JP2005246665A - 画像形成装置及び画像形成方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】有彩色のインクから無彩色を得て、グレースケールで印画するに際し、中間調の文字や記号等のテキスト部分に色味が出現しないようにし、イメージ画像中に混在する中間調のテキスト部分を見やすくする。
【解決手段】画像データ中からテキスト部分を抽出し、抽出されたテキスト部分の濃度を認識し、そのテキスト部分の濃度を最大濃度又は最小濃度に変換し、2つ以上の有彩色のインクにより無彩色を得て、イメージ部分と、最大濃度又は最小濃度に変換されたテキスト部分とをグレースケールで印画する。
【選択図】図5

Description

本発明は、例えばカラー対応のインクジェットプリンタでグレースケール画像を印画する場合に、文字や記号等のテキストが読み取りにくくなるという問題の改善を図った画像形成装置及び画像形成方法に係るものであり、詳しくは、イメージ画像中に混在する中間調のテキスト部分を最大濃度又は最小濃度で印画し、文字や記号等のテキストを見やすくする技術に関するものである。
カラー対応のプリンタは、一般的に、カラー画像のデータをそのままカラーで印画する場合に使用される。例えばカラー対応のインクジェットプリンタでは、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)の3色のインクを使用することで、カラーで印画することができるようになっている。また、主に黒の文字や記号等のテキストを印画するために、K(ブラック)のインクも使用されている。
ここで、例えばメディカル用等の分野では、グレースケール画像に限らず、カラー画像であってもグレースケール画像に変換し、グレースケールで印画することが多い。そのため、カラー対応のプリンタをメディカル用途に使用した場合、文字や記号等のテキストだけでなく、イメージも含めて、黒やグレーの無彩色で印画することが多くなる。
そして、例えばインクジェットプリンタで黒やグレーの無彩色を印画するには、K(ブラック)の1色のみを使用し、モノクロで印画する方法と、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)の3色を用い、それらを混色させて、グレースケールで印画する方法とがある。
ところが、K(ブラック)のみの1色で無彩色を印画すると、白黒のみのモノクロの印画となり、グレー領域は、ドットの大きさや粗密で擬似的に表現することとなる。そのため、滑らかなグラデーションが再現できず、グレースケール画像の階調性の表現に問題が生じてしまう。
一方、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)の3色の有彩色を混色させて無彩色の印画をすると、カラー対応のプリンタは、本来的に、印画のためのルックアップテーブルがカラー画像用に調整されているため、中間調が完全なグレーにならず、何かしら色味を帯びるようになる。すると、印画されたグレースケール画像中に存在する中間調の文字や記号等のテキストに色合いが出ることとなり、はっきり見せるべきテキスト部分が読み取りにくくなってしまう。
そこで、従来より、グレースケール画像(イメージ)中にある中間調の文字や記号等(テキスト)を認識し、グレーのテキスト部分をはっきり見せようとする技術が種々提案されている。すなわち、カラー対応のインクジェットプリンタで黒やグレーの無彩色を印画する場合、認識されたテキスト部分だけをK(ブラック)のみの1色で印画し、その他のイメージはY(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)の3色の混色で印画する技術が知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2参照。)。
特開2000−152014号公報 特開平7−111599号公報
また、カラー対応のプリンタではなく、モノクロ用のプリンタでカラー画像を印画するためには、カラー画像を白黒画像に変換しなければならない。この場合、カラー画像を白黒画像に変換するに際して、変換後の文字や記号等が背景に埋もれてしまわないようにする必要がある。
すなわち、例えばカラー画像の文字色が黒で背景色が白であれば、白黒画像に変換後も文字色が黒で背景色が白となり、印画された文字ははっきりと見える。
ところが、例えば文字色が黒で背景色が青の場合には、文字色と背景色の明度が近いので、白黒画像に変換すると文字色も背景色も黒となり、文字が背景に埋もれて見えなくなるという問題がある。
そこで、従来より、カラー画像をモノクロ用のプリンタで印画するために、文字や記号を主体とするカラー画像を文字や記号が背景に埋没しない白黒画像に変換する技術が知られている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2000−184210号公報
また、カラー画像を白黒画像に変換する場合に、カラー画像の文字色と背景色との組合せによらず、印画された文字が見やすくなるように自動編集する技術や(例えば、特許文献4参照。)、カラー画像をモノクロ用のプリンタで印画する場合に、中間調のイメージ部分は変換後の白黒画像で印画し、文字の部分は、その文字を良好に再現できる文字用パターンで印画する技術が知られている(例えば、特許文献5参照。)。
特開2001−18459号公報 特開2003−163812号公報
さらに、カラー画像を白黒画像に変換する際に、カラー画像のデータから互いに異なる第1及び第2のオブジェクトを抽出し、抽出された第1及び第2のオブジェクトを白黒画像に変換し、第1及び第2のオブジェクトの印画位置が重なると判定された場合には、白黒画像に変換した後の第1及び第2のオブジェクト間における濃度差が所定値以上となるように制御する技術が知られている(例えば、特許文献6参照。)。
特開2002−262108号公報
さらにまた、カラー画像のデータを文字データと画像データと背景データとに分離し、白黒画像に変換後の文字の輝度と、変換後の画像及び背景のいずれか一方の輝度とを比較して輝度差を求め、文字の輝度を輝度差が大きくなる方向に変更する技術が知られている(例えば、特許文献7参照。)。
特開2003−283848号公報
しかしながら、上記の特許文献1及び特許文献2の技術は、テキスト部分をK(ブラック)のみの1色で印画し、その他のイメージ部分をY(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)の3色の混色で印画するだけなので、イメージが黒に近ければ、テキスト部分がイメージ部分に埋もれてしまい、はっきりと見えなくなってしまう。
これは、特許文献1及び特許文献2の技術が、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)の混色で黒を得ると、にじみが生じたりコストの上昇になったりするので、単色のK(ブラック)を使うという思想だからである。そのため、上記の特許文献1及び特許文献2の技術は、周囲のイメージ部分との関係で、テキスト部分を見やすくする技術ではない。
また、上記の特許文献3の技術では、カラー画像をモノクロ用のプリンタで印画するため、白黒画像に変換しているので、文字や記号が背景に埋没することはない。
しかし、上記の特許文献3の技術では、背景の階調性が不十分となってしまうという問題がある。すなわち、カラー対応のプリンタでグレースケールを印画した場合のように、無彩色の背景が滑らかなグラデーションにならない。
さらに、上記の特許文献4の技術では、文字を影付きや重ね文字に自動編集してしまうので、本来見えていた背景が隠れてしまうことがあり、上記の特許文献5の技術では、文字の部分を特別な文字用パターンで印画するので、元のカラー画像の文字と、モノクロで印画された文字とが変わってしまう。
さらにまた、上記の特許文献6の技術は、濃度差が所定値以上となるように制御する技術であり、上記の特許文献7の技術は、輝度差が大きくなるように変更する技術である。そのため、文字と背景との濃度差や輝度差の程度により、文字の読み取りやすさが変わってくる。
しかも、上記の特許文献3から特許文献7にはいずれも、カラー対応のプリンタで、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)といった有彩色のインクにより、無彩色のグレースケールを印画することについての開示がなく、グレースケール画像を印画する場合の問題、すなわち、文字や記号等のテキストが色味を帯び、読み取りにくくなるという問題を解決するものではない。
したがって、本発明が解決しようとする課題は、有彩色のインクから無彩色を得て、グレースケールで印画するに際し、中間調の文字や記号等のテキスト部分に色味が出現しないようにし、かつテキスト部分を必ずしも黒にすることなく、イメージ画像中に混在する中間調のテキスト部分を見やすくすることができる画像形成装置及び画像形成方法を提供することである。
本発明は、以下の解決手段によって、上述の課題を解決する。
本発明の1つである請求項1に記載の発明は、少なくとも、複数の有彩色のインクを備え、カラー画像の印画が可能な画像形成装置であって、印画する画像データ中に混在するイメージ部分とテキスト部分とから、前記テキスト部分を抽出する識別手段と、前記識別手段によって抽出された前記テキスト部分の濃度認識手段と、前記濃度認識手段に基づいて、前記テキスト部分の濃度を最大濃度又は最小濃度とする濃度変換手段と、2つ以上の前記インクにより、有彩色から無彩色を得て、グレースケールで印画することが可能な印画手段とを備え、前記イメージ部分と、最大濃度又は最小濃度に変換されたテキスト部分とをグレースケールで印画することを特徴とする。
また、本発明の他の1つである請求項4に記載の発明は、少なくとも、複数の有彩色のインクを備え、カラー画像の印画が可能な画像形成装置でグレースケール画像を印画する画像形成方法であって、印画する画像データ中に混在するイメージ部分とテキスト部分とから、前記テキスト部分を抽出し、抽出された前記テキスト部分の濃度を認識し、認識された濃度に基づいて、前記テキスト部分の濃度を最大濃度又は最小濃度に変換した後、2つ以上の前記インクにより、有彩色から無彩色を得て、前記イメージ部分と、最大濃度又は最小濃度に変換されたテキスト部分とをグレースケールで印画することを特徴とする。
上記の発明においては、カラー対応の画像形成装置でグレースケール画像を印画する場合に、印画する画像データ中から、文字や記号等のテキスト部分を抽出する。これは、テキスト部分が中間調であると、完全な白黒にはならず、色味を帯びて、文字や記号等が読み取りにくくなるからである。
そこで、抽出されたテキスト部分の濃度が中間調であると認識されれば、テキスト部分の濃度を中間調から最大濃度又は最小濃度に変換し、そのような変換をしないイメージ部分とともに印画する。そのため、グレースケール画像中のテキスト部分が中間調で印画されることがなくなり、文字や記号等が見やすくなる。
ここで、グレースケールで印画するために、上記の発明においては、複数の有彩色のインクから無彩色を得る。すなわち、備えられた有彩色のインクの色や数により、異なる2つの有彩色のインクを組み合わせたり、3つ以上の有彩色のインクを組み合わせて、無彩色とする。
また、印画する画像データが元々グレースケールの画像データであれば、そのグレースケール画像に基づいて印画を行えば良いが、元の画像データがカラーの画像データである場合には、カラー画像をグレースケール画像に変換する。そして、この画像変換は、画像形成装置の外部(ホスト装置であるコンピュータ等)で行うこともできるが、画像形成装置に画像変換手段を備えるようにしても良い。
さらに、テキスト部分の濃度を中間調から最大濃度又は最小濃度に変換するに際して、適当なしきい値を基準(0〜256までの段階の濃度について、例えば中間の128を基準)として、自動的に最大濃度又は最小濃度に振り分けるようにすることもできるが、画像形成装置の使用者が最大濃度又は最小濃度に指定することができるように、濃度指定手段を備えるようにしても良い。ただし、この濃度指定手段は、画像形成装置の外部(ホスト装置であるコンピュータ等)に備える(印刷時のダイアログボックスのオプション画面で指定等する)こともできる。
なお、本発明の画像形成装置及び画像形成方法は、カラー対応でありながら、グレースケール画像を印画する画像形成装置であり、画像形成方法である。そのため、カラー画像をそのままカラー印画することもできる。また、モノクロ印画の場合であっても、テキスト部分の濃度を最大濃度又は最小濃度に変換せず、そのまま中間調で印画することもできる。さらに、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)等の有彩色のインクの他に、K(ブラック)のインクや、濃度の異なる複数の無彩色のインクを備えるようにしても良い。
本発明の画像形成装置及び画像形成方法によれば、グレースケール画像を印画する場合に、印画する画像データ中に混在するテキスト部分の濃度を最大濃度又は最小濃度に変換し、2つ以上の有彩色のインクを混色させ、有彩色から無彩色を得て、イメージ部分と、最大濃度又は最小濃度に変換されたテキスト部分とをグレースケールで印画するので、中間調の文字や記号等のテキスト部分に色味が出現することがなく、イメージ画像中に混在するテキスト部分が見やすくなる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態について説明する。
本発明における画像形成装置は、下記実施形態では、カラー対応のインクジェットプリンタに相当する。すなわち、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)の3つの有彩色のインクと、K(ブラック)の無彩色のインクを備え、ヘッドによって各インクを適宜外部に吐出し、被記録媒体である印画紙に印画するものである。
図1は、本実施形態のインクジェットプリンタ10の構成を示すブロック図である。
図1に示すように、インクジェットプリンタ10には、コンピュータがホスト装置20として接続されている。そして、ホスト装置20は、インクジェットプリンタ10のプリンタ制御部に対し、イメージ部分(画像)とテキスト部分(文字、記号等)とが混在する画像データを送信する。なお、画像データがカラー画像のデータである場合には、画像変換手段により、グレースケール画像のデータを形成する。
一方、インクジェットプリンタ10のプリンタ制御部は、各種の演算をするための演算部(CPU)と、プログラムやフォント、データ等を記録したROMと、ワークエリアとしてのRAMと、プリンタ固有の情報を記録した不揮発性メモリとを中心に構成されており、演算部(CPU)がROM、RAM、及び不揮発性メモリと情報の授受をしながらプリンタの制御を行う。そして、このプリンタ制御部は、印画する画像データ中からテキスト部分を抽出する識別手段、抽出されたテキスト部分の濃度認識手段、及びテキスト部分の濃度を最大濃度又は最小濃度とする濃度変換手段を備えている。
また、プリンタ制御部と接続されたヘッド制御部は、プリンタ制御部からの印刷データに基づいて、ヘッド内のインク液室に配置されたエネルギー発生素子(発熱抵抗体等の発熱素子やピエゾ素子等)を制御し、エネルギー発生素子を駆動する。すると、インク液室内のインクにエネルギーが付与され、ノズル(図示せず)からインクが吐出し、被記録媒体である印画紙にインクが着弾して、印刷データに基づく画像が印画される。
そして、このヘッド制御部が印画手段を構成し、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)の3つの有彩色が混色するように、印画紙に各色のインクを着弾させて無彩色を得る。そのため、インクジェットプリンタ10は、イメージ部分(画像)と、最大濃度又は最小濃度に変換されたテキスト部分(文字、記号等)とをグレースケールで印画することができる。
さらに、プリンタ制御部と接続されたモータ制御部は、プリンタ制御部からの信号に基づいて、給紙ローラ等を駆動する各種駆動モータを制御し、給紙ローラ等を回転させる。すなわち、給紙ローラ等を回転させて給紙トレイから印画紙を搬送し、ヘッドの下側で印画紙を精密に紙送り等することができるように各種駆動モータを制御する。
なお、プリンタ制御部と接続されたセンサ検知部は、例えばヘッド内の温度検知用センサや、印画紙の有無を検出するための用紙センサ、インク残量を検知するための残量検知センサ等、インクジェットプリンタ10に搭載された各種センサの情報を入手し、プリンタ制御部にフィードバックする。
また、ヘッド制御部、モータ制御部、及びセンサ検知部とは別にプリンタ制御部と接続された操作・表示部は、各種のキー入力や、プリンタの動作状態等を示す各種の表示を行う。そして、本実施形態では特に、テキスト部分の濃度を最大濃度又は最小濃度に変換する際に、使用者が印画濃度を操作することができるようになっている。すなわち、印画時に表示されたダイアログボックスのオプション画面から、文字や記号等のテキストを最大濃度又は最小濃度に指定することができる(濃度指定手段)。
図2は、カラー対応のインクジェットプリンタでグレースケール画像を印画するフローチャートの一例(実施例1)を示す図である。
図2に示すフローチャートは、図1に示すホスト装置20からインクジェットプリンタ10に送信された画像データがグレースケール画像であり、印画する画像データ中に混在するイメージ部分とテキスト部分とが分かれている場合の画像形成方法である。
図2に示すフローチャートは、画像データ内で、テキスト部分がフォントデータとして独立している場合に適用できるものであり、最初からテキスト部分が明確になっている。そのため、テキスト部分を抽出する識別手段は、単にフォントデータを識別するだけなので、グレースケール画像の形成が比較的単純なものとなる。
図2に示すフローチャートでグレースケール画像を形成する場合、図2に示すように、最初に、濃度指定手段であるダイアログボックスのオプション画面でテキスト部分の濃度(最大濃度又は最小濃度のいずれか)を指定し、指定された最大濃度又は最小濃度を読み込んで記憶する。
次に、識別手段によって画像データからフォントデータを抽出するとともに、抽出されたフォントデータを濃度認識手段によって解析し、テキストの濃度を認識する。
続いて、オプション画面での指定に基づいて、中間調のテキストが最大濃度又は最小濃度に変換されるように、濃度変換手段によってフォントデータを置換する。
そして最後に、印画手段により、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)の3つの有彩色のインクを混色させて無彩色とし、イメージ部分と、最大濃度又は最小濃度に変換されたテキスト部分(置換されたフォントデータ)とをグレースケールで印画する。
図3は、カラー対応のインクジェットプリンタでグレースケール画像を印画するフローチャートの他の例(実施例2)を示す図である。
図3に示すフローチャートは、図1に示すホスト装置20からインクジェットプリンタ10に送信された画像データがカラー画像であり、しかも、印画する画像データ中に混在するイメージ部分とテキスト部分とが分かれていない場合の画像形成方法である。
例えばビットマップデータ等の画像データの場合には、データ的には点の集まりでしかなく、画像データ中にイメージ部分とテキスト部分とが混在していても、どの部分がテキスト部分であるかを判別することが困難である。そこで、このような画像データの場合には、図3に示すフローチャートに基づいて、グレースケールで印画する。
この場合、図3に示すように、最初に、ダイアログボックスのオプション画面(濃度指定手段)で指定されたテキストの濃度(最大濃度又は最小濃度のいずれか)を読み込んで記憶する。
次に、画像変換手段により、カラー画像のデータからグレースケール画像のデータを形成する。さらに、このグレースケール画像を二値化処理し、文字と背景とを区別する。そして、文字部分(文字であろうと推測される部分)を切り出す。続いて、切り出された文字部分が本当に文字であるか否かを認識する。
このように、図3に示すフローチャートは、グレースケール画像を二値化処理した後、画像データ中に混在する背景(イメージ部分)と文字(テキスト部分)とから文字を抽出する。そして、このような文字の抽出は、識別手段によって行う。なお、識別手段によって文字と認識されれば、濃度認識手段がその文字の濃度を解析する。
その後、オプション画面での指定に基づいて、中間調の文字を濃度変換手段によって最大濃度又は最小濃度に変換する。
そして最後に、印画手段により、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)の3つの有彩色のインクを混色させて無彩色とし、イメージ部分の背景と、最大濃度又は最小濃度に変換されたテキスト部分の文字とをグレースケールで印画する。
図4は、図3に示すフローチャート中、グレースケール処理をした画像をさらに二値化処理し、文字と背景とを区別して、文字を抽出する識別手段の一例を示す概念図である。
図4に示すように、多値画像であるグレースケールの画像中から文字を抽出するには、一旦、二値画像のデータを作成する。
この場合、しきい値によっては、図4(a)に示すような二値画像が形成されたり、図4(b)に示すような二値画像が形成されたりする。ここで、図4(a)に示す画像の場合には、しきい値を見直して、図4(b)に示す画像が形成されるように再調整する。そして、図4(b)に示す画像に基づいて、文字を抽出する。なお、同様の識別手段で、文字だけでなく、記号や図形等の認識も可能である。
図5は、図3に示すフローチャートに基づいて、グレースケールで印画した結果を示すサンプルである。
図5に示すサンプルは、無彩色の滑らかなグラデーションのイメージ部分にテキスト部分(12・・・90の数字)が混在したグレースケール画像であり、図5(a)は、比較的明度の高いイメージ部分にテキスト部分が存在し、図5(b)は、比較的明度の低いイメージ部分にテキスト部分が存在している。
図5(a)に示すように、テキスト部分の濃度を最大濃度又は最小濃度としておらず、テキスト部分がグレーのままの左側の画像が、テキスト部分を最大濃度(真っ黒)に変換することで、右側の画像のように見やすく、テキスト部分が読み取りやすいものとなる。なお、図5(a)に示すサンプルでは、イメージ部分の明度が比較的高い(白に近い)ので、テキスト部分を最大濃度(真っ黒)に指定している。そして、この黒のテキスト部分は、K(ブラック)のインクで印画される。
また、図5(b)に示すように、イメージ部分の明度が比較的低い(黒に近い)場合には、テキスト部分を最小濃度(真っ白)に指定する。その結果、テキスト部分がグレーのままの左側の画像が、テキスト部分が最小濃度(真っ白)の右側の画像となり、テキスト部分が見やすく、読み取りやすいものとなる。なお、この白のテキスト部分は、白抜きで表現される。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されることなく、例えば以下のような種々の変形が可能である。すなわち、
(1)本実施形態では、カラー対応のインクジェットプリンタについて説明したが、インクジェットプリンタに限らず、カラーレーザープリンタや、昇華方式のカラープリンタ等、種々のカラー対応プリンタに広く適用することができる。
(2)本実施形態では、最大濃度(真っ黒)のテキスト部分をK(ブラック)のインクで印画したが、K(ブラック)のインクを備えていない等の場合には、Y(イエロー)、M(マゼンタ)、及びC(シアン)の3つの有彩色のインクにより、黒を得ることもできる。
本発明の画像形成装置及び画像形成方法は、フィルムに対してグレースケール画像を印画するメディカル用の分野に適用して特に好適なものであるが、被記録媒体はフィルムに限ることなく、例えば写真画質用の印画紙にグレースケールで印画する写真用の分野等に適用しても効果的なものである。
実施形態のインクジェットプリンタの構成を示すブロック図である。(実施例) カラー対応のインクジェットプリンタでグレースケール画像を印画するフローチャートの一例を示す図である。(実施例1) カラー対応のインクジェットプリンタでグレースケール画像を印画するフローチャートの他の例を示す図である。(実施例2) 文字を抽出する識別手段の一例を示す概念図である。(実施例2) グレースケールで印画した結果を示すサンプルである。(実施例2)
符号の説明
10 インクジェットプリンタ(画像形成装置)
20 ホスト装置

Claims (6)

  1. 少なくとも、複数の有彩色のインクを備え、カラー画像の印画が可能な画像形成装置であって、
    印画する画像データ中に混在するイメージ部分とテキスト部分とから、前記テキスト部分を抽出する識別手段と、
    前記識別手段によって抽出された前記テキスト部分の濃度認識手段と、
    前記濃度認識手段に基づいて、前記テキスト部分の濃度を最大濃度又は最小濃度とする濃度変換手段と、
    2つ以上の前記インクにより、有彩色から無彩色を得て、グレースケールで印画することが可能な印画手段と
    を備え、
    前記イメージ部分と、最大濃度又は最小濃度に変換されたテキスト部分とをグレースケールで印画する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    カラー画像のデータから、グレースケール画像のデータを形成する画像変換手段を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項1に記載の画像形成装置において、
    前記テキスト部分の濃度を最大濃度又は最小濃度に指定する濃度指定手段を備える
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 少なくとも、複数の有彩色のインクを備え、カラー画像の印画が可能な画像形成装置でグレースケール画像を印画する画像形成方法であって、
    印画する画像データ中に混在するイメージ部分とテキスト部分とから、前記テキスト部分を抽出し、
    抽出された前記テキスト部分の濃度を認識し、
    認識された濃度に基づいて、前記テキスト部分の濃度を最大濃度又は最小濃度に変換した後、
    2つ以上の前記インクにより、有彩色から無彩色を得て、前記イメージ部分と、最大濃度又は最小濃度に変換されたテキスト部分とをグレースケールで印画する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  5. 請求項4に記載の画像形成方法において、
    カラー画像のデータから、グレースケール画像のデータを形成した後、前記テキスト部分を抽出する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  6. 請求項4に記載の画像形成方法において、
    前記テキスト部分の濃度を最大濃度又は最小濃度に指定して印画する
    ことを特徴とする画像形成方法。
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