JP2005245645A - 遊技機の可動式入賞装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
可動部材を有する可動式入賞装置において、ビス一本のみによって組立て及び分解の双方を可能にしてリサイクルに対応可能にすることである。
【解決手段】
入賞装置本体Fの前面に化粧板Pが取付けられた遊技機の大入賞口装置(可動式入賞装置)Aであって、入賞装置本体Fは上下の各カバーC1 ,C2 で構成されて、内部にリンク部材(可動部材)Eが設けられ、上下の各カバーC1 ,C2 はビス一本で締結される構成とする。
【選択図】 図4

Description

本発明は、可動部材を有していて、リサイクルに対応可能な遊技機の可動式入賞装置に関するものである。
遊技機の入賞装置には、可動部材を有する可動式入賞装置と、可動部材を有しない固定入賞装置とがある。後者の固定入賞装置において、リサイクルに対応させたものとして特許文献1に記載のものが知られている。特許文献1に記載のものは、固定入賞装置を構成する台板、前面カバー、前面部材、基板及び検出器の各非可動部材をビスのみで組み立てることができ、しかもビスのみで分解できる構造である。
一方、可動部材を有する従来の可動式入賞装置においては、複数のビスを用いることで入賞装置を組み立てていたが、この構造は単純で組立作業が便利であるが、一旦組み立てられた入賞装置は、リサイクルのために簡単に分解分別することが難しかった。また、可動式入賞装置は、可動部材と、該可動部材を駆動させるためのリンク機構を備えており、分解が簡単な構造にすると前記リンク機構の組み付け等が難しくなり、組立時の作業性が悪くなるという問題があった。
また、入賞装置本体を上下又は左右の方向に複数に分割した各分割体に分け、各分割体の中心部をビス一本で締結する構成にすると、大入賞口装置のような大きな部品の場合には、各分割体を一体に締結した各入賞装置本体の四隅が浮き上がって僅かに開口が形成され、四隅をきっちりと密着させることもできなかった。
特開2001−293157号公報
本発明は、可動部材を有する可動式入賞装置において、ビス一本のみによって組立て及び分解の双方を可能にしてリサイクルに対応可能にすることである。
上記の課題を解決するための第1解決手段は、入賞装置本体の前面に化粧板が取付けられた遊技機の可動式入賞装置であって、入賞装置本体は、複数の分割体で構成されて、内部に可動部材が設けられ、複数の分割体はビス一本で締結される構成であることを特徴としている。このため、第1解決手段に係る可動式入賞装置は、構成部材として可動部材を有しているにもかかわらず、ビス一本のみによって組付け及び分解が可能となる。
また、第2解決手段は、第1解決手段において、前記可動部材は、支点軸部を中心に回動する構成であって、前記各分割体のいずれか一つには、可動部材の支点軸部を挿入して支持する一対の軸支持溝が対向して形成され、各軸支持溝の少なくとも一方の挿入側の端部には、挿入支持された可動部材の支点軸部の抜け止めを防止して正規の位置に保持するための抜止突起部が形成されていることを特徴としている。
第2解決手段によれば、入賞装置本体を構成する複数の分割体のいずれか一つに形成された一対の軸支持溝に対して可動部材の支点軸部を挿入すると、前記支点軸部は抜止突起部を通過し、通過後においては支点軸部は、抜止突起部の存在により容易に抜け出ない状態で一対の軸支持溝の正規の位置に支持される。このように、入賞装置本体を構成する複数の分割体のいずれか一つに可動部材の支点軸部が正規の配置位置を保持した状態で組み込み可能となるので、可動部材を有する可動式入賞装置をビス一本のみによって組み立て可能となる。また、一体に組み付けられた可動式入賞装置を分解するには、一本のビスを外して入賞装置本体の各分割体を分離させた後に、可動部材の支点軸部を「こじる」ようにして、分割体の軸支持溝の挿入側に形成された抜止突起部の部分を通過させると、分割体の各軸支持溝から可動部材の支点軸部が取り外される。
また、第3解決手段は、第1又は2の解決手段において、前記化粧板の裏面には、一体に締結された入賞装置本体の先端部を嵌着させる嵌着枠部が一体に形成されていることを特徴としている。第3解決手段によれば、入賞装置本体を構成する複数の分割体をビス一本のみによって組み付けたのみでは、四隅の部分が浮き上がるおそれがあるが、一体化された入賞装置本体の先端部は、化粧板の裏面の嵌着枠部の内側に嵌め込まれて嵌着されるので、入賞装置本体を構成する各分割体をきっちりと締結できる。
また、第4解決手段は、第3解決手段において、一体に締結された入賞装置本体の先端部には、化粧板の裏面の嵌着枠部に形成された係止孔に係止される1ないし複数対の係止片が形成されていることを特徴としている。第4解決手段によれば、一体化された入賞装置本体の先端部を化粧板の裏面の嵌着枠部の内側に嵌着させると、入賞装置本体の先端部に成形された一ないし複数対の係止片が、化粧板の裏面の嵌着枠部に形成された係止孔に係止されるので、簡単な構造によって、一体化された入賞装置本体と化粧板とを、外れることなく組み付けられる。また、分解時には、前記係止片を弾性変形させるのみで前記係止孔との係止を解除できるので、分解も容易となる。
また、第5解決手段は、第1ないし4のいずれかの解決手段において、可動式入賞装置は、蓋体が開くことにより大入賞口が形成される大入賞口装置であることを特徴としている。大入賞口装置は、蓋体を開閉させるためのリンク部材が入賞装置本体の内部に設けられているのに加えて、入賞装置としては最も大きな部類に属するにもかかわらず、ビス一本のみによって入賞装置本体の組立て・分解が可能となる。
本発明によれば、入賞装置本体の内部に可動部材が設けられているにもかかわらず、ビス一本のみによって入賞装置本体の組立て・分解が可能となるため、可動式入賞装置のリサイクルに対応できる。
以下、本発明を実施するための最良形態を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。図1は、本発明に係る大入賞口装置Aを組み込んだパチンコ機の遊技盤の正面図であり、図2は、大入賞口装置Aの組み込み状態を示す部分斜視図であり、図3は、大入賞口装置Aを背面側から見た斜視図であり、図4は、同じく分解斜視図であり、図5は、上カバーC1 を斜前方から見た斜視図であり、図6は、下カバーC2 を斜前方から見た斜視図である。図1において、遊技盤71には、外側及び内側の各球案内レール72,73が取付けられて、各球案内レール72,73で囲まれる領域が遊技領域75となっている。外側及び内側の各球案内レール72,73が内外で重なって球発射通路74を形成しており、球発射装置(図示せず)から発射された遊技球は、前記球発射通路74を通って前記遊技領域75に放出される。
また、遊技領域75の略中央部には特別図柄表示装置76が配置され、特別図柄表示装置76の直下には、該特別図柄表示装置76を作動させる始動入賞口77が配置され、該始動入賞口77の直下には、本発明に係る大入賞口装置Aが配置されている。特別図柄表示装置76は、始動入賞口77に球が入賞することにより図柄変動を開始して、所定時間変動した後に停止する。そして、停止したときの複数の図柄が特定の表示態様となって開始される「大当り遊技」においては、前記大入賞口装置Aの蓋体Dが手前側に倒れることにより形成された大入賞口78が所定時間(例えば、30秒)、或いは所定個数(例えば、10個)の入賞があるまで前記大入賞口78は開放された状態を維持した後に、前記蓋体Dが閉じる。前記蓋体Dが閉じた後においても、再度蓋体Dが開いて設定ラウンド(例えば16ラウンド)だけ前記「大当り遊技」が繰り返される。なお、図1及び図2において、81は、一般入賞口を示し、82は、いずれの入賞口にも入賞しなかったアウト球を回収するアウト口を示す。
次に、図2ないし図6を参照にして、前記大入賞口装置Aについて詳細に説明する。大入賞口装置Aは、上下方向に沿って一体に組み付けられる上カバーC1 及び下カバーC2 と、一体に組み付けられた上下の各カバーC1 ,C2 の前面に一体に組み付けられる化粧板Pとで構成される。上下の各カバーC1 ,C2 は、入賞装置本体Fを構成していて、蓋体Dを駆動するソレノイドSと、該ソレノイドSの駆動ロッド61の前後方向の直線的な進退運動を往復回動運動に変換するリンク部材Eとが内部に収容され、かつ前端部に前記蓋体Dが回動可能に支持された状態で一体に組み付けられる。図4及び図6に示されるように、下カバーC2 の平面形状は長方形状であって、長手方向(パチンコ機に装着した状態で「横方向」)の一端部の奥側にソレノイド設置部2が設けられ、該ソレノイド設置部2の前方に前記リンク部材Eの支点軸部41を支持するための左右一対の支点軸支持部4が対向して設けられている。図6,図8及び図10に示されるように、各支点軸支持部4には、対向面が開口した軸支持溝5が形成され、各軸支持溝5の上端部には、前記リンク部材Eの支点軸部41の長さ(L1 )よりも僅かに短い間隔(L2 )をおいて抜止突起部6が対向して設けられている。下カバーC2 の長手方向の中央部には、蓋体Dが開いて形成された大入賞口78から大入賞口装置A内に流入した球を収容する球収容空間7が形成されている。球収容空間7は、周囲の隔壁8で囲まれて形成され、大入賞口78に臨む手前側から奥側に向けて狭くなっていると共に、段差部を介して深くなっていて、奥側の最も低い部分には、下カバーC2 の背面側から挿入された第1球検出器K1 の上面が臨んでいる。また、下カバーC2 の前端部には、蓋体Dの両端部に長手方向に突設された各支点軸部31を支持するための一対の下側軸支持部11が所定間隔をおいて前端面から前方に突出した状態で対向して設けられ、各下側軸支持部11の上面に形成された凹部11aに蓋体Dの支点軸部31が挿入支持される。
図4に示されるように、化粧板Pの本体板51の背面には方形枠状の嵌着枠部52が一体に形成され、図7及び図11に示されるように、前記嵌着枠部52の各縦板部53の略下半部の内側に下カバーC2 の前端部が、X方向(横方向),Y方向(前後方向)及びZ方向(上下方向)の各位置決めが行われた状態で嵌合挿入される。即ち、下カバーC2 の長手方向(横方向)の両端の外側板部12の前端部の外側面が、前記嵌着枠部52の各縦板部53の内側面に密着すると共に、前記各外側板部12の前端面12aが化粧板Pの本体板51の裏面に当接することにより、化粧板Pに対する下カバーC2 のX,Y両方向の位置決めが行われる。また、図6及び図11に示されるように、下カバーC2 の前端部の左右両端下部に設けられた段差部13が、前記嵌着枠部52の下方の横板部54の内側面と後端面との間に当てがわれることにより、蓋体Dに対する下カバーC2 のZ方向の位置決めが行われる。
また、図4及び図11に示されるように、下カバーC2 の長手方向の中央部の奥側には、ビスBを介して上カバーC1 と一体化させるための主ボス14が上面から突出して形成され、下カバーC2 の前端部であって、かつ長手方向の両端部には、同様の一対の副ボス15が上面から突出して形成されている。各ボス14,15には、ビスBの下孔が形成されている。また、下カバーC2 の長手方向(横方向)におけるソレノイド設置部2と反対の部分には、前記始動入賞口77に入賞した後に大入賞口装置Aの上面に導かれて落下する球の通過を検出する第2球検出器K2 が上方から嵌め込まれる。なお、図4及び図6において16は、下カバーC2 に嵌め込まれた第2球検出器K2 の抜け出しを防止する抜出防止片を示す。
一方、上カバーC1 は、ソレノイドS、リンク部材E、第1及び第2の各球検出器K1 ,K2 を前記下カバーC2 に組み込むと共に、該下カバーC2 の前端部に蓋体Dを仮支持した状態で、前記下カバーC2 の上面に覆い被せてビスBのみにより下カバーC2 と一体化される部材である。このため、上カバーC1 の平面形状は下カバーC2 とほぼ同一であって、上下の各カバーC1 ,C2 が一体化された状態では、上カバーC1 の外周縁に断続し、しかも段差状に形成された下端面と、下カバーC2 の外周縁に対応して形成された上端面とが周方向に沿って断続して密着当接する構造となる。上下の各カバーC1 ,C2 は、上カバーC1 の上面のボス21と、下カバーC2 の主ボス14とを一本のビスBで螺合して連結することにより、ビス一本のみによって締結されて一体化される。なお、必要に応じて上カバーC1 の前端部の左右両端部に形成された各ビス挿通孔22(図5参照)に挿通したビスBを下カバーC2 の副ボス15に螺合させると、上下の各カバーC1 ,C2 の締結が一層確実となる。
上カバーC1 の構成を化粧板Pとの連結の観点から把握すると、以下の通りである。化粧板Pの背面の嵌着枠部52の各縦板部53の高さ方向の中央部と上端部とには、それぞれ仕切板部55,56が形成され、各縦板部53における上下の各仕切板部55,56の間には、本体板51の裏面との間に係止孔57が形成されている。一方、上カバーC1 の長手方向(横方向)の両端部には、化粧板Pの各係止孔57と係止可能な一対の爪状の係止片23が前方に突出して形成されている。化粧板Pの前記各仕切板部55,56の内寸法(L3 )と、上カバーC1 の係止片23の高さ寸法(L4 )とは、前記各仕切板部55,56の間に前記係止片23が高さ方向の隙間がない状態で挿入可能な寸法関係となっている。また、化粧板Pの背面の嵌着枠部52の各横板部54の幅(奥行寸法)は、両端部を除いて狭くなっていて、上下の各カバーC1 ,C2 を一本のビスBにより一体化した状態で、上カバーC1 の爪状の各係止片23を化粧板Pの各係止孔57に係止させると、図12に示されるように、係止孔57に対して係止片23が上下方向(Z方向)及び前後方向(Y方向)の双方に対して隙間なく係止されると共に、係止片23の外側面が化粧板Pの縦板部53の内側面に密着される。これにより、化粧板Pに対して下カバーC2 と一体化された上カバーC1 は、X,Y,Zの3方向に対して位置決めされた状態で、化粧板Pに装着される。図12に示されるように、一体化された上下の各カバーC1 ,C2 が化粧板Pに取付けられた状態では、上カバーC1 の先端当接面24が化粧板Pの上方の横板部54の後端面54aに当接している。
また、図5に示されるように、上カバーC1 の前端下部における下カバーC2 の一対の支点軸支持部4に対応する位置には、下カバーC2 の一対の支点軸支持部4で支持された蓋体の各支点軸部31を上方から覆った状態で支持するための上側軸支持部25が形成されている。なお、図4において、26は、下カバーC2 に嵌め込まれた第1球検出器K1 の背面部に係止させて、該第1球検出器K1 が後方に抜け出るのを防止するために上カバーC1 に形成された抜止め防止片を示す。
蓋体Dは、図4、図8及び図9に示されるように、蓋本体32の長手方向の両端部にそれぞれ支点軸部31が長手方向に突出していて、リンク部材Eが配設される側の端部には係合片33が設けられた構成である。一方、リンク部材Eは、図4、図8及び図9に示されるように、下カバーC2 に組み込まれた状態で支点軸部41の軸方向に沿って内側に位置する端部に、蓋体係合アーム42とソレノイド係合アーム43とが周方向の位相がずれて一体に設けられ、蓋体係合アーム42の先端部の内側には、蓋体Dの係合片33と係合する係合ピン44が設けられ、蓋体係合アーム42の先端部の外側には、ソレノイドSの駆動ロッド61の先端の係合板62と係合可能な一対の係合ピン45,46が周方向に所定間隔をおいて設けられた構成である。このため、図9に示されるように、ソレノイドSの駆動ロッド61が前後方向(Y方向)に直線的に進退すると、リンク部材Eを介して蓋体Dの蓋本体32が起立して大入賞口78が閉じられると共に、駆動ロッド61が引っ込むと、リンク部材Eを介して蓋体Dの蓋本体32が前方に倒れて大入賞口78が形成される。
また、化粧板Pの本体板51の中央部には、図2及び図4に示されるように、蓋体Dの蓋本体32を収容可能な方形状の開口58が形成され、蓋体Dが前方に倒れると、前記開口58の大部分が開いて大入賞口78が形成される。なお、図2及び図4において59は、本体板51の前面側において前記開口58を挟むように対向配置された一対の突出板を示す。
本発明に係る大入賞口装置Aを構成する上下の各カバーC1 ,C2 、蓋体D、リンク部材E及び化粧板Pの構成は上記の通りであるので、その組み付けは以下のようにして行う。まず、図8及び図9に示されるように、下カバーC2 の一対の下側軸支持部11で蓋体Dの支点軸部31を仮支持しておき、この状態で下カバーC2 の一対の支点軸支持部4に形成された各軸支持溝5にリンク部材Eの支点軸部41を上方から圧入する。各軸支持溝5の上端部には、リンク部材Eの支点軸部41の長さ(L1 )よりも僅かに短い間隔(L2 )をおいて抜止突起部6が対向して設けられているので、圧入後においては、リンク部材Eの支点軸部41の両端部の直上に位置する一対の抜止突起部6の存在により、下カバーC2 に対するリンク部材Eの支点軸部41の位置が定められて、該支点軸部41が軸支持溝5から容易には抜け出ない状態で、下カバーC2 に対してリンク部材Eが仮組みされる。なお、抜止突起部6は、相対向する一対の軸支持溝5の対向部の一方のみに設けた構成であっても、組み付け後におけるリンク部材Eが一対の軸支持溝5から抜け出るのを防止できる。
また、図10に示されるように、リンク部材Eの支点軸部41の両端の支持部41aは他の部分よりも小径となっていると共に、軸支持溝5の下端部は、前記支持部41aの外径に対応した半円弧状となっており、各軸支持溝5の下端部に支点軸部41の両端の支持部41aが挿入支持された状態で、各軸支持溝5の両端部の直上に抜止突起部6が配置される位置関係となっているので、一旦挿入支持されたリンク部材Eの支点軸部41は、軸支持溝5から容易に抜け出ない構造となる。また、支点軸部41の両端の支持部41aには面取り41bが施されており、該面取り41bの存在によっても、下カバーC2 の各軸支持溝5にリンク部材Eの支点軸部41の両端の各支持部41aを圧入状態で挿入する作業が容易となる。また、リンク部材Eの蓋体係合アーム42が蓋体DのソレノイドSの係合片33と係合することにより、下カバーC2 に対して蓋体Dも仮組みされる。次に、下カバーC2 のソレノイド設置部2にソレノイドSを設置して、駆動ロッド61の先端の係合板62とリンク部材Eのソレノイド係合アーム43とを係合させると共に、第1及び第2の各球検出器K1 ,K2 を下カバーC2 にそれぞれ組み込む。
次に、蓋体D及びリンク部材Eが仮組みされた下カバーC2 の上に上カバーC1 を覆い被せて、上下の各カバーC1 ,C2 のボス14,21を1本のビスBで螺合連結して上下の各カバーC1 ,C2 を一体化させ、一体化された上下の各カバーC1 ,C2 の先端部を、化粧板Pの裏面の嵌着枠部52の内側に嵌着させると、上カバーC1 の両端の各係止片23と前記嵌着枠部52の各係止孔57とが係止されて、上下の各カバーC1 ,C2 と化粧板Pとが一体に組み付けられる。また、一体化された上下の各カバーC1 ,C2 の先端部が化粧板Pの裏面の嵌着枠部52の内側に隙間なく嵌着されることにより、1本のビスBのみで一体に組み付けられている上下の各カバーC1 ,C2 の先端部の密着予定端面の密着性が高まって、各密着予定端面の間に隙間が発生しなくなる。即ち、一体化された上下の各カバーC1 ,C2 の四隅に隙間が発生しなくなって、各カバーC1 ,C2 がきっちりと固定される。
上記のようにして一体に組み付けられた大入賞口装置Aのうち上下の各カバーC1 ,C2 は、図2に示されるように、遊技盤71の遊技領域75の下端部の開口79に挿入されて、前面の化粧板Pの周縁部は遊技盤面に密着され、化粧板Pの横方向の両端部が一対のビス83を介して遊技盤71に固定される。
一方、使用済の大入賞口装置Aをリサイクルのために分解するには、一体化されている上下の各カバーC1 ,C2 のうち上カバーC1 の左右両端の一対の係止片23を内方に弾性変形させて、一対の係止片23と化粧板Pの一対の係止孔57との係止を解除した後に、上下の各カバーC1 ,C2 を一体に連結している1本のビスBを取り外すのみで、上下の各カバーC1 ,C2 が分離される。最後に、下カバーC2 の一対の支点軸支持部4に形成された各軸支持溝5に挿入されているリンク部材Eの支点軸部41を僅かに「こじる」ようにして上方に引き抜くと、下カバーC2 とリンク部材Eとが分離される。
また、上記実施例は、可動式入賞装置を構成する入賞装置本体が上下方向に二分割された構成であるが、左右方向に二分割される構成の入賞装置本体、或いは上下方向或いは左右方向に二以上の数に分割される構成の入賞装置本体に対しても本発明は実施可能である。
更に、上記実施例は、本発明を大入賞口装置Aに実施した例であって、入賞装置本体Fに対して化粧板Pを別体構造にすることにより、リンク部材(可動部材)Eを有しているにもかかわらず、ビスのみによって入賞装置の組立て及び分解が可能となることに加えて、上下の各カバーC1 ,C2 を一体化させた入賞装置本体Fの四隅が密着して、きっちりと固定できる利点がある。しかし、本発明が実施可能な入賞装置は上記大入賞口装置Aに限られず、上記と同様の構造によって、入賞装置本体を複数に分割した各分割体の一つに可動部材を正規の位置に配置した状態で組み付け可能であるので、可動部材を備えた他の入賞装置に対して実施可能である。
本発明に係る大入賞口装置Aを組み込んだパチンコ機の遊技盤の正面図である。 大入賞口装置Aの組み込み状態を示す部分斜視図である。 大入賞口装置Aを背面側から見た斜視図である。 同じく分解斜視図である。 上カバーC1 を斜前方から見た斜視図である。 下カバーC2 を斜前方から見た斜視図である。 上カバーC1 を取り外した組み付け状態の平面断面図である。 蓋体Dとリンク部材EとソレノイドSとを下カバーC2 に組み込む状態を示す側面図である。 図7のV1 −V1 線断面図である。 図7のV2 −V2 線断面図である。 上下の各カバーC1 ,C2 と化粧板Pとの組付け状態を主体に示す模式的縦断面図である。 上カバーC1 と化粧板Pとの組付け状態を示すために一部を破断した平面図である。
符号の説明
A:大入賞口装置(入賞装置)
B:ビス
1 :上カバー(分割体)
2 :下カバー(分割体)
D:蓋体
E:リンク部材(可動部材)
F:入賞装置本体
P:化粧板
S:ソレノイド
4:下カバーの支点軸支持部
5:下カバーの軸支持溝
6:下カバーの抜止突起部
23:上カバーの係止片
41:リンク部材の支点軸部
52:化粧板の嵌着枠部
57:化粧板の係止孔

Claims (1)

  1. 入賞装置本体の前面に化粧板が取付けられた遊技機の可動式入賞装置であって、
    入賞装置本体は、複数の分割体で構成されて、内部に可動部材が設けられ、複数の分割体はビス一本で締結される構成であることを特徴とする遊技機の可動式入賞装置。
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