JP2005245832A - 入浴装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】
入浴者の入浴に係る待機時間を短縮しより快適に入浴できるようにすると共に、介助者の入退浴作業に要する作業手数を省力でき、製造コストも軽減できる入浴装置を提供すること。
【解決手段】
浴槽1と貯湯槽5とを有し、浴槽1内へ車椅子3を挿入し、貯湯槽5から浴槽1内へ湯水を移送させ患者を入浴に供する入浴装置において、貯湯槽5への貯湯配管を複数系統配設し、そのうち一系統の貯湯配管の一部をハンドシャワー用の配管と共用し、ハンドシャワー9の不使用時には、前記複数系統の貯湯配管を併用し貯湯槽5への貯湯を行う急速貯湯手段13を具備したことを特徴とする入浴装置。
【選択図】 図1

Description

本発明は、浴槽と貯湯槽とを有し、浴槽内へ車椅子を挿入し、貯湯槽から浴槽内へ湯水を移送させ患者を入浴させる入浴装置の付帯機能に関するものである。
従来技術の介護用入浴装置は、水を温水供給タンク6内に供給する給水管65が只1本であり、更に、シャワーは既設の設備を利用するものであり、温水供給タンク6への給湯配管を複数系統配設しそのうち一系統の配管をハンドシャワー用の配管と共用しておらず、ハンドシャワー不使用時に、前記複数系統の配管を併用し貯湯槽へ急速貯湯を行う構成も、具備していない。
故に、従来の介護用入浴装置ではハンドシャワーの不使用時に、温水供給タンク6へ急速貯湯を行えず、温水供給タンク6への貯湯時間を短縮できず、入浴者の入浴に係る待機時間及び介助者の入浴準備に要する時間を短縮させることは不可能であり、非効率であるといった問題点があった。
又、従来技術には、温水供給タンク6内の温水を浴槽4に供給する膜体62が記載されており、該膜体62は温水供給タンク6から浴槽4への湯移送機能を有するが、浴槽4内の湯を入浴者に向かってノズルから噴出させる噴流吐出機能と、浴槽4及び温水供給タンク6内の湯水を強制的に排出する強制排出機能を具備するものではない。
従って、従来技術では、只一つの膜体62で湯移送機能と噴流吐出機能と強制排出機能の複数の役割を果たすことはできず、前記複数の機能を介護用入浴装置に搭載しようとすれば、ぞれぞれの機能毎に部品を準備する必要があり、部品点数が増加し、故に製造コストが増大するといった問題点があった。
特開2003−159299号
本発明の目的は、上述の問題点を解決し、入浴者の入浴に係る待機時間を短縮しより快適に入浴できるようにすると共に、介助者の入退浴作業に要する作業手数を省力でき、製造コストも軽減できる入浴装置を提供することにある。
上記の目的を実現する為、本発明では、浴槽1と貯湯槽5とを有し、浴槽1内へ車椅子3を挿入し、貯湯槽5から浴槽1内へ湯水を移送させ患者を入浴させる入浴装置において、貯湯槽5への貯湯配管を複数系統配設し、そのうち一系統の貯湯配管の一部をハンドシャワー用の配管と共用し、貯湯槽5への貯湯に際して、ハンドシャワー9が不使用である場合には、前記複数系統の貯湯配管を併用し貯湯を行う急速貯湯手段13を具備した。
又、浴槽1と貯湯槽5とをポンプ10を介した給湯配管12で連通接続し、該給湯配管12と浴槽1に複数個設けた噴流ノズル11とをそれぞれ配管52で接続し、貯湯槽5から浴槽1へ湯水を移送する湯移送機能36を有するポンプ10が、噴流ノズル11から湯水を吐出する噴流吐出機能37と、浴槽1と貯湯槽5内の湯水を強制排出する強制排出機能38の少なくともどちらか一方の機能を兼ねる。
更に、貯湯槽5内及び浴槽1内の湯の水位調節を自動管理制御する水位制御手段61を設けた。
更に又、浴槽1内の湯水を自動的に排出する第一の自動排出手段39と、入浴装置45の電源を切断すると貯湯槽5内から給湯配管12内に亘って滞留した残湯水を自動的に排出する第二の自動排出手段82とを設けた。
又、湯水供給源46からの湯と水との混合比を設定温度に応じて自動的に調整し、貯湯槽5への貯湯湯温及びハンドシャワー9からの吐出湯温を自動制御する。
本発明は、貯湯槽5への貯湯配管を複数系統配設し、そのうち一系統の貯湯配管の一部をハンドシャワー用の配管と共用し、貯湯槽5への貯湯に際して、ハンドシャワー9が不使用である場合には、前記複数系統の貯湯配管を併用し貯湯を行う急速貯湯手段13を具備するものであるから、入浴者の入浴に係る待機時間を短縮でき、又、介助者の入浴作業効率を向上できる。更に、貯湯槽5への貯湯配管を二系統とした場合では、貯湯配管とハンドシャワー用の配管とをそれぞれ一系統ずつ配設した従来装置と比較しても、大幅に製造コストをアップすることなく、貯湯槽5への急速貯湯を実現できる。
本発明は、貯湯槽5から浴槽1へ湯水を移送する湯移送機能36を有するポンプ10が、噴流ノズル11から湯水を吐出する噴流吐出機能37と、浴槽1と貯湯槽5内の湯水を強制排出する強制排出機能38の少なくともどちらか一方の機能を兼ねるものであるから、一個のポンプ10で上記二又は三機能を果たすことができ、機能用途毎に分別してポンプを配設する必要が無く、製造コストを軽減できる。
又、本発明によればポンプの個数が一個でよいので機能用途毎にポンプを配設し、複数個とした場合と比して、ポンプ故障時等のメンテナンス作業に要する経費、時間を軽減でき、作業効率を向上できる。
更に、エアーと湯水を混在させた噴流を吐出する複数個の噴流ノズル11を浴槽1に配設することにより気泡盤を代用できるので、従来の浴槽底壁部に具備していた気泡盤を廃止でき、底壁部の残留水を無くし浴槽の清潔度を向上でき、又、浴槽底壁部周辺の清掃が行い易くなる。
本発明は、入浴装置45に、貯湯槽5内及び浴槽1内の湯の水位調節を自動管理制御する水位制御手段61を設けたものであるから、貯湯槽5内への貯湯に係る湯量調節、貯湯槽5から浴槽1内への初期給湯に係る湯量調節及び浴槽1内の湯水の増し湯量・捨て湯量調節が不要となり、貯湯槽5内又は浴槽1内の水位を逐次確認しながら湯量調節する介助者の作業を削減でき、故に、介助者の労力を大幅に省力化できる。
本発明は、浴槽1内の湯水を自動的に排出する第一の自動排出手段39を設けたものであり、浴槽1内の湯水の排出に際して、排湯用のモーターバルブ24d・24eが自動的に開弁され排出がなされるので、従来の入浴装置のように介助者が手動にて浴槽の排湯口を閉塞する排水栓を開き、浴槽1内の湯水を排出するといった作業が不要となり、故に、介助者の湯水の排出作業に係る労力を軽減できる。又、排湯用のモーターバルブ24d・24eは、貯湯槽5から浴槽1への湯移送(例えば、初期給湯)に際しては、自動的に閉弁されるので、排水栓を閉め忘れた結果、貯湯槽内の湯水を入浴装置外へ誤って排出してしまうといった不都合な事態も防止できる。
更に、本発明は、入浴装置45の電源を切断すると貯湯槽5内から給湯配管12内に亘って滞留した残湯水を自動的に排出する第二の自動排出手段82(電磁弁56)を設けたので、従来入浴装置の使用後に手動にて配管途中に配設される排水バルブを開栓し配管内に滞留した残湯水を排出していた作業を省力化でき、又、配管内の残湯水を排出し忘れるといった不都合も生じない。更に、第二の自動排出手段82(電磁弁56)は入浴装置45の電源を入力すると閉弁するので、入浴装置の使用開始時に電磁弁を閉め忘れ、貯湯した湯水を入浴装置外へ排出してしまうといった不都合な事態も防止することができる。
本発明は、湯水供給源46から供給される湯と水との混合比を設定温度に応じて自動的に調整し、貯湯槽5への貯湯湯温及びハンドシャワー9からの吐出湯温を自動制御するものであり、従来のミキシングバルブの場合では、湯水供給源の温度環境に変化が生じると、その都度、介助者が吐出湯温を設定温度に近づけるよう湯水の混合比を調節する摘み位置を調整していたが、本発明によれば温水供給源46からの温度環境に変化が生じた際に、制御部40がその温度環境変化を記憶し湯と水の混合比を調節し、湯温を設定温度に自動調節するので、介助者の温度調整に係る作業負担を軽減でき、又、例えば、ハンドシャワー9から入浴者へ設定温度から大きくかけ離れた湯を浴びせ、入浴者を驚愕させてしまうといった不都合も生じることがない。
入浴者の入浴に係る待機時間を短縮し、介助者の入退浴作業に要する作業手数を省力化するという目的を、製造コストを大幅にアップすることなく実現した。
以下、本発明の実施例1を図1乃至6を参照して説明する。
図1は、入浴装置45の配管系統図である。入浴装置45は浴槽1と貯湯槽5とからなり、浴槽1と貯湯槽5はポンプ10を介して給湯配管12で連通接続されている。ポンプ10で、貯湯槽5に貯湯した湯水を浴槽1へ移送させる。
図2は、車椅子3を浴槽1内へ挿入する前の入浴装置45の状態を示す斜視図である。
車椅子3は、キャスターを有する台車部65上に所定角度に固設された背凭れ部62と、該背凭れ部62に固設された座部66と、該座部66の左右両側に設けられ手動で回動固定可能な左・右アーム71a・71bと、該左・右アーム71a・71bの先端部に連結され入浴者の下肢を支持する下肢支持部67とからなる。
背凭れ部62の左右側壁の上方位置には左右方向に向かってそれぞれ進退可能に左ロックピン63a・右ロックピン(図示省略)が突設される。尚、図示は省略するが、左ロックピン63aと右ロックピンとは背凭れ部62の内部にてワイヤー(リンク機構を用いても良い)にて連結され、左ロックピン63a・右ロックピンはそれぞれバネによって左右方向に常時付勢されている。背凭れ部62の背面側には、ロックピン操作レバー74が背凭れ部62の背面を貫通して設けられ、該ロックピン操作レバー74は背凭れ部62の内部にて前記ワイヤーに連結される。介助者がロックピン操作レバー74を手前方向に引くとワイヤーがロックピン操作レバー74の引出しに連動して手前方向に引っ張られ、左ロックピン63a・右ロックピンはバネの付勢力に抗して背凭れ部62の内部方向に退入する。
図2に示すように、浴槽1はその一側方に開口部2が形成され、該開口部2に沿ってシール材80が貼着される。尚、浴槽1の左右長辺1a・1bは開口部2面よりも前方方向に突出して設けられる。開口部2面より突出して設けられた左右長辺1a・1bの内側壁端部には、左ロックピン63a・右ロックピンが嵌入する左孔(図示省略)・右孔64bが設けられる。
図4は、入浴装置45を裏面方向から見た部分拡大斜視図である。図4に示すように浴槽1の底面の下方外部には、浴槽1内に挿入された車椅子3の背凭れ部62の背面下端部に設けられる受止部材79を押圧し、車椅子3と浴槽1との水密保持を図る押圧固定手段72が設けられる。
押圧固定手段72は、電動アクチュエーター68と、該電動アクチュエーター68の伸縮自在なロッド69の先端部と開口部2の底面部1dの端面とに軸着される押圧部材70とから構成される。電動アクチュエーター68のロッド69が伸長されると、押圧部材70の先端部70aが回転し受止部材79を押圧し、押圧固定がなされる。ロッド69を収縮させれば先端部70aが逆回転し押圧部材70による押圧固定が解除される。
湯水供給源46a・46bから供給される湯水を貯湯槽5へ導く配管として、配管6と配管7の二系統の配管が配設される。配管6は、貯湯用の配管6aの途中で排湯用の配管6bが分岐延出される。配管7は、該配管7の途中で配管8が分岐延出され、更に、該配管8は先端部にてハンドシャワー9が接続される配管8aと、排湯用の配管8bとに分岐延出される。尚、図示を省略するが、一箇所に設けられた湯水供給源から配管6と配管7の二系統の配管を分岐延出するよう構成しても良い。
配管6aに、該配管6aの上流側から順に電動温調バルブ41a、温度センサ43a、給湯用の電磁弁19aが、配管6bには排湯用の電磁弁19bがそれぞれ装着される。同様に配管7に、該配管7の上流側から順に電動温調バルブ41b、温度センサ43b、給湯用の電磁弁20が装着される。配管8aにはハンドシャワー用の電磁弁18aが、配管8bには排湯用の電磁弁18bがそれぞれ装着される。
貯湯槽5の吸入口27と浴槽1の給湯口28とはポンプ10を介して給湯配管12にて連通接続される。吸入口27とポンプ10の吸込口側を接続する給湯配管12aにモーターバルブ24aが、ポンプ10の吐出口側と給湯口28を接続する給湯配管12bにモーターバルブ24bが配設される。モーターバルブ24aの上流側に位置する給湯配管12aから残湯排出配管57が分岐延出され、該配管57に電磁弁56が設けられる。
モーターバルブ24aの下流側の給湯配管12aから給排湯配管26が分岐して設けられ、給排湯配管26は中途位置において分岐し浴槽1の給排湯口29に接続される。給排湯配管26にはモーターバルブ24c及び排湯用のモーターバルブ24dが配設される。モーターバルブ24bの上流側の給湯配管12bから排湯配管25が分岐して設けられ、排湯配管25に排湯用のモーターバルブ24eが設けられる。
入浴装置45の電源をONにすると、モーターバルブ24b・24c・24d・24eを除く入浴装置45に係る全てのモーターバルブ群及び電磁弁群が閉弁される初期状態に設定される。
入浴装置45には、湯水供給源46a・46bからの湯水を貯湯槽5へ貯湯する手段として、配管6のみを用いて貯湯を行う基本貯湯手段17と、配管6と配管7とを併用して貯湯を行う急速貯湯手段13とが具備される。
基本貯湯手段17を用いた貯湯作動制御では、自動貯湯スイッチ21が押下され貯湯が開始すると、貯湯用の電磁弁19aが閉弁され排湯用の電磁弁19bが開弁された状態で、電動温調バルブ41aのサーモバルブが貯湯槽5に貯湯すべき湯の設定温度に移動され、湯水供給源46aから供給される湯水は配管6aを流れ配管6bを経由して排出される。
上記排出作動中に温度センサ43aが、所定時間(=具体的には5秒以上)連続して配管6a内を流れる湯温が設定温度を基準として±2℃以内の範囲内に収束したことを検知すると、電磁弁19bが閉弁され電磁弁19aが開弁され、貯湯槽5への貯湯が開始される(基本貯湯)。基本貯湯手段17による貯湯継続時は、ハンドシャワー9の使用が可能である。
尚、貯湯中に温度センサ43aが配管6a内を流れる湯温が設定温度の±2℃以内の範囲内に収束していないことを検知した場合には、電磁弁19aが閉弁され電磁弁19bが開弁され排湯が行われる。所定時間(=具体的には5分間)排湯を継続しても配管6a内の湯温が設定温度の±2℃以内の範囲内に収束しない場合は、電磁弁19bが閉弁され、貯湯作動が停止される。
急速貯湯手段13を用いた貯湯作動制御は、ハンドシャワー9の不使用時に、配管6及び配管7を同時併用して貯湯槽5への急速貯湯を行うものである。
前述した配管6を用いての貯湯作動制御と同時に、後述する配管7を用いての急速貯湯作動制御が行われる。
自動貯湯スイッチ21が押下され貯湯が開始すると、ハンドシャワー用の電磁弁18a及び貯湯用の電磁弁20が閉弁され、排湯用の電磁弁18bが開弁された状態で、電動温調バルブ41bのサーモバルブが貯湯槽5に貯湯すべき湯の設定温度に移動され、湯水供給源46bから供給される湯水は配管7を流れ配管8bを経由して排出される。
上記排出作動中に温度センサ43bが、所定時間(=具体的には5秒以上)連続して配管7内を流れる湯温が設定温度を基準として±2℃以内の範囲内に収束したことを検知すると、電磁弁18bが閉弁され電磁弁20が開弁され、貯湯槽5への貯湯が開始される(急速貯湯)。
貯湯中に温度センサ43bが配管7内を流れる湯温が設定温度の±2℃以内の範囲内に収束していないことを検知した場合には、電磁弁20が閉弁され電磁弁18bが開弁され排湯が行われる。所定時間(=具体的には5分間)排湯を継続しても配管6a内の湯温が設定温度の±2℃以内の範囲内に収束しない場合は、電磁弁18bが閉弁され、貯湯作動が停止される。
前記急速貯湯手段13による貯湯継続中にハンドシャワースイッチ22が押下されONになると、電磁弁20が閉弁され配管7から貯湯槽5への貯湯が停止された後、電磁弁18aが開弁されハンドシャワー9からの湯の吐出が可能となる。この時、配管6から貯湯槽5への貯湯は中断されない。
貯湯槽5への貯湯作動を制御し貯湯槽5内の湯の水位調節を自動管理制御する水位制御手段61は、貯湯槽5内の側壁の上方・下方位置にそれぞれ固着された二基の水位センサ(=具体的には、静電容量型近接センサ)16b・16aと、該水位センサ16b・16aの信号を受け関係する電磁弁群の開閉等を制御する制御部40とからなる。
基本貯湯手段17を用いて貯湯槽5への貯湯を開始し暫くの時間が経過した後、貯湯槽5内に貯溜された湯水位が水位センサ16bの高さ位置にまで上昇すると、水位センサ16bが作動し、該水位センサ16bの作動信号を受信した制御部40により電磁弁19aが閉弁され、基本貯湯手段17の作動が自動停止され、貯湯槽5への貯湯が完了する。急速貯湯手段13を用いて貯湯を行っている場合は、貯湯槽5内の湯水位が水位センサ16bの高さ位置にまで上昇すると、制御部40により電磁弁19a及び電磁弁20が閉弁され、急速貯湯手段13の作動が自動停止される。
図5は、入浴装置45の操作パネル49を示す平面図である。図5に示すように操作パネル49に貯湯槽5内の水位を表示する貯湯槽水位表示LED48が三個縦設される。水位センサ16a・16bの作動時、即ち貯湯槽5内の湯が満水の時は満水LED48cが点灯し、水位センサ16a・16bの非作動時、即ち貯湯槽5内の湯が空水の時は空LED48aが点灯する。水位センサ16aの作動時であって水位センサ16bの非作動時には貯湯槽5内の水位が満水と空水の中間水位であることを示す中LED48bが点灯する。
浴槽1への給湯作動を制御し浴槽1内の湯の水位調節を自動管理制御する水位制御手段61は、浴槽1内部に固着された6基の水位センサ14a・14b・14c・14d・14e・14f(具体的には、静電容量型近接センサ)と、前記6基の水位センサ14群の信号を受け関係するモーターバルブ24群の開閉及びポンプ10のON/OFF等を制御する制御部40とからなる。前記6基の水位センサ14群は、床面44を基準面として水位センサ14a<14b<14c<14d<14e<14fの高さ位置の順序で固着されている。水位センサ14aは浴槽1内の下限水位を、水位センサ14fは浴槽1内の上限水位を検出するためのものである。水位センサ14fの水位検出時には、モーターバルブ24dが開弁され、浴槽1内の湯水は給排湯口29から給排湯配管26を経由して排水され、浴槽1内の水位が水位センサ14fの水位未検出位置にまで下降する。水位センサ14bはポンプ10の作動を許容する浴槽1内の水位を検出するためのものである。
水位センサ14c・14d・14eはそれぞれ浴槽1内の水位を「低」・「中」・「高」レベルとして検出するものである。即ち、水位センサ14cによる浴槽1内の水位の検出状態時は浴槽1内の水位が「低」レベル水位として認識され、水位センサ14dによる浴槽1内の水位の検出状態時は浴槽1内の水位が「中」レベル水位として認識され、水位センサ14eによる浴槽1内の水位の検出状態時は浴槽1内の水位が「高」レベル水位として認識される。
従来の機械的なフロートスイッチ及び該フロートスイッチを取着するフロート管を用いた水位検出手段と比して、実施例1では水位検出手段61として静電容量型近接センサを採用することにより、静電容量型近接センサを浴槽1及び貯湯槽5に直接取着でき、水位検出手段61に係る構造を簡素化でき、故に製造コストも安価にできるという利点がある。
入浴に際して、介助者は下降状態になっている下肢支持部67を手動にて上昇させ、上限位置で固定する。この状態で介助者は車椅子3の押しハンドル73を操作し、台車部65をガイドレール75に沿わせながら、車椅子3を開口部2から浴槽1内へ進入させる。車椅子3が浴槽1内の所定位置にまで至ると、ロックピン63が孔64に嵌入し、車椅子3と浴槽1との仮固定がなされる。(仮固定状態)
ロックピン63の孔64への嵌入により、リミットスイッチ(図示省略)がONとなり、モーターバルブ24d・24eが閉弁される。
電動アクチュエーター68のロッド69を伸長させ、押圧部材70にて車椅子3の背凭れ部62の受止部材79を押圧し、車椅子3と浴槽1とを固定する(固定状態)。ロッド69は、貯湯槽5内の水位が水位センサ16bの高さ位置以上であって車椅子3と浴槽1とが仮固定状態である時のみ伸長する。
上述したように車椅子3と浴槽1とが二箇所のロックピン63と一箇所の電動アクチュエーター68とで固定されることによって、開口部2は車椅子3の背凭れ部62で水密保持される。
次に、貯湯槽5から浴槽1への初期給湯作動制御について述べる。
開口部2を車椅子3で水密保持した状態時は、モーターバルブ24a・24d・24eが閉弁され、モーターバルブ24b・24cが開弁された状態となっている。初期給湯に際して、介助者は、操作パネル49の水位設定スイッチ32を操作し浴槽1内に給湯する水位を設定する。浴槽1内の設定水位の初期値は「中」レベルに設定されており、水位設定スイッチ32を押下する毎に「中」→「低」→「高」→「中」→…と水位が切り替わるようになっている。設定水位は、水位設定スイッチ32の上方位置に縦設される「高」・「中」・「低」の三個の浴槽水位表示LED47のいずれかが点灯することにより介助者が認識できるようになっている。
浴槽給湯スイッチ23を押下し給湯を開始すると、モーターバルブ24aが開弁され、貯湯槽5内の湯水が給湯配管12及び給排湯配管26を経由して浴槽1内へ移送される。水位センサ14bが浴槽1内に移送給湯された湯の水位を検出するまで、ポンプ10は作動しない。
水位センサ14bが湯水位を検出すると同時に、モーターバルブ24cが閉弁され、ポンプ10の作動が開始され、ポンプ10の作動(湯移送機能36)により給湯配管12を経由して浴槽1内へ湯移送がなされる。設定水位にまで浴槽1内の湯水が達すると制御部40によりモーターバルブ24aが閉弁され、モーターバルブ24cが開弁され、ポンプ10の作動が停止され、初期給湯が完了する。
初期給湯時に、介助者が水位設定スイッチ32にて「低」の設定水位を選択設定した場合には、浴槽1内の湯水位が水位センサ14cの高さ位置にまで達すると、自動的に給湯が停止し、介助者が「中」の設定水位を選択設定した場合には湯水位が水位センサ14dの高さ位置にまで、「高」の設定水位を選択設定した場合には湯水位が水位センサ14eの高さ位置にまで達すると自動的に給湯が停止する。
次に、初期給湯にて浴槽1内へ貯溜された湯の水位を上昇させる、即ち、増し湯をする場合の給湯作動制御について述べる。
浴槽1内の水位が水位センサ14bの高さ位置以上で水位センサ14fの高さ位置未満の状態であって、貯湯槽5内の水位が水位センサ16a以上の状態時に、浴槽給湯スイッチ23を押下すると、ポンプ10の作動が開始された後、モーターバルブ24aが開弁され、モーターバルブ24cが閉弁され、ポンプ10の作動により現在水位に対して一ランク上の水位にまで給湯(増し湯)がなされる。
現在水位に対して一ランク上の水位にまで浴槽1内の水位が達すると、制御部40によりモーターバルブ24aが閉弁され、モーターバルブ24cが開弁され、ポンプ10の作動が停止され、増し湯が完了する。
尚、浴槽水位表示LED47は、増し湯完了後も初期給湯時に設定された水位に対応する箇所が点灯した状態となっている。
現在水位が水位センサ14cの高さ位置以上で水位センサ14dの高さ位置未満(「低」レベル水位)の時は、水位センサ14dの高さ位置以上で水位センサ14eの高さ位置未満(「中」レベル水位)にまで、現在水位が「中」レベル水位の時は、水位センサ14eの高さ位置以上で水位センサ14fの高さ位置未満(「高」レベル水位)にまで増し湯が自動的に継続される。
尚、浴槽1内の現在水位(「低」レベル水位)が一ランク上の水位(「中」レベル水位)にまで達する前に、停止スイッチ50が押下し、手動にて湯水位を調節することも可能である。停止スイッチ50が押下されると、モーターバルブ24aが閉弁され、モーターバルブ24cが開弁された後、ポンプ10の作動が停止され、増し湯が停止される。尚、現在水位が「高」レベル水位にまで到達している時は、浴槽給湯スイッチ23を押下しても前記増し湯作動は実行されないようになっている。
浴槽1の左右長辺1a・1bの内側壁にそれぞれ一基ずつ噴流ノズル11a・11bが設けられ、短辺1cの内側壁に二基の噴流ノズル11c・11dが左右方向に向かって列設される。
前記四基の噴流ノズル11a・11b・11c・11dは、モーターバルブ24bの上流側の給湯配管12bからそれぞれ分岐延出された噴流配管52a・52b・52c・52dに接続されている。噴流配管52a・52b・52c・52dには、それぞれ電磁弁51a・51b・51c・51dが配設されている。
水位センサ14cが浴槽1内の水位を検出している時は、前記四基の噴流ノズル11からの噴流吐出が可能となっている。この時、噴流スイッチ30が押下されると、モーターバルブ24bが閉弁され、電磁弁51a・51b・51c・51dが開弁され、ポンプ10の作動が開始される。
浴槽1内の湯水はポンプ10の作動(噴流吐出機能37)により給排湯口29から吸水され給排湯配管26内及び給湯配管12a内を流れ、給湯配管12bで四管に分岐延出された噴流配管52a・52b・52c・52dをそれぞれ経由して噴流ノズル11a・11b・11c・11dから噴流として吐出される。浴槽1内の湯水に混在して噴流ノズル11a・11b・11c・11dから吐出されるエアーはそれぞれエアー吸込口54a・54b・54c・54dから取り込まれる。
尚、噴流吐出中は、噴流スイッチ30の左側上方位置に設けられる噴流吐出表示LED53が点灯し、噴流停止中は噴流吐出表示LED53が消灯する。
噴流スイッチ30が再度押下されるか、又は浴槽1内の水位が水位センサ14cの水位未検出位置にまで下降した時には、電磁弁51a・51b・51c・51dが閉弁され、モーターバルブ24bが開弁され、ポンプ10の作動が停止され、四基の噴流ノズル11からの噴流吐出が停止される。
次に、入浴装置45に具備される浴槽1内の湯を自動的に排出する第一の自動排出手段39について述べる。
浴槽1内の現在水位が水位センサ14bの高さ位置以上の時に、浴槽排水スイッチ55が押下されると、モーターバルブ24bが閉弁され、モーターバルブ24eが開弁され、ポンプ10の作動が開始され、該ポンプ10の作動(強制排出機能38)により浴槽1内の湯水は、給排湯口29から給排湯配管26、給湯配管12を経由して排湯配管25へと導かれた後、入浴装置45外へ強制排出される。
上記強制排出作動により浴槽1内の水位が水位センサ14bの高さ位置未満にまで下降すると、ポンプ10の作動が停止され、モーターバルブ24b・24dが開弁され、浴槽1内の湯水が給排湯口29から給排湯配管26を経由すると同時に給湯口28から排湯配管25を経由して入浴装置45外へ自然排出される。
貯湯槽5内に湯水が所定量以上残留している場合には、ポンプ10を用いての強制排出が可能となっている。即ち、貯湯槽5内の水位が水位センサ16aの高さ位置以上であって、貯湯槽5から浴槽1への給湯作動中、噴流ノズル11からの噴流吐出作動中及び浴槽1内の湯水の排出作動中のいずれの状態でもない時に、貯湯槽排水スイッチ58が押下されると、モーターバルブ24a・24eは開弁状態となり、モーターバルブ24b・24c・24dは閉弁状態となり、ポンプ10の作動(強制排出機能38)が開始する。
貯湯槽5内の湯水はポンプ10の作動により、給湯配管12から排湯配管25を経由して入浴装置45外へ強制排出される。貯湯槽5内の水位が水位センサ16aの高さ位置未満に下降すると強制排出作動は停止する。
従来の車椅子用入浴装置における貯湯槽内の湯水の排出方法は、貯湯槽に設けられた排水栓を抜くか、或いは貯湯槽内の湯水を一旦浴槽側へ移送した後、浴槽側の排水栓を抜き排出を行うかのいずれかであった。従って、介助者は、貯湯槽又は浴槽の排水栓を抜く作業が必要であり、或いは、貯湯槽内の湯水を浴槽側へ移送する分だけ排出に係る余分な待ち時間を要するといった不都合な点が存在していたが、本入浴装置45では上述したように貯湯槽排水スイッチ58を押下するだけで、貯湯槽5内の湯水が入浴装置45外へ自動的に排出されるので、排水栓を抜く作業は不要となり、介助者の労力を軽減できる。更に、貯湯槽内の湯水の排出に際して、貯湯槽内の湯水を一旦浴槽側へ移送する必要もなく、湯水がポンプ10の作動により強制的に入浴装置45外へ排出されるので、介助者の湯水の排出作業に要する時間を短縮できる。
浴槽1内の湯の水位を下降させる捨て湯を行う場合は、介助者は捨て湯スイッチ81を押下する。これにより上述した浴槽1内の湯水の排出作動が開始され、現在水位に対して一ランク下の水位にまで水位が下降する。浴槽1内の湯水が一ランク下の水位に達すると排出作動が自動的に停止され、捨て湯が完了する。
具体的に述べると、現在水位が「高」レベル水位の時は、上述した強制排出作動により「中」レベル水位にまで湯水が減少する。この時、制御部40によりポンプ10の作動が停止され、モーターバルブ24bが開弁され、モーターバルブ24eが閉弁され強制排出作動が停止する。同様にして、現在水位が「中」レベル水位の時は、強制排出作動により「低」レベル水位にまで湯水が減少する。現在水位が「低」レベル水位の時は、強制排出作動及び自然排出作動により水位センサ14aの高さ位置未満にまで湯水が減少する。尚、浴槽水位表示LED47は、捨て湯の完了後も初期給湯時に設定された水位に対応する箇所が点灯した状態となっている。
図6に入浴装置45に係る電気的構成のブロック図を示す。
貯湯槽5へ貯湯する湯の温度を設定する貯湯槽温度設定スイッチ77及びハンドシャワー9から吐出する湯の温度を設定するハンドシャワー温度設定スイッチ78にて設定された温度は、制御部40に具備されるパラメータ記憶部76に記憶される。
湯水供給源46a・46bから供給される湯水に温度環境変化等が生じると、配管6・7内を流れる湯水の温度が変化する。この温度変化を温度センサ43a・43bが検知すると、該検知信号がパラメータ記憶部76に伝送され記憶され、パラメータ記憶部76が温度センサ43a・43bにて検知された温度と貯湯槽温度設定スイッチ77にて設定された温度とを比較した後、制御部40が電動温調バルブ41a・41bの湯と水との混合比を自動的に調節し、設定された温度の湯水が貯湯槽5内へ貯湯されるよう制御を行う。
又、パラメータ記憶部76が、温度センサ43bにて検知された温度とハンドシャワー温度設定スイッチ78にて設定された温度とを比較した後、制御部40が電動温調バルブ41bの湯と水との混合比を自動的に調節し、ハンドシャワー9から設定された温度の湯水が吐出されるよう制御を行う。
浴槽1の左右長辺1a・1bの内側壁の開口部2寄りの上方位置にそれぞれ入浴者の肩に向かって浴湯を噴出する肩掛けシャワーノズル34a・34bが回動自在に取着される。前記肩掛けシャワーノズル34a・34bと浴槽1の底壁に設けられた浴湯吸入口31とは肩掛け用ポンプ42を介して肩掛けシャワー用配管35で接続される。
肩掛け用ポンプ42の吐出口側における配管35に肩用シャワーノズル34から吐出される湯水の吐出量を手動にて調整する流量調節バルブ59が装備される。
介助者は、肩用シャワー34の使用に際して、最初に噴出圧設定スイッチ4を押下し、肩掛けシャワーノズル34から吐出される湯水の噴出圧を設定する。噴出圧の初期値は「中」レベルに設定されており、噴出圧設定スイッチ4を押下する毎に「中」→「弱」→「強」→「中」→…と噴出圧が切り替わるようになっている。設定された噴出圧は、噴出圧設定スイッチ4の上方位置に縦設される「強」・「中」・「弱」の三個の噴出圧表示LED15のいずれかが点灯することにより介助者が認識できるようになっている。
浴槽1内の水位が水位センサ14bの高さ位置以上(肩掛け可能水位)の時、肩掛けシャワースイッチ60が押下されると、肩掛け用ポンプ42の作動が開始され、浴湯吸入口31から湯水が吸入され、湯水は肩掛けシャワー配管35を経由し二基の肩掛けシャワーノズル34から入浴者の肩に向かって吐出される。
前記噴出圧設定スイッチ4により設定された噴出圧に応じて、肩掛け用ポンプ42の回転数が制御部40によりインバーター33で制御される。従って、肩掛けシャワーノズル34a・34bから吐出される浴湯の噴出圧を強弱制御でき、従来の肩掛けシャワーから単調に浴湯を吐出し入浴者を保温するだけのものに比して、叩く、揉む等のマッサージ機能を付加することができる。
肩掛けシャワースイッチ60が再度押下されるか、又は浴槽1内の水位が水位センサ14bの高さ位置未満になると、肩掛け用ポンプ42の作動が停止され、湯水の吐出作動が停止される。
浴槽1内の湯水が排出され、水位が水位センサ14aの高さ位置未満になると、電動アクチュエーター68のロッド69が収縮可能となる。
介助者は、退浴に際して、ロッド69を収縮させ、押圧固定手段72による車椅子3の背凭れ部62と浴槽1の固定を解除し、ロックピン操作レバー74を手前方向に引き、ロックピン63を孔64から抜脱し、車椅子3と浴槽1とを分離させ、車椅子3を浴槽1内から退出させる。
介助者が、入浴装置45の電源をOFFにすると、第二の自動排出手段82が作動し貯湯槽5内から給湯配管12内に亘って滞留した残湯水が自動的に排出される。第二の自動排出手段82は、残湯排出配管57と電磁弁56とからなり、該電磁弁56には非通電時に開弁し、通電時に閉弁するノーマルオープン型の電磁弁を用いている。従って、入浴装置45の電源がONになっている時、電磁弁56は常時閉弁状態となるが、入浴装置45の電源がOFFになると自動的に開弁状態となり、貯湯槽5内及び貯湯槽5の吸入口27とモーターバルブ24aの上流側とに亘る給湯配管12a内に滞留した残湯水は、入浴装置45の電源がOFFになると残湯排出配管57を経由して入浴装置45外へ自動的に排出される。尚、電磁弁56にはラッチ型の電磁弁を用いてもよい。
図7に本発明の実施例2を示す。実施例2は、圧力検知方式の水位センサ14gと水位センサ16cとをそれぞれ一基だけ浴槽1と貯湯槽5の底壁に取着したものである。実施例2では、水位制御手段61に係る構造をより簡素化でき、製造コストも安価にできる。
本発明は、浴槽内へ車椅子を挿入し、貯湯槽から浴槽内へ湯水を移送させ患者を入浴に供する入浴装置に適用できる。
実施例1の入浴装置に係る配管系統を示す図 車椅子を浴槽内へ挿入する前の入浴装置の状態を示す斜視図 車椅子を浴槽内へ挿入した後の入浴装置の状態を示す左側面図 入浴装置を裏面方向から見た部分拡大斜視図 入浴装置の操作パネルを示す平面図 入浴装置の電気的構成を示すブロック図 実施例2の入浴装置に係る配管系統を示す図
符号の説明
1 浴槽
3 車椅子
5 貯湯槽
9 ハンドシャワー
10 ポンプ
11 噴流ノズル
12 給湯配管
13 急速貯湯手段
36 湯移送機能
37 噴流吐出機能
38 強制排出機能
39 第一の自動排出手段
45 入浴装置
46 湯水供給源
52 配管
61 水位制御手段
82 第二の自動排出手段

Claims (5)

  1. 浴槽1と貯湯槽5とを有し、浴槽1内へ車椅子3を挿入し、貯湯槽5から浴槽1内へ湯水を移送させ患者を入浴させる入浴装置において、貯湯槽5への貯湯配管を複数系統配設し、そのうち一系統の貯湯配管の一部をハンドシャワー用の配管と共用し、貯湯槽5への貯湯に際して、ハンドシャワー9が不使用である場合には、前記複数系統の貯湯配管を併用し貯湯を行う急速貯湯手段13を具備したことを特徴とする入浴装置。
  2. 浴槽1と貯湯槽5とを有し、浴槽1内へ車椅子3を挿入し、貯湯槽5から浴槽1内へ湯水を移送させ患者を入浴させる入浴装置において、浴槽1と貯湯槽5とをポンプ10を介した給湯配管12で連通接続し、該給湯配管12と浴槽1に複数個設けた噴流ノズル11とをそれぞれ配管52で接続し、貯湯槽5から浴槽1へ湯水を移送する湯移送機能36を有するポンプ10は、噴流ノズル11から湯水を吐出する噴流吐出機能37と、浴槽1と貯湯槽5内の湯水を強制排出する強制排出機能38の少なくともどちらか一方の機能を兼ねることを特徴とする入浴装置。
  3. 浴槽1と貯湯槽5とを有し、浴槽1内へ車椅子3を挿入し、貯湯槽5から浴槽1内へ湯水を移送させ患者を入浴させる入浴装置において、貯湯槽5内及び浴槽1内の湯の水位調節を自動管理制御する水位制御手段61を設けたことを特徴とする入浴装置。
  4. 浴槽1内の湯水を自動的に排出する第一の自動排出手段39と、入浴装置45の電源を切断すると貯湯槽5内から給湯配管12内に亘って滞留した残湯水を自動的に排出する第二の自動排出手段82とを設けたことを特徴とする入浴装置。
  5. 湯水供給源46からの湯と水との混合比を設定温度に応じて自動的に調整し、貯湯槽5への貯湯湯温及びハンドシャワー9からの吐出湯温を自動制御することを特徴とする請求項1記載の入浴装置。




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