JP2005246572A - バンドソー型切断装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被切断物を水平方向に切断できるバンドソー型切断装置を提供する。
【解決手段】バンドソー型切断装置10は、立面内に配置された一対のシーブ42、42に無端状の帯鋸刃44を巻きかけて構成され、一対のシーブ42、42を水平方向に移動させることによって、被切断物12を帯鋸刃44で水平方向に切断する。被切断物12は回動自在なテーブル20の上に載置され、被切断物12の上部はクランプ装置60によって上方にテンションをかけた状態に保持される。
【選択図】 図1

Description

本発明はバンドソー型切断装置に係り、特に原子力発電所において熱交換機等の大型機器を切断・解体するバンドソー型切断装置に関する。
原子力発電所では、バンドソー型切断装置を用いて熱交換機を切断・解体している。バンドソー型切断装置は、水平に配置された一対のシーブに無端状の帯鋸刃を巻きかけて構成されており、シーブを回転させて帯鋸刃を走行させながら被切断物に押し当てることによって被切断物を鉛直方向に切断している(特許文献1参照)。
ところで、被切断物のなかには、中空状に形成されるとともに、その中空部分に液状物や有害物等が充填されたものがあり、このような被切断物を解体する場合には、液状物や有害物がこぼれないように、被切断物を水平方向に切断する必要がある。
特許第2967800号
しかしながら、特許文献1に記載されたバンドソー型切断装置は、被切断物を鉛直方向に切断する装置であり、被切断物を水平方向に切断することはできない。
そこで、一対のシーブを鉛直に配置して無端状の帯鋸刃を巻きかけるとともに、一対のシーブを水平方向に移動させることによって、被切断物を水平方向に切断する装置が考えられる。しかし、この場合には、切断した被切断物の上部片が自重によって落ち込み、その上部片と被切断物の下部片との間に帯鋸刃が挟まるという不具合が発生し、帯鋸刃に大きな張力がかかって帯鋸刃が断線するおそれがあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、被切断物を水平方向に切断することのできるバンドソー型切断装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は前記目的を達成するために、立面内に設けられ、水平方向に間隔をあけて配置された一対のシーブと、該一対のシーブに巻きかけられて前記一対のシーブを周回走行する無端状の帯鋸刃と、該帯鋸刃を被切断物に対して相対的に水平方向に進退させる進退手段と、前記被切断物の上部を保持する保持手段と、を備え、前記被切断物の上部を保持した状態で、前記被切断物を前記帯鋸刃で水平方向に切断することを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、被切断物の上部を保持しながら、被切断物を帯鋸刃で水平方向に切断するようにしたので、切断した被切断物の上部片と下部片との間に帯鋸刃が挟まれることを防止することができる。よって、帯鋸刃で被切断物を水平方向に切断することができる。
請求項2に記載の発明は請求項1の発明において、前記被切断物を載置するテーブルを前記帯鋸刃に対して相対的に回転させる回転手段を備えたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、被切断物を載置したテーブルを帯鋸刃に対して相対的に回転させることによって、被切断物を様々な方向から切断することができる。したがって、被切断物の外周部のみを切断することができるので、筒状に形成された被切断物を効率良く切断することができる。
請求項3に記載の発明は請求項2に記載の発明において、前記テーブルを前記帯鋸刃に対して相対的に傾ける傾斜手段を備えたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、被切断物を帯鋸刃に対して相対的に傾けることができるので、斜めに切断することができる。
請求項4に記載の発明は請求項2又は3に記載の発明において、前記テーブルを所定の角度で回転させる回転動作と、前記帯鋸刃による前記被切断物の切断動作とを交互に繰り返すことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、被切断物が断面多角形の筒状に形成された場合に有利であり、例えば、被切断物が断面四角形の筒状に形成された場合には、テーブルを90°ずつ回転させる回転動作と被切断物の切断動作とを繰り返すことによって、被切断物を効率よく切断することができる。
請求項5に記載の発明は請求項2又は3に記載の発明において、前記テーブルを回転する回転動作と、前記帯鋸刃による前記被切断物の切断動作とを同時に行うことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、被切断物が円筒状に形成された場合に有利であり、テーブルを回転させながら切断を行うことによって、被切断物を効率よく切断することができる。
本発明に係るバンドソー型切断装置によれば、被切断物の上部を保持しながら切断するようにしたので、切断した被切断物の上部片と下部片との間に帯鋸刃が挟まれることを防止することができ、被切断物を水平方向に切断することができる。
以下、添付図面に従って本発明に係るバンドソー型切断装置の好ましい実施の形態について詳説する。
図1は本実施の形態のバンドソー型切断装置の構成を示す斜視図であり、図2はバンドソー型切断装置の正面図、図3はバンドソー型切断装置の側面図を示している。これらの図に示すバンドソー型切断装置10は被切断物12を水平方向に切断する装置である。被切断物12は、中空状に形成されており、その内部には液状物が入っている。図1〜図3において、水平面上で直交する二方向をX軸方向、Y軸方向とするとともに、高さ方向をZ軸方向とする。
バンドソー型切断装置10は、本体フレーム14、横行フレーム16、上部フレーム18、及びテーブル20を備え、テーブル20の上に被切断物12が載置される。なお、被切断物12は、ボルトやナット等の固定手段によってテーブル20に固定することが好ましい。
テーブル20は、図2に示すように、揺動板22の上に固定されており、揺動板22は、ユニバーサルジョイント(自在継手)28を介して回転板24に揺動自在に連結されている。回転板24には、シリンダ26が上向きに設置されており、このシリンダ26のロッド26Aが揺動板22の縁部分に連結されている。したがって、シリンダ26を駆動してロッド26Aを伸縮することによって、揺動板22の角度を自在に調節することができる。なお、シリンダ26の個数は、揺動板22の角度を自在に調節できる観点から三個以上が好ましいが、揺動板22の縁部に支点を設けておくことによって、二個或いは一個にすることもできる。
回転板24は、基台30に回転自在に支持されるとともに、不図示の回転用モータに接続される。したがって、回転用モータを駆動することによって、回転板24を回転させることができる。なお、回転用モータとしては、回転量(回転角度)を制御できるもの(例えばステッピングモータ等)が用いられ、回転板24を所定角度ずつ回転できるようになっている。
横行フレーム16は、図2に示す如く略H型に形成されており、本体フレーム14に対してX軸方向にスライド自在に取り付けられている。すなわち、本体フレーム14の外側面にそれぞれ、ガイドレール32、32…がX軸方向に設置されており、このガイドレール32に沿って横行フレーム16がスライド自在に支持されている。
また、横行フレーム16は、図3に示す如くスクリュージャッキ36を介して横行用モータ38に接続されており、横行用モータ38を駆動することによって、X軸方向にスライド移動するようになっている。これにより、横行フレーム16を、前述したテーブル20に対して進退移動させることができる。
横行フレーム16には、一対のシーブ42、42が回動自在に支持されている。一対のシーブ42、42は、同一立面(鉛直面)内に横方向に所定の間隔をおいて配置され、この一対のシーブ42、42に帯鋸刃44が巻きかけられる。帯鋸刃44は無端状に形成されるとともに、テーブル20側に切断刃を有している。
一対のシーブ42、42のうち図2の右側のシーブ42には、切断用モータ46が連結される。この切断用モータ46を駆動することによってシーブ42が回転し、帯鋸刃44が一対のシーブ42、42を周回走行するようになっている。また、図2の左側のシーブ42には、Y軸方向に位置を調節するジャッキ(不図示)が連結される。このジャッキによって一対のシーブ42、42の間隔を調節することができるので、一対のシーブ42、42に巻きかけた帯鋸刃44の張力を調節することができる。
本体フレーム14の上面には、上部フレーム18がX軸方向にスライド自在に支持されている。すなわち、本体フレーム14の上面には、ガイドレール50、50がX軸方向に配設されており、このガイドレール50に上部フレーム18がスライド自在に支持されている。また、上部フレーム18には、X軸方向に配置された送りねじ52が螺合されており、この送りねじ52は、本体フレーム14に取り付けられた退避用モータ54に連結されている。したがって、退避用モータ54を駆動して送りねじ52を回転させると、上部フレーム18がX軸方向に移動する。よって、上部フレーム18を図3に実線で示す如くテーブル20の上方に配置したり、図3に二点鎖線で示す如くテーブル20の上方から退避させたりすることができる。
図2に示すように、上部フレーム18にはクランプ装置60が取り付けられている。クランプ装置60は、昇降用モータ62を有し、この昇降用モータ62がスクリュージャッキ64を介して昇降ブロック66に連結されている。そして、昇降用モータ62を駆動することによって、その回転力がスクリュージャッキ64を介して昇降ブロック66に伝達し、昇降ブロック66が昇降するようになっている。
図4(A)に示すように昇降ブロック66の下面には円柱状のピン受け部68が設けられる。ピン受け部68の下端には円錐状の溝68Aが形成されており、この溝68Aに、後述する調芯治具76のピン80の先端80Aが差し込まれる。なお、ピン受け部68は、図3に示す如く上部フレーム18をテーブル20の上に配置した際に、テーブル20の回転中心線上に配置される。
図4(A)に示すように昇降ブロック66の両端部にはそれぞれクランプアーム70、70が軸74、74を中心として揺動自在に支持されている。クランプアーム70は、ハンドル72を操作することによって揺動可能な状態と固定状態とが切り替えられる。このクランプアーム70、70によって、調芯治具76の円盤78が保持される。
調芯治具76は、ピン80と円盤78とから成り、ピン80は立設した状態で被切断物12の上面に熔接或いは接着によって固定される。ピン80の上端80Aにはテーパが形成されており、この先端80Aがピン受け部68の溝68Aに入り込むことによって、被切断物12が位置決めされる。円盤78は、ピン80と直交するようにして取り付けられており、下面にはリブが形成されている。
上記の如く構成されたクランプ装置60で調芯治具76を保持する場合、まず、図4(A)に示すように、調芯治具76のピン80の上方に、クランプ装置60のピン受け部68を配置する。そして、ハンドル72を操作して、クランプアーム70、70を外側に揺動させておく。
次に、昇降用モータ62(図2参照)を駆動して昇降ブロック66を下降させ、図4(B)に示すように、調芯治具76のピン80の先端80Aをピン受け部68の溝68Aに係合させる。次いで、クランプアーム70、70を揺動させ、調芯治具76の円盤78に係合させる。そして、ハンドル72を操作してクランプアーム70、70を固定する。
次に、昇降用モータ62によって昇降用ブロック66を上昇させる方向にテンションをかける。これにより、被切断物12は調芯治具76を介して上方にテンションをかけられた状態に保持される。この状態では、ピン80とピン受け部68が係合しているので、被切断物12をテーブル20とともに回転させても、芯振れすることがない。
図2に示すように、本体フレーム14には、被切断物12の上部を押さえる一対の上部押さえ治具82、82と、被切断物12の下部を押さえる一対の下部押さえ治具84、84とが設けられている。ここで、被切断物12の上部とは、帯鋸刃44によって切断される切断線に対して上側の部分であり、被切断物12の下部とは前記切断線に対して下側の部分である。
一対の上部押さえ治具82、82は、被切断物12を挟んで両側に配置される。また、上部押さえ治具82は、本体フレーム14に固定されたシリンダ82Aと、このシリンダ82Aから被切断物12に向けて水平方向に出没するロッド82Bとから構成され、ロッド82Bを被切断物12に向けて伸長することによってロッド82Bの先端が被切断物12に当接される。したがって、一対の上部押さえ治具82、82のロッド82B、82Bを被切断物12に両側から当接させることによって、被切断物12を両側から挟圧することができる。よって、被切断物12の上部の横揺れを防止することができる。なお、ロッド82Bの先端にはローラ82Cが回動自在に支持されており、このローラ82Cを介して被切断物12を押圧しているので、被切断物12が上下方向に動いた場合であっても、上部押さえ治具82に上下方向の負荷がかからないようになっている。
一対の下部押さえ治具84、84は、一対の上部押さえ治具82、82と同様に、被切断物12を挟んで両側に配置されるとともに、本体フレーム14に固定されたシリンダ84Aと、このシリンダ84Aから被切断物12に向けて水平方向に出没するロッド84Bとから構成されている。したがって、一対の下部押さえ治具84、84のロッド84B、84Bを被切断物12に両側から当接させることによって、被切断物12の下部を両側から挟圧することができる。よって、被切断物12の下部の横揺れを防止することができる。
なお、上部押さえ治具82、下部押さえ治具84の個数や配置は、特に限定するものではなく、例えば上下に複数個を並べて配置したり、同一水平面内に複数並べて配置したりしてもよい。また、上部押さえ治具82や下部押さえ治具84の構成は、上述したものに限定されるものではなく、例えば、本体フレーム14にアームを揺動自在に支持し、このアームの先端を被切断物12に当接させるようにしてもよい。
次に上記の如く構成されたバンドソー型切断装置10の作用について図1〜図4と図5(A)〜図5(F)を用いて説明する。図5(A)〜図5(F)は、帯鋸刃44の高さ位置で被切断物12を水平方向に切断した平面断面を示している。
まず、準備作業として、調芯治具76を被切断物12の中心線上に熔接する。そして、不図示のクレーン装置で被切断物12を懸吊して搬送し、テーブル20の上に載置する。その際、クランプ装置60をテーブル20の上方から退避させておき、被切断物12の搬送後にクランプ装置60をテーブル20の上方に配置する。
次にテーブル20を回転させることによって、被切断物12の姿勢を調整する。被切断物12の姿勢は、図5(A)に示すように、帯鋸刃44と、被切断物12の側面とが若干の角度を持って配置されるようにする。
次に、図4のクランプ装置60を調芯治具76に係合させる。すなわち、クランプ装置60の昇降ブロック66を下降させて、調芯治具76のピン80の上端80Aをピン受け部68の溝68Aに係合させる。次いで、ハンドル72を操作してクランプアーム70を揺動させ、調芯治具76の円盤78に係合させる。そして図2の昇降用モータ62を駆動することによって、被切断物12の上部を上方にテンションをかけた状態に保持する。
次に上部押さえ治具82、82と下部押さえ治具84、84を被切断物12に当接させる。これにより準備作業が終了し、次いで切断作業を行う。
切断作業は、まず、図1の切断用モータ46を駆動してシーブ42を回転させる。これにより、一対のシーブ42、42に巻きかけられた帯鋸刃44がシーブ42、42を周回走行する。この状態で横行用モータ38を駆動し、横行フレーム16を被切断物12に対して前進させる。これにより、周回走行中の帯鋸刃44のうち、上側の水平部分が被切断物12に押し当てられ、被切断物12が切断される。その際、図5(B)に示すように被切断物12の側面に対して帯鋸刃44が若干傾いて押し当てられるので、切込角度が確保され、被切断物12をスムーズに切り込むことができる。すなわち、帯鋸刃44を被切断物12の側面に平行に押し当てた時のように、帯鋸刃44の走行位置が振れて切断位置がずれることを防止することができる。
図5(B)に示す如く被切断物12の一辺が完全に切断された後、図1の横行用モータ38を駆動することによって、帯鋸刃44を被切断物12に対して後退させる。さらに上部押さえ治具82と下部押さえ治具84を被切断物12から退避させる。次いで、テーブル20を90°回転させることによって、図5(C)に示すように、被切断物12の切断済みの側面とは別の側面を帯鋸刃44に対向させる。そして、上記の切断作業と同様に、上部押さえ治具82と下部押さえ治具84を被切断物12に当接させた後、帯鋸刃44を周回走行させながら被切断物12に押し当てることによって、図5(D)に示す如く被切断物12の側面を切断する。これにより、被切断物12の二つの側面が切断される。
同様の操作を繰り返すことによって、図5(E)に示すように被切断物12の別の一辺をさらに切断する。すなわち、帯鋸刃44、上部押さえ治具82、及び下部押さえ治具84を後退させ、テーブル20をさらに90°回転させた後、上部押さえ治具82と下部押さえ治具84で被切断物12を押さえて、帯鋸刃44で被切断物12を切断する。これにより、図5(E)に示す如く被切断物12の側面のうちの三辺が切断される。
同様にして、図5(F)に示す如く被切断物12の残りの一辺を切断する。これにより、被切断物12の側面が全て切断され、被切断物12が上部片と下部片とに解体される。
上述した切断作業の間、被切断物12の上部は、クランプ装置60によって上方へテンションがかけられた状態に保持されている。したがって、切断中や切断後に被切断物12の上部片が自重によって落ち込むことがなく、被切断物12の上部片と下部片との間に帯鋸刃44が挟まれることがない。よって、帯鋸刃44を断線させることなく、被切断物12を確実に水平方向に切断することができる。これにより、被切断物12内の液状物をこぼすことなく、被切断物12を解体することができる。
また、本実施の形態によれば、テーブル20を回転させるようにしたので、被切断物12を様々な方向から切断することができ、被切断物12の外周部のみを切断することができる。これにより、大型の被切断物12であっても、装置を大型化することなく切断することができる。すなわち、テーブル20を回転させない場合には、被切断物12の大型化に伴って帯鋸刃44の送り量(前進移動量)を大きくしなければならないが、テーブル20を回転させることによって、少ない送り量で効率よく被切断物12を切断することができ、装置を大型化することなく、大型の被切断物12を切断することができる。
また、本実施の形態によれば、上部押さえ治具82と下部押さえ治具84で被切断物12を押さえるようにしたので、切断時に被切断物12が横振れすることを防止することができる。よって、被切断物12の転倒を防止することができ、被切断物12を安全に切断することができる。
さらに、本実施の形態によれば、調芯治具76のピン80をクランプ装置60のピン受け部68に係合させるようにしたので、被切断物12の回転中心が振れることを防止することができる。よって、被切断物12を回転させた際にも、帯鋸刃44による切断線の位置がずれることがなく、被切断物12を常に同じ高さで水平に切断することができる。
なお、本実施の形態では、テーブル20の角度を調節できるので、切断線のずれが生じた場合にも対応することができる。例えば、図6に示す如く、被切断物12の三つの側面を切断した状態において、切断開始時の切断線の位置と最終切断時の切断線の位置とが高さ方向にずれた場合には、テーブル20の角度を帯鋸刃44に対して調節することによって、二点鎖線で示す如く被切断物12が切断されるようにする。これにより、被切断物12の各側面の切断線が繋がるので、被切断物12を上部片と下部片とに解体することができる。
なお、上述した実施の形態では、回転用モータ46によってテーブル20を回転させるようにしたが、これに限定するものではなく、手動で回転させるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態は、テーブル20を90°ずつに回転させるようにしたが、これに限定するものではなく、被切断物12の断面形状に合わせて回転させればよい。たとえば、水平断面が正三角形の筒状に形成された被切断物12の場合には、120°毎に回転させて切断を行うとよい。また、水平断面が円形の筒状に形成された被切断物12の場合には、テーブル20を低速で回転させながら、帯鋸刃44によって被切断物12を切断するとよい。
また、上述した実施の形態は、テーブル20を回転させるようにしたが、テーブル20と帯鋸刃44とが相対的に回転していればよい。よって、本体フレーム14或いは横行フレーム16をテーブル20の回りに回転させることによって帯鋸刃44を移動させるようにしてもよい。
また、上述した実施の形態は、テーブル20を傾斜させるようにしたが、テーブル20と帯鋸刃44とが相対的に傾斜すればよい。よって、横行フレーム16を傾斜させて帯鋸刃44を傾けるようにしてもよい。
さらに、上述した実施の形態は、被切断物12の上部を上方にテンションをかけて保持する保持手段としてクランプ装置60を用いたが、保持手段の構成はこれに限定されるものではなく、たとえば、負圧吸着手段によって被切断物12の上部を吸着して上方にテンションをかけて保持するようにしてもよい。
本発明に係るバンドソー型切断装置の実施形態の構成を示す斜視図 図1のバンドソー型切断装置を示す正面図 図1のバンドソー型切断装置を示す側面図 クランプ装置の構成を示す説明図 図1のバンドソー型切断装置の作用を示す説明図 切断線のずれの修正方法を説明する斜視図
符号の説明
10…バンドソー型切断装置、12…被切断物、14…本体フレーム、16…横行フレーム、18…上部フレーム、20…テーブル、42…シーブ、44…帯鋸刃、60…クランプ装置、62…昇降用モータ、68…ピン受け部、70…クランプアーム、76…調芯治具、82…上部押さえ治具、84…下部押さえ治具

Claims (5)

  1. 立面内に設けられ、水平方向に間隔をあけて配置された一対のシーブと、
    該一対のシーブに巻きかけられて前記一対のシーブを周回走行する無端状の帯鋸刃と、
    該帯鋸刃を被切断物に対して相対的に水平方向に進退させる進退手段と、
    前記被切断物の上部を保持する保持手段と、
    を備え、前記被切断物の上部を保持した状態で、前記被切断物を前記帯鋸刃で水平方向に切断することを特徴とするバンドソー型切断装置。
  2. 前記被切断物を載置するテーブルを前記帯鋸刃に対して相対的に回転させる回転手段を備えたことを特徴とする請求項1に記載のバンドソー型切断装置。
  3. 前記テーブルを前記帯鋸刃に対して相対的に傾ける傾斜手段を備えたことを特徴とする請求項2に記載のバンドソー型切断装置。
  4. 前記テーブルを所定の角度で回転させる回転動作と、前記帯鋸刃による前記被切断物の切断動作とを交互に繰り返すことを特徴とする請求項2又は3に記載のバンドソー型切断装置。
  5. 前記テーブルを回転する回転動作と、前記帯鋸刃による前記被切断物の切断動作とを同時に行うことを特徴とする請求項2又は3に記載のバンドソー型切断装置。
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