JP2005246529A - 圧入装置および圧入方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 被圧入部材の2度打ち作業を防止することができる圧入装置および圧入方法を提供すること。
【解決手段】 圧入装置1は、ワークWに形成された圧入部Wbに、被圧入部材Oを圧入する装置である。圧入装置1は、被圧入部材Oの圧入前に、ワークWに当接する当接部材(8,9)と、当接部材(8,9)を摺動自在に支持すると共に、被圧入部材Oを保持するホルダ7と、ホルダ7をワークWに対して所定の低押圧力で移動させることで、被圧入部材OをワークWに位置決めすると共に、被圧入部材Oを低押圧力よりも強い押圧力で押圧することで、被圧入部材Oを圧入部Wbに圧入する押圧装置5と、当接部材(8,9)がホルダ7内の所定位置まで後退したときに、低押圧力から高押圧力に押圧装置5を切り替える切替手段(V1,V2)と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、自動車のデフケースなどのワークの組付孔にオイルシールなどの被圧入部材を圧入するための圧入装置および圧入方法に関する。
従来、オイルシールを自動車のデフケースなどに形成された軸部材挿入孔(組付孔)に自動的に圧入するときには、デフケースの軸部材挿入孔に外側方向からオイルシールを保持するシールガイドを空気圧によって進退させて圧入する圧入装置が使用されている(例えば、特許文献1参照)。
特に、多機種少量生産でオイルシールをワークの軸部材挿入孔に圧入する場合や、オイルシールをデフケースに圧入する場合には、前記特許文献1に開示されているようなオイルシール圧入装置が使用されている。
この特許文献1のオイルシール圧入装置は、前記シールガイドに嵌入させたオイルシールが押し部で押圧されることによって軸部材挿入孔に圧入されて、その後に、オイルシールが正常に圧入されたか、あるいは傾いて圧入されたかを第1および第2エア吐出口で検出することができるように構成されている。
実開昭63−144136号公報(第9頁〜第11頁、第1図)
しかしながら、このようなオイルシール圧入装置におけるオイルシールの圧入方法では、オイルシールの圧入工程は順調に行われるが、その後の圧入状態を検出する時期がオイルシールの圧入工程後となる。このため、例えば、オイルシールがシールガイドに嵌着されていない場合、その異常をオイルシール圧入装置が検出するのは、1サイクル後の作業工程時になるため、オイルシールの嵌着の有無の検出に時間がかかり、時間の無駄になっている。
また、ワークの軸部材挿入孔に挿入されたオイルシールが傾いていることが検出された場合には、その軸部材挿入孔からオイルシールを抜き取る作業が必要となるため、作業の無駄となる。そして、オイルシールが一度ワークの軸部材挿入孔に圧入されたことにより、その軸部材挿入孔は、径が広がって寸法公差外となり、ワークそのものを廃棄しなければならないという不具合が発生するものであった。
また、このような作業工程が人によって行われる場合には、一度、軸部材挿入孔にオイルシールが圧入されたワークに、休憩時間などの間をおいてその作業を継続したときに、誤って再度ワークにオイルシールを打ち込んでしまう所謂2度打ちをしてしまうおそれもある。前記特許文献1のオイルシール圧入装置では、このような場合であっても、ワークにオイルシールを打ち込んだ後でしかそのような異常を検出することができないという問題点がある。
そこで、本発明は、前記従来技術の問題点を解決するためになされたものであり、本発明の課題は、オイルシールなどの被圧入部材をワークに打ち込む前に、ワークに被圧入部材が圧入されているかを検出して、被圧入部材の2度打ち作業を防止することができる圧入装置および圧入方法を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1に記載の圧入装置は、ワークに形成された圧入部に、被圧入部材を圧入する圧入装置であって、前記被圧入部材の圧入前に、前記ワークに当接する当接部材と、前記当接部材を摺動自在に支持すると共に、前記被圧入部材を保持する保持部を有するホルダと、前記ホルダを前記ワークに対して所定の低押圧力で移動させることで、前記被圧入部材を前記ワークに位置決めすると共に、前記ワークに位置決めされた前記被圧入部材を前記低押圧力よりも強い高押圧力で押圧することで、前記被圧入部材を前記圧入部に圧入する押圧装置と、前記当接部材が前記ホルダ内の所定位置まで後退したときに、前記低押圧力から前記高押圧力に押圧装置を切り替える切替手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、圧入装置は、保持部によって被圧入部材を保持したホルダが所定の低押圧力で移動すると、まず、当接部材が被圧入部材の圧入前に、ワークに当接して被圧入部材をワークに位置決めする。さらに、ホルダが移動すると、このホルダに摺動自在に支持された当接部材がホルダ内の所定位置まで後退した場合に、切替手段が押圧装置を低押圧力から高押圧力に切り替える。すると、押圧装置は、高押圧力でホルダを移動させて被圧入部材を前記ワークに圧入する打ち込みを行う。
例えば、既に被圧入部材が圧入されているワークに、さらに被圧入部材を圧入しようとしたときは、押圧装置によってホルダが低押圧力で移動すると、このホルダに保持された被圧入部材が、既にワークに圧入されている被圧入部材に当接する。そして、被圧入部材同士が当接したことにより、当接部材がホルダ内の所定位置まで後退することができず、切替手段が作動しない。これにより、押圧装置は、駆動せず被圧入部材をワークに圧入する打ち込みを行わない。したがって、圧入装置は、被圧入部材をワークに打ち込む前に、ワークに被圧入部材が既に1つ圧入されているか否かを時間的に効率良く検出すると共に、被圧入部材が圧入されているワークに、さらにもう1つの被圧入部材が打ち込まれる所謂2度打ちが行われることを防止できる。
また、切替手段は、例えば、ホルダに保持された被圧入部材が面取り部を有するときに、被圧入部材がワークの圧入口の開口端に押圧されて、当接部材が面取り部の高さ分(所定位置)まで後退したときに、前記切替手段が切り替わるようにすることにより、圧入装置は、被圧入部材に面取り部が形成されていない非適合品である否かを検出することができるようになる。これにより、圧入装置は、被圧入部材が面取り部のある適合品のときに押圧装置を作動させて打ち込みを行い、被圧入部材が面取り部のない非適合品のときに押圧装置を作動させず、非適合品の被圧入部材がワークに圧入されることを防止することができる。
請求項2に記載の圧入装置は、請求項1に記載の圧入装置であって、前記押圧装置は、圧縮空気を利用することで前記高押圧力を発生させるエアハンマを備えると共に、前記切替手段は、圧縮空気を供給する圧縮空気供給源と、前記圧縮空気供給源から供給される前記圧縮空気を前記ホルダと前記当接部材との摺動部に取り入れるために前記ホルダに形成される取入口と、前記当接部材に形成され、かつ前記当接部材が前記所定位置まで後退したときに前記取入口と外部とを連通する連通孔と、前記取入口と前記連通口が連通することで流れる圧縮空気によりエアハンマへの圧縮空気の通路を閉状態から開状態へ切り替える切替バルブと、から構成されることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、圧入装置は、押圧装置によって被圧入部材を保持したホルダが移動して、当接部材が所定位置まで後退したときに、当接部材が取入口と連通孔とを連通させて、切替バルブを切り替えさせる。すると、切替バルブは、エアハンマに流れる圧縮空気供給源からの圧縮空気を閉状態から開状態に切り替えて、エアハンマに高押圧力を発生させる圧縮空気を流す。これにより、押圧装置は、エアハンマによって被圧入部材をワークに自動圧入する被圧入部材の打ち込みを行う。
請求項3に記載の圧入方法は、請求項1または請求項2に記載の圧入装置を用いた圧入方法であって、前記被圧入部材を前記ホルダの保持部に保持させる保持工程と、前記押圧装置によって前記低押圧力で前記ホルダを移動させることで前記ホルダを前記ワークに対して近づけて位置決めする位置決め工程と、前記位置決め工程において、前記当接部材が前記ホルダ内の所定位置まで後退したときに、前記押圧装置による押圧力を前記高押圧力に切り替える切替工程と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、圧入方法は、当接部材がホルダ内の所定位置まで後退したときに、押圧装置による押圧力を高押圧力に切り替える切替工程を有することにより、例えば、被圧入部材の面取り部がワークの面取り部に当接したときに、当接部材がワークの圧入部の開口端に押圧されて所定位置まで後退すれば、押圧装置の押圧力を高押圧力に切り替えるようにすることができる。押圧装置は、この切替工程によって高押圧力で駆動して、被圧入部材をワークに圧入する打ち込みを行う。
すなわち、押圧装置は、被圧入部材に面取り部が形成された適合品である場合、その被圧入部材を保持しているホルダが面取り部の高さ分だけ余分に移動して、ホルダ内の当接部材を所定位置まで後退させ、高押圧力に切り替えられる。押圧装置は、この高押圧力によって被圧入部材をワークに圧入する。
そして、被圧入部材に面取り部が形成されていない場合や被圧入部材をワークに打ち込む前に既にワークに被圧入部材が圧入されている場合には、被圧入部材とワークの面取り部とが互いに当接すぜ、面取り部の高さ分だけ移動する距離が短くなる。これにより、当接部材が所定距離まで後退できず、押圧装置による被圧入部材をワークに圧入する作業が行われない。
したがって、被圧入部材をワークに2度打ち込むことや、面取り部のない被圧入部材がワークに打ち込まれることを防止して、非適合品による不具合の発生を解消することができる。
本発明に係る圧入装置および圧入方法によれば、オイルシールなどの被圧入部材をワークに打ち込む前に、その被圧入部材に面取り部がない非適合品であるか否かと、ワークに被圧入部材が既に圧入されているか否かとを検出することができる。これにより、その非適合品を排除して、ワークに非適合品の被圧入部材が圧入されることを防止することができる。また、被圧入部材がワークに2度打ちされることを防止して、作業の効率化を図ることができると共に、非適合品の被圧入部材によって不具合が発生することを解消することができる。
次に、図1〜図5を参照して、本発明の実施の形態に係る圧入装置および圧入方法を説明する。
≪ワーク≫
まず、図1を参照してワークWを説明する。図1は、本発明の実施の形態に係る圧入装置を示す図で、固定台にワークを取り付けた状態を示す概略図である。
図1に示すように、ワークWは、例えば、自動車のデフケースなどのように、軸部材(図示せず)を挿入するための組付孔Waを有している。このワークWは、例えば、鋳鉄などの金属によって形成された鋳物からなる。
前記ワークWの組付孔Waは、貫通孔または盲穴からなり、被圧入部材Oが圧入される圧入部Wbと、挿入部品である軸部材が直接軸入される軸受部Wcとから構成されている。
圧入部Wbは、被圧入部材Oが圧入される部分であり、組付孔Waの開口端側に形成されている。圧入部Wbの開口端には、圧入される被圧入部材Oの圧入をスムーズにするための面取り部C1が形成されている。
軸受部Wcは、例えば、組付孔Waの圧入部Wbの奥側に、ベアリングBを介して設けられている。
なお、軸受部Wcと前記圧入部Wbとは、このように別体であってもよく、あるいはベアリングBをなくして一体に形成してもどちらであってもよい。
≪被圧入部材≫
図1に示すように、被圧入部材Oは、組付孔Wa内に供給した潤滑油の漏れや外部から塵埃などが侵入するのを防止するために、圧入部Wbに圧入される部材である。この被圧入部材Oは、少なくとも、圧入部Wbに圧入される側の外周端部に、その被圧入部材Oが前記面取り部C1に当接してスムーズに圧入部Wb内に圧入されるようにするためのガイド用の面取り部C2が形成されている。
なお、前記被圧入部材Oは、例えば、オイルシールからなる。また、被圧入部材Oは、オイルシールに限定されるものではなく、リング形状またはC字形状に形成されて組付孔Waに圧入される部材であればよい。
≪圧入装置≫
次に、図1〜図3を参照して、圧入装置1を説明する。
以下、本発明の一例として、前記ワークWを自動車のデフケースとし、前記被圧入部材Oをそのデフケースに圧入されるオイルシールとした場合を例にして説明する。また、圧入装置1のピストンロッド6bなどが移動する方向は、上下方向に限定されるものではなく、ワークWの組付孔Waの軸心線方向に移動すればよく、例えば、水平方向であってもよい。以下、その方向を上下方向として説明する。
図1に示すように、圧入装置1は、ワークWに形成された圧入部Wbに被圧入部材Oを、押圧装置5によって自動的に圧入する組み付け機械である。
なお、後記する押圧装置5は、空気または油圧などからなる圧力媒体や、モータ回転装置などによってホルダ7を上下方向に進退させる装置であり、特にその駆動手段は限定されない。圧入装置1は、例えば、後記する押圧装置5とエアハンマ6とを1つにして兼用させたものであってもよい。
この圧入装置1の一例として、以下、圧縮空気を圧力媒体とし、高押圧力でホルダ7を押圧するエアハンマ6と、前記高押圧力よりも弱い低押圧力でホルダ7を移動させる図示せぬ移動装置を備えた押圧装置5とを備えた装置を説明する。
前記圧入装置1は、基台2と、この基台2に立設したフレーム3と、ワークWを固定するための固定台4と、フレーム3に設けられた押圧装置5と、この押圧装置5を駆動させる圧縮空気を供給するための圧力媒体供給源(圧縮空気供給源)Pと、この圧力媒体供給源Pを制御するための切替バルブV1と、被圧入部材Oを保持するためのホルダ7と、ワークWの軸受部Wcに当接するガイド(当接部材)8と、このガイド8と一体のロッド(当接部材)9と、ガイド8およびロッド9が所定位置まで後退したときに作動するバルブ機構(切替手段)V2と、押圧装置5が高押圧力で作動するように切り替える切替バルブ(切替手段)V1とを主に構成されている。
前記圧入装置1は、後記するように、被圧入部材Oの面取り部C2がワークWの面取り部C1に当接してガイド8およびロッド9が所定位置まで移動したときに、バルブ機構V2がONして、前記ロッド9に設けられた吐出口9bから吐出される圧縮空気によって切替バルブV1が作動する。さらに、この切替バルブV1からの圧縮空気で押圧装置5が駆動されることによって、ピストンロッド6bおよびホルダ7が下降して、被圧入部材Oを前記ワークWに圧入する圧入装置1の打ち込みが開始されるようになっている。
続いて、図1を主に参照して、圧入装置1の各部を説明する。
≪基台≫
図1に示すように、前記基台2は、圧入装置1の本体を構成するものであって、端部から上方向に向けてフレーム3が垂設されている。この基台2には、ワークWを固定する固定台4が載設されている。
≪フレーム≫
前記フレーム3は、圧入装置1の骨格を構成するもので、例えば、側面視してL字型に形成されている。このフレーム3には、ピストンロッド6bを上昇・下降させる押圧装置5が設けられている。
なお、フレーム3の構造は、特に限定されない。
≪固定台≫
固定台4は、ワークWをワーク位置決め用のピン4aなどによって固定するための工作台であり、基台2上に水平に設置されている。
≪押圧装置≫
押圧装置5は、ホルダ7が取り付けられたピストンロッド6bを上下方向に進退させるための装置である。この押圧装置5は、図示しない操作スイッチなどを備えたコントロール装置によって作動される。なお、押圧装置5は、ホルダ7を下降させて、ホルダ7に保持された被圧入部材OがワークWまたはこのワークWに圧入された被圧入部材O2に当接したときに、被圧入部材Oの面取り部C2とワークWの面取り部C1とが当接して、その反力によって停止するようになっている。すなわち、押圧装置5は、被圧入部材OをワークWの圧入部Wbに圧入する前にはホルダ7を弱い力で下降させ、被圧入部材OとワークWとが当接したら停止し、その後、所定の条件が満たされたら、後記するエアハンマ6によって被圧入部材Oの打ち込みが行われる。
なお、ホルダ7を弱い力で下降させるときは、ホルダ7やピストンロッド6bなどの自重によって、行わせるようにしてもよい。
≪エアハンマ≫
前記エアハンマ6は、後記の圧力媒体供給源Pから圧縮空気がシリンダ6a内に送られることによって、ピストンロッド6bおよびホルダ7を強い力で下降させて、被圧入部材Oを前記ワークWに圧入する打ち込みを行う。このエアハンマ6は、切替バルブV1から圧縮空気が導入されるシリンダ室(図示せず)を有するシリンダ6aと、このシリンダ室に挿入されて圧縮空気によって進退するピストンロッド6bとから構成されている。
前記ピストンロッド6bの下端面には、ホルダ7の上端部に形成されたテーパシャンク7dが装着される取付穴6cが形成されている。
なお、エアハンマ6は、圧縮空気以外の油圧などの圧力媒体やモータなどによって駆動するような装置であってもよい。
≪圧力媒体供給源≫
図2は、本発明の実施の形態に係る圧入装置の空気圧回路を示すブロック図である。
図2に示すように、前記圧力媒体供給源Pは、エアハンマ6を駆動するための圧縮空気を圧縮して高圧化するための装置であって、例えば、コンプレッサからなる。この圧力媒体供給源Pは、ホースH1、切替バルブV1およびホースH2を介してエアハンマ6に接続されている。また、この圧力媒体供給源Pは、ホースH3によってホルダ7(図1参照)に内設されたバルブ機構V2およびホースH4を介して切替バルブV1に接続されている。
なお、圧力媒体供給源Pは、特許請求の範囲に記載の「圧縮空気供給源」に相当する。
≪ホース≫
前記ホースH1〜H4は、例えば、圧縮空気を送るためのエアホースからなる。ホースH1は、一方が圧力媒体供給源Pに接続され、他方が切替バルブV1に接続されている。ホースH2は、一方が切替バルブV1に接続され、他方がエアハンマ6に接続されている。ホースH3は、一方が圧力媒体供給源Pに接続され、他方がバルブ機構V2に接続されている。ホースH4は、一方がバルブ機構V2に接続され、他方が圧力媒体供給源Pに接続されている。
≪切替バルブ≫
前記切替バルブV1は、圧力媒体供給源Pから供給される圧縮空気の導入先をエアハンマ6やバルブ機構V2に切り替えるためのバルブであって、例えば、三方口電磁弁からなる。この切替バルブV1は、被圧入部材Oの面取り部C2が、ワークWの開口端に形成された面取り部C1(図1参照)と当接したときに、後記するバルブ機構V2の吐出口9bから吐出される圧縮空気によって作動するように構成されている。前記切替バルブV1は、常時閉方向に付勢されるバルブ機構V2に圧力媒体供給源Pの圧縮空気を供給させて、そのバルブ機構V2からの空気圧で開放されることで、圧力媒体供給源Pからエアハンマ6に圧縮空気を供給させる。なお、切替バルブV1は、図示しない電源スイッチなどが設置されたコントロール装置に電気的に接続されている。
≪バルブ機構≫
図3は、本発明の実施の形態に係る圧入装置を示す図で、被圧入部材をホルダに取り付けたときの状態を示す圧入装置の要部拡大断面図である。
図3に示すように、バルブ機構V2は、後記するガイド8と一体に動くロッド(当接部材)9の進退によって開閉して、切替バルブV1に作動信号を送る二方口バルブである。このバルブ機構V2は、被圧入部材OをワークW(図1参照)の圧入部Wbに圧入する前に、その被圧入部材Oに面取り部C2が形成されているか否か、および圧入部Wbに既に被圧入部材Oが圧入されているか否かを検出して作動する被圧入部材検出バルブの機能を備えている。すなわち、バルブ機構V2は、ホルダ7に保持された被圧入部材Oが面取り部C2を有して、その面取り部C2が圧入部Wbの面取り部C1に当接するまでの間に、既に軸受部Wcの開口端に当接した状態のガイド8がホルダ7内に進入することで、ロッド9がホルダ7に対して上昇し、連通孔9aがバルブポート7kに連通することによってONするようになっている。前記バルブ機構V2は、このバルブ機構V2のハウジングを構成して取入口7fやバルブポート7kやバルブ室7eなどを有するホルダ7と、バルブ室7eに進退可能に設けられて連通孔9aおよび吐出口9bを有するロッド9と、このロッド9を元の位置に自動復帰させるための弾発部材Sとから構成されている。
なお、バルブ機構V2は、特許請求の範囲に記載の「切替手段」に相当する。
≪ホルダ≫
図3に示すように、前記ホルダ7は、圧入部Wbに圧入する被圧入部材Oを保持すると共に、前記押圧装置5(図1参照)によって昇降されて、前記エアハンマ6によって被圧入部材OをワークWの圧入部Wbに打ち込むように保持して運ぶ部材である(図1参照)。また、このホルダ7は、前記バルブ機構V2のハウジング本体を形成している。前記ホルダ7には、被圧入部材Oを保持するための保持部7aと、ガイド8の基端部側を進退可能(摺動自在)に支持するための筒部7cと、ホルダ7をピストンロッド6b(図1参照)に装着するためのテーパシャンク7dと、ロッド9の基端部側を進退可能に挿入して支持するためのバルブ室7eと、このバルブ室7eに圧力媒体供給源P(図1参照)からの圧縮空気を取り入れるための取入口7fと、ロッド9に取り付けたピン10の移動を規制するための規制孔7gと、ロッド9の吐出口9bに取り付けたホースH4の昇降を可能にするためのホース設置孔7hとが形成されている。また、ホルダ7の前記規制孔7gおよびホース設置孔7hの周囲には、カバー7nが設置されている。
前記保持部7aは、1つの被圧入部材Oを保持するためのものであって、ホルダ7の下面外側に形成されている。その保持部7aは、被圧入部材Oを嵌合される筒部7cと、被圧入部材Oを圧入部Wbに圧入するときに、被圧入部材Oの上面が押圧される押圧部7bとからなる。
押圧部7bは、ホルダ7の下面外側に一体に形成された環状凸部からなる。
筒部7cは、ホルダ7の下面に一体に形成された底付円筒体からなり、その外周面には被圧入部材Oが嵌合され、内側には弾発部材Sを介してガイド8が進退自在(摺動自在)に設けられている。なお、この筒部7cは、特許請求の範囲に記載の「摺動部」に相当する。
テーパシャンク7dは、ホルダ7を取付穴6cに圧入して固定するために形成されたもので、ホルダ7の上端部に形成されている(図1参照)。
バルブ室7eは、前記筒部7cの中心部からホルダ7の中央部内に向けて穿設された有底の穴からなる。バルブ室7eの側壁には、取入口7f、規制孔7g、ホース設置孔7hおよびOリング設置溝7iが形成されている。
取入口7fの外側には、ホースH3が接続され、その内側のバルブ室7eの内壁の上下には、ロッド9が所定位置にあるときに、その取入口7fから入ってきた圧縮空気をロッド9内に形成された連通孔9aに送るためのバルブポート7kが形成されている。
そのバルブポート7kは、取入口7fを中心としてその上下のバルブ室7eの内壁に形成されたリング状の溝からなる隙間で、圧縮空気の通路の一部を構成している。
前記Oリング設置溝7iは、そのバルブポート7kの上下端部に形成されて、Oリング7o,7pを装着することによって、圧縮空気がバルブポート7k外へ漏れることを阻止している。
前記規制孔7gは、ロッド9に挿着されたピン10の頭部が上下方向に移動可能に挿入される長孔であり、ロッド9が移動できる範囲を規制している。
ホース設置孔7hは、吐出口9bに取り付けたホースH4がロッド9と共に昇降できるように、吐出口9bおよびホースH4の形状に合わせて形成された長孔である。
≪ガイド≫
前記ガイド8は、ホルダ7が押圧装置5(図1参照)によって下降したときに、挿入部8bがワークWの軸受部Wcに挿入されることで、被圧入部材Oを圧入部Wbに導くための案内部材である。このガイド8は、ロッド9を装着するための孔および弾発部材Sのばね受け部を有する略円筒状の部材からなる。ガイド8の外周面には、挿入部8bが圧入部Wbと同一軸線上に配置された軸受部Wcに所定位置まで挿入されたときに、当接する段差部8aが形成されている。また、ガイド8の先端には、挿入部8bがスムーズに軸受部Wcに挿入されるように面取り部C3が形成されている。
図4は、本発明の実施の形態に係る圧入装置を示す図で、被圧入部材がワークの圧入部に当接したときの状態を示す圧入装置の要部拡大断面図である。
図4に示すように、前記段差部8aは、ホルダ7が押圧装置5(図1参照)によって下降して、そのホルダ7に保持された1つの被圧入部材Oの面取り部C2が圧入部Wbの面取り部C1に当接する前、軸受部Wcの上端面Wdに当接する。そして、さらにホルダ7を下降させ、面取り部C1と面取り部C2とが当接すると、ガイド8がホルダ7内の所定位置まで後退する。これにより、連通孔9aがOリング7o,7p間まで移動して、その連通孔9aとバルブポート7kとが連通し、バルブ機構V2がONするようになっている。
≪ロッド≫
前記ロッド9は、前記バルブ機構V2を開閉させるための部材であり、中空部9cを有する略有底円筒状の部材からなる。このロッド9は、先端部側がガイド8に固着され、基端部側を前記ホルダ7内に進退可能に挿入されて、ホルダ7が所定位置まで移動したときに連通孔9aを開放させる。このロッド9には、その周囲に弾発部材Sが設けられ、かつ下端部に止めねじN1によってガイド8が固定されている。このため、ロッド9は、弾発部材SによってワークW側に付勢されている。
このロッド9の中空部9cには、圧力媒体供給源P(図1参照)からの圧縮空気を取り入れるための連通孔9aと、この連通孔9aから取り入れた圧縮空気を吐出するための吐出口9bとが形成されている。そして、中空部9cの開口部は、ねじ部材N2によって閉塞されている。
なお、ロッド9と前記ガイド8は、一体に形成し、一つの部材であってもよい。このロッド9およびガイド8は、特許請求の範囲に記載の「当接部材」に相当する。
≪連通孔≫
前記連通孔9aは、ロッド9の外周面に配置されたバルブポート7kから中空部9cに連通する孔からなる。この連通孔9aは、図3に示すように弾発部材Sによってロッド9の連通孔9aがOリング7oより下側に下降しているときに、バルブ室7eの内壁によって閉塞されて、バルブ機構V2をOFF状態にし、また、ガイド8が軸受部Wcに当接することによって前記連通孔9aがOリング7o,7p間まで上昇したときに、バルブポート7kに連通されてバルブ機構V2がONするように構成されている。このように、前記バルブ機構V2は、連通孔9aがOリング7oより上側にあるか、下側にあるかによって開閉する。
≪吐出口≫
吐出口9bは、例えば、中空部9cの上端部に形成されて、取入口7fからバルブ機構V2の中空部9c内に取り入れた圧縮空気を排出するためのものである。その吐出口9bは、常に開口された状態にあり、開口端にはホースH4が接続されている。そして、前記連通孔9aから取り入れた圧縮空気がその吐出口9bから吐出して切替バルブV1に圧縮空気が流されたときに、前記エアハンマ6(図1参照)が駆動されるようになっている。
≪弾発部材≫
弾発部材Sは、バルブ機構V2のロッド9およびガイド8を下降位置(OFF位置)に自動復帰させるためのばねであって、例えば、圧縮コイルばねからなる。
≪動作≫
次に、各図を参照しながら圧入装置1の動作について説明する。
まず、図3に示すように、所定の厚さTに形成されて、下端部に面取り部C2を有する被圧入部材OがワークWの圧入部Wbに圧入される場合を説明する。
図1に示すように、エアハンマ6のピストンロッド6bに取り付けられたホルダ7を上昇させた状態で、ワークWを固定台4に載せて、ワーク位置決めピン4aによってワークWを固定台4に保持する。
続いて、組み付けロボット(図示せず)または手作業によって、被圧入部材Oをホルダ7の保持部7aに取り付ける(保持工程)。
次に、圧力媒体供給源PをONする。そして、コントロール装置(図示せず)を操作して、押圧装置5の図示せぬ移動機構を駆動してホルダ7を低押圧力で下降させる(図3参照)。
このとき、バルブ機構V2は、ロッド9が弾発部材Sによって付勢されて下側に移動したOFFの状態になっている。すなわち、連通孔9aは、Oリング7oより下側の位置にあって、バルブ室7eの内壁によって閉塞されて圧縮空気が流れない状態にある。
図3に示すように、押圧装置5(図1参照)によってホルダ7が下降すると、まず始めに、ガイド8の先端部の面取り部C3が軸受部Wcの開口端に当接して位置決めされ、ガイド8が案内されながら挿入部8bが軸受部Wcに挿入される(位置決め工程)。
ガイド8は、挿入部8bが軸受部Wcに挿入されたことにより、被圧入部材Oを保持したホルダ7の位置を被圧入部材Oが圧入部Wbに圧入される位置に位置決めする。
さらに、押圧装置5(図1参照)によってホルダ7が低押圧力で下降すると、図4に示すように、ガイド8の段差部8aが軸受部Wcの上端面Wdに当接して、ガイド8の下降が停止する。
しかしながら、ホルダ7の下降は続行されて、弾発部材Sを圧縮させながらガイド8およびロッド9がホルダ7に対して上側に進入する。
一方、被圧入部材Oは、ホルダ7と共に下降して、まず、被圧入部材Oの下端部が圧入部Wb内に面取り部C1と面取り部C2とを合わせた程度の高さT1だけ入り込み、圧入部Wbと被圧入部材Oの面取り部C1,C2同士が当接する。ここで、前記押圧装置5(図1参照)の移動機構は、被圧入部材Oを圧入部Wbに圧入させる程の力を具備せず、面取り部C2と面取り部C1との当接による反力によって停止する。
このとき、被圧入部材Oが面取り部C2の高さT1分だけ圧入部Wbに入り込むことによって、ガイド8およびロッド9がバルブ室7eの奥側に後退する。ロッド9がバルブ室7eの奥へ後退することで、連通孔9aがOリング7oの上側のバルブポート7kの位置まで上昇して開き、その連通孔9aとバルブポート7kとが連通してバルブ機構V2がONする。
すると、圧縮空気がバルブポート7k、連通孔9aおよび吐出口9bを通りホースH4から切替バルブV1に流れて、この切替バルブV1が開放することで、エアハンマ6が作動する(図1および図2参照)。
すなわち、バルブ機構V2は、被圧入部材Oが所定の厚さTで、下端部に面取り部C2を有する適合品であることを検出したときに、ONしてエアハンマ6(図1参照)を作動させて、ホルダ7を高押圧力で下降させ、被圧入部材Oを圧入部Wbに圧入する打ち込みを開始させる(切替工程)。
そして、図1に示すエアハンマ6は、圧力媒体供給源Pからの圧縮空気によって駆動して、図5に示すように、ホルダ7に保持された被圧入部材Oを圧入部Wb内に打ち込む。
ガイド8は、エアハンマ6(図1参照)の打ち込みによってホルダ7が下降することによって、弾発部材Sを圧縮しながら筒部7c内へ入り込んで行く。そして、ガイド8の上端面8cが筒部7c内の奥壁7mと当接することにより押圧装置5が停止する。これと同時にエアハンマ6(図1参照)が停止する。
なお、被圧入部材O1が外周下端部に面取り部C2がない非適合品である場合、図4に想像線で示すように、被圧入部材O1の外周下端部が凹んでいないため、被圧入部材O1は外周下端部が圧入部Wbの開口端の周縁に当接して圧入部Wb内に入り込まない。
これにより、被圧入部材O1は、前記面取り部C2がないことにより、その面取り部C2の高さT1分だけ下降できずに、押圧装置5が被圧入部材O1とワークWとが当接することによって停止する。そして、ホルダ7および被圧入部材O1の上面は、前記被圧入部材Oの面取り部C2の略高さT1分だけ上側の位置(ワークWの上面から高さTの位置)にある。このため、ガイド8およびロッド9は、バルブ室7eの奥側に移動せず、連通孔9aがOリング7oより下側にあり、バルブ室7eの内壁によって閉塞されているため、バルブ機構V2がOFF状態にある。
これにより、圧入装置1は、ホルダ7に面取り部C2が施されていない被圧入部材O1が取り付けられたとき、エアハンマ6によってその被圧入部材O1をワークWの圧入部Wbに圧入する打ち込みを行わない。よって、圧入装置1は、面取り部C2がない非適合品の被圧入部材O1を検出して、その被圧入部材O1がワークWに圧入されることを自動的に防止することができると共に、非適合品の被圧入部材O1による不具合の発生を防止することができる。
次に、図6を参照して被圧入部材OがワークWの圧入部Wbに既に圧入されているときに、さらに被圧入部材O2を圧入しようとした場合を説明する。
図6は、本発明の実施の形態に係る圧入装置を示す図で、被圧入部材が圧入されているワークにさらに圧入部材を圧入しようとしたときの状態を示す圧入装置の要部拡大断面図である。
図6に示すように、被圧入部材OがワークWに既に圧入されているときに、さらに被圧入部材O2を圧入しようとした場合、押圧装置5(図1参照)がホルダ7を下降させると、被圧入部材O2は、既にワークWに圧入された被圧入部材Oに当接する。
このため、押圧装置5(図1参照)は、被圧入部材O,O2同士が当接する反力によって停止する。そして、ホルダ7および被圧入部材O2の上面は、前記した面取り部C2がない被圧入部材O1(図4参照)のときと同様に、ワークWの上面から高さTの位置にある。このため、ガイド8およびロッド9は、バルブ室7eの奥側に移動せず、連通孔9aがOリング7o,7p間に存在しないため、バルブ機構V2が閉状態となる。
このため、圧入装置1(図1参照)は、ホルダ7に既に被圧入部材Oが取り付けられたときには、さらに被圧入部材O2をワークWの圧入部Wbに圧入する打ち込みを行おうとしても作動せず、被圧入部材Oの2度打ちを防止することができる。
よって、圧入装置1は、ワークWの圧入部Wbに被圧入部材Oが圧入されていることも検出して、その被圧入部材OがワークWに2度打ちされることを自動的に防止することができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に限定されるものではなく、その技術思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
本発明の実施の形態に係る圧入装置を示す図で、固定台にワークを取り付けた状態を示す概略図である。 本発明の実施の形態に係る圧入装置の空気圧回路を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る圧入装置を示す図で、被圧入部材をホルダに取り付けたときの状態を示す圧入装置の要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る圧入装置を示す図で、被圧入部材がワークの圧入部に当接したときの状態を示す圧入装置の要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る圧入装置を示す図で、被圧入部材がワークの圧入部に圧入されたときの状態を示す圧入装置の要部拡大断面図である。 本発明の実施の形態に係る圧入装置を示す図で、被圧入部材が圧入されているワークにさらに圧入部材を圧入しようとしたときの状態を示す圧入装置の要部拡大断面図である。
符号の説明
1 圧入装置
5 押圧装置
6 エアハンマ
7 ホルダ
7a 保持部
7c 筒部(摺動部)
7f 取入口
8 ガイド(当接部材)
8a 段差部
9 ロッド(当接部材)
9a 連通孔
9b 吐出口
C1,C2,C3 面取り部
O,O1,O2 被圧入部材
P 圧力媒体供給源(圧縮空気供給源)
S 弾発部材
T 被圧入部材の厚さ
V1 切替バルブ(切替手段)
V2 バルブ機構(切替手段)
W ワーク
Wb 圧入部

Claims (3)

  1. ワークに形成された圧入部に、被圧入部材を圧入する圧入装置であって、
    前記被圧入部材の圧入前に、前記ワークに当接する当接部材と、
    前記当接部材を摺動自在に支持すると共に、前記被圧入部材を保持する保持部を有するホルダと、
    前記ホルダを前記ワークに対して所定の低押圧力で移動させることで、前記被圧入部材を前記ワークに位置決めすると共に、前記ワークに位置決めされた前記被圧入部材を前記低押圧力よりも強い高押圧力で押圧することで、前記被圧入部材を前記圧入部に圧入する押圧装置と、
    前記当接部材が前記ホルダ内の所定位置まで後退したときに、前記低押圧力から前記高押圧力に押圧装置を切り替える切替手段と、
    を備えたことを特徴とする圧入装置。
  2. 請求項1に記載の圧入装置であって、
    前記押圧装置は、圧縮空気を利用することで前記高押圧力を発生させるエアハンマを備えると共に、
    前記切替手段は、圧縮空気を供給する圧縮空気供給源と、
    前記圧縮空気供給源から供給される前記圧縮空気を前記ホルダと前記当接部材との摺動部に取り入れるために前記ホルダに形成される取入口と、
    前記当接部材に形成され、かつ前記当接部材が前記所定位置まで後退したときに前記取入口と外部とを連通する連通孔と、
    前記取入口と前記連通口が連通することで流れる圧縮空気によりエアハンマへの圧縮空気の通路を閉状態から開状態へ切り替える切替バルブと、
    から構成されることを特徴とする圧入装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の圧入装置を用いた圧入方法であって、
    前記被圧入部材を前記ホルダの保持部に保持させる保持工程と、
    前記押圧装置によって前記低押圧力で前記ホルダを移動させることで前記ホルダを前記ワークに対して近づけて位置決めする位置決め工程と、
    前記位置決め工程において、前記当接部材が前記ホルダ内の所定位置まで後退したときに、前記押圧装置による押圧力を前記高押圧力に切り替える切替工程と、
    を有することを特徴とする圧入方法。
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