JP2005246971A - 乾き防止装置を備えた出没式筆記具 - Google Patents

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Abstract

【課題】 チップ周囲部分を気密に維持しながら非接触式の伸長作動を行って、チップを外側に出没できるようにし安全にチップを保護する乾き防止装置を備えた出没式筆記具を提供する。
【解決手段】軸筒10の後端開口14に挿設されるノック体30と、軸筒10に内設されるカートリッジ40と、弾力によりカートリッジ40を軸方向に押圧する第1スプリング60、第2スプリング65と、第1スプリング60により軸筒10の先端開口11に押圧されるように、カートリッジ40のチップ延長部45に載置されるリンクホルダ70と、第2スプリング65により軸筒10の先端開口11に押圧されるように、リンクホルダ70内にスライド可能に挿入され、カートリッジ40のカートリッジガイド溝46に嵌合するリンク突起86が設けられるリンク80と、ピン溝92に嵌合するリンク80の平行ピン82によってリンク80に作動的に結合されるボール状ドア90と、を含む。
【選択図】 図2

Description

本発明は、筆記具に関し、特に筆記具のペン芯からインキが出てくるチップを筆記具の使用時だけ突出させ、非使用時には気密状態でチップが筆記具の内部に没入できるようにする乾き防止装置を備えた出没式筆記具に関する。
一般的に、筆記具を大別すると、ペン芯が軸筒内に固定されていてキャップ(以下、「蓋」という)を使用する固定式と、軸筒の一部を回転させることによって芯の一部が外に出るようにした回転繰出式と、軸筒の一部分を押すことによって、スプリングが移動してペン芯が出てくるようにするノック式と、ペン芯が出没するようにスライドさせる出没式がある。
ここで、出没式筆記具は、別途の蓋を開閉する不便さがなく使用することができる長所があるが、チップが出没する先端開口が筆記具の一端に単純に通孔されているため、油性インキなどのような不揮発性または揮発性が弱い筆記具だけに適用が限られる短所がある。
反面、揮発性が強いマーカーや、ホワイトペン、水性ペン、蛍光ペンなどは、蓋を開閉するのに不便さがある。これを甘受しても、チップが空気中に長時間開放された状態で放置される場合、チップのインキが乾いて筆記具の寿命が短縮したり壊れたりする恐れがある。
それによって、多くの出願人は液状や半液状のインキ、または揮発性や不揮発性インキを使用する筆記具において、インキの乾燥を防止すると共に、チップを保護することができる新しい技術を開発するための多くの研究及び努力が続けられている。
ペン芯の乾燥防止と保護のための従来技術としては、特許文献1に開示された「乾燥防止機構を有するキャップレス筆記具」がある。この特許には出没式筆記具の押し部を押すと、ゴム紐の引長力によりペン芯部位を覆っているカバーが開いて、もう一度押すとカバーが閉まってペン芯部位を密閉させ、インキの乾燥を防止するための構造が開示されている。
しかし、ゴム紐の引長力を利用するためにカバーの開閉が速やかに作動しないだけでなく、耐久性の側面から見ても補完の余地があり、穴を臨時で閉じているカバーの気密状態が非常に不良な短所がある。
また、他の従来技術としては、1999年に登録された特許文献2の「チップ保護具を備えた出没式筆記具」がある。この例はチップ保護具を備えた出没式筆記具に関するもので、ペン芯に乾燥防止用のチップ保護具を備えて、商品の流通過程中にペン芯の先端を密閉してインキの乾燥を防止するための技術を開示している。
しかし、前述した特許文献2の技術は使用中にチップ保護具を廃棄しなければならないため、乾燥防止機能を失って主にボールペン形態の筆記具に限定して適用する。
もう一つの従来技術としては、1999年に登録された特許文献3の「ペン芯乾き防止装置」がある。これは出没式筆記具の押し部を押すと、ペン芯がゴムパッキングの切開溝を穿孔しながらペン芯が空気中に露出してペンを使用できるようにし、押し部を解除または再度押すことによって、ペン芯が元の位置に戻ると共に、ゴム弾性により切開溝が密閉されてインキの乾燥を防止するための機能を有するものである。
しかし、この方式は頻繁な使用により切開溝が塑性変形する恐れがあり、スライドしなければならない反対側の押し部の密閉が困難であり、密閉効率が低下する短所がある。
また、もう一つの従来技術としては、特許文献4の「分離しない弾性体蓋を備えた筆記具」がある。これはペン芯が貫通できるように切開溝をペン芯方向に形成し、反対方向の筆記具のガイド溝に密着した形態を有した弾性体蓋を備えることによって、蓋の後進時にペン芯が露出して筆記が可能な状態になり、蓋の前進時にはインキの乾燥を防止する状態になり、中間部位は筆記具胴体と同様の形状を維持する構造を有している。
しかし、特許文献4の方式もやはり、ペン芯が切開溝を通じて出没するため、ペン芯のインキが切開溝に付いて汚れる上、弾性変形が予想されるゴムリングのような補助具で切開溝を圧着させる方式を採択しているため、ペン芯が切開溝に直接接触してペン芯が破損・劣化する恐れがあり、耐久性が相対的に低下する短所がある。また、切開溝の周囲にはゴムリングが外部に表出しているため、外部物体との接触などによりゴムリングが破損するだけでなく、頻繁な使用により、切開溝で変形が発生して気密性が低下する恐れがある。
特開昭62−012570号 大韓民国実用新案登録第172486号 大韓民国実用新案登録第174279号 大韓民国特許出願第10−2000−65693号
したがって、前述した問題点を解決するための本発明の目的は、直接電動式で速やかに開閉される乾き防止装置によってペン芯の先端部であるチップが非接触式に出没しながら気密維持機能を行うことができ、別の蓋などを使用しなくてもチップにおけるインキの乾き現象を未然に防止できると共に、物理的にチップを安全に保護することができ、使用が簡便な乾き防止装置を備えた出没式筆記具を提供することにある。
また、本発明の他の目的はチップ延長部にいかなる溝も形成されていない状態で、Oリングを気密にスライドできるので、優れた気密性能を有する乾き防止装置を備えた出没式筆記具を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、次の構成を有する乾き防止装置を備えた出没式筆記具を提供する。この出没式筆記具は、前記筆記具の胴体として両端に先端開口と後端開口がそれぞれ形成される軸筒と、前記軸筒の後端開口に挿設されるノック体と、前記軸筒の両端に結合される前記ノック体とチップとの間の前記軸筒に内設されるカートリッジと、弾力により前記カートリッジを軸方向に押圧するように、前記カートリッジのチップ延長部に設けられる第1スプリング及び第2スプリングと、前記第1スプリングにより軸筒の先端開口に押圧されるように、前記カートリッジのチップ延長部に載置されるリンクホルダと、前記第2スプリングにより軸筒の先端開口に押圧されるように、前記リンクホルダ内にスライド可能に挿入され、前記カートリッジのカートリッジガイド溝に嵌合するリンク突起が設けられるリンクと、ピン溝に嵌合する前記リンクの平行ピンによって前記リンクに作動的に結合されるボール状ドアと、を有する。
また、上記の目的を達成するために、本発明は、次の構成を有する乾き防止装置を備えた出没式筆記具を提供する。この出没式筆記具は、チップを出没させるように前記軸筒の後端開口に挿設されるノック体と、前記軸筒の両端に結合される前記ノック体と前記チップとの間の前記軸筒に内設されるカートリッジと、弾力により前記カートリッジを軸方向に押圧して元の位置に復帰させるように、前記カートリッジのチップ延長部に設けられるスプリングと、前記スプリングにより押圧されて前記軸筒の内壁に沿って摺動するように、前記カートリッジのチップ延長部に外嵌されるOリングと、前記Oリングの内部に一端が挿入された状態で前記カートリッジのチップ延長部に載置されるリンクホルダと、前記リンクホルダ内にスライド可能に挿入され、複数の弾性片を介して弾性範囲内で前記カートリッジのクラッチ部に設けられるリンクと、ピン溝に嵌合する前記リンクの平行ピンによって前記リンクに作動的に結合されるボール状ドアと、を有する。
更に、上記の目的を達成するために、本発明は、次の構成を有する乾き防止装置を備えた出没式筆記具を提供する。この出没式筆記具は、チップを出没させるように前記軸筒の後端開口に挿設されるノック体と、前記軸筒の両端に結合される前記ノック体と前記チップとの間の前記軸筒に内設されるカートリッジと、弾力により前記カートリッジを軸方向に押圧して元の位置に復帰させるように、前記カートリッジのチップ延長部に設けられる第1スプリングと、前記第1スプリングにより押圧されて前記軸筒の内壁に沿って摺動するように、前記カートリッジのチップ延長部に外嵌されるOリングと、前記Oリングの内部に一端が挿入された状態で前記カートリッジのチップ延長部に載置されるリンクホルダと、前記リンクホルダの内部で第2スプリングにより前記軸筒の先端開口に押圧され、複数の弾性片を介して前記カートリッジのクラッチ部に設けられるリンクと、ピン溝に嵌合する前記リンクの平行ピンによって前記リンクに作動的に結合されるボール状ドアと、を有する。
本発明の乾き防止装置を備えた出没式筆記具は、別の蓋を開閉する不便さなく使用することができると共に、チップの出没によって軸筒の先端開口を開放及び閉鎖させることができるので、インキの乾き現象を防止できる。
また、本発明の乾き防止装置を備えた出没式筆記具は、ボール状ドアとOリングによってチップを保管する軸筒の内部空間を気密に密閉させることによって、インキ寿命を相対的に増加させて製品の性能を極大化させることができる。
特に、本発明の乾き防止装置を備えた出没式筆記具は、直接電動式でボール状ドアを開閉させるメカニズムとして、第1スプリングとリンクホルダにより先端開口内側に形成された半球面にボール状ドアを密着させると共に、ボール状ドアの開閉作動を行うことのできる、優れた開閉性能を有する。
そして、本発明の乾き防止装置を備えた出没式筆記具は、使用者が片手で胴体ケースに該当する軸筒を握り、指でスイッチを操作してチップの出没を制御できるので、使用が非常に便利である。
また、本発明の乾き防止装置を備えた出没式筆記具は、チップ延長部のクラッチ部とリンクの弾性片の結合関係によりチップが位置する軸筒の内部空間を大きく縮小させ、ボール状ドアの開閉時ごとに流入する空気量が相対的に非常に低減するので、結果的にチップのインキ乾きをより効果的に防止できる。
更に、本発明の実施形態では一つのスプリングないし二つのスプリングを使用するタイプの乾き防止装置を備えた出没式筆記具を用いるが、いずれの場合においても、ボール状ドアの迅速な開閉が可能である。チップとボール状ドアが接触しないことによって、チップを安全に軸筒内に出没させることができる。
また、本発明の乾き防止装置を備えた出没式筆記具は、チップ延長部にいかなるスリットを形成しないタイプにも製作可能であるので、Oリングを利用して気密環境を相対的により一層改善できる。
更に、本発明の乾き防止装置を備えた出没式筆記具では、Oリングがリンクホルダの一部分を取り囲む状態で軸筒の内部に結合、すなわちOリングが摺動せずにカートリッジのチップ延長部がOリングを貫通した状態で摺動するので、より一層安定した気密性能を確保することができる利点がある。
前述した本発明の目的、特徴、及び構成は、添付した図面を参照して詳細に後述する本発明の好ましい実施形態についての各説明によってより明確になる。
以下、添付の図面を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。
また、全ての図面において同一ないし類似の部分は便宜上、同一ないし類似の符号を付けて説明する。
(実施の形態1)
図1A及び図1Bは本発明の実施の形態1に係る筆記具を例示的に示す図面である。
その筆記具は単一のケースまたは両分可能なケース形態のうち、いずれかである軸筒10になっており、この軸筒10の内部には直接電動式乾き防止装置を備えている。
すなわち、本発明に係る直接電動式乾き防止装置は、軸筒10の先端開口11が乾き防止装置のボール状ドア90により気密に密閉されている。この時、使用者がスイッチ20を操作すると、ノック体30を押す力が直接伝えられてボール状ドア90を直接的に開閉させるようになっている。このような意味で、本発明で開示する乾き防止装置を直接電動式と呼ぶ。
ここで、軸筒10のコーン状の一端にはチップ41が出没する先端開口11が形成されており、他端にはノック体30が挿設される後端開口14が形成されている。
すなわち、使用者は本発明に係る筆記具の軸筒10を片手で握った後、親指などで筆記具上段の押し部に該当するノック体30を押す。以後、スイッチ20をガイドスリット12の段差溝13に嵌止されるように所定の回転角度に回転させて固定すればよい。本明細書の説明において、先端や前方とは、筆記具の使用のためにチップが前進する方向をいい、後方や後端とは、その反対にチップがノック体30の方に後進する方向をいう。
この時、ノック体30を使用者が押すと、ノック体30とカートリッジ(図2の40)に連動するボール状ドア90は開放方向に「+」90°の回転角だけ回転することによって、チップ41の軸方向に一致するように開放される貫通通路を提供すると共に、軸筒10の先端開口11を開放させる。
以後、チップ41はボール状ドア90により提供された貫通通路を通じて先端開口11の外に突出することによって、使用可能な状態になる。
これとは反対に、筆記具の使用後に、使用者が固定されたスイッチ20を所定の回転角だけ上記の回転方向とは反対方向に回転させると、スイッチ20はガイドスリット12の段差溝13から突き出るようになる。それによって、先端開口11の外に突出していたチップ41は、軸筒10に内蔵された図2で後述する第1及び第2スプリングによって元の位置、すなわち軸筒10の内部に後進して挿入される。
以後、第1及び第2スプリングによってボール状ドア90は閉鎖方向に「−」90°の回転角だけ回転する。結局、ボール状ドア90はチップ41の軸方向と垂直の方向(以下、円周方向という)に回転しながら貫通通路を閉鎖すると共に、軸筒10の先端開口11を閉鎖するようになる。
以下、図2と、図3Aないし図8Gを参照して本発明に係る筆記具の内部構成を詳細に説明する。ここで、図2は本発明の筆記具に対する内部構成要素を示す分解斜視図であり、図3Aないし図8Gはこれらの内部構成品についての詳細な形状を示す図面である。
本発明に係る筆記具は、軸筒10の先端開口11を気密に開閉可能な乾き防止装置を備えている。詳細に後述するように、概略的な構成は、軸筒10、この軸筒10の内部に作動的に設けられるスイッチ20、ノック体30、カートリッジ40、Oリング50、第1スプリング60、第2スプリング65、リンクホルダ70、リンク80及び、ボール状ドア90からなっている。これらの構成要素はそれぞれの形状を有し、所定の機能を提供するようになる。
図2、図3A及び図3Bを参照すると、軸筒10は筆記具の胴体ケースに該当するものとして、中共管やチューブの形状になっている。
また、軸筒10はプラスチック素材で射出成形方式やモールド成形方式で製作可能である。
このように、プラスチック素材で製作した軸筒10はプラスチックの一般的な特性、すなわち弾性、伸縮性の特性のうち、いずれかを持っている。
軸筒10の一端はコーン状の先端開口11になっており、他端にはノック体30が挿設される後端開口14が形成されている。軸筒10の他端に形成された後端開口14は、ノック体30を含めて各種構成要素を挿入するのに十分な程°の内径を持っている。外形的に、ノック体30は後端開口14に摺動可能に貫設される。
前述したガイドスリット12は軸筒10の壁体を貫通して軸方向に延びると共に、先端部には円周方向に彎曲してフック状の段差溝13が形成されている。
フック状に彎曲した段差溝13はストッパーの役割をするものとして、スイッチ20の連結軸22が係合できるように略直角状に形成された係止隅部13aと、スイッチ20の連結軸22が円滑にスライドできるように湾曲状に形成された湾曲部13bになっている。
結合スリット15aはガイドスリット12の軸方向に一致するように形成することが好ましい。この結合スリット15aは後端開口14の一縁部に形成される。結合スリット15aの入口は、スイッチ20の連結軸22が円滑に挿入できるように、先端が拡張されたラッパ管状に形成することが好ましい。また、一度結合スリット15aを通じてガイドスリット12に挿設されたスイッチ20の連結軸22が容易に離脱しないようにするため、結合スリット15aとガイドスリット12の境界線附近には複数の段差部15bを形成することが好ましい。この場合、結合スリット15aの幅はガイドスリット12の幅に比べて相対的に狭く形成する。
このようなガイドスリット12及び結合スリット15aの形状的な特徴によって、後端開口14は円周方向に若干拡張することができる。また、複数の段差部15bによってガイドスリット12からスイッチ20が外部に容易に離脱しないように拘束できる。
すなわち、軸筒10の結合スリット15aの周辺部がプラスチック素材で形成されているので、スイッチ20を結合スリット15aを通じてガイドスリット12に容易に挿入できるだけでなく、所定の弾性範囲内でスイッチ20の結合時、若干広がっていた結合スリット15aが元の形状に復帰することによって、ガイドスリット12からのスイッチ20の離脱を阻止できる。
さらに、軸筒10のコーン状端の内部には半円状の球面部11aが形成されている。この球面部11aは、それと結合するボール状ドア90を円滑に回転させながら、安定した支持面を提供する役割をする。特に、球面部11aの表面にはグリースなどの極めて薄い厚さの潤滑剤が塗布されていることが好ましい。また、球面部11aと先端開口11eとの間には若干突出て環状に形成された少なくとも一つのドアシート11bが形成されている。ここで、ドアシート11bはボール状ドア90の球面と転がり接触することによって、結果的に軸筒10内の気密性維持と共に、異質物の侵入を防止して、ボール状ドア90の円滑な回転を助ける。
また、軸筒10は気密保持のために、軸筒の内径より若干小さな直径の環状突起10aを軸筒10の内周壁の所定部位で円周方向に若干突出するように形成した。ここで、環状突起10aの突出高さはOリング50の厚さと密接な関係がある。すなわち、ボール状ドア90により軸筒10の先端開口11が閉鎖される最初ストロークの開始位置でOリング50が環状突起10aに密着することによって、結局、先端開口11とOリング50との間の軸筒10の内部空間を気密状態に維持できるからである。
また、一字状のスライド溝10bは軸筒10の後端開口14の開始点から軸方向に所定位置まで延びるところにかけて形成されている。ここで、スライド溝10bはカートリッジ40の円周方向の回転を防止しながら、カートリッジ40がスリット12の軸方向に沿って直線移動できるように誘導する役割をする。
一方、軸筒10はポケット、スキ間などに差し込んで携帯するために、図3Aに点線で示したようなクリップ部19を更に含むことが好ましい。
図2に示すように、スイッチ20は本発明の筆記具の出没を制御する手段で使われる。
このスイッチ20はノック体30の小径周面に挿入される環状リング部21を有する。例えば、スイッチ20の環状リング部21はノック体30の小径周部34上に回転可能に外嵌することが好ましい。更に、ノック体30の小径周部34は図9Bで後述するように、カートリッジ40のノック体挿入口42を通じてカートリッジ40に内挿する。この時、ノック体30の外周面は軸筒10の後端内周面に回転可能に接触される。
また、スイッチ20は環状リング部21の表面から所定高さ(たとえば、軸筒10の劈体より若干大きい高さ)を有するように一体に突出ている連結軸22を備える。例えば、スイッチ20の連結軸22はガイドスリット12に沿って摺動自在な程度の厚さを有することが好ましい。
また、スイッチ20は連結軸22の上段に一体に形成され、所定面積を有するタブ部23を備える。ここで、タブ部23は使用者がスイッチ20を操作する時、接触面を提供する部分として、平滑面や半球状を有するか、滑り防止突起などが表面に形成された形状を有することができる。
図4Aは図2に示したノック体30の正面図であり、図4Bは図4Aの線B−Bに沿う断面図である。
図2、図4A及び図4Bを参照すると、ノック体30は使用者の付勢力をカートリッジ40に伝達する役割をする。このノック体30は小径周部34と大径周部が層をなしてチューブ状を有している。ノック体30の小径周部34の先端は開口しており、大径周部後端は閉鎖している。
ここで、ノック体30の大径周部には把持感を増加させるための複数の凹凸31が形成されている。また、ノック体30の小径周部34にはスイッチ20の環状リング部21が回転可能に外嵌され、この小径周部34とノック体30の先端との間には複数の滑り防止突起32が形成されている。
ここで、ノック体30の小径周部34がノック体挿入口42を通じてカートリッジ40内に挿入される時、滑り防止突起32は締りばめ結合で結合して、ノック体挿入口42からノック体30が容易に離脱しないようにする。
また、ノック体30の内周縁にはノック体30自体の構造的な剛性を増加させるため、複数の補強リーブ33を軸方向に形成することが好ましい。
図5Aは図2のカートリッジ40の正面図であり、図5B、図5C及び図5Dはそれぞれ、図5Aの線C−C、D−D、E−Eに沿う断面図である。
図2と、図5Aないし図5Dを参照すると、カートリッジ40はインキ貯蔵部に該当するものであり、所定容量の内部体積を有する。このカートリッジ40は所定大きさ、例えば1°〜5°の傾斜度のテーパ面を有する中空軸であり、両端は開口しており、軸方向の所定位置には層が形成された外形を有する。
ここで、カートリッジ40は一端に形成されたノック体挿入口42から他端に形成されたチップ延長部45まで層をなしながら順次直径が小さくなる形状を有する。すなわち、最も大きい直径のタンク部43、このタンク部43より相対的に小さな直径の継手部44、この継手部44より相対的に小さな直径のチップ延長部45を一体に有している。
ノック体挿入口42に隣接したタンク部43の内周縁には、ノック体30の滑り防止突起32を締りばめ結合により固定させるため、環状に若干突出た高さを有するすべり防止部43aが形成されている。
また、タンク部43の内周縁の中央部にはインキチューブ(不図示)などを固定すると共に、タンク部43の耐久性を向上するための複数の固定リーブ43bが形成されている。
タンク部43の外周縁の後端には、スライド溝10b(図3B)に嵌入して摺動するスライド突起43cが形成されている。
スライド突起43cはスライド溝10bにスライド結合方式で嵌入することによって、カートリッジ40がスリット12の軸方向直線移動できるように誘導すると共に、カートリッジ40の回転を防止させる。
本発明では図示しなかったが、スライド突起43cとスライド溝10bはそれぞれ、カートリッジ40と軸筒10に複数形成することもできるのはいうまでもない。
また、チップ延長部45の内周面には複数のインキ供給通路46aが形成されている。このチップ延長部45の外周面には円周方向に180°の間隔を維持すると共に、軸方向に延びる複数のカートリッジガイド溝46が形成されている。このカートリッジガイド溝46には後述するリンク80の内周壁に形成されたリンク突起86(図7Aないし図7F参照)が嵌入する。
また、チップ延長部45の先端には該当筆記具の種類に対応した通常のインキ供給方式(たとえば、毛細管現像、圧力差、吸入などを利用する方式)によりタンク部43に保管しているインキなどの内容物が供給されるチップ41が固定される。
このチップ41は筆記具の種類によって、油性または水性インキ用チップ、ホワイト液排出用チップ、蛍光ペン用チップ、マーカー用チップなどが使われて、それぞれのチップに対応したインキ供給方式を適用できる。
図2に示すように、Oリング50はカートリッジ40と共に軸筒10の内周壁に沿ってスライドしながらカートリッジ40と軸筒10との間の気密を維持する手段である。このOリング50は前述したカートリッジ40の継手部44の外周に外嵌され、通常の水密ないし気密手段として用いるゴム、シリコン、軟質のプラスチック素材のうち、いずれかの材質で製造する。このOリング50はスライド時の摩擦を多少低減しながら、気密性能を最大に発揮できるように波状の摩擦突起51を有する。
一方、図2に示すように、第1スプリング60はカートリッジ40の継手部44に設けられる。このように設けられた第1スプリング60の一端は継手部44に外嵌されるOリング50の一側面に弾性支持され、他端はリンクホルダ70の一側面に弾性支持される。
以後、第1スプリング60は、筆記具の作動時カートリッジ40のストローク距離内でリンクホルダ70またはカートリッジ40のうち、いずれかを軸方向に押し出す役割をする。
例えば、カートリッジ40とノック体30が前方に所定ストローク距離ぐらい前進する場合、第1スプリング60は圧縮状態になる。それによって、第1スプリング60に弾性エネルギーが蓄えられ、このエネルギーは付勢力の解除時に圧縮された状態から伸張する過程における弾性反力を発生してカートリッジ40とノック体30を元の位置に復帰させる。
本発明において、カートリッジ40のストローク距離はノック体30のストローク距離またはガイドスリット12の長さのうち、いずれかと同様である。
また、図2に示した第2スプリング65は、第1スプリング66の内部でカートリッジ40のチップ延長部45に設けられる。このようにチップ延長部45に設けられた第2スプリング65の一端は継手部44の一側面に弾性支持され、他端はリンク80の一側面に弾性支持される。
このように弾性支持された第2スプリング65は、筆記具の作動時リンク80またはカートリッジ40のうち、いずれかを軸方向に付勢する役割をする。
例えば、ノック体30及びカートリッジ40が前方に前進する時、第2スプリング65は短い時間圧縮しながら蓄えた弾性エネルギーにより伸長しながらリンク80を付勢することによって、リンク80により回転可能に結合されたボール状ドア90がスムーズで、かつ速やかに開閉できるようにする。
図6Aは図2に示したリンクホルダ70の後面部の形状を説明するための斜視図であり、図6Bと図6Cは図6Aに示したリンクホルダ70の正面図と左側面図であり、図6Dは図6Cの線F−Fに沿う断面図である。
図2、図6Aないし図6Dを参照すると、リンクホルダ70はチップ継手部44に設けられた後、第1スプリング60の弾力により付勢される時、ボール状ドア90を軸筒10の先端開口11内側に形成された半球面に密着させる役割をする。
このリンクホルダ70はその外観を見る時、相対的に直径が大きい前方部71と相対的に直径が小さな後方部72になっている中空型ブッシングの形状である。第1スプリング60の一端は相対的に小さな直径を有するリンクホルダ70の後方部72を外嵌した後、前方部71の一側面に弾性支持され、他端は前述したように、Oリング50の一側面に弾性支持される。
また、リンクホルダ70の内部にはリンク貫設孔79が形成されている。このリンク貫設孔79の前方部には半円状の球面部70aが形成されている。リンクホルダ70の球面部70aは、それと結合するボール状ドア90を円滑に回転させながら、安定的に支持する役割をする支持面を提供する。そして、球面部70aにも前述したような同一な機能の他のドアシート(不図示)を更に形成することができる。
リンク貫設孔79には球面部70aの近く内周円から所定高さだけ局部的に突出て、
Figure 2005246971
のような阻止片73が軸心方向に一致するように形成されている。
リンクホルダ70のリンク貫設孔79にはリンク80が軸方向に挿設される。
この時、阻止片73の断面形状はリンク80後方部の
Figure 2005246971
に似ているので、リンク80を断面形状に一致させて非常に容易に挿設することが可能になる。
前述したように挿設した後、作業者がリンクホルダ70だけを90°の角度で回転させると、リンクホルダ70の阻止片73が
Figure 2005246971
の状態から
Figure 2005246971
に回転し、リンク80後方部は
Figure 2005246971
状態になる。
この場合、リンクホルダ70とリンク80の挿入及び組立は容易に行なえながらも、少なくともリンクホルダ70の通孔状阻止片73により挿入方向への離脱を阻止できる。
特に、リンクホルダ70のリンク貫設孔79の内周壁にはリンク80の外周面との摩擦を最小化しながら、リンク80を局部的に支持すると共に、空気の圧縮を最小化しながら、リンク80の軸心がリンクホルダ70の軸心に一致した状態でスライドできるようにするため、複数の一字状リンクホルダガイド突起74が形成されている。このガイド突起74は通孔状阻止片73から後方部72の先端側面まで延びる。
図7Aないし図7Fはリンク80の形状をより詳細に説明するための図面である。
図2と図7Aないし図7Fを参照すると、リンク80は一種のチューブ状を有する。すなわち、リンク80の内部にはチップ継手部44が挿入されるリンク穴89が軸心方向に貫通形成されている。
このリンク80はリンクホルダ70のリンク貫設孔79に挿設された後、第2スプリング65によって弾性支持される。
リンク80の後方端外周縁には前述した後方
Figure 2005246971
を提供する複数の突出翼部81が扇形で対称して形成されている。また、リンク80の胴体には翼部81から前方に所定位置まで延びる複数の弾性スリット85が形成されている。
弾性スリット85はリンク80の重量を最小化でき、筆記具の作動時に上下方向の振動ないし衝撃を減衰でき、弾性変形時に間隔を提供する利点を本発明のリンク80に提供する。
また、リンク80の前方下段には円周方向に平行するように延び、両端部が若干突出た形状の平行ピン82が形成されている。この平行ピン82の両端はボール状ドア90の球面勾配に対応して面取りされている。
また、リンク穴89の後方内周縁に複数のリンク突起86が形成されている。このリンク突起86はカートリッジガイド溝46内で有限なストローク距離ぐらいスライドでき、リンク突起86の外面がカートリッジガイド溝46の前方内面に接触する時、係止片のような役割をするようになる。したがって、このリンク突起86によってリンク80はリンクホルダ70の内部で軸方向に沿って一直線にスライドしたりフック動作したりすることができる。
また、平行ピン82がボール状ドア90のピン溝92に嵌合することによって、リンク80は「±」90°の回転角だけ直接電動式でボール状ドア90を回転させる役割をする。
図8Aないし図8Gはボール状ドア90の形状を説明するための図面である。
図2と図8Aないし図8Gを参照すると、ボール状ドア90はリンク80に連動する駆動リンクのような役割をするもので、結果的に先端開口11を開閉させるドアの役割をする。
そのために、ボール状ドア90は略球状であり、両外周縁には軸心を通して開放した貫通通路91を備えている。このボール状ドア90は前述したようなリンク80の平行ピン82が挿設される複数のピン溝92が偏心した位置に形成されている。ピン溝92はそれぞれ貫通通路91を介して両側壁に対向に傾斜して形成されている。
ボール状ドア90中の偏心した位置に傾斜して形成されたピン溝92には平行ピン82が嵌合され、リンク80のスライドに使われた力をボール状ドア90を所定の回転角範囲内で回転させる力に変換させるカム溝と類似の役割をする。
特に、ボール状ドア90は貫通通路91の前方側内周縁に形成された段差部93によってリンク80のストロークを制限するようになる。
以下、前述したそれぞれの構成要素の全体的な結合関係について説明する。
図9Aは図1Aに示した筆記具の側面図であり、図9Bは筆記具の全体組立関係を説明するために図9Aの線L−Lに沿う断面図である。
軸筒10の内部には前述したそれぞれの構成要素からなる内部作動モジュール100が結合されている。
内部作動モジュール100においてノック体30の一端はカートリッジ40に嵌入された状態である。
特に、ノック体30とカートリッジ40との間にはスイッチ20の環状リング部21が回転可能に結合されている。
使用者のスイッチロック操作時、スイッチ20の連結軸22はノック体30及びカートリッジ40と共に前方にガイドスリット12に沿って移動した後、段差溝13の深さに対応した回転角度ぐらい回転して段差溝13に嵌止される。
使用者のスイッチ解除操作時、スイッチ20の連結軸22は上記の回転角度とは反対の方向に回転して段差溝13から解除された後、第1スプリング60及び第2スプリング65によってガイドスリット12に沿って後方に移動する。
次に、図10Aないし図10Cと、図11Aないし図11Cを参照して、軸筒10内部に結合された内部作動モジュール100の前進時の作動状態を簡略に説明する。
図10A及び図11Aは最初のストロークの開始位置でボール状ドア90により先端開口11が閉鎖された状態を示す。すなわち、ボール状ドア90の貫通通路91はカートリッジ40の円周方向に向かっている。ここで、ボール状ドア90の球面の一部は軸筒10の先端開口11近くのドアシート11bに転がり接触することによって軸筒10内の気密性を維持する。
また、Oリング50はカートリッジ40の継手部44に挿入されている。Oリング50が環状突起10aに密着しており、ボール状ドア90も先端開口11に密着しているため、結局先端開口11とOリング50との間の軸筒10の内部空間は密閉状態となってインキの乾き防止が実現される。
チップ41はリンク80により取り囲まれた状態である。チップ41を固定したチップ延長部45の複数のカートリッジガイド溝46にはリンク80のリンク突起86がスライド可能に結合されている。ここで、カートリッジガイド溝46の前方内面にはリンク突起86の外面が接触している。
第1スプリング60はボール状ドア90を回転可能に支持するほどのスプリング弾力をリンクホルダ70に作用させて、ボール状ドア90を軸筒10の内部に載置させる。第2スプリング65はいかなる弾性応力をも発生しない状態で、リンク80と継手部44との間に結合されている。
図10B及び図11Bは使用者のスイッチロック操作によってノック体30が押圧された場合、内部作動モジュール100のノック体30及びカートリッジ40が前方に所定ストローク距離(たとえば、4mm)だけ移動した状態を示す。
この場合は、第1スプリング60は、図10A及び図11Aと同様の動作をするが、移動比率に対応して、より一層増加したスプリング弾力をリンクホルダ70に作用させると共に、第2スプリング65は、カートリッジ40の前進移動により伝わった力を弾性反力の形態でリンク80に伝達する。
それによって、図11Bの矢印fに示すように、リンク80は所定ストローク距離ぐらい前進した状態で、リンク80の平行ピン82はボール状ドア90のピン溝92に沿ってスライドして、結局、ボール状ドア90をWの方向に「+」90°の回転角だけ回転させた状態になる。
それによって、ボール状ドア90の貫通通路91はカートリッジ40の軸方向に一致するように開放されている。これと共に、貫通通路91の内部には前進したリンク80とチップ41が位置するようになる。
この時、相変らずカートリッジ40のチップ41は、ボール状ドア90の貫通通路91内部に非接触の状態で貫通通路91内に位置している。したがって、チップ41のインキがボール状ドア90の内部形状のどこにも付いていないようになり、先端開口11の内側に位置したチップ41の先端を肉眼で見ることができる。
図10Cと図11Cは使用者がスイッチのロック操作のために継続的に内部作動モジュール100を残りのストローク距離(たとえば、12mm)ぐらい更に前進した状態を示す。
また、前述したように、使用者はスイッチ20を所定角度で回転させて、スイッチ20をガイドスリット12の段差溝13に係止し、内部作動モジュール100を軸筒10の内部に固定させる。
この時、チップ41とチップ延長部45の一部分は先端開口11から完全に抜け出て、突出た状態を維持する。
第1スプリング60及び第2スプリング65は全体ストローク距離(たとえば、16mm)で前方に移動した状態であるから、弾性変形しない範囲内で圧縮されている。したがって、弾性反力を最大に発生させることができる状態になる。
この状態で使用者は本発明の筆記具を使用することができる。
反対に、使用者がスイッチ解除操作を行うと、突出た状態のチップ41を軸筒10の内部に没入させることができる。
すなわち、使用者はスイッチ20を、スイッチ20の連結部22がガイドスリット12の段差溝13から解除される方向に回転させる。
この場合、チップの没入は、前述したものとは逆順に、すなわち図11C、図11B、図11Aの順序に作動する。チップの没入作動は、ボール状ドア90により先端開口11が閉鎖されると共に、チップ41は軸筒10の内部に気密を保持しつつすることができる。
すなわち、第1スプリング60及び第2スプリング65が、弾性反力により軸方向に伸長すると共に、内部作動モジュール100のうち、スイッチ20、ノック体30、及びカートリッジ40を後進させる。
この時、後進するカートリッジ40と共にチップ延長部45も後進するが、リンク突起86は停止した状態である。このチップ延長部45のカートリッジガイド溝46は、チップ41が図10Bないし図11Bに示したような位置まで没入する時、リンク突起86がカートリッジガイド溝46と比較して相対的にスライドできるようにする。
以後、カートリッジガイド溝46の前方内面がリンク突起86の外面に接触する時、チップ41はボール状ドア90の貫通通路91の内側に位置する。
以後、続くカートリッジ40の後進によって、カートリッジガイド溝46の内面がリンク80のリンク突起86に接触した後、カートリッジガイド溝46の内面は、リンク80のリンク突起86を後方に引っ張る。
この場合、リンク80の平行ピン82はボール状ドア90を「−」90°の回転角だけ回転させ、このように回転したボール状ドア90は先端開口11を気密に密閉させる。
(実施の形態2)
次に、添付した図12ないし図18Mを参照して本発明の実施の形態2に係る本発明の乾き防止装置を備えた出没式筆記具について詳細に説明する。
図12に示すように、本発明の筆記具は、軸筒10の先端開口11を開閉するものである。この筆記具は、有機的にスイッチロック作動とスイッチ解除作動ができるように軸筒10の一端に設けられたスイッチ20と、このスイッチ20が装着され、使用者の指の押圧力を伝達するノック体30と、このノック体30に軸方向に挿入結合されるカートリッジ40と、弾力を利用してカートリッジ40を元の位置に復帰させるようにカートリッジ40の前方に弾設されたスプリング66と、軸筒10の内壁に沿ってスライドできるようにカートリッジ40のチップ延長部45に外嵌される気密維持用のOリング50と、このOリング50の内側に一端が挿設されている状態でカートリッジ40のチップ延長部45上に設けられるリンクホルダ70と、このリンクホルダ70の内部でスライドできるようにチップ延長部45上に設けられるリンク80と、ピン溝92に嵌合する前記リンク80の平行ピン82によって前記リンク80に作動的に結合されるボール状ドア90とを有する。
一方、本発明は実施の形態1のスイッチ20とガイドスリット12を利用したカートリッジ出没装置だけでなく、通常の事務用ノック式ボールペンに使用するカートリッジ出没装置にも使用することができる。
もちろん、本発明のノック体30は、本出願人が出願した大韓民国特許出願第2003−55414号及び同第2003−56940号に詳細に開示したように、歯車部が回転可能に載置される別の歯車載置部を含むクリップ部と類似の方式で設計できることはいうまでもない。
図13に示すように、カートリッジ40は以下のように設計したチップ延長部45を有する。
すなわち、チップ延長部45の先端外周縁には円状断面を有し、チップ延長部45の直径より大きく突出した直径を有するクラッチ部47が形成されている。
このクラッチ部47の先端にはこのクラッチ部47に比べて相対的に小さな直径の段差部47aが形成されている。
クラッチ部47は図12に示したリンク80を後方に引っ張る役割をするよう、クラッチ部47は、段差部47aから後方に延びるテーパ面47bと、円周方向に半円状断面を有するクラッチ溝47cと、やはり半円状断面を有するすべり防止突起47dが順次に形成されている。
スプリング66は、タンク部43及び継手部44に弾性支持され、チップ延長部45に外嵌する。
この時、スプリング66は詳細に後述するようにOリング50のスプリング載置部56に載置する。
このように設けられるスプリング66は、筆記具の作動時にカートリッジ40のストローク距離内でOリング50またはカートリッジ40のうち、いずれかを軸方向に付勢する役割をする。
例えば、カートリッジ40とノック体30が前方に所定ストローク距離ぐらい前進する場合、スプリング66は圧縮状態になりながら、内部には弾性エネルギーが蓄えられる。この弾性エネルギーにより付勢力の解除時には伸長しながら、スプリング66を元の状態に復帰させる弾性復帰力が提供される。ここで、カートリッジ40の所定ストローク距離は、ノック体30のストローク距離ないしチップ41が元の位置から突出する位置までの距離と同様である。また、カートリッジ40とノック体30が後方に復帰できるスイッチ解除状態である時、スプリング66は、弾性復帰力によりノック体30を含んでカートリッジ40に結合された構成要素を元の位置に復帰させる役割をする。
また、スプリング66はカートリッジ40を前進させるために使用者がノック体30を通じて指で加える押圧力がOリング50、リンクホルダ70、ボール状ドア90のうち、いずれかに伝達される瞬間に発生する衝撃を減殺する役割をする。
図14に示すように、Oリング50の小径穴53及び大径穴54が、Oリング50の軸心と同心に形成されている。したがって、Oリング50は、カートリッジ40の継手部44に外嵌することができる。
Oリング50の小径穴53側の一端にはスプリング載置部56が軸方向に突出して形成される。また、小径穴53及び大径穴54との境界地点には円周方向内側に延長され、半円状断面を有する第1気密突起55が形成される。第1気密突起55は、チップ延長部45の外周面に接触すると共に、スライド時その材質的特性によって気密を維持する役割をする。
Oリング50の大径穴54側の他端には円周方向に突出し、半円状断面を有する第2気密突起57が形成されている。この第2気密突起57は軸筒10の内周面に接触すると共に、スライド時その材質的特性によって気密を維持する役割をする。ここで、第2気密突起57はスライド時の摩擦を多少低減しながら、気密性能を最大限発揮できるように波状摩擦外周面を更に形成することが好ましい。
図15に示すように、リンクホルダ70はチップ継手部44に外嵌した後、スプリング66の弾性付勢力によってOリング50に弾性支持され、図12に示すように、ボール状ドア90を軸筒10の先端開口11内側に形成された半球面に密着させる役割をする。
このリンクホルダ70の後方部72の同軸方向の長さは、前述した実施の形態1の後方部72の長さより相対的に長く形成されている。
この時、リンクホルダ70の後方部72の直径はOリング50の大径穴54の大きさに相応する直径を有する。
リンクホルダ70の内部にはリンク貫設孔79が形成されている。リンク80は、リンク貫設孔79前方へ自由に摺動が可能であるが、後方への摺動は以下に述べるリンク80及びリンクホルダ70の形状的な特徴によって制限を受ける。
すなわち、リンクホルダ70の後方部72の内周壁には、図16に詳細に説明するリンク80の嵌止片80cが検知されてリンク80のスライドを制限する役割をする阻止片72aが形成されている(図18C参照)。
また、リンクホルダ70の内周壁には長時間使用後、異質物などによりリンク80とリンクホルダ70が固着することを防止し、リンク80がリンク貫設孔79に同心的に挿設されるようにガイドする斜め段差76が形成されている。この斜め段差76はリンク貫設孔79の中間部位でリンク80の外形に対応して円周方向に延びている。
図16に示すように、リンク80のリンク穴89の内周面はリンクホルダ70の内部に気密に結合するように、詳細に前述したリンクホルダ70のリンク貫設孔79、阻止片72a、斜め段差76に対応する形状を有している。
より詳細に説明すると、リンク穴89の内周縁には傾斜面83を基準に相対的に直径が若干大きい前方部88と、相対的に直径が若干小さな後方部87が形成されている。ここで、後方部87は後述する弾性片80aの内周面に対応する。
リンク80は円周方向に所定角度(たとえば、90°)の間隔を維持しながら、軸方向に一端だけが開口して形成された複数の弾性スリット85を備えている。
弾性スリット85はリンク80の後方部に設けられており、この弾性スリット85の間には複数の弾性片80aが形成されている。
リンク80の弾性片80aの後方端の外周縁には嵌止片80cが形成されており、後方端の内周縁には弾性突起80bが形成されている。ここで、弾性突起80bは図13を通じて説明したクラッチ部47のクラッチ溝47cに嵌入できる形状を有する。
それぞれの弾性片80bはクラッチ部47と密接な作動関係を有する。
すなわち、カートリッジ40が軸方向への摺動を開始する時、クラッチ部47もカートリッジ40と共に摺動を開始する。
それぞれの弾性片80aの弾性突起80bは最初の位置として図13に示したようなクラッチ部47のクラッチ溝47cに嵌入していると共に、すべり防止突起47dにより支持されている。また、弾性片80aの弾力に対応した摩擦力でカートリッジ40のクラッチ部47に臨時的に結着できる。
それによって、弾性突起80bを有するリンク80はクラッチ溝47cが形成されたカートリッジ40と共に結着された状態でスライドできる。
また、リンク80はボール状ドア90(図17参照)の貫通通路91の段差部93に係止した状態でこれ以上スライドできなくなる。
この場合、有限のストローク範囲内で続く摺動により、それぞれの弾性片80aが弾性スリット85を基準に外側に拡張された後、再び復帰する。この過程で弾性片80aの弾性突起80bがクラッチ部47のクラッチ溝47cから突き出る。つまり、リンク80の停止状態においてもカートリッジ40は前進移動できるようになる。
また、リンク80の前方下段には円周方向に平行するように延び、両端部が若干突出た形状の平行ピン82が形成されている。この平行ピン82の両端はボール状ドア90の球面勾配に対応して面取りされている。
また、平行ピン82がボール状ドア90のピン溝92に嵌合することによって、リンク80は「±」90°の回転角だけ直接電動式でボール状ドア90を回転させる役割をする。
図12及び図17を参照すると、ボール状ドア90はリンク80に連動する駆動リンクのような役割をするもので、結果的に先端開口11を開閉させるドアの役割をする。
そのために、ボール状ドア90はほぼ球状になっており、両外周縁には軸心を通して開放した貫通通路91を備えている。
この複数のピン溝92は前述したようなリンク80の平行ピン82が挿設されるボール状ドア90が偏心した位置に形成されている。それぞれのピン溝92は貫通通路91を介して両側壁に対向傾斜して形成されている。
偏心した位置に傾斜して形成されたピン溝92には平行ピン82が嵌合され、リンク80のスライドに使われた力をボール状ドア90を所定の回転角範囲内で回転させる力に変換させるカム溝と類似の役割をする。
特に、ボール状ドア90は貫通通路91の前方側内周縁に形成された段差部93によってリンク80のストロークを制限するようになる。
以下、前述したそれぞれの構成要素の全体的な結合及び作動関係について説明する。
図18Aは実施の形態2に係る筆記具の側面図であり、図18Bは図18Aの線M−Mに沿う断面図であり、図18Cは図18Bの円Zに関する拡大断面図である。これらの図面に示すように、軸筒10の内部には前述したそれぞれの構成要素が結合されている。
すなわち、カートリッジ40は軸筒10に内設されており、ノック体30はカートリッジ40の一端に締まりばめなどの方式で結合されている。
ノック体30とカートリッジ40との間にはスイッチ20のリング部21が回転可能に介装されている。
使用者のスイッチロック操作時、スイッチ20の連結軸22はノック体30及びカートリッジ40と共に前方にガイドスリット12に沿って移動した後、段差溝13の深さに対応した回転角度ぐらい回転して段差溝13に嵌止される。
使用者のスイッチ解除操作時、スイッチ20の連結軸22は、前記の回転角度とは反対方向に回転して段差溝13から解除された後、スプリング66の弾力によりガイドスリット12に沿って後方に移動して復帰する。
これをより詳細に説明すると、最初ストロークの開始位置においてはボール状ドア90は先端開口11を閉鎖した状態を維持している。
すなわち、ボール状ドア90の貫通通路91はカートリッジ40の円周方向に向かっている。
Oリング50はリンクホルダ70とスプリング66との間に配設されている。ここで、Oリング50の大径穴54はリンクホルダ70の後方部72に外嵌されている。特に、Oリング50の第1気密突起55はカートリッジ40のチップ延長部45の外周面と面接触すると同時に、クラッチ部47のすべり防止突起47dに密着しており、第2気密突起57は軸筒10の内周面と面接触している。
万一、チップ延長部45に何らかのスリットなどが形成されていれば、気密維持性能が相対的に低下するが、本発明ではいかなるスリットもチップ延長部45の外周面に形成されていない。
前述したように、Oリング50は気密を維持すると共に、ボール状ドア90は先端開口11に密着しているので、結局先端開口11とOリング50との間の軸筒10の内部空間は密閉状態が維持されてチップ41のインキの乾き防止が実現できる。
特に、Oリング50がリンクホルダ70の後方部72を直接取り囲んだ状態で外嵌ため、内部空間の体積が前述した実施の形態1の同一または類似位置の内部空間に比べて相対的に小さいので、空気の流入量がその分だけ小さくなり、より一層優れたインキの乾き防止が実現できる。
一方、チップ41はリンク80により取り囲まれた状態で内設されており、リンク80はリンクホルダ70のリンク貫設孔79に内挿されている。この時、リンク貫設孔79の内部でリンク80の弾性片80aの弾性突起80bは、カートリッジ40のクラッチ部47のクラッチ溝47cに嵌入しているので、クラッチ部47とリンク80が共に移動できるようになる。
また、スプリング66はボール状ドア90を回転可能に支持するほどのスプリング弾力をOリング50を通じてリンクホルダ70に作用させる。それによって、結局ボール状ドア90を軸筒10の内部に載置させる。
図18Dは実施の形態2に係る筆記具の側面図であり、図18Eは図18Dの線N−Nに沿う断面図である。図18Dと図18Eには使用者のスイッチロック操作ないしノック体押し操作によってノック体30が極めて小さなストロークの距離、たとえば、2mm程度に押圧された場合、ノック体30及びカートリッジ40が前方にストローク距離ぐらい移動した状態が示されている。
この時、スプリング66は前述した状況と同様であるが、移動比率に対応してより一層増加したスプリング弾力をOリング50及びリンクホルダ70に作用させる。
また、このような状態において、カートリッジ40のクラッチ部47と、それに結合したリンク80はストローク距離ぐらい移動している。この時、クラッチ部47のすべり防止突起47dはOリング50の第1気密突起55から分離する。
この場合、リンク80の平行ピン82は直接ボール状ドア90のピン溝92に沿って摺動することによって、ボール状ドア90を「+」45°の回転角だけ回転させる。
図18Fは実施の形態2に係る筆記具の側面図であり、図18Gは図18Fの線O−Oに沿う断面図である。これらの図面に示すように、続く使用者のノック体押し操作によってノック体30が所定ストローク距離(たとえば、2mm)ぐらい更に押圧された場合、ノック体30及びカートリッジ40が前方にストローク距離ぐらい更に移動するようになる。
この場合、リンク80の平行ピン82はボール状ドア90のピン溝92に沿って更に摺動するようになって、ボール状ドア90を「+」45°の回転角だけ更に回転させる。
結局、ボール状ドア90の貫通通路91はカートリッジ40の軸方向に先端開口11に中心一致して連通する。これと共に、貫通通路91の内部には前進したリンク80とチップ41が位置するようになる。
この時、相変らずカートリッジ40のチップ41はボール状ドア90の貫通通路91の内で非接触状態で位置しており、チップ41のインキがボール状ドア90の内壁のどこにも付かないようになって、先端開口11の内側に位置したチップ41の先端を肉眼で見ることができる。
図18Hは実施の形態2に係る筆記具の側面図であり、図18Iは図18Hの線P−Pに沿う断面図である。図18H及び図18Iに示すように、使用者がノック体の押し操作を完了してノック体30が残りのストローク距離(たとえば、12mm)ぐらい更に前進した状態を示す。
また、使用者はスイッチ20をガイドスリット12の段差溝13に嵌止されるように所定の角度で回転させてノック体30とカートリッジ40を軸筒10の内部に固定させる。
この場合に、チップ41とクラッチ部47の一部分は先端開口11から抜け出て突出した状態を維持する。
スプリング66は全体ストローク距離(たとえば、16mm)に渡って前方に移動した状態であるから、弾性変形しない範囲内で圧縮された状態を維持する。それによって、内部には弾性エネルギーが最大に蓄えられて最大の弾力が発生できる状態になる。
この状態において、使用者は本発明の筆記具を使用することができるようになる。
一方、使用者はスイッチ解除操作を行なって突出した状態のチップ41を軸筒10の内部に没入させることができる。
図18Jは実施の形態2に係る筆記具の側面図であり、図18Kは図18Jの線Q−Qに沿う断面図である。これらの図面に示すように、使用者はスイッチ20をガイドスリット12の段差溝13から解除する方向に回転させる。
この時、圧縮されたスプリング66は内部に蓄えられていた弾性エネルギーにより伸張しながら、ノック体30とカートリッジ40を後進させて、前進時との逆順の過程で進行される。
すなわち、後進するカートリッジ40のクラッチ部47はリンク80のリンク穴89に挿入され、前述したようにリンク80の弾性片80aがクラッチ部47に結着する。
この場合、リンク80もカートリッジ40と共に後進しながら、リンク80の平行ピン82がボール状ドア90を「−」90°の回転角だけ回転させる。
この場合、ボール状ドア90は先端開口11を閉鎖させて、チップ41をボール状ドア90の貫通通路91の内側に安全で、かつ気密に受容させる。
図18Lは実施の形態2に係る筆記具の側面図であり、図18Mは図18Lの線R−Rに沿う断面図である。これらの図面に示すように、スプリング66が元の長さに伸張された時、ノック体30、カートリッジ40、チップ41、リンク80は最初ストロークの開始位置に復帰する。
(実施の形態3)
この実施の形態で説明する本発明の乾き防止装置を備えた出没式筆記具は実施の形態2と比較する時、スプリングを一つ更に備え、ボール状ドアがリンクホルダの回転支持軸で回転可能に結合されることによって、ボール状ドア、カートリッジ、Oリング、リンクホルダ、リンクの形状と結合構造が異なるように構成した点を除いては、実施の形態2と同一または似ている。したがって、図1Aないし図20Fで同一または対応する構成要素については、同一または類似の図面符号を付け、それらの構成要素についての重複説明は省略する。
図面において、図19は本発明の実施の形態3に係る乾き防止装置を備えた出没式筆記具の構成を説明するための分解斜視図であり、図20Aないし図20Fは図19に示した筆記具の結合関係及び作動関係を説明するための図面であり、図20A、図20C及び図20Eは筆記具の側面図であり、図20Bは図20Aの線S−Sに沿う断面図であり、図20Dは図20Cの線T−Tに沿う断面図であり、図20Fは図20Eの線U−Uに沿う断面図である。
図19に示すように、本発明の筆記具は軸筒10の内部にスイッチ20ないし通常のカートリッジ出没装置をノック体30とカートリッジ40との間に装着する。軸筒10の内部には、弾力を利用してカートリッジ40を元の位置に復帰させるようにカートリッジ40の前方に弾設された第一スプリング66と、軸筒10の内壁に沿ってスライドできるようにチップ延長部45に外嵌されて気密を維持するOリング50と、このOリング50の内側に一端が挿設されている状態で軸筒10の内部でチップ延長部45上に装着されるリンクホルダ70と、このリンクホルダ70の内部で第2スプリング67によって弾性支持されており、軟らかくて迅速なスライドが可能なように、クラッチ部47が複数の弾性片80a’に結着しているリンク80と、軸筒10の内部でリンク80の直線往復移動に対応して所定角度で回転するように、ピン溝92に嵌合する平行ピン82によってリンク80に結合されるボール状ドア90を含む。
特に、カートリッジ40はタンク部43とチップ延長部45との間に形成された継手部44’の軸方向長さが本実施の形態の第2スプリング67の採用によって、相対的に短く形成されていることを特徴とする。
また、カートリッジ40のチップ延長部45にはクラッチ部47の最大直径より小さく、チップ延長部45の直径よりは大きい直径を有するスライド円周部45sが更に形成されている。
本実施の形態によれば、スライド円周部45sは下記のOリング50の小径穴と、リンクホルダ70の後方部72'の内周縁一端の阻止片に接触して気密性を増大させる。また、第2スプリング67との間隔が最小化され、第2スプリング67が装着された内部空間を最小化させることによって、作動性能を向上させると共に、内部空間に流入する空気量が最小化されてインキの乾き比率を最小化できる利点を提供する。
また、第2スプリング67はリンクホルダ70のリンク貫設孔79に挿入可能な直径を有し、組立時にはリンクホルダ70の阻止片72aに支持されるように結合された後、リンク80をスプリングの軸方向に押し出すようになる。
ここで、リンクホルダ70の両前端には一双の回転支持軸78が形成されている。それぞれの回転支持軸78のヒンジ孔77にはボール状ドア90のヒンジ軸99が回転可能に嵌合する。
この場合、ボール状ドア90とリンクホルダ70との間の摩擦抵抗が最小化するので、ボール状ドア90とリンクホルダ70との間から発生し得る振動や騷音を最小化させることができる。
また、リンクホルダ70の後方部72'の軸方向の長さは第2スプリング67を受容できるように、実施の形態1の後方部72に比べて相対的に長い長さを有する。
リンクホルダ70の後方部72'に挿入されるOリング50の場合もスプリング載置部65'の長さが相対的に長く延びている。
特に、Oリング50の大径穴の軸方向長さはリンクホルダ70の後方部72'の軸方向長さと類似または同一な距離を有することを特徴とする。
本発明の実施の形態3において、リンク80の場合も実施の形態2で言及した嵌止片80cの代りに、単純な円周面を有する複数の弾性片80a’を提供する。
以下、本発明の実施の形態3に係るチップの出没に関する作動関係を説明する。
図20Aは実施の形態3に係る筆記具の側面図であり、図20Bは図20Aの線S−Sに沿う断面図である。これらの図面に示すように、軸筒10の内部でカートリッジ40は、使用者がノック体30を指などで押すと軸方向に前進する。この時、ノック部30と結合されているOリング50とカートリッジ40は密封状態を維持する。
図20Cは実施の形態3に係る筆記具の側面図であり、図20Dは図20Cの線T−Tに沿う断面図である。これらの図面に示すように、ノック体30とカートリッジ40は所定ストローク距離(たとえば、4mm)ぐらい前進移動した状態を示す作動図であり、ボール状ドア90が開放方向に「+」90°の回転角だけ回転しながら、軸筒10の先端開口11を開放させた状態である。
この時、カートリッジ40とリンク80は前述した実施の形態1におけるクラッチ部47と弾性片80aの関係のように相互結着した状態で、ボール状ドア90の貫通通路に内設される。
図20Eは実施の形態3に係る筆記具の側面図であり、図20Fは図20Eの線U−Uに沿う断面図である。これらの図面に示すように、カートリッジ40とノック体30が所定ストローク距離(たとえば、12mm)ぐらい更に前方に移動して全てのストローク距離(たとえば、16mm)を前進した後、チップ41とクラッチ部47の一部分が先端開口11を抜け出して突出した状態を維持する。この時、前述したスイッチ20を固定させたり通常のカートリッジ出没装置を固定させる場合、筆記などのような作業を行なうことができる。そして、チップ41の没入過程は突出過程の逆順で行われる。
本発明の好ましい実施形態は例示の目的のために開示したものであり、当業者ならば本発明の思想と範囲の内で多様な修正、変更、追加などが可能であり、このような修正や変更などは以下の特許請求の範囲に属するものと見なさなければならない。
本発明の実施の形態1に係る乾き防止装置を備えた出没式筆記具を示す斜視図 本発明の実施の形態1に係る乾き防止装置を備えた出没式筆記具を示す斜視図 図1Aに示した筆記具の内部構成を示すための分解斜視図 図2に示した胴体ケースに該当する軸筒の正面図 図3Aの線A−Aに沿う断面図 図2に示したノック体の正面図 図4Aの線B−Bに沿う断面図 図2に示したインキ貯蔵部に該当するカートリッジの正面図 図5Aの線C−Cに沿う断面図 図5Aの線D−Dに沿う断面図 図5Aの線E−Eに沿う断面図 図2に示したリンクホルダの後面部の形状を示す斜視図 図2に示したリンクホルダの正面図 図2に示したリンクホルダの左側面図 図6Cの線F−Fに沿う断面図 図2に示したリンクの後面部の形状を示す斜視図 図2に示したリンクの左側面図 図7Bの線G−Gに沿う断面図 図2に示したリンクの平面図 図7Dの線H−Hに沿う断面図 図7Aに示したリンクの正面図 図2に示したボール状ドアの内側形状を示す斜視図 図2に示したボール状ドアの左側面図 図8Bの線I−Iに沿う断面図 図2に示したボール状ドアの平面図 図8Dの線J−Jに沿う断面図 図8Dの線K−Kに沿う断面図 図8Aに示したボール状ドアの正面図 図1Aに示した筆記具の側面図 図9Aの線L−Lに沿う断面図 軸筒を除外した内部作動モジュールが漸次に前進する作動状態を説明するための斜視図 軸筒を除外した内部作動モジュールが漸次に前進する作動状態を説明するための斜視図 軸筒を除外した内部作動モジュールが漸次に前進する作動状態を説明するための斜視図 本発明に係る筆記具のチップの没入から突出まで漸次に突出する動作状態を説明するための断面図 本発明に係る筆記具のチップの没入から突出まで漸次に突出する動作状態を説明するための断面図 本発明に係る筆記具のチップの没入から突出まで漸次に突出する動作状態を説明するための断面図 本発明の実施の形態2に係る乾き防止装置を備えた出没式筆記具の構成を示す分解斜視図 図12に示したカートリッジの断面図 図12に示したOリングの断面図 図12に示したリンクホルダの断面図 図12に示したリンクの断面図 図12に示したボール状ドアの断面図 図12に示した筆記具の構造および動作を説明するための図 図12に示した筆記具の構造および動作を説明するための図 図12に示した筆記具の構造および動作を説明するための図 図12に示した筆記具の構造および動作を説明するための図 図12に示した筆記具の構造および動作を説明するための図 図12に示した筆記具の構造および動作を説明するための図 図12に示した筆記具の構造および動作を説明するための図 図12に示した筆記具の構造および動作を説明するための図 図12に示した筆記具の構造および動作を説明するための図 図12に示した筆記具の構造および動作を説明するための図 図12に示した筆記具の構造および動作を説明するための図 図12に示した筆記具の構造および動作を説明するための図 図12に示した筆記具の構造および動作を説明するための図 本発明の実施の形態3に係る乾き防止装置を備えた出没式筆記具の構成を示す分解斜視図 図19に示した筆記具の左側面図 図20Aの線S−Sに沿う断面図 図19に示した筆記具の左側面図 図20Cの線T−Tに沿う断面図 図19に示した筆記具の左側面図 図20Eの線U−Uに沿う断面図

Claims (15)

  1. 乾き防止装置を備えた出没式筆記具であって、
    前記筆記具の胴体として両端に先端開口と後端開口がそれぞれ形成される軸筒と、
    前記軸筒の後端開口に挿設されるノック体と、
    前記軸筒の両端に結合される前記ノック体とチップとの間の前記軸筒に内設されるカートリッジと、
    弾力により前記カートリッジを軸方向に押圧するように、前記カートリッジのチップ延長部に設けられる第1スプリング及び第2スプリングと、
    前記第1スプリングにより軸筒の先端開口に押圧されるように、前記カートリッジのチップ延長部に載置されるリンクホルダと、
    前記第2スプリングにより軸筒の先端開口に押圧されるように、前記リンクホルダ内にスライド可能に挿入され、前記カートリッジのカートリッジガイド溝に嵌合するリンク突起が設けられるリンクと、
    ピン溝に嵌合する前記リンクの平行ピンによって前記リンクに作動的に結合されるボール状ドアと、
    を有する。
  2. 前記リンクホルダは、リンクが挿設されるリンク貫設孔と、前記リンク貫設孔に形成される阻止片と、を有する請求項1記載の出没式筆記具。
  3. 前記リンクは、前記阻止片に当接して摺動が阻止されるように両側の対称方向に形成される扇形の突出翼部を有する請求項2記載の出没式筆記具。
  4. 前記カートリッジは、テーパ面を有する中空軸であり、ノック体挿入口から前記チップまで層状にその直径が順次小さくなるように、最も大きい直径のタンク部と、前記タンク部より相対的に小さな直径の継手部と、を有し、この継手部より相対的に小さな直径のチップ延長部が一体に形成される請求項1記載の出没式筆記具。
  5. 前記カートリッジの継手部には、スライド時前記軸筒の環状突起に接触するようにOリングが外嵌される請求項4記載の出没式筆記具。
  6. 前記軸筒の球面部と前記先端開口との間には、ドアシートが環状に突設される請求項1記載の出没式筆記具。
  7. 前記リンクホルダの両前端には、一双の回転支持軸が形成され、前記回転支持軸のヒンジ孔には前記ボール状ドアのヒンジ軸が回転可能に嵌合する請求項1記載の出没式筆記具。
  8. 乾き防止装置を備えた出没式筆記具であって、
    チップを出没させるように前記軸筒の後端開口に挿設されるノック体と、
    前記軸筒の両端に結合される前記ノック体と前記チップとの間の前記軸筒に内設されるカートリッジと、
    弾力により前記カートリッジを軸方向に押圧して元の位置に復帰させるように、前記カートリッジのチップ延長部に設けられるスプリングと、
    前記スプリングにより押圧されて前記軸筒の内壁に沿って摺動するように、前記カートリッジのチップ延長部に外嵌されるOリングと、
    前記Oリングの内部に一端が挿入された状態で前記カートリッジのチップ延長部に載置されるリンクホルダと、
    前記リンクホルダ内にスライド可能に挿入され、複数の弾性片を介して弾性範囲内で前記カートリッジのクラッチ部に設けられるリンクと、
    ピン溝に嵌合する前記リンクの平行ピンによって前記リンクに作動的に結合されるボール状ドアと、
    を有する。
  9. 前記クラッチ部は、
    前記チップ延長部に形成された段差部から順次にテーパ面と、
    円周方向に半円状断面を有するクラッチ溝と、
    半円状断面を有するすべり防止突起と、
    を有する請求項8記載の出没式筆記具。
  10. 前記弾性片には、前記クラッチ部のクラッチ溝に嵌入される弾性突起が形成される請求項8記載の出没式筆記具。
  11. 前記リンクホルダの後方部の内周縁一端には、前記リンクの嵌止片が嵌止されて前記リンクの摺動を阻止するように阻止片が形成される請求項8記載の出没式筆記具。
  12. 前記リンクホルダの両前端には一双の回転支持軸が形成され、前記回転支持軸のヒンジ孔には前記ボール状ドアのヒンジ軸が回転可能に嵌合する請求項8記載の出没式筆記具。
  13. 乾き防止装置を備えた出没式筆記具にであって、
    チップを出没させるように前記軸筒の後端開口に挿設されるノック体と、
    前記軸筒の両端に結合される前記ノック体と前記チップとの間の前記軸筒に内設されるカートリッジと、
    弾力により前記カートリッジを軸方向に押圧して元の位置に復帰させるように、前記カートリッジのチップ延長部に設けられる第1スプリングと、
    前記第1スプリングにより押圧されて前記軸筒の内壁に沿って摺動するように、前記カートリッジのチップ延長部に外嵌されるOリングと、
    前記Oリングの内部に一端が挿入された状態で前記カートリッジのチップ延長部に載置されるリンクホルダと、
    前記リンクホルダの内部で第2スプリングにより前記軸筒の先端開口に押圧され、複数の弾性片を介して前記カートリッジのクラッチ部に設けられるリンクと、
    ピン溝に嵌合する前記リンクの平行ピンによって前記リンクに作動的に結合されるボール状ドアと、
    を有する。
  14. 前記ボール状ドアは、前記リンクの平行ピンがピン溝に嵌合することによって、前記リンクの直線往復移動に対応して所定角度で回転可能に前記軸筒の内部に設けられる請求項13記載の出没式筆記具。
  15. 前記リンクホルダの両前端には一双の回転支持軸が形成され、前記回転支持軸のヒンジ孔には前記ボール状ドアのヒンジ軸が回転可能に嵌合する請求項13記載の出没式筆記具。
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