持されている。
また、ギヤケース28の内部には電磁クラッチ36が設けられ、出力軸32と減速機構33との間の動力伝達は電磁クラッチ36により断続されるようになっている。電磁クラッチ36は、たとえば鋼材等の磁性体により円盤状に形成されるアーマチュア37を備えており、このアーマチュア37はその軸心において出力軸32に形成されたセレーション部32aに装着されている。これにより、アーマチュア37は出力軸32と一体的に回転するとともに出力軸32に対して軸方向に移動自在となっている。また、アーマチュア37と出力軸32との間には板ばね部材38が設けられており、アーマチュア37はこの板ばね部材38によりウォームホイル35から離れる方向に付勢されている。
図5(a)に示すように、アーマチュア37の外周端側にはウォームホイル35に向けて突出する複数の歯部37aが周方向に並べて形成され、ウォームホイル35の底壁部35cの外周端側には接合部としての歯部35dが周方向に並べて形成されている。これらの歯部37a,35dは周方向の断面がほぼ台形状とされており、アーマチュア37がウォームホイル35に対して接近すると互いに係合(接合)し、図5(b)に示すように、アーマチュア37がウォームホイル35から離れると歯部37a,35dの係合(接合)が解除されるようになっている。つまり、歯部37a,35dは互いに係脱(接離)自在となっている。
ウォームホイル35の円筒部35bと内側円筒部35eの間の凹部には電磁クラッチ36を構成する界磁ユニット41が配置されている。図6からも解るように、界磁ユニット41は、たとえば鋼材等の磁性体により形成される円環状のクラッチヨーク42とクラッチヨーク42の外周壁部42bと内周壁部42cとの間に形成されるコイル収容溝42aに収容されるコイルボビン43およびコイルボビン43に巻装されるクラッチコイル44を有しており、クラッチヨーク42においてウォームホイル35に固定されてウォームホイル35とともに回転するようになっている。
また、コイルボビン43の底壁部35cに対向する側の端面には一対の係止ブロック45が設けられており、これらの係止ブロック45の先端部にはそれぞれ接続部としての接続端子46が設けられている。これらの接続端子46はそれぞれ対応するクラッチコイル44のコイル端44aに電気的に接続されており、これらの接続端子46からクラッチコイル44への給電が行われるようになっている。
なお、界磁ユニット41のウォームホイル35への固定方法やコイルボビン43のクラッチヨーク42への固定方法については後述する。
クラッチコイル44に対する給電が行われるとクラッチコイル44はアーマチュア37をウォームホイル35に係合させる磁気吸引力を発生する。界磁ユニット41が磁気吸引力を発生するとアーマチュア37はクラッチヨーク42に引きつけられて板ばね部材の38ばね力に抗してウォームホイル35に近づく方向へ移動し、各歯部37a,35dは相互に噛み合わされる。これにより、アーマチュア37とウォームホイル35とが係合し、ウォームホイル35の回転はアーマチュア37を介して出力軸32に伝達される。つまり、この電磁クラッチ36は、これらの歯部37a,35dが噛み合うことにより減速機構33から出力軸32への動力伝達が行われる噛み合い式となっている。一方、クラッチコイル44への給電が停止されると、アーマチュア37は板ばね部材38のばね力によりウォームホイル35から離れる方向に移動し、各歯部37a,35dの係合が解除されて減速機構33と出力軸32との間の動力伝達は遮断される。
なお、図示する場合には、電磁クラッチ36はアーマチュア37とウォームホイル35とに歯部37a,35dを形成した噛み合い式となっているが、ウォームホイル35の接合部とアーマチュア37とが相互に摩擦接合する摩擦式とするようにしてもよい。
この電磁クラッチ36にはウォームホイル35とともに回転するクラッチコイル44に対して電力を供給するために給電部47が設けられている。給電部47はギヤケース28側に設けられる給電用電極ユニット48とウォームホイル35側に設けられる受電用電極ユニット49とを有している。
給電用電極ユニット48は給電用電極としての一対のスリップリング50a,50bを備えており、これらのスリップリング50a,50bはウォームホイル35の底壁部35cに対向してギヤケース28の内面に固定されている。図4に破線で示すように、スリップリング50a,50bは、たとえば銅板等の導体により円環状に形成されており、一方のスリップリング50bは他方のスリップリング50aより小径に形成されて、スリップリング50aの内側に離れて配置されている。つまり、これらのスリップリング50a,50bは出力軸32を軸心とした同心状に配置されている。また、スリップリング50a,50bはそれぞれ制御装置26を介して電源27に電気的に接続されており、制御装置26を介して電源27からの電力が供給されるようになっている。
一方、受電用電極ユニット49は、図6からも解るように、絶縁材である樹脂材料により形成される基部としてのベース51に受電用電極としての一対のコンタクトプレート52a,52bが固定された構造となっており、ベース51に設けられた固定用ボス部51aにおいて固定手段としてのねじ部材53によりクラッチヨーク42つまり界磁ユニット41に固定されている。一方のコンタクトプレート52aはその基端部において一方の接続端子46に電気的に接続され、他方のコンタクトプレート52bはその基端部において他方の接続端子46に電気的に接続されており、また、各コンタクトプレート52a,52bはその先端部において対応するスリップリング50a,50bに摺動自在に接触している。これにより、ウォームホイル35が回転しても、スリップリング50a,50b上を摺動する各コンタクトプレート52a,52bを介して電源27からの電流がクラッチコイル44へ供給される。
このように、この自動開閉装置21では、クラッチコイル44に対する給電をギヤケース28に固定されるスリップリング50a,50bとクラッチヨーク42に固定されるコンタクトプレート52a,52bを用いた給電部47により行うようにして、クラッチコイル44をウォームホイル35に固定してウォームホイル35とともに回転する構成を可能としている。
出力軸32の先端部にはナット54により出力部材であるドラム55が固定されている。ドラム55はギヤケース28に取り付けられるカバー56に覆われており、その外周面には2本のケーブル案内溝55aが螺旋状に形成されている。それぞれのケーブル案内溝55aには対応するケーブル24a,24bが互いに逆向きに複数回巻き付けられており、つまり、出力軸32はドラム55やケーブル24a,24bを介してスライドドア12に接続されている。
このような構造により、クラッチコイル44へ給電した状態で電動モータ25が作動すると、その回転軸25aの回転が減速機構33と電磁クラッチ36を介して出力軸32つまりドラム55に伝達され、いずれか一方のケーブル24a,24bがドラム55に巻き取られてスライドドア12は開閉動作することになる。また、スライドドア12の開閉方向は電動モータ25つまりドラム55の回転方向により決まることになる。このように、この自動開閉装置21では駆動ユニット22の出力軸32が回転することによりスライドドア12が自動的に開閉されるようになっている。さらに、クラッチコイル44への給電を停止して電磁クラッチ36を動力遮断状態とすることにより、スライドドア12を手動で操作する際の操作力を低減することができる。
図7(a)〜(c)は、それぞれ図6に示すウォームホイルとクラッチヨーク、コイルボビンおよび受電用電極ユニットの固定手順を示す断面図であり、この駆動ユニット22では、まず、クラッチヨーク42がウォームホイル35に固定される。
クラッチヨーク42には外周壁部42bの外周面に沿って延出するように3つの脚部61が一体に設けられ、これらの脚部61の先端部を止め輪62によりウォームホイル35の底壁部35cに係止させることでクラッチヨーク42はウォームホイル35に固定される。図6に示すように、3つの脚部61はそれぞれ出力軸32の軸心を中心とした断面円弧状つまりセグメント形状に形成されており、ウォームホイル35の底壁部35cに対向する側の端面の外周側に互いに周方向に所定の間隔を空けて並べて配置されている。一方、ウォームホイル35の底壁部35cにはこれらの脚部61に対応した3つの貫通孔63が形成されており、クラッチヨーク42をウォームホイル35の内部に配置したときには、それぞれの脚部61は対応する貫通孔63を貫通して、その先端部が底壁部35cの外面側に突出するようになっている。また、それぞれの脚部61の底壁部35cから突出した部分における外周面には取付け溝61aが形成されており、これらの取付け溝61aにはCリング状に形成された止め輪62が取り付けられる。つまり、それぞれの脚部61の外周面に形成された取付け溝61aは径方向の外側を向いて開口しており、止め輪62がこれらの取付け溝61aに対して外側から填め込まれて取り付けられている。これにより、図4に示すように、各脚部61の先端部は止め輪62により底壁部35cに係止され、クラッチヨーク42は止め輪62とクラッチヨーク42の本体部分との間に底壁部35cを挟み込んだ状態となってウォームホイル35に固定される。
次いで、ウォームホイル35に固定されたクラッチヨーク42にクラッチコイル44が巻装されたコイルボビン43が固定される。図7(a)〜(b)に示すように、この界磁ユニット41ではクラッチヨーク42に対するコイルボビン43の固定はコイルボビン43に設けられた2つの係止ブロック45をクラッチヨーク42に設けられた係止孔42dに係合させることにより行われるようになっている。
係止ブロック45は周方向に突出する係止爪部45aを備えた断面略L字形状に形成されており、コイルボビン43をクラッチヨーク42のコイル収容溝42aに配置したときには、図7(a)に示すように、係止ブロック45はコイル収容溝42a側から係止孔42dに挿入されるとともに係止孔57から底壁部35c側に向けて突出するようになっている。そして、この状態からコイルボビン43をクラッチヨーク42に対して周方向に回動させることにより、図7(b)に示すように、係止ブロック45の係止爪部45aがクラッチヨーク42の端面に係合する。これにより、コイルボビン43のクラッチヨーク42に対する軸方向の移動が規制され、コイルボビン43はクラッチヨーク42に固定される。
また、図6に示すように、ウォームホイル35の底壁部35cには一対の接続用貫通孔64が形成されており、コイルボビン43がクラッチヨーク42に固定されたときには、係止孔42dに係合した各係止ブロック45は接続用貫通孔64に挿通されるようになっている。これにより、各接続端子46は接続用貫通孔64に配置されて底壁部35cの外面側に露出している。
クラッチヨーク42にコイルボビン43が固定されると、次いで受電用電極ユニット49が取り付けられる。
前述のように、受電用電極ユニット49はベース51に設けられた固定用ボス部51aにおいてねじ部材53によりクラッチヨーク42に固定される。そして、受電用電極ユニット49がクラッチヨーク42に固定されると、接続用貫通孔64から露出する各接続端子46には各コンタクトプレート52a,52bの基端部がヒュージング等により電気的に接続される。つまり、各コンタクトプレート52a,52bは底壁部35cに形成された接続用貫通孔64を介して接続端子46に電気的に接続され、これにより底壁部35cの内側に配置されたクラッチコイル44と外側に配置されたコンタクトプレート52a,52bが電気的に接続される。したがって、受電用電極ユニット49とクラッチコイル44を巻装したコイルボビン43は共にクラッチヨーク42に固定され、たとえば貫通孔63と脚部61との幅方向寸法の誤差等によりクラッチヨーク42がウォームホイル35に対して周方向にガタを有する場合であっても、コンタクトプレート52a,52bと接続端子46との間には位置ずれが生じることがない。
このように、この自動開閉装置21では、コンタクトプレート52a,52bはウォームホイル35に形成された接続用貫通孔64を介して界磁ユニット41の各接続端子46に電気的に接続され、ウォームホイル35には固定されていないので、クラッチヨーク42がウォームホイル35に対して組み付けガタを有する場合であっても、コンタクトプレート52a,52bと各接続端子46との間の位置ずれを抑制することができる。したがって、コンタクトプレート52a,52bと各接続端子46との電気的な接続の信頼性は高められ、この自動開閉装置21の作動信頼性を向上させることができる。また、ねじ部材53を用いて受電用電極ユニット49をクラッチヨーク42に固定した場合には、コンタクトプレート52a,52bと各接続端子46との間の位置ずれをさらに減少させることができるので、コンタクトプレート52a,52bと各接続端子46との電気的な接続の信頼性をさらに高めることができる。
さらに、この自動開閉装置21では、界磁ユニット41はクラッチヨーク42に固定される受電用電極ユニット49のベース51とクラッチヨーク42との間にウォームホイル35を挟み込むことによりウォームホイル35に固定されることになる。したがって、たとえば、ウォームホイル35とクラッチヨーク42の固定のための止め輪62を不要とすることもでき、もしくはこれを小型化するなど界磁ユニット41とウォームホイル35との固定構造を簡素化して自動開閉装置21を小型化することができる。
受電用電極ユニット49にはベース51からクラッチヨーク42側に向けて突出する一対の板状の係合片65が設けられており、受電用電極ユニット49をねじ部材53によりクラッチヨーク42に固定したときには、図7(c)に示すように、係止ブロック45と係止孔42dとの隙間に各係合片65が挿入されるようになっている。したがって、係合片65により係止ブロック45のクラッチヨーク42に対する回動が規制され、係止ブロック45は係止爪部45aがクラッチヨーク42に係合した状態に保持される。
また、この係合片65は係止ブロック45と係止孔42dとの隙間への挿入方向に向けてその周方向の厚み寸法が減少するくさび形状に形成されており、係止ブロック45と係止孔42dとの隙間へ押し込まれて填め込まれるようになっている。したがって、係止ブロック45と係止孔42dとの隙間に係合片65が挿入されると係止ブロック45はクラッチヨーク42の係止孔42d内の周方向の側面側に押し付けられた状態となり、これによりコイルボビン43のクラッチヨーク42に対する回動は強く規制される。
このように、この自動開閉装置21では、クラッチコイル44が巻装されるコイルボビン43をクラッチヨーク42に対して確実に固定することができるので、クラッチヨーク42に受電用電極ユニット49を固定し、クラッチヨーク42に固定されるコイルボビン43に接続端子46を設ける場合であっても、クラッチヨーク42に対するコイルボビン43の位置ずれを抑制することにより、接続端子46とコンタクトプレート52a,52bとの電気的な接続の信頼性を高めることができる。
また、この自動開閉装置21では、受電用電極ユニット49に設けられる係合片65をくさび形状に形成することにより、係止ブロック45をクラッチヨーク42に押し付けた状態としてコイルボビン43をクラッチヨーク42に固定することができる。したがって、クラッチヨーク42に対するコイルボビン43の位置ずれをさらに強固に抑制して、接続端子46とコンタクトプレート52a,52bとの電気的な接続の信頼性をさらに高めることができる。
以下に、本発明を用いた実施の形態の変形例を示す。
図3に示す駆動ユニット22では、ウォームホイル35をウォーム34と係合するギヤ部35aを備えた円筒部35bと底壁部35cと内側円筒部35eとを備え、ウォームホイル35の円筒部35bと内側円筒部35eとの間には電磁クラッチ36を構成する界磁ユニット41が配置されているが、本実施の形態では、ウォームホイール35をギヤ部35aを備えた外側円筒部片と底壁部35cおよび内側円筒部35eが一体成形された内側円筒部片の2つの部品から構成している。これによれば、予め、界磁ユニット41と受電用電極ユニット49は内側円筒部片の底壁部35cを挟んで組み付けられ、その後、界磁ユニット41の外周部位に外側円筒部片を止め輪等の固定手段により固定することでウォームホイル35が構成される。
このように、ウォームホイル35を構成することにより、ウォームホイル35の凹部内に界磁ユニット41を組み付ける場合に比べて、ウォームホイル35の凹部を構成する外周壁部(円筒部35b)が無い状態で界磁ユニット41を組み付けることが可能となり、駆動ユニット22の組付け作業性をより一層向上させることができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前記実施の形態においては、開閉部材はスライド式に開閉するスライドドア12とされているが、これに限らず、乗降用の横開きドアやバックドア等など、他の開閉部材としてもよい。
また、前記実施の形態においては、コンタクトプレート52a,52bは各接続端子46を介してクラッチコイル44のコイル端44aに電気的に接続されているが、これに限らず、クラッチコイル44のコイル端44aを直接、コンタクトプレート52a,52bに接続するようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、ウォームホイル35の側にコンタクトプレート52a,52bを設け、ギヤケース28の側にスリップリング50a,50bを設けるようにしているが、これに限らず、ウォームホイル35の側にスリップリング50a,50bを設け、ギヤケース28の側にコンタクトプレート52a,52bを設けるようにしてもよい。
さらに、前記実施の形態においては、界磁ユニット41にはクラッチヨーク42が設けられているが、これに限らず、鋼材等の磁性体によりウォームホイル35を形成してこれにクラッチヨーク42の機能を持たせた場合等には、クラッチヨーク42を設けなくてもよい。この場合、コイルボビン43の係止ブロック45が挿入される係止孔はウォームホイル35に形成され、受電用電極ユニット49はコイルボビン43に固定される。
さらに、前記実施の形態においては、受電用電極ユニット49に設けられる係合片65はくさび形状に形成されているが、これに限らず、係止ブロック45と係止孔42dとの隙間に挿入されてコイルボビン43の回動を規制できる形状であればよい。
さらに、前記実施の形態においては、出力軸32に固定されたドラム55によりスライドドア12に接続されたケーブル24a,24bを巻き取ってスライドドア12を作動させるようにしているが、これに限らず、たとえば、出力軸32にピニオンギヤを固定し、このピニオンギヤにより開閉部材に接続されたラックを駆動する、あるいは出力軸32に開閉部材に接続されるアームを固定するなど、出力軸32の回転により開閉部材が開閉操作される構造であればよい。
さらに、前記実施の形態においては、駆動ユニット22は車両11の側部パネルの内部に固定されているが、これに限らず、たとえば車両11の後端部を開閉するバックドアを駆動する場合には車両11のルーフ内に固定するなど、その取り付け場所は問わない。
本発明の一実施の形態である車両用自動開閉装置を備えた車両を示す説明図である。 図1に示す車両の要部を拡大して示す拡大平面図である。 図2に示す駆動ユニットの詳細を示す断面図である。 図3に示すウォームホイルの詳細を示す斜視図である。 (a)は図3に示すウォームホイルとアーマチュアとの係合部を示す断面図、(b)は(a)に示す各歯部が噛み合った状態を示す断面図である。 図3に示す界磁ユニットと受電用電極ユニットおよびウォームホイルの分解斜視図である。 それぞれ図6に示すウォームホイルとクラッチヨーク、コイルボビンおよび受電用電極ユニットの固定手順を示す断面図である。
符号の説明
11 車両
12 スライドドア
13 ガイドレール
14 ローラアッシー
21 車両用自動開閉装置
22 駆動ユニット
23a,23b 反転プーリ
24a,24b ケーブル
25 電動モータ
25a 回転軸
26 制御装置
27 電源
28 ギヤケース
31a,31b 軸受け
32 出力軸
32a セレーション部
33 減速機構
34 ウォーム
35 ウォームホイル
35a ギヤ部
35b 円筒部
35c 底壁部
35d 歯部
35e 内側円筒部
36 電磁クラッチ
37 アーマチュア
37a 歯部
38 板ばね部材
41 界磁ユニット
42 クラッチヨーク
42a コイル収容溝
42b 外周壁部
42c 内周壁部
42d 係止孔
43 コイルボビン
44 クラッチコイル
44a コイル端
45 係止ブロック
45a 係止爪部
46 接続端子
47 給電部
48 給電用電極ユニット
49 受電用電極ユニット
50a,50b スリップリング
51 ベース
51a 固定用ボス部
52a,52b コンタクトプレート
53 ねじ部材
54 ナット
55 ドラム
55a ケーブル案内溝
56 カバー
61 脚部
61a 取付け溝
62 止め輪
63 貫通孔
64 接続用貫通孔
65 係合片

Claims (7)

  1. 回転軸を備えた電動モータと、ウォームとウォームホイルとを備え前記回転軸の回転を減速して出力軸に伝達する減速機構と、前記減速機構と前記出力軸との間の動力伝達を断続する電磁クラッチとを備え、前記出力軸の回転により車両に設けられた開閉部材を自動的に開閉する車両用自動開閉装置であって、
    前記出力軸とともに回転し、前記ウォームホイルに設けられた接合部に接離自在のアーマチュアと、
    前記アーマチュアを前記接合部に接合させる磁気吸引力を発生するクラッチコイルを備える前記ウォームホイルに固定される界磁ユニットと、
    前記界磁ユニットに設けられ、それぞれ前記クラッチコイルのコイル端に電気的に接続される一対の接続部と、
    それぞれ前記減速機構を収容するギヤケースに固定されるとともに電源に電気的に接続される一対の給電用電極を備えた給電用電極ユニットと、
    それぞれ前記給電用電極に摺動自在に接触するとともに前記接続部に電気的に接続される一対の受電用電極を備えた受電用電極ユニットとを前記電磁クラッチに設け、
    前記ウォームホイルに形成された接続用貫通孔に前記接続部を配置し、前記接続用貫通孔を介して前記受電用電極を前記接続部に電気的に接続したことを特徴とする車両用自動開閉装置。
  2. 請求項1記載の車両用自動開閉装置において、前記ウォームと係合する円筒部と前記接続用貫通孔が形成される底壁部とを前記ウォームホイルに設け、前記円筒部の内側に前記界磁ユニットを配置したことを特徴とする車両用自動開閉装置。
  3. 請求項1または2記載の車両用自動開閉装置において、前記クラッチコイルが巻装されるとともに前記接続部が設けられるコイルボビンと、前記コイルボビンを収容するとともに前記ウォームホイルに固定されるクラッチヨークとを前記界磁ユニットに設けたことを特徴とする車両用自動開閉装置。
  4. 請求項3記載の車両用自動開閉装置において、周方向に突出する爪部を備え前記接続部が配置される係止ブロックを前記コイルボビンに設け、前記クラッチヨークに設けられた係止孔に前記係止ブロックを挿入した後に前記コイルボビンを前記クラッチヨークに対して回動させることにより前記爪部を前記クラッチヨークに係合させて前記コイルボビンを前記クラッチヨークに固定したことを特徴とする車両用自動開閉装置。
  5. 請求項4記載の車両用自動開閉装置において、絶縁材により形成され前記受電用電極が固定される基部と前記基部から前記界磁ユニット側に突出する係止片とを前記受電用電極ユニットに設け、前記係止ブロックと前記係止孔との隙間に前記係止片を挿入して前記コイルボビンの前記クラッチヨークに対する回動を規制したことを特徴とする車両用自動開閉装置。
  6. 請求項5記載の車両用自動開閉装置において、前記係止ブロックと前記係止孔との隙間への挿入方向に向けて厚み寸法が減少するくさび形状に前記係止片を形成したことを特徴とする車両用自動開閉装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の車両用自動開閉装置において、前記受電用電極ユニットを固定手段により前記界磁ユニットに固定したことを特徴とする車両用自動開閉装置。

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