JP2005212246A - 環境条件に応じた色変換処理の実行 - Google Patents
環境条件に応じた色変換処理の実行 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005212246A JP2005212246A JP2004020948A JP2004020948A JP2005212246A JP 2005212246 A JP2005212246 A JP 2005212246A JP 2004020948 A JP2004020948 A JP 2004020948A JP 2004020948 A JP2004020948 A JP 2004020948A JP 2005212246 A JP2005212246 A JP 2005212246A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- printing
- color conversion
- conversion processing
- color
- unit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)
- Color, Gradation (AREA)
Abstract
【課題】 環境条件の変化に起因する印刷結果の変化を抑制することのできる技術を提供する。
【解決手段】 印刷制御装置は、印刷部による印刷媒体への印刷結果に影響を及ぼす環境条件を取得する環境条件取得部と、与えられるカラー画像データに対して、取得済みの環境条件に応じた色変換処理を実行して、色変換済みデータを生成する色変換処理部と、を備える。色変換処理部は、複数の環境条件での印刷に適した複数の色変換処理の条件を示す複数の基準色変換テーブルを有している。色変換処理部は、複数の基準色変換テーブルを用いて、取得済みの環境条件に応じた色変換処理の条件を決定する。
【選択図】 図5
【解決手段】 印刷制御装置は、印刷部による印刷媒体への印刷結果に影響を及ぼす環境条件を取得する環境条件取得部と、与えられるカラー画像データに対して、取得済みの環境条件に応じた色変換処理を実行して、色変換済みデータを生成する色変換処理部と、を備える。色変換処理部は、複数の環境条件での印刷に適した複数の色変換処理の条件を示す複数の基準色変換テーブルを有している。色変換処理部は、複数の基準色変換テーブルを用いて、取得済みの環境条件に応じた色変換処理の条件を決定する。
【選択図】 図5
Description
本発明は、環境条件に応じて画像を印刷するための技術に関する。
インクジェットプリンタでは、印刷ヘッドからインクが吐出され、吐出されたインクが印刷媒体に付着することによって、印刷が実行されている。
ところで、同一のカラー画像を用いて印刷を行う場合に、同一の印刷結果(すなわち、同一の印刷済み画像)が得られない場合がある。この印刷結果の変化(相違)は、印刷環境の変化に起因する。特許文献1では、印刷ヘッドの温度に応じた印刷結果の変化が抑制されている。具体的には、インクの吐出量は、印刷ヘッドの温度に応じて変化する。これは、印刷ヘッドの温度に応じて、インクの粘度が変化するためである。特許文献1では、温度センサによって印刷ヘッドの温度が検出され、検出結果に従って、駆動信号の波形や電圧値が直接的に変更されている。これにより、印刷ヘッドの温度に関わらず、インクの吐出量をほぼ一定に維持することができ、この結果、印刷ヘッドの温度の変化に起因する印刷結果の変化を抑制することができる。
しかしながら、他の手法を利用して、環境条件に応じた印刷結果の変化を抑制したいという要望があった。
なお、印刷結果は、印刷ヘッドの温度だけでなく、インクや印刷媒体が曝される種々の環境条件に応じて、変化し得る。
また、環境条件の変化に起因する印刷結果の変化は、インクジェットプリンタに限らず、他の印刷方式を採用する印刷部にも共通する問題である。
この発明は、従来技術における上述の課題を解決するためになされたものであり、環境条件の変化に起因する印刷結果の変化を抑制することを目的とする。
上述の課題の少なくとも一部を解決するため、本発明の第1の装置は、カラー印刷を行う印刷部に供給すべき印刷データを生成するための印刷制御装置であって、
前記印刷部による印刷媒体への印刷結果に影響を及ぼす環境条件を取得する環境条件取得部と、
与えられるカラー画像データに対して、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理を実行して、色変換済みデータを生成する色変換処理部と、
前記色変換済みデータを用いて前記印刷データを生成する印刷データ生成部と、
を備え、
前記色変換処理部は、
複数の環境条件での印刷に適した複数の色変換処理の条件を示す複数の基準色変換テーブルを有しており、
前記色変換処理部は、
前記複数の基準色変換テーブルを用いて、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理の条件を決定することを特徴とする。
前記印刷部による印刷媒体への印刷結果に影響を及ぼす環境条件を取得する環境条件取得部と、
与えられるカラー画像データに対して、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理を実行して、色変換済みデータを生成する色変換処理部と、
前記色変換済みデータを用いて前記印刷データを生成する印刷データ生成部と、
を備え、
前記色変換処理部は、
複数の環境条件での印刷に適した複数の色変換処理の条件を示す複数の基準色変換テーブルを有しており、
前記色変換処理部は、
前記複数の基準色変換テーブルを用いて、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理の条件を決定することを特徴とする。
この装置では、複数の環境条件に適した複数の基準色変換テーブルを用いて、取得済みの環境条件に応じた色変換処理の条件が決定されるため、環境条件の変化に応じて色変換処理の条件を変更することができ、この結果、環境条件の変化に起因する印刷結果の変化を抑制することが可能となる。
上記の装置において、
前記色変換処理部は、
前記複数の基準色変換テーブルを用いて、前記取得済みの環境条件に応じた適応色変換テーブルを作成し、前記適応色変換テーブルを用いて、前記カラー画像データに対する前記色変換処理を実行することが好ましい。
前記色変換処理部は、
前記複数の基準色変換テーブルを用いて、前記取得済みの環境条件に応じた適応色変換テーブルを作成し、前記適応色変換テーブルを用いて、前記カラー画像データに対する前記色変換処理を実行することが好ましい。
こうすれば、色変換処理を比較的迅速に実行することができる。
上記の装置において、
前記環境条件は、湿度を含むことが好ましい。
前記環境条件は、湿度を含むことが好ましい。
こうすれば、湿度の変化に起因する印刷結果の変化を抑制することができる。
ここで、前記環境条件取得部は、前記印刷部に設けられた湿度センサからの検出結果を取得することが好ましい。
こうすれば、湿度を容易に取得することができる。
上記の装置において、
前記環境条件は、温度を含むことが好ましい。
前記環境条件は、温度を含むことが好ましい。
こうすれば、温度の変化に起因する印刷結果の変化を抑制することができる。
ここで、前記環境条件取得部は、前記印刷部に設けられた温度センサからの検出結果を取得することが好ましい。
こうすれば、温度を容易に取得することができる。
本発明の第2の装置は、印刷装置であって、
上記のいずれかに記載の前記印刷制御装置と、
前記印刷データに従って印刷を実行する前記印刷部と、
を備えることを特徴とする。
上記のいずれかに記載の前記印刷制御装置と、
前記印刷データに従って印刷を実行する前記印刷部と、
を備えることを特徴とする。
この装置は、前述の印刷制御装置を備えているため、環境条件の変化に起因する印刷結果の変化を抑制することができる。
本発明の方法は、カラー印刷を行う印刷部に供給すべき印刷データを生成する方法であって、
(a)前記印刷部による印刷媒体への印刷結果に影響を及ぼす環境条件を取得する工程と、
(b)与えられるカラー画像データに対して、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理を実行して、色変換済みデータを生成する工程と、
(c)前記色変換済みデータを用いて前記印刷データを生成する工程と、
を備え、
前記工程(b)は、
複数の環境条件での印刷に適した複数の色変換処理の条件を示す複数の基準色変換テーブルを用いて、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理の条件を決定することを特徴とする。
(a)前記印刷部による印刷媒体への印刷結果に影響を及ぼす環境条件を取得する工程と、
(b)与えられるカラー画像データに対して、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理を実行して、色変換済みデータを生成する工程と、
(c)前記色変換済みデータを用いて前記印刷データを生成する工程と、
を備え、
前記工程(b)は、
複数の環境条件での印刷に適した複数の色変換処理の条件を示す複数の基準色変換テーブルを用いて、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理の条件を決定することを特徴とする。
この方法を用いる場合にも、第1の装置を用いる場合と同様の作用・効果を奏し、環境条件の変化に起因する印刷結果の変化を抑制することが可能となる。
本発明のプログラムは、コンピュータに、カラー印刷を行う印刷部に供給すべき印刷データを生成させるコンピュータプログラムであって、
前記印刷部による印刷媒体への印刷結果に影響を及ぼす環境条件を取得する機能と、
与えられるカラー画像データに対して、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理を実行して、色変換済みデータを生成する機能と、
前記色変換済みデータを用いて前記印刷データを生成する機能と、
をコンピュータに実現させ、
前記色変換処理機能は、
複数の環境条件での印刷に適した複数の色変換処理の条件を示す複数の基準色変換テーブルを用いて、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理の条件を決定する機能を含むことを特徴とする。
前記印刷部による印刷媒体への印刷結果に影響を及ぼす環境条件を取得する機能と、
与えられるカラー画像データに対して、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理を実行して、色変換済みデータを生成する機能と、
前記色変換済みデータを用いて前記印刷データを生成する機能と、
をコンピュータに実現させ、
前記色変換処理機能は、
複数の環境条件での印刷に適した複数の色変換処理の条件を示す複数の基準色変換テーブルを用いて、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理の条件を決定する機能を含むことを特徴とする。
このプログラムを用いる場合にも、第1の装置を用いる場合と同様の作用・効果を奏し、環境条件の変化に起因する印刷結果の変化を抑制することが可能となる。
なお、この発明は、種々の形態で実現することが可能であり、例えば、印刷制御装置および方法、印刷制御装置を備える印刷装置、これらの方法または装置の機能を実現するためのコンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体、そのコンピュータプログラムを含み搬送波内に具現化されたデータ信号、等の形態で実現することができる。
A.第1実施例:
A−1.印刷システムの構成および動作:
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、印刷装置100を示す説明図である。印刷装置(印刷システム)100は、パーソナルコンピュータ200とプリンタ300とを備えている。
A−1.印刷システムの構成および動作:
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づき説明する。図1は、印刷装置100を示す説明図である。印刷装置(印刷システム)100は、パーソナルコンピュータ200とプリンタ300とを備えている。
パーソナルコンピュータ200は、CPU210と、ROMやRAMなどの内部記憶装置220と、外部記憶装置250と、表示部260と、マウスやキーボードなどの操作部270と、を備えている。また、コンピュータ200は、メモリカード制御部280と、インタフェース部(I/F部)290と、を備えている。メモリカード制御部280は、メモリカードMC内の画像データを読み込む機能を有している。I/F部290は、複数の入出力端子を備えており、外部に設けられた種々の機器との間でデータ通信を行う。例えば、I/F部290は、ケーブルを介してデジタルスチルカメラと接続され、デジタルスチルカメラから与えられた画像データを読み込む。また、I/F部290は、ケーブルを介してプリンタ300と接続され、プリンタ300に印刷データを供給したり、プリンタ300からステータス情報を受け取ったりする。
内部記憶装置220には、画像処理部230および印刷制御部240として機能するコンピュータプログラムが格納されている。画像処理部230は、画像処理を実行するためのアプリケーションプログラムであり、印刷制御部240は、プリンタ300に供給される印刷データを生成するためのプリンタドライバである。
画像処理部230は、メモリカード制御部280やI/F部290によって読み出された画像データを取得して、画像データに対して種々の処理を施すことができる。この際、表示部260には、画像データによって表される画像が表示され、ユーザは、操作部270を操作することによって、表示部260に表示されたユーザインタフェースを介して、画像処理部230に種々の処理を実行させる。
印刷制御部240は、後述するように、解像度変換処理部242と、色変換処理部244と、ハーフトーン処理部246と、環境条件取得部248と、を備えている。印刷制御部240は、画像処理部230から与えられた処理済みの画像データを用いて、印刷データを生成する。そして、プリンタ300は、印刷データに従って、印刷媒体(例えば印刷用紙)上に画像を印刷する。
なお、上述の印刷制御部240の機能を実現するコンピュータプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録された形態で提供される。このような記録媒体としては、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用することができ、例えば、フレキシブルディスクや、CD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等を利用することができる。
図2は、プリンタ300(図1)の概略構成を示す説明図である。なお、このプリンタ300は、インクジェット方式のプリンタである。プリンタ300は、副走査送り機構と、主走査送り機構と、ヘッド駆動機構と、各機構の動作を制御するための制御回路380と、を備えている。副走査送り機構は、紙送りモータ312の回転をプラテン314と用紙搬送ローラ(図示せず)とに伝達し、印刷用紙Pを副走査方向に搬送する。主走査送り機構は、キャリッジモータ322を回転させることによって、キャリッジモータとプーリ324との間に張設された駆動ベルト326を駆動し、駆動ベルトに接続されたキャリッジ340を、摺動軸328の軸方向(主走査方向)に沿って往復動させる。ヘッド駆動機構は、印刷ヘッド342が設けられたキャリッジ340を備えており、印刷ヘッド342を駆動することによってインクを吐出させる。なお、本実施例では、インクは、圧電素子方式によって吐出されている。また、キャリッジ340には、複数のインクカートリッジ348が着脱可能に搭載されている。制御回路380は、紙送りモータ312,キャリッジモータ322,印刷ヘッド342および操作パネル302との信号の遣り取りを司る。なお、制御回路380は、コネクタ301を介してコンピュータ200に接続されている。
プリンタ300は、さらに、温度センサ361と湿度センサ362とを備えている。温度センサ361は、プリンタの周囲の温度を検出し、湿度センサ362は、プリンタの周囲の湿度(相対湿度)を検出する。なお、これらの検出結果は、後述するように、プリンタ300による印刷に利用される。
図3は、プリンタ300(図2)の電気的な構成を示す説明図である。制御回路380は、CPU381と、プログラマブルROM382と、RAM383と、文字のドットマトリクスを記憶したキャラクタジェネレータ384と、を備える算術論理演算回路である。また、制御回路380は、I/F回路390を備えている。I/F回路390には、印刷ヘッド342を駆動してインクを吐出させるヘッド駆動回路392と、紙送りモータ312およびキャリッジモータ322を駆動するモータ駆動回路394と、が接続されている。また、I/F回路390には、温度センサ361と湿度センサ362とが接続されている。I/F回路390は、コンピュータ200から供給される印刷データを受け取ったり、コンピュータにプリンタ300のステータス情報を供給したりする。特に、I/F回路390は、印刷制御部240からの命令に従って、温度センサ361および湿度センサ362の検出結果を印刷制御部240に供給する。
A−2.印刷制御部の動作:
図4は、印刷制御部240(図1)の機能を示すブロック図である。前述のように、印刷制御部(プリンタドライバ)240は、解像度変換処理部242と、色変換処理部244と、ハーフトーン処理部246と、環境条件取得部248と、を備えている。
図4は、印刷制御部240(図1)の機能を示すブロック図である。前述のように、印刷制御部(プリンタドライバ)240は、解像度変換処理部242と、色変換処理部244と、ハーフトーン処理部246と、環境条件取得部248と、を備えている。
解像度変換処理部242は、画像処理部(画像処理プログラム)230から与えられた原画像データ(RGBデータ)の解像度を、ハーフトーン処理部246に適した解像度に変換する。
色変換処理部244は、ルックアップテーブルLUTを有しており、ルックアップテーブルLUTを用いて、解像度変換処理部242から与えられた画像データ(RGBデータ)を、CMYKデータに変換する。
ハーフトーン処理部246は、色変換処理部244から与えられた変換済みのCMYKデータを用いて、印刷画素毎のドットの形成状態を表すドットデータすなわち印刷データを生成する。なお、ハーフトーン処理部246が、本発明における印刷データ生成部に相当する。
環境条件取得部248は、環境条件を取得する。本実施例では、環境条件取得部248は、プリンタ300に設けられた温度センサ361と湿度センサ362との検出結果を取得する。取得済みの環境条件(すなわち、温度および湿度)は、色変換処理部244によって利用される。
環境条件が利用されるのは、環境条件の変化に起因する印刷結果の変化を抑制するためである。具体的には、インクや印刷用紙が曝される環境条件が変化すると、印刷用紙へのインクの付着の仕方が変化する。例えば、温度が比較的高い場合には、インクの粘度が低下するため、インクは、印刷用紙内部へ比較的浸透し易いと共に、印刷用紙上で比較的広がり易い。また、湿度が比較的高い場合には、印刷用紙が水分を比較的多く含むため、インクは、印刷用紙内部へ比較的浸透し易いと共に、印刷用紙上で比較的広がり易い。さらに、インクの浸透具合やインクの広がり具合は、インクの種類に応じて異なる。したがって、環境条件が変化すると、印刷結果が変化する。そこで、本実施例では、印刷実行時の環境条件に適した色変換処理を実行することによって、環境条件の変化に起因する印刷結果の変化を抑制している。
図5は、色変換処理の具体的な内容を示すフローチャートである。ステップS102では、環境条件取得部248によって環境条件が取得される。具体的には、ユーザが操作部270を操作することによって、印刷の実行が指示されると、印刷制御部240は、環境条件取得部248に現在(すなわち印刷実行時)の環境条件(すなわち、温度および湿度)を取得させる。
ステップS104では、色変換処理部244は、取得済みの環境条件に応じて、新たなルックアップテーブルを作成する。具体的には、色変換処理部244は、予め準備された複数のルックアップテーブル(基準ルックアップテーブル)を有している。そして、色変換処理部244は、複数の基準ルックアップテーブルを用いて、取得済みの環境条件に適した新たなルックアップテーブル(適応ルックアップテーブル)を作成する。
上記の複数の基準ルックアップテーブルおよび適応ルックアップテーブルは、3次元(3入力)のテーブルである。各ルックアップテーブルは、入力されるR,G,Bの3つの値に対応して、C,M,Y,Kの4つの値を出力することができる。C,M,Y,Kの4つの値は、通常、それぞれのインクのインク量を示している。
また、上記の複数の基準ルックアップテーブルは、複数の所定の環境条件での印刷に適している。すなわち、複数の基準ルックアップテーブルの色変換処理の条件は、それぞれの環境条件に対応する基準ルックアップテーブルを利用して色変換処理を実行すれば、温度や湿度に関わらずほぼ同じ印刷結果が得られるように、設定されている。例えば、比較的高い温度に対応する基準ルックアップテーブルの各インクのインク量は、比較的低い温度に対応する基準ルックアップテーブルの対応するインクのインク量よりも小さく設定されている。また、比較的高い湿度に対応する基準ルックアップテーブルの各インクのインク量は、比較的低い湿度に対応する基準ルックアップテーブルの対応するインクのインク量よりも小さく設定されている。
ステップS106では、色変換処理部244は、適応ルックアップテーブルを用いて、前述の色変換処理を実行する。なお、適応ルックアップテーブルがすべてのR,G,B値に対応するC,M,Y,K値を有していない場合には、補間演算が実行される。具体的には、特定のR,G,B値に対応するC,M,Y,K値が存在しない場合には、他の複数組のR,G,B値に対応するC,M,Y,K値を用いて補間演算することによって、特定のR,G,Bの値に対応するC,M,Y,Kの値が得られる。
このように、複数の環境条件に適した複数の基準色変換テーブルを用いて適応ルックアップテーブルを作成すれば、環境条件の変化に応じて、色変換処理の条件を変更することができる。そして、適応ルックアップテーブルを用いて色変換処理を実行すれば、取得済みの環境条件に適した色変換処理を実行することができるため、環境条件の変化に起因する印刷結果の変化を抑制することができる。
図6は、適応ルックアップテーブルの作成手法を示す説明図である。図中、4つの点A〜Dで囲まれた領域は、プリンタ300が正常に動作する動作保証範囲を示している。第1の点Aは(温度Ta,湿度Ha)を示している。同様に、第2の点Bは(温度Tb,湿度Hb)を示しており、第3の点Cは(温度Tc,湿度Hc)を示しており、第4の点Dは(温度Td,湿度Hd)を示している。
本実施例では、色変換処理部244は、予め4つの基準ルックアップテーブルLUTa〜LUTdを備えており、各基準テーブルLUTa〜LUTdは、各点A〜Dで表される環境条件での印刷に適している。
取得済みの環境条件が図中点Mで表される場合には、より具体的には、取得された温度がTmであり湿度がHmである場合には、適応ルックアップテーブルLUTmは、以下の式に基づいて作成される。
LUTm=(Sa/S)・LUTa+(Sb/S)・LUTb
+(Sd/S)・LUTd …式(1)
+(Sd/S)・LUTd …式(1)
ここで、Saは、三角形MBDの面積を示している。同様に、Sbは、三角形MDAの面積を示しており、Sdは、三角形MABの面積を示している。また、Sは、三角形ABDの面積、換言すれば、3つの面積Sa,Sb,Sdの和を示している。
上記のように、複数の環境条件での印刷に適した複数の基準ルックアップテーブルを用いれば、取得済みの環境条件(温度Tm,湿度Hm)に適した適応ルックアップテーブルを容易に作成することができる。
ところで、図6では、適応ルックアップテーブルLUTmは、点Mを包含する三角形ABDの3つの頂点に対応する3つの基準ルックアップテーブルLUTa,LUTb,LUTdを用いて作成されている。ただし、適応ルックアップテーブルは、点Mを包含する他の三角形ABCの3つの頂点に対応する3つの基準ルックアップテーブルLUTa,LUTb,LUTcを用いても作成可能である。本実施例では、適応ルックアップテーブルの作成に利用される3つの基準ルックアップテーブルは、以下のように選択されている。
図7は、適応ルックアップテーブルの作成に利用される3つの基準ルックアップテーブルの選択手法を示す説明図である。図中、点Sは、線分ACと線分BDとの交点である。本実施例では、交点Sで表される環境条件、すなわち、温度Tsと湿度Hsとを利用して、3つの基準ルックアップテーブルが選択されている。具体的には、4つの点A〜Dで囲まれた領域は、温度Tsと湿度Hsとによって、4つの部分領域I〜IVに区分されている。そして、取得済みの温度Tm,湿度Hmがどの部分領域に属するかに基づいて、3つの基準ルックアップテーブルが決定される。例えば、温度Tm,湿度Hmが第1の部分領域Iに属する場合には、第1の部分領域Iを包含する唯一の三角形ABDが選択され、該三角形ABDの3つの頂点に対応する3つの基準ルックアップテーブルLUTa,LUTb,LUTdが選択される。
上記のようにすれば、適応ルックアップテーブルの作成に利用される3つの基準ルックアップテーブルを容易に選択することができる。
A−3.第1実施例の変形例:
図8は、適応ルックアップテーブルの作成に利用される3つの基準ルックアップテーブルの他の選択手法を示す説明図である。点Mが6つの線分AB,BC,CD,DA,AC,BDのいずれかの線分上に位置する場合には、比較的正確な、換言すれば、取得済みの環境条件に比較的適した適応ルックアップテーブルを作成することができる。そこで、本例では、点Mと線分との間の距離を利用して、3つの基準ルックアップテーブルが選択されている。
図8は、適応ルックアップテーブルの作成に利用される3つの基準ルックアップテーブルの他の選択手法を示す説明図である。点Mが6つの線分AB,BC,CD,DA,AC,BDのいずれかの線分上に位置する場合には、比較的正確な、換言すれば、取得済みの環境条件に比較的適した適応ルックアップテーブルを作成することができる。そこで、本例では、点Mと線分との間の距離を利用して、3つの基準ルックアップテーブルが選択されている。
図8(A)では、点Mと、点Mを包含する第1の三角形ABDの各辺(各線分)と、の間の距離が示されている。点Mと線分ABとの距離はd1であり、点Mと線分BDとの距離はd2であり、点Mと線分DAとの距離はd3である。3つの距離の和SAdは、(d1+d2+d3)である。一方、図8(B)では、点Mと、点Mを包含する第2の三角形ABCの各辺(各線分)と、の間の距離が示されている。点Mと線分ABとの距離はd1であり、点Mと線分BCとの距離はd4であり、点Mと線分CAとの距離はd5である。3つの距離の和SBdは(d1+d4+d5)である。
そして、本例では、3つの距離の和が比較的小さくなる三角形が選択され、該三角形の3つの頂点に対応する3つの基準ルックアップテーブルが利用される。例えば、SAd<SBdである場合には、三角形ABDが選択され、該三角形ABDの3つの頂点に対応する3つの基準ルックアップテーブルLUTa,LUTb,LUTdが選択される。なお、本例においても、3つの基準ルックアップテーブルが選択されると、図6と同様に、適応ルックアップテーブルが作成される。
上記のように基準ルックアップテーブルを選択すれば、比較的正確な、換言すれば、取得済みの環境条件に比較的適した適応ルックアップテーブルを作成可能である。
なお、本例では、3つの距離の和が比較的小さくなる三角形が選択されているが、これに代えて、3つの距離のうちの最も小さな2つの距離の和が比較的小さくなる三角形が選択されるようにしてもよい。
B.第2実施例:
図9は、第2実施例における適応ルックアップテーブルの作成手法を示す説明図である。図示するように、本実施例では、5つの基準ルックアップテーブルLUTa〜LUTeが予め準備されている。第1ないし第4の基準ルックアップテーブルLUTa〜LUTdは、図6と同じであり、第5の基準ルックアップテーブルLUTeが追加されている。第5の基準ルックアップテーブルLUTeは、図中、点A〜Dに囲まれた点Eで表される環境条件での印刷に適している。なお、第5の点Eは、動作保証範囲の中央付近の(温度Te,湿度He)を示している。
図9は、第2実施例における適応ルックアップテーブルの作成手法を示す説明図である。図示するように、本実施例では、5つの基準ルックアップテーブルLUTa〜LUTeが予め準備されている。第1ないし第4の基準ルックアップテーブルLUTa〜LUTdは、図6と同じであり、第5の基準ルックアップテーブルLUTeが追加されている。第5の基準ルックアップテーブルLUTeは、図中、点A〜Dに囲まれた点Eで表される環境条件での印刷に適している。なお、第5の点Eは、動作保証範囲の中央付近の(温度Te,湿度He)を示している。
取得済みの環境条件が図中点Mで表される場合には、適応ルックアップテーブルLUTm’は、以下の式に基づいて作成される。
LUTm’=(S2a/S2)・LUTa+(S2b/S2)・LUTb
+(S2e/S2)・LUTe …式(2)
+(S2e/S2)・LUTe …式(2)
ここで、S2aは、三角形MBEの面積を示している。同様に、S2bは、三角形MEAの面積を示しており、S2eは、三角形MABの面積を示している。また、S2は、三角形ABEの面積、換言すれば、3つの面積S2a,S2b,S2eの和を示している。
本実施例では、適応ルックアップテーブルLUTm’は、点Mを包含する三角形ABEの3つの頂点に対応する3つの基準ルックアップテーブルLUTa,LUTb,LUTeを用いて作成されている。なお、三角形ABEは、点Mを包含し、かつ、第5の点Eを1つの頂点とする唯一の三角形である。
上記のように、動作保証範囲の中央付近における環境条件に適した基準ルックアップテーブルを用いれば、取得済みの環境条件により適した適応ルックアップテーブルを容易に作成することができる。
なお、本実施例では、5つの基準ルックアップテーブルが準備されているが、さらに多数の基準ルックアップテーブルが準備されていてもよい。こうすれば、取得済みの環境条件にさらに適した適応ルックアップテーブルを作成することができる。
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様で実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(1)上記実施例では、プリンタ300は、CMYKの4種類のインクを利用しているが、これに代えて、任意の複数種類のインクを利用してもよい。例えば、6種類のインクが利用されてもよい。この場合には、上記の4種類のインクに加えて、ライトシアンインク(比較的濃度の低いシアンインク)とライトマゼンタインク(比較的濃度の低いマゼンタインク)とが利用されればよい。そして、複数の基準ルックアップテーブルは、複数の環境条件での複数種類のインクを用いた印刷に適した色変換処理の条件を示していればよい。
(2)上記実施例では、プリンタの周囲の温度が検出されているが、これと共に、印刷ヘッド342の温度が検出されるようにしてもよい。そして、前述の従来技術と同様に、印刷ヘッド342の温度に応じて、ヘッド駆動回路392が駆動信号の波形や電圧値を直接的に変更するようにしてもよい。こうすれば、印刷ヘッドの温度の変化に起因する印刷ヘッドからのインクの吐出量の変化を抑制することができる。
(3)上記実施例では、温度センサ361は、プリンタの周囲の温度を検出しているが、これに代えて、印刷ヘッド342の温度を検出するようにしてもよい。こうすれば、インクの温度をより正確に反映した適応ルックアップテーブルを作成することができるため、インクの温度の変化に起因する印刷結果の変化をより抑制することができる。ただし、上記実施例のように、インクが圧電素子方式によって吐出される場合には、印刷ヘッドの温度とプリンタの周囲の温度との差は、比較的小さい。しかしながら、インクが加熱方式(例えば、インクを加熱して生じる気泡がインクを押し出す方式)によって吐出される場合には、印刷ヘッドの温度とプリンタの周囲の温度との差は、比較的大きい。したがって、この態様を採用する効果は、インクが加熱方式によって吐出される場合に、特に、顕著となる。
(4)上記実施例では、環境条件取得部248は、温度センサ361および湿度センサ362の検出結果を取得しているが、これらのセンサ361,362は省略可能である。この場合には、ユーザによって印刷の実行が指示されたときに、印刷制御部240が現在の温度および湿度を入力するためのダイアログボックスを表示部260に表示させ、環境条件取得部248がユーザによって入力された温度および湿度を取得すればよい。ただし、上記実施例のようにセンサを利用すれば、自動的に環境条件を取得することができるため、環境条件を容易に取得することができるという利点がある。
また、上記実施例では、環境条件取得部248は、ユーザによって印刷の実行が指示される毎に環境条件を取得しているが、これに代えて、あるいは、これと共に、所定の時間間隔毎に環境条件を取得するようにしてもよいし、所定の印刷ページ数毎に環境条件を取得するようにしてもよい。
さらに、上記実施例では、環境条件取得部248は、環境条件として、温度と湿度とを取得しているが、これに代えて、温度のみ、あるいは、湿度のみを取得するようにしてもよい。また、環境条件としては、他の条件(例えば、気圧)が利用されてもよい。
一般には、環境条件取得部は、印刷部による印刷媒体への印刷結果に影響を及ぼす環境条件を取得すればよい。
(5)上記実施例では、図6,図9で説明したように、適応ルックアップテーブルは、複数の基準ルックアップテーブルを、面積で重み付けを行うことによって得られているが、他の手法で得られるようにしてもよい。例えば、図6において、適応ルックアップテーブルは、4つの基準ルックアップテーブルを、4つの線分MA,MB,MC,MDの長さで重み付けを行うことによって得られるようにしてもよい。
一般には、色変換処理部は、複数の基準色変換テーブルを用いて、取得済みの環境条件に応じた適応色変換テーブルを作成すればよい。
(6)上記実施例では、環境条件に応じた適応ルックアップテーブルが色変換処理の実行に先行して作成されているが、適応ルックアップテーブルの作成は、省略可能である。この場合には、カラー画像データを構成する各画素毎に、複数の基準ルックアップテーブルを用いて複数のC,M,Y,K値を得て、得られた複数のC,M,Y,K値を用いて、新たな1つのC,M,Y,K値を生成すればよい。ただし、上記実施例のように適応ルックアップテーブルを作成すれば、色変換処理を比較的迅速に実行することができるという利点がある。
一般には、色変換処理部は、複数の基準色変換テーブルを用いて、取得済みの環境条件に応じた色変換処理の条件を決定すればよい。
(7)上記実施例では、インクジェット方式のプリンタが利用されているが、これに代えて、他の方式のプリンタが利用されてもよい。例えば、ドットインパクト方式のプリンタやレーザプリンタなどが利用されてもよい。
本発明は、一般に、カラー印刷を行う印刷部に供給すべき印刷データを生成するのに利用可能である。
(8)上記実施例では、パーソナルコンピュータ200が印刷制御部240の機能を有しているが、印刷制御部240の機能は、プリンタ300に設けられていてもよい。
また、上記実施例では、本発明の印刷部としてプリンタ300が利用されているが、これに代えて、プリンタ、スキャナ、コピーなどの機能を有する複合機が利用されてもよい。なお、この場合には、印刷制御部240の機能は、複合機に設けられることが好ましい。
100…印刷システム
200…パーソナルコンピュータ
210…CPU
220…内部記憶装置
230…画像処理部
240…印刷制御部
242…解像度変換処理部
244…色変換処理部
246…ハーフトーン処理部
248…環境条件取得部
250…外部記憶装置
260…表示部
270…操作部
280…メモリカード制御部
290…I/F部
300…プリンタ
301…コネクタ
302…操作パネル
312…紙送りモータ
314…プラテン
322…キャリッジモータ
324…プーリ
326…駆動ベルト
328…摺動軸
340…キャリッジ
342…印刷ヘッド
348…インクカートリッジ
361…温度センサ
362…湿度センサ
380…制御回路
381…CPU
382…プログラマブルROM
383…RAM
384…キャラクタジェネレータ
390…I/F回路
392…ヘッド駆動回路
394…モータ駆動回路
MC…メモリカード
P…印刷用紙
200…パーソナルコンピュータ
210…CPU
220…内部記憶装置
230…画像処理部
240…印刷制御部
242…解像度変換処理部
244…色変換処理部
246…ハーフトーン処理部
248…環境条件取得部
250…外部記憶装置
260…表示部
270…操作部
280…メモリカード制御部
290…I/F部
300…プリンタ
301…コネクタ
302…操作パネル
312…紙送りモータ
314…プラテン
322…キャリッジモータ
324…プーリ
326…駆動ベルト
328…摺動軸
340…キャリッジ
342…印刷ヘッド
348…インクカートリッジ
361…温度センサ
362…湿度センサ
380…制御回路
381…CPU
382…プログラマブルROM
383…RAM
384…キャラクタジェネレータ
390…I/F回路
392…ヘッド駆動回路
394…モータ駆動回路
MC…メモリカード
P…印刷用紙
Claims (10)
- カラー印刷を行う印刷部に供給すべき印刷データを生成するための印刷制御装置であって、
前記印刷部による印刷媒体への印刷結果に影響を及ぼす環境条件を取得する環境条件取得部と、
与えられるカラー画像データに対して、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理を実行して、色変換済みデータを生成する色変換処理部と、
前記色変換済みデータを用いて前記印刷データを生成する印刷データ生成部と、
を備え、
前記色変換処理部は、
複数の環境条件での印刷に適した複数の色変換処理の条件を示す複数の基準色変換テーブルを有しており、
前記色変換処理部は、
前記複数の基準色変換テーブルを用いて、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理の条件を決定することを特徴とする印刷制御装置。 - 請求項1記載の印刷制御装置であって、
前記色変換処理部は、
前記複数の基準色変換テーブルを用いて、前記取得済みの環境条件に応じた適応色変換テーブルを作成し、前記適応色変換テーブルを用いて、前記カラー画像データに対する前記色変換処理を実行する、印刷制御装置。 - 請求項1または2記載の印刷制御装置であって、
前記環境条件は、湿度を含む、印刷制御装置。 - 請求項3記載の印刷制御装置であって、
前記環境条件取得部は、前記印刷部に設けられた湿度センサからの検出結果を取得する、印刷制御装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載の印刷制御装置であって、
前記環境条件は、温度を含む、印刷制御装置。 - 請求項5記載の印刷制御装置であって、
前記環境条件取得部は、前記印刷部に設けられた温度センサからの検出結果を取得する、印刷制御装置。 - 印刷装置であって、
請求項1ないし6のいずれかに記載の前記印刷制御装置と、
前記印刷データに従って印刷を実行する前記印刷部と、
を備えることを特徴とする印刷装置。 - カラー印刷を行う印刷部に供給すべき印刷データを生成する方法であって、
(a)前記印刷部による印刷媒体への印刷結果に影響を及ぼす環境条件を取得する工程と、
(b)与えられるカラー画像データに対して、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理を実行して、色変換済みデータを生成する工程と、
(c)前記色変換済みデータを用いて前記印刷データを生成する工程と、
を備え、
前記工程(b)は、
複数の環境条件での印刷に適した複数の色変換処理の条件を示す複数の基準色変換テーブルを用いて、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理の条件を決定することを特徴とする方法。 - コンピュータに、カラー印刷を行う印刷部に供給すべき印刷データを生成させるコンピュータプログラムであって、
前記印刷部による印刷媒体への印刷結果に影響を及ぼす環境条件を取得する機能と、
与えられるカラー画像データに対して、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理を実行して、色変換済みデータを生成する機能と、
前記色変換済みデータを用いて前記印刷データを生成する機能と、
をコンピュータに実現させ、
前記色変換処理機能は、
複数の環境条件での印刷に適した複数の色変換処理の条件を示す複数の基準色変換テーブルを用いて、前記取得済みの環境条件に応じた色変換処理の条件を決定する機能を含むことを特徴とするコンピュータプログラム。 - 請求項9記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004020948A JP2005212246A (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 環境条件に応じた色変換処理の実行 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004020948A JP2005212246A (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 環境条件に応じた色変換処理の実行 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005212246A true JP2005212246A (ja) | 2005-08-11 |
Family
ID=34904732
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004020948A Pending JP2005212246A (ja) | 2004-01-29 | 2004-01-29 | 環境条件に応じた色変換処理の実行 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005212246A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010082816A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Fujifilm Corp | 画像形成装置および画像形成方法 |
JP2010082815A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Fujifilm Corp | 画像形成方法、画像形成装置および画像形成システム |
US20120099788A1 (en) * | 2010-10-21 | 2012-04-26 | Nina Bhatti | Method and apparatus for selecting a color palette |
US8310721B2 (en) | 2008-09-26 | 2012-11-13 | Fujifilm Corporation | Inkjet recording apparatus, color correction method and computer-readable medium |
EP2605123A2 (en) | 2011-12-13 | 2013-06-19 | FUJIFILM Corporation | Printing condition determining apparatus, printing condition determining method, and storage medium |
JP2015157422A (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
-
2004
- 2004-01-29 JP JP2004020948A patent/JP2005212246A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8310721B2 (en) | 2008-09-26 | 2012-11-13 | Fujifilm Corporation | Inkjet recording apparatus, color correction method and computer-readable medium |
JP2010082816A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Fujifilm Corp | 画像形成装置および画像形成方法 |
JP2010082815A (ja) * | 2008-09-29 | 2010-04-15 | Fujifilm Corp | 画像形成方法、画像形成装置および画像形成システム |
US20120099788A1 (en) * | 2010-10-21 | 2012-04-26 | Nina Bhatti | Method and apparatus for selecting a color palette |
US8634640B2 (en) * | 2010-10-21 | 2014-01-21 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method and apparatus for selecting a color palette |
EP2605123A2 (en) | 2011-12-13 | 2013-06-19 | FUJIFILM Corporation | Printing condition determining apparatus, printing condition determining method, and storage medium |
US8736886B2 (en) | 2011-12-13 | 2014-05-27 | Fujifilm Corporation | Printing condition determining apparatus, printing condition determining method, and storage medium |
JP2015157422A (ja) * | 2014-02-25 | 2015-09-03 | セイコーエプソン株式会社 | 印刷装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5455434B2 (ja) | 画像処理装置及び方法、及び記録媒体 | |
JP4776646B2 (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体 | |
EP2348702A2 (en) | Print information managing apparatus, print information managing method, print information managing system, and recording medium with program recorded therein | |
US20110075171A1 (en) | Printing apparatus and calibration method | |
JP2006254409A (ja) | 画像形成装置と画像形成方法 | |
JP2012071532A (ja) | バーコード印刷制御装置 | |
JP2006186755A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、プログラム、および記録媒体 | |
JP2005212246A (ja) | 環境条件に応じた色変換処理の実行 | |
JP7219417B2 (ja) | 制御装置、印刷装置、および、コンピュータプログラム | |
US10511744B2 (en) | Image processing apparatus and method that suppress difference in colors printed in forward and backward scans, and storage medium | |
JP2006252103A (ja) | 印刷制御データ供給装置、制御データセット生成装置、印刷制御データ供給方法、制御データセット生成方法、記録媒体、およびプログラム | |
JP2012227591A (ja) | 画像処理装置、印刷装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 | |
JP4419600B2 (ja) | 印刷装置、印刷システム及び印刷プログラム | |
JP4259254B2 (ja) | 画像データ処理装置およびそれを備えた印刷データ作成装置、インクジェット記録装置、画像データ処理プログラム及び画像データ処理方法 | |
JP2006102990A (ja) | 印刷装置、印刷システム及びプログラム | |
US20130070303A1 (en) | Image processing apparatus, method, image forming apparatus, and storage medium | |
JP2008168543A (ja) | 誤差情報取得装置、誤差情報取得方法および誤差情報取得プログラム | |
JP7468073B2 (ja) | 画像処理方法、画像処理装置および記録装置 | |
JP2000103053A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2014128901A (ja) | 画像処理装置および画像処理方法 | |
JP2005267485A (ja) | 画像形成システム | |
JP2006060648A (ja) | 静止画像の選択方法および印刷装置 | |
JP2017200757A (ja) | 画像処理装置及び画像処理方法 | |
JP6172252B2 (ja) | 画像処理装置、印刷装置、画像処理プログラムおよび画像処理方法 | |
JP2010016647A (ja) | 画像処理装置、画像処理方法、及び、画像処理プログラム |