JP2005246226A - 飛灰の処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】飛灰からCa分とPb製錬用原料とZn製錬用原料を効率的に回収する。
【解決手段】[1] 飛灰をパルプ濃度5〜100g/Lの液中で洗浄することにより、飛灰のCa分を水に溶出させる工程(洗浄工程)、[2] 前記洗浄工程で得られたスラリーを固液分離することにより、溶出したCa分を洗浄后液中に回収するとともに、固形分を洗浄残渣として回収する工程、を有する飛灰の処理方法。この洗浄后液にCO2ガスを吹き込むことでCaCO3が得られる。他方、洗浄残渣はCa分が少ないので硫酸浸出プロセスで石膏含有量の少ないPb含有残渣が副生し、これはPb製錬に有用である。また、その后液からはZn製錬用原料が得られる。
【選択図】図1

Description

本発明は、都市ごみ等の焼却時の燃焼排ガスから採取される飛灰、あるいは焼却時の灰分やダスト類を溶融処理等する際に発生する排ガス等から採取される飛灰を対象とした湿式処理法であって、特に、その飛灰中に含まれるCa分,Pb分,脈石成分,Zn分などを有効利用しやすい形で分離回収する処理方法に関する。
一般事業所や一般家庭から排出されるごみ(「都市ごみ」または「一般廃棄物」と称されている)は、都市ごみ焼却施設や産業廃棄物焼却工場等に集められ、焼却処分されている。その際に焼却炉から発生する焼却灰や飛灰は、薬液処理,溶融処理,セメントキルン処理等の中間処理を経て最終処分場に堆積される。
しかし、溶融炉やセメントキルン等での中間処理においては、蒸気圧の高いZn,Pb,Cd等の重金属が炉内で揮発して排ガスに入り、その後、排ガス処理設備の中で凝縮して再び飛灰となってしまうという問題があった。この再度の飛灰中には、Cl,Na,Caと共に、Zn,Pb,Cu,Cd等の重金属が多量に含まれており、これらの元素の回収を含めた安定した処理方法が求められていた。
下記特許文献には種々の飛灰処理方法が提案されている。
特開平7−109533号公報 特開平8−117724号公報 特開平8−141539号公報 特開2001−113242号公報 特開2001−348627号公報 特開2003−164829号公報 特開平8−3655号公報 特開平8−323321号公報 特開2000−117221号公報 特開2000−144271号公報 特開2002−11429号公報 特開2003−201524号公報
上記各特許文献の湿式処理法は、飛灰に含まれている重金属類を安定な形で分離回収するうえで有効であると考えられる。しかし、これらの技術は重金属類を回収することに主眼が置かれており、Caの有効利用、および脈石成分の有効利用の観点に立てば、更なる改善が望まれるところである。
一方、本出願人は、飛灰中のZnを湿式亜鉛製錬工程に供用できる最も好ましい形態で回収することを意図した飛灰処理方法として、塩酸酸性水溶液で飛灰を浸出する工程を採用した処理法を特願2003−365706号として提案した。これによれば、中和澱物残渣として、Znリッチでその他の重金属類もリッチに同伴し、かつSiやAlがほとんど含まれてこないものを回収することが可能となる。この残渣は湿式亜鉛製錬工程に供給するための原料として利用価値が高い。
しかしながら、この処理法にも問題がある。すなわち、得られる残渣には塩濃度の高い液が付着するため、製錬工程で受け入れ可能な塩素量によって当該残渣の使用量が制限を受けるのである。この制限を回避するには付着した液を除去するための処理が必要となる。
また、塩酸浸出を用いる処理は硫酸浸出の場合と比べ、コストが割高となる。
他方、コスト面で有利な硫酸浸出のプロセスを用いて湿式亜鉛製錬に供給可能なZn資源を分離回収しようとすると、飛灰中には多量のCaが存在するため途中工程で得られる副産物の脈石残渣中には石膏(CaSO4)が多く含まれてしまう。この残渣はPb品位が高いので鉛製錬に有効利用したいところであるが、石膏含有量が多いのでこれを鉛製錬の原料として用いることは熱エネルギー上問題がある。
そこで本発明は、飛灰を処理して重金属類を回収するプロセスにおいて、特に、i) Ca分の有効利用,ii) Pb含有脈石成分の有効利用,iii) 塩酸浸出プロセスよりも低コスト化、を目標に掲げ、これらを一挙に実現することを目的とする。
飛灰中にはZnが多量に含まれ、Pbも含まれる場合が多い。これらの金属を有効利用するには、Znは湿式亜鉛製錬に用い、Pbは他の脈石成分と共に鉛製錬に用いるのが好適である。発明者らはそのようなZnやPbの利用を可能にする飛灰の処理プロセスを鋭意検討した結果、まず洗浄工程でCa分をできるだけ多く「液中」に溶かして分離回収すること、つまり、洗浄された飛灰の固形分側に留まるCa分の量をできるだけ減少させることが極めて有利となることを見出した。
最初の洗浄工程でCa分を液中に溶かすには、飛灰のパルプ濃度が非常に薄い状態で洗浄することが極めて効果的であることがわかった。
このとき、洗浄後の固形分に含まれるCa量が少なくなるため、これを硫酸浸出で処理する場合、脈石残渣に随伴する石膏量を低減することができる。またCaは炭酸カルシウム(CaCO3)や石膏(CaSO4)として分離回収できる。
本発明はこれらの知見に基づいて完成したものである。
すなわち、上記目的を達成するために、
[1] 飛灰をパルプ濃度5〜100g/Lの液中で洗浄することにより、飛灰のCa分を水に溶出させる工程(洗浄工程)、
[2] 前記洗浄工程で得られたスラリーを固液分離することにより、溶出したCa分を洗浄后液中に回収するとともに、固形分を洗浄残渣として回収する工程、
を有する飛灰の処理方法が提供される。
洗浄に際しては攪拌を行うことが望ましい。
また、前記[2]の洗浄后液を処理するために、[1][2]の工程の後、
[3] 前記[2]の洗浄后液にCO2ガスを吹き込むことにより、溶解しているCa分をCaCO3として析出させる工程、
[4] 前記[3]の工程で得られたスラリーを固液分離することにより、CaCO3を固形分として分離回収する工程、
を有する飛灰の処理方法が提供される。
この場合、前記[4]の工程で得られた脱Ca后液を前記[1]の工程に戻し飛灰を洗浄するための水として再利用することができる。
他方、前記[2]の洗浄残渣を処理するために、[1][2]の工程の後、
[5] 前記[2]の洗浄残渣をpHが1〜3.5の硫酸含有水溶液で浸出することにより、Znを浸出液側に移行させる工程(硫酸浸出工程1)、
[6] 前記[5]の浸出後のスラリー(固液混合物)にアルカリを添加してpHが3.5〜5となるように中和する工程(中和工程1)、
[7] 前記[6]の中和後のスラリーを固液分離することにより、Zn含有后液と残渣を回収する工程、
を有する飛灰の処理方法が提供される。
また、Zn化合物とCaSO4を回収するために、前記[1][2][5][6][7]の工程の後、
[8] 前記[7]のZn含有后液にCaOまたはCa(OH)2を添加してpHが5〜9になるように中和することにより、Zn化合物,CaSO4を生成させる工程(中和工程2)、
[9] 前記[8]の中和後のスラリーを固液分離することにより、Zn化合物およびCaSO4を固形分として回収する工程、
を有する飛灰の処理方法が提供される。
この場合、前記[9]の工程で得られた后液を[1]または[5]、あるいはリパルプ水として[6],[8]の工程などに戻して再利用することができる。
さらに、湿式亜鉛製錬に使用できるZnSO4含有液を回収するために、前記[1][2][5][6][7][8][9]の工程の後、
[10] 前記[9]の工程で得られたZnOおよびCaSO4を含有する固形分を硫酸含有水溶液を用いて浸出することにより、Znを浸出液側に移行させる工程(硫酸浸出工程2)、
[11] 前記[10]の浸出後のスラリーを固液分離することにより、ZnSO4含有后液と、CaSO4(石膏)主体の(すなわちCaSO4が80質量%以上含まれる)固形分を回収する工程、
を有する飛灰の処理方法が提供される。
本発明は以下のようなメリットを有するものである。
(1) 飛灰に多量に含まれるCaの大部分をはじめに洗浄工程で液中に溶解させてしまうので、処理すべき洗浄残渣の量が低減できる。
(2) その洗浄残渣はCa分が低減されているので、硫酸浸漬を用いたプロセスで処理した際、副産物として得られるPb含有脈石残渣中の石膏含有量を減じることができる。このため、そのPb含有残渣は鉛製錬に利用しやすい形態となって得られ、リサイクルの促進が図れる。
(3) 飛灰に多く含まれるZnは、硫酸浸漬を用いた処理プロセスにより湿式亜鉛製錬に利用しやすい形態で回収可能である。このため、塩酸浸漬の場合に比べ処理コストの低減が図れる。
(4) 飛灰中のCaは、洗浄后液からCaCO3として、また洗浄残渣側からはCaSO4として分離回収されるので、種々の用途で有効利用できる。
(5) 洗浄后液の処理工程ではCO2ガスがCaCO3として固定されるので、特にCu,Zn等の製錬工場から排出されるCO2ガスを使用すればコンビナートの二酸化炭素排出量の抑制に寄与できる。
本発明の飛灰処理方法は、廃棄物処理施設等の焼却炉や溶融炉から排出される種々の飛灰あるいはそれらの混合飛灰に適用できる。中でも、Ca含有量が例えば15〜30質量%と高い飛灰に適用することが効果的である。
図1に本発明の処理フローの例を示す。図1の[1]〜[11]は請求項に記載した[1]〜[11]の工程に対応する。以下、工程[1]〜工程[11]に沿って説明する。
<工程[1](洗浄工程)>
まず、薄いパルプ濃度の飛灰混合液を作る。飛灰が調湿されている場合など、凝集して塊状になっているときは、予め粉砕しておくことが望ましい。洗浄時に飛灰が液中で良く分散された状態にならなければCaの溶解が進行しにくいからである。洗浄するための液は水でよいが、工程[4]を終えた后液などを再利用することができる。
本発明では、洗浄時の飛灰混合液として、パルプ濃度(PD)が5〜100g/Lという非常に薄い状態のものを使用する。パルプ濃度が濃いほど見かけ上のCa溶解度は大きくなるが、種々実験の結果、洗浄水に溶解するトータルのCa量はパルプ濃度を薄くした方が多くなり有利であることが判明した。パルプ濃度は0.01〜100g/Lの範囲で可能であるが、あまりパルプ濃度が薄いと固液分離で処理する液量が増え不経済となるので、5〜100g/Lの範囲で行うのがよい。現実的には10〜100g/Lが好適であり、30〜50g/Lとすることが一層好ましい。
洗浄に際しては強攪拌することが望ましい。具体的には、飛灰が液中で分散し、かつ飛灰中のCaの境膜物質移動係数が無視できるレベルに強い攪拌を行い、Caの溶解を促進させることが好ましい。
洗浄時のpHは特にコントロールしなくてよいが、酸などを添加してCaの溶解量を増すことは可能である。飛灰の成分組成によってpH値はまちまちであるが、通常、7〜13の範囲で落ち着く。
洗浄処理の時間(滞留時間)は概ね10〜150分とすればよい。凝集物の解砕度合いや攪拌の強さによって最適時間は異なるが、充分に粉砕された飛灰を用いて10〜80分程度の処理時間とすることが望ましい。
具体的には温度20〜90℃,処理時間10〜150分の範囲において、処理開始の5〜120分後にpHが安定化するような強さで攪拌を行うことが望ましい。
<工程[2]>
洗浄後のスラリーを固液分離する。洗浄液に溶解させたCa分は洗浄后液として回収される。一方、洗浄残渣は元の飛灰より大幅に量が減り、かつ、Ca含有量も低減する。
この工程では、シックナーによる濃縮,フィルタープレス,ベルト式真空濾過器,オリバー,スクリューカウンターなど、種々の手段が選択できる。ただし、シックナーのみとすると固液分離性が悪くなり、洗浄によって溶解したCa分や塩類が固形分側に多く持ち越される場合があるので注意を要する。通常、フィルタープレスを使用すると良好な結果が得られる。
<工程[3]>
前記洗浄后液にCO2ガスを吹き込むことにより、溶解しているCa分をCaCO3として析出させる。この場合、pHが8〜11、好ましくは9〜10となるようにCO2ガスを吹き込むと良い。また、攪拌を行うことが望ましい。使用するガスのCO2濃度やG/L比(「1分間に吹き込むガスの体積(L)/スラリーの体積(L)」)にあまり関係なくCaCO3は析出する。ただし、導入するCO2量が過剰になるとCaCO3が再溶解してしまうので、吹き込むガスのCO2濃度が高い場合やG/L比が高い場合には注意を要する。すなわち、CaCO3がCa(HCO3)2となって再溶解しないようにCaCO3の析出をコントロールすることが重要である。そのコントロールのし易さを考慮すると、G/L比は0.001〜0.01とすることが好ましい。温度は10〜40℃が望ましい。処理時間はpH値が上記範囲になるまでの時間が必要であるが、概ね5〜40分とすることが望ましい。
<工程[4]>
前記工程[3]で得られたCaCO3含有スラリーを固液分離して、CaCO3を固形分として分離回収する。これは製錬工程での中和剤等として利用できる。他方、后液はCaが除去されているため、工程[1]に戻して洗浄水に使用することができる。ただし、この脱Ca后液を繰り返し再利用すると塩類(NaClやKCl)が濃縮してくるので、一部はブリードオフさせて排水処理を実施することが望ましい。
<工程[5](硫酸浸出工程1)>
一方、前記工程[2] 得られた洗浄残渣は、鉛製錬に利用可能なPb含有脈石残渣と、湿式亜鉛製錬に利用可能なZn含有液を回収するプロセスに供する。
まず工程[5]では、リパルプして硫酸浸出を行う。パルプ濃度は浸出前の状態で100〜300g/L程度とすることが望ましい。硫酸を用いることでZnを浸出液側に移行させ、Pbと脈石成分を浸出残渣側へ留める。ただし、脈石成分は一部浸出液側にも移行する。浸出時のpHは1〜3.5にコントロールする。pHが1未満に酸濃度を高めてもZnの浸出率は大きく変化しない。pHが1.5〜2.5で浸出することが経済性を含めて一層好ましい。温度は20〜90℃、浸出時間は30〜120分とすることができる。
<工程[6](中和工程1)>
浸出に引き続いて中和を行う。この処理では、一旦浸出されてしまった脈石成分を析出させる。中和剤としてはNaOHやCaO,Ca(OH)2,CaCO3が使用できる。ここで、工程[4]で得られたCaCO3を利用することができる。仮りにCaCO3がPbを含有していても、中和にもってゆくことでPb含有脈石残渣には好都合である。中和時のpHは3.5〜5、好ましくは3.5〜4にコントロールする。先の洗浄工程により飛灰中のCa分は大部分が除去されているため、この中和工程で石膏が多量に生成することはない。温度は20〜90℃、反応時間は5〜120分とすることができる。
<工程[7]>
中和後のスラリーを固液分離して、Zn含有后液とPb含有残渣を回収する。Zn含有液は、例えば[8]以下の工程で処理することにより、湿式亜鉛製錬原料とすることができる。Pb含有残渣は、PbSO4を主体とするPb成分とSiO2,Al23等の脈石成分を含んでいる。このPb含有残渣は随伴する石膏の量が少ないので、鉛製錬用原料として好適に使用できる。
<工程[8](中和工程2)>
前記[7]でPb含有残渣を除いた后液(Zn含有后液)を、さらにpHを5〜9に高めた液中で中和し、ZnO等のZn化合物およびCaSO4を生成させる。pHが9を超えるとZnが再溶解の方向にゆく。pH7〜8とすることが一層好ましい。中和剤としてはCaOまたはCa(OH)2が使用できる。温度は20〜90℃、反応時間は5〜120分とすることができる。
<工程[9]>
中和後のスラリーを固液分離して、Zn化合物およびCaSO4を含む固形分を回収する。この固形分は、例えば[10]以下の工程で処理することにより湿式亜鉛製錬原料となる。后液は[1]または[5]、あるいはリパルプ水として[6],[8]の工程などに戻して使用することができる。
<工程[10](硫酸浸漬工程2)>
前記工程[9]で得られたZn化合物,CaSO4を含む固形分をリパルプし、硫酸で浸出する。これによりZnをZnSO4の形で浸出液側に移行させる。パルプ濃度は浸出前の状態で100〜1000g/L程度とすることが望ましい。浸出時のpHは0.1〜4にコントロールすると良い。温度は20〜90℃、浸出時間は5〜120分とすることができる。
<工程[11]>
浸出後のスラリーを固液分離して、ZnSO4含有后液とCaSO4(石膏)主体の固形分を回収する。ZnSO4含有后液は湿式亜鉛製錬の電解液として使用できる。CaSO4は種々の産業分野で利用できる。
表1に示すA飛灰を用いて、これをCO2ガスを吹き込まない通常の方法で洗浄した場合(比較例)と、本発明に従って飛灰濃度の薄い水で洗浄し、後にCO2ガスでCaを回収した場合(発明例)について、それぞれ洗浄后液と洗浄残渣を処理した。
Figure 2005246226
〔比較例〕
A飛灰を1000g計量し、これに蒸留水3L(リットル)を加えて飛灰混合水を得た。この飛灰混合水を60分攪拌したのち、濾過器で固液分離して、濾液aと固形分aを得た。この固形分aにさらに蒸留水0.3Lを加えて追加洗浄し、濾液bと固形分(「洗浄残渣」という)を得た。濾液aと濾液bを混合した液(「洗浄后液」という)が約3L得られた。
前記洗浄残渣を105℃で充分乾燥したのち、組成分析を行った。その結果を表2に示す。一方、前記洗浄后液についても組成分析を行った。その結果を表3に示す。
次に、前記洗浄残渣をパルプ濃度100g/Lでリパルプした後、硫酸を添加してpH=2に調整した。これを30℃で60分攪拌することにより硫酸浸出を実施した(工程[5])。次いでその処理液(浸出後のスラリー)にCaCO3を添加してpH=4に調整し、60分攪拌することにより中和を行った(工程[6])。液温は30℃とした。その後、固液分離を行い(工程[7])、Zn含有后液とPb含有残渣を得た。Zn含有后液の分析結果を表4に示す。Pb含有残渣は105℃で充分乾燥したのち組成分析を行った。その結果を表5に示す。
Figure 2005246226
Figure 2005246226
Figure 2005246226
Figure 2005246226
〔発明例〕
A飛灰を1000g計量し、これに繰り返し使用する水を30L加え、さらに蒸留水を3L加えて飛灰混合水を得た。繰り返し使用する水とは、後述実施例2の[4]の工程で得られた后液約30Lを洗浄水として毎回戻しながら当該同じ処理プロセスを既に4チャージ繰り返してきた後の、[4]の工程で得られた后液である(ただし、初回のチャージは蒸留水を使用)。この飛灰混合水を30℃で60分攪拌した。
得られたスラリーを濾過器で固液分離して、洗浄后液と洗浄残渣を得た。
以上が工程[1]および工程[2]である。
前記洗浄残渣を105℃で充分乾燥したのち、組成分析を行った。その結果を表6に示す。一方、前記洗浄后液についても組成分析を行った。その結果を表7に示す。
表2(比較例)と表6(発明例)を対比すると、発明例では生成した洗浄残渣の量自体が比較例よりも大幅に減少していることがわかる。また、洗浄残渣のCa量も発明例の場合には大きく減少している。
また、表3(比較例)と表7(発明例)を対比すると、発明例では洗浄后液中のCa量およびCa濃度とも比較例より顕著に増加している。これは、飛灰混合水を希釈化した状態で攪拌したことにより、Caが洗浄水中に多量に溶け込んだことを示している。
次に、比較例と同様に、前記洗浄残渣をパルプ濃度100g/Lでリパルプした後、硫酸を添加してpH=2に調整し、これを30℃で60分攪拌することにより硫酸浸出を実施した(工程[5])。次いでその処理液(浸出後のスラリー)に後述する[4]の工程で回収したCaCO3を添加してpH=4に調整し、60分攪拌することにより中和を行った(工程[6])。液温は30℃とした。その後、固液分離を行い(工程[7])、Zn含有后液とPb含有残渣を得た。Zn含有后液の分析結果を表8に示す。Pb含有残渣は105℃で充分乾燥したのち組成分析を行った。その結果を表9に示す。
表4(比較例)と表8(発明例)を対比すると、発明例ではZn含有后液中のZn濃度が比較例よりも高く、またCl濃度は低くなっている。つまり発明例で得られたZn含有后液は湿式亜鉛製錬の原料用途に供する上で非常に有利なものである。
また、表5(比較例)と表9(発明例)を対比すると、発明例ではPb含有残渣中のPb品位が比較例より高い。またCa量は大幅に低減した。つまり、Ca分の大部分を洗浄工程で液側に溶解除去した洗浄残渣を用いることによって、副産物のPb含有残渣に随伴する石膏量が大幅に減少する。このPb含有残渣は脈石成分とともに鉛製錬に有効利用することができるものである。
前記〔発明例〕において洗浄工程で得られた洗浄后液を処理して、CaCO3を回収する実験を行った。すなわちCaが溶解している洗浄后液に攪拌しながら純CO2ガスを吹き込んだ(工程[3])。その際、純CO2ガスは33mL/分で導入した。pHが9.8となったところでガスの導入および攪拌を止めた。温度は30℃、反応時間は概ね20分であった。
その後、スラリーを固液分離した(工程[4])。
得られた固形分は105℃で充分乾燥したのち組成分析した。その結果を表10に示す。后液(脱Ca后液)についても組成分析を行った。その結果を表11に示す。なお、分析した脱Ca后液は、前述のように、この段階で毎回30Lの脱Ca后液を洗浄水として戻し、約3Lはブリードオフする操作を既に4回繰り返した後に今回のチャージを行って得られたもの、すなわち、連続5チャージを実施した後の脱Ca后液であり、既に繰返しによる組成変動はほぼ安定している。
表10,表11からわかるように、本発明に従って得られた洗浄后液からは例えば工程[6]のアルカリとして利用可能な品位のCaCO3が回収された。また、脱Ca后液は、Ca分の溶解量が洗浄后液より減少しており、洗浄水としての繰り返し利用が充分可能であることが確認された。
Figure 2005246226
Figure 2005246226
Figure 2005246226
Figure 2005246226
Figure 2005246226
Figure 2005246226
実施例1の〔発明例〕において工程[7]で得られたZn含有后液(表8のもの)に、工程[8]以降の処理を施した。すなわち前記Zn含有量后液に、スラリー化した石灰CaOを攪拌しながら添加して中和した(工程[8])。その際、pHが9になるようにpHを監視して行った。温度は30℃、反応時間は60分とした。このスラリーを固液分離して(工程[9])、ZnO主体のZn化合物とCaSO4を固形分として回収した。また、后液を回収した。この后液は水として例えば工程[1]や工程[5]に戻して再利用できるものであった。
固形分として回収されたZn化合物とCaSO4を含む残渣をリパルプしてパルプ濃度300g/Lとし、これに硫酸を添加してpH=2に調整し、これを60℃で20分攪拌することにより硫酸浸出を実施した(工程[10])。次いで固液分離を行い(工程[11])、ZnSO4含有后液とCaSO4(石膏)主体の固形分を回収した。ZnSO4含有后液は品位的に湿式亜鉛製錬の原料として利用できるものであった。一方、得られた石膏は不純物が比較的少なく、各種分野で使用できるものであった。
本発明を適用した飛灰処理プロセスの一例を示すフロー図。

Claims (8)

  1. [1] 飛灰をパルプ濃度5〜100g/Lの液中で洗浄することにより、飛灰のCa分を水に溶出させる工程(洗浄工程)、
    [2] 前記洗浄工程で得られたスラリーを固液分離することにより、溶出したCa分を洗浄后液中に回収するとともに、固形分を洗浄残渣として回収する工程、
    を有する飛灰の処理方法。
  2. [1] 飛灰をパルプ濃度5〜100g/Lの液中で攪拌洗浄することにより、飛灰のCa分を水に溶出させる工程(洗浄工程)、
    [2] 前記洗浄工程で得られたスラリーを固液分離することにより、溶出したCa分を洗浄后液中に回収するとともに、固形分を洗浄残渣として回収する工程、
    を有する飛灰の処理方法。
  3. [3] 前記[2]の洗浄后液にCO2ガスを吹き込むことにより、溶解しているCa分をCaCO3として析出させる工程、
    [4] 前記[3]の工程で得られたスラリーを固液分離することにより、CaCO3を固形分として分離回収する工程、
    を有する請求項1または2に記載の飛灰の処理方法。
  4. 前記[4]の工程で得られた后液(脱Ca后液)を前記[1]の工程に戻し飛灰を洗浄するための液として再利用する、請求項3に記載の飛灰の処理方法。
  5. [5] 前記[2]の洗浄残渣をpHが1〜3.5の硫酸含有水溶液で浸出することにより、Znを浸出液側に移行させる工程(硫酸浸出工程1)、
    [6] 前記[5]の浸出後のスラリー(固液混合物)にアルカリを添加してpHが3.5〜5となるように中和する工程(中和工程1)、
    [7] 前記[6]の中和後のスラリーを固液分離することにより、Zn含有后液と残渣を回収する工程、
    を有する請求項1または2に記載の飛灰の処理方法。
  6. [8] 前記[7]のZn含有后液にCaOまたはCa(OH)2を添加してpHが5〜9になるように中和することにより、Zn化合物,CaSO4を生成させる工程(中和工程2)、
    [9] 前記[8]の中和後のスラリーを固液分離することにより、Zn化合物およびCaSO4を固形分として回収する工程、
    を有する請求項5に記載の飛灰の処理方法。
  7. 前記[9]の工程で得られた后液を[1]または[5]の工程に戻して再利用する、請求項6に記載の飛灰の処理方法。
  8. [10] 前記[9]の工程で得られたZn化合物およびCaSO4を含有する固形分を硫酸含有水溶液を用いて浸出することにより、Znを浸出液側に移行させる工程(硫酸浸出工程2)、
    [11] 前記[10]の浸出後のスラリーを固液分離することにより、ZnSO4含有后液とCaSO4(石膏)主体の固形分を回収する工程、
    を有する請求項6に記載の飛灰の処理方法。
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