JP2005246794A - ブランケットおよびその製造方法並びにパターン印刷方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】凹凸のある被印刷物における凹部に沿ってパターンを印刷することのできるブランケットおよびその製造方法を提供すること。
【解決手段】本発明のブランケットは、基布を貼り合わせてなる基材層と、これに積層された表面ゴム層とを備えてなるオフセット印刷用のブランケットであって、前記表面ゴム層は、被印刷物の表面の凹凸形状が転写されてなることを特徴とする。
本発明の製造方法は、本発明のブランケットを製造する方法であって、凹凸のある被印刷物を型として表面ゴム層を成形する工程を含むことを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】本発明のブランケットは、基布を貼り合わせてなる基材層と、これに積層された表面ゴム層とを備えてなるオフセット印刷用のブランケットであって、前記表面ゴム層は、被印刷物の表面の凹凸形状が転写されてなることを特徴とする。
本発明の製造方法は、本発明のブランケットを製造する方法であって、凹凸のある被印刷物を型として表面ゴム層を成形する工程を含むことを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、凹凸のある被印刷物における凹部に沿ってパターンを印刷することのできるブランケット、およびそのようなブランケットの製造方法、並びに、凹凸のある被印刷物における凹部に沿ってパターンを印刷する方法に関する。
オフセット印刷は、版の画像部に付着されているインキを、ブランケットの表面(表面ゴム層)に一旦受理させてから被印刷物に転移させることにより印刷する方法である。
最近、オフセット印刷法を利用して、ガラス基盤に回路パターンを印刷したり、カラー液晶ディスプレイを構成するカラーフィルターを印刷したりすることが紹介されている(特許文献1参照)。
しかして、凹凸のある被印刷物に対してもオフセット印刷法を適用すること、例えば、オフセット印刷法により、被印刷物の凹部に沿ってパターンを印刷することができれば、オフセット印刷法の適用範囲も広がり、これら電気・電子部品の製造効率の向上を図ることができる。
しかしながら、インキを受理したブランケットの表面は、被印刷物の凸部に当接してしまい、パターンを印刷すべき凹部にインキを転移させることができない。
すなわち、オフセット印刷法が適用される被印刷物の表面は、実質的に平面であること(例えば、凹凸の高低差が50μm未満であること)が必要であり、これ以上の高低差(凹凸)のある被印刷物に対しては適用することができないのが現実である。
特開平8−169189号公報
すなわち、オフセット印刷法が適用される被印刷物の表面は、実質的に平面であること(例えば、凹凸の高低差が50μm未満であること)が必要であり、これ以上の高低差(凹凸)のある被印刷物に対しては適用することができないのが現実である。
本発明は以上のような事情に基いてなされたものである。
本発明の目的は、50μm以上の凹凸(高低差)のある被印刷物であっても、その凹部に沿ってパターンを印刷することのできるブランケットおよびその製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、50μm以上の凹凸(高低差)のある被印刷物であっても、その凹部に沿ってパターンを印刷することのできるオフセット印刷法を提供することにある。
本発明の目的は、50μm以上の凹凸(高低差)のある被印刷物であっても、その凹部に沿ってパターンを印刷することのできるブランケットおよびその製造方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、50μm以上の凹凸(高低差)のある被印刷物であっても、その凹部に沿ってパターンを印刷することのできるオフセット印刷法を提供することにある。
本発明のブランケットは、基布を貼り合わせてなる基材層と、これに積層された表面ゴム層とを備えてなるオフセット印刷用のブランケットであって、前記表面ゴム層は、被印刷物の表面の凹凸形状が転写されてなることを特徴とする。
ここに、「被印刷物表面の凹凸形状が転写」とは、被印刷物の表面における凹部および凸部に対応して、凸部および凹部が表面ゴム層に形成されていることを意味する。
ここに、「被印刷物表面の凹凸形状が転写」とは、被印刷物の表面における凹部および凸部に対応して、凸部および凹部が表面ゴム層に形成されていることを意味する。
本発明のブランケットにおいては、下記の形態が好ましい。
(1)前記表面ゴム層における凹部と凸部の高低差が50〜500μmであること。
(2)前記表面ゴム層における凹部と凸部の高低差が100〜300μmであること。
(3)前記表面ゴム層における凹部と凸部とが規則的に配列されていること。
(4)前記表面ゴム層における凹部または凸部の配列ピッチが50μm〜100mmであること。
(5)前記表面ゴム層における凹部または凸部の配列ピッチが200〜400μmであること。
(1)前記表面ゴム層における凹部と凸部の高低差が50〜500μmであること。
(2)前記表面ゴム層における凹部と凸部の高低差が100〜300μmであること。
(3)前記表面ゴム層における凹部と凸部とが規則的に配列されていること。
(4)前記表面ゴム層における凹部または凸部の配列ピッチが50μm〜100mmであること。
(5)前記表面ゴム層における凹部または凸部の配列ピッチが200〜400μmであること。
本発明の製造方法は、本発明のブランケットを製造する方法であって、凹凸のある被印刷物(得られるブランケットによりパターン印刷される対象物)を型として表面ゴム層を成形する工程を含むことを特徴とする。
本発明のパターン印刷方法は、本発明のブランケットを使用して、凹凸のある被印刷物の凹部に沿ってパターンを印刷する方法であって;版に付着しているインキを、前記ブランケットの表面ゴム層の凸部に受理させる工程と;当該表面ゴム層の凸部と、被印刷物の凹部とを嵌合させることにより、当該表面ゴム層の凸部に受理されたインキを、被印刷物の凹部に転移させる工程とを含むことを特徴とする。
本発明のパターン印刷方法において、前記被印刷物が、規則的に配列された凸部と凹部とを有するガラス基盤からなり、このガラス基盤の凹部に沿って回路パターンを印刷することが好ましい。さらに、このガラス基盤の凸部が、隔壁を構成するものであることが好ましい。
本発明のブランケットによれば、版に付着しているインキを、表面ゴム層の凸部に受理させた後、当該表面ゴム層の凸部と、被印刷物の凹部とを嵌合させることによって、当該表面ゴム層の凸部に受理されたインキを、被印刷物の凹部に確実に転移させることができる。この結果、当該被印刷物が50μm以上の凹凸(高低差)を有するものであっても、その凹部に沿ったパターンを確実に印刷することができる。
そして、本発明のブランケットを使用することにより、版にパターンを形成する必要はなく、いわゆるベタ版を使用することができるので、製版コストを含めたトータルの製造コストの削減を図ることができる。また、印刷パターンにおける不良部分の発生率を十分に低下させることができる。
そして、本発明のブランケットを使用することにより、版にパターンを形成する必要はなく、いわゆるベタ版を使用することができるので、製版コストを含めたトータルの製造コストの削減を図ることができる。また、印刷パターンにおける不良部分の発生率を十分に低下させることができる。
本発明の製造方法によれば、被印刷物の表面に対応する凹凸形状の表面ゴム層を有するブランケット(本発明のブランケット)を確実に製造することができる。
本発明のパターン印刷方法によれば、50μm以上の凹凸(高低差)のある被印刷物であっても、その凹部に沿ったパターンを、確実かつ効率的に形成することができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
<ブランケット>
本発明のブランケットは、基布を貼り合わせてなる基材層と、この基材層の上に積層配置された表面ゴム層とを備えてなり、この表面ゴム層に、被印刷物の表面の凹凸形状が転写されている点に特徴を有している。
本発明のブランケットは、円圧式の印刷機に搭載されてもよく、平圧式の印刷機に搭載されてもよい。
<ブランケット>
本発明のブランケットは、基布を貼り合わせてなる基材層と、この基材層の上に積層配置された表面ゴム層とを備えてなり、この表面ゴム層に、被印刷物の表面の凹凸形状が転写されている点に特徴を有している。
本発明のブランケットは、円圧式の印刷機に搭載されてもよく、平圧式の印刷機に搭載されてもよい。
図1は、本発明のブランケットの層構成の一例を示す断面図である。この例のブランケットは、基布を貼り合わせてなる基材層10の表面に、接着ゴム層20を介して、凹凸形状を有する表面ゴム層30が積層配置されている。
<基材層>
図1に示すブランケットを構成する基材層10は、第1の基布111と、スポンジ層(圧縮層)12と、第2の基布112と、接着ゴム層13と、第3の基布113とが積層されて形成されている。基材層10の厚さは、例えば1.2〜2.0mmとされる。
図1に示すブランケットを構成する基材層10は、第1の基布111と、スポンジ層(圧縮層)12と、第2の基布112と、接着ゴム層13と、第3の基布113とが積層されて形成されている。基材層10の厚さは、例えば1.2〜2.0mmとされる。
基材層10を構成する第1の基布111、第2の基布112および第3の基布113としては、通常綿布が使用される。
第1の基布111と第2の基布112との間に設けられたスポンジ層12は、ブランケットに好適な圧縮特性を付与し、印圧を緩和して良好な印刷を可能にするために形成された任意の層である。
かかるスポンジ層12の構成材料としては、ニトリルゴムなどからなるスポンジゴムを例示することができ、スポンジ層12を構成するスポンジゴムは、連泡型であっても独立気泡型であってもよい。
かかるスポンジ層12の構成材料としては、ニトリルゴムなどからなるスポンジゴムを例示することができ、スポンジ層12を構成するスポンジゴムは、連泡型であっても独立気泡型であってもよい。
第2の基布112と第3の基布113との間に設けられた接着ゴム層13は、これらを接着するための接着剤層である。かかる接着ゴム層13の構成材料としてはニトリルゴムを例示することができる。
<接着ゴム層>
基材層10と表面ゴム層30との間に設けられた接着ゴム層20は、これらを接着するためのゴム系の接着剤層である。接着ゴム層20を構成するゴムとしては、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴムなどを例示することができる。
基材層10と表面ゴム層30との間に設けられた接着ゴム層20は、これらを接着するためのゴム系の接着剤層である。接着ゴム層20を構成するゴムとしては、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴムなどを例示することができる。
<表面ゴム層>
接着ゴム層20を介して、基材層10の上に積層配置された表面ゴム層30は、インキの受理・転移層であり、この表面ゴム層30は、被印刷物(このブランケットによりパターン印刷される対象物)の凹凸形状が転写されている。
接着ゴム層20を介して、基材層10の上に積層配置された表面ゴム層30は、インキの受理・転移層であり、この表面ゴム層30は、被印刷物(このブランケットによりパターン印刷される対象物)の凹凸形状が転写されている。
図2は、図1に示したブランケットを構成する表面ゴム層30の断面形状を示している。
表面ゴム層30の厚さ(t)は、60μm以上であることが好ましく、更に好ましくは60〜1000μmとされる。
表面ゴム層30の厚さ(t)は、60μm以上であることが好ましく、更に好ましくは60〜1000μmとされる。
表面ゴム層30における凹部と凸部の高低差(h)は、50〜500μmであることが好ましく、更に好ましくは100〜300μmとされる。
これにより、50μm以上の凹凸(高低差)のある被印刷物(従来のブランケットでは印刷できなかった被印刷物)の凹部に沿って確実にパターンを印刷することができる。
これにより、50μm以上の凹凸(高低差)のある被印刷物(従来のブランケットでは印刷できなかった被印刷物)の凹部に沿って確実にパターンを印刷することができる。
表面ゴム層30における凹部または凸部の配列ピッチ(p)は50μm〜100mmであることが好ましく、更に好ましくは200〜400μmとされる。
表面ゴム層30の表面粗さ(Ra)は、0.3〜1.0μmであることが好ましく、更に好ましくは0.5〜0.7μmとされる。
表面ゴム層30の表面粗さ(Ra)が過大となる場合には、鮮明な印刷画像を形成することができない。
表面ゴム層30の表面粗さ(Ra)が過大となる場合には、鮮明な印刷画像を形成することができない。
表面ゴム層30の硬度は、JIS−A硬度計で30〜70であることが好ましく、更に好ましくは40〜60とされる。表面ゴム層の硬度が過大である場合には、印刷画像が潰れてしまい、版に対する印刷寸法の安定性が低下する。一方、この硬度が過小である場合には、圧力が十分に掛からず、受理不良や転写不良を招きやすい。
表面ゴム層30を構成するゴムとしては、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、ブチルゴム、シリコーンゴムなどを挙げることができる。
<ブランケットの製造方法>
本発明のブランケットの製造方法は、凹凸のある被印刷物を型として表面ゴム層を成形する工程を含む点に特徴を有する。
図1に示したような層構成を有する本発明のブランケットは、下記の工程を含む方法(本発明の製造方法)により製造することができる。
本発明のブランケットの製造方法は、凹凸のある被印刷物を型として表面ゴム層を成形する工程を含む点に特徴を有する。
図1に示したような層構成を有する本発明のブランケットは、下記の工程を含む方法(本発明の製造方法)により製造することができる。
(a)基材層の形成工程:
図3(1)に示すように、第3の基布113の表面に、ゴム系の接着剤層13A(未加硫ゴム層)と、第2の基布112と、ゴム系のスポンジ層形成用材料層12A(未加硫ゴム層)と、第1の基布111とを積層し、この積層体を加熱することにより、接着剤層13Aを加硫させるとともに、スポンジ層形成用材料層12Aを構成するゴムを加硫および発泡させる。これにより、図3(2)に示すように、第3の基布113の表面に、接着ゴム層13と、第2の基布112と、スポンジ層12と、第1の基布111とが積層されてなる基材層10が得られる。
図3(1)に示すように、第3の基布113の表面に、ゴム系の接着剤層13A(未加硫ゴム層)と、第2の基布112と、ゴム系のスポンジ層形成用材料層12A(未加硫ゴム層)と、第1の基布111とを積層し、この積層体を加熱することにより、接着剤層13Aを加硫させるとともに、スポンジ層形成用材料層12Aを構成するゴムを加硫および発泡させる。これにより、図3(2)に示すように、第3の基布113の表面に、接着ゴム層13と、第2の基布112と、スポンジ層12と、第1の基布111とが積層されてなる基材層10が得られる。
(b)表面ゴム層の形成工程:
図4(1)に示すように、規則的に配列された凸部と凹部とを有するガラス基盤からなる被印刷物50の表面(凸部と凹部との高低差=100〜300μm,表面粗さ(Ra):0.3〜1.0μm)に、未加硫ゴムからなる表面ゴム層形成用材料層30Aを積層(充填)し、被印刷物50を型として、表面ゴム層形成用材料層30Aを加硫処理する。
これにより、図4(2)に示すように、被印刷物50と、被印刷物50の表面形状が転写された表面ゴム層30との積層体が得られる。
ここに、表面ゴム層形成用材料層30Aの加硫条件としては、100〜150℃で5〜30分間であることが好ましい。
図4(1)に示すように、規則的に配列された凸部と凹部とを有するガラス基盤からなる被印刷物50の表面(凸部と凹部との高低差=100〜300μm,表面粗さ(Ra):0.3〜1.0μm)に、未加硫ゴムからなる表面ゴム層形成用材料層30Aを積層(充填)し、被印刷物50を型として、表面ゴム層形成用材料層30Aを加硫処理する。
これにより、図4(2)に示すように、被印刷物50と、被印刷物50の表面形状が転写された表面ゴム層30との積層体が得られる。
ここに、表面ゴム層形成用材料層30Aの加硫条件としては、100〜150℃で5〜30分間であることが好ましい。
(c)基材層と表面ゴム層との接着工程:
図5(1)に示すように、未加硫ゴムからなる接着剤層20Aを基材層10の表面に形成し、次いで、この接着剤層20Aを介して、上記工程(b)で得られた、被印刷物50と表面ゴム層30との積層体を貼り合わせる。これにより、基材層10と、接着剤層20A(未加硫ゴム層)と、表面ゴム層30と、被印刷物50との積層体が得られる。
次いで、接着剤層20Aを構成する未加硫ゴムを加硫する。これにより、図5(2)に示すように、基材層10と、接着ゴム層20と、表面ゴム層30と、被印刷物50との積層体が得られる。次いで、この積層体から、型として使用した被印刷物50を剥離する。
図5(1)に示すように、未加硫ゴムからなる接着剤層20Aを基材層10の表面に形成し、次いで、この接着剤層20Aを介して、上記工程(b)で得られた、被印刷物50と表面ゴム層30との積層体を貼り合わせる。これにより、基材層10と、接着剤層20A(未加硫ゴム層)と、表面ゴム層30と、被印刷物50との積層体が得られる。
次いで、接着剤層20Aを構成する未加硫ゴムを加硫する。これにより、図5(2)に示すように、基材層10と、接着ゴム層20と、表面ゴム層30と、被印刷物50との積層体が得られる。次いで、この積層体から、型として使用した被印刷物50を剥離する。
以上のような方法によれば、被印刷物50の表面に対応する凹凸形状の表面ゴム層(高低差=100〜300μmの凹凸のある表面ゴム層)を有するブランケットを確実に製造することができる。
なお、表面ゴム層30における凸部と凹部の高低差は、被印刷物における凹部と凸部の高低差より僅かに小さいことが好ましい。これにより、表面ゴム層の凸部と、被印刷物の凹部とが嵌合するときに、両者の間にインキが存在する隙間を確保することができる。
表面ゴム層30における高低差を、被印刷物における高低差より小さくする方法としては、例えば、表面ゴム層の形成工程において、被印刷物50の凹部に、スペーサーを介在させる方法などを挙げることができる。
表面ゴム層30における高低差を、被印刷物における高低差より小さくする方法としては、例えば、表面ゴム層の形成工程において、被印刷物50の凹部に、スペーサーを介在させる方法などを挙げることができる。
<パターン印刷方法>
本発明のパターン印刷方法は、本発明のブランケットを使用し、凹凸のある被印刷物の凹部に沿ってパターンを印刷するオフセット印刷法である。具体的には、(1)版に付着しているインキを、本発明のブランケットの表面ゴム層の凸部に受理させる工程(インキ受理工程)と;(2)当該表面ゴム層の凸部と、被印刷物の凹部とを嵌合させることにより、当該表面ゴム層の凸部に受理されたインキを、被印刷物の凹部に転移させる工程(インキ転移工程)とを含む。
本発明のパターン印刷方法は、本発明のブランケットを使用し、凹凸のある被印刷物の凹部に沿ってパターンを印刷するオフセット印刷法である。具体的には、(1)版に付着しているインキを、本発明のブランケットの表面ゴム層の凸部に受理させる工程(インキ受理工程)と;(2)当該表面ゴム層の凸部と、被印刷物の凹部とを嵌合させることにより、当該表面ゴム層の凸部に受理されたインキを、被印刷物の凹部に転移させる工程(インキ転移工程)とを含む。
インキ受理工程においては、版としていわゆるベタ版を使用することができる。ベタ版に付着しているインキは、表面ゴム層の凸部のみに受理され、凹部には受理されない。これにより、表面ゴム層には、凸部を画像部とし、凹部を非画像部とするパターンが形成される。
インキ転移工程においては、図6(1)〜(2)に示すように、表面ゴム層30の凸部と、被印刷物50(表面ゴム層の形成工程において、型として使用したものと同一の凹凸形状を有するガラス基盤)の凹部とを嵌合させる。
次いで、被印刷物50から表面ゴム層30を離間させると、図6(3)に示すように、表面ゴム層の凸部に受理されていたインキ(I)は、被印刷物50の凹部に転移付着する。
以上のようなパターン印刷方法によれば、被印刷物50における凹部に沿って、確実にパターンを印刷することができる。そして、この印刷パターンには、不良部分の発生が殆ど認められない。
次いで、被印刷物50から表面ゴム層30を離間させると、図6(3)に示すように、表面ゴム層の凸部に受理されていたインキ(I)は、被印刷物50の凹部に転移付着する。
以上のようなパターン印刷方法によれば、被印刷物50における凹部に沿って、確実にパターンを印刷することができる。そして、この印刷パターンには、不良部分の発生が殆ど認められない。
本発明のパターン印刷方法は、被印刷物の凹部に沿ってパターンを印刷する方法であるが、本発明のブランケットを使用して、パターンの一部を凹部以外の領域に印刷することもできる。この場合には、凹版などを使用して、表面ゴム層の凸部以外の部分にもインキを受理させればよい。
以下、本発明の実施例について説明するが、本発明はこれらによって限定されるものではない。なお、この実施例に係るブランケットを構成する基材層としては、以下に示すものを使用した。
〔基材層〕
(1)基材層の層構成:図1〔図3(2)〕に示した層構成
(2)基材層の厚さ:1.60mm
(3)基布(111)〜(113)の種類:綿布
(4)スポンジ層(12)の構成材料:ニトリルゴムからなるスポンジゴム
(5)接着ゴム層(13)の構成材料:ニトリルゴム
(1)基材層の層構成:図1〔図3(2)〕に示した層構成
(2)基材層の厚さ:1.60mm
(3)基布(111)〜(113)の種類:綿布
(4)スポンジ層(12)の構成材料:ニトリルゴムからなるスポンジゴム
(5)接着ゴム層(13)の構成材料:ニトリルゴム
〔表面ゴム層の形成工程〕
付加架橋型の液状シリコーンゴム「KE−1950−50A/B(A:B=1:1)」(信越化学工業(株)製)を、規則的に配列された凸部と凹部とを有するガラス基盤からなる被印刷物の表面(凸部と凹部との高低差=250μm,配列ピッチ=300μm)にコーティングし、形成された塗膜を乾燥し、次いで、140℃で10分間にわたり加熱して架橋(付加反応)させた。これにより、図4(2)に示したような、被印刷物(50)と、架橋シリコーンゴムからなる表面ゴム層(30)との積層体を得た。
付加架橋型の液状シリコーンゴム「KE−1950−50A/B(A:B=1:1)」(信越化学工業(株)製)を、規則的に配列された凸部と凹部とを有するガラス基盤からなる被印刷物の表面(凸部と凹部との高低差=250μm,配列ピッチ=300μm)にコーティングし、形成された塗膜を乾燥し、次いで、140℃で10分間にわたり加熱して架橋(付加反応)させた。これにより、図4(2)に示したような、被印刷物(50)と、架橋シリコーンゴムからなる表面ゴム層(30)との積層体を得た。
〔基材層と表面ゴム層との接着工程〕
図5(1)に示すように、ミラブル型シリコーンゴムからなる接着剤層(20A)を、基材層(10)の表面に形成し、次いで、この接着剤層(20A)を介して、上記工程で得られた積層体を、表面ゴム層(30)を接着面として貼り合わせた。
次いで、接着剤層(20A)を構成するシリコーンゴムを、150℃、0.3MPaで30分間にわたりプレス架橋(過酸化物架橋)させた。これにより、図5(2)に示したような、基材層(10)と、接着ゴム層(20)と、表面ゴム層(30)と、被印刷物(50)とからなる積層体を得た。
その後、型として使用した被印刷物(50)を剥離することにより、図1に示したような層構成を有する本発明のブランケットを得た。
このブランケットを構成する表面ゴム層(30)における凸部と凹部の高低差(h)は240μm,配列ピッチ(p)は300μmである。
図5(1)に示すように、ミラブル型シリコーンゴムからなる接着剤層(20A)を、基材層(10)の表面に形成し、次いで、この接着剤層(20A)を介して、上記工程で得られた積層体を、表面ゴム層(30)を接着面として貼り合わせた。
次いで、接着剤層(20A)を構成するシリコーンゴムを、150℃、0.3MPaで30分間にわたりプレス架橋(過酸化物架橋)させた。これにより、図5(2)に示したような、基材層(10)と、接着ゴム層(20)と、表面ゴム層(30)と、被印刷物(50)とからなる積層体を得た。
その後、型として使用した被印刷物(50)を剥離することにより、図1に示したような層構成を有する本発明のブランケットを得た。
このブランケットを構成する表面ゴム層(30)における凸部と凹部の高低差(h)は240μm,配列ピッチ(p)は300μmである。
〔パターン印刷〕
ベタ版に付着しているインキ(銀ペースト)を、上記のようにして得られたブランケットの表面ゴム層の凸部に受理させた(インキ受理工程)。次いで、表面ゴム層の凸部と、被印刷物(表面ゴム層の形成工程において、型として使用した被印刷物と同一の凹凸形状を有するガラス基盤)の凹部とを嵌合させることにより、表面ゴム層の凸部に受理されているインキを、被印刷物の凹部に転移させた(インキ転移工程)。
これにより、被印刷物における凹部に沿って、パターン(回路パターン)が印刷され、このパターンには、不良部分の発生が全く認められなかった。
ベタ版に付着しているインキ(銀ペースト)を、上記のようにして得られたブランケットの表面ゴム層の凸部に受理させた(インキ受理工程)。次いで、表面ゴム層の凸部と、被印刷物(表面ゴム層の形成工程において、型として使用した被印刷物と同一の凹凸形状を有するガラス基盤)の凹部とを嵌合させることにより、表面ゴム層の凸部に受理されているインキを、被印刷物の凹部に転移させた(インキ転移工程)。
これにより、被印刷物における凹部に沿って、パターン(回路パターン)が印刷され、このパターンには、不良部分の発生が全く認められなかった。
本発明のブランケットは、凹凸のあるガラス基盤への回路パターンの印刷、エンボスタイプのメンブレンスイッチへの電極の印刷、凹凸のあるプリント配線基盤への回路パターンの印刷などに利用することができる。
10 基材層
111 第1の基布
112 第2の基布
113 第3の基布
12 スポンジ層
13 接着ゴム層
20 接着ゴム層
30 表面ゴム層
50 被印刷物
12A スポンジ層形成用材料層
13A 接着剤層
20A 接着剤層
30A 表面ゴム層形成用材料層
111 第1の基布
112 第2の基布
113 第3の基布
12 スポンジ層
13 接着ゴム層
20 接着ゴム層
30 表面ゴム層
50 被印刷物
12A スポンジ層形成用材料層
13A 接着剤層
20A 接着剤層
30A 表面ゴム層形成用材料層
Claims (7)
- 基布を貼り合わせてなる基材層と、これに積層された表面ゴム層とを備えてなるオフセット印刷用のブランケットであって、
前記表面ゴム層は、被印刷物の表面の凹凸形状が転写されてなるブランケット。 - 前記表面ゴム層における凹部と凸部の高低差が50〜500μmである請求項1に記載のブランケット。
- 前記表面ゴム層における凹部と凸部とが規則的に配列されている請求項1または請求項2に記載のブランケット。
- 前記表面ゴム層における凹部または凸部の配列ピッチが50μm〜100mmである請求項3に記載のブランケット。
- 請求項1乃至請求項4の何れかに記載のブランケットを製造する方法であって、凹凸のある被印刷物を型として表面ゴム層を成形する工程を含むブランケットの製造方法。
- 請求項1乃至請求項4の何れかに記載のブランケットを使用して、凹凸のある被印刷物の凹部に沿ってパターンを印刷する方法であって、
版に付着しているインキを、前記ブランケットの表面ゴム層の凸部に受理させる工程と、
当該表面ゴム層の凸部と、被印刷物の凹部とを嵌合させることにより、当該表面ゴム層の凸部に受理されたインキを、被印刷物の凹部に転移させる工程と
を含むオフセット印刷によるパターン印刷方法。 - 前記被印刷物が、規則的に配列された凸部と凹部とを有するガラス基盤からなり、このガラス基盤の凹部に沿って回路パターンを印刷する請求項6に記載のパターン印刷方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004060871A JP2005246794A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | ブランケットおよびその製造方法並びにパターン印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2004060871A JP2005246794A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | ブランケットおよびその製造方法並びにパターン印刷方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2005246794A true JP2005246794A (ja) | 2005-09-15 |
Family
ID=35027746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2004060871A Withdrawn JP2005246794A (ja) | 2004-03-04 | 2004-03-04 | ブランケットおよびその製造方法並びにパターン印刷方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2005246794A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009023116A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Takanori Moni | 曲面弾性ブランケットの製作方法、およびそれによる曲面弾性ブランケット並びに曲面印刷体 |
-
2004
- 2004-03-04 JP JP2004060871A patent/JP2005246794A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009023116A (ja) * | 2007-07-17 | 2009-02-05 | Takanori Moni | 曲面弾性ブランケットの製作方法、およびそれによる曲面弾性ブランケット並びに曲面印刷体 |
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